はてなキーワード: 大国とは
インド記事がホッテントリ入りしてたんで、インドに限らず大小詐欺や犯罪はあるんだよ?って事でインド以外で遭遇した(被害を受けたことはないが)事例をあげてみる
夏休みに海外へ行く人はご用心。インドの俺んち来いよ詐欺程おおがかりなものは、ないですw
イタリアの鉄道のチケットシステムはちょっと変わってて、ホームの端っこの方に自動改札機がついているので、その機械に自分でチケットを通す必要がある。それを知らずに乗っちゃうと問題なのだけど、事前に良く調べないで乗っちゃう人は必ずいる。それを利用した詐欺(強盗)で、座席につくとイタリア語か英語かで「チケットを通したか?」と言うような意味の事を連呼して、外へ連れ出そうとする。そして外へ出ると、残した荷物がなくなるという寸法だ。俺もこれに遭遇したんだけど、知ってたし通したので「やったよ」とイタリア語の単語で答えて無視して事なきを得ました。
イタリアに限らずヨーロッパで流行ってる詐欺なんだけど、偽警官が近づいてきて、偽のユーロ紙幣が出回ってるから財布を確認させろと言ってくる。そして証拠だと言って押収されたりするんだけど、俺もローマでこれに遭遇した。ローマの様な観光地では、本物の警官が方々に立ってるので、「いいよ。捜査に協力してあげる。向こうの方に立ってる制服の警官のところへいって、一緒にチェックしてもらおう。それか彼にPC呼んでもらって警察署へ行こう。他の警官の立会いの下でなら協力する」と答えると、時間はないんだみたいなことを言って、どっかへ行った。
これも流行ってる詐欺。この時は連れの女性の腕に、日本のサッカー選手の名前を言いながら近づいてきたスペイン人がミサンガを巻き付けようとする。これ巻かせちゃうと、金をとられちゃう奴なので「彼女に触るな」と一言いって、その場を去る事で終了。
これまた流行ってる詐欺。この時も連れの女性にバラを渡して、バラ代を俺に払えと言ってくるパターン。バラを渡そうとした瞬間に「金は払わないから、帰って」と言って突き放して、それで終了です。
またまた流行ってる詐欺。というか、可愛いものだが。ストリートパフォーマンスをしてるオウムを大量に連れてる芸人がいるのだけど、連れの女性や子供の腕に勝手にオウムを乗せてくる。それを喜んでいると、10ユーロとか20ユーロとか人を見て要求してきます。この時は連れの女性が触りたそうな感じだったので、乗せてこようとしたら初めに「2ユーロ。OK?」って断って乗せてもらいました。300円くらいだから、これだって大サービスですよ。
事故などがあると本当に飛ばないから厄介なんですが、タクシー何かに乗ると「今日は飛んでない。代わりにお勧めの場所がある」と言い出す。なんとまぁインド人もびっくりな古典的手法だわぁ・・・と。これ流れに乗ると、トルコ絨毯店にでも連れていかれて法外な値段のを買わされる奴だなってピンとくる。「自分で確認しなきゃ納得しないから、とりあえず行ってくれ。本当に無理なら話は聞くからさ。」と、連れていかせたら、無事空を飛びましたとさ。
これは俺の旅行経験の中で、一番やられかかった経験ですね。タクシーに乗り無事にメーターも使わせて、法外な速度でメーターが回ってない事も目視して、ひとまず安心して乗っていました。降りるときに、金を払うんだけど、一瞬目を切った隙に高額紙幣をどこかへ隠して「貰ってない!」という。「これじゃない」と高額紙幣を財布から抜き取ろうとする詐欺の存在も知ってたし、「貰ってないぞ」詐欺も知っていたのに、隙を見せてしまったパターンです。大もめしながらも、これは泣き寝入るしかないかなと思いつつ、目を切ったのが一瞬だったので、隠せるのは足か尻の下しかない事に賭けました。運転席を出て、外に出てくれと言うと嫌がる。ここで勝ったと確信して、日本語を交えて怒声でまくしたてます。で、何とかなりました。これは腹立ちましたね。ベトナムではバイタクに乗る方が詐欺にあいにくいです。
ベトナムのタクシーには気を付けてください。一応、OKと言われている会社のものでも、駅前から捕まえたら改造車両でメーターが異様な速度で進むわ、変なルートを通ろうとするわって事が良くあります。用心としてGPSでルートを記録できる時計や、アプリなんかを乗る前に起動しておくのが良いだろうと思います。万一、ふっかけてきたら、警察でログと提示された値段とを比較してもらおう、最短のルートで適切な提示額だと分かれば払う、という意思を示せば、向こうで折れてくる。ベトナムはいいとこですが、タクシーの安全性だけは世界でも最低レベルなので、ご用心
イタリアのミラノ中央駅は、結構、嫌な雰囲気の駅です。自転車大国なのに、駅の周りに車輪がない自転車が落ちていたりします。夜は暗いし男でも怖いですね。駅構内の両替所でトランクを引きずった日本人女性の旅行者が両替をしていました。出てきたあとを男の二人組が付け回してます。これはいかん奴と思い、二人組を追い抜いて「後ろを見ないでください。両替所から二人が付け回してます。駅構内で警邏してる警察の所へ行きましょう。」と、方々に立っている警察官の所に行って、女性のエスコートを依頼して、さよならしました。
これが煽りなのかなんなのか判別はできないけど、こういう素朴な声が上がる可能性は十分ある。異文化を理解するというのは、こういうおぞましさを越えることだ。本当の意味で異文化がコミュニケーションしたら、当然こうなるのだ。「異文化」が「怖い」のは当たり前なことなんだよ。
些細なことなら、また一時的なことであれば、「片方が片方の文化のやり方に嫌々従う」形で見せかけの「交流」をすることは十分可能だ。たとえば力で(外交)、あるいは金で(経済)。だがそれはコミュニケーションでなくただ物理で殴っただけだ。そこにはどんな「理解」もない。戦争で勝った? 征服した? それで朝鮮半島の人々は日本を理解したか? 残念ながら、力は何も解決しない。そんなことは歴史を見ればよくわかる。では、どうすれば?
お互い「わからない」ことを前提とする世界で、初めて「ルール」が現れる。私たちは「ルール」を通して初めて異文化を「理解」することができる。そこで「ルール」はすなわち共通語として機能する。
日韓は、これまで共同の仮想敵(つまり北)を置くことで、見せかけの融和関係を保ってきたに過ぎず、本当の意味での共同ルールも作れていないし、従って外交関係も築き上げてこなかった。共同の「敵」がいる状態ならそれでもなんとかなった。むしろ、そのツケを払わないで済ませるために共同の「敵」を要請してきた。極東に橋頭堡を築きたい大国の思惑がそれを後押ししてきた。そうして極東の人々は構造的な不和の状態を日常にしてきた。そして、そこから得られる甘い汁は、私たち自身をもどっぷり浸している。
だが、もう無理だ。そういうごまかしは永遠には続かない。私たちはそろそろこの「不和」の真実に気づき始めている。その不和と直面しない限り、この極東の人々に未来はないということに。
せっかく立派な人生を送ってても飯塚幸三のように人生の終盤で人殺しをして世間からバッシングされて台無しになることもある。年取っちゃうと判断能力下がる人がいるから医者から「運転はやめなさい」って言われても車の運転をやめなかった心理はわかるんだよな。立派な肩書きの人だから余計に周囲の人間は「あの人なら車の運転も大丈夫」と思っちゃったのかもな。
長生きしても、お金がないと楽しくない。体は元気でも認知症になって自分の家族のことも忘れてしまったり、排泄物の世話を他人にしてもらわないといけなくなるかもしれない。
誰もが健康で幸せな老後とは限らないから長寿大国ニッポンというのもあまり良いことじゃない気がしてきた。
軽減税率ってなんでクソなんだろう?って考えた結果タイトルの結論に達した
当然のことながら高齢化社会とは国民の大半を「高齢者」が占める事である、では少子高齢化の問題とはなにか?
1、年金給付金が膨大な金額になり今年も税金から30兆円ほど出している、これは今後も増大する
2、年金給付金が膨大な金額となり年金保険料が延々引き上げられている
3、医療費が膨大な金額となり健康保険料が延々引き上げられている(特定保険料率)
結局お金である、現役から徴収している金額と高齢者に給付している金額のバランスが著しく悪くなり、現役世代に負担をかけていることが問題なわけだ
次に、少子高齢化社会自体は先進諸国のどこでもあるが、その中でも日本特有の問題として、日本にある個人資産1600兆のうち7割は高齢者が有している、という日本独特にして反吐のでる問題がある
これを就職氷河期で分けるとさらに差は広がって就職氷河期以下の世代は、2割を切る
逃げ切り世代は納めた年金保険料より貰う年金給付の方が多い最後の世代なので逃げ切りと呼ばれている
これに追加して就職氷河期より前のバブル世代はもうあと少しで高齢者になる
つまり高齢者予備軍なわけだ、以下の文章では高齢者予備軍と高齢者をあわせて逃げ切り世代と呼称する
さて本題、
そのお金を個人資産1600兆のうち80%超を有する逃げ切り世代につかうのが正しいのだろうか?
日本は世界に先立って高齢化が進んでいる最前線の国だ、現時点でも国民のうち30%弱が高齢者という驚異的な数字で2065年には2.6人に1人が65歳以上となる世界に誇る高齢化大国だ
では所得を生まないので源泉徴収がしにくいのに、資産が多い逃げ切り世代からお金を徴収する方法とはなんだろう?
思いつくのは消費税くらいなのである、つまり消費税は高齢者にかけることが「可能な」税金なのだ。
つーかここが今回の本質なのかもしれない、個人資産1600兆のうち80%超を有する逃げ切り世代にかけることが可能な税金ってなんだ?
そして、老人世代がもっていて、現役世代にもっていないものがある
家や車などの耐久消費財、それから家庭もだ、高齢者はすでにこれを持っているが現役世代はもっていない
もっていないのに、これを今から買うと消費税がそのままかかる、いやおかしくね?これこそが、軽減されるべきではないか?
法人税や高額所得者への所得税を引き上げると言うのであれば、それは消費税の減税「ではなく」
耐久消費財の軽減減税に使われるべきじゃね?結婚や子育て環境整備につかわれるべきじゃね?
新聞とか食い物とかどうでもいいから、結婚式会場や結婚相談所への料金こそ軽減税率されるべきじゃねえか?あとは逃げ切り世代があまり使わないもの例えばiPhoneとかスマホとかさぁ、そうあるべきじゃね??
いっそキャリアと契約するとき年齢確認はあるし、車かうときも免許あるし、家買うときも建築確認あるから、年齢で軽減税率するかどうかを切ってもいいくらいだと思わん?
話題につられて珍しく三体というSFを読んでみたが作品を名乗るのもおこがましい愚書悪書だったので騙されて買わされた鬱憤を晴らすべくいかに愚劣にして悪辣か書き並べる。購入を検討している人に端的に警告するとハリウッド映画によくある知的弱者を喜ばせるための頭の悪い定型表現が嫌いな人は拒絶反応が出るだろう。また実際の人類の理論及び種族的進歩を顧みず作者の浅薄で無知蒙昧な妄想から逆に進歩をを後退させており極めて愚劣にして悪辣である。買ってはいけない。以下解説。
ってザ・タッチかっつーの
違う違うそうじゃないの。
本場インドでココイチが磨かれて現地アレンジされ逆輸入で戻ってくるのが楽しみね!
戻ってきたらお帰りっつって、
華麗なる転身を遂げた逆輸入トランスウォーマーカレーと呼びたいわ。
って違う違う、
私が言いたいのはそのことじゃなくって、
こないだね、
でも私は凄いことを見ちゃったのよ!
その番組で!
私もやってみたいわ!って即思ったわ。
そんなスタンレーの2リットル入る保冷水筒がもの凄く欲しくなった反面、
一体どこでビールを量り売りしてくれるところがあるんだろう?と思ったわ。
一人でだと出かけるところがないわ。
公園でも良いのかしら?
何か人として終わりを告げると同時に何か新しい扉を開く感じがしてしまうわ。
でも意外とビールって外に持って行くのって保冷ボックスとか保冷剤とか面倒くさいから、
水筒1つでまとめられるってのは凄いわって思っちゃった。
そんなビールの話をしてたら
みかんの花咲く丘公園の駅前のダイナーのここ限定のここでしか飲めないビール久しく飲んでないなって、
思い出しちゃった。
今夜当たりのみに行っちゃおうかしら。
でさ、
日本ではバーベキューとかイベントチックで開催するにはいちいちハードルが高いけど
本場オーストラリアだとね、
パプリックスペースの公園に電気グリル?あれなんて言うのかしら、
気軽に誰でも公共の場で利用できる、
その時はもしかしたら水筒にビール入れてきて持ってきた人居たかも知れないけど、
それどころじゃ無かったわ。
あとバーベキューのことを誰もバーベキューって言ってないので、
とにかく食べる量も違うし一人1kgとか!ペロッと食べちゃうのよ。
それでも大健闘よ。
こんなの食べてるから体格さあるのかなって思うわ。
でもその牛まるごとかっつう肉塊をみると、
あなたより大きいんじゃない?って思うほどよ。
そのぐらい食べるのみんな。
そんなビールと共に、
みんなにも知ってもらいたいわ。
うふふ。
それはお昼にまわすわ。
なんかコーヒー欠かせないわ。
自分で淹れるとなると面倒なんだけどねぇ。
要は薄ってことよ。
物は言い様的なやつよ。
冷えてる炭酸水とかお水、
ここでいう素ウォーラー。
それらがあると便利だわ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
そもそも、男女問わず「正しい名前」ってもの自体の重要性も低かったんだろう。男は仕事柄、正式な署名を残す機会が圧倒的に多かったから特定できるケースが多いってだけで。
秀吉の妻高台院なんか、政治的にも超活躍してて朝廷から従一位までもらってるのに、「正しい名前」は未だ諸説ありまくって特定できてない。大国今川で采配を振るった女大名寿桂尼ですら、名前がわからん。
社会的地位がバカ高くても名前の特定が困難ってのは、それほど女の地位が低かったというよりは、「名前の特定とかさほど重要でない」ということだと思うんだよ。
というか、男だってひらがなで署名残ってないと、正しい読み方は特定できないよな。俺が学生のときは訓読みの名前で習ってた歴史上の人物が、最近の歴史ものだと音読みの名前で書かれてたりする。
2014年から今にいたるまでイエメンではずっと内戦をしています。この内戦にはサウジアラビア、UAE、イランが関与しており、現在の中東情勢を理解するためにはこの内戦の概要を掴む必要があります。なのでその話をします。
です。大まかにいって国土の北西地帯をフーシ派が、南部と東部をハディ派が支配しています。イエメンは部族社会という色が濃く、各部族はそれぞれに思惑をもって活動しており、フーシ派にもハディ派にも属さないという地域も増えてきています。
内戦の背景について理解する必要はあまりありません。部族の利害や宗派の違いといったものから発生する、正直いってしまえばよくあるアレです。ではそのよくある内戦がなぜ泥沼化しているのか、そして何故誰も知らない戦争になっているのかを簡単に説明したいと思います。
内戦のきっかけはフーシがイエメンの首都を占拠しクーデターに成功したことです。これにより当時大統領を務めていたハディは首都を追われ、サウジアラビアに亡命しました。サウジアラビアはこれに危機感を抱きました。なぜならサウジアラビアはスンニ派勢力の事実上の盟主であり、イラン以下のシーア派勢力と敵対しているからです。イエメンはサウジアラビアと国境を接しており、ここに親イラン勢力が根を張ることはサウジの安全保証を根本的に脅かすと懸念されたわけです。そして実際その懸念は現実のものになります。
サウジはUAEと連合しハディ元大統領の支援に乗り出します。サウジとUAEは優勢な空軍力を活用しフーシ派から南部の要衝アデンを奪回することに成功します。そしてここにハディ大統領を傀儡として送り込み、フーシ派討伐に乗り出します。これが 2015 年 7 月までの流れ。
しかしサウジの勢いがよかったのはここまでの話で、以後内戦は泥沼化の一途を辿ることになります。泥沼化の理由として以下の要因が挙げられます
まずハディ派やサウジ空軍が弱いという問題についてです。一般にいってアラブの軍隊は非常に弱いのです。それはなぜかというと、クーデターを恐れるあまりにまともな訓練をつめておらず、特に大隊以上の連携の訓練などはろくにおこなわれていません。
例えば、空軍力を適切に発揮するためには地上の部隊との高度な連携が必要です。地上の部隊が空爆の目標地点を捜索し、適切に爆撃機を誘導してやらなければ効果的な爆撃はできません。また、航空偵察の成果を総合的に検討して情勢を判断する高度な情報組織も求められます。そういった高度な機能はサウジ空軍には備わっていません。では、サウジアラビアはこの問題をどのように解決していたかというと、大量の物量を投入して無差別爆撃を繰り返すという方法で解決をしようとしました。これには二つの問題があります。まずは人道上の問題です。実際サウジはこの問題で 2018 年ごろから大きな非難をうけるようになり以後無差別爆撃を封印しています。そしてこちらの方がより実践的な問題なのですが、コストパフォーマンスが極度に悪いという問題があります。いくらサウジが油田をもち金満国家だからといって爆弾をあまりにも大量に無駄弾にしていれば負担になります。あまり知られていないことですが、実際サウジアラビアは中国について世界三位の軍事費支出大国になっています。これは上記のような非効率な作戦が原因で、サウジアラビアの財政は痛みつつあります(そうしたサウジの苦境を悪用しているのが孫正義というわけです)。
ハディ派の弱さについては、元々弱いとかそもそもサウジの傀儡でありそこまでやる気がないとかそういったこともありますが、また別の事情もあります。その別の事情というのは「フーシ派は強い」という問題と裏返しでもあるのです。
それはつまりどういうことか。フーシ派はあくまでも奪う側であり、ハディ派は守る側であるということです。ハディ派はもともとの正統政府ですから、イエメンの国土や財産を防衛する戦いを展開する必要があります。一方フーシ派の根本は地方の小さな民兵組織ですから「守るべき既存のリソースや権益」を持っていません。なので彼等はハディ派と戦うにあたって都市がどれだけ破壊されようが民間人にどれだけ死者がでようが一切考慮することがありません(宗派も違いますし)。こうした姿勢の違いは戦闘力の違いに直結し、地上戦闘でハディ派がフーシ派を圧倒するという局面は初期におけるアデン奪還作戦以外で殆ど見られません。
ハディ派は強いフーシ派を攻撃するにあたって、地元の部族を懐柔しフーシ派を攻撃させるといった戦法をとることがありますが、フーシ派はこうした敵対部族を容赦なく殲滅してしまいます。
また、フーシ派が山岳民族的な性質をもつという点も重要です。一般に山岳民族というのは強いものです。グルカ兵などの事例にもある通りです。また、山岳民族である彼等は平地民との価値観をあまり共有しておらず、そうした点も彼等の強く残酷な戦い方を支えているだろうと思います。
次にUAEの背信という問題についてです。サウジ国内ではこの点がかなり問題視されているようです。UAEは内戦介入開始当初からイエメン侵略を目論んでいました。ハディ派首都のアデンでもUAEの特殊部隊がうろついているだとか、イエメン南部の離島ソコトラ島をUAEが侵略し領土に事実上組み込んでいるといった話があります。UAEのこうした態度は情勢を著しく混乱させ内戦を長引かせる要因になっています。またサウジ内では「UAEが漁夫の利を得るために内戦の泥沼化を積極的に目論んでいる」といった観測もあるようです。
そしてイラン革命防衛隊の介入という問題ですが、上記の通り内戦の初期においてイランと革命防衛隊はあまりイエメン内戦に興味をもっていませんでした。しかしサウジとUAEによる介入が頓挫すると革命防衛隊による介入が本格化しはじめます。すなわち、フーシ派の占領地域を拠点にしてサウジアラビア領土への直接攻撃を企図しはじめたのです。このことの背景を理解するためには、イランの革命防衛隊という組織の成り立ちを理解する必要があります。先述の通りアラブではクーデーターを抑えるために軍を弱くするのが普通の統治法です。これには例外がいくつかあり、たとえばエジプトでは軍が国家を統治しているのでクーデーターの心配は少ないので精強な軍を維持することができています。イランも例外の一つで、イランはかなり独創的な方法でクーデーターを防止しながら軍を強化することに成功しました。それはすなわち
というものです。一つ目の対策については軍の指揮権を天皇に直属させた大日本帝国軍とほぼ同様のものと言えます。故に、日本軍と同様のデメリットが生じることにもなりました。創業の功臣と君主が存命の時代は彼等のバランス感覚によって軍を適切に維持することができたのですが、君主が交代し創業の世代もいなくなると軍を誰も統制できなくなってしまったのです。ようするにホメイニが明治天皇、ハメネイが昭和天皇と理解すればよいわけです。
二つ目の対策について、革命防衛隊をつくるにあたって「イラン防衛ではなくイスラム革命の防衛と革命の輸出」を任務と定めてしまったことが問題になりました。彼等は事実上の外征軍となり、中東各所で怪しげなテロを繰り返す組織になってしまったわけです。さらにタチが悪いのが革命防衛隊が軍の能力を流用し建設会社や物流企業を多数直接経営しているという点です。これにより、彼らは財源や物資の点でも政府への依存が殆どなくなり極めて独立性の高い組織になっています。イラン政府の財源はかなりの部分石油に負っていますから政府は本質的には戦争を回避しようとします。一方建設業により資金を得る革命防衛隊にしてみれば石油産業が停止したところで知った話ではないので積極的に「革命の輸出」を手掛けるというわけです。
こうした性質をもつ革命防衛隊がイエメンに介入を開始すると積極策を採用することになるのは自明のことでした。イエメンに派遣された革命防衛隊はほとんど中央の統制を受けていないと見られており、これは要するに日本軍における関東軍に匹敵します。
こうした情勢のなかでイエメン内戦を象徴する戦いであるホデイダ攻防戦がはじまります。ホデイダはイエメン有数の港湾都市で外部からの物資の輸入をほとんどひきうけています。この都市を占拠することはすなわち外国の物資を全てコントロールするということでフーシ派もハディ派もこの都市の攻防に全力を投入することになります。内戦当初からこの都市はフーシ派が支配しており、ハディ派はサウジアラビアの支援のもとなんとかこの都市を奪還しようと試みました。ホデイダの攻防が本格化したのは 2017 年ごろからで、以後ホデイダは激しい戦火に見舞われ物資の輸入は途絶えイエメンでは難民が大量に発生することになります。
先述のとおりハディ派は弱く、サウジアラビア軍は動くものはなんでも爆撃する式の粗雑な無差別爆撃を加えることでなんとかフーシ派に対抗するといった情勢が続きました。こうしたフーシ派有利の情勢をみたイラン革命防衛隊は2017年末ごろより弾道ミサイルをフーシ派に供与(といっても操作する人員も革命防衛隊から派遣していたことでしょう)しサウジアラビア国土への直接攻撃を開始します。
こうした事態に至って危機感を表わにしたサウジ軍は 2018 年にはいってさらに爆撃を強化しますが成果はあがりません。そして彼らはついに致命的な誤爆事件をおこします。サウジ軍はスクールバスを誤爆し何十人もの子供を死亡させてしまうという事件をおこしてしまったのです。これにはさすがに各国からの非難が止まず以後サウジ軍は爆撃の対象を前線ではなく後方のフーシ派の基地に切り替えることになりますが、これによりホデイダ攻防におけるフーシ派の勝利が事実上確定しました。
2018年末ごろより国連によるホデイダ停戦工作が開始されます。停戦の調停中にも激しい戦闘の応酬が続きますがフーシ派有利という情勢は変化せず、国連の監視団は「フーシ派の勝利」という現状を事実上認める形の停戦を成立させました。これが去年末から今年4月ごろの話。
こうした状況のなかで革命防衛隊はあらゆる手段でサウジアラビア国土への直接攻撃を続けていました。その攻撃の主力となったのが弾道ミサイルとドローンによる空爆です。弾道ミサイルによる空爆はサウジアラビアの首都リヤドにも降り注ぎ100人以上の民間人が犠牲になっていると報じられています。ドローンについては、クアッドコプターのようなものではなくジェットエンジンを積んだ比較的大型の爆撃機で500kg程度の爆弾を積載し 300km の半径を攻撃できるとされています。これによる精密爆撃はイエメン内部でも利用され、ハディ派側の軍幹部がドローン爆撃によって多数殺害されるといった事件も起きています。
そしてホデイダにおけるフーシ派の勝利が確定すると、フーシ派は国連との合意にもとづきホデイダから兵力の引き抜きを開始します。少数の警備兵力を「憲兵」と偽ってホデイダに残置するとフーシ派は主力をサウジアラビア侵攻にふりわけます。これが今年の 4 月から今にかけての話で、フーシ派とイラン革命防衛隊の猛攻をうけてサウジアラビア/イエメン国境の要衝都市ナジュラーンが陥落寸前であると報じられています。またサウジアラビア空爆にあたってあらたに巡航ミサイルによる爆撃も開始され、先日のサウジ南部空港爆撃ではインド人など外国人にも負傷者がでています。
ではこのような酷いことになっている内戦がなぜあまり知られていないかというと、田舎の内戦など誰も興味がないという問題もあるのですが、サウジの劣勢というのもその原因です。というのもサウジアラビアは北朝鮮以上の独裁国家、統制国家なので自国がイラン勢力との戦争で敗北しつつあるという事実を隠蔽しているわけです。「イランの爆撃により100人以上の犠牲者がでている」という事実も最近になってようやくサウジ政府系メディアによって報じられました。以前は「イランのミサイルを迎撃した」だとか「フーシ派に猛爆撃を加えて戦果をあげた」だとかいった威勢のいい情報が散発的に報じられているだけでした。今少しづつですが苦境の真実をサウジアラビア側が報じるようになってきています。それだけ事態の悪化を隠せなくなったということでもあり、また危機感を醸成しようという思惑もあるのでしょう。
更に加えてですがサウジアラビアには「事態をこれ以上大事にしたくない」という思惑があるようにも見えます。現在おきていることは事実上「サウジアラビアとイラン革命防衛隊の総力戦」なのですが、サウジとしてそれを認めてしまうとイラン本土とも戦わなくなければなります。「イエメンのフーシ派という軍閥との小さな戦い」というフレームを維持することでなんとか大事にせずどうにかしてフーシ派だけを倒したいという希望が、事態を矮小化させ報道を管制するインセンティンブになっているように思われます。
サウジのこの失態をみて「イエメンはサウジのベトナム」と評する人もいます。ただベトナムのように「やらなくていい戦争で消耗している」というよりは「強力なイラン革命防衛隊とフーシ派の前になんとか国土を防衛しようとしている」というのが実態としては近いのではないでしょうか。
そもそも国とは言うが、実際は都市国家で人口も5万くらい。(奴隷を加えると15万もいるんだが)
千代田区を国にしたようなもんだと思えばよい、そりゃローマなんていう真面目に国やってる地域と殴り合って勝てないわ。
ホモの総大将レオニダス君が お尻友達三百人正面から戦って時間を稼いだりとかした歴史もあるけどな(玉砕したけど これのせいでペルシア軍はギリシャ連合に負ける事になる模様)
親米の大国に対し話し合いで解決する努力をしています、という写真のため。
対内的には、対米交渉路線に歯向かうのは、日本の顔にも泥を塗ることになるぞ、というアピール。
②なんで日本なのか
本来イラン外交で出てくるべきイギリスが、現状なにも信用ならないから
そんなにないけど代議制の党代表が選挙前に大物と会うのはちょうどよい仕事してるアピール。
対米融和路線は西側として望ましい路線であり、断ってしまうとまずいメッセージを与えかねない
基本的にイラン側にしか得がないけど、参院選前にちょっとこない?っていわれて、望ましい路線だからほーいって行ったのが今回の会談。あ、日本をまだ大国だと思ってくれてありがとう、ってところはあるかもしれない。
正直批判するべきところはないと思える。