2024-09-28

JING児童誌に掲載されていたから目立ってただけで、ジャンプ連載だったら中の上ぐらいの扱いで終わってたと思う

エッシャージェームズ・ボンドも知らないキッズ相手だったからやたらと評価されただけでしょ。

かに、幼少期に読んだJINGは強烈に印象に残っている。

ページを捲った直後に2ページ見開きで視覚効果バチバチと目に飛び込んでくるあの体験は、まさに稲妻に打たれたかの如く「俺は今凄いものを読んでいる」と感じさせるものがあったよ。

今、一通りの元ネタを知った状態で読めばそれらは「漫画の絵として上手に落とし込まれデフォルメ感覚に優れたパロディ」以上でも以下でもない事が分かる。

個性豊かで魅力的に感じたジンガール達はテンプレートを丁寧になぞって拵えられたステレオタイプヒロイン像達でしかない。

それぞれの街で繰り広げられる物語も基本となる類型をそのままなぞるかのようなものばかり。

子供でも読めるようにと柔らかく煮込まれ王道プロットカタログに、若干強めのスパイスを加えたような、入門的ダークファンタジーしかないわけだ。

5歳児~105歳児まで幅広く楽しめるであろうこのバランス感覚はとんでもなく優れていると言えるが、有効範囲を広げるために繰り返された去勢によりこの手の作品が持つべき角が大きく削れてしまっているのは否めない。

小中学生がこの漫画を大興奮で人に薦めるなら微笑ましいが、いい歳をした大人がやたらと評価しているのはインプリンティングによる影響が残り過ぎなのではないかと思ってしま

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