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2018-09-25

anond:20180925014244

退職した時に教えてもらわなかったのかな?

役所手続き必要書類一式、職場で受け取るはずだけど(場合によっては郵送)。

厚生年金から国民年金の切り替えは自分でしなくちゃダメ

まず役所に行け。

たまに「自分が年取っても年金もらえないか無視しちゃえ」って言ってる人いるけど、国民年金はそれだけじゃないからね。

障害を負った時の障害年金受給資格も、国民年金保険料の納付有無で変わってくる。

障害年金は、65歳以前に障害を持ち、日常生活仕事に支障がある人に対して支払われる生活補助金

20〜65歳までの人が受給できる公的支援だ。

きちんと払ってないと、万が一障害を負った時、障害年金受給できなくなる。

だが、どうしても国民年金保険料を支払えない場合は「全額免除」「半額免除」できる場合がある。

これは大事から役所ちゃん相談しろ

この免除期間の保険料は、ある期間内であれば後日全額支払いすることも可能だ。

この期間分は支払いがないことになる(とは言っても合法)ので、支給額が若干変わる場合がある。

気になる人は、支払い可能間内に支払えばいい。

国民健康保険は加入義務あるが手続きしていない人も多い。

加入していないと、風邪などで病院にかかった場合100%金額請求される。

風邪くらいなら100%でも支払いできるだろうけど、重い病気にかかったり、検査必要になった場合は、とんでもない料金を支払うことになる。

その時になって加入した場合、以前の保険を脱退した日にまでさかのぼって加入させられるため、当然、保険料も遡って請求される。

から、加入しないことは不可能保険なんだ。

これは「国民皆保険」って言われている。

まり問答無用国民が加入しなければならない保険ってこと。

これのおかげで、我々は3割負担で様々な医療を受けることができる。

もちろん、今の制度完璧じゃないから、問題はあるわけだけど…

住民税も踏み倒しているの?

お金いか放置しているのはダメだよ。

住民税は身近なところだとゴミ収集とか、そういうものに使われているんだよ。

そのサービスを受ける以上、きちんと払わなくてはダメ

タダ乗りは許されないよ。

国民年金国民健康保険住民税の支払いは義務

お金いからって、手続きしないで無視し続けると最悪全財産差し押さえされる。

支払いできないんだったら、今すぐ役所に行って「支払う意思はあっても、お金がなくて支払いできない」って訴えるんだ。

そうすれば、全額免除や半額免除、分割などのいろいろな方法を教えてくれる。

特に何も言われないか放置はナシね。

手続きに来た人には手を差しのべてくれるけど、踏み倒そうとする人間には容赦ないよ。

あとさ。いくつか知らないけど。

一桁の年齢からホームレスしていたのは気の毒だとは思うけど、世の中のことは知る努力するべきだよ。

20歳超えたら、親のせいじゃなくて自分責任なんだから

ああ、今は18歳から選挙権あるから18歳超えたら…なのかなあ。

でも、大人って言われる年齢になった人は、それまでの環境のせいにしちゃダメだよ。知る努力はしなよ。

2018-08-06

動物病院ご利用法

でっかい動物病院じゃなくて、獣医師1-3人くらいまでの小〜中規模の話。

動物病院粗利の高い仕事ってワクチンとかフィラリア予防薬とかの予防獣医療なんだよね。

時間効率的収入になる。

一方で、病気検査治療・手術は実入りが悪い。検査機器は高額だし時間はかかるし人医療と違って100%自己負担から請求額はどうしても控えめにならざるを得ない。動物病院が高額なイメージがあるのは、人の医療費は国民皆保険自己負担が3割だったり子供はただ同然だったり、高額療養費制度があるからだ。人の医療と同じことをやっても同じ金額は貰えない。

最近は高度医療を行う大規模動物病院も増えているので、そういうところは高い機材を揃えて専門性の高い獣医師診療している分請求額もしっかりしているんだろうけど、小さいところはなかなかそうもいなかい

そんな動物病院で働いていてね、結構こういう人が来る。初診だったり滅多に来ない人だったりなんだけど…

「いついつからどこそこが具合悪くってー。普段は近所の動物病院ワクチンとかはしてもらっているんですけど、そこは本当に注射とかでしかからないんでー。」

この飼い主さんは、

「近所の動物病院よりもあなた動物病院獣医療の質が上だと思っているんですよ信頼しているんですよ」

ってアピールしているつもりかもしれないけれど、ぶっちゃけこちらとしては怒り心頭…とまではいかないけれど、ゲンナリですわ。予防からうちでしっかりかかっていただいている患者さまと同じテンションで診察してもらえると思うなよ…くらいには思っちゃう。もちろんやることはちゃんとやるよ。やるけど、気持ちはどうしようもないじゃん。

動物病院に予防でかかるってのは保険みたいなもんなのよ。そこで稼がせてもらう代わりに比較安価治療提供できるんだぜ。こんなこと言っても飼い主さんは知りようがないんだから仕方ないんだけど、治療だけで来る人ってのはフリーライダーなんだよ。保険料納めてないのに保険金だけ貰ってるようなもんよ。

増田読者に動物飼っている人は少なそうだけどさ、お願いだよ。治療を任せたい信頼する動物病院があるなら、普段の予防からそこにかかってくれよ。やっすい動物病院に行ってるなら治療もそこに行ってくれ…っていうのはある程度本心だけど、業界構造を知りようがない一般飼い主さんは仕方ないよな。

でもさ、これを知ったおまいらが、もし今後犬や猫を飼って動物病院を利用するとしたらさ、治療を任せたいと思う動物病院普段からかかってねってことさ。それはその動物病院応援するってことでさ。

2018-08-04

一人の女性医師としては医療現場男女平等を実現するために国民皆保険廃止提案しま

東京医科大学の件に怒っている国民の皆様なら賛同してくれるはず

そもそも女性に当直とか無理

当直しないで済むような労働環境を皆さんと一緒に作りたいとおもいます

2018-08-03

偉そうな医者医療崩壊のはなし

10年目内科医。ここを見ていると「医者を増やせば解決する、日本医師会が巨悪」「女性医師医療崩壊の原因」云々…との意見が多いように思う。

恐らく東京医大事件に関しても、「男女平等時代に逆行するなんて前時代大学なのだ」といった感想を持つの一般的なのだろう。

しかし、この出来事は実は医療崩壊の最終段階の端緒となる出来事のようにも思われる。

他でも議論されているが、まず医師を増やすことに原則的に反対の医師は多くないように思われる。増やせるものならどんどん増やしてほしいと思っている。

しか問題の根っこは「そこ」ではない。

欧米では医師の数が増えている。

しか我が国医師の数が増えないのは、医師会が反対しているから、医師らが声をあげないから、等々ではないように思う。

欧米と決定的に違うのは、我が国では国民皆保険制度があり、誰でもどこでも医療を受ける権利がある。ということである

極端な話、日本最高峰大学病院に突然風邪でかかっても、数千円のはした金を余計にはらえば見てもらうことができるのである

保険証の力は絶大で、診療の求めを受けた医療機関は「応召義務」のため診察を原則拒否できない。

しか国民皆保険のこの素晴らしいシステムには致命的な制約がある。

それは、国が決めた一律の料金で患者を診察する、ということである。ここに「よりよいもの提供し、より大きな対価を得る」という資本主義価値観はない。

訓練された一流の外科医胃がんの手術をしようが、3年目のペーペーが手術しようが、病院が手にするのは「所定の胃がんの手術料金」である

外来で例えよう。A医師患者の話を遮り、高圧的で、診察は3分。B医師患者の話に共感的で、優しく、10分間丁寧に診察を行う。

しか病院からしたら、A医師は一時間20人分の売り上げを獲得するのに対してB医師は6人分の売り上げしか獲得できない。病院から見てより稼いでくるA医師評価の方が高くなる。

要するに薄利多売のビジネスモデルを「お上」に強制されていて、回転率が命なのだ。即ち某ラーメン屋風に言えば、ロット乱しはギルティであり、長話する客と、それを許容する店員は退店やむなしなのだ。

以上のように、国民皆保険システム病院関係を考えると、「高圧的で話を聞かず、3分診療医師」の需要はとても高いのだ。

B医師人間的には素晴らしいかもしれないが、殆ど病院赤字すれすれでやっている現状をかんがえると、「いらない子」なのである

でもそんなA医師みたいなやつばかりな病院はどうせ患者がこなくなるかというとそうではない。

一つは、医師不足で患者余りであること、もう一つはA医師のような人物は大体特殊技術や多分野における専門医資格保持者であったりするからだ。そのような、希少価値のある医者は一時間20人ほどの予約がはいる。そりゃみんな、「優しいけど非専門」より「ぶっきらぼうだけどド専門」の先生に見てほしいからね。こうしてA医師さらに人の話を聞かず、高圧的になっていくのでした。

以上のように、医療価格は「お上」に決められているのだ。うちはすごい手術するから+10万円ね!なんてできない。当然、すごい手術をする医師特別手当てが出る病院なんてのもない。そもそも病院は儲かってないのだから

そうすると、医師からしたら、腕を磨く必要って何?ということになる。

普通会社であれば、大きなプロジェクト遂行し、地位が上がって、給与もあがり、達成感を得るのだろうが。

それがない医師はどうしたらいい?残されたのは「やりがい」のみである患者さんに「ありがとう」と言ってもらった。助からない人を助けた。そういうことに価値を見いだすしかないのだ。

医師医科大学入学し、その段階から世間とは切り離された環境培養される。総合大学においても医学部とその付属病院は、他学部とは明らかに一線を画している。「頑張って素晴らしいパフォーマンスをあげれば収入が増える」といった極めて基本的資本主義価値観体験することな研修医となり、医師となっていく。

そういった育成環境によりいわば世間知らずのまま育った医師は次第に先鋭化していく。「医師は人命に関わる特別職業であり、滅私奉公を基本とし、過労死も厭わない。金を求めるものは、医は仁術の精神を忘れた愚か者だ」と言う奴すらいる(自分は引いてしまうが、どこの医大にでも少なからずいるものと思う。)

いわばエリート意識の塊となり、医療現場に放り込まれるのである

一人前の医者になってもその「呪いとも言うべきエリート意識から解放されることはない。技術を高めても、接遇を改善しても、給与に反映されることはないからだ。

しかしこの「エリート意識の塊」こそ、現代医療の根幹を支えている人たちなのだ

医者には三種類いる。勤務医開業医フリーターだ。一番儲かる(時給換算で)のは開業医、次にフリーター最後勤務医であるしかし、勤務医は段違いに忙しく、高度な技術要求され、責任も非常に大きい。しかもこの三種類の形態はお互い自由に行きできるのだ。

このような構造は他職種ではあるだろうか?

それでも勤務医存在し続けるのは、「エリート意識の塊という呪い」のおかげであり、先鋭化した医師いるかである。36時間連続フルパワーで働き、土日も働き、下の教育と、病院経営陣との間に挟まれ寿命を削る(実際に勤務医寿命一般人口より短い)。こんなことができるのは言わば「エリート意識の塊=狂信者」だけである

この「狂信者=勤務医」の呪いがとけて、居なくなるとき日本医療崩壊が真に実現するときではないだろうか。

医者を増やす事のリスクとしては、①医師数の増加による、医師社会的ステータスの低下②収入の低下があげられると思う。

①に関して、先に述べたように「狂信者」のエネルギー源は強烈なエリート意識である。数を増やすと言うことは、医師の質は下がるのは必死である(弁護士の例をかんがみても)。今まで医師になれなかった人を、医師にするのであるから。こうした変化は、家族も省みず、収入にも執着せず、すべてをなげうって医療に身を捧げる者の士気を「医師の希少価値の低下」を通じて下げてしまうかもしれない。

②に関しては、医療費はその半分が人件費であり、医師の数を増やすと言うことは、医師一人辺りの給与は下げなくてはならない。これも「医師間で相対的に少ないとはいえ、一般社会人より多い給与を減らすこと」で「狂信者」の、モチベーションを下げ、呪いを解き、開業フリーター医師への逃散を誘発するには十分な理由になるだろう。

まり、今の医療崩壊医師を単純に増やすだけでは解決しない。また増やすことは万事を解決するわけでもなく新たな問題を起こす可能性もある。

これが我が国医師を増加させることが、医療崩壊解決にならないであろう理由である

歪な国民皆保険制度のもと、なんとか医療業界試行錯誤でたどり着いた妥協案が現在医療体制なのだ東京医大問題もその歪みの一部でしかなく、この問題小手先テクニック解決したように見せたところで、根本病理はなにも変わらないのだろう。

(私自国民皆保険制度は素晴らしいと思うし、是非継続してほしいと思っている。)

anond:20180803002930

言及ありがとうございます。嬉しさのあまり以下ごく簡単ネットで調べまとめました。

また日記下部にいただいたリプライを整理して記載しました。

問題あれば都度修正・削除いたしますのでご指摘のほどお願いいたします。

――――――――以下まとめ―――――――――

医療費全体は抑えたいけど給与水準は低くもないため、人を増やすのは難しい

  http://pediatrics.news.coocan.jp/my_paper/nichii2010_4.pdf

業務効率改善有効。以下など

 ・コメディカル看護師を含む医療従事者の総称)における裁量権の拡大

  ・リフィル処方:処方箋1枚で繰り返し薬局で薬を受け取ることができる処方箋

   [wikipedia:リフィル処方箋]

  ・ナース・プラクティショナー一定レベルの診断や治療などを行うことが許された看護師

   [wikipedia:ナース・プラクティショナー]

診療科ごとの偏りは出るものの、現状どこも大変。新制度内科医志望が減ってる

 新専門医制度http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/Q%EF%BC%86A%206.2_Ver3.pdf

        https://www.huffingtonpost.jp/masahiro-kami/specialist_b_9206298.html (ハフィントンポスト

地方勤務の待遇はいものの、それでも志望者は少ない。教育環境の差か

日本医師会・専門委機構医師とは一体

 (私見:仕組み作っている人だろうか。そこに病巣がある?)

開業医医者が増えることをうれしく思わない傾向がある。勤務医はそうでもない

 (私見:働き方のコントロールがしやすく、かつ医者が増える=商売敵が増えるから?)

医療サービス制限有効だが反対も大きい

 (私見必要なところでどんどん制限するしかないと思う。無駄を減らし、必要ものに金を払う意識国民全員で持てればと)

健康寿命が延びて元気な人が増えて医療にかかる人自体が減るとみんなハッピー

 (私見:良質な食事運動・人とのつながり?)

ほか個人的意見としては、

時給換算して時短分は差っ引いて、その分多い人数でカバー出来たら、ほどほどの賃金とマシな労働環境結構ハッピーになるのでは、と愚考しました。

それとも医者とは、プライベート犠牲にしてフルタイムを超えて勤務しないと現役度を維持できない職業なのでしょうか。それはあまりにつらくて大変だろうなと、はたから見て想像してしまうのです。





――――――――以下いただいた言及―――――――――

若手医師です。

医療現場負担を思えば女性より男性を取りたくなるのはやむを得ない、ということなのですが、この問題の根っこには労働環境悪循環があるように見受けられます

その通りです。

そしてこれを改善するには

医者の方の数を増やす医大の受け入れを拡充する)

→今後の日本人口動態を考えると、諸外国比較して数は足りています

国の医療費抑制のため、医師がこれ以上増えるというのは日本以外の先進国も含めて現実的ではありません。これはどの先進国でも同じでしょう。

※調べてもらえばわかりますが、諸外国医師給与比べて、今の日本医師給与水準妥当orやや低めです。

リフィル処方、ナースプラクティショナーの導入などコメディカルにおける裁量権の拡大(医師医師以外ができることをやっている現状)がカギでしょう。

ちなみにこれに反対しているのは主に開業医団体で、勤務医は大歓迎です。

負担が大きくかつ重要診療科外科産婦人科小児科など)や

今年から施行された新専門医制度によって、数が一番減ってるの内科です。女性医師男性医師も。

小児科は案外、減ってないです。子供が好きな層は常にいますし、やりがいありますし。

外科内科も激務です。だから、皮膚・眼科・耳鼻などマイナー科にいく女医が多いわけです。

しかし、全体の仕事量の多さは相変わらずで、前話題になった女子医学生増田記事の通り、マイナー科内でも若手男性医師仕事のしわ寄せがいくのが現状です。

それぞれの科の学会も勤務条件改善努力していますが、全体的に過剰勤務なので、科の問題だけで解決できないと思います

地方勤務の待遇改善し、志望者を増やす

給与面ですでに行われています。私の出身大学(国立)ですと、地域医療枠として、地方に残る医師には学生には毎月12万が支払わていますし、都内と比べて研修医年収は2倍以上違います

それでも増えないのが現状です。子供教育という面は大きいと思います

私は幾つかの国に留学しましたが、地域医療の過疎問題世界中が抱えている問題です。

欧米など英語圏外国医師(中東インド中国など)に担保してもらっています

日本場合日本語を話せる外国医師が、日本田舎にくるかという問題患者は満足するか?私も明確な解決法が思い浮かばない難しい問題です。

③他業務全般効率化をはかり負担を減らす

これは1の通りでとても大事だと思います

ということが素人なりに思い浮かぶのですが、それは現実には難しいから現状があるのだと思います

一体、何が上記のような改善を妨げているのでしょうか?個人に罪はなく、医療業界トップが病巣になっているようなイメージを持っています

その通りです。日本医師会・専門委機構医師など、今のおじいちゃん医師達は根本的な問題放置してきました。

今回の女性差別問題もまるで初めて知ったように振る舞っている方もいて、開いた口がふさがりません。

医者の数が増えると困る人がいる?待遇改善できない理由がある?

いるとすれば、主に開業医です。若い勤務医は困りません。数を増やせるなら増やしてください。待遇改善してください。

医師マンパワー解決できる問題ではないと分かっているので、国民医療サービス制限するというのが現実的な案です。

救急車有料化専門医・大病院には初診でいけないようにする」は多くの先進国で行われています

というのは、日本国民の納得がいかないですよね。

日本が誇る質の高い国民皆保険制度は守った上で、予防医療に力を入れて医療アクセスを減らし、健康寿命を伸ばすことを目標にするのが良いと思っています

anond:20180802230544

若手医師です。

医療現場負担を思えば女性より男性を取りたくなるのはやむを得ない、ということなのですが、この問題の根っこには労働環境悪循環があるように見受けられます

>>その通りです。

そしてこれを改善するには

医者の方の数を増やす医大の受け入れを拡充する)

>>今後の日本人口動態を考えると、諸外国比較して数は足りています

国の医療抑制のため、医師がこれ以上増えるというのは日本以外の先進国も含めて現実的ではありません。これはどの先進国でも同じでしょう。

※調べてもらえばわかりますが、諸外国医師給与比べて、今の日本医師給与水準は妥当orやや低めです。

リフィル処方、ナースプラクティショナーの導入などコメディカルにおける裁量権の拡大(医師医師以外ができることをやっている現状)がカギでしょう。

ちなみにこれに反対しているのは主に開業医団体で、勤務医は大歓迎です。

負担が大きくかつ重要診療科外科産婦人科小児科など)や

>>今年から施行された新専門医制度によって、数が一番減ってるの内科です。女性医師男性医師も。

小児科は案外、減ってないです。子供が好きな層は常にいますし、やりがいありますし。

外科内科も激務です。だから、皮膚・眼科・耳鼻などマイナー科にいく女医が多いわけです。

しかし、全体の仕事量の多さは相変わらずで、前話題になった女子医学生増田記事の通り、マイナー科内でも若手男性医師仕事のしわ寄せがいくのが現状です。

それぞれの科の学会も勤務条件改善努力していますが、全体的に過剰勤務なので、科の問題だけで解決できないと思います

地方勤務の待遇改善し、志望者を増やす

給与面ですでに行われています。私の出身大学(国立)ですと、地域医療枠として、地方に残る医師には学生には毎月12万が支払わていますし、都内と比べて研修医年収は2倍以上違います

それでも増えないのが現状です。子供教育という面は大きいと思います

私は幾つかの国に留学しましたが、地域医療の過疎問題世界中が抱えている問題です。

欧米など英語圏外国医師(中東インド中国など)に担保してもらっています

日本場合日本語を話せる外国医師が、日本田舎にくるかという問題患者は満足するか?私も明確な解決法が思い浮かばない難しい問題です。

③他業務全般効率化をはかり負担を減らす

>>これは1の通りでとても大事だと思います

ということが素人なりに思い浮かぶのですが、それは現実には難しいから現状があるのだと思います

一体、何が上記のような改善を妨げているのでしょうか?個人に罪はなく、医療業界トップが病巣になっているようなイメージを持っています

>>その通りです。日本医師会・専門委機構医師など、今のおじいちゃん医師達は根本的な問題放置してきました。

今回の女性差別問題もまるで初めて知ったように振る舞っている方もいて、開いた口がふさがりません。

医者の数が増えると困る人がいる?待遇改善できない理由がある?

>>いるとすれば、主に開業医です。若い勤務医は困りません。数を増やせるなら増やしてください。待遇改善してください。

医師マンパワー解決できる問題ではないと分かっているので、国民医療サービス制限するというのが現実的な案です。

救急車有料化専門医・大病院には初診でいけないようにする」は多くの先進国で行われています

というのは、日本国民の納得がいかないですよね。

日本が誇る質の高い国民皆保険制度は守った上で、予防医療に力を入れて医療アクセスを減らし、健康寿命を伸ばすことを目標にするのが良いと思っています

2018-07-09

anond:20180709221252

増やせばいい、いや悪いの話しではありません。関係ない。むしろ日本医療自由診療ではなく、国民皆保険による半ば税金により賄われているから、全く自由競争が効かない。日本医療に限って言えば社会主義的。普遍的に安く医療を受けられる利点でもあるが、悪貨が駆逐されない、悪い構造でもある。よって、やみくもに人数を増やせってなるとレベル低いのも増える。ともかく今回の件とは関係ない。

2018-07-02

anond:20180702173330

医療費削るには、国民皆保険やめて、全部民間に丸投げしたら、病気なっても病院行く人減ってええんちゃうか。

もっと医療アクセスするのに金かかるようにしたらいい。

2018-07-01

anond:20180630150652

男性医師だ。

減点でなくて、加点で考えたらいいよ。

フルタイムで働く医者を100点として、出産子育てしながら働く女医は減点されて60点かもしれないけど、それでも仕事辞めて復帰しなかったら”0点”なんだから、60点でも現場から立ち去るよりは、パートでも時短でも働けるやり方で働く方が、きっと患者のためにも、同僚医師のためにもなることがあるよ。

医師労働市場にもうまく市場原理が働けばいい。

今は報酬の配分が、労働時間とか仕事重要からは解離している印象があるんだ。そっちの方が医療崩壊につながる気がする。

循環器とか外科とか、拘束時間も長くて、呼び出しもあって、直接命にもかかわって、”きつい”仕事は、当然こなせる人が減るから、希少性が高まって、報酬があがる・・・はずなんだけれど、そういう市場原理医師労働市場にはあまり働いていない。

これは、きつい仕事をする医師たちが、仕事に追われて政治的活動ができないからだし、そもそもそう言いう科に行く医師たちは、過剰な報酬を求めていない、いいやつが多いから。

国民皆保険日本では、診療報酬はほぼ、公的資金と言っていいから、医師ほぼほぼ公務員みたいなももの。市場原理は働きにくく、政治で配分が決まってる。政治活動するのは、激しく救急や緊急オペを繰り返す勤務医でなくて、もともと高い報酬を得たいという動機があって、割と労働時間裁量が働きやす開業医日本医師会)が中心だから、どこにお金流れるかは、察して。

現状の配分でも、若いころにはがんばって、体力的に厳しくなったら開業して・・・とか、夢が見れるなら、それでもまだいいけれど、そういう夢が見れなくなったら、優秀な人材医師にならなくなりそうかな。そっちの方が、医療崩壊につながると思うよ。

元増田も、志高く医学部に入り、医師になるだけの優秀さを備えているんだから、できる範囲で力を尽くせたら良いよ。

結局は、元増田の働き方(働き方に対する希望)が問題でなくて、100%フルタイム医者自分の働き方を比べた時の、元増田劣等感問題なんじゃない。優秀な人ほどありがちだけれど。

2017-11-29

歯医者に通っているのだが

月曜日

八重歯の横の歯ぐきが膿んでいるからそこの銀歯(神経処理済み)を剥がして薬をつけ直すとのことで銀歯を取り外し中を整えながら薬品を塗り直し医療セメントで蓋をするという延べ40分間の施術を受けた。

さすがに今日は少しかかるかなと思っていたら会計が300円だった。

わずから変な声が出てきたよ。

アメリカ人にこのことを伝えたい。国民皆保険ってこんなにすげーんだぞ。

2017-11-09

anond:20171108212009

でも江戸時代国民皆保険制度なんてなかったし、

上下水道道路は今より貧弱だったし、

電気ネットはなかったし、

そういったインフラを支えているものと考えれば安いもんじゃね?

2017-08-16

格安狂犬病予防接種について

http://www.asahi.com/sp/articles/ASK8H5746K8HUTIL01J.html

見た。

動物病院中の人が所感を書こう。

普通登録料別で¥3,000くらい。本間は¥2,000くらいみたいだね。

事情を知らない一般消費者が安い方がいいと思うのは当たり前だと思う。

簡単に¥1,000も下がっちゃうんだから本間以外の動物病院はボッタクリ商売だと思うかな?

でもさ、獣医師の平均年収ってこの記事https://www.google.co.jp/amp/s/mainichi.jp/articles/20170706/k00/00m/040/115000c.ampにある通り、569万円なんだぜ。医師はおろか、あれだけ過飽和が問題になっている歯科医師よりも稼げない。全然からないんだよ。

ワクチンフィラリア予防なんかの簡単な予防医療粗利が高いのに、何で儲からないと思う?

それはだな、獣医師の本分である病気検索治療が儲からいからなんだよ。

今や数百万円もするような院内血液検査機器エコーはあって当たり前。

そういった検査機器を駆使して、人の医療と同じような手間とコストをかけて検査治療をしても、貰える料金は半分もない。

日本の人医療国民皆保険から病院に直接払う額は3割が基本だろ?

残りの7割が健保組合とかから病院に入るわけだよ。

動物病院は飼い主からもらう料金が全て。

から動物病院業界業界全体の値つけが伝統的に医療保険制度みたいになっちゃってる。

まり、予防医療で広く利益を確保して、安価病気検査治療提供しているわけだよ。

最近は高度医療を行うような動物病院も多くなってきているので、そういうところは別だけど、未だに多くの動物病院昔ながらの料金体系なのよ。

からさ、予防医療しかやらないような動物病院グループ価格ダンピングして顧客がそっちに流れるなら、検査治療費は高くならざるを得ない。

市場に任せるってのはそういうこと。

そうなると、今だってある程度はそうだけど、ますます貧乏人は動物飼えなくなるよ。

で、動物飼育率が下がれば動物病院経営もどんどん厳しくなって、近所でそれなりの動物医療が受けられなくなっていくわけですわ。裾野が小さくなれば高度医療だって立ち行かなくなる。どんどん動物医療ペットビジネスが縮小していくわけですね。

全てが市場原理に任せれば良いことばかりじゃないですよね。

不動産だってさ、市街化調整区域規制を緩めたら郊外に空き部屋ばっかりのアパートが乱立して問題になったじゃない?

派遣法の規制緩和だって賛否あるでしょうが問題は大きいですよね。

規制必要なことだってあると思うのよ。

中の人から言えるのはこんなとこかな。

追記

貧乏人は動物を飼わなくなるんじゃなくて動物病院に連れていかなくなるだけってのはその通りだね。

俺は動物病院中の人から、多くの人にペット飼育する素晴らしさを感じてほしいし、ペットには適切な医療を受けてほしいのでそうなるのは悲しいよ。

中の人獣医師会の闇を暴いてほしいブコメがあったけど、中の人獣医師会入っていないんです。

動物病院の雇われ院長なんてサラリーマンです。

獣医師会が入れてくれないんです。

医師歯科医師比較するのはおこがましいってのがあったけど、医師比較するのは確かにおこがましいかもな。

でもさ、歯科医師偏差値考えるとさ、比較したっていいじゃんか。

職業として同列だって言いたいわけじゃないけど、大学が6年間なのって医師歯科医師獣医師薬剤師だけじゃん?

比べたくなるじゃんか。そこは大目に見てよ。

それから、人医療って医療法人だよね。動物病院って法人化すると株式会社なんだよ。利潤の追求が許される。

まぁ利潤を追求するためには多くの人に支持されなきゃならんので、値上げすりゃいいってもんではないのは立派な社会人の諸兄はよくおわかりだよな。

からまぁ、規制保護なんて動物病院はいらねーだろって言われると、そうかなって気もしてくるな。

本間さんは業者では悪者扱いなんだけど、狂犬病予防接種率の向上には寄与しているんだろうし、ノミダニ予防薬や療法食のネット販売等で業界慣行に良くも悪くも風穴を開けてきた動物病院グループで、評価されるべき面もあるのかもね。

あ、中の人本間グループの人ではないです。念のため。

2017-07-20

自己責任を完全不在にするのって害悪しかなくない?

相互扶助的な国民皆保険否定するわけじゃないんだけども、自己責任ってないものにしちゃっていいの?

例えば、生活習慣病に関して当事者医療費負担額が大きいと改善の為に自助努力するようになるってことが証明されたとするじゃん。そういうことって往々にしあると思うんだよ。もし、そうなら生活習慣病に関しては累積課税みたいな感じにした方が、国民健康促進に繋がるかもしれない。

自己責任をなくしてしまうとそういう可能性まで閉ざしてしまうんじゃないかと思うんだがどうよ。

2017-06-30

2017/06/29の東急田園都市線排水機器不良事故

公共交通に関して、オリンピックを控える東京都民の大半が不安だと認識しているそうだ。

ここでも民営至上主義インフラ粗製乱造化の弊害

粗製乱造化による悪影響は昭和時代から懸念され続けてきた。しかしまともな対策を講じることができなかった日本人

そのツケを払わされる今の利用客。これは国民皆保険も同じ。

2016-12-24

http://anond.hatelabo.jp/20161223173329

国民皆保険もなく銃規制もできず歴史文化もない、

大統領にしてくれると言っても住みたくない

世界で一番住みたくない国ですから言われなくても行きません。

テロの恐怖があってもEU圏のどこかにしますよ。

2016-12-23

http://anond.hatelabo.jp/20161222124531

アンタがもしガンになって高価な抗がん剤でも使うことになったら、月数十万の医療費健康保険負担してくれて、年取ったら年金もでて、急に仕事なくなったら雇用保険がでて、税金で整備された道路使えて、税金で養っている警察やら何やらのおかげで世界有数の日本治安が保たれている。

それが不満だったら、とっとと国民皆保険のないアメリカでも何でも行ったら良いと思う。

2016-10-26

http://www.huffingtonpost.jp/2016/10/25/nogami-haruka_n_12651678.html

●働かずに生活保護税金パチンコ。 →「けしからん!」「金返せ!」

 ※生活保護給付総額=3兆7000億円

医者指導を聞かずに糖尿病健康保険人工透析。 →「国民皆保険や!」「だれでも病気になるんや!」

 ※国民医療費透析割合=1兆5000億円

なぜか?

パチンコやめさせても死なないけど、透析やめれさせたら死ぬからか?

普通に教えて欲しい。

たとえば「こうゆう生活をしなさい」っていう条件付きでの医療提供みたいなことは、できないもの

2016-09-28

透析患者は、コスパ悪ではなく負債、そう言われてんだよ

http://anond.hatelabo.jp/20160928005843

この増田ブコメがいい感じに馬鹿で、これが社会の成長を阻害する連中かって呆れる。

頭の悪いリベラル存在こそが自由を奪うのは民主党政権で学んだだろ。

本当に透析患者だけでなく社会福祉で多くの人間を救いたいのなら、考えるべきことがずれてる。頭を使え。

id:kunitaka

ハンデキャップを持った人を支援するのは未来への投資だ。増田は考えを改めるべき!ハンデキャップを背負った人にしか出来ない社会貢献を考えろ!自分が実現出来なくても、いずれ社会に役立つ日が来る。人を信じろ

id:LiveinTokyo

そりゃ社会経済で回ってるんだからコスパ悪いのは問題だ。ただそれが1年で見るコスパであるべきなのか100年で見るべきなのかがものによって違う。福祉はもちろん後者

透析患者に溶かしてる1.5兆円があれば、100年もたてば透析患者100年間で150兆円使った場合の数千倍のリターンが帰ってくる

33万人の透析患者に500万づつ使う位なら、330万世帯の経済的理由子供のない20~30代の夫婦に対し出産10年間にわたって、子ども一人に付き年間50万づつ支援する方が良い。

透析患者が子孫を残しても遺伝病もちだが、小梨世帯支援すれば健康遺伝子の子供が増える、と誰もが思うだろうよ。

10年で人口が、健康国民が、1000万人増えれば、GDPに換算した場合のリターンを考えた時、透析患者が稼げる金額など鼻くそ程の価値がない事が容易に想像できる。

100年でみれば、なおさらのこと利益の差は拡大する。透析患者は切り捨てた方が良いという結論しかならない。お前ら、本当に馬鹿だろ?

短期的に見ても救うべきものは救わねばならない、出来る事なら誰一人として切り捨てなくていい社会を作り上げたい。

しかし現時点ですら財源に問題が出てきていて、更に悪化が見込まれている。さて、それをどうする?それを考える所が最低条件なんだよ。

今後もコスパいかに悪くても、救うためには1にも2にも金なんだって事を理解して口を開け

id:ctrlshftn コスパ定義が違うんだよな。他人幸せ自分幸せでしょう?「社会人」だもの。と思います

こういうお花畑馬鹿は、どうすれば死滅してくれるんだろうか

透析患者に費やしてる1.5兆円を含めて、社会保障の出費をどうにかしなければ、早晩、盲腸になれば500万なんて時代が来る

それをどうにかしようって議論が、そもそも目に入ってない。呼吸する空気さえ無駄


id:mur2 病気は仕方のないことだが、社会全体で不公平さへの是正必要。働いているのに生活保護者より少ない賃金しか受け取れないワーキングプア問題解決が一番の課題ベーシックインカムと人工臓器が実現してほしい。

誰が貴様の様な無能を食わせる事を議題にしてるよ。財政是正しないと誰一人救えねぇ未来が来るぞって話が、コスパって議論根底にある。

もしもBIなんか導入すれば、社会保障の一切は消える。それこそ、透析患者すら民間保険に入って、自費で透析を受けろという事になる。

どこの会社現在透析患者を受け入れるんだ?人工臓器なんて10年以上未来の話をする間に、現在透析患者を殺したいのか?

この手のバカに使う金こそがムダ金で、コスパ最悪になるわ。とっとと北朝鮮にでも行け。


id:fukken 社会目的は人々全員を幸福にする事であり、社会のために犠牲になる人を作るようでは、本末転倒効率を気にするなら遅くとも65歳で全員薬殺しなければならなくなる

id:cinefuk 役に立たない順に下層民を切り捨てていく社会肯定していくと、いつか自身が最下層になる。ディストピア小説から学ぶべきだよ!これは「若者SF離れ」の問題かもしれない

現在社会の為に犠牲になってる、切り捨てられた人間が居ないとでも?

無限予算で全ての人間が無条件に救われてるとでも?

徐々に下層の足切りラインが上がり続けるって話をしてる時に、問答無用に全員を救うべきとかww

救える人数の上限を引き上げる為に何が必要なのか?って所から考えるべきなのにSF離れとか、何見て語ってんだ。



コスパって話が出てくるのは、社会に余裕がないからだ。

透析患者に使う1.5兆は投資ではない。リターンなど殆どない負債だ。ただし、社会がそれを受け入れる度量を保ってほしい負債だ。

社会が快く、その負債を受け入れる土壌を作るために何をすべきなのか?が大事な事なんだよ。

財政再建し、経済成長させ、少子高齢化を止めることが出来なければ、それこそBIを導入してしまい、生活保護国民皆保険もなくなる。

そうなれば今よりも多くの人間が、合理的に切り捨てられるんだよ。頭を使えよ阿呆ども。

そんな時に、お花畑理論ジンケンガーとか言ってる奴は、健全議論をする気分を一気に損なう阿呆だ。

id:sny22015 福祉制度って本質コスパ悪いものなのにね。病気高齢で高いGDPを産めない人を支援するのだから制度問題はたくさんあるけど、コスパ福祉を切り捨てていったらいつか先進国と呼ぶに値しない国になるだろうね

順序が逆だわ。先進国から、切り捨てずに済む。

安定成長を続ける経済があってこそ、人工臓器や新薬研究資本投資される

政治安定や高レベル教育があればこそ、世界中製薬会社医療機器会社などが研究開発機関日本に置こうとする

国防不安のない国だからこそ投資が進み発展し得るし、外交関係が順調であれば技術交換も進む

その様な安定した社会の下で、多くの国民自分以外の誰かを思いやる余裕を持てれば高福祉社会を維持し得る

これらは透析患者を殺さないで済む為に必要となる要素だろう。日本が内政外交軍事の全てにおいて先進国であれば、救える命が増える。

トランプを支持するアメリカ人を見て、社会に本当に余裕がなくなった時の姿に思いをいたさないのだろうか

不思議でたまらない

国民皆保険制度の前に年金制度任意加入にしてくれ

長谷川なんとかさんみたいにネオリベ思想の人って皆口を揃えて

貧困病気による社会からドロップアウトまで自己責任だ!と口にしたがる

じゃあ自己責任でいいです。将来年金欲しいなんて言いませんし老後もし困窮しても

野垂れ死にますから年金任意加入にするなり、貰わないから払いませんっていう言い分も聞いてくれないかな。

2016-09-21

なぜ自業自得透析患者を殺してはいけないのか

長谷川豊執筆記事

自業自得人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステム日本を亡ぼすだけだ!!」を読むと、彼の主張は

人工透析患者を殺せ」

ではなく

生活習慣を帰院として糖尿病罹患し、人工透析に到った患者は全額自己負担医療を受けさせろ。それを拒否するなら死んでもらっても仕方ない」

であろうと思います。なのでここで

人工透析必要とする人はすべてが自業自得なのではない」

という反論をしてもきっとかの御仁の胸に響くことはないでしょう。なので反論すべきは

「なぜ自業自得透析患者を殺してはいけないのか」あるいは「なぜ自業自得透析患者を全額自己負担にしてはいけないのか」です。

自業自得とは


まず自業自得による糖尿病ってなんなの? という問題があります

糖尿病生活習慣病ですから、食べ過ぎ飲み過ぎ、体重増加、運動不足によって病気にかかるリスク高まることが知られています

糖尿病 | 生活習慣病 | 一般社団法人 日本生活習慣病予防協会

「まあ食べ過ぎ飲み過ぎは不摂生だし、自業自得だよね」

と思いがちですが、どこからが食べ過ぎ飲み過ぎになるのでしょう?

毎日、ご飯3合と焼肉400g、ビール1リットルを飲んだら自業自得

ケーキが大好きで毎日ショートケーキを1ピースずつ食べている人は自業自得

・一日おきに牛丼を食べてる人は……?

食べ過ぎ飲み過ぎの線を引くだけでもこれほどあいまいで、境界などありはしないのに、糖尿病遺伝などによっても発症やすい体質か否かの差が生じます毎日ケーキを食べて糖尿病になる人もいればならない人もいるわけです。

長谷川豊氏は一体どこに「自業自得」の線を引けというのでしょうか?

「ああ、あの時、ビール一杯ガマンすれば保険治療できたのに、あなたお酒飲みすぎラインを越えちゃったから今後は全額自己負担ね」

国民皆保険制度を壊し、こんな医療制度を実現することが可能だというのでしょうか。

自業自得の線を引けたとして


100歩ゆずってみんなが納得する自業自得の線が引けたとしましょう。けれど、その線を引けたからといって、やはり自業自得患者医療を全額自己負担にするわけにはいきません。

我が国国民皆保険制度の下で、どんな人も低額で医療サービスを受けることができるようになっています。これは日本国憲法第25条の第1項に

『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する』

規定され、第2項には

『国は、すべての生活部面について、社会福祉社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない』

規定されていることによります

国民に認められたこの「社会権」の下、医療保険制度国民保険料負担し、健康機能がおびやかされるに至った別の国民は低額で医療サービスを受けることができる「相互扶助」の精神運営されています

まり、「全員が健康文化的な最低限の生活ができるように、みんなでお金を出し合って支え合っていきましょう」と決められているわけです。病気発症する原因を問うことなく、「みんなで病気になった人を助けましょう」というのが日本医療保険制度です。

人工透析の話に戻れば、長谷川豊氏はこの制度否定し、「助け合える人間だけで助けあえば良い」「助けたい人間かどうかは助ける側(保険料を支払っている側)の人間評価すべきだ」と主張されているわけです。

「自堕落生活病気になった奴を我々の金で助けるなんて不愉快だ」という感情ベースに人が人の生き死にを左右しようという考え方に見えます

あいつは不愉快から保険を使えないようにしよう」

その考え方で医療システムがまっとうに機能するのでしょうか。

議論すべきは……


これほどに極端な記事掲載した彼の思惑を察するに、「これを起点に医療保険制度議論が活発になれば」ということなのでしょうが人工透析医療財政を圧迫していると考えるのであれば、透析医療の値段(診療報酬)を引き下げることを議論すれば良いのです。

あるいは腎臓移植特に死後移植の活発化を訴えるべきなのです。

彼の極端な記事を読んで

人工透析患者はすべて自業自得なわけではない」

反論するのは有効ではありません。その反論を前にしても彼は

「俺はそんなこと言ってないし、やっぱりネット民バカばっかりだな」

となお一層調子に乗るだけでしょう。そうではなく、

国民皆保険制度がなぜ今の日本存在し、それを破壊することがどのような影響を及ぼすのか

・人が人の生き死にを決めることはどれほど危険な考え方かなのか

人工透析医療費を下げる方法にはどのような方法があるのか

を主張し、反論とすべきかと考えます

2016-09-19

久々に映画を見て泣いた話

結構前になるんだけど、マイケルムーア監督の「世界侵略のススメ」って映画を見た。

元々この監督は好きだったし、今回もアメリカンブラックジョークで笑かしてもらおう、みたいな軽い気持ちで観に行ったのね。

で、予想通りアメリカンジョークで笑ってたら、段々笑えなくなって来て、最後には結構泣いちゃってた。

映画自体が良かったのももちろんあるんだけど、映画の中で描かれてるアメリカ日本と同じなんだよね。

今までこの監督が作った映画ボウリング・フォー・コロンバイン華氏911シッコと言った映画は海の向こうのアメリカが抱える深刻な問題を扱ってた。(銃規制の話や、国民皆保険制度が無く貧困層医療恩恵を得られないと言った話)

それが今回は労働教育人間尊厳と言った問題がメインで、よくよく聞いてるとそういう話題アメリカの現状は日本と変わらないんだよね。

なので海の向こうの話かと思ってたら、突然話が身近で現実的な話になっちゃった他人事では聞いていられない。

アメリカ長時間労働低賃金休みも少ない。休みが多いと言われるフランスイタリアはどう?

アメリカ詰め込み教育学歴社会学力世界一フィンランドはどう?

アメリカ前科者は人間扱いされず。まともな職も得られない。死刑制度廃止したポルトガルはどうしてる?

もちろん良いことばかりじゃないし、不況だらけで経済は行き詰まってるけど、欧州の人は「やりたくないことはやらずに、人間らしく生きていこう」としてるんだよね。

社会で生きていくためには嫌なことでもやっていかなくちゃいけない。それができなくなったら人間失格だ。

そんなことはない、と思いながらも心のそこではそう思ってた自分に気づいて、そして大変ながらも人間らしく生きていこうとする欧州人達のその姿勢に涙が止まらなかった。

こんな日記を書きながら、休日なのに明日提出の資料がまだ半分残ってるのでこれから頑張る。

2016-08-24

http://anond.hatelabo.jp/20160823232626

日本国民皆保険はみんなで負担していざというときは助けましょうねって精神だと思ってるから別に多少高くてもいいと思う(生活に困るようなら別だけど) まぁ社会保障費が財源食ってるっていうのはまた別の話ってことで。

病気なんだから別に医療費気にする必要はないんじゃないかなーと思うけど。

2016-05-12

在宅酸素療法

母が在宅酸素療法を行うことになった。病院から出た処方箋のような書類を元に、帝人在宅医療担当者酸素ボンベと据え置き型酸素濃縮器を持ってきた。酸素濃縮器はドラム洗濯機をひと回り小さくしたくらいのサイズがある。

母は比較アクティブ性格で、よく外出もするし、たまに海外旅行もした。そんな母が24時間、部屋の隅の機械につながれているのは見ていて辛いものがあった。外出中は酸素ボンベを使うが、呼吸を検出して息を吸う時だけガスを出す専用のバルブを使っても数時間しか持たないため、外泊はできなくなった。

いろいろ調べると、米国在宅酸素療法では携帯型の酸素濃縮器(POC)がポピュラーらしい。米国路線航空機では酸素ボンベを医療用であっても載せられないというから、POCはよほど普及しているらしい(日本では載せられる)。なるほど、ではそれをうちでもお願いしようと帝人担当者に聞いてみたところ、帝人で扱いのあるPOCでは十分な流量が出せないというのだ。また、チューブを長くできないので室内での取り回しが困難とも。

改めて米国メジャーな、たとえばチャート社のカタログなどを見ると、連続で3L/分以上出せる機種はいくつかあるしチューブ長も50ftなどと書かれており、言われているような制約はこれらの製品ではなさそうだ。帝人の扱っているPOCが非力だということであろう。国内の他社を見てみるとフクダ電子などもPOCを作っているようだが、性能面では帝人とさほど違わなかった。

機械を作るのであれば日本企業のほうが優秀そうだが、なぜそうでないのか。おそらく企業にとって収益性問題があるのだろう。在宅酸素療法も他の医療行為と同様に定められた点数にもとづいて診療報酬請求される仕組みだ。同じ点数、つまり売上が固定されているのなら単純でコストのかからない機械を使おうとするだろうし、新しい技術を開発したり他社と競争して機械を小型化したり性能を上げるメリットがない。また国内の在宅酸素サービスでは帝人シェアが6割といわれていて、市場寡占化していることも要因の1つだろう。

ある海外医療機器メーカー日本法人に問い合わせをしたところ、それなりの従業員数があるはずなのに社長直々に返事をいただき国内で同社製品を使う手続き代理店を丁寧に案内してくれた。日本では医療行為標準化して報酬を定めることで、国民皆保険制度が成り立っていて専門的な医療安価自己負担で受けることができるわけだが、そのことで企業活動が硬直化することは患者のためにならない。患者選択肢を持てる医療制度医療機器メーカー姿勢が求められているなと切に感じた。

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