はてなキーワード: 一所懸命とは
なんか梅雨入り前だというのに、
夏な雰囲気で麦茶とジャワカレーが美味しい季節に急転直下で突入よね。
でさ、
麦茶作るんだけど
結論から言うと普通の売ってる伊藤園のベットボトルの麦茶が一番美味しいの。
それを追い越せ追いつけって感じで
ちゃんと伊藤園の麦茶パック使ってるんだけどあの味には到達できなくて、
口癖が「味の決め手は昆布だしや!」でお馴染みの知り合いの料理人に聞いてもよく分かんないのよね。
伊藤園のものの味の決め手は0.33パーセントの海洋深層水で加えられたミネラル分だと思うんだけど、
例えばその2リットルペットボトルの麦茶の0.33パーセント海洋深層水ときたら
たったの6ccぐらいなのね、
それで味がガラリと変わるとは思えないし、
なかなかこの界隈では深い謎な話なのよ。
作り方を工夫してもなかなか味が近づかなくて、
スッキリ味わえる水出しがいいのか
殻ごとパリパリな食感が魅力的な
南国ガーリックシュリンプを尻尾まで食べてる場合じゃないわって思ったわ。
うふふ。
お昼はしっかり食べたいわね。
朝は控えめよ。
粗熱が取れたら冷蔵庫にインする従来の作り方なんだけど、
きもちそこにソルトを一つまみプラスすることによってミネラルを加えてみてるんだけど、
なかなか本場の味には近づかないわ。
ところによっては麦茶に砂糖入れるレシピもあるみたいなんだけど、
それはやったことないわ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
帰り道にある定食屋さんが潰れた。
正確には、潰れてたのを最近知った。
2、3ヶ月に一回行くくらいだったので、残念だなぁと思う反面、行く場所減ったなとか最後に食ったのいつだっけと思う程度で、あまり気に留めていなかった。
ただ、たまに食いたくなる魚定食のこと、無愛想なおじさんの店主、フラフラと足の悪い笑顔のおばちゃんの「いらっしゃーい」と言う声は、よく覚えている。2人とも50後半〜60くらいだったかな。
今日、帰り道に簡単に夕飯を済まそうと駅前の松屋によって、ハンバーグ定食頼んで席に着くと、「ハンバーグ定食いっちょう!」の聞き覚えのある声。
顔を上げると、店員さんはその定食屋のおばちゃん、胸には研修中のマーク。
結構夕飯のピークだったこともあり、店内カウンターは満席で店員さんたちは慌ただしく働いている。
多分バイト仲間は20代前後の学生や留学生の中で、歯を食いしばって、足元おぼつかない中で、一所懸命におばちゃんも働いている。(これ以外に表現できない)
オーダーミス?なんか声の出し方でバイト仲間に軽く叱られるおばちゃん、
お客さんが入退店すると、いち早く「いらっしゃいませ」と声を張るおばちゃん、
色々と確認しながら前のような笑顔なく真剣に給仕するおばちゃん、
定食屋の馴染みでもなかったので、声かけたりしなかったから、もともと定食屋もパートで、単純にパート先を変えたとかそう言う簡単な話だったのかもしれないが、それにしても、ゆっくりした足取りで笑顔で働くおばちゃんとはかけ離れすぎてて、身につまらせる思いがした。
ここに投稿するようになってから、他のSNSをあまり見なくなった。私の仕事はそれほど忙しくないので、だいたい定時で帰ってきて、晩ごはんの後はネットを見て、各種のSNSで友達の投稿やら素敵な写真やらにマメに「イイネ!」を押していた。
が、ここで文章を書いたり意見したくなる投稿に言及したりする方が面白いと思うようになった。そうしたら他のSNSを見るのが面倒になって、気が向いたときだけそっちにログインして、目についた投稿に「イイネ!」を押すだけになってしまった。
別にそれ自体は悪いことじゃないと思うけど、自分がそういうSNSにせっせと投稿していたときは何個「イイネ!」が付くか気になって仕方なかったので、そういう人が私の友達の中にもいたら何だか申し訳ない気がする。
特にInstagramはほとんど見て「イイネ!」を押すだけの代物だったので、マメにチェックしていたときとそうでないときの対応が全然違う。承認欲求を満たすためにInstagramをやっている人に対して、「「イイネ!」の数を減らしてゴメン」と思う。私が「イイネ!」を押そうが押すまいが、一個しか変わらないのだけど。
その点twitterは気楽。始めたばかりのときは一所懸命フォロワーさんと交流しようと努力したけど、だんだん皆と疎遠になって、書きたいことがあれば書き、面倒くさければ適当に流し読みし、付き合い方が気軽でよろしい。
あと、twitterは文字数制限が厳しいのとお互いにわりと無関心な感じで何を書こうがスルーされる感じが気楽だ。多数のフォロワーを抱えるインフルエンサーは、あっちゃこっちゃからああだこうだ言われて炎上したり闘ったりしているようだが、私のように無名の人間は何を書こうが相手にされない。
ここだと言いがかりじゃないかと思うような言及やブクマが付くような話でもtwitterでは140文字で書き尽くせないので結果として平和になっているように思う。したがって、適当にスルーしてもらって良いので放っておいて欲しいときはtwitterに書き、多少長めの文章で語りたいときはこちらに書く。望んだリアクションが返ってこないことは多々あるけど、当面はこうやってSNSと付き合っていこうと思う。
ついこの間、ツイッターで「海外にいるのにネトウヨになってしまう人間って何が起こっているんだろう」という意見を見た。気持ちはわかる。ツイッターで海外情報を発信する様な人って、海外のリベラルな雰囲気が好きな人が多いし、多くは海外在住だ。そうした人の周りに集まるのはやはり似たような思想の人。「海外に行きさえすれば、差別発言に敏感になる」と思う様になるのも無理もない。
自分も海外に約7年住んでいた。外国人のみならず、海外在住の日本人も人種差別に断固反対、ネトウヨなんてもってのほかという人が多い。日本在住の日本人がなんの気もなしにポロリと漏らす一言が海外なら顔をしかめられる程の差別発言だったりする事があるのも身に染みているし、同じ日本人としてちょっと恥ずかしいと思う事もある。
ただ、そんな私も昔ネトウヨになりかけていた。今では恥ずかしい黒歴史だが、11歳の時に親の都合で某欧米諸国に移住、高校卒業まで欧米で育った自分がネトウヨになりかけた過程を、何かの為になるかもしれないのでここにつづる。
こうした思想に染まりかけた理由としてまず第一に挙げられるのが日本へのホームシック。
社会人、日系企業勤めでの海外転勤なら、周囲の人間も日本人が多い。お金を出して日本食レストラン(メニューは日本語と現地語併記、店員も簡単な日本語ならわかるし、日本人の扱いになれている)に行ったり、日本式カラオケにも遊びに行けるし、そこまでホームシックは強くならないかもしれない。
ただ10代の学生という身で望んでもいないのに海外へ来させられた自分にはそんな事は許されなかった。親も早く英語を覚えてほしい一心で「あまり日本人とつるむな」と言いつけ、日本人の店員がいるレストランや店には一切連れて行ってもらえなかった。日本語に触れると英語を覚えないという理由で、日本で小遣いを貯めて集めた日本語の小説本も目の前で捨てられた。しかし英語も喋れない自分に外国人の友達ができる訳もない。一度だけ現地の日本人と仲良くなりかけた事もあったが、先生が母に「最近増田さんにお友達ができた様でよかったです。○○ちゃん(日本人)っていうんですけど」と、先生的には「ようやく友達ができてよかったね!」という善意の報告をしてくれた際、親はそれを「裏で日本語を喋っているという密告」と取らえ「あんた日本人と友達になってるんだって!日本語で喋っているのか!」とこっぴどく叱られてしまった。それからは日本人からも距離を置くように。英語のコミュニケーションも全く取れない上に、「助けようと日本語で話しかけてみたが反応が薄い」という事で数少ない日本人の学生からも遠巻きにされる様になり、どんどんクラス内で孤立していった。
そんな中、唯一の息抜きと言っていいのがインターネットだった。当時はまだダイヤル回線でスピードも遅かったが、学校の課題で必要という事で使用を許され、かつ父が仕事で日本語を使用する事もあり日本語の読み込み・書き込みができる父のお古のPCを手に入れた。遠目に見れば何語のホームページを読んでいるかはばれず、これが唯一「家族に秘密で日本語と触れられる媒体」だった。
元々アニメが好きだったし、海外に出た事で日本のアニメがいかに評価されているかというのかを肌に感じるように。自分が作ったわけでもないが「日本のアニメはすごいね!」と褒められるとやはり嬉しくなるし、海外オタクが何人か話しかけてくれた。つたない英語しか喋れない自分が外国人オタクと対等に喋るには向こうが知らなさそうなネタを仕入れなくてはいけない。それには日本語で検索した方がより精度の高い情報をゲットできるだろう。2ch(現5ch)に出会うのは時間の問題だった。
ここまで書いてきてわかると思うが自分は内向的な性格をしている。外で遊ぶより家で一人で本を読んだりお絵かきしたりしている方が楽しいタイプ。日本ではそれでもかろうじて友人はできたものの、言語の問題もあり、海外では全くできない。日本で友達がいたという事は性格の問題ではないはず。じゃあ何が問題なんだ?→周りの環境だ。と考えを飛躍させてしまった。
今となっては自分が周りと馴染もうとしていなかったのが要因だとわかる。外国人との話題だって自分がわかる日本のアニメの事ばかり。彼女達が勧めてくれたアメコミやカートゥーンを下に見て、日本のアニメを英語吹き替えで観る外国人オタクの事も内心馬鹿にしていた。口にこそ出さなかったものの、周りにもその空気は伝わったのだろう。日本アニメばかり放送している国内ではそうした見下す雰囲気もバレずにオタク友達はできたかもしれないが、海外では無理な話だ。せっかくできた外国人のオタク友達もだんだんと私と距離を置くようになっていき、私はそんな友達を「日本アニメのネタを知っている自分に嫉妬しているに違いない」と恨むようになった。
そしてこの思考は「ニッポンスゴイ!」と称賛する2chととても相性がいい。
自分に友達ができないのは外国人が悪い。日本の文化は世界一なので日本人である自分が悪いはずがない。
クラスで孤立していた自分はこの2chの「ニッポンスゴイ」に自尊心を擽られ、ネトウヨ的思想に少しずつ染まっていった。
脱却したきっかけ
上記に色々書いたものの今はネトウヨはやっていない。というよりあのミソジニーや人種差別発言に嫌気がさして距離を置くようになった。親に反抗して日本人の友達を作ったこと、自分の性格を見直し外国人の友達もできた事、成績を上げて「日本人である事」以外に自尊心を保てる様になった事も大きい。
自分のネトウヨ的思想を見直すようになったきっかけは2ch特有の人種差別発言だった。海外にある程度滞在をした人なら多分わかってもらえると思うが、自分が外国人というマイノリティになった時に、手を差し伸べてくれるのは大抵同じアジア人だ。そんで留学してる日本人学生なんかも最初に仲が良くなる外国人は圧倒的に中国人・韓国人が多い。もちろん中には悪い奴もいるが、それは日本人も同じ。
自分も漏れず、初めてできた外国人の友達は韓国出身の女の子だった。生活環境が近く(主食が米だとか、鬼ごっことかの遊びのルールの細かい決め事とか、好きなアイドルとか)アニメ以外に共通の話題があり、海外で初めて「アニメに頼らずに」できた友達だった。この子とは2chに出会う少し前あたりから仲良くなり始めたので、初めて2chでの人種差別発言を見た時も中国人・韓国人に関しての流説は最初から懐疑的になれたのは大きかったし、完全に洗脳されずに済んだのは彼女のおかげだと思う。
そしてそれ以外に自分が腐女子だという事。ご存知の通り(ていうかついこの前も話題に上ったけど)基本的に女というのは2chで馬鹿にされる。801板や喪女板等の限定された場所以外で女を出せば「臭い」と罵られ、飯炊き女、ダッチワイフ以上の価値は認められない。違和感を覚えながらも最初は男のふりや名誉男性的発言で書き込んでいた。この違和感が確信に変わったのが「男の体ってなんの価値もないよな」的なスレで「腐女子とかゲイとか専門にやっていけば」という書き込みをした時だった。(一緒に並べてしまってゲイの方に本当に申し訳ないです。謝ります)。臭い、お前の話す戯言には何の価値もない、早くおぱいうpしろ等の罵詈雑言を浴びながら、今の今まで女として直接自分の書き込みを攻撃された事がなかく「こいつら女を馬鹿にしている割には直接女っぽい(この場合は腐女子として自分の意見を書き込む様な)レスをしない限りどの書き込みが女の書き込みなんだかわからない程度の頭脳しかないんじゃないか」と気づいた。
ちょうどその頃からピクシブやツイッター等、2ch以外のSNSも活発になり始め、日本語でコミュニケーションが取れるコミュニティも増えていった事から2chから離れる決心がついた。
学校で孤立していたからインターネットに居場所を求めた。これは別に日本海外関係ないと思う。海外で孤立しかけていたのは母親に日本人とつるむなと言われたのが要因の一つと認識はしているが、ずっと日本にいてもそれ以外の理由で孤立していたかもしれない。自分はあまり社交的な性格ではないので、親の事がなくとも運が悪かったらいじめられていただろう。
でもそれ以外の理由。例えばインターネットの普及がもう少し早くて、韓国人の友人ができる前に個人PCを与えてもらっていたら。先に2chと出会っていたら完全に洗脳されてしまっていたかもしれない。
自分が海外に出て友達ができない理由を「外に」向けていた事の問題を認識できなかったら。実際私はそうしたからこそ、その思想と親和性の高いニッポンスゴイ、ガイコククソ思想に陥りかけた。
これって私の様に幼少期から海外に出た人以外にも、今の世代の人間なら十分にこの危険性はあると思う。今の様にネットが発達して外国人の知り合いができる前にネトウヨ的スレやツイッタラーに共感する様になっていたら、その後海外に行っても友達はできないだろう。よくて日本人の友達のみ、アジア人からはそっぽを向かれるし、レイシストという事で非アジア人からは軽蔑される。それを顧みないでいると「だから外国は駄目なんだ!ニッポンスゴイ!」とさらにネトウヨ的思想に巻き込まれる悪循環に陥りやすい。
それ以外にも日本で一所懸命英語を勉強して留学をしていたのに、全然英語が通じず友達ができなかったら。ホームシックに強くかかってしまって、日本語のコミュニティを探し、そうしたネトウヨ的思想を持つところに入ってしまったら。
例えば自分が男だったら。マジョリティとして2chの民が認める生き物は「日本人の異性愛者の男(パリピは不可)、ヤマジュンネタをニコニコ笑って許してくれるゲイ(ただし自分には絶対に危害を加えない)、ダッチワイフ」という事に気づくのが遅れて、あるいは気づかないふりをする事ができて、深みにはまっていったかもしれない。
例えば同時期に海外へ住した来た女性のコミュ力が高く、自分より馴染んでいるように見えていたら。そして自分が男だったら。女性蔑視に陥ってネトウヨの方に転がり落ちるかもしれない。私は女という性別だからこそ、自分より海外に馴染んでいる日本人の女友達に対して「彼女はコミュ力を高める努力をしたから」「英語の勉強を頑張っているから」と思えたが、自分が男だったらそこらへんすっぽかしてたかもしれない。ていうか多分そうしてたと思う。
海外に行けばリベラルな思想になるというのはある意味では間違いではないと思う。結局出会う日本人のリベラル率、海外の方が断然に高い。そうした人が海外に出ていくわけだし、海外が受け入れる人材もそうした日本人だ。今は自分の経歴を生かして留学生なんかを支援する活動をしているんだけど、1年以上の留学を経て帰国した人たちはやっぱりずっと日本で育ってきた人に比べて差別発言に敏感になっているし、自分もできるだけそうした言動をしない様に気を付けている。
でもだからと言って海外に行けば自動的にそうなる訳ではない。必ず数人はネトウヨになりかけて、或いはなって帰国する。自分が2chに入り浸っていた事、ネトウヨに染まりかけていた事、今ではあまりにも恥ずかしくてリアルでは言えない過去。幸いにも脱却できたが、こうした事が「自分が海外にいた」事も要因だったのも事実だ。
ここのところ、東大とか京大を受験して合格した人々の投稿が続いているけど、それが何年前の話なのかはおいといて、細かく模試の成績とかを覚えていることに感心する。私は大学を出て就職してから25年以上も経っているので、あまり細かいことは覚えていなくても仕方ないと思っているけど、勉強が出来る人、努力家の人というのはそのへんからして違うのかも知れない。
私はそこそこ進学校で有名な公立高校に通っていたわりには、受験勉強にあまり熱意がなく、浪人覚悟で東大一本とか早稲田一本とかやってるクラスメートを横目に何とかMARCHのとある学部に滑り込み、自分より成績のいい友人に「合格おめでとう」と言わせた記憶だけが残っている。確か彼女は私が入った大学の中で一番偏差値の高いところを滑り止め(!)にしており、第一希望の国立大学に落ちたという理由で一年浪人した後、東大に合格した。
そういう人たちを見ていてすごいなと思うのは、とにかく努力家であること。そして努力を続ける根性があること。私はあまり受験勉強に熱心でなかったので、私大文系にすれば数学と理科を受験しなくていいからと理系の勉強をほとんどスルーし、保険のために第一希望と同レベルの大学や学部を何校も受けるようなことはせず、確実に受かりそうな大学しか受験しなかった。今思えば早慶ぐらい受験しておけば良かったかも知れないけど、うっかり合格してしまって大学生活で勉強について行くのに苦労したり希望の専攻に行けなかったりするとイヤなので受験料をムダにするようなことはしなかった。
だいたいよほどのエリートコースを目指さない限りMARCHぐらいの大学を出ていれば困らないと思っていたし、実際バブル崩壊直前に就職活動をした我々はそこそこ名の通った企業に入社する連中が多かった。飛び抜けて成績優秀な先輩や後輩はキャリア組官僚になったり司法試験に受かったりしたが、さすがにそれは一握りのエリート限定でまぁそれが妥当な結果だろうと思える状況だった。
で、無事就職するところまで行ったはいいが、自分の欠点として反省しているのは「(勉強でも仕事でも)ほどほどに足切りされない程度にやればいい」「完璧を目指して自滅するのはバカ」という認識がしみついてしまったこと。だいたい職場で優秀だと見なされる人間は、「結果を出すためにベストを尽くす」ことを旨とし、仕事のために自分の時間を犠牲にすることを厭わなかった。でも、優秀だと思われると激務ポストでいいようにこき使われ、嵐のような残業に耐えるわりにはさほど見返りがないので、全然そういう人々を羨ましいと思えなかった。
さらに私のやる気を失わせたのは、2~3年ごとに人事異動があり、異動のたびに前の職場で覚えた仕事がムダになることだった。結構専門的な仕事であってもきちんと研修が行われることは少なく、一所懸命勉強しても異動すればそれがパーになると思うと、自分は必要最低限の仕事だけこなして極力定時で帰れる職場こそ最高だとしか思えなくなった。当然そんなヤツが上司にいい評価をもらえるはずはなかったけど、まっとうに出勤して最小限の仕事をしている限り、上司も私の給料を減らすようなことはできないのだった。逆に優秀だと評価されている人間でも、多少給料に色が付く程度で、むしろ収入の差は自分の時間を犠牲にすることによって得られる残業手当によるところが多かった。
一番つぶしが効くのは、新人の女の子がよくやらされる「庶務担」というやつで、旅費や残業手当の計算をし、年末調整の時期が来れば書類を皆に配って書き方や必要書類の指導をする仕事だった。一緒に福利厚生や社会保険関係の手続きもする。あとは経理系の仕事で、予算の執行状況を見ながら消耗品を買ったり業者に支払いをしたりする仕事だ。私は今、勤続25年を超えてそんな仕事をしている。我ながら給料ドロボーな気がしなくもないが、どうしても仕事を生活費を得るための手段としか思えないのでどうにもならない。仕事自体にモチベーションを見いだせる人、「ベストを尽くそう」と頑張れる人がちょっとだけ羨ましい。
自分でも何が言いたいのか分からなくなってしまったけど、「仕事でも勉強でもモチベーションを持って努力し続けられる人は偉い」「家庭の事情などが許す限り、勉強(スポーツなどでも可)はやれるところまで努力した方がいい」というのがまぁ結論なのかな。ただ、仕事に関しては「優秀な人に仕事は集中する」「頑張り屋だと思われるとどんどん重荷を背負わされる」というのが鉄則なので、自分の会社で過労自殺とかが出るようなところに勤務している人は無理しすぎない方がいいと思う。長文なのに大した結論じゃなくてごめんなさい。
お前を嫁に もらったけれど 言うに言えないことだらけ
かなり淋しい話になるが 俺の本音も聞いとくれ
俺より先に寝てもいいから 夕飯ぐらい残しておいて
いつもポチと二人 昨日のカレー チンして食べる
忘れていいけど 仕事も出来ない俺だが
精一杯がんばってんだよ 俺なりに それなりに
父さんみたいに なっちゃ駄目よと
お前こっそり子供に言うが 知ってるぞ
飯を食らっちゃ寝 起きてワイドショー見ちゃ寝
井戸端会議しちゃ寝 よく夜寝られるなぁ
ムダなダイエット ムダな体重計
本気でヤセたきゃ あんなに食べなきゃいいのに
それからあれだぞ テレフォンショッピング 買い物ぐらい 体動かせ
それぞれご不満もおありのことと思うが
それでも家族になれて よかったと俺思ってるんだ
そして今日も君たちの笑顔 守る為に 仕事という名の 戦場へ往く
右に定期券 左に生ゴミ 人は私を哀れだと言うけれど
俺には俺の幸せがある
君たちの幸せの為なら 死んでもいいと誓ったんだ
それだけは疑ってくれるな 心は本当なんだよ
世の中思いどおりに 生きられないけれど
そっと思い出してくれたなら きっと俺はとても幸せだよ
がんばれ がんばれ がんばれ みんな
がんばれ がんばれ がんばれ みんな
がんばれ
がんばれ がんばれ がんばれ みんな
がんばれ がんばれ がんばれ みんな
がんばれ がんばれ がんばれ みんな
がんばれ がんばれ がんばれ みんな
がんばれ
がんばれ がんばれ みんな
がんばれ
私は「あっ、契約切られたな」と思った。
誰も何も言わないまま業務が始まった。
よく喋っていた社員のおばさんと偶然二人きりになる機会があったので「私、いつまでに引き継ぎすればいいですか?」と言うと「10日くらいまでじゃない?私もよく知らないんだー。」と言われた。
切られた。
ここで切られたことが確定した。
その後はもう開き直って上司に「いつまでに引き継ぎすればいいですか?」と笑顔で聞いた。
「20日くらいまでかな!」と言われたので「意外と時間ないですね、頑張ります。」と言って、新人さんに教えた。
自分を担当する営業に「引き継ぎはいつまでですか?皆言うことが違うので困ります。」と連絡をしたが返事は来なかった。
お昼休憩でフロアが違う仲良い先輩にiPhoneのメモを見せた。
「私切られました。この子が私の後任です。」
その後、先輩とは微妙に伏せて話していたのだが、新人さんは察してしまったらしい。
「あの、もしかして知らなかったんですか?」
「あー…うん、知りませんでした。」
「私、今いる人は次の現場が決まってるからって言われたんですけど。」
「あー…営業と連絡つかないけど、多分次決まってないです。」
その後はもうぶっちゃけて普通に話し始めたのだが、新人さんはもう辞めたいらしい。
「いきなり解雇って無理です。私そんなところで働けません。」
「皆いい人だから、いい人すぎて言えなかったんですよ。」
「本当にいい人なら言います。無理です。」
私は何も言えなかった。
先輩は「いい人だからとかじゃなくて会社がおかしい!」と言っていた。
そこでも切られることについてはなぜかぼかされ、私がいつまでに引き継ぎなのかと聞くと「1~3週間が先方の希望ですが、こちらとしては16日までだと思ってます。月曜日に進捗次第で決めることになってます。」と言われたので「定期券が21日までなので、最大でも21日までにしてください。」とだけ伝えた。
新人さんは「母親が倒れたので地元に向かってます。」という電話をしたらしい。
飛ばれた。
派遣会社にもこの会社にも不信感を抱いた彼女は、地元に帰るということにして全部終わりにするつもりだろう。
私はまだ悩む気持ちがあるんじゃないかと思ったが、先輩は「絶対飛んだよ。」と主張した。
ですよね、私も本当はそう思います。
皆、私が切られることを知りつつ、これまではいつも通り接してきていたのに、私が切られることを知った途端これかあと笑った。
電話の取り次ぎや引き継ぎのことで上司と話す以外は休憩時間の先輩との会話だけ。
もし新人さんが飛んだなら次の人が来るまでずっとこれかと思うと気が滅入った。
でも私が何か言ったと思われるのは癪なので、一所懸命引き継ぎ資料を作った。
土日。
もし彼女が飛んでいたらを考えた。
新しい人を急遽探しても、派遣されるまでに一週間かかる。
この時点で21日までに勤務終了は無理だろう。
もう経費の無駄だと判断して、一週間で私のことを切ってほしい。
私を来させないでほしい。
でも新しい人が来て、新しい人が覚えるまで私の勤務は続く。
とりあえず話す相手が欲しいから新人さんは思い直して月曜日から出勤してほしいな。
考える時間を引っ張らないでほしいな。
辞めるなら辞めるってすぐ言ってほしい。
次の人来るまで私が大変だから。
もう切られた理由はなんでもいい。
なんでもいい。
もうどうでもいい。
ただひたすら次の人が来て、虚無しかない労働が終了するのを待つだけだ。
新しい資格取ろうかな。
恐らく派遣切りされた私に用意される次の現場は良い環境とは言えないだろう。
とりあえず貯金をして、資格を取って、再来年には別の仕事に就こう。
飽き性の私らしい!常に新しいことにチャレンジしてる!と自分を慰めるしかない。
26歳、独身、デブス、彼氏なし、派遣切り、将来のビジョンは見えない。
新人さん来てくれるかなあ。
新人さんが来てくれれば私はそれだけで凄く嬉しいんだけどな。
早く辞めたい。
本当に辞めたい。
早く私を救い出して、新人さん。
クソみたいな気持ちを成仏させるために書いたらとんでもなく長くなってしまった。便所の落書きよりひどい。
大学卒業後就職して今日に至るまでの7年間、上司と不倫関係にあった。ドラマや映画、巷に溢れる不倫のイメージとはだいぶ違う関係だった。いや、していたことは一緒なんだけれども。とにかく今、唯一の連絡手段のLINEで彼をブロック削除した。
月1、2程度セックスする関係だった。連絡が来たら私の家でセックス、2時間弱でさようなら。一番初めに一度だけ食事をしたが物は何もあげていない、貰っていない。私から連絡したことはない。LINEでのやりとりは、今から会える?→大丈夫です/今家にいませんごめんなさい/今生理中ですごめんなさい。それ以外のやりとりは0。
初めて関係を持った日の明け方、頭に叩き込んだ。何も求めない。穴だけ差し出せ、余計なことはするな。私に求められている役は、使いたい時いつでも使える無料の穴だと承知済み。だから話す時は必ず敬語、名前は職場と同じように◯部長と呼ぶことを徹底した。
家に来る度いつもスマホを躊躇いなくスクロールして、写真を見せながらご家族の話をしてくれた。公園でお子様の自転車の練習を手伝う美しい奥様、旅先ではしゃぐかわいいお子様。
このかわいさ、親バカかもしれないけどキッズモデルになれると思わない?性格が俺に似てるんだよ、余計いじらしくて。彼氏とか絶対許さんよ(笑)一人暮らしさせるのも不安、変な虫がつかないようにしなくちゃ。大学の頃、仕送りどのくらいだった?嫁も仕事復帰してくれて教育資金貯めてるけどなかなか大変で、もっと頑張らなくちゃいけない。
嫁とは社会人2年目で結婚したよ。美人?よく言われるけど実は外見は俺の好みのタイプとは違うんだよね。結婚の決め手?性格やものの考え方、特に家族に関する考え方が俺と同じでさ、この人と一緒に生きていきたいと思ったんだよね...
写真に写るお子様はとてもかわいくて、才色兼備の奥様を心から羨ましく思った。恨み辛み妬み嫉み僻みその他負の感情は一切抱かなかった。いや、抱けなかった。勝ち負けもなかった。土俵が違った。なにもかもがダメな私とあらゆることが違いすぎた。
ないものばかりの私にないものが全てあるのは勿論、一際輝くものを沢山持っていらっしゃった。生得的なものも、努力で手に入れたものも、何もかも眩しかった。
だから自分は穴でしかないと毎回確認できた。私は人間ではないのだと理解できた。
余計な口は一切聞くな。生きている穴に徹しろ。醜く貧相な顔と身体のせいで彼が萎えてしまわないよう一所懸命演技をした。ごくたまに私の私生活へと話題を振られた時は、昔付き合っていた男性との話を小分けにして話した。時には友達との思い出を男性との思い出のように話した。そもそも穴の話など誰も興味はない。自分から発話する時は極力主語が"私"にならないよう心掛けた。
穴はあなたに執着していませんよ。恋愛感情なんてないですよ。形に残るものも、何もあなたに求めませんよ。誰にも話していません。誰も私みたいな奴がこんなことしていると思っていないですし。SNSにも匿名の場にも私の痕は何一つ残しません。なので、使いたい時いつでも安心して使ってください。なるべく便利な穴でいられるよう頑張ります。
そういう態度を7年間取り続けた。だから7年間も続いてしまった。
しかし、彼の気持ちが私に全くなく、彼にとって私が穴でしかなくとも、そしてそのことを私が承知していても、既婚者とセックスしているので私と上司とは民法上の不倫関係にある。そんなことより何より奥様やお子様がこのことを知った時どう思うか。気持ちがないからマシだという話ではない。どんな気持ちにさせてしまうか。どれだけ傷つけるか。
ご家族がまだ知らないからこの愚かな行いを続けるのか?一生かけても癒えないかもしれない深い傷をつけるのか?どの口で憧れだなんてほざくのか。家族の待つ家に家に帰るのを2時間弱遅らせ、その分"お父さん"の時間を奪っているのは紛うことなきこの関係、私が自らの意思で続けている関係だ。
幼い頃、平日は父におはようしか言えないのが寂しかった。深夜お手洗いに目を覚ましてもまだ父は帰って来ていない。翌朝早起きして仕事に出る父を見送った後、お父さん昨日は2時に帰ってきたんだよ、お仕事大変だったのと母は言う。そんな職種じゃないのに。
受験のため通い始めた塾には、帰りが早くなった父が毎回迎えに来てくれていた。父は毎回必ずコンビニに車を停めて、ちょっと待ってねと私に声をかけた後聞いたことのない優しい声でどこかに電話をかける。最後には必ず、また明日と名残惜しそうに言って電話を切る。その後、お菓子かアイスを買ってくれて静かな車内でそれを食べながら帰宅していた。これから家に帰るんだから母ではない。部下にはいつも詰問口調だし祖父や祖母とも違う。電話の相手は一体誰なのか、毎回疑問に思っていた。ただ、決して誰なのか聞いてはいけないということだけなんとなく分かっていた。
最近久しぶりに思い出して、あれは不倫だったとようやく分かった。家族での外出中、鳴り止まない携帯の着信を無視する父に母が激昂していた姿も思い出した。あの頃寂しかった私がこれ以上こんなことを続けてはだめだ。
上司は仕事が出来、優しく余裕があり、仕事の話もプライベートな話もとても面白い。初めて顔を合わせて挨拶した瞬間、ああこの人のことを好きになるなぁと何の根拠もない直感が走ったが案の定、一緒に働き始めてからすぐ上司を好きになった。周りから、×さんのこと◯部長が褒めていたよと話を聞くと浮かれた。あまりにもベタなパターン。私の目はハートマークを隠せていなかっただろう。思い返すと苦笑しか出てこない。だからプライベートの連絡先を聞かれて嬉しかった。一緒に食事をとっている時、これは夢なのかと思った。
ネジが外れている大馬鹿女だから、ご家族の話を聞くとますます好きになった。こんなに素敵な人だからこんなに素敵なご家族がいるんだ、いや、素敵なご家族がこんなに素敵な人を作っているんだ。そんな人が、好きな人が、身も心も醜い私の穴を使ってくれる。せめて求められた穴役だけは完璧に、穴でいいから求められていたい。気持ち悪いことを考えていた。
しかし頭の悪い私に自分をコントロール出来るはずもなく、毎晩泣いていた。何もかも違いすぎる、あまりにも遠すぎる。だからこそ好きで好きで仕方がない。自分にないものを持つ上司に勝手に引力を感じてしまう。上司で自分の欠けた部分を埋められるような錯覚に陥ってしまう。自分の馬鹿さに呆れる。穴として求められることに必死にしがみついている、惨めで哀れな救いようのない馬鹿。
私が断れば終われるのに断れない。会えるのが嬉しいから。たくさん自分で自分に言い訳をしたが、結局自分が会いたいかっただけだ。自分を卑下すれば許される訳でもないのに。自分勝手な気持ちに蓋ができなくなる度、深夜汚い声でわんわん泣きながら人気のない場所まで車を飛ばした。
仕事後、その後予定もなく真っ直ぐ家に帰ってもメイクは落とさなかった。連絡が来るかもしれないから、2時までは極力起きておく。友人と出かける時もずっと携帯が気になって仕方がなかった。アロマが好きだったが炊かなくなった。万が一匂いをつけてしまってはいけないと思ったから。私に興味を持ってくれた人からの誘いを断り続け1人の世界に閉じこもった。
私がそうしているうちに、遠方の友人からの恋愛相談は結婚の報告とお式への招待へとだんだん変わっていき、気付けば友人の半分以上が結婚し家庭を築いている。残りの友人も、恋人と同棲をしていたり、趣味にいきいきと取り組んでいる。何も変わらず空っぽのままの自分が惨めで恥ずかしい。
両親からのいい人はできた?という質問、祖父や祖母からの×ちゃんの花嫁姿が見たいなという言葉、全部笑って誤魔化してきた。ごめんなさい。本当にごめんなさい。7年間ずっと彼のご家族をご家族の知らないところで傷つけ、誰にも顔向けできないことを自分の意思で続けてきた。加害者の自分からもう目をそらしてはいけない。そして正直、毎晩泣くことに疲れた。
本当は最後にもう一度だけ連絡を待って、世界一好きだったと伝えて終わらせようと今朝まで考えていた。でも、そんなことをしたら気持ち悪がらせてしまう。引き止められる可能性もまあ0%ではない。何よりこの期に及んでも自分に酔っている気持ち悪さ。
慰謝料のための貯金も目標金額に達した。奥様やご家族が求める裁きをきちんと受ける準備をする、自分の罪と向き合う。
それから私なんかと関わりをもってくれている人達の幸福をしっかり大切にできる、人間にならねばいけない。人間になりたい。それには私が悪行を断たなかった7年間以上の時間が必要だろうと思う。
ご家族と一緒にどうか世界一幸せになってほしいと思う。私なんかが願わずともそうなるのだろうと、いやもうとっくにそうなのだろうと分かっている。というかそもそも、上司もご家族も私なんかに願われたくないだろう。我ながら気持ち悪い。それでもどうか心の中で願うことだけ許してほしい。
業務の引き継ぎに必要で、私の資料に書いてくれた直筆のメモが嬉しくて、こっそり写真に撮って時々眺めていたが、これは連絡先と一緒に消した。残ったのは私の頭の中の記憶とこの文章だけだ。話してくれたことはどんな些細な内容だって全部覚えている。忘れたくなくて何度も繰り返し思い出してしまう。これもやめなくては。
ビーチで1人サンセットを見ていたら、女の子が話しかけてきた。(最初は美人局と思った。可愛かったし。)
話を聞いていると、就活でインドネシアの各都市を転々としているらしい。
彼女はイギリスの大学に留学もしたことあって、報道関係の勉強をしていた。(たぶんインドネシアでは裕福な方)
彼女は言った。
「国籍を変えたい。インドネシアに生まれただけで、仕事がない。どの国に行くにもビザが必要。」
「イスラム教を守ると何もできない。特に宗教によって女性が不利益を被っている。」
「日本に生まれただけで、いろんな国にビザなしで行けて、いろんな種類の仕事が選べて、自由で羨ましい」
こんなこと言われて思ったけど、自由のためには戦うしかないのかもしれない。
今の日本が自由なのは、自由を求めて戦ってくれたからなのかもって。
「アジア解放のため。領土拡大のため。アメリカが貿易戦争仕掛けてきたから」とか目的はとりあえず置いといて、
第二次大戦で欧米相手に戦ったから、日本は今自由なのかもしれない。
親いなくたって貧しくても、稼いで海外旅行行けるし、大学も入れる。生活保護もある。
政府批判しても殺されないし、ドイツなんかより言論の自由がある。
治安も悪くない。女1人で深夜に出歩ける。
戦争はしたくないけど、日本のために戦った兵隊さんは誇りに思うよ。
男性原理が極めて強い「先進国」が女性化(=女性原理への譲歩、導入)するのと、
男性原理が大して強くない「後進国」が女性化するのとでは、結果が大きく異なるだろう。
たっぷり水を吸った雑巾を絞るのと、カラカラに乾いた雑巾を絞るのとの決定的な違い。
女性を避け、社会とも断絶、米国の非モテが起こす「サイレントテロ」(八田 真行) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56526
この論評の結語。
[しかし、フェミニストやジェンダー論者が一所懸命やろうとしてきた男性性の解体を、
日本の影響を受けた、それも「反」フェミニズムが変な形で実現しつつあるというのは、
日本は「乾いた雑巾」だったんだ。カラカラに乾いた雑巾を絞り過ぎて、雑巾自体が
男性原理の強/弱、女性原理の強/弱と「女性差別(女が不快な思いをする)」は無関係だということ。
『日本の影響を受けた「反」フェミニズム』とか評者は書いているが、日本にはフェミニズムを
成立させうるような「固い地盤」は存在しない。底なし沼のようなズブズブに液状化した地盤ならあるが。
自慢じゃないけど、私はほとんどマックとかのクーポンを使わない。単にめんどくさがりで、その日行くかどうか分からないマックのためにいちいちクーポンを持ち歩くのが馬鹿馬鹿しい…というのが最大の理由だけど、もう一つは値引き額がショボいので、クーポンで50円そこらを浮かせることに情熱を傾けるより、余計なものを注文しないようにする方が身体のためにも節約にもいいと思うからだ。
私の場合、マックとかのファーストフードは食事をするんじゃなくて、軽くお茶して休憩するための場所だ。特にあのへにゃっとしたマックフライポテトがわりと好きで、どうしても飲み物やシェイクと一緒にポテトを頼んでしまったりする。摂取カロリーや節約を考えるなら、あまり余計な食べ物は頼まないで、コーヒーだけ飲むのが正解だと思うけどやめられない。
これはドトールとかのコーヒーショップでも同じことで、前は絶対に飲み物&ケーキとかの甘い物という組み合わせが定番だったけど、最近は甘い物を多少軽くて安いヤツ(ワッフルとかね)に変えたり、飲み物をカロリー少なそうな紅茶にしたりしてる。でもほんとは飲み物だけにすべきだと思う。一時期一所懸命ダイエットして痩せたのにリバウンドしたくないというのが最大の理由だけど、ケーキセットってしょっちゅう食べると案外高いよねっていうのもある。私はドトールのミルクレープが好きだけど、こういうのをしょっちゅう食べるより、月1回とか決めて高級なケーキを食べたりする方が自分の身体にもお財布にも優しい気がする。
ウン十円単位の割引にお得感を求めるより、自分の身体やお財布に優しくない余計な買い物を避けるのが賢いのではないかと思う。スーパーとかで「3つ買えば○○円」という安売りをしていたとしても、明らかに消費期限までに食べきれない量で、自分には1個しか必要ないのなら、多少割高でも一個だけ買う方が使うお金は少なくて済むし、それが食べ物であれば余計な食物廃棄を避けることになる。
昔実家で同居していた祖母が、安物をまとめ買いするのが大好きで、いかにもダメになる寸前の果物やら、安っぽいデザインでたたき売りするしかなさそうな服を大量に買ってきて家族に押しつけていたので、その反動で安物のまとめ買いにろくなことはないと思っている。祖母は別にお金に困っていなかったけど、「安く沢山買える」ということに満足感を覚える人で、買ってしまったら買ったものはもうどうでもいいのだった。
最近はいろんな節約術が氾濫してて、私が書いてるようなことは言い尽くされているかもしれないけど、ケータイキャリアのサービスでドーナツが一個タダでもらえるとなると行列する若者とか見ると「バカじゃないの?そんなもんに釣られるぐらいなら早く格安スマホに替えてケータイ料金自体節約しろよ」と思う。節約というのは少しでも何かを安く買うことに力を入れるのではなく、必要でないものを極力買わないことだと思ってる。分かってる人にはとっくのとうに分かってることだと思うけど、時々ちょっとした値引きとか「タダでもらえる」ということに踊らされて必要でないものを買ってしまう人を見ると「バカだなぁ…」と思うので書いてみた。
21歳で看護師になって今年で31歳。看護師10年目の私は5月に入職した病院を含め3つの病院で働いた。
看護師の転職は気軽にできるので、この年で転職2回も珍しくはない。
看護師って女の世界でしょ?大変そうだね。なんてよく言われるけど、さばさばした人が多い良い職場に恵まれたのか、どろどろした人間関係に悩むことなく楽しく働いてきた。
今働いている病院は病床数100床、療養型の中型の個人病院だ。古い病院で療養型ということもあり、若い人は少なく看護助手も含めて40代50代の人が多く働いている。まだ入職して一ヶ月だが、なんとなく病棟の人間関係がみえてきた。
基本的に皆良い人なのだ。今まで見た二つの病棟より人数が少なく忙しいけれど、よくしていただいている。ただ、1人のパートの看護師さん(以下パートさん)がかなり嫌われている。何があったのかわからないが嫌われている。
入職から3日、その日一緒に部屋をまわって業務の流れ等を教えてくれるはずだった看護師さんに放置されていたところをみかねてパートさんが親切に色々教えてくれた。
意地悪で放置されていたわけではなく、勤務が忙しくていちいち説明をする時間をとれず、「カルテで情報収集しといて!」と放置されていたのだが、すでに入職から3日、代わり映えのしない患者の情報収集は3周くらいしておりほとほと困り果てていた。
そんなときにパートさんに業務のことを教えていただき大変助かった。
気さくな人で話もしやすく、プライベートな話を含め、休憩時間にたくさん話をしていただいた。業務のシステムでわからないことや、単純にスキル不足でわからない看護のことを聞いても嫌な顔せずわかりやすく丁寧に教えてくださった。
でも、嫌われていた。
病棟の人たちはあからさまにのけ者にする訳ではなく、パートさんがいれば普通に話をしたりしていた。みんなから頼られているように見えたのは私がその場の雰囲気や空気を読むのが苦手だからなのかもしれない。
ある日出勤するとそのパートさんが他の病棟に異動になったと聞いた。
本人の強い希望と病棟のスタッフからの苦情で、異動の時期ではないのに異動になったとのこと。
何があったのかわからないけれど、病棟は今その人の悪口放題である。
一度私や仲の良かったスタッフに会いに来てくれた。もちろん楽しく話をしてくれた。次の日他の看護師に忠告された。
「あまり仲良くなって巻き込まれないで。あの人が言う病棟のことは本当のことかわからないし。仕事もできないし。」
パートさんから病棟の悪口を聞いたことはほぼない。私から聞かないと病棟の話はしない。喋っているのは主に私の恋愛話やバカな話ばかりなのである。
病棟の人たちは私がパートさんと病棟の話ばかりしていると思っているのだろうか?
業務のことを教えてもらって、私は何もパートさんからの被害を被ってもないし、楽しく話をしてくれる人なのに、今度からも会った時に話をしていたら何かに巻き込まれてしまうんだろうか。
もう、仕事だけしたらよくない?
みんな一所懸命看護して、定時に帰ってプライベート充実させようよ。
誰がこう言ったとか、ああ言ったとか、くっだらねーー!
パートさんと話すのが怖い。
パートさんと普通に話してたのにいなくなった途端に悪口を言い出すスタッフに会うのが怖い。
どうすればいいのかわからない。