はてなキーワード: オミットとは
作曲がハンス・ジマーになる予感。監督はエイリアン3のデビッド・フィンチャーで。オープニングはイカした CG で、途中に「ハードなセックスシーンを予想させる」雰囲気を醸し出して、途中まではモブを雑に殺して、クライマックスにどんでん返しが来る。その悪役倒した思ったら「You(ウ)'er(エ)Son(サ)of me(マ)!」なるキメ台詞は吐かれて、ムナグソ悪いエンディングになって、家来のマイケル・ケインがしんみりと慰めてエンドロール。広告は「スタントマンを使わないアクションスリラー、全米が結末に叫喚!!!」という感じかな。マツケンが大事そうなポジでまったくストーリーに絡まないキャラを演じ、白馬は人種差別なのでオミット。ヒロインがブスかわ、というか選出が謎くて話題になる。そんでもって、次回作は今回の敵が雑に殺されて話が始まる。
わかる。俺も選考近かったんで。
でも多分俺のほうが世代一個後だったんだと思う。
一時期、そういう感じで、インターネットの技術・機能的要素が、コミュニティ的な役割を果たすのではないか? という希望的言説が広まった。
でもなんつーかそれは有名書籍「インターネットは民主主義の敵か?」以前の話って感じするわ。
インターネット(の掲示板上で行われていた不特定多数間の会話)は、実際会話が成立してるんで一見コミュニティ的なふるまいに見える。
でも実態は希望と共に語られた「新しいコミュニティ」なんてものではなく、もっとアジテートされやすくてモブ的な、互いの支え合いとか相互の良影響みたいなコミュニティのポジティブ面が、オミットされた集団であった。
そういう話が俺の頃は主流になってたね。
確かに距離が遠かったり時間が無視できたり、情報化は進んでいる。が、それは電話と手紙どっちが進んでいるかの違いに過ぎない。進度の違いはあっても、本質的な違いはない。
インターネットでコミュニティは出来る。出来るが、「あたらしいコミュニティ」などというものはない。手話で話そうが英語で話そうが日本語で話そうがコミュニティはコミュニティ。コミュニティでないものはコミュニティではない。
そういう理解が一番近くなるんだと思う。
ちん毛とまん毛をオミットするな
先日亡くなった坂本龍一のアルバム「BTTB」にはバージョンが4種類存在している。
一つは1998年11月26日に発売された譜面やMIDIデータなどのおまけが付いている初回限定版、
次に1999年2月24日に発売された通常版だがこれにはおまけが無い代わりにTong PooとSnake Eyesの二曲が追加されている。
三つ目は2002年8月12日にリリースされたインターナショナル版で、日本では1999年5月26日に発売されている「ウラBTTB」収録の三曲と新曲「Reversing」が追加されている代わりに通常版から四曲オミットされている。
最後が2018年9月26日に発売された発売20周年記念盤。これは通常版にインターナショナル版収録の「Reversing」とウラBTTB収録の「Energy Flow」(たん♪た♪たらりらたん♪で有名なあの曲)を加えたリマスター版だ。
つまりBTTBとウラBTTBの内容を網羅した完全なリマスター版は存在していない。
初回限定版(14曲)(おまけ付き)
初回限定版+Tong Poo+Snake Eyes=通常版(16曲)
通常版+ウラBTTB+Reversing-do bacteria sleep?-distant echo-sonata-Snake Eyes=インターナショナル盤(16曲)
通常版+Reversing+Energy Flow=20周年記念盤(16曲)
20周年記念盤+ウラBTTB=完全版(18曲)(Energy Flowがダブる)
わかりづらいから表にする。
No | 初回限定盤 | 通常版 | インターナショナル盤 | 20周年記念盤 |
---|---|---|---|---|
1 | opus | opus | Energy Flow | opus |
2 | sonatine | sonatine | Put Your Hands Up | sonatine |
3 | intermezzo | intermezzo | Railroad Man | intermezzo |
4 | lorenz and watson | lorenz and watson | Opus | lorenz and watson |
5 | choral no.1 | choral no.1 | Sonatine | choral no.1 |
6 | choral no.2 | choral no.2 | Intermezzo | choral no.2 |
7 | do bacteria sleep? | do bacteria sleep? | Lorenz and Watson | do bacteria sleep? |
8 | bachata | bachata | Choral No. 1 | bachata |
9 | chanson | chanson | Choral No. 2 | chanson |
10 | distant echo | distant echo | Bachata | distant echo |
11 | prelude | prelude | Chanson | prelude |
12 | sonata | sonata | Prelude | sonata |
13 | uetax | uetax | Uetax | uetax |
14 | aqua | aqua | Aqua | aqua |
15 | snake eyes | Tong Poo | energy flow | |
16 | tong poo | Reversing | snake eyes | |
17 | tong poo | |||
18 | reversing |
初回限定盤 | 通常版 | インターナショナル盤 | 20周年記念盤 |
---|---|---|---|
opus | opus | Opus | opus |
sonatine | sonatine | Sonatine | sonatine |
intermezzo | intermezzo | Intermezzo | intermezzo |
lorenz and watson | lorenz and watson | Lorenz and Watson | lorenz and watson |
choral no.1 | choral no.1 | Choral No. 1 | choral no.1 |
choral no.2 | choral no.2 | Choral No. 2 | choral no.2 |
do bacteria sleep? | do bacteria sleep? | 除外 | do bacteria sleep? |
bachata | bachata | Bachata | bachata |
chanson | chanson | Chanson | chanson |
distant echo | distant echo | 除外 | distant echo |
prelude | prelude | Prelude | prelude |
sonata | sonata | 除外 | sonata |
uetax | uetax | Uetax | uetax |
aqua | aqua | Aqua | aqua |
tong poo | Tong Poo | Tong Poo | |
snake eyes | 除外 | snake eyes | |
Reversing | Reversing | ||
Energy Flow | Energy Flow | ||
Put Your Hands Up | |||
Railroad Man |
(絵柄以外で)原作との違いを確認できるのは、原作だとまひろは凌辱系エロが好きという描写があるがアニメでは流石にオミットされているぐらいだ
ぶっちゃけその点も
「私はやっぱりりょうじょ・・じゃなくて!」
ってやってる時点でなあ・・「く」を削っただけで草
日本にいる日本人が書いた記事を日本メディアが海外ニュースとして報道するマッチポンプ感についてはひろゆきが触れていたが、それに加えてNew York Timesの元の記事自体も結構ひどい。
「自決」という強いワードを使ったのは成田本人にしても、元々の「既得権益層にいる強者老人が自主的に引退していく風潮を作ろう」という文脈から単なる高齢化社会にテーマをずらして「既得権益層」「自主的」といったキーワードをオミットした上に、
Seppukuの解説に"ritual disembowelment that was a code among dishonored samurai(落ちぶれた侍がやる儀式)"と「弱者」の文脈を勝手に付け加えることで
「役に立たない老人はさっさと殺して世代交代しましょーよ」みたいな激ヤバ差別主義者に仕立て上げられている。
しかも件の発言含めてこれまで日本国内で炎上らしい炎上はまだしていなかったはずなのだが、なぜか日本で既に炎上したことになっており国内の有識者からの批判意見がズラズラと並べ立てられている。
よく見ると上記のような文脈で批判されているのでどれも芯を食っていないんだが、批判批判批判!!たまに擁護する人もいるよ…あと批判批判批判批判!!って感じなんでまあ印象が悪い。
というか「海外で炎上してるぞ!」で炎上してるニュースの元ネタが「日本で炎上してるぞ!」って完全にマッチポンプで草なんだが。
炎上するように文脈を切り貼りする&炎上をネタに炎上させてPV稼ぐって、タブロイド通り越して5chまとめサイトのやり口と同じだけどNew York Timesブランドとしてどうなんスか?
チェンソーマンの円盤の売上がそれ程上がらなかったから大騒ぎしてる元売りスレ民達へ、君らの脳みそもう時代に取り残されてるよ?
自分自身もう円盤の売上で何かを語ることはないなと思っていましたが、売りスレ民の残党たちがぼっち・ざ・ろっく!の円盤の売上を引き合いに出して
SNS等で暴れるのが目に余るので筆を取りました
もうすでにアニメ業界は円盤で製作費を回収するビジネスモデルからサブスク等の配信で回収していくスタイルに変わりつつあります
てかチェンソーマンが製作費委員会方式ではなく、MAPPAの一社提供だったのもその理由です
アニメ『チェンソーマン』が一社提供を実現した理由 制作会社・MAPPAが語る「“売る“責任」
https://news.yahoo.co.jp/articles/72bf4ff3860f5468a2d7cc20b25adeff11b1f000
数土さんも「これまでも一社提供のアニメはあったが、設立して10年ほどの会社(編注:MAPPAは2011年設立)、それもスタジオが行ったことは業界的にもインパクトが大きかった」と、いかに“異例”の取り組みであるかに言及した。
一社提供の理由に続く話として、木村さんは「6~7年前に配信ビジネスが成長してきたことが業界にとっての転機になった」と語る。
元来アニメは、ビデオやDVD/Blu-rayを売ることで制作費を回収していくビジネスモデルだったが、NetflixやAmazon Prime Videoの成長によって、配信でアニメを見る層が増加。
それによって、時差なく世界でアニメを楽しむことができるようになった。
(中略)
状況の変化によって、配信モデルであれば制作会社が自ら費用をかけ、宣伝を行い、ユーザーに届けるという、これまで宣伝会社が担当してた業務を含め、一連の展開を一社で手掛けることも容易になった。
とあるように国内市場のみに向けてBlu-rayやDVDの販売で回収してきた製作費をサブスクや配信モデルで世界市場から収益を上げることが可能になり
もう円盤の再生機器がすべての家庭にあると思ってるのは売りスレの落ち武者のおっさん達だけだよ?
若い人達の部屋にはBlu-rayの再生機器なんて機械おいてないし、もうWindowsですら再生できないしソニーのPS5ですらBlu-ray再生機能をオミットしたモデルを売ってる時代だよ?
もうそんな時代遅れのビジネスモデルが成り立ってると思ってるのは売りスレの残党のおっさん達だけだよ?いい加減時代が変わったことを認めな?
みなさん、円盤売り上げでしか自分を語れない売りスレゾンビたちに惑わされないようにね~
以上、ぼっち・チェンソーマンのアニメを楽しんだオタクから啓発でした
まあ、このアニメはこんなに売れてる!ってまあ円盤売上でしか語れないゾンビが目立つこと
もう既に同じような円盤売上に頼らない事例のアニメはたくさんあるんですよ
ポプテピピックの一期もそうでしたし(その後に出たTVSP版や円盤販売すらしなかったリミックス版も言える)
ブルーロックや王様ランキングも円盤売上は出ませんでしたが人気ありましたし(王様ランキングは4月にまたSPでやる)
配信のみで円盤は販売していないサイバーパンク エッジランナーズもありますし、なろう系アニメももう円盤だけで回収していないケースはもう把握していないくらいあります。
原作未読。
主題歌が優里くんなので観ることにした。
以下ネタバレあり注意。
とりあえずこれ。
「スマホは?」
なんでスマホ持ってないの?
中学生でしょ?
携帯ゲーム機は持ち込んでるのに。
あと、半年以上みんなで過ごしたら、話噛み合わなくて気付くんじゃないの?
テレビとかYouTubeとかTikTokの話とかするだろう普通?
不学校の話もせず、家庭の話もせず、何話してたんだ?
謎すぎる。
あと、狼の少女。
芦田愛菜の演技がキツいのもあるけど、なんであんな上から目線なの?
どういう立場なの?偉いの?
どうやってそんな能力手に入れたの?
「時間が過ぎたら狼に食われることになってる」とか、狼少女の上に誰かいるの?神?
原作読めばわかるの?
いきなりバツ印が墓標とか言われたり、手に集まったり階段出てきたりするのも、意味不明。
狼に食われない限り、謎解き不可能だったのでは?
なんで君らいるの?狼に食われたんじゃなかったの?
とにかくあらゆる設定がガバガバで、感動が薄れた。
ルーズソックスの時代ってポケベルなの?携帯じゃないの?とか。知らんけど。
よかったところ。
あれをよく乗り超えたよなって思うし、泣きそうになった。
現代的な問題を扱ってるし、学生や過去にそういうトラウマ持ってる人には刺さるだろうなって感じた。
ただ、なんか全体的に古くない?
絵とか、演出とか。
構図も単調だし、動きもぎこちない。
前半がだるく、終盤に謎解き集め過ぎて、ちょっとバランスが悪い。
それならもう少し前半スピード上げてほしい。飽きる。
でも伏線はそれなりに回収してて、そういう細かい部分を気にしなければ良作だと思う。
原作読んでみるのもいいのかな。
あとはやっぱり優里くんの歌が最高だった。これだけはファン目線で申し訳ないが、映画のエンディングに合っててよかった。
100点満点の82点。惜しい。リメイクしてほしい。
30作品強。(前後編に分かれてたり「2作で1作」みたいなのがあるので、はっきり「全○作」と書きにくい…)
いつものバンドリ。通常パートには若干の人形劇感はあるが、ライブパートはすごい。
映画じゃなくてOVAの連続上映では…?みたいなフォーマットだったが気にしない。
YouTuber、SNS、アノニマス(※増田ではない)、陰謀論、AI…と今っぽい要素がてんこ盛り。美衣奈たんかわいいよ美衣奈たん。
密室となった宇宙ステーションから脱出できるのか…?という前編はワクワク感がすごい。
後編はセカイ系というか、ちょっと観念的な結末だったので面食らってしまったが、まあアリ。
「治療が困難な伝染病が蔓延している」という世界観の作品だが、前年の9月に公開予定だったのがコロナで大幅に延期。
序盤に主人公たちが女装して、詰め物をブルンブルンさせながら歩くシーンがあってちょっと引いてしまった。
なくても良かったんじゃないかな、あれ…。
本編主人公の母親の若い頃がメインの話だけど、こんなハードな作品だったのか…。
原作未プレイ。原作の設定から独自に膨らませたストーリーなのかな?となんとなく思ってたが、いま調べたらわりと原作に忠実な内容だったのね。
主人公の女の子の声優が上手い。今作が声優初挑戦とのことだが、全然遜色なかった。
不可抗力な事故の責任を取らされる形で大学の航空部に入部させられ、部の先輩には強く当たられ、再会した生き別れの姉からも強く当たられ…と理不尽な目に遭い続ける主人公だが、天才的なグライダーの操縦センスで切り抜けていくのであった…。
物語の冒頭、主人公はバイト先の新聞配達店の客の家で時間を止める能力を使って、滞納してる新聞代をこっそり回収するのであった。……いやもっとほかに使い道あるやろ、その能力…。
3DCGアニメだけど、映像がすごいチープで「神山健治、大丈夫か…?」ってなった。
観に行く前にTVシリーズを予習したらめちゃめちゃハマった。
…が、そういうときに限って映画はTVシリーズの総集編なのであった。
追加シーンはあるけど、そのためだけに観に行く価値があるかというと…。
TVシリーズはなんとなく観てなかったんだけど、こんなにガッツリ「あの事件」を題材にしてたのか…。
さんざん言われてるけど、水没してほとんど廃墟になった東京でパルクールとかしてる場合か…?
文化祭でそれぞれのヒロインのルートが描かれたのは Ifルートを描いたのか、それとも単に「○○の視点だと…」を繰り返したのか、未だによくわかってない…。
体感だと尺の半分くらいはライブシーンだった(実時間は違うかも)けど、個人的にはあんまり魅力を感じなかった…。ストーリー自体は面白い。
ガンダムはそれなりに知ってるけど、ファーストをちゃんと観たことはなかった(ありがち)。
TVシリーズの1話を映画にしてるので、物語の展開はかなり遅い。
モブが棒立ちのシーンがほとんど無くてすごい。「古き良きアニメ」という感じ。
元になった作品は幼女戦記とこのすばを少し知ってるくらいだが、予想外に面白かった。
登場人物がめっちゃ多いのに、ちゃんと満遍なく活躍してる。スパロボみがある。
「神社の境内でこっそり世話してた子猫。里親がなかなか見つからず『自分たちの家で飼おう』と決心した途端、良くしてくれそうな親子に拾われてしまい…」という展開……うーん…。
前半は3DCGの(なんか世界観が独特な)アイドルアニメで、後半はキャストのMVという変な構成。
公開直前までコンテンツの存在自体を知らなかったんだけど、2019年秋に楽曲を軸にしたアイドルコンテンツを立ち上げたらコロナ禍とバッチリ被ってしまって、ライブも開催できず、CDも2年間リリースできず…ということらしい。
映画の出来はともかく、曲は好きだったので既発売のCDを買い集めてしまった。
観に行く前にTVシリーズを予習しようとしたけど、1期の7話くらいまでしか観られなかった…。
全員ちゃんとした社会人になってて、御都合主義にせず誠実に作ろうとしてるのはわかるけど、やっぱり高校生の頃のキラキラ感は薄くなってるかな…。
原作未読。制作はフランスの会社だけど、日本の風景や文化に関する解像度が高くて驚いた。
舞台は50年前~30年前くらいだけど、時代考証もほぼ完璧だったのでは。
ただ、(パンフレットの対談で原作者の夢枕獏も言ってたが)ヒロイン(?)の岸 涼子が「欧米人がイメージする、ステレオタイプなアジア人女性」みたいな造形だったのは…。
(参考リンク)
原作未読。制作発表当時に公開された、原作イラストを使用したキービジュアルからキャラデザがかなり変更されてたんで「大丈夫か…?」ってなったが、杞憂だった。面白い。
「中に入ると自分が望むものが手に入るが、外界よりも早く時間が進んでしまう」というトンネル、設定はSFっぽいけど、劇中でトンネルの原理や存在理由は解明されないので、どちらかというとファンタジーだと思った。
主人公の妹を「若おかみは小学生!」の小林星蘭が演じてるんだけど、すごく上達してる…!(もともと上手かったけど、「子役の声」から「声優の声」になった感じ)
あと、2005年頃のガラケーに関する描写がめちゃくちゃ解像度高い。
団地の建物ごと友人たちと迷い込んだ世界は周りが一面の海で、流れに身を任せるしかできず、食べ物はなくなっていくし、メンバーが怪我をしてこのままでは…みたいな展開が続いて、結構フラストレーションが溜まる。
「夏だ!冒険だ!」みたいな爽快感がある作品かと思ってんだが…。丁寧に作られてるし、キャラは魅力的なだけに残念。
原作未読・TVシリーズも未見。(『サマータイムマシンブルース』も)
未来から来たタイムマシンに乗って過去に行ったが、現地で軽率な行動を取ってしまって、このままだとタイムパラドックスが起きて宇宙ヤバイ。
過去の自分に気付かれないようになんとかしないと…という王道のタイムトラベルもの。脚本が破綻なくまとまってて面白い。
「2作あわせて1つの作品」的な映画だけど、2作のクオリティの違いが大きすぎない…?
劇場スケジュールの都合で『君愛』の方から先に観たけど、「これが2022年の劇場アニメか…?」ってなった。
その後に観た『僕愛』は、『君愛』に比べて作画も美術も頑張ってるな…と思った。
…が、こっちも他の劇場アニメや高クオリティな深夜アニメに比べるとけっこう厳しい…。
TVシリーズは何回かチラ見した程度だけど、わりと面白く観た。夏だ!旅行だ!という、王道の劇場版。
恋愛関係まではいかない、シスターフッド的な百合関係の数十年後が描かれている点が興味深かった。
(珍しく)原作既読。(コミックDAYSで無料公開されたときに読んで、その後単行本も購入した)
これも原作からキャラデザが大きく変わってて「大丈夫か…?」ってなったが、こちらも杞憂だった。最初は若干違和感あったが、観てるうちに気にならなくなる。
原作ではSFなメインストーリーと並行して小学生女子の間でのいじめがかなりの解像度で描かれてて「どっちが本題だ…?」ってなったけど、
映画では(完全にオミットされたわけではないが)この要素は控えめになってて(具体的にはコンビニで仕返しするシーンがカットされてたり)、ストーリーの本筋が明確になって観やすかった。
尺の都合でやむなく整理しただけかもしれないが、正解だったと思う。
前作のラストにチラッと出てきたアルゴが今作では最初から仲間になってて「えっ、いつの間に…?」ってなった。
前作ではあったエンドロール後の続編予告がなかったし、とりあえずこれで終わり…?
(「プログレッシブ」とは違う完全新作の劇場版の制作が発表されたようだし)
FSSは未履修。「ソフト化はしない」とか、監督は相当こだわりがある作品のようだが、エンドロールで楽器の表記が「Base」「Electric base」とかになってるのは直さないのか…?と思ってしまった。
公開初日に観に行ったら、客ガチャで大ハズレを引いてしまった。(最前列に座ってた60代くらいの夫婦が、変なタイミングで大声で笑う。ずっと喋ってるとかじゃないから「マナー違反」とまでは言えないし…)
それが気になって内容に集中できず、作品自体の第一印象までよろしくなくなってしまった…。
その後2回観に行ったけど、前作ほど面白く感じなかったのは作品のせいなのか、それとも第一印象が払拭できないせいなのかが切り分けられないので、自分はこの作品についての良し悪しについて語らない方がいい気がする…。
中盤に「①かつては鉱物の採掘で豊かだったが現在は経済的に厳しい小国。これからは農業を基幹産業にしてなんとかなりそうです! 体調が優れなかった女王も快方に向かいそうです!」→「②いかにもな小悪党に女王がそそのかされて…」という展開があるが、劇中でいちばんカタルシスがあったのが①の時点だったので、それ以降は観ててしんどかった…。
テレビだと放送コード的に難しそうなセ○クス連呼から始まって笑った。
1年の最後にすごいのが来た…。めっっっちゃくちゃ面白かった…。
原作未読で、予告を見た段階では「子供たちが謎の孤城に集められて…」くらいの情報しかなかったんで「よくあるジュブナイル小説のアニメ化かな?」くらいにしか思ってなかった。
この作品は、不登校の経験があるかどうかによって感想が違ってくるのかもしれない。ない人が観てもつまらないということは決してないと思うけど、経験がある自分は主人公・こころにめちゃくちゃ感情移入してしまった。
こころを演じた當真あみの演技は、(『アニメ声優』的な意味では)必ずしも上手くはないかもしれない。でも、その若干のたどたどしさも含めて、すごく良くこころという人物を表現できてると思う。
この作品は「静と動」で言えば「静」の方の作品だと思う。それほど激しいアクションシーンがあるわけでもないし、音楽が流れていないシーンも多い。
作画、カット割り、セリフ、演技、どれも控えめなのに、主人公が行動するたびに(ただ家の外に出たり、学校に行ったりするだけなのに)「この後、どうなるんだろう…大丈夫かな…」とずっとハラハラしてた(そのせいか、劇中で1箇所だけあるくだらないネタに不意を突かれてめちゃめちゃウケてしまった)。
特に、こころがある手紙を読むシーン。たった一文の、ものすごく短い手紙なのに泣きそうになってしまった。
ミステリ的な要素もあって、伏線もあちこちに張られてるので「あのセリフはそういうことだったのか…!」と複数回の鑑賞にも耐える造り。
僕のバスケ歴は割愛するが、一応、最低限はバスケを語れる資格を持つ経験者だ。
スラムダンクは漫画は全巻持ってたし、連載当時に週刊少年ジャンプでも読んでいた。
でも、他にも色んな漫画をたくさん読んでいたから、特に好きな作品な訳では無いが、スラムダンクを語れる資格も持っている筈だ。
プロ選手になるという夢が存在しない分、現実的な折り合いを付け易くなる。
社会人になった元経験者達が資本主義の世界の中で大人になって、自分の取り組んでいたアマチュアスポーツを盛り上げようと画策する。
例えば、バレーボール。
そこまで人気でもないのにも関わらず、毎年、日本では世界大会を開催。
試合中に今のスパイクは何mの高さだったと計測された数字がリプレイと共に表示される。
人気に見合わない大袈裟な演出は、野球やサッカーと比べても遜色ない練習の過酷さが当たり前のバレーボール経験者達がサラリーマンとして社会で活躍しながら競技を後押しし続けた結果だと思う。
一方、バスケットボールはバレーボールと異なり、野球と同じで日本に強い影響力を持つアメリカ合衆国の4大スポーツの一つだ。
サッカー、野球、バスケットボールは、日本が戦後から続く海外への憧れを象徴するスポーツだと思う。
しかし、野球やサッカーと比べて、バスケットボールはようやくプロ化に辿り着いたが、まだまだ日が浅い。
野球ほど社会的影響力は無いし、サッカーと比べて世界的人気は少ない。
だから、プロバスケ人気を盛り上げるための苦心の策として、 数年前にLEDパネルのコートで行われたBリーグ開幕戦の試合中継なのではないかと思う。
しかし今のところ、バスケは観るよりもプレイした方が楽しいスポーツだと思う。
現状の日本バスケ界に不足している重要なピースの一つが、世界観作りだ。
サッカーにおけるキャプテン翼のように、日本バスケ界でその一役を担うのが、この映画『THE FIRST SLAM DUNK』なんだと思う。
今のスポーツ中継のカメラワークは、どの競技も完成形だとは思うべきでは無い。
ドローンなんて現時点のテクノロジーによる妥協の産物に過ぎない。
モーションキャプチャーのCG合成をリアルタイムで処理しながら無制限のカメラワークをコントロール出来る時代を待つしか無い。
それが実現するのは少なくとも100年先の未来になるだろう。
でも、CG作品ならば、フィクションの試合を無制限のカメラワークで演出することが可能だ。
『THE FIRST SLAM DUNK』は100年後の試合中継のカメラワークだった。
かつて映画製作を学んでいた僕は、映画を観るためではなく、バスケの試合を観に行くつもりで数年ぶりに映画館へ足を運んだのだ。
そんな僕の判断は間違ってないと思った。
当初、ジャイアンの声優の人が桜木花道であることを知って、困惑した。
ジャイアンを襲名したからには、ジャイアンの色が付いて回る宿命をスラムダンクに持ち込んで欲しく無いと思った。
監督がリアリティを追求した結果、出刃庖丁を持った2mの巨漢が全国大会のコートに乱入する大事件はオミットされた。
桜木花道は終始、バスケ歴4ヶ月のフィジカルモンスターだった。
デニス・ロッドマンそのものだった。真っ赤な坊主頭が試合を引っ掻き回してた。
かつて緑川光が演じた流川楓も、味方にパスをしない異常プレイヤーだったし、寡黙なキャラに合った雰囲気さえあれば声優なんて関係なかった。
急展開過ぎる。
もう少しモーションキャプチャーの演技でスタミナ消耗の下降線を丁寧に描けよって笑ってしまった。
バスケットボールを描くに当たって、ボールのドリブル音、バッシュの音にしっかり拘りを持った演出をするのは明らかだった。
けど、屋外を歩くだけのシーンでも露骨に足音を鳴らすのはやり過ぎ。この一点だけは偏執過ぎる。まさに勇み足だ。
僕の記憶が正しければ、バスケのルールとして、敵陣のゴール下の台形ライン内に3秒間ずっと入りっぱなしだと、3秒ルールが適用されて相手ボールからのスローインになってしまう。
湘北高校のオフェンス時の桜木花道の立っている位置は台形内っぽいことが多い気がした。
桜木花道は何度も3秒ルールを食らってないとおかしいと思った。
渡米していた宮城リョータの出現にえっ!?と一瞬、頭が混乱した。
というか、この映画自体がスラムダンク奨学金のための伏線だったのか…と思った。
その中での90点だ。
100点じゃない理由は原作漫画を読まないと理解出来ないからだ。
当時、原作漫画を読んだバスケ経験者の親達は、この映画を観た感動を情熱に換えて子供と日が暮れるまで沢北の父親さながらの1ON1を続けるだろう。
原作者であり映画を監督した井上雄彦は、バカボンドのヒット後にどこかの寺の襖だったか屏風に直筆を描いて日本画の領域に進出した。
結果は散々。漫画は所詮は漫画であり、漫画絵が日本画と肩を並べることは叶わなかった。
かつて、日本映画界はアニメーション映画を日本映画として認めていなかった。
日本映画界が斜陽が限界点を突破した結果、映画産業を水増しするためにある時期を境にアニメーション映画を渋々受け入れた印象がある。
日本のアニメ界はファンタジー性や虚構に拘り過ぎている節がある。
だから身勝手に3.11を風化している扱いにして傲慢なアニメ作品で大プロモーションをしちゃったりする訳よ。
『THE FIRST SLAM DUNK』のようにモーションキャプチャーと2Dライクな3DCGを使ったリアルアニメーションこそ、次世代の日本映画だと思う。
ちなみに、小学2年生になる息子がいる。
高校時代は山王戦でメガホンを持っていた奴らのような惨めな3年間を送った過去のある僕は、子供に運動部の残酷さを味わせたく無いと思っている。
でも、たまに、自宅の庭でバスケットボールを使ってドリブルやパスの練習をして遊んでやってた。
昨年、小学校の七夕に「バスケがしたいです」と書いていたことを耳にした時は狼狽した。
で、今回の映画鑑賞は息子を初めての映画館に連れて行った訳だけど、感想を伺ったらバスケに目覚めなかったらしく、内心ホッとしている。
ここ数週間「沖縄の民意が無視されているのが問題」と言っていたブクマカたち
この週末で沖縄で選挙に負けて、どういう気持ちでいるんだろう。
ただ単に、「民意」がもはや自分にないと考えて打ちのめされているのだろうか。
そもそも選挙っていうのは、民意を自動的に反映する素晴らしい道具などではない。
選挙とは、むしろ多数決で民意の繊細さを切り落として、オミットして、本来の民意全体からかけ離れた結果を想像するためのものである。
民意とは、そもそも不可知なものだ。量子の波の動きのように観測できないものだ。
奴らは、アホなので過去の選挙結果を受けて、「基地反対が沖縄の民意である」などとヌかしていたが、絶対にそんなことは断言できなかった。今回もデニーが負けたからって、基地賛成が民意に転じたわけではない。