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はてなキーワード: 変動費とは

2020-07-05

anond:20200705111618

「全体が10の中の1だから答えは0.1ね。これを成り立たせる式は1÷10だ」

覚え方が間違ってないか

割合は全体を1として考えないと難しいぞ。

つのホールケーキを何等分するのか?っていう問題だ。

 

売上高10変動費が1の場合変動費率」

変動費率(%)=( 変動費 ÷ 売上高 )× 100

公式に当てはめると、

変動費率(%)=(1 ÷ 10)× 100 = 10 %

 

公式でなぜ100をかけるのか?

それは百分率(全体を百等分したらどれくらいの割合なのか)であらわしているため。

1つのホールケーキ100等分して何個分なのか?ってことな

 

10%を百分率ではなく割合の数値にすると、1を百等分(1/100)したうちの10個だから、0.01×10=0.1 となる。

 

理解できないなら、公式を覚えろ。

anond:20200705111618

Aに対するBの割合っていうのはAを1としたときにBはどれくらいになるのかって意味でしょ

売上高に対する変動費割合だったら、売上高が1円だったら変動費は何円?ってこと

売上高基準において変動費を考えたいわけだから

で、今、売上高10000円で変動費が1000円だったら、これをそのままスケールだけ売上高1円にしたいから10000で割ればいいでしょ

比率をそのままにしてスケールだけ小さくしたいわけ。だから基準にしたい数値で割る

日本人口に対する東京都人口割合だったら、日本人口が1人だったら東京都の人数は何人?ってことだから全体を日本人口で割る

あなたがわかっていないのは割り算ではなくて割合の考え方ではないか

anond:20200705111618

増田は割り算というより割合計算で躓いてる感じでは?

『○個のりんごを△人で分けたら一人あたり何個になるでしょう?』の延長で全部考えてるから混乱してる気がする。

例えば、売上高10変動費が1の場合変動費率を考えなさい、って場合だと、「全体が10の中の1だから答えは0.1ね。これを成り立たせる式は1÷10だ」って考えて式をたてる。

この時、無意識に『1は0.1が10個集まって出来ているもので、それを10等分するから答えは0.1』って考えてるのかな、と思った。

見当違いだったらごめん。

2020-04-26

中小企業内部留保

コロナの影響が大きい小規模企業の皆様、

夢じゃないかと思えるような糞みたいな状況での経営お疲れ様です。

その昔、地方中小企業経営をお手伝いする仕事をしていました。

過去の分も含め財務諸表を見る機会のあった会社は50社くらいあったと思いますが、

売り上げが半分の状態経営が1年もつ会社は5社くらいしかありませんでした。

小規模企業は1社もなかったと思います

1年もつ内部留保がある事がいいのかどうかは簡単には判断できません。

その業種の人的依存利益構造等に左右されると思います

ストレートに言ってしまますが、

小規模企業経営者の皆様は財務諸表を見る能力がありません。

マンパワーがなく、従業員兼務なので仕方のないことです。

なのでお手伝いする士業が存在する訳だし外部に依存するのは当然のこと。

その業種の専門性に長けていれば問題ないと思います

しかし、自社の必要利益資金繰り変動費固定費の額くらいは把握しておきましょう。

そしてそれが何を意味するのかしっかり考えてください。

アドバイザー税金を払いたくないとリクエストしたとき

即答で対応策(なしという判断も含む)を返してくれる場合

本当に自社のことを考えてくれているか、ただのアホのどちらかです。

ちなみに節税目的保険を進められた場合は9割9分地雷です。

保険会社出世代理店への報酬の影響がでかすぎます

保険の適正額」とは経営者が自ら理解して判断するものなので、

根拠なしに提示してきたら100%利己提案です。

会計事務所上記4つの説明を求めたとき

スムーズ説明できなかったときは乗り換えを検討するべきです。

あと中小企業庁のHPは暇があったら見ましょう。

2020-04-08

えんな

書いてある通りなら2店目とか夢のまた夢レベルだが、どんだけ変動費安かったんだ?(要はボッタクリ)もしくは実際は固定費激安?

メモ帳で何か伝える奴は基本嘘松。どうせなら店のブログかなんかで書け

2020-04-07

補償金の話

結局誰を助けるのが正解なん?

金が無限にあるわけじゃないし全員、全事業者に金配るとか論外でしょ?

安倍が言ってる通り毎日数百万の売り上げある飲食店に金配って、その納入業者には補償なしとかどうやったって公正な支援なんてできないよね。

そもそも固定費変動費バラバラなのに売り上げに対して補填っておかしくね?

ブコメは全員に金配れの大合唱で怖すぎるんだけど

2020-04-06

こんな状況だし月5万円で暮らしてるけど質問あればこたえるよ

月5万円で暮せばいろいろ楽ちん。60万円あれば一年働かなくて大丈夫。600万円あれば10年戦える。「5万円で暮らせるノウハウ」があれば、どんな状況になってもサバイブできるよ。

なお、住居費は別。地域差とか条件とかあるから

なにか質問があればこたえるけど、なければいいや。

月額明細

2019-12-07

忙しさと外食費の関係

年末も迫ってきて、家計簿を見返して「あ〜今年は会社天引き積み立て預金以外はあんまり貯金出来なかったな〜、この調子だったら、きっと積み立てで自らの半強制貯金してなかったら一銭も貯金できなかったな〜」などと思いつつ、最後の1ヶ月の支出予測をしていたら、結構今後の予測や貯蓄に対して影響力を持てそうな項目に気づいた。

それは「主観的な忙しさ」と「食費・外食費の関係」だ。

年収1000近傍または以上の中流上位と250万近傍または以下の余裕ない層の2つに分かれるはてなにおいて、こんなことを言うと双方から馬鹿にされるか攻撃を受けるかなんで心配だが、自分は大体その中間だ。

それくらいだと、食費の存在感結構かい

食費というのは必ず発生するが、その割には(家賃光熱費と違い)コントロール余地が大きい、固定費変動費中間のような性質を持っている。

自分はそんなに金持ってない割に、不味いものや単調なものを食うと気分が下がるので、食費は結構かけてしまう。

そこで今年の出費を振り替えると、当たり前っちゃ当たり前だが、主観的に忙しい時は外食費の割合が増える。

で、割合だけ増えて内容が置き換わるだけかというとそうでもなく、外食費が増えた時は、その他食費もそんなに減ってない。

これは多分、忙しい故に自炊をする余裕がないが、その状況だとかなり強いプレッシャーを感じているので、お茶とかお菓子とか嗜好品の購入も増える、またはたまの中食等も結構金をかけてしまうという事ではないかと思う。

通常、30%近傍の全食費/外食費が、50%を超えてくるとそういう傾向になり、金額にして月3万円〜3.5万円程の差になる。

3ヶ月続くと10万円程の差になり、結構かい

割合は結果を示しているに過ぎなく、原因は主観的な忙しさだ。

こういう事を振り返ってなにが良いかというと、3つあり、この様な「外食に頼る」という習慣は忙しく無くなっても一度身につくと是正するのが難しいので、自炊に戻して家計改善するきっかけになる、というのと、「あ〜、なんか無駄遣いして金が貯まらなかったな〜、俺ってダメなやつ」みたいな自己評価に対して「よくよく考えればあの数ヶ月は忙しかったし、たくさんの事を成し遂げた(あるいは準備した)じゃないか、金さえかかったが俺はまあまあ良い時間を過ごしていた」と自己認識ポジティブに捉え直すことができる事、そして幾分か来年の収支の参考になり不安が減る事だと思う。

大前提として家計簿をつける必要があるので、一定期間やらないとこの様な考察材料が無いが、始めないといつまで経っても状況って変わらないものだ。

なんか年の収支に自信がなく、12月になってモヤモヤする、そしてまだ家計簿をつけてない、という人には2020年の習慣として家計簿をつける事を勧める。

俺が外食費と主観的な忙しさ、そして自分が過ごした時間満足度関係に気づいた様に、重要な事に気づき、3年タームの生活の質を改善できるかも知れない。

原因がわからないことで悩んでいたり、モヤモヤに囚われた時間というのは質が低いものだ。

あ、1000万越えはそもそも食費の存在感そこまで大きくないだろうし、収支に対するメンタリティも違うだろうから、その場合家計簿の利用法などあればもっと幅広い層に良い知識提供できると思う。

あったら教えてくれ。

2019-10-26

ヤフーニュース新聞社に勝った理由

月に4000円払って広告付きのニュースを手に入れようと思う人が減ったからだ。

年間48000円、年収から5万円減ることに耐えられない人たちが増えたからだ。

携帯パソコンヤフーアクセスすれば刺激のある(アクセスを稼げる)ニュースがタダで(携帯代やプロバイダ代は見えていない)見られる。

月間4千円の新聞代はプロバイダ携帯に消える。だから新聞はそれに金を払える余裕のある人にしかまれない。

消費税が上がり続けると共に新聞の売上は減り続けてる。2009年から徐々に減り始めている。

それはiPhone3gsの登場とも重なっている。

顕著なのは2012年からで、それはLTE対応iPhone5と重なる。

新聞社が負けたのはヤフーじゃない。

実質賃金の減少に負けたんだ。

増税されても月収が増えないことに負けたんだ。

新聞が負けたのは世論と、政治だ。

新聞が闘うべき相手国民可処分所得を減らす政策世論だ。

全体的に貧乏になっていってるから固定費が削られてるだけだ。

車はカーシェアにしたら駐車場だけで月2万、年間24万浮く

新聞ネットニュースで年間5万浮く

固定電話携帯にしてしまって年間2万4千浮く

NHKタダ乗りで年間1万5千浮く

固定費だけじゃない、変動費についてもどんどん削らるサービスがウケていく。

服はユニクロシマムラ、ファストファッション

携帯mvno

家族旅行バーベキューキャンプ

飛行機LCC

100円ショップ

外食は持ち帰り

ビールは発泡焼酎

シャンパンスパークリングワイン

新聞は戦う相手を見誤るな

2019-09-01

anond:20190901153333

12万くらいかなあ

毎月の固定費変動費がチャラになれば生きていける

趣味お金は含まない

2019-02-01

4歳息子が10万円ほしいよねって言うようになった

夫婦お金に対する考え方が

私(妻):「将来の為、とにかく貯金したい」

夫:「今やりたいことを我慢して、理由もなく貯金するなんてバカバカしい」

って感じで違ってて、折衷案で

・夫の収入生活をする(光熱費ネット代、住宅ローン保育園等の固定費変動費10万円)

・夫は自分収入から好きなだけお小遣いとして使っていい

・妻の収入は全額貯金

・妻が個人的お金を使う場合は夫に相談

家事育児は妻負担

ってなったんだけど、

夕食が気に入らないとか家事で手を抜いた、等で

段々変動費10万円を渡すのに渋るようになったんです。

ちなみに10万円は現金でもらってます

なので、毎月、夫に10万円下さい!!!って土下座とかの茶番をしてたら

それを見てた4歳息子が一緒に土下座したり、夫がいないときに「10万円、ほしいね」とか

10円取り出してきて、「ほらお母さん、10万円みつけたよ!あげる!」と言い出したので

なんか、こういうのやめたほうがいいかな~~~~って思うようになってしまった……。

息子もふざけて楽しんでるのかな…それとも喧嘩だと思ってるのかな……

ちなみに変動費10万円

食費 3.5万

日用品0.5万

外食 2万

レジャー 1万

子供費用(被服、おむつ保育園等もろもろの費用)1.5万

医療 1万(皮膚科とか歯医者とか)

その他雑費 0.5万

で考えてるんだけど、四人家族で10万ってつかいすぎなのかな・・・・・・

2018-12-19

講師謝金の上限について

公の仕事講師謝金には上限があり、国の場合1日17,700円。そのせいで、高額な謝礼を必要とする講師を呼びたかった文部科学省官僚監督企業におねだりしたニュース

https://www.asahi.com/articles/ASLDL5QBTLDLUTIL045.html


行政の末端に関わる仕事をしている立場で言うと、これが行政不正を生むという意味批判されるのは当然だと思うが、上限を単純になくせばいいわけではない。

記事にもあるが、今回の講師議員からの紹介である。つまり、上限を無くして莫大な講師料を渡せるようになると、今度はバックマージンなどの腐敗が発生する土壌を作ることになりかねない。講師の質よりも紹介者の政治力が優先されることになれば、金額が大きいだけ国民の損失も更に大きい。

では、その講師が適正であるか無いか審査すればいいだろうか? すぐ思いつくことだが、審査するコスト自体が莫大である

今回の件を公金で支出するには、「講師を呼ぶところまで含めた委員会の設置・運営自体アウトソーシング」する方法がある。つまり土木工事のように丸ごと1件で見積もり・入札させることによって、過剰な支出に歯止めをかけるやり方だ。土木工事ならそれもいいだろう。しかし、教育のように、日々その内容が変化し、コストもその効果検証も難しいケースでは、これもあまり現実的ではない。


正直、教育予算場合には、「固定費はいくらいくら変動費については総予算の○.○パーセントとする」と決めておいてくれたらよいのではないか不正不正で糺すべき。だが、予算効率的運用に支障を来しては本末転倒である

2018-12-13

傷病手当やばい

給料2/3になるのに税金保険料はいつもどおりひかれるから残り10万ちょいしかない

そこから固定費変動費に加えて病院代お薬代がかさむからカツカツすぎる

貯金がなかったらやってけない

まあ働いてないのにプラマイゼロ生活できるレベルってだけでも贅沢なのかもだけど

2017-08-06

派遣会社従業員を転籍、元の職場派遣」?

日本経済新聞ニュース

従業員を転籍、元の職場派遣 リンクブレイン (2017/8/5 1:00日本経済新聞 電子版)

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO19693990U7A800C1TJ1000/

人材派遣リンクブレイン東京千代田)は顧客企業従業員部門プロジェクト単位で転籍させ、派遣社員として元の職場に送り込むサービスを始める。従業員には転籍前と同額の給与保証する。利用企業人件費変動費にできるほか、派遣人材の質に悩まされなくなる。事業再編のペースが速いIT(情報技術業界ゲーム業界での利用を見込む。

新手の派遣ビジネスのようです。ちょっと意味がわからないですよね。

従業員派遣社員として従来通りの仕事内容、給与で働く。

重要な点が抜けています従業員の「身分」は「派遣社員」に変わるのですね。

ITやゲーム業界事業の入れ替えが速く、突然の事業撤退従業員が職を失うこともある。働き手はこうしたリスク回避やすくなる。

ITやゲーム業界って言いますが、こういう書き方をされると、知らない人は「そうなんだね」と思ってしまいそうです。

実際に事業の入れ替えが速いのは、いわゆる中小ベンチャー色の強い企業だけです。

実際にこのサービスを利用する企業は、上記のような業界だけではなくなるでしょうね。

労働者側にもメリットがあるように書かれていますが、メリット特にありません。

2016年雇用者のうち、非正規雇用は全体の4割に迫る。非正規正社員化する企業が増えているが、逆に一つの勤め先に縛られるのを嫌がるなどの理由正社員よりも派遣を選ぶ人もいるなど働き方は多様化している。

実際に、「正社員では働きたくないので派遣社員で働いている」という人は、どれだけいるでしょうか。

ほとんどいません。

労働者派遣法悪用に近いものですね。(無論、違法性はないのでしょうけれど)

2017-02-26

喪主喪主ホットライン

あみんお尻の拭けなかったお(兄|じ)さんだよ。

俺も歳をとったね。うんとった。どれくらいとったかというと母が死んだくらいとった。

そうなんだよ、この前母がなくなったのね。

みんな知ってると思うから言うけど、俺一人っ子なのね。

もともとは姉がいたけどいろいろあって今は一人っ子なのね。

でほらさ、うち一家離散しちゃってんじゃん。

父母姉俺だったけど、

はいろいろあっていなくなっているし、その十年後くらいに父母は別居して、

父と実家に残った俺は、けっきょく父が嫌んなってさ、大学卒業してすぐ東京出てそれっきりって感じじゃん。

だけど俺においては両親の連絡先だけは知っててさ。

「だけは」っていうのは文字通り「だけは」でさ。

連絡なんて5年に1度もしなければ、実家に帰る、別居先に会いに行くなんてことも当然なくてさ。

まあ不完全ながらも一家離散しちゃってるわけですよ。

数学も離散したの扱っていこうぜってジャンルあるらしいし、

「家族」って形式にもそういうことってあってもおかしくないわけさ、ってのがあってさ。

あいいや。

でだ、喪主をすることになるわけですね。

配偶者がやるパターンってのもあるわけだろうけど、

ほら、母と父は別居状態からである俺がやる流れになるわけですね。

個人死生観は「死人に口なし」という感じの考えなので、

葬儀」というものは畢竟親族のためにあるんだ、ってな勢いで考えていたわけさ。

ほんとに非情に思えるかもしれないけれど、これはけっこう本心なんだよね。

お金の話しようか。

喪主っつったって単に火葬しておしまいなんて話だったらそこまでお金からないわけじゃん。

それでいいじゃんって思ったわけですよ、当初は。

だってそんな金もってるわけじゃないし、葬儀屋みたいなのいい噂聞かないしさ。

「こっちは一人っ子だし喪主だ」なんて大義名分背負ってるから

その俺が「そんな大層な葬儀必要なくね」って思ってんだからいいだろって思ったわけですよ。

でもまあ「そうじゃなかったしそいつはちっと浅はかだったかな」って話をするね。

母が死んだ病院ってのはもともと母の勤め先だったんだよね。

これは俺、その場で知ったんだ。

というか彼女がどこで何していたか、出ていったあとの20年くらい詳しい話を俺は知らないんだよね。

からああそうなんだって思った。

で病室片付けたあと遺体葬儀場の霊安室に運ぶって段になったときに、

病院関係者が、つまり母の元同僚が見送りに来てくれたのね。

忙しい病院だよ。そんな暇ないはずなのにそれだけでも十数人くらいは来てくれたのね。

俺はまったくあったことない人だよ。

でも俺の母のことを思ってきてくれて涙をしているというのを目の当たりにしたときに、

なんか俺は間違っていることをしたんじゃないか、しようと思っていたんじゃないかって気になった。

整理するね。

俺の死生観ってのはこの状況を見ても実のところ全く変わらなかったんだけど、

でも「葬儀」を私物化してた、しようとしていたことは間違っていると思えたんだよね。

だって離散家族なんだよ。

その「家族」のいままでなんもしてこなかった「息子」とやらがいきなり現れて、

喪主」という大義名分を振りかざして、

今ここで見送ってくれている人たちをないがしろにしていいのかなって思ったわけですよ。

「ああこれ俺たしか喪主なんだけど、これはこの人達代理でやるべきなんだよな」

とか、もっと言えば

「この人達こそが葬儀運営したいんだろうけど、世間の仕組み上、確定された『喪主である俺に一任する他ないんだよな」

とか感じたということなんだよね。

「何をすべきか」がわからいからこういう状況になっちゃってんだけど、

でも「これしたらまずいよね」はさすがにわかるんだよね。

たぶんこの場に見送りに来れない人もいただろうし、

遠くからでも葬儀に出たいという人がいるかもしれないだろうし。

いやあったこともない人たちだし、そんなもの憶測しかないんだけどさ、

でもそれで誰かの、少なくとも母と時間を共有した人の人生を、不容易に傷つけない方向で考えるべきなんだろうね、

って思ったんですよ。

それじゃあ喪主の話するね。

1. 葬儀プラン決める

2. 返礼品オプション外す

3. その分通夜ぶるまいはする

4. 葬儀連絡を母の知人にする(98%くらい、俺は全く知らない人たちだ)

1. は一番安いのにした。そこは本質関係ないと思ったから。

今回はこの場を設けることが重要でありミッションだったからね。

2. は礼を失するという話があるやもしれんけど、

思い出してほしいのは「今まであなたが参加した葬儀で返礼品あったか

「なかったとしたら別感情を抱いたか」ってことなんだ。

で俺個人としては「そんなこと気にする人いないでしょ」って結論だった。

あとお金の話(大好きなんだ)すると、

香典平均5000円/1人」って情報葬儀屋から聞いていて、

その計算すると「香典5000円 - 返礼品2000円 = 3000円」とかになるわけ。

しか葬儀屋は「返礼品は日持ちするからキャンセルありで補充可能」って感じで、

バンバン持ってこようとするわけ。

どうなるかっていうと会葬者x2000円の出費が変動費で乗ってくるということなんだよね。

これだと費用読めないからさ、なのでやめてくれって話にしたんだよ。

3. は2の逆なのね。これは費用が読めるんだ。

人数分の食事がでればいいわけだし、

香典はこっちに当てさせてもらうほうが正しいと思ったんだよね。

葬儀」って多分悲しむよりかは同窓会的に楽しい会話の中に、

故人を登場させてもらうって場所なのかなって思うんだよな。

からここをケチりたくなかったというのはあるんだ。

4. これが一番たいへんだったこと。

なのでお前さんがたが喪主をする側か亡くなる側かはしらんけれども、

とにかく「葬儀呼びたい人リスト」はつくれといいたい。

まじで。

このご時世メーリングリストで一発やんか。

なんで年賀状あさって簡易住所録つくって、

ちょっと誰呼べばいいか分かる人いませんかー」ってプチ個人情報漏洩しなきゃいかんのじゃ。

はいえ、これを難儀するのは俺が親不孝だった証明しかないですね。

という感じで式に臨んだ結果、120人くらい来てくれたわけだ。

最期最期まで母のそばにいてくれたような人や、

前日御見舞きて「花見行こうね」って言ってくれた人を、

とりこぼすことなく呼べたのでよかったという感想だった。

この期間中、よくしてくれた母の元同僚の方にも「ほんとうによかった」といってもらえた。

この言葉聞いて、人として危うい選択をするところだったけど、俺は間違わずにすんだかな、と思った。

自分自分の尻をふけるような大人になりたい」なんて言ったけどさ、

まだまだ全然拭けないよね。喪主なんて助けてもらってばかりだったよね。

最後に言いたいのはね、こんな俺が言うのもあれなんだけど、

「家族」一般的にも実質的にも大事かもしれないけど、

「同僚」や「友達」以上の存在でなければならないってことではないと思うのね。

逆説的に言えば「家族」以上の「同僚」や「友達」がいる形はあっていいんだよね。

それらは比較するべきでなくて、並列に存在して全部大事でいいんだよね。

から家族離散」してるからといって「家族葬儀を簡略化していいってわけじゃない」ってこと。

俺はそれを今回知れたってことを、みんなに教えたかったんだよね。

2016-08-11

おい、美容師。全部リクルートのせいにしてんじゃねえよ。頭がめでてえな

b:t:5088518

http://b.hatena.ne.jp/entry/blog.livedoor.jp/nwknews/archives/5088518.html

 

これめちゃくちゃブクマついてるけど、何コレ?何でブクマも1もリクルートのせいにしてるわけ?

そもそも1の業界構造認識が頭悪すぎるし、誰の入れ知恵かは知らねえがリクルートのせいにしすぎだろう。

美容業界市場規模は2兆1658億円で、この1の主張通り、50%中間業者だとしたら1兆829億円が中間業者リクルートなど)の売上というわけだ。

 

待って待って。理美容業界従事者数は72万人なんだぜ。

もし本当に中間業者が半分抜いてたとしたら、一人あたり148万円しか残らない。

そして148万円の中から固定費変動費を削ると・・ってそんなわけあるか。

完全にリクルート側は風評被害だろこれ。

そもそも1のスタンスが、「俺は独立するけど、この業界を”誰か”どうにかしてくれ!」というポジションなのが腹立たしい。

 

あと、美容室が結束して集客して美容業界を変えよう!とか言ってるけど、結束するだけで集客出来るなら、そりゃしますわ。

ホットペッパービューティ2001年創刊したんだけど、

その1年前の2000年美容室向け椅子シェア1位の会社が発起人としてRasysaという美容ポータルサイトを立ち上げてる。

美容室が集まって組合的に立ち上げたサイトだけど、みんな、知らないよね?存じ上げませんよね。

 

結局ポータルサイトなんて、いか広告費を投じるかが勝負なのに、広告を大きく投下する判断をしなかったから知られてない。

一方でリクルートは垂直立ち上げのために広告費を大きく使い、ビジネスを立ち上げた。

ただ、それだけの話。

リクルートなんて、ホールディングス全体で年間900億円も広告突っ込んでくれてるんだぜ?

単にホットペッパーさんが世間広告を打って、美容室にお客さんを呼んでくれた。それだけの話。

 

ちなみにホットペッパービューティネットポータルにおけるシェア86%~92%程度と噂されている。

ホットペッパビューティの一番高いプラン半年パックは月額57万円(去年は36万円?)

この価格帯にも関わらず、去年は30%の値上げをしてるし、過去に何度も値上げを繰り返しているが、お客さんは離れない。

独占状態での値上げは独占禁止法優越的地位の濫用)に当たらないのか!とのお声もありますが、需要があるから値上げしているだけ。

まさに力は大きくなっている。しかリクルートライフスタイルの中でも未だにビューティ部門は年次115%ほど成長してるオバケ事業だ。

 

ホットペッパービューティのせいで安売りが加速していると嘆いてる。であれば法律動かせよと思う。

過去美容業が不衛生では電線病が流行るという理由法律によって価格競争が起こらないように守られていた。

実は今もその法律は生きてる。「生活衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関する法律」という法律だ。

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S32/S32HO164.html

 

1のいうような組合が各エリア存在している。その組合が「健全営業を阻害するような価格営業している美容室がある」と厚生省に言えば、他社の営業方針に関して勧告を出せる。

価格是正指導に命じるように伝えることができ、命じない場合、50万以下の罰金請求される(ホットペッパービューティより安い!)

と、まあ国でも「価格競争を起こすと美容室衛生状態が悪くなるからある程度守るよ」という法律存在してるのだ。

1やブクマは「リクルートが悪い」と言うんじゃなくて、もっと大きな視点物事をとらえてくれよ。

 

そして、リクルートにも功績はある。欧州欧米美容室ネット予約比率は1%に満たない中で、唯一日本10%を超えてる。ネット予約先進国だ。

電話とらなくても済むようになったんだよ。素晴らしいじゃないか。俺は電話苦手だからすげえ助かる。

 

長々と書いたが、最後に言いたいのはリクルートは2.2兆円市場の理美容業界において、たった460億円しか売上がないんだぜ。50%は言いすぎだ。

2015-06-12

子供お金のあるケース

http://anond.hatelabo.jp/20150209160615

http://anond.hatelabo.jp/20150211024020

ちょっと古いんだけど、子供お金の話が書かれた増田を偶然見て、今3歳娘と0歳息子が居るアラサーの現状でも書いておく。

自分スペック

男 アラサー

結婚5年目

年収750万

まれも育ちも都内

妻 育休中で復帰予定

出産費用

上記の増田の通り、出産費用はたいした金額じゃない。

保険にキチンと入っていれば、切迫早産などによる入院費用にも対応できる。

子供の通院費用

確か都内高校生まで?は無料。どの自治体でも病院に行くことが多い未就学児までは無料と聞いている。

一方で、予防接種の中に任意のものがありそれはお金がかかる(5000~10000程度と聞いている)

高いなとは思いつつも、その値段で病気になるリスクが減らせるなら安いもんだと思うようにしている。

雑費(固定費)

ベビーカーとかチャイルドシートとか布団とかそういうのは、そこそこの値段がするし値段の幅も大きい。

使用頻度との兼ね合いもあるし、友人などからベビーカーなどはもらえる可能性があるので、気にするほどじゃない。

娘の方は布団も安いのを買って1.5歳くらいになったら大人と一緒の布団で寝るようにした。

よって、気にするほどじゃない。

雑費(変動費)

食費、オムツ洋服系などは家計圧迫ほどではないが結構負担感がある。

食費

母乳なら無料だし、ミルクでも週1-2000円程度。

離乳食期にレトルトを使うと2-300円/食かかる。(疲れているときや忙しいとき結構使ってしまった)

離乳食終わっても、納豆の消費量が1日1箱から2箱に増えたり、偏食対応のためのレトルトだったりと大人二人の時の1.2倍くらいはかかっている。

後、我が家外食が増えてしまったのでさらにかさむ要因になっている。

オムツ

これも地味にかかっている。我が家の近くでは1パックで1200円程度。

3歳の娘はトイレトレが終わりそうなんでやっと使用量が減ってきたが、今までは週に各1パックずつ使っていた。

1200円*2個*4週=10000円

それくらいはかかる。布オムツなどはめんどくさくて対応できない。

洋服

これは増田に書いて有るとおり、西松屋などの安いところで買えば1シーズン1万以内で済む。

センスとかブランドとかそういうのが気にならなければシーズン毎の負担は少ない。

一方で、基本毎年洋服はすべてが入れ替わるので毎シーズン買うことになるから定期出費となる。

タクシー

これが結構かかっている。(1万程度かかった月もあった)

都内なんで車持っていない。出かけて天気悪くなったり子供寝たり買い物をたくさんしてしまったりするとすぐ使ってしまう。

保育園の送りに手間取って最寄り駅までタクシーとかもある。

学費

これは、書いて有るとおりバラツキも大きいし一概には言えない。

保育園

我が家共働きなんで保育園必須

それでも認可に入れたので月4万程度で済んでいる。

妻も緩く働いているので、延長や二次保育が不要

二人目は少し安くなるし、2馬力で働ければなんとかなると思っている。

小~高校

私立は難しいかな。高校から私立でなんとか耐えられそうな印象。

自分給与行方次第。

学資保険増田が書いてあるような物に入っているし、子ども手当は全額貯金している。

大学

都内在住なんで都内大学実家から通ってほしいと思っている。

地方場合学費以外に仕送りが有ると思うと卒倒する。

国立なら地方ありだけど、私立なら絶対都内にしてほしいと今は思っている。

習い事

これはどの親も悩んでいると思う。

我が家はそろそろ運動系を考えているが、夏くらいまでは区民館のプールなどでしのぐ予定。

正直、保育園同級生の動きを見ている。

たくさんやらせ必要はないけど、1つくらいはやらせたいと思っている。

総括

自分が年齢の割には年収が高い方なので助かっているに過ぎないと思っている。

世の中のアラサーの平均かつ都内かつ1馬力とかでは確かに厳しいかもしれない。

一方で、案じるより産むが易しということわざにあるように産んでみればなんとかなる。

の子供と比べたりしなければたぶん大丈夫

もっと子供が増えてくれると良いなと思う。

そもそも損益分岐点の話をしておくべきか。

そもそもも、なんか損益分岐点が変な使われているので、なんとなく、解説をする。

分かってる人は見なくて良いよ。と言っても、みじかく済ませる。

そもそも、損益分岐点商売をやる人のための一つの指標だ。

商売基本的に単純だ。費用を掛けて、売上を上げる。たとえば、なにか商品を作って売るみたいな、単純な形を考えてほしい。

費用は、「場所づくり」と「商品を作るためのコスト」に分けられる。場所づくりは固定費と言われる。いくら商品が売れようが、その費用は変わらない。一方、商品をつくるためのコスト変動費だ。変動費商品が売れるだけ掛る。

一方、売上だ。売上は、商品が売れたとき収入だ。売れれば売れるほど、上る。ざっくりとしてるが、概要はそんなもんだ。

さて、たとば、なにかお店を始めようとしよう。最初は知名度とかも無いので、モノが売れない。売れないので、変動費ゼロだ。売上もゼロだが。固定費けがかかる。なので赤字だ。

さて、お客が増え、売上が上がって行ったとしよう、そうすると変動費も上る。通常は、原価を超えるような定価を設定しないため、売上があがっていくと、売上が費用を超える。そのときの点が損益分岐点だ。

損益分岐点議論重要なのは時間」だ、いつ売上が費用を超えるのかだ。それによりファイナンス戦略が変わってくる。

元の結婚だののエントリ損益分岐点意味が分からない。

2015-01-23

http://anond.hatelabo.jp/20150123103953

DLC価格設定がおかしいとは言ってない

価格に見合った内容で面白いコンテンツなら、お金払って楽しめばいいっていうのは当然だ

ただ、固定費ソフト本体)と変動費(追加DLC)というふうに考えた時に、

ゲームを十分に楽しんで遊ぶのに変動費がどのくらいかかるのかを見越しておかないといけないような構造に不満がある

2014-08-15

http://anond.hatelabo.jp/20140813235858

面白そうなんで、便乗して私も再生に絡んだ1件を。

2008年から201X年まで携わりました。若干のフェイクを入れてます

 

事業内容:IT受託開発)。大手SIerの一次~二次

社員数:100名前

拠点首都圏に2箇所、地方に2箇所

・売上:10億~15億

 

  

社長以下もともと金感覚が甘く、

プロジェクト単位でも多額の赤字が発生しており、

積み上げるとどう考えても会社として真っ赤なはず。

  

しかし、なぜか(笑)銀行から受けられていた融資が、

リーマンショックに際して貸しはがし(笑)に合い、

資金繰りが急速に悪化

 

 

<やったこと>

金融機関に返済猶予のお願い →直近の倒産は防止できた

売掛金の流動化と手形の割引 →資金繰り改善した

・取引先にプロジェクト開始時に着手金の支払を依頼

 → 資金繰り改善した

 → もちろん「着手金」は難しい会社もあるのでそこは色々と

プロジェクト毎の採算性を厳しくチェック

 → カラ残業が発覚&激減し、採算が向上した

  → 不良社員解雇&残存社員士気向上につながった

地方拠点の閉鎖 → 地方の低採算案件から撤退。もともと地方拠点なんて不要な規模だし

・下請先の開拓 → 割安な下請けを探すことで、固定費変動費化を進める

給与体系の変更

  → 一部社員裁量労働制適応

    (たぶんコメントでは「どうせ仕事量が多いんだろ」と批判されると思いますが、否定しません。

     上限付き残業代とどちらが良いのか従業員と話し合った上で、こちらを選択しました。

     もともとの給与水準が高かったので、彼らも「現状のままはヤバい。でも転職は面倒なので仕方ない」という認識だと思います

  → うちもTKCデータを出して、他社と比べていかに採算が悪いか、給与が高いかを説明しました

 

 

<やろうとしたこと>

役員報酬カット → 親族の名ばかり役員がゴネたため実施せず

自社ビルの売却 → 市場感最悪。証券化も考えたけど、手間暇考えても割が悪いため見送り

 

  

<んで、現在

拠点は1箇所、売上と社員数は半分になったけど、利益率はリーマンショック前の10倍まで改善(前が悪すぎた…)。

自分の手が離れた後も借金を返し続けて、ついに昨年度に債務超過も解消したみたい。

 

まぁでも親族の名ばかり役員がまだ居るところを見ると、

のどもと過ぎれば何とやらで、またやりかしそうな気がする…。

 

 

<追記>

・悪質なカラ残業を除いて指名解雇はしてません。でも地方拠点閉鎖=実質解雇とは思われてるだろうなぁ。

 引越会社負担で転勤のオファーはしたけど、乗ったのは1割以下だったし。

2014-04-26

http://anond.hatelabo.jp/20140426111556

累進課税とか、固定費変動費の問題があるから

低賃金で人がたくさんいるのと、高賃金で人が少ないのはイコールじゃなくね?

福祉とか生活保護とか少子化とか、いろんな問題が絡むし。

 

経済流動性の問題に、経済流動性が引き起こす社会問題に因る経済へのフィードバックを含めるのを忘れてる。

経済は必ず社会に影響を及ぼして、影響を及ぼした社会からの影響を受けるからイコールじゃない。

2013-11-16

バカか・・・固定費でなく変動費でも規模に対して費用は逓減するだろ

http://anond.hatelabo.jp/20131115132145

から変動費でも規模が大きくなれば費用割合は低下する。

募金事業で100億を超えながらまだ費用割合20%近いなんてありえんわ。

2013-11-15

ひろゆき日本ユニセフ(略)二言目いっとくか

言わずもがなだと思ってたんだけど、ブコメで疑問や批判として書かれてたので、いくつか追記しとく。

「なんでアグネス黒柳徹子の口座を書かないの?」…A:アグネス自分の職務に忠実なら、当然そうすべきだから

まず、アグネスはなんで黒柳徹子の口座番号を書かないのかという話なんだが。「日本ユニセフ協会大使であるアグネスも、グローバル組織親善大使である黒柳徹子への個人口座へ入金をすすめるのが当然」という理屈…これ、自分会社に置き換えてみたらどう考えても筋がおかしいことだってわかるでしょ。

アグネスの主たる職務は、自分所属する日本ユニセフ協会プロモーション寄付金集めなのであって、その活動の成果を、任命組織じゃなくて親組織の側のエージェントである黒柳徹子に直接フィードバックせよ、っていうのは、あるグローバル企業日本支社の営業マンが、自分の足を使った営業活動の末に取ってきた発注案件を「値段少し安くなるんで、本社直轄でやってるグローバルECサイトで飛び込みの新規客として注文しといてくださいね〜」って言うのと同じだ。

当然、そのぶんの営業成績は自分にも日本支社にもつかない。自分部署PR・営業・啓発活動のコストを持ち出しにして成果だけは別セクションにつけちゃうわけだから、控え目に言ってただのバカ、悪い言い方をすれば職務倫理違反本社側にとっても、支部とWebで実際に投入された活動と得た成果の数字対応していない=投下費用とリターンについて誤った指標を得ることになるわけで、長期的には全くよいことではない。

おわかりだろうか。ようするにひろゆきは、ルート営業さんが得意先に出入りして営業活動してるところにやってきて「お客さんのためを思うなら、グローバルWebでモノ買ってもらうよう勧めるのが正しいのでは? なぜそうしないのか答えてくれませんか?」って公開質問状送ってるようなもんなのである。それをお客さんに伝えるならまだしも(それも相当ひどいが)、日本ユニセフ協会の営業マンであるアグネスに言うのはどう考えても筋違いだ。

黒柳徹子なら100%ユニセフ本部に渡るのに、あえて日本ユニセフ協会寄付する意味って何?」…A:ユニセフ支援の活動が持続するから

前のエントリでは黒柳徹子氏の個人口座(トットチャンネルのお願いチャンネル)への年間寄付を1億以下ぐらいじゃないかと書いたが、これは少なすぎるかもしれない。めいっぱい多めのセンで見積もって、記述からするとこれまでのピークだったと思しき2700万円/月を12倍し、年間3億円前後彼女の個人口座への寄付ポテンシャルの上限だとしよう。一方、日本ユニセフは去年に161億円を集めている。50倍強だ。この50倍の差が、そのまま黒柳徹子氏と日本ユニセフという組織の力の差なのである

パンフポスターイベントプレスリリース、TVCM、メディア露出ネットバナー、街頭活動など、定番マーケティングチャネルや営業ツールを駆使してAIDMAを廻し続け、顧客ベースを維持・拡大することが、B2C事業活動全般においいかに大切かは言うまでもない。そして日本おいては、まさに日本ユニセフ協会ユニセフの協力組織として、20%のマージンを使って畑を耕し、種を蒔き、水を与え続けているのだ。この作業が途絶えれば、いずれ畑は衰え、収穫は途絶える。これを100%使い切ろうというのは、種籾食べて次世代の食い扶持をなくすのと同じ話である

黒柳徹子氏はユニセフ親善大使として多大な貢献をしているが、そこはやはり個人ベースの活動だから限界がある。日本オプラ・ウィンフリーとでも言うべき認知と影響力を誇る彼女でさえ、自前のWeb自分で人を集めるだけでは、多く見積もっても3億円/年、実績ベース過去の総計50億円弱(と本人が書いてる)の集金力がやっとなのだ。「徹子がいるんだから日本ユニセフイラネ」という奴はそこをよく考えていただきたい。

「それにしたって19%(31億円)のピンハネ中抜きは高すぎだろ」…A:どんだけ金を集めてきたかが最重要で、そのためのコスト変動費だ。

これは上の話とかぶるけれども。仮にユニセフ本部自体が日本にもリーチするためのPR活動を自分自身でやってて、日本ユニセフ協会はただの送金システムなのであれば、そりゃ19%は高いわ。しかし、実際はそうではない。日本ユニセフという組織がこれだけ認知されているのは、日本ユニセフ協会が推進しているさまざまなマーケティングミックスによって、我々が日常的にユニセフという組織について知り、理解して、共感して、実際に寄付に至るまでのさまざまなパス提供されているからだ。

こうした活動の大半は、当然、固定費ではなく変動費である一定コストをかけて、何らかの施策を何らかの規模で投下して、一定のリターンを得るのだ。企業活動と同じである。「組織拠出の規模が大きいから19%より下げられるはずだ」などというのは無茶もいいとこだ。あんたがたの会社は、売上規模が大きくなっても間接部門のコストはずっと一定でいいのか。暴動起きるぞ。規模のメリットによる生産性向上はありえるし当然あるべきだけど、その観点で評価しても、今の日本ユニセフ協会パフォーマンスがことさら低いということはないだろう。それを「中抜き」とか「ピンハネ」と表現するに至ってはもう何をかいわんやである

なお、自分はこうした団体に「利益率」という観点必要なのかどうかは考えが定まっていない。たとえば日本ユニセフ協会1000億円を集めて400億円をユニセフ本部に拠出できるとしたら(実際には協定の取り決めによりこれは無理なのだが)、それは現状より良いのか、悪いのか。限界効用ぎりぎりまでコスト投入して拠出の絶対額を限りなく増やすべきか、もっとレバレッジが効く他分野にその寄付を廻して社会全体のコスト効率を高めるべきなのか。これは読んでる人の意見を聞いてみたい。

アグネス無償でやってるか不透明」「19%の内訳が不透明」…A:日本ユニセフサイトに書いてある。

http://www.unicef.or.jp/partner/partner_amb.html

ユニセフでは、世界的に著名な歌手俳優スポーツ選手などをユニセフ親善大使に任命しています。また、世界8ヶ所にあるユニセフ地域事務所の一部や、36ヵ国にある各国内委員会ユニセフ本部の承認のもと、親善大使地域大使国内委員会大使など)を任命しています。こうして任命された大使の方々は、お忙しい時間の合間を縫って、全くの無償ボランティアで、ユニセフの活動に協力してくださっています

正味財産増減計算書(PDF)

ぐぐれば1発で出てくる情報について、わざわざブコメする時間使ってないない書いてるのは、情報強者たるネット民の沽券に関わらないだろうのか。ν速保守速報あたりで「【悲報日本ユニセフ会計が丸裸にwwww」とかってまとめられてないと読めないのか。なこたあないだろう。

ひろゆき憎しなんでしょ

2ちゃんねる的にいうとひろゆき切込隊長が険悪になりはじめた頃から一貫してひろゆき派だし、いまでもその2人のどっちが好きかって言われたら前者を取るね。他のテーマでは面白いこと言うなと思うこともあるしテキストを興味深く読むこともある。けど、あーたは少なくとも経済倫理的な話をできる立場じゃないでしょ、という見方だし、この問題については、あのロジックは他への影響がでかすぎるからもう糞味噌書かせていただいた。後悔はしていない。

寄付に関しての個人的な考え

日本税制では、認定公益団体への寄付金は課税控除されるしか2011年からは従前の所得控除に加えて税額控除という仕組みも選べるようになり、たいていの場合、従来より大幅に控除額が上がった。「寄付税金から控除される」というのは、どういうことなのか? 国民は、基本的には国家というシステムに公共サービスと再分配のためということで税金を納めるわけだが、このうち再分配のパートについては「再分配的な性格を持つ公益団体に直接寄付するというかたちで、自分が考える好ましい再分配のありかたに沿って、ある程度は自分裁量で決めてもよいよ」ということだ。われわれは税金の細かい使途については全く関与できないけれども、「寄付して控除を受ける」ときには、かなり積極的に選択権を発揮できるのだ!

これは地味ながら大変うれしい権利だし、積極的に行使してゆくに越したことはないだろう。ブコメで「偉そうに言う増田は幾らしてるのか」「そういえばひろゆき自分寄付した話はしないよね」などという話題が出てたが、小金を貯めて寄付先を選んでエイヤ寄付するのは、自分にとっては汗水垂らして稼いだ金を「ただ税金として納めるのではなく、自由に用途を指定できる」という一種の娯楽であり、例年ある程度の枠を決めて、それなりに楽しませてもらっている。

まだ日本ユニセフ協会には寄付したことはない(資金力豊富だし、例の児ポがらみのアドボカシー活動の内容にはアグネス叩きのネット民と同じく共感しにくい点があるからだ)が、ユニセフが深く関わる「母子保健」というトピック自体には多大な関心があるので、ジョイセフという地味〜な団体に時々寄付している。あと災害に伴う緊急医療援助のとき赤十字国境なき医師団(資金力豊富という点で同じだが、特に後者マジで命を賭けてるし動きが速い)、移民支援ならAPFS(注:これは認定公益団体ではない)など。東日本大震災ときには初動が速かったCIVIC FORCEというところに寄付させてもらった。

一度やってみればわかるが、寄付行為というのは「人におしつけられてやるのは非常に嫌だが、主体的にやれば、得られる精神的満足感が思いのほか高い、コスパのいいエンターテインメント」なのである家飲みでご機嫌になってるときにあれこれ考えて1000円を寄付するのは、もう2本ロング缶を飲むとかPPVB級映画を見るよりもはるか自分自身への効用が大きい。思わぬ収入があったときには思い切って20万円を3団体に分配して、もうドーパミンが出まくった。セブン募金箱にジャラジャラ小銭を流し込む快感もお手軽だし悪くない。

から「気持ちはあるけど日本ユニセフアグネスは嫌だから、いい寄付先教えろよ」という人には「いやいや、それは寄付するときの一番の楽しみをスポイルしてるよ、自分で探して選ばないと超もったいないよ」と言いたい。ただ、いまの時分はてっとりばやくフィリピンに寄付して1000円を3000円にするのもいいだろう(自分はあの記事を読んで日本赤十字経由で1万円を3万円にしたのでほくほく顔である)。

なんで「自分がいくら寄付した」という自慢話にもとられかねない話をわざわざ書くかというと、自分はかつて、ある偉大なはてな民(自らの行為に震えながら、100万円単位寄付領収書を何度も(!!!)うpした(12)、あの方である)の寄付スタンスに多大な感化を受けたからだ。それまでは自分も「寄付したことは隠すのが美徳」などと考えちゃったりしていたが、今はそんな発想はさらさらない。我々のような凡夫が、思いつきで気軽に寄付して、それを気軽に公言することで、廻りの人間10人に1人でも共感させればいいのである

「懐具合に余裕のある志の高い人間けがチャリティに関われる。自分などはとてもとても…」などという、意味不明なうえに誰も得しない謙遜はやめよう。たとえば風俗通いを武勇伝として同僚に話せる奴が、なぜ寄付のことを武勇伝とか「やっちゃった話」として職場で話せないのか。パチンコ競馬で毎週のように1万円を溶かしてる奴が、なぜ寄付で3000円スって「まあ楽しませてもらったけどな!」と強がって吐き捨てないのか。なぜ艦これDMMマネー大人買いが「米帝」とおののかれるように、ネット無名NPOへの高額寄付がおののかれるようにならないのか。そうなればいい。そうしよう。まずはあんたからだ。

http://anond.hatelabo.jp/20131114111136

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