2020-12-06

ナイキ日本人の「ブーメランを嫌う文化」を見誤った

日本には「お前に言われる筋合いはない」という慣用句がある。デブに「お前痩せろ」と言われたり、朝寝坊繰り返している同僚から「君は生活習慣を直すべき」と言われたような時に言い返す言葉として存在している。

類似ことわざとして「医者の不養生」もある。意味は書かなくても分かるだろう。

このように日本人はブーメランを嫌う伝統がある。例えば民主党政権が失脚し、今でも年々支持を減らしている原因の1つもこれだ。立憲民主党の一部議員や支持者はこの点に気付いており、自分たちブーメランになることがないよう気を付けている人も居る。肝心の立憲民主幹部層がブーメランを今でも繰り返しているので効果は出ていないが。

ナイキはそういう日本人の文化を見誤った。一連のCM炎上の中で、「ナイキブーメランが刺さった」と指摘しているのは決してネトウヨ層ばかりではない。せめて「自分達も今まで問題があったが一緒に変わっていこう」という内容のCMだったら炎上はしてなかった。

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