はてなキーワード: テーブルとは
私個人、ハマっている作品のそういったものへ行くのは珍しくありませんでしたが今回行ったのは自分が行ったことのない場所でした。
某○ニ○イトカフェなどは抽選予約などで決められた時間と人数で運営していて、私がいったことのある店舗もそういった形式か予約形式でした。
今回行った某店舗では整理券入場が主な形式でしたので、入店前に整理券をもらい規定の時間に入店できるようにしていました。
そして友人と規定の時間に入店してさあ注文するぞと思ったら整理券の番号で区切って注文を受け付けます。と店員さんから説明がありました。
私たちは後半の番号のため、注文開始の合図までしばらく待っていましたが結局私たちの注文ができたのが入店から約30分ほど経っていました。
整理券に記載されている店舗滞在可能時間は1時間50分のため、ほぼ3割注文で使ってしまいました。
それでも残りは1時間以上あるので余裕を見て友人とのんびり過ごしていました。
友人と私は同じドリンクを注文したので、念のため「もう1つ頼みましたが…」と店員さんへ伝えたところ、「後ほどお持ちします。」とのことだったのでまた待つことにしました。
ほかのテーブルのドリンクやフードは提供されているのに私たちのテーブルはドリンク1杯のみ。「後ほどお持ちする」はずのドリンクもない。
フードの提供時に「ドリンクまだですか?」と聞いてやっと何を頼んだのか確認する始末。
混んでいる居酒屋でなら許せますが、空席のある店舗では完全な怠慢でしかないですね。
一応店員側から食事が終わるまでは滞在しても大丈夫と言われてましたが、次に入店する人はもう店の外で待っているのにゆっくり食べてもいられず、同行者と提供後5分ほどで食事をなんとか食べる始末。
先に代金を支払ってしまっているから返金の依頼も出来ずに約2時間を過ごしました。
コラボカフェは雰囲気を楽しむためのものとは言いますが、私の許せる範囲を超えていました。
その辺どうなんですかね?プ○ンセス○フェさん。
@damia1212 手話通訳士ですが、ろう者の勘違いと厚かましさには呆れる事が多い! Thu Jul 05 23:49:22 +0000 2018
@Yamadeaf @damia1212 幸せは主観的な事です、聞こえる聞こえないは関係無い! Thu Jul 05 23:45:53 +0000 2018
手話言語条例を可決して、聴覚障害者に障害者手帳を返還させて、医療費を支払わせ、障害者手当てを停止して、乗車割引を使えないようにすれば良い! https://t.co/N5OPPUHT0Y Thu Jul 05 04:07:05 +0000 2018
手話言語条例があるなら、聴覚障害者は障害者手帳を返還して、障害者手当て返上して、医療費を支払い、乗車割引を使わなくなりますか? 聴覚障害者は本当に厚かましい! https://t.co/Iy6LKkkp7o Thu Jul 05 04:04:10 +0000 2018
手話言語条例があるなら、聴覚障害者手帳を返還して、障害者手当てを返上して、医療費を支払い、乗車割引を使わなくなりますか? 聴覚障害者は本当に厚かましい! https://t.co/e7qHQqcAjq Thu Jul 05 04:02:40 +0000 2018
手話言語条例が可決されたら、聴覚障害者は聴覚障害者手帳返して、障害者手当ての返上して、医療費を支払い、乗車割引を使わなくなりますか? 聴覚障害者は本当に厚かましい! https://t.co/x3ocRQje0B Thu Jul 05 04:00:02 +0000 2018
@CoindotPindot 健常者は聴覚障害者とコミュニケーション取りたいと思っていないんだよ、黙って社会の隅に居ましょう! でしゃばるから、聴覚障害者は厚かましいと思われる。 Thu Jul 05 02:17:25 +0000 2018
@6FdNKk743jsLIlH 聴覚障害者の苦しみ?、ああ可哀想て言ってつて欲しいのかな?、本当に聴覚障害者は厚かましい! Thu Jul 05 01:17:12 +0000 2018
@tamaniha_nakou だったら障害者手帳返して、障害者手当てを返還して、治療費も支払って、乗車割引も使うなよ! 本当に聴覚障害者は厚かましい! Thu Jul 05 01:14:40 +0000 2018
@hitomi8181 だったら障害者手帳返して、障害者手当てを返還して、医療費も支払って、乗車割引も使うなよ! 本当に聴覚障害者は厚かましい! Thu Jul 05 01:12:36 +0000 2018
@7eda7ca その通り未婚の非処女の偏差値の低さには呆れるよ! Wed Jul 04 16:14:02 +0000 2018
@tk_video 日本の未婚の非処女も同じだよ、違いはタダでやらせることだけだよ! Wed Jul 04 16:11:45 +0000 2018
@1000ya 未婚の非処女なんか売春婦と同じだから、誰にでも股を開くよ! Wed Jul 04 16:09:31 +0000 2018
@Motosuzukisan 未婚の非処女は中古車だから、適当に使われて、要らなくなったら廃車にするだけだよ! Wed Jul 04 16:07:04 +0000 2018
@rosaluxen @yokyun68k @syuki_eb @dogezatogether 未婚の非処女になる女は偏差値低いから、下半身で物事を判断してる? Wed Jul 04 16:04:39 +0000 2018
@d_suraci126 正解❗未婚の非処女はビッチか無料の肉体奉仕員くらいにしか思えない! Wed Jul 04 16:02:28 +0000 2018
@30cos_Honne 誰にでも股を開く未婚の非処女より良いと思うけど? Wed Jul 04 15:59:03 +0000 2018
@cat_marron_ @syuki_eb 未婚の非処女なんか売春婦と同じ、違いはタダでやらせることだけだよ! Wed Jul 04 15:55:58 +0000 2018
@menaresotrash 未婚で非処女になった女の子供なんか、哀れでまた不幸の連鎖を繰り返すだけだよ! Wed Jul 04 15:53:32 +0000 2018
@Yamadeaf 同じような経験をしました。 先日、聴覚障害者の義父が、ダイニングテーブルを拳で叩きながら「孫が欲しい!」と罵声を浴びせられました。先天性聴覚障害者の孫にどんなリスクがあるかも知らないで、本当に聴覚障害者は厚かましい! Wed Jul 04 14:59:32 +0000 2018
【検品KING】検品キングを5連続勤務達成。美味しい柿ピーにみんな大喜びです![ポイントタウン - https://t.co/1d8pJr3btV ] #point_town Tue Jun 26 01:15:36 +0000 2018
【検品KING】検品キングを5連続勤務達成。美味しい柿ピーにみんな大喜びです![ポイントタウン - https://t.co/1d8pJr3btV ] #point_town Wed Jun 20 23:30:13 +0000 2018
【検品KING】検品キングを5連続勤務達成。美味しい柿ピーにみんな大喜びです![ポイントタウン - https://t.co/1d8pJqLACn ] #point_town Fri Jun 15 23:07:48 +0000 2018
【検品KING】検品キングを5連続勤務達成。美味しい柿ピーにみんな大喜びです![ポイントタウン - https://t.co/1d8pJr3btV ] #point_town Sun Jun 10 22:54:55 +0000 2018
元々喫煙者だった俺なんだけど、タバコがいずれ値上がりするだろうしこのまま吸ってたら止め時間違いそうということで
もう10年前に止めたんだが周りは喫煙者ばっかりだし俺も元はそっちだって事で煙などは問題視してなかったんだが…。
原因は、自分のテーブルにある灰皿を使わないで別のテーブルにある灰皿を使う喫煙者のせい。
心が狭いと言われても仕方がない上で言うと、いくら自分のテーブルを綺麗にしておきたいとはいえ
他の客がいるというのに別テーブルの灰皿を使うっていう性格の悪さにイラッとした。
結局、どうしたかというと本人に注意したのだが。
なんで言われているのかが分からないという顔してた。
わからんのなら教えてやろうと思って、灰殻をそいつのテーブルの灰皿においてやったんだけど
めっちゃ怒るの。よごすなって怒るの。もう意味分かんないよこれって感じだよ。
だったら他人様のテーブルの灰皿を汚すなよっていったら、もう言葉にならないほど怒鳴ってくるの。
反省もしなけりゃ理解もしようとしない喫煙者がこうやっていると、嫌われるのも仕方ないんだろうなと感じたよ。
おいちゃん、年に2度程度なんだけどパチンコをやることがあるんだけどね。
ここでも同じようなやつ居て、隣の台の灰皿使うんだよ。
またイラッとしたけど、ちょうど灰皿の回収来てたから回収してもらってその席に座ったら、
今度は逆隣の灰皿使い始めるとか、もうこれ常識はずれというか異常だろと思ったよ。
全ての喫煙者がこうではないというのも知っているんだけどね、こうも当たり前のように行ってる輩をみかけると
(2018/07/04) 追加しようとするとテーブルの表示が崩れるようになってしまったので新エントリに移行
ID | いらすとやタイトル | いらすとやURL (h抜き) | 追加日 |
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b:id:meowz | キウイフルーツのキャラクター | ttps://www.irasutoya.com/2014/03/blog-post_9059.html | 7/4 |
b:id:isakuya | カラフルなモンスターのアイコン(※いちばん左・上から2番目) | ttps://www.irasutoya.com/2013/10/blog-post_5228.html | 7/4 |
b:id:imbapecom10 | オセアニアの国旗のイラスト(※オーストラリア) | ttps://www.irasutoya.com/2012/05/oceania.html | 7/4 |
b:id:mokuyuu | ラーメンの油をまとめる人のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2016/04/blog-post_513.html | 7/5 |
b:id:l854 | 無精髭のおじさんのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/06/blog-post_6667.html | 7/5 |
b:id:zo3team | いろいろな動物のマーク(※象) | ttps://www.irasutoya.com/2014/08/blog-post_69.html | 7/7 |
b:id:juas | 絵本を読み聞かせている女性のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/07/blog-post_1309.html | 7/8 |
b:id:fl362 | ダンスのイラスト「踊る家族」 | ttps://www.irasutoya.com/2013/04/blog-post_6.html | 7/10 |
b:id:blogarithm | ぼーっとしている男性のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2014/08/blog-post_916.html | 7/11 |
b:id:ravell | ぬえのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2017/07/blog-post_64.html | 7/11 |
b:id:surume000 | イカ焼きのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/06/blog-post_2534.html | 7/14 |
b:id:madatabeteinaizerry | 男の子の顔のアイコン(※左から2番目・いちばん上) | ttps://www.irasutoya.com/2013/10/blog-post_5077.html | 7/18 |
b:id:jugring | てへぺろのイラスト(男性会社員) | ttps://www.irasutoya.com/2015/11/blog-post_995.html | 7/19 |
b:id:kastro-iyan | 中二病のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2015/09/blog-post_477.html | 7/21 |
b:id:mamamomomeme | えんどう豆のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/10/blog-post_4479.html | 7/23 |
b:id:bandoutarou | アノマロカリスのイラスト(古代生物) | ttps://www.irasutoya.com/2013/04/blog-post_2102.html | 7/25 |
b:id:midonia415 | 足の遅い亀のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2017/03/blog-post_421.html | 8/1 |
b:id:asapona | ニンジンを食べている馬のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/08/blog-post_6506.html | 8/5 |
b:id:pecitropen | 熊手のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2014/02/blog-post_9550.html | 8/11 |
b:id:uniuni3q | ウニのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/10/blog-post_8404.html | 8/12 |
b:id:shngmsw | IT土方のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2016/08/it.html | 8/12 |
b:id:mimesis | 紙テープを読む科学者のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2016/06/blog-post.html | 8/12 |
b:id:nekotool | 猫砂の上で踏ん張る猫のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2015/05/blog-post_886.html | 8/13 |
b:id:naritan1357 | オタクのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2014/06/blog-post_3577.html | 8/13 |
b:id:komiya129 | 男性の顔のアイコン(※左から2番目・いちばん上) | ttps://www.irasutoya.com/2013/10/blog-post_9098.html | 8/16 |
b:id:ym5avril | 狸の置物のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2017/03/blog-post_89.html | 8/28 |
b:id:orange-mellon-life | フルーツポンチのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2014/08/blog-post_583.html | 8/31 |
b:id:tjnet555 | 爆弾発言のイラスト(男性) | ttps://www.irasutoya.com/2017/07/blog-post_523.html | 9/11 |
b:id:shi_uma | シマウマのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/08/blog-post_2587.html | 9/12 |
b:id:kurata1998 | ネコのギタリストのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2018/05/blog-post_911.html | 9/16 |
b:id:yuritera | いろいろな笑顔で向き合う人たちのイラスト(※下段「女性と女性」) | ttps://www.irasutoya.com/2018/04/blog-post_183.html | 9/17 |
b:id:physis_maxwell | 『坂本龍馬の似顔絵イラスト』(※左右反転)と、 | ttps://www.irasutoya.com/2013/09/blog-post_28.html | 9/18 |
『平賀源内の似顔絵イラスト』の組み合わせ | ttps://www.irasutoya.com/2015/08/blog-post_194.html | ||
b:id:oharato | とんかつのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2012/03/blog-post_1657.html | 9/18 |
b:id:turretmusuko | ガンジーの似顔絵イラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/08/blog-post_4240.html | 9/21 |
b:id:lungta | 色々な色のビー玉のイラスト(※左から3番目・上から2番目「オレンジ」) | ttps://www.irasutoya.com/2013/10/blog-post_2497.html | 9/24 |
b:id:xvbcvfd | ダイエットのイラスト「ジョギング・女性」 | ttps://www.irasutoya.com/2012/12/blog-post_7665.html | 9/24 |
b:id:neunball | 彼氏に怒る彼女のイラスト(※右側の「彼女」のみ) | ttps://www.irasutoya.com/2015/10/blog-post_438.html | 9/24 |
b:id:okamo2011 | パン職人のイラスト(男性) | ttps://www.irasutoya.com/2018/02/blog-post_350.html | 9/25 |
b:id:ooishisasaki250 | ゲームに熱中している男の子のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/12/blog-post_4248.html | 9/27 |
b:id:mitumerudoresu | 深夜ラジオを聴く人のイラスト(男性) | ttps://www.irasutoya.com/2016/11/blog-post_621.html | 9/27 |
b:id:abyssgate | ひらがな50音のイラスト文字(※「あ」) | ttps://www.irasutoya.com/2013/02/50.html | 10/7 |
b:id:nabe81 | ウォーキングをするおばあさんのイラスト | tps://www.irasutoya.com/2013/03/blog-post_4841.html | 10/8 |
b:id:oppuppy | カラフルなモンスターのアイコン(※左から2番目・上から2番目) | ttps://www.irasutoya.com/2013/10/blog-post_5228.html | 10/13 |
b:id:mochirixi | ハロウィンのイラスト「黒猫の魔法使い」 | ttps://www.irasutoya.com/2012/08/blog-post_17.html | 10/14 |
b:id:flowiron | 眠そうに働く会社員のイラスト(女性) | ttps://www.irasutoya.com/2016/08/blog-post_103.html | 10/20 |
b:id:zire | ハロウィンのキャラクター(おばけ) | ttps://www.irasutoya.com/2018/10/blog-post_814.html | 10/30 |
b:id:xorzx | 「エサをあげないで」のイラスト(魚) | ttps://www.irasutoya.com/2017/10/blog-post_317.html | 11/1 8:30am頃 |
b:id:xorzx | 「画像はイメージです」のイラスト文字(※下の方) | ttps://www.irasutoya.com/2017/07/blog-post_358.html | 11/1 4:00pm頃 |
b:id:roja123 | 時限爆弾を解体する人のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2016/07/blog-post_546.html | 11/3 |
b:id:nekomaneko | エキゾチックショートヘアのイラスト(猫) | ttps://www.irasutoya.com/2016/11/blog-post_26.html | 11/6 |
b:id:ywdc | スマートフォンを使う猫のキャラクター | ttps://www.irasutoya.com/2018/08/blog-post_832.html | 11/7 |
b:id:roja123 | 睡眠中に猫に乗られる人のイラスト(男性) | ttps://www.irasutoya.com/2018/11/blog-post_95.html | 11/15 |
b:id:Somaso | 単位を取った学生のイラスト(女性) | ttps://www.irasutoya.com/2017/12/blog-post_6.html | 11/18 |
b:id:ringonouen | いろいろな果樹園のイラスト(※リンゴ) | ttps://www.irasutoya.com/2015/09/blog-post_9.html | 11/20 |
b:id:soul-vibration | 人魂のイラスト(妖怪) | ttps://www.irasutoya.com/2013/05/blog-post_13.html | 11/21 |
b:id:asapona | ニンジンを食べている馬のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/08/blog-post_6506.html | 11/23 |
b:id:hsmtky | 男性の顔のアイコン(※いちばん左・いちばん下) | ttps://www.irasutoya.com/2013/10/blog-post_9098.html | 11/26 |
b:id:necomimii | 猫耳の女の子のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2017/01/blog-post_51.html | 12/9 |
b:id:tai_hibana | 鯛のキャラクター(魚) | ttps://www.irasutoya.com/2013/01/blog-post_30.html | 12/11 |
b:id:e-keisatsu24 | 「涼」と書かれた団扇のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/12/blog-post_8536.html | 12/13 |
b:id:iwamotot | おもちゃで遊ぶ猫のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2017/10/blog-post_692.html | 12/26 |
b:id:x_Totoro_x | 鍋から直接ラーメンを食べる人のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2018/10/blog-post_482.html | 12/28 |
b:id:basaci | 馬刺しのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2017/04/blog-post_419.html | 12/31 |
b:id:hgsksk | 男性の顔のアイコン(※左から2番目・上から3番目) | ttps://www.irasutoya.com/2013/10/blog-post_9098.html | 2019/1/12 |
b:id:rororock | メガネ型コンピューターのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/09/blog-post_4735.html | 1/13 |
b:id:mash557 | マッシュルームカットのイラスト(男性) | ttps://www.irasutoya.com/2016/08/blog-post_67.html | 1/20 |
b:id:tjnet555 | 爆弾発言のイラスト(男性) | ttps://www.irasutoya.com/2017/07/blog-post_523.html | 1/28 |
b:id:kosodatesetsuyaku | 年末の出費で金欠気味の人のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2014/12/blog-post_91.html | 2/13 |
b:id:gorila23 | 女勇者のイラストの | ttps://www.irasutoya.com/2016/07/blog-post_464.html | 2/17 |
b:id:hokkaidon1118 | ロンドンの二階建てバスのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/03/blog-post_9942.html | 2/18 |
b:id:puell | 頭の中の天使と悪魔のイラスト(男性) | ttps://www.irasutoya.com/2017/08/blog-post_54.html | 2/21 |
b:id:daydollarbotch | ダイダラボッチのイラストのようだが、よく見ると……? | ttps://www.irasutoya.com/2014/09/blog-post_389.html | 3/7 |
b:id:powerbombkun | パソコンに熱中する人のイラスト(男性) | ttps://www.irasutoya.com/2016/04/blog-post_766.html | 3/19 |
b:id:okamenma | オカメインコのイラスト(鳥) | ttps://www.irasutoya.com/2013/08/blog-post_8.html | 3/19 |
b:id:halkigenia | ハルキゲニアのイラスト(古代生物) | ttps://www.irasutoya.com/2016/04/blog-post_584.html | 3/23 |
b:id:torimetal | 踊っている猫のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/04/blog-post_8197.html | 3/25 |
b:id:montagnechamp | 三段重ねの亀の親子のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2018/06/blog-post_286.html | 3/26 |
b:id:y0shikazu | 男性の顔のアイコン(※いちばん右・いちばん上) | ttps://www.irasutoya.com/2018/06/blog-post_286.html | 3/28 |
b:id:higan_n | 彼岸花のイラスト(花) | ttps://www.irasutoya.com/2013/09/blog-post_2189.html | 3/29 |
b:id:masayoshinym | コンピューターを使うアザラシのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2019/03/blog-post_510.html | 3/29 |
b:id:lunch-fukuoka | お子様ランチのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2014/02/blog-post_6966.html | 3/30 |
b:id:nekojimaTV | ゲーム実況のイラスト(男性) | ttps://www.irasutoya.com/2019/01/blog-post_6.html | 4/2 |
b:id:poyochantan | 女性の顔のアイコン(※いちばん左・上から2番目) | ttps://www.irasutoya.com/2013/10/blog-post_6907.html | 4/2 |
b:id:lalalafrance | 将来のことを考える人のイラスト(男性) | ttps://www.irasutoya.com/2016/09/blog-post_376.html | 4/2 |
b:id:waaaatsuko | ラグビーボールのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2016/02/blog-post_79.html | 4/2 |
b:id:mossan4 | 心配している人のイラスト(中年男性) | ttps://www.irasutoya.com/2016/10/blog-post_82.html | 4/5 |
b:id:umiwaao | 洗濯機の水漏れのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2014/10/blog-post_292.html | 4/12 |
b:id:dulltz | いろいろな縁起物のイラストマーク(※いちばん左・上から2番目「鶴」) | ttps://www.irasutoya.com/2015/12/blog-post_6.html | 4/14 |
b:id:Jinsei_finisher | 逮捕のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2014/07/blog-post_2033.html | 4/15 |
私は椅子に腰掛けてテーブルの上にぐったりとしていた。苛々していたが、それ以上に疲れて、鎖を巻いたかのように体が重かった。
あろえは遅く帰ったときの習慣である入浴を要求し、湯を張ると自分から入っていった。月島君に謝りの電話をかけなくてはならないが、気後れしてとても無理だった。
テーブルの上に脱ぎ捨てたコートが雪で湿ったままくしゃりと潰れている。放っておけばしわになってしまうだろうけれど、手にとってハンガーに掛ける気にはなれなかった。上品な装飾がなんだかとても忌々しく目に映り、出来れば今すぐ焼き捨ててしまいたかった。浮かれていた自分が恨めしい。私は何故自分の日常から離れられるなんて勘違いをしていたのだろう。
いまさらのことに、目頭が熱くなってしまって、それがまた情けない。
まったく、慣れないことはするんじゃないわね。自分を笑い飛ばし、それから病院での自分の振るまいを思い出した。感情を剥き出しにして、みっともない。明日になったら病院に行って、もう一度彼らに正式に謝らなくては。怪我をさせてしまったのだ。お見舞いの品もそれらしいものが必要だろう。私は、もっとしっかりしないと。
あろえが風呂からあがって来た。服を着るのを忘れていて、素っ裸だった。白い肌がお湯に火照って薄いピンク色に染まっている。体を拭っていないから全身びしょ濡れで、水滴を振りまきながらつま先で歩いてくる。ちゃんと流していないために、髪の毛や乳房に泡の固まりが残っている。そのくせ、コミュニケーションブックだけは大事に首からぶらさげている。
いつもの椅子に腰掛けた。そして、ブックのページを繰って、いつものように眉間にしわをよせて難しそうな顔をつくる。
「コーヒーください」
あろえは言った。
「コーヒーください」
「コーヒーください」
「コーヒーください」
「コーヒーください」
私が黙っていると延々と繰り返す。別に怒るでもなく、急かすわけでもなく、淡々と繰り返している。
彼女は口調によって言葉の印象を変える技術を持たないが、こうして執拗に何度も言ってくれるのなら、私でも少しは言外の意図を読み取ることが出来る。このまま放っておけば、あろえはそのうちガタガタと椅子を揺すって抗議をはじめるだろう。私がコーヒーを出さないことを、不愉快に思っているのだ。でも私だって、今は彼女に劣らず不愉快なのだ。たまにはあろえが私に合わせたっていい。
それにしても、ロボットのように感情のない口調だ。本当に彼女の内側に心というものがあるのか不安になってくる。あるとは思うが、たとえあったとしても、それは私の心と共有できる部分がとても少ない心だろう。お互いに相手の気持ちが理解出来ない。
彼女の心は誰とも通じ合うことが出来ない。それならば彼女の心は一体何のためにあるんだ? 誰にも伝えることの出来ない感情なんかただ苦しいだけじゃないか。どうしてあろえは耐えられるの? 私にはとても想像が出来ない。
あろえと相対していると、彼女の心と私の心があまりにも何も響き合わなくて、暗闇と見つめ合っているような孤独な気持ちになってくる。
「コーヒーください」
そろそろ、ブックを見つめるあろえの目つきが怪しくなってきた。本格的に怒り出すのは近い。癇癪を起こすのならば起こせばいい。そう思っていると、
「くしゅん」
くしゃみをした。
「コーヒーください」
それでも彼女は真剣な顔で続けている。このまま裸でこの寒いキッチンにいれば、きっと風邪を引いてしまうだろう。もう降参だ。私は、根負けして立ち上がった。
彼女のためにコーヒーを淹れ、それからタオルと着替えを持ってくる。
美味しいのかまずいのかよくわからない顔でコーヒーを飲む彼女の体をタオルで拭いながら、その肌に触れてみた。表面は部屋の空気で冷えてしまっているが、奥からじんわりと温かみが伝わってくる。
生きてるんだな、と馬鹿みたいに当たり前の言葉が頭に浮かんだ。この子は、一人で生きることが出来ないくせに、他人が常に傍にいなければ駄目なくせに、自分を孤独から守る方法をまるで知らない。そもそも他人というものがわからないんだ。すぐ傍にいる私さえ自分と同じ人間だと理解することが出来ていない。自分を守るものを何一つ持たずに、生まれ持った柔らかい皮膚の体一つで、生きている。心がどうかなんて知らないけれど、生きているのは本当だ。
「ごちそうさまでした」
あろえは満足そうに笑う。
コーヒーを飲み終わった彼女に服を着せて、布団に寝かせて、それから私は入浴し、自分の寝床についた。湯上がりにひんやりとした布団が気持ちよくて、手足の先からあっという間に睡魔に溶かされてゆく。
と、小さく呟いた。
「もう他のことは何もしない」
生きているかぎりは、なにがあってもくじけたり休んだりすることは許されないんだ。きっと、人生ってそういうものなんだろう。我慢すれば済むことに、負けてしまうのはきっとカッコ悪い。
自分に何度も言い聞かせた。
でも多分、月島君がまた誘ってくれたら、行ってしまうだろうなとは思う。それくらいは良いのじゃないかしら。
そして、私は、眠りに落ちていった。
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十二月二十四日。昼頃からちらほらと雪が舞いはじめ、夕方深沢君があろえを引き取りに家に訪れるころには本格的な雪模様となっていた。
彼は恋人を連れていた。私やあろえも何度か会ったことがある元気のいい女の子で、あろえを見ると、かわいい、かわいい、と喜び、あろえはすかさず同じ言葉を返す。
まだパーティには少し早かったので、家にあがって貰ってお茶を出した。深沢君の恋人はあろえのために今日来てゆく服を選ばせて欲しいと言い、あろえと一緒に二階に上がって行った。
すぐに、二人の話す楽しげな声が聞こえてくる。
「勘がいいんですよ。それにしても、凄いですね。ツリーも立派ですし」
あろえがすっかり工作に魅せられてしまって、この一週間、頼みもしないのに毎日輪飾りばかり際限なく作っては笑顔で私のところへ持って来るので、飾り付けないわけにはいかなかったのだ。
「習慣になっちゃったんですね。クリスマスの後も、きっと作りたがりますよ」
「そういえば、今年は学生最後のクリスマスイブなのに、プライベートに使わないでいいんですか?」
「最後だからこそ、学校のみんなと過ごしたいなと思ったんですよ」
少し寂しそうに言う深沢君は、年が変わり春になれば大学を卒業してしまう。そしてその後は実家に帰って中学校の先生になることが決まっていた。評判の良いボランティアである彼は、きっと良い先生になるだろう。
「ちょっと早いけれど、お疲れ様でした。深沢君のおかげであろえは色んなことが出来るようになりました」
「いや、僕なんか全然大したことしてませんよ。本人や周りの人がみんな頑張ったからです。いつも力不足を感じてますよ」
深沢君は照れくさそうに頭を掻いた。
私が言うと、深沢君は困ったように笑った。
やがて着替えを終えたあろえが階段を下りてくる。選んでもらった服は組み合わせのセンスが私なんかよりもずっと良くて、同じ服なのに普段よりずっと可愛いく見える。
そしてあろえたちが行ってしまうと、家の中が急に静かになってしまった。考えてみたら家に居るときはいつもどこかにあろえがいた。一人ぼっちになんて一体いつ以来になるのか、はっきりと思い出せない。
シャワーを浴びて、体を洗う。丹念に洗う。そんな自分がちょっと恥ずかしい気もするが、それは考えすぎというもので、こんなの何も特別な意味などない大人の女性として当たり前の身だしなみだ。そうに決まっている。下着だって、一番良さそうなやつを選んでやるのだ。やるのだ。
それからメイクをして、髪の毛をセットして、着てゆく服をもう一度選び直していたら、いつの間にか時間がなくなっていた。だいぶ余裕を見ていたはずなのに。月島君が車で迎えに来る予定になっている。私は慌てて服を決め、コートまで着込み準備を済ます。そして椅子に腰掛けると変に緊張してしまって今度は一秒がやたら長い。時計のカチカチする音が、普段よりずっとスローテンポに聞こえる。表の道路を車が通るたびに、彼じゃないかと思って立ち上がりそうになる。
やがて訪れた彼の車に乗る。見知った街なのに、どこをどう走ったのかさっぱり覚えていない。駅の近くにあるその小さなイタリアンレストランの前で車から降りたとき、はじめて、自分たちがどこへ向かっていたのかを理解した。
月島君の大きな背中を身ながら店内に入ると静かで品の良い音楽が聞こえてくる。席に座ってまもなくシャンパンが運ばれグラスに注がれる。細長いグラスのピンク色の液体の中を底から水面に向かって気泡が泳いでいる。私たちは小さくお互いのグラスの縁を合わせて、一口含む。
美味しくて、ラベルを確認したらどこかで聞いたような銘柄だった。高いのだろうか? そう思うとやたらと緊張してしまって、あとは何を食べているのかさっぱり解らなくなってしまった。
食事がほぼ終わって二本目のシャンパンをゆっくり飲みながら、高校時代の話をしていた。月島君が野球部で汗くさい放課後を過ごしていたとき、私は美術部でテレピン臭くなっていた。
あの頃月島君が付き合っていた女の子の話を仕向けると、彼は仕返しに私と仲の良かった男の子について尋ねて来た。随分大昔のような気がする。世の中の何もかもをわかったようなつもりで、そのくせ何もわかっていなかった青臭い時代の話だ。
「あのころも随分大人だっていう印象があったけど、八坂さんはいまでも大人な感じがするね」
「それは老けてるってこと?」
いい年して、こんなデートなんかでのぼせ上がって、何を食べているのかもわからなくなってしまう私が、大人の筈はない。せっかくこんなに高い料理を頂いたのに。
もし私がそんなふうに見えているのなら、それはただ大人のふりが上手いというだけのことだろう。いつも幼くてわがままな自分にてこずっている。そんな話をしたら、
「今日はのぼせてくれてるんだ」
「化粧室行ってくる!」
恥ずかしさにいたたまれなくなってハンドバッグを掴むと、慌てて席を立った。鏡に向かうと、私の顔は月島君よりもずっと赤くなっている。蛇口をひねり流れる水で手を冷やし、深呼吸をして気分を落ち着ける。お酒なんか飲んだのは今年のお正月以来だから、殆ど一年ぶりだ。ふわふわして楽しい気分だ。これはお酒のせいだけなのだろうか。
「でも、もうお腹一杯だわ」
「そうだね。包んで貰おう」
「雪が、だいぶ強くなって来たね。この分だと明日は除雪車が要るな」
彼の視線につられて窓の外を見ると、羽毛の様な雪がゆっくりと舞い落ちていた。雪かきとなったら、スコップを新しく買わなければならない。去年のは、あろえがおもちゃにしてどこかになくしてしまった。今年はよく教えておかなければ、また同じことを繰り返すだろう。
「妹さんは……」
彼が、ふと呟いた。
「え?」
顔を向けると、月島君はまっすぐに私の顔を見つめている。
「妹さんは、今日は何時までに迎えに行けばいいの?」
ボランティアの人が明日まで面倒見てくれる、と答えかけて、彼の真剣な表情の意味に気が付いた。もし、私が今日は迎えに行かなくてもいい、と言ったなら、それが自分のどんな意思を示すことになるか、解ってしまった。
私の表情がこわばったのを見て、月島君は表情をゆるめ、グラスを手に取る。私に考える時間をくれたのだ。ほっとする。
しかし、どうしよう、どうしよう、そればっかりが頭のなかでぐるぐる回って上手に考えられない。
「あ、預かってくれてる人に訊いてみるね」
無理矢理愛想笑いを作ると、携帯電話を手に取った。心臓の鼓動が早くなり、顔に血が集まってくるのがわかる。緊張しすぎだ。まったく予想しなかったわけじゃないんだ、別に拒む理由もないんだ。私は今さら何をうろたえているの?
「八坂さんですか?」
彼の口調はいつになく硬かった。
「そうですけれど、あろえは何もしていませんか?」
何か変だ。
「もし何かあったのなら、教えてください」
「本当ですよ。ただ、突然の電話だったからびっくりしちゃって……」
とてもそうとは思えなかった。確かに彼の口調はもう普段通りに戻っている。だけれど違和感は拭い得ない。だいたい、楽しく過ごしているにしては彼の声の後ろが妙に静かだ。どこにいるのだろう?
月島君と視線が合う。思わず真剣な表情になってしまった自分を申し訳なく思い、目をそらしてから会話を続ける。
「何かあったんですね。それで、私に言えないってことは、あろえに何かあったんではなくて、あろえが何かしたんですね?」
「まいったな、本当にそんなんじゃ……」
「いま、どこにいるか教えてください」
「一緒にいます」
「ごめんなさい」
「気にしないで」
彼は首を振ると、すっと立ち上がる。
「妹さんに何かあったんだね。行こう。俺もついて行くよ」
「そうか」
「きょうはごめんなさい。誘ってくれて嬉しかった」
「うん」
彼の微笑からあからさまに失望が読み取れて、胸が苦しかった。新しいコートとブーツが、やたらと硬く感じる。
そんなことが出来るわけない。私はもう病院に向かっていることを告げる。そう遠い距離ではないから、すぐに到着した。
一カ所だけ明かりの灯っている救急用玄関に回ると、入り口のところに深沢君が立っていた。普段着のままで上着を身につけず、ズボンのポケットに手を突っ込んで肩をすくめながら、寒そうに白い息を吐いている。声をかけると、
震える唇で言った。
彼は救急車に乗ってここへ来た。怪我人は、彼の恋人だった。コンクリートの上で転倒して、腰を打った。骨には異常がなかったけれど、いますぐに起きあがるというわけにもいかないらしい。痛み止めを飲んで、ついさっき寝付いたそうだ。
「階段に雪が積もっていて、足を滑らせたんです」
はじめはそうとしか言わなかったのを問い詰めると、やはり、あろえが原因だった。階段を上りかけた彼女の服を、あろえが急に引っ張ってバランスを崩させたのだ。そして結果として階段から転落した。
「僕たちが不注意だったんです。あろえちゃんが人を呼ぶとき服や腕をつかんだりすることがあるのは、ちゃんと知っていたはずなのに」
湯気のたつ紙コップで両手を温めながら、彼はそう言った。
行為自体は子供もよくやることだが、あろえの体格は子供のものではない。身長は深沢君の恋人と同じか、ことによるとあろえのほうが少し高いかもしれない。そんな人間に階段の途中でいきなり引っ張られたら、注意していたとしても、転倒は不可抗力だったはずだ。
私はぞっとして背筋が冷たくなる。もし一歩間違えていたら、もっと酷い結果を導いてことは容易に想像出来た。
「申し訳ありません」
「いや、頭なんか下げないでください。こっちこそ、せっかくのクリスマスだったのに、こんなことになってしまって」
「そんな」
「僕がついていたのに。あろえちゃんは、ただいつも通りにしていただけなんですよ。それなのに。やっぱり僕は、向いていないんでしょうね。今日は僕はここで夜を明かしますよ。八坂さんは帰った方が良いですよ。ちゃんとした時間にあろえちゃんを寝かさないと」
彼は元気づけようと笑ってくれたが、普段ほどの力がない。そしてコップの中身をすすった。
自信を失い落ち込む彼を初めて見て、覆い隠せない彼のショックを知った。私は何も声をかけるべきだと思ったけれど、いまの私の役割から何を言ったらいいか解らなかった。
あろえは病院の長椅子に腰掛けて絵本を読んでいた。傍らには若い看護師が座ってそれを見守っている。
「姉です」
「あなたがお姉さん? この子、さっきまで落ち着かなかったんだけれど、この絵本が気に入ってくれたみたいで、ずっと真剣に見てるの」
「そうですか、面倒みていただいてすみません」
「自閉症なんですってね。こんなに大きい子、家にいる間ずっと面倒見てるのは大変でしょう。パニックが起きたときとか、大丈夫なの?」
「親御さんも家にいないんですってね。大変ねえ」
「………」
「出来れば、ちゃんと話し合って一緒に面倒みたほうがいいですよ。やっぱり、身内の人が一致団結しないと。でも、そうは言っても簡単にはいかないのよね。大変ねえ。綺麗な格好して、あなた、今日どこか出かけていたんでしょう?」
同情されて私は、より一層みじめな気分になった。あろえは、すぐ傍で自分のことについて話されているのにも気が付かず、絵本を見つめている。自分が何をしたか、ちっとも理解していないのだろう。
「あろえ、もうやめなさい」
あろえは、顔をあげた。
「帰ります。もうやめなさい」
「ダメです」
「やめなさい」
強く言っても、あろえは返事をしない。
「聞こえないの?」
「きこえないの」
「よっぽど気に入っちゃったんですね。もう少しだけここに居ますか?」
いつのまにか深沢君が近くに来ていた。私たちは、いまこの状況の彼にまで、気を遣わせてしまっている。恥ずかしくなった。
「いいんです。ほら、やめなさい」
「ダメです」
その返事にもう耐えられなくなって、私は絵本をあろえの膝の上から取り上げた。奪い返そうと伸ばしたあろえの手を掴む。
あろえは私の口調からようやく異変を察したのか、不安な表情を浮かべ、
口の中でぼそぼそと呟いた。私は取り上げた絵本を看護師さんに渡す。
「八坂さん……」
私は頭を下げてから、まだ絵本に未練を残し見つめているあろえの手を強く引いた。
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昭和後期の少年時代を楽しんだ私だけど、今でも心に強く残ってるのは
知る人ぞ知る赤い自販機。月に一度だけ買ってもらえたのでハズレが出ないことを祈ってました。
次に楽しかったのは、タイムパイロットというシューティングゲーム。
テーブル筐体でよく遊んでました。ペンゴなんかも好きでハマってました。
あとはドンジャラ。周りに男友達が住んでなかったので、たまに集まってよく遊んだものです。
こういう懐かしい思い出が、平成年代もあると思うのですが、懐古と呼ばれても好きなものは好きと言って、楽しかった思い出として記憶に残していたいもんですね。
街を囲む山々のてっぺんは雪化粧ですっかり白くなっている。師走も半ばを過ぎ、世間では年末にむけて慌ただしさを増していたが、私の勤める会社のは例年になく穏やかなもので、みなのんびりと業務をこなし、そこには一年が終わりに近づくしんみりとした空気と、その前に控えたクリスマスに対する浮かれた空気が混在している。
その日も、五時を回るころには私の業務はあらかた終わってしまい、六時の終業までの時間を自分の席でもてあましていた。することがなくなるなんて、普段なら考えもよらない。たとえ休日を家で過ごすとしたってなんだかんだで忙しい。いつだって体や頭を動かしているのが当たり前で、不意に何もしていない時間が訪れると、なんだか悪いことをしているような後ろめたい気持ちを感じてしまうのだ。
何かすることはないかな、と思い、作成した書類やファイルをもう一度点検したけれど、仕事は出てこない。
「八坂さん」
居心地悪く椅子の上に佇んでいると、同期の、そして高校時代からの知り合いでもある月島君が話しかけてきた。
「コーヒーでもどう?」
そう言って、彼は笑った。特別整った顔立ちというわけではないけれど、逞しい体と、爽やかで人の良さそうな笑顔は、会社の女の子に好感を持たれている。高校時代は野球部のキャプテンで、当時もそれなりに人気があった。
「そのかわり、年明けからは大変そうだけれどね」
そう答えてから、私はコーヒーを口に含みかけ、普段とは違う香りに気が付いた。
「ちょっと、これ、課長の私物の、あの高いコーヒーじゃない?」
「あ、間違っちゃったかな」
月島君はおどけてみせたが、ボタンを押すだけで出てくるコーヒーメーカーのコーヒーと、間違えようがない。
「ま、課長もたまにはこれくらい部下たちにサービスしてもいいと思うよ」
彼は微笑しながらそう言った。
「たち?」
辺りを見回すと、課長は丁度席を外していて、シマのみんなは一様に淹れたてのコーヒーを啜っている。部屋にはいつのまにか、コーヒーの良い香りがたちこめている。
「知らないわよ」
「大丈夫だよ。課長は通ぶってるけど、違いなんかわかりゃしないんだ。こないだ、コーヒー頼まれてインスタント持って行ったけど気が付かなかったし。ちゃんと確認済み」
「用意周到なのね」
私は遂に苦笑してしまった。
「お、いいね」
「え?」
「いま笑った。やっぱり笑うとかわいいな」
「気持ち悪いこと言わないでよ。びっくりするわ」
「気持ち悪いっていうなよ。最近全然笑わないから、心配してたんだ」
「そうなの?」
「そうさ。いつも根を詰めがちだし、ため息ばっかりついてるし。疲れてるな」
「うーん……」
「まあ、俺は笑わなくてもかわいいとは思うけど」
「もう、だからそういうのやめてって」
「なに、ただ同僚として思ったことを指摘してるだけさ」
向かいの席の山下さんが言うと、月島君は照れくさそうに頭をかいて、自分の席に戻って行った。
椅子の上で、いつのまにか強ばっていた背中をほぐした。私的な会話を持ちかけられると、なんだか変に緊張してしまう。
一人になってから課長秘蔵のブルーマウンテンを飲むと、柔らかで苦みのない味わいがコーヒーを特別好きではない私にも美味しくて、ほっとため息が出た。
仕事が終わり、買い物を済ませると、私は学校にあろえを迎えにゆく。あろえと私は二人で暮らしている。何をしでかすかわからないこの妹を一人にさせるわけにもいかないから、学校が終わって、私が迎えに行くまでの時間はボランティアの学生が面倒を見てくれている。
いつも通りの時間に学校に行けば、大抵あろえはすでに帰る準備をしていて、私が来るのを待っている。彼女は時間にうるさくて、早すぎても遅すぎても不機嫌になる。かといって、定刻に迎えに行っても特別嬉しそうな顔をしてくれるわけでもなく、無表情に近寄って来てそっと私の手を握るだけだ。
その日も、いつも面倒を見て貰っているその学生さんから簡単にその日の彼女についての報告を受ける。普段どおりの問題はあったけれど、特別な出来事はなかったそうだ。それからいまの彼女の学習状況。彼女が主に取り組んでいるのは、会話の訓練だった。
「このところ、すごい成長ですよ」
「前は、何かして欲しいものとか場所に連れて行って、触らせたりしながら単語を連呼するしかなかったんですが、最近ではまず言葉だけで伝えようと試していますね。もともと彼女の中には、話したいっていう欲求自体はあるんですよ。だけれど、うまく話せないのがストレスになってたんだ。普段のパニックも減ってきたんじゃないかな。なんだか全体的に大人しくなったような気がしませんか?」
彼は去年からボランティアをしていて、私たちとの付き合いももう一年半になる。
確かにあろえはこのところ成長していると思う。その功績の大部分は彼によるところだと、私も先生も認めざるをえない。彼はいろいろと勉強してくれているようで、新しいアイデアをたくさん出してくれる。失敗することも多いが、それ以上の成果は上げている。
会話の進歩があまり芳しくなかったあろえに、コミュニケーションブックを導入しようと提案したのも彼だった。当初は色々と不安もあったけれど、結果としては大正解だったと思う。
「ただわからないのは、言葉自体は、結構複雑なものでも理解出来ているようなんですが、簡単なことが出来なかったりします。自分の名前に反応しなかったり。いや、自分をさしてるとはわかるらしいんですが、あなた、とか、お前、みたいな言葉と同じものだと思ってるみたいで、自分から人に呼びかけるときにもたまに使ってしまいます。何度教えても直らないんですよ。間違って覚えてるのかな。気をつけて呼びかければ反応してもらえるから、今のままでも実生活で特別な不便はないとは思うんですけれど」
「ああ、それは……」
気づいたのか、と思いながら、私は言葉を続けた。
「むかし、家でアロエを栽培していて、母がよく話しかけていたから、それと自分の名前の区別がつかないんじゃないのかしら」
「うーん、そう言うのって、あるのかな。」
「ほら、犬なんかも、そうやって名前の覚え違いするじゃないですか」
「そうですねえ……」
彼が考え込んでしまったので、私はそう誤魔化した。
「とにかく、調べておきます。自分の名前をはっきりそうと知らないなんて寂しいですからね」
「すごいぜたふびーむ、つよいぜたふびーむ、じゅうまんばりきだたふびーむ」
歩きながら、あろえはテレビコマーシャルの歌を口ずさむ。鼻歌が出るのは機嫌が良い証拠で、私も安心する。
とても歌には聞こえないその歌に、行き交う人は露骨な視線を向けてくる。私も、すっかりこんなかたちで人に注目されることに慣れてしまった。それが良いことなのか、悪いことなのか知らないけれど。
彼女と手をつなぎながら、家までの道を歩いている。あろえの足取りは、バレリーナのような独特の歩き癖が出てしまっている。つま先立ちで、ひょこひょこと頼りない。ちょっと目立ってしまうけど、別に実害はないし、私の目からするとコミカルで可愛いく見える。
あろえが自分の名前を覚えていないのには、深沢君に誤魔化したのとは別の理由があると思う。
二年前まで一緒に住んでいた母はあろえを嫌っていて、医者に自閉症と診断されても何一つ学ぼうともせず、適切な教育を受けさせようともしなかった。おかしな薬を吐くほど大量に飲ませたり、狐のせいだと祈祷に連れていって棒で叩かせて、活発なあろえが二、三日大人しくなったと喜んでいたが、それはただ動けないほど弱っていただけだった。当時はそんなものかと思っていたけれど、今思うと恐ろしさにぞっとする。足を捻挫しても平気に笑っているほど痛みに鈍感なあろえが動けなくなるなんて、どれだけ殴ったのだろう。
もちろんそれでもあろえの状況は変わらず、変わるはずもなく、すると母は絶望してしまった。自分はとんでもない不幸を背負い込んでしまったと、周囲に愚痴をこぼし自分の悲劇を理解させることばかりに懸命になった。
そして暇さえあれば本人に面と向かって罵っていた。周りが咎めても、どうせ本人は馬鹿で言葉なんかわかりはしないのだから、何を言ったってかまわないんだ、自分はそれくらいつらい目にあわされている、と権利を主張していた。
そして実際、当時の彼女は今よりもずっと言葉を理解していないようで、何も言ってもまるで聞こえていないように見えた。それが、母の苛立ちをいや増ししていたらしい。私が高校に通っていたころ、学校から帰ってくると、母がこんなふうに語りかけているのを聞いてしまった。
「まったく、あろえって本当に迷惑な子供ね。どうしてこんな出来損ないに生まれたのかしら。お母さんは本当に、あろえのおかげでいつも恥ずかしい思いばかりするわ」
母がにこやかな表情で口にしたその言葉の意味を、あろえが理解しているようには見えなかった。彼女は普段どおりの茫漠とした顔つきで、言葉を聞き流し、母がくすぐると、嬉しそうに笑い声をたてる。「ほんとに頭が悪いのね」と母を苦笑させていた。
父親が滅多に帰らない家で、昼のほとんどをあろえと二人っきりで過ごしていた母は、こんな言葉をどれだけ語りかけたのか。とにかく、この悪意に満ちた悪戯のなか「あろえ」と言う言葉はそこにいない誰かみたいに使われて、あろえは名前を自分と結びつけることが出来ないまま成長してしまったんだと思う。
もし、その記憶がまだあろえの頭に残っているのなら、自分の名前など、この先ずっと知らないでいた方が良い。調べてくれると言っていた深沢君には気の毒だし、知ったところであろえが傷つくことはないだろうけれど。
「おかえりなさい」
「ただいまでしょ」
「はい」
あろえは返事をしながら自分の靴をいつもの決まった場所に慎重に置いた。それから私の脱いだブーツの場所も気に入らなかったのか、2センチほど位置を整える。
今日の晩ご飯は和食。きんぴらごぼうがポイントだ。あろえは歯ごたえのある食べ物が好きではない。これをどうやって食べさせるか、が私の挑戦である。
テーブルに向かい合って、自分も食事をしながら、彼女の食べるのを観察している。きんぴらごぼうはあろえのお気に入りのカラフルなガラスの小鉢にいれてある。あろえは二度、三度、視線を投げかけるが、手にしたフォークはなかなか小鉢に伸びない。
私は彼女の小鉢からゴボウをつまみ上げ、自分で食べてみせる。自分の領域を侵されたあろえは、じっと私を見る。
「ゴボウが美味しいよ」
「食べてみてください」
「だめです」
「あ」
彼女はいま、ブックを開かずに自分の言葉で返事が出来た。簡単な言葉だけれど、私は、嬉しくなってしまって、
「よく言えました」
思わず褒めかけて、思いとどまった。返事自体はきんぴらごぼうを食べたくないというわがままな内容だったじゃない。ここで褒めてはいけない。私はしばしばあろえを甘やかしすぎると指摘されていたのを思い出した。気を引き締めて問い返す。
「なんで駄目ですか?」
「なんでだめですか」
「きんぴらごぼう嫌いですか?」
「ごぼうきらいですか」
褒めた傍から、反響言語が出てきてしまう。しかも、どうあってもきんぴらごぼうなど食べたくないらしい。私はがっかりして、ため息をつく。
結局、私の試行錯誤は虚しくにんじんを半分かじっただけで彼女はきんぴらには手を付けずに食事を終えてしまった。
食後には、空になった食器を私のも含めて流しに持ってゆくのがあろえの役割だ。家のことを毎日素直に手伝うのは、同じくらいの普通の子と比べても良くできた習慣だ。難点を言えば、ときに私がまだ食べ終わって無くとも持って行ってしまうくらいだろうか。
テーブルの上に食器がなくなると、あろえは椅子に座ってテーブルに両手の平を貼り付ける。私が食後のコーヒーを出すのを待っているのだ。どうしてだか知らないけれど、この子はお菓子やジュースよりも、コーヒーをブラックで飲むのが好きなのだ。
私がマグカップを並べるのが遅いと、眉間にしわをよせてブックから言葉を拾い出し、コーヒーが出てくるまでその言葉を繰り返す。
「コーヒーください」
「コーヒーください」
与えると、二杯目がないことはわかっているから、時間をかけて一杯を飲み干す。
あろえのなめらかな肌を見ながら言ってみたが、当然のごとく反応はない。マグカップを両手で包み込むようにして、まるで試験会場の受験生のような真剣な表情でコーヒーを飲んでいる。
寝付きが悪くなることもあるし、出来れば夜にコーヒーを与えるのは避けたいのだけれど、彼女の集中した様子を見ると、生活にそれくらいの喜びがあってもいいのかなと思ってしまう。
こうして黙って大人しくしていると、あろえは、うらやましくなるくらい整った顔つきをしていることに気が付く。そして実際、人にもよくうらやましがられる。ただ保護者の立場としては、この子にとってそれは余計な危険をまねく大きな要素になってしまっているから、手放しでは喜べない。
これでもし健常だったら、さぞモテたろう。普通学級に通って、同級生の男の子と付き合ったり別れたりしていたのかしら。そしたら私たちはどんな姉妹になれただろうか。一緒にデパートに行って流行の服をああでもないこうでもないと話しながら選んでいたかもしれない。悩み事を相談しあったり出来たかもしれない。
他人より少し風通しの悪い世界のなかで、この子は何を考えているのだろう。いくらか話すようになったとはいえ、その内容は何が欲しいとか何がイヤだとか、そういったシンプルで具体的な事柄に限られていて、心の立ち入った部分について語られたことはない。何を考えているとか、抽象的な事柄は一度も言葉にしたことがない。誰も彼女の本当の気持ちはわからないし、彼女の方からわからせようともしてくれない。あろえは孤独を感じないのだろうか。
食事が終わると、入浴。あろえが湯気のたつ体をパジャマに包むのを見届けたら、次は私の番だ。お湯に肩までつかり、入浴剤の爽やかな香りを鼻腔の奥まで含み、それをため息と共にはき出すと、あろえの声が聞こえる。また、歌っているらしい。きっとテレビを見ているのだろう。
お風呂に入っている時間が、一番癒される。この町には温泉があるのだけれど、他人が入る外風呂より、一人でリラックス出来る家のお風呂のほうが安心する。私は風邪をひきそうなくらいぬるくうめるので、外のお風呂では熱いのに我慢しなければならないのだ。
体温に近いお湯のなかを体の力を抜いてたゆたっていると、皮膚から溶けてゆきそうだ。本当に溶けてしまったらどれだけ気持ちよいものだろうかと想像する。私であり続けることには、めんどくささが多すぎる。
会社で、笑顔がないと言われてしまったのは少なからずショックだった。外に出ているときはそれなりに愛想良くしているつもりだったけれど、私はそんなあからさまに余裕をなくしていたのか。
もしそうだとしたら、きっとそれは先日の母からの電話が原因だと思う。
「まだ、お前はあろえの面倒を見ているの?」
母と会話になればいつもなされる質問だ。
父と離婚したあと、この家にはもう住みたくないと母は隣町にある実家に帰ってしまった。そして、あろえをもう育てたくないと、家を売ってそのお金でどこか施設に預けようとさえしていた。そこで、丁度大学を出て仕事をはじめていた私がここに残って引き受けることで納得させたのだ。
「当たり前じゃない。お母さんとは違うわ」
「あの子は病気なのよ。あんな獣じみた子が、人間と一緒に暮らせるわけないわ」
母は私の敵意を無視して殊更に心配の感情を込めて言葉を続ける。その親らしく装った態度が一層私を苛立たせる。
「病気じゃないわ、障碍よ。それに、もう暴れて血が出るほど噛みついたりすることはなくなったのよ。お母さんがいたころより、随分と良くなったんだから」
「じゃあ、治るの?」
「だから、あろえのは、治らないとか、るとかいうものじゃないんだって……」
「やっぱり一生治らないんでしょう? お医者さんも言ってたものね。頑張るだけ無駄よ」
そんなことない、と思うが、咄嗟に断言できないのが忌々しい。私が黙ってしまうと、母は我が意を得たりと喋り出した。
「お前は充分やったわよ。もう自分のことをやりなさい。お前はまだ若いのよ? このまま回復の目処がたたないあろえの世話をしながら、お婆ちゃんになっちゃってもいいの? 良くないでしょう? あんなのに関わって、人生を台無しにすることないわよ。お前もまだ一人前になりきってないのに、良くやったわ。恥ずかしがることなんかないわよ。悪いのは私だから、あなたが責任を感じなくてもいいのよ。あの子はお前に感謝なんかしない。お前が死んでも泣いてはくれない。どうせ何もわからないのよ」
私の声から張りが落ちてしまっているのが、忌々しい。 「ねえ、お母さんが悪かったわ。それはわかってるの。だから、お願いだから、お前は自分の人生を……」
母が言いかけた途中で、私は電話を切った。黙り込んだ携帯電話を見ていたら、不意に涙がこぼれて、喉からは嗚咽がもれて、止まらなかった。泣きながら、自分は何で泣いてるのだろうと思った。衝動的で自分本位な母を私は嫌いだ。その言葉に泣かされるなんて、あっていいことじゃない。
私には、どこにも行き場なんかないし、行ってはならない。ここが私の場所なのだ。そして、それは自分で選んだことなのだ。同じ環境に生まれたのに、妹より恵まれて育ってしまった私には、妹の出来ないことをかわりにしてあげる義務がある。彼女のために私の何か割いて与えるは当たり前なんだ。そうに決まっている。私のしていることはきっと間違っていない。間違っていないはずなのに。
自分に言い聞かせていると、くらくらと目眩がしたので、バスルームを出た。体を拭き、服を身につけ、それでもまだ不安が心を支配していて、なんだか心細く、怖い。
「あろえ」
テレビを見つめるあろえの横顔に、呼びかけた。聞こえているはずなのに、反応を見せてくれない。
「あろえ」
二度、三度、感情を込めて呼びかけても、やはり彼女は振り返らない。
「あろえ、こっちを向いて」
泣きそうになった。
https://www.saibunkan.co.jp/lechocolat/soft/ka_swan/images/preswan.htm
先進国では多くのものが機械化されている。なぜなら人件費が高いから。
例えば先進国のマクドナルド。通常の流れに従えば従業員と会話することはほぼ無い。店にある端末でメニューを選んで金を払い、札番をテーブルに置いておけばお姉さんがハンバーガーを運んできてくれる。その時さらっと「サンキュー」とだけ言い確認もせず去ってゆくお姉さん。店員「はい、こちら、チーズバーガーとポテトLと…」俺「はい合ってます」店員「あっあっこちら商品になります💦💦」みたいな流れなど無い。完全に流れ作業だ。スマイルしてるかさえ分からない。まるで食い物の生産工場だ。
どこの先進国とは言わない。先進国はどこもそうだ。逆にそれができてないなら先進国じゃない。
しかし日本は人件費が安いせいで機械化する方が高くつく。更に「人のぬくもり」という歪んだ意識が邪魔をする。だから機械化しない。できない。
しかしこれは深刻な社会問題を生み出してしまっている。それは従業員のストレスだ。機械化しないことで先鋭化され過ぎた「人間を使ったおもてなし」が接客業に従事する者たちの心身を容赦なくむしばむ。
「何でこんな安月給で顔こわばらせて笑顔作ってんの俺…。」
「なんでちょっと飯出すの遅れただけでヒマなおっさんにネチネチ小言言われるの俺…」
と、秒単位で脳裏をよぎる。そして「もう嫌だ」「死にたい」などという感情が蔓延する。文明が作り上げた精神的なパンデミックのようなものだ。WHOなんとか言えよオイ。
冗談はさておき、これはなんとかせんといかん。しかしここまで築き上げられてしまった文化を崩すのは困難である。おもてなし自体は違法なことではないし、長年の論理武装によって築かれた「お客様」という存在はそうやすやすと崩せない。法整備しようにも何をもって違法とするのかその線引きは非常に曖昧となり、法案が成立したとしても結局形骸化するだけである。
だから我々が出来ることは唯一、良い取り組みをしている企業を讃えることだけだ。機械化を推進し、なるべく従業員が客と接触しないようにすることに心血を注ぎ、他の店員とおしゃべりしながら「あざーっす」などとフランクに接客することを良しとする、そんな企業を応援するんだ。
その先導はマクドナルドのような外資に担当して欲しい。なんたって世界中に実績があるんだから。っていうかマクドナルドのあの端末良いよ。ゆったりと注文できるし。あれ日本の全店舗に導入しろ〜
数年まえのをずっと使っててこないだosアプデしたから最新の入れたらめっちゃ使いやすくて感動した
まず起動直後に何もしなくてもホッテントリだしてくれるのがいい
前はテーブルビューからわざわざホッテントリって行をおさなきゃだったから
各記事ページいったらブコメページと記事を簡単に切り替えられるのがいい
前のはコメント一覧はみれるけど人気順とかじゃなくてコメントした順に見れるだけですっげー不親切で見づらかったから
スクロールさせたら邪魔な上下端のアプリツールバーが消えるのもいい
前のはバー消えなかったからページ内に広告があったらもうほんとコンテンツ表示領域せまくてあああああああああって感じだったから
というメールが届いた。
あぁ、悪いことしたなと思いコンビニでマスクを一袋購入し、装着。
翌日、出社後すぐに再びマスクを装着。ランチタイムで外出した際、マスクはテーブルの上に置く。
ランチタイムから帰宅後、マスクをつけるのが30分程度遅れる。(忘れてしまった)
「〇〇さん、明日から海外出張ですよ!配慮してあげて下さいよ!マスクつけてください!」
とのこと。私、何を言われているのかわからず、は、はい。と返事、数秒後あぁマスクつけてなかったな。と気づき装着。
しばらく経ってから怒りがふつふつ。相手は入社して数ヶ月の派遣のおばさん。
なんでこんな舐めた態度取るんだろって正直思う。私が女性で、小柄で、若いからなんだろうな。同じこと、立場が上の人にもすんのかな(しねーだろ)
でも、日本にもっと戦力があれば、空襲にも遭いませんでしたよね? 沖縄だって、上陸されませんでした。 我々を守るのは戦力。 反戦や平和を願うのなら、9条改正、軍事力強化です。
この人はどこから「もっと戦力」を持ってくるつもりなんだろうか?
軍事力強化をどうやって成しえるんだろうか?
この人に限らず9条改正を唱える人は憲法9条を封印のお札かなんかと思っているのではないかと思う時がある。
古の祠に封じられている最強の怪物を従えて悪の妖怪を退治する物語のように
憲法9条を改正することで煙とともに「最強の軍事力」を備えた日本が現れて。日本を苦しめる悪の諸国を懲らしめられるとでも思っているのではないか。
そんな風に感じる時がある。
だけど無い袖は振れない、それが現実だ。
9条がなくなったって日本は核を持つことはできないし、軍事力で米中露を上回ることなどできないし
そもそも軍事力を強化していったいどんな問題が解決するんだろう?
百歩譲って核を持ったところで韓国が日本を罵倒することを止めることは無いし北朝鮮が拉致被害者を返すことも無い。むしろ彼らにとって日本が軍事力を強化するのはいい口実になるのでないだろうか
中国にしてもそうだろう自国の軍事力を強化する口実に使われるだけではないのか
そもそも軍事力を強化したって日本の少子化は止まらないし貧困の格差もなくならないし、ロスジェネ世代は救われないし、消費税は増税するのだ
アメリカだってテロは止められなかったイギリスでもフランスでもテロは起きた
北朝鮮は核を持つことでアメリカを対面のテーブルに座らせることに成功した。
でも、俺が北朝鮮に住んでいたとして俺の立場は北朝鮮の高官などではない。平壌市民ですらないだろう。
ど田舎で畑耕して飢えと冬の寒さに震えながら働いているか、あるいは捕まって拷問でも受けているか、そんな立ち位置だろう。
話が逸れてしまった。
言っておくが別に俺は9条の改正には反対じゃない。反対じゃないし賛成でもない。
9条が変わったところで日本の立ち位置が変わるとは思えないし、俺の生活が良くなるとも悪くなるとも思えない。
9条改正で解決する問題がある気がしない。もしかしたら何か解決するのかもしれないけどたぶんそれは俺の生活に関係ないことだ。
とにかく俺は憲法9条変えたら軍事力強化出来て日本が平和になる。って理屈がいまいちピンと来ない。
でも反対派も9条変えた瞬間日本が世界侵略を始めるくらいの勢いで反対している。
賛成派も反対派もみんな9条変えたら日本が世界を侵略できるくらいの軍事力を持てると思ってるらしい
ってことは俺が知らないだけで、日本はそれくらいの軍事力を持てるポテンシャルを持っているのかもしれない
何から守ってくれるんだろう
何から守られるのかすらわからない俺はその「何か」に殺されて脅威を思い知った方がいいのかもしれないけど
最近のニュースを見るに中国の軍人に殺されるよりそこらの日本人に殺される確率の方が高そうだなぁ
よく分からないなぁ
多分疲れてる