5点/5点満点
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序盤はグイドがあまりにも突拍子もないので引いてた
多分ドキドキする系観るの向いてなくて、すごいドキドキして、どうせバレるんだからやめとけ…ってなっちゃう
んだけど、この映画におけるそれってイタリア人のそれで、大した意味も伏線も無かった
序盤は何も考えず観て良い物だったんだ、次は落ち着いて観よう
で、もうめちゃくちゃなドイツ語話してる辺りから涙止まらなかった
なんでかわかんないけど泣いてた
軍医のなぞなぞ、すぐに「ユダヤ人」だと分かったけど、それが何を意味してたのか
軍医はただの基地外、悪逆非道の人情無しだとも思ったけど、なんか違う…
ネットで調べたけど答えなんか無かった
結局グイド達の待遇も何も変わらなかったので、きっと何の意味も無いんだろうな
それで、主役のグイドを演じたベニーニは監督もやっていたと聞いて愕然とした
なんでいままでこんな人の事知らなかったのか、そして少なくとも私の界隈じゃ話題にも上らなかったのか
自分がどんな生き方したらこうなるのかもはや不思議で仕方ないです
どうしよう、何も言えない
あんなにも大きな愛と滑稽さ、感じた事もみた事も無い
4点/5点満点
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特に、最初こそ酒飲みながら観てたけど、2時間半の間でお腹がすいてしまった…
そこでクライマックスであろう最後45分くらいから生卵掛けご飯を食べた
丁度そこらへんで村田がバラバラに解剖されて愛子と社本が血みどろになりながらくんづほぐれつしてて
もともとグロに耐性はあったんだけど、流石にちょっと来ました。
自分がよく気になってる登場人物の同期づけとかもしっかりなされていて、脚本としては完璧だったと思う
狂ってるんだけど、その原因となる出来事がどこか泣けたりして
ただただ必要以上に血とか内臓とか見せられた感を勝手に感じてて5点満点にできなかった
じゃあ自分の中で5点満点の作品に出会えるのか?そもそもどんなのが5点満点なのかわからなくなったな
あまりに文句の付けよう無いし、どこか心情に共感しながらも自分に重ね合わせる事が出来る登場人物がいなかったから、特に書くことない
3点/5点満点
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I'm full teen!!!!!!!!
「表参道高校合唱部!」というドラマを観て、毎週泣いていたので合唱繋がりでこちらの作品を観た
やはり人の歌声は自分のゆるゆるな涙腺を揺すり、最後泣いてしまった
予想としては本人が部に働きかけて前向きになってくストーリーかと思ってたけど全然違った
まぁこの予想は「表参道高校合唱部!」を観てたからかもしれないけど
・かすみはなぜ牧村の事が好きなままなんだ!普通嫌いになるだろ!
ってか歌の素晴らしさ知って、誤解とはいえ馬鹿にしてくるような男、清々しいぐらいに嫌って欲しかった!
・湯の学の合唱観たら、うたに前向きになったのは良い
ただその前の「自己中な歌手」感が弱くて、変化の振れ幅が少なかった
・「本当は伴奏の子だって歌いたかったんだよ」が伏線になってるのかと思いきや全然回収してなくてがっかりした
最後のアンコール、伴奏無しで歌って皆の願いが叶った感じにしたらもっと感動するような気がした
・権藤の「川の流れを雄大にたたえた姿に感動した!」という台詞めっちゃ面白かった(?)
それ聞いてもっと高校生の等身大に近い歌を合唱してくれたら見やすかったかも
・かすみの中で物語が完結しちゃってて、他を巻き込むとかなかったのが気に入らなさの根源にあるかもな
全体的に役者がうまくて見応えがあった
夏帆、ゴリ、薬師丸ひろ子はもちろんだけど、ともさかりえが非常に良かった
2点/5点満点
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どうせ…と思って期待してなかったから、裏切られた感は無かった
ただただ成宮寛貴がかっこよかっただけ良かった
ただ疑問はたくさんありすぎる
・杉山博の本当の姿はAVに映っていた、より太った不細工な方でいいのか分からなかった
・玉木小百合=デブ女にラブレターを送ったのは一体誰なのか確信が持てなかった(勝手に栗野だと思ってたけど、最後スカウトしてるの観て違うんだと思った)
・智子の父親は本当に不眠症だったの?
・栗野は智子に何で会わないの?マネージャーやってたなら其の後連絡無いの不思議過ぎ
奥田英朗の小説は読んだ事無い(リア充臭がするから…)けど、映画だけじゃ余りにもお粗末だったので読みたいな
とにかく、こと映画に関して飽き性の自分が最後まで観られたのは良かった
こういう系で言ったら、以前観た「風俗行ったら人生変わったwww」なんかひどかったからね
あれも役者さんは悪くなかったんだけどね〜
と、まぁいいです
4点/5点満点
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ずっと観ようと思っていたので、やっと観れて大満足!!!
まず遣り手婆も楼主も遊女にあんなにペコりまくることがあるのか?
中梅楼は相当な大見世であったから、そして女郎たちの稼ぎが良かったから?
そもそも若汐、花魁って呼ばれるのはや過ぎだとも思った
周りの女郎に見せしめにする為にも、布団でくるまれて放置されるだけなんて有り得ない
あと小花がかさねにかかって使えなくなったら、鞍替えすると言っていたけど、買い取ってくれる見世もないだろうから普通は死に部屋放置だろうにな〜
と、少し遊郭の勉強してると疑問に思う事はあるけど、女たちの心情はかなり分かった
菊川が旦那をとられた女にお金貸しちゃうところとか、思わず「良い人過ぎ…」とため息つきました
けど、実際自分があの状況になって、完全に関係を切れるかって言われたら微妙だな
それを見て娼妓としてのプライドと人間としてのプライドのあり方を見詰めなおした若汐=紫
はじめあんなにうぶな感じで来てたのが、気づいたら身請けも断って遊女としての意地を張る程の「花魁」になりあがっていた紫
その成長をもう少し見たかったな〜
これは若汐からしたらショックだと思うな〜
自分も抱かれないコンプレックス抱えてた事あるからなんとなく理解した
けど、それを生業にしてる女性からしたらふざけんなくらいのもんだろうな
とにかくなんだかんだ言っても、若様は若汐の「処女性」を神聖視してたってこと
じゃなきゃ「身も心も娼婦に成り下がった」なんてひどい言い回ししないよね
そんな現実から目をそらして離れていったくせに、いざとなったら「身請けしたい」だなんて、都合良すぎるよね〜
断る若汐の気持ちも分かる
大火事になってもなおお互いを求め合う二人
なんとなくわかるんだよな〜
もう、前後の事考えず、ただただ目の前の人を手に入れたい!みたいな
そんで若様全然空想になんかに生きてないじゃん、現実のお春抱いてんじゃん…
これ本当最悪だよな〜
ここ見て若汐の堕ちた感感じた、あまりにも欲深すぎる
三加和屋に入れあげてるって聞いた時点で自分乗り換えられてる事気づこうよ…
すがりには行かないけど、若様と吉原への思いを切って次ぎにいくなんて事出来そうも無いなー
と、やはり遊郭のイメージの一つにはなったし、セックスの認識も柔らかく(?)なったし面白かったです
にしても「春をひさぐ」なんてかっこいい言い方、得してるのは買う側だけだよな
売る側としちゃ「セックスの代償として金もらう」ってことになんの代わりもないもん
あとやっぱり自分が思ってる程セックスなんて大したもんじゃないんだよなー
男の人はある程度越えてりゃ大抵の女性とセックス出来るもんなんだよなー
おやすみなさい。