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2024-03-26

anond:20240326033440

こりゃ一番最初元増田の負けで増田が勝ちだわ

元増田の驕慢は最初から端々に滲み出てたけど、それを指摘しても本人には分からないんだろうね

慢があるから元増田の論が正しくないというわけではないけど、慢がある事に気付けないことで結果的にtypicalなスノビズム思考帰結してるんだと思う

2024-02-02

ギョーカイ残滓に関する注意喚起の発出

ネット言論的な事、ソーシャルメディアでの短文コメントなどでTV局、アパレルマーケティング広告電通などに関する議題で変なマウントじみた上から目線を感じることがないだろうか?例えば広告出稿の実務や電通業務範囲などの解説に「電通を判ってない」と漠然としたコメントが付いたりする事だ。

亦は例えば脚本家原作者トラブルに端を発した自殺に関して「己の近いところに着弾」などと書いて自殺クリエータナイーブを嗤うような文章だ。

実はこれらには「ギョーカイ」という30年前の知的スノビズム関係しており、現在のその全ての発言者はただのワナビーだ。故に無視するか嘲笑するのがいい。

 

だがギョーカイがどういうのか判らない人には判別が出来ないであうからギョーカイに就いてざっと解説したい。

 

80年代カルチャー誌が当時の若者を釣る為のコンテンツ総体ギョーカイ

1980年代大学生というのはまるで勉強しなかった。これは60年代に反権威主義全共闘世代大学の知の権威攻撃して教授講義尊敬解体してしまった事に由来する。その後反体制という態度も流行らなくなり、更には嘲笑嫌悪さえされるようになっていった。

だが大学権威は復活しなかった。この為に80年代になると大学レジャーランドとなり、特に文系学生教科書さえ買っていないという風になっていた。

 

更にここにプラザ合意という政治状況が追い打ちをかける。日本復興を遂げて70年代には経済規模が異常なほど膨れ上がっていた。アメリカベトナム戦争で、欧州の旧連合国諸国植民地独立による経済構造変化で苦しんでいた(除西独)のと対照的だ。

だが国民生活は然程裕福にはなっていなかった。また戦後の窮乏状態から贅沢を忌避する経済道徳があった。

プラザ合意でこれが一変する。これは円高誘導日本対米貿易黒字を削減する政策なので経済構造がそれまでの輸出産業優先のままだと立ち行かなくなってしまう。

そこでそれまで禁止されていた贅沢がお上お墨付きで推奨されるようになったのだ。国民経済道徳なんて政策で左右されるのである文化は決定因子ではない。

また円高によってそれまで贅沢品だった輸入品価格が下がる。当然購買意欲は刺激される。

この浮ついた好景気が加熱してストックバブルとなり、やがて弾けて失われた30年になったのは皆の知る通り。 

この景気加熱はレジャーランド化していた大学生にも影響を与えた。それまで国内アパレルメーカーが若者向けブランドを展開してそれらが人気を博していたが、海外ブランド志向が進み、遊びの高級化が進んだのだ。有名なのがディスコマハラジャジュリアナ東京であろう。マハラジャ運営会社はそれまで「並」のディスコ経営していたが、マハラジャで極端な高級志向ドレスコードチェック(アメカジとかは入場禁止で上から下までブランド必須)にしたところ大盛況となった。

 

だが大学生が高級志向になったのは自然出来事ではなく、当時のファッションカルチャー誌が誘導したのであった。

 

POPEYEホットドックプレスの例

こういう大学生に影響の大きかった雑誌マガジンハウス社のPOPEYE(以下ポパイ)と講談社ホットドックプレスが挙げられるが、この二つは性格が違った。ポパイが先行、ホットドックプレスが追走、イノベーター理論で言えばポパイアーリーアダプター志向ホットドックプレスマジョリティ志向という感じだ。

マガジンハウスファッションカルチャー専業だけあってイノベーター人脈があるから未来への提案という形で誌面が作れる。

一方、ホットドックプレスは大出版社なのでもっと安牌志向だ。あまり冒険すると滑る危険がある。

そして流行於いてマジョリティ相手にするという事は、アーリーマジョリティになれとけしかける事であり、故に強迫観念的になるのである大学デビューした若者ファッションや遊びを勉強しろと迫る性格を帯びる。

 

山田五郎氏はyoutubeの「オトナの教養講座」を運営して大変引き出しが多くて教養がある人物だ。同氏は同誌の80年代編集長であった。

教養人だが編集長時代マガジンハウスの後追いで背伸びしたい若者楽しいライフスタイル提供というよりも「これぐらいマスターしないとモテないぞ」とオブセッションを刺激して走らせる誌面を作っていた訳で、正直そこについては評価できない。

 

これはホットドックプレスが悪いというのではなくて、トレンドの後追いする方は強迫観念に訴えるようになるという例だ。

 

ギョーカイホイチョイプロとんねるず

そんな雑誌群でやたらと持ち上げられていたのがTV局、アパレル業、広告代理店という業種だ。

ホイチョイプロはこれらのブームが起きる前から広告代理店漫画を書いていたが、このブームに乗って多角展開するに至った。広告業の業務中で電通けが特別視されたり、変なマウント取る奴が現れたりするのはこのホイチョイプロの影響である

またとんねるずパワハラ芸とTV局の内輪ネタ若者の歓心を得て売れるようになった。

特に初期のパワハラ芸が有名だがこのパワハラ芸人同士のそれではなくてTV局での上下関係に限られるのがポイントだ。TV局内とスポンサーなどの上下関係ギョーカイなので売り物になったのである

 

ギョーカイ情況である

故にギョーカイというのは単にがTV局、アパレル業、広告代理店という業種を指すのではなくて、当時の風俗上の序列に裏打ちされたそれら業界という事が出来る。広告代理店業務特別視してマウントするという態度の背景には、輸入ブランド志向、高級ディスコVIPルーム、見せる為の彼/彼女ポストモダン思想という今では時代遅れの事物文脈がある。

一方、家庭を築いて建売とかと言った一般的価値観は外部化されていて入っていない。

 

身に沁み込んだレイトマジョリティへの強迫観念

先に述べたように流行の浸透期には強迫観念に訴える形の言説が商売になる。面白いものがあるよ、じゃなくて時代に遅れるな、だ。

これらはもう時代遅れだが、この強迫観念に訴える扇動効果は残っていて、広告TV局に関する事が話題になると、今でも「電通本質は違う」などという謎マウントが湧き出すという原因になっている。

特に地方在住者に顕著だ。広告への関係の仕方は様々あり、出稿する立場印刷を受注する立場看板屋など様々な立場人間ネットに書き込む。また電通業務のうち広告ではない部門人材派遣イベントプランニングなどに関する議題で書き込む人も居る。

それらに対して謎マウンティングしでいないではいられない人が現れるというのもネットの常だ。

これらの人は自分が参画しえない場所の話だったホイチョイプロなどのギョーカイ話を実業務での経験他者の含む)で上書き具体化するのに失敗し続け、レイトマジョリティ転落の強迫観念駆動され続けているのである

 

彼等の言い方は、「電通とは」など目前の具体的解説よりなどまるでその評価軸が高級だったり知的であるかのようで、事情を知らない人は騙されてしまうが、その実は時代遅れの流行追っかけの知ったかぶりしかないので、騙されないようにして貰いたい。

インターネット下さい」やソーカルコテンパンにされたポストモダンの亜種である

 

この辺の事情を知っていれば、「己の近い場所に着弾」とか原作者自殺をそのナイーブさ故と揶揄するAI画像投稿してTV局の事情通風を吹かす者が現れたとしても、その破廉恥さに憤るよりも前に、その者がオピニオンバラティに数回出ただけでドラマには関係してない事、職域が権利者との折衝と重ならないであろう事、出演回数的に業界風吹かしたい欲が最大化される地点である事、年齢的にギョーカイ特別視のレイトアダプター層である事、とんねるず世代などに着目し、地方バーで「業界出身の人」ってこういう感じだよなぁなど感慨に耽り、祇園精舎鐘の音が胸中に去来するはずである

またマナの力に長ける者であれば、AIに向かって「政権のブレーンとして官邸に出入していた事がある事は履歴的に自慢したくなりますよね?という建前を押し出し笑顔発言者の前で、現在相手にしている読者層がその政権へのドグマ批判を共有するので炎上評価低下を恐れて答えに窮し発言者善意の天然なのか悪意があるのかはかり兼ねて引きつった笑いを浮かべる男性」という詠唱により画像を得る事が出来る筈である

TVに出るようになった切っ掛けってそのブレーン抜擢ですよね」と発言を重ね掛けする画像でもう一枚行けそうである

 

いずれにしてもTV広告業などの話で具体性も無いのにウエメセマウンティングが発生したら、その実は以上のような事情背伸びしたい「追いかける人」であるので、良く知らんけど高級な知識っぽさに騙されないようにして欲しいものである

2023-12-13

「ダクソは攻略情報見ないで自力プレイすべきだよ」を信じたせいで俺の冒険はアノール・ロンドで終わる所だった

ここから先は封印されている。

そうか……じゃあ道を探さなきゃな!

世界中を巡った。

竜の渓谷を越えようとした。

ヤマタノオロチみたいのを倒そうともした。

とにかく全部の場所再確認した。

ロンドに行く道を見つけて答に辿り着いたと思った。

最初は泣きそうだった亡霊退治も気づけばお手の物だが、小ロンドの先に封印を解く鍵は見つからなかった。

でも鍵のかかった扉が見つかった。

それから必死に小ロンドの鍵を探し回ったもんだ。

鍵を見つけ……ただの通用口の鍵で謎解きには使えないことを知って愕然とした。

俺はもう絶望したよ。

もう無理だ。

アノール・ロンドに辿り着いてから数日が経っていた。

いい加減もう答を見よう!

ビックリしたよ。

なんだこれ。

こんなのノーヒントで分かるのか?

その場所に行ってみた。

「ここだ」の文字が光っていた。

俺はこれを前に見ていたんだ。

でも評価が低いから「ははーん、騙されてここを渡ろうとした奴はポリゴンのスキマにソウルを落っことすってわけだな?」と無視していたんだ。

なんだよこの道。

ヒントがないじゃん。

こういうのは誰かが言うべきだろ。

ゲーム外の人間じゃなくてゲーム内の信用できるNPCが。

なんで誰も教えてくれない?

こんなのもうスタッフも「まあぶっちゃけネット攻略本見るっしょ。困ったら」ぐらいに考えてんだろ。

見たよ。

悪かったな。

そうするしかねーじゃん。

ついでに人間性が無限に稼げるのかも確認したよ。

うんうん探索しきれてない場所があったらしいね俺は世界の全てなんて見てなかったね。

どうりでいつまで経っても床に落書き出来ないわけだ。

あいいやそんなのは知らん。

なんだこれ。

やっぱさ、仕事でも何でも「1時間全く進捗が出なくなったら人に聞け」なんだろうね。

攻略情報封印こそが正しいゲーマー仕草だなんて言葉はくだらないナルシシズムスノビズムに過ぎねえ。

どうしようもなくなったら攻略を見るべきなんだ。

俺は良くわかった。

困った時は人に聞くべきだ。

でもいきなり聞くんじゃなくて自分で考えるべきではある。

ただそれだけだ。

人に聞かないままで過ごすなんて人間性0の亡者で居続けるようなもんだ。

それが正しいやり方だと俺は思わない。

困ったら白霊にすがることを含めて世界デザインされている。

少なくとも人が作ったシステムってのはそうなってるんだよ。

2023-11-21

世俗って言葉神聖とかそういう概念対置されるものだと思ってる。聖書解釈とか信仰問題とかそういう宗教的ものに対して、社会問題や日々の労働、娯楽だとかいった実生活問題を包括する言葉。それこそバッハの曲が宗教楽曲世俗曲に大別されるみたいに。

でも世俗って言葉低俗だとか通俗的みたいなニュアンスで使う人が割といる気がする。「低俗」の筆頭たる酒ギャンブルセックス的なものをまとめるような言葉として、「高尚」だったり「生産的」だったり「有意義」なものの反対の概念として。

そんでそこには芸術学問を高尚とするようなスノビズムだったり、労働を善とする拝金思想だったり共同体主義とかがあって、「世俗的」なものとの間に優劣があるかのようなニュアンスを強めに感じる。

世俗って言葉で括るなら、ストゼロがぶ飲みするのもソープ行くのも大学研究するのも美術を嗜むのも刺客勉強するのも全部世俗的じゃねって思う。

もちろん文脈に応じた使い分けみたいなのはあるんだろうけど、その手の使い方をする人って例えば聖俗一致みたいな言葉ニュアンス掴めるんだろうかって思う。

実際おれも、宗教というものいまいち理解してなかった時はピンと来なかった。

宗教が、居やしない神様をダシに金を毟り取られるバカの盲信ではなく、謎や不条理に対して「正解」を用意してしまって納得を得るためのものであること。自然法則については科学がより蓋然性の高い推測を導くようになって神様の出番は無くなったけど、人間存在不条理規範についてそうはいかないみたいな、そういう……

2023-11-07

anond:20231107123823

スノビズムって中身や言及対象じゃなくて斜に構えて気取った姿勢のことだから

2023-09-08

この国に住んでると

頭のいい人たちは終始頭の悪い人たちに気遣い、遠慮し、そしてストレスを負わされる

紅白でクソみたいなジャニーズダンス見るとそう思う

更に傲慢怠惰白痴バカにされると

スノッブだの、スノビズムだの覚えたての言葉を使う。

スノッブというのはお前らのような怠惰傲慢で本当にどうしようもない白痴自己保身のために使っていい言葉では断じてない。

2023-06-30

名画の凄さって何よ?って言うと、歴史的位置けがスゴイんだという人もいれば、理屈抜きの迫力があるという人もいるらしい。

おれが超うっすら聞き齧った方法論に、作者の意図に基づいて作品に設定された目的を想定して、その達成の度合いをなるべく客観的吟味しつつ出来を評価するって考えもあるらしい。妥当といえば妥当な感じもするし、この理屈のもの自明さを考えれば果たして客観的と言えるのかとも思う。

そもそも美術って明確な目的を持つ道具でしかないのかよ。そんな割り切っちゃっていいのかよおれたちはよ、みたいな素朴なアレも感じる。

この間どっかで贋作展みたいなのがあったらしいけど、純粋に絵としてのスゴさなるものがあるなら、精巧な偽物をまじまじと眺めた時の感動は本物から得られるそれと変わらないはずだよねって思う。

それはそれでスノビズムから距離を置いて感覚的なものと向き合っている感じがするし、どこか誠実にすら思う。ただその光景に一切マヌケさを感じないかと言えば嘘になるし、この違和感が名画の名画たる所以へのヒントの一つかもしれない。

金という物差しを持ち込むのも無粋だけれど、純粋イラストのもの物質としての絵にだけ価値があるのならオリジナルコピー品も同じ値段がついてないとおかしいしね。

ただこれは名だたる画家が直々に絵の具を乗せたキャンバスという物質込みでの話で。更に周縁を捨象して、純粋視覚情報?にまで抽出した時、絵の価値を問うたらどうなってくるんだろう。

全然詳しくないけどNFTってこういう話をしてたりするんだろうか。

まあ素人がぱっと見でスゴイ作品だと思えるほどの何かを秘めているのなら、ゴッホだってもっと早く評価されてたでしょって思うよね。

素人が、とは言ったけど絵の専門家でもあんまり変わらないんじゃねって思う。

自分で絵を描いているから、沢山の絵を見てきたから正確な審美眼を持つ、というのは単に技術面における話に留まると思う。何を感じ取るかは鑑賞する主体問題、客体との関係性が噛んでくるから、単に絵が持つ特性だけでは語りきれないものになるだろうし。この絵はこの辺がこうだという叙事的なディスクリプションまではある程度客観に立てても、名画かどうかまで踏み込めば一個人の感想になってしまう訳で。

絵の技法歴史に詳しいから、真に感情を揺さぶる名画か否かのジャッジにも正当性があります。ってのは理屈としてあんまり成立してないよねって思う。これはおれが勝手に名画の要件を決めちゃってるけど、じゃあ誰が決めれば正当なんだよって話で。

ナイトホークスを見て「人をブチ殺して回りたいという作者の情熱を感じました」と思うのはズレてるかもしれんけど、孤独を感じるのと心安らぐ静けさを感じるのではどちらが正解とも言い切れんと思う。

素朴に良い作品だなと思えるか、そういう感覚的な部分以外で絵を語るのってなんか無粋な感じがしてあんま好きじゃない。言葉の先を期待してるからこそ言葉以外の媒体表現しているのだろうし。

でもそうなってくると自動生成の絵も人が描いたものと全く対等で、やたら時間をかける分人間の方がカスですって話にもなるのかもしれないな。今まさになってるのかもしれんけど。

そう考えると、おれは人の手のヌクモリティがさァ!と言いたいかもしれない。歴史を踏まえた斬新さとかにあんま興味ないけど。

カメラ写実主義とかで色々あった頃とかも新しい道を模索したんだろうし、今後も人が絵を描く事の意義というのは問われ続けていくんだろうか。

おれは別に絵を描かんけど、他人にどう言われようが本人にとって描く事に意味があると信じられるなら、それだけで価値がある事だと思う。その価値はその人だけのものだけど、人生なんて自分の信じる価値に従えるかどうかが全てだろうし。

そういうスタンスが好きという話であって、そこから出力された絵をつまんねーと思う事も当然あるだろうけどね。

2023-04-30

パルプ・フィクション:後半のボクサーの章からは割と面白かった。前半のチャプターが絡み始めるからかな。タランティーノらしい会話劇中心の前半と違って、物語が動いてエンタメとしての見せ場が増えたからかな。

タランティーノの家に転がり込むのがウケた。サミュエルLジャクソンの「弾が逸れたり、ペプシコークになったり、現象は何でもいい。自分の心の中で髪を感じたか問題だ」みたいな台詞はすごく共感した。宗教に限らず全ての信仰は納得と同義で、それは自分の内から発するもの問題から

世間でされてるほどの評価をこの作品のどこから受け取れば良いのかイマイチ分からんかった。繰り返し見て、うむ評価に違わぬ名作だ、なんてスノビズム趣味に浸りたいと思えるほどにはハマらなかった。

アフリカン・カンフーナチス出オチ最初10分が1番面白かった。格闘アクション映画への誠実さというか愛は感じた。

ビッグ・フィッシュ好青年ユアンマクレガーがかっこよかった。

いつものティムバートンらしい世界観ストレートな親子愛の塩梅が良い感じだった。という点ではシザーハンズに近いけれど、あちらよりもハマれた。

異世界の住人との触れ合い、分かり合える事、やはり住む世界が違う事を描いた悲恋は女好みっぽくて、色々あった親子関係を解きほぐして、果ては空想の素晴らしさをも肯定的に描いた本作は捻くれオタクにも輝かしく語り掛けてくるのかな。知らんけど。

これを作れる人間マーズアタックを撮っているのがウケる

2023-04-24

anond:20230421202421

こういう話、20年前の2chとかスラドとかならソシュールとかチョムスキーなんかの引用合戦になってたと思う。

なんていうか最近はてなってスノビズムが感じられない。

おまえらハッタショに指南してやるぜ的ドヤ顔のおじさんアドバイスにたくさんブクマついたりして気持ち悪い

2023-04-18

なぜ日本自称教養人が絶賛する「名作文学」はつまらないのか

実際、そういうものはつまらないし、彼らの信奉する文学理論時代遅れなのである

から世間で持て囃される「名作文学」とやらがつまらないと感じても、べつに「自分教養が無いせいだ」などと思う必要は無い。

たとえば、「父親殺し」という主題がある。

これは、フロイトドストエフスキーを論じた際に持ち出したものだ。が、これには全く根拠が無いし、今日まともな文学者でフロイトの論を支持する者はいない。

今猶、フロイト受け売りドストエフスキーを絶賛してる評論家とか、「父親殺し」の作品を作っちゃったりしてる作家こそ恥ずかしい。

まあ、要するにそういうのを支持してる連中こそが「名作を読んでる俺SUGEEE」っていうスノビズム権化みたいなもんであって、滅茶苦茶恥ずかしいってことだ。

2023-04-11

審美眼とか分かんねーよなー、スノビズムとの区別だって難しいよなーって話をすると、自分で作る側に立てば分かるよって言ってくる人がいる。言いたい事は分かる。それはそれとして、理屈での反論としては的外れなんだけど「そのように仰るきっと見事な審美眼をお持ちのあなたは、どれほど素晴らしい作品を生み出していらっしゃるので?」と聞きたくなる。

2023-01-02

新年早々、評判のぼっち・ざ・ろっく!を全話ぶっ続けで見てみた

面白い

世間で評判になったやつはどんなにスノビズムと罵られようとやっぱり一定面白い

こういうちょうどいいやつが他にもあったら教えて

2022-10-09

スノビズムつよつよ美大絵師親二人とも行員と聞いてなんか納得

2022-09-28

百科事典マイペディアスノッブ」の解説

スノッブ

社会的身分の高い人にへつらい,その人たちの真似をしたり,交際を求めたりするくせに,下のものには威張りちらす人物身分的な壁の厚かった近世近代英国において多く見られたところを,19世紀中葉,小説家サッカレー軽蔑して用いた言葉が定着し,〈俗物根性の持ち主〉の意味で使われるようになった。

→関連項目ビクトリア時代

精選版 日本国語大辞典スノッブ」の解説

スノッブ

〘名〙 (形動) (snob) 上品ぶったり、趣味を誇ったりして教養人を気どること。また、そのさまや、そのような態度をとる人。えせ紳士。〔新しき用語の泉(1921)〕

世界大百科事典 第2版「スノッブ」の解説

スノッブ【snob】

自分より社会的経済的に上の階層の人にあこがれ,そのまねをしたり,仲間入りをしたがる人〉を意味する英語。しばしば〈俗物〉とか〈紳士気取り〉と訳されているが,必ずしも正確とはいえない。このような態度や根性を〈スノバリーsnobbery〉という。〈スノビズムsnobbism〉という語もあるが,あまり用いられない。

2022-06-06

anond:20220606173000

ボカロ曲は全体的に厨二臭くて学生のうちくらいしかあのコミュニティには浸かれんと思うで

わざと調律しないケロケロ声はボコーダー的なもんだと思えば気にならんけどな、界隈を支配しとる厨二的スノビズムの方が致命的や

ワイが好きだったハジメテノオトとかミラクルペイントとかの頃はそんな曲ばかりじゃなかったんやけどな

いい年した大人普通に聞いて素直に好感抱けるようなもんではないんよ、いうなればストリートアートみたいなもんやし

2021-11-02

anond:20211101192844

エグゼクティブ」という表現は、違和感があるばかりでなく長ったらしい。

スノッブ」「スノビズム」と書くことをオススメする。

そうすりゃ、アメリカ政治史の一端にも触れられて何かと便利だ

2021-05-05

そういやフッってどうなったんだっけ

あのはてなーバカどもはバカの一つ覚えで文化ガーとかほざきやがるよな

すげえウザくて本当に今すぐ早く死んでほしいんだが

まあ本当に文化が好きなだけじゃなくて、

単に文化をダシにして優越感ゲームに浸ること、

相手を見下すマウンティングに使うこと、

自分こそが文化的に優れた高貴な存在なんだと悦に入りたいこと、

で、その割には全く中身が伴わないスッカスカのゴミしかないということ、

そもそも文化それ自体えげつない集約資本主義貴族趣味的金権社会が素地になっているということ、

絶対王政絶対権力文化の隆盛に密接不可分な関係が一つにあることを知らないということ、

まあ書き上げればきりがないな

こないだ読んだばかりの西太后にもあったけど、

おぞましいほどの収奪搾取構造による皇帝金権集中権力を恣にした西太后は、

しかし絢爛豪華な文化の爛熟にも寄与したという話。

で、ちょっとヤフコメtogetterで出てきたのが目につくと、

途端に猛烈に不愉快な気分が湧いてくるわけね

どうせ上述したようなバカの一つ覚えの穢らわしさしか持ち合わせないゴミが、

偉そうに文化を騙るだけでもクソ吐き気がしてくるのに、

その話題になっている内容で、本来だったら色々と検討すべき内容だと言うのに、

結論ありきに決まってるから

このクソ不愉快さが固定されるどころからさらなる穢れ悍ましさが増幅されることになるからもう吐き気がして見る気がしないわけね

―――そして、本来そこにあるべき有意義議論論点といったもの絶対にあるはずなのに、


―――――こいつらにその論点が「犯される」ということ。

これが恐らく俺の不快の強烈な根源なんじゃないかという気がする。



――例えば?


例えば平田オリザみたいなクソみたいな案件があるわけよ。

ゴミパワハラ、エセ人権スノッブ主義選民思想傲慢利権

これ一つ取ったって凄まじいほどの穢らわしい問題点が堆く積み上がっている。

そして搾取される側の構造芸能界はその特異点だったりするわけだが、

しか演劇とかあの手の業界構造的な問題はらんでいる。

最低賃金未満がザラとかそういうレベルじゃないでしょ。

実質的丁稚奉公構造で、アカやクソサヨの連中が舌なめずりしそうな強烈な搾取構造がある割に、

結局サヨってエセアカデミズムも蔓延している、

まあ戦前共産から連綿とあるあの勉強しか出来ないバカどもが自意識肥大化させて、

左翼的権力構造を構築するってのがあるけれど、

まあとにかくエセアカの体質があるから演劇文化界隈の搾取構造を平気で見落とすんだよね。


それからnoteであったあのボロボロのボロ雑巾状態にまでされた演劇界志望の40代女の例ね。

https://togetter.com/li/1696778


こんなゴミみたいな搾取構造放置しといてよくもまあ文化がどうのこうのと

また落語だって、本で読んだけど、まあ人の悪口を平気で言い合うような陰湿文化だよ

で、結局上で言ったけれど、不要不急と見られるようなスノビズムはあるわけだ

パトロネージ(笑)とか、言葉はいかにもおぞましくキモいが、

はてなゴミ連中自体がカネ・利権とは切っても切れないとわかってるわけだよ

パト(爆笑)なのに不要不急じゃない必須???ってなるわけだろどう考えても

チケットバカ高いしよ

youtubeでも見てろよ、って話だし、

そもそも文化芸術育成という観点からyoutubeみたいな仕組みはそもそもどうなんだって論点は当然あるんだが、

まあ馬鹿から何一つ考えられないだろう

本当に文化芸術のことを考えていればこうした論点は湯水の如く湧き出てくる

だがあのバカどもは穢らわしい自慰泥水を内輪で抱えて腐らせているだけ

いつも耐え難い腐臭の放つ泥水をバカの一つ覚えで撒き散らしているだけ

なんておぞましい連中だろ

でさ、スズキの話なんかも実際リアル現場の話として聞いたりして、

ああマジで金持ち道楽なんだなという感触がありありと手にとるようにわかるじゃない

…そう考えるとサヨク運動というのも似たような構図なのかもしれないな

宝塚の女なんかもどう考えても、ネットスラングで言えば実家が太い(笑)ってヤツだろ?

どうして誰も文句言わないんだろ

―――ああ、利権なのかもな。マジで

文化予算とかを、ああいう連中が食い物にしてるのかもな。

文部利権サヨクが牛耳ってたりしてるのと似た構図で。

フェミニズム利権もあるしなあ。

2021-05-03

尊いという言葉を使うときTPOを考えろ

オタク全般に言えることだが、腐女子に多い気もする。

話し相手が知らない作品キャラクターについて会話するとき、「尊い」を始めとした言語化サボりワードを使うな。

同好の士の間で共通理解を示すために「ヤバい尊い…」みたいな会話をするなら好きにしたらいい。それはギャルの使うようないわゆる「わかる~」という純粋共感を示すコミュニケーションだろうし、そうやってお前らはグルーミングしてるわけだから別にそれを邪魔しようとかは思わない。マジつまらなさそうだしそういうコミュニケーションはしたくないなとは思うけど。

だけどジャンル知らない人間とかそもそもオタクではない人間に対してそういうワードを使って会話しようとするな。聞いてるほうには、お前が対象に尊さを感じていることしか伝わらないので、それ以外のことは何が何だかからねえんだよ。感情を伝えるだけの発話が悪いわけではないが、それが続くとめちゃめちゃつまらないんだよね。なんなら「私がこう感じた」っていう内容は、単なるスノビズムしかならないからな。まあ聞いててうっとうしいんですわ。

もしそういうオタク会話をするときがあったら、キャラクターストーリー概要面白い/萌え/燃え等のポイントかいつまんで、わからない人でも共感できるようにわかやすく話してくれ。

要求しすぎ、って思うかもしれないけどコミュニケーションに慣れてる人や、人を小話で笑わせることに長けてる人はこれをほとんど無意識にやってるんで。ちゃんとそういう風にしてくれるとこっちも話を興味深く聞けて会話を展開できるのよ。

「ハァ…尊い…」って言われても「へえ、そうなんだー」としか返せねえんだわ。別に質問でその話題を掘っていってもいいんだけど、なんで誘い受けみたいな事させられてるのかちょっと腹立つから、会話のフックくらい用意してくれや。王侯貴族じゃねえんだからよ。

よろしくな!

2019-08-16

他人冷笑だという人間冷笑性の高さは異常

また、最近ネット論壇で俺は頭がいいってスノビズム全開の「論客」がいつものように増えているんだけどさ、

お前ら自分真実を知っていて相手真実をもてあそんでいるという冷笑マウンティングしてるだけじゃないか

ばっかじゃないの、ひとりひとりそれなりにもがいて生きてるんだよ。そしてそんな人間が集ってるのがまさにはてなだよはてな


大事なのはごはんのおいしさとときめきだっていってんだよ!

2018-09-29

嫌いなタイプ映画オタク

フェリーニアルトマンゴダールヴィスコンティが好きですとかいうやつ。

対話可能性が0なのは百歩譲るとして、大凡多くの人がするであろう映画体験から大きく外れた作品群の監督ばかりなのは何故だ?

スピルバーグが好きである必要はないがスコセッシとかロバートゼメキスとかデヴィットフィンチャーとかあるだろ。

そういう必ず通過したであろう諸作品無視するがごときスノビズムに怒りを覚える。

高尚ぶるな。

2018-06-17

六本木TSUTAYA暴言吐いてる人に書店員暴言を吐いてみる

現役の書店員だけど先日バズった六本木TSUTAYA暴言吐いてる人やその取り巻きがあまりにもアレなので暴言を吐きます



あのさ、本って一年で何冊出版されるか知ってる?「読書好き」を自称するんなら当然知ってるよなあ。

七万冊だよ。七万冊。

それを365日で割ると1日200冊弱の本が出版されるんだよ。なあ、これ、タイトル出版社著者内容その全てを把握できると思うか?それに加え既刊本もあるんだぜ?社割でいくら本を買おうが一人の人間に把握できる量じゃないんだよ。口頭でタイトルだけ伝えられても、表記もなにもわかんないの。今までお前が口頭でタイトルを伝えただけで書店員対応してくれてたんだとしたらそれは単に運が良かっただけだ。広い広い出版業界の観察範囲がその担当した書店員と偶然合致しただけ。

頼むから口頭でブワーッとタイトルだけ伝えてこっちが即座に対応できなかったらキレる前に、もう少しタイトルISBNを紙に書くとか考えてくれないかなあ。

あと残念だけど六本木TSUTAYAのように純粋書店としての機能以外を持つ書店って今後増えてくと思うぜ。

Amazonの登場で書店は半ば息の根を止められたような物なんだわ。「単に新刊買うだけだったらわざわざ書店に足を運ぶ必要ないなー」って書店員やってる俺も思うもん。「ほしい商品をすぐさま見つけて購入する」という利便性はどう足掻こうがリアル書店Amazonに勝てそうにない。

利便性では勝てそうにないならどうするか。その他の価値を自ら創出して生き残るしかないじゃないか

お前やお前の取り巻きが散々「オサレ()」と馬鹿しまくってるTSUTAYAの店作りも、その生き残り戦略の一つなんだよ。

ひとつ聞くけど、TSUTAYAに足を運んだ客がお洒落空間を味わいその雰囲気と気分の高揚の中で本を選んでお前らに何か迷惑かけたか?なぜ「意識高い系()」と自分とは異なる消費スタイルの客をそこまで嘲笑しまくる?なぜ自分とは解釈の異なる棚作りをしただけでそこまで発狂する?

お前らが嘲笑している六本木TSUTAYAに足を運んでいるその人達は、競合他社である俺達もほしくてほしくて堪らない、出版業界お金を落としてくれるご新規様なんだよ。なにをきっかけにしても良い。とにかく「書店に足を運んでくれる人」をどんどん増やしていかないと書店全体の未来はないの。

そんな貴重な新規客を嘲笑するオメーらみたいなスノビズム拗らせた排他的人間市場の縮小に拍車かけてんだよ。「書店とはかくあるべし」「読書とはかくあるべし」と勝手定義して業界私物化してんじゃねーよ。書店はお前らのための空間でもあるけどお前らのためだけの空間ではないんだわ。「全てのジャンルマニアが潰す」だとかなんだとか言ってた人いるよな。お前らまさに「業界を潰すマニア」そのものだぞ。

不毛な「暴言」なんて吐いてる暇があるんだったら他の書店に行ってどうかその店を買い支えてやってくれ。お前やその取り巻きTSUTAYAターゲット層ではないんだ。なにか本を買うんだったらダーウィンの「進化論」とかお勧めだよ。

2017-01-22

イギリスでの「君の名は」(今更だがネタバレ注意

残念だがそれほど人気がない。

俺は英国在住のおっさん年始ロンドンで見たが、そもそも上映している映画館が少ない。毎日上映している映画館ロンドンで2-3か所。860万人住んでいるのに。

月に数回上映がそのほかに数か所。以上。ザッツオール。公開後1月以上経過しているから減ったのだろう。

客の入りは5割くらいで、そのうち6割がイギリス人、4割は東洋人。中国人韓国人日本人

イギリスメディア君の名はを絶賛した、という記事は俺も見た。口コミサイト評価も見てみたが、非常に良い。

更には上映後のイギリス人の反応を観察してみたが、満足そうに見えた。

ゆえに入口でのハードルなのだろう。ただし内容について「感動」「ラブストーリー」というよりは「展開が早く引き込むストーリー性」「映像の綺麗さ」が評価されているように思う。

若者ラブストーリーである君の名は」がイギリスアジア圏のようなヒットにならない理由は以下のように推察している。

欧米ではおおむね共通ではないかと思う。

アニメ子供オタクのもの

今でも完全にそうです。宮崎アニメのように家族で見に行くならともかく、ラブストーリーアニメで見ようという発想は世間若者に全くないように思うし、他人に知られたら恥ずかしいことと思われる。

なお本作では奥寺先輩が煙草を吸ったり、瀧が酒を飲んだりするので12規制がかかっている。

・瀧と三葉は欧米人から見て魅力的か

作品にのめり込めるか、一番重要なのはこの点だと思う。瀧が三葉が男性として女性として魅力的に描かれているか

多くの日本人には、瀧はイケメン、三葉は高校時代は可愛く大人時代美人、という設定に異論はないと思う。

欧米人から見ると、経験に基づく推測だが、瀧も三葉も体が薄っぺらすぎる。

瀧は本人のときでもかなり「中性的」に寄っている。欧米人からジャニーズ中性的子供に見えるということと同じである

(3人組のうち)高木くらい男くさいほうがいい。イギリス人は瀧に対してこう言いたくなるだろう。「もっと肉を食え、ラグビーで体を鍛えて、女性を守れる男になれ、髪形もベリーショートリーゼントしろ」(適当

三葉は単純に子供に見えていると思われる。もっとグラマラスな魅力が出てこないとラブストーリー主人公という雰囲気が出てこない。シャイ性格マイナスだ。瀧の三葉くらい気が強いほうがウケる作品内でもそうだったが)。

イギリス人ラブストーリーは顔を0.3フィートくらいの距離まで近づけてロマンティックな言葉を囁きあう感じなので、瀧と三葉の恋愛動作は非常に幼く見える。こちらの高校生結構オトナである

山頂で出会うシーンもイギリス人なら、強くハグして、濃厚なキスをして、0.3フィートである(超適当)。名前を書きあっている場合ではない。出会って3秒でハグキス0.3フィートである高校生にそういう描写が許されているのかは知らない。

ラストシーンでいったん声をかけずにすれ違ってしまうシーンには、階段の一番下から大きく手を振って「Hey!!!, I think I met you sometime and somewhere!!!」と大声を出さないのか不思議であろう。奥ゆかしさは理解されてもそこから生じる感動は理解されないと思う。実際に泣いている人は少ししかいなかった。クライマックスの「すきだ」も字幕からね。手によくわからん文字が書いてあって字幕I love youちょっとねえ。

日本人おっさんである俺にとってどうだったかというと「超面白かった」。イギリス日本、機内の計3回も見てしまった。最初に見たのは機内だったが、中年おっさんうるうるしているのを見てCAさんはドン引きしていたことであろう。少し気になるのは日本での作品への「評論である。確かに整合性おかしいところは多い。私は3年のずれに気づかないことよりも、この広い宇宙隕石1200年周期で同じ場所を直撃することのほうが超天文学的確率というか、分母が10の何乗になるのか、そのほうがずっとありえないと思いながら見ていた。変電所の爆破は中部電力に連絡が行ってしまったので町を救ったからお咎めなしになるものではあるまい。ああい会社は融通をきかせるのが難しい。テッシ―の「髭剃れ」の話は収監されていたから?などとも思った。しかしながら、内容の整合性に難があってもそれ以上の魅力で引っ張ってくれれば私はそれでいいと思う。官僚銀行員のような減点主義映画を見てもつまらんでしょう、と個人的には思う。

キネマ旬報ベスト10がどういう選考基準なのかHPを見てもよくわからなかったが、アジアで数千万人を引き付けた映画よりも、日本映画だけでも10個も上位があったら、それって大ニュースなのではないかと思う。売れる映画と良い映画は違うというのは一部分かるが、それよりはもっと簡単説明できる言葉があるのではないかスノビズム大衆は見る目がない、ということだもの

同業の監督評論家の「売れる要素だけ詰め込んだ」とか「モチーフがありきたり」の批判に対しては、おっさんは長く生きているので、30年前の「ノルウェイの森騒動を思い出す。「100%純愛小説」と付けてクリスマスカラーで売り出した同書は「君の名は」と同様に爆発的に売れ、今ほど有名でなかった村上春樹スターダムに押し上げると同時に、評論家から「誰でもかける薄っぺら通俗小説」「ありきたりの三角関係」などの多くの批判が浴びせられ、その騒動村上春樹は心を痛めて日本を離れた。彼の作風にも影響が出てしまった(軽妙さが失われた)と思っている。

俗流日本論にはなってしまうが、やはり日本嫉妬文化根深い、と日本を離れて思う。

海監督が村上春樹級なのかは知らないが、売れれば批判する人たちがいるのは世の常なので、どうか気にせず頑張ってください。

2017-01-11

君の名は。」と「片隅に」の対立を避けろ

ちょっと明らかにやばい傾向になってる感じがしてる。

個人的にはキネマ旬報で取り上げられなかったのは別に過去作品を見ればおかしくはないと思ってるし。

良く言えば売上をきにしない、悪く言えばスノビズム的な逆張りランキングなのは結構知られてるし。


ただ、キネマ旬報を取り上げたcinematodayなどが「君の名は。は圏外」とわざわざ表題につけたりしてちょっと対立を煽ってる。

また、それを利用してアフィブログ対立を煽ってる感じがある。※これは片隅を挙げて君の名は。を落とすブログと逆のブログ両方がある


特に国内批評家の間で「君の名は。」が嫌われてるのも閉鎖的で互助的な見方をされてちょっと反感持ってる人が増え始めてる。

そしてこの世界の片隅に国内、「君の名は。」が海外評価されるというあまりにもできすぎな状況が揃ってたりしててこのまま行くとゲハ的なこじれた状況が映画界に生まれ可能性すら考えてる。

そしてそういうヘイト増幅状況に入り始めてるのを評論家一般大衆もあまり気づいていない。

ちょっとやばいンゴ。

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