「バックボーン」を含む日記 RSS

はてなキーワード: バックボーンとは

2023-05-22

マリオ映画感想

はじめに

 マリオ映画を観た。

 まず私のプロフィールを明かしておく。

 大学院生社会学文学あいの子みたいな分野で、とくにジェンダーとかセクシュアリティとかそういう事を学んでいる。

 映画学部時代に少しかじった程度で、評価はB+だった。だから的外れなことも言うかもしれない。すみません

 匿名なのでもっと書くと、同性愛者で、SM実践者で、フィクトセクシュアルに片足つっこんでいるので、わりとどの界隈でも少しなじめない気持ちになりがち。

 

 「映画としてはちょっと……」というような意見が主にアカデミック評論の場で散見される。

 これは分からないでもない。ちなみにここでは個人攻撃みたいにするつもりはないので、引用特に必要でない限りはしない。

 「すげえ! マリオってこういう解釈ができるんだ!」みたいな「新しいもの」はなかった。しかし、「マリオ映画といえばこういうのが見たいよね」という「見たいもの」が詰め込まれており、「新しいもの」を入れる余地は90分にはないように思われる。

 メディアミックス映画としては一つの模範解答であり、文句なしの一級品といってもいいかもしれない。面白い映画といい映画は別だが、以下では「いい映画」(いい映画って何すか?)としての切り口を見てみたい。

試行する」快楽

 ゲームアニメとしたら、キャラクター解像度物語の運び方だけでなく、どのようにゲーム快感が写し取られているか重要ポイントに思う。

 マリオゲーム体験を思い返すと、快感は大きく二つに分けられる。

 「スーパーマリオブラザーズ」ならステージクリアタスク消化に似た快感

 「スーパーマリオ64」に連なる「箱庭マリオ」なら新しいマップを開いていく探索の快感

 マリオシリーズだけでなくゲーム快感はむしろこの二者に共通する「試行する」快楽が大きいのではないか

 私はといえば、ゲームが苦手だった。

 クリボーに激突する。穴に落ちる。ドッスンに潰される。空から落ちる。燃やされる。溺れる。

 我ながらヘタクソなプレイであるしかし、プレイを重ねると、一つ一つそれらを回避なり消化できる。そこにゲーム快感がある。

 翻って「映画マリオ」に戻る。キノコ王国に迷い込んだマリオは、ピーチ姫の旅についていくためにゲームばりのアスレチックに挑むわけだが、このプレイングも経験者ならば笑ってしまうほど失敗に満ちている。そしてその分だけマリオは「試行」を試すことになる。

 アスレチックだけでなく、ドンキーコング戦、クッパ戦と繰り返し作中で強調される「諦めの悪さ」が導くゲーム快楽とはこのような「試行」の快楽が適切だろう。

 文学研究者藤田直哉上記のようなことも含めて、「物足りなさ」を指摘している。

 https://twitter.com/naoya_fujita/status/1655397557198278662

 ここは鑑賞者のバックボーンも関わってくるのかもしれない。

 周回前提のゲーム「ドキド文芸部」「UnderTale」「シュタインズ・ゲート」の記憶が私にはすごく強くあるし、マリオシリーズから距離を取っていたので(ここまで多くの作品に触れたわけでもない)、試行錯誤性は面白く観た。

 また、勉強不足と笑われそうだが、3D映像2Dフィールド表現する映像も、私としては十分に真新しいものだった。

父と息子の物語としてのマリオ映画

 「反ポリコレ」とか、「ジェンダーから距離を取っている」いう話も聞く。

 しかし私はそうは思わない。LGBTと「マリオ作品群の関わりは以下のコラムに詳しいため、これ以上は言及しないが、さら男性性との関わりについて分析する。

 https://cinemandrake.com/pokemon-musashi-kojiro-lgbtq

 こちらも藤田直哉の評を引用する。私のマリオ映画への評価は彼とは異なるが、この評と私の見解は一致している。

 https://twitter.com/naoya_fujita/status/1656110486713434113

 クッパ名誉と所有、暴力原理においたキャラクターであり、婚姻幸せを直結させる家父長制を背負った男である

 ピーチ姫に対し無茶な論理婚姻を迫ったり、彼女の知人も含めた囚人婚姻犠牲として殺そうとしたり、人の論理の届かない人外らしさが映画における彼の輝かしい魅力でもあることは間違いないが、それは悪しき男性性の発露でもある。

 この「有害男性性」を退けることを軸にマリオ映画を見てみると、マリオは退けた先に何を得たのか。

 それは物語ラストが示すように、ピーチ姫ではない(ピーチ姫マリオとの恋愛成就がほのめかされてはいる。しかし、ほのめかされていることと明らかであることは違う)。

 

 マリオゲームにおいてプレイヤーの分身であり、あまり感情を発露しない。

 葛藤もあまり読み取れず、さらわれたピーチ姫を取り返すため、躊躇いなく絵画に入ったり火山に行ったり宇宙に行ったりしているように見える。

 しかマリオ映画においては、夢を追う自信のなさげな男として描かれる。

 イタリア系アメリカ人の家庭で育ち、家族仲はおそらく悪くないが、「父親に認められたことがない」ということが恐らく影を落としていて、自分のやりたいことと、父親に認められたいという二つの想いが両立できていない。

 そしてマリオ映画の終わりに藤田のいうところの「有害男性性」の発露であるクッパを倒し、父親から承認を得ることとなる。

 婚姻に大きな意味をおく家父長制の権化を倒した先に、父という家父長に認められるというメビウスの輪的な権力ねじれについて、私はまだうまく説明ができない。こういう嫌な書き方をすることで、妙な引っ掛かりを表明するしかできない。

感想、あるいは魔王へのラブレター

 倒されたクッパは小さく、管理されるものとして扱われる。

 その是非について何か言いたいわけではない。

 現実では家父長制や異性愛規範同性愛差別トランス差別人種差別が吹き荒れている。そのような不均衡な権力は改められるべきだし、悪しき男性性とは決別すべきである

 その是非についても何か言いたいわけではない。

 ここまでが建前。

 私はフィクションにおいてこういう権威的な男性が大好きだ。

 「家父長制の権化」と表現したけれど、理屈の通じない愛情を持て余す魔王クッパが大好きだ。

 本気で惹かれると言っていい。

 だが彼の愛は決してピーチ姫には届かない。正しくないから。

 そして彼は多くの部下に愛されながらも、彼の愛はどこにもたどり着かない。

 異形はある意味孤独である

 槇原敬之の「軒下のモンスターから「いっそ妖怪にでもなって 君を軒下からただ見ていたい」を引いてもいい。

 三島由紀夫の「仮面の告白から「お前は人間ではないのだ。お前は人交わりのならない身だ。お前は人間ならぬ何か奇妙に悲しい生き物だ」を引いてもいい。

 

 ピアノを弾きながら「ピーチピーチピチピチピーチ」とか歌ってる彼のカットでは劇場で笑い声が起きた。

 「悪しき男性性」の回路ではもう誰かと心を交わしあうことはない。ピーチが振り向くことはない。彼の歌うラブソング哀愁に満ちて、あるいは滑稽かもしれない。

 私も笑った。でもぶっちゃけ泣きそうにもなった。

 今ギリギリこの男を笑って愛でながら見られるくらいには私もマジョリティにいられてるんだろうけど、こういうジェンダークィア批評規範可視化させ内破する営みであって、次に生み出される新しい規範にいられなくなったら、次は私が笑われる番なのだ

 本当は、弱者クッパの方なのかもしれない。でも私は彼にあまり感情移入しているから歪んだ読みをしているのだろう。

 でも愛してる、魔王クッパ

 お前の横暴さも、報われなさも、情けなさも、関われなさも好きだぜ。ほんとに。

2023-04-25

anond:20230423111053

・「自分解釈を加えずに」メモを取ることはできてる?

・「相手が言っていない事を加えずに」要約することは出来てる?

いやいや、これができるのは才能ですよ。異常才能と言っても良い。あるいは、相当の人生経験を積まないと無理だよ。要約するだけでも相手が言っていることを理解する必要があるわけで、相手自分知識バックボーンに差があれば(どちらが物知りかということに関係なく、共通部分が狭ければ)、ある程度のことは補いながら理解するしかない。むしろ、相当に行間を読む技術に長けていないと無理な話なんですよ。

2023-04-20

一級建築士矩子の設計思想2巻の後書きで編集部では単行本が売れるとは思ってもいなかった、って書いてあって編集なのに最近コミック流行っている理由全然分かってないんだなー、って思ってしまった。

美少女動物園とか揶揄されていたのは今は昔。

専門的なあまり知らないような分野を美少女が専門知識披露しながら成功していくっていうのが最近王道で、

一級建築士矩子の設計思想はまさにその流れにそった作品から、著者の知名度バックボーンもあって売れないわけがない、と思っていた。

2023-03-14

そもそもアンパンマンは「正義のあり方は強いものが決める」という弱肉強食世界なんだが?

アンパンマンっていうのは「圧倒的な力を持つ絶対者(≒アメリカロシア等)が暴力をぶつけあった果てにその世界正義が決定される中を、その中で最も強いもの正義が偶然善性を帯びていることを祈るしか無い現実」を皮肉っているというのがバックボーンなんだよね。

そんなアンパンマン世界においては障害者言葉なんて真っ先に切り捨てられる対象

偶然アンパンマンガ気まぐれで「やめるんだ!障がい者マンが困っているじゃないか!」で助けてくれたらセーフだけど、「やめるんだ!アンパンマンミュージアムが困ってるじゃないか!」で障がい者マンアンパンチされたらそこで終わり。

結局は力こそが全てなんだよ。

じゃあこの日本におけるアンパンマンは何か?

そこを考えて障がい者マン達は動くべき。

お互いの利益がぶつかりあったとして、力なき者同士で水掛け論をしても意味なんてない。

両者がアンパンマン相談して、悪い方にアンパンチしてもらうことでしか結局問題解決なんて起こらない。

それがアンパンマンという世界なんだよね。

アンパンミュージアム問題アンパンマン世界ルール解決していけ。

さあ、この問題においては誰がアンパンマン(≒巨大な力を持つ絶対者なのだろう?

2023-03-06

anond:20230306081752

ライバル(好敵手)との関係の描き方って男性作家女性作家でかなり違っていて、男性作家本能的なコイツに勝ちたい!負けたくない!

って単純な感情なんだけど

女性作家が描くとネットリしてるというか。複雑なバックボーンのある情念として描かれるんだよね。

女性が描く男同士のライバル関係って「ムカつくけどなぜか存在が気になるアイツ」みたいな。

それって少女漫画王道の導入じゃね?みたいな気がする。

から男性からすると後者描写理解できないというか受け入れられない。

呪術廻戦の作者が女性だと言われてるのは男同士の関係ネットリ感があるからだと思う。

2023-02-28

最近観た映画

バグダッド・カフェ:中盤までは退屈だったけど、主人との友情が芽生えて居場所を得始めてからは良かった 人情モノだけど押し付けがましくなくて、どこか淡々としていたのが良かった

13日の金曜日(1、2、8):ワンパターン面白くなかった 8は全然NYに行かなくて求めてたシーンは数分くらいだった

エボリューション:まんま宇宙人ゴーストバスターズ 軽妙な会話をメインに気楽に観られる感じで面白かった

ゲット・アウト黒人へのズレた敬意とアウェー感が一番のホラーだった 眼差される不快感はNOPEでも描かれていたし、大切なテーマなんだと思う

アス:ゲット・アウトに比べて、テーマと描き方が抽象的で分かりにくかった 一応種明かしはされど、不条理のままな部分も多かったので、そこはホラーとして陳腐にならない気がして好き 寓話としての解釈ゆとりも広がるというもの

ドクタースリープシャイニングの続編というよりは世界観を共有する別作って感じ ホラーというか能力バトルだった 銃で倒せる相手は銃で、という所がなんか納得感があって良いね 銃で倒せちゃうかいって気もするが

ブラッククランマン面白かった 黒人はもとより、WASPのつもりでいるユダヤ教徒自身社会的属性と向き合うのが良かった 最後いきなりマイケル・ムーアめいた感じになって、エンタメとして消費して終わる、ともすれば外部化してしまう呑気な観客を逃さない感じも良かった

ブレット・トレインキル・ビルとか忍殺のエッセンスアンジャッシュで包み込んだ感じで面白かった トーマス義務教育を終えた男とか、セコい脅迫で人を自分反抗期に巻き込むクソ女とか、キャラが立ってて良かった 米原のシーンは、ニッチさに加えて自覚的なトンチキですよというエクスキューズのようにも思えてウケた

レザボア・ドッグス倉庫での画が続く密室サスペンス?で舞台っぽさを感じた 冒頭の他愛ない会話があんまりハマらなかったけど、オープニングはかっこよかった 人の良さが裏目に出るのは辛いね 徐々に明かされるバックボーンを踏まえて繰り返し観ると面白いのかもしれない オープニングロールタランティーノ出てるんだって思ったけど、顔を知らんから誰が彼なのか分からんかった

2023-02-20

キラキラのもの

大体夢を売ってキラキラ魅せてるものは、キラキラに吸い寄せられてきた人間のなけなしのマネーをちゅっと吸い上げて養分にして、またキラキラさせてるね。少し前にはえぬえふてーていうお花があったな。もう枯れかかっているようだけれど。魔法ポケットはなかったのって?あーポケットに入れるとお金が増えるやつ。でもあの歌は最後、「欲しい」って歌って終わってた。つまり、無いってことなんだよ。

プログラミングスクールに通ったんだったね、スクールに払ったン十万だのン百万だのというおカネは回収できたのかい?お母さんは心配です。駆け出しプログラマーたちを見なさい、AWS資格あんなに沢山とったのに、いまはどこかに行ってしまったようだよ。彼らは年収1500万をかかげて、炎に突っ込んで行ったのかもしれないね。あぁ、そういえば今ではたまにキラキラした目で技術のことだけ考えて、業務知識バックボーン理解する必要は無いと考えている妖精さんがいるらしいけど、それとは別物だとお母さんは信じてるからね。そっちを見てはいけませんよ。

中途未経験?そうしたら真面目にできるだけ長く務めるんだ。あれ?みんなと言ってることが違うって?いいかい?あの業界に参入する人達はね、そんな人間がいなさすぎて、中途未経験の参入がかなり難しくなってるんだよ。ほら、あそこに未経験収入あげるなら一旦どこかに入って経験積んで転職するんだ!って言ってる妖怪がいるだろ?どれくらいの割合の真っさらな中途で入った人間会社利益になったんだろうねぇ。誰も会社社会全体の利益のことも考えなかったんだよ。そうだろ?誰も犠牲になりたくないから。だから会社会社利益を最優先にすることにしたのさ。それは、すでに経歴のある人間しか取らないってことだよ。育った人間だけ獲得しなきゃ。ね、会社利益のためさ。だからSES求人を謳った会社20代の中途未経験勉強と称して家電量販店店員だったりただのテスターとして派遣してスキルがなくて需要が無くなった30代半ばに一つも派遣先がないか自主退職を促すのは仕方の無いことなのさ。ほら、ちょっと怖いところが分かってきただろ?

え?それでも俺は行くって?これは嘘だって?お前がそこまで言うなら、仕方ないね。お母さんはいつでももここで待ってるからね。ぽーけっとをたたくとー。。

2023-02-17

これってつまるところ日本が「小さくても失敗は失敗である。失敗は小さくても許されない」って社会ってことじゃないの?

JAXA広報が「まあ結果的にやり直せるだけで失敗ですね。マシな方の失敗。取り返せる失敗。そこまで悪くない失敗。最悪の失敗ではない」と口に出来る国になって欲しい。国民が「そうなんだ。やり直せる失敗なら失敗でも全然マシだね」で受けいられる国になって欲しい。今の「大小問わず失敗と口にした時点で全ての信用が失われるので、なんとかして『失敗という単語』そのもの気合回避できないかに最大の労力を使う」って状態はあまりにも不健全だよ。この国はずっとそのせいで色んな物が停滞しているし『失敗』しているよ。いい加減「取り戻せる失敗だから大丈夫です。でも失敗なのは事実なので再発防止は頑張ります」で終わらせられる社会にしてくれよ。なんで何から何まで完璧じゃなきゃ駄目っていう病気を患い続ける道を選ぶんだよ。この国は小さな完璧ばかり求めすぎだろ。なんかもう全部減点方式で採点しすぎて頭おかしくなって切るじゃん。それこそ「東大入試で6割解けたやつよりFラン入試で100点出したやつの方が間違いが少ないから賢い選択をしててエライ!」みたいな事言い出しかねないぐらいの失敗恐怖症でミスがないことだけが評価点の人間だらけの痛がり大国じゃん。アホみたいだよ。JAXA科学者としての圧倒的なバックボーンあるんだからハッキリ言ってやれよ「失敗ですけど、取り返せます」をよ。なに腹芸してんの?科学最高峰としての意地を見せろ。失敗だと認めながらも、それを過大評価過小評価もさせないように徹底的に理詰めを積み上げ続けろ。その姿勢をこの国に示してくれ。宇宙開発を通じて日本人だって痛がりなだけお猿さんばかりじゃないんだぜって見せてくれよ!

2023-02-15

日本人口問題解決されてきたら

産めよ増やせよ社会適応できない奴は勝手死ね個人自由だってなる気がする。

日本個人主義ってキリスト教的な隣人愛精神バックボーンがないかちょっと怖いよね。

俺は好きだけど。

2023-02-08

白人抵抗したインディアン英雄たち

投稿です

タスカルーサ~1540

 ミシシッピ先住民首長スペイン人征服者エルナンド・デ・ソトと交戦し、戦死した。ミシシッピ先住民はチョクトー、マスコギー族の祖先である。 

・オペチャンカノウ1544~1646

 ポウハタン族の酋長ポカホンタス叔父1622年と1644年に白人への大襲撃を行った(第二次第三次ポウハタン戦争)が、捕らえられ処刑された。

・ササカス1560~1637

 ピクォート族の酋長。ピクォート族は白人男性を殺害したと濡れ衣を着せられ、襲撃を受ける。1836年から翌年にかけてピクォート戦争を戦うも、敗北、ササカスはモヒガン族に殺された。ピクォート族は数百人が虐殺奴隷化され、一時期は絶滅認定を受けるまでに激減した。ピクォート戦争白人に協力したナラガンセット族も後のフィリップ戦争白人虐殺されることとなる。 

・ポペ1630~1692

 プエブロ族魔術師スペイン宗教弾圧に対し、1680年一斉蜂起を起こす。スペイン人駆逐したプエブロ族独立国家を築くが、ポペの死後内部分裂しスペイン降伏した。

ハンコック酋長

 南部タスカローラ族の酋長白人土地侵奪奴隷狩りに反発し、タスカローラ戦争(1711~15)を起こす。しかし、北部タスカローラに裏切られ、白人に引き渡され処刑された。

グレイロック1670~1740頃

 アベナキ族の酋長フランス人神父セバスチャン・ラルと結託し、マサチューセッツ植民地総督へダマー戦争(1722~1725、ラル神父戦争グレイロック戦争ともいう)を仕掛ける。ラル神父戦死し、和平が成立した後も散発的に植民地への攻撃を続けた

メタカムフィリップ王)1639~76

 ワンパノアグ族の酋長。ピリグリム・ファザーズを助けた心優しきマサソイト酋長の息子。白人貪欲土地略奪に耐えかね、交戦した(フィリップ戦争1765~66)。メタカム戦死遺体戦利品としてバラバラにされ、妻子は奴隷として売り飛ばされた。数千人のインディアンが死亡し、白人勝利に終わった。

・オブアンディヤック1720~69

 オタワ族の酋長英名ポンティアック交易制限したイギリス人たちに不満を抱き、オジブワ族、ポタワトミ族などと連合攻撃しかけた(ポンティアック戦争1763~65)。白人を追い出すことには失敗したが、イギリス政府政策変更を余儀なくされ、インディアン保護区を制定した。オブアンディヤックは白人では無く、対立する部族のピオリア族に暗殺された。

コーンストーク1720頃~77

 ショーニー族の酋長。1774年ダンモア卿の戦争白人と戦った。アメリカ独立戦争ではショーニー族の中立に努め、ランドルフ砦のアメリカ人訪問した際に拘束され処刑された。

・ドラッキングカヌー1738~1792

 チェロキー族の戦士アメリカ独立戦争ではイギリスと組んでアメリカと戦った。独立戦争後は他部族同盟を呼びかけながら、アメリカと戦った。チョクトー族、マスコギー族との同盟を祝う最中心臓発作で亡くなった。

 

・リトルタートル(1747~1812)

 マイアミ族の酋長アメリカ独立戦争ではイギリスと組んでアメリカと戦い、オーギュスタン・ド・ラ・バル大佐戦死させた。独立戦争後はワイアンドット、ショーニー、チェロキー等と北西インディアン同盟を結びアメリカと戦った。(北西インディアン戦争1785~1795)。ハーマー作戦勝利したほか、アーサー・セントクレア少将を破り、戦死者600名の大損害を与えた。しかし、フォールン・ティバーズの戦いで敗北し降伏した。

ブルージャケット1738~1810

 ショーニー族の戦士アメリカ独立戦争ではイギリスと組んでアメリカと戦った。北西インディアン戦争でも活躍し、ハーマー作戦セントクレアの敗北で活躍したが、フォールン・ティバーズの戦いで敗北した。

・バッコンガヒラス1720~1805

 レナペ族の酋長アメリカ独立戦争、北西インディアン戦争アメリカと戦い、セントクレア将軍を破ったが、フォールン・ティバーズの戦いで敗れた。

・エグシャワ1726~1796

 オタワ族の酋長アメリカ独立戦争、北西インディアン戦争アメリカと戦い、フォールン・ティバーズの戦いで負傷した

・テカムセ1768~1813

 ショーニー族の酋長白人侵略に対し、インディアン全体の団結を広く呼びかけた。ティッペカヌーの戦いで敗れたが、抵抗を諦めず、米英戦争イギリスと組んでアメリカ交戦した。デトロイド包囲戦で米軍を破り、メグス包囲戦でも攻略には失敗したものの損害を与えた。しかし、テムズの戦いで戦死し、彼の壮大な夢は叶うことが無かった。ちなみにテカムセと米英戦争敵対したウィリアム・ハリソンは1841年9代目大統領就任するが、わず31日で病死した。

ウィリアムウェザーフォード1765~1824

 マスコギー族の戦士。1811年の大地震白人と戦えというメッセージ解釈し、交戦レッドスティックスを率いクリーク戦争(1813~14)を戦った後に降伏した。ちなみにクリーク戦争活躍したジャクソン大統領は後に7代目大統領就任インディアンへの弾圧虐殺を行った。

・メナワ1765~40頃

 マスコギー族の戦士レッドスティックスのメンバーとしてクリーク戦争を戦い、戦後土地割譲同意した酋長暗殺するなど強制移住抵抗し続けた。

ピーターマックイーン1780頃~1820頃

 マスコギー族の戦士レッドスティックスのメンバーとしてクリーク戦争活躍バーンコーンの戦いで米軍勝利した。 

レッドバード1788~1828

 ウィネベーゴ族の酋長白人に対して友好的であったが、鉱山労働者の横暴に耐えかね、1827年ウィネベーゴ戦争を起こした。米軍に敗れ、翌年獄死した。

ブラック・ホーク(1767~1838)

 ソーク族の酋長白人土地侵略に対し、1832年フォックス族、ポタワミ族と結託してブラックホーク戦争を起こした。しかし、この戦いはインディアンが数百人殺される悲惨な結果に終わり、ブラックホークは降伏し、捕虜となった。

オセオラ1804~38

 セミノール族の戦士強制移住に反発し、第二次セミノール戦争(1835~42)が勃発した。ゲリラ戦法に苦しめられた米軍は和平交渉を行い、交渉の場に向かったオセオラを捕らえた。彼はその後獄死したが、セミノール族の怒りは収まらず、戦争は続いた。なお、セミノール族の一部はフロリダの奥地に居座り続け、現在に至るまでアメリカ降伏していない

ミカピー1780~1848

 セミノール族の戦士。第二次セミノール戦争活躍し、デイドの戦いで100人米兵戦死させた。

ビリー・ボウレッグス1810頃~1859

 セミノール族の酋長オセオラが獄死した後も第二次セミノール戦争継続し、オキチョビー湖の戦いで勝利するなど活躍した。第三次セミノール戦争でも米軍を苦しめたが、強制移住に従った。

・アビアカ1760~1860

 セミノール族の戦士。第二次セミノール戦争に加わり、オキチョビー湖の戦い、ロクサハッチーの戦いで米軍勝利した。

 

バッファロー・ハンプ1800頃~1867頃

 コマンチ族の戦士。同朋が虐殺された報復1840年の大襲撃を行った。43年テキサス政府と和平を結び、晩年は農夫として暮らした。

・ワルカラ1808~55

 ユート族戦士。その知恵と武勇から砂漠ナポレオン」「史上最大の馬泥棒」と呼ばれた。モルモン教入植者対立し、1853年から翌年にかけてワルカラ戦争と呼ばれる一連の襲撃を行った。

フレチャス・ラヤダス

 ヒカリラ・アパッチ族戦士。シエネギラの戦いでアメリカ軍を破った

・カミアキン1800~1877

 ヤキマ族の戦士白人探鉱者との対立からヤキマ戦争(1855~58)を闘った。降伏拒否してフラットヘッド族の下に逃れた後に故郷に帰還し、最期まで立ち退きを拒んだ。 

レスキ1808~58

 ニスカリー族の酋長白人土地侵奪に反発し、ピージェット戦争(1855~56)を闘ったが、捕らえられ処刑された。

・テカムタム?~1864

 アサバスカ族の酋長鉱山労働者たちの横暴に反発し、ロングリバーウォー(1855~56)を戦い敗れた。

カイルーク

 モハベ族の酋長。当初は白人に対して友好的だったが、モハベ戦争(1858~59)を戦うようになった。降伏し捕らえられるも、脱走を図ったため射殺された

・ヌマガ1830~71

 パイユート族酋長白人との平和を望んでいたが、探鉱者たちがパイユート族の食料を奪ったため、1860パイユート戦争を戦った。敗戦後も白人部族平和のために生涯を捧げた。

マヌエリト1818~93

 ナバホ族戦士1860~66年までアメリカ政府土地収奪強制移住政策抵抗し続けたが、後に降伏し、移住を受け入れた。

アントンガ・ブラックホーク

 ティンパノゴス族の酋長モルモン入植者対立し、1865年ユタパイユート、ナバホと結託しブラックホーク戦争を仕掛けた(ソーク族のブラックホーク戦争とは別)。70年にアントンガは結核で亡くなるが、72年まで闘争は続いた

マンガス・コロラダス1793~1863

 アパッチ族酋長1830年家族や同朋をメキシコ人虐殺されたため、米墨戦争ではアメリカと組んでメキシコと戦った。後に後述のコーチーズと共に米軍と戦った。和平交渉最中に捕らえられ、処刑された。

コーチーズ1805~1874

 アパッチ族酋長マンガスの義理の息子。1861年入植者の息子を誘拐したというあらぬ疑いをかけらたことがきっかけで1872年に和平が成立するまで白人たちと死闘を繰り広げた。 

・リトル・クロウ1810年頃~63

 ダコタ・スー族酋長白人に対して従順であったが、1862年飢餓に耐えかね一斉蜂起を起こし敗れた。翌年逃亡先で農夫に発見され射殺された。

・ドヘサン1790年前後~1866

 カイオワ族の酋長第一アドビ壁の戦いでアメリカ軍に勝利した。

ホワイトベアー(サタンタ)1820頃~78

 カイオワ族の戦士第一アドビ壁の戦いで活躍したほか、ウォレンワゴントレインの襲撃も成功させるなど戦果を挙げた。第二次アビド壁の戦いに関与し、1874年逮捕され、投身自殺した。

シッティングベア(サタンク)1800頃~1871

 カイオワ族の戦士ウォレンワゴントレインの襲撃など軍事基地、幌馬車、入植地への襲撃を多数成功させたが、1870年逮捕され、翌年逃亡を図り殺された。

・ローン・ウルフ1820頃~79

 カイオワ族の酋長交渉によりウォーレンワゴントレイン襲撃で逮捕されたホワイトベアビッグ・ツリーの釈放を実現した。1873年息子と甥が白人に殺されたことがきっかけで闘争を開始。クアナパーカーと組んでレッド・リバー戦争を戦ったが、降伏した。なお、ビッグ・ツリーは他のカイオ戦士と違い、レッド・リバー戦争に参加していない

 

ローマン・ノーズ1830年代~68

 シャイアン族の戦士強制移住に反発し、スー、アラパホと結託してコロラド戦争(1864~65)を戦う、ジュールバーグの戦い、プラット橋の戦いで白人勝利するなど活躍した。和平派が強制移住にしたがった後も白人と戦い続け、1868年ビーチャ島の戦いで戦死した。酋長ではないが、勇猛さとカリスマから白人から酋長であると誤解された。

レッドクラウド1822~1909

 ラコタスー族戦士ララミーからモンタナへの金鉱に向かう道路建設に反発し、シャイアン、アラパホと結託してレッドクラウド戦争を戦った(1866~68)。米軍道路建設を諦め、砦を放棄したため、和解が成立。レッドクラウド居留地に入り晩年キリスト教改宗した。 

ハイバックボーン1820~1870

 ラコタスー族戦士レッドクラウド戦争に参加した。戦後敵対するショショーニ族と交戦し、戦死した。

 

ヤングマン・アフレイド・オブ・ヒズホース(彼のウマを恐れる若者)1836~1893

 ラコタスー族戦士レッドクラウド戦争に参加、ウーンデッドニーの虐殺後はアメリカ政府平和交渉に当たった。

キャプテンジャック1837~1873

 モードック族の酋長居留地への強制移住に反発し、複雑な地形を利用して装備、戦力で勝る米軍を苦戦させた。(モードック戦争1872~1873)戦争の途中の和平交渉が決裂し、エドワードキャンビー少将殺害されたため、インディアン戦争米軍将軍が殺された唯一の戦いとなった。降伏絞首刑に処されたキャプテンジャック遺体見世物とされた。

スカーフェイスチャーリー1830頃~1896

 モードック族の戦士モードック戦争に加わり、サンビュートの戦いで勝利した

・アイアン・ジャケット1790前後~1858

 コマンチ族の酋長スペイン人の鎖帷子を身にまとって戦い、勇名をはせた。しかし、彼の防備はリトルローブクリークの戦いではライフル弾を防げず、戦死した。

・ペタ・ノコナ1820頃~1864

 コマンチ族の酋長。アイアンジャケットの息子。1836年パーカー砦を襲撃し、白人女性シンシアパーカー誘拐、妻とする。1860ピーズ川の戦いで敗れ妻を連れ戻された悲しみと戦傷から亡くなった。

2023-02-07

anond:20230206184009

つの回答として頭に入れておく。

ただなんか語弊がいろいろあった気がするので補足する。

物議を醸した望月新一のIutの論文はそれが合ってるか間違ってるか自力であてずっぽうでなく判定するにあたり証明を追うにしても相当な前提知識を要する。あれも数論幾何なわけだ。

次元トポロジーという名称はその証明の難しさの特殊性から既存トポロジーからあえて切り分けただけで、研究既存論文理解必要知識量はトポロジー全体と差がないのではないか

多少差があったとして、数論幾何よりややはり明らかに少ないのではないか

次元トポロジー研究には類い稀ないひらめきみたいなセンスを要するだろう点で学界にインパクトを与える新たな価値ある証明を行う難しさが数論幾何匹敵するのは確かだろう。だがそうやって証明された既存論文理解するハードルは数論幾何に比べると明らかに低いのではないか

もっといえば望月論文理解するための知識を全て身につけたとしても論文証明した当時の望月知識量にはまだ足りないと思う。証明理解する以上に、証明すること自体には理解必要知識以上のバックボーン必要で、そうしたバックボーン証明に際して必要だった発想着想の必然的きっかけになったりしているはずだから

あなたもおっしゃる通り低次元トポロジーをやってるだけなら数論幾何にくらべてしまえば明らかに見劣りすると思う。以上書いたことを踏まえてあらためて数論幾何匹敵するものが他にあったら教えてほしい。

勉強するにあたって数学幾何共通する知識事項もあるが、比較的早い段階で数論幾何を志す人とは異なる知識を量として数論幾何と同じぐらい積み上げていくという数学領域理想だ。

2023-01-29

anond:20230129031750

マジな話すると少年院は本読む以外娯楽が無いからみんな読書して国語力だけは伸びる

見るから底辺上がりなのに言語センスがあるラッパーバックボーンとか調べると

少年院刑務所で本読みまくったって話が大抵出てくる

2023-01-20

藤井風の不意打ち

自分がしっくりきそうなたとえ話だと

いいことを言うCMだと感心していたら最後創価学会と言われる不意打ちさ

と似たようなものかな

何を言ったか重要とどんなに説かれても人間なんだから

誰がどんな思想を持った・バックボーンで言ったことかは受け入れるか否かの判定に重要だよ

これが「みつを」だったらまだ「いやみつをか~い!」ってツッコミで流せるけどそれが宗教だと厳しくなってもしかたないよ

これは信仰していない宗教エッセンスを使ってる(ゴスペル)とか、キリスト教とか仏教はいいのかとは全然関係ない話

人間快適に生きるためには誰がどんな人が言ったか足切りする必要があると思う

真に真剣に人の話を意識して聞く人はそりゃ属性を苦労して廃して聞けばいいけど一般人に求められてもね

からから属性を表明されて(隠しているかのように振舞って)、それが自分マッチしないものだったらそりゃ嫌な気分になるよ

ツイッターはてなだとこいつの意見は見る必要ナシと非表示にしていたのに別アカ取ってて視界に入って意識しちゃって後から消してたアイツでしたってなっても同じように嫌な気分になると思う

是々非々じゃなくて一括でダメにしたい属性って人それぞれに絶対あるはずだし、その中でもセンシティブ順位が高いことが予測される(新興)宗教立場ぐらいは冒頭でわかるようにしてくれって快適に生きたい人間は思うよ

2023-01-19

anond:20230119175027

候補の中で、バックボーンがしっかりしてる人、

ようするにみんなが何者かわかってる人がどんだけいるか?ってのが結構大事な気がするんだよね。

実際どうなの?

2023-01-06

anond:20230106184859

プラグマティズム以降はプラトンとかは歴史哲学バックボーンとして学ぶべきではあるが、まんま同じことを現代で言ってたら世間知らずって言われそう

2022-12-30

anond:20221229211726

こういう変な一般化に騙されがちな人はもっと判断材料を増やしたほうがいい。

彼女が首謀者でないと考えられる理由はいくつもあって

そういったバックボーンがあるのだから「女だから」という一般化によって彼女が首謀者ではないと否定されているという提示自体が嘘だと言っていい、

ミサンドリーの人々は結論から理屈を組み立てすぎる。憎悪にかき立てられているから仕方ないのだろうけど。

拾いモノ

拾いモノの写真立てに拾いモノの写真の絵を飾っている

窓際に飾っているが、夜闇に映える

拾いモノの盃で酒を飲む

美味い

もちろん、これらは「ご自由にお取りください」と書かれた紙の前に置いてあったモノたちだ

拾ったというバックボーンさえ消せば立派な物だ

物そのもの歴史という概念はない

人の行動に歴史があるのだ

2022-12-18

anond:20221218095456

金で人を見下す人間になるな、自分Twitterでそのようなことを言う人間軽蔑していると直接子ども自分価値観を伝えれば良いのでは?

あとは子どもを色々なバックボーンを持つ人と知り合いにさせることかな?金があれば入れる私大ではなく、全国から学生が集まるうえ、公立高校出身者も多い中下位の旧帝大に進学させるとか。

2022-12-06

不倫は悪なのか

いや一般的な着地としては悪なんだろうけれどもさ。

婚姻関係継続したくないという感情を強く抱いていて、配偶者に対しても離婚意志を何度も伝えているもの配偶者が首を縦に振らない。そういう場合果たして悪なのか?


私は不倫に手を染めた。

相手が既婚者、自身独身で。

相手が既婚者であることは勿論知っているし、バックボーンとして離婚意思があることも知っている。

この関係になるよりも前から早く離婚したいという話は聞いていて、紆余曲折あって自分から相手アプローチして今に至る。

ある意味相手の弱みにつけこんでしまっていることは否めないし、不倫絶対悪という方からしたら死に値すると言われてしまうことも否めない事実であることは認識している。

ただ、離婚したくてもできない現状は相手配偶者ワガママというか、「絶対離婚しない」の一点張り離婚できていない、というのが正しい現状なのだ

かつ、部屋も別々で家計別にして、同じ屋根の下に暮らしていてそれに伴う水道光熱費等のみしか共用しているものはない。

果たしてその状況下で配偶者以外に癒しを求めることは、その状況下にいる人を愛してしまうことすらも絶対悪なのだろうか。

私にはその答えがわからない。

からないが、わからないなりにも社会的制裁を受けようとも相手を一番大切にしたいという意思に変わりは無いのだが。


"不倫"

人々は配偶者を持つ者がそれ以外と関係を持つことを一緒くたにこう表現するが、現配偶者と別れたくても別れられない何某かの理由があっても尚この表現固執し続けるのだろうか。

身内含む全員に胸を張って現状を告げられる、そんな関係性として認められないものなのだろうか。

2022-12-05

スラムダンク映画箇条書き感想ネタバレあり】

井上雄彦のやりたかたことが

山王戦を映像化する

・描き足りなかった宮城リョータ物語を描く

だったのかなと思った


桜木流川ライバル関係赤木と木暮の3年間、三井挫折と復帰、

これらに比べると原作では宮城バックボーンは無いも同然だったし描きたくなるのはごく自然だなと


山王戦はとにかく映画1本の中で1試合をぴったりやり切る方針なのはよくわかった

魚住のかつらむきや桜木vs美紀男はモノローグ多めのシーンだからカットしたっぽい

コートの中はともかく観客席からカメラワークは実際にカメラを置ける通路からアングルだったり

得点が入ったら必ずスコアボードが写る演出だったり徹頭徹尾試合」を映す意思は感じられた


下手に原作のシーンを全部詰め込んで上映時間4時間になったり前後編になったりするよりは

テンション保ったまま2時間できっちり終わらせる判断だったと推測する


個人的結論:とっても良かったです

安西監督の「聞こえんのか?」見たかった

宮城の妹マジで人格者

2022-11-20

結局高卒低学歴社交不安ニートはどんな仕事すりゃいいんだよ

・長年無職してたけどエンジニアとして就職しました!宮廷卒です!

アラサーで数年の空白あって三十路過ぎて詰んでたけど就職まりました!大学卒業後5年間営業やってたバックボーンがあります

大学卒業してから長年フリーターやってたけど就職しました!フリーター中はバンド活動してました!コミュ強です!

高卒三十路までニートしてたけどITエンジニアとして仕事まりました!高校進学校でした!

こんなんばっかじゃねえか、もっと人生終ってるやつの逆転劇をききてえよ

2022-11-18

anond:20221118101549

マージナルオペレーション』を連想した。

いやマジオペは「映像化は許して貰えない」状況・シチュオンパレードだけどそれらではなくて、

・元米軍人のオマルは、軍事教育過程子供兵に指一本触れず、なんらかの処置対応必要な時には同性の大人子供を呼び対処させる

日本アニメゲーム受動して育ってきた日本主人公アラタは、子供兵と普通に接触する

という対比を、オマルの態度に救われてる子供兵もいればアラタの態度に救われてる子供兵もいるだろうと想像させる描き方をしている。ところ。

国民アニメに“なりたい”(映像作品」と「シュミ性の高い(小説作品」を較べてもしょうがないけど、

ポリコレで「全面的クリーン」にされるよりは

育ち・文化環境バックボーンにした「それぞれの行動・態度に説得力がある」のを見せてくれた方がやっぱり「上手い」し「面白い」と思っちゃうよね

2022-11-08

anond:20221108104521

おっさんたちは、職場の同僚や仕事繫がり、そうでなければ高校大学での友人に相談してる。

社会的環境が近くて価値観の擦り合わせができているのは、そのあたりだから

ご存じの通り、男の相談ごとは単に共感されるだけでは解決しないので、バックボーンの共有が必要になる。

結婚式に呼んだ友人にでも相談してみてはどうか。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん