はてなキーワード: 寝坊とは
相手はとにかく話が面白くオシャレで頭の回転が速い子で、気が強く見えて繊細だったりアーテイスト気質
自分のようなフツーの人間から見るとカッコよくて個性的でいいなぁと思うが、本人は「普通になりたかった」と言っている
twitter相互からスタートしたものの、毎日LINEするようなかなり親しい仲になりすでに数年経っている
1泊で旅行に行った後から突然連絡を絶たれたので、間違いなくターニングポイントはそこだと思うんだけれども
どうしても自分が何をしたのかどれが嫌だったのかわからなくて苦しい
1日目は本当に楽しくて相手からもそれがちゃんと伝わってきて、
ちょっと疲れたから予定繰り上げて宿に行きたいと申告があったのでそのまま宿に行って
夜は流星群だったから流れ星も見て1:00すぎくらいにすんなり寝た
2日目は朝8:00くらいに起きてそのままご飯食べたけれど
少し寝てから出発したいと言われたから「そうだねゆっくり出よう」と二人で二度寝
起きたらなんと9:55で二人で慌てて準備して、なんとかチェックアウトして荷物も預けて
もうその時点でほとんど会話もしてくれなくて、とにかくつまらなさそうだった
そこからはもうトントン拍子に機嫌が悪くなって、疲れたから予定より3時間ほど早く乗換駅まで行きたいと申し出があって
「じゃあ早めに行って早めにご飯食べて解散しようか」と伝えて駅まで行ったのだけれど
乗換駅から地元に帰るまでの切符が交換できず、そこから5時間ほど時間が空いてしまった
話しかけても最低限の返事しかせず、目も合わず目の前でずっとゲームをしていたので
本当に疲れて不機嫌で、他人と気を使って会話をする元気がないんだなと思い
こちらも静かにお土産やTwitterで時間を紛らわせた(正直「せっかくの旅行なんだからもう少し態度なんとかならんのか」とも思ったんだけど)
電車に乗ってからは相手がずっと寝ていたので話をしていないけれど、
別れ際に「楽しかったね」と伝えると「楽しかったね」と返ってきた
でも次の日からもうLINEは敬語だったし明らかに態度が変わっていた
昔から話したくない時がある子だったので自分も少し連絡を控えてしまった
どの時点で何が嫌だったのだろうか、自分の中で言い訳をつけつつグルグル考えてしまう
まずそもそも体力差があったんだろうか(自分は旅行なら1日くらい6時間睡眠でもイケるタイプ)
疲れたのにフロント対応をしてもらったからだろうか(予約者以外はこちらでって案内されたからなのだけれど)
お風呂2回も入りたくなかったのだろうか(せっかくだから2回入ろ!とは言ったけど嫌なら無理しなくてもよかったのに)
流星群を見るより早く寝たかったのだろうか(確かに自分は目がよくはしゃいでいたけれど彼女は乱視で1,2つしか見られなかったな)
テンションを上げてあげられなかったから?そうっとしておいたのが間違いだった?
それとも自分が何かとんでもない失言をしてしまった?相手の地雷は大体把握してるはずなんだけど何か踏み抜いたか??
お金は自分の分払ったよね?払い済ってメモと履歴はあるんだけど、まさか他になにか借りてたっけ!?(ないはず…)
いままで何度も自宅に泊まったりはしたけれど、その時から嫌だったのか
でも旅行に誘ってきたのも相手なんだよな…計画段階で嫌なことがあったとか?
たとえ全部だったとしても、ぶちまけてくれたほうがよかったなぁ
毎日でも楽しく話せる友人が減ったことももちろんかなしいけれど、
何年も本当に仲良くしていたのに理由も言わずすべてブロックされてしまうような関係だということがわかったことがかなしい
「仲良くしていた」って思っていたのは自分だけじゃないはずだって今でも思ってしまう
いままで彼女が友人を切るところを何度も見て、何度も話を聞いて「増田のおかげで関係修復した」って言われたこともあったけど
いったんひとつ無理になるとすべてが無理になってしまって何もかもが嫌になる、と常々言っていたから自分も何かしたことはわかるんだけど
主観的にはどれも「旅先ではよくあること」だから気にもならなかったんだ…言い訳にしかならないけど…
というかほかの友人とも何度も旅行に行ったりしているけれど、その子たちにも何か嫌な思いをさせているのか?もうわからない
1か月以上時間をおいても、理由を聞いても話すどころか怒ってもくれなかったから、
もう話したくないかもしれないけれど自分はあなたが好きということ、気が向いたらまた話しかけてほしいことだけは伝えた(そのあとブロックされたんだけどな!)
今は縁が離れてしまっても、またどこかでめぐってくるといいな~~
ここまで読んでくれた人ほんとうにありがとう
自分のぐだぐだ長ったらしい文章と沈んだ感情の吐き出しに付き合ってくれてありがとうございます
なんかこう、あったかくておいしいものを食べつつ素敵な夜をお過ごしください
せっかく頂いたので、少しですがまとめてお返事させてください
新しい価値観だとおっしゃってくださった方
唐突に別れることもあると教えてくださった方
数いるフォロワーさんの中でも、本名や勤務先はもちろん、家族ぐるみで仲良くして結婚式などのつながりがあったので
自分の中ではすっかり「フォロワー」というより「友人」、ひいては「親友」に近くなっていたのだけれど
幸いまだほかにも友人たちがいますので、その人たちを大切にしつつ、もっと軽やかにしなやかに生きようと思います
優しいコメントありがとうございます…そう、自分のすべてを疑い始めちゃうんですよね…どれ!?って…
無言で去るのも性格というか気質ですよね…相手が「怒りを言葉で表明すること」がとても苦手なことを知っていたので
相手が落ち着いてから話したいなと思った矢先だったので、本当にタイミングも縁のひとつだなぁと思います
この年になって所属環境(会社とか)抜きで大切だなぁと思える人と会えることは滅多にないので
そういう存在に出会えたらこれにめげず!大切にしていきたいと思います
ほうっておいてもいいとおっしゃってくださった方
たしかに、おそらく相手も何かの積み重ねがあって、最後の一押しだったのかもしれません…
実は先日自分に少しおめでたいことがあり、その件を揶揄したような、少しささくれだった言い方をされたことも(旅行ではなく日常で)あった気がします
その件も踏まえて共通の友人にそうっと聞いたところ「あなたは何も悪くないと思う、彼女は自分の気持ちに正直すぎただけ」とも言われたので、
自分もいまは拒絶を受け止めて、また自分か相手が変わって温度がちょうどよくなったら仲良くできればと思います
(自分も人も変わる、って結構元気でる言葉ですね!うれしかったです)
モラハラだとおっしゃってくださった方
あなたのコメントが一番ハッとしました…たしかに…そうかも…?
自分はそういう被害にあったことはないですが、不機嫌になる+不機嫌の理由を言わない+察してくれないと拒絶するのは
ちょっと心にクるなぁ…しんど…と何度か思ったことがありました
大体そういう時は離れたほうがいいと思って解散しちゃうんですけど、旅行ではそれができず悪化した感じでした
もしかしたら相手とは直接遊ぶのは1日が限度、それ以上はそういう傾向になってしまうのかもとうっすら思ったこともあります
何年も楽しく(本当に楽しく)遊んでいたので、その思い出はそのままに未来に目を向けようと思います
その他、百合として消費してくださった方(たぬき顔個性派ときつね顔没個性でご想像ください…)
友人がいない方、でも隣にいられると困る方(そういうときネットって便利ですよね)
お疲れさまをくださった方(心に沁みました)クチャラーを指摘してくださった方(多分ちがいます…が声はデカいので気を付けます)
ガイジ論を展開してくださった方(すごい略し方ですね…)
みなさま楽しい一日をお過ごしください
最後のFブロックの問題を少しづつ解いている間、運命を少しずつ固めていくような気分だった。不安感が強かった。解答に自信がないわけではない。もしかしたら間違えてるかもしれない。その不正解が、不合格という未来に連なることが怖かった。でも、マークし終えると「これでそんな恐怖ともおさらばできる」と少しホッとした。問題に記入した丸とマークシートを見比べながら終了の時を待った。
試験官たちが、回収していたマークシートは、俺たちの運命そのものだった。一つ一つ、機械のように手にとって向こう側へ持っていった。これで確定してしまうのか。試験が終わってもしばらく放心して動けなかった。
帰り道は、同期と問題の講評や今後の予定や研修先など、どこか浮ついた調子で語り合い、そのうちそれぞれの帰り道へ散っていった。
一人になって、届いていた挨拶LINEに返信しながら、ぼんやりとした気分のまま家に戻ってきた。この荒れ果てた部屋も、俺自身さえも、昨日と何一つ変わっていないのに、はるか遠くの別世界にいた。そう、今は俺は『国試後』の世界にいた。
ずっと『国試後』はもっと遥か遠い概念だと思っていた。国試の十日くらい前だったと思う。その朝シャワーを浴びていたときに、急に気づいた。
『国試後』はすべてが許される、夢の世界だ。寝坊も、夜ふかしも、ゲームも、動画も(飲み会はダメだけど)、あらゆることに罪悪感を感じる必要がない、そんな傍若無人な世界なのである。心が折れそうなときは「国試が終わったら〇〇をしよう」「国試が終わったら✕✕を買おう」などと様々な妄想をしてきたが、ついに例のソレが来てしまったというのか。
今、その世界に足を踏み入れたという実感はない。
いや、あっていいものか。何を隠そうまだ何も終わってないのである。合格か、不合格か、蓋を開ける必要があった。
採点サービスに入力できないでいた。合格を手にするには、不合格を迎える覚悟を持たないといけなかった。どうやら、合格を得ること以上に不合格の恐怖のほうが強かったようだ。
そんな調子で立ち往生していた。果たして俺は、真の向こう側の世界に行けるのだろうか。
【追記】
🙏🏻👩🏻🦲お寝坊さんね♥
元増田の一念発起と挫折しないための創意工夫には頭が下がったまま上がらない気分になるが、ゴミ出しについて勝手に補足したい。
いつでもゴミを出してもいいマンションに住んでいたら別だが、そうでないなら自治体のゴミ収集日を把握するのは必須。
で検索すれば、トップに役所・役場のゴミ収集日のスケジュールが出てくる。
この辺は性格によるが、Googleカレンダーなどに
のように登録して、前日の晩と当日の朝に知らせてくれるよう設定する。(私はそうしている)
室内にカレンダーがあって見るのなら、紙のカレンダーに一年分を書いておくのも良いと思う。
ゴミの収納ボックスや動物除けネットがあるなら、前日の晩に出すべき。次の朝に寝坊しないという保証などないのだ。
でないと「このゴミは持って行けません」という貼り紙を貼られて、ゴミ捨て場に放置される。
そうすることで、ゴミ出しという習慣を身体に刻み込むことができる。
「ゴミ袋が一杯になったら出そう」とか考えているとゴミ出しの習慣が身に付かない。
ゴミ袋の料金を節約するより、ゴミが溜まらない生活を優先しよう。
たとえばプラゴミに紙や生ゴミが入っていると「このゴミは持って行けません」という貼り紙をされて回収してくれないが、普通ゴミに紙やプラスチックが少々入っていても大目に見てくれる。
元・友人は今でもVtuberをやっている。私は性根が腐ってるので供養としてここに書き散らす。
【追記】思ったより読まれていて自分の悪文が恥ずかしくなったので、半分の長さに整えた。1万文字バージョン読んでくれた人ありがとう、書き殴ったの読ませてごめんなさい。
スポーツをやってた。サッカーってことにしておく。(例えに良いので)
そいつがVtuberになって活動をはじめて、練習をすっぽかすようになり「サッカーの大会にはもう出なくていいのか?」と聞いたら「がんばる」と言っていたが音信不通に。
「サッカーがんばろーぜ!」って盛り上がってたのは私だけだったようだ。つまり片想いでフラれて今これを書いている。
長文読みたくない人向けに、↑ただこんだけの話だとお伝えしておくな。
あとはこれを書いてる私の性格の悪さだけが感じられる、くわしーい仲たがいの流れ。
私は新卒カードをブラック企業に切る→給料未払い起こされて退職→生活保護手前のフリーター。
履歴書のみで見れば(成人してからまだ若いのに学校や会社のリタイア経験があるという点で)お世辞にも優良とは世間から思われないであろう2人。私はCに仲間意識を持っていたし、時々将来のこととか生活の行く末を、チームの中でもCだけと語り合うことがあった。
私とCのなりたい職業は同じで、昨年私がなんとかその職業につけた。サッカーコーチの職だ。
それをきっかけに年齢やら職業を意識したCは、私に「まだ募集があるようなら、私もその職場で働きたい」と、場合によっては紹介を希望する発言があった。私もCが同じ職場で働けたら楽しいだろうなと思ってた。
履歴書の内容がよろしくないので、せめて面接で話せる経験を増やそうとCと話し、田舎の大会より少し大きい大会に出ることにした。サッカーコーチ目指してます! とか言って、アマチュアのサッカー大会すらほとんど経験したことないってどうかと思ったので。
Cは大学でも寝坊やレポートのギリギリ提出をするタイプで、普段も大会1か月前からしか本腰の練習をはじめなかった。しかし今回は大会の半年前からしっかり体づくりや練習をしたい、サボりそうであれば声をかけてくれと本人も意気込んでいた。
Cは他のメンバーへの教え方がうまかったり、良いテクニックを持っていたのでチームでも慕われていた。チームの皆は「体力づくりやってますか、先生?」「先生は今がんばってる最中ですもんね~」とか言って声をかけてた。
正直にいえばその時点でメンバーの皆が「ん????」と思った。
Cには幼なじみがいて、バーベキューが好きな人らしくCを含めて「バーベキューの会」を開いていた。手先が器用なその人は、最近Vtuberにはまったのをきっかけに、自分でもVtuberモデルを作ったのだった。そして「バーベキューの会」のメンバーにもモデルを提供し、Cもモデルを貰っていた。
Cは「基礎体力作りとか、モチベがあがらないからさ。筋トレ動画とか、ドリブルとかシュートの練習動画を上げることでモチベを維持しようと思う」とチームにV名などをLINEしてきた。
CのVじゃない個人Twitterのつぶやきが私のタイムラインに流れてきて、生活の合間の時間は全部、機材の調達や撮影、動画資料作りに費やしているのが垣間見れた。週に3~4本は動画を投稿していた。
キャラのプロフィールには「大会に出るのですが、体力がヤバめ……。一緒に体力づくり&もっとボールと友達になりましょう!」と書かれおり、キャラとしての定番挨拶も「みなさーん、ボールと友達してますか~?」だったが……。
肝心の動画では「30分、筋トレします!」→自分の筋トレグッズ語りを25分、残りの5分で「雑談多めになりましたね。ちょっと集中!」と、ゆーっくりとした有酸素な腹筋を数回して終わり。
ドリブルやシュートの練習動画では、自分が憧れてるプロ選手のフォームの美しさを語る以外は、ほとんどボールは蹴らずに鏡を見ながら「体の重心が……」「いやもうちょっと足を……」と時々つぶやくのみ。30分間ほぼ無音・無言。ボールと友達、おまえが一番できてないぞ……という感。
ちなみに動画説明欄には「ボールを蹴る音、ASMRにもどうぞ」と書かれていたため、ASMR好きの私はASMR(をがんばって撮ってるYoutuber)をなめるなと静かに怒っていた。その怒りは一番どうでもいいのだが、その内、「#30日間おすすめのプロテインについて語るチャレンジ」「ホラーゲーム実況します!」という、定番のYoutuberな流れになっていった。
しかしモデル作者の幼なじみさんやそのフォロワーがCを褒め、グッドボタンを押していくので、Cは大満足の様子。
チームの私たちは黙って静かに見守っていた。逆に誰も何も言わなかったからか、Cはなぜかチームの私たちは、誰も動画を見てないと思ってたようだ。
チームのメンバーは呆れはしたが、「でも今回はCもちゃんと大会に出たいはず、本当にがんばらないといけない状況になったら、Cもさすがにがんばるでしょ」「やればできる子なはずだし……」と、まだ『仲たがい』まではいかなかった。
甘かった。
決定打になったのは、全部で3点あってその1。
Cに「私たちも動画を見ている、このままでは良くないと思う」と伝えた。
「もともと就職の話もあってCをメインに予定を組んでたから、このままだと大会への出場キャンセルも考えることになる。大会4日前のキャンセル期限までに決断したい」「できないことはできないと言ってほしい。それで友達やめるとかはない」と釘をさした。
Cは「こういうことをはっきり言ってくれる友達を持てて良かった。今、LINEを読んで泣いてます。動画の投稿頻度は落とします。できないならできないって言うし、正直に素直になります。私も自分の人生をかけるつもりです」と返してきた。
このやり取りの翌日。
「大会が近づいてきたので、実況プレイはお休みして、練習動画だけにします~」とは言っていたが、いつも通り筋トレという名の雑談動画を上げたCがいた。
更に数日後に投稿された動画では、よりによって家の階段から落ちて足をくじいたと告白。家の階段から落ちたのも、実況プレイをしていたゲームをやりこんでいて、徹夜して、寝不足が原因で足を滑らせたそうだった。
「全治2週間ぐらいなんでまあ……大丈夫です!」と語るC。
「いやいや? それなりの怪我で、大会出場に関わりそうなのに、なんでこっちに一言も報告してくれないんだ?」となる私たち。
これでCを心配するよりも、その誠実性の無さ(&先日LINEで泣いたとまで言ったのはなんだったのか)に抑えようのない怒りを持ってしまった。
更に数日後。Cは夜更かしをしていることをTwitterで語っていた。
足をくじいたからどうせ練習できないしと言って、生活リズムがおかしくなるレベルで、ずっとぶっ続けで野球のドラマを見ていた。
そしてくじいた足が治った頃(※大会6日前)に動画を上げ、「野球のドラマなんですけど、体力づくりの練習法が出てきてて、ありだなと思ったんですよね。今からこれやって、体づくりはじめます!」と動画で言った。
まず大会2週間前~1週間前の貴重な時間を、ドラマの視聴でつぶしたという事実。
またその練習法をやってるメンバーは実はチーム内に既にいた。そいつは1年前からコツコツやってて、やっと実践に活かせるようになってきた感じだった。そういうメンバーがチームにいるのを、Vtuberとして生活しすぎて、忘れたらしかった。
なんというか……本当にチームの人間が動画を見ているのも忘れているらしかった。そういう言い方をするのは、そのメンバーの努力を軽んじてるようにも聞こえた。Cはメンバーに対して、悪く受け取るなら『自分が参考にするところはない』と軽い見下しを持ってるのかと思った。
空しかった。Cとチームをやっていることが空しかった。また心が離れた。
大会の5日前にチームのLINEで「動画とか全部見てるよ。とてもメイン選手で出れる状態じゃなさそうに見えたけど、Cはどう思ってる?」と訊いた。
でもそのLINEは、いつもより既読が1足りなかった。Cの既読が付かなかった。
日付が変わる深夜0時までまった。絶対にキャンセルできない日にもなった。チームのメンバーが知ってる連絡先に連絡したが、応答はなかった。
これで、チームの全員が怒った。Cとは7年ほど付き合いがあって、人生のそれなりの相談もし合う仲だった。Cが自分の向き合いたくないことと私たちを天秤にかけて、私たちを無くす方を選んだ事実がそこに転がってた。
日本には「お前に言われる筋合いはない」という慣用句がある。デブに「お前痩せろ」と言われたり、朝寝坊繰り返している同僚から「君は生活習慣を直すべき」と言われたような時に言い返す言葉として存在している。
類似のことわざとして「医者の不養生」もある。意味は書かなくても分かるだろう。
このように日本人はブーメランを嫌う伝統がある。例えば民主党政権が失脚し、今でも年々支持を減らしている原因の1つもこれだ。立憲民主党の一部議員や支持者はこの点に気付いており、自分たちがブーメランになることがないよう気を付けている人も居る。肝心の立憲民主の幹部層がブーメランを今でも繰り返しているので効果は出ていないが。
ナイキはそういう日本人の文化を見誤った。一連のCM炎上の中で、「ナイキにブーメランが刺さった」と指摘しているのは決してネトウヨ層ばかりではない。せめて「自分達も今まで問題があったが一緒に変わっていこう」という内容のCMだったら炎上はしてなかった。
懺悔したいことがある。
車椅子に乗っている男性が「すいません、すいません……」と声をあげていた。
明らかに困っていた。人々がびゅんびゅん通り過ぎるような道のど真ん中で、おろおろと声をあげている。あ、と思った。どうしよう、と思った。時計を見る。遅刻寸前だった。
そしてあろうことか、私はその男性を無視したのだった! なんて最低なのだろう。
いつもなら足を止める。いつもなら声を掛ける。いつもなら邪険にされても構わないと行動を起こす。いつもなら、いつもなら、いつもなら……。
どれだけ言い訳を並べても、困っている人を見捨てたことには変わりない。
背中越しに聞こえる「すいません……」が遠のく。私は「自分」と「困っている人」を天秤にかけて、咄嗟に「自分」を取るような最低な人間だった。
ごめんなさい。謝っても謝り切れないことをしました。許されないことをしました。
っていうかほんとに客観的に見てもこんな記事を書いているのがオナニーにしか思えない。本当に最低。
寒い寒いと言いながら、三時のおやつでも食べようかとリビングに降りてきた私に、キッチンから父がボソッと声をかけた。
「エアコンなら、母さんが業者呼んで清掃してからじゃなきゃ使わん言ってたから、つけたら怒られるぞ」
はぁ?という顔をしている私に、いらんといったのが聞こえなかったのか、みかんを手渡しながら父が言う。
「なんで寒くなる前にやっとかんかったんだって話よな。そんなこと言ったら、怒られるから絶対言わんけど」
からからと笑う父。手に持つマグカップには湯気の立つコーヒー。テーブルに目をやると、みかんの皮が散乱している。
ソファの背もたれにかかっていたひざ掛けを腰に巻いて、リビングのテーブルにつく。渡されたみかんを揉みながら、
頼むより先に父はグラインダーに豆を入れていた。ブィーンという無機質な音が部屋に響く。
「みさちゃん、昨日の夜酔っぱらって、そこまで聞けんかったけど。この後どうすんの。そこらへん、母さんとは話したんか?」
「うーん」
どうしたものかと私は少し考えた。昨夜、久々に帰省した私のために、自宅ではささやかな歓迎会が催された(とはいっても少し豪華な寿司の出前をとったくらいだが)。食事を終えて、家族三人テレビを見ながらダラダラとお酒を飲んでいたのだが、父は早々かつ静かにリビングのソファに沈んだ。腹に猫を乗せて、スマホのバイブほどの小さな音量でいびきをかきながら寝る父をそのままに、母とは今後の話をある程度した。正味二時間ほどかかったその話を、今父にするにはまだ話をまとめ切れていない。母からは同姓として理解は得られても、父にはこの冗長な割に何も決まっていない私の現状を伝えても、ただ心配を駆り立てるだけではと不安になったのだ。
「まぁ暫くは休むよ。貯金もあるし。今はまだ動けん気がするし、何より少し疲れたわ」
みかんの皮をむきながら、はぐらかすようにそう答えると、コーヒーを入れる父の手に視線を移した。暫く見ない間にまた年季が入ったなぁと、ふとそんなことを考えた。
ここ数年、私(輝く三十代独身)はアメリカ西海岸の小さな広告代理店で仕事をしていた。小資本の飲食店や小売店なんかがメイン顧客だったので、今回のコロナによる各種制限後はほどんと仕事がなく、一部制限解除後もほとんどの店はコマーシャルを打つ余力はなかった。片手間に作っていた無料情報誌なんかは、コロナ対策のコラム等を差し込みつつほそぼそと発行を続けていたけれど、いつしかそれも限界に。結果、私はあえなく「状況が良くなったらまた声をかけるから、必ず戻ってきて」とお決まりのコメントと共にレイオフの網にかかったのである。こんな状況ですら私を限界まで雇い続けてくれた会社には感謝しかないが。
解雇後「とりあえず一旦リセットだな」と考えた私は、実家に帰ることにした。異性関係は、現地で交際していた男性と二年ほど前に別れた後はパッタリだったし、行きつけのチャイニーズレストランもコロナで潰れたので、かの地に私を繋ぎ止めるものはもう何もなかった。大卒後から今までずっと海外でもがいてきたこともあり、このひっくり返った世界を口実に、このタイミングで実家でゴロゴロしてやろうと、そういうことである。しかし状況が状況なので、帰国を決断した後も、やれ渡航制限だ、やれチケットの予約だと色んなことがうまく繋がらず、なかなか出国することができなかった。ようやく帰国の日取りが決まったころ、
「帰るで」
ポッと送ったLINEに、
「車で迎え行く!楽しみ!おめかししてく!」
と還暦も半分過ぎた母はノリノリで返信したにも関わらず、当日派手に寝坊した。私が期待していた、到着ロビーでの感動の再会(BGM:青春の輝き/The carpenters)は叶わず。実に四年ぶりの帰国はなんとも味気のなく、一人公共交通機関でと相成ったのである。
「あれな、『コロナだし、やっぱ行かん方がいいと思って』って言い訳しとった」
私の分のコーヒーを手渡しながら、けらけらと父は笑った。
「ほんと昔から適当な人。あんなんと結婚した意味が分からん。初恋の人とか言わんでよ?」
私が次のみかんに手を伸ばしながら言うと、
「初恋かぁ……」
ギリギリ聞き取れるくらいの声でボソッと言った後、父は一人モジモジしながら下を向いた。思えば父と母がイギリスで出会ったという話は聞いたことがあるが、初恋話となると聞いたことがない。恐らくこの人の初恋は母とは別の人と思うが、どうせ時間もあるし、掘れば面白い話が聞けるかも知れないと思った私は、
「そしたら、父さんの初恋っていつよ?」
別に話したくなければいいですよ、ええ。と二個目のみかんの皮をむきながら、興味なさげに聞いてみた。暫く返答がないので視線を上げると、相変わらずモジモジしながら、父は照れくさそうに顔を上げた。
「お墓に持っていくほどのものでもないし、話してもいいか。母さんには内緒だぞ?」
言うと父はテーブルの上のみかんの皮をまとめてゴミ箱に入れると、ゆっくりと向かいの席に着いた。
(結局話したいんでしょうに……)
「みさちゃんも墓参りの時に行った叔父さんの家、まぁあれは父さんの実家でもあるわけだけど、裏手に階段あったやろ。急なやつ。あそこを登ると昔図書館があったんよ。市立だか県立だか忘れたけど、そこそこ立派なやつがね。父さんは大学の受験勉強を毎日そこでしてたんだ。家だと兄弟たちがうるさいから」
父の実家は西日本の某所。坂の多い海辺の町だった。遠方であることもあり、私は小学校高学年の時に祖父母の墓参りに行ったのが最後、以来そこには行っていない。
「そこの自習室がさ、海に向かって大きな窓があって。部屋にストーブがあったけど、やっぱり窓が大きかったせいかな。冬場はすごい寒かった。でもそのおかげで利用者が少なくてね。少し寒いくらいの方が頭も冴えるし、父さんはそこを好んで使ったんだ。あともう一つ、別の理由もあったんだけど」
父はそわそわと立ち上がると、コーヒーのおかわりだろうか、電気ケトルに水を入れて沸かし始めた。ケトルがお湯を沸かし始める音が、私の想像の中の自習室のストーブの音と重なる。父はそのままケトルのそばから離れず、窓の外に目をやりながら続けた。
「父さんともう一人、その自習室を使う女の子がいたんだ。とても綺麗な、束ねた長い髪が印象的な子だったよ」
突如文学的な表現をし始めた父をみて(これはキモイな……)と思った。初恋話を聞くのにある程度の覚悟はしていたものの、父の口から語られるそれは、なんとも中途半端な恋愛小説のようで、
(これは、脳内でキレイどころの女優さんでもキャスティングして、程よく補完しながらでないと聞くに堪えないな)
そんなことを考えながら、みかんを口に放り込んで聞いた。
「それが初恋の人?思ったよりチープな感じ」
「最後まで聞けよ。みさちゃんが聞いたんだし、父さんにとっては大切な青春の1ページだぞっ!」
父はムッとした表情で言った。
「隣の高校の女の子だったんだ。同じく受験生だった。頭のいい子でね。その部屋で一緒になった最初の数回は会話がなかったんだけど、ある時勇気を出して話かけたんだ。『どこの大学を目指してるんですか』ってね」
「ほうほう。で?」
「目指してる大学が一緒だったんだ。まぁ、彼女は余裕の合格圏内。父さんは相当な努力を要するくらいの差はあったけれどね。彼女は英語系の学部に進みたいと言っていた。将来は海外に行きたいと。当時ボーっと生きていた父さんと違って、明確な夢を持っていた彼女はとても輝いていてね。ほら、男って単純だから、一発で惚れちゃったんだ。同じ大学を目指す二人。一緒に勉強する自習室。これは、もう、そういうことだろうってね」
「馬鹿なのではなかろうか」
「いや、馬鹿でなくて!」
父は鼻息荒く私を遮り、
「たしかに最初は一方的なものだったさ。けれど、一緒に勉強……というかほぼ父さんが教わるだけだったけれど、毎日のように、約束して、同じ時間を過ごして、そういう感じになったんだ。『一緒に合格しようね』とか『一人暮らしする時は、近くに住もう』とか、これはっ!もうっ!そういうことでしょうがっ!」
若干の金八先生口調になりながらまくし立てた。
「彼女の教え方が本当にうまいもんだから、ギリギリの成績だった父さんも合格圏内に入るくらいになったんだ。夢の大学生活は目の前だった。ある雪の積もった日、勉強を教えてくれたお礼に、図書館の近くでラーメンを奢ったんだ。温かいものでも食べようってね。その帰り道、初めて手を繋いだんだ。女の子と手を繋いだのは、その時が初めてだ。さっき食べたラーメンが胃から飛び出そうだった。家まで送ると言ったんだけど、ここまででいいと。途中で分かれたんだ。次の日も、いつも通り会えると思った。でもなぁ……」
突然、演技派女優のようにうなだれる父。いや、でもこれは結構シリアスな展開なのでは。私は我慢できず、恐らく一番ビンビンに立っていたフラグを掴むと、
「……し……死んだとか?その才色兼備さんは……事故に遭ったとかで……」
ゴクリと唾を飲みながら聞いた。少しの間、静寂がリビングを包む。父は顔を上げると、
「あっ、忘れてた」
と言って、電気ケトルのスイッチを入れ直した。ズッコケる私を一瞥しながら続ける。
「いや、死んでない」
「おい」
「死んでないんだけど、消えた」
は?という私の顔に腕を組みながらうんうんと頷くと父。
「次の日から、もう試験も近いのにパッタリと来なくなった。いなくなって三日後くらいかな、その子の高校に行ったんだ。名前は知っていたけれど、家は知らなかったし、当時は携帯なんてないからな。それしか方法がなかった。今ほど個人情報にうるさくないからな、聞いたらサラッと教えてくれたよ」
ケトルからサーっとお湯の沸く音がする。部屋が寒いからか、注ぎ口から湯気が濃く立ち上る。
「夜逃げしたらしい。母親がいない家庭で、親父さんがあまり真面目な人じゃなかったようでな。突然いなくなったってことだった。仕事で失敗したんだか、博打なのか知らんが……。家の前にも行ったんだけどな。バラック小屋ってわかるかな?そこまで酷くはないけれども、それに近いような、貧相な家だった。当然、明かりもついてないし、扉を叩いても誰も出てこなかった。家の前には、彼女が図書館まで来るのに使っていた、見覚えのある自転車がそのまま置き去りにされてたよ」
そこまで言い切ると、父は黙りこくった。そのまま暫く何も言わず、再び沸騰したケトルのお湯でコーヒーを入れ始める。
私は恐る恐る聞いた。父はいつの間に私のコーヒーが空になっているのに気付いたのだろうか。二人分入れていたコーヒーの片方を私に差し出しながら、
「父さんは合格したよ?」
知ってるだろ?と言わんばかりのとぼけた顔で答えた。
「いや、父さんでなくて、才色兼備さんは?合格発表で奇跡の再会をしたとか」
興奮する私とは対照的に、父は再び、一人冷静にモノローグに入る。
「あの日、合格発表の日。始発で発表を見に行ったよ。大学は遠かったからな。張り出された番号より先にまず彼女を探した。どこにもいなかった。一通り探した後、掲示板を見た。自分の受験番号があった。でも全く喜ぶことができず、父さん、そこでずっと立ってた」
(ヤバイ、泣きそうだ)
目の前でセンチメンタルに語られるオジさんのモノローグに、不覚にも目頭が熱くなる。
「当然彼女の番号はおろか、受験したかどうかさえ知らないからね。その日は大学の門が閉まるまでそこにいたよ。掲示板は何日張り出されてたんだっけな、もう覚えてないけど、もしかしたら今日これなかっただけで、明日見に来るのかも知れない。そう思った父さんはなけなしの金をはたいて近くの民宿に泊まって、翌日も一日中待ってたんだ」
「……でも、来なかったんでしょ」
ティッシュで目頭を押さえながら私が聞く。指先についたみかんの酸が目に染みる。
「うん。来なかった。そして大学に入ってからも、彼女の姿を見ることはなかった」
自分の話なのに、ウルウルとなく娘にもらい泣きでもしたのだろうか。ズビッと鼻を一度ならすと、
「きっと、受験できなかったんだなぁ。だって受験してたら、彼女なら絶対受かってるもの。あんなに行きたがってた大学だったんだから」
父はしみじみそういうとコーヒーをスッとすすり、一つ残ったみかんを、テーブルの上のカゴから取り出した。
(なんて切ない話だ……)
還暦もとうに過ぎたオジサンのコイバナに、悔しいけれど胸を打たれた私は、鼻水をかみながら劇場を退席しようとした。脳内で有村架純あたりを勝手にキャスティングしていた才色兼備の不憫さも去ることながら、そこにいない初恋の人を必死に探す父の哀れさを思うと、今はすっかり禿げ上がった父にも、そこそこかっこいい俳優をキャスティングしてやらねば。そう思いながら、ソファで眠る猫を抱えて二階に上がろうとした。その時。
「でも、この話には続きがあってな」
ニヤニヤとしたり顔で笑いながら、父は私を引き止めるように言った。
「父さん結婚前にイギリスで単身赴任したことあるって言ったろ。そこで彼女と再会したんだ」
私は慌てて猫をソファに戻すと、前のめりになりながら席に戻った。と同時に私は焦った。父と母はイギリスで出会ったという話を思い出したからだ。そうすると、有村架純をキャスティングした才色兼備の役を再考しなければならない。あの母親は……明らかな才色不備だ。
「あ、母さんじゃないぞ」
私の焦りを察したのか、落ち着かせるように父は釘をさした。
「日本人の駐在員が集まるパブがあってな。仕事終わりにそこで飲んでいたら、隣に二人組の日本人女性が来たんだ。その片方が彼女だった。一目でわかったよ。向こうもそうだったと思う。『もしかして、○○さん?』って聞かれた時、夢でも見てるんじゃないかと思ったよ」
「うわぁ、本当にそんなことってあるんだ。もうそこから話が止まらなかったでしょ」
「いや、お互いとても驚きつつも、一言二言交わしてその日は別れたんだ。向こうは連れがいたしね。翌日は休みだったから、また明日改めて会いましょうと、向こうから番号を渡された。その番号を見て色々悟って、嬉しくなったね」
「なにを悟ったん?」
「電話番号だけで、ホテルの名前とか部屋番号とかは書いてなかった。つまり定住しているってこと。ちゃんと夢を叶えたんだと」
「なるほどねぇ」
そんなに長いこと話したつもりはなかったが、いつの間にか部屋は薄っすらと暗くなっていた。父がパチッと部屋の明かりをつけると、猫が呼応するように二階へ駆けていった。
「でもさ、そんな感動の再会したら、もうそれは運命の人じゃないの?どうしてその人と結婚しなかったのさ」
話が一周して戻ってきたが、単純にそう思ったので聞いてみた。そりゃあ、今の母と結婚したから私がいてとか、そういう御託はあれど、普通ならそこでくっつくだろうと、そう思ったからだ。
「あら、そういうパターン」
「あの後、働きながら勉強して、渡英して、仕事についたと言っていた。そこで出会った人と結婚したそうだ」
それを聞いて、世の中うまくはいかないのだなと思ったのはもちろんだけれど、ふとその時父は何を思ったのかが気になった。初恋の人との運命的な再会と同時に、自分の恋が終わった時、悲しかったのだろうか。悔しかったのだろうか。私だったらグシャグシャになってしまうかも知れない。しかし、そんな私の疑問は、次の父の言葉ですぐに解消した。
「心から嬉しかった。父さん、みっともないけど、そこで泣いちゃったんだよ」
照れくさそうに笑いながら父は続けた。
「良かった。良かったってね。ずっと心につっかえていたものが取れたような気がした。『ありがとう』っていう父さんに、あの人は『なんで?』とは聞き返さなかった。わかってくれたんだろうね。『こちらこそありがとう』と」
「どういうこと?」
今までの話の中で、父がその人に感謝することはあっても、父が感謝されるようなことがあっただろうか。
「『君が海外に行ったら、そこに僕も必ず行くから、その時はバッチリの英語で観光案内してほしい。約束しよう』父さん、そう言ったんだと。全く覚えてなかったけどね」
「そんな約束してたんだ」
「『私が海外に行くことに、きちんと意味を持たせてくれたのはあなただった。約束を守るために、頑張ったから今ここにいるの』と言われた。父さんも、彼女の役に立ててたんだ」
一昔前のトレンディ俳優のようにフッと小さく笑うと、そのまま父はトイレへと消えた。
(お前はすっかり忘れてたわけだけどな)
父の背中に心の中で柔らかく突っ込みながら、私もニッコリ笑った。
「ああ。会ってない。連絡先も特に交換しなかったんだ。まぁ色々あってね」
キメ顔で答える父に、久方ぶりに(気持ち悪い)という素直な感情が戻ってくる。
「ただいまぁ」
「あら。何仲良く話てるの珍しい」
リビングに入ってきた母は、そう言いながら、みっちり膨らんだエコバックをキッチンに置いた。それを見て、先ほどまでの話題のせいで居心地が悪いのか、父が二階へ避難しようとする。
「なになに?なんの話してたん?」
トイレに行こうとする有村架純とは程遠い母が、リビングの出口で父に聞く。
「いや?たわいもない話だよ」
父は道を譲りながら誤魔化した。訝しげな視線を投げながら、母がトイレに入ったのを見計らって、
「ちなみにな」
父は私の耳元に口を寄せると最後にコソッっと
「彼女と再会したとき、パブに彼女と一緒に来てたのが母さんだ」
そう付け足して、ニヤニヤしながら駆け足でリビングを後にした。
「えぇー!?なにそれぇ!」
「ねぇー!何の話なのー?」
あの人との馴れ初め話は、また後日みかんでコーヒーを飲みながらでも聞こうと思う。
ある人は仕事が上手く行かず辛いと筆者に語った。しかしよくよく話を聞いてみると彼は高学歴で超難関資格を生かした仕事をしているとの事だった。そんな話を聞かされている筆者は高卒で地元工場でルーチン作業をこなす身だった。彼は脳に異常が無いかが心配で脳波を測ったりしているとの事だったが、第三者から見て脳(知能)に異常があるとすれば筆者のほうだろう。
ある人は発達障害の特性のせいで何度も交通事故を起こしていると筆者に語った。しかしその話を聞いている筆者自身は教習所の時点で自分に運転の適性が無いと感じ運転をしないと決めている身だった。運転する彼と運転しない筆者で比較して制限を受けているのはどちらかと言えば筆者の方だろう。
ある人は発達障害の特性のせいで寝坊を繰り返してしまうと筆者に語った。しかしその後彼の生活を観察してみると、彼は毎日のように夜ふかしをして遊んでいた。筆者は仕事の前日には必ず早く寝るように決めていて彼の二倍ぐらいは寝ていると思う。筆者が彼と同じ生活をすれば必ず寝坊するだろう。
筆者は自分なりに取り組んでいる工夫などを彼らに語った。しかしそれらが聞き入れられる事はない。筆者の意見は定型発達者側の意見でありそういう工夫ができないのが発達障害、との事だ。筆者が自分を律し社会や他人に合わせてきた努力は全て定型発達者なら当然のことであるらしい。
筆者は彼らと関わることで自分が様々なことを諦めていることに気がついた。しかし筆者は自分に手にできないものがある現状を問題だとは思わないし自分が病気だとも思わない。しかし彼らは自分が定義した当然得られるべき現状をノーリスクで手にするまで満足しないのだろう。
多分同意してくれる人一定数いると思います。寝坊して遅刻するのが怖いから眠れないって人。
私は今日の08:00に家を出なくてはなりません。仕事なんです。日曜日だけどね。
08:00に家を出ようと思ったら、07:15には目覚めておきたい。余裕持って07:00にアラームをセットしています。
ベッドに潜ったのは日付変わる前でした。多分23:30過ぎくらい。
ベッドに潜ったのは良いけど、寝坊が怖くて目が覚めちゃって。
今ようやく眠たくなってきたんですけど、今から寝ると寝過ごしそうで怖くて、今度は眠らないようにこうやって今文章打ってます。
明日…というか今日は、09:00〜18:00まで働きます。どちらかというと肉体労働です。
今から眠っても4時間も眠れません。そしてがっつり寝ると寝過ごしそうなので、30分寝て15分起きて…と繰り返すのが良さそうです。
寝過ごしませんように。
【おすすめ: S】
# 角巻わため
おっとりとした性格、優しい口調、見ていると優しい気持ちになってくる。
ドSな性格であるものの、決して暴言ははかない、おだやかな性格。
感情の起伏がゆるく、日常の延長にいるかのような配信の空気感が特徴。
# 雪花ラミィ
最も癒やされるアイドルだと思う。
# 桃鈴ねね
これからの展開が楽しみ。
【おすすめ: A】
# 大空スバル
配信中に下ネタを扱われることが全くなく、純粋な気持ちで見ることができる。
# 兎田ぺこら
語尾や語中に「ぺこ」をつけてしゃべる、うさぎキャラアイドル。
暴言は多いが、最もアイドルムーブしているアイドルだと個人的には。
かなり見る人を選ぶかも。
# 姫森ルーナ
【おすすめ: B】
# 潤羽るしあ
アップダウンが激しく、突然大声や暴言をはいたり、机を殴るクセあり。
# 戌神ころね
# 紫咲シオン
湊あくあと仲が良い。
# 湊あくあ
【おすすめ: C】
# 宝鐘マリン
金遣いが非常に荒く、笑えないエピソードがちょくちょく出てくる。
# 夏色まつり
【おすすめ: Z】
# 赤井はあと
あざとキャラ No.2。
前々からしていた約束をドタキャンしたり、しょっちゅう寝坊や忘れ物をしたり、忙しくもないのに仕事の締切を守れなかったり。
そういう人間が、とにかく苦手だ。
あくまで「分かる。分かるよ君の気持ち」と感じてくれる人に届いてほしいので、上記に当てはまる自覚があるなら、ここで読むのを止めてほしい。おそらく……というか100%不快にしてしまうと思うから。
じゃあ書くなよって話なんだけど、こういうモヤモヤを抱えてるのって自分だけなんだろうか?
ドタキャンといっても、仕事や家庭の事情なら仕方ない。友人より恋人を優先するのも、それ自体は構わないと思ってる。ただ、そういう奴に限ってヘタクソな嘘を吐くのはなぜなのか。
寝坊するならアラームをかければいいし、持っていく物は前日に準備すればいい。
仕事はタイムスケジュールを組んで、自分の手に余るようならサポートを頼めばいい。
解決策なんていくらでもあるのに、周囲が察して甘やかしてくれるのを待ってる。己を正当化して、だって仕方ないじゃんと文句を垂れる。
いや何が仕方ないんだよ!!子供じゃないんだから自分の面倒くらい自分で見ろ!!!!
そう言いたいところだが、近頃は発達障害がどうだ理解なき人々がどうだと騒ぐ人も多い。でもそれって、周囲に迷惑をかけていい理由になる?ならないだろ。
心が狭いのも、性格が悪いことも承知の上だ。でも昔からの親しい友人は、みんな「ちゃんとしている」。だからこそ、職場や趣味を介して出会った人が「ちゃんとしていない」とモヤモヤが止まらない。
あちらは、できない自分を可哀想だと思っている。こちらは、迷惑を被る自分を可哀想だと思っている。
結局のところ、お互い様なんだろうな。