「三世」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 三世とは

2016-01-29

http://anond.hatelabo.jp/20160129072425

横だけど第三世だわ。TOEFLちゃんと受ければどういう思想テスト作ってるか分かるし。ついでに英検廃止してほしい。あんなもん日本で金だしてやる必要があるとは思えない。

2016-01-22

伊勢谷友介偽善

伊勢谷友介SMAPに「あほくさ」と言ったり、「未来において大事選択肢国会で選択されてる。」と言ったりしている。

先週から今週にかけての国会は、補正予算とか決算の審議。

三世代同居住宅の所得控除とか「未来において大事選択肢」ですよね!

伊勢谷友介は、「リバースプロジェクト」とかい社会活動らしきものを行っているらしい。

から社会派なかんじなのか。

でもさ、それなら、なんでソーシャルゲームCMなんかしているの?

無駄課金地獄に陥れて楽しいの?

それでリテラシーとか語れるの?

http://biz-journal.jp/i/2015/09/post_11441_entry.html

偽善だな。

2016-01-10

http://anond.hatelabo.jp/20160110220045

家族だったり地元友達だったりが好きな人からすると、地元を出ることで彼らと気軽に会えない事がストレスになるんだよ。』

いいなぁ。こっちはもう地元クズしか残ってない状況だからね。

アル中、パチ、ほぼ無職。そんなのが子ども作って、負の連鎖

そいつの親もダメ三世代ごとね。顔見たら「千円貸して」とか。

今はFacebookとかラインがあるから東京でも地元会ができるし、

寂れてるっていっても人口減少より、高齢化貧困層の増加がすごいんだよ。

地方都市っても工場ばっかりで自然もなかったし、肉体労働者の町が衰退すると

目も当てられない惨状だよ。あーアメリカデトロイトにちかいかも。

2015-12-29

反面教師連鎖

私の祖母「私の母はシングルマザー生活が辛かった。早くに夫をなくしてしまたから、私と私の母は親戚の家にお世話になって肩身が狭い生活をした。

母は手に職がなかったのでとても生活が苦しかった。

から私は手に職をつけて夫に先立たれたり収入がなくても生活に困らない女性になろう」

祖母、自宅でお稽古事の師範となりそこそこ稼ぐ

私の母「私のお母さんは働いてて、お金を稼いでくれてる。おかげで田舎町のジャスコじゃなくて都会のデパートまで連れて行ってもらえて、同級生よりオシャレな服が着れる。

けど、いつもお母さんは夜八時くらいまでお仕事から夜ご飯が遅い。たまに私が作らなきゃいけない。

勉強したり、テレビ見たりしたいのに…お母さんとゆっくりお話したいのに、お母さんは仕事関係の人と話してばかりで寂しい。

私は子供ができたら、子供にご飯をきちんと作ってあげる母親になりたい。子供に寂しい思いなんてさせたくない。」

母親、割と高収入旦那を捕まえ専業主婦になり私を産む。過保護なくらい甲斐甲斐しく世話をするが、金銭面では旦那に頼り切りなので夫婦喧嘩になると立場が弱い。

私「私のお母さんはいつも美味しいご飯に、綺麗なおうち、手作りの通学バックと誰もが羨む優しいお母さん。

けど、お父さんは仕事仕事で週に一度くらいしか顔をあわせないし、

お父さんとお母さんが喧嘩した時「私は、稼いでないから、何も言えないっ」と悔しそうにお母さんが泣いてるのを見るのが辛い。

から私は結婚したけど絶対仕事はやめない。正社員としてずっと働き続ける。仕事辞めたくないから子供も産まない。そこまで体力も気力もないし。

病気とかで働けないならまだしも、働けるのに旦那に養われる生活なんて絶対嫌。」

別に母子で憎しみ合ってるわけでもなく、割りと親子仲のよい三世なのだけど、仕事生き方に関してはお互いがお互いを反面教師にしているのがなかなか面白い

まぁこ連鎖も私が子供を産まないってところで途切れるんだけどね。(選択子無し夫婦。私はずっとピル飲んでる。)

私は子供がほしいと今までの人生で一度も思ったことがないからそりゃそうなんだけど。

でも多分、私に何かの間違いで子供がいたら「ママみたいにはなりたくない」って思われるだろうな。そんな気はする。

2015-12-24

子育て支援策が三世代同居住宅って…おいおいおい

ネタとしてやってるんじゃないかっていう酷さだな

素直に若者給料を上げればいいのに

2015-11-27

http://anond.hatelabo.jp/20151127172200

一説によるとサザエさんちは結構金持ち設定らしい。

確かに金に困ってる描写はないよね。いつも家計簿見て今日赤字だと言ってるのび太母とは大違い。

世田谷にでかい家持ってる時点で、現代だったらもっと金持ちなのでは。

という事でサザエ現代的にしたら、優雅なセレブ専業主婦になるんじゃなかろうか。

生活費の為に働く必要などなく、お洒落を楽しみ(あの髪型は当時の流行だそうだ)、

タラは3歳だから幼稚園行ってて、その間ママ友タイ子とか)とランチに行ったり

母親フネ)と三世代で買い物したり、という。

それなら現代にもいそうだ。

しかしやはり誰が見るんだという感じになりそうだけど。

同じ憧れファンタジーでも、現代舞台となると嫉妬不愉快になる人の方が多そう。

2015-11-18

筋金入り共産党員の娘が創価学会の男と結婚した話

まぁ私の事なんですけど。

父、祖父、曽祖父の代から共産党主義者もっと共産党員なのは祖父と父で、曽祖父は単に支持者だったそうだけど。

祖父が亡くなった時に、志位和夫委員長から弔電が来ていたらしいので、そこそこの党員だったのだろう。あまり良く知らないのだが、祖父宅には宣伝チラシのようなものがおいてあったり、客間におそらく党員が集まって話してるのをよく見た。

父は党員だけど労組活動がメインみたい。むかし、隣の市で共産党系の市長が出そうだった時に開票所に連れて行かれて「不正が無いか見ておかないと行けない。お前たちの未来にも関わることだからな」と言われた。月に2-3は活動して座談会いったり年1くらいデモしたりしているみたい。自分細胞なんだそうだ。

他には政治的なことを言われた記憶はなく、しんぶん赤旗は取ってたものの、私は個人的にずっと朝日小学生新聞朝日新聞を取ってた。個人的にっても親の金ではあったので、親ありがとう

私自身のことについていえば、共産党薫陶は受けたものの、赤旗まつりに行く程度で、しんぶん赤旗現実味のない論調ニュースの速報性のなさにはがっかりだし、オープンキャンパス東京大学をいろいろ見ていたとき法政大学アジ横断幕見てドン引き

一応大学共産党宣言ちょっと見てみたもの・・・ってところです。

あいつら、チベット虐殺について「チベット暴動があり民間人に死者が出た模様」って軽く触れて終わりとか偏り報道ですよ。CNNBCCもNYTも見放題の時代に。

なお、赤旗まつりは完全に地方物産市&芸能人講演会となってて政治要素はかなり薄いので面白いです。各地の特産品とかあるよ。

さて、彼のことについて言う。

彼は別に創価学会企業でもないちょっと名のある企業に勤めていて、友人経由で知り合ってみんなでキャンプバーベキューしたりしてるうちに仲良くなった。1年半くらい半同棲して、そして結婚に至る。

半同棲(週3くらい同居)のときに、彼がクローゼット仏壇をおいてるのは気づいてた。とはい最初仏壇?と思ったものの気にしなかった。でもなんとなく気になって、彼がシャワー浴びてるとき仏壇の中を開けたら変な呪文の紙があって「きもっ!!!!!!!」ってなったね。そりゃもう。鳥肌ゾワゾワ。

その日は彼が求めてきても体調悪いって断ったもんね。

んで、帰って創価学会でググッてビンゴ創価学会呪文の紙だ(板曼荼羅というらしい)。吐き気を抑えつつも、彼のステータスを考える。有名企業法務部。年収650万。顔も悪くない。性格もすごく合う。

でもなー・・・と思いつつ、「あのさー・・・もしかして宗教とかやってるの?仏壇となんか呪文?みたいなの?見ちゃったんだよね」って言ってみた。「あー・・・学会員でさ、親もなんだけど。でも創価学会って別に変な宗教じゃないよ。日蓮宗っていう鎌倉時代からある普通仏教だし、ふつうだよ」って言う。

はいはい、そのへんは全部Wikipediaで調べ済みです。鎌倉時代新興宗教日蓮宗の、更に過激派日蓮正宗の、そこから更に分離独立したんですよねーーー。とは言いつつも黙って「え、それ私も勧誘したりするの???」「えっしねーってww まあお前が興味あるって言うなら少しは教えるけどwww 普通仏教別に勧誘なんて無いでしょww 学会普通宗教からね。勧誘なんてしないよ」とかのたまった。

(なお日蓮系の顕正会現在勧誘がひどいが、創価学会は”現在は”ほとんど勧誘してないらしい。20年前まではひどかったようだ:wiki情報

彼も祖父母の代から学会員らしい。三世ってやつか。私は祖父と父が共産党員だけど私は党員でも支持者でもないからなー。

その後もいろいろありつつ、半同棲も飽きたので結婚しました。

やっぱり彼のことでビックリしたのは、共産党週刊新潮が本当に本当に嫌いなことかな。2chも嫌い。だけど私が元ねらー(というよりははてな村民ツイ廃なんだけど、ゼロ年代ネット住民によくある程度の浅いねらーでもあった)なことを知ってるせいか、あんまりあからさまに悪くは言わないかな。

たとえば電車中吊り週刊新潮記事を見て「へぇ東京五輪の黒い噂なんだ」と学会とか関係ない話をしたときに「は?週刊新潮なんて嘘とデッチアゲしか無いんだよ?ああいデマばっかりの雑誌見てると低俗になるよ」と言い出しまして。あとで調べると、週刊新潮は20年ぐらい前から創価学会キャンペーンをやっていたみたい。共産党支持層が被るのもあって対立してたみたい。

あと、集団的自衛権とかSEALDsとかの話も「共産党が裏で動いてるんだろ?ああいう連中(共産党)こそサッサと内乱罪逮捕すべきだよ」と言い出します。これも共産党とは40年くらい対立してるみたい(すべてWikipedia情報)。

実は、父祖が共産党員なことは彼には言ってないんだけど、大丈夫かなぁ・・・。これはかなりナイーブな事案。っていうか共産党と仲悪いなんて知らなかったんだよね。


普段は本当に温厚な人でバランス感のある人ではあって、パリテロも「テロは当然許されることではないけども、フランスで起こったということはやはり空爆だけでなくフランス移民政策ミスがあったということも遠因だろう」とか言ってた(ネットで見る言説と同じではある)。

こういう彼がいきなり特定のことになると過激な発言をするパターン・・・というので思い出すのは、職場の同僚のネトウヨさんだ。

ネトウヨさんは2児のパパで、とてもいい人で温和な感じでFacebookも娘の写真とかが多いんだけどネトウヨで、中韓最近だと日本共産党あたりの話題になると本当に叩きっぷりがひどい。

ある日「娘と一緒にスイカ割り行ってきました〜〜。まだまだスイカは固くて割れない^^;」みたいなことを言った5分後に「翁長ww売国奴死ねよwww」「テロに遭う前に韓国人という外患を強制退去させないとな(真顔」とか言ったりする。

彼も、ネトウヨ同僚さんも、このメンタリティ理解できない。絶対的に叩いていいモノ扱いするメンタリティ。正直こわい。

選挙は2回ほどあったけど、「お前はそういう女じゃないと思うし、俺もあんまりきじゃないけど一応言っとくとできれば公明党に入れて。まぁそういう女じゃないだろうけど」って言ってきた。どういう女だと思ってるんだ!!

話し合ったことはないけど、日蓮正宗とか阿部日顕とか言い出すとまたすごい批判の言説されそう。そういや彼の本棚の奥の方に(隠すように)も彼の実家にも池田大作の本とか人間革命とかあるけど、あれは面白いのか…?この辺もまだ話し合ってない。なんであんなに池田大作好きなんだろう。ネトウヨさんが天皇日本大好きみたいなもんか?刷り込みなの?


あと彼は創価大学ってとこの卒業生なんだけど、これもキモい。「ふつう大学宗教の授業とかは無いからね」「幸福の科学大学作ろうとしてたけど、あれは授業が宗教的だってことで禁止くらってたけど、ああいうのとは違うんだよ」「司法試験合格率とかも高いし優秀な大学だよ」とは彼の談だけど、ネット創価大の文化祭画像を見たら「父、池田先生ありがとうございます」とか、三色に染めた旗・花・階段・校舎・・・キモイキモイ

あとやっぱり板曼荼羅呪文しか見えなくて気持ち悪い。捨ててほしいし、ガチ同居になってから見えるところに配置してるのでせめてクローゼットにいれてほしい。

聖教新聞気持ち悪いのでやめてほしい。

月に1回くらい、休日接待だと嘘ついて学会活動するのやめてほしい。会社学会員の人といってるようなのでギリ嘘じゃないんだけど、それでも。

「そんなに嫌ならなんで結婚したんだよ」という意見出てきそうだけど、そろそろ私も結婚やばい年齢だし、収入や顔のスペック面も悪くないし、3年ぐらい付き合って本当に本当にこれ以上ないってくらい気が合うし、ほんと創価学会だけなんだよ・・・

変につついて過激な活動家になっても困るので、月1会合聖教新聞だけならいいか、と放置しています。過激活動家になったり、学会の集まりに私も呼ばれたり、学会勧誘されたりするならキレて離婚してもいいんだけど、面白いから観察して増田にまた書いてもいいかな。

しかしたら私が狂ってく過程なっちゃうかもしれないけど、そしたら笑ってください。

2015-10-15

http://anond.hatelabo.jp/20151015013205

元増田の冒頭にある通り、少なくとも千利休の頃から今までの過去400年位は高級な道具を珍重しているよね。高級な道具を珍重しなかったのって、いつの時代竹林の七賢三世紀の魏の話を持ってきてる?

2015-10-13

http://anond.hatelabo.jp/20151013200044

「具体的に書け」「構造問題があるなら言ってみろ」と迫ってきたのはお前なのに、

ちゃんと説明してやったら「そこまでケチつけるな」「文意破綻まで指摘するな」とは。

辞書的にも「邀撃とは迎え撃つこと」なので何を得意げにしているのか分からん

「前王」については「ブクマ3世から遠く離れた段落の、意味不明瞭な文言が、

まさかブクマ三世の前に入っている前王の文言」だとは思わんだろという話。

まあ、おまえの文章がド下手なのが悪いんだけど、あんまり気を落とすなよ。

http://anond.hatelabo.jp/20151013153110

いやたとえばさ、

ブクマ本国ではこれを重大な問題と捕らえ、かつ前王の力量を侮った態度を改めました。

これの「前王」というのは、「マスダー二世(国を明け渡したので「前王」)」のことなのか、「ブクマ二世(死んだので「前王」)」のことなのか、どっちだよ。

日本語おかしいので解釈のものが難しいんだけど「マスダー二世を侮っていたことを反省し態度を改めました」でいいのか。

ちなみに「捕らえ」は「捉え」の誤字な。

あと「逃げる敵兵を迎え撃つ」というのも状況がわからないし。

そもそも王様が殺されるなんて重大な問題かいレベルの話じゃないでしょ。

怒るのはブクマカ側の方なのに、なんでマスダー二世逆ギレしてんだよ。

あと「総力戦」は全軍でぶつかることじゃないぞ。

しかしマスダー国半分の勢力に対して全くブクマカ国が損害を出さずに勝利する事はやはり不可能で、死にものぐるいと見たブクマ三世は陣を横に広げて威圧しながらも考えあぐねるのでした。

も、まともな日本語じゃないが。

「マスダー国半分の勢力」ってのは「マスダー国がブクマカ国の半分の兵力」と言いたいのか。

なんで全く損害を出さないことを目標にしているのか分からんし。

「死にものぐるいのマスダー軍に真正からぶつかれば損害が大きくなるだろうと見たブクマ三世は考えあぐねるのでした。」でいいだろ。

以下略

http://anond.hatelabo.jp/20151013150430

ブクマ三世の前にどうして「前王」の文言が入っていると思う?

は、入ってねえええ!!!

ブクマカは二世から三世に代わったけどマスダー二世は死んでないでしょ。

表記揺れだけでなく誤字・誤用も多いよ。

というか「国」とか「王」とか、どれを指してるか分かりづらいんだよね。

展開もおかしいと思うけどまあ後付けで何とでもなるしあえて指摘はしないよ。

http://anond.hatelabo.jp/20151013142244

あ、てめえ表記揺れ修正しやがったな。でも「マスダー三世」がまだ残ってるぞ。

http://anond.hatelabo.jp/20080612220950

ひとつ訂正させてもらうが、オタク第四世代2006年度のハルヒの頃にまだ高校生3年生だった88年度生まれからがはじまりだ。分水嶺はそこ。

85年生まれは、まだオタクマイノリティだった頃に10代(中高生)をすごした。(オタク界わいが2000年代後半のハルヒ動画サイトの台頭で変わったのは衆目に一致するところだろう)

なので、85年生まれは旧オタク世代側に分類される。つまり87年度まではオタク三世代といえるだろう。

http://anond.hatelabo.jp/20080612215638#tb

ひとつ訂正させてもらうが、オタク第四世代2006年度のハルヒの頃にまだ高校生3年生だった88年度生まれからがはじまりだ。分水嶺はそこ。

85年生まれは、まだオタクマイノリティだった頃に10代(中高生)をすごした。(オタク界わいが2000年代後半のハルヒ動画サイトの台頭で変わったのは衆目に一致するところだろう)

なので、85年生まれは旧オタク世代側に分類される。つまり87年度まではオタク三世代といえるだろう。

2015-10-12

http://anond.hatelabo.jp/20080612215638

ひとつ訂正させてもらうが、オタク第四世代2006年度のハルヒの頃にまだ高校生3年生だった88年度生まれからがはじまりだ。分水嶺はそこ。

85年生まれは、まだオタクマイノリティだった頃に10代(中高生)をすごした。(オタク界わいが2000年代後半のハルヒ動画サイトの台頭で変わったのは衆目に一致するところだろう)

なので、85年生まれは旧オタク世代側に分類される。つまり87年度まではオタク三世代といえるだろう。

2015-09-05

創価三世でもうすぐ十八歳になる

このあいテレビ見ながら「選挙かー」ってつぶやいたのだけれど。

母さんに「一緒に行くからね」って言われて「自分で考えて投票するからね」って返した。そしたらなんて言ったと思う?

「ろくでもない政党投票してろくでもない政権になって苦労するのはあんたなんだからね」

だって宗教とは。

父さんと一緒に出ていけばよかった。

父さん、ちっちゃいとき「なんでお題目しないの?」とか言ってごめんね。それが普通だった。

物心つく前に入信させられて洗脳されてた私かわいそう。

それを見てたお父ちゃんもっとかわいそう。

おわり。

2015-08-06

ボクの友達被曝三世

10年ちょっと前の話。


友人が結婚することになったが、

相手方から調査され、被曝三世だとわかるやいなや

相手の親族から猛烈な反対が来た。

「どんな子が産まれるかわからん。」

父親のこの言葉

ひどく傷ついた新婦駆け落ちを決意し、家を出て、

そして結婚し、ほどなく被曝四世が誕生した。


ほんの10年前の話。

差別はまだまだ身近に残っていることを知ってほしい。

2015-07-01

クソッタレ絶歌」とかいう本を読んだけど、つまらなかった。

 1

 6月11日に、「絶歌」は発売された。その直後、この本の刊行を報道で知った遺族のうちの一人が、遺憾であるコメントを発表した。

 以来、今日に至るまで、様々な人々が—— 専門家知識人芸能人ライタークリエイターetc——、この本についてコメントをしたり、記事を発表している。

 少しだけ、どこかで見たような光景だな、と俺は思った。

 原発だ。

 震災以来、原発というのは、賛成だろうと反対だろうと、何かしらの意見を持たなければならないような問題になった。「どうでもいい」「どっちでもいい」というような態度は許されない。誰しもが原発に対して、真剣に考えなければならない(あるいは、そのフリをしなくてはならない)、そんな風潮が蔓延している。

 そんな光景に、どこか似ている、と俺は思った。この本の出版に関して、肯定的だろうと否定的だろうと、有名人(というかライタークリエイター芸能人)は、何かしらコメントをしなくてはならない。そんな雰囲気が漂っているような気がした。

 また、ネットでもあちこちで、この本のことが言及されている。その内容(というか質)も、原発に関するもの似ている。有意義ものあるけれど、ほとんどが似たり寄ったりな退屈な意見で、特にAmazonレビューに関しては、まぁ、平均的な人間の平均的な意見が読める、という以上の価値はない。

 なんというかまさに「脱法ハーブ握手会風営法放射能ダサいダンスダウンロードって言ったら負け」状態だ。

 2

 俺がこの本を読んだ理由は、端的に言えば好奇心だ。この本が発売されると知ったとき純粋に読みたいと思った。ただの好奇心

 この際だから、書いてしまおう。俺は小説を書いている。ほとんどの人は知らないと思うが、Amazonで販売出できるKDP(Kindle Direct Publishing)で発表もしている。つまり創作をする人間として、この本に興味を持った。

 この本の元になった事件は、説明するまでもなく、後のフィクションに多大な影響を与えている。俺が知っている範囲だけでも、舞城王太郎佐藤友哉あたりは確実に影響を受けているだろうし(舞城の『阿修羅ガール』に出てくる鬼畜殺人鬼グルグル魔人を知っているか?)、奥浩哉GANTZ』に出てくる西なんかは、もうまんまだ。他にも探せばたくさん出てくるだろう。

 創作をする人間として、そんな風に後のフィクションに、作家たちに影響を与えた事件当事者が書いた手記に興味を持つことは、そんなに不思議ではない、と思う。だから手に取った。ただ、これは弁解だ、言い訳だ。下世話な好奇心で読んだ、と言われても反論は出来ない。

(これは余談だが、先述したとおり、この本は6月11日に発売された。ニュースになったのも、その二三日前だったと思う。しかし、振り返って見ると、五月の終わりに、この事件モデルにした窪美澄さよならニルヴァーナ」が出ているし、そのちょっと前には、34歳になったとある小説家事件現場巡礼(?)するという内容の佐藤友哉ドグマ34」がすばる4月号に掲載されいてる。偶然か? さらに余談だが去年放映されていた、金城一紀脚本ドラマボーダー」の第三話は、殺人を犯した元少年が手記を出版しようとして遺族に殺されてしまう、といった内容だった。まぁ、偶然だろう)

 3

 事件当時、俺はまだ小学生だった。けれど、この事件のことは、やはり印象に残っている。

 俺は子供のころ、モデルガンが好きで、アクション映画などの銃撃戦のシーンを見てはひとり興奮していた。シュワルツェネッガーバンバン人間を撃ち殺しているのを観ながら熱狂している俺を見て、母親心配していた。俺も子供心に「自分は人が死ぬことになにも思わないのか」などと普通のことを普通に思っていた。平均的だ。

 そしてこの事件以降、子供によるセンセーショナル事件は、たびたび起こる。「キレる17歳」などいうキャッチコピーがつき、まるで急に少年犯罪が増えたかのように報道された。

 フィクションも影響を受ける。バスジャック事件を題材にした青山真治映画ユリイカ」などだ。

 開き直るわけではないが、俺は上記の作品たちが好きだ。だから作者に興味があるし、その作者に影響を与えた題材、事件にも興味がある。センセーショナル事件は、良くも悪くも、フィクションに影響を与えているのだ。

 ただ、報道のされ方、ニュースの選ばれ方のせいなのか、はたまた「事実小説より奇なり」なのか、現実では悲惨ニュースが相次ぐ。自然災害は仕方がないにしても、凡人には理解できない理由で、または理解できないほど身勝手理由で、色々な事件が起こる。無差別殺人闇サイト児童虐待世紀末を過ぎても、この手のニュースには事欠かない。

「近頃はありきたりのリアリズムに追いつかれそうにも見える」

 これは、とある賞の選評の一部だ。とある作品に向けられた言葉ではあるが、なんだかフィクションがひどくしらけてしまときに、この言葉がふと思い浮かぶ。

 所詮、作り物の物語では現実には勝てないのだろうか、と。

 我ながらバカなことを書いているな、とは思う。でも、俺は嫌なのだ。俺はフィクションが好きで、物語が好きで、小説が好きなのだ。だから、読むし、書いている。書いては直して、また書いている。

 この本が出たときも、似たようなことを思った。批判が溢れ出ているのに、蓋を開ければベストセラーだ。売れているからって、優れたものじゃないってことは判っている。それは音楽映画も本も同じだ。

 4

 そして、この本を読んでみた。内心ドキドキしていた。偉そうな事を言っておきながら、日本犯罪史上稀に見る(仰々しい枕詞だ)事件を起こした、当事者の手記。正直、影響を受けてしまったらどうしようか、とも思った。俺は本を読む以上、どんな本でも最大限影響を受けるつもりで読んでいる(そうでなければ読む意味なんてない)。ただ、この本だけは、少し怖かった。

 しかし、どうだろう。前半はネット揶揄されている通り、自己陶酔しきった糞ポエムだった。ガラガラライブハウス演奏しているクソみたいなバンド歌詞でも、これよりはほんの少しマシだろう。ただ、文章自体は上手いな、とも思った。読ませる文章だ。特に、後半の面会に来た弟のやり取りの場面では、ちょっとぐっと来た。少しだけ泣きそうにもなった。

 でもこれは(ここまで書いておいてなんだが)、所謂ただのお涙頂戴話だ。当たり前の反応というか、けして面白かったというわけではない。

 そう、端的に言って「つまらなかった」というのが、この本を読んでの感想だ。

 一部で神格化カリスマと化している「殺人鬼」だが、彼はつまらない、ただの普通の人だったのだ。多くのフィクションに影響を与え、ひとたび本を出版すれば大いに話題になる「あの人」は、普通人間だった。

 前半のあの糞ポエムが、それを象徴している気がした。あの稚拙で過剰な修飾表現は恐らくわざとで、そうやって過剰に飾らなければならないほど、内容は、実は普通なのだ。

 これについてはロマンポルシェロマン優光さんが書いた記事に頷ける箇所があった。

“この本には特にそういうところがないのだ。(性的偏向については代入される対象おかしいだけで数式は同じなので、対象がいくら理解できなくても根本的に理解できないというわけではない。) 普通の人が普通に想像したような話が続くだけである。 ”

 http://bucchinews.com/subcul/5203.html

 普通理由普通の狂い方をした。どこまでいっても普通だ。

 5

 少し前になるが、日曜の午前にやっている「ワイドナショー」という番組で、店の商品に爪楊枝を刺す場面をYouTube投稿した少年ニュースをやっていた。

 それを観た松本人志が、「全然おもしろくない。声も張ってないし」とコメントしていた。他の出演者は「そこですか?w」といった感じだったが、俺は、松ちゃんはこういうコメントをどんどんしていったほうが良い、と思った。

 つまり、つまらないものは、つまらないというべきなのだ。そして、松本人志のようなおもしろい人は、こういうくだらないことをする人間に向かって「全然笑えない。おもしろくない」ともっというべきなのだ

 同じ番組で、松ちゃんは、この本は読まない、といっていた。遺族の方がここまで言うのなら、と。立派な態度だと思う。下世話な好奇心で読むヤツに比べたら、遥かにマシな態度だ。

 でも、俺は松ちゃんに読んでほしい。この本を読んで、おもしろくない、と言ってほしい。

「俺に影響受けてるのかもしれへんけど、お前の本、つまんなかったで」と言ってほしいのだ。

 舞城でもユヤタンでも乙一でも、こんな本より、俺の小説のほうがおもしろいぜって言ってほしい。なにがベストセラーだ!っていってほしい。

 だから、俺は敢えて言う。

 俺の小説のほうがおもしろいぜ。

 自分に取っての本当のことを書いたのかもしれないが、ハッキリ言ってフィクションのほうがおもしろいぜ。普通理由普通の狂い方をした普通人間なんかより、グルグル魔人のほうが狂ってるぜ。なんせウンコパン三世〜♫ デレッデレ〜♫ なのだ

 だから俺は、この本を批判するならおもしろい人たちに、「つまらない!」って言葉こそ、声高に叫んで欲しい。

 6

 最後に、舞城王太郎小説の一部を引用して終わる。

 

“結局のところ、人生で起こるすべての本当のことは、陳腐薄っぺら通俗なのだ。そうじゃないことは小説の中にしかない。だから小説の中で、つまんないなあと思うとき、わりとそれが人生の本当のことを書いているってのがあって、だから小説って難しい”(舞城王太郎/パッキャラ魔道

 まったくその通りだ。

 そんで、つまんない本のことで、

 いちいち騒ぐのはやめようぜ。

 もっとおもしろい本を読もうぜ。

 もっとおもしろい本の話をしようぜ。

 ありきたりなリアリズムに、負けてたまるかっての。

 おわり。

2015-06-04

http://anond.hatelabo.jp/20150526093116

フランス移民出生率をおよそ0.1押し上げている

更に言うとこの数字には移民二世三世は含まれていない

そして2世以上の移民移民一世の6倍以上居る

2015-05-26

http://anond.hatelabo.jp/20150525003405

戦隊ものはね、

ゴレンジャーバトルフィーバーJから現在まで一作品も欠かさず見ている世代

の子供、孫、といっしょに三世代にわたって見続けているんだよ。

おもちゃも毎年毎年買ってバンダイに貢ぎ

映画版も毎年2~3作品見に行って東映に貢ぎ、

テレビ朝日には文句はいろいろあっても特撮番組枠を残してくれるよう優しくし、

作品内の特定要素だけを贔屓にしたり誉めたり貶したりしてはいけないんだよ。

2015-04-09

50年後の増田から来たんじゃよ

日本人口8000万人まで減少して、そのうちの46%が高齢者じゃよ

ちなみにわしは独身じゃ。男性の3人に1人が、女性の5人に1人が生涯未婚じゃよ

年金制度崩壊して久しく、もうみんなそんなものがあったことさえ忘れている今日このごろじゃよ

ちょっと前に政府は慌てて東南アジア向けに介護労働者としての移民を受けいれる施策を行ったのじゃが

東南アジア諸国ぶっちゃけ今じゃ日本より栄えてるし、誰も来てくれなかったじゃよ

代わりにワシの介護をやってくれているのがこのセバスチャンくんじゃ。

セバスチャンくんは、京都大学霊長類研究所が生み出した、ゴキブリゴリラハイブリッド生物「ゴキラ」の三世代目にあたる

人間に勝るとも劣らない知恵と力を兼ね備えたゴキラたちは介護業界以外でも人気じゃ

一次産業から三次産業まで、各種労働サービスに大活躍! 

ものすごい勢いで増殖していて、10年後には日本国内のゴキラ生息数は1億を突破するとも言われとるんじゃ

キラの一部は自衛隊にも導入されておる。中国からは「いいかげんそのキモい生き物どうにかしないと軍事力行使するぞこら」と脅されておるんじゃけども、日本の総人口の四倍以上の高齢者を抱える中国様もかげでこっそりゴキラを輸入しとるから、あんまり強く言えないんじゃ。

最近では、博士号を修得したゴキラも珍しくなくなっとる

そんなに賢いんなら人権運動とかうるさいんじゃないの?と2010年代の遅れたはてサのみなさんはお考えじゃろう

安心めされい。確かにそういう動きも少し前は活発じゃったが、2063年の桜田門前でゴキラデモ隊自衛隊戦車でぶっつぶしたおかげで一気に沈静化したわい。

それからのゴキラどもはおとなしいもんじゃ人間様に従順に、粛々とつかえてくれておる。

同時に、わしらも彼らをすこしずつではあるが受けいれはじめておる

セバスチャンくんのお友達最近はトヨ菱重工の兵器開発部門総責任者に就任したり、自衛隊将官にまで出世しておるそうじゃ

人間界に浸透するゴキラたちを危険視するヒューマニスト(そのままの意味で)もおるが、さすがに杞憂じゃろう

最近セバスチャンくんが夜な夜な「集会に出る」と言っては外出するのが不安といえば変といえば変じゃが……

あいっか。

みなさん、50年後の増田もそんなに悪くないぞい? ぜひ一度いらしてほしいのじゃ

まってるぞーい

2015-02-21

から俺は自民ネットサポーターから執拗誹謗中傷をされている



在日には二種類います

1「第二次世界大戦の時に渡航規制無視して日本の本土に出稼ぎに来た半島人

2「朝鮮戦争の時の難民

↑この二種類が存在する。

1の連中の大半が日本敗戦国となった時点で朝鮮半島帰国しました。

僅かに残った者は日本で財を成して居た者が大半で既に帰化しています

2の連中が巷で騒がれる在日と言う連中です。


見て解るように彼等は強制で連れてこられた連中ではない。

1の連中も強制ではなく渡航規制無視して出稼ぎに来た犯罪者です。

2の連中に至っては日本人感謝すべき立場寄生虫なのです。

この2の連中は三世、四世と難民手当て=生活保護受給する強者も居ます

難民認定をするのは同然「糞役人」です。

毎年、難民認定をされる外国人が増えています


この本質を避けて大嘘を吐き散らかしているのが

陰謀論者=自民ネットサポーターズ=在特会=ネットウヨク=右翼団体=アホの懐疑」です。

1「誰が難民認定をしたのか?」

2「誰が朝鮮戦争難民日本に受け入れたのか?」

↑この本質を避けます

これを調べて暴露したのが俺なのです。

から俺は「陰謀論者=ネットウヨク=自民ネットサポーターズ=右翼団体=反陰謀論者」から執拗誹謗中傷をされているのです。

暴露したネタはこれだけじゃないけどねw




中央銀行・発行権】黒幕銀行家7【信用創造

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/10043/1422199606/

中央銀行・発行権】黒幕銀行家37【信用創造

http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1343051395/

2015-01-17

2015年、期待の小説原作映画五本

なんか見かけたので自分用も兼ねて訳してみた。良作映画と同時に良作小説摂取できるすばらしいリストです。

ちなみに意訳多いので「許す」と「赦す」を正しく使い分けたい向きは原文にあたってください。あと個人的には『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』も結構楽しみにしてます

記事

http://litreactor.com/columns/5-most-anticipated-book-adaptations-of-2015

執筆者マークブース三世

 毎年この時期になると、「今年期待できそうな新作映画リスト」が各所でアップされますよね。そういうリストに載せられた作品のうち何本かは、小説から脚色作品です。ところが、彼らが取り上げるのはなぜか『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』ばかり。アホか。誰がンなもん楽しみにしとるねん。というわけで、ここにあなたが本気で楽しみにできる小説原作作品リストを用意してみました。

5. ポール・マクギガ監督ヴィクターフランケンシュタイン(Victor Frankenstein)』(原作メアリーシェリーフランケンシュタイン』)

 去年『アイ、フランケンシュタイン』観た人はわかると思いますが、まあフランケンシュタインものってどうしても現代視聴者のお口にはバッド・テイストすぎますよね。しかしですよ、『クロニクル』の脚本家であるマックス・ランディスが脚色を担当した本作は、いい意味で予想を裏切ってくれるんではないのでしょうか。本作はフランケンシュタイン博士助手であるイゴール視点から、彼とまだ若き医学生だったころのヴィクター・フォン・フランケンシュタイン博士との馴れ初めを描いた、メアリーシェリー原作の前日譚的ストーリーです。

 フランケンシュタイン博士を演じるのは『shameless/シェイムレス』、『X-Men:ファースト・ジェネレーション』のジェイムズマカヴォイ。イゴール役には『ハリー・ポッター』のダニエル・ラドクリフ映画の公開は十月二日予定となっております

訳者の雑感: せむしの助手イゴール原作には登場しない人物で、出典はボリス・カーロフ主演の『フランケンシュタインの復活』(1939)です。この時点で「本が原作」と言い張るのはどうなのかな。そもそも学生時代フランケンシュタイン博士が題材ってどこに需要あるんだって思われそうですけど、なにせ『キル・ユア・ダーリン』のラドクリフと『X-MEN: FC』のマカヴォイですからね、濃厚なBLが期待できそうです。脚本家も『クロニクル』の人だし、なおさら……ねえ?

 ちなみに、監督のマクギガンは『PUSH 光と闇の冒険』などいくつか映画監督していますが、日本で有名なのはなんといってもドラマSHERLOCK』の「ベルグレービアの醜聞」と「バスカヴィルの犬」でしょう。

 日本ではなぜかDVDスル―になりがちなマカヴォイ&ラドクリフコンビですが、今作はどーなるでしょうか。やっても単館系かな。

4. ジル=パケ・ブレネル『冥闇(Dark Places)』(原作ギリアン・フリンの『冥闇』)

 去年は『ゴーン・ガール』がやってくれました。いいことに本作の原作はですね、その『ゴーン・ガール』より面白いんですよ。良い映画にならないはずがない。原作者ギリアン・フリンはいまや犯罪小説界のトップランナー映画化にもひっぱりだこです。『ゴーン・ガール』のファンは『冥闇』もきっと大好きになることでしょう。なぜなら、『ゴーン・ガール』よりイカれたお話から

 これは子供のころに両親を殺されたある女性お話です。彼女は自らの証言で実の兄を監獄送りにした過去を持っているんですね。で、それから二十五年が経って、「キルクラブ」と名乗る殺人同好会の助けを借りて、事件真相を探ろうとします。

 公開時期は未定ですが、二〇一五年のどこかにはなるはず。出演はシャーリーズ・セロンクリスティーナ・ヘンドリクス、ニコラス・ホルトクロエ・グレース・モレッツです。

 訳者の雑感:原作の『冥闇』(小学館文庫)は、個人的には『ゴーン・ガール』には及ばないものの、上に書かれているとおり傑作ミステリです。いわゆるイヤミスです。捕捉しておくと、主人公がなんで「キルクラブ」の連中と絡むようになるかといえば、過去事件によって人生破壊された彼女が日々の生活費を得るために家族の遺品や体験談なんかを好事家に「切り売り」しているからです。そうです、クズ野郎です。『ヤングアダルト』でいかんなくクズ女っぷりを発揮したシャーリーズ・セロンにはまさに適役なんじゃないでしょうか。

 フランス資本で規模的は大作と言いづらいでしょうが、出演陣がかなり豪華なのでフツーに日本でも公開されそうです。

3. ロス・クラーク監督ダーマフォリア(Dermaphoria)』(クレイグ・クレヴェンジャー原作『Dermaphoria』未訳

  実質去年公開作なんですけど、ズルしてもぐりこませてみました。だって映画祭しか上映されてなくて、筆者はまだ観てないんだもん。っていうか、ほとんど誰も観てないし。原作記憶喪失化学者を題材にしたクレイグ・クレヴェンジャーのカルト小説です。

 出演は『ヴァンパイアダイアリーズ』のジョセフ・モーガン、『Justified 俺の正義』のウォルトン・ゴギンズ、『ヘルボーイ』や『パシフィック・リム』のロン・パールマン

 まだ公開時期は公式アナウンスされていませんが、推測するに、今年中には拝めるんじゃないでしょうか。っていうか、そうじゃなかったらキレる。

 訳者の雑感: 未訳作品な上に原作者自体が数年前に一作ちょこっと訳されてそのままなカルト作家なんで、どうにも前情報がない。ある朝、記憶喪失化学者麻薬密造に関わった容疑で監獄にぶちこまれたと思ったらこれまた唐突解放され、失われた記憶と失踪したガールフレンドを求めて彷徨う話らしいです。元記事引用されてる画像がいかにもいつものロン・パールマンってふてぶてしさで好印象ですね。http://litreactor.com/sites/default/files/imagecache/header/images/column/headers/487195087_640.jpg

 ロス・クラーク監督ドキュメンタリー中心に撮ってきた人で、本作が劇映画監督トレイラーをみるかぎり、なかなかシャープな画作りしてます日本では公開されるかなあ……ロン・パールマン効果でDVDスルはギリギリ保証されそうではありますが。

2. ベン・ウィートリー監督ハイ-ライズ(High-Rise)』(J.G.バラード原作ハイ-ライズ』)

 J.G. バラードは難儀な小説家だ。『ハイ-ライズ』はおそらく彼の最高傑作でしょう。ちょっと前にこの小説映画化されるって聞いて、マジビビりましたね。原作を読んだことのない人たちに説明しておくとですね、タイトルにもなってるハイ-ライズとは超豪華高層マンション名前で、その内部では文字通階層によって分断された住民たちによる血で血を洗う階級闘争が勃発しています高層マンション版『蝿の王』みたいなもんです。とってもバイオレントでとってもクレイジーで、とってもワンダフル映画もおんなじくらいクレイジーであってほしいですね。

 主演は『アベンジャーズ』、『マイティ・ソー』でお馴染みトム・ヒドルストンと、『バットマン vs スーパーマン』でバットマン執事役が決まっているジェレミー・アイアンズ。公開日の九月十七日をお楽しみに。

 編集者コメント: !!!!! ベン・ウィートリー監督作じゃん!!!! よっしゃあああああああああ!!!!!!

 訳者雑感: ベン・ウィートリーは第二のデヴィッド・クローネンバーグの座を狙っているんでしょうか。せいぜいブランドン・クローネンバーグと争ってほしいものです。他に誰もそんなポジション欲しがらないでしょうけど、がんばれ、応援してるぞ。

 ともかく、『キルリスト』や『サイトシアーズ』で日本でも熱狂的なファンを生み出した「奇妙系スリラー界の風雲児」ベン・ウィートリーが、あのバラードの、あの『ハイ-ライズ』を映画化する、これは期待しないわけにはいきませんよね。原作はおなじみハヤカワ文庫SFからですが、当然のごとく絶版なので、なんとか日本でも映画劇場公開までもってって復刊の一助となっていただきたいものです。DVDスルー(『キルリスト』)→アートシアター系公開(『サイトシアーズ』)と順調? にステップアップしているので芽はありそう。

 

1. リドリー・スコット監督火星の人(The Martian)』(アンディ・ウィアー原作火星の人』)

 アンディ・ウィアーの『火星の人』は、二〇一四年に筆者が読んだ本のなかでもマイベストな一冊です。クソみてえな『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の記事を山ほど読んで損した時間の埋め合わせに、ちょっとこの映画化作品について調べてみましょう。ちなみに私は先月作った「今年のマイベストリスト」にも『火星の人』を選出しております

 概要はこうです。ある宇宙飛行士火星で一人、遭難します。もしかすると、そこから永久脱出できそうにないかもしれない。彼は生き延びるために「科学」と呼ばれるふしぎな力を行使することを強いられます。自らの命をかけて惑星に戦いを挑む男と、全力で彼をぶち殺しにくる惑星との、知的で、ユーモアに溢れたアツいバトルがはじまる!!!

 映画リドリー・スコット監督予定で、主人公マークを演じるのはマット・デイモン。十一月二十五日公開予定です。

 訳者の雑感: 原作の『火星の人』はハヤカワ文庫SFから絶賛発売中。「ライトハードSF」と称される軽妙な作風も相まってか、最近のSFにしてはめずらしく幅広い層から広範な支持を集めています。今年の「SFが読みたい!」のランキングでも票を集めるんじゃないんでしょうか。いっぽうで監督リドスコは『悪の法則』、『エクソダス:神と王』と近作がこのところ立て続けに興行批評両面で失敗してやや低調。『ブレードランナー』の続編を作ると宣言して即監督を降りたりと何かとケチがついてますが、『プロメテウス』以来のSF回帰作は吉と出るか凶と出るか。日本ではおそらく二〇一六年公開でしょうね。

 

 さて、以上が私が最も期待している今年の小説原作映画作品です。ほんとは他にももっとあることはあるんでしょうが……でもまあぶっちゃけゴミばっかなんで語ったところで意味ないでしょう。上にあげた五作品は「すくなく見積もっても傑作になりそうなチャンスはある」作品です。とりわけ『ダーマフォリア』は僕達を導く希望の光なんで、今年公開してくれないと困る。

 ところで、リストにあげた五作品原作小説もぜひ読んでみてください。どれも一読の価値がある逸品ばかりです、たぶん映画もね。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん