20年ぐらい前のこと、読みきりしか載っていない少女マンガ誌があった(今もあるのかな?)
恋愛モノや友情モノが大半を占める中、茶揉みを題材にしたマンガがあった
そう、茶揉み
蒸したお茶っ葉を手で揉んで針状にするあれ
主人公はいちおう少女だった記憶があるが、話のフォーマットとしてはミスター味っ子とかスポ根に近いものだった
ドジっ子女子高生(?)が、すたれつつあった伝統の茶揉みと出会い、苦労の末に技術を身に付けて、茶揉みコンテストで優勝する、とかそんな感じ
コンテストで、ギャラリーが「なんだ、この甘い香りは!?」「うわあ、こんなに美味しいお茶、初めて!」とか言っちゃうような…
恋愛マンガをドキドキしながら読んでいた私にとって、唐突にあらわれた茶揉みマンガのインパクトはあまりにも強烈だった
少女マンガを読まなくなって久しいが、よっぽど印象に残っていたのだろう
新聞の書評で『茶柱倶楽部』なるマンガが紹介されていたのを見て記憶が蘇った
なぜ少女マンガ誌に茶揉みの話が…?
あれはなんだったんだろう…
ひょっとしたら幻だったのかもしれない…