はてなキーワード: 唐突とは
両親が離婚しているのは知っていた。私が幼稚園のときに離婚して、母親の実家に移り住んだことを、ちゃんと覚えている。
母の説明によると離婚の原因は「二人のウマが合わなかったから」らしい。「別に仲が悪いわけじゃないんだよ」とも言われた。実際、両親は離婚してからも仲が良く見えた。年に数回は三人で会って食事をしたし、ディズニーランドへ行ったし、母が父の実家へ行くこともあった。
それを見ていた幼い私は、離婚というものをあまり重く捉えていなかった。そもそも、愛という感情自体がよくわかっていなかったから、結婚や離婚というものの持つ重みを理解できていなかったのだ。クラスにも何人かは両親が離婚しているという子がいたのも、また自分の家庭をあまり特別だとは思わない原因だったかもしれない。実際、離婚というものはそう珍しくもないし。
そんな私が真実を知ったのは高校二年生のときだった。父方の祖母の家に母と二人で行った、夏の日だった。祖母は少しだけボケているようで、うっかり口を滑らせてしまったのだ。
「あの子(父)も幸せになっているんだし、貴女(私の母)だって、幸せになっていいのよ。◯◯ちゃん、お母さんが結婚するのが嫌だなんて言ったらだめよ」
何を言っているんだろうと思った。
あろうことか、父は再婚相手との間に子供がいるらしいことも暴露された(本人は暴露のつもりはなかったのかもしれない)。私は今まで、ずっと父も母も未婚だと思って生きていたのだ。一人っ子だと思って生きてきたのだ。私が幼いころから刷り込まれて受け入れられていたのは、『両親が離婚している』という事実だけだ。
泣きそうになるのを必死でこらえて、私は相槌をうった。お邪魔する前に、トイレを借りて必死で自分に泣いちゃダメだと言い聞かせた。
祖母の家を出て帰りのバスを待っている時、泣かないように私はうつむいてツイッターをしていた。母が「大丈夫?」と声をかけてきた。大丈夫なわけあるか。バスを降りた後、地下鉄のホームで唐突に母が離婚の真実を語り出した。
実は離婚の原因は父の浮気だった。父は再婚していて、私には腹違いの弟がいる。
大体そんな内容だった。それまでこらえていた涙がおさえきれなくなって、私は駅のホームで号泣した。家には一緒に帰りたくないといった。心配そうな母と別れて、ヤケ買いをした。初めて家に帰るのが嫌だと思った。これ以上この話を聞きたくなかった。LINEにたくさん通知がきて、家出の心配をされていて少し笑った。
家出する勇気も私にはなく、家に帰ると夕飯と母が待っていた。聞きたくないといっているのに、さっきの話を詳細にされた。
「でも、一人っ子だと将来誰にも頼れないけど、血縁者がいるっていうのはいいよね」
ふざけてんのかと思った。そういう問題じゃない。そういう問題じゃないのに。
この事件から一年半くらいたって、私はまだ気持ちを整理できていない。
両親が離婚しているのも、その両親が再婚しているのも、腹違いの兄妹がいるのも、そんなに珍しいことじゃないんだと思う。私だけが悲劇のヒロインみたいに泣くのはお門違いかもしれない。もっと辛い思いをしている人なんて、世の中にはたくさんいる。
そんなことは分かってる。
でも私はつらくてつらくてたまらないのだ。
『家族揃った暖かい家庭』も『家族で囲む食卓』も『家族旅行』も、全部全部仕方ないと諦めていたのに、それを奪った張本人である父親は、ぬけぬけと新しくその環境をつくっているのだ。
信じられない。
父と母は自分たちが悪いで済むかもしれない。でも私は違う。私はそんなの望んでいない。私だって、家族の生活が知りたかった。そんなにいいものじゃないかもしれない。でもそういう問題じゃない。友達の楽しそうな家族を見るたびに、胸が痛む。私だって、それを味わってみたかった。
私は結婚願望が微塵もない。こんな散々なめにあっていて、自分も結婚したいとは思えない。万が一、私も同じような状況で離婚をしたらと思うと恐ろしくてたまらない。
それなのに、母はよく「結婚するのも、子供ができるのも楽しいよ」と言う。「だから一度くらい結婚してみなよ」とも。
ふざけるなと。
よくそんなことが言えるなぁ、と私はいつも思う。あんたが楽しくても、こっちは全然楽しくない。自分は結構人生を楽しんでいると思うから、産んでくれたのには感謝してるけど、それとこれとは話が別だ。
結婚生活が楽しそうだなんて思えたことがない。結局ゴールは離婚だとしか思えない。
そろそろどうにか割り切りたいと思ってるけど、どうにも気持ちの整理ができない。これを書いているときも少し泣いた。せめて離婚と同時に再婚のことも教えてくれてれば、きっとこんなに辛くなかったのになぁ
それから母が時々「お父さんと普通に会えるようになったら〜」という類の話をふってくるのも理解できない。何考えてんだ?もしかしてもう私は割り切ったとでも思ってんのか?つくづくふざけてる
http://anond.hatelabo.jp/20141130202457
増田アドベントカレンダー2014の3日目です。
唐突ですがXboxOne発売日から三ヶ月おめでとうございます。
セールス状況は厳しいですが、個人的には大満足な3ヶ月でした。
では具体的にどういう使い方をしているのか、色々紹介してみます。
僕は家でテレビを見ないというか、見れない環境なので、テレビ代わりにラジオを聞いています。
今まではiPadやiPhoneでA&Gを聞いていたのですが、意外と面白いのがYoutubeにアップされている素人のラジオ番組。
これが中々どうして面白いです。
http://blog.livedoor.jp/kentworld/archives/23152058.html
http://blog.goo.ne.jp/partygame/e/f8a99b9449c5d19347df2ca5c6376940
で、肝心のXboxOneのYoutubeアプリの使い心地なのですが、
iPadやiPhoneと連携すると抜群に使い勝手がいいです。
連携機能を使うと、手元で選曲して、テレビで流すということが可能になり、さらに「キュー機能」が使えるようになります。
そのため、iPadでネットサーフィンしながら、テレビでYoutubeのラジオを絶え間なく聞ける。
もちろんiPad上で音楽を再生しているわけではないので、iPadでのネットサーフィンは軽いまま。
これはかなり快適です!
インターネットラジオにおける革命と言っても過言ではないぐらい、楽チンです。
いきなりYoutubeアプリの話から始めてしまいましたが、何と言ってもXboxOneはゲーム機ですから、
Forza5
ズータイクーン
Ryse
ファーストタイトルはデッドラジング3以外全て購入していますね。
はっきり言って、どれも「当り」でした。
詳しくはaukusoeのブログを見てください、一部のゲームはレビューを短いですが書いています。
他と比較してソフトが弱い印象を持たれている方も、安心してXboxOneを買ってください。
画面の中央と右横でそれぞれ別のアプリを同時に動作させることが可能となる機能です。
これを使えば、Youtubeを見ながらゲームをしたり、DVDを見ながらゲームをしたりできます。
この機能により、格闘ゲームのマッチングの待ち時間の時間つぶしや、作業ゲーの作業中BGMが欲しいときなど、ゲームの暇な時間を有効活用できるのです。
僕はかなりの「ながらプレイ」大好きっ子なので、この機能も大活躍させています。
サンセットオーバードライブの収集物集めをしながら、Youtubeでラジオを聞いていたあの時間は忘れられない超楽しい時間になりました。
以上、XboxOneと暮らした三ヶ月間に目についた項目をピックアップして解説してみました。
これをキッカケにXboxOneを買う人が1人で出てくれれば幸いです。
ある朝、っていうか今日起きて唐突に気づいた。天啓のごとく降ってきた。
年をとるからだ。
ブログ記事は基本的に長い。ルナールの蛇よりも長い。140字に慣れた人々には長すぎる。読むのは疲れる。
でも若くて時間がありあまった人たちは頑張って読んで、理解し、時には論破しようとする。ソーシャルネットの運動とはまさに長文の応酬であったはずだ。かつてのはてなもそうだった。村と呼ばれていた場所ではそうだった。村民たちは若く、暇で、知的な欲望に溢れていた。
だが、2014年現在のブログの記事は長すぎる。だが、2014年現在のブクマカたちは年を取り過ぎた。
年をとるとどうなるか。肉体が衰える、気力が萎える、自分たちを高く見積もりすぎる。
眼筋、視覚の衰えは今更説くまでもないだろう。年をとるとめっちゃすごい勢いでリーディングがめんどくさくなる。三分画面に目を向けるだけで眠たくなる。肉体的な疲れは精神的な疲れに直結する。アホなのに熱意だけは人一倍な新入社員が気合入れて作成した10ptゴシック体一万文字(推定)のプレゼン死霊をワードに出力した途端、椅子と一緒にこんなアホを俺に押し付けた上司のハゲを蹴って金を横領した宮沢りえのごとく逃げ出したくなるのは、俺だけではないはずだ。
そして何より自己評価の問題。少年たちは人は年をとるごとに知識を蓄積し、賢くなるものと思い込む。大人とはそれを間違いと認めるようなった人々だと言われるが、実は嘘で、大人たちとは自分たちはもう充分に賢くなったのでこれ以上学ぶ必要も変わる必要もなくなったと思い込む人々のことだ。
だから、目の前にある記事に新鮮味など感じないし、ましてや自分の予想を越える斬新な知見を提示してくれるとも考えない。そして、ちょっと目先を変えただけの釣りタイトルに釣られまくる。罵倒しまくる。なぜなら世の中は俺をイライラさせることしか能のないバカで溢れており、俺にはそいつらを第一印象だけで罵倒する権利があるからだ。
2000文字の本文に俺の人生を変えうる何かがあるとしても、関係ないし、読まないし、読みたくない。大人は自分の半径一クリック以内の現実に汲々とするだけで精一杯なんだ。大人とはハイパーリンク文化から、wwwの崇高な理念から見放される人々のことだ。
人間は誰しも年をとる。つまり、誰しもがろくに記事を読まずに知ったようなクソコメを打つ、クソおっさんブクマカになる可能性がある。
許してあげてほしい。あなたが精魂込めて練り上げた渾身の長文を、二秒であなたの存在ごと否定してきたとしても。
許してあげてほしい。わざわざidコール飛ばしてまで誤読を教えてやったというのにあのおっさんときたら無視しやがるんだとしても。
そういう大人たちを責めないでやってほしい。
彼らは年をとったのだ。
あなたも年をとるのだ。
駅のホームで並んでて電車着いてさあ乗るかーって前の人につづいて乗ろうとしたっていうごく普通の行動をしただけなのに、電車に乗る直前に後ろから膝の裏蹴られたことあるわ。
唖然としたけどとっさには何もできなかった。
あとから何度も思い出しては今ならすぐ振り向いて蹴り返してやるのにとかいろいろ考えるけど、過ぎたことをいつまでもシミュレーションするあたりでもういろいろ終わってるんだよなー
でもとっさにDQN返しできるのはそれはそれで問題があるようにも感じられるから、あっけにとられるっていう普通の対応しかできないってのは、言い換えればごく普通の感性を持った人間であることの証明にもなると思う。
ほんとは時と場合を考えて即座にかっこいい仕返しをしてやれるようになりたい。
音楽に感動したことはない。
「音楽のチカラでパレスチナ問題を解決してみろ」と言い返してしまう。
絵も理解できない。
絵の解説を読んで、作品の背景に感動させられるだけで、絵からなにか伝わったかというと、ふーんっていう感じだ。
あれは凄い。
本当に凄い。
なにか伝わってくるとかそういうのじゃない。視覚イメージからね、殴りかかってくる。
きっかけはというと、摺りたてをみたわけだ。
浮世絵というのは、基本水彩で、そもそも水彩の鮮やかさというのはブラウン管や液晶では今ひとつ再現できないというのと、そもそも日焼けに弱い染料なので、当時の色と全然違うわけ。
で、とにかく凄いんだけど、一ヶ月くらいなにが凄いのか、自分でも整理できなかった。
ようやく整理できたので、とにかく語りたい。
と、思ってたよ。僕も。
すごいの。ニンテンドー3DSの裸眼立体視は浮世絵から開発したんじゃね?ってくらいに。
ていうかね、もう物理的に立体的なの。
いろんな工夫があるんだけど、わかりやすいところから説明すると、そもそも紙が凹凸で立体的なわけ。
たとえば、このトンボの羽、スジスジがボコボコ盛り上がってたりするの。画面じゃぜんぜんわかんないけど。
http://item.rakuten.co.jp/adachi-hanga/hokusai120-f/
これも画面じゃぜんぜんわかんないんだけど、指で首筋を撫でた跡がさ、紙の凹凸で表現しちゃってるわけ。
http://item.rakuten.co.jp/adachi-hanga/utamaro067/
もう艶かしくて艶かしくて。
生でみないとわからないんだけど、ニンテンドー3DSのアレに近い印象がある。
平面的な絵がレイヤーされていて、レイヤー間に明確な前後関係があるような感じ。
露骨なので言うとこんなやつ
http://item.rakuten.co.jp/adachi-hanga/hiroshige160-f/
それから、こういうの
https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/items/hiroshige182/
子供の頃、校庭のフェンスの金網越しに風景をみてたら、とつぜん立体視になってビックリしたこととかってないかな?
あれだよあの感じ。
格子をみて、その向こうをみて、それを繰り返すと、うわぁぁぁ!ってなる。
それから、この構図をわざと切ってるところ。
さっきの梅の絵のほうは、左側に立て札がちょっとだけ入っているけどほとんどフレームアウトしてて、遊女の部屋の絵は襖ちらっと見えてる。
このフレームアウトが、絵じゃなくて、まるでどこかから自分が覗きこんでるような錯覚に陥らせるんだな。
この感覚は漫画に親しんでる日本人特有のものなのかもしれない。
漫画だと、こういう演出は暗黙のうちに物陰から覗きこんでるというお約束だろ?
不思議なことに、日頃浮世絵に親しんでいないせいか、生でみるまでこういうお約束がつたわってこなかったんだが、随所に漫画的な表現が伝わってくる。
”力みなぎる感じ"やら、”物陰から覗いている感じ”
浮世絵に影はないっていわれるけど、あるのもあるし、ないのもある。
浮世絵で影を使うのは、影があるから影を描いているんじゃなくて、影の効果が必要だから影が描かれる。
たとえばこんな感じ
http://item.rakuten.co.jp/adachi-hanga/kuniyoshi004/
明るい月夜を表すために、現実ではありえないほどくっきりと影がかかれてる。
http://item.rakuten.co.jp/adachi-hanga/hiroshige308/
同じく月に照らされた人影。月は高く登っているのに、影はのびている。
エヴァンゲリオンで飛行機から発進したエヴァが地上についた時に、砂埃が進行方向ではなくて、後方にのびていたシーンがある。
あれと一緒。
物理的には間違っていてもイメージとしては正しい。それが浮世絵の表現。
写実的に書くなら、写真のように陰影の表現で塊を描くのが正しいけど、あえて輪郭線を使う。
イメージの中では、人物と風景の間には境界があるから、輪郭線があるのがイメージとしては正しい。
逆に、意識の外のものについては、明らかに見えるはずであっても輪郭を描かずにシルエットだけにする。
https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/items/hiroshige024/
絵というのは自分が感じたことだけで語るべきな気がするので
「当時の人は」という視点は間違ってるのかもしれない。
でも、考えてみる。
当時は当然テレビなんかなかった。
たとえば構図上から街並みを俯瞰するような構図というのは、見たことがなかったはずなのだ。
で、なんでこんな構図がおもいつくのさ。
https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/items/hokusai029/
http://hiroshige100.blog91.fc2.com/blog-entry-47.html
ただ道が曲がりくねってるだけでこんなにもストーリー性がでてくるのかと。
https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/items/hiroshige027/
https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/items/hokusai040/
浮世絵以前の絵って、西洋も東洋もこんなに構図が豊かじゃなかった。
現代の写真、漫画、映画の構図の元ネタが、だいたいがこの時代なんじゃないかっておもえるほど。
これについては、繰り返しになっちゃうけど、ほんと日本人派手好きすぎ。
http://item.rakuten.co.jp/adachi-hanga/hiroshige160/
https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/items/hokusai049/
これ、もはやルノワールじゃね?
https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/items/hokusai_sakurafuji/
その点、浮世絵は超安い。
1万3000円とかで買える。
ただ、難点は、アクリル板越しでさえぜんぜん凄さが伝わらない。
生で、そのまま見ないと。
紫外線ですぐ色褪せるけど。
もう一回買えばいいのだ!
モーニング娘。の大阪コンサート参戦し、ライブが終了したあと飛田新地行ってきた。
ちょうどライブが終わったのが5時半前後でホテルに戻って1時間休憩。7時位に飛田方面に向かって歩き出した。大体の場所はネットで調べてあったのだが動物公園前一番街に入るとあやしい雰囲気が満載ww
連立するカラオケスナックで歌っているおっちゃんの集団や、やたら安い飲食代の看板が乱立していてここだけ昭和にタイムスリップしたのかのよう。通りも汚いし、なんとなく歩いている人たちが怖く見える。たぶん偏見だけど。
周りを見回すとおっちゃんやおばちゃん以外に携帯を見ながら歩くお兄ちゃんや、若い男性の集団が談笑しながら歩いているひとたちもいたので、ああ遊びに行くんだなあと。しばらーく直進して、2番街にうつったあと、ネットで見たとおりニュー大阪の手前の角を左に曲がる。しばらくすると前の集団が右折したのでここらへんなのかと思いつつ半信半疑で直進、右を見ながら歩いていると急に雰囲気が変わった通りを発見し右折するとそこはまさに現代版遊郭でした。
人々の生活の匂いの残る商店街から一変し、ピンクや白い光に照らされた店が立ち並び、男性を呼びこむおばちゃんの声がこだまする何とも不思議な空間。そして店の中に座ってる女の子たちがどの娘もかわいいw おそらくキャバクラ、ホテヘルならトップ3レベルの女の子たちばかり。読モっぽい雰囲気の娘も結構いるし巨乳率も高い。何より関東の一般的な風俗と違って生で目の前に女の子がいるのがまたいいね。(女の子の現物を見て選ぶ形式はタイのゴーゴーバー以来。関東ではこの形式はほとんど無い)光はバシバシあたっているけど、パネマジとか無いし、笑顔を振りまいてくれる娘もいるし、ぶすっと座ってるだけの娘もいるしある程度、サービス地雷くさい子はこの時点でわかります。近くに止まって話しかければ軽い会話くらいなら出来るし(見た目めっちゃかわいいけど話しかけてそっけなかった子はこの時点でやめときましたw)
それに呼び込むおばばたちのパワーもすごくて、何度も「止まって、戻ってきて」と話しかけられて呼び戻されるww まあ好みでない子の前はバシバシ通り過ぎていきます。ただおばちゃんたちも基本ノリがいいのでおばばと会話しながら歩くだけでも結構楽しい。
商店街から入った所が青春通りで若い子が多い、そこからグルっと回って隣のメイン通りに。ここはお店と女の子の数に圧倒される。30件以上は並んでるけど両側を見ながら歩くの大変なのでテクテク歩いてると見きれない。ざっと見た感じ半分以上は行けそう。もうちょっと南下して公衆トイレを超えた向こう側あたりが妖怪通りと言われている所。ここはまあ、見学位の感覚で。基本ばばあやデブが多いけどごくまれに行けそうな感じの子がいる。(おそらく30代中盤)30分1万円でいいよと言われて多少心が揺らぐ。
青春通り、メイン通りの方に戻ってきてあと1週ほどする。1周めで気になっていた子が何人かいなくなっていたのと同時に新たな子も増えていてまた迷う。。。これは決められない悪寒。
3週目くらいでやっとやっと店を決める。メイン通り中盤あたりの小柄で元気そうでちょっとギャルっぽい子。ノリが良さそうなのと笑顔を見て3週目で初見だがひと目で決める。
おばちゃんに遊ぶことを告げると2階の部屋に通される。この部屋は女の子ごとの専用部屋みたい。4畳半ほどの空間だが、ピンクの小物がたくさん置いてあって畳であることを除けば女の子の一人暮らし部屋みたいな雰囲気。布団にもキティちゃんのタオルケットとかひいてある。部屋の中でプレイ時間の説明を受け、20分コースを選択し16000円。女の子がお茶とお釣りを取りに下に下がっている間にシャツとか脱いで軽く準備。本当はこのタイミングでぱんつ一枚くらいになったほうが時間効率はいいみたいだけど恥ずかしくて躊躇。帰ってきて「お釣りはチップでええやろ?w」みたいなこと言っちゃう当たりが茶目っ気あってかわいらしい。
その後は服を脱ぐ→Gフェラ→本番みたいな感じでプレイ内容自体は結構蛋白。この娘はキスありの子だったが、飛田ではキスなしのほうが主流らしい。体に墨入っていたのが多少残念だったが、プレイも献身的だし、トークもおもしろかったし満足して店を出る。
帰りは店で渡されたペロペロキャンディを舐めながら歩くと声をおばばにかけられない。つまり、プレイが終わった後の証拠ですね、はい。
帰り際は8時15分位だったが男の人や巡回している車の数も多くまだまだ賑わってそうな雰囲気だった。あとは、飛田新地から壁一枚隔てられた隣の地域(阿倍野?)に高層マンションが乱立していたこと、通り一本向こうは普通の商店街が広がっていたことを含め不思議な空間だった。唐突に現れる空間に広がるピンクのネオンや目を奪われるような美女たちが、この空間を現世とかけ離れた異世界のような雰囲気にしたてあげており、その雰囲気を味わうだけでもまたここに来たいと思わせられる不思議な空間だった。
お近くに来られた際はぜひ。時代的にいつちょんの間が摘発されてもおかしくないので足を運んでその雰囲気を味わうだけでも行く価値ありますよ。
おしまい。
アメリカで生活していて、クジラやイルカ漁について「The Cove見たよ!」などと時々聞かれることがあるのですが、
大学で受講している統計の授業の教科書(http://www.amazon.com/dp/1478217200 )
の例題 (p.226) で、太地町のイルカ漁についてやや唐突に取り上げられているのを見つけてしまい、
いろいろ疑問がでてきてしまったので備忘録代わりにメモしておきたいと思います。
* イルカは食物連鎖の頂点にいるので、水銀などの濃縮現象がおきます。
* 特にこれは、ときに学校給食でイルカを提供している日本で問題になります。
* 19のハナクジラの筋肉サンプルに含まれる水銀量を調査したところ、ハナクジラには、
95%のconfidence intervalにおいて平均3.29-5.51µg/wg (wet gram)の水銀が含まれている、
という結果になりました。
ということが書いてあって、これってアメリカ人から見たら、日本が①イルカを食べているだけでなく、
②水銀含有量の多いイルカを給食に出している、③規制をしているにも関わらずそれに反する
イルカを給食に出している、というおかしなことになってしまう?と思いちょっと調べてみたのですが、
どうやら、
* 太地町では給食でイルカ肉が提供されていたこともあるが、現在は行われていない
* 追い込み漁が行われている太地町の人口は日本の人口の0.0024%であり (3000/127,000,000)、
日本全国で漁や給食での提供が行われている(た)かのような記述は誤り
* 日本人は約10000年前からイルカ漁をおこなってきた。捕鯨(イルカ含む)は日本古来からの文化である
* 太地町で主にとられているのはスジイルカである(例題で扱われているのはハナクジラの統計)
ということは言えそうな感じがするのですが、調べているうちにちょっとよくわからなくなってきました。
まず、0.4g という例題にあった”政府の基準”なのですが、どうやらこちらの魚介類の
暫定的規制値(昭和48年厚生省(当時)環境衛生局長通達)←かなり古い
(http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/gyokai/g_kenko/busitu/02g_kanri_soti.html )
を意味しているようで、そこには、総水銀の暫定規制値として0.4µg/gが記載されており
(例外としてクロマグロ等の記載はあるものの、クジラ、イルカについての文言はない)、
また「暫定規制値を超える魚を流通させないよう効果的に運用」という文言がありました
(疑問1:この通達がまだ活きているかは不明。pdf: http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/hyouka/files/report12.pdf )、
一方、愛知県のHP によれば、バンドウイルカやゴンドウイルカについて、
厚生労働省の水銀に関する基準の0.4µg/g をかなりオーバーする20.8 やら7.1やらという数字が並んでいて、
* イルカ等の水銀含有量(http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/3f/gyo_hg2.html )
水銀に関する健康基準について言えば、WHOの基準で 1.6 µg/kg体重/ weekということのようなので
(http://jccu.coop/food-safety/qa/qa02_02.html )、体重50kgの人でざっくり 330 µg/month
ということになるところ、 愛知県の先の統計によれば、1ヶ月あたりざっくりバンドウイルカ16.5gまで、
教科書にあるハナゴンドウであれば 60gまではok、という計算になりそうです。
(16.5g/月って、ほぼダメなんじゃ、、)
気になるのが、水銀含有量 0.4µg/g までという当時の厚生省の暫定基準が活きているとすれば、
たとえばバンドウイルカは20.8µg/g という高めの数字が出ているところ、
市場に回っているとすれば(疑問2:実際にイルカは市場にどれくらい出回っているのか)
それは規制との関係でどういうタテツケになっているのか(疑問3)ということ。
そんなことを思っていたら、日本生協連のページにて、クジラやイルカについては、
表示があまりちゃんとされていないので心配です、みたいなことが書いてあって、
数字を見るに結構な割合でちゃんと表示がされてないようなのですが
(どうやって調べているのか分かりませんが、イルカの種類によっては100%不適正な鯨種表示だったりします)、
そんな感じで大丈夫なんでしょうか(疑問4)という更なる疑問がうまれてきてしまいました。
* 不正表示の比率について(http://jccu.coop/food-safety/qa/qa02_02.html)
漁については日本の政府見解のとおり(http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b186038.htm)
だと思いますし、食用にすることについても授業で扱わなければ正直調べてみることもなかったと思うのですが、
最近ぼんやりしてると自分が殺されてる様子がふと目に浮かぶようになった。もちろん殺されたことはない。
ちょっと前は胸を刺されたり首を絞められているシーンだったけど最近は首をスッパリ切られてる場面が見える。ぼんやりした間抜けな顔をした自分の首が、ダサい服を着た肉体から切り離されている。手に刃物を持っている感触がある。
首を絞められている自分がいる。苦しそうだ。息ができない。手には首を絞めている感触、首の骨を折るように力をこめる。痛い。
胸をゆっくり刺されている自分がいる。長い刃物だ。ゆっくり刺す。胸が痛い。肉を貫く独特の感触がする。
疲れてる?そうかもしれない。だからって休むわけにはいかない。休むほどには疲れてないし、第一休んで周りから置いていかれてしまっては、それこそ死にたくなる。
現実が辛い?そんなの皆そうだ。私なんかぜんぜんラクをしているほうだ。将来に不安はあるものの、現状に不満はない。
理由なんかわからない。原因があるとも思えない。でも、唐突に、いやがおうにも、拒否するすべも無く、目の前に感触と共に映し出される自分が死にたいという願望と自分を殺したいという願望と誰かに殺されたいという願望に、そんな願望あるはずないのに、もしかしたら私は死にたいのかもしれないと、毎日ふつうに生きているはずなのに。
中二病は、背伸びして洋楽とか聞いて自分はクラスの連中とは違うぜ、みたいに思ってるやつな。
中学生の頃、妹は二重人格だった。 なんでも、火を見ると「影羅(エイラ)」という魔族の人格が現れるそうで、真っ暗な部屋の中で唐突にマッチを擦っては、「……ヘヘ、久しぶりに外に出られた。この小娘は意思が強すぎて困るぜ(笑」などと乱暴な口調で叫んだりしていた。 ある日、夕食の時に「影羅」が出たことがある。 突然おかずの春巻きを手掴みでムシャムシャと食べ始めて、「久々の飯だぜ(笑」と言った。 食べ物関係のジョークを一切許さない母が、影羅の頭にゲンコツ振り落とすと影羅は涙目になっておとなしくなった。 それ以来、食事時に影羅が出たことは無い。 そして別人格とやらは、妹が高校に入った辺りでパタリと出なくなった。 最近になって、大学生になった妹にその頃のことを尋ねたら、クッションに顔を埋めて、手足をバタバタさせてのた打ち回っていた。
嫌いじゃない釣り方ではある。まずタイトルで「よおし、痛い子を見に行ってやらう」という気にさせる。
次に、唐突な子供スポットの話で、「やべえこいつマジモンか、三次元はいかんぞ」とゾワッとさせる。
そして、その予感をスポットの説明でゆっくり焦らしている所もなかなか。
ただ、その説明にもう一工夫欲しかったところではあるな?
ただ冗長に字数稼ぎしているだけで、遊び心がどうも足りない。もう少し読み手をおちょくっても良かった。
君はその冗長さを自覚してか、再び「私はロリコンである」とぶち込み、「勿論ノータッチ」というツッコミ所も作った。
このあたりは手慣れている。わざわざ「僕は変態じゃないよ」「子どもたちには目もくれないよ」と高らかに宣言することで怪しさを醸し出す。
この下地があってこそ、次に続く「怪しさの肩透かし」が光るというものだ。
とはいえ、続くくだり自体は微妙なものだったな。まあ、ここらへんが君のネタストックや力量と相談した結果の妥協点だったのだろう。
その不完全燃焼さに耐えかねてか、足立区の悪いイメージを新たな読み手に対する釣り餌として設置した。正直この最後の段落は蛇足である。
○朝食:ペペロンチーノ
○昼食:ちゃんぽん
○夕食:焼きそば
○調子
悪い。
なんかぼーっとして、耳の奥がじんじんする。
課金無しで遊べる範囲は遊び尽くした感があるので、そろそろ切り上げ。
バンダイチャンネルで視聴。
色々なモビルスーツが動いてるのを見るだけで幸せな気分になれるなあ。
というわけで、唐突ですが好きなモビルスーツベスト10を紹介します。
基本サナリィ派なので、アナハイム製のMSはあんまり好きじゃないんだけどこの子は例外。
もしビルギットさんが生き残ってたら、カスタマイズされて色々活躍してたんじゃないかなあ、と色々妄想できる点も美味しい。
長い事見てないので、クロスボーンゴースト辺りにちらっとでも出てこないかなあ。
ウルフカスタムも好きだけど、思い入れの量が違うのでこちらをチョイス。
AGEのMSはどれも良いデザインが多いんだけど、Oカスタムは特にカラーリングがいいんだよねえ。
そして何より、あのバトルシーンは3世代に渡るAGEのストーリーの象徴といっても良いぐらい決まってるんだよなあ。
00はジンクスシリーズもかなり好きなんだけど、あえてこの子。
00初期の各国のエースパイロットがカスタマイズとかで頑張ってガンダムと戦うエピソードはかなり好きです。
それだけに、00一期後半からのジンクス祭りは、ジンクスのデザインが好きなだけにちょっとガッカリもしました。
オーバーフラッグみたいに、それぞれの国が頑張って独自の色を出してればよりよかったと思うんだけどなあ。
ザフトの量産機は結構好みな機体が多いのですが、この子が一番好きかなー。
ビーム兵器を搭載しながら、なんだかんだで携行武器は実弾な辺りが好みですね。
そうえば、パイロットのシホさんはディスティニーの頃は何に乗ってたんでしょうね? 普通にザクウォーリアーなのかな?
SEEDは派生作品をあまり抑えれてないので、知ってる人がいたら作品名と合わせて教えてくれると嬉しいです。
6位:ダギイルス
本音を言うと、クロスボーン系列だけでランキングを埋めたくなるぐらい、ブッホコンツェルンのMSはどれも大好きです。
中でもダギイルスの存在感はパナいですよ!
随伴機であるエビルSもたまらなく好きなんですが、作中での活躍を考慮してこちらをチョイス。
もしアンナマリーさんが生き残っていたら、ビルギットさん辺りに昔の男を忘れさせてもらえてたんじゃないかなあ、と思うとあの変なカラーリングも愛おしく思えてきますね。
そうえば、偶然ですが、8位、7位、6位と女性パイロットの機体が続きましたね。
5位:ラスヴェート
この辺で地味でマイナーどころも抑えておきたいチョイスをしてみます。
いやあ、真面目な話、フラッシュシステムを対MSレベルで考えると、これが一番効率いいと思うんですよね。
サテライトキャノン山盛りはオーバーキルすぎるよ、この程度で十分。
キット化とかされないかなあ、ちゃんと6機かって並べるよ(笑)
いやもう完全に一目惚れです。
左右批対称なデザインといい、年期の入った感じと良い、ビームレイピアといい、もうかなり好みの機体です。
ガンプラバトルするなら当然これですよ。
そうえば始めてのガンダムかな? ここからはガンダムラッシュです。
3位:エクシアリペア
リペアIIもエクシアもアメイジングもダークマターもアヴァランチもエクシアはどれも好きですが、1つ選べと言われたらやっぱりこれでしょ。
ボロボロになりながらも戦争根絶のために戦い続ける刹那のかっこうよさといい、もうたまらんです!
そうえば、こうしてリストアップして気づきましたが、僕はこういうボロボロな感じのを改修して使う的なシチュエーションが好きなのかな?
1位:クロスボーンガンダムX1フルクロス
いやもう、僕は長谷川ガンダム全肯定派閥なので、これを肯定しないわけにはいかないんですよね。
彼とは7月まで同棲していた。楽しかったのは最初の3週間だった。
最初は「俺が全部面倒見るよ」と言っていた。
でも、月末になると「もう俺今月100円しかないから」と私にいってきた。
今思い出すだけでも、胸が痛い。
もう思い出せない。
あとはよく分からない。
聞きたくもないことをたくさん聞かされた。
元カノのこと、借金のこと、鬱のこと、葉っぱ、風俗とか色々…。
今、私がやらねばならないことに彼の力を加えることがどうしても必要だったのだ。
でも、後から知った。1つだけがほしいだけに、男に近づくのは危険だと。
結果として、同棲は3ヶ月ほどで解消。
その後距離をおいた。
私と別れたら、彼は鬱をぶり返すだろうと薄々思っていた。だから徐々に徐々にそのときを狙っていた。
8月初旬か中旬に彼とは別れた。
別れを唐突に言い出した。
ごめんなさい。
でも、彼の悲しみをもう背負うのは限界だった。
仕事も落ち着いていた。
ちょっとしたことで、言い合いになった。
「もう関わらないで」
共通の知人から「あいつ精神がおかしくなって入院してるよ」と伝えられた。
うわ、私のせいじゃん、
と思った。
はっは、しゃーないなー
ほんとどうしろっていうの。
もう無理。めんどうみきれん。そりゃ私だってお世話になったからありがとうの気持ちがあるよ。
私まで悲しくなるよ。つらいわ。
友達には
「おまえは自分を変えない限り、まただめ男と付き合うな」
って言われるしさ。
笑いたくても笑えねーっつうの!!!!!
はは。
かまってる暇などない。ないぞ。
20年ぐらい前のこと、読みきりしか載っていない少女マンガ誌があった(今もあるのかな?)
恋愛モノや友情モノが大半を占める中、茶揉みを題材にしたマンガがあった
そう、茶揉み
蒸したお茶っ葉を手で揉んで針状にするあれ
主人公はいちおう少女だった記憶があるが、話のフォーマットとしてはミスター味っ子とかスポ根に近いものだった
ドジっ子女子高生(?)が、すたれつつあった伝統の茶揉みと出会い、苦労の末に技術を身に付けて、茶揉みコンテストで優勝する、とかそんな感じ
コンテストで、ギャラリーが「なんだ、この甘い香りは!?」「うわあ、こんなに美味しいお茶、初めて!」とか言っちゃうような…
恋愛マンガをドキドキしながら読んでいた私にとって、唐突にあらわれた茶揉みマンガのインパクトはあまりにも強烈だった
少女マンガを読まなくなって久しいが、よっぽど印象に残っていたのだろう
新聞の書評で『茶柱倶楽部』なるマンガが紹介されていたのを見て記憶が蘇った
なぜ少女マンガ誌に茶揉みの話が…?
あれはなんだったんだろう…
ひょっとしたら幻だったのかもしれない…
良く晴れた、ある秋の日。
からころとカウベルのような音を立てて、喫茶店に一人の女性が入ってきた。
正確に言えば、扉に付いているのは高地で放牧されていた牛がつけていたものを喫茶店のマスターが旅先でもらってきたものであるので、事実、カウベルの音なのだが。
ふと、目をやると、カウンターの上に2つのりんごが置いてある。
「りんごだ」
秋恵はそうつぶやいてから、ひどく恥ずかしくなった。りんごを見て、りんごだ、とつぶやくのはなんというか、あまりにもそのままだったからだ。
他に誰も聞いている人が居ないかを確認してから、秋恵は買い出して来た材料を片付ける為に、店の奥に向かった。さほど大きくはない喫茶店なのだが、カウンターの他に何故か調理室がある。
「……よし」
今日は、キッシュを作ろうと心に決めていた。しかし、調理室に入っていざ準備をしてみると、なぜか少し不安がある。秋恵の中では、料理は特技の中には入っていない。どちらかと言うと、手芸であるとか、もっと具体的に言えば手袋を編むのは中々のものだと思っている。
しかし、まだ季節は秋である。手袋をプレゼントにするには少し早い。
サプライズパーティーをする予定で、他のメンバーがマスターを外に連れ出している。まずお茶の時間にケーキとちょっとしたものでサプライズをして、夜はしっかりごちそうを作る予定だ。
まだキッチンは秋恵だけである。というよりも、料理に自信がなかったので、少し早めに来て先に進めようと考えていたのだ。
秋恵の不安は大きくなる。挽き肉とほうれん草のカレーをマスターに美味しいと褒められたので、パーティーらしくキッシュにしようと挽き肉とほうれん草を買ってきたのだが、良く考えたらカレーだから美味しかったのであって、キッシュにしたらぱさぱさにならないか?チーズとかいるのだろうか?
冷凍パイ生地を使って作ったことがあるのはアップルパイだけだ。アレは自分で食べたのだが中々美味しかった。先ほど見たりんごが脳裏をかすめる。
マスターの趣味で、五香粉だのクミンシードだの、調理室には様々な香辛料が溜め込まれている。当然シナモンもある。
「……よし」
もし、誰かが使うつもりのものだったら謝ってあとでスーパーに買いに行けば良い。ちょうど2個あるし、使ってしまおう。
そう思って喫茶店内にとって返したところで、からころと音がなった。
秋恵がりんごに手を伸ばしたタイミングで、ちょうど目があった。
春香が大声を上げる。
「え?いや、ちょっと使わせてもらうかなーと思ったんだけど」
さすがの秋恵も、自分が買ってきたわけでない食材を勝手に使おうとしていたのでしどろもどろに返答していたのだが、途中でハタと気がついた。
「なによ!ちゃんとマスターにも聞いたんだからね、今欲しい物が何かって!」
それを直接聞くなよ、サプライズだぞ妹よ、と秋恵は思ったのだが口には出さない。どうせ面倒な事になるのが目に見えているからだ。この妹は基本的に善良で模範的な市民なのだが、内弁慶である。そして、すぐに懐いて身内扱いするので、知り合いに対して弁慶である。もう、ほぼ弁慶だ。
「ひどい!4つも食べたの?信じらんない!だから彼氏にも逃げられるのよ!」
「ひどいひどい!マスターがリンゴが6個食べたいって言ってたから、ちゃんと昨日のうちにスーパーで買って来て、これから磨こうと思ってたのに!」
「りんご6個?」
ものすごく嫌な予感がする。秋恵は妹をこれ以上刺激しないようにしたいと心の底から思ったのだが、好奇心が勝った。
「それって、もしかしてApple6って言ってなかった?」
まだ妹が何かを喚いているが、秋恵は聞いていない。そう、妹はこういう奴なのだ。春香ちゃんって天然だねと常連客に言われて、農薬なんか使ってませんと突然怒るような娘なのだ。
秋恵がほんのりと妹の天然さ加減に心温めていると、ついに弁慶が物理的に攻撃を仕掛けてきた。慌てて説明を再開する。
「いや、待てって。あたしはまだ使ってないって。これからちょっと借りてパイをつくろうと思ってただけで」
「借りるって使っちゃったら返せないじゃない!」
「だから、まだ使ってないって。あんたのりんごには手を出してないから」
「今触ってたじゃない!」
「いやだから」
結局、春香が納得して残ったりんごを磨き始めるのに、45分かかった。大幅なタイムロスである。
「もう!誰が4つ食べちゃったのよ」
「そりゃわかんないけど、意外とマスターあたりじゃないの?」
秋恵もなんとなくりんご磨きに付き合わされている。こんなことをしている場合ではないのだが、もはやキッシュを作るのと春香を同時に相手にするのは無理だと心の何処かで諦めている。
りんごを磨きながら扉を見やると、無理やり渋い顔を作っているマスターと、夏代が入ってくるのが見える。
「わたし食べた」
先ほどまでの騒動を三割増しで春香がマスターに報告していると、夏代が唐突に告白した。
春香が目を大きく見開いたのをみて、慌ててマスターが補足を入れる。
「僕が先に食べようって言ったんだよ。ね、夏代ちゃん?」
「先に見つけたのはわたし」
「どういうことよ!ナッちゃんマスターといつのまにそんな関係になったのよ!」
秋恵が黙ってりんごを磨きながら噛み合わない会話を聞いていると、なんとなく全貌が掴めてきた。
つまり、こういうことだ。
昨晩、春香がりんごを6個買ってきて、カウンターの上において帰った。どうやらビニール袋に入れたままだったようだ。プレゼントの扱いが雑だぞ妹よ、と秋恵は思ったが当然口には出さない。
閉店清掃をしていた夏代がカウンターのビニール袋に目を留め、閉店前精算をしていたマスターが、りんごを剥いて夏代と一緒に食べたということのようだ。
「おいしかった」
もうぐだぐだである。マスターも一応気がつかないふりで渋い顔をしていたはずだが、すっかり嬉しそうな様子を隠そうともしない。
「まあまあ、結局は僕へのプレゼントを僕が食べたんだし、良いじゃない」
春香は、マスターに頭をなでてもらってすっかりご満悦である。秋恵は、磨いているりんごを夏代がじっと見つめてくるのが少し気になるが、取り敢えずは無視して気になっていることを聞くことにする。
「ナッちゃんさ、ふゆねぇは?」
「ケーキを取りに行った」
もうサプライズでもなんでも無いなと秋恵は思ったが、主に春香のせいなので気にしないことにする。
「や、なんか変だなーとは思ったんだよね。冬美さんがお散歩しませんか、とか言うから。まあ今日は暇だし、ちょっと休憩がてらと思って、冬美さんと夏代ちゃんと一緒にお散歩に出たら」
冬美は散歩の途中で唐突に、厠に、と言ったらしい。マスターはそこがツボだったらしく、いやあ女性が言うと雅だねとか何とか言っているが、それにしてももう少しマシな言い訳は作れなかったのかと秋恵は思う。
「待ってるつもりだったんだけど、冬美さんも時間が掛かるから先に帰っててって言ってたし、先に帰ってきたんだよね」
そのお茶はサプライズのパーティーという打ち合わせを昨晩きちんとしたはずだし、トイレに時間がかかると女性が言うのはどうだろうと秋恵は思ったが、もはや何を言っても無駄な気がしてきている。
からんころんという音とともに、冬美が大きな箱を持って店内に入ってきた。
「あら、みんなでお茶の準備かしら?」
本人は自然なつもりなのだろうが、どうみてもケーキが入っている箱を持っているし、不自然極まりない入り方に秋恵は少し目眩がする。
「わたしミルクティー」
「じゃあ、わたしはマスター特製のブレンドにしようかしら」
「……あたしもブレンドで」
それでもお湯を沸かしカップを揃え、豆を挽いてミルクを温めてと、マスターを中心に淀みなく準備が進むのは、流石に喫茶店での作業に手慣れた姉妹ならではのものだ。
4人がカウンターに並んで座り、マスターはカウンターの作業側に立っている。いつもの光景だ。
普段と違うのは、明らかにケーキが入っている箱が不自然に中央に置かれていることだ。
冬美がたっぷりと溜めてから箱を開き、驚いたでしょう?という顔でマスターを見上げ、マスターはとても嬉しそうだ。まあ、嬉しそうだからもう何も言うまいと秋恵は諦めてりんごを磨いている。
「あたしも!りんご!ほら、お姉ちゃんも渡して!それあたしのプレゼント!」
春香に続き、秋恵も大人しくマスターにりんごを渡す。ほんの少しだけ渡すのが寂しいと秋恵が思ったのは、丁寧に磨いたからだろうか。
「いや、嬉しいな。ありがとう。僕、結構りんご好きなんだよね」
秋恵がApple6がりんご2個になったと知ったらマスターがどんな顔をするだろうかとぼんやり想像していたが、隣からそわそわとした雰囲気が伝わってきたので、怪訝に思って見てみると、冬美が明らかに何かを企んでいる顔をしている。
これは何かまだプレゼントがあるな、サプライズの意味が解っている流石は最年長者だと素直に秋恵は感心した。
「実はですね~、もう一つ」
「え?りんごがまだあるのかな?良かった、生のりんごは好物でね」
「ナマの?」
秋恵は反射的に聞いてしまってから、後悔した。隣の冬美が笑顔のまま突然硬直したからだ。嫌な予感がする。
「そう、僕は焼きリンゴとかはギリギリ大丈夫なんだけど、アップルパイみたいに煮てあるやつがダメでね。くにゅっとした食感がどうにも苦手で」
マスターは基本的には喫茶店のマスターらしく空気を読むし、苦手な食べ物でも相手から出されたものは断らない。ましてや冬美がプレゼントするものを拒否することはありえない。例え砂まみれでも笑顔で食べるだろう。
「も、もう一つは……あ、あたしからの歌です!」
冬美の無理矢理のリカバリーを夏代が台無しにするが、まだマスターは笑顔のままだ。
「な、ナッちゃんもほら、一緒に!ハッピバースデートゥーユー!」
ハッピバースデーディアと一緒に歌いながら、秋恵は思い出す。そういえば調理室でキッシュを作ろうとして不安になったのは、甘い匂いが残っていたからではなかったか。シナモンが目立つ位置に出ていたのは何故だったか。りんごは元々6個あり、マスターと夏代が食べて、今マスターが2個持っているということは、残りの2個はどこに行ったのか。そして、キッシュを作っていないことに気が付き溜息をつきそうになるが、嬉しそうに蝋燭の炎を消すマスターをみて、まあ、幸せそうならば良いかと秋恵は思い直す。
喫茶店の外は、秋らしく良く晴れている。
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【第0回】短編小説の集い
http://novelcluster.hatenablog.jp/entry/2014/09/18/121657
はてブでは「id:zeromoon0 」を入れて感想をいただければ恐縮です。
唐突な当り前の孤独を見てすぐに想像できた人はそのアニメを正当に評価出来る人だ。
逆に全然想像できなくて透子の母親が発した自分も若い時なった事がある発言もすぐ理解出来ない人は、無理解なだけ。
要するにリア充だとか、中二病・高二病の類を青春時代に発症した事がない人、つまり中学高校に行ったことがないひきこもりやニートには難しいのだろう。
単なる統合失調症なだけだ。
それをさも自分の眼は可笑しくない、グラスリの監督は頭がおかしいと論じるのは自らアホである事を証明しているに過ぎない。
それこそ、この手の高尚なアニメは見ない方が、無い頭を捻って知恵熱起こしたりアホさ加減を思い知って不快な気分にならない分、君のためにもなる。
もう10年以上吸っており果たしてタバコにいくら使ったのかわからない。
当然肺も真っ黒のはずだ。
肺ガンリスクや値上げ、世間の風当たりなどタバコをやめるための理由はいくつも揃っている。
すでにニコチン脳になっているというのもあるが、その他の理由によるものが大きい。
出来ることならいつも一人でいたい。
家族や数人の親友以外とは基本付き合いたくない。雑談すらしたくない。したくないというより出来ないのだ。
しかしそんな考えが社会で通用するはずもなく、まともな(?)OLとして日々他人と関わりながら過ごしている。
私の会社はとても小さいので、休み時間は基本的に皆一室に集まって過ごしている。
また僻地にあるので食べるところはもちろん周りにはコンビニすらない。
同僚は和やかに会話を楽しんでいるが私はどうしていいのか分からない。
だからと言って同じ部屋にいながら人の話に一切加わらず、ポチポチ携帯をいじっている女が
どれだけ感じが悪く他人に変な印象を与えるかはお分かりであろう。
また、無理やり輪に加わったところで気の利いたことも言えず、どうせニヤつきながら適当に相槌を打つだけだ。
「ちょっと屋上行ってきます(タバコ吸ってきますの意)」の魔法の一言でその場を離れるという正当な理由が与えられる。
トイレに逃げるのも一つの手だが、まさかこの歳になって便所飯や便所携帯、便所読書などしたくない。
飲み会も同様だ。
2時間なにも喋らないでポカンとしている人から「タバコを吸っている人」になれる。
昔は間を埋めるためガツガツ食べていたのだがそれはそれで奇妙である。
隅っこの席でたこわさを一心不乱に食べている女よりはタバコを吸っている女のほうがまだ見栄えがいい気がする。
いや、どっちもどっちか。
思えば学生時代、大学でもバイト先でもそんなことの繰り返しだった気がする。
タバコはそんな私が一人の時間を確保するための数少ない武器なのだ。
そんなことに為にわざわざ高い金を払って肺を汚して馬鹿かと思われるかもしれない。
こないだはてブを眺めていたら唐突に羊たちの沈黙が目に入ったんでなんだこりゃとクリックしてみたらネタ記事でブコメ欄が大喜利状態で笑わせてもらったんだけど
そしたらなんか久しぶりに羊たちの沈黙見たくなったんでDVD引っ張り出して見たのよ、したらこう色々忘れててあーこんなだったなーそういえばとか思いながら見てたら
最後のほうでジョデイフォスターが犯人像を当てるときに、「人は目に入るものを欲望する」みたいなこと言ってたわけ、でそのシーンみてたら唐突に、はてブだったと思うんだけど、
知り合い同士でされるレイプって実は多いみたいな話を思い出してなるほどって思ったんよね。
で、それでこう考えたんだけどFBとかに写真を上げる人たち、特に女性で、ってそういうの怖くないのかなーと、レイプまではいかなくてもオナニーのネタにされるとかはありそうじゃない。流出系とは違って積極的に上げてるわけでしょ?そういうのも覚悟してるって事なの?