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はてなキーワード: 単純化とは

2021-05-03

anond:20210503094513

これ、日本すごいポルノと同じような女性すごいポルノなんだよな。

言葉にできない鬱屈した劣等感をズバッとひっくり返す単純化しすぎたわかりやす物語

ある属性を別の属性よりも劣ったものとみなす無知ゆえの差別発言。そう思ってもセンシティブ発言をするには相当裏をとらなくちゃ。

世代の言うことが正しいなら男尊女卑も家父長制も正しいよね。選挙権もいらないよね。

ジェンダー意識時代に逆行してダウングレードしていこうという主張なら、賛同者は少ないと思うけどせいぜい頑張れとしか言えない。

2021-05-02

デジタル庁の話、

徹底的に単純化抽象化することで、馬鹿でも分かるようにしてメンテナンス性を上げるとか、(もちろんドキュメントちゃんと書け

技術者の本懐だと思うんだけど、無暗に複雑化したい、見栄えを良くしたいという考え方がまったく理解できない

そもそも、お役所関係仕事ってフリーランスでもみんな避けたい案件で、

先にガチガチ予算は決められてしまうし、

一度作ったら保守とか改善をしたがらないし、それはお金の決め方が民間と違うからそうなるわけで、

逆に、余ったか道路工事みたいに予算消化に協力してよみたいになって寧ろバグセキュリティーホールを埋め込んだりとか、

予算がないならないで公務員勝手にいじられて無茶苦茶にされたりとか、

Google Mapsなんかも公的サイトとか企業とかはGoogleお金払わないと使えないわけだけど、

それも決められた予算内でだったり、稟議の遅さとか、普通のお客とは大きく異なるわけで、

あと、なんか政府も含めて、DXだのカッコイ表現をしたがったり、ナウでヤングな開発スタイルやるぜ!みたいなノリだったり、

そういうの止めた方が絶対にいいと思う

そんなの当たり前じゃん、馬鹿なんじゃないの?と思われるぐらい単純化抽象化するのが論理的思考の基本中の基本であって、

そこまで落とし込んでもいないのに、余計なことをするもんではないと思う

俺の技術凄いでしょ自慢なら別の場所でできるだろと思うわけで

手書きHTMLが温かみがあるwみたいに馬鹿にする輩がいるが、

元の文章Markdownなりはてな記法なりで書いて、静的HTMLに変換して、基本的CSSで充分見栄えも良くなる

というか、マイナンバーカード申請しても返信がずっと来ないので、さっきまで国のマイナンバーカードのページを眺めていたのだけど、

文言が下手」「文章冗長」「同じことを繰り返し書いてないか?」「FAQが読みづらいレベル

という感じで、これ住んでる県とか市のWebもそうなんだけど、もっと端的にズバッて書けるんじゃないの?

デジタル庁の採用ページも必要ないエフェクトとかアホかと思ったが、文言も駄目、やりなおしレベルだと思う

思うけど、なんかポエム書く人の方が出世したりする世の中だったりするのでウンザリする

要は、その上のオッサンや老人を感動させなければいけないみたいな圧力に従った方が出世したりするわけだけど、

戦争もそうだけど、そうやって目上を忖度して負けたんだけどな

まあ、ティム・バーナーズ=リーとかだったら最近はどういう意見を言うのか、JavaScriptアリアリでしょと言うのか、

単純なテキスト相互通信するのが基本だから、みたいに言うのか興味はあるけど

いずれにせよ、公的案件普通案件と同じに考えると痛い目に遭うし、

デジタル庁ではそういうのはやめて、モダーンでナウでヤングバカウケな開発スタイルでやるぜ!

とか正反対に全力疾走されても不安になるんで、そういうのはやめてくださいとしか思えない

個人的には、こういうことを言うとまた馬鹿にする輩が出てくるんだろうけど、

jQueryみたいなのちょっと添えるぐらいで、それでもJavaScript切っても動作するように書けるわけだし、

とにかく、最新最近のやり方じゃないとか馬鹿にされても、余計なことをしない、

そうすることで仕事量を減らす、

基本的JavaScriptがなければ成立しないようなページを国が必要にするようには思えない、

フォームで充分なわけで、寧ろレガシー寄りで5年10年、下手すると20年安定することを考えるべき

一方ロシア鉛筆を、Intelではなく並列処理させたZ80を使った、

みたいにローテクでも確実に長期に動作させることを考えるべきだと思う

あと、どこまで行ったって国の予算税金なわけで、

JavaScriptフレームワーク流行り廃れが変わる度に無駄税金を使われてたまるか、

という気もする



あと、Nuxt.jsについてはちょっとしか知らないけど、

なんかトラブルになったときNuxt.jsソース読まないと困ることってないの?

Lodashだったか何だったかちょっと失念してしまったのだけど、

動作おかしかったのでソース読んで、時間をかけて間違いを発見して、

報告とかプルリクしようと思ったらタイミングの差で修正されてたこととか思い出すんだけど、

例えば、中国とかLinuxを国が採用したら、

中国国家公務員としてサイバー攻撃を含むハッカーが高給で雇われているわけで、

自分中国だったらソースを全部読ませると思うんだよなあ

頻繁にコードリーディングとかレビューとかやらせて、

から隅までLinuxなり、敵国から盗んだ技術なり、戦場で墜落したドローンとか戦闘機を拾ってきたり、ワリャーグとかそうだし、

徹底してリエンジニアリングさせると思う、自分にはそういう優れた技術力はないけど

もちろん、そうやってリエンジニアリングした組み込みOSなり、

そういった知見から独自リアルタイムOSを開発するなりして、

それをミサイルなり戦闘機アビオニクスなりに応用していくわけだ

(というか、最近組み込みOS界隈とか中国も含めて熱いように思ってる

から最近AWSとかを中心にした開発だと当てはまらないけど、

例えばApacheとかNGINXとかだったら、本来はそのソースもくまなく読むべきだと思う

使用しているユーザーが多いから、エコシステム機能しているから、セキュリティーも安全だろう、

みたいな発想は国のシステム軍需産業では相応しくないように思う

まあ、だからといってミッションクリティカルシステムしろとかまでは思わないが、

w3mで読めるように作ってもバチは当たらないというか、

最近ネタで言うなら、シンエヴァちょっと盛り上がってたわけだけど、

庵野さんが、オネアミスは足し算、エヴァは引き算で作った、みたいに言ってた気がするけど、

この徹底した引き算って凄い大事な考え方だと思うんだよなあ

もちろん、テレビ版のエヴァは徹底的に引き算してもあの様になってしまったわけだけどw

庵野さんって意外とコンピュータとか苦手そうだけど、

徹底した足し算から、徹底した引き算に移行した、というのは凄く良い意味理系的発想だと思う

(でも噂から想像されるシンエヴァは徹底した引き算でもなさそうなので家で観るつもりだけど

あと、神エクセルとか誕生するのも、結局は庵野さんとかの言う徹底した引き算、

単純化抽象化が下手な人間、つまり論理的思考が下手な人間が携わるからあなるんではないかと思うんだよなあ

anond:20210501234811

これは仕方ない面もある話だけどSFMLはIME対応をバッサリやらないとフォーラムだったか作者だったか書いてたよなあ

でもGLFWのIME対応日本人のプルリクが受け入れられてたはずで、今は日本語普通に入力できる

もちろん、中国語韓国語も同様に入力できるようになった

アルファベット圏の人たちはほんと多言語対応あんまりしたがらない

(まあ、最近ちょっと違うかもしれない。あとSFMLは余計なコードを入れずシンプルなままでいたいのだとは思う

なんだったかな、日本人がプルリク出したら却下されたんだけど、中国人強気で出してやっと採用されたような話があったはず

コミュニケーション能力というか、ゴリ押しコミュニケーションなんだよなあ

そう考えると、多人数によるプログラミングコミュニケーションのウェイトが高くなりすぎて駄目になる可能性があるわけで、

当たり前だけど、だったら一人でとぼとぼ書いてる方が気持ちは楽なんだよな、気持ち

集団やチームワークならではのパワーが発揮されなくなるけど

まあ、でもプログラミングの良い点としては分割されているというのがあると思うし、

論理的思考をしているならば正しく分割、単純化抽象化されているはずなので、

例えば閉鎖的なコミュニティーとか人種差別とかそういうのが嫌でも、そのライブラリをとりあえず使えばまず最低限動かせる

次にそのモジュール既存コードに頼らずに再実装するとか迂回して、それにそげ変えればいい

どっちかというと、こういうのはライセンスの話が多いと思うのだけれど、こういう点がプログラミングの良い所だと思う

あと、GIMP昔はゼロから比較的楽にビルドできた気がするんだけど、今のGIMP自分ビルドできそうにない

GEGLとかコンセプトはいいんだけど、なんか移行してたり移行してなかったりが混在してたり、ややこしくなった感がある

Blenderの復活劇とは対照的な気がする

というか、ほんとBlenderは化けたよなあ

BlenderPython操作してモデリングできるぐらいPythonなんだけど、Python言語として生き残ったというのもあるなあ

2021-04-27

anond:20210427131134

特許関連はとても難しいので単純化させてわかった気にさせる言説に振り回されては駄目って弁護士が言ってた

2021-04-20

anond:20210420121234

単純化してしまうと、批判と、攻撃区別することが出来ない奴が多すぎるんだよね。

で、批判の質が著しく下がっている。


特に政治的話題になると顕著だけど、論理的ものを考えずに、気に入らないから気に入らないとしか言ってない様な難癖ばかりがメディアの上でも踊っている。

そんな社会になってるから一般人論理的に考えた上での批判と、感情から出てくる攻撃との区別をし続けられるはずがない。

伊是名案件でもそうだけど、伊是名の行動は批判に値するし、来宮駅に関しては移動手段提示もなされたし既にバリアフリー化の計画もあるので全くの問題がないが、

一方でバリアフリーのものは進めていけばいいというだけの話で、実際に来宮駅バリアフリー自民党が成し遂げている訳でしょ。

社会党がやった事は、火のない所に煙を立てようとして、JR迷惑をかけただけでカス同然だが、それはバリアフリー自体必要性否定するもんでもない。

なのに、伊是名を全面的肯定するか、否定するかで互いに罵り合ってて、今回はどちらかと言えば伊是名の方に大きな問題があったので、JRではなく伊是名が全否定されて燃やされている。


まぁメディアからして、政権攻撃の為に、こういう手法を取って来たのだから、今さら是々非々で一つ一つ正誤を判断して、論理的批判をしよう。

何かを否定する為に、人格まで含めて全否定するような攻撃をするのはやめよう、なんて通らないのよ。

何かを否定する為の全否定が許されている世の中だから、そこで生きてる庶民が、論理的で冷静な批判と、非論理的感情的な攻撃との区別がつくはずもない。

一つ気に入らなければ何もかも否定して良い雰囲気の中で日々のニュースを作って、馬鹿を利用してきた連中が、これは是々非々で一つ一つ論理的考察してくださいって言っても

こんな笑える話はないんだよね。こうやって世の中全体がいじめ肯定してる。批判攻撃区別が全くできなくなっている。

人が死ぬほどの攻撃犯罪行為)はダメだ、というのが、誰でも正誤が判断できる最後の防壁ですわな。

2021-04-19

なぜ非モテ男は非モテ女よりつらいのか

それは一言で、「共感されないから」に尽きる。

はてなをみても明らかなように、「弱者女性」が何かを書くと「共感」「同情」が集まることが多い。

だが「弱者男性」が何かを書いたり、弱音を吐いたりすると「友達いないだろ?」とか「仕方ないだろ、諦めろ」のような突き放した意見が多くなる。

もちろん単純化はできないだろうが、世の中の傾向からみて「男性より女性の方が共感されやすい」というのは明確な事実だ。

そして、共感されないということは絶望につながる。

Twitterでもやってみればわかるが、非モテ男が「つらい…」と呟いたとて誰も相手にしないが、非モテ女が「つらい…」と呟くとたちまちリプに(たとえ表面上でも)同情してくる輩が現れて、構ってもらえるのである

もちろん、女性からすれば「それはそれでつらいのよ!」と言いたいところだろうが、それはつらさの種類が違う。

非モテ男性砂漠で飢えているとするならば、非モテ女性ラインナップが微妙自販機に当たってつらいというぐらいの差があるのである

2021-04-17

anond:20210416214758

左右とか白黒とか、物事単純化してのみ考えられる2bite思考で羨ましい

人生シンプルだろうな

2021-04-15

anond:20210415093936

いや、WWII露骨特攻を賛美したのは日本だけだと思う

他国でも自己犠牲を賛美する風潮はあるが、露骨特攻命令するのは貴重な兵士というリソース無駄使いであり、普通はありえない

今の日本の政治家も悪党としては小物感が漂いすぎてて、こすいというかケチというか

WWIIもそうだけど、上層部は小悪党なのに強い言葉コロナに勝った証とか)を言うだけで、結局は全部現場に丸投げでしかない

現場に丸投げというなら米国ベトナム戦争もそうだったわけだけど、流石に特攻命令したり賛美したりはしない

ベトナム戦争北軍ゲリラ戦術が勝因ではなく、実際は中ソが米国への核攻撃を匂わせたため、米国は核による脅迫という外交で負けたのである

特攻が嫌で徴兵から逃げた息子を親が捕まえたり、特攻するために出兵する息子を親もご近所も万歳三唱したり、

GHQ支配されても、やっぱり日本人の本質は変わってないんだと今回のコロナでも思ったよ

国難というか、困ったことが起こると先に精神論に持ち込んでしま

から白人より頑張る系の自己啓発が大好きなんだと思う

日本人以外に頑張る系の自己啓発基本的に「ダルい」という反応しか得られれないと思う

(そうすると従業員やチームメンバーがついてこなくなるため、上層部妥協案や合理化を考える

良くも悪くも基本的に真面目、

から、上の人間にその真面目さを体よく利用されやすいのだと思う

付け加えるなら、ズルをしてでも敵国に勝つ、ズルをしてでも勝って支配する、領土を奪うという「欲」がない

強欲であることは日本精神性に反するのかも知れない

キリスト教だってプロテスタントは「合理的禁欲」という考え方が根本にあるため、

お金無駄使い散財しない→いざというときのために貯蓄する→資本主義

という流れがあったが、しかあくまで「合理的禁欲であり、仏教のような無欲を良いものとは考えていない

そもそも、無欲になりたい、という欲で座禅修行をしているというトートロジーがある(一休宗純

うろ覚えだが、アニメコードギアスでもシュナイゼルには「欲」がなかった

欲や執着心がないことがかえってルルーシュに負ける敗因になってしまった

自己啓発などで欲や執着を捨てようというネタもよく散見されるが、これはバランス問題であって、

欲や執着が自分を苦しめるなら量を減らすべきだが、欲や執着がなければなんの成功にもたどり着かない

老後になったらオレオレ詐欺で無一文になっても構わない、なんてことはない、

それでは明日から生きていけないわけで、死ぬまでお金や何かに人間は執着するべきなのである

そう考えてみると、この国はコードギアスシュナイゼル側に似ているとも思える

欲や執着心が足りないのに、「美しく」勝利しようとする

これが自分には良くないように思う

美しい国」だの「国家の品格」だの言い出した時点で、アベはシュナイゼルにどこか似ているように思う

持論だが、まず「美しく勝とう」などと考えてはならない

大切なのは「みっともない形でもまずは目標を達成する」ことである

これは戦争でも製品開発でも同じように思う

ダクトテープによるプロトタイピングとか、まずはみっともなくても完成させる、目的を達成することである

この段階から軍神」がどうのとか、戦場美的感覚を持ち込みすぎてはならない

勝利よりも何よりも、まずは目的を細分化し、その1つ1つをみっともないながらも達成していくことである

そして、そこから今度はそのみっともないものブラッシュアップしていくことである

私は格闘ゲームをやったことがほとんどないのだが、人間コンボ入力するのはバカげている、

キー操作を記録して一発のキー入力で技が発動できないか、みたいなことを考えるのである

WWII日本は、根性でみっともない形で達成しても、それを合理化単純化しようとしない傾向があるように思える

また、そういった合理化単純化を悪としたり、そういうのは美しくない、みたいな余計な美観が介入しているように思える

戦争は勝たなければ意味がないのである

ズルをしてでも勝たなければならない

軍神がどうの、天皇がどうの、そういう美観を戦場に持ち込んではならない

ドライに、ただ勝つことを考えるべきである

そういう意味で、仮想敵国である中国はやはり良くやっているように思わざるをえない

ホリエモンだったか、自著の自己啓発本で「真似される奴になれ」とか偉そうに書いているらしいが、

真似をするというのは一位の背中ピタリ追随してスリップストリームを利用して走る二位のようなものである

そんな二位がゴール手前で一位を押し倒して一位になってしまものである

しかに「真似される奴」はオリジナルであり、ブレイクスルーを作り出すものであり、偉大な存在である

しかし、ホリエモン起業家としてビジネス歴史をそれなりに知っているはずではないのか?

ビジネス世界で意外と最後勝利するのは二番手だったりすることが多いのである

シュナイゼルについてうろ覚えなのでググってみたが、この文を書いていて、ついアベ氏と似ていると書いてしまったが、

自分で言うのも何だが、言い得て妙に思えてきた

goldhead氏だったか安倍晋三氏がテレビ演説しているのを観て、

なんて空っぽ空虚な人なんだろう、みたいに思ったようなことをブログかに書いていたと思うのだけど、

それは自分も同感であって、

安倍晋三氏=シュナイゼルと考えると意外と彼という人物理解できる気がしてきた

シュナイゼル安倍晋三氏が似ているのはいくつかあって、

まず、生まれながらにしてすべてが揃っているため「欲」がない、執着がない、

そして、「周囲が望むことを喋り、実行するだけ」の、

ある意味、気味が悪いぐらいよくできた長男みたいな人物だということだと思う

まり自分に考えがあるようで、ない、

それが見える人には見えるのだけど、見えない人には見えない

なぜなら、安倍晋三氏が空虚に見えない人にとって、そういった一部の大衆が望むようなことを声高に喋るからである

自分フラストレーションを代弁してもらっているような気分になるから、彼が空虚に見えない

しかし、その崇め奉っている彼は単なる「鏡」しかないのである

端的に言うなら、二世から出自が恵まれすぎている、生まれてこの方金銭関係などで大した苦労もない、

それが人間性に反映されて「欲」がない、

しかし、悪い意味で「いい子ちゃん」だから、周囲の望んだことを喋る、

そうやって有権者中の有力者の気持ちを代弁することで味方を増やす勢力を付けるという戦法だったように思う

そう考えてみると、私はマシュマロ・テストというのがやはり解せないのである

シュナイゼルは確実にマシュマロ・テストパスするだろう

今はルルーシュにくれてやるとしよう、みたいな台詞うろ覚えだがあった気がする

もちろん、戦争であれ何であれ、意図的に負けてやる、忍耐みたいな姿勢大事であることは理解できる

しかし、マシュマロ・テストというのはあれも極論めいた話であって、場合によるのである

では、目の前のマシュマロを誰よりも先に奪わなければ死ぬとしたらどうだろうか?

もちろん、それはマシュマロ・テスト本質ではない

しかし、マシュマロを奪わないで死んでしまうような無欲な人間、これはこれである種のサイコパス、もテストパスしてしま

そう、無欲もまた、ある種のサイコパスのように自分には思える

もっとみっともなくマシュマロを奪い合う方が人間臭いというもの

2021-04-07

トイレの神様

https://anond.hatelabo.jp/20210406154303

日本人の大多数は、「トイレの神様」って聞いて別に違和感は感じないんだけど、

じゃぁ、「トイレの神様」の存在を信じますか?って質問には、日本人の大多数は口ごもる。

更にややこしいのが、口ごもるけど、存在100%無いと断言するような感覚もないのよ。

凄い単純化すると「どちらでもない」みたいな感覚だけ存在していて

信仰」とか、「信じる」とか、「宗教」って言葉に、

「どちらでもない」状態を差す意味が込められてないから、

ほんとの人がこれらの宗教的な質問にうまく答えることができない。

その上多くの宗教行事文化風習の一部になっているので、

大体の人が参加することに違和感もなければ、ポジティブ信仰心も特にない。

日本人宗教観は、「信じる」「信じない」の二択でも、その間のグレーゾーンでも、

「他の熱心な信者に比べると、信仰していないので無宗教」でもなく、

信じたり信じなかったりどちらの感覚もありつつ、どちらでもないというややこしい宗教観。

(厄除け行かないと気持ち悪いけど別に信じてるわけじゃないみたいな)

なので、元増田の「無宗教」といわれることに違和感は正しくて、「無宗教」ではないけど、

たぶん的確に言い表す言葉がないだけ。

2021-04-05

anond:20210405164723

減税で対処しようが増税対処しようが、税金の組み換えでしかないでしょ

話を単純化するために「消費税換算」いうてるんやで

anond:20210405100531

客観的に見たらそうかもしれないけど、あい自分の中では一貫した信念に基づいて議論をしているという認識だったからな

それに付き合ってやるつもりで発言を追えば、ちゃんとした「論」はなくても「ん?おまえ昨日と反対のこと言ってねえ?」くらいの指摘はできるもんだよ

「頭が良くて一貫性ある自分」というアイデンティティを持っているあいつにとっては罵倒よりもそういう指摘の方がダメージ大きいみたいだった

 

あと、普段はそうやって「論」を出さずに他人否定ばかりしてたあいつも、ごくまれながら自分なりの言葉をひねり出すことがあって

(覚えているのは偽科学批判批判をしたくて「科学とは宗教にすぎないぞ低能w」みたいなことを言い出すパターン

そういう時には俺もポパー定義では、クーンは、宗教学の方もいろいろで、だからそんな単純化はできなくて、とかちょっとまじめに返答をしたんだけど

意外と他の人達もこの議論に乗ってきて面白かった中、あい自身からは「知らねーよ自分言葉で語れよ低能」くらいの返答しかこなくて

今思えばこのあたりで「本気出してないだけで、専攻分野ならばお前らよりずっと頭良い自分」という心の拠り所が崩れて致命傷になったんじゃないかなと思っている

2021-03-23

MSdiscord買収したらskypeみたいになる!みたいなやつ嫌い

特に詳しくもないやつがそういうミームネタだけ拾って真に受けてキャッキャはしゃぐのってなんか嫌だ

つっても俺自身MSにもdiscordにも詳しくないただの一般ユーザーなわけだが

こんなことを思ったのは、今勤めている会社について、インターネットで色々としたり顔コメントされているのを見るのだが、

内部から見ると「全然ちげ~よ、お前誰なんだよ」って思うことが多いから。

MSくらいのでっけ~会社ならもっともっと複雑に内部は動いているはずで、我々一般ユーザードヤ顔で指摘できることなんてないのだ。

もちろん表題発言してるやつ全員がマジで言ってるわけじゃなく、ネタで言ってる人もいるでしょうね(予防線

とにかく、都合良く単純化したストーリーにとらわれて無知のままそれを発信するのって、あんま好きじゃないです。

ムチムチのママは好きです。

2021-03-13

anond:20210313093444

おいしそうなものをみたら美味しそうと思うでしょ。

で、美味しそうな匂いというのがあるでしょ。

言葉単純化すると、いい匂いでしょ。

同じいい匂いでも異性から発せられた匂いは性欲によるものでしょ。

同じいい匂いという認識でも、ものすごく差異のある「いい匂い」じゃない。

 

かわいいという認識でもこれくらい差があるんじゃないかな。

性欲と保護欲のかわいいは。

から本来、性欲のかわいい保護欲のかわいい全然のものだと思う。

でも脳は手を抜いて、その部分の回路を併用するから混乱するんだと思う。

 

さらにいうと、その混乱をバグだと自覚しない場合には更に混乱を起こして、

保護欲のかわいいを性欲のかわいいだと勘違いする場合も出てくるのではないかな。

2021-03-08

[] #92-5「サイボーグ彼女

≪ 前

「……分かりました」

あくま個人的な推測でしかないと念を押して、男は話を続けた。

「この両社が行っている戦いにおいて、勝負の決め手とは何だと思いますか」

質問意図が読めなかったが、母はとりあえず適当に答えた。

ロボットの使う武器威力とか、耐久力とかですか?」

「現時点で、それらは両社とも頭打ち状態です」

技術的には、より高性能にすることも可能らしい。

だが、一企業テナント戦争国家戦争レベル武器なんて使ったら大問題だろう。

そして耐久を上げすぎれば、決着が一向につかない。

この戦いはプロモーションの側面もあるため、多少の競技性を持たせる必要があった。

そのためには、ほどほどの威力、ほどほどの耐久力でなくてはならない。

技術的なアプローチをしすぎるとウケが悪いから、レギュレーションを設けているってわけだ。

このテの競技あるあるだな。

「じゃあ、何が勝負の決め手になるんです?」

「瞬発力、反応速度でしょうね」

反応が早ければ攻撃までのタイムラグも減るし、回避もしやすい。

武器威力や耐久力で差をつけられないなら、的確な攻撃こそ重要になってくる。

では、その反応速度を上げるには、どうすればいいのか。

方法は色々とありますが、最も効果なのは識別コード単純化でしょう。複雑な処理を介さなければ、対象スキャンしたと同時に攻撃が開始できます

だが、それは敵や味方はもちろん、スキャンした対象を大雑把にしか判別できないことを意味する。

まり、それだけ誤爆もしやすい。

あの時、あの場所に母がいなかったとしても、いずれ誰かが被害に遭っていただろう。

ロボット反応速度を上げるために、わざと誤爆上等の作りにしていたってことですか!?

「何度も言いますが、これは自分の推測でしかありません。何らかのバグ設計ミスという可能性も大いにあります

というより、真実がどうあれ“そういう結論”にしてくるに違いない。

なぜなら、それが“比較的マシな言い訳”だからだ。

意図的に雑なプログラムを組んで、案の定こうなりました』

そんなことを言ってしまえる企業に、誰も金なんて払いたくない。

それは企業側も分かっているだろう。

取り返しのつかない状況になったのなら、せめてマシな言い訳をして傷を浅くするしかない。

最も深い傷を負った母にとっては、堪ったものではないだろう。

いま自分の中でフツフツと煮えくり返る腸すら、機械に取って代わられている。

そのことを思うと、尚さら怒りが湧いてきた。

「……私を攻撃したのは、どちらのロボットですか」

シックスティーン製のロボットです」

シックスティーン……」

「ですが医療関係技術ラボハテが専攻していたので、マスダさんの治療は我が社の主体で行い、金銭面での補償についてはシックスティーンが……」

そこから医者らしき男は詳しい補償や母の容態について説明を始めたが、まったく耳に入ってこなかった。

この時、母の頭の中はシックスティーンへの暗い情念で溢れていたからだ。

次 ≫

2021-03-05

anond:20210305122651

全部がそうだと言うならたしか単純化だね。

ゴメン、言葉が足りなかったな。あくまで傾向の話ね。

https://togetter.com/li/1144072

(傾向としては)こんな感じはなきにしもあらず、と思ったんだよ。

かに主観だよ?でも自慰経験割合なんか見ても、男の性欲と女の性欲が何となく違うものという一旦は垣間見えないか

まあ男は女になれないし、女は男になれないから、本当のところは永久に分からいかもしれないけど…。

anond:20210305122215

そもそも女がエロに求めるものは、男の様に性欲の発散じゃない気がするんだなあ。

単純化が過ぎる。男性から性欲の発散という決めつけは何で?女性はそうじゃないというのも主観でしょ?

2021-03-03

わかりやすくしてみる

横入りだけと、増田意見と元の意見、次のように整理できると思う。

なお、比喩がしばしば問題を誤魔化す可能性があることは承知だが、適切に使用すれば、問題構造単純化するのに有効ツールだとも思う。だから、あえて比喩を使って整理してみる。

比喩

「嫌うこと」=嫌うこと

嫌悪を表明する行為」=叩く(つまり、加害の一形態

差別」=被害が生じるような行為(だから社会的に許容されない)

批判」=注意する

これを用いた私的整理

元の意見は、「嫌いな奴を叩いたら痛いでしょと注意された」という人に対して「嫌うのと叩くのは別で叩いたら注意されるでしょ」

増田意見は、「だってアイツもアイツも人を叩いてるじゃん!叩いても注意されねーじゃん!認めろや!」


……こう整理してみると、問題は2点ある。

(1) 元の意見は、「注意は正当だよ=君は行為を改めるべきだ」と相手を諭す意見。つまり活動家立場。それに対して増田意見は「社会的公正さ」に関する話。これは理論家の立場。主張のレイヤー全然違うので、これはそもそも議論」にならない。

(2) 元の意見に対する増田批判を上のように要約すると分かるが、増田意見が「叩く行為」と「被害が生じる行為」の区別が難しいことを前提としていること。

(1)は理解やすいと思うが、(2)の問題がどこにあるかを少しだけ付言。「区別できないケースがあること」は「区別できないこと」を意味しない。だから区別できないケースがあること」をもって「区別した行為」を批判するのは筋が悪い。現代社会で「オレはLGBTが嫌い」を公言することは、明らかに差別になり得るし、それを指摘したこと自体は適切だ。それは、増田も認めるのではないだろうか。

その上で、増田意図が「区別できないケースもある」だからそういうケースでは当然「手加減すべき」という趣旨にあるのは理解する。(ポリコレ棒を用いて人を殴りまくる行為は、確かに最悪だ。そういう光景に覚える怒りにも共感できる。)たとえ相手強者であっても、叩かれて被害ゼロというわけではないので、それが受忍すべきものかそうでないか判断が難しいケースもあるだろう。弱者人殺しフリーライセンスがあるわけではないのだから。だがそれは、元の意見の人も当然認めるのではないか

では、問題はどこにあるか。私は、強者は当然のこととして「痛くない程度には叩かれるべきだ」と思っている。多分、このあたりが増田と私の違いではないか

おそらく、増田は公正さに敏感で、かつ、強弱に関する自己責任論をどこかで軽く前提しているのだろう。それなら、「自分責任弱者になっている人間」に少しでも「余計に権力がもたされる」ような行為社会的不公正さを感じる(言い換えれば「頑張って強くなった人間を、頑張らずに弱者である人間バチバチ叩くのは間違ってる」という感覚)のは当然かもしれない。それに対して前に述べた私の個人的見解は、強者弱者社会構造的に作り出している部分が大きいという考えをベースにしている。それは、言い換えれば「強者社会の中で置かれた立場強者として役割を与えられて振る舞っているだけであって、強者としてのメリット享受するなら当然そのデメリットを受忍する義務がある」と考える立場である。たとえばノーブレス・オブリージュもその一つだし、なんなら民主主義も(どんな強者も、その権利については弱者と同じレベルまで切り下げられることを認める、という意味で)その一つだ。これについては、強者は泣き言を言うべきではないとも思っている。なぜなら、まず先に社会構造的に弱者を痛めつけていると考えるからだ。強者気づきもしない痛みを弱者は日々甘受させられている。ならば、強者もまた同様に痛みを甘受すべきだ。これが私の思う「公正さ」だ。増田は「それなら、誰も強者になろうとしないし社会の発展も無いでは無いか、それは資本主義的ではないではないか」と言うかもしれない。だが、資本主義にも無限自由が許容されているわけではないし、無限自由を許容しなければ発展が見込めないというはずもない。むしろ「適切に強者を弱める」方が社会流動性を高め、健全競争を促し、社会全体を活性化させることが見込めるという考え方もできるだろう。「だから、その『適切さ』が問題なのだ」……と言うなら、もちろんその通りだ。そしてそれは、個々の場面について論じることでしか解決できないと思う。

から、元に意見については〈今回の指摘は適切だった〉。だが、増田が言うように〈それは常に批判が正しいことを担保しない〉。それでいいのではないだろうか。

anond:20210302122214

2021-03-02

anond:20210302091853

そもそもいじめとされる「口を聞かない」は「事務的な会話でさえ拒絶される」ことだし、「仲間はずれ」にしても「昨日まで仲良く登下校したり遊びに行ったりしていたのが、今日になって突然理由もわからず仲間はずれにされるようになる」などを差したはず

言葉単純化されてどういう行動が問題であるのかがあやふやになってしまったために、論点がずれてしまっているのだ。『こういう行動も「口を聞かない」に当たるけど、いじめとは違うよね』みたいな語り口はずれた論点を更にずらすものなので控えられるべきであろう。

また、「仲良くしようとしてるのに上手くいかない」ケースなどは様々な理由はあろうが何にしてもカウンセリング対象とする必要があるもののように思う。カウンセリング友達の輪の外と内、両方に必要で、「友達の輪に入っていく時にどう接していくべきか」「友達の輪に入ってこようとしてる人といかに接するべきか」等をじっくり。個別カウンセリングであってもいいし、授業形式でもいいと思う。

とにかく、人と人とのつながりの中で起こる問題は人と人とのつながりの中で解決していかなければ、根本的な問題解決とはならないのではないだろうか。

2021-02-26

anond:20210226163825

そういう話をしたいわけじゃないだろう……。

それだったら、治安については確固たるエビデンスがない、ではなくて、治安についても同等とすべきだね。

全体として治安は同じだが、一方には犯罪率の高い集団が住んでいる(つまり単純化すると一方は犯罪者は様々なカテゴリー分散しているが、もう一方では特定カテゴリーに偏っている)とした方が問題の見通しが良い。

2021-02-24

anond:20210224150342

知能が低いか物事を何でも単純化して理解したふりをしてるんだろうな。かわいそうに。

2021-02-21

金がないも興味がないも『若者結婚しない』のクリティカル理由ではない

anond:20210220191750

のツリー見てて思ったけど、なぜか若者結婚しない理由が語られる時、『金がない』と『興味がない』の対立軸で語られがちだけど、一昔前だったら結婚適齢期の年齢の俺が自分や周囲の結婚観や恋愛事情を見ての実感としてはそんな単純化できるものではないと感じるんだよな。

もっと漠然と『結婚必須性が下がったから』、『お前らも結婚ってモンをするんだぞって雰囲気が乏しくなったから』っていうのが一番大きい理由だと思う。

あくまでn=1な俺の実感に過ぎないけど。


若者の8~9割が結婚したいと思っているなんてデータが流れているように多くの若者結婚自体はしたいと思っているから、全く興味がないというわけがない。

金がないっていうのもなくはないが、結局、式なんかはいくらでも簡略化できるし、結婚したらすぐ産めや増やせやって空気でもないから単純に二人の生活を合わせるだけなら、金銭負担はほぼ発生しない。



そうじゃなくて、別にそこまで無理して結婚しなくて良くない? みたいな空気が俺ら世代にはあって、普段から結婚意識する機会が少ないからズルズル未婚のまま生きていっているって感じなんだよな。

周りも結婚しない人が多いから焦りとか生まれにくいし、世間から圧力みたいなもの日常ほとんど感じない。趣味なんかを重視する生き方の人も増えているから、他にやりたいこともいくらでもある。



とくに大きいのが何がなんでも相手作ってまで結婚したいって意識の低下だな。

結婚したい若者が9割とか言っても、その結婚したいは『心から一生添い遂げたいと思える相手ができて、その人にもそう思ってもらえたら結婚したい』って気持ちであって、『必死婚カツして絶対結婚したい子供を持ちたい』なんて意識はかなり下がっているんだよ。

別に結婚人生必須でもないから、望ましい形でする機会が掴めそうならちょっと頑張ってしたいとは思うけど、何がなんでもってガッツを持てるような行為ではなくなっている。


こういう中途半端意識政治が正確に認識できていないから、少子化対策とかも冷めた目で見ちゃうんだよな。

まあ政府のお偉いさんが正しく認識できたとして容易に変えられるモノでもないけどさ。

2021-02-17

anond:20210217094149

それはそうかもな。

でもだから殊更に単純化してレッテル貼ってただ蔑むのはどうかと思うわ

2021-02-13

経済ってさ、コンピュータ使って数理モデルシミュレーションできないもんなの?

経済教科書では数式で表されてること多いけど、単純化し過ぎてる嫌いがある。

コンピュータが無い時代理論を延々と議論してる気がする。


色んな考えの主体いるかモデルは複雑になるんだろうけど、シミュレーションやったほうが良いんじゃないかと思うんだよね。

例えばプログラマーでもMMTやBIの文章だけ読んで、賛成/反対を議論してるのが、どうも気になる。

2021-02-08

天鳳7段になるまでやったこ

# 麻雀歴について

小学生の時に父親に教わって始めた。

月々のお小遣いが300円なのに、1日に100円負けて(点0.1でやっていた)毎回大泣きしていた記憶がある。

中学生から同級生麻雀仲間ができて日々楽しく打っていた。放課後に、ほぼ毎日のように打っていた。部室で牌やカードを使って打つこともあったが、当時はゲームボーイアドバンス通信ケーブルを繋いで打つことが多く、そのために中古アドバンスSPを購入した覚えがある。一応同級生の中では打っている期間が長いこともあってそれなりに打てるつもりでいたが、ある時から、いつものセット仲間がフリー雀荘に通い始め(今はどうか知らないが、当時は高校生でもフリー雀荘普通に打てた)気づいたら全然勝てなくなっていた。こいつだけには一生勝てそうに無いなあと思うほどの差を感じた。

大学はいかなかった。就職してからはたまに学生時代の仲間と卓を囲んだり、職場の同僚と打ったりしていた。たまにふらっとフリー雀荘に行くこともあったが、大体勝てないし、緊張して普段通り打てなかったり、点数計算間違えたり、大体負けまくっていて全然良い思い出がない。

# 天鳳との出会い

2年ほど前に始めた。一人で地方で住むことになり、仲間がいなくて寂しかったのかもしれない。特段勉強はしなかったが、特に壁に当たることもなく380戦程で5段になった。その後1000戦ほど費やし苦労して6段になったが酔っ払って打ったりコンディションが悪いとすぐにレーティングを溶かしたので、少し真面目に打つことを心がけた。同時に放銃率などの数字も気にして、たまに牌譜を見直し反省してみたりして、天鳳で勝つための方法を探り始めたのはこの頃だったように思う。

# 伸び悩み そして降段

少し専門的な話になる。

当時の記録を遡ると、5段昇段時の数字

放銃率13.5%

副露率38.4%

リーチ率19.8%

和了24.9%

平均順位2.36

対戦数379

1位29.6%

2位27.2%

3位率21.1%

4位率22.2%

端的に言えば、めちゃくちゃ仕掛けて上がりまくる麻雀だった。放銃率はギリギリ及第点だが、特上卓(4段以上になると打てる)に移ってからレベルが上がったので、なかなか上がらせてもらえず、和了率が下がった分放銃率が上がった。フリーやセットのような、1着の価値が高い麻雀では正しい戦略だが、圧倒的にラスを引いた時のマイナスがでかい天鳳ルールには適さない。このあたりまでは、学生時代にそれなりに打っていた蓄積だけで戦っていた(日常的に麻雀趣味とする人で、それなりに自分が打てると自負する多くの人が、おおよそこの辺りのレベルだと思う)が、その後伸び悩み(結局7段昇段までに2000戦程度を要した)自分の打ち方を変化させることを迫られた。

6段になると、ラスを引いたときマイナスがシャレにならなくなる。例えば特上卓東南戦だと、1位+75、2位+30、3位±0、4位-120。1位から4位まで一回ずつ引くと、15点もマイナスする(セットだとトントン)。一度は運で6段に昇段したものの、その後負けまくって一瞬でレートを溶かし、一気に4段まで降段した。放銃率も14%を超えた。一度は心が折れそうになって、天鳳から離れていた時期もあったが、時折思い出したように打ち始めた。牌譜を検討して改善点を洗い出したり、いくつか戦術本を読んで、いろいろ打ち方を変えてみたりした。

振り返ってみると、実戦と反省試行錯誤の成果が大きかったように思うが、中でも参考になった戦術本をいくつか挙げてみたいと思う。

リーチ判断、押し引き、ベタ降り手順(対リーチ危険比較)の参考にした。ひと昔前にネット麻雀で強いとされている戦術について、統計的裏付けをした本という認識。最新の戦術とは少し違いはあるかもしれないが、今でも十分な教材として通用しうる。特上卓を抜けられない中級者にとって、自分判断を改めて見直すためには良い教材だと思う。

副露率が35%を超える人にとっては有用な教材になりうる。副露率が高いと、中終盤での押し引きを単純化やすいが、その分いつの間にか損な選択を強いられているケースが多発する。親リーに対して2者が降りている状態で1000点愚形を無限押しせざるを得ない状況は泣ける。そんな人にとって、面前で柔らかく構えて先制リーチには14枚からベタ降りする、副露手には危険牌を吸収しつつ、面前で押し返す戦略を取れるようになると、戦略の幅が広がる。そんなきっかけをくれる本。

参考にしたというほどでもないが、初中級者が読むには良い本だと思ったので推薦。ネット無料で読める。最近実写化もされた。多少戦術が古い感も否めないが、麻雀覚えたての人にとっては、今でも十分な教材になるかと思う。

お知らせさんの鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズムも読んだが、少し内容が難しすぎた。難読の上に、書籍に書いてあることを実戦で活かせるようになるまでに、数百から数千戦の実戦が必要になると思う。超上級者の思考垣間見えるという点では良書。

# 確かな手応え そして7段へ

4段に降段してから、400戦ほど試行錯誤を重ね、ようやく再び6段に復帰することができた。相変わらず放銃率は14%を超えている(四人打ち7段の平均放銃率が12.5%なので、せめて13%台、可能なら13%台前半まで下げたいところ)し、褒められる成績ではないが、はじめて6段に昇段した時よりも微かに手応えを感じていた。その間に主に以下のポイントを中心に修正を心がけた。

まとめると、鳴きすぎ、副露手と対リーチ時の他家に対するケアが甘い、ケイテン取りすぎ(某氏の「ケイテンは勝負手」という独り歩きした言葉鵜呑みにするとひどいことになる)といったこと(結果として放銃率が高い)を自分の弱点と認識していた。無論いまだに上記の弱点はあるが、多少改善していると信じたい。あと、それまでは特東赤速で打っていたが、多少東南戦の方が勝ちやすい気がしたのでボリュームを増やした。6段になってからほとんど東南戦しか打っていない。東南戦のほうが時間はかかるが、局数が長い分強者が勝ちやすく、上振れを引いたときの上昇幅も大きくなる。それまで特東で2000戦近く打ちまくった経験が、南場での条件戦で相対的に有利に働いた感もある。

6段に昇段して100戦くらいした頃、某Microsoft製のAIマッチングした。たまたまトップを取れたが、牌譜をみてびっくり。今までみた牌譜で圧倒的に衝撃を受けた。色々と特徴はあるが(勢いでお知らせさんのsuphx本を買ってしまった)中でも最も凄いと思ったのは押し引き。特に副露手に対する速度計算ケア自分よりも数段階前倒しでケアしていることに驚いた。次に中盤の手組み。スリムに構え、終盤で手詰まって損な選択を迫られるケースがほとんど無い。そして手役とドラに対する意識特にホンイツ。その他細かいところではション牌字牌の先切りと、一枚切れ自風への価値。2,3巡目でもsuphxはション牌字牌より1枚切れ字牌価値を高く見積もる傾向(この判断勝率に直結しているとは思わないが。suphxの最も優れた点は押し引きだと思う。)がある。

以後、副露手に対するケアと中盤の手組みを意識して改善した結果、ラス率が2%程度減少した。たったの200戦程度なので数字自体は参考にならないが、これまでに無い手応えを自覚した。結果として、おそらく多少の上振れをひいてはいる気はするものの、再度6段になってからは300戦程度で7段に昇段することができた。直近200戦のラス率は21±2%前後で推移していたはず。この位の数字キープできれば、おそらく数百戦で7段に昇段できるはずだ。

# 7段昇段時の成績

放銃率14.1%

副露率37.3%

リーチ率18.9%

和了23.3%

平均順位2.48

対戦数2425

1位25.9%

2位24.8%

3位率25.1%

4位率24.2%

R2060

昇段まで残り20ptで3ラス引き、残り20pt再挑戦でsuphxに連対を阻まれ、その後2ラス引いたときは泣きそうになったが、最後はあっさり3トップで昇段することができた。長かった。本当に長かった。

技術向上のためにやったことと言えば、とにかく実戦。そして自分の打った牌譜を見直して再検討。とにかくこれの繰り返しに尽きる。戦術はいくつか読んだが、中でも上にあげたものが役にたった(ように思う)。強者の牌譜をみて検討するなど、他にもっと良い手段があったかもしれないが、自分にとっては、今一つ自分でない人の牌譜をみて検討するという気力が起きなかったでやっていない。他にプロリーグを観戦したり、youtube麻雀関連の動画を漁ってみたりはした。どれも楽しくてタメになるコンテンツだったが、果たして自分技術向上に活かされているかという微妙なところ。辛うじて、うに丸さんの押し引きと、鳴き読みに関する動画渋川難波プロ天鳳名人戦牌譜検討動画の切り出しコンテンツで、ケイテンの方針などは参考になったような覚えがある。

ちなみに天鳳7段は、ゲームの中では上位3000番付近、競技人口全体では上位0.3%に入るかどうかというところ。プロ雀士と言われる人の平均的な実力はこの付近だと思われる。麻雀知らない人(がここまで読んでいるとは思えないが)向けに説明するとこんな感じだと思う。もし大きく違っていたら訂正してほしい。

# 昇段で得たもの 失ったもの

昇段して数日たった今になってじわじわ嬉しさを噛み締めている。たかゲームとは言え、最後の数百戦は寝食を忘れ死に物狂いでコミットしたこと結果的に運良く実を結んだことへの実感と自信。代償に、ただでさえギリギリだった体重が6kg減ったこと。費やした概算1000時間。今となっては、本気で取り組んで心底良かったと思っている。

一方で、麻雀というゲームの果てしなさ、というかある種の不毛さを感じないでもない。例えば特上卓で平均順位2.50と2.45の人では、スポーツ競技に例えると地方トーナメントで1回か2回勝ち上がれるかどうかという選手と、シード選手ほどの明確な差がある。ところが、両者が仮に100戦戦ったとして、前者は1着から4着を25回ずつ取るものとする。後者は、前者が4着を取ったゲーム2回分を、それぞれ1着と2着で終える計算になる。着順の合計の差はたったの5。

ところがこのくらいの着順は、麻雀の運要素で軽く吹き飛んでしまう。仮に東南戦を打つとして、1戦あたり平均40分程度。100戦程度でも、4000分=66.6時間かかる。大体月一でセット麻雀打つ人が一年で費やすくらいの時間だ。仮に毎週打つにしても年間400戦程度。その程度では両者の差は運で吹き飛んでしまう。実力差がある程度数字に反映されるためには最低1000戦、できれば2000戦ほどは必要になってくると感じる。この認識は間違っているかもしれないので、統計に詳しい諸兄がいれば教えてほしい。

そんな競技、言ってみれば運ゲー世界で数千、1万数千と打数を重ね、天鳳位まで上り詰める人は一体どれほどの鍛錬を積み重ね、神経をすり減らしているかと思うと途方もない。反省して改善を施そうと努力したところで、その微差を改善した結果が数字に現れるのは少なくとも1000戦以降。単純計算666時間もの時間がかかる。果たしてその間ブレずに方針を貫くのは非現実的で、仮に結果が数字に現れたところで、本人は何が数字を良い方向にもたらしたのか検証する術がない。ものによっては時の運に吹き飛ばされ、永遠に結果が出ないものもあるかもしれない。こんなブラックボックスの中で、競技プロ含めガチ勢は日々細かい努力を重ねているかと思うと本当に凄いと思うし、不憫でもある。

# 鳳凰卓 そしてこれから

いったん満足したし、仕事も忙しくなるのでしばらく麻雀から離れようかと思っていたが、1日休んだだけで鳳凰卓への興味がむくむくと湧いてしまい、結局課金して遊んでしまった。たった鳳南を6戦打っただけだが、ひとまず現時点では戦えている感触はあって一安心している。散々不毛だと書き散らしたが、麻雀自体楽しいし、友人とセットもしたいし、今後も適度にゆるゆると楽しんでいきたいと思う。

たか新人7段が偉そうにと思われる方が大半だと思うが、麻雀好きの誰かの参考になれば幸甚である。もう少し初心者にも寄り添った内容にしたかったが、申し訳ない。

最後になるが、改めて。麻雀は素晴らしい。いつか増田諸兄と同卓した際には、お手柔らかにお願いしたい。

追記

1000戦打っても平均順位0.058ブレるのか。やはり競技としては麻雀クソゲーと言わざるを得ない🀄️

参照: https://m.youtube.com/watch?v=Cbk9VHjuRxk

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