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はてなキーワード: ほぼイコールとは

2021-04-04

anond:20210403233714

そもそもこの手の話に出てくる「公共性」というのはほぼイコールで「道徳性」「倫理性」と結ばれてしまものなので……

 

既存保守的価値観による道徳フェミニズム価値観による道徳かに違いだけでやってることは同じという(正確に言えば後者はそれを社会スタンダードとするためにもやってることではあるけれども)。

2021-02-03

太田光マスク会食をバカにしていたことを反省していたって記事、あれはなんだかブコメでは好意的に受け止められていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cef26de56983491d69670b563c4297cdca867925

一方で、政治家の会食は何が何でも駄目って感じになっている。もしかしたらマスク会食していたかもしれないのに。

まあマスク会食ではないと思うけど。

なんでもかんでも会食というだけで形態に関わらず批判するのは、外食批判することとほぼイコールになっていて、外食産業ではないけど自粛で割りを食っている自分としては正直嫌な気分になる。

立憲民主党あたりはマスク会食してみた動画とか上げてみたらどうかと思う。立憲民主党でなくて維新がやったらはてなでは批判一辺倒になりそうだから立憲にやってほしい。

マスク会食だって出来るんだってことを示す人がいてもいいと思うし、冒頭の太田光インタビュー記事好意的に受け入れるのであればマスク会食出来るんだって見せることは意義があると思う。

2020-11-23

62歳の女性と、ってエントリ読んで思ったこ

今、不妊治療してるんだけど自分AMHが低い。閉経が近いという事だ。年齢平均からもかなり低いようだ。

私達夫婦はかなりの晩婚で、夫婦生活妊活ほぼイコールだ。

夫はかなり元気だが、私はそれほどでもない。今は妊活のためにと週に2回は営みがあるが、閉経してしまったらどうなるんだろう。そういう行為はあまりにも無意味な気がして、すっかりやる気なくなりそう。と思ってしまう。

それとなく夫に聞いてみたところ、コミュニケーションから(なくなる事はない)という回答だった。でも自分の方はどうだろう。今でさえせいぜい月1・2程度のやる気が完全に苦痛労働になってしまうのでは、と不安気持ちでいる。

件の記事の62歳の女性のように、自分にも性欲が残って欲しいと思う。夫に欲求があるうちは。

2020-11-12

男は男同士でケアすればいい論はクソ

男は自殺率が女より高いという話から「男はコミュ障強がりストレスを溜め込むからね。でもワタクシはママじゃないし男のストレスは男で解消してね♡」というクソみてえな主張が最近目立って来たので書く。

男性自殺率有意に高いのはコミュニケーションが下手とかそんな話ではなく(だいたい下手なんじゃなくてプロトコルが違うだけだろ)、受けているストレスの量が多い≒背負っている責任が重いせいだ。男性自殺の原因トップ経済的な困窮であり、それは友達と話をしたところでそいつ連帯保証人サインをしてくれない限りストレッサーから逃れる術はない。

日本社会は未だにジェンダーの縛りが非常に重い。扶養控除なんて制度もそうだし、親権母親に無条件に寄るのもそうだし、医学部女子に対する入試差別職場での男女雇用の不均等…あらゆる場所で昔からある「男は仕事、女は家庭」が幅を効かせている。

社会の主役は男性であり、女性は家庭や私的空間を守るためのもの、というのは建前としては消滅したが、未だにあちこち実在している。

この点については男性女性も概ね合意が取れると思う。男女差別存在しないなどと思っている奴はほとんど居るまい。

さて、そうした男性特権の向こう側には特権に比例した責任が発生する。中世貴族であれば権威継承する者として、共産主義国ではブルジョアを打倒する模範的同志として、そして資本主義国としては経済主体としての責務を自動的に背負う。資本主義国で生まれ男子は、程度の差こそあれ「自分今日の糧を食いつなぐ」という理由と並行して「国家構成員の責務」として金を稼ぐことを求められる。女子は、差別によってこの社会責任から排除されているのでこれを背負うことはない(多少解消されつつある現代的に言えば「少しは背負っている」が)。

ここで「男ってバカね、意地なんて張らずにそんなの捨てちゃえばいいのに」なんて思った人間も居るかも知れないが、国家がそのイデオロギーを維持しているのはどこかのハンコついた文書に書いてあるからではなく、常に社会構成員の大多数がそのイデオロギー実践しているからであり、それが維持されない、誰もが気軽に社会責任をポイしちゃう国家はその国体が維持できない(ナウルみたいになっちゃうぞ)。気軽に捨てちゃえばいいなどと言ってのけるのは、それこそ責任を持たない者の発言である

まり資本主義イデオロギーからの圧があり、男子は絶えずその圧に晒されている。そしてイデオロギーのもの否定することは不可能(本当は可能ではあるが…今の所資本主義よりうまく行ったイデオロギーがない)で、プレッシャーから逃れる術はない。立身出世しなければならない。大人になったのに親に食わせてもらうことは恥だ。子供部屋おじさん。勝ち組負け組…そんな言葉が未だに現代に漂うのはこうした圧力実在することの証左である

翻って女子の方は、差別によって権限剥奪されているので社会的な責任が薄い。出世しなくても馬鹿にされないし(させないのだから当然である)、本人が無職を望んでも多方面からちゃごちゃ言われない(ごちゃごちゃ言われるのは逆のバリキャリとして生きるときだ)。親に扶養されてて情けないと言われることもないし子供部屋おばさんなんて言葉もない。逆に家庭に対しては男子より多くの責任を負わされ、子供の面倒(母乳信仰など最たるものだろう)や地域コミュニティ行事など多くを強制させられるのだが。

この権限責任の差によって男子は敗北が許されず、弱音を吐くことが認められにくい。責任を果たすために特権を得たのだから負けてはならないし、負けたら資本主義イデオロギー実践者としてはもう後がない。実際には福祉がありそこに落ち着くが、資本主義イデオロギー強いアメリカ福祉アカ扱いする性質があるように、福祉の世話になることはほぼイコール資本主義社会責任から降りる事を指すので、圧を受け続けた人間ほどここで死を選んでしま可能性がグンと上がるのは想像に難くない。こうして経済的困窮による自殺男性に寄る。

フェミニズム運動とはこうした性差別排除し、社会進出し、女性強制させらた役割にNoを突きつけ、男性けが得られた特権女性にも等しく分配させるための闘争である

よって、男性から回収した権利には当然責任が伴う。男と同じく、資本主義無限競争へと身を置く責務である社会進出とはつまりはこういうことであるし、少なくとも初期のフェミニズムウーマン・リブ運動においては責任ごと請け負う気で女性たちは動いていたと思われる。

少し前に「フェミニストだけど彼氏に養ってもらいたい」といった大学生記事が出ていたが、とんでもないことである。それは「5000兆円欲しい!!」とかと同義で、お前今まで大学で何勉強しとったんや、教授もうんうん言ってる場合じゃねーぞ、と思ったものだ。

遡って表題の話をするが、こうした権限移譲によって男が抱えて離さなもの…そして背負わされているものを女も手にするということは、奪われたものを取り返す事であると同時に、一つのものを両者で分け合って背負うということでもある。つまり男性自殺率が高いという話に対してフェミニズム的にすべき話は「こっちも働いてやるから権限をよこせ」であり「男性のことはアテクシは知りませんわよ」などという態度を取るということは、結局のところ未だに自分社会中央でなく、主たる責任はどこかの誰かの男性がやってくれるという態度そのものであり、フェミニズムから最も遠いあり方である




余談であるが、自殺数の男女差でなくそもそも絶対数他国より多く、過労死がそのまま英語になっている不名誉な現状については上記ジェンダー論ではなく労働問題レイヤーであるジェンダーは受ける責任というベクトルを決定付けるもので、その方向に従って加圧されるパワーは純粋労働量に依存する。そもそも我が国の働きすぎ問題がマシになっていれば、比率はともかく絶対数として死んでいる人間の数は減っていたであろうことは自明である個人的には、女性が男と同じく過労死するほど働くよりは、男女がそれぞれほどほどに働く未来を夢見たい。

2020-11-05

anond:20201105152922

一連のツリーの中には自分発言でないものも含まれている気もするが…(増田において一貫して1対1で議論することは難しい)

自分は「ターゲット層を名乗るもの」という言い方にこそあなた主観が入っているのでは?と最初は考えたが、「ターゲット層だと嘘をついている人がいないとは言い切れない」という考えに納得し「ターゲット層を名乗るもの」という言い方も妥当であると思った

しかし今回の件ではタイツという商品特性上、「ターゲット層を名乗るもの」はほぼイコールターゲット層なので、一番最初の「ターゲット層が」と言い切った言葉自分卑劣とは思わない、という話だ

anond:20201105151417

そうだな。「ターゲット層を名乗るもの」という表現妥当だろうが妥当じゃなかろうが、今回の件ではタイツという商品特性上、ターゲット層を名乗るものほぼイコールターゲット層なので、結局「ターゲット層を名乗るものからたくさんクレームがきて広告を取り下げた」という表現であっても何もおかし出来事じゃないな

2020-10-25

anond:20201025175123

横だが

そりゃそうだろう

ただ労働者全体で4割が非正規雇用なのは正直言ってほぼマズイね

5割になったら男女比とほぼイコール

2020-10-22

KKOの救われなさと、男メンヘラの救われなさ、ってほぼイコールだよね・・・

なお女メンヘラには「そんな私でも支えてくれる彼君が」

2020-09-02

anond:20200902205214

天変地異が起きて人類平均寿命40歳くらいに縮んだ結果、ちんたら教育してる暇はなくなり成人年齢と第二次性徴年齢がほぼイコールになったりとか

逆に技術進歩して平均寿命150歳になったら学ばなきゃいけないことも爆発的に増えて、義務教育期間が大幅に伸び成人年齢が30歳になったりとか

いくらでもパターンはありそう

2020-08-31

安倍ちゃん総括するする

さて、お行儀の良い総括は普通ネットに任せるとしてせっかくの匿名なんで恨み妬みヘイト差別陰謀論盛りモリの纏めをしたいと思う。はてなさん増田ID流出だけは勘弁よ(^^;∧。

安倍ちゃんは第96代内閣総理大臣になって自慰表明した訳ですが、彼はどういう人物だったのかというと中身が無く軽くその割には飾りが大きいので神輿としてとても担ぎやすい上に担いでおいしかったのだろうなと。中身が無いとはどういうことかという、これといった信念が彼には無いのである。あったとしても日本を取り戻すとかよりよい日本にするとかかなり抽象的でそこから具体性を伴った話にbreak down出来ないのである。信念が無いか他人と衝突も起きにくい。調整役としては良いかもしれんがリーダーとしては不適であるハンドル握っている人間が周りから何か言われる度にハンドル切ってたら車は右往左往してしまい悪いとスピンして走行不能になってしまうからである。信念が無いので担いだら担いだ方向に進んでくれるので担ぐ方はとてもやりやすいであろう。これが石破ちゃん国防について彼と違う方向に担ごうとしたら衝突するからとても担ぎにくい。まあ本当は衝突して妥当結論を出すのが民主主義的と言えるんだが。

あと安倍ちゃんととても頭が悪い頭が悪いとは、難しい事を理解したり沢山の事を覚えるのが大変に不得意であるという事で、判りやすく言うと学業の成績が悪い。これは彼の学歴が他の歴代総理大臣と比べて恐ろしく低い。他はトップクラス大学入学している(あのルーピー鳩山東大でっせ)のに彼は成蹊大学でそれ成蹊小学校からエスカレーターである学歴けがその人間の全てでは無いが、やっぱコイツ馬鹿やで。まあ学歴の話をすると顔真っ赤にしてアレルギー反応する馬鹿が出てくると思うが(俺はそういう奴の顔の赤さを見て美しい夕日を思い浮かべる教養人です)、社会に出ると学歴ってやっぱ残酷だなって思う。閑話休題。そうじゃなくても、コイツ原稿を読む時じゃない時(コレは周りも判ってるのかそういう機会を減らしてたみたいだけどさ)、つまり野次とかつい興奮してでた言葉からそう感じられるんだわ。あ、こいつさては頭悪いなってさ。この頭の悪さは担ぐ方としては有利に働いくんだわな。だって吹き込めるんだもん。普通に考えればおかしいとか怪しいってなる話をコイツは自信満々に語るんだからそりゃ担ぎたいやつはイージーゲームやな。

でも馬鹿なだけだと世の中ゴマンと居るんだけど、そこいらの馬の骨とは違うのはコイツ権力者なんよな。政治家一族首相になった人も居るんで血筋として権力を持ってるんだから軽く担いでおこぼれ貰えるだからそりゃ担ぐよ担ぐ。

安倍ちゃん明確に頭が悪いのに何で自民党総裁になったんか疑問だったんよ。普通さ、組織リーダーってリーダーとしてふさわしい人物、つまり組織として良い方向に導ける手腕とか能力を持ってる人を選ぶぢゃん?けど周りの人間判ってるよね?安倍ちゃん馬鹿だって。それなのになんで選ぶんだろうって思ったんだけど、そりゃこんなに軽くて担ぎやす神輿なのにそのおこぼれがスゴい貰えるんだもんな。自民党としてひいては日本の為に良い人じゃなくて自分個人利益になる人を選ぶ、そういう人も居るもんねしょうが無いよね。

多分な、安倍ちゃんな悪意は無いんだと思うんよ。ここで言う悪意って「俺は悪い事をしている」って意識かな。全部善意、つまり「コレは良いことである」と思って行動してるんだと思うよ。いやジーマーで。周りの人に便宜を図ったりすることも出来るいい人の可能性も高いと思う。タだね、安倍ちゃん馬鹿なんよ。馬鹿から自分がやってる行動がどういう結果になるんか判らないんじゃよね。それでどうなったかって結果も担いでる連中は悪い面はかくして見せないし、良い面だけ見せたりそもそも嘘で良い結果だと言ってたりするんだろうね。多分、共産党とか一部の連中は外国スパイ日本の敵だってのも吹き込まれてると思う。そして安倍ちゃんそれ信じちゃう馬鹿から。うーん。Keiserens nye klader DANE。

しかし、安倍ちゃん本当に保守ではないよねえ。ここで言う保守というのは「従来から伝統・習慣・制度社会組織・考え方などを尊重」するってやつで、「保守」と呼称だけはされてる集団とはまた違うやつね。保守だったら流石にウン十年に一度の改元イベントに嫁にあん面白ドレス着させねえだろ。その時の原稿キッチリ読めないつまり事前に練習してないみたいだし。憲法改正だってしようとするその行動は保守と逆だろ?かと言ってリベラルとも違くて、自分が感じてるのはノンポリ?まあその辺前述の信念が無いのと一緒で、結局は担がれて動いてるようにしか見えないんだよな。

経済面自民党はどちらかというと緊縮なのに安倍ちゃん金融緩和をしていて、ここは安倍ちゃん批判多いはてブでも評価している人は結構居る。ここも自分は前述の担がれているって話だと思っていて、つまりはオトモダチの大企業の連中に儲けさせる為にやってるだけで庶民の事まで頭回ってないんだと思うのよ。何故かって、法人税下げて消費税上げてんだもんな。あと儲かった企業労働者給料を上げる施策をぜーんぜんやらんもんな(オネガイはしたけどな)。トリクルダウンは一面では正しいのだけど、上側のグラスからこぼれるように税制なら規制なりを政治で整えないと、上側のグラスが無限に大きくなったり他に移すだけだからね。結局ココも担がれて動いてオトモダチ(安倍ちゃんの残念な脳ミソからすると国民全体)の為に善意で動いているってコトなんよね。

憲法改正は悲願だったらしいけど、キミタチ安倍ちゃん憲法を「どう」変えようとしてたかオボエテルかい自衛隊の明記?せやなそもそも憲法改正とはなんぞや。憲法改正とは手段であり、つまり日本という国の仕組みを変える事で国民生活・行動を変える・変わるということである。けど、今まで安倍ちゃん「国がどう変わる」「国民の何が変わる」ってレベル説明あったっけ?「憲法改正」まではしょっちゅう聞くんだけどさ。大事なのは憲法改正」という方法を使って「何をどう変える」が重要じゃん?けどそれを言わないんだよね安倍ちゃんは。ナンナノカナー?ドウシテナノカナー?

総理大臣連続任期間が最長になった話。そりゃ今まで自民党総裁ほぼイコール総理大臣)の三選連続禁止してたのに、手前の罪人(在任の間違い)期間にその禁止を解いたのだからそりゃ長くなるに決まってんじゃん。というか三選連続禁止してた理由とか考えるとそんなに名誉じゃなくねー?というか自分としては消費税上げないと言って選挙で勝ったくせに最後には消費税上げる法案OK出した民主党野田ぴょん)もクソだけど、(党則だから連続三選は無い前提で総裁になったのにそれを自分の在任期間に変えて再任するのも同様にクソわよ。間違えたお排泄物ですわよッッ!!。

まー安倍ちゃんは今まで散々語ってきた理由を考えると希有な人物だったのは確かだと思うのよね、佐川さんとか法務大臣の森さんとか普通の人は嘘ついたり矛盾してる事を言う時はどうしても言葉に詰まったりするんだけど、安倍ちゃん真剣にそう思い込んだり矛盾に気付けなくて堂々と言えちゃうからね。今後はどうなって行くんかね。首相は辞めるけど裏から実質的に同じようにやっていくのか終わってしまうのか、終わってしまうと今まで担いでた連中はどうするのか他の軽い神輿を探すのか。誰か居るのかこんな希有な人物小泉シンジロウあたり?行ける?

2020-07-08

anond:20200708202012

格安SIMを契約できない人口ほぼイコールから

うかつに外でクレカを持ってない人はうんぬんを言わないほうがいいと思います

2020-01-24

anond:20200124100348

コロナウィルスって「風邪」とほぼイコールのやつなんだぜ。

風邪の死亡率が高い奴が今回の問題となっているようなの。んで、そのコロナウィルスは割とパワーアップやすいらしいので、今の致死率3%位の奴から急に致死率50%位の風邪グレードアップしたりするらしい。

その流行やす風邪が致死率upしやすいってヤバいよな、という問題よな。

2019-10-29

anond:20191029133940

まず、1950年代1970年代を通してみると、日本シリーズはセ19勝(うち巨人15勝)パ11である

このセ・リーグ優位は「巨人の優位」とほぼイコールである

パに指名打者DH制度が導入されたのが、V9終了後まもなくの1975年である

ただし巨人が勝てなくなったのは、V9メンバー高齢化もさりながら、

1965年ドラフト導入により新戦力を思うように補充することが難しくなったからだろう。

とはいえその後も巨人セ・リーグ盟主としてコンスタントリーグ優勝していくのだが)

指名打者DH)…投手の代わりに打席に立つ打撃専門の選手のこと。一般投手バッティングが良くないので、DH制を導入すると打線が強力になる。

1980年代1990年代巨人と入れ替わるように西武黄金時代を築き上げるが、

この西武の強さは「寝業師」と呼ばれた根本陸夫が主導した、有望選手の強引な囲い込みによると言われる。

また、1980年代前半の広島黄金期、1990年代後半のヤクルト黄金期などもあり、

1980年代1990年代を通して見ると、日本シリーズはセ10勝パ10勝(うち西武8勝)で意外に拮抗している。

根本陸夫1992年西武を退団してダイエーへ移ったこと、

西武の囲い込みへの批判から1993年に「逆指名制度」が導入されたことなどがあり、

1990年代後半から西武は弱体化、代わってダイエーが台頭していった。

逆指名制度…のちに自由獲得枠→希望入団枠と変遷。1球団2名にかぎり、大学生社会人アマ選手自分希望するプロ球団入団できる制度。それ以前は、有望な選手親会社入社させて囲い込み、あとからドラフト外で獲得するなどの裏技が(主に西武で)横行していた。

2000年代日本シリーズは、やはりセ5勝パ5勝で同数であり、また特定球団の連覇もない。

2000年代中盤には「交流戦」「クライマックスシリーズ」「希望入団撤廃」「育成選手導入」と大きな変化があった。

逆指名制度を使って戦力を確保していた巨人ダイエーなどの球団が打撃を受けたとされる。

(ついでに2004年ダイエーソフトバンクに変わっていったん弱体化した)

また交流戦パ・リーグ優位であるものの、勝敗数でそれほど差がついているわけでもない。

希望入団撤廃逆指名および自由獲得枠・希望入団枠では、高い契約金を出せてブランド力もある人気球団に、有望な大学生選手が集中したこと問題視された。さらに、有力選手指名してもらおうと裏金が横行し、それが発覚したために希望入団枠は廃止された。

育成選手…若手の育成を目的に「一軍の試合には出場できないが球団所属できる選手」の枠を設けたもの。それ以前の似た制度には「練習生」があったが、有望な選手練習生として雇って囲いこむ裏技が(主に西武で)横行していたので廃止された。

2010年代ソフトバンク黄金である

日本シリーズはセ1勝パ9勝(うちソフトバンク6勝)とパ・リーグ圧勝している。

交流戦勝敗数で差が付くようになったのも2010年以降にソフトバンクが台頭してからである

以上から考えると、パ・リーグ優位の原因としてDH制度を挙げるには、その導入があまりにも古い。

明確にパ・リーグが優位となったのは2010年代のこと。

その原因としては、2000年代中盤から「きちんと選手を育てねば勝てない」ようになったことで、

豊富資金により育成環境を整備したソフトバンクが頭一つ抜けることとなったため、という説明妥当だと思う。

もうひとつ思い当たるのはトレーニング進化である

昔と比べると、現在選手は軒並み筋力が上がり、球速も遥かに増している。

選手の育成に力を入れ、トレーニングを充実させるようになったことで、

「パワーで押すピッチャー」や「パンチ力のある下位打者」の増加につながり、

それが「DH制度」や「広い球場」といったパ・リーグの要素と半ば偶発的にマッチしたのではないか

とはいえ10年程度ではいかようにもトレンドは変わりうる。

すべてをDH制度のせいにするなど短絡的な考えに飛びつかず、

今後の変化を長い目で見ていきたい。

2019-10-16

anond:20191016112538

ロリ巨乳とはまた違うような気がするけど、今はほぼイコールになってそう

2019-03-27

anond:20190327123002

例えば学校クラス一つから排除されるだけで、いじめられっ子からしたら「社会全体から排除」とほぼイコール

君みたいなのにも分かりやすく書いてやると、「所属する社会から排除」ね

クラス1つから排除されるような意見って、そうとうヤバいと思うよ。

1クラス40人くらいいるのニ、39人全員からダメって。

しかも、全体とは関係なく、本当に1対1で話し合っているのに全員から逃げられるって相当ヤバイ

人に一切合わせることをしないような人であり、暴論を言い続けたり、

人の物を奪ったりとか常識が異常に無い限りそんなことにはならないよ。

anond:20190327122718

なんで個人個人なのに、社会全体から排除されるの?

何億も人がいるのに、その人達と一生かけてかかわりあえるとでも思ってんの?バカだな。

個人にとっての「社会」が「全人類」とイコールなわけないだろ。

例えば学校クラス一つから排除されるだけで、いじめられっ子からしたら「社会全体から排除」とほぼイコール

君みたいなのにも分かりやすく書いてやると、「所属する社会から排除」ね

2019-02-26

韓国における右翼左翼

この間、知人でいわゆる嫌韓を主張してる人と話していて愕然としたんだが、日本韓国右翼左翼区別がついていなかったんだよな。ちょっとびっくりしたんだ。

文在寅政権は、これはまあ日本から見ても韓国から見ても左翼ということになるのだろうけれど、韓国左翼とされる理由は「リベラルから」ではない。韓国における「左翼」というのは、ほぼイコール親北」なのね。そして韓国における「左翼」の主張は、日本人が思うよりもかなりキナ臭い。なにせ、

南北統一されれば、我が国核保有国になるのだ!」

とか言うからね。こういう人々だから仮想敵国としての北朝鮮位置を変えるために、他の仮想敵を据える位のことは平気でやるわけなのですよ。

じゃあ右派が良いのか、というと、そんなこともない。韓国における右派は軍や警察OBなんか……おそらく全斗煥政権辺りまでバリバリやっていたような人々。熱心だが、高齢の人が少なくない。丁度日本における「アベガー」と叫ぶ人々が高齢なのにちょっと似ているかもしれない。

日本では右翼代名詞は「民族派」って位で、民族主義的な意見は右から出てくるものだよな。けれど、韓国では民族主義ってのはむしろ左翼が主張する。だから、この辺りの違いが共通認識になっていないと話が通じなくなるわけ。面倒くせぇと思いつつ説明したのを思い出しつつ、ここにも書いておくことにしよう……でも皆これ位知ってるよなあ。アイツよっぽどのバカなのかなあ。

2019-02-15

anond:20190215004439

ちょいブスとちょい美人ほぼイコールだよ。なぜならちょいブスは、ちょっとだけブスなだけ。すなわちそのちょっとの部分を除けば美人だということ。おわかり?

2019-01-02

はてなーはこの事実を直視すべき

マジでこれやわ。

はてなは今や日本屈指の情弱サイト

個人相手取って考えてもツイッターフェイスブック情報食い散らかしてRTしまくってる奴の方が耳が早いまである情報横断系としてはかなり遅い部類。

なんでかっていうと他のSNSと比べて動き出しにラグが有るから

たとえばツイッターでは誰か有名な人がRTしたらその瞬間からその情報は皆知ってる状態になる。

でもはてブでは誰かがブクマを作ってそれが伸び始めてそれでようやくホッテントリにあがってそこでやっと爆発しだす。

ホット話題が出てからホッテントリに上がるまでの数十分~数時間はほぼ沈黙してるけど、その間に5chやツイッターでは既に盛んな議論が行われている。

とにかく遅い。

遅い上に100文字制限邪魔して議論もロクに行えない。

誰かがブログ増田更新してくれて、それがちゃんと伸びてようやく議論が少しは出来るかも知れないっていうレベル

でもその頃には新聞社雑誌もっと丁寧な議論を進めているから、ここでもまた遅れを取ってる。

とにかく何もかもが遅くて周回遅れ。

周回遅れの状態から斜めにぶった切った話題を投げつける能力は0にはなってないけど、それだって他の分野に比べて勝っているとは言い切れない。

今のはてなブックマーク・はてなブログアノニマスダイアリーといった界隈はネットにおける戦闘力ほぼイコールである情報の速度と正確さと密度の全てにおいて極めて脆弱になってきてる。

かつての栄光を取り戻す日を待ちわびる段階。

ルネッサンスが来る前の暗黒中世が今のはてな

この事実を改めて噛み締めて少しはその情強ぶった態度を改めるべき。

2018-11-14

[]ボヘミアン・ラプソディ

ボヘミアン・ラプソディ』を見てきたので感想。いつものごとくネタバレ気にしてないのでネタバレ嫌な人は回避推奨。あらすじ解説とかもやる気ないので見た人向けですぞ

総評

すごいぞなんと140点。点数の基準は「上映時間映画料金を払ったコストに対して満足であるなら100点」。なんでサントラ買いたいくらいには良かったです。

ただその一方で実はこの映画感想を書くつもりは当初なくて、というのも自分クイーンリアルタイム応援してたファンではないからなんですよね。もちろん日本人普通に暮らしていればCMやら飲食店の店内楽曲クイーンの曲は耳にしてるし聞けば、あああれね! くらいのことは言えるんだけど。

でもどうせファンの人がたくさんレビューを書くと思ってたんで自分が書く必要はねえでしょうと、思ってました。

フィクションでええやないか

んだけど、実際見てみてその周辺の感想とか聞くと、もやもやした気持ちが募ってきたわけです

やはり133分という限られた尺の中では出来事を省略する必要もあったり、感情動線設計エピソードの順序入れ替えなどは行われているわけです。そういう意味でこれはノンフィクションではなくて、エンドロールにも書かれているようにフィクションです。

本国広報プロデューサーもそうフィクションだと発言しているんだけれど、コアなファンであればあるほど史実との違いが目につき、ニコニコ笑いながら(多分なんの悪気もなく)貶すという光景がなきにしもあらず。実在人物フレディ・マーキュリーの伝記的な映画でもある以上仕方ないのだけれど、正解/不正解という視点がついてきてしまう。

オタクオタクであるゆえ仕方がない心性で「かー。しょうがないな、この部分もうちょっとこういう描きを入れてほしかったな。かー」「よくやってるけど30点!(地獄のミサワの顔で想像してください)」的な、本当は大好きなクイーン映画がすごく良い出来で嬉しいのだけれど一言わずにはおれないような。そういう反応多いのです。

気持ちはすごくわかるのだが、ソロで鑑賞にいったこ映画の後ろに行ったカップル男性が「あいクイーンのことになると早口になるよな」とかで、なんか、すごくいたたまれなかったりもする。キミのその愛情彼女さんには全く通じてないし、むしろ映画の感動いまどんどん減らしてるよみたいな。

からこのレビューでは物語フィクション)としてこの映画おすすめします。

若い人もクイーン知らない人もちょっとしか知らない人も寄っといで。これはとても良い映画だったよ。知識なんていらないよ。単体で物語としてよかった。だから観るといいよ。そういうレビューです。

何もないという窒息

映画はフレディがクイーン前身バンドであるスマイルメンバーに声をかけるあたりからまりますデビュー前のフレディは当然まだ若く、瞳だけがギラギラした挙動不審青少年で、当たり前の話だけど何も持ってないわけです。

何も持ってないというのは、金も実績も名声も持ってないし、家庭ではなんだか居心地が悪いし、将来の確固たる保証もないということで、その何も持っていないという閉塞感が初っ端から強烈に描写されます

それがすごく良かった。

それは、この映画ロック界のスーパースター伝説偉人フレディー・マーキュリーを崇める映画ではなくて、何にも持ってないチンピラのフレディから始める映画だっていう鮮烈な意思表示なわけですよ。

野心を持った若者っていうモチーフ映画でも小説でもよく出てくるモチーフなのだけれど、若者は野心を持つってわけではなくて、それは全く逆で、財産らしきものは他に何も持ってないから野心ぐらい持たないと惨めでやってられないってことですよね。

作中で描かれるフレディがまさにそれで、デビュー後彼はすぐさまオレ様キャラを発揮し始めるのだけれど、最初デビュー前のシーンでは内気で繊細な少年なわけですよ。オレ様ってのは虚勢だとすぐわかる。スカウトの前でも音楽プロデューサーの前でもでかいことを言うけれど、それは「いまは何者でもないチンピラだ」ってことを当の本人たちが痛いほどわかってるからにすぎない。

かに伝説バンドクイーンメンバー全員が稀有な才能を持っていて音楽に愛されていたのかもしれないけれど、でもそれは人間的な弱さを持っていなかったことは意味しないし、何も持ってないし、何も確かなことがない。将来何になれるかわからないし、不安だけど、弱みを見せるわけにも行かない。それって、青少年普遍的鬱屈だとおもう。そういう意味で、スクリーンの中のフレディは、たしかに観客席と地続きだと感じました。

生存戦略としての虚勢

から無駄に見栄を張り無駄喧嘩を売ってオレ様は天才なので何をやっても大成功なんだぞー! と嘘でも吠えなきゃならない。それは文字通りの意味で虚勢なのだけど、フレディはその意地を張り通して段々とスターへの階段を登っていくわけです。

生存戦略としての見栄と意地で、それがある程度以上に通用成功する。

からこそフレディは問題解決する手法として去勢音楽しか持たないわけです。下手に成功しちゃったから。そして、バンド内で揉め事が起きても、スポンサー揉め事が起きてもこのふたつで解決していくしかない。他のノウハウはびっくりするほど何もない。

でもその問題解決手法アーティストとして成功するために最適化されているために、フレディ個人内面の寂しさや煩悶を癒やす役には全く立たない。

溝ができつつある恋人であるメアリーとの間をなんとかつなぎとめようとするフレディのやり方は、小学性みたいに真っ直ぐすぎて、純真ではあるのだけれど多分恋愛検定で言うと偏差値43くらいでとてもつらい(っていうかお前隣り合った家の寝室の窓から明かりのオンオフ相手確認するとか昭和少女漫画クラスやぞ)。

バンドメンバーとの関係傲慢ワンマンが過ぎてギクシャクしていくが、こち解決傲慢&虚勢に仲間に対する甘えをトリプルでどん!! しているわけでお前よくこんなんで空中分解しないな?(とおもってたら分解した)という感じで、これまた辛い。こっちは偏差値41くらい。素直でない分2低い。つらい。

全体的にコミュ力中学生レベルでしょう(つらい)。

自分性自認ヘテロなのかゲイなのかで悩むフレディは、その鬱屈がたたって恋人メアリーとは距離を置くことになってしまうし、それをきっかけとして私生活が荒廃していくわけです。周辺に金をばらまき、ドラッグ乱交パーティーに溺れていくけれど、それで内面の寂しさは癒せない。

そもそも音楽&虚勢という生存戦略アーティストとしてのし上がることに特化しているので、私生活を豊かにするには役に立たないわけです。それどころかスターダムにのし上がればのし上がるほど、マスコミの下世話な視線に晒され、心無い詮索で私生活崩壊していく。仕事音楽)に逃げ込もうとするその弱い心が、事態を決定的に悪化させてしまう。

バンド危機だし、フレディは仲間からも「キミって時々本当にクズ野郎になるよね」といわれてしまう。スクリーンを見ながら「せやな」と言わざるをえないわけですよ。

フレディは、フレディの才能に殺されつつあるわけです。

でも、やっぱり、救いはある

この映画ふたり大好きな登場人物が居て、そのひとりはバンド精神的なリーダー?であったブライアン・メイ(演グウィリムリー)。この人の演技が、めちゃくちゃ良かった。特にセリフにならない表情の動きみたいなもので、映画の深みを何層も掘り下げてくれました。

喧嘩をした直後に浮かべる「仕方ないなあ」というような許容の表情や、ラストライブシーン中の「言葉にしなくてもわかってるよ」とでもいいたげなさりげない承認の表情など、どんだけバンドが砕け散りそうでも、メンバー音楽に対する愛を、演技だけで表現してのけた。ぶっちゃけすごい。

朴訥な、言葉は悪いけれど垢抜けない田舎者風のキャラ構築だけど、静かな思いやりと知性が感じられるっていう難しい役だったのにね。

もうひとりはジムマイアミハーバー。このひとは、当初クイーンというバンドプロデューサーから紹介された弁護士として登場します。契約面でクイーンを支えるためのスタッフのひとりでした。

出会ったその最初のシーンで(ヤング傲慢な)フレディからジムという名前はつまらないんでマイアミに変えろ」くらいのことは言われて笑いのもととなり、つまりコメディキャラ位置づけです。

でも物語中盤、フレディは誤解と癇癪からマネージャーであるジョン・リードを一方的にクビにしてしまうわけです。そしてフレディは、後任のマネージャーを「次のマネージャーはきみだ」のひとことで、その場に居たジムマイアミハーバー押し付けちゃうわけっすよ。

そんなの嫌でしょ。自分なら引き受けたくないです。だってクイーンの連中は音楽やってるとき以外は飲んだくれてるか喧嘩してるか女といちゃついてるかで、偉そうだし、わがままだし、人の話聞かないし、どう控えめに評価しても糞ガキ(主にフレディ)だもの

でも、ジムマイアミハーバースタジオ演奏しているクイーンを見て、引き受けてしまう。「わかった、やるよ!」といってしまう。それがすごく胸に詰まるシーンでした。

だってさ、たしかクイーンは(主にフレディ)は人の迷惑を考えないクソ野郎だけど、音楽の才能は本物で、それ以上に音楽と観客に対して真摯なのは見ててわかるんだよね。そこだけは本気で一切手抜きしないで、いいものを作ろうとしてるのがわかるのだ。

ジムマイアミハーバー弁護士としてのキャリアもあるし、こんなワガママ集団のお守りなんかしなくても十分生活できるはずでしょ。一方、クイーンマネージャーを引き受けるっていうのは彼らのツアーもついていくだろうし、各方面からの問い合わせやスケジュール管理もしなきゃいけないわけでしょう。それは控えめに言って、人生を捧げるってのとほぼイコールですよ。このわがまま集団を守って、彼らの盾になり続けるという意味だ。

立派な大の男の人生進路変更させてしまう、クイーン音楽のちからってのは、別段彼らの業績を知らないスクリーンこちらの素人にも、やっぱり分かるんですよ。そこで迂闊にもホロリと泣けてしまった。

(あとで調べて、彼ジムマイアミハーバー本人は最後までマネージャーを続けて、この映画制作にも関わったことを知って二度泣けました)

チャンピオンは誰だったのか?

フレディは前述の通り、性自認問題やら持ち前の癇癪から疑心暗鬼になって、「家族」とまで思っていたバンドメンバーを遠ざけて孤独になり、その孤独がつらくてより酒におぼれて生活がぼろぼろになっていく。

でもそういう最悪の時期を、元恋人メアリーの助言で断ち切ってバンドメンバーのもとに戻るわけです。

そこから映画クライマックスへ、復帰のための厳しいレッスンから1985年のライブエイドに向かっていく。自分HIV罹患していて余命がいくばくもないこと。でもそれでも「同情はゴメンだ。俺の望みは残りの人生音楽に捧げることなんだ」とフレディは仲間に言うわけです。

それに対する仲間のアンサーが「お前は伝説だ」と。

でもフレディは「俺たち全員だ」と応えてライブへとつながってゆきます。幾つもの和解があって、ライブ当日、フレディは素晴らしいパフォーマンスを見せる――というのがクライマックスの展開なわけです。そこで立て続けに流れる名曲の数々ですが、やはりひときクローズアップされているのが"We Are The Champions"という楽曲です。

おそらく誰もが耳にしたことがあるこの曲が名曲だってのはもちろんあるんですが、やはり、この物語の中では、すごく重いです。そして良かったです。

この曲は確か公開当時「傲慢歌詞だ」という批判を受けたはずなんだけど、実際映画館で、物語の中で聞くと、ちっともそういう曲には聞こえないんですよ。歌詞のものは「俺たちはチャンピオン勝利者)だ。今まで色々やってきた結果勝利者になった。敗北者に用はない。俺たちはこれからも挑むんだ」というもので、なるほどそう要約してみれば、傲慢にも聞こえます。とくに大セールスを記録した世界アーティストのそれともなれば、そういうやっかみを受けるかもしれない。

でも、そういうふうには聞こえなかった。

しろ、今まで自分たちがやってきた努力や行動のすべてを自分たちは自分たち自身に胸を張っているけれど、それを周囲には理解してもらえてない、“未だ自分たちは最終的な何かを何も受け取っていない”若者である自分が、自分自身に対して「俺たちは勝利者だ」と励ましているような、自分友達鼓舞するような、そんな曲に聞こえるのです。

しかに名声も金も手に入れたけれど、でもだからといってそれがゴールだなんて思わない。今現在環境は決着ではない、だから敗北者に用はない。もっともっとおれたちは目指す何かに向かって、求めていた何かに向かって手をのばすんだ。そんな歌詞に聞こえてしかたがないわけです。

人間人生の何処かのシーンで、自分を励まさずにいられない心境になるってどうしようもなくあると思うんですよ。

苦境にあっても、自分は間違っていない。今まで歩いてきた道は愚かだったわけではない。それを証明するために現在という試練を超えて、未来で何かを手にしたい。

そんな気持ち世界アーティストであろうともそこらに兄ちゃんおっさんであっても、抱くことはある。むしろそこらのおっさんやおばさんだからこそ、自分応援する必要がある。多くの観衆のそういう内面祈りのような感情を、本人に変わって歌い上げるからこそ大スターになれるんじゃないかと思うわけです。

から"We Are The Champions"という曲におけるWeは、フレディでありクイーンメンバーであり、ライブエイドの観客であり、そしてこの映画を見ている人間でもあるわけです。

それがとても良かった。この映画自分に関する物語として見れることが、とても良かった。

これらのことは別段クイーン情報を知らずとも、楽曲に対する知識がなくてもこの映画を見るだけで十分についていけます

この映画は、伝説バンドクイーンというのが居てその偉業にひれ伏すためのものではなく、かと言って歴史的事実に対して○×クイズをするための出題でもなく、音楽に深い愛を捧げた内気な少年プライドと虚勢を頼りに世界と戦った――そして最後には家族の元へと戻り偉大な勝利を得た。

そういうビルドゥングスロマン映画であって、あるいは中途半端知識のあるファンよりも、何も知らない世代や人々にこそ深く刺さるものだったと思います

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