はてなキーワード: クチャとは
ホンマに気色悪いねん
興味ないのに、妙に自意識過剰にボカされると純粋に腹が立つんだよ
喉が痛い時に「あー、身体の一部が痛いなあ」なんて言わねえだろ
クソうぜえだろ、例えばさ、同僚が、事あるごとに「昨日ひとりカラオケ行ったんだけど、張り切りすぎちゃって体の一部が痛いんだよね」「実はこの前マラソン大会に出たんだけど、まだ身体の一部が痛いよ」「今日低気圧来てるのかな?朝から身体の一部が痛いんだよね」
喉!!!!
脚!!!!!
まったく同じことが起きています
テメーのクソどうでもいい「同居人」の正体には興味ないんだ
ただ、ただボカすなと言っている
同僚が痛がってる部位がクソどうでもいいのと同様、お前の同居人が恋人だろうと従兄弟だろうとルームメイトだろうと、どうでもいいんだ
どうでもいいんだけど、ボカされるとムカつくんだ
殺すぞ
何を買ったんだ
なぜそういう情報の伝え方をするんだ
どういう意図でボカすんだ
マジでわかんないんだよ
なぜならお前に興味などないから
毎回毎回毎回毎回、意味不明の「同居人」呼びを繰り返されるうちに、心の中にドンドン澱が溜まってくる
ブチ殺すぞという気分が高まってくる
ホンマに「友達」でいいんだ実際
「友達とは呼びたくないが、同居人とは呼べるものの、ルームメイトでもない」みたいな関係、ないじゃん、たぶん
どれかだろ
絶対にねえ 断言できる
「同居人」だけはありえないんだ
俺は実際「同居人」って書いてるツイートが回ってきたら即・ブロックをしていますが、それでも時々見かけてしまうのでその度にムチャクチャ嫌な気持ちになってる
くたばってくんねえかなあ
なーにが同居人だ
三郎が、都合のよい折を見計らって、遠藤の部屋を訪問したのは、それから四五日たった時分でした。無論その間には、彼はこの計画について、繰返し繰返し考えた上、大丈夫危険がないと見極めをつけることが出来たのです。のみならず、色々と新しい工風くふうを附加えもしました。例えば、毒薬の瓶の始末についての考案もそれです。
若しうまく遠藤を殺害することが出来たならば、彼はその瓶を、節穴から下へ落して置くことに決めました。そうすることによって、彼は二重の利益が得られます。一方では、若し発見されれば、重大な手掛りになる所のその瓶を、隠匿いんとくする世話がなくなること、他方では、死人の側に毒物の容器が落ちていれば、誰しも遠藤が自殺したのだと考えるに相違ないこと、そして、その瓶が遠藤自身の品であるということは、いつか三郎と一緒に彼に惚気話を聞かされた男が、うまく証明して呉れるに違いないのです。尚お都合のよいのは、遠藤は毎晩、キチンと締りをして寝ることでした。入口は勿論、窓にも、中から金具で止めをしてあって、外部からは絶対に這入れないことでした。
さて其日、三郎は非常な忍耐力を以て、顔を見てさえ虫唾の走る遠藤と、長い間雑談を交えました。話の間に、屡々それとなく、殺意をほのめかして、相手を怖がらせてやりたいという、危険極る慾望が起って来るのを、彼はやっとのことで喰止めました。「近い内に、ちっとも証拠の残らない様な方法で、お前を殺してやるのだぞ、お前がそうして、女の様にベチャクチャ喋れるのも、もう長いことではないのだ。今の内、せいぜい喋り溜めて置くがいいよ」三郎は、相手の止めどもなく動く、大ぶりな脣を眺めながら、心の内でそんなことを繰返していました。この男が、間もなく、青ぶくれの死骸になって了うのかと思うと、彼はもう愉快で耐らないのです。
そうして話し込んでいる内に、案の定、遠藤が便所に立って行きました。それはもう、夜の十時頃でもあったでしょうか、三郎は抜目なくあたりに気を配って、硝子窓の外なども十分検べた上、音のしない様に、しかし手早く押入れを開けて、行李の中から、例の薬瓶を探し出しました。いつか入れ場所をよく見て置いたので、探すのに骨は折れません。でも、流石に、胸がドキドキして、脇の下からは冷汗が流れました。実をいうと、彼の今度の計画の中うち、一番危険なのはこの毒薬を盗み出す仕事でした。どうしたことで遠藤が不意に帰って来るかも知れませんし、又誰かが隙見をして居ないとも限らぬのです。が、それについては、彼はこんな風に考えていました。若し見つかったら、或は見つからなくても、遠藤が薬瓶のなくなったことを発見したら――それはよく注意していればじき分ることです。殊に彼には天井の隙見という武器があるのですから――殺害を思い止まりさえすればいいのです。ただ毒薬を盗んだという丈では、大した罪にもなりませんからね。
それは兎とも角かく、結局彼は、先ず誰にも見つからずに、うまうまと薬瓶を手に入れることが出来たのです。そこで、遠藤が便所から帰って来ると間もなく、それとなく話を切上げて、彼は自分の部屋へ帰りました。そして、窓には隙間なくカーテンを引き、入口の戸には締りをして置いて机の前に坐ると、胸を躍らせながら、懐中から可愛らしい茶色の瓶を取り出して、さてつくづくと眺めるのでした。
MORPHINUM HYDROCHLORICUM(o.g.)
多分遠藤が書いたのでしょう。小さいレッテルにはこんな文字が記してあります。彼は以前に薬物学の書物を読んで、莫児比※(「さんずい+(日/工)」、第4水準2-78-60)のことは多少知っていましたけれど、実物にお目にかかるのは今が始めてでした。多分それは鹽酸えんさん莫児比※(「さんずい+(日/工)」、第4水準2-78-60)というものなのでしょう。瓶を電燈の前に持って行ってすかして見ますと、小匙こさじに半分もあるかなしの、極く僅かの白い粉が、綺麗にキラリキラリと光っています。一体こんなもので人間が死ぬのか知ら、と不思議に思われる程です。
三郎は、無論、それをはかる様な精密な秤はかりを持っていないので、分量の点は遠藤の言葉を信用して置く外はありませんでしたが、あの時の遠藤の態度口調は、酒に酔っていたとは云え決して出鱈目でたらめとは思われません。それにレッテルの数字も、三郎の知っている致死量の、丁度二倍程なのですから、よもや間違いはありますまい。
そこで、彼は瓶を机の上に置いて、側に、用意の砂糖や清水せいすいを並べ、薬剤師の様な綿密さで、熱心に調合を始めるのでした。止宿人達はもう皆寝て了ったと見えて、あたりは森閑しんかんと静まり返っています。その中で、マッチの棒に浸した清水を、用意深く、一滴一滴と、瓶の中へ垂らしていますと、自分自身の呼吸が、悪魔のため息の様に、変に物凄く響くのです。それがまあ、どんなに三郎の変態的な嗜好を満足させたことでしょう。ともすれば、彼の目の前に浮んで来るのは、暗闇の洞窟の中で、沸々ふつふつと泡立ち煮える毒薬の鍋を見つめて、ニタリニタリと笑っている、あの古いにしえの物語の、恐ろしい妖婆の姿でした。
併しながら、一方に於おいては、其頃から、これまで少しも予期しなかった、ある恐怖に似た感情が、彼の心の片隅に湧き出していました。そして時間のたつに随って、少しずつ少しずつ、それが拡がって来るのです。
MURDER CANNOT BE HID LONG, A MAN'S SON MAY, BUT AT THE LENGTH TRUTH WILL OUT.
誰かの引用で覚えていた、あのシェークスピアの不気味な文句が、目もくらめく様な光を放って、彼の脳髄に焼きつくのです。この計画には、絶対に破綻はたんがないと、かくまで信じながらも、刻々に増大して来る不安を、彼はどうすることも出来ないのでした。
何の恨みもない一人の人間を、ただ殺人の面白さに殺して了うとは、それが正気の沙汰か。お前は悪魔に魅入みいられたのか、お前は気が違ったのか。一体お前は、自分自身の心を空恐しくは思わないのか。
長い間、夜の更けるのも知らないで、調合して了った毒薬の瓶を前にして、彼は物思いに耽っていました。一層この計画を思止おもいとどまることにしよう。幾度いくたびそう決心しかけたか知れません。でも、結局は彼はどうしても、あの人殺しの魅力を断念する気にはなれないのでした。
ところが、そうしてとつおいつ考えている内に、ハッと、ある致命的な事実が、彼の頭に閃ひらめきました。
「ウフフフ…………」
突然三郎は、おかしくて堪たまらない様に、併し寝静ったあたりに気を兼ねながら、笑いだしたのです。
「馬鹿野郎。お前は何とよく出来た道化役者だ! 大真面目でこんな計画を目論もくろむなんて。もうお前の麻痺まひした頭には、偶然と必然の区別さえつかなくなったのか。あの遠藤の大きく開いた口が、一度例の節穴の真下にあったからといって、その次にも同じ様にそこにあるということが、どうして分るのだ。いや寧ろ、そんなことは先ずあり得ないではないか」
それは実に滑稽極る錯誤でした。彼のこの計画は、已にその出発点に於て、一大迷妄に陥っていたのです。併し、それにしても、彼はどうしてこんな分り切ったことを今迄いままで気附かずにいたのでしょう。実に不思議と云わねばなりません。恐らくこれは、さも利口りこうぶっている彼の頭脳に、非常な欠陥があった証拠ではありますまいか。それは兎も角、彼はこの発見によって、一方では甚はなはだしく失望しましたけれど、同時に他の一方では、不思議な気安さを感じるのでした。
「お蔭で俺おれはもう、恐しい殺人罪を犯さなくても済むのだ。ヤレヤレ助かった」
そうはいうものの、その翌日からも、「屋根裏の散歩」をするたびに、彼は未練らしく例の節穴を開けて、遠藤の動静を探ることを怠おこたりませんでした。それは一つは、毒薬を盗み出したことを遠藤が勘づきはしないかという心配からでもありましたけれど、併し又、どうかして此間このあいだの様に、彼の口が節穴の真下へ来ないかと、その偶然を待ちこがれていなかったとは云えません。現に彼は、いつの「散歩」の場合にも、シャツのポケットから彼かの毒薬を離したことはないのでした。
六
ある夜のこと――それは三郎が「屋根裏の散歩」を始めてからもう十日程もたっていました。十日の間も、少しも気附かれる事なしに、毎日何回となく、屋根裏を這い廻っていた彼の苦心は、一通ひととおりではありません。綿密なる注意、そんなありふれた言葉では、迚とても云い現せない様なものでした。――三郎は又しても遠藤の部屋の天井裏をうろついていました。そして、何かおみくじでも引く様な心持で、吉か凶か、今日こそは、ひょっとしたら吉ではないかな。どうか吉が出て呉れます様にと、神に念じさえしながら、例の節穴を開けて見るのでした。
すると、ああ、彼の目がどうかしていたのではないでしょうか。いつか見た時と寸分違わない恰好で、そこに鼾をかいている遠藤の口が、丁度節穴の真下へ来ていたではありませんか。三郎は、何度も目を擦って見直し、又猿股さるまたの紐を抜いて、目測さえして見ましたが、もう間違いはありません。紐と穴と口とが、正まさしく一直線上にあるのです。彼は思わず叫声を上げそうになったのをやっと堪こらえました。遂にその時が来た喜びと、一方では云い知れぬ恐怖と、その二つが交錯した、一種異様の興奮の為に、彼は暗闇の中で、真青になって了いました。
彼はポケットから、毒薬の瓶を取り出すと、独ひとりでに震い出す手先を、じっとためながら、その栓を抜き、紐で見当をつけて置いて――おお、その時の何とも形容の出来ぬ心持!――ポトリポトリポトリ、と数滴。それがやっとでした。彼はすぐ様さま目を閉じて了ったのです。
「気がついたか、きっと気がついた。きっと気がついた。そして、今にも、おお、今にも、どんな大声で叫び出すことだろう」
彼は若し両手があいていたら、耳をも塞ふさぎ度い程に思いました。
ところが、彼のそれ程の気遣いにも拘かかわらず、下の遠藤はウンともスーとも云わないのです。毒薬が口の中へ落ちた所は確に見たのですから、それに間違いはありません。でも、この静けさはどうしたというのでしょう。三郎は恐る恐る目を開いて節穴を覗いて見ました。すると、遠藤は、口をムニャムニャさせ、両手で脣を擦る様な恰好をして、丁度それが終った所なのでしょう。又もやグーグーと寝入って了うのでした。案あんずるよりは産うむが易やすいとはよく云ったものです。寝惚ねぼけた遠藤は、恐ろしい毒薬を飲み込んだことを少しも気附かないのでした。
三郎は、可哀相な被害者の顔を、身動きもしないで、食い入る様に見つめていました。それがどれ程長く感じられたか、事実は二十分とたっていないのに、彼には二三時間もそうしていた様に思われたことです。するとその時、遠藤はフッと目を開きました。そして、半身を起して、さも不思議相に部屋の中を見廻しています。目まいでもするのか、首を振って見たり、目を擦って見たり、譫言うわごとの様な意味のないことをブツブツと呟いて見たり、色々狂気めいた仕草をして、それでも、やっと又枕につきましたが、今度は盛んに寝返りを打うつのです。
やがて、寝返りの力が段々弱くなって行き、もう身動きをしなくなったかと思うと、その代りに、雷の様な鼾声かんせいが響き始めました。見ると、顔の色がまるで、酒にでも酔った様に、真赤になって、鼻の頭さきや額には、玉の汗が沸々とふき出しています。熟睡している彼の身内で、今、世にも恐ろしい生死の争闘が行われているのかも知れません。それを思うと身の毛がよだつ様です。
さて暫くすると、さしも赤かった顔色が、徐々にさめて、紙の様に白くなったかと思うと、見る見る青藍色せいらんしょくに変って行きます。そして、いつの間にか鼾がやんで、どうやら、吸う息、吐く息の度数が減って来ました。……ふと胸の所が動かなくなったので、愈々最期かと思っていますと、暫くして、思い出した様に、又脣がビクビクして、鈍い呼吸が帰って来たりします。そんなことが二三度繰り返されて、それでおしまいでした。……もう彼は動かないのです。グッタリと枕をはずした顔に、我々の世界のとはまるで別な、一種のほほえみが浮んでいます。彼は遂に、所請いわゆる「仏」になって了ったのでしょう。
息をつめ、手に汗を握って、その様子を見つめていた三郎は、始めてホッとため息をつきました。とうとう彼は殺人者になって了ったのです。それにしても、何という楽々とした死に方だったでしょう。彼の犠牲者は、叫声一つ立てるでなく、苦悶の表情さえ浮べないで、鼾をかきながら死んで行ったのです。
三郎は何だかガッカリして了いました。想像の世界では、もうこの上もない魅力であった殺人という事が、やって見れば、外ほかの日常茶飯事と、何の変りもないのでした。この鹽梅なら、まだ何人だって殺せるぞ。そんなことを考える一方では、併し、気抜けのした彼の心を、何ともえたいの知れぬ恐ろしさが、ジワジワと襲い始めていました。
暗闇の屋根裏、縦横に交錯した怪物の様な棟木や梁、その下で、守宮やもりか何ぞの様に、天井裏に吸いついて、人間の死骸を見つめている自分の姿が、三郎は俄に気味悪くなって来ました。妙に首筋の所がゾクゾクして、ふと耳をすますと、どこかで、ゆっくりゆっくり、自分の名を呼び続けている様な気さえします。思わず節穴から目を離して、暗闇の中を見廻しても、久しく明い所を覗いていたせいでしょう。目の前には、大きいのや小さいのや、黄色い環の様なものが、次々に現れては消えて行きます。じっと見ていますと、その環の背後から、遠藤の異様に大きな脣が、ヒョイと出て来そうにも思われるのです。
でも彼は、最初計画した事丈けは、先ず間違いなく実行しました。節穴から薬瓶――その中にはまだ数滴の毒液が残っていたのです――を抛り落すこと、その跡の穴を塞ぐこと、万一天井裏に何かの痕跡が残っていないか、懐中電燈を点じて調べること、そして、もうこれで手落ちがないと分ると、彼は大急ぎで棟木を伝い、自分の部屋へ引返しました。
「愈々これで済んだ」
頭も身体からだも、妙に痺しびれて、何かしら物忘れでもしている様な、不安な気持を、強しいて引立てる様にして、彼は押入れの中で着物を着始めました。が、その時ふと気がついたのは、例の目測に使用した猿股の紐を、どうしたかという事です。ひょっとしたら、あすこへ忘れて来たのではあるまいか。そう思うと、彼は惶あわただしく腰の辺を探って見ました。どうも無いようです。彼は益々慌てて、身体中を調べました。すると、どうしてこんなことを忘れていたのでしょう。それはちゃんとシャツのポケットに入れてあったではありませんか。ヤレヤレよかったと、一安心して、ポケットの中から、その紐と、懐中電燈とを取出そうとしますと、ハッと驚いたことには、その中にまだ外の品物が這入っていたのです。……毒薬の瓶の小さなコルクの栓が這入っていたのです。
彼は、さっき毒薬を垂らす時、あとで見失っては大変だと思って、その栓を態々わざわざポケットへしまって置いたのですが、それを胴忘どうわすれして了って瓶丈け下へ落して来たものと見えます。小さなものですけれど、このままにして置いては、犯罪発覚のもとです。彼は恐れる心を励して、再び現場げんじょうへ取って返し、それを節穴から落して来ねばなりませんでした。
その夜三郎が床についたのは――もうその頃は、用心の為に押入れで寝ることはやめていましたが――午前三時頃でした。それでも、興奮し切った彼は、なかなか寝つかれないのです。あんな、栓を落すのを忘れて来る程では、外にも何か手抜てぬかりがあったかも知れない。そう思うと、彼はもう気が気ではないのです。そこで、乱れた頭を強いて落ちつける様にして、其晩の行動を、順序を追って一つ一つ思出して行き、どっかに手抜りがなかったかと調べて見ました。が、少くとも彼の頭では、何事をも発見出来ないのです。彼の犯罪には、どう考えて見ても、寸分の手落ちもないのです。
彼はそうして、とうとう夜の明けるまで考え続けていましたが、やがて、早起きの止宿人達が、洗面所へ通う為に廊下を歩く跫音が聞え出すと、つと立上って、いきなり外出の用意を始めるのでした。彼は遠藤の死骸が発見される時を恐れていたのです。その時、どんな態度をとったらいいのでしょう。ひょっとしたら、後になって疑われる様な、妙な挙動があっては大変です。そこで彼は、その間あいだ外出しているのが一番安全だと考えたのですが、併し、朝飯もたべないで外出するのは、一層変ではないでしょうか。「アア、そうだっけ、何をうっかりしているのだ」そこへ気がつくと、彼は又もや寝床の中へもぐり込むのでした。
それから朝飯までの二時間ばかりを、三郎はどんなにビクビクして過したことでしょうか、幸にも、彼が大急ぎで食事をすませて、下宿屋を逃げ出すまでは、何事も起らないで済みました。そうして下宿を出ると、彼はどこという当てもなく、ただ時間を過す為に、町から町へとさ迷い歩くのでした。
大手SIerには、社員教育のための研修会社があって、外部の受講者も多数受け入れてるんだけど、毎年新人研修もたくさんあるのね。
顧客企業別に、顧客先で行うこともあるし、逆に研修会社の教室に複数の企業から新入社員を集めて開催することも。もちろん、去年はオンライン「でも」開催してたよ。今年も、オンライン「の場合も」あるよ。
でも、あえて教室でやるクラスもあって、しかもそこにまぁまぁ申し込みがあるのね。もちろん新入社員が選べるわけはないから、入社企業の人事が決めてるのよね。本当にかわいそうだな、と。
長くて3か月、たいして広くない教室で、100人以上の、若くて行動力のある新入社員が集まって (※)、あいさつとか (顧客先だと) 社訓唱和とか、ビジネスマナー (笑) の名刺交換や商談ロールプレイとか、声を出してね。講師も、地声で語り掛けるのが良い講師だ、みたいな謎の地声信仰があるから、声を張るし。どこの研修会社の教室も、オフィスビルのそれなりに高い階だから、窓もないし、空調はビル内の空気をかき回すだけ (空気清浄機はあるけど...ね)。ちなみに去年、まだ危機感が薄かった地方では、講師だけオンライン、受講者は会社に集まってZoom画面をスクリーンに投影して受講、朝は社訓唱和とラジオ体操、とかあったよ。
そして新入社員研修だから、毎日のパソコンや机や備品の清掃は新入社員任せになるわけね。合宿ではないけども、毎日東名阪の中心地に、各地から若者が集まったら (※)、そら...ね。
※若者を批判してるんじゃないよ。集めるほうが頭おかしいんだから。
新入社員どうし、新入社員と先輩が対面して関係を深めること自体は否定しないよ。でも、それは研修以外の場で、企業の責任でやったらいいじゃん、という。
もちろん、オンライン研修もあるよ。でも、まる1年経ってるのに何の工夫もないんだ。
教材は相変わらずA4縦の紙フォーマットを崩さないので、PDFで提供しても、毎ページ毎ページ、上から下にスクロールしなきゃいけないし、そもそも講師がスクリーンに投影して「プレゼン芸」するためのものだから、小さなノートPC、ましてやスマホの画面じゃ見えないんだよね。
そして、今までなら教室のPCにセットアップしてたソフトウェア類も、オンラインだと手順書を渡して、新入社員にセットアップさせるのね。それができるなら、研修を受ける必要がないじゃない。手順書を読んで、MySQLをPCにインストールできる人なら、自力でSQL勉強できるでしょ。そして、実際には大半がうまくできないけど、オンラインだから大したサポートもできなくて、結局、何度も再インストールさせたり、挙句の果てには、「講師やグループメンバーの操作を画面共有で見ていてください」と。世の中、Google ColabとかPaizaとか、MoodleでもCodeRunnerとか、ブラウザで各種ソフトウェアの実行ができる環境が山ほどあるじゃない。なんで今年もローカルPCにセットアップさせるのよ。
研修自体は、ZoomやWebExを使って行うんだけど、ここにも工夫がないのね。「集合研修をただオンライン化しただけ」なのね。9時17時、講師が画面共有したスライドを表示しながらずーっと語って、時々指示に従ってPCを操作して、研修全体のカリキュラムがあるから、時間が足りなくても、もっと考えたくても、「はい、じゃあここまででーす」と打ち切られて。講義も、マイクの使い方を知らない講師が、鼻息や口クチャクチャを挟みながら、たまに手でゴソゴソ触りながらで、ボリュームがでかすぎて割れてる人と小さすぎて聞こえない人がメイン・サポートで同席したりして、みんながYouTubeで見るような動画、あるいはラジオとはかけ離れた音質で語るのよ。そして、講師が補足などを画面にマウスで下手くそな字で書くのね。それをメモしなさい、とか。せめて2、3000円のペンタブを使いなよ。いや、どうせいつも語ってることなんだから、あらかじめ教材に書いときなよ。講師って、「ちなみに」「実は」とか補足したがるけど、あれ毎回やってるからね。(それが「講師の価値」なんだって)
それに、新入社員のみんなは、自宅やら寮やらで受講してるんだけど、講師はなぜか都心の教室に集められて、メイン1人、サポート2、3人が同じ部屋で配信しなきゃいけないのね。なぜ。別に、教室が10Gbpsとか、そんなんでもないよ。何なら、戸建てのフレッツより遅いよ。顧客先での新人研修でも、新入社員はいないのに、顧客先の会議室に行って、そこからモバイルWiFiで配信するんだよ。Zoomだから、顧客のイントラとか無関係だよ。「講師が集まることで、密なコミュニケーションをとり、受講者を的確にサポートできるから」だってさ。いや、研修用のZoom以外に、SlackでもDiscordでも用意しておけばよくない?
そんな「オンライン研修」のやり方が、今年も変わらないんだよね。研修会社からの指示も、「小さな画面で受講する人もいます (でも教材はA4縦です)」「長時間の受講は疲れます (でも9時17時、カメラオンで受講を義務付けます。受講態度も点数化します)」なんて、改善する気がなくてさ。そもそも、そういう「お気持ち」への言及だけで、より高品質な研修 (ライブ配信) のためには、回線が何Mbps必要か、WireSharkで測りました、とか、モバイルWiFiで研修を実施した時の1日の帯域変化を調べました、とか、マイクはミニプラグとUSB接続、ヘッドセットと据え置き、単一指向性と無指向性で音質がこう違います、とか、カメラの画素数と光の当たり具合で、講師がこう見えます、とか (そもそも、別に講師の顔なんて必須じゃないと思うけど)、Zoomのここをこう設定すると、画質、音質、ユーザビリティが向上します、とか、何も「1年間コロナ禍で研修ビジネスやって得られたノウハウ」をご教示いただけないんだよね。講師の側も、そういう知識、スキルがない「退役エンジニア」「文系・未経験で研修会社に入社した講師」がほとんどだからさ、今年もたくさんの講師がスマホのイヤホンマイクで講義するみたいだよ。
まとめると、「大して顔も声も良くない、配信環境も良くない、(研修だから) 面白くもないオッサン・オバサンの、CMも音楽もゲストもない糞音質の語りを、9時17時聞き続けなきゃいけない新人研修」って辛すぎませんか、と。まる1年前ならまだわかるよ。ノウハウがない中、急遽オンライン化しました、と。でも、1年経ったじゃない。
いろんな大学の調査でも、「ライブよりオンデマンドが良い」という結果が出ているように、ちゃんと勉強したかったら、自分のペースでやりたいわけね。応用的なディスカッションの場は別途日時を決めて設けるとして。もちろん、企業研修になると勤怠管理の側面があるから、「僕は夜型なので、真夜中に受けます」とか「土日にまとめて視聴します」とか言われると困るんだけど、それでも、カリキュラムの都合でわからなくても先に進まれるよりは、ちゃんとわかるまで学んだほうが、よっぽど顧客企業が求める「新入社員の成長」につながると思うんだよね。サポートだけ、時間を決めて講師が常駐すればいいだけで。そもそも、ライブで教室ぶん講師を確保するよりは、コンテンツ収録に1人確保して、あとはサポート要員として複数教室をまたいで確保したほうが、コストパフォーマンスもよっぽどいいと思うけどね。
実際、そういう研修会社の新人研修を受けたもうすぐ2年目のビジネスパーソン () が、増田にもいると思うから、意見を伺いたいよ。
家ついて行っていいですかのイノマー回を見て、
イノマーの闘病する姿は確かに壮絶で感動的だけど、それと同時に高校の頃峯田和伸を崇拝するタイプの男子学生たちが、オナニーだのセックスだの愛だの恋だの言いながらクラスのすみっこで静かに生きてるブス(私)をものすごく馬鹿にして、可愛い子にだけオドオドしていたのを思い出した。
イノマー支えてる女性も典型的な「ワカッテル女」って感じで、同じクラスだったらきっと私を馬鹿にするタイプの人だった。
オナニーマシーンのイノマーがどんな人なのかは知らないけど、そのロマン観というか「俺たちってカッコ悪いし性欲強いしムチャしちゃうけどヤンチャで愛すべき存在だろ」みたいな感じは嫌い。
「ムチャクチャだけど根は悪くない俺たち♫」って自己認識なんだろうけどお前らは女をブスかブスじゃないかで分けてブスには平気でゴミカス扱いできるクソ人間なのを自覚しろよ。
KKOとかチー牛と言われる人が「女性が怖い」ってよく言うのはこういう気持ちなんだろうなと思う。そら人を信用できないし、まして自分から努力して関係構築して恋愛するのなんて無理だよな。人としての敬意が払われないんだから…。
いいぞ、いいぞ、いい発想だあ!
そうそうそうそうそう!!!あるよあるよ、田舎にもあるよお文化資本!!!あるある!!!!!!!!
森とか、ノイチゴとか、謎の沢とか、クソみたいな児童養護施設とか、毛虫がムチャクチャつく気っ色悪い木とか、崩壊した神社とか、そういうやつっ!!!!!
素晴らしいよねえ、ホントに
上野動物園とか、科学博物館とか、そういうのに全然匹敵するってことがもう、文字列見ただけでわかるでしょう!あなたは東京の人だっていうんだから、そのくらいはスパパーッ!と理解できるでしょうなあ!
素晴らしい、素晴らしい発想だホントに
だから絶対に、絶対にあなたの子供は田舎で育ててあげてほしい チョーゆたかな自然に育まれてチョーゆたかな人間になるに決まってるもん
裏山に生えてるトゲだらけの木に手が刺さる経験の方が、バカでかい図書館でいろいろ本読んだり、博物館に出かけたりするよりも文化的な成長に寄与することは確実だもんな!
わかってくれてうれしいよ
だから絶対に絶対に絶対にあなたの子供は田舎*だけ*で育ててくださいね
ないない、絶望的な空虚とか、人生を棒に振っている感覚とか、心の底に澱のように溜まっていく都市部への深い憎悪とか、そんなもんあるわけない
毎日家に引きこもって、東京のオシャレなお店紹介とか見てるだけでもうドンドン身体が文化資本に染まっていくもん
クズみたいなヤンキー紛いしかいない小学校に通って、昼休みにそいつらがサッカーやってるのに混じりかねて校旗・国旗・市旗を掲揚するための台に寝そべって太陽を眺めているんだ しばらく瞼を閉じて、ふと目を開けると、補色残像で世界が青っぽく染まるんだよな
メチャクチャいいエピソードでしょ 田舎にいても、科学に目覚めるきっかけはいくらでもあるんだあ!
あなたは都会で育ち、「どこにだって素晴らしい文化資本はあるんだ!」なんてうつくしいことを本気で言えるすばらしい人間になった
その素晴らしさをぜひ活かしてほしい
ちょっとでも差別主義者・ネトウヨ・アンチフェミ等だと思われるような隙を晒すと、一切話を聞かずに人格否定から入ってくる人が爆増する
その話後半に書いてるぞ!ってことをムチャクチャ偉そうかつ攻撃的な口調で書いてくる人がすげー多い
「私は良識派だが、お前は何も分かってなくて頭が致命的に悪い人間のクズだ、一生引きこもって惨めに暮らせ、死ね!」みたいなふるまい、やってて自分でヘンだと思わないのか…?
せめてもっと明らかに下品な感じで罵倒してくれたらいいんだけど、「私は良識派だが」要素を感じるのが本当に不気味なんだよな
SNSで不謹慎ネタ呟いてるやつはまあカスだけど、SNSでそういうカスに直接罵倒を浴びせる奴のほうがよりヤバくないか?
直接罵倒、俺は増田のトラバで煽られたときに反撃する形くらいでしかやったことないんだよな
そういう凄人(すごびと)がたくさんいるんだよな、はてブ
そんで全然話通じねえ!
見てる分には楽しいのだが……
そんなもんを理解したり、わざわざ作ったりするくらいなら困ったほうがマシと思ってるんだから、どうしようもない。
あと、役所での仕事というのは「書類の書けない成人たち」を救うことではありません。
法律・政令・省令等々で定められたことを、定められたとおりに処理することです。
もし人助けの方がしたいのなら、仕事を辞めてNPOでも作ったら?
自分を顧みずにやるってのが、本当の意味での人助けってもんよ。
まぁ、タダでとかムチャクチャ安くってんなら、書類を作ってもらいたい人はいるだろうね。
知ってるだろうけど、他人のために公的機関に出す書類をカネを取って作成代行すんなら、まずは行政書士の資格を取らんとな。
いずれにせよ、他人を変えようとするんじゃなくて、まず自分が変わらねぇとな。
ガキでもあるまいし、人を「救う」なんて簡単に口にするもんじゃあないよ、という感じだわ。
同じようなことを感じた人は、これまでも腐るほどいたに決まってるだろ。
そんなたくさんの人たちが変えられなかったことを変えようとするってのは、生半可な話じゃないよ。
人生を賭けて変えるつもりだという所信表明で、実際に具体的にそう動くってんなら、偉いと思うね。
こんなことに気づいたんだと言いたいだけなら、そんなのは割と誰でも知ってるってだけだ。
テレビ見てるだけだとインタラクティブじゃないからどうしても虚しくなるんだが、最近は生配信なんかがかなり強くなってきてて、コメント投げたり他の視聴者の生のコメントを読んだりできたりで、かなり優秀な感じになってきてる
SNSもすごい
彼女と一緒にいるとき、二人で一緒に寝そべってお互い無言でTwitterとか見てる時間が結構ある べつに喧嘩してるとか雰囲気悪いとかではなく、ただ楽しいからTwitterを見ている いい感じの動画とかがあったら見せあったりもするけど、基本的にはお互いの世界
何かしらのコンテンツを見て、その感想を共有したくなったとき、行き先はマジで無数にある
「何をみたところで誰とも語り合えない」なんてことはない
5ch、Twitter、Reddit、その他特化型のサイトも大量にあり、大抵のことに関してはだれかと語り合える 語り合えなくとも、自分の意見を書き散らしたり人の意見を読み散らしたりできる
文字での交流しかできないのが寂しい、って問題もわりとなんとかなりつつある
VRchat、やったことないけどすごいらしいしな
性欲もなんとかなる 古来よりある風俗に行くもよし、最先端のアダルトグッズに頼るもよし 実際オナホは実物より良いって聞くし、エロコンテンツは氾濫してるし、すごい時代だ
恋愛・結婚への幻想みたいなものも打ち砕かれつつある 恋愛感情は長持ちしないし、結婚生活はけっしてバラ色ではない、っていうのは昔から言われ続けてることだけど、最近は個人の生の声を見放題だから身に迫る度合いが違う
結婚しないと50代になってから寂しくなるかもしれないが、結婚したらしたで50代くらいで夫婦仲が冷え切ってムチャクチャキツくなるかもしれない そういうリアルな感覚が万人に備わりつつある
独り身でもあったかいもの食い放題、コミュニケーション取り放題になって、いよいよ結婚する意味が薄れてるよな
そうすると社会的な圧も弱まる 半数が結婚しないんならべつにやんなくて良いや感が強くなる
SFロボットもので異星人による遺伝子改良で大型の宇宙船のようにつくりかえられた人間や、
通常の人間より遥かに優秀な人類種となったジーンメジャーが支配する世界に、
普通の人間ジーンマイナーの少年が立身を夢見て悪戦苦闘するジョブナイル小説。
2巻だけ刊行されてるんだけど、ムチャクチャいいところで終わってるんだよ。
続き読みたい。
日本ファンタジーは元祖にしてハイファンタジーではなくて、異世界ものというのが面白い。
現代日本から召喚されたものの、役に立たない勇者だと悪口を言われたりするが、
異世界の中に遺跡として残っていた科学文明の機械をあやつりだすことでリスペクトされたりする。
その小麦の絵をトレースして美術の授業の課題として提出したら、
すぐトレースとバレたが。
厚労省内で検討されており、地方自治体にも伝えられてるようなスケジュールが全くの「デタラメ」であることは考えづらいことを前提として、河野大臣の置かれている立場としては
1:厚労省から申し送りが来てない!ボクチャン聞いてないもん!何でボクチャンの知らないことをマスコミが知ってるんだ!
2:そのスケジュールは知ってた!でもボクチャン仕事ができないからそんなスケジュールでワクチン用意できない!もっと遅い目処じゃないと無理!無理なものを報道してイメージ悪くするつもりか!
この2つのどちらに近いのだろう?
2番だとすれば河野の能力の如何の前に、そもそも菅が「2月から接種を開始する」ような目標を立てたこと自体に問題があるという話になるわけで、問題はより根深いものになる
ロクデナシ系ブクマカの新星だと思う
「口は悪いが良いこと言ってる」「罵倒するようで実は優しい」みたいな甘えたところがない
ホントによくこんなこと言えるなってくらいひでえコメントを残しまくってる
ブコメ全体が茶化し・面白がりムードなときは結構スターを集めたりもしてる一方、人死にが出てたり障害を扱ってたりしてるエントリではムチャクチャ叩かれてる
いや、虚無思想とかそういうのには偏ってるかもしれないが、政治的にはけっこうニュートラルっぽい どっちサイドもすげーバカにしてるから
あ、でもミソジニストではあるっぽい……いや、違うなこれ そんな芯をもって女を憎んでる感じではない
こういう言い方をするとはてブユーザーが不快になる、というところを狙った結果として女性蔑視的な発言が出てる気がする
なんつうか、テクニカルなんだよなこの人
でもテクニカルなだけではない ホントに性根が腐ってないと出てこないし、出てきても書くまではいけないようなブコメをバンバン出してる
すげー人だと思う
現在ネットで大注目を集めているアニメ(*1)、それは「EX-ARMエクスアーム」である。(以下「エクスアーム」と記載する)
本作は集英社で連載していた漫画を原作としたTVアニメであり、本来2020年7月より放送予定であったが、新型コロナウイルスの影響で2クールの延期を行い2021年1月より放送開始となった。
なぜ本作が話題になっているか、それは2021年のものとは思えないCGのクオリティの低さで、PS2初期のゲームのCGだと言われても納得してしまう。
そもそも公式PVが公開になった時点で腐臭を漂わせていた本作であるが、いざ放送が始まると(クソアニメ)愛好家たちの期待を裏切らない内容であった。
※追記
上でPS2の発売日が2020年3月4日になっているのは2000年3月4日の誤りです。
ユルシテ…
このようなことになぜなってしまったのか。
スタッフロールに海外の名前がずらっと並んでいることから中国製の限界と切ってしまうのも簡単ではある。
しかし、現在多くのアニメ作品で中国への外注を行っており、中国アニメーターの能力も上がってきている。
(それゆえに新型コロナウイルスで中国ラインがストップした影響を多く受けてしまったのだが)
昨年劇場公開された「羅小黒戦記」を見にいって、ストーリー的には目新しいものはなかったが、背景は細やかな一方でキャラはシンプルでくっきりした線で描かれていてバランスが良く、アクションも見ていて満足できるものであった。
そのため、正確には「エクスアームは中国の低レベルな制作現場に仕事を任せてしまった」と言うべきであろう。
そこで、今回本記事では「エクスアーム」の失敗の要因を製作委員会という観点から検討していきたい。
ちなみに、私は業界の片隅にいる木っ端のような存在であるため、認識の誤りがいくつかあるかもしれない。
もし誤りを見つけたらご指摘願いたい。
(*1)これを書いている時点で「PUI PUI モルカー」に話題を取られてしまっており、もはや注目もされなくなってしまうかもしれない…。
まず大前提として、「エクスアーム」製作委員会はどのように構成されているのか。
エンディング映像のラストには「集英社 YTE ロイヤルリムジン クランチロール ビデオマーケット MAGNET ビジュアルフライト 日本コロムビア BSフジ」が製作として挙げられており、この9社が製作委員会メンバーであるのは間違いないだろう。
多くの場合、製作委員会の並び順は基本的に出資金額の順番になっている。
それぞれの役割としては
・集英社
おもな役割としては原作としての製作協力のほか出版に関する窓口を担当していると考えられる。
例えば「エクスアーム」に関するムック本などの製作の話が持ち込まれてきたら集英社が取りまわす、ということである。
・YTE
他アニメでの事例を見る限り、国内番組販売・海外番組販売を取りまわしているのだろう。
各種グッズの商品化の窓口もここだと思われる。
というよりここ以外にできそうな企業が思いつかない。
(あって日本コロムビアだろうか)
特に窓口等を担当しているわけではなく、謎コラボの兼ね合いで出資しているのだろう。
コロナで大量解雇のニュースを見た記憶があるが、こんなことしている余裕はあるのだろうか…?
他の例を見る限りこのようなコラボでの出資は多くても10%といったところだろう。
一般的に海外へは一定期間の配信権を与える形でアニメを販売しているが、委員会メンバーであるため他の配信サービスより優先的に、かつ購入なしで配信ができるということである。
クランチロールで触れたものの国内版で、他動画サイトよりも先行で配信が行える。
・MAGNET
この「エクスアーム」企画の言い出しっぺという認識で間違いない。
パチンコメーカーの京楽の一ブランドであるが、この事実は次に触れる会社にも重大な関係があると思われる。
一番の謎。
本アニメの制作を行っている…が、過去にアニメ制作を行った経験がないようである。
一応設立は2007年となっているので何らかの仕事をしていた企業ではあるのだが(「SEKIRO」などにタッチしているようである)、なぜそんな企業が制作を行っているのか。
ビジュアルフライトについて書かれたページ(https://bangumi.tv/person/39967)を見ると、業務内容に遊技機と記載があることから、パチンコ関連の仕事をこなしてきたのではないだろうか。
その中で京楽との関係が深くなり、今回MAGNETプロデュースのアニメの制作を任されたのだと考えられる。
その結果はこれである。
(実力がわからない制作会社を初めて使うのであればCMなどから試してみてというのが定石であるが、なぜこんな冒険をしてしまったのか。これがわからない)
円盤の販売もここじゃないかと思われる。というかここ以外にできる企業がなさそう。
・BSフジ
放送局。
委員会メンバーであるならば一定回数まで無料で再放送が出来たりする。
ビジュアルフライトを連れてきている点を見るとMAGNETが取り仕切っているのかもしれないが、このレベルの企業に幹事企業が務まるだろうか…?
(ただ、MAGNETが幹事会社をやっているからこのようなことになったと言われたらまあ、そうなのかもしれない)
これを見て気になる点としては、集英社が製作委員会の筆頭にあることである。
というのは、あくまで集英社は出版社でありアニメ事業を中心に据えた企業ではないため、アニメ関連の取り回しは基本出来ないと考えた方がよい。
例えば「鬼滅の刃」を見てみると製作委員会はアニプレックス・集英社・ufotableの3社で構成されている。
この3社の役割を考えると
アニプレックス(円盤販売・国内海外番販・円盤販売・商品化・幹事)
と、アニプレックスが多くを担っていると思われる。
「呪術廻戦」製作委員会を見ると構成企業は東宝・集英社・MAPPA・サムザップ・MBSの5社になっていると思われるが、こちらの役割は
サムザップ(ゲーム化優先)
といったところだろうか。
結局、集英社がいかに力のある企業であってもアニメという分野においてはアニプレックス・東宝といったアニメを本業とする企業の協力がないと厳しいのである。
そしてその多くの役割を担うアニメ企業が多くを出資することになる。
※話がそれるが、「鬼滅の刃」にしても「呪術廻戦」にしても製作委員会構成企業が少ない。
これはそれだけ多くの費用を出資することを経営陣に納得されることのできるタイトルであったためであろう。
「YTE、スクウェア・エニックス、KADOKAWA、MUSE、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、日本コロムビア、AT-X、ショウ・コーポレーション、ブリッジ、ドコモ・アニメストア、BSフジ、叶音、日本ナレーション演技研究所」の13社で構成されている。
これは大きな出資の稟議を通すことが出来ず、細かい出資をかき集めて何とか成り立ったのかもしれない。
そういう意味ではエクスアームも出資集めに苦しんだ結果のロイヤルリムジンだと考えられないだろうか。
話を戻すが、
本来のアニメ企業が多くを出資するべきであるがそのような企業が存在せず、集英社が筆頭になってしまうのが「エクスアーム」である。
これは全体を取り仕切ることのできる能力を持ち、その責任を背負うことのできる企業がいなかったということで、ある種の烏合の衆のような状態になってしまっているのではないだろうか。
また、本企画の予算面は最初から厳しく、その低予算で引き受けてくれる企業を探した結果、MAGNET(京楽)が関係のあるビジュアルフライトを連れてきた、という見方もできる。
そう考えると、ビジュアルフライトもある種の被害者と言えるかもしれない…。
ちなみに制作総予算は流石にわからないが、「エクスアーム」の出資を勝手に推定してみると
集英社 30%
YTE 20%
MAGNET 5%
日本コロムビア 5%
BSフジ 5%
これで合計100%といったところか。
長々書いていて疲れたので今回はこのくらいにしておこうと思う。
ラストに一言だけ、「エクスアーム」1話を見たときは「けものフレンズ」1話を見たときと同じくらいのワクワクを感じたので、最期まで頑張って放送してほしいものである。
二次創作っていいよね。
わかってる。勝手に作者の作品クチャクチャにして、キワドイの作る人まで現れちゃって、常にいいと悪いの間を行ったり来たりしてる分野のモノってことはわかってる。
でもさ、いいよね。
二次創作って書けば書くほど、見てもらえるもん。
私、小説書くのが趣味で、色んなサイトで色んなもの更新してるんだけど、まあこの程度の文章力だから、誰にも見てもらえないの。見てる気配はあっても感想とかもらえない。
文章力とか構成力とか上げて実力で見てもらえるようになりたいけど、ほら、小説に必要な文章力って、気軽には習えないじゃないですか。ピアノでいう演奏とか、絵でいうスケッチって文化が執筆にはないから。
でもただひとりで書き続けてるだけじゃいつまでも壁打ちで、ちっとも上達した気がしないんだよね。モチベーション上がんないし。
二次創作、スゴイよ。みんな超見てくれるし、感想くれるし、リクエストもくれる。自分の力じゃないのが切ないけど、でも人の反応ってすごく勉強になる。
ここの表現好きでした、とかもっとこういうのが見たいです、とか言われるとすごいモチベ上がるし、伝わったか伝わんなかったかわかるから、勉強になる。キャラを逸脱しないように、でも少しハズして書くと受けるんだよね。みんなそのキャラがどういうキャラかよくわかってるから、設定をつくる練習がしやすい。
その代わりキャラ書くのとか、状況説明は上達しないけど、まあそれはこっちで自分の作品で練習すればいいし。
でも二次創作ってリスクあるじゃん?まあ当たり前といえば当たり前だよね、作者の方が命削って書いた魅力的な作品をお借りしてるわけだから。
誰か嫌な思いにさせちゃうかもしれないし、温情措置されてる行為をずっと続けたくはない。
だからなんか、合法の二次創作とかあればいいのにね!これはいくらでも、どんなふうにでも二次創作してもいいですよ、っていう作品。
それでみんなで、感想とか伝えあって、楽しくハッピーに、文章力を上達させんの!
アホユートピアか、つってな。
素晴らしい作品っていうのは数が決まっているから、争いが絶えないんだよねえ。
別に作家になりたいわけじゃないけど、上達したい。でもルールは守りたい。
趣味やめようかなあ、やめれないだろうなあ。
かなり知能高くて、メチャなついてくれて、いつも一緒にいるような存在なわけじゃん、ポケモン
ゲームだとわりとずっとモンスターボールに入れてるけど、ほかのメディアで見る感じだとわりと外に出して普段から触れ合うこともできるっぽい
ムチャクチャ交戦的な生き物で、闘わせないと逆に虐待になるってんならわかるけど、そういう雰囲気でもない 普通に臆病で争いを好まない個体とか出てくる
犬の飼い主が犬同士を闘わせて喜んでると思うとガチで異常なんだよな ポケモンセンターに行けば傷が治るから大丈夫とかそういう問題ではない
人生をともに過ごしてきた友人でもあるような、ペット以上の存在を、楽しみのために意味もなく闘わせるのが一般的なのはホンマに怖すぎる
つか、名探偵ピカチュウとかはあんまりポケモンバトルやりまくってる様子がなかった
やっぱ世界をリアルに描けば描くほどポケモンバトルの異常性が際立つんだと思う
野生のポケモンに襲われて自衛するのはまだわかるけど、トレーナー同士で闘わせるのはホントに狂ってる
いや、まあその辺歩いてたら野生動物がガンガン襲ってくるっていうのもかなり怖いんだが……