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2024-08-29

村上隆が何をやろうとしているのか理解して嫌いではなくなった

村上隆氏と左派論客斎藤平氏がReHacQ(高橋弘樹氏が運営するチャンネル)で対談している動画が4連続で上がっていてすべて見た。

※以下敬称略


結論から言うとこの動画村上隆が何をやろうとしているのかよくわかったので彼への嫌悪感はすべて消えた。

1動画40分近くあるので見るのは大変だと思うが興味深く見れたので余裕がある人は見てほしい。


一応言っておくとこれはあくまで私の個人的見解なのでその点には注意してほしい。

ざっくり動画の流れを説明すると斎藤幸平が布施英利と対談した際に村上隆が嫌いと悪口を言ったので、村上隆Youtube?にコメントを書きそれを見てチャンネル運営者の高橋弘樹が対談に誘ったという流れのようだ。

斎藤平氏マルキストなので拝金的に見える村上氏行為があまり好きではない

現在京都で開催中のもののけ展の展示内容を村上隆斎藤高橋、両氏に説明しつつ最後に対談という流れになっている。

そこで現代美術とは何か、芸術とはなにか、現代美術マーケットがどのようになっているのかという基礎的な内容を質疑応答形式確認していく中で村上隆がどのようなことをやってきたのか、目指しているのかという事も語られていく。

村上隆顧客forbes上位に入るような超大金持ちであるだとか、日本人想像もできないような西洋お金持ちの間でアートはある種のコミュニケーションツールとして機能しているだとか。斎藤氏や高橋氏のアート素人目線から質問として、アート大衆に開かれるべきなのでそれほどの高額でアートがやり取りされるのがどうなのかという質問などもあった。


ただ、結局動画の内容を見た上で私が理解した村上隆がやっている事というのは以下のようだ。

西洋を中心とした世界の信じられないようなハイソサエティの間で流通している概念上のアート文脈日本アニメ漫画といったオタクカルチャースタイルアートである認知させるため芸術活動をしている」ということだ。

それゆえに、彼のアートは"芸術の枠を拡張する"という典型的現代美術ということになる。

これは別の動画漫画家の山田玲司チャンネル)で言及されていたが、村上隆はもともとは典型的第一世代オタク宇宙戦艦ヤマトファンであった。そこでアニメ業界に憧れはあったが庵野秀明作品が続けざまに放映されるのを見て業界を諦めたらしい。その結果彼はアニメ以外に興味のある分野として日本画を専攻することになる。

まり根本的な動機としてアニメは素晴らしいものなので世間に認められるべきだというものがあり、それがスーパーフラットという概念アニメ漫画日本画も同じような手法を使っており、同じようなシステム体系であり、アートである」という主張に繋がることになる。

からオタクカルチャー世界に認めてもらう手段として、西洋ハイソサエティコミュニティ顧客とし、自分作品をその人たちに売るという行為につながる。

彼はしばしば「高額で売ることが重要なのではない」と言うがこのロジック理解すると容易に彼のアート発言意図がわかるようになる。つまり西洋アート文脈支配しているハイソサエティオタク系の作品アートである認知してもらうには彼らのマーケットに入り込みそれらの作品を売り込む以外に方法がないのだ。だから値段は顧客勝手に決めることになるし、高く売ることが重要ではないという事になる。目的を達成するための単なる手段に過ぎないわけだ。

またそれが彼の作品オタクカルチャー作品をパクったかのような作品群が混じる理由でもある。動画のなかでドラえもんソニックを混ぜて作った作品がある(ルックとしてはミッキーマウスに似ていたためにディズニーに買われたらしいが)

これはつまりドラえもんソニックを混ぜて作った作品美術マーケットで売れたということは大本であるドラえもんソニックアートである。という論拠になる。むしろ元ネタがある作品をあえて作ることで"漫画ゲーム作品アートである"という事になる。


"世界アートはいったい何なのかという概念を決めているのは西洋を中心とした大金持ちの上位層である"という彼の視座から見ると、日本人資本主義に組み込まれてすらいないとか、敗戦国の悲哀等という発言意図理解できる。

アートはいったい何なのかというルールを決める場に日本人存在しない。

からその世界に入り込みその概念のものを拡大して自分の好きなオタクカルチャーアートである概念を変容させる。


アニメゲーム制作者や漫画家がエンタメとして世界に売り込むことで楽しんでもらい大衆という社会階層の下からオタク世界拡散している。一方で村上隆がやっていることは世界の上位層に対してオタクカルチャーを広めオタク拡散することだ。

つまるところ上から攻めるか下から攻めるかの違いに過ぎない。

1990年代以降実際にオタクカルチャーは全世界拡散し人気を得てきた。私もアニメ漫画を楽しむ人が世界中に増えることは純粋にうれしい。直近でもご当地初音ミクに感動した人もいたはずだ。


から私は村上隆がやろうとしている事に反対しないし、もう嫌いではなくなった。



追記

幸いいくつかブコメが付いたので補足する

からこの趣旨発言はしてて、それをオタク文化収奪と見る界隈から批判されてた。ドラえもんソニックを混ぜた作品アート領域で認めさせてくれたかオタクの味方!というのはむしろ議論が後退してる気が

はっきり言うが、村上隆文化盗用だと批判されたのはオタク部族主義トライバリズム)が原因だと思うので"村上隆オタク第一世代である"という部分が広まれば相当数その批判は収まると思う。もともと知っていた人はいると思うが、今回かなりのコメントで"村上隆オタクのとしての過去の部分をここまで詳しく初めて知った"という意見が目についたので。


NHK番組集団体制というか起業して雇用者を支えながら制作しているのをみて、普通に企業家だと思ったよ。

これもクリティカルな部分で、では集団製作アニメアートではないのか?アシスタントを使っている漫画アートではないのか?

というところにロジックバックボーンとしてある。まぁ要するに高畑勲みたいに絵を描けなくて指示して作らせても別にアートだろということ


同じ文脈だとルーヴルで展覧会をやる荒木飛呂彦の方が好ましいか

トラバにも書いたけど、もともと王侯貴族のものだった芸術フランス革命ルーブル美術館の門戸を開いて大衆に開いたという文脈がある。つまり展覧会とか美術館で公開するのはあくま大衆アートを広めるのが目的であってハイソサエティアートを変容させるという事にはならない。日本人から見るとルーブル美術館は権威だというように見えるかもしれないが、あれは権威が"大衆"に啓蒙するという文脈がある。


コミックとかを芸術にするのってロイリキテンスタインがすでにやってて、その土壌がすでにあるうえでヲタク文化を単にスライドで持ってっただけに見えるから嫌われてるんでは?

コミック西洋のものであって、日本のものではない。村上が広めたいのはあくま漫画とかアニメといった和物(より狭義に言えばオタクカルチャー)。そして西洋人がアートを決めてるんだから西洋のものアートとみなされるというのは当たり前だと思う。

ただ、村上隆発言を見て分かったけど、彼の思想は明確にナショナリズム日本)やエスニシティー(アジア人)を強調してる。これは日本のものである漫画アニメを広めたいという思考で直線的に結びついている。今回の動画で弥助問題言及したのは非常にわかやすい。つまりはてなリベラル左派と相性多分悪い。

2022-10-13

anond:20221013132506

人間文明進化をめざす以上、テストステロン必要なんだけど、使いどころを間違えると、独裁になったり今回の戦争になったりする

真に人権主義者女性が多いことから、やはり民主主義の達成には女性の力が必要になってくると思う

2022-10-13

anond:20221013112718

マルキスト思想を改変して日本に導入しようとしている、という側面もゼロではないんだろうけど

人間本質的暴力革命思想に取りつかれやすいんだと思う

マルキシズムさらに源流を辿れば社会ダーウィニズムだしな

社会ダーウィニズム根本にある「優勝劣敗」「弱肉強食」的な考えはみんな大好きで、

最後は勝つと思ってるのが労働者であればマルキシズム

女性であればフェミニズム

特定民族国家であればナショナリズム…というだけな気がする

Permalink | 記事への反応(1) | 言及する | 13:25

anond:20221013112718

マルキスト思想を改変して日本に導入しようとしている、という側面もゼロではないんだろうけど

人間本質的暴力革命思想に取りつかれやすいんだと思う

マルキシズムさらに源流を辿れば社会ダーウィニズムだしな

社会ダーウィニズム根本にある「優勝劣敗」「弱肉強食」的な考えはみんな大好きで、

最後は勝つと思ってるのが労働者であればマルキシズム

女性であればフェミニズム

特定民族国家であればナショナリズム…というだけな気がする

anond:20221013112718

よく勉強してますねー。

基本は「闘争」「反体制」「暴力主義」ってことでいいと思いますよ。

まり永遠に平和があってはならない。

マルキシズム暴力正当化している

沖縄米軍基地で何やら暴力をふるったとか振るわなかったとか話題になっている。

沖縄米軍基地だとか、今のフェミニストだとか、その辺でリーダーシップをとっている人たちを調べるとおそらくだが、直接に果敢説にかは知らないがマルキシズムの影響を受けていると思う。

フェミニズムでいうところの上野千鶴子Wiki見れば一発でわかる。

マルキシズムを雑に言うならばこんな感じだ。

世界労働者プロレタリアート)が資本家ブルジョワジーから搾取され抑圧されている

プロレタリアートはそんなブルジョワジーに対して不満を蓄積し続けている

プロレタリアートたちの不満が一定レベルを超えると世界中で労働者による暴力革命が起きる

世界はそんな簡単な構図じゃないし、労働者ならだれもが不満を持っているかといえばそうでもないし、そもそも不満が一定レベルを超えたら革命を起こす前に転職を考えるという点でこの思想はあまりにも現実無視しているものになるのだが、「お前もそうだろ!?なぁ!?違う!?じゃぁ死刑な!」ってなった国がかつてあったことも記憶に新しい。

とはいえいまだにマルキシズムのものダイレクトに信じている人はいとはいえ舞台からは姿を消して今もどこかで人知れずぐつぐつと煮えこまれているんだが、このマルキシズムの流れを汲んだ、もしくはその思想の影響下にある思想というのはたくさんあり、そのどれもが以下のような特徴を備えている。

抑圧された被害者としての自分たち犯人であるほか全部という雑なグルーピング

自分たちを守るため・敵を攻撃するためならどんなめちゃくちゃな論理でも立ててくる

自分たちの内輪で勝手合意して真実として話してしま

問題提起から解決までに期待される時間が異常に短いか何ならマイナスになるくらいに急進的

フェミニズムというのは本来的に言えばマルキシズムとは全く合わない思想だ。なぜなら、弱い女性を守る名目とはいえ社会から排除されてきた女性男性と手を取り合って一緒に仲良く協力して社会を作ろう、というものからだ。敵対関係でもないし、暴力革命も起こらない。

だが、マルキストたちのフィルターを通過したことフェミニズム日本では異様な変質を遂げている。

私はこういった変質そのものについては歓迎されるものとも考えている。なぜなら新たな視点論点を持ち込むチャンスでもあるからだ。

だが、それはオリジナルも等しく持ち込まれており比較できれば、という条件が付く。

マルキストたちは情報統制でもしているのかはわからないが、諸外国は「自分たちフェミニズムが達成された楽園」であり、日本は「いまだに男が女を抑圧し続けている地獄のような世界」という筋機でしかものを見ない。

暴力革命をそのコンセプトに置いているマルキシズムは、結局「革命を達成するためなら何でもあり」というように考えている。そりゃそうだ、何なら資本家を皆殺しにする勢いの思想名だし、それは労働者楽園を作るために必要な「正義の行動」だからその行動に制約を貸す必要もないしブレーキをかける必要もない、ひたすらアクセルを下手踏みにして何の問題もない。正義からな。

そして結局何が起きているかといえば社会の深刻な分断だ。

私はマルキストたちはこうやっていろいろな思想を改変しては日本に導入して次の飯の種をせっせと育てていると思っているのはこういう理由からだ。

マルキストたちは一体いつになったら暴力否定するのだろうか。

くちでは暴力はだめだよねと言いながら行動で暴力をふるい続けていることに気付いている人たちもいるだろうが、それは彼らにとっては自分たち暴力きれいな暴力から許容されるべきという内部ルール勝手に納得しているからあのようなことも矛盾を感じずにやることができる。

しか暴力肯定している限り味方は増えないだろうし、社会に受け入れられるかといえば受け入れられない。

本当に差別問題とか解決したいんだったら、暴力革命じゃダメだろうと俺は思うので、早く自分たちマルキストであることを認めて、暴力革命否定し、言動も行動も変革したほうがいい、今の資本主義者たちの様に。

Permalink | 記事への反応(0) | 言及する | 11:27


何も分かってないな

暴力革命をすべきと言ってるんじゃなくて、必然的暴力革命が起こるっていう客観的分析を行ってるんだわ

歴史見れば明らかだろ

民主主義革命暴力明治維新暴力、そうやって暴力による革命が起こって、新しい社会体制ができたってだけだ

資本主義が何故、そうなるかって、資本主義が今までの階級社会本質は何も変わってなくて、労働者搾取で成り立ってるからなんだわ

しかも、その構造が複雑で一見搾取が起こってない平等社会のように見えるんだわ

AIが完全に生産を担った時どうなるか?人の仕事は無くなるだろう

そうなった時に資本を独占してる企業資本家が全ての生殺与奪権を手に入れる

そうなった時にもはや私有財産などとは言っていられないだろう

全ての人が生きるだけの資源が生み出せるのに、それを一部のもの私有財産権の元に独占する事に必要性がないわけだ

からその資本を共有財産とするための革命が起こるとこう言ってるわけだ

それなのに、何を今の共産国家を作った奴らは勘違いしたのか、暴力革命を起こせばそのような社会が早く訪れると勘違いしたのか、はたまたその理屈自分権力を手に入れるために利用したのか

今のような独裁共産主義国家と呼ばれる、マルクスが言った物とは程遠い国家ができたわけだ

変わるべきなのは社会の方なのに馬鹿だな

資本主義はその構造上、搾取が起こり、寡占独占が進むように出来てるんだわ

から、その資本主義構造分析してるから資本論と言ってるわけで、そもそも資本主義と言われ出したのはマルクスがこのように今の社会分析する上で理解すべきなのは資本だと名付けたからなわけで

こうやって、不満持ってる奴が変わるべきなんだから、お前らの自己責任なんだからってやるほど暴力的な革命に近づくんだわ

穏便に社会が変革するようにしたいなら、不満を解消すべきなんだわ

人類は全く進歩しねえな

言ってる事が独裁者と同じなんだわ

自民党もどうせこんな考えなんだから無敵の人は増え続けるやろな

ちなみにMMTマルクスの焼き直しだから

貨幣ってのが資本主義構造を隠す役割を担ってるわけで、金融構造を見てると経済学で言われてる事と全然違うぞって、ウォーレンモズラーが気づいたところから始まってるんだよな

MMTJGPという一つの解決策を示したわけで

でも、何故か日本の奴らは金刷れ理論だと思ってるんだよな

政府予算的な制約がないのなら、失業者は全員雇えるってところが重要なのに

実物的な制約はあるわけで、その実物の生産を担ってる労働者保護しろってのを無視して、金刷って景気良くなればみんなハッピー理論だと勘違いしてるんだよな

景気を良くするという経済学金融側の思惑こそが景気の不安定を招くという真逆の話なのに

日本だけの話かな…

アメリカなんかじゃフェミに限らずポリコレ活動全般が「沈黙共犯」とか言って敵味方分かれて壮絶な源平合戦を展開してるが

で味方に異を唱えたマイノリティ同胞の店が破壊されたりする

すごい本場のマルキシズムを感じる

日本沖縄左翼活動なんかも凄く親米的で、本場アメリカポリコレ活動ロジックをよく理解して実践してる

マルキシズムは、当時はそもそもそんなものなかったから仕方がないが、労働者権利が適切に守られないという状況を前提にしているので、労働者権利を適切に守れるように日々改善を続ける今の社会には合わない、という欠点がある。

いまだにマルキシズムやってる人たちが永遠に労働者権利を守れと大騒ぎする理由はよほどわけもわからず盲従しているんじゃなければ労働者権利が適切に守られてしまったらマルキシズムは成立しなくなるということでもあるだろう。そして多くの人々は権利は適切に守られていると感じているから彼らの言うことがちっともわからないということでもある。

おそらくマルクス看破したことの中で真理が一つあるなら「資本家ルールの中で最大限搾取をする」という事であり、裏を返せば「ルールがなければ無限搾取する」ということでもある。

日本では企業有利な制度が敷かれているためほかの国よりもより搾取がしやすく、またそれを実行している社会でもある。企業自分たちに有利な制度がある限りはそれを最大限活用し続けることからマルクスの見抜いたであろうことは正しいと思っている。Youtube何かでは「経営者いか税金を払わないか教えます!」といって制度活用方法を堂々と指南しているが、堂々と言えてしまうくらい「当然のこと」と認識しているのだろう。あれらの話が本当に適法かどうかはわからないし、みんながやりだしたらあっという間にふさがれるからいうメリットはないが、いうということは何かあると考えたほうがいい。

仮に制度ではお前が稼いだ金の80%まで搾り取っていいことになっているが、そんな搾取は嫌だから65%にします!なんていう商売人がいたら彼らの世界では失格の烙印を押されるだろう。株主利益をわざわざ減らす行為でもあるから、多分速攻で解任されると思う。もしくはそのほうが搾取効率が上がるからやっているのかもしれない。

マルキシズム勉強したっぽい人がレスをつけているが、この手のことを考えるためには、その時の社会情勢も併せて考えなくてはならない。

労働法制がきちんとできていないというか資本家制度上野放しになっていた状況で資本家たちはいくら搾取しても違法にならなかったかいくらでも搾取をしたという大前提を抜きにして今の世の中でルサンチマンがとかアウフヘーベンがとか子揚がとか、暴力革命がとか言ったところで「今の時代には合わない」の一言で終わってしまう。なぜなら法制度によって資本家たちが無限搾取できないようにしているからだ。

ただ、日本がかつて中国工場移転させたように、制度問題ないなら自分たち利益が最大化するように動くという性質は変わらないだろうが、それによって人々が被る不利益労働者による搾取だと大騒ぎするならそれもまた見当違いだ。

だけどマルキシズムに夢を見た人たちはいまだにいつか起こる暴力革命を夢見て(というか今まさに自分たちがやっている気分になって)暴力をふるいまくっているという現実はどう考えても問題だし、そんな状態はいくら言っても誰も納得しないし受け入れないだろう。

そしてマルキシズム世界観を持つ上野千鶴子みたいな人がフェミニズム魔改造して導入したせいでフェミニズムおかしくなっているが、その裏にあるのはやはりマルキシズムがコンセプトにしている暴力革命だと思っている。だからこういう暴力的なことを否定してきちんと自分たち思想を再構築せよといった。

労働法制が出来上がり、人々が労働者権利について発言しても何の問題もない社会なら暴力革命は起きない、というか起こすほどに不満をため込んだ労働者が少数になるから起こしようもない。

マルクスが言っていた社会というのは実は簡単に成立しない状態にできてしまうし、それを受け入れられない一部の狂信者たちが今日もそこいらじゅうに呪いをかけまくっているみっともない状態になるだけのものしかなかった。

2022-02-26

自分40代だけど小学校の頃、担任に「友よ」を歌わされて「インターナショナル」を聞かされていた

小学生の頃は当然知りようもないけれど、今になって思うと当時は学生運動蹉跌にもめげず、活動家から転身した教員がたくさんいたんだなと思う

最近歴史関係の本には「ただしマルキスト解釈であることを踏まえるべき」みたいな事が平然と書かれているし、30年前は今よりもずっと特定イデオロギーに基づいた行動が教育研究の場で容認されていたのだろう

現在教育なりアカデミーイデオロギーに縛られていないかというと、それは違うと思うけど

だとしても、30年前は今と比べてイデオロギーを優先していたことは間違いない

それが40代おっさん・おばさんにどれだけ影響しているのか自覚した方がいいと思うし、40代おっさん・おばさんは無自覚イデオロギーに染められていると考えた方がいい

2021-07-31

ネトウヨ朝鮮ばかり虐めて、中国無視する理由

そりゃ、コリアン勉強して理系領域だと「本来なら約束された利益」を台無しにして、文系領域だと「医療系以外の理系だと善戦した」という非対称性があるからだよ。


思い出してくれ、1998年を。あれだけコリアン努力したのに、LTCM といったノーベル賞受賞者たちが馬鹿な「ロシア国債デフォルトしない」という誤認から生じた経済学の失態を、自分たちで背負わずASEANかに背負わすことに成功して、ついでに韓国IMF朝鮮半島戦後成功ボッシュートされたことは懐かしい。哀れな朝鮮人は、マルキストにも国を分断された上に、資本主義者にも玩具にされたのが 1998年でした。かわいそうに。

そんなときに、日本かいう「戦争で負けて、国は分断されず、共産主義者防波堤にもされず、ベトコンとも戦わず自分たちの血で儲けて、ついでに加工貿易から撤退アジア危機の影響は薄く、のほほんとしている、財閥日本資産依存して暴利を貪る」国が隣りにあったら、チャレンジしたくなるだろ。あまつさえ「サノバビッチ英雄視することで、補償を求める国」が世界中に、大韓民国という先進国水準の『国家』が生まれたのでした。

2021-01-18

日本人にとって差別ベクトルである

もうちょっというと相対的ものであり、その相対値は客観的に決まっていない。

あらゆるものはあらゆるもの差別しているが、日本では差別は一方向のものである

例えば性差別学歴差別と言ったものはある。

男性女性差別することは大問題だが、女性男性差別することはさして問題にならない(または差別として取り扱われない)。

高学歴低学歴差別することは大問題だが、低学歴高学歴を差ベルすることはさして問題にならない(または差別として取り扱われない)。

日本に今もいる左翼筋の人々にとっては、差別は一方向のものでないとつじつまが合わない。要は社会的強者弱者を虐げていないと彼らの最終目的は達成できない。最終目的は要は世界同時革命なんだが、それが起きていないということは問題はまだあるはずだ、というふうにも理解しようとする。

そして、もう言いがかりしか言えないような差別問題をどんどん生産していく。

今の一線で活躍しているフェミニストたちを見ればマルキストが多いことはすぐにわかる。

こういった基盤をもとに差別を論じるので、一方の差別ばかり拾い上げてもう一方の差別無視する、とか、無いものにするとか、大したことがないものにしてしまう。もっと言うなら成り立たないガバガバ理屈を無理やり作り上げてしまうか、なにか言っているようで何も言っていない正論を飾り立てたこしか言えなくなる。

最終的に今差別を受けていると言われている人々が暴力的な行動で異論を封じ込めるしかなくなるが、これすらも「自分たちを守るために仕方なく行われる防衛だ」ということにしてしまう。

フェミニストたちが言う男性社会というのがある。男性が有利らしい。だが、男性が有利な社会の延長線上に男性一生懸命働いて家族を養うのがあることに誰も違和感を感じない事に驚きを禁じ得ない。

男が有利な社会の延長にある究極は、男は働かないで女性一生懸命働いて家族を養う、体力的に限界がある女性たちなので一夫多妻だ。男性用途ごとに女性を嫁にし、その用途を満たせなくなった女性はポイだが男性が罰されることはない。だけどすべての家庭や社会における権限男性が持っている。ヒイヒイ言いながら身を粉にして働く女性を尻目に男性趣味だのレジャーだのに興じていて「人々は時間もっと有効活用して創造的なことをするべきだよ!」とか平気で言えてしま社会ではない。

一方海外では、ベクトルではない。誰が言ったかやったかは全く関係がない。絶対値として差別定義される。当然当人に戦う気概が求められるが。

だがこういうことをいえば「お前らは差別する側だからからない!」とか言っちゃうんだが、だめだ怒り始めたのでここまでにする。

2020-09-15

どうして誰もフェミニズムマルキシズム2.0って言わないのか

いや、なんか参加している人、言っている発言内容、とか見ていると、昔のマルキストの言っていることそのまんまで単語が入れ替わってるだけにしか見えない。

何十年も前に廃れた資本家労働者対立を男を女に置き換えただけにしか見えない。

歴史資本家によって搾取された労働者たちがいつか革命を起こしてうんたら、が、歴史は男によって女が搾取されてきた、に変わっている。

資本家労働者は入れ替わることがあるが、男と女は入れ替わることはない。ここにすでに解決不可能ポイントがあるのに、なんかみんな解決しようとか頑張ってるのが滑稽で滑稽で。

上野千鶴子なんかはマルキシズム文脈でどうやらフェミニズムの本を書いたのが1990年位なわけだし、思想の源流にマルキシズムがあるのは間違いがない。

で、何で誰もマルキシズムだろそれって言わないのか不思議で仕方ない。

2020-06-03

anond:20200603072508

マルキストケインジアン混同するつもりはないけど、ルーズベルト政権内に多数のマルキストシンパが入り込んでいたのは間違いないと思っている。のちにレッドパージされるけど。

新自由主義下で労働者立場が弱くなるというけど、労働者を十把一絡げに扱うのはさすがにもう無理なんじゃないか

知的労働者サービス労働者肉体労働者は団結できないよ。

日本労働組合知的労働者に不当な隷属を強いているんだ。

かつてブルジョワ階級が、王権宗教的権威くびきから脱したように、知的労働者資本家とも伝統労働者とも異なる独自の利害を追求するべきだ。

2018-11-19

なんでもリベラル

ラディフェミアナーキストマルキスト非武装主義者……などなど、なんでもリベラルの仲間に入れるんじゃねーよ。

保守にあらずんばすべてリベラルかよ。

それじゃ、ネトウヨリベラルなっちまうだろうがよ。

2018-04-25

何この本くっそやばいAmazonってヘイトスピーチの本堂々と出版できるのね

https://www.amazon.co.jp/ナチスヒトラーは何をしたのか?-ヒトラー反共産党だった-真実ゆう子-ebook/dp/B00KYUNN3M

真実もクソも、ヒトラー反共産党だったのなんか誰でも知ってるでしょ……と心の中でツッコミながらページ開いたら地獄のような内容紹介が。

内容紹介

この書は、先人の日本人が残してくださった書物から歴史を紐解いた日本人必見の電子書籍です。

近頃、安倍晋三首相に対して、ヒトラー合成写真を用いたりし、ファシストだのナチスだの言って批難している輩がいます

また、報道などでは、ことあるごとにヒトラー名前が出てくるようになりました。

ヒトラーと重ねて安倍氏非難している奴らは、大抵、日本国日本人に生まれられなかった、あの残念な在日韓国朝鮮人達でしょう。

密航で居座った犯罪者の子孫、日本名を使い日本人なりすまして悪さをしている韓国朝鮮人達です。

在日韓国朝鮮人が、強制連行されてきたというのは嘘です。

戦後まれ日本人は、誰が本物の日本人かわからない状態の中、暮らしています

大和系の日本人か、朝鮮系帰化日本人か、日本名を使っている在日コリアンかわからないのは、とても危険ことなのですが、日本人は実に呑気です。

韓国北朝鮮も、日本を敵国としています

こんな気持ち悪い国の人達とは、関わらない方がいいのです。

また、我々日本人密航犯罪者の子である在日コリアンと、差別区別もないのはおかしいのです。

国籍のある地で、半チョッパリと忌み嫌われ馬鹿にされ、棄民扱いされている奴らと、同等になってやる必要などなく「まず、同胞差別するなと言いやがれ、同胞に認めてもらいやがれ、気持ち悪い」でいいのです。

戦後まれ日本人は、誰が本物の日本人かわからない状態の中、暮らしています

また、戦後日本人は、政治に興味を持たないように教育されてきました。

ファシストとは何なのか?

ヒトラーはどんな人物だったのか?

これらを正確に語れる日本人は、少ないでしょう。

そこで今回は、「ファシストは、本当に悪いことなのか?」、「極悪非道と言われているヒトラーは、本当に酷い人だったのか?」「ヒトラーは、いったいどんな人物だったのか?」などを調べました。

そして、ヒトラーを知れば知るほど、私は、ヒトラーに惚れました。

ヒトラーが殺したのは、敵だけです。

彼は、ドイツ国救世主で、ドイツ国民にとても愛されていたのです。

ヒトラーは、反共産党でした。

ドイツ国は、共産党アカ赤化(せっか)工作員達に退廃させられていたのです。

ヒトラーは、その諸悪の根源を殺しただけなのです。

共産党レーニン毛沢東は、自国民を殺しまくりました。

しかし、それについては、なぜか非難されていないのです。

結局、日本東條英機氏同様、終戦後、赤化工作員達によって、ヒトラー極悪非道人物に仕立てあげられてしまったようです。

赤化とは、思想共産主義に変えることをいいます

共産主義は、アカマルクス・レーニン主義マルキストと言われる思想です。

奴らは弱者の味方のふりをして、弱者を利用します。

日本共産党は、国際共産党コミンテルン日本支部として誕生した政党で、日本人のための政党ではありません。

中国共産党と別の組織のように見えますが、同じ組織です。

また、社会民主党社会党社民党民主党)も共産主義者の集まりで、残念ながら日本人のための政党ではありません。

共産党目的は、「残念な出自貧乏な家庭に生まれた奴らが、ブルジョア層を憎み、その地位を奪うこと」なのです。

その黒幕は、ユダヤ人です。

コミンテルン組織団体は、フリーメイソンであり、奴らの目的は“世界各国の帝国破壊である事は、「赤い工作員にご用心」と「左翼の正体」(共にキンドル電子書籍)で明らかにしました。

実は、世界中で、大正時代から脈々と赤化工作が行われているのです。

コミンテルンは表向き解散したようですが、赤化工作はしぶとく続いています

アジアでは、「ユダヤシナーニダヤの大革命」が行われています

日本人の敵は日本人だという人がいますが、「日本人の敵は、アカとチョン」という言い方にすれば、もっと多くの日本人が目覚め、選挙投票率があがり政治に感心を持つでしょう。

日本には、日本国籍でも心はあの気持ち悪い朝鮮半島にあるというチョンがわんさかいるのです。

我々日本人は、反日と戦ったりユダヤの陰謀と戦うなんて疲れることをする必要はありません。

ただひたすら、ユダヤシナーの手先であるニダヤを見下し罵り笑い者にしながら、徹底排除するだけでいいのです。

先人の書を紐解けば、ファシストナチスヒトラー真実がわかります

ヒトラーに学ぶところは、多々とあります

敵に対しては、情け容赦なく、「生まれの不幸を呪うがよい」とでも思いながら、手加減する事なく極限まで心を追い詰めるなりして対処しましょうよ。

先人の日本人は、アカとチョンらに「南京大虐殺問題」「慰安婦問題」「靖国問題」など捏造歴史を作られ、我々日本人日本鬼子と罵られ嫌われているのです。

せっかくですので、奴らのお望み通り、敵に対しては、日本鬼子になって陰湿に罵り馬鹿にして気持ち悪がり、あからさまに排斥排除してやればいいのです。

日本人は、ファシストになって、害人に対しては、容赦なく軽く駆除した方がよいと思います

本来スパイ侵略者死刑にすべきです。

スパイ侵略者の命と心は、ぞんざいに扱って駆除すればいいのです。

日本人はお人好しを封印しましょう。同情は禁物です。

土人暮らしを楽しみ残飯と糞尿で命を繋いでいた奴らに文明を与え、日韓併合をしてやった先人の日本人は間違いだったのです。

一瞬の同情が、命取りです。

はいえ、今現在、我々日本人に出来るのは、日本国憲法二十一条、表現の自由を最大限に活用する事くらいです。

日本国において、奴らが気にする蔑称を言っても書いても法律上、なんら問題ありません。

チョン達のように人を恨むのではなく、敵に対しては、見下し、罵り、徹底的に笑い者にしていけばいいのです。

敵を近づけないようにするのは簡単。罵るだけの簡単作業なのです。

ヘイトピースを、楽しみましょう。

日本人同士が結束を固め、敵のあら探しをするなどして悪口を思う存分楽しみ、楽しく意地悪に排除していけばいいのです。

とにかく、我々日本人は、本当のナチスヒトラーを知りましょう。

先人の書を紐解けば、ファシストがわかります

是非、読んでください。

いやいやいやいやいやいやいやいややいyいあやいやいやいやいyいあyいあいやyいあいやいあやいやいややいあいあいあいあいあいあ

なんじゃこいつwww 

2017-12-10

日本海外のようなまともなリベラル派がいない?海外のもダメだろ

日本リベラル左翼ダメダメ。なぜ日本には海外のようなまともなリベラル派、左翼がいないのか」ってやつ。

では海外リベラル派、左翼日本にいたら評価されるんでしょうかね。

今年の夏の英国選挙で、「なぜ日本ジェレミー・コービンはいないのか」とか言ってる人がいましたけど、

大企業富裕層課税して福祉を拡充して教育無償化してJRを再び国鉄します。

なんて政治家日本にいたら「経済音痴マルキスト時代遅れのお花畑左翼」で終わりでしょ。

なぜ、日本スティーブン・コルベアのようなコメディアンはいないのか

行政府の長、日本でいえば阿部首相を徹底的にこき下ろして笑いを取るコメディアン司会者

テレビに出てたらどうなりますか?歓迎されると思います

なぜ、日本エマ・ワトソンはいないのか

子役上がりの女の子女性の権利向上について声高に訴えたらどうなりますか?

なぜ、日本ではゲイ公言する有名人が少ないのか

「おねえ系」として道化扱いされてるタレントを除き、役者とか歌手とかスポーツ選手ゲイ公言したらどうなりますか?

実際ゲイ向けのAVに出てたスポーツ選手ネットでどんな扱いを受けてるか見ればわかるでしょう。

有名人に限らず市民団体とか労働組合とかでも同じです。「日本労組御用組合だ、話にならん」

じゃあストをやるような組合日本にあったら支持されるんでしょうか?

数年前に相模鉄道がストやりましたが、世論は「利用者迷惑かけるな」でしたよね。

最賃1500円にあげろデモとかの反応も「そんなことしてる暇があったら働け」でした。

例を挙げようと思えばいくらでもあげれるんですが、要は海外の「まともなリベラル左派」の人が

日本にいても実のところ支持されないだろうということです。

べつに日本リベラル左翼特別ダメダメなんじゃない。単に日本人の多くはリベラル左翼的価値観が嫌いなだけです。

アラバマとかテキサスは圧倒的に共和党支持者が多くて民主党嫌いなのと同じこと。

日本人は人権擁護とかLGBTの権利とか男女同権とか平等とか自由とか再分配とか

反戦とか軍縮とか環境保護主義とか社民主義とか弱者保護とかの価値観が嫌いなだけです。

2016-09-24

クリスチャンの私が)これから読みたい本リスト

1.自然科学

クリスチャンになると自然自然科学に興味が湧く(ダジャレ事故)。

光文社からたまたま出てたダーウィン種の起源』が分かりやす面白かったため、自然科学古典を読んでいきたい。

あと社会科学系の本ばっかり読み過ぎて飽きてきたのもある。

ガリレオ望遠鏡で見た星空の大発見

星界の報告』の新訳。望遠鏡で観た星空の様を感動と共に書いた本、らしい。あと地動説が論じられてるとか。

和田純夫プリンピアを読む』

ニュートンの『プリンピア』を中学高校レベル数学で平易に解説した本、らしい。別にこの本じゃなくてもいいんだけど、要するに『プリンピア』に何が書いてあんのかをざっくり知りたい。

チャンドラセカール『「プリンピア講義』なる本も定評があるらしいが、難解らしいので警戒している。

2.小説

池澤夏樹編『宮沢賢治/中島敦』(日本文学全集16)

図書館解説だけ読んだら、あの難解な宮沢賢治の内容がものすごく分かりやす解説されていて驚いた。本作はその解説(読み方)に従って作品配列した全集

といってもどう見てもキリスト教に引っ張られた解釈(「完全な自然と不完全な人間の対比」)で、どこまで鵜呑みにしていいのか分からんけど。

ちなみに有名な『雨ニモマケズ』は、昔からキリスト教っぽい詩だなぁと思っていたのだが、モデルの男と目されている人物斎藤宗次郎)がクリスチャンらしい。ホントかどうかは知らんが興味深い。

ヘッセ『クヌルプ』※追記

ブコメで勧められたのを検索してたら発見人生をやり直したいという主人公に神が答えるシーンがものすごく良い。

ドストエフスキー貧しき人びと

ドストエフスキーデビュー作。といっても彼が社会主義者で、ゴリゴリクリスチャンになる前の作品。なぜか光文社から新訳が出た。

どうも金と愛の話らしい。

3.社会科学

シュンペーター資本主義社会主義民主主義ⅠⅡ』

クリスチャンになる前はマルキストだったので、この本には昔から興味があった。

古い訳で分厚くでかいしかなかったので敬遠していたのだが、このたび何故か新訳された。マルクスブーム万歳である

ついでにヒルファディングの『金融資本論』も新訳してください。

とりあえずこんなところ。

2015-09-13

マルキストの兄は、恋愛まで下部構造によって規定されている。

 兄はマルキストだ。まあ、それはよい。人には思想信条自由があるのだから、兄が新左翼学生団体に入ろうが、毎日デモに出かけようが、私が何か言うべき問題ではない。しかし、先日たまたま兄の大学の人と会う機会があって、兄がかなり性的に奔放な人間であることを知った。いつも資本主義限界を主張しているのに、下半身だけは自由放任主義なのはいかがなものなのだろうか。

 私はちょっとブラコンの気があるのかもしれない。でも私は、将来会社から剰余価値搾取されることよりも、兄がいろんな女の子から精液を搾取されていることのほうが嫌なのだ。兄は、彼女を作らずに妹を守るという兄の本来のあり方から疎外されてしまっている。恋愛至上主義経済によって作られた、性経験肯定するイデオロギーに染まってしまっているのだ。兄は社会的にも身体的にも下部構造によって規定されている。マルクス歴史観は正しかったのかもしれない。

 このような歪んだ社会構造を打開するためには、革命しかない。ブラコン革命だ。日本ブラコン党によるブラコン独裁しか道はないのだ。民主集中制に基づいて、計画的ブラコンを行うしかない。私は書記長になって、アンチブラコン主義者シベリア送りにするのだ。

 こんなことを考えていたら日が沈んでしまった。

2013-08-06

はてなが何故嫌われるのか

はてなってワタミ以上に嫌われていると思うけど、なぜここまで嫌われるのか考えてみると、大まかに3つあることが分かった。


1. 社長が権欲・金に汚い

ご存じの通り株式会社はてなネットでの抜群の知名度に関わらず2012年まで上場意図すら見せていなかった。

これはひとえに社長である近藤淳也が株を自分の株を持ち影響力を保ちたいという守銭奴ならぬ守株奴的精神を持っていたからであろう。

一転して2012年には上場を狙っていることを発表したけど、おりしも現在はプチバブル期ドリコム内藤裕紀社長を超える20億以上の売り抜けを狙う様も見ていて痛々しい。

ま、それも近藤趣味自転車ってところで全て集約されていると思う。自転車と言えば、ランス・アームストロングアームストロングと言えば…。もうね。

ただ、両社ともアメリカ人はだましきれないようであり、サンフランシスコベンチャーキャピタルから金もらって豪遊プランは阻止されました。


2. 技術力・独創性が皆無

最近目を引いた新サービスはてなブログの開設だったってところでお察し。ブログって笑。10年くらい遅れているんじゃないだろうかこの会社

この十年で世間は、ブログに飽きて、mixiに飽きて、twitterfacebookに飽きかけているんですが、何を以てブログをし始めたのか謎にもほどが。

しかし、この企業はてなブックマークを生み出したってことで技術力があると勘違いされている。残念、それ、deliciousパクリですから(古い)。

ま、そこは割り引いたとしても、その技術は今は会社を去った元CTO伊藤直也のおかげでしかないんだよね。

唯一独創的であったぽい人力検索事業はもはやそんなサービスあったことを思い出せる人すら少ないんじゃないかレベルであり、この会社、正直何もありません。


3. ユーザー層が反社会的サヨク

人気芸能人も使うアメブロとかと違って、はてなダイアリーはてなブログの利用層で有名人なんかほぼ皆無。

ま、そこらへんでやばさがにじみ出てるんだけど、その皆無じゃない少数の有名人ってんのが小説家とかだから性質が悪いんだよね。

小説家っていえば、昔は太宰治ヒロポン中毒者かつマルキスト)、今は村上春樹ランナーズハイかつ金持ちなんて・みんな・糞くらえさでおなじみ)と

反社会的サヨク相場が決まっている。こうした少数の著名人代表される属性は、はてなユーザー層に共通しているものと思われ、はてサなんて呼ばれてたりする。



ってことで、技術力がなく社長権力・金に汚くて信者が臭そうとかそりゃ嫌われるのも納得ですね。

システム障害があまり起こらないのもワタミもびっくりなブラックさに支えられているのかもしれません。

京都東京それぞれのオフィスにあるTVの上に設置されているカメラが、365日24時間社内をモニタリングしています」とは、はてな公式HPにある語句。怖すぎます

2013-05-16

東浩紀 ‏@hazuma 2時間

事実認識するのがイデオロギーということでしょうか。RT @nancy_k_s @hazuma 単なる事実の指摘でフレームアップするのはおかしいとのことですが、ヘテロ男性の性欲の特権化を前提としているとしか思えないそのような認識こそが事実の皮をかぶったイデオロギー

Kenji ‏@nancy_k_s 2時間

@hazuma 橋下市長が考えていた「現実」は、(マルキストでないのにマルクス主義引用するのは気が引けつつも)「虚偽意識」としてのイデオロギーでは、という意味でした。「平均的なヘテロ男性」ではない自分には市長の性欲観が支配的な性規範に基づいたものに思えたのです。

2009-08-01

書評】 近藤大介『日・中・韓“準同盟同盟時代』(光文社

本書は評者からみると不思議な本である。実に面白い、同時に反米的な歴史記述とCIA陰謀論に挟まって中国重視論の独特の言い回し、つまり三つの部分が混載されている。ひょっとしてチョコレートでくるんだ毒入り饅頭かも。

題名だけをみると保守派の多くは反発を抱くだろう。しかし誤解を恐れずにアイ・キャッチを狙うあたりは著者ではなくて版元の商業主義的魂胆かも知れない。

冒頭から脱線で恐縮だが、この光文社ペーパーバックスのシリーズは、本書が135冊目。執筆陣は浜田和幸松本道弘藤井厳喜、野間健、徳本栄一郎の各氏らと何故か知り合いも多い。とくに浜田藤井両氏は、このシリーズから数冊上梓されていて、執筆陣も左右混交である。

新世代が読むだろうと思う。というのも、横組みで英語ばんばん入るからだ。逆に小生のように日本語の書物は縦書きでないと親しめない世代にとって、最初はこのシリーズを読むのに骨が折れた。仄聞するところでは、横書きシリーズ、伸び悩みがあって間もなく終巻らしい。閑話休題

さて近藤大介氏、期待の新作である。近藤氏は『週刊現代』前副編集長。元北京大学留学組。平壌にも小泉訪朝に随行、スクープが多い。日本米国を捨てて中国同盟し、韓国も仲間に入れようか、という提言日本外交現実を無視しているが、さすがに中国語韓国語が流暢な著者だけに、情報には格段のおもしろみがある。しかし結語の三国同盟は納得しかねる。

サロンマルキストという比喩は、革命ワインを飲みながらサロンで語る知識人。典型はサルトルなど。本書を通読した最初の印象はそれである。サロンにおける理想主義日本共産党は歌を忘れたカナリア、飽きたらず暴力路線に走った反ニッキョウ系は、三派四派五派と分裂し、中核派はと革マル派は互いに殺し合った。

本書に何が欠けているか。暴力革命政権を取った中国共産党十三億人の無辜の民を壟断し、支配し、反革命勢力、すなわち民主主義者、独立運動家を「テロリスト」と名付け、逮捕拷問し処刑する。敵は殲滅するのがかれらの掟である。

中華民族というスローガンは他民族漢族へ「同化」することであり、これは五族協和日本理想とはほど遠く、孫文のそれは「漢族」が「満蒙回蔵」を強制同化し、支配することを意味する。

ウィグル絶滅のためにはロブノール近辺から楼蘭にかけて、46回の核実験。おそらく数十万人が被爆して死んだ。7・5ウルムチ暴動では平和デモ隊に軍が出動して水平撃ち。おそらく二千から三千のウィグルの無辜の民が虐殺されただろう。

中国本質暴力支配、特権階級は富を独占し、その体制を可能な限り長く持続しえるそのためには外交も利用する。本書は、こうした事実をあえて論じない。だから不思議な本である。

では面白い部分はどこか?日本では親中派政治家はみんなCIAの謀略で失脚したそうである。田中角栄、カナマル某ほか。小沢がニシマツでやられかけたのもCIAだそうな。まだある。金正日がある日、北京から帰国のおりに列車爆破。流川とかいう駅だったが、あれを仕掛けたのもCIA。金正日のコックだった藤本某にはCIAから接触があり、毒殺依頼があった由。こうなると007の世界だ。盧泰愚陳水扁の失脚は反米姿勢だったから?

真相にちかいことは、陳水扁国民党戦術=「野党を貶める生け贄」であり、台湾では司法独立しておらず、もし陳水扁汚職をいうのなら馬英九も宋楚楡も似たようなスキャンダルを抱えていながらなぜ司法の追求が突如止んだか。だから台湾における司法中国共産党と同様に司法権独立曖昧で、国民党の顔色を窺う裁判官が多いからである。CIAとは関係がないのではないか。盧泰愚の「自殺」は身から出た錆、でなければ謀殺の可能性も否定出来ない。

というわけで田中の失脚はロッキード証言だが、日米の司法取引の差であって、米国陰謀ではなかった(徳本栄一郎氏が田原総一郎陰謀説を批判した。田中ブレーンだった小長氏自身が『そういう線で裁判マスコミ対策を処理しようと提案したら田中総理は「おう」と言った』と証言している)。

▲斯界で話題の孫崎享『日米同盟の正体』を連想

本書を読んで考えさせられる箇所も多い。評者が本書を読みながら、どうしても孫崎享氏の書いた『日米同盟の正体』(講談社現代新書)を連想せずにはおられなかった。

外交官出身の孫崎享氏はイラクイランミサイルの雨の中、外交を展開してきた人で三月まで防衛大学で教鞭を執った。(そうそう、これもどうでも良いことだが、バグダッドの在イラク日本大使館で宮崎は、孫崎(当時は公使)と会ったことがある。88年だったと記憶する)。

その外交官イラク戦争突入アメリカ人の「旋風のような愛国心」の結果であり、リーカーン南北戦争真珠湾攻撃と似ているとする。反戦ムードを一気に好戦へもっていく謀略は政治に付きものであり、その点は近藤氏や孫崎氏の分析に同意するが、なぜか孫崎本には外交的結論がない、つまり日本の自立外交模索してもいなければ対米追随が悪とも言っておらず、最後の最後はアメリカ核の傘は機能しないだろうと言いながら、日本核武装は反対という。

つまり本書の著者と孫崎防衛大学前教授スタンスは徹底して政治のリアリティ、外交の合理主義である。

外交道徳が入ると機能せず、倫理を持ち込むと、外交の基本が成立しない。打算と国益の追求。しかし戦争の回避。軍事力の背景がない日本は、だからといって「ふつうの国」のように外交独自路線を採用することが不可能である。

したがって「日中韓の準同盟」とは米国の手のひらの上での話ではあるだろうが

2007-04-12

http://anond.hatelabo.jp/20070412180642

なるほどなるほど。

メディアがゆがんだメタファとして振舞う手法は多様だけど、

結局はひとつの目的のため、つまり慰めなんだよ

下部構造決定論だねぇ……。マルクス読まずにマルキスト、面白いなぁ。お付き合いどうもありがとう。納得した。

 
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