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はてなキーワード: ワンダーウーマンとは

2019-10-29

もし現場猫が宇崎ちゃん問題について語ったら

太田ネコファンネル勝手説明してくれるからヨシ!」

ファンネルネコ「なんだか知らんがとにかくヨシ!」

しゃぶネコギルガメッシュ様が献血ポスターにつかわれてるから男女平等でヨシ!」

北守ネコ「30年前の本に書いてるから俺は説明しなくてもヨシ!」

かえるネコ「わからないとか言ってるやつをバカにしておけばヨシ!」

ジョジョネコワンダーウーマンの話すればオタクもわかるはずだからヨシ!」

牧田ネコ「北守さんが説明してくれてるから僕は全然関係ない話しておけばヨシ!」

風神ネコ「キニュウの人間は乳縮小手術をすればヨシ!」


現場監督の紙屋ネコ「……」

2019-10-19

宇崎ちゃんは遊びたい!ポスターJOKERとの遠くて近い深い溝

最初に明確にしておくと、肩書発言思想信条は別のものだ。

例えば、ものすごく良い人で会えば皆良く言うのに発言がアレな人なんてのは多い。

そして、とても明晰で仕事も確実で信頼性の高い取引先が、飲みに行くとアレな話をすることも多い。

そして、人はみなスティーブン・キング程には表現が上手ではないので、

「うわヤだな」と思ったことに後から理屈をつけて話す事が多い。少なくとも自分はそうだ。

最初に「宇崎ちゃんは遊びたい!献血ポスター論点を明確にしよう。

まずAからだ。性的ポスターか否かである

端的に言えばその社会集団規範によって異なる。

そのため、時代にも場所にも、宗教観にも左右されうる。

DCコミックスワンダーウーマンは、その物語がある程度北米で共有されているため、特に男性から消費される性の対象として描かれているとはみなされない。

しかし、イスラム圏のポスターワンダーウーマンを描けば非難対象になるだろう。

から、「あのイラストエロいかどうか」は、時と場合による。

つぎにB、宇崎ちゃんを好ましく見る人に届けば良い、そうでない対象外の人は見なければ良い、とする意見である

嫌なら見るな、であり、この論点では難しい筋論が必要になる。

公共ポスターであり、ゾーニングされているわけではないからだ。Bは対象外の人も見えてしまうとする方が自然だろう。

つぎにCだ。知り合いの医療従事者もこの立場だったが「血が足りないのだから手段を問うている場合ではない」。

医療、という場面は特殊なので、十分に争いの余地がある。

外科医はその職責において傷害罪に問われないという点から考えても、一考の余地がある。

待ったなしの局面において、明確に違法でなければ何をしても良いと考える医療従事者は、割といる。

半裸の男性カレンダーが、売上が慈善に繋がる場合かなり好意的に受け止められている。

まり公共性の高さ、公共の福祉というのは、他よりも優先度を上げるという考え方は、社会によっては有り得る。

つぎはDだ。表現自由は、公共ポスターにも適用されうるか

表現不自由展は、「芸術作品表現が、制限される」という点で問題視されていた。

宇崎ちゃんは遊びたい!が、例え半裸のポスターであっても、適切に販売されるなら検閲すべきではない。

問題はそれが、どこまで自由で良いのか、だ。

クリムトウィーン大学向けに描いた作品が論争を引き起こして納品されることが無かったのは有名な話だ。

ポイントは、「作品」ではなく「掲示する場所」だ。争いの余地がある。

つぎにEだ。公共ポスターは、環境セクハラに該当するか。

職場ヌードポスターを貼るのは、環境セクハラに該当する、とされる。

Aの論点において「性的ポスター」であり、Bの論点において「嫌なら見るな」は否、ならば環境セクハラに該当するだろう。

まり性的か否か、対象外の人に見えるか否かが、Eの結論に影響する。

性的ポスターでなければ、該当しない。

性的ポスターであっても、該当の人にだけ見えれば良いという論陣なら、やはり該当しない。

最後にFだ。環境女性に好ましくない状況である中で、それを維持強化して良いかである

これは、「その環境にある、ない」か「強化するか否か明確でない」か「強化はする、強化しない」の論点がある。

強化しない、強化する、いずれも明確に証拠提示するのは、とても困難な作業になる。

女性男性よりも性的に消費されやすいとする証拠もまた、提示が難しい。

よってこれは、「その可能性がある」とする立場で考えるのが一番自然だ。

その場合であるときに、他の論点がどう変化するかが、論点となる。

さて、こうすると、例えば自分立ち位置は、以下となり今回の件はOKという立場だ。

A「性的ポスターである

B「ゾーニングはできていない」

C「医療は許容度が高い」

D「表現自由尊重される」

E「環境セクハラに該当する」

F「女性に不当な性規範が強化される可能性はある」

これは端的に言えば「環境セクハラ女性の不当な扱いを強化する可能性があるが、表現自由に加えて公共の福祉(医療)の方が優先度が高い」とする立場だ。

自分は、全く同じ図案のポスターが「読書感想文全国コンクールポスター」であればNGとする立場だ。

環境セクハラに該当する図案の場合表現自由よりも子供教育環境は優先されるべきと考える。

まり、同じポスターも時と場合によって許容度が違うと考えている。



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さて、長い前フリを読んでくれてありがとう

JOKERは、アーサーという中年男性が、コメディアンになる夢を追いかけ、他人から利用されるだけであることをやめ、自分悲劇喜劇であることに自覚的になる、悲しい物語だ。

JOKERはそのスタッフクレジットも、全体として「喜劇」のフォーマットで作られている。軽やかな曲とともに始まり、明るく楽しげな音楽で終わる。

アーサーは、自分悲劇であることを十分に自覚している。

そしてその悲劇が、喜劇的なエンターテインメントであることを理解している。

アーサーは人を笑わせるコメディアンになりたいのであって、人から笑われるピエロであることは望んでいない。

アーサーは人からはわかりにくい障害を持っている。緊張性の発作のように、自分意志無関係に笑ってしまうのだ。

劇中には小人症の人物も出てくる。その特性障害)はわかりやすい。それでもソレは笑いのネタにされる。

現代では、小人症の人物揶揄するのは不謹慎だとされるだろう。

同様に、アーサーの症例精神病として一般認知されていれば、当然それについて差別したり揶揄するのは、社会的に許容されない。

社会的に許容されないというのは、そんな現実がない、ということとは明確に異なる。

たぶん、アーサーは、現代でも差別され生きにくさを感じると思う。

もちろん表立ってではないし、合法的になんの問題もない理屈の上で、差別されると思う。

アーサーがJOKERになったゴッサムティと、宇崎ちゃんは遊びたい!献血ポスター掲示される現代は、とても遠くて、実はすごく近い。

そして、予算公共の福祉は、簡単個人の感想を押し潰す。

医療のための緊急避難だと考えている人が多ければ、たぶん遠く、

この程度で文句をつけてくるなよと考える人が多ければ、たぶん近い。

https://anond.hatelabo.jp/20191018190306

2019-10-09

DCコミックス/マーベルコミックキャラクターの初登場年表

映画テレビドラマに登場するキャラを中心に。

太字は単独映画の主役になっているキャラ

()はヒーローチーム。

初登場DCコミックスマーベルコミック
1938スーパーマン
1939バットマン
1940フラッシュ
グリーンランタン
シャザム
キャットウーマン
ジョーカー
1941ワンダーウーマン
アクアマン
グリーンアロー
キャプテン・アメリカ
1942
1943
1944
1945
1946
1947ブラックキャナリー
1948
1949
1950
1951
1952
1953
1954
1955
1956
1957
1958
1959(スーサイド・スクワッド)
スーパーガール
1960(ジャスティス・リーグ)グルート
1961(ファンタスティック・フォー)
1962スパイダーマン
ハルク
ソー
アントマン
1963(アベンジャーズ)
(X-メン)
アイアンマン
ドクター・ストレンジ
ワスプ
1964デアデビル
ホークアイ
ブラックウィドウ
スカーレットウィッチ
クイックシルバー
1965
1966ブラックパンサー
1967キャプテン・マーベル
1968
1969
1970
1971
1972ゴーストライダー
ルーク・ケイジ
1973ブレイド
ドラック
1974ウルヴァリン
パニッシャー
アイアンフィスト
1975ストーム
モーラ
1976スターロード
ロケットラクーン
1977
1978ミスティーク
1979ウォーマシン
1980サイボーグ
1981
1982
1983
1984ヴェノム
1985
1986(ウォッチメン)
1987
1988
1989ハントレス
1990ケーブル
1991デッドプール
1992レニー・モントーヤ
1993ハーレイ・クイン
1994
1995
1996(バーズ・オブ・プレイ)
1997
1998(ビッグヒーローシックス)
1999
2000
2001ジェシカジョーンズ
2002
2003
2004
2005
2006バットウーマン
2007
2008(ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー)
2009

ウォッチメン便宜上チームとして扱っています

anond:20191009013351

ハーレイに至っては「アジア系女性記者」って言うバリバリの女闘士が監督からな...

より酷い事になりそうだ。

つーか、最近ヒーローものはそういう説教とか評論家受けとか多すぎ。

「女は強い(物理)」のキャプテンマーベルワンダーウーマンとか(特に前者は酷い出来)

エンドゲーム唐突に入ったフェミアベンジャーズのシーンも酷かった。

準主役ですらない連中に長尺割くくらいなら、もっと時間割くべきキャラクターいるだろっての。

「女は強い」とかフェミとかやりたいなら、自分らの新規IPを立ち上げて天下を獲ればいい。

既存の人気カルチャー寄生するんじゃなくて。

2019-07-16

anond:20190716153458

誰もワンダーウーマンになんかケチつけてない

(むしろフェミこそ、ワンダーウーマン国連キャラクターになったときケチつけてた)

アイアンマン黒人女にしたり、宇宙人のはずのスーパーマン中国人にしたり、そういうことやぞ

ワンダーウーマンも遥か昔からいるアメコミヒーローだしな

自分が知らなかったものケチつけてるだけにしか見えない

2019-06-17

ネタバレハリウッドアクション映画が同じパターン過ぎて俺はもう限界かもしれない

名探偵〇カチュウ

 ハワードクリフォード人間ポケモン共生する夢の町、ライムティ創設者大企業創業者富豪イケメン

 ロジャークリフォードハワードの息子。大企業トップいけ好かない感じのキャラ

キャプテンマ〇ベル

 ヨン・ロッグ:スターフォース司令官。悪の宇宙人スクラルに立ち向かう強い精神・知能のみならず、極めて高い身体能力を持つ主人公の、さらに上回る戦闘技能をもっている。イケメン

 スクラル:醜い爬虫類のような宇宙人。敵。

☆メンインブラックインタ〇ナショナル

 エージェントC 主人公の一人エージェントHが組織を裏切っているのではないかと疑う。メガネ

 エージェント ハイT :秘密組織MIBロンドン支部の頼れるトップ 超強大凶悪な敵エイリアン主人公の一人エージェントHとともにやっつけた伝説エージェント エージェントCの疑惑からエージェントHを庇う。背が高い。

この三作、「冒頭(一シーン目~遅くとも四幕構成でいうところの最初ブロックから出てくる、地位があって顔が良くて主人公に親切な味方」が

 敵の黒幕

 なんですよ 

☆イ〇クレディブルファミリー

 通信会社デブテックを率いる実業家ウィンストン・ディバー父親が築いた大企業の跡継ぎ経営者スーパーヒーローの大ファンであり、困っている主人公一家に豪邸を貸してくれたりする胡散臭い富豪

 ウィンストンの妹イヴリン・ディヴァー:やや社交性に乏しい天才発明家で、デブテック技術部門を担当母親業に倦んでいたイラティガール=ヘレンを心身(メカ)ともにサポート美女

 敵が大企業系ということもあり、これほぼ名探偵ピ〇チュウですよ。(こっちが先)

 ロジャークリフォードウィンストン・ディバー 設定かぶりすぎです。 

 一見悪者実は違う&一見善人実は黒幕のセットが、ピ〇チュウでは親子でイ〇クレディブルではきょうだいですが。

☆ス〇イダマン: ス〇イダバー

 アーロン・デイヴィス:叔父さん。父親とうまくいっていない孤独主人公モラレスの唯一といっていい味方として第一幕で登場する。ファッションセンス飲み物のチョイスなどかっこいい。イケメン

☆ダ〇クナイトライジング

 ジョン・ダゲット:主人公経営するウェイン産業乗っ取りを図る。あからさまに悪そうな輩。

 ミランダ・テイト:ウェイン産業役員。ダゲットにウェイン産業管理する核融合炉を悪用されることを恐れたブルースの信頼厚く、会長就任することに。美女

 アーロン・デイヴィスもミランダ・テイトも主人公が信頼していたベタな善人なのにヴィランだったり、悪の組織首領だったりするわけですよ。

 (ノーランバ〇トマンについてはビギンズのヘンリー・デュカードも「主人公に親身になったりする」ので近い。

☆ワ〇ダーウーマン

 パトリックモーガン卿;

 ワンダーウーマンともう一人の主人公トレバー)が直面する ナチスの悪い奴をやっつけるミッションへの障害 を親切に助けてくれる地位のある人。

 テイトとモーガン卿は実質的初登場シーンがかなり遅め(中盤)ですけどね。

☆ジュラシック・ワ〇ルド/炎の王国

 イーライ・ミルズ恐竜たちが火山噴火で死に絶えそうなのを救いたい主人公に手を差し伸べる(富豪の所有する財団の偉い人) イケメン

キャプテ〇・アメリカ/ウィンタ〇・ソルジャー

 アレクサンダーピアース:S.H.I.E.L.D.の理事を務める高官  イケメン

バ〇トマンノーラン)はともかく、最初の三本はなぁ…

 

2019-05-31

anond:20190531154639

から少子高齢化若いのが少ないのと女性客が多いのがモロに反映されてんのよ。

中年以上の人が若い頃にヒットしたもの関係する映画ジュラシック・ワールドとかボヘミアン・ラプソディとか)と女性に受ける作品(ボヘラブ、ディズニーアニメミュージカルとか)しか興行収入上位に入れない。

アナ雪とかミュージカルが異常に興行の上位に入るのがアメリカでもたまに話題になっててあっちの人は全然理由がわからないんだけどこれも理由女性がこういう作品好きだから

アメコミ映画ワンダーウーマンとかキャプテン・マーベルとか話題になってるけど、なんでアメリカ女性ヒーロー物がこんなに話題になるかってアメコミ映画市場ほとんど支配しちゃったのにもかかわらず、女性向けの作品が少なかったから向こうで問題視されたわけ。


はっきり言うけど、女性客上位の日本でそんなの気にしてる客ほとんどいねからね。

だって女性が満足する作品が連日連夜上映されてるから

もともと男性向けのヒーロー物を付け焼き刃のように女性向けにしたワンダーウーマンとかキャプテンマーベルが売れるわけ無いじゃん。

実際、この2作品日本の客の男女比は男のほうが多かったし。


出羽守がたまに勘違いしてるけど、スーパーヒーロー物が売れる市場ってことは男性優位市場ってことなのよ。

日本スーパーヒーロー物が売れないのはグローバルタンダートから外れてるからだめだ」

とか

女性ヒーロー物が売れない日本女性差別的」

みたいなこと言う人って無自覚男性中心主義なのよね。

2019-03-27

そろそろDCEUを「失敗続き」という前提で語るのをやめようぜ

マン・オブ・スティール

製作 $225,000,000

興収 $668,045,518

内容 △

バットマン vs スーパーマン

製作 $250,000,000

興収 $873,634,919

内容 ○

スーサイド・スクワッド

製作 $175,000,000

興収 $745,600,054

内容 ×

ワンダーウーマン

製作 $149,000,000

興収 $816,301,584

内容 △

ジャスティス・リーグ

製作 $300,000,000

興収 $657,900,000

内容 ○

アクアマン

製作 $200,000,000

興収 $1,147,000,000

内容 ○

シャザム

製作 $100,000,000

興収

内容 ○(予定)

もう「完全に持ち直した」と言っていいんじゃね?

2018-12-28

anond:20181228120351

大丈夫増田増田ワンダーウーマンあたりと設定がごっちゃになってるぞ。

んでもまあ、別に生殖必要男性のみ国外から受け入れる」はそれほど矛盾しないし実現可能だし実際何らかの形であったとはされてるだろ。

寧ろそんなにおかしいか

2018-10-18

「これって変じゃない?」にツッコミを!“女らしさ・男らしさ”の呪縛から子ども解放するために親ができること

https://woman-type.jp/wt/feature/13170

以前、息子が見つけてきて「これ、変だよね」と言った消防少年団ポスターには、男の子ホースを持って前面に立ち、女の子が後ろで救急箱を持って控えていました。男性はメインの業務や力仕事を担い、女性は補助的な仕事ケアワークを担うという思い込みは、いまだに根強く残っています

ものには適材適所っつーものがある。

消防という人の命がかかった場面で「単に外形的な数的平等のために」大きな水圧で暴れる重いホース女性にも持たせてさしあげる配慮をすべきかというと、私には疑問に思える。そういうときってホースは男が持ったほうがいいんじゃあるまいか体重や筋力が平均的に男女同等ならいくらでもホースを持ってもらえばよいが、そうではないだろう。

というか、消火作業ホース)も被災者の救護(救急箱)も、業務重要度はイーブンだろうと思う。ホースがメインで救急箱がサブというのは序列恣意的で、息子さんをよく調教されているようだけれど、男女平等にこだわりすぎて職業平等を教えることをどこかに置き忘れてしまっているのではないか

大学学園祭を訪れたとき男子学生がおそろいのピンクTシャツを着ている様子を見て、しみじみと時代は変わっているなと感じました。娘が一時期、ピンクなどのパステルカラーばかりを欲しがるので、親として複雑な気持ちになったものですが、今の大学生は「ピンク女の子の色」という意識さえ持っていない。偏見固定観念に縛られることなく、男性ピンクを着ることが当たり前と感じる世代が生まれているのです。

とにかくピンク女性の結びつきを断ち切りたくてしょうがないようす。

男子学生が揃いのピンクTシャツを着ていたからといって「男性ピンクを着ることが当たり前と感じる世代が生まれている」と判断するのはそそっかしすぎるだろう。学祭ということはサークルユニフォームだろうから、その色を個人個人が好きで着ているとは限らず、女子もいるサークル女子が決めたものをいやいや着させられているかもしれないのでは。

娘さんがパステルカラーを着たがることに「複雑な気持ちにな」るのは本当に親としてどうかと思う。娘さんが自由意志パステルカラーを好んでいるのかもしれないのに、それを「社会蔓延するステレオタイプに毒された結果」としか見られないのは、ひどい視野狭窄に思える。

子供選択の自由を奪い、感性自分の都合のいいように方向づけしようとしているという意味では「女の子からピンクを着なさい」と押し付ける親も「パステルカラーなんか好んじゃいけません」と教える親も大差ないだろう。

例えばドラマを観ていると、なぜか悪役は男性さらわれたり、狙われたりするのは女性ばかりです。我が家では、そんなステレオタイプドラマを見ると、息子が「また女の人が逃げてる!」と突っ込みます

現実犯罪者数は男性女性10であるのだから、人をさらったり狙ったりする役は男性のほうが自然だし、粗暴犯が力の弱い女性を狙うのも自然選択だし、そして、ここだいじだと思うんですけど、強者弱者を狙うからこそ「卑劣卑怯な手口」というプロットが成立するのであって、女が力づくで男をさらドラマなんかがあったらそれこそ「何かおかしい」どころではなく、噴飯ものでしょう!

そしてですね、いわゆる2時間ドラマでは犯人が女であることもとても多くて(断崖で泣きながら犯行動機を語る中山忍が好きだ)、現実との比較としてはむしろこっちほうこそ不自然で不平等に思えるのだけれど、それはOKということなのかしら。

例えばアメリカドラマでは、大統領CIAエージェントのような仕事女性が就いていることもめずらしくありません。最近ハリウッド映画では、コンピュータが得意な女の子が大活躍したり、男性の後ろに隠れずに、真っ向から敵と戦う女性ヒロインが登場したりしています

もー、そもそもドラマの配役をもってジェンダーステレオタイプうんぬんを語ることじたいがスカタンしか言いようがない。

エンタメに登場する女性は、その役柄がどれだけ威勢のいいものであろうと「画面の彩りやバランス」のために配置されていて、フェミニストであるならば本来そこにこそ疑問を感じるべきだと思うんだがそこは無視っていうね。フェミニスト旗手のように崇められているエマ・ワトソンにしたって、今の地位を築いたのはハーマイオニーグレンジャーという「冷静な優等生というジェンダーステレオタイプな役」がウケたからなのですよ。

男性の後ろに隠れずに、真っ向から敵と戦う女性ヒロインが登場したりしてい」ることをまるで近年のフェミニズムの手柄のように語っているけれど、ワンダーウーマンの例を引くまでもなく戦う女性を描いたエンタメはむかぁぁぁぁぁぁぁしからあるし、それは必ずしも実社会での女性地位の向上や男女平等意識の浸透を意味しているわけではない。女性でも「暴力」で敵と戦うのはスカッとするよねというだけの話で、現実ワンダーウーマンプリキュアのような立場を担わされたら大半の女性は「迷惑」と感じるのではあるまいか

これ以上くどくど書いてもしょうがいからまとめるけど、この治部れんげとかいう浅い浅いフェミニストは、言ってることのすべてが「表面的な数合わせだけの悪平等」の域を一歩も出ておらず、耳を傾けるに足る主張はない。それだけならまだいいのだけれど、この人、明らかに浅薄でズレた平等意識のもとでお子様の洗脳をなさっておいでで、まあこの人の子供がどんな人間に育とうと知ったこっちゃないのですが、ちょっと気の毒に思いましたまる

2018-10-10

anond:20181009133933

アホくさ

映画たか? つまらから見流したんじゃないの?


数百の言語を駆使してジョークもたしなむ博識ワンダーウーマン

母親の嘘を真に受けたり街中であえて目立ちまくるふるまいを繰り返すワンダーウーマン全然整合性が取れてないだろ

ファンサービスからワンダーウーマンキャラのブレをありのまま垂れ流したんだと強弁するほうがまだマシ

2018-10-09

anond:20181008173302

勉強より武術の鍛錬が好き

武術の鍛錬は好きだが同時に読書家でもある。

子供のでき方も知らない

これは単なるジョーク

「本を読んで知ってるけど実体験は伴わない耳年増」と理解すべき。

子供粘土からできると思っている。母もそう説明している

自分ゼウスと母の間で作られた子供だと知るとショックを受けるシーンまである

このあたりは、原作ワンダーウーマン最初粘土から作られた設定だったけど、

のちにゼウスの実子という設定に変わった経緯があるので、それをオマージュしてるだけ。

ゼウス人間をつくる→アレス(今作のラスボス)がそそのかして人間が争いだす

ゼウスに作られたアマゾネスが愛で包んで解決アマゾネスが反乱を起こす

ゼウス達が加勢する→アレスを倒す→アレスの復活を予期してゼウスアマゾネスを島に保護神殺しの剣を渡す

ここらへんも原作の設定があって説明不足なだけ。

2018-10-08

ワンダーウーマンを見たミソジニー男が思うポリコレシナリオ限界

無差別ポリコレ差し込みはクソだと強く思っている

ポスターやらVTuberとき性的目線がどうのこうのとギャーギャー言ってるのなんて馬鹿みたいだし

乳袋云々、恥ずかしげな表情が云々、そんなもん個人主観だろう

あれが不快これが不快と言い出したらキリがない


つい最近思い付きで鑑賞したワンダーウーマンはその思いをより強くさせてくれたので、

増田感想を放り投げておく


ざっくりとあらすじを説明すると、神が作った孤島(女しかいない楽園)で生まれ

アマゾネスプリンセス世界を救うために旅立ち、人間の男と出会い、愛に目覚めて悪を倒す話である


この作品レビューを眺めてみると、以下のような内容が大半になる

ガル・ガトットが美しい」「つまらん」

シナリオ王道的で~とか台詞が~だとかふんわりと褒めるものもあるが、少数派でしかない


何でこのようなことになっているのかを理解するための材料として、

劇中で判明したワンダーウーマン個性を挙げてみようと思う


勉強より武術の鍛錬が好き

結婚という概念を知らない

子供のでき方も知らない

 ※子供粘土からできると思っている。母もそう説明している

  自分ゼウスと母の間で作られた子供だと知るとショックを受けるシーンまである

・ただし数百の言語精通している

 ※複数シーンで言及されるし、それによって事態が打開される場面がある

・肉体的快楽論(全12巻)を読破しているので快楽については詳しい

・男は生殖必要だが快楽はいらないと言う

赤ちゃんかわいいと思う


一言で表すとしっちゃかめっちゃか

どの事実をどうつなげても整合性が取れない

彼女がどのような時の流れを生きていたにしても、

結婚や子作りの概念回避しつつ数百の言語習得できたのはどういったからくりなのだろう

生殖知識があるのにこどもの出来かたは知らないだと?


ワンダーウーマンカマトトぶっているという線は薄い

ロンドンについた彼女は剣を順手に持って街を歩く程度に世間知らずで、

作中で男に嘘をついて戸惑わせるような小悪魔的な素振りを見せることは決してないからだ


何とか理屈をつけようとするより、以下のように解釈した方が妥当だろう

少女性と女性性、母性を全て兼ね備えようとしたらこうなった」のだ


ポリコレ配慮八方美人を目指した結果、

全編通して平均台を歩いているようなせせこましいストーリーテリング上の綱引きが繰り返される


結婚を知らない(結婚に拘らない女アピール

子供のでき方を知らない(処女アピール

→肉体的快楽論を12巻(13巻ではない)読破している(女性快楽を求めること自体肯定しておく)

→男は生殖にいるが快楽はいらないと言い出す(ただし男に都合のいい女ではないアピール

→そんなことはないと反論されたら寝入ってかわす(めんどくさくない女アピール


狭い船の上で男と寝るという些細なイベントでここまで事細かな配慮必要なのだからもはや同情するしかない

こんな有様では本筋で大胆な話を展開するなど絶対に無理だろう


序盤で


ゼウス人間をつくる→アレス(今作のラスボス)がそそのかして人間が争いだす

ゼウスに作られたアマゾネスが愛で包んで解決アマゾネスが反乱を起こす

ゼウス達が加勢する→アレスを倒す→アレスの復活を予期してゼウスアマゾネスを島に保護神殺しの剣を渡す


という説明が為されるが、この時点ですでに意味不明

アマゾネスは誰に反乱を起こしたのか、まったく語られない

話の流れからすると人間が起こした争いの平定のためだけに生み出されたアマゾネス

ゼウスに」反逆するのならわかるが、ゼウスアマゾネスに加勢している、何故?


ここも無理に話のつじつまを求めず

ゼウス父性 アマゾネスフェミニスト

人間市井の人々 アレスマッチョ

と置き換えるとすんなり話が通る


強引だ、と思う向きもあるかもしれない

しかし、ワンダーウーマンでは本作における戦争の決戦兵器であるマスタードガスの開発者

顔に瑕のあるサイコパスの女科学者に置換されている

彼女貪欲に勝ちを求めるドイツ将軍に加担して毒ガスを作り出し、

謎の肉体強化ガスまで将軍提供していた

この女科学者も「名誉男性」のメタファーなんだと考えれば非常にわかやす


無辜の人々が死んだ根源である彼女を殺せ、とアレスワンダーウーマンに迫るが、

ワンダーウーマンは愛に目覚めていたので結局彼女を殺さなかった


ご丁寧なことに、一見ラスボスに見えたドイツ将軍は島の塔(意味深)に眠っていた

ゴッドキラー(剣)で貫かれて息絶えるが、アレスはその剣をあっさりと無力化した

女が握る仮初の「剣」では真の悪は倒せないのである

ワンダーウーマンヒーロー自己犠牲(愛)で己の力に目覚め、

最終的にアレス自らが放った真っ白い光を跳ね返して、アレスを倒す


フェミニズムに徹底するかと見せかけて、最終的に古来よりヒロインに受け継がれた

由緒正しいイヤボーンラスボスを倒して見せたワンダーウーマン

家事仕事の両立を迫られる現代女性の困難をそのまま示しているようにさえ見えた


要するに、ワンダーウーマン

旧来のかたくななフェミニズムから脱出して理解のある男と触れあい

愛に目覚めた新世フェミニスト少女性と女性性と母性を全部託されてマッチョから世界を救う話なんだろう



こんな馬鹿馬鹿しいことになったのはひとえにポリコレ価値観による要求のせいだとしか思えない


小難しい綱渡りを求められた挙句に「つまらん」で切って捨てられるのだから

本当にやっかいな世の中だ


少なくとも作劇においてポリコレ害悪しかない

ある程度の偏りを容認しなければ面白さはどんどん犠牲になる

名誉男性作の大量破壊兵器心中したヒーロー主人公に「父の形見時計」を渡したが、

超人であるワンダーウーマンと違い一般人

時計(おそらく作中の流れからするに世代を超えて受け継がれる揺るぎない信念のメタファーなんだろうが)と愛だけでは生きていけない


そろそろ、何にでも苦情を申し立てて暴れまわるポリコレモンスターから市民を守るヒーローが登場してもいいんじゃなかろうか

2018-09-09

anond:20180909171922

面白ければいい、が大前提で。

好みとしては、男のいる場所を奪ったやつより、ガチンコで男とやりあうとこが見たいねワンダーウーマンはとてもよかった。バットマンスーパーマンの間にあって実は一番活躍してたり。

こないだゴーストバスターズの女版見たけど、あれはだめだ。自分よりアホな男(ブロンドアホ女の男版)がヒロイン役なんだぜ。

ドラゴンボール女性版とか、もう昔からあって、それによって俺の好みは形成されてるよ。銃夢がもうすぐ映画になるよね?

ゴーストバスターズ不快な点があったとすれば、ガールズパワーとは、というか性差とも、全然関係ない話じゃ無いかとは思う。

もしも作品面白さではなく、ポリコレ的な政治的意図が優先された結果、同種の作品が乱発されいるのだとしたら、そんな作品面白いわけない。実際つまらなかったりする、その手のは。

ポリコレ匂いがする作品最近増えてるよな。映画よりもドラマとか、配信限定作品で顕著。

2018-08-19

anond:20180819043249

ブラックパンサーしかワンダーウーマンしかり、レディープレイヤーワンしか

マイノリティが金を得て、自由を手に入れ始め、十分な人数として視覚化された今、マイノリティを出すのは金になるんだよ

多様性は他で満たされない分、虚構スポットライトが当たると歓喜して金になる

しかも今までそれなりに露出の合った人種よりも、LGBTの方が不満を抱えていて、作品を出すと売れる、なおかつ賞が取れる可能性が増える

姑息と言うか、まさしく正しい商業主義の発露じゃないか

2018-05-31

コナン日本で受ける理由アベンジャーズ日本で受けない理由

いや、アベンジャーズも十分ヒットしてるから言い過ぎなんだけどさ。

これはもうはっきりしてるんだよね。

全然複雑な話じゃない。

シリーズ物を追っていくトレンドがないとかじゃない(ヒットしてるコナンは長期シリーズだしね)


コナンが人気ある理由女性に受けてるから

アベンジャーズがそこまでじゃない理由は(比較的)女性に受けてないから。

マーベル映画ファン女性には悪いけど。

一応6:4くらいの比率では有るんだけどね。


これはデータを取ってる会社もあってはっきりしてるんだけど、日本映画館は女性の観客が男性より圧倒的に多い。

しかも全世代で。

どの世代比較しても女性の方が映画見てる。

一方で海外映画館は男性客がすごく多い。

つうかむしろ最近男性客が主導的になってる。

から逆説的にワンダーウーマンとかが称賛されるわけ。

女性も見れるよねって。


唯一の例外アニメ映画でこれは男性客が多いパターンが有る。

最近アニメ映画が興収ランキング常連なのはこれが原因だと思ってる。

映画館の映画としては例外的に男が見ても女が見てもいい映画だと思われてるってこと。

体現してたのが「君の名は。

まり日本で大ヒット作を作るには当然女性に受けた上で、男性にも受けなきゃだめってこと(女:主 男:従)

じゃないと壁が超えられない。


はっきり言うと論争になりそうなんだけど、海外日本実写映画ドラマが受けないのも女性ターゲットを絞ってるから

だって海の向こうでは男性に受ける映画ドラマ(かつ女性に受ける映画ドラマ)をつくるのがヒットするセオリーなんだもん。

実は俺たちが想像してる以上に海外コンテンツ視聴者ってマッチョなんだよ。


俺は日本映画業界男性支配的な映画を作れとまでは言わない。

でも、せめてメンズデーくらいはレディースデーと同様に必ず設けた方がいいと思う(いや、今もあるところはあるけどね)

2018-01-31

ポリティカル・コレクトネスをおべんちゃらにしないために

だいぶ乗り遅れてしまったのですが、まあいいかと思いつつ済ませていたら、悶々と思いを抱き続けることになったので、もし同意していただける人がいらっしゃったらと思って書くことにします。

はあちゅうさんの告白年末放送された「ガキの使いやあらへんで」の特番の影響もあって、日本においてもポリティカル・コレクトネスについてだいぶ議論されるようになってきました。議論が起こること自体は、自分としてはいことなんかじゃないかと思っています

そして、ポリティカル・コレクトネスによって提起されている思想信条についても基本的自分賛同しています人種民族によって差別をしないこと、性的差別をしないこと、セクハラパワハラやその両方をしないこと、LGBTQの人も同等の権利が認められるようにし、偏見を解消していくこと……私はこうしたことについては賛同しています

けれど、日本でのポリティカル・コレクトネスの語られ方――こういう言い方だと大雑把過ぎるかもしれませんが――例えば、以下のような記事を見て、すごく違和感を覚えたのです。

http://shiba710.hateblo.jp/entry/2018/01/09/073000

ぜひ読んでもらいたいのですが、簡単に言うと年末放送された、ダウンタウンさんの年末恒例の番組ガキの使いやあらへんで」の特番浜田雅功さんがエディー・マーフィーの顔真似をするために「ブラックフェイス」をしたのが「笑えない」と述べておられます音楽ジャーナリストの方のブログなので、まあそういうこともあるかなと思っていましたが、先日、朝日新聞の論壇時評の委員を務めていらっしゃるような方もこちらのブログを参考文献として挙げていたので(ちなみに私は朝日新聞批判論者ではありません。肯定派でもありません)、そこまでなのかと思いました。ポリティカル・コレクトネス日本でこうやって語られてしまうのは、私としては「どうなんだろう」と思ったのです。

先に挙げたブログについては大きく言って二つ、違和感の覚えることがありました。一つ目は「笑えない」と断じていることです。自分は笑えない、その意識を持たないとダメなんじゃないかとおっしゃっているように私は読みました。けれど、ポリティカル・コレクトネス海外提唱されることになった背景を考えてみれば、すぐに分かることだと思うのですが、いじめやいじりが「笑えない」のではなくて「笑えてしまう」ということ、その残酷さを考慮しないと、本当の意味ポリティカル・コレクトネス提唱するものは、そこに根付いていけないのではないかと思うのです。もちろんのことですが、「笑っていい」ということではありません。でも、日本では「笑えない」という啓蒙的なアプローチをすること自体が本当の意味での理解を生まないのではないのでしょうか。

それに関連して二つ目ですが、こうした記事が分断のマッチポンプになっているのではないかということです。ブラックフェイスは様々な視点で見て多くの人に誤解されうる表現です。私はそれが今回、指摘されることになったのはいいことだったと思っていますし、日本民法テレビとしては不適切だったと思います

では、あのシーンが、もしくはあの番組自体が、人種差別的なメッセージがあったかというと、そんなことはないというのも大抵の人は分かっているのではないでしょうか。重ねていいますが、だからブラックフェイスをやっていいということではありません。でも、あのシーンで「笑った」人はそれなりにたくさんの方がいると思うのです(松本さんは後日「浜田が悪い」と言っていましたが、らしいコメントだと思いました)。そして、そういった人々が人種差別意識を持っているかというと、そういうことではないと思うのです。

けれど、先に挙げたようなブログ掲載されて話題になることで、笑った人と「笑えない人」の分断を生むことになります。私も笑った人間の一人です。ブラックフェイスから、即座にアレルギー反応のように自分感情拒否したわけではありませんでした。罪を犯した側からこうしたテーマについて提起するのは分かる気もするのですが、自分は罪を犯さなかったとわざわざ言う人の言論には正直、違和感を覚えてしまます。そして、結果として、そういう意見人種差別意識がまったくない人に対しても線を引き、分断を増加させていくことになるのではないかと思うのです。

一昨年のアメリカ大統領選挙について海外から報道を見ていましたが、私はなぜドナルド・トランプ大統領が勝つことになったのか、腑に落ちていませんでした。けれど、今回の一件を見ていて、すごく分かる気がしました。「ガキの使いやあらへんで」の特番ブラックフェイスに笑った私は、いわゆるポリティカル・コレクトネス陣営から見れば、人種差別主義者ということになるのかもしれないと思ったのです。

そして、先ほどのブログ執筆者と別の方が対談されている原稿掲載されていて、更なる違和感を覚えました。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54106

引用します。

——

柴 テレビ話題では、2017年大晦日放送された『絶対に笑ってはいけない アメリカンポリス24時』でのブラックフェイス問題が、年明け早々、世界中の主要メディアで報じられるという事態が起こってますね。

宇野 うーん、あれに関する国内擁護コメントとかを見てると、ちょっと絶望的な気持ちになってくる(苦笑)。

柴 というと?

宇野 簡単に言うと、あれを擁護するということは、「これから日本文化的鎖国をしていこうぜ」って話でしょ?

かに文化的鎖国をしたところには様々な既得権存在していて、そこで生活をしてきた人はその構造を変えたくないんだろうけれど、さすがにもう無理なんじゃないかな。

柴 ネットによって一瞬で世界に広まっちゃいますしね。

宇野 それもあるし、多くの日本人が誤解しているように思えるのは、ポリティカル・コレクトネス問題って、別に政治的社会的問題だけじゃなくて、逆らうことのできない商業的な要請でもあるんですよ。

好成績を続けている『スター・ウォーズ』の主要キャラクター女性黒人若者なのもそうだし、去年世界で最もヒットしたアメコミ映画が『スパイダーマン』でもヒーローが総結集した『ジャスティス・リーグ』でもなく、単独女性ヒーローの『ワンダーウーマン』だったのもそう。

ポリティカル・コレクトネス配慮しない作品が、だんだんお客さんから見向きされなくなってきてる。

――

引用ここまでです。

アメリカではもう白人だけのアイドルグループはありませんし、映画ドラマにおいて人種的多様性を反映させることは前提になっています。それを日本安易に当てはめようとすること自体が私としては拙速過ぎるのではないかと思うのですが(将来的にはそれを考えないといけない事態もあると思います。そして、『ワンダーウーマン』の議論についても割愛します)、一番違和感を覚えたのは「ちょっと絶望的な気持ちになってくる」という言葉でした。

例えば、日本におけるヘイトスピーチを見た時、確かに私も「絶望的な気持ち」になります。けれど、それを第三者に伝えるときに私は「絶望的な気持ち」という言葉を使いません。いろんな人がいますし、どんな可能性があるかも分かりません。もっと複雑で込み入ったニュアンス、嫌な言葉で言えば、玉虫色言葉を使うのではないでしょうか。隣人を含めたテーマです。ポリティカル・コレクトネスはそれを変えていく運動でもありますが、本当に自分問題になった時に「絶望的な気持ちになってくる」といったような“威勢のいい”言葉を使うことはないのではないでしょうか。けれど、「ガキの使いやあらへんで」や『スター・ウォーズ』といった、自分からは飛距離のある場所では、そうした言葉を使ってみせる。それっておべんちゃらのように聞こえてしまます

伊藤詩織さん、ひいては司法問題LGBT婚姻についての問題――程度の問題ではないですが、「ガキの使いやあらへんで」よりも私たちが考えなきゃいけない問題はまだまだあります

ガキの使いやあらへんで」の特番でのブラックフェイスはやってはいけないことでした。けれど、もっと語りにくいけれど、考え、話し合って、変えなきゃいけない問題があるのだと私は思っています。そこには時間軸も入ってくると思います明日からすぐに変わることはありません。1年後にかわっている保証はありません。では、いつ変わるのでしょうか? そのために必要なのは威勢のいい言葉ではないと思います

2017-12-08

anond:20171208165128

うんうんそうだよね

ワンダーウーマン成功もあるし、これからどんどん良くなっていくといいよね

anond:20171208161642

いや実際スーパーマンVSバットマンも他の映画も軒並みつまんねーし、世間評論家最初からその風潮だろ。

良かったのワンダーウーマンくらいか

お前みたいなひねくれ者しか支持してないのに自覚持てよな。

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