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はてなキーワード: シャンパンとは

2023-11-29

出入り禁止基準について思っていること


京都繁華街中京区東山区)で飲食業に携わってきた。もう二十年以上になる。独立してから居酒屋をやっていた。

ワンピースがあるだろう。漫画の方だ。多くのキャラクターが出てきて、麦わらのルフィメンツ(なぜか全員童貞に見える…フランキーは別だ)が色々いて、そのうち誰かとは気が合いそうな気が読者はするわけだ。そんな路線をめざしていた。多様性である

今回は自分の考えを伝えてみたいし、お客さんへの接し方の哲学についてもご教示願いたいことがある。料理の作り方や仕入れ広告宣伝とか、そういうのは自分なりの答えをもってる。が、こればっかりは答えが出ない。「嫌な客は出入り禁止にすべきか」という論題だ。

以下、うちの店でお客さんが取った問題行動+店側の対応という形で説明させてもらう。四人分ある。



一人目:壮年男性のA氏

50代ほどの男性だった。夜7時くらいにお店に来る。いつもスーツだった。小綺麗とまでは言わないけど、まあ整った感じだ。性格はおとなしいのか騒がしいのかわからない面があった。『壁』という小説に出てくるS・カルマ氏なんじゃないかと思える時もあった。

うちの店は、京都個人居酒屋標準的メニューを置いていた。豆腐とか、焼き魚とか、季節の野菜の煮つけとか、湯葉スープとか、柚子胡椒風味の鳥のから揚げなんかの、まあ京都って感じのメニューだ。みんなそれぞれ、お互いの店からメニューを盗み合っているという事情もある。俺も若い頃は祇園で修業してたけど、京都市内の飲食街はすべて巡って勉強した。「うちの店」というのも祇園の端っこにあった。先斗町河原町寄りの。

どの業界でもそうなんじゃないか週刊少年ジャンプだってそうだろう。漫画家同士、お互いに表現方法コピーし合っている。半年以内で打ち切りになる漫画でもそうだし、鬼滅の刃みたいな大傑作でも変わらない(○○の呼吸はジョジョの波紋をリスペクトしてる)。

京都飲食業でもそうだ。同業のお店に一般客として出入りし、美味しそうなのを見つけたら、調理法をこっそり見て、自分の店でも同じようなもの提供する。

うちの店では、とあるサービスがあった。お客が女の子店員飲み物を出すと、暇な時間限定で話相手になってくれるのだ。A氏は、いつも地元高校に通っている女子店員ウーロン茶(400円。お客は2杯目から200円)や、イチゴミルク(500円)をごちそうしていた。それで、15~20分程度のお喋りに興じるのだ。そういうサービスが確かにあって、それを目当てに来るお客さんが何人もいた。40代過ぎのリーマンが多かったかな。

彼らは、女子高生や女子大生に限らず、自分の好みの子がいたら「一杯飲んでいいぞ」と声をかける。お気に入り店員飲み物をやり、わずかな時間の楽しみに興じる。

それで、店としては売上が立ち、女の子は注文金額の50%のバックがもらえて、お客さんも喜ぶというわけだ(損して得取れ)。だがある時だったか、猛者の女の子がいて、なんと誕生日シャンパンを奢ってもらっていた。当店の一番安いシャンパンは二万円だったので、一万円儲けたことになる。いやぁ、あれには参ったね……(以後、一万円超の場合は25%バックに変更した)。

そんなある日だった。A氏が行動に出た。帰り際に、ドリンクを奢った女子高生に連絡先を聞いて、食事約束をしようとしたのだ。女子店員は、「え~」といった表情でケータイを取り出していた。すぐさま俺が止めに入って、「お客さん。困ります」とひと睨みすると、「あんたの方がいけんで。こっちの自由やん」とアレな発言をしていた。

この人には二面性があった。このお店に居る時と、それ以外の社会とで違う顔をしていた。女の子には、「オレね、自分名前がわからなくなることがあるんだ」とか、「世界の果てに行ったみたいなあ。世界の果てってどこかわかる?」とか「このグラスと君のグラスが、この間がね、オレとあなたの心の距離」など意味不明なことを喋っていた。

ある日、同じ会社の仲間数人と一緒にお店に来たことがあるが、まるで別人だった。大人しくって何も喋らない。黙々と飲み食いしている。女子店員が話に行っても変わりなしだ。借りてきた猫みたいだ。

かつて、A氏の「世界の果てはどこだろう?」という質問に対して、地元高校に通ってる女子店員(※上で誘われた子)が、「うちの店も世界の果てのひとつですよ。地球は丸いんですよ」と答えたことがあった。でも、その子に話しかけられても黙っていたかな、確か。

で、A氏を止めに入った俺はイライラしていた。「すいませんけど、もう来ないでくれます? 次来たら、その場であんたの会社に連絡しますよ。警察は勘弁してあげますから」とタンカを切った。すると、A氏はそそくさと会計を済ませて出て行って、それ以来うちの店には来ていない。

その日、店員から感謝された。普段、俺に尊敬の念を一切抱いていないと思われる従業員ですら「マスター見直しました!」と言ってくれた。世界の果ての女子高生は、「やりすぎだったんと違います?」と言っていたが、その子未来のためには正しい行動だった。

俺の考えが変わるきっかけだった。どんなお客さんでも受け入れるのが飲食店の正道だと思っていた。面倒くさい客はいるが、それが多様性の確保に繋がるという考えをもっていた。



二人目:B女史

B女史は大学生だった。同志社女子か華頂短期大のどっちかだった気がする。

の子は、いつも夕方に来て、安い定食だけ頼んでサッと食べて帰る。週に一回ほど来ていた。「高島屋化粧品店でアルバイトしてる」と、B女史と店員が話しているのを聞いた。

ちょっと話は逸れるが、うちのお店には、居酒屋としてのメニュー以外に定食があった。安い値段で昼食を食べたい人に向けて、なんと800円でから揚げ定食弁当)を用意していた。味は当然祇園レベルだ。先斗町木屋町にある標準的な店とは比較にならない。

祇園にも、夜に高い値段で酒肴を出している居酒屋が、昼の時間帯にリーズナブル価格で昼食を提供している例がある。それでも千円超えは基本だった。それを、原価計算を積み重ねた末に800円という価格を実現させた。しかウーロン茶が一杯まで無料だ。二杯目から200円。

お昼時に、店の近くの路上弁当を売りに出すのだが、売り切れることが多かった。やはり、コスパがいいのがわかるのだろう。少なくとも毎日30食は売れていた。コスパでこの定食弁当)に勝てる可能性があるといえば、近所だと長浜ラーメンやよい軒くらいのものだった。安い店だと、松屋が近くにあったが、あの定食の味に比べればゴミクズのどちらかだった。

※ここに書いてる話は、相当昔になる。今だと祇園レベルの味で800円のから揚げ定食など不可能だ。あと、今だと道路売店とかやったらすぐに警察が来る。昔は、無許可ラーメン屋台などがよく営業していた。

経営回転寿司のやり方に倣っていた。くら寿司とかで、いくらウニ100円ほど(※当時の価格)で廻っているだろう。ああいう原価割れメニュー提供できるのは、赤だしとかタマゴとかラーメンとかうどんとかデザートとかで黒字にしているからだ。撒き餌である

祇園寿司屋で出してるようなウニだったら、木箱ひとつで当時5万円(200円/g)はした。回転寿司がどんなウニを使ってるかは知らんが、卸値だと(5~10円未満/g)といったところか。祇園で出てくるウニの握りなどは1貫3,000円以上することもある。それでもサービス価格だ。

他流であっても、いいところは積極的に盗むべきだ。から揚げ定食が800円だと原価割れ寸前なのだが、そのお客さんが夜の時間帯にも来てくれたら投資は回収できる(弁当にチラシ入れてる)。そんな未来に賭けていた。

B女史に戻ろう。上のから揚げ定食は、昼の売れ残りの一部を再利用して夕方以降の営業時間にも提供していた。クオリティが落ちてる分は600円にしていた。そして、彼女はその定食しか注文しなかった。夜に来てくれるわけじゃなし、お酒を頼むわけじゃなし、友達と一緒に来るわけでもない。30分くらい居て、女子店員イケメン大学生店員と軽くお喋りをしてアルバイトに出かけていく。

彼氏同志社)と一緒に来たことは何度かあったが、なんと、二人でひとつから揚げ定食シェアしていた。一緒に食べていたのだ。ひとつ定食を。仲睦まじく。電線に留っているツバメカップルみたいだった。

ここまでは別にいい。から揚げ定食投資なんだから

B女史は、ほかの男性から不評だった。うちの店はコの字のカウンターだが、そんなに広いわけじゃない。常連同士、話をするのが基本だ。

B女史の近くの席になった男性客が話を振ることがあったのだが、B女史はいつも愛想がなかった。せめて演技くらいすればいいのに。ストレートに「気分が悪いです」とか「今話したくないです」とか、人が不快になる言葉を発していた。

このまま社会人になれば通用しないだろう。せめて愛想はよくするべきだ。ジェンダーとか多様性とか言われているけれども、保守寄りの価値観大事にすべきだ。人間本来的な感情に根差しているのだから。B女史は、せめて社会関係を保てる程度の『優しい嘘』はつくべきだった。

それである時、とある男性客のおじさんがB女史を叱ることがあった。「あんた、もう少し考えて行動しいや。いけんで。もっと仲ようせんと。就職しても通用せんで」だったかな。俺もそのとおりだと思い、フテ腐れているB女史をやんわりと宥めた。

すると、「だったら、もっとおいしい店を紹介してもらっていいです?」(※京都だと、いいです?↑とイントネーションが上がる)と、人を舐めくさった態度を取るので、俺も頭にきてしまった。

「前から思ってたけど、このお店は君には合ってないみたいや。もう、今日で来るの終わりにしとき

と言ったら、B女史が席を立って会計をしようとした。すると、近くに座っていた若手社会人の常連さんが、「○○さんだっけ。あなた、まだほとんど食べとらんやん。俺も注文しとらんし、よかったらいい店教えてやろか。どうする、まだ時間ある?」と提案をして、それでB女史も同意して、二人で一緒にお店を出て行って、それから彼女が店に来ることはなかった。



三人目:C氏

さっきの若手社会人だ。当時30代前半だったが、人間ができていた。相応の男前で、体格もあった。すでに遠方に異動しているので言わせてもらうと、日本銀行職員だった。ほかの常連さんには内緒にしていたが。会社名を聞かれると、彼はやんわりと『優しい嘘』をついていた。

ちなみに、後で聞いたところによると……彼がB女史を連れて行ったのは、京都で一番予約が取りにくいとされる伝説居酒屋だった。グーグルマップに載っている。高島屋からも近い。C氏は、お店の扉を開けて、「今日入れますか」と店主に声をかけたところ、予約客がキャンセルしており入ることができたらしい。

だが、B女史の財布には非常に厳しい金額だった。C氏が「千円払ってくれる? 好きなだけ食べていいから」と言うと、B女史は本当に好きなだけ食べたらしく……C氏によると、その時に連絡先を交換して、またおいしい店を紹介する約束を取り付けたらしい。それで、その後はと言うと……これはまた別のお話、機会がある時に話すことにしよう。

ここだけの話、『伝説居酒屋』(食堂 おがわ)はバッファーを作っている。全席が予約されてるわけじゃなく、店主の気分次第では、予約なしで入れてくれることもある。後は、偉い人が来店した時くらいか体感だと、5回に1回くらいは予約なしでも入れる。

とにかく、C氏は人格レベルが高かった。若い店員にも敬語だし、いろいろ注文するし、お店の周年記念にはシャンパンを入れてくれるし、テーブルは綺麗にして帰るし、飲み方も綺麗だ。

なぜC氏をここで挙げるかというと、彼もまたやってくれたのだ。どんな人間にも欠点はある。C氏の欠点は、完璧すぎることだ。完璧すぎて、ほかの仏―の人間からすると予想できない方向でトラブルを起こす。

事例①

女子店員がC氏に近づきすぎる。彼はモテた。見た目はそれなりで、清潔感があって、人当たりがよくて、自信に満ちた振る舞いをしていた。彼からいい扱いを受けたい女子店員人間関係が悪くなった。

事例②

正義感が強く、営業中のトラブルに首を突っ込む。警察を呼びたくないのに彼が呼んでしまって、えらいことになった。特に暴力団半グレ関係。体を張ってくれるのはいいが、清濁を併せ呑んでほしかった。

みかじめ料とか何とか言われても、払わねばならないお金だってある。俺に言わせれば、あれは税金一種だ。あれで飲み屋街の平和が守られている面は確実にある。あの辺りの多くのお店は、おしぼり台や観葉植物リース料として支払っている。たまに半端なやくざ者(半グレに近い)が現金要求してお縄につく。

事例③

4人目に譲る

ある時、C氏にやんわりと警告をした。うちの店の課題に首を突っ込まないでほしいと。うちの店の課題自分解決する、と。行政に頼るのは最後の手段なのだと。

それからスッタモンダあって、彼はお店に来なくなった。後は風の噂で聞く程度だ。残念な結果になったが致し方ない。いいお客さんだったけど、これも運命だ。




四人目:D氏

時系列的には、C氏がまだ来ていた頃だ。

D氏は、障害者だった。軽度の知的障害で、あまりモノを喋ることができず、メシは食えるが手がおぼつかない。テーブルの上は汚い。いつも母親が一緒に来ていた。

来客を断る意思はなかった。当然だ、お客さんなんだから。いつだったか、彼が口からご飯を吐き出す行為マネしていた大学生立命館だったと思う)には厳しく注意をした。「客を馬鹿にするな。お前、今度やったらクビにするで」と明言している。

が、お客さん同士のトラブルになると話は別だ。ある日の午後八時頃だったか、その母親とD氏が米類を食べていたところ、ゲフンゲフンとD氏がせき込んで、口の中から飛んだ米粒が別のお客さんグループビールジョッキに入った。幸い、店員が気が付いてすぐに替えのビールを用意した。ほぼ満席で席移動は難しかった。

その日、同じようなことが何度も起きた。何度も何度も、D氏の口から飛び出したモノが、隣のお客さんのスペースに飛んで行った。ついにキレたお客の一人が、「おいあんた! そこのぎこちない感じの人(※京都人なりの婉曲表現)、家に帰してくれへんか!!」と母親に怒鳴った。

母親は「すいません」と謝っていたが、彼が譲る様子はない。「その人は外に出したらあかんのと違うんか。なにしとん。帰ってくれん?」と捲し立てる。

母親は何度も謝っていた。その間も、何がしか物体がお客さんの方に飛んでいく。彼はさらにカッカして、これはいかんとなったところで、離れたところで呑んでいたC氏がこちらを見た。

俺はもう、余計なことは勘弁願いたかった。母親に向かって「お代はいいんで。今日は帰ってください」と伝えた。すると「すいません。堪忍してください。今日誕生日なんです」と返ってきたが、今度はもっと強く「帰ってほしい」と伝えた。

すると、C氏が怒った様子でこっちに来たのだ。「増田さん。その対応で本当にいいんですか。自分がこの人の隣に行きますよ。五人くらいスライドすればいいでしょ」と。

俺はキレた。「お店のことに口を出さないでって言ったでしょ。俺が責任とりまから」と端的に返すと、C氏は憮然とした様子で自分の席に戻った。

母親と息子には、その場で帰ってもらった。お母さんには「ほかのお客さんのこともあります。お店が空いている時でないと今後のご利用は難しいです」と伝えて、お店の入り口まで案内した。

翌々日だった。京都市役所の福祉部署から架電があった。母子のことで、差別に該当するおそれがあるとの内容だった。C氏か、D氏の母親京都市に連絡したのだろう。俺はこういう卑劣行為が許せない。どうしてこんな惨いことができるのだろうか。「障害理由差別をすることは~」と電話口で喋る京都市の職員に怒号を発した。

「ええか、こっちは商売でやっとんのやぞ。お前らは公務員やんけ。民間商売に口はさむなや。こっちがどんだけの思いで商売やっとんかわからんやろ。障害者も受け入れんといかんのくらいわかっとる」

みたいなことを言った。すると、福祉部署職員は変わらず「差別はだめ」とオウムのように繰り返すだけだった。「公務員は楽でいい。頭の中が非現実で、お花畑で、お金暮らしことなんか考えなくてもやっていけるんだからな。羨ましい」そう感じていた。

「それは行政指導やろ。従うかどうか選べるんやろ。ウチは従いません。ええな、おい、おーーーーい!! わかったな」という具合で、受話器をガチャンと置いた。

これが商売世界だ。勝った負けたの世界では、強く、強く自分意思を強く主張できないと食っていけない。公務員サラリーマンじゃないのだ。



結局、お客に接することの哲学というか、そういうのは何が正解なのだろう。どういう場合に出入り禁止にすべきなのか。未だに答えが出ない。

ところで、『うちの店』は、約二年前に閉店した。コロナウイルスに勝てなかった。飲食組合から休業要請の通知があって、当初は休んでいたが、行政対応が誤っていると気が付いて通常営業に切り替えた。うち以外にも、筋違いなことをしている行政には従わないという店舗がいくつかあった。

が、コロナウイルスは強すぎた。店を閉めざるを得ないほどに経営が追い込まれた。ほかにも、グーグルマップ食べログ口コミにあることないこと書くような卑劣な奴らがいた。自分正義とでも思い込んでいるのだろう。

今でも飲食仕事をしている。いつかまた、お金を貯めて店をやるのが目標だ。あの店は居抜き店舗で残してある。幸い、まだ借主は現れていない。いつかまた、店を開いてみせる。

今回は、そんな決意を新たにするために増田投稿した。どんなお客を断るべきか、受け入れるべきか。何かアドバイスがあればいただけると幸いです。

2023-11-22

anond:20231122092705

でもおセックスして終電なくなったらクルマで送らないといけないか

シャンパンパンパンなんて出来なくて

いまいちクリスマスの盛り上がりに欠けますよね

2023-11-14

シャンパンタワー

一番上から注ぐとグラス全部満たされるように錯覚するけど

構造を見ればもちろんそんなことはなくていろんなところからちょこちょこ注いでいかないといけないので

作ってる光景はかなり間抜け

2023-11-12

anond:20231112092329

ホストクラブシャンパンタワーの相場は100万円らしいけど、スーパーチャットで1発100万円とか入れるやついる?

あとスーパーチャットクレカ上限超える金額は無理だけど、ホストの売掛にはそういう上限が機能してないよね?

2023-11-04

ホスト狂い女性一方的搾取ではない

頂き女子の件でホストの掛売がまた問題になってるが

ホストに入れあげて大金つぎ込む女子は何が楽しいのか?

一見してホストの客が対価として得ているのは

キャバクラ嬢に入れあげる男連中と同じく

美形の異性が自分チヤホヤ肯定してくれることだろう

まり人間関係を金で買ってるわけだが

一方的に貢がされているのとは少し違う気がしてきた

ホストは客に「店のナンバーワンになりたい」とか

たか自分の夢を叶える協力者になって欲しいように語る

そんで派手なシャンパンタワーとかやるとイベント気分が味わえる

要するに単に一方的ホストに貢いでいるだけでなく

「私がこの人を育ててやった」という”優越感”を買ってるのだ

このパトロンとか旦那の気分を味わえる商法を薄い水割りにすると

秋元康が広めたAKBその他の推し活になる

この手の商法のカモになる人々というのは

単に自分を愛してくれる相手が欲しいだけでなく

自分相手の役に立っているという相互的な関係性に飢えてるのだろう

***

これを家族や身近な異性の愛が得られなかったからと分析するのは早計だ

もともと対等な男女の恋愛なんて貴族けが味わえる嗜好品である

庶民の大多数は地縁血縁共同体によってなんとなく結婚相手が決まってた

中級以上の階級でも政略結婚とまでいわんが婚姻は社交の手段だった

じゃあ親子や夫婦の間に愛はなかったのかというと

近代ラブロマンス物みたいな愛情はなかったろうけど

親や子、妻や夫がいてくれないと困る「必要性」はあったのではないか

しろ近代まで数千年、世の多数の人間農業漁業個人商店みたいな

家業」に従事してきたから、親子兄弟夫婦はまず

田畑自家商店で一緒に働く”職場の同僚”だった

そら愛情以前に仕事上のため必要とされる関係だわな

***

それが産業構造が変化した戦後昭和30年ごろからサラリーマン社会になり

地縁血縁共同体のなかでなんとなく男女がくっつくお見合い婚は減り

恋愛して結婚して子供学校に通わせる方が普通になった

でも人類歴史からいえばこんなの100年そこいらの新習慣だ

その結果「必要性」もなく親子兄弟夫婦が同居する状態になり

愛情義務になってそれが得られないと人格ねじれて

わざわざ金で関係性を買う世の中にまでなってきた

とはいえ無償愛情なんて本来やはり贅沢品だと思う

金を払って優越感を買うのも淋しい行為しか思えない

からといってホスト狂いになる女性やら

パトロン旦那気分を味わいたい男にもっと前向きな代案はあるか

俺程度の頭ではまだ考えつかない

2023-10-21

anond:20231021005545

古い体質の会社だとまだ酒飲め!な雰囲気あるとは思うけど最近そんなの全然いから飲みたくなければ飲まなくていい。私も社会人になってから会社飲み会では一切の酒は飲んでない。

あと雰囲気によって酔ったり酔わなかったりある

学生時代夜職してて客の前ではどんだけシャンパン飲んでも1人で立って歩いて、普通に会話続行できたけど、客が帰ったり、プライベートで沢山飲んだ時とかは潰れやすかった。

2023-10-16

今になってジャニーズ崩壊してくれたのはすごく助かる

ジャニーズがなくなってそのファンホスト流れるんじゃないかって話が出てるけど、

丁度ホスト業界も転換期にはいってきてるのね。

特に今のホスト業界トップが取り組んでいるのは「カジュアル化」。

 

例えば、今やトップグループは各店舗各自Youtubeチャンネル持ってるのは普通だし、

再生回数普通10万くらいは回る。

人気チャンネルディレクターを立て、ドラマ仕立ての動画作成しており人気が高い。

キャストtiktok積極的やらせたり、とにかく受け口を広く持とうとしている。

俺は俺以外かで有名なローランドグループでは、人気メンバー自分チャンネル配信を行い

投げ銭で1千万円以上のシャンパンタワーを立ててたり平気でしている。

 

これまでホストってホストクラブとかいイカガワシイ場所しか触れることができない文化だったけど

(ローランド城咲仁、どっこい翔平といった一部の人ホストテレビに出ていることはあったが)

これからYoutubetiktokといった誰でも簡単に触れられる場所

ホストというものに触れることができ、簡単お金を捧げることができるようになる。

てかもうなってる。

 

このタイミングジャニーズ崩壊し、テレビといった旧メディアに対する熱量が薄れた女性の一部は

間違いなくこのホスト業界メディア戦略に取り込むことが可能だと考えている。

特に配信での投げ銭、これはマジで強い。

普通の人ならしり込みしてしまいそうな、一本、何万円のシャンパンを開ける必要はない。

数百円、数千円からホスト貢ぐことができ、貢いだ分だけホストからリアクションがもらえる。

そして一度でも金を投げてしまえば、あとはなし崩し的に投げてしまうのが人間というもの

 

Vtuberの台頭で投げ銭文化一般的に浸透してきた、

そしてホストYoutubeをやるのが普通になってきた、

先駆者たちの努力でようやく投げ銭タワーが受け入れられてきた

このタイミングジャニーズ崩壊してくれたのはマジで助かる。

2023-10-14

anond:20231014123322

シャンパン社会主義者って言葉があるのに似たような造語作ってるあたり弱者側って感じするわ。

リベラル社会主義者は少なくともお前の味方だぞ。

2023-10-13

幻覚

 

ララバイ気球蜃気楼ダンスフロアー、おいで?

キャンディー色のオーロラが、君をくすぐってワルツ

ピカピカのドーナツリング、飛べる象はピンク

さあ、スニーカーで月面を飛び跳ねよう、ねえ?

 

くるくると回る、マーマレードの海に沈んで

ハッピーカエルたちが、青いバナナプレゼント

もぐもぐ、シャボン玉笑顔を運んでくるよ

キミの耳に、キャラメル秘密を囁く

 

サイケデリックミルキーウェイ、すべてがアイスクリームでできてる

シャンパンタワーの下、チョコレートカメレオンダンス

虹の橋を渡って、逆さまのキャッスル

クリスタルユニコーンが、キラキラの星を撒いてる

 

ココナッツの雲が、キミをスライダーに誘う

シルバートビウオが、キミとコンタクトハロー

不思議の国を探検しよう、そう、キミと手を繋いで

パステルカラーの虹をスケートして、ドリームランド

 

オレンジキャベツロケットに変わる

紫色キノコリズムをとって、ビートを刻むよ

バラカダブラ、マジック言葉

夢の中へ、ずっと一緒に飛び込もうよ

 

ヨーヨーに乗って、ピーナッツの星へ

エメラルドペンギンDJパーティーはこれから

トランポリンの上で、スプラッシュするハート

キミとなら、どこでも楽園、今宵永遠に

2023-10-06

anond:20231006083536

そらおっさんが呼び出されてきた若い女の子達に調子こいて高級バーシャンパンガンガン飲ませた挙げ句に、俺ら友達から割り勘しろって、おっさんと飲むのバイトにしてる子達には大型地雷だわな。

2023-08-17

もどき

新大久保の立ちんぼはほとんどがホストクラブ売掛金の支払いのために一日に何人も相手にしている素人だそうだ。

夜職の自分の体一つで稼ぐプロ女性ホストクラブで一晩で3〜400万使うなら分かるが、素人女性相手シャンパンタワーだの

金になればなんでもいいと思ってる、ローランドもどき三崎優太もどきが多すぎる。

2023-08-05

好きな女の子が困っている

50代のオッサンから見る20代後半の女の子の話だから、そこに食指がわかない奴らはすまないが帰ってくれ。

オッサンは1年ほど前、ある可愛い女の子出会った。

その店は居酒屋バーの半々くらいのところで、カラオケもあって、遅くまで営業しているので、主にカウンターに座るオジサン常連客と、テーブル席に座る次に来るのがいつになるのやらという若い新規客が入り乱れている。もちろんオッサン常連である

その女の子カウンターに座っていて、おやと思った。

そして予約やら先に来ていた客やらであれよあれよという間にオッサンはその女の子の隣に座ることになったのである

の子オッサン会釈をしたあと会話の糸口を見つけられずなんとなく携帯をいじっていると、店主の女の子(32)が、「増田さん!その子ノニちゃん(仮称)って言って、最近よく来てくれるようになったの!ノニちゃん、この人は増田さん。いい人だから乾杯くらいしてみな!」と言うので、オッサンの酒が来たタイミング乾杯をした。

ノニちゃんはどうやらウイスキーが好きで、1ヶ月に1杯、知らないウイスキーを、ストレートロックハイボールの順番で飲んでみるらしい。

「ここのお店は色んなウイスキーがあるので、種類の数がこのままだったら2年は飲めちゃいそうです」

ノニちゃんはそう言って笑った。ほぼ角ハイボールしか嗜まないオッサンにとっては異文化である

オッサンはその時の笑顔ノニちゃんにズキュンとやられた。

ノニちゃんは大変可愛い女の子だったのである

他の人から賛否両論あるらしい。

メガネをかけていると垢抜けないだとか、デブだとか、目がギョロっとしていて怖いだとか。

出会った時のままでも十分すぎるほど可愛くて、でも「デブ」という言葉に対抗して減量したり、メガネを外してカラコンをしてみたり、それに対して「目が強いよね」と言われて結局またメガネに戻したりする姿は、努力家なことを思わせた。

また、ノニちゃんは歌も上手かった。

お店のカラオケジェネレーションギャップを感じながらも、オッサンのわかる歌として歌ってくれたヘッドライト・テールライトオッサンの心を鷲掴みにした。

歌声についても賛否両論あるらしく、「いつか絶対全員に上手いねって言わせてやる」と息巻いていた。オッサンとしてはノニちゃん歌手デビューして、こんなところでは歌えなくなってしまうのが心配である

そしてオッサンノニちゃんはなんとなく会えば話す仲になり、なんならオッサンノニちゃんにハマり、ノニちゃんシャンパンやらワインやらをご馳走したり、オッサンノニちゃんが隣に座った日はノニちゃん会計オッサン持ちになったりしたのである

ここまでがオッサンノニちゃんの仲良くなるまでの話。

ここからが本題で、最近ノニちゃんおかしい。

連絡はしてくれる。飲みにも行ってくれる。オッサンの大好きな笑顔で喋ってもくれる。

ただ、ノニちゃんは自制が効かなくなっているというか、自暴自棄になっているというか、そういう状態が目立つようになった。

ノニちゃんはどうやら仕事を辞めたらしい。ほんの数週間前まで「ほんとに楽しい天職だと思う!」と嬉しそうに語っていた仕事を辞めたのだから、相当のことがあったのだろう。ただ、懲戒免職会社都合退職ではないと本人から聞いた。

店主の女の子:ダイアさん(仮称)は、最近ノニちゃんが危なっかしくて仕方ないから、オッサンがいる時だけでもちょっと気にかけてくれると嬉しいと言っていた。もちろんオッサンノニちゃんが好きなので普段から気にかけているが、より気にかけて見てみた。

すると飲み放題を頼んでいるとはいえ前より圧倒的にスピードが早く、飲んでいるお酒の量は増えていた。

以前ノニちゃんは「私はゆっくり飲まないと長持ちできないから」と言って、飲み放題で元が取れるちょうどの量を飲んでいた。

それがゆっくりなのか疑問に思う人もいるかもしれないが、ノニちゃんスピードは元々それくらいだ。

長持ちできない飲み方をしているのに長居して、結局限界を感じて吐いてしまう前に帰るということがよくあった。

最近さらに危ない事件が起きたらしい。

この日オッサンは飲みに出かけていないのだが、ノニちゃんは1人で飲みに来たという。

そして面倒なタイプのオジサンに絡まれ、断りきれず次のお店に連れていかれた。

そして次のお店でホテルに行かないか提案され、ダイアさんに助けてLINEを送り、ダイアさんはその場から早く逃げるようにアドバイスを返している。

ノニちゃん友達にも連絡して友達危機を装って逃げようとしたが、せめて出された酒は全部飲んでいけと恫喝されて、飲めばこの場から逃げられると思って飲んで店を出たところまでは覚えているらしい。

ノニちゃんの次の記憶は、路上で座り込んでしまってホストのような人に水を渡されたこと。

そしてその次の記憶警察に声をかけられ、救急車に乗り込んだことだった。

これを話したノニちゃんは深刻な顔をしていた。

少なくとも今までの自分なら、そもそもダイアさんのお店から出ていかないし、変なオジサンに連れていかれた変な店で飲むならグラスがあいてないのにトイレに行かないし、トイレに行ったとしても「ちょっと休憩」とでも言って何か別のソフトドリンクを頼むし、と後悔が止まらない様子だった。

仕事を辞める前のノニちゃんが出来ていたことが、出来なくなっているという。

ダイアさんは心配がっているし、ノニちゃんもこのままでは嫌だと言っている。

この変なオジサンの件を詳しく知っているのは、オッサンと、ダイアさんと、ノニちゃんLINEした友達1人だけらしい。

オッサンノニちゃんに出来ることはなんだろう。

オッサンノニちゃんの楽しそうな顔が好きなので、ノニちゃん笑顔でいられるようにしてあげたいのだが。

好きな女の子が困っている

50代のオッサンから見る20代後半の女の子の話だから、そこに食指がわかない奴らはすまないが帰ってくれ。

オッサンは1年ほど前、ある可愛い女の子出会った。

その店は居酒屋バーの半々くらいのところで、カラオケもあって、遅くまで営業しているので、主にカウンターに座るオジサン常連客と、テーブル席に座る次に来るのがいつになるのやらという若い新規客が入り乱れている。もちろんオッサン常連である

その女の子カウンターに座っていて、おやと思った。

そして予約やら先に来ていた客やらであれよあれよという間にオッサンはその女の子の隣に座ることになったのである

の子オッサン会釈をしたあと会話の糸口を見つけられずなんとなく携帯をいじっていると、店主の女の子(32)が、「増田さん!その子ノニちゃん(仮称)って言って、最近よく来てくれるようになったの!ノニちゃん、この人は増田さん。いい人だから乾杯くらいしてみな!」と言うので、オッサンの酒が来たタイミング乾杯をした。

ノニちゃんはどうやらウイスキーが好きで、1ヶ月に1杯、知らないウイスキーを、ストレートロックハイボールの順番で飲んでみるらしい。

「ここのお店は色んなウイスキーがあるので、種類の数がこのままだったら2年は飲めちゃいそうです」

ノニちゃんはそう言って笑った。ほぼ角ハイボールしか嗜まないオッサンにとっては異文化である

オッサンはその時の笑顔ノニちゃんにズキュンとやられた。

ノニちゃんは大変可愛い女の子だったのである

他の人から賛否両論あるらしい。

メガネをかけていると垢抜けないだとか、デブだとか、目がギョロっとしていて怖いだとか。

出会った時のままでも十分すぎるほど可愛くて、でも「デブ」という言葉に対抗して減量したり、メガネを外してカラコンをしてみたり、それに対して「目が強いよね」と言われて結局またメガネに戻したりする姿は、努力家なことを思わせた。

また、ノニちゃんは歌も上手かった。

お店のカラオケジェネレーションギャップを感じながらも、オッサンのわかる歌として歌ってくれたヘッドライト・テールライトオッサンの心を鷲掴みにした。

歌声についても賛否両論あるらしく、「いつか絶対全員に上手いねって言わせてやる」と息巻いていた。オッサンとしてはノニちゃん歌手デビューして、こんなところでは歌えなくなってしまうのが心配である

そしてオッサンノニちゃんはなんとなく会えば話す仲になり、なんならオッサンノニちゃんにハマり、ノニちゃんシャンパンやらワインやらをご馳走したり、オッサンノニちゃんが隣に座った日はノニちゃん会計オッサン持ちになったりしたのである

ここまでがオッサンノニちゃんの仲良くなるまでの話。

ここからが本題で、最近ノニちゃんおかしい。

連絡はしてくれる。飲みにも行ってくれる。オッサンの大好きな笑顔で喋ってもくれる。

ただ、ノニちゃんは自制が効かなくなっているというか、自暴自棄になっているというか、そういう状態が目立つようになった。

ノニちゃんはどうやら仕事を辞めたらしい。ほんの数週間前まで「ほんとに楽しい天職だと思う!」と嬉しそうに語っていた仕事を辞めたのだから、相当のことがあったのだろう。ただ、懲戒免職会社都合退職ではないと本人から聞いた。

店主の女の子:ダイアさん(仮称)は、最近ノニちゃんが危なっかしくて仕方ないから、オッサンがいる時だけでもちょっと気にかけてくれると嬉しいと言っていた。もちろんオッサンノニちゃんが好きなので普段から気にかけているが、より気にかけて見てみた。

すると飲み放題を頼んでいるとはいえ前より圧倒的にスピードが早く、飲んでいるお酒の量は増えていた。

以前ノニちゃんは「私はゆっくり飲まないと長持ちできないから」と言って、飲み放題で元が取れるちょうどの量を飲んでいた。

それがゆっくりなのか疑問に思う人もいるかもしれないが、ノニちゃんスピードは元々それくらいだ。

長持ちできない飲み方をしているのに長居して、結局限界を感じて吐いてしまう前に帰るということがよくあった。

最近さらに危ない事件が起きたらしい。

この日オッサンは飲みに出かけていないのだが、ノニちゃんは1人で飲みに来たという。

そして面倒なタイプのオジサンに絡まれ、断りきれず次のお店に連れていかれた。

そして次のお店でホテルに行かないか提案され、ダイアさんに助けてLINEを送り、ダイアさんはその場から早く逃げるようにアドバイスを返している。

ノニちゃん友達にも連絡して友達危機を装って逃げようとしたが、せめて出された酒は全部飲んでいけと恫喝されて、飲めばこの場から逃げられると思って飲んで店を出たところまでは覚えているらしい。

ノニちゃんの次の記憶は、路上で座り込んでしまってホストのような人に水を渡されたこと。

そしてその次の記憶警察に声をかけられ、救急車に乗り込んだことだった。

これを話したノニちゃんは深刻な顔をしていた。

少なくとも今までの自分なら、そもそもダイアさんのお店から出ていかないし、変なオジサンに連れていかれた変な店で飲むならグラスがあいてないのにトイレに行かないし、トイレに行ったとしても「ちょっと休憩」とでも言って何か別のソフトドリンクを頼むし、と後悔が止まらない様子だった。

仕事を辞める前のノニちゃんが出来ていたことが、出来なくなっているという。

ダイアさんは心配がっているし、ノニちゃんもこのままでは嫌だと言っている。

この変なオジサンの件を詳しく知っているのは、オッサンと、ダイアさんと、ノニちゃんLINEした友達1人だけらしい。

オッサンノニちゃんに出来ることはなんだろう。

オッサンノニちゃんの楽しそうな顔が好きなので、ノニちゃん笑顔でいられるようにしてあげたいのだが。

2023-07-21

弱者男性の虚しい人生

料理作ってくれるかわいい奥さんなんていないから、自分で作ったンゴ。

弱者男性虚しい。酒でも飲んでないとやっていけない。シャンパンあけたで。酔ったぜ。

食べてくれる人もいない虚しさ。一人でいっぱい食ったら満腹や。

2023-07-12

投げ銭ホスト問題

今、俺か俺以外かもしくはそれ以外かで有名なローランド運営しているホストクラブ

配信投げ銭を稼いでそれでシャンパンタワーを立てて店の売り上げにする」

という手法が大流行している。

5月度は複数ホストで約20日間で総額1億円近い投げ銭を稼いでタワーを立てた。

 

まずホスト給与体系についてざっくり説明をしておくと

ホストは客が店で飲み食いした金からバック率に応じて給与を受け取る歩合制になっている。

客が1000万のシャンパンを入れた場合、バック率が50%ならホストは500万円を店から給料として受け取る。

この場合計算簡単で、税金がかかるのはホストが受け取った500万円になる。

 

店で発生する金銭のやり取りは客対店になっているので、

ホスト側にはその時点では金銭のやり取りが発生せずホスト個人にかかる税金が発生しない。

 

ところが、投げ銭を稼いでそれでシャンパンタワーを立てる場合、まず投げ銭ホスト側が受け取ることになる。

条件を合わせてバック率は50%視聴者が1000万円の投げ銭をしたとしよう。

1.視聴者はまず1000万円を投げ銭仲介会社に送金する

2.そこから手数料パーセント引いた額を仲介会社ホストに支払う

3.ホストはその金を店に入金しシャンパンタワーを立てる

4.入金した約1000万の50%分の500万円の給与を店からホストが受け取る。

 

この場合普通に考えれば

2で投げ銭仲介会社から約1000万円得た時点で税金がかかり

4でさら給料が入った時点でまた税金がかかると思うんだけど解釈合ってる?

 

1000万から所得税がかかって650万。

店には1000万入金する必要があるからその時点でマイナス350万。

500万の給料にも所得税がかかって400万だからプラスは50万。

思ったよりしんどい額だなって感じするな。

 

そもそもちゃん投げ銭分を確定申告してんのかとか

シャンパンタワー代は経費で落ちるのかとかいろいろ気になるところはある。

 

これまではホスクラって入ること自体が危ない場所って感じで

ホストに金を貢ぐことに対して強い忌避感があったけど

カジュアル配信投げ銭を募ることで、これまでよりも軽い気持ちホストに金が貢げるようになってる。

Vtuberやストリーマーがもうやってることだから今更感はあるが、

ガチガチ風俗屋が乗り込んできたことで、この文化本当に大丈夫かという気持ちがより強まった。

 

実はYoutubeでは露骨な金乞い行為禁止されている。

特に投げ銭ホストスーパーチャットではなく外部の投げ銭サービスを利用しているため、

まりやりすぎるとBANされる危険性もあるかもしれない。

2023-05-21

anond:20230519201851

別に気分は良くならんさ

だってまだまだ地獄入り口しか過ぎないんだから

お前が他の同症状の男性みたいに福祉にも繋いでもらえず旦那にも逃げられ野垂れ死んだらその時初めて快哉を叫ぶことにする

従卒シャンパンをもて!豚めが死んだぞ!!」ぐらいは言うかもだ

2023-05-19

一般人自分誕生日イベントを開いてメニューに数万円のシャンパンを用意してるのマジで異常で怖い

風俗で働いた10年間の遍歴

風俗10年間働いています

きっかけは19歳。初めての彼氏依存の末振られ、

もう彼に執着したくないので、風俗で働いたら後戻りできない的な考えから始めました。

紆余曲折がありつつも10年も続けることになった節目に

覚えている限りお店やお仕事の遍歴を書いていきたいと思います

・・・・・・・・・・・・

①学園系デリヘル

初めてメールを送り面接をすることになったお店。

ホテルがひしめく駅に初めて降り、面接をして採用される。

経験しか経験人数1人だった)ということで店長に講習をしてもらい

腰振りがうまいね、とお墨付きをもらう(笑)

初めての接客オタク系のお客さんだった。全然大変じゃなかったのに

こんなにお金がもらえるのか、と感動。

ただ、入店ほどなくしてなぜか親にバレたのでやむなく退店。

素人ホテヘルA

慣れてきたところで親にバレて残念だったので、すぐにほかの店を探して面接に行く。

しかしまたすぐにバレることになる。(ここでなんでバレたのか分かったけど割愛します)

店長相談したら、なぜか社長飲み会に連れていかれ、系列店のBで働くことになる。

ホテヘルの客層は①とあまり変わらず。

素人ホテヘルB

社長の紹介でまた別な地域ホテヘルで働くことになる。(ここまでで多分2カ月くらい)

居心地が良いお店で、女の子と少し仲良くなったりする。

お客さんもいい人が多かった気がする。

ある日忙し過ぎて、食事する暇もなく空腹が限界になったとき

部屋に入ってからお客さんに「蒸しパン食べていいですか?💦」と聞いたら

苦笑気味で了承してもらえました(笑)今ならやらないけども。

ただ治安のいい地域でもなかったので、本強客が多くてそれは少し苦労した。。

それから新しい彼氏ができたので少し風俗から離れることになる。

学生デリヘル

最悪だけど彼氏に慣れてきたのでまた風俗を再開。

③までで貯めていたお金で家を出たのでとにかくお金必要だった。

今までよりは単価高めのお店で働いてみた。

そこまでルックスいいわけでもないので、最初はあまり稼げなかったけど

写メ日記を頑張ったらそこそこいくようになる。

今までで一番感激したお客さんは、深夜にシティホテルに入った瞬間、

「何時までいられる?」と聞かれ、朝9時までと答えると、じゃあそこまでお願いね、と言われ

十数万払い、それからルームサービス食事シャンパンを飲み、少しプレイをして

眠って、朝になったら朝はビュッフェを食べさせてくれて解散、といういい時間だった。

それから裏引きというのを覚える。

格安ホテヘル

ふと、近所でサクッと働きたいなと思い立ち、歩いて行ける距離のお店で働くことになる。

一番最悪な客層の店だった。

エロキャラ売りをすると、過激なことを求められ、

清楚売りをしてもお店のコンセプトに合わないのでお茶を引く。

まりにもうまくいかないので、すぐに退店の申し出をするもの

写真を消してくれないので、キレて発狂メールを送りまくったら無事消える。

港区デートクラブ

裏引きのうまみを覚えたので、友達の紹介でデートクラブ登録する。

当時はパパ活という言葉はなかった気がするけど、やってることは今と一緒。

何人か紹介してもらって、食事してセックスしてお金を貰うみたいなサイクルを繰り返す。

爽やかめ医者のおじさんとホテルに入ったら、喘ぎまくりで実況系の変態

精液を飲むことなどを強要されたので、それからセックスが少し苦手な時期になってくる。

彼氏ともうまくいっていたし、バイトを頑張るようになる。

ヌード撮影会

またお金必要になったので、新しい仕事を始める。

ヌード個人撮影会というものがあると友達から教えてもらいすぐに面接へ。

採用され、2週間後くらいに初めて撮影会に出る。

男の人の前で裸になるのは慣れていたけど、スタッフさんから

兎にも角にも恥じらい!と教えてもらったので、赤面しまくった。

赤面しまくりながらも恥ずかしいポーズやらOPをするのが思い出すとおもろい。

居心地が良かったので、結構長く続けた。

アダルトライブチャット

この時の私は、他人から触られるのに抵抗があったらしい。(⑤もその時は辞めてた)

でもお金が欲しかったので、家でできる仕事をと思い、ライブチャット設備を用意する。

オナニーをしつつ頭を使うので、これがなかなか面白かった。

右手性器左手は見えないようにキーボードを叩きつつ

お客さんが来るような宣伝文句を書き換えたり、シークレットメセージ対応する。

同時接続数が増えると1時間で数万円稼げたりと、かなり美味しい仕事だったけど

新しい彼氏が出来て、辞めさせられる。

メンズエステ

また彼氏と別れたので、新しいことを始めたくなる。唯一のメンズエステ

今までやっていた仕事の中で、正直一番向いてないなと思った。

何故なら抜きに慣れ過ぎていて、それが無いとかなり手持ち無沙汰感が強かった。

ただ、オーナーさんが凄く厳しかったので、ルール違反はしなかった。

今でも仲良くしてくれる友達がお客さんの中で出来たのが財産だと思う。これはルール違反ですね(笑)

あとツボ押しスキルが上がったのもよかった。

⑩高級デリヘル

就職したりなどして、少しブランクがあったものの、お金が欲しいので働き始める。

デリヘル、と銘打っていたものの、Suica支給され自分で移動する店だった。。

出来たばかりのお店で、知名度があまりないという理由系列人妻店でも働かされる。

さすがに未だ人妻というには若かったのと、逆サバを読まされたことに納得いかなくて辞める。

お客さんは人妻には少し過激なことをしてもいいと思っている層が一定いるらしい。

あとお店にもよると思うけど、人妻無料サービスが多いのが謎!遠隔ローター無料とかえぐいです。

⑪老舗デートクラブ

仕事病みすぎたので気分転換面接に行く。

本当に病み過ぎていたので、だいぶ写真も良くなかったと思うけど数人と会う。

食事して、一通りプレイしてからいくらほしい?と聞かれたので提示するとなぜかキレられる。理解不能

結構なおじい様もいて、普通に勃起したりするので日本凄いなと毎回思わされる。

繁華街箱ヘル

仕事を辞めて、とにかく効率よく稼ぎたかったので箱ヘルで働いてみることにした。

流れ作業的に次から次にお客さんが来るので楽しかった。

見た目はいかついのにめっちゃプレイは優しいお兄さんとか

毎回ドンキで買い物帰りで、洗剤とか買ってきてくれるおじいさんとか

若者から老人まで、幅広い客層なのも退屈しなかった。

ただバックは安いので、8時間働いたとしても限界があると感じて退店。

地方デリヘル

仕事を辞めたので、一生に一回は出稼ぎをしてみたいと思い東海地方に飛ぶ。

初めてだったので5日間。出稼ぎスペックが物言う世界なので、ナイスバディだろうが体重保証金額が変わったりする。

到着するや否や体重計に乗せられ、申告した体重かどうかを確認される。翌日から勤務開始。

残念ながらご時世柄全く稼げず、ギリ保障を上回るくらいの金額で終了。

出稼ぎ写メ日記ノルマがかなり厳しく、1日に5回以上とかそんな感じだった。

ノルマ的なことがあると集中してしまタイプなので、5日間で2kgくらい痩せた気がする。もう行きたくない

⑭中級デリヘル

もういい年になってきたし、本業もあるので風俗業界から卒業したいと思いつつ在籍してしまう。

なんだかんだこの仕事が好きなのかもしれない。

このお店は自宅待機OKで、かなり勤怠の融通が利くのであまり出勤しないけど在籍している。

裏を引こうと思ったこともあるけど、今はめんどくさいので積極的にはしない。

店での自分職業設定が合っているようで、癒しを求めて来る人が多い気がする。

・・・・・・・・・・・

とまあ長くなったし面白くないけど書いてみると沢山ありますね。1日で辞めた店もあるのでそれは書いてないです。

お金が欲しい理由は単純に生活お金がかかるからです。ホストや貢ぎ癖などはありません。

欲しいものをあまり我慢できないだけです。

これから風俗身体を売るのを考えている人は、私みたいにずっと続けてしま場合もあるので気を付けてね。

今も売っている人は頑張ろうね。風俗を使う人は相手に優しく触れようね。

長くなったけど、読んでくれてありがとうございました。

2023-05-16

ホストのために風俗で働いてた女の自分語り

ホストのために身体を売る女の子の話が度々話題にあがってるので、ウン年前に当事者だった身として自分経験を書いてみる。あまり参考にならないかもしれないけど。

ホストにハマった経緯

バイト先の先輩に連れられて行ったのがきっかけ。

最初はこんなの誰がハマるんだろって思ってたけど、何度か行ったり連絡とったりしてたら担当のことを好きになってしまい、元の世界に戻れなくなった。

何故そんなにお金を使うのか

最初は、担当の将来の夢に協力したいとか順位を上げて喜ばせてあげたいだとか、まだ純粋理由お金を使っていたような記憶がある。

じきに、被りから剥がしたいとか、マイナス感情ボトルを入れることも増えていった。

スクラ現実逃避だけど、ずっと楽しいわけじゃない。1秒でも楽しい時間自分けがお姫様でいられる瞬間を増やすために課金する必要があった。

風俗で働こうと思った思考回路

普通に生きていれば特別事情がない限り風俗で働こうなんて考えには至らないと思うんだけど、あの世界にいると「風俗で働く」ってのが人生で取り得る選択肢の中に当たり前のものとして存在する。

から、そんな大事じゃないような気がしてしまって、わりと軽い気持ち身体を売ってしまう。もちろん最初の一歩は勇気がいるけど、そこに至るまでのハードル普通の人たちよりかなり低い。

そして一度身体を売ってしまうとそうでなかった自分には戻れない。自分価値がどんどん下がっていく。

どんな仕事をしてたか

コンカフェ(元々のバ先)→キャバ→おっパブソープ の順で働いた。

本当はキャバとかクラブで稼げたらまだよかったんだけど、お酒が飲めないかダメだった。

あと本来身分大学生だったけど、ホスト通いの弊害で休学してた。

どんな経緯でソープに流れ着いたか

お金欲しいけど性病は怖いからって理由でおっパブで働いてみたけど、大した額は稼げないし普通に粘膜接触もあるしでもうこれならソープでいいじゃんってなった。

自分で言うのもあれだけど、当時は若くて可愛くておっぱいも大きかったのでオーナーのツテで高級店を紹介してもらえた。

AVスカウトも何度か来てたけど、それだけは無理って断りつづけた。最初はしつこかったけどわりとすぐ引いてくれた。

ホストに唆されたか

風俗で働いてほしいとかもっとお金を使ってほしいみたいなことは言われたことはない…と思ってる。

ただ、ほとんどの子はそういうニュアンスのことを言われていると思う。「俺、もっと頑張って上に行きたいって思ってるんだ」みたいな。

結局、ホストの「頑張る」って言葉ホスト自身が何かするわけじゃなくて客がお金をたくさん出すって意味なっちゃうんだよね。

あと自分レアケだと思うんだけど、ほとんど持ってるお金だけで遊んでいたので売掛金で苦労した経験があまりない。その辺参考にならず申し訳ない。

どのタイミング風俗を辞めたか

担当から、もうシャンパン入れなくていいか風俗は辞めてちゃん大学に通ってほしいと言われたので辞めた。

それまでも無理しないでねみたいなことはよく言われてたけど、言われる度「担当優しすぎ♡もっと頑張ろ♡」とか思って全然間に受けてなくて、本気で辞めてほしいって言われて初めてちゃん理解できた。

まあこんなこと言うホストは滅多にいないと思うけど、私の担当は人の心を持ち続けることができていた、運が良かった、それだけ。

担当は本当に優しかったのに、私は担当のことを信じてあげられていなかったので大変情けない。

なお、泡やってることを担当には言っていなかったものの金遣いでお察しだった模様。

風俗辞めてから

スクラには継続して通っていたけど、お金がないので以前のような遊び方はできなかったし行く頻度もがくんと減った。

それでも担当は店外で会ってくれてたので、お金めちゃくちゃ使ってた時より幸せだし気持ちも安定するようになった。

でも所謂本命彼女になれたわけではなく、お友達まりだった。(セックスはする)

担当は会うたびに大学研究内容をめちゃくちゃ聞いてくるので、知的好奇心旺盛で可愛いな♡とか思ってせっせと教えていたけど、今思えばあれは自分ちゃん大学行ってるか確認してたんかもな。

今なにしてる

大学卒業してから普通に昼職で働いている。

しんどいことがあると、給料低いくせに割に合わねーーーと思ってしまうことがよくあるけど、それなりに我慢して働けている。

スクラにはもう行っていない。

幸いにもホスクラ以外にお金を使っていなかったから金遣いが荒いとかの癖はつかなかった。コスメほとんどプチプラだし、服はユニクロGUばっかり。

担当は少し前にホストを辞めてた。今でもたまに連絡はとるけど、しばらく会っていない。

一度だけ彼氏ができたこともあったけど、結婚願望が強い人で、結婚するなら隠し事は良くないなと思ったけどソープで働いてたなんて言えないから別れた。それっきり彼氏はいない。あと友達もいない。

余談だけど自分高校生の頃、バイト代とお小遣い全部AKBCDに費やして総選挙で何十票も投票してたことがある。元々そういう貢ぎ体質なんだろうな。

2023-05-13

ホストやってたけど普通サイコパスになれんよ

俺はホストやってたけど、人間的に騙しまくるのは無理だったので辞めた。

まずホストに来る女は全員病んでる。必ず病んでいる。初回というのがあって金額が安いので「物は試しに」などと言う輩もいるが、基本的に何かしら心に闇を抱えていることが多い。それを「ホストに来さえすれば解決する。こっちは客だぞ」と思っていることが多い。

色んなホストで初回ばかり来るやつは初回荒らしと言われる。こういうやつは基本わかる。まず金を持っていない。金を持っていないのにも関わらず頼み慣れている。観光のような形で来るやつらだ。こういう相手には基本的ホスト側も全力で行かない。ゴミ客のような扱いでとりあえず義務的にやる。

ホストは女の金を見ている。服装から風俗嬢か、一般人かなどを見ている。一般人で1人で来るヤツは比較的狙い目だ。普通は1人でホストになんか来るわけがいからだ。友達がいない・繋がりがないことを証明している。

ホストは、ブサイクな女の方が心置きなく騙せる。なぜかというと「お前みたいな女をまともに相手してやってるだけ感謝しやがれ。鏡見たことあるのか?」という感情が湧くからだ。だから金は等価交換だと認識する。したがって、悪いことをしているという感覚が無くなる。また、相手性格が悪ければ悪いほどそれを感じやすくなる。良い女(良い女などホストには来ないが)に近いほど、罪悪感が湧く。

基本的ホストも全員病んでいる。まともな男ホストなどしない。ゲラゲラ笑っているように見えていても、1人で家でずーんとなっていることがある。これは結構な人たちがそうなる。平気そうにふるまっていても、自分感情真逆のことを言うのはストレスなのである。「好きだ」「愛してるよ」「本気だよ」とずっと言わなければいけない。「お金がたまったら辞めるよ」と、ずっと真逆のことを言わなければならない。ずっと一緒にいれば家庭環境や辛かったことなどもわかって情も湧いてくる。それを覚えてなければ客ではなくなるから正確に覚える。つらい、つらい、こんなにつらい、あなたのためにつらい思いをしてるんだよ、わたしを助けて、というサイン黙殺して、自分が生きるために女の人生搾取する。

「俺はこんな酷いことをした」「俺なんてこんな酷いことをしたよ」というのが武勇伝のように語られる。武勇伝のようでいて、ストレスを発散している。客がクズからだ。俺たちがこんな酷いことをするのは客がクズからである。金はその対価だ。ありがたく思え。どうして俺が悪いと言われなければならないんだ。俺は救ってやってるんだぞ。

どれだけ言葉を取り繕っても現実は変わらない。「本当は好きじゃないんでしょ」と言う言葉に「好きだって言ってんだろ!!!」というキレ気味の言葉で返す。自分でも本当はどうなのかわからない。生活のすべては女のために尽くすためだけに存在することになる。月曜日はこいつ、火曜日はこいつ、水曜の午前はこいつ、水曜の夜はこいつ、木曜はこいつ、金曜はこいつ、土曜はこいつ、日曜はこいつ……

誰がどうなっているか覚えなければならない。間違えることはできない。絶えず監視されている。メモる。しかメモも見られる。携帯は必ず漁られる。女はずっと自分が本当に愛されているかどうか不安なのである。女は女で「私が一番愛されてる」と言う。私が一番彼のことをわかっていると言う。誰も本当のところはそのホストをわかってはいない。ホストはただの集金マシンで、客は金蔓である。旬も短い。若さ搾取されている。生きるために仕方なくやっている。ホストは、ホスト自身幸せになるためにやっているのだ。女を幸せにするためではない。女性不信になる。まともな恋愛をしようとしても、ホストテクニックがちらつく。こうすればなびくというのがわかる。モテようと思えばモテるが、真にモテているわけではなく、ただ言い寄って来られ、無尽蔵の愛を要求されているだけだ。そんなものはない。

胃も壊れる。酒ばかり飲むからだ。酒は、飲まなければいけない。客が高い金を出して買った酒だ。こぼせば最悪になる。

キラキラした世界ではない。順位を上げるために売掛金かいうのを作る。要はあとで自腹を切るということだ。ナンバーワンなどになると箔がつく。「ナンバーワン出して」という、ナンバーワンばかり狩る女がいるからだ。こういう女は金を持っていることが多い。痛客ほど金を持っている。初回なのに意味不明に酔っ払った状態で来るガキほど、意味不明風俗で働いて精神状態マッハになっていることがある。

俺は性病は2回なった。店に来る女だけじゃなく、自分開拓しなければいけない。死ぬほどヤッた。ナンパしてそのまま路上でヤるとか、ナンパしてネカフェに行ってヤるとか、声掛けしていけそうだと思ったらキスするとか、そういうことを別にやっても問題ないような感覚になってくる。自分でもなぜモテていたかからないが、とにかく俺はモテるのだという謎の自信があった。一般人になった今は誰にも言っていない。ホストをやっていたことすら伝えない。

金を多く得ている人々は、風俗に行かせることに慣れていた。風俗に行かせるのは「風俗に行ってくれ」と言うわけではない。ホストが困っているのを暗に示す。だんだん気軽に会えなくなってくるのだ。これはわざとやっている。それでもホスト必死に "時間を作って" 会いに来てくれる。ホストは「ほんとごめんね…会いたかった……」と言う。女は寂しくなる。ホストはそうやって頑張って会いに来てくれるのだから、少しならお店に行ってもいいかなと会いに行く。「来ちゃった」と言う言葉に、ホストは「ごめんね。 "ありがとう"。でも無理はしないでね」と言う。これは "無理をしろ" という意味だ。客は、店に行ってもお金を払わなければまともに相手をされない。そして別の女がシャンパンを頼む。「◯◯さんからシャンパンいただきましたー!!!」などと言われコールが始まる。そうすると担当がそちらの客のところに行く。

あいつか。あいつが苦しめているのか…!!!!!! 私の彼を苦しめているのはあいつか!!!!!!!!!

そして金を作らなければならないと思い始める。客は最初風俗に行くことなど考えない。一生懸命働く。足りなくなる。貯金も底をつく。風俗ぐらいしかないと考え始める。冗談めかせてホストに言うのだ。「お店にあんまりいけないし風俗に行こうかなー……なんて」と。ホストは怒り狂う。「お金は確かに助かるけど、風俗になんていかなくていい!!!ごめんね…俺がちゃんと会いにこれれば…」と。これは "風俗に行け" という意味だ。

だんだん本当に会えなくなっていく。私の彼が、苦しめているあの女のものになっていきそうに感じる。風俗に行く。しかしひとたび風俗に行けば、もう取り返しがつかない。

「なんのために私は風俗にまで行ったのか」

あとはひたすらコンコルド効果である。金を貢げば貢ぐほど、あとに引けなくなる。誰に何を言われようが辞めることはできない。もう「辞めなよそんなホストなんて」という友人の言葉は耳に入らない。むしろ友人は敵になる。「この有象無象らは私のことを理解してはくれない。どれだけ私が苦しんでいるのかわかっていない」となる。もはや愛がほしいのではない。意地である。止められない。ホストホストで、止められない。

ホストは客に別の客の悪口を言う。「愛してる」と言ったその次の日に「まじであのブスのせいで最悪」などと別の女に愚痴り、その女にも「愛してる」と言う。それを全員にやる。「俺は苦しめられているのだ」と思っている。事実苦しんでいる。女は「私と一緒にいるときぐらい休んでなよ」と言う。これは決して「休んでいい」という意味ではない。いい女・優しい女でありたいのだ。ホストは「いや、せっかく会えたんだから一緒にいたいよ」と言う。「休ませろ」という意味だ。こういうやり取りが限界まで続き、「私のためにこんなに無理してくれるなんて、私は本当に "愛されている" んだなあ」ということを実感する。そして携帯確認するのだ。無尽蔵の愛を要求し、確認する。

ホストにとっては、女のライバルは金である

タダで女を獲得するのは比較的容易だ。しかお金が絡むと段違いに難しくなる。実証するには、彼女に「ほしいものがあるから5万円ちょうだい」などと要求してみればよい。相当な抵抗をされる。「なんでそんなことをしなければいけないの」「はあ?結局金目的ってこと?」というようになる。お金で買えるすべてのものライバルになる。セックスというのは安いものだ。

こんな状態で大量に稼げるホストというのはどこか割り切っている。客の人生を抱える気でもいる。どちらかといえば嫌ってほしいのだ。ホストは辞めておけ。愛がわからなくなる。そして、クズ仕事である

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