はてなキーワード: かすみとは
彼女の一日は日頃の感謝と安全祈願を込めて愛用する道具のお手入れから始まる。
縦ロールは自律でセット。
お支度を済ませてお嬢様は軽やかに言った。
「それでは行って参ります」
決戦場となる体育館に三名のサバイバリストがつどう。彼女たちは一辺が5mの正三角形の頂点に立った。
「最後の戦いが二対一なんて酷くありませんの?」
縦ロールのお嬢様はやんわり抗議する。
ルール上、禁じられた行為ではないが、今までタイマンばかりだったのに唐突な感は否めない。
しかし、姫カットお嬢様とセミロングお嬢様にも言い分はあった。
「あなたが「ふつう」でしたら、こんな戦い方はしませんけど……」
「おわかりですね?」
縦ロールのお嬢様は物憂げにうなづいた。
「そうですわね……分かっていますわ。美しさは罪、ということですわね?」
「ぜ、ぜんぜん分かっていませんね!!」
セミロングのお嬢様は脱力した。姫カットのお嬢様には彼女よりも耐性がある。
「あと、これは最後の戦いではありませんよ。
「私のはナイr……」
最初に武器――ねじ込みクロスを使って作った十字槍だ――を構えたお嬢様に、
「なかなか安定感がありますわね」
セミロングお嬢様の持つ500mmのSGP25Aパイプは1本で1.2kgになる。
服の中はもう少し短いものも多いが、これらを14本と多数の継ぎ手を抱えた彼女は20kg以上嵩増しされていた。
彼女が戦いを急いだ背景には重くてしんどいという切実な理由もあったりする。
「力で引けないならば!」
両縦ロールが地面に打ち込まれ、チェーンブロックのレバーが引かれる。
「ぐぅ……!」
有無をいわさぬ機械のパワーにセミロングお嬢様は顔をしかめた。
「私のことを忘れすぎです!」
戦闘態勢を整えた姫カットのお嬢様が鉄鎖引きの横合いから参入する。
「忘れてなどいませんわ!」
チェーンブロックのロックがいきなり外され、踏ん張っていた鉄パイプさんは自分の力で後ろに吹っ飛ぶ。
「えいっ!」
さらに工具の本体側が迫る姫カットお嬢様の左手に投げつけられる。
さきほどまで熱心にお手入れしていたのに酷い仕打ち。
それでも物言わぬチェーンブロックは健気にお役目を果たし、姫カットお嬢様に攻撃回避の労をとらせた。
その眼前に縦ロールお嬢様は駆け寄っている。
「いただきですわ」
いつもなら接近戦は姫カットお嬢様の望むところだが、回避直後は流石に体勢が悪い。
膝を突かんばかりの彼女に、掌底が打ち下ろされる。それを跳ね上げて袖を絡めようとする動きを許さず、右のミドルキック。
ガードをしてもダメージが加算される。
「ぐぅ!」
今度は姫カットお嬢様が下から右貫手を繰り出すが、左縦ロールが一閃。
貫手を弾き飛ばして、巻き毛が背後に回り込む。
インシュロック使いの首筋に死に神に鎌を突きつけられたような寒気が走る。
予感が現実にならなかったのは、セミロングお嬢様が槍を投げて敵を後退させてくれたおかげだった。
「わずらわしいですわ」
さきほど伸ばした左縦ロールが巻き戻ると同時にチェーンブロックを姫カットお嬢様の背中に肉迫させている!
「……っ!」
鉄鎖に背中を強打され、姫カットお嬢様の息が詰まった。一対一なら勝負ありであるが、
「やああああっ!」
白い鋼管を構えたお嬢様が自分に注意を向けるため、喚声をあげて突っ込んでいく。
縦ロールお嬢様は再度フックを投げつけて、敵の接近を止めた。
唇をシミターのように吊り上げた彼女は、右の縦ロールを綱引きの相手に指向する。
彼女は咄嗟に半身の構えを強くし、敵への投影面積を最小限にした。
ゴアッッ
真横にいる姫カットお嬢様は、右縦ロールが一瞬かすみ、発生した疎密波が縦ロールの前後に広がる様を目撃した。
縦ロールの中から「何か」が高速で飛び出し、セミロングお嬢様を襲う。
「きゃあっ!?」
スカートのブリーツに仕込んだスウェージロックのシームレスパイプが甲高い音を立ててひしゃげる。
ふとももと脇腹への被弾は一発ずつが肌にまで突き刺さった。
「くあっ!」
「おほほ!コイルガンのお味はいかがかしら?おかわりたーんとありますわよ?」
説明しよう!
縦ロールお嬢様は電線を断続的に仕込んだ縦ロールを次々に急速回転させ、
発生した磁場でロールに装填したニードルを順次加速させ高速で撃ち出したのだ!!
凄いね人体。
よく知らない兵器。気持ち悪い。セミロングお嬢様が青サバより血の気の引いた顔で叫んだ。
「そこ!変な混ぜっ返しをしないでください」
アホボケとクールボケに対してツッコミは自分一人。セミロングお嬢様は二対一が別の構図に思えてきた。
漫才によって敵の注意を分散させる意図は理解していたけれども。
「やっぱり三人は姦しいですわ」
縦ロールお嬢様はもう一人への隙ができるのを承知の上で、左ロール砲をセミロングお嬢様に向けた。
まずは配管工を倒す。
姫カットお嬢様が左縦ロールに結びつけた透明なインシュロックの輪かざりを引いたのだ。
彼女は事前に縦ロールのパワーとスピードを把握している。ただで真横の通過を許しはしない!
ニードルの散弾が縦ロールお嬢様にとっての二人の敵、その間に着弾する。
「今です!」
事実上1ターンに三回以上動ける天衣無縫のお嬢様を倒すためには同時攻撃が必要だった。
サバイバルゲーム開始以来はじめて、彼女の顔から余裕が失われる。至急チェーンブロックを波打たせて波動の鞭にセミロングお嬢様を襲わせる。
――はずが、標的は脱皮を済ませていた。重量級の上着をフックに巻き付けて身軽になったお嬢様が突っ込んでくる。
右縦ロールを地面に突き刺しての回転キック。
だが、今度は姫カットお嬢様が上着を脱ぎ、縦ロールの台風に覆い被せた。
大量のインシュロックが織り込まれ、末端がお嬢様の手に握られた、それはまさに投網。縦ロールお嬢様の回転は自らを縛り付ける結果に陥ってしまう。
「うきゅ~」
目がぐるぐる状態の珍獣を狩人たちは押さえつけた。姫カットお嬢様はインシュロックを通したマウントベースをいくつもいくつも床に接着しまくる。
ひとつひとつは5kgf程度の耐過重だが、何十個もつけられては、さしもの縦ロールも動かせなくなる。
「やっておしまい!」
「すみません、縦ロールさん!!」
セミロングのお嬢様は、超硬(タングステンカーバイド)のジグソーブレードを装備したレシプロソーを取り出すと、哀れな獲物に向けた。
「およしになって!何をなさるつもり!?」
至近距離からの悲鳴を浴びたセミロングお嬢様の手が危なっかしく震える。
「うう、罪悪感が……」
「反対側は私が切ります。彼女を自由にしてあげましょう、この縦ロールから」
そう言って姫カットお嬢様は本来はコンクリート切断用のダイアモンドホイールを装着したサンダーを取り出した。
戦闘前に情報交換をした二人のお嬢様は、残る一人は動く巻き毛によって、おかしくなっていると判断していた。
同様の症状を示していたポニーテールのお嬢様が、セミロングのお嬢様に倒されてから、すっかり彼女に懐いている様子からも、そう思ったのだ。
二対一で卑怯と罵られても異常をきたした仲間を放っておくわけにはいかない。
「うぅ……」
強力を通り越して凶悪なツールにざっくりと縦ロールを切り落とされたお嬢様は喪失感と開放感を同時に覚えた。
自分が縦ロールに洗脳されていたと、彼女を引き起こした二人に洗脳される。
「わたくしは今まで縦ロールに操られていましたの!?」
縦ロールあらためウェーブロングのお嬢様は憑き物が落ちた顔でつぶやいた。
「今までなんてことを……」
思わず姫カットお嬢様とセミロングお嬢様は彼女ひしと抱きしめた。
「よかったですね」
「友情の勝利です」
「ありがとう、わたくしの最高のお友達!……ところで、決着がまだですわね?」
「「え?」」
ぴちゅーん
アフロのお嬢様と同じく、縦ロールの使用に耐えてきたウェーブロングお嬢様の肉体も強靱だった。
二人まとめての裏投げという豪快な決まり手で、増田お嬢サバイバル大会は幕を閉じた。
ちなみに縦ロールは毎朝牛乳を飲んで体操していたら動かせるようになったそうな。
「残り1名!
ありがとうございました」
前回
http://anond.hatelabo.jp/20160414193717
次回
ベッキーの件でさ、ベッキーが記者会見で白ブラウス着てんなーと思ってさ
すっげーどうでもいい話なんだけど思い出して不愉快になったことがある
私が昔勤めてた会社でさ、まあクソ中小ブラック企業だったもんでさ
朝は掃除しないといけなかったんだわ
そんでスーツのジャケット脱いで窓拭くなりなんなりしてたんだけど
まあ下に黒いの着てるなあ、というのはわかる程度だったみたいで
黒だと透けるからさ、白いのとかにしてねって
白は白で透けるよね?
てかブラが透けたんならともかくキャミソール透けたくらいでなんじゃい?
と思いつつ、はあ、そうっすか、っていってそれから気を付けるようになった
白いTシャツにジーンズ履いて、いわゆるシャツワンピース上から着てたんだわ
夏だったしワンピースで隠れてたから、Tシャツの下にキャミソールの類い着てなかったんだけど
そば打ち体験かなんかで、そのときは割烹着みたいなのが貸し出されたから、Tシャツジーンズだけになったのはほんの一瞬
だがそのタイミングでブラが透けたらしく
色まで言われた、水色だろ、透けてるぞって
「そうですかすみません、ありがとうございます」位言ってたけど
もちろん常にブラが透けっぱなしとか、スカート短すぎとか
そういう見苦しいもんを見せることを正当化したい訳じゃない
身だしなみを注意する体でおっさんのセクハラに利用されてはなかったか
いや、そんだけなんだけど、くそっ…て夜中になったから書きました
ちなみにその会社ですが、
終電間際にしごとを言いつけられ、終わらないのでおっさん上司がわたしの家まで車で送ってきて
家にいれてよ、嫌ですよ、のやり取りをするのが常態化し始めた辺りで
自律神経が壊れてやめた
その時点でも仕事がきつい、やめたいとは思ってても
おっさんの奥さんが懐妊されたときは「セックスできなくて性欲たまって辛い」話をされたり
抱っこしてたら「よかったなーおっぱい大きいおねーさんにだっこされて」とか言われたり
冷静に考えたらおかしいことばっかりだったのに
当時は怒るって回路がすぽんとぬけてた
その代わり思い出すたびに腹が立つし死ねと思う、
多分今後もこうやって、折に触れ思い出すたびずっと思う
人んちのお母さんの手料理はなんとなく食べたくないという父。その話をしたら、そういう人が周りにもちらほらいることが分かった。男が多い。
もしかして男は原始的な縄張り意識の残りかすみたいなものを持っているんだろうか。
猿人やら旧人やらがどんな生活をしていたか詳しくは知らないけども、縄張りで分けられたグループが違えば、食べるものも調理法も少しずつ違ったのではないか。
だとしたら他のグループの食事を食べる事は、そのグループに吸収されてしまったことになるようで、縄張り意識の強いオスは屈辱を感じるのではないか。だったら嫌でもおかしくない。
女はややこしい名の海外の食べ物にもすぐに順応して美味しく食べているのが多いけれども、男はすぐに「ナポリタンないの」みたいなのが結構多い。
祖父とうどん屋に行ったら祖父は絶対にカレーうどんと決まっていた。
でも外食自体は許せるようだ。外食は、どこのグループかもわからない食事だから、別に危機は感じないんだろうか。でもそんな曖昧なもの食べていいのか?
それとも生まれ育った縄張りの中に外食の習慣があればもう、「外食」という飛び地的な縄張りとして認定されているのか。
謎が多い。
昨日の話。
スーパーでレジ打ちのバイトやってるんだけど、昼休憩とかで時間的にどうしても社員がいないってとき、何かあったらバイト歴が一番長い(つっても三年ぐらい)俺が対応する、ってことになってる。
その人いわく、「間違えて商品買っちゃった、返金したい!」って話だったんだけど、最近レジが新しく自動の?金いれると勝手に全部計算してくれるっつーやつに変わったばっかで、俺も操作に慣れてなくてめちゃめちゃテンパった。
ああこれどっちだっけ、どのボタン押すんだっけ?みたいな。
結局すごく時間がかかって、でもなんとか返金はできたって感じだったんだけど、もうね、やばい。女の人めちゃめちゃ優しいの。
「いまいるのみんなアルバイトの子だよね?ごめんね、こんな面倒なこと頼んで」
「社員の人がいるときに来ればよかったね、手間かけさせてごめんね」
「バイト頑張ってね!またお買い物来るね、ほんとごめんね~」
嫌味っぽいねちねちって言い方じゃなく、友達のお母さんがバイト頑張って!っていうぐらいの気軽さで言われて、しかもその人は全然怒ったりもしないでにこやかに帰っていった。俺の方はずっとお時間おかけして申し訳ありませんとかすみませんごめんなさいって平謝りだったんだけど、いいのいいの、って言ってもらえてすごく助かった。
接客業だと理不尽に怒鳴るおばさんおじさんもよくいるけど、たまにこういう人もいるからなんとかやっていこう、って気になる。
昨日は本当にありがとうございました。
3点/5点満点
_______
I'm full teen!!!!!!!!
「表参道高校合唱部!」というドラマを観て、毎週泣いていたので合唱繋がりでこちらの作品を観た
やはり人の歌声は自分のゆるゆるな涙腺を揺すり、最後泣いてしまった
予想としては本人が部に働きかけて前向きになってくストーリーかと思ってたけど全然違った
まぁこの予想は「表参道高校合唱部!」を観てたからかもしれないけど
・かすみはなぜ牧村の事が好きなままなんだ!普通嫌いになるだろ!
ってか歌の素晴らしさ知って、誤解とはいえ馬鹿にしてくるような男、清々しいぐらいに嫌って欲しかった!
・湯の学の合唱観たら、うたに前向きになったのは良い
ただその前の「自己中な歌手」感が弱くて、変化の振れ幅が少なかった
・「本当は伴奏の子だって歌いたかったんだよ」が伏線になってるのかと思いきや全然回収してなくてがっかりした
最後のアンコール、伴奏無しで歌って皆の願いが叶った感じにしたらもっと感動するような気がした
・権藤の「川の流れを雄大にたたえた姿に感動した!」という台詞めっちゃ面白かった(?)
それ聞いてもっと高校生の等身大に近い歌を合唱してくれたら見やすかったかも
・かすみの中で物語が完結しちゃってて、他を巻き込むとかなかったのが気に入らなさの根源にあるかもな
全体的に役者がうまくて見応えがあった
夏帆、ゴリ、薬師丸ひろ子はもちろんだけど、ともさかりえが非常に良かった
女でも人の生理のことをきくと、マジかよよく生きてんなってなることが多いのだが、生理が終わってから次に始まるまでのことってあんまり触れられていないので書いてみる
足の裏が性感帯になるか否かでだいたい予測できるの、わりと便利な進化だと思うのだが同じ経験をしてる人に今まであったことがない。みんなうつになるだけなのだろうか…
俺は、男は中身だといわれて、なるほど哲学や文学か?って思ったけど。テーマ性が強い漫画が売れるとは限らないよね。信者はいるかもしれないが、やはり、ここで言う中身とは「付き合っていての面白さを提供できるフォルムや提供のしかた、コマ割」ってことだろうな。
② 「※ただしイケメンに限る」=「※ただし絵が汚いと読まれない」
確かに、ブサメン好きとか、下手な絵が逆に好きとかいるだろうな。
ただ、一般論として、汚い絵はそうそうメジャー誌に乗らないわけだ。
ブサメンが見られないどころか、最近はフツメンも見てもらえないのは事実だろう、だってイケメンがネット上で氾濫してるし、テレビもがんがん整形済み化粧済みの奴を流す。
細マッチョとかいって、シントールっていう筋肉をでかく見せるシリコンを植え込んだような腹筋を見せる。
最近の漫画は画力が上がりまくってる。それと同じで最近の整形とファッション、美容院システムはヤバイ。
③ 「顔だけよくってもね~」=「画だけよくってもねえ」
④ 「イケメンは観賞用、緊張するから雰囲気イケメンくらいがいい」=「大暮は絵だけ、話は大風呂敷だから、作画だけ集中して原作つけろ」
これもよく分かるって感じやな。
⑤ 「処女や若いころのセックスはイケメンにつくして、年とったら安定収入の男と結婚したい」=「若いころはコロコロなりジャンプで、年とったらヤンジャンやゴラクやモーニング」
なるほど感性が違うし、一番漫画を消費する世代でジャンプに行ってしまって、残りかすみたいな感性で青年漫画を読むわけだ。
一番いい時期を下らないもので消費してしまうが、それが漫画の楽しさ。性の楽しさ。
残りの楽しめなくなった時間は落ち着いてゆっくり読める感じで静かに当たり前の生活感を求めだす。
⑥ 「ブサイクでもいいから医者と結婚したい」=「ジャンプでエロ漫画みたい、矢吹はエロ漫画かけ」
自分がジャンプ楽しめなくなると、エロ漫画に来いという。当然矢吹サイド(医者)もそれが分かるが、行くわけにはいかない
⑦ 「結婚はブサメンの金持ち、子供はイケメンのタクラン」=「エロ漫画でストーリー性を求めて、ジャンプでエロを求める」
ちょっと違うか?w
⑧ 「ババアに興味ない、女は若さがすべて」=「IKKIとかいうマイナー雑誌に興味ない、マガジン、ジャンプ系がすべて」
高望みだろうが、そりゃそうだろ。有名雑誌で売れたいから漫画家になるのに、ぜんぜん読まれず収入も苦しいってメリットまったく無い。漫画家やめるわな、結婚やめるわな。結婚にメリット無いって。趣味で同人だけやる(風俗等)。
そりゃ深いテーマ性を読めない読者を叩いてたらだめだわなあw消費者はアホ、ってのと同じで女もアホと思って、ブリーチだのワンピースだのナルトだのの、クソほども面白くも無い漫画が大事なわけだ。
あれはまともな知能してれば面白くは無いが、テーマ性の低さと比べて圧倒的に過分な画力、構成、キャラつくりがなされてる。クッソつまらないがレベルは高い。
イケメンとか、いわゆるモテルやつってのも、ストーリー性っつーか、伝え方がうまいんだろうな。コミュ力とは別の。
肩書きも、ジャンプはないにしろ、モーニングくらいはほしいわけだ。(年収とか職業とかか?)
テーマの深さよりも、まずはネームのよさ、伝わりやすさ、基本を抑えてる表現、引きゴマとかをきっちり守って、表現手法を学んで来いと。女が喜ぶストーリー展開は決まってるし、そこに変化つけて個性見せていけよと。ビジュアル系バンドみたいな。
なるほどな、中身ってのは、ネームのことで。この面白さを磨けってことだな。決して高尚な何かではない。
ネームを磨くには、理屈をわかってまねすることだ。何がどういう理屈で面白いのか。自分のオリジナルで書いたものを絞っていって無駄を省く作業。
なるほど、デブがモテナイわけだ。多すぎるんだよな、主張が、分からないは女には。逆に細マッチョが指輪だのネックレスだので主張してくれれば分かるんだろうな。絞って主張してくれってことだ。油おとしてこいよと。
チビがモテナイのも、そこにストーリー性が湧かないからだ。恋愛ストーリーとかそういう圧倒的に楽しませてくれそうな感じ。扉絵とでもいうのか。
ここまでを総合すると。どうすればいいんだろうな。
やせろ、自己主張は系統だててくれないと混乱するからネームキッチリ絞って最低限で教えろ。せりふで説明されるとウザイから、コマ割(やさしい分かりやすい伝え方)で説明しろ。
みたいな?
そこまでやれば、相手は信者になる。信者になった女は本当に楽に洗脳されるし、簡単に抱かれる。
なるほどなあ。
それらはおそらく私の人生を貧しくする。
私は十年来ガラケーを使っている。web検索やSNSを見るには不便で、満足のいく解像度の写真は撮れず、もちろんLINEもSkypeも使えない。
それがいい。
私は迷いの多い人間だ。気弱で一人では何もできなくて、正解があるならそれにしがみつきたいと願っている。人と話すのも好きだ。
スマホがあれば、私はどんな状況にあっても最安値を、最善の策を探そうとするだろう。
デジカメみたいな解像度の写真がとれるとあれば、結婚式ではより良い構図を探して最良の瞬間を狙い続けるだろう。
いつでも人とコミュニケーションできるツールがあれば、人恋しさが減るかもしれない。
便利なのは分かっている。だがそれが嫌だ。
世界に繋がるツールがあることで、私の今・ここがそれだけのものでなくなってしまう。
私の今・ここは常に世界のいつか・どこかと比べられてしまう。開きっぱなしの窓からどんどん声が入ってくる、晒される。いくつもある正しさで足元がぐらぐらする。
私は弱い人間だ。
そんな便利なものがあれば、いつだってここではないどこかのことばかり見て、今・ここに向かい合うことができないだろう。逃げ道ばかり探してしまうだろう。
いつか・どこかの素敵なものばかり見て、今・ここにあるものを味わいきることをおろそかにするだろう。
誰かに何かを報告することばかり考えて、自分の中で揺れ動く感情を体験することを二の次にするだろう。
私はそんな、みかんをひと房食べながら、口の中のみかんのことではなく次のひと房のことを考えて生きるような生活は嫌だ。
結婚式では最適な構図と方法で写真を撮ることよりも、ハッピーな雰囲気を堪能し、その場のふたり祝福することに全力を注ぎたい。
最安値や最適な商品を探し求めていつまでも決めないというのではなく、買ったものへの愛着を育てたい。
上記の事柄は決して相反する事柄ではないし、上等な頭の持ち主なら容易に両立可能なのだろうけど、私では無理だ。
「最適を探せる環境がある」という状態のせいで、私の思考は「最適であるべき」に食われ、相対化に終始するだろう。
私はそうなった私に気づかないままそうなるだろうし、そんなことは許せない。
ひとつ便利なものをもたらすごとに、名前もなかった雑多なものが殺されてゆく。
あなたが光る画面を見ている間に、窓に移りこんだ白色の陽光は黄から茜に移ろい、あなたの息子は最初の言葉を口にする。
そうやって、今・ここにある私の時間を、手の中で氷を解かすみたいにしてなくしてしまうのは嫌だ。
私の最適は私が決めなくてはいけない。
分かってないつーのはあれにしても、最近のアニメをかたくなに認めようとしない人って、ロボ系つか1980年代と90年代の一部を崇めている傾向があると思う。
ネットのアニメ評論家さんたちのヒエラルキーもそうなってて、いかにそこの時代知っているか、
富野についてどれくらい語れて(あるいは出崎含む)、ガイナックスについてどの程度喋れるかが一種の指標化しているのはなんとも画一的。
とりあえず、彼らは、日本アニメは手塚が作ったらしいという認識があるけど、特に興味なく(当然ディズニーにも)、
アトムでコンテ切ってた富野こそアニメの始祖だ、それ以前はどうでもいいんだ的な感じで(ヤマトくらいは見ているにしても)、
以降の1980年代を崇め奉って、90年代はガイナックス、幾原、渡辺信一郎、押井的なものは最高、
2000年代からはもう残りかすみたいな扱いで、今敏が死んでアニメは終った!(あるいはハウルの動く城以降)
みたいな感じで捉えている気がする。
アニメが終わったんじゃなくてお前らがついていけてないだけなんだよ、と言いたいんだけど、それは心に隠しておいて、
タイトルはこうつけてみたものの、もちろんいろんな長女・長男の形があると思う。
けれど、今回は最近急速に空しくなってきたので、「こんな思いをする長男・長女」を増やしてはいけないと思って書く。
上の子はあなたたちの試作品ではない。それ以降の子どもたちに失敗から学ぶ工夫を反映させるための道具ではない。
let it goとか言ってしばらく流行ったけど、現実はそんなにすぐレリゴーできないので、その辺りは親の側から留意してほしい。
以下、私情も交えながらもう少し細かな「やめてほしいこと」を書いてみる。
私の妹は年が少し離れているので、同じ学校に在籍するのは小学生の時しかない。
親は親で、「お姉ちゃん・お兄ちゃんがいるから助かるわ」と私に細かな配慮を丸投げしてきた。
たとえば、家庭科のキットを買うとき、書道の筆の手入れの仕方、アルバイトの選び方、果ては大学の学部選び、ゼミ選びまで。
「お姉ちゃん・お兄ちゃんにアドバイスしてもらいなさい」と責任を子どもに丸投げするのは間違っている。
下の子も下の子で調べたり考えたりする手間を自分で経験するのが必要。
上の子のメソッドをかすみとるだけが彼らの人生ではないし、彼らの人生のためにはならない。
はじめての子だから右も左もわからなくて、を言い訳にする人がいるが、それは間違っている。
「はじめてだから」と予備校の面談についてくる親。その面談の相手大学生アルバイトですよ。
その大学生アルバイトの言うことを鵜呑みにし、「さすがたくさんのものを見ているチューターさん!」という感じ。
しかし実際はそのアルバイトはプロでもなんでもない。なので当然ベストの形の出願はできない。
当時の私はいろいろと自分で調べて、いろいろ提案したが「金を出すのは親!」の暴論をかざされてはどうにもならない。
その当時の反省を活かし、妹の入試はとてもうまくいった。正直殺意しかわかない。
③上の子に許されたことは同タイミングで下の子にも解禁してはいけない。
たとえば外泊なんかがわかりやすいだろう。
大抵上の子は外泊を全く許されず、それを周囲にも責められたりするのだが、
下の子は上の子の外泊解禁のタイミングで同じように解禁されたりもする。なぜだ。
大学の時に時間があるからたくさん旅行したり思い出作りをしたいのに、自分は禁止された。
それなのに、下の子は大学生の時からうきうき外泊。もう正直殺意しかわかない。
上の子の青春を世間体とかそういう言葉で握りつぶすなら、下の子にも解禁するべき。
ちなみにこの疑問を親にぶつけたところ、見当違いも甚だしい反論をされ、何の解決にもならない解決法を示される。
だまされてはいけない。
確かに下の子は頼りなさそうだし、小さいし、心配なのもわかる。
けれど、いつもいつも下の子に構っていると、上の子は我慢せざるをえない。
本当は具合が悪いし、正直かまってもらいたい日もあるのに、「お姉ちゃん・お兄ちゃんだから」という理由で放置される。
下の子が小さいうちならまだしも、ひどいのはこれが子どもがいい年になっても続くことである。
上の子が死にそうなくらい疲れていても、下の子にちょっと何かがあれば親はすっ飛んでってしまうのである。
ちなみにこれを親にぶつけると、またわけのわからない理論で返されるだけなので、もうやめよう。
勘違いしないでほしいのは、私達は何も下の子が憎いわけではない。
でも、自分だって子どもなので、親に見守られてる、愛されているという実感がほしいだけなのだ。
それなのに、いつもいつも下の子ばかり構われる、自分が我慢すればすまされる、そういうことを小さいうちからすりこまれると、
親の求める良い子であろうとして無理をし続けてしまうことになる。
でも、その無理ができてこそ自分は親に認められるので、限度いっぱいでもう無理ということをいつまでも言い出せないまま、
なんでこんなことを言い出したかと言うと、今私がこの状態だから。
我慢しないと見捨てられるし自分が我慢をすれば世の中のことはうまく回ると思っていた結果、
具合が悪くなって時々夜中に涙が止まらなくなったり、家の中にいると常に吐き気に襲われたりしています。
でも、これを誰にも言えないので、とりあえずここに投下してみたのです。
これを書いている間はちょっとすっとしています。でも、家庭にも社会にも私を私として受け入れてくれる人はどこにもいません。
こういう思いをしている人が他にいないか、あるいは下の子目線から「上の子が辛いとか言うのは傲慢だ」とか、
誰かが何かを言ってくれないと押しつぶされそうなので、とりあえず書いてみました。
それ以降は常に劣化していく。
脳内でこねくり回す時点で搾りかすみたいなもんに落ちぶれていく。
アウトプット時点では何をか言わんや。
射精で例えるなら、最初の射精の瞬間は気持ちいいけどそれ以降のドクッドクッって続けて出してるところでは最初ほどの気持ちよさを感じないのと同じ感じ。
非エロなものに触れて感化されて続さに「キャラ名 エロ」とか「作品名 エロ」とかでググって出てきたものを見ても大抵がっかりする。
一枚絵だからってのもあるのかな?シチュエーションが大事だからってのもあるか。
例えば敵に操られた大勢の一般人にヒロインが追い詰められるシーンね。
具体的には幽遊白書の虫笛のとこだよ。ぼたんもけいこもかわいすぎんだろ。っつーか今で言う古臭いあの頃の絵柄ってなんか妙に肉感的でエロいんだよね。なんだろうあれ。
閑話休題。
これは集団レイプだわwwwwと思っても、興奮のピークはそれを思いついた瞬間なんだよね。
いわゆるイデアってやつ?
実体化した時点、もっと言えば脳内で思いついた瞬間から劣化してしまう。
思いついた瞬間の純粋で理想的な情動に、後からどんどん余計なものが付け足されていってしまうから。
単に絵柄が似てればいいとかとかそういう問題じゃない。
アニメ放送当日にその日のシチュエーションでエロ絵をあげる情熱と行動力。それを期待して目を皿にして二次創作を探す貪欲な情動。
それらによって作り手も受け手もできるだけイデアとの差によるロスを最小限にすることができる。
コレを書いてるだけでなぜかまた興奮してきた。
元増田です。
なんか異常に伸びてる……
たくさんのブコメやらtwitterやらありがとうございます。
キモいのは自覚していたので増田が最適と思ったんですが、しね、キモくて死ぬ、とかぼそりと言われると何とも言えないですね。
できるだけ大げさに感傷的に書いてみたんですが、読み返してもやり過ぎた感は否めません。ポエム……何やってんだ俺……
「元カノの結婚を知ってモヤモヤしてるんだが、もしかして俺が結婚したとき、相手も何か思っていたのか?」であったことを忘れてました。
それがいつのまにか、自分のモヤモヤを掘り下げた文章になっていた、という始末。
なのに、男女一般のことのように書いてしまったのは、注意不足と能力不足です。
一般論を語っているつもりはありませんでした。
ブコメを読むに、僕の結婚を知っても、元カノはモヤモヤなんかしなかったんでしょうね。それは答えが出た気がします。
今カノ、というか奥さんについては今回はスルーです。
元カノの結婚にモヤモヤしてたり、過去の恋愛を思い出すだけで、奥さんにひどいことしているになるなら、それはちょっと怖いです。
比較するほど対象がいないんでしょ?という指摘もありましたが、どどどど童貞ちゃうわ!
これまでつきあった人の中で、最も影響を受けた女性であったので、今回のモヤモヤに繋がったんだと思っています。
もっとポエムっぽく、自虐っぽく、それでいて自己愛にあふれた増田を繰り出して、皆さんに楽しんでいただけるよう修行しますね。
あと、キモイキモイ言った奴は、奇しくも同じ日にブクマを集めた以下のサービスの日本語版をローンチして自爆するように。
■元カレの評判をみんなで共有! 女性専用の男性格付けアプリ「Lulu」が怖すぎる
http://wotopi.jp/archives/1024
さて、クリスマスに向けて「秒速5センチメートル」でも観るか。
解散。
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/anime/1320054617/
958 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:49:14.49 ID:5NJ5Uu250 >>954 なにそれこわい あとさ、今回の津子と同じような話がきらりんレボリューションのマネージャーであったような気がするんだよな 俺の気のせいかもしれないけど 961 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 03:00:43.36 ID:4yEkuKSq0 >>958 これか? きらりのアイデアにより10年振りに「星野かすみ」のファストコンサートが実現(歌を歌わずファン達に自身の思いを語った)されるが これを最後にアイドル星野かすみとして正式に引退をし元のマネージャーとして戻った 964 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 03:15:23.87 ID:5NJ5Uu250 >>961 多分それだと思うんだけど、ファンが残ってたくだりとか既視感が半端なかった 話の内容的にはもちろん違うとは思うんだけど、なんだかなぁとは思ったので まあそれだけ言っときたかった 968 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 03:34:28.98 ID:R3UShOO3O >>964 ググったら18話脚本の土屋って人はきらりんレボリューションの脚本もやってたみたいね 975 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 03:55:26.18 ID:O/GqdXCM0 >>968 ・・・・もはや脚本家にやる気あるかどうかも疑わしいレベルだな 977 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 04:02:21.81 ID:BoFdXUem0 >>975 脚本家に対して監督が「このネタ入れてくれないんだったら降りる」って言うような現場だからなあ プロとして真面目な仕事をしようっていう空気が消え失せただらだら現場になってたとしても、不思議はない
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1352078137/
775 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/01/02(水) 15:49:58.47 ID:Me3i2CFX0 きらりん☆レボリューション第37話 「かすみ♪春風のシンデレラ♪」 脚本 土屋理敬 ttp://www.rupan.net/uploader/download/1357108669.jpg アイドルマスター第18話 「たくさんの、いっぱい」 脚本 土屋理敬 ttp://www.idolmaster-anime.jp/yokoku/ep18.html 上は普通にいい話だったよ?客多すぎたけど 見ていて浮かんだ疑問は一つ、アニマスで961が765を敵視する理由は説明されていたっけ きらレボの方にはそれプラス引退理由がきちんと説明されてた
奥村靫正の展覧会見忘れた。あほや。せっかくYMOのアートワークが展示してあったのに。ショック!
カリフォルニアデザイン展も終わってしまったし、大事なことが脳から砂のようにさらさら流れていく。そしてもう地獄の締切が迫っている。
私はよく人の話を聞けと言われる。聴けないから同じことを何回も失敗する。大事な情報を咀嚼することができない。だからこうやって取りこぼしていく。
こんなんでよく生きていけたなー自分。でももうそろそろダメかもしれない。
どれだけダメかっていったら、小学校から友達居なくて、勉強とか少しできてたから自分は周りより優れてるなんて馬鹿な思い込みなんかして、現実世界に居場所がないからネットに逃げちゃって、でもネットですら居場所がなくて、現実で他人と手を取り合いながら着実に頑張ってる他人と、ネットに逃げてばっかで現実を見れてない自分との差を今更感じつつ、こうして周りとどんどん距離なんか取られちゃって。自分何してたんだろうね。自分で見下してると思ってたら他人に見下されてるんだよね。笑いたきゃ笑え。
他人と一緒にいるとその人が明らかに楽しくなさそうな顔するの。いつの時もそう。だから居場所がないんだ。ごめんなさいねほんと
自分を大切にしろっていうけど無理。かすみたいな自分みたいなのどうやって大切にしろっての。
なんかもーつれーよー自分くずすぎわろた
後悔にまみれたその記憶を自分の手で書き表すことで、私は二度とこうしたものに手を出さないことを自分自身で確認しようと思う。
独身の頃からそういうものに興味はあり、海外で日本では禁じられている薬物に手を出したこともあった。
ただ、同行者はそれを吸ってとても楽しそうにしていたが、私には一向に効き目がなく、その体験はただ、
それには依存性はほとんどなく、何年もの間、それを欲しいと思ったこともなかったし、
一生必要ないと思っていた。ただ、「あちらの世界」への好奇心だけは私の心に根深く残ったままだった。
私はたまたま合法ハーブという語をインターネットで見つけ、好奇心からそれを調べた。
現在に日本では禁じられていない成分のみを用い、幻覚作用や覚醒作用をもたらすものということだった。
建前としてはお香としての使用を前提にしており、その煙を吸引することは推奨していない。
もちろん、それはただの建前であり、それらのサイトや関連Wikiにはその吸引体験が
多く綴られていた。
私は甘く見ていたのだ。
過去にそれに類するものを服用してまったく効果があらわれなかったこと。
そして、アルコール程度の影響で終わるのではという根拠のない自信。
夜22時30分。私は近くの街にあるその店の門を開いた。
暗い照明。ガラスケースに収まり怪しい光をはなつ「合法ドラッグ」のパッケージ。
「なんにしますか」カウンターの奥にいたのは、Tシャツにキャップをかぶった
小太りの男だった。小悪いB系といったいでたちだった。
私は「あまり強くないものを」と頼み、Wikiである程度名前が知られていて評判のよいものを
選び、それを買った。喫煙具と合わせて5700円。高いけれど、もちろん無理な価格ではない。
店の奥にはソファとテーブルがあり、その場で吸えるようにもなっている。
どうしてその場で吸おうと思ったかは分からない。家よりも安全だと思ったのだろう。
大きな間違いだった。
慣れない手つきで買ったばかりのふわふわした葉(かすみ草の花のようなものもふくまれていた)を
紙に巻き、火をつけた。要領は海外でやったときに知っていた。深く煙を吸い込み、
30秒ほど息を止めてゆっくりと吐き出す。
もう一度同じように吸った。何度も、何度も。ジョイント一本分、草が燃え尽きるまで全て吸った。
好奇心がわき、それからの身体的な変化を記録しようと思い、iPhoneを取り出した。
文字をフリックで打つが、まず指にしびれを感じだし、すぐに視覚がおかしくなってきた。
指を動かすが、目に映る像がワンテンポ遅れている。徐々に体中にジーンという
しびれが広がり、耳に聞こえる音が暴力的なまでに大きくなってきた。
Evernoteにその記録が残っている。
10:35
電気がくるかんじ。
パルスが短くなっていく。
ビーン
という音
目がよわくなっていく。
あ
電気のビーンという音が
してると思ったら。
ここの照明の響く音でした。
耳が良くなるって本当だったんだね。
音がすごい立体感を帯びてきた。
十分すぎる時間はあったが、私は怖くなった。
このままでは帰れなくなるほどに、自分の状態は
悪くなるのではないだろうか。
後悔。後悔。
私は光のあふれかえる街に飛び出した。
うるさい音を発しながら私の横を通り過ぎていく。
見知った道はまるで違う道のようで、私は駅に行くために
駅へと急いだ。
足が思うように動かず、気づくと外界からシャットアウトされるほどの
思考の大波が私を襲う。今ものをなくしても分からないぞ、やばいな、と
私は頭の片隅で思った。
今の私を外から見ると、とてもまともには見えないだろう。
妻にだってわかるに違いない。
電車に乗った。
電車の中は混んでいて、においがとてもひどかった。
ドアの脇に立っていたが、どうにも足がふらついてカクカクする。
そして、すぐに思考の大波。
乗り過ごしたら万が一にも帰ることはできないだろう。
わたしはまたiPhoneを取り出して記録を始めた。
自分の体が電気の粒に分解されて、寄りかかっている壁に吸い込まれるような感覚。
もう涙があふれ出そうだった。
なんてことをしたんだろう。愚かだ。あまりにも愚かだ。
警察に保護されるようなことになったら妻はなんて顔をするだろう。
ずっとずっと妻のことだけを考え、かろうじて残った正常な感覚を
かきあつめるようにして、私は電車に揺られていた。
時間の感覚が遅い。ずっとずっと考え事をしていたように思ったが、
駅にはなかなかつかない。時間が5倍伸びているようだ。
着かない。着かない。私は焦った。
鞄の中に吐いた。周囲の目が突き刺さるのを感じたが、
その時扉が開き、私は転げるように電車を出た。
帰らなければ。妻と子どものいる家に帰らなくては。
あと10分、私の足よ動いてくれ。私の脳よ導いてくれ。
一歩、一歩、改札を出るのもやっとこさ、私は家への道を
ふらふらしながら歩いた。
家の手前でまた嘔吐感に襲われ、また吐いた。
そして。
妻は私を出迎えてくれた。ほっとした顔を覚えている。
私は謝った。
「ごめんなさい。ごめんなさい」
妻の顔が凍りついた。
妻に事情を少しずつ説明した。
妻は驚き、悲しみ、倒れている僕の横でワンワン泣いた。
「そんなに私と別れたかったのか」そういって泣いた。
なにも妻は悪くなかった。日常に不満もなかった。
ただ、好奇心だけでわたしはしてはいけないことをしてしまったのだ。
感じた。涙が出た。止まらなかった。
そのまま気を失うように眠った。
翌朝、私の思考は元に戻っていた。
少し頭が重いが、普通の状態だ。
寝室では妻と子どもが眠っていた。
私はこっそりと二人の横に身を横たえ、もう一度眠った。
それから、妻は長らく口をきかず、私はただただ、謝りつづけた。
ずっと妻といたいこと、子どもをともに育てたいこと、
もう二度とこのような愚かなことをしないこと、何度も何度も謝った。
妻は言った。「しかしこのことを許したわけではありません。絶対に許しません」
妻はつづけた。
「違法か、合法か、そんなことは関係ないの。こういうものは、あなたの何もかも、今まで積みあげてきたいろんなことを、
あなたが善良な人であったことさえも、一度に奪ってしまうかもしれないの。」
子どもがその日、はじめて私のことを「パパ」と口に出して呼んでくれた。
また涙が出そうになった。
その日。子どもが寝た夜。私はまた妻に謝った。
妻はずっと泣きつづけ、泣きつづけて、
その間私は彼女がしなければと言っていた
家事をやった。戻ってきた私に妻はひとこと
「ありがとう」と言った。
「こちらこそ、ありがとう。ごめんなさい」私は返した。
私たちは寝息を立てている息子の横に、
いつもしているように枕を並べて寝そべった。
妻に許可を取り、そっと体を抱き寄せて眠った。
薬物が体を駆け巡り、蝕みだしてからずっと、私は自分が手にした幸せを全て手放してしまうことを恐れた。
そして事実、それは極めてリアリティのある話になってしまった。
実際のところは分からない。しかし私は絶対にもう手を出さない。
妻と子どもと暮らすこと。今の仕事。そして数十年後の、妻とのささやかな夢が、
何よりも大切なのだ。それが、一瞬にして水泡に帰す。そんなものには
二度と手を出さない。私は強く心に決めた。
これまでよりも、よい夫で、よい父でありたい。
混濁した意識の中で、ただただ妻子の顔だけを思いながら
私の誇れることだった。
戒めのために、わたしはこの記録を残す。
電車の中で吐き気と、思考の洪水に飲まれながら私が打ったEvernoteへの記録を結びに。
毒
だ。これは
毒だ。
捨てる。
捨てる。駅についたら。
現在の法に照らし合わせて問題はないはずだし、自分が快適に生きられる範囲でやればいいと思います。
私が不慣れで、しかもこういうことをやるのに適した環境にない、それだけのことです。
いくつかご意見をいただきました。セッティング、環境を作れてないのがよろしくない、と。
思えばそうした状況から一時的に逃避したかったのかもしれません。
だから外にしました。もちろん、それがド素人の甘い選択であったことはいうまでもありません。
トんでいる状態で徒歩計20分、電車に乗って10分という帰宅への道のりを辿らなければならない、
その焦り、帰れないのでは・ばれるのでは・様子がおかしくなって警察を呼ばれるのでは、という
ネガティブな思考が悪い方向に私をもっていたことは十分にありえることです。
そもそもバッドトリップだったのかもわかりません。ただ、私は自分の身体の変化がおそろしくなった。
やってくるものに抗い、平静を保とうとした。それが嘔吐感をもたらしたのかもしれません。
それに身を任せていたら楽しかったのかもしれませんね。
妻がそういう考えで、その妻を大切にしたい私にはできないものなのだ。
そういう気持ちでいます。
http://anond.hatelabo.jp/20110316202255
デザインパターン編を書いてたら99ブクマだと…。なんだかすみません。
あと増田で書くの初めてで記法がちとわかっていなくて見づらくて申し訳ないです。
>おもしろい。でもJavaとJSとRubyじゃ同じオブジェクト指向でもまったく違った設計と思想になるのでまとめて説明は難しいかも
言語=世界として、どんな世界がいいか考えましょうという話に持って行きたかったけど難しかったですね。
>ASしらないけど classが使えるJSっぽいところみるとASなんですかねこれ
>@shinout 面白い!けどいろいろ間違ってる!!コード動かしてみいや
それっぽい言語なので動きません。JavaとかASとかそのへんですねー。
その割に一部ちゃんと書いてるのが誤解しそうですね。
> OOPを習得したPGとそうでないPGとの生産性の差がドラゴンボールで言うところの戦闘力の差という比喩でたとえるとよい。初心者PGが何人集まってもかなわないところがある。
>17号と18号が逆
>セルはis-aはなくhas-aで実装した方がいいような気がする。
セルってチート臭いですよね。くらった技を覚えるブウの設計と、遺伝子を持っているから技が使えるセルの設計をどうするかは議論になりそうです。
>なんか、むしろ分かり辛くなってると思うけど、心意気やよし!
>かりやすいんだかわかりにくいんだか
無理がありました。
>連載はextendされたけど、主人公の継承には失敗したよね
素晴らしいコメント。設計ミスで主役になれなかったのは運用でカバー出来ましたね。
>セルはクラスの承継よりもオブジェクトのコンポジションの方がいいのか分からない。
http://anond.hatelabo.jp/20110316215156
で突っ込まれてる内容の方がいいかもしれませんね。
でも悟空やベジータは吸収じゃなくて細胞を合成してる?とかなので17号、18号とは別にする必要があったりします。
申し訳ありません…。