はてなキーワード: プラットフォーマーとは
① コピペできるフォーマットが決まり、組み合わせで新しいコンテンツが作られるもの。Party Parrotの黒板の内容を変えたものが大量に出回るようなもの
② ふぁぼやRT数の増加傾向をいち早くつかみ、サイトで紹介したり、薪を放り込んで燃やす系。
③ 広告やアクセス数を増やすために、プラットフォーマーからの助言に従ってコンテンツを作っていく。YouTubeのサムネに大きな文字を出すなど。
これらとは違うのは残りにくい。
自分で一から作るとか、時間をかけて読まないといけないとか、始めるのにお金がかかるとか、塗料を使うなど今の住宅環境と合わないものなどは残りにくい。
はてなスターがブクマ一覧で表示されず意味がなくなって不評だが、これってコロナ関連でのブクマの盛り上がりが問題視されたんじゃねーの?
ハテブのトレンドはずっと非常にヤバかった。
今じゃ誤魔化しが流行しているが、
・集団免疫獲得!エピカーブを抑えながらゆっくり感染しよう!SIRモデル!
・感染増えないのは日本人のライフスタイルのせい!清潔な民族!お風呂大好き!
・ソースは村中璃子!Buzzfeed!EARLなどのTwitter医師!
と今回の危機を招いた医療デマ満載のうすらバカの掃き溜めがクラスタ化していた。
更に検査低減で医療崩壊回避のバカ正義感に駆られたバカが、検査して貰えず困ったと愚痴っている医師、患者家族等のtwitterを探し出して「本当に医者なのか怪しい、運動家だろ」「ドクターショッピングだ!」と炎上させまくっていた。こいつら逮捕しろよ。
内容見れば今じゃ良く知られたクリニック→帰国者センター→大病院等のたらい回しだが、ドクターショッピングという語彙を覚えたので皆で使いたくてしょうがない。
と、知的に背伸びしたいバカの再生産率をR0=1以下にする必要が見て取れた。
そこではてなクラスタ対策班が取った対策が3蜜の原因のはてなスター事実上撤去なんじゃないの?
スターに付着したブクバカウィルスが乱れ飛んで承認欲求の塊のバカがどんどん感染!ブクバカウィルスはセントラル承認欲求ドグマを乗っ取りキャパが少ない脳みそは抵抗できずにどんどん増殖!自分と同じ意見にウィルス付きスター配りまくってエピメディック発生だ!ブックバカーの乱れ打ちだコラー!
あのな、ウィルスに打ち勝つのは免疫力が重要だが、重症化して死ぬのってほぼ全部免疫力のせいなんだよ。ウィルスじゃ人は死なねーの。免疫系が肺をボロボロにしたり多臓器不全にしたり関節痛くしたりしてんだよ。
だから病院じゃ免疫抑制治療してるのな。ステロイド大量に投与したり。
これらは医学ってよりも基礎免疫学の知識だが、サイトカインと炎症の関係って高校の生物でやった筈だよな?
ブクバカウィルス感染したブックバカーどもは「専門家の説明」を足りない脳みその権威付けに使うんじゃなくて高校生物の教科書引っ張り出すのがまずやるべき事だったんだよ。そしたら仏当局が「コロナ自宅療養中にイブプロフェン使うな」って言った理由も必然的に判るから。インフル軽症患者用のアビガンを重症者に投与してる理由もな。
それはブクバカスーパースプレッダーの一人が村中璃子だった事だ。しかも媒体が結構信頼されていたbuzzfeedだ。
村中はネットの反ワクチン運動を牽制する立場で、ネットの医療デマの対極に居ると思われていた。その村中が反ワクチンムーブメントと似た立場で唱導をしていた、というのは確かにちょっと難易度高めの罠だな。
でもこれは権威主義に陥って内容を良く読んでないのだ。良く読むっていうのは批判的に読むって事でもある。批判的って反対の立場でって意味じゃなくて他のエビデンスなどと突き合せて妥当性の検証をするって意味な。為念。
EARLなんて参照にしてるのはもう論外で言う事もない。
でもやっぱブックバカーがバカーなのはやはり本人に問題があって、例を提示すると
[B! COVID-19] ピークカット戦略(集団免疫戦略)地獄への道は善意で舗装されている | Medium
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/medium.com/@bigstone/only-containment-is-the-option-e689ba0b22ef
golconda 感染症数理学を冒涜する記事ww まずはカーマック・マッケンドリック方程式やSIRモデルをぐぐって勉強し直してから再度執筆してください。この方は中学数学レベルできちんと計算→ https://www.rieti.go.jp/jp/columns/a01_0545.html
この元記事って集団免疫に必要な人数=感染して生存した人数をベースに死者数と猶予期間を出してのな。計算としては単純だ。
でもその単純な計算しない理由にSIRモデルなどが持ち出されてる。批判としてはずれてるなんてもんじゃねぇ。権威主義の権化だ。
そして実際英国はこの2日後位に方針転換、ジョンソン首相も発病して入院した。
軽症で済んで生還したが、その軽症とは死の一歩手前の症状だって事も世界に知れ渡る事になった。
こんなブコメがトップ群に入ってるサービスなんてヤバイだろ。サービスごとロックダウンした方がいい。
大手のWEBサービスやプラットフォーマーじゃコロナの扱いにはピリピリしていて、コロナ関連の話題のユーザーコンテンツには自動的に「COVID19の正確な情報は公的機関で入手して」と断りが挿入されるようになってる。
特に徹底しているのがYoutubeで、動画の説明欄どころか動画内の発言、字幕に「コロナ」があれば自動的に収益化解除、「正確な情報は公的機関で」のリンクが挿入される。しかも全言語対応で、最近じゃコロナウィルスの画像、イラストや内容を見ての判断もされている。
そうしないとアクセス狙いのスパム的なテキトー情報が溢れるのが目に見えるから。
こういう状況だが自分を知的と思ってるブックバカーズは知ったこっちゃない。相変わらず検査した人間を炎上!検査で医療崩壊した韓国を見ろ!と大ハシャギ!バカは死ななきゃ直らねぇ…。
社会に有害で危険を齎すブックバカーはコロナで死にゃいいのだがバカは風邪引かないって言ってね。
バカカルト集団となったクラスター発生の責任を問われてはてなは破産して社屋がロックダウンされそうだ!
そこでR0を下げる為にはてなスターの一覧撤去を行ったのではないか?
サービス改悪だ!とか抜かしてるんじゃねーよバカども!てめえらが原因なんだろ!
バカウィルスに感染して外にばら撒いてるんじゃねーよ!おめえらは無症状感染者じゃない。重症者だ!バカクラスタ形成してバカ同士で承認しあってるから気が付いてないだけだ!
公前で発話するな!飛沫感染する!マスクしろ!空気を一切通さない奴でな!
顔にラップぐるぐる巻きにしたらいいんじゃね?村中とEARLが言ってたらしいぜ!Buzzfeedでな!顔にラップぐるぐる巻きしてる人って知的で素敵よね~!SIRモデルを感じるわ~!偽陽性高すぎなPCRに頼らない人って感じで最高!
日本の医療はてめえらのせいでもうどうにもならないが希望の日はある。韓国台湾と抑え込みに成功しつつある国と隣接している事だ。
余剰となった検査資源、医療資源を回してくれるだろう。台湾は既に他国を助ける事を表明しているし、韓国はパンデミックアドバイザーとして重要な位置を占めている。「戦後」はこの両国が経済をいち早く再起動して東アジアを引張る力を持つだろう。
それはブックバカーには関係ない事だから自分の病を治すのが先だろ。顔ラップぐるぐる巻きでとっととあの世に行っちまえバカー!
中堅SIerでいわゆるSEをやっている。中小企業や、大企業があっても部門システム程度のシステム導入や保守サポートが自分の仕事だ。オーダーメイドであればJavaやC#とOracleやMSSQLで開発するし、業務パッケージの導入支援なんかもする。規模が小さいから多重下請けみたいなのはほぼないが、PMだけとか仕様決めだけで、作成は外注頼みにして数回そうって、社内の技術空洞化が心配される普通のSI業だ。
IT業界の端くれらしく在宅リモートワークになった。お客さんは休業するところもあるにはあるが、多くはそのままだったり、営業時間を縮小したり、総務経理なんかをリモートにしたり、工夫しながら営業を続けている。チャット、メール、電話はそれなりに入ってくる。
例えば給与管理なら4月で雇用保険徴収の対象外になる人が出るけどどうすればいいの?みたいな季節モノから、自宅PCから会社PCにつないで/会社のノートを自宅において、あのシステム使える?とか、IT補助金出るみたいだけどPC10台調達できるか営業に伝えて、みたいなこの状況ならではの対応とか。出荷システムでピッキングがうまく行かないとか、普通の保守対応もたくさんある。
開発案件はストップや延期もちょいちょいあるけど、自宅から質問に答えたりリモートでトラブルシュートしたり営業やインフラ担当の手配をしたりなんのかんの忙しい。自分もお客さんも自社の営業やインフラSEもみんな在宅だったりするし普段とは違って変な感じだ。
いろんな企業のいろんな部署のいろんな人が働いていてITやソフトウェアに頼っているんだなとあらためて感じた。
Amazon楽天ヤフオクメルカリなんでもそうだが、今はみんながプラットフォーマーになりたがる。
商流を握れば手数料で儲けがスケールする。ITをコアにスケールする企業が生き残る。
でも、そこで流れる商品を作っているのはメーカーだし、調達して販売してるのは卸だし、在庫が置かれてるのは倉庫業だし、ものを運ぶのは運送会社だ。その他たくさんの業種。マケプレで僕らが買えるのはそうした企業があるからだ。
いろんな会社が、この状況下でも営業をしなけりゃ生活必需品が行き渡らない。
その大部分は中小企業で、ITはコアコンピタンスじゃない。高年収のフルスタックなITエンジニアを何人も抱えて内製化できない。情シスが何人かしかいなかったり、総務のお兄さん一人なんてところもある。そんな企業が日本だけで何十万とある。
そういうところに頼られて、なんか問題を解決して、支えていけるなら、喜ばれるんなら、SIerもそんなに悪くはないなと思ったりした。
会社の大先輩のおじいちゃんは、SAPが出てきたころにパッケージオーダーメイドなんてなくなると言われたけど、パッケージ導入や足りない部分の開発で結局食えたと言っていた。ならクラウド時代でもSaaSが主流になっても多分仕事は尽きないんだろうな。最悪自分がどっかの会社の情シスに潜り込んで内製に回れるような技術は身につけておきたいけども。
https://anond.hatelabo.jp/20200211202529
さて、続きだ。ゲーム業界の流通において初心会がやってきたこととその最後を述べてきたが、今回は初心会を葬った旧SCE、ソニー流通を中心に街のゲーム屋的な小売店視点で色々語ろうと思う。しかしこの期間は非常に起きた出来事が多くかつ入り組んでいるので、あえて細かな要素をオミットして正確さよりもわかりやすさを重視することにする。それにデジキューブの銃撃事件の真相なんざわからないからな。
時代はプレイステーション参入前。任天堂エンタテインメントが行き止まりに行きつつある頃だ。そのことについては前回語ったが、さて、任天堂以外の、NEC(PCエンジン)やセガ(メガドライブ)あたりはどうだったのだろうか? 初心会が横暴なら、こちらのほうに注力するという手段もあったのでは?
ぶっちゃけこっちはもっと酷かった。ソフトが売れないというわけではない。10万本売れるソフトはあった。あったのだが問題はプラットフォーマーが用意した他の大量のソフトだ。
当時、任天堂に対抗するためにNECやセガは自社プラットフォームの発売カレンダーの空白をなんとか埋めようと躍起になっていた。サードが自主的にソフトを作ってくれるのならそれに越したことはないが、そうではない場合は自分たちで用意する必要もあった。自分たちがパブリッシャーとなり開発会社に委託してゲームを作らせる。さらにはサードに対しても「ウチの流通に乗せますので○万本は絶対に売れますだから作ってください」みたいなアプローチも行った。そうして「とりあえず」カレンダーを埋めることができたソフトは、「とりあえず」問屋が頑張って小売に売った。在庫になっても不良在庫になるだけなのがわかっているので大バーゲンで売った。小売はもともとの卸値が安いため、最初から値引きして売る。売れ残ったら損だから博打みたいなものだ。そうしたソフトが並ぶと小売価格そのままのソフトは見向きもされなくなるのであわせて値引きされる。PCエンジン末期、餓狼伝説2(クソゲーではないのだけど)が100円で棚に50本くらい並んでいるのを見たことがあったが、あれは問屋の不良在庫を捨て値で小売が拾ってきたんだな。
どこかで見た状況と思わないか? そう、アタリショックだ。ゲームの在庫が問屋にも小売にも溢れわけがわからない状態になっていた。価格が崩壊し定価が意味をなさなくなっていた。
任天堂は初心会が横暴、セガとNECは頼りにならない。こんな状況の市場に次世代機の波と共に救世主がやってきた。ソニーだ。ソニーが直接小売店と契約するというのだ。
衝撃は大きかった。CD流通の流用で、「リピートを早く」「小売価格の大幅な値下げと小売店に対するマージンの確保」「掛け率は大量に取ろうが少量だろうが同じ」という特徴をもち、かつ「中古売買の禁止」「値引き販売の禁止」という成約があったが、それでも多数の小売店からは好意的な反応を得た。そもそも初心会でも値引き販売は原則としては禁止だったのだから。
そして何よりプレイステーションが小売店に好まれたのは、ゲーム機本体の卸値が安く、プレイステーション1本体だけを売っていても結構な利幅があったこともあげられる。これはかなり珍しいことで、通常は卸値と小売価格はほとんど変わらない。Xbox360の発売当初は二次問屋の都合一部の小売店において卸値が小売価格を超えたという珍事すらあったという。プレイステーションとサターンは発売時期がほとんど一緒で、スタート時点ではサターンのほうが優勢だった。しかしこれがじわじわと小売店をプレイステーション派に偏らせていった。プレイステーションは小売店にハードでもソフトでも確かな利益を確立してくれた。
そうしてFF7が、DQ7がプレイステーションで出るという流れが生まれ一気にプレイステーションが圧倒的な優勢を保持するようになるわけだが、この流れのなかでゲーム屋は何かが違うと確信した。プレイステーションが救世主になってくれたはずだった。しかしFF7を発売するスクウェア(当時はエニックスとの合併前だった)が打ち出したデジキューブは、既存のゲーム屋にツバを吐きかけるようなものだった。なにせ目玉タイトルのFF7の出荷本数の半分をコンビニに任せるというのだから。これではゲーム屋はやっていけない。いくら本体を売れば儲けになるといっても一人にせいぜいが一台が限界だ。ソフトをたくさん売れなければしかたない。
そしてソニーの態度もなにかおかしくなりはじめていく。元々の小売店への説明会では「返品はNG」ということになっていた。なっていたのだが、個別の対応としてソニーの担当者が返品を受け付ける旨を話していた。そのため小売店のなかでは安心して在庫を抱える店もあったわけだが、返品したいと言い出すと担当者の態度がころりと変わる。前に言っていたことと違うことを言い出す。ようやく返品受付をしてもらうも半額返金……。そのような事例が発生した。結局ソニーとしては二度返品を「特例」として受け入れるのみにおわり、いよいよもって「返品NG」が周知徹底されることになった。
頼りにするミリオンソフトは入荷しない、個別対応で約束していた返品制度はなくなった。このような状況下でもなおソニーは「中古取り扱い禁止」「値引き販売禁止」を打ち出していた。中古を取り扱った店や値引き販売した店は、不思議なことに”配送事故”が発生してソフトの入荷が遅れるようになった。
FF7発売の頃にはすでに任天堂は初心会を解散させていた。ニンテンドウ64を発売し、ポケモンを大ブームにさせた任天堂ならこの頃のゲーム屋の救世主なり得ただろうか? 残念ながらこの頃の任天堂(正確には任天堂系列の問屋だが)は「小売価格を下げつつ小売店への卸値を上げる」という暴挙に及んでいる。それでもポケモンが死ぬほど売れたのだから恐ろしい。
ソニーが信用できず、任天堂はあてにならない。そうした状況で頼りになるのはセガ……ではなかった。セガはメガドライブの反省を活かしおもちゃ卸問屋をまとめてセガ・ユナイテッドという流通会社を立ち上げる。大手のゲーム屋には直接卸し、小さな街のゲーム屋には二次問屋を使って卸す、ちょうど初心会とソニー流通の間のようなハイブリット流通機構を作り上げた。在庫管理とコストダウン両方の面でなかなか上手くいったはずだが、いかんせんプレイステーションの圧倒的ソフトラインナップには敵わなかった。自社でなんとかできる力はあるのだが、セガにはポケモンがなかった。しかしメガドライブ末期の状況からここまで着実に改革を進められたのは称賛に値する。NECは途中で死んだのに。
そしてついに中古裁判が勃発する。1998年1月には公正取引委員会がソニー流通の「値引き販売禁止」「中古売買禁止」が問題視され排除勧告を受けた。しかしこれで下がらずソニーは他メーカーを巻き込んで中古禁止裁判を起こす。ゲームメーカーvs小売の裁判だ。その一方で株式会社上昇(ようするにカメレオンクラブだ)がエニックスを訴える。「新作ソフトは扱わない」「ロイヤリティとして中古売上の7%を支払う」といった提案を出したものの実際にエニックスからソフトの出荷停止を食らってしまったがゆえの反撃だ。なおこの頃にはソニーがスクウェア(デジキューブ)だけを優遇することが問題視されて、各社サードメーカーも自社流通で小売店に卸すようになっている。
2つの裁判が同時に起きて別々の判決が生まれて、ここらへんは非常にややこしい。ややこしいが小売店は公然と中古を売るようになった。値引きもするようになった。自社流通に切り替わった各社ゲームメーカーも忌々しく思っていたが裁判と流通とは別との判断だったのか、おおっぴらに”配送事故”が起きることはなくなっていく。
ちなみにこの頃、セガはドリームキャストに向けさらなる流通改革を行い、セガユナイテッドをセガミューズへと編成しなおす。これは老舗おもちゃ問屋ムーミンがセガユナイテッドに合流した形だ。ムーミンはメガドライブ(もしかしたらもっと前?)の頃からセガと共闘しているお得意様だった。なお、ソニーを学んだのか「値引き販売禁止」「中古売買禁止」を小売店に押し付け、同じく公正取引委員会より立ち入り審査を受けるはめになる(もっともこれは後日小売店と契約しなおしをすることによって審査は打ち切られた)。小売店の救世主はなかなかいない。
中古裁判は最高裁にまでもつれ込んだが、ようやく結論は出た。中古販売は合法だった。小売店は大手を振って中古売買ができるようになった。値引き販売をしてもお咎めはなくなった。小売の完全勝利だ。「ファミコンショップ」はPS2の時代にまでいたりようやく安心できるようになったかのようにみえた。
そうではなかった。むしろゲーム屋地獄はここからが本番だった。
まず大店法の改正があった。巨大店舗の小売店が各地に出来上がる。そして家電屋の店舗の巨大化がどんどんと進む。巨大化した店舗で何を扱うか。ゲームも扱うようになった。ゲームは美味しい商材だと思われた。そして今までグレーゾーンだった中古に合法判決が出た。取り扱わない理由がなくなった。
そのため大手販売店は客寄せのために新作ソフトを大きく値引きする。これが卸値と同価でも構わない。とりあえず客が来て、他の家電もついでに買ってくれれば儲けものだからだ。そして中古も多数取り扱う。ゲームの利益の確保はこっちだ。そこそこの価格で引取りそこそこの価格で販売する。これも回転が早ければ利益が稼げる。ビデオレンタルのゲオとツタヤが入ってきたのも大きかった。街のゲーム屋さんにできることは限られていた。大手資本に真正面から戦って敵うわけはなかった。中古販売という最高の武器を手に入れたかわりに、同じ武器をもった最強の敵が現れたのだ。多数のプレイヤーがそちらに流れた。売っているものが同一なら、安いところで買うのが当たり前だからだ。
その後まったく救いがなかったわけではない。DSの大フィーバーがこの後起きた。ゲームに触れたことがない新規層でも直感的なタッチパネルを備えたデバイスはゲーム市場を一気に活性化させた。誰もがみなDLライトを買い求めてゲーム屋と家電屋を往復した。飛ぶようにDSライト本体と脳トレとどうぶつの森が売れた
しかしここでも任天堂流通が小売の前に立ちふさがる。任天堂は小売店から受けた仕打ちを忘れていなかった。64よりもPS1,ゲームキューブよりもPS2を優先させた街のゲーム屋に、引く手あまたのDLライトを多く卸す理由がなかった。DSライトは任天堂流通のお得意様、デパートのゲームコーナー、おもちゃ系統の販路を優先して入荷していった。今まで子供向けのプレゼント用途にゲームキューブ、ポケモン関連をしっかり取っていた「実績」のおかげだった。街のゲーム屋が本当に一息ついたのはおそらくさらに後のモンハンポータブルの大ヒットあたりからだろう。
こんな流れがあり、地方から今現在ほとんどの「ファミコンショップ」が姿を消している。初心会を中心とした問屋は、成熟したゲーム業界がメーカーの自主流通を実現させたことでその役目を終えて消えていった。となれば、地方のゲーム屋もまた、成熟したゲーム業界によって役目を終えた存在としてみなされてしまったのだろうか? おそらくはそうだろう。そして将来的にはゲームを販売する大型店舗すらいなくなるかもしれない。ダウンロード販売をメーカーは推進しているからだ。
そんな流れのなか、この令和の時代に意地でも自前の店舗でゲームを販売している「ゲーム屋」を見かけることがある。業界の厳しい荒波に揉まれそれでも生き延びている人たちだ。私は彼らに尊敬の念を抱かずにはいられない。
彼らに幸あらんことを。
GoogleやAmazonが出てきた当初からヤバいと言われていたと思う。
ふと不思議に思うのは、ヤバいヤバいと言われつつ、どうしてここまでになったのか。
1つは一言で表されない点にあったと思う。
実態はコングロマリットだが、Googleだと検索会社だと思われていたが、
広告会社であり、スマフォ会社であり、カーナビ会社であり、本屋であり、レンタルDVD屋、クレジットカード会社(Pay)であり、ゲーム会社であり、ニュース報道機関であり、MSOfficeだった。
既存の本屋がこのままだと業界が潰れる!と訴えたとして、レンタルDVD屋などの他のジャンルは反対しない、
といったのを繰り返し、いつの間にか全部食われた
もう一つはお金をばら撒いたこと。個人にしろ、企業にしろ、お金を出しているところに逆らえない。
スマフォを売るのに従業員と客を合わせることはしない。Amazonだと宅配は他社を使うようにしている。
人を使うところはスケールしないとか、保険営業のようなマニュアルを作るのは苦手だとか、色々あるんだとは思うが。
なんで書いてるのかというと、本当によくなったんだろうかとふと思ったからだ。
話は3週間前に遡る。
Fastgrowとかいうサイト主催で、ベンチャー界隈で活躍しているビジネスパーソンを招いてパネルディスカッションをしてくれるイベントがあった。
テーマが「事業開発、BizDev組織のあり方」みたいな内容だったので、現業に通づるところもあるだろうと思い参加してみた。
イベント1部はラ○スル、シ○テル、キャ○ィというBtoBプラットフォーマーの3社のCxOと、それら企業のBizDev部門の長が話をしてくれて、期待通りの内容だった。
2部は軽食が出されてCxOと1対1で話が出来るとのことで、私はラクスルのCOOと話すべく並んでいた。
その時、ヤツが後ろに並んでいた。
ヤツ(以後Aと呼ぶ)は、脱税徳井のCMでお馴染み、某家計簿ルーツの経費精算のSaas企業に勤めていた。
その場は名刺交換をして当たり障りのない会話をしただけだった。
ラ○スルCOOと話した後、シ○テルのCEOとも話がしたかったので並んでた際、他の数名とも名刺交換をした。その中にBがいた。
Bは、特許を簡単に審査できる、的な内容でベンチャーを立ち上げていて、よくわかんねぇけど面白そうで、
特許という古い慣習が残っていそうな業界の課題を解決してくれるようなベンチャーだった。
グイグイ系でコミュニケーションを取ってくるので、ヤベェ奴なのかなと思ったが、話が面白かったのでその日は閉場するまでBと話し込んでいた。
面白そうな事業をやっているとはいえ、惰性で名刺交換をしていた中の1人だったので、3日くらい放置していたのだが、
他の通知処理をしてる際、うっかり承認すると、いきなりメッセージが来た。
「せっかくああいう場で知り合ったし、今度飯でも食いながら話しようよ!」
ベンチャーとしてネットワーク作りたい系のやつか、もしくはリクルートの一環か、そんな程度に思った。
「全然いいですよ!ぜひ!」
まぁ暇なときに飯奢ってもらうかと、適当に2日おきくらいでメッセージをやり取りして日程を決めたのだが、
祖母が亡くなって帰省しなければならなかったこともあり、リスケされ、ようやく飯を食いに行けたのが今日だった。
この間のメッセージも全力のタメ語で、おや?と思うところも多々あったが、初対面からグイグイ系だったBのキャラも相まって特に気にしていなかった。
待ち合わせは大崎。
18時45分。早い。
Bが来た。
「お久しぶりです」
「???」
あー、ほんとに飯なのか、飲みじゃ無いのか、まぁそんな事もあるか、大戸屋とか久しぶりだなぁと、ゲートシティの大戸屋へ向かった。
「事業の調子はどうですか?この前の特許の話面白かったんで飯屋ついたらもっと教えてください!」
「え?なんのこと?俺マ○ーフォ○ードだよ」
「???」
不覚。Aだった。
確かにマ○フォの人とも名刺交換した記憶が微かにある。ただ、マ○フォの人とはそんなに話してないぞ。
まぁしょうがないか、マ○フォも拡大路線だからリクルーティングされる感じかなー、だりぃなぁー、と思っていたら大戸屋に着いた。
着いてからは飯を食いながら、私のいる広告業界の話や海外どこ行ったことあるかという話、サウナの話、と他愛の無い話をした。
着いてから30分、飯を食い終わるまであまりに生産性の無い会話しかしてなかったので、こんな話で良いのかなと思っていた。
この人は何が目的で俺を飯に誘ったのだろう?
友達いないのかな? 変な人だし、いなさそうだな。。。
広告業界に憧れてる系の人なのかな?
ここで帰っても良かったのだが、どうせリクルーティングするつもりだろうと、
どんな感じでリクルーティングするのかも興味があったので、こちらからキャリアの話を持ちかけてみた。
(大して悩んでないし、そもそも初対面の人にそんな話しない)
『カチッ』
Aのスイッチが入る音が聞こえた。
「増田くんは人生で成し遂げたい目標とかある?キャリアを考えるなら目標から考えなきゃ」
「特に無いですねぇ、強いて言うなら馬主ですかねぇ、JRAの馬主資格を取るには最低でも年収1700万を2年続けなきゃいけないんで、まずはそこが目標っすかね….」
「それってサラリーマンじゃ無理だよね? もっと何がしたいとか、世界にこんなインパクトを与えたいとか、そういう目標は無いの?」
Aのスイッチが更に入ったのを感じた。
「自分の人生の夢とか目標を言うときに冗談を言うのは良くないよ。
人生における目標をしっかり立てる、そこに向かってしっかりと計画を立てる、計画通りに行くために弛まぬ努力をする、それが大事なんだよ。」
何だこいつ、初対面なのにうぜぇ。怯んでいる間にAは続ける。
「なんとなく増田くんが変わりたいって思っているのはすごく感じる。
どこの業界でどんな仕事をしたいとか、転職したいとか、そういうのは無いの?」
「今の部署はすごく成長できる部署だと思っているので、あと2年位勉強して、その間に考える感じですかねー。
業界変えて同じく事業開発的なことをやるのもありかなーと考えてますね。」
「旅行に行く時を考えてみてよ。JALに乗るかANAに乗るかを先に決めないよね?
まずどこに行くかを決めるのが重要だよね? それと同じでまずは自分の人生で本当に成し遂げたいかを考えてみようよ。
一緒に考えてあげるからさ。」
「そ、そっすねー ^^」
何だこいつ、初対面なのにこんな説教たれてくるとかおかしいだろ、頭沸いてるだろ、
マ○フォ今後絶対使わねぇ、マネーツリーにする!とか考えてたらAの自分語りが始まった。
「俺も25歳のとき悩んでて。当時ヤ○ハに勤めてて浜松に居てさ。
その時ちょうど出張で東京に来ることがあって、友達と飲んだんだけど。
その時、その友達がすごく面白い先輩がいるから是非一緒に飲もうっていうもんだから一緒に飲んだんだよね。
そしたらその先輩がすごくて。会社辞めて自分で事業を3つもやっていて。
フリーでコンサルやってたり、ベンチャーにアドバイザーとして入ってたりしてるらしくて。その時その先輩にすごく感化されちゃってさ。」
「へぇ。」
「その時、その先輩と一緒に初めて自分の人生の目標を考えたんだよ。
そしたら人生が一気に開けた感じがしたんだよね。
今3社目だけど、全部目標に必要なスキルを身につけるためにあえて在籍してるんだよね。」
「そ、そうですか。」
ピュアな子なのかな?
良いこと言ってるのは分かるし、正しいこと言っているとも思うが、初対面の人にする話では無いだろ。
構わずAは続ける。
目標を立てられる人もごく少ない。
「そ、そうですね。」
少なくともお前はまだ結果出してないし、サラリーマンだろうがww
「増田くん本とか読むの?」
「読みますよ。マーケティングとかファイナスとかアカウンティングとか事業戦略とか仕事関係の類が多いっすね。」
「若いなー。俺も25歳にその先輩と出会う前はエクセルとかパワポを使いこなす本ばっか読み漁ってたよ。」
構わずAは続ける。
「その先輩から教えてもらった3冊の本で俺は人生が変わったんだよね。(無言)」
そこは勝手に喋ってくれよ…
こっちが聞くの待つんじゃねぇよ…
「なんの本ですか?」
「知りたい(‾◡◝)?」
(゚Д゚)ウゼェェェ
もはや苛立ちを隠せていなかったと思うが、
この3冊を聞いたら速攻帰ろうと心に誓い、相手をしてやる。
「知りたいです。」
「しょうがないなぁ。1冊目は3冊の中でも本当に僕の人生の中で一番変えてくれた本なんだ。
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
キヨサキは人にすすめる本じゃない、たいていみんな一回はどこかで通ってるよ…
笑いをこらえるのに必死だった。が、なんとか持ちこたえて答える。
「ふっ。もちろん知ってますよ。キヨサキっすよね。大学時代に読みました。本棚のどっかにあると思いますわ。」
構わずAは続ける。
「そうなんだ、読んだことあるなんてスゴイね。
まぁ日本で400万部くらい売れたらしいからね。読んでるよねー。
2冊目もすごくいい本なんだけど、『キャッシュフロー・クワドラント』って本。
お金が稼げるか稼げないか、自由を得られるか得られないかは、職種によってすでに決まってるって内容なんだけど、
これを読んで俺はビジネスオーナーにならないとだめだな、って思ったんだよね。」
自己啓発系の本かと思ったら、意外とまともな本出してきたな、ググるか。
「キャッシュフロー、、、何でしたっけ?」
Amazon「キャッシュフロー・クワドラント 著:ロバート・キヨサキ」
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
3冊出すのに2冊同じ著者は卑怯www
もはや完全にツボに嵌り、笑いを必死に堪えていたので、3
冊目も熱心に話してくれていたが記憶に残っていない…
見ず知らずの人に説教をされ、
ロバート・キヨサキの2頭出しという素晴らしい持ちネタを披露され、
帰り際にはウワサの先輩との3人でのメシも誘われるなど、
波乱万丈・奇々怪々・奇想天外・びっくり仰天なディナーが終わろうとしている。
「別々で!」
\\\\٩(๑`^´๑)۶//// オゴレヤ ━━━━!!
ここで皆さんに質問なのですが、彼は一体何者なんでしょうか?
(もちろん会うつもりはまったくない)
==
デジタルやプラットフォーマー、海賊版、フェアユースなどに関する小委員会を立ち上げました。詳しく中身についてお話ししています‼️
是非見てください。
《Law19》デジタルに遅れた日本、解決策はある? https://t.co/fUkRkfZZQo pic.twitter.com/TMaz6Wwzpp— 山田太郎 ⋈3日目南フ10a(参議院議員・全国比例) (@yamadataro43) 2019年11月8日
海賊版対策と称してダウンロード違法化拡大やリーチサイト規制をやるならば、プロ責法の話とは噛み合わないと思う。
そもそも海賊版対策でダウンロード違法化拡大やリーチサイト規制が効果があると判断するのならば、プロ責法改正をやる意味がないわけだからね。
これは暗にダウンロード違法化拡大やリーチサイト規制が効果がないと言っているようなもの。
裁判で解決をするならば、始めからプロ責法一本でやらないと筋が通らないと言う話ね。
この場合どっちもやるは筋が通らないって事。
しかしプロ責法にしても海賊版対策は兎も角、自殺云々の話が出てきて、何か雲行きが怪しくなってきたなあ。
『ウェブ進化論』が出たのが2006年。iPhoneが出てくる前の話だ。
このときはページビューランキングだと、yahoo、mixi、楽天の方がGoogleよりも上だった。
中国では既に規制されておりBaiduが、韓国ではNaverだった。
まだ日本のユーザーの70%がヤフーを使っていた。Googleの扱いは、安いハードを使って大規模処理を行っている点が日本では注目されていたように思う。
Googleの給料はその時から30台半ばで1000万超えていたが、そこから歳をとったら60歳手前まで給料が上がる給与体系ではなく、生産性に合わせて下がるアメリカ方式で、今のように神格化されるまでではない。
2006年だと日本ではプレステ3が出た年だった。トロ・ステーションを毎日みていた人もいると思う。
同年ニコニコ動画も出た。Tiktokに通じる踊ってみたなども出てきた。
2011年、中国のGDPが日本を抜いた。これについても当時は中国の統計は信じられないから、というような反応だったと思う。
2010年にファーウェイが、革新的な企業としてFacebook、Amazon、Apple、Googleの次の5位にいるのも日本ではほぼ無反応だったかと記憶している。
2011年にファーウェイは中国企業として初めて経団連入りしているが、これもこれから中国は大きくなるから付き合いしないといけないなというような印象を受けたのではないだろうか。