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2015-04-04

意識高い系取扱説明書(前編)

最近職場の同期でも後輩にも、いわゆる「意識高い系」が増えてきた印象があります

彼ら意識高い系は、距離をとって見ている分には楽しいのですが、少し仕事で関わるとクソのように使えず、

その割に「高尚な」ことばかりほざくので、最近ではイライラすることも増えてきました。

ですので、自分のため、そして同じような目にあっている皆様に、

意識高い系に対する理解を深め、彼らを見た時に感じるモヤモヤ感の払拭と、彼らの取り扱い方法理解目的とし、私見を申し上げたいと思います

意識高い系とは

諸説ありますが、一言で言えば一種の精神病を煩った人達です。

エベレストのように高い理想と、マリアナ海溝のように低い実力を持った人がかかる、

20代〜30代で発症が多い一過性の疫病なのです。

意識高い系の特徴

意識高い系と聞くと、何人かパッと頭に浮かびませんか。

彼らを観察していると、面白い程高い確率で似通った性質を示します。

個人的経験からですが、大きく下記のような特徴があるので、照らし合わせてみてください。

1 理想は高いが実力が無い

私共に、彼らは何の成果も生み出しません。生み出しても、一般人のそれより遥かに低いです。

逆に、成果を生み出している人は「意識高い系」ではなく「意識が高い」人ですので、今回の話の対象にはなりません。

意識高い系」は、口だけは素晴らしいことを言います。多くは社交的でフレンドリー饒舌なので、一見して凄そうな人に見えます

ところが、実際に仕事で接すると、あるいは私用で軽いイベント運営でもすると、実行力が全くなく、途端に尻尾を現します。

受け答えがイマイチ(言いたいことだけ言う)、成果物品質が低い、納期に間に合わない、集合時間に遅れる、ドタキャンを多発する、等、

最初は、初対面の好印象もあり「ん?」と違和感を覚えるだけなのですが、それが恒常的なものだとしたら、意識高い系確定です。

2 実力が無いことに気付いていない

意識高い系ビジネス書起業家が書いた本が大好きで、それらに惜しみなく投資(と思っていることを)します。

そしてビジネス書多読する人が高確率でそうなるように、本を読んだだけで仕事ができるようになった気になり、自己認識と実際の実力に大きな乖離が発生します。

そのため多くの「意識高い系」は、頻繁に「最近調子イマイチだなー」みたいなことを言いますが、

何のことはなく、本人が気付いていないだけでそれが単に彼らの実力なんです。

彼らを見ていると、「じつりょく」というものが、ドラクエの「ちから」のように、自身の中にパラメータとして存在し、

本を読んだりセミナーに行くと、その「じつりょく」が ◯ポイントあがった!みたいな認識があるようなのですが、

現実世界ではその人が出した具体的な結果でしか評価をできないし、評価もされません。

彼らはそこに気がつかず、延々と平積みビジネス書について「〜読了!」と呟いたり、

セミナーに頻繁に参加して、「アウトプット大事からブログにまとめました」といって単なる議事録を書いていたりするのです。

3 SNS

よく指摘されていますが、マグロが時速80kmで泳がないと呼吸ができないように、彼らは毎日高頻度でFacebookTwitterのようなSNSをチェックしないと、死にます

さらに、FBの「いいね!」は、彼らに取っては元気玉の元気であり、「もっとオラに、オラに元気を!!」という勢いで「いいね!」を欲します。

個人的に、親指を数mm動かすだけの評価をいくら集めても何の価値にもならない気がするのですが、

「この記事を読んで参考になったら、「いいね!」を押してくださいね」と言わないと、多分人質に取られている娘が何かされちゃうんでしょう。

ちなみに、LINEとかでも無意識に「いいね!」と言ったりするんで、要チェックです。

4収入が低い、収入を下げる選択をする

市場というのはよくできているもので、今まで接して来た色々な会社人達を見ても、その人の労働価値と密接にリンクしています(大企業のおじさん達は年功序列ポイント下駄付きですが)。

そのため、実力がなく、それに気付かず適切な努力をせず、大口を叩いているだけの「意識高い系」は、転職等で不思議な程年収を下げて行きます

多くは今流行りのスタートアップ系やNPO系に行きますが、「やりがい」を餌に買いた叩かれているケースが多く、

転職後の業務実態は、単なるサイト運営や社内事務スタッフ等、やはり金額に見合った仕事しかしていない印象です。

5頭が良いと本気で思っている

驚くべきことに、彼らは自身知的だと信じて疑いません。

彼らは、少し会話すると気付くのですが、本で読んだ内容や、偉い人の発言を、そのまま自分意見として堂々と発言します。

その場その場で話の内容に沿って考えている訳では決してなく、議論テーマに沿った中で、最も有用と思われる過去に仕入れた情報を反射的に発言しているだけなのです。

ですので、たまに「あ、あの本のここに書いてあった内容だ」とこちらが気付く場合さえあり、聞いている方が恥ずかしくなることさえあります

また、現状の社会的組織的な不満点を指摘し、「日本のココがダメ」「IT化したら省力化できるのに」みたいなことを頻繁に言うのですが、

どうやら彼らの中での「ゼロベース思考」なり「問題発見能力」という能力として評価できる発言のようです。(「ママーあの人また大企業の悪口言ってるー」「しっ!見ちゃダメ」)

また、最終形態に近づくに連れて、何故か名前カタカナ表記することが増えてきます。(深い思索に耽る余り、非効率漢字という表現方法を忘れてしまったのかもしれません)

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と、元々の構想の約半分まで書いたのですが、思ったより長くなってしまったので、一回切ります

気が向いたらまた後半書きます

趣味つながりの友人?で、元上級公務員昭和ヒトケタ生まれ男性がいる。

先日趣味の集まりの後でちょっと飲んでたのだが、昨今の一部の公務員自民政治家極右化はバランス感覚がなさすぎて恐いという話になった。

インターネットささやかれているような極右バックグラウンドになってる宗教法人の話なども。

オジサマ曰く、ぼくらのような戦前まれは、たまに「紘」の字が付く名前の人がいるが、自分たちが学び仕事につく時期は戦後民主主義化であったこともあって、

某「紘一」さんなどは、「八紘一宇から取られた紘一という自分の名を「いやお恥ずかしい名前で」と自己紹介するようなこともあったらしい。

それを昭和ヒトケタの友人は、「まだ客観性バランス力が残っていた頃」と言っていた。

それが、なぜいつの間にこんなにガツガツ極右化しているのか。

保守層というのは、身も蓋もないいい方をすれば戦前から既に豊かだった人が大半だろうと思うが、

揺らがない豊かさを背景に、鷹揚に、時代の変化を気にせずにいられたのだろう、と。その前提が崩れつつあるのかも、という話が面白かった。

地方経済圏がどんどん狭まり弱くなっていくこと

・都会からどんどん地縁が消えていくこと

郊外田舎からは人が居なくなっていること

これらは、多くの保守層にとってもダメージである

彼らの多くはもうずっと都会者のような顔をして東京暮らしては居ても地盤地方であることが多い。

彼らの現在の金と地位の源泉は地方にある。「地元の名士」「郷土の誇り」「名家末裔」だったりするからだ。

地方が衰退することで、この源泉が揺らぐ。

例えば、彼らの子供や孫が、自分たち家業(政治行政地元企業等)に興味を持ってくれない、という形で「時代の変化」が突然具現化したりする。

もう一つ、目に見えて彼らの危機感を煽るものは、祭り寄付金らしい。

地元神社祭り寄付金を集めるのが大変だ、大口寄付を出してくれていた名士や名家が居なくなる、法人化してつながりが薄れる。

当たり前のように、神社(場所によっては寺)などを求心力の中心として行われてきた地元祭りが、「町おこしイベント」のようになる。

この流れには問題が隠れていて、要するに地元神社後継者維持管理問題があるらしい。

ここで出てくるのが神社本庁である宗教法人神社本庁については、興味があるならググっていただければ何となく雰囲気がわかるかもしれないが、ちょっと怪しい宗教法人という側面がある。

インチキな壺を何百万で善良な呆け老人に売りつけて、という危うさでは全然ないのだが、例えば天理教胡散臭いと思う人がいるなら、歴史の長さはその辺の明治新宗教と実質大して変わらない。

まぁそれはともかく、明治時代神社庁という公の役割を持ったという経緯もあって、地方後継者難の神社は、宗教法人神社本庁にお願いして後継者を探してもらったりすることもあるらしい。

その土地に根を張って仕事をしている人たちにとっては、「神社がすたれる」というのは、割と心に重くのしかかる事実らしく、

その辺りからバランスを失って極の方に取り込まれていくのでは、というのが、私と趣味友のオジサマが、酒飲み話で適当に出した結論だった。

酒飲んでたからね、色々適当なんだけど。

別の話っぽい、地方衰退と政治行政組織右傾化が繋がったのが、酔っ払いものたわごとはいちょっと面白かったので、メモ代わりに増田に。

2015-04-02

彼女大口開けてアホヅラで寝ていたので上下の唇を無理やり閉じたら

今まで見たことのない笑顔でニッコリしたので、

起きた後、プリンを与えて頭を撫でた。

2015-03-31

http://anond.hatelabo.jp/20150331112822

何言ってるんですかあなた。ソイソースだって直飲みしたら体に良くないですよHAHAHA

っていっときゃいいのに大口叩くから突っ込まれるだけだよなー

(害は無いではなく害は十分に小さいと言うべきだったという趣旨

2015-01-21

http://anond.hatelabo.jp/20150121204134

基本的に今の時代に生き残ってる八百屋とか小さい商店ってのは

からの付き合いで大口顧客(ホテルとかレストランとか)持ってるとこだと思うけどね。

そういうとこへの配達が殆ど店頭販売って殆ど意味ない程度じゃん?

2015-01-11

古希を迎えたが自分が全く死にそうにない

先日、古希を迎えさせて頂いた。

  

この齢ともなれば、友人の1人2人や1020人は天寿を迎えているが、何故か僕にはその天寿が近付いているとの認識殆ど無い。

  

若い時分から続けている銃剣道の切れは年々落ちるばかりではあるし、医者から「近年血圧が高くなりつつある」からと好物の唐揚げを控えよと言われているが、血圧自体は70代では健康範囲である

  

孫に玩具を買うぞ!と意気込み、妻に無断で小遣いをパチンコすっからかんにし「ホントに男って馬鹿いつまでも子供よね」と叱られ呆れられることもしばしばだ。

  

いや実際、僕の心の感覚で言えば大体35程度から変わっていない気が常々している。

  

僕は電機メーカーに務めていたこともあり家電がかなり好きだが毎月発表される新製品を30代当時と同じくらい楽しみにしており、足繁く家電量販店へ通っている。

  

製品の出来があまりにも良く、中身が気になって見せてみろと未だ務めている後輩に電話をするものの「コンプライアンス関係で先輩でも流石に駄目です」と言うけち臭い態度に腹を立てることもある。

  

歳を重ねれば感情の起伏が少なくなるなどと耳にしてきたが、大口開けて笑うこともあれば、学芸会で頑張ってる孫を見てついついほろりと来るのだ。

  

「本当に僕は後1020年もすると死ぬのか?」と妻に投げかけてみたものの「人間いつ死ぬかなんてわからないですよ。私達なら1秒後脳卒中バターンもありえるんですから」と何だがしっくりこない返事しかして貰えなかった。

  

しかしよくよく考えて見ると、妻も僕と同じ年齢だが未だにメロドラマのようなものテレビへ食いつくように毎日観ているので、女もそんなに変わってないんじゃないかなと僕は思う

  

と、書いている内に腹が減ってきた。

  

昼は当然、唐揚げである

2015-01-05

っしごtっとっやだよおおおおおおお

電車大口開けて寝てたら親切な人が札束突っ込んで行ってくれないかな

2014-12-27

http://anond.hatelabo.jp/20141227083635

「同じ食材を大量に揃える」「食材からメニューを考える」苦労が分かって無いな。

ちなみに「本日お買い得」は大口顧客からの注文に応える為に出てくる余り物を処分する手段としての側面もある。

2014-12-12

介護事業未来はない

一般に老人が増えているし、障害者向けのサポートも強化される方向にあって、ここ数年、老人介護障害者介護に注目が集まっているけど、はっきり言って、ここに未来はない。ただ、大口叩いておいてなんだけど、訪問介護についての経験しかないので、その点の偏見は先に述べておく。

そもそも介護事業の主な収入は何かといえば、給付金だ。介護を受けるような人は収入が少なく、過去行政がやっていた事業を外出しにしたものなので、お金行政が出して、実際の利用者負担は一割に抑えられている。ところが、この仕事の一時間あたりの金額は、行政が決めている(都道府県レベル)。どんなに大変な作業だろうが、その時間あたりの事業所収入は、既に決まっていて、それを変更することができない。また、利用者の利用スケジュールも事前に厳密に決められ、これを変更するには、緊急事態でもない限り、関係者(老人介護であればケアマネージャー)の話し合いを通すことになる。

ということは、要するに、いくら働いても、単なる時間給以上の収入存在しないということだ。また、価格も決まっているので、事業所主体的に手厚いサービスを作って高額に販売したり、その反対に低額なサービスを作るといった、自主的事業開発はできない。一応保険サービスというのも設定可能だけど、介護を受けるような人に、そんな余裕なんてない。そして、従事者も、その時間給で給与が支払われることが多い。結局どんなベテランも、アルバイト以上の仕事なんて、できやしない。

また、仕事内容も条例(? 法律?)で決まっている。基本的給付を受ける人の対してのみサービスが行われ、例えば家族の代わりになるようなことはできない(障害者子供がいる場合などは例外のよう)。そして、実際にやることといえば、その人の生活支援することだけで、それ以外はない。どこへ言ってもやることは変わらない(人によっては「個別に全く違う」という人がいるけど、それは定義抽象化ができてないだけ)。

そして、更に困ったことに、行政による路上生活者などの再就業先として、介護が推進されていることだ。介護従事者の待遇改善がずっと叫ばれているけど、こうした安い人材が後からから供給されるようでは、とてもじゃないけど、今後とも安い仕事であることは変わらない。そのために、離職率がとても高い。

こうした事業領域未来を感じる人がいるとすれば、それは単なる間抜けか、世界を変える大物だけだ。どんなに頑張っても、まずは法律が変わらないと何も自主的仕事はできないし、事業性格上、あまり差別化もしにくい。ほぼ毎日利用することもあって、地域的なつながりの強いところ(つまり利用者の自宅の近く)からしか選べないし、一度選ぶと数年続けるので、利用者間の流動性も低い。レストランみたいに、今日はこっち、あしたはあっち、ということが起きない。なので、事業者間の競争も少ない。一方で給付金による収入が見込めるので、小さな事務所でも始めやすく、そのおかげで零細も多い。

こういう業界若者を費やすなんて、とてもじゃないけど勧められない。また、仕事性格上、十分な世間知のある40代以上が望ましい。そうじゃないと様々な問題対処ができない。

もしそれでも介護未来を見たいという人がいたら、医療方面にいくか、機器の開発をするしかない。車いすとか、松葉杖とか、サポート器具には改良の余地がある。建築に関連して、家屋の設計もありだろう(ただし、一般の「リフォーム」は単なる建築労働者なので、NG)。

から、もし学生とかで介護をするとか言う奴がいたら、頬をひっぱたいてでも止めろ。これだったら、まだブラックITのほうがましだ。

2014-12-03

東京AVショップ外国人友達になった話。

AVを見るつもりなんか初めはなかった。

仕事関係である分野の専門書が必要になったから、都内古本街に探しに来ただけだった。

でも探しても探してもまったく見つからない。

明日までに見つけなきゃならないのに、どこにもないから自棄になって、飛び込んだのがあやしげAVショップだった。

正直俺はそっちの方面にはほとんど興味がない。AVを見たこと自体まり無いし、あんなものを見てもキャリア形成には何の役にも立たないと考えている。

よく若い同僚がAVについて話しているのを聞くと、日本の末路が目前に暗示されているような気分になり、ため息がでる。

先輩は性欲処理とかどうしてるんですか、と聞かれるたびに、笑ってごまかすけれども、実のところ、月に一度か二度抜けばそれで満足してしまう。それも義務感に迫られて仕方なく抜く。金にならない無駄なことはやらないのだ。草食おじさん、みたいな感じ。

から俺がそんな店に入ったのは性的興味ではなく、むしろ社会勉強のためとでも言ったほうが正しかった。

入ってびっくりしたのは、裸の女たちが苦しげな顔をしているAVパッケージではなく、そこに外国人がいるシュール空間の方であった。

俺は仕事がら英語を使うので、彼らが何を話すかはだいたい理解できる。

「おお、この女優ネットで見たことあるぜ。オーラルが得意なんだよ」

ジャパニーズガールも悪くないな、今夜はたのしめそうだぜ」

わざわざ日本にまで来てAVか、と馬鹿馬鹿しくなり店を出ようとすると、隅のほうに外国人が一人、一本のAVを手にとって眺めていた。目頭を押さえ今にも泣きそうな顔をしていた。

がっちりとした体格の、30歳くらいのその外国人は、AVを手にするというよりも、大きな掌で握り潰しそうなくらいの勢いに見えたので、俺は不審に思って少しそばに寄ってみた。

"What’s the matter?"

俺が英語で話しかける。

外国人は大粒の涙を流しながら、

"Do you know her? This is my wife."

と言って、AVパッケージに写る、大口を開けて精液を顔にあびた格好の外国人女性を指差した。

詳しく話を聞いてみると、この外国人は、自分の妻が日本AVに出ているという噂を母国の友人から耳にし、おどろいて来日したのだと言う。きっと自分の稼ぎが悪いから、異国の地でこんな仕事をしているのだろう、といよいよ号泣しながら彼は語った。

俺も人間だ。一緒に泣いた。世の男たちは、こういうものを見て興奮し、満足するのだろうが、オカズにされる本人の気持ちを考えたことはあるのだろうか。いくら金のためとはいえ、汚らしい男優に好きなようにされ、一生懸命演技をする。そこに人間尊厳などあるのだろうか。彼の奥さんは、汁男優に精液をかけられている間、おそらく夫の顔を頭に浮かべていたであろう。それを思うと、涙が止まらなくなった。

心配した店員に声をかけられ、われに返った俺は、むせび泣く彼を慰めようとして、

人生山あり谷ありさ。いいこともあれば悪いこともある。次はきっといいことがあるから、前を向こうぜ。グッドラック

というようなことを言い、コーヒーをおごるから外に出ようと促し、涙でぬれた手で握手を交わした。

彼の妻が出演したAVを購入して処分するつもりでレジに持っていった俺が、パッケージに写った汁男優自分自身であったことに気づいて閉口したことも、その後連絡先も交換せずコーヒーも飲まずに帰ったことも、そんなことはどうでもよいのだ。大切なのは東京AVショップで異国人との間に新たな友情が生まれたこと。それで十分ではないか。

2014-12-02

http://anond.hatelabo.jp/20141202123619

・大きなホームセンター相談業者を紹介してくれるところがある。エクステリア(足場作ったり)があるのなら、これが一番良いかも。

ガーデニング用の苗やグッズが多い花屋相談デパートガーデニング相談やってるところもある。レイアウト提案と苗やグッズの販売がセットという感じ。エクステリア業者も紹介してくれる。

・造園業はちょっと違うと思う。会社によってはやってるが、もっと大口メンテナンス(定期的な剪定など)アリが前提のビジネス

新築で家を買ったなら、ハウスメーカーに何社かエクステリア会社を紹介してもらうのも手。中古で買った場合も、仲介業者に聞いてみると地元エクステリア会社を教えてもらえるかも。

2014-08-17

このツイートを見てネトウヨの発言思い出した

2ch無茶苦茶韓国人叩きをしているネトウヨ批判していたら「朝鮮人乙」と言われた

それに対し「私は日本人だ」と回答したのだが

「実際に朝鮮の血が流れているか関係ない

日本人として恥ずかしい発言を堂々としていることに気付いていない

その性根が朝鮮人なんだよ

それを指摘されて必死になるから朝鮮人乙と言われる」

などと意味不明論法を使ってきた

結局レッテル貼りしかできない愚かな人間だと分かり、その後は相手にしなかったが


https://twitter.com/meerkat_hatena/status/499786001976283136

童貞力が高いと揶揄される人は、経験者なら恥ずかしくて言えない話を大声で堂々と話していることに気づかない。

実際に童貞かどうかは問題ではなく、乏しい知識や経験大口を叩く姿を指摘されている。

しか当人はわかっていないからさらに少ない知識を詳細に語り誇示しようとする。


このツイート論法もまさにそれだよね

ネトウヨの発言に賛同するアホはそういないと思うけど

上のツイート賛同するはてな民はたくさん居る

なんでだろうね

どっちもレッテル貼りなのに

2014-07-16

仕様書

社内システムの話。

画面設計機能設計を大まかにしてあとは上手くやってと任せた時は「仕様書がないと出来ない」と質問をしてきたもんだから

結構時間を使って細かい仕様書を作って渡した。

しかし…せっかく作った仕様書を読まず、仕様書に書いてある内容を質問してくる。

まじ、なんなの?

仕様仕様仕様って細かく言う割に、その定義された仕様を読みもしない。

それなら仕様書を書かないほうが効率がいい。

別に納品物じゃないんだから

こんなコーダレベル仕事すら出来ずに、大口叩くプログラマが、日本には多すぎて辟易する。

2014-06-26

anond:20140625130105

もう40代の人が考えるような世の中じゃない。

女性産休とるしサビ残しないからという理由でどんどん採用減るわ。

宗教とかで耐える心をつくって大口である福祉系に就職したほうがいい。

就職先を考えれば現実的にそうせざるを得ない。 

 

高専のほうが就職がいいのに認知のゆがみのせいでFラン理系4年制大学いってたいしたことも勉強せず

授業に遅刻しないということさえ覚えない男子がその後家族を養うことを期待されている世の中だもの

 

女子は性欲にまどわされないし素直だから大学入学時点では勉強男子より上手。

国公立大へつぎ込む補助金の一部を女性で生かせる就職先もないのにもらっていって、

現実的女性採用が少ないという理由で家庭に入ることを考えれば、もうね、女子大のほうが親からみても合理的

陳腐ないいぐさだが差別してるのは入り口じゃなくて出口のほうだからね。

 

あと少子化から教育機関が下からどんどん腐った偏差値になるのもしょうがない。

理屈じゃなく女性(娘)に子供うんでほしい=差別を含む誘導教育になるのもしょうがない。

地震で死んだ人数以上に、少子化スピードが速い世の中だもの

このケイタイ電磁波煽り合い、自己責任という名の各種ストレスに満ちた世界母体がついていかないんだ。

しょうがない。うんで下さい土下座、っていうしかないでしょ。

 

それより移民差別は気にならないの?

どんどん中国人韓国人がくるよ? 偏差値62以上のじゃないと国にいれてあげないことにする?

日本の構成が目の前で変わってるんだからよく考えてね。

2014-03-29

イケダハヤトさん真似してプロブロガーになるのはやめれ

まあポイント絞って書くけどよ、趣味で食えるんだからなんでも良いってんでなければやめとけってこったな。

「あの」イケダハヤトレベルまで行けるか?という話からスタートするわけだが。

まずはプロブロガーを目指す連中の上限値から

hagex先生曰くよ、イケダハヤトさんってのは、月間80万PVで年の売り上げは500万ってことよ。

するとだ、持って生まれた天分も鍛え上げた筆力も、バランス感覚政治力も駆使してその収入ってコトだよ。

おまえさんが大前研一ってんなら、それはどうぞおやんなさい先生

まり、間違いなくコレを越えられる見積もりがなきゃ、止めた方が良い。

つぎに、その収入脆弱性から

Googleアドセンス、自社広告アフィリエイトってのは、まあプロブロガーの考える収入の基本だな。

物売るなら小売りだし、サービス売るならサービスマンだ。

ということは、結局の所プロブロガーってのは、新聞と同じで記事を載せて人に読まれ、人に読まれるから広告を貼ってもらえる

価値のある場所貸し」なわけだ。ビルの屋上の看板と同じだな。

プラスリスクを負わない小さい利ざやの小売りな。

で、イケダハヤトさんの500万は、内訳こんな感じな

アフェリエイト以外は、要は広告で、出稿がキレたら終わりだな。

まり広告を切らさない自信がなければ止めた方が良い。

ほんで、広告コネとノリ

さて、小口の広告とりまとめてくれるサービスGoogleアドセンスだとするなら、

大口広告で、小売りがアフェリエイトってとこだな

アフェリエイトだのPV変換アドセンスだのでは150万だから12万5千円ってところだ。

普通に考えたら広告がなきゃやってけないわけだ。

まりコネだのノリだので、広告を貼って貰ったりそれを継続して貰える度量がなきゃ止めた方が良い。

まりプロブロガーってのは

月間50万PV以上を定期的に稼ぎつつ、きっちり露出して広告塔としての価値を維持しつつ、

ちゃんと広告を貼って貰える人。

文章力とか二の次三の次で、ハッキリ言って農家になって地域野菜作った方が価値があるよ。補助金は国から出るし。

2014-01-30

JK定説

JKというのは得てして男の崇拝対象になりがちだ。

可愛らしいブレザーに短いスカート黒髪のロングに赤いリボンアクセント

おまけに未だ穢れを知らない乙女であることが多いのだから、男の夢として崇められるのも不思議なことではない。


しかし、現実はどうであろうか。

ためしに街中を見てみよ。

公園のベンチで股を押っ広げ大口をあけながら喋る姿や「ガハハハハハハ」という品のない笑い声、さらに話の内容までもはしたなく、友人数人でたむろしている時には「つーかさあ、うちの担任マジむかつくんだけどぉ」とか、「3組の山田がさぁ、うちのクラス田中ちゃんのこと好きらしいよ。山田とか、あのヅラでwww あいつ絶対童貞www」などなど、はたで聞いていて不快になることは言うまでもない。

相手が彼氏となると殴りたい衝動にさえ駆られる。

夕日のきれいな丘の上のベンチで、彼氏JKの肩に手を回しながら、「ずっと一緒に見ていたいね」などと気持ちの悪いことを言うと、JKもしおらしく「うん...」とうなずく。

そして、いよいよ太陽が沈むころになって、彼氏の唇がJKのそれに近づき、触れ合おうとする瞬間、俺はついに耐え切れなくなってその場を後にする。

いやいや、お前さっきまで友達下品な話で盛り上がってたじゃん。彼氏と二人きりになったからって、急に女性らしい演技をするなんていくら何でもセコすぎるだろう。

まったくJKのしたかさにはウンザリする。


こういう現象が昔からあったものなのかは分からない。

たとえば1947年のJK創生期のころがどうだったかなどは非常に気になるところだが、少なくとも俺のイメージでは昔のJKはおしとやかで慎ましい純真大和撫子のものだった。

時代が移るとこうも変わるものだろうか。実に嘆かわしいことだ。


一方、JKのような下品な振る舞いは20代の女性にはあまり見られない。

もちろん例外はあるけれども、全体的な佇まいがあか抜け、衣装は清楚なものを身にまとい、言動にも大人の女性としての品格が表れていることが多い。

彼氏デートをするにしても、公共の場でキスをすることなど滅多になく、手をつなぐくらいに留めていることは、まあまあそのくらいなら仕方がないかと許せる気持ちにもなる。

おそらく彼女らもJKのころには見っともない所作をしていたのだろうが、齢を重ねるにしたがって、女性としての身持ちを会得するに至ったのであろう。

もし今のJKにも成長の余地が残っているとすれば、日本未来もけっして暗くはないのかもしれない。


以上あれこれJKの悪口を連ねてきたが、むろん全部のJKを貶めているわけではない。

早熟なJKの中にはすでに陶酔させられるほどの雰囲気をかもし出す人も折々見られるし、雑誌DVDなどにおけるビキニを着たJKの中には、おもわず息を呑むほどの色気と可憐さを兼ね備える人もいて、事実お世話になることも珍しくはあるまい。

どうか世の中のすべてのJKが、一生に一度だけの特別資格、すなわち究極の乙女であるJKという身分を、最大限に生かす心構えを持ってくれることを切に願う。

2014-01-20

経済的に有利なことを「知らない」「面倒」だからやらない人多い

人間というのは、「経済的に明確に有利」とわかってる場合でも、

「よく知らない」「めんどくさいから」と言う理由で、有利な選択肢に乗り換えないケースが、

案外あるんじゃないか、と思う。

例1

クレジットカード経由支払いの方がポイント貯まって経済的に有利なのに、「カード申込がめんどくさい」と現金払いを続ける人がいる。

特に高齢者にその傾向がある。

そもそも、「カード払いの方がポイントが貯まって(現金払いより)有利」という基本的事実すら、

「そもそも知らない」老人も多いんじゃないか?

例2

大阪市市営住宅って、平野区辺りで徒歩15分程度だと、内風呂なしだが1万円台のがあるらしい。しか結構空室あるそうだ。

大阪市が年齢制限や保証人制限見直せば、大阪に関する限りは脱法ハウス問題は解決する。

案外、首都圏築古不便公営住宅なら安くて空きがあるんじゃないか?

役所側も制限規定廃止が望まれるが、脱法ハウス入居者側(ワーキングプア)も、

そういう行政サービス広報啓蒙を「知ろうとしない」「見てもスルーちゃう」というメンタリティな気がする

以前立ち寄ったネットカフェに、やたら自己啓発書籍ばかりあったが、そんなクソ役に立たない本置くよりも、

公営住宅の案内を置くべきだが、そんなことしたらネカフェの「お得意様」が減っちゃうんだろう。

住宅難民向けに公的機関が用意してる各種メニューを、そもそも知らなかったり、「どうせ自分対象外」と決め付けて無視したりしてる。

まさに「社会啓蒙工学の難しさ」。

例3

最新の省エネ家電経済メリット、白熱灯→LEDの経済メリットとか、

経産省ヤマダ電機は「啓蒙し尽くしてる」と思ってるが、高齢者とか、全く知らなかったりする。

こういうところを啓蒙工学リーチするだけでも、結構省エネ化が進んだりする

例4

阪神大震災の時、国道43号線沿に持ってた家が被災した人に(不動産屋の自分は)住宅営業した。

その際、幹線道路沿いの土地神戸市(国かも知れない)が買い上げる制度自分が調べ上げたら、

「知らなかった」と喜ばれ、成約になった。

案外、「役所の使える制度」は住民に知られていないんだな、と感じた。

例5

マンション管理組合単位で電力を購入し、それを各戸で配分する「高圧一括受電」というサービスがある。

大口電力単価と小口電力単価の差分だけ、消費者は「トク」するんだが、

そのためには管理組合の決議&個々の電力契約の切替という事務作業が伴う。

各戸には「経済的に確実にメリットある」スキームなんだが、一定比率で決議に反対したり、切替契約にハンコ押さない人が現れ、

一括受電会社が苦労している。

で、高圧一括受電導入にハンコ押さない人が、確固たる理由で反対しているのならまだしも、

その多くは「めんどくさい」とか「なんとなく」とか、脱力する理由なケースが大多数らしい。

2013-12-22

http://anond.hatelabo.jp/20131222134833

慎太郎なんか天罰発言でもノーダメージだからなあ。

亀田アンチが多いのも「チビ大口叩いてちょこまか打ってる試合を見てても糞つまらん」ってのも大きい。

2013-12-03

弱者生き方

資本主義限界

『(株)貧困大国アメリカ』という本の冒頭にこんな話が書かれていた。

50年台くらいまではアメリカでは個人経営農家地域規模で経営をしていた。

50年台以降あたりから大規模経営企業が台頭してきた。

規模の経済的な話で、コスト面で小規模な個人経営農家太刀打ち出来ない。

近年では特に業界感の結びつきが強く、流通経路を確保するのも難しい。

よって大規模経営企業によって囲い込みが行われ小規模な生産しか出来ない個人経営農家は、

大規模経営企業のいち生産者として農奴のように生産活動をすることを余儀なくされる。

資本主義おいては株主利益の最大化が目指される。

金融業界を中心に利害関係にある大口企業(小売やマスコミなど)のロビー活動によって法的にも囲い込みを受けることになる。

プレイヤーとして巻き込まれてしまった以上、自分のペースで細々と生活するという手段が失われてしまう。

これは資本主義限界の一つかなあと感じる。

同じ土俵に上がらないという生存戦略

我々は企業ではないので、常にこれと全く同じ構図の中にいるわけではないが、同じようなことは実際的な生活のなかでもままある。

はてなにはマッチョな人が多い印象だが、目立たないところにそんなに強くない人も割りかし居るのではないだろうか。

そもそも生得的な能力値が低かった、気がついたら低くなっていたという人、

上の例でいう家族経営農家のような構造弱者の人もそれなりに居るだろう。

企業経営で言えば競争に全く参加しないというのは基本的に不可能だけど、極力参加しないようにするというのは戦略としてある。

ことにそもそも利益の源泉となる競争力が手元に不足しているとなれば、できるだけ競争ゲームに参加しないよう心がける必要がある。

既存ゲームの中にどう自分を位置づけするのかではなく、新しい枠組みで捉えるなりして自分に都合の良い構造を作っていく必要がある。

ポジショニングアプローチよりゲームアプローチ的にゲームに乗っかる必要がある。

個人的な生活の話に戻すと、例えば受験とか就活のような細かなゲームには参加を余儀なくされる事が多いが、

生き方レベルの大局的な次元では、我々はゲームに参加するか否かを選ぶことができる。

少し前にイジメ問題がホットだった際、「別に逃げてもええんやで」みたいな言説が多くあったがあれに近い。

既存競争構造のなかでその評価基準を参照した際自分が下位層に位置づけられることが明らかな場合

それでもその中に飛び込んでいくのは俺には自殺行為のようにしか見えない。

そもそもそういうウマ味の感じられないゲームには参加しないという選択肢もなくはない。

基本的にそういう選択を取った者は世の中では「逃げ」た負け犬として評価されることになるが、

そうした評価云々のゲームのものから降りることも不可能ではないのではとも考えている。

ただ周りの人にはそんなこと関係無いんで基本的に同じゲームプレイヤーとして扱われる。

プレイヤーではない少数派の人間を思いやれというのがそもそも無理な話なのかもしれないけど、

ゲーム以前に人として最低限、自分生活が何かの犠牲の上に成り立っていること、

奪う側がいれば奪われる側がいることを意識しておく必要がある。

その人を取り巻く他者を不快にさせないためにもそれは必要だし、その前提に立って生活したほうが精神的な余裕が出てくる。

2013-11-06

http://anond.hatelabo.jp/20131105204940

いろいろ考えたのだが、銀行の態度が悪いだとか、そういう感情の問題にまで踏み込むさらに面倒臭い事になりそうな気がする。そして、面倒臭い思いをするのは元増田だけ。他の登場人物は仕事だったりお金を取り戻せたりするから何も損しない。だから、どうしても気にいらなければ、(一連の決済が完了したあとで)その口座を解約して別の銀行に口座を開設するのが賢いやり方に思える。もし、元増田大口顧客で、解約理由を聞かれたら、正直に「こういう出来事があって不快対応をされたから」と説明すればいいし、何も聞かれなければすんなりと新しい銀行と取引できてラッキーとでも思っておけばよい気がする。

2013-10-25

http://anond.hatelabo.jp/20131025173618

彼女の食べ方はむしろ上品なほうじゃないか

パン食べるときだって千切る人いるじゃん。一口サイズにして。それと一緒だよ。大口開けずに済む。

2013-09-28

http://www.riabou.net/entry/2013/09/26/224354ブコメが非公開でモニョる

まあ、なんつーか、私怨系。読んでも面白くない。

ものの分かった人間なら、こんな増田読むより

http://stanza-citta.com/bun/category/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E6%88%A6%E8%89%A6%E3%81%AE%E8%BE%BF%E3%81%A3%E3%81%9F%E9%81%93

読んどけってだけの話。

本題

艦これから始まる海軍歴史

http://www.riabou.net/entry/2013/09/26/224354


ってのがあって。まあ当方軍オタなんで、うっかりミスとかは笑って流せても、ドヤ顔史実とまるで違うことを書いてあるとムカツクのは避けられない。若い頃はコメント欄喧嘩売りに行って当然、ぐらいの行動力はあったが、おっさんになったのでブコメで一番気になったことだけ指摘しておいた。

そしたら、

ブクマコメントミスがあるとか指摘してる人たちもいるけど、そゆ人らがちゃんと情報出してくれることもどうせないのだよなー


ってえらく挑戦的なブコメを(自分に向けたものかは分からないが)書いてる人がいた。その後さら

「ページ作者の希望によりブックマークの一覧は非表示に設定されています

になってさらモヤモヤミスの指摘が図星だから消したのかよ、みたいなネガティブ全開思考に。

まあ「分かりやす物語」を優先して書いたらあんなかたちになるかな、とは思わなくもない。思わなくもないけど、史実史実でないかといわれたら困る。

以下蛇足

=====

戦艦歴史適当


日露戦争ドレッドノート

日露戦争はそれまでの常識をいろいろ覆した戦争だった。

全部書くとキリがないので海軍兵備に与えた一番大きな影響だけ書くと、

「遠くから大砲を撃っても戦艦は沈まない、という常識を覆した」

ことになる。それまでの常識では、戦艦の主砲とは取扱が難しく、発射準備も大変で撃てる回数も少なく狙いを付けるのも難しい、と弱点だらけで、海上での決戦で使い物になるとは思われてなかった。

ところが、アドミラルトーゴーに率いられた日本海軍は、常識外れの遠距離の交戦で、大量の大口径砲を効果的に使い、ロシア艦隊を完膚無きまでに叩きのめしてしまった。

この結果、「この常識って実は時代遅れじゃね?」とこっそり疑っていた人たちが一気に表舞台に登場、各国ともその教訓を適用させた新型戦艦の建造に一斉に走る。その競争に勝って新戦艦の第一号の栄誉を担ったのがイギリスの「ドレッドノート」であり、以後その名に倣って新世代の戦艦ド級戦艦、あるいはそれを超えるという意味超ド級戦艦などと呼ばれるようになった。

第一次世界大戦

話を端折って第一次世界大戦が勃発&終了。

実は日露戦争から大戦勃発まで10しかないのだが、この間の戦艦を巡る話を書いてると本の1冊ぐらいの分量はすぐに埋まるので端折るしかない。

大戦の教訓は、実は日露戦争と比べると分かりにくい。10年後に分かりやすい答え合わせのできた日露戦争と異なり、両次大戦の間には20年の時間があり、そこに軍縮条約世界恐慌という、全列強の軍備を歪めた/正したイベントが転がっているせいである。また、参戦国によって教訓の受容の仕方(解釈)も違っていたせいでもある。

といっても分かりにくいと言って逃げているわけにも行かないので、いくつか項目を挙げる。

戦艦時代終焉

後知恵で言えば、ドレッドノートによって始まったはずの「戦艦時代」はこの戦争中に終わった。

大金を投じて整備された戦艦群は、戦争に大して影響を与えなかった。戦艦同士が殴り合う大海戦こそ起きたものの、それで戦争の展開も国家の命運は、ほとんど変わらなかった。仮に何らかの代替手段があれば、この時点で戦艦という兵器が滅んでも不思議ではない位、悪いニュースである

また、戦争中、イギリスを一番脅かしたのは、ドイツ戦艦ではなく潜水艦だった。島国イギリス必要とする、物資を運ぶ船を沈めまくり、危機的な状況に追い込んでいる。

それなのに、戦艦では潜水艦を攻撃できない。

「一番の脅威になった敵に対抗できない、そんなものが主力兵器と言えるのか?」とも論難されるようになったわけである

もちろん、潜水艦以外の普通艦船相手なら、戦艦はなんなく撃沈できたし、潜水艦能力自体もまだまださっぱりだったので、戦艦存在意義自体が否定されたわけではなかった。しかし、この理由は一世代後、二次大戦が終わってから戦艦にとどめを刺すことになる(後述、しないかも)。

航空時代の開幕

「空」という新しい戦場が導入され、攻撃力はともかく、偵察力が爆発的に向上したことで、海軍のあり方が大きく変わることになった。

それまで、敵艦隊を見つけるには、偵察艦を方々に派遣してマストの上から見張るという手段しかなかった。航空技術はそれを変えた。つまり、遙かに高速で遙かに高い場所から偵察できるようになった。

大戦当時、飛行船で空から偵察する、という圧倒的なアドバンテージドイツ海軍は有していた。

イギリスにそんな結構ものはなかった。さりとて、航空機は発達途上であり、飛行船ほどの長距離を飛べる飛行機もなかった。やむなく、海面を滑走路とする航空機水上機を使おう、として、北海気象条件に阻まれる。

海だから波浪という物があり、荒れやす北海気候水上機実用性をがつんと引き下げた。

この偵察能力の差は決定的な物であり、イギリス海軍が規模と伝統で劣るはずのドイツ海軍相手に苦しい戦いを余儀なくされる大きな原因となった。一方が相手がどこにいるかを察知し、他方が何の情報も持たないなら、それは勝負になるはずはない。

誰が考えても、空を支配できない海軍に将来がないことは明白だった。

イギリス水上機に見切りをつけ、普通航空機運用できる艦艇の開発に取り組むことになる。航空母艦誕生である

高速戦艦時代(未遂)

先述の如き変化はあったが、列強海軍は引きつづき、より強力な戦艦を求めていた。理由は色々あるが、

「敵が戦艦で攻めてきたら戦艦でないと対抗できない」

が最大の物で、「相手が持っているから対抗するために必要」というたいていの軍備に適用できる理屈がこの場合にも機能した。

そこで各国は第一次世界大戦の教訓を反映させ、より高速で、より防御力に優れ、より攻撃力の高い戦艦を作ろう、としたところで、その高価さに気付くこととなった。最先端技術の塊になった当時の新型戦艦は、作って運用するだけでもとんでもない金食い虫だった。

無理矢理現代に置き換えると、最先端スーパーコンピューターと巨大な工業プラントを合体させたでっかい超合金の塊を、高速で自在に航行させるようなものから、まあ、安いはずはない。

日本海軍整備計画だった『八八艦隊』など、国家予算に占める割合が3割4割は当たり前というとんでもない代物となった。

日本より遙かに豊かだった米英にしても「これなんか違くね?」と政治家たちが考え始めるようになった。

もちろん、戦争差し迫っているとか、他に代替手段がないとかであれば、無理してでも兵器を作らねばならない。ならないが、当時はそんな世界情勢ではなかった。

結果、軍縮会議が開かれ、各国は軍備に制限をかけることとなった。


条約後の世界と軍備

よくある誤解として、

太平洋戦争が始まるまで、各国の海軍兵備に対する考え方とは大艦巨砲主義で、戦艦がすべてだと思われていた」というのがある。間違いである。。

実際には、第一次世界大戦後の世界では、

戦艦は高価なばかりで戦争の役に立たない」「戦艦廃止も現実的な選択肢」 >

というのは一定以上の有力な考えだった。先述のように、戦争の展開を見るかかぎり、戦艦はあまり役に立ってなかったように見えるし、先述のように「相手が持っているから対抗するために必要」だったら、話し合って削減していけば、いずれは廃止できるという理論も成り立つ。

逆に、英独間で行われた戦艦の建造競争両国間の緊張を高めて一次大戦の一因になったという見方もある。 つまり、話し合いで軍備を制限すれば、軍事費節約できて納税者が喜ぶだけでなく、世界が多少は平和に近づき、さらには軍人が欲しがっている新兵器の開発・配備の余地だって増す、という「三方良し」が期待できた。

一応、「航空機が発達すれば戦艦など楽々撃沈できるようになる」と主張する過激な航空論者(この時点では過激を通り越して電波系と言われても仕方ないレベル)が一部に存在して、「いや、戦艦の防御力を強化すれば航空攻撃にも十分対応できる」とする戦艦主義者(この時点ではこちらが正論)と論争を繰り広げていたりもしたが、本筋ではない。

本筋、つまり実務者たちは、太平洋戦争始まるよりもずっと前に、新兵器、つまり空母」を配備してなければ勝てない、という正解に到達していた。 >
けれども海軍中枢と政府の間で戦艦vs航空機論争が繰り広げられる中で、現場艦隊指揮官達はそんな論争の行方とはまったく別につの結論に達しつつありました。それは「空母がなければ艦隊決戦は勝利できない」という認識です。航空機戦艦を撃沈できようができまいが、海戦で敵空母を撃破してしまえば味方艦隊は一方的な砲戦観測ができ、遠距離砲戦で圧倒的な優位に立てるからです。そして戦艦を撃沈できるかどうかは別として爆撃、雷撃も自由に実施できます。 >

まり戦艦の最大の存在理由、 「敵が戦艦で攻めてきたら戦艦でないと対抗できない」に、新しいルール、 「敵が空母を連れた戦艦で攻めてきたら、こちらに空母がいないと、戦艦でも対抗できない」が追加されたのである

航空過激派の主張に反し、当時、航空機で本当に新型戦艦を撃沈できるかは、まったくの未知数で正解は不明だった。 だが、防御力に劣る、つまり戦艦よりも弱い船なら撃沈できる、あるいは撃沈できるようになる事は、ほぼ確定していた。 一方に空母がいて、もう一方に空母がなければ(あるいは撃破されてしまえば)、偵察力で致命的な差が出た上で、戦艦以外の船が撃沈され放題の逆ボーナスステージに強制突入することになる。

>
こうして「空母は敵空母発見次第、敵戦艦ではなく敵空母に対して攻撃隊を指向する」という海戦ドクトリン確立され、マニュアル化されます1930年代日本海軍が強く意識していた「アメリカ海軍制空権下での艦隊決戦という概念」とはこうした考え方です。海戦空母が無ければ勝てないことは空母を含む艦隊の演習を繰り返すだけで確信される極めて明快で誰もが理解できる事実でした。海軍中枢と政府との間で交された「戦艦vs航空機」などといった派手な議論は現場艦隊にとってはどうでも良かったのです。 >

言い替えるとこの時点で来るべき海戦の想定展開とは、

航空機で敵艦隊を探し、先に発見する。発見したら、空母から攻撃隊を出して相手の空母を最優先で叩く。空母が撃破された側はとんでもなく不利になる」

というものになった。 何のことはない、史実太平洋戦争の諸海戦のものである
まり、 >
戦争で使われた艦の多くは、 大戦が始まる前にすでに建造されました。太平洋戦争をまだ知らない設計者や軍人が、「次の戦争はこうなるだろう」という予想のもとで作った艦です。しかし彼らの予想は全て覆され、艦艇たちは思いもよらない戦いに挑むことになりました。 >

というのはドラマチックで面白い表現かもしれないが、正確ではない。
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