はてなキーワード: 末っ子とは
既婚の友人が当たり前のように子どもを産んでも、子供が欲しいと思えなくて、
理由を考えた時に母と娘の関係がキツかったからだと気がついた。
私の母は決して毒親ではなかった。
公務員でそれなりに働き、家事は父と協力し、教育にお金を惜しまなかった。
客観的に見れば良い母だが、人としての相性が私と合わなかったのだと思う。
今でも、保育園のお迎えにみんなは母親が来てくれるのに、私は祖父母であることが不満だったのを覚えている。
母は仕事をしていたし、私は三人目の子どもだったので、私が母に求める愛情と母が私に与えてくれる愛情は釣り合っていなかったと思う。
誤解されたくないのは、母が私を愛していなかったわけではないということ。
今となっては母の代わりに迎えに来てくれていた祖父母に感謝しているし、母も精いっぱいやってくれていたのだと思うけど、当時の私は寂しくて仕方がなかった。
ある程度大きくなると、自分が置かれた状況も理解し、妙に偏屈な子どもになった。
母は感情論の人だった。
私を叱る時、私が口答えをするとビンタをされた。
「そんな態度ならもう夕飯なし!」
と言われると、
「そうやって脅さないと子どもに言うこときかせられないの?」なんて言い返していた。
まごうことなきクソガキだが、別に間違ったことは言ってないと思う。
ちなみにこれに対する母の返答は
「言っても聞かないなら脅すしかないでしょ!」
だった。
大学生にもなると母とは程よく仲良くできるようになった。
そのまま結婚もした。
孫を楽しみにしている旨の発言もよくしている。
でも子どもを産みたいと思えない。
母は私がそんな風に考えているなど露ほども知らないだろう。
私はめちゃくちゃ漫画が好きだ。それで呪術廻戦を最近読んだ。食わず嫌いをしていたので、良くないと思って読んだのだ。多分120話くらいまで読んだ。
1週間前に一気読みした東京卍リベンジャーズの余韻冷めやらぬ中、わりと期待して読み始めた。
そしたら本当に面白くなかった。面白くなさすぎて、後半は面白さを探すために読んでいたが、途中で断念してしまった。以下面白くなかった理由。
1. 物語のフックが無い
私がこの漫画を読んで、魅力的に感じたのは、主人公の虎杖君だけだった。
超人離れした少年の中に、規格外の化け物が巣食うという構図がまず面白い(寄生獣を彷彿とさせる)。そしてその化け物も非常に圧倒的な力を持っている。チートみたいな能力を、主人公は最初から有している。
往年の少年漫画の主人公は、皆特殊能力を持ちながらも、それは徐々に目覚めていくものだった。ナルトしかり、黒崎一護しかり、ルフィしかり。であるから、最初からラスボスクラスの力を抱えている虎杖君の存在は私には面白かった。
ところが虎杖君以外の他のキャラには全く魅力を感じることができなかった。作中で登場人物がキラキラと輝くシーンが、読んでいて非常に少なかった。
全体的に、バトル、バトルの連続で、それは少年漫画らしくて良いのだが、それぞれのバトルに、"物語における引力"を感じない。
例えば、NARUTOの再不斬と白だったり、ハンターハンターのクラピカvsウボォーギンだったり、うしおととらの鎌鼬だったり、名作と言われる少年漫画にはそれぞれ強烈な印象を残すシーンがあると思う。それが呪術廻戦には無かった。
虎杖君と三兄弟の末っ子二人のバトルと、虎杖君と京都校のパイセンの友情バトルは面白かった。だが、サブキャラの戦闘シーンは総じて魅力的に感じられなかった。感動するような戦闘シーンはひとつもなかった。
2.五条悟に魅力を感じない
どうやらこの作品において五条悟というのはキーパーソンらしいが、読んでいて全く魅力的に感じないと言うか、彼を見ると、NARUTOのカカシ先生を思い出してしまう。"ミステリアスで銀髪で目を隠していて最強クラスの力を持ってる主人公の師匠(眼帯外すとイケメン)"。属性が似過ぎていて、カカシ先生よりもキャラとして魅力的に見えなければ私には厳しかったが、やはりカカシ先生を超えるような存在には思えなかった。
と言うこの漫画、ブサイクが一人もいない。一人くらい、ウソップとかチョウジとかパーやんとかそういうキャラがいても良いのではないかと思うが、ダメなのだろうか。それともこの漫画は、BLEACHやディーグレみたいな、ブサイクがほぼいないオシャレ戦闘漫画なのだろうか。それならば戦闘シーンに(上記二作品のような)圧倒的な華が欲しい。和風の作品なんだから(?)もっと墨とか使いまくって良い気がするんだがダメなんだろうか。
第一話から始まる虎杖君と器の関係だが、100話を超えてもマトモな対話をしていない事には正直驚いた。50話くらいで一度ガチンコ勝負するんかなと思ったら全然そんな事なくて、ハロウィンの日に宿儺が久しぶりに現れたかと思えば無双していって、結局虎杖君は器を乗りこなせていないままと言うか、どちらかと言えば器に良いように体を使われて泣いてるままで、いやそりゃ何の解決もしてないんだからそうなるやろと言うか……。
まとめ:自分にとって呪術廻戦が面白いと感じられなかったのはショックな事だった。爆発的に売れてる作品は面白い(でなければ売れない)はずで、その作品の良さを全く理解出来なかった自分が悪いのかもしれない。
これね。よく自己肯定感の話で親の育て方についてあれこれ言われているのを見るが
親がどんな育て方をしようがある程度大きくなって外の社会を知ったら女の子の自己肯定感なんかガリガリに削られると思うんだ
https://toyokeizai.net/articles/-/592147?display=b
「私、小学生くらいまでは自分のことをめっちゃ可愛いと思ってたんですよ。“可愛い、可愛い”って言われて育ったので。顔面に関しての自己肯定感は、かなり高かったと思います。それが、中高生になって容姿のことを考えはじめて、まわりのモテる子と比べると“なんか違う”と思うようになりました。さんざん言われてきた“可愛い”も言われなくなったし、きわめつけは進学のために上京したとき。東京にはあまりにも可愛い子が多くて、衝撃を受けました」
真波さんは高校卒業までのどかな地方都市で暮らしていた。近所づきあいでは最年少だったので、“みんなの末っ子”としてたっぷり愛されてきたという。自尊心も順風満帆に育てられた。ところが、おだやかだった海は“都会の美女”という嵐に見舞われる。揺るぎなく“可愛い”を指していたコンパスの針が、ぐるぐると回りはじめた。
わたしの話かと思った。
20歳になったとき、母親が記念にちょっといいカバンを買ってあげると言ってきた。
憧れていたブランドのカバンが欲しかった。もちろん予算を聞いて、その範疇におさまるものだ。
そんな有名ブランド物のカバンなんて、飽きて使わなくなるに決まっている。良い皮を使ったこっちのカバンにしなさい。有名ブランドでは無いけれど、絶対にこっちの方が長く使うから。
そう言われて「そうかもな」と納得して、その知らないブランドの良い皮とやらを使ったカバンを買ってもらった。
でも妹がいざハタチになると、妹が好きな有名ブランドのカバンを買ってあげていた。母親にそれとなく聞くと、「だってあの子言うこと聞かないから」と微笑んだ。
こないだ3人で話している時に、冗談交じりにこの話を伝えた。
「私もブランドのカバンが欲しかったよ〜」と笑いながら言うと、母親も妹もマズイと思ったのか「でも、値段は変わんないし!」「そうそう、同じぐらいのだったよね!」と慌てて言っていた。
妹は今でもそのカバンを使っていて、母親に「そのカバン使ってくれてるね」と言われる。きっと「なんであんたは使ってくれないの?」と思っていることだろう。
一人っ子と長男の家に末っ子として生まれたが、2人目の子は可愛がるな長女を優先しろという宗教にでも入ってるのかと思うほど蔑ろにされて育てられたので、育てられ方に親の価値観の影響はあると思う。
今でも恨んでる
https://anond.hatelabo.jp/20220827150947
↑これのブコメでそんな戯言宣ってるゴミ長女がいたんだけどwwwww笑wwwwwえwwwwwwない
私は次女で末っ子だけど親も姉も祖母も全員私をストレスの捌け口としか思ってないよ
小さい頃からずーーーーーーーーっとそう
特に姉は私をいくら殴っても蹴っても失明させても殺してもいいサンドバッグだと思ってるよ
だからいつもいつもいつもいつも暴力に対抗する為に暴力で強くなろうと頑張ってた
いつも通り私を蹂躙して私のベッドを占領して寝こけてる姉を包丁で刺して殺そうとしたこともあった
結局自分の人生を犠牲にしてこんなゴミクズ殺しても何の得もないじゃんと冷静になってやめたけど
今は毎日死にたい言いながら生きてるし理想の死に方は自殺だよ!
姉だけ産んで終わりにすれば良かったのに
親が強欲なせいで立派なメンヘラに育っちゃったよどうすんのこれ
このまま毎日鬱々とした人生過ごしてある日酔った勢いで首吊って死ぬんだな
何だったんだこの人生
全国、いや全世界で似たような家庭環境で苦しんでる次子以降なんて腐るほどいると思うけど少しも想像力ないの?
私より酷い環境で育った次子以降も掃いて捨てるほどいると思うよ
長子は次子以降の苦しみなんて一切理解できないということがよーーーーーーくわかりました
トラバの言う通りお前が悪いって切り捨てられたね!
私も長子で色々な事を我慢させられたが、そういやうちの両親も末っ子だった。我が子に復讐の矛先を向けて、兄姉に勝ったつもりでいるのかな? 現実には、両家祖父母とも末っ子を一番溺愛してたらしいけど。
私は末っ子だけど自分の長子にも末子にもなるべくそんな思いはさせたくないと思っているし、増田の親は末っ子育ちだからそんなふうなんじゃない、単に増田に甘えているだけだ。
妹が服用しているピルだそうだ。
それを母から聞いて家の中をめちゃくちゃにしたくなった。
センター試験を受ける数か月前、センター当日に生理がかぶることが濃厚だと察した。わたしはぶっ倒れたり動けなくなるほど重たい生理の諸症状を持っていたわけではないが、頭痛腹痛吐き気眠気には襲われる。親に「世の中には特定の日と生理がかぶらないようにする術があるらしいので、病院にかからせてくれないか」と言った。「行ってみなさい」か「そんなのダメ」と言われると思っていたが、どういうわけか烈火のごとく叱られた。「生理を病気扱いするな」「アンタの同級生でそんな子一人もいないよ」「センターの日をずらせばいいじゃないか(親はセンター試験を受けたことがないので仕組みを知らない)」「楽するな」などなどボロクソに怒鳴られた。なぜ怒られているのか。これは一体何の時間なのか。軽率に相談したことを心底後悔した。案の定、股から血を流しながらセンター試験を受けることになった。
実家の台所にあったピルは、旅行日に生理がかぶらないようにするため妹が処方を受けたものだそうだ。話を聞くと、これまでも何回か生理をずらすための処方を受けているようだ。就活の大事な場面、資格試験の日、そして大学入試。
妹がこれらのイベントを迎えるころには、わたしはもう実家には寝に帰るだけの生活を送っていたので知らなかった。妹は人生の要所で内臓を締め付けられるような痛みも、股に血液が張り付く不快感も、女子トイレの行列に対する恐怖も味わわずに済んでいる。
長年蓄積された負の感情が突沸したような気分だ。
両親はわたしと妹を平等に育てようとしていたと思う。習い事はほとんど同じものに通ったし、ふたりとも大学まで通わせてもらえた。
でも妹の方が甘え上手というかゴネ上手というか、親を困らせて意見を通す術に長けていた。だから姉のわたし目線ではなんとなく不平等に感じる場面も多い。
当時流行していたリュック、わたしがねだっても買ってもらえないが、妹は「これがないといじめられる!」と言えば買ってもらえた。
中学のジャージ、わたしは従兄のおさがりだったけど、妹は不登校になることをほのめかして新品を勝ち取った。
家族で行く外食先は、偏食の妹が店で「これおいしくなーい」とふてくされるのを恐れて全て妹の希望通りになる。
妹が事故で壊した車の修理費は、2回とも全額親が持っている。
終始こんな調子だ。
両親も妹の行動に困り疲れ果てた末に要求をのんでいたと思われるので、あまり責めることはできない。それほど妹のネゴシエーションは激烈だった。
だからこそ、これで平等に育てたと思われてるとちょっと納得いかない。せめて不平等であったと自覚してほしい。謝罪も補填もいらないから、せめて「わたしたち夫婦は姉妹のうち片方を優遇しました」と宣言してほしい。
書いていて思い出したが、親から「この家でひとりだけお姉ちゃんだからって、調子に乗っちゃいけないよ」言われたことがある。両親ともに末っ子として育ち、妹はもちろん末っ子だ。たしかにわたしだけが姉のポジション経験者だ。
親はことあるごとに自分が末っ子で苦労したエピソードを話した。服はいつもおさがりだったこと、食卓は戦場だったこと、悔しい思いを何度もしたこと。
もしかしたら、この家族の行動の根底には「調子に乗っちゃいけないよ」があるのかしら。姉という生き物は下のきょうだいに古い衣服を押し付け、好きなものを好きなだけ食べ、きょうだいを出し抜くことが快感である生き物だと思っているのかしら。
だから、妹には新品の流行の服を与え、好きなものを食べさせ、不自由ないように過ごさせるのかしら。こうしてやっと、姉妹は平等になると思っているのかしら。
さすがに穿った見方が過ぎるのは自覚している。でも、20ウン年間の積み重ねが、わたしのなかの実家像をどんどんゆがめていく。
結局、ピルを見て親の話を聞いて爆発寸前だった情緒は、長年かけて飼育されたお姉ちゃん人格によってシュルシュルと縮み、「妹ちゃんも大変なんだねぇ」などと思いやる言葉がオートで出てきた。
お姉ちゃんはきっと、この先も、この実家のメンバーがやることなすことに心を乱されては人格者のフリしてやりすごすのだろうな。
まあ、タイトルの通りっすわ。
数年前の話なんだけど、家族に急に、もう帰って来なくていいし関わらなくてもいいさよなら好きに生きなさい(要約)って言われて。俺実家出て隣の県の大学に行ってそのままその土地で就職したんだよね、そんで4年ぐらい働いたかな、年末に帰省して、年越してんじゃ隣県戻るかなーって時にそう言われた。
言われて俺意味わかんなくて、は?なにが?どゆこと?意味わかんないんだけどwww絶縁ってこと?www((o(^q^)o))って早口でいろいろ口走ってたと思う、多分、わかんねえあまりにも唐突すぎてさ。でもマジだった、家族の顔がマジだった、そんでそれ以降親からも兄弟からも一切連絡来ないし、こっちから連絡したら他人行儀な返事は来る。家族から一気に他人になった、マジ怖くて震えた。
今となっては、まあなんだ、わかるというか、確かに俺が100%悪いなってなってるから、励ましとかいらないんだけど、はあ、もう既に後悔と羞恥心とで死にそう、でも俺と同じ奴が出ないように書くな。
まず俺末っ子でさ、上に兄姉が3人いるのね、だからなんていうか甘やかされて育てられたのよ。親は仕事忙しかったけど上が面倒見てくれて、そしたら3人の上に構ってもらえると俺偉いみたいな、俺が中心、みたいな考え方になってた。もちろん親は普通に親してたけど、なんていうか兄姉から可愛がられるって自尊心でかくなるわー。
そんで思春期から絶縁されるまで一切大人になれなかった。例えば帰省した時に親が何食べたい?って聞いて来てさ、上の兄姉も思春期の時期はダイエットとか友達と食べるとかあったみたいだけど、高校生?の頃にはあれ食べたいとかそれは嫌とか、バイトあるから大丈夫とかちゃんと言ってたのよ。俺言えなくてさ、恥ずかしい気持ちもあった、甘やかされて子供だったから、今更そんな大人ぶれなくてさ。は?別に?とかダンマリとか、別にそれでいいけど?、みたいな、そんなことしてた。周りが気を遣ってじゃあこれは?とか聞いてくれても、あーはいはい、いいんじゃないみたいなこと返してた。
俺は家族の中だと1番ヲタクで、特に美少女系大好きでフィギュアとかも集めてるんだよね。兄姉はスポーツ好きとかゲーム好きとかアニメ好きとかあるけど、俺は兄姉や親の趣味には全く理解を示さなかった。逆に俺のことは理解しようとされてたけど、あれ機嫌取らせてたんだよな。だからあっちが最近このゲームがおもしろくて、みたいな話してくるとさ、興味ないとか馬鹿にしてとかで俺白目剥いてたんだよね。話聞いてねーよ、興味ねーよのアピールで。これ調べたけど名前ないからまじでただの俺の嫌がらせ行為なんだな、思春期のやつはみんなやることだと思ってた。まあ俺は20歳超えてもやってたわけだけどwww
趣味だけじゃなくて、一回家族で温泉行こうってなってさ、どこの温泉がいいとか話してて、来る?って聞かれて、行かないわけなくない?と思って、でも素直に言えないしなんで俺が来ないかもしれない可能性があんだよって思って腹立って、あーはいはい行きますよ行けばいいんでしょって返した。そん時一瞬シーンとなって、あれ?って思った。でもそのあと普通に群馬にしようって話になってて、俺普通にYouTube見てたんだけど、話聞いてる?って言われて、聞いてるしと思って、あーはいまあ聞いてますって返した、半分ぐらいきいてなかったけど。姉がなんとかって温泉がなんとかってアニメの聖地で行ってみたいんだよね〜って話してたから俺また白目むいた。またシーンとなった。そしたら兄に、だから聞いてる?って割とガチトーンで聞かれて、白目やめて、え?ああ、うん、聞いてます、って返した。温泉は普通に行った。
あと、家にいても飯食ってても家族で親戚の家に挨拶に行ってもずっとイヤホンしてた、社会人になってからは骨伝導使ってたから耳塞いではないけど、ずっとYouTubeの配信とか聞いてた。多分その間も色々ご機嫌伺いしてもらってた、俺全部ああそうとか別にとか白目とか聞いてなかったわwみたいなの繰り返してた。
親と兄姉だけが話してるのも気に食わないし、俺だけノケモノみたいな空気も嫌だったし、構って欲しかったし、俺の好きを察してやって欲しかったし。
まあそういう他人の気持ちを慮れない自己中心的なことを、俺が記憶してるだけだと中学生の頃からやってて、ざっと14年か?やり続けて自分で変わろうとか、兄姉みたいにそろそろ素直になろうとか思えずに、いつまでも草wwとかやってたら、とうとう縁を切られたわけです。
羞恥心で死にそう。
一回父にお前いい加減にしろって言われたけど、怒られたことが恥ずかしくて気に食わなくて、だってなんとかなんだもんゴニョゴニョみたいな言い訳した。今にして思えばあの時が最後だったのかもしれない。兄姉達が聞いてる?とか、どうする?とか別に行きたくなかったらいいんだよ、とか気を遣ってくれてたのに何も真面目に答えず、子供みたいに構って察して発揮してさ。父に怒られた時は、確かナイトズーに行こうって話をしてた時だと思う。兄は俺は動物園はいいやって言ってて、残りの兄姉は楽しそうって返してて、俺も普通に行く気だったけど、いつもみたいに俺に行く?って聞かれて、行くしと思って白目むいた。よく考えたら他の兄姉も行く行かないの答えは聞かれずともまずしてて、俺はいつまで経っても行く行かないの返事しないから聞かれてたんだよな毎回。当時の俺はなんで俺だけって思ってた。
まあそんなこんなで縁切られて数年経ちますが、帰る家もなくなりまして。別に戸籍がどうのじゃないけど、正直もう羞恥心で家族に合わせる顔がないんだわ。
結構家族でいる時にイヤホンしてる男の子見るけど、周りが変わるのを待つんじゃなくて、自分で家族に溶け込む努力をするんだぞ。親はいつまでも親じゃないし、兄姉もいつまでも兄姉じゃない。
本気で別に家族なんかどうでもいいって思ってるやつはいいけど、素直になれないとか、はっきり言えないとか、そういうのはな、気にしてるのはお前だけだ。家族は別に何も気にしてない、なんで言わないんだって思ってると思うよ。むしろ言わない奴に限ってこうしたかった、こうが良かったとか言うんだよ、俺のことな。
俺、こういうところが不愉快で注意しても治さないし、いい歳してもう何考えてるのかわからない、もう大人だから勝手に生きなさい(要約)って問題点だけ言われて、家族としてどうしたかったみたいなの教えてもらえなかったから想像なんだけど。
連休で世の中が帰省のニュースになるたびに思い出して羞恥心と後悔で転げ回っている。家族のこと好きだったし、いろんなところ行こうって言ってくれて嬉しかったのに、何一つ言わないできたからな。
俺もう2度とあの家で家族になれないんだって思うと虚しいwwwwむしろ笑い話にしないとと思って、やっと書けるようになったから書きに来たわけだ。
家族にネットスラングで話してる子供見ると、恥ずかしくて逃げ出してしまいますよ共感性羞恥ってやつですかwww俺も散々使って来た、困る親を見るのが楽しくてさ、そんなことも知らないんだ俺は知ってるけど、みたいなのもあったし。今じゃ思い出すと心臓がギュッてなるよ。
両親は共働きだが母親が家事を全てしていた。俺は家の手伝いをするどころか学校の準備からおやつに至るまで全て姉たちが争ってやってくれた。
その結果やってもらうのが当たり前になり、おまけに女性に甘えるのだけは一端に上等になった。大学時代に一人暮らしするも部屋は万年散らかしっぱなし(姉や母、当時の彼女が遊びに来てくれた時に片付けてくれた)だし、食事は多めにもらった仕送りで外食だより。
結婚するも、当然のようにモラハラマザコン非協力的夫(当時は自覚なし)となった。夫婦間で問題が起こっても母親と姉たちは完全に俺の味方なので俺に問題があることを教えてくれない(父親は興味なし)。当然すぐ離婚。
今にして思うと、「アレってカルトだったのかも…」となったから当時の思い出を書くことにする。
当時の俺は、就職に失敗して、なんとか契約社員としてゴミみたいな工場に潜り込んだ男だった。
とにかく最悪の人生を過ごしていたと言っていい。
まあ偏差値は50後半くらいで、イキってそこそこの大学に行ったけど、コミュ力なくて落ちぶれたパターンのやつな。
大体エスポワール号に乗る前のカイジをイメージしてくれればいい。髪型とかマジであんな感じだった。
そんで、ある日、工場の同僚が「たまには遊びに行きませんか?」と言ってきたので、友達もいなかった俺は嬉しくなって夜勤明けの日に街に繰り出した。
で、一緒に飯食ってる時に、夢の話になった。「やりたいことないんですか」的なアレだ。
俺は嘘をついた。「実は輸入業とかやってみたいと思っている」と。
実際は輸入とかには全く興味はなかったが、フェアトレードがどうたらこうたら、それっぽいことを言うと同僚は何だか、色んな言葉を駆使して俺の事を褒めてくれたのを覚えている。
「今度、そういうの応援してくれる集まりがあって、友達に誘われてるんだけど、独りじゃ心細いから一緒に行きません?」と誘われた。
実のところ全く俺は他人を応援する気はなかったが、褒められてうれしくなっていたので、二つ返事で「行く」と答えて、連絡先を交換した。
その週の終わりには、俺は近所の市営の集会所に呼び出されていた。同僚と、その友人を名乗る色黒、細見の眼鏡がいた。
大体10人くらい?の人が集まっていて、まず、名前と住所、仕事を書くことになっていた。
俺は嘘をついた。安アパートに住んでいるのが恥ずかしかったので、実在する地名に、適当なマンション名を書いたのだ。
ということで、会はスタートした。優しそうなおじさんとおばさんが主催する会で、「普段は地域でクリスマスパーティとかお楽しみ会をやってるんだよ」的なことを言って、チラシを見せてくれた。
「実のところ、履歴書に書くこと目当ての大学生の人も多いと思うけどさ」とおじさんが言うと、笑いが起きたので、学生もいたのだと思う。
話は大体、みんながどういう人間になりたいか、的なことだった。最初はみんな、シャイな感じだったのだが、おじさん達は優しく合いの手を入れてくれた。
俺も気持ちよく輸入業を目指す青年という大嘘を突き通すことができた。言いながら(輸入ってなんだよ)とか考えながら、なんかよくわからんがマレーシアから絹を仕入れるんです!的なことを言っていた覚えがある。
そもそもマレーシアって絹取れるんだろうかとか、まあ、わかりゃしねえよって気持ちだった。
同僚は不安げで、「なんか怪しい宗教みたいじゃないですか?」的なことをそれとなくツッコんだら、周りの人間も笑った。
「まあ、お寺とかは正直付き合いあるよ」とおばさんが微笑んだ。
まあ、俺も幼少のころ、近所のキリスト教会の集まりに呼ばれて、大福などを作って食った覚えがあるので、そんなもんだろうと思ったが、
同僚は「うーん」とか言いながら、こちらをチラチラと見てきた。俺は「まあ、宗教って根ざしてるからね。地域に」と言って知見を示すと、同僚は笑顔になった。
夢をキラキラした目で語っていたガリ褐色眼鏡は、、同僚に対して、「俺さんもこう言ってるし、怪しいところじゃないでしょ」とかなんとか笑っていた。
そんな感じで、一回目の集会ではやはり大福が出てきて、茶を飲んで終わった。同僚は、不安げに「来週も着いてきてもらっていい?」と聞いて来たので、
頼られていると感じた俺はやはり二つ返事で「いいよ」と答えた。
2回目の集会では、親子関係というか、家族とは何か、的な話をしたと思う。それで、親の仕事について話す機会もあった。
俺は嘘をついた。
「親が丸紅に勤めてて、三人兄弟の末っ子の俺は落ちこぼれたんですけど、やっぱり海外と取引したくて」と。
親父はゴミみたいな中小企業で働くサラリーマンである。丸紅ってそもそも輸出とか輸入とかしてんのか?まあバレやしねえよという気持ちで俺は親の職業を偽ったのだ。
ちなみに兄弟も余裕でいない。純粋に一人っ子だ。兄弟がいた方がなんかカッコいいかな、と思って嘘をついたのである。
で、3回目の集会にも俺は参加する、と言っておいて、当日になってなんかめんどくさくなったので約束を破った。
そしたら、職場で同僚は「ガリ眼鏡とおじさんが会いたがっている」的なことを言ってきたので、しょうがねえなあ、という気持ちで4回目の集会に参加することにして、
それからもちょくちょく、集会に参加した。お菓子が段々グレードアップしていたし、おじさんとおばさんは俺達をよく褒めてくれていたから、まあ悪い気分ではなかったからだ。
結論から言うと、6回だか7回目の集会で、俺達は仏の彫像と変な健康食品セットを買う事になった。
値段は合わせて5万くらいだったと思う。なんというか、どういう売り文句で買う事になったのか、全く覚えていなくて恐ろしい。
ガリ眼鏡はともかく、宗教に否定的だった同僚も、何やら買っていたので、俺も流されて買ったのだと思う。支払いは現金とローン、どちらでもよかった。
俺は嘘をついた。
「このくらいの値段なら余裕ですね」と。ちなみに当時の俺は貯金ゼロ。だが、まあ別に払えなくてもいいだろ、という気持ちで12回払いのローンを組んだ。
普通に頭金の何千円かはその場で払ったのだが、その後のローンは余裕で無視した。
その次の次くらいの集会で、「あの、ローンってどうなっとる?」と聞かれたが、「すみません、すぐ払います」と言いながら誤魔化していたと思う。
10回めだかそこらの集会で、俺達はビジネスとして健康食品や仏教グッズを売る流れに参加させられることになった。
まあ、読んでる人はわかると思うから言っちゃうが、端的に言ってマルチだった。
「これって絶対もうかるじゃん」的なことを同僚は言っていたのを覚えている。俺も当時は「これって絶対もうかるじゃん」と思っていたので、頑張るぞ、という気持ちになった。
その時、マニュアルを渡された。要約すると、『プロ3人~4人で囲めば、絶対にモノは売れます』的なことが書いてあって、台詞だとかも全部用意されていた。
「サクラを忍ばせて、疑問を投げかけさせます、そしてその人間を説得、納得させると周りも流されます」的なことも書いてあって、これはぜってー売れるな!と俺も安心したものだ。
次の集会で、俺は嘘をついた。
「もう3個契約取っちゃいました」と。正直、契約書の提出とかその辺がガバいのを俺は見抜いていたので、余裕で嘘をつけるなと思ったので嘘をついたのだ。
おじさんはものすごく褒めてくれて、集会が終わった後、こっそり俺にお茶を手渡しながら、言った。
「実は、この集会やるのも高齢化でさ、子供会とかもあんまり回らなくなってきたんだよね」と。かいつまんで言うと、俺になんとかという教団に入って欲しい、的な誘いだった。
俺は嘘をついた。
「ええ、勿論入りますよ」と。なんか当時はすでに俺に嘘をつかせまくるおじさん達に対してイライラする気持ちもあったので、「入るわけねーだろバーカ」と思いながらも、その場しのぎで嘘をついたのである。
おじさんは嬉しそうで、「最近、新興宗教とかみんな不安だと思うから、ご両親に挨拶させてくれ」と言ってきたので、
俺は嘘をついた。
普通に知らない適当な番号を書いて渡した。そもそも実家の家電とか、両親の番号とか、携帯には入っていたが暗記はしてなかったのだが、それを言うのが恥ずかしかったからだ。
その次の集会。
俺はおじさんとおばさん、それにガリ眼鏡と同僚に激ギレされた。
「なんで嘘ばっかつくの!?」と。
なんのことだ、と俺は心の底からビックリした。おばさんはヒステリックにキレていた。
「電話番号も、住所も、全部嘘やん!!!」と。俺は本当に何のことだかわからなくて、興奮しながら置いてあった煎餅を齧った。
「あとさ、ローンも滞納してるし、もしかして前に健康食品売れたってのも嘘だと不安になっちゃうじゃん」と、おじさんは優しいながらもキレてきた。
まあ健康食品が売れたというのは嘘なので不安もクソもないのだが、俺は気が付くと涙を流していた。
「嘘をついたつもりはないんです。言い方が悪かったならごめんなさい」と。
煎餅をひたすら齧りながら、俺はひたすら泣いていた。同僚とガリ眼鏡は、やはりキレてきた。
「いや、伝え方悪いとかじゃなくてさ、お金の話だからさ、そういうの、全部自分に跳ね返って来るぞ」だとか、「自分が輸入業始めた時に嘘つかれたらどう思う?」だとかだ。
ロジハラをかましてきやがった2人に対して、俺はやはり泣くしかなかった。
おじさんは、「まあ、本当、お金だけね。お金の話だから、払うところだけ払ってもらって。そしたら、全部忘れるからさ」と言って、話は決着した。
普通にその後、集会に行くことはなかったし、職場の同僚は会うたびに「金払った?」と聞いて来てうざかったので、1年間俺はそいつとまともに会話をせず、工場を辞めてしまった。
金はないので払わなかった。仕方ないね。
当時こそ、「俺が悪い」という気持ちだったのだが、今回の統一教会の話とかを見ていて、「ああ、俺って騙されかけてたんだな」とようやく感情の整理をすることができた。
冷静に考えると、同僚はその団体と元からグルだったのだと思う。
ガリ眼鏡も、同僚も初めから俺をハメるつもりだったのだ。「団体に疑問を投げかけるサクラ」そのものだったのだ。
俺は、運よくカルト、ないしはマルチだろうか。深みにハマる前に、先方がボロを出してきたので入らずに済んだ。
でも、アレはいかん。本当に騙される。人格や教養に関係なく、人と人が正しくコミュニケーションをしよう、と考える限り、絶対にハマる。
俺の経験がもし教訓になるとしたら、カルトにハマらない方法とは、
金を持たないこと、他人の話を聞かないこと、他人の話に真剣に答えないこと。相手に気を遣ったり、本当のことを言わない事だ。
みんなも気を付けて欲しい。
私自身の見た目はいわゆるフツメン(と思いたい)、牛丼でいえば並盛。
これと言って特徴もない。トータルでは能力的には大して高くない。
ただ運があった。田舎だけどインフラ関連自営業なので、実家が太かった。
5人兄弟の末っ子だったので、大人に触れ合う機会が多く処世術は幼い頃から身についていた。
個人の能力は平均点レベル、大学だって中堅(Fランではない)だが、運が味方して
転職した中書企業が数年で超大手に買収、吸収されて転籍して管理職になって、なんか年収高くなって。
でも貧乏性が根底にあるから贅沢もできない(こないだ奮発して5000円のTシャツ買った)
何が言いたいか、というと、個人の能力よりも環境と運に人生は左右されるんだな、と。