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はてなキーワード: アンバランスとは

2022-07-08

格差資産価格の話

富の偏在とか、格差社会話題になっている。一部の富裕層が、世界中資産の大半を保持しているという。

その余ったお金はどこにいくのだろうか。有り余ったお金はどこに行くべきなのだろうか。

例えば、人間無限の食欲があって、お金が余ったら全部食事に使うということが出来るとする。

世界中資産がすべて食費に向かう、そうなると需要供給バランスから食材価格は高騰して、庶民は食べる事ができなくなってしまう。

けれど、お金持ちだからって、1日100回食べる事はできない。

資産を持っているからといって極端な需要供給アンバランスは起きない。

だけど、株を買ったり、不動産を買ったり、金を買ったり、仮想通貨を買う事は、無限にできる

買い続けると、需要供給バランスから本来価値を超えた価格取引されるけれど、

庶民が食べる事ができなくなったりという弊害はない。庶民は、株や不動産や金や仮想通貨を変えないだけだ。

仮想通貨の様に本来価値ものに何兆円もの値段がついたりする。

世界には莫大な富があって、一部の人保有しているんだけど、それは使ってなかったり、

株とか不動産とか金とか仮想通貨になっていて、実体経済に影響を与えていなかったりする。

実体経済に影響を与えると、物価があがってしまう。

大きなお金というのは、どうやって社会還元すべきものなのだろう。

2022-06-24

日本人は本当に「いじめ」「パワハラ」を無くす気があるだろうか。

いじめがありますか?」と聞いて、「あります」と答える学校は無いに等しいだろう。

パワハラがありますか?」と聞いて、「あります」と答える職場は無いに等しいだろう。

日本人は本当に「いじめ」「パワハラ」を無くす気があるだろうか。

私が考える結論は「ない」である

そもそも日本人は「いじめ」「パワハラ」の要因に触れたがらない。

究極的なことを言えば、学校にせよ職場にせよ、すべての人が「勉強だけしに来ている」「仕事だけしに来ている」のなら、

いじめ」「パワハラ」は起こらない。あくまでも、個人で完結するものならば。

ただ実際は、一人の力ではどうにもならなかったり、教わったり教えたり、同じ教室や同じ職場の人とのやりとりが前提の事柄もあり、

他人と関わらないと成立しないことがほとんどだろう。

そんな中で、「上役から現実離れした要求をされていて、現実とのギャップを埋めなければいけない」とか「自分が有利に(気持ちよく)なりたい」という私欲が介在し始めて、

そこに対人関係アンバランスが生じる。

対人関係アンバランスとは、最近の言い方だと「マウント」に当たる。

現実とのギャップを埋める」ことは指示だと捉えるのが普通だろうが、現実離れしているものは「マウント」だと私は考えている。

その「マウント」、要は「人を支配する」ことが問題で、日本では伝統的に行われてきたのに、

それを変えようとする姿勢が無い。変える姿勢が無いというより、変えられない仕組みなのである

マウント」には、やれ声が大きいだの、上から目線だのといった「小手先のものから男尊女卑フェミニズムといった「人間学的」なものである

日本はこういったものに触れたがらない。放置する。そして、「男尊女卑ダメならフェミニズムダメ」といった両立思考をしない。

テレフォン人生相談加藤諦三先生言葉が思い浮かぶ

「変えられることは変える努力しましょう。変えられないことはそのまま受け入れましょう。

起きてしまたことを嘆いているよりも、これからできることを皆で一緒に考えましょう」

変えられないのなら、まずその場における「報酬(得られるもの)」と「ストレス」を比較して、どちらが上かを考えよう。

報酬(得られるもの)」が上なら、「職場学校)に居る時間だけは仕方ない」と考え方を変えよう。あるいは、割り切ろう。

ストレス」が上なら、周りに確認しよう。今、自分が感じているストレスを他の人も感じているのか。

そして改善できる可能性がある人に相談しよう。

それでも変わらなかったら、もうその場からは離れよう。

そして、これからできることとしては、職場に限った話にはなるが、

求人サイト求人雑誌などで「応募条件」が書かれている求人を見つけて、そこに書かれている「応募条件」のスキルを身に付けること。

できればそれは「求人数の多い業界」「求人数の多い職種」以外の求人が良い。

ハッキリ言って、職場学校)としての良し悪し(生産性なり成績なり)をヒューマンリソース人の力)に依存しているところ、

また、何かを教えたあとで「わからなかったら、聞いてください」と言ってくるところなんて、すべてブラック

パワハラを繰り返す職場学校)、ブラックと関わることはやめよう。

残念ながら、今の日本では「事前にわかる仕組み」がほとんどない。

口コミサイトがあるが、掲載する側が審査するので、表現が強いものは載せない傾向がある。

から過去現在に関わった人が余程、腹に据えかねているようなところでないかぎり、

本音掲載されている口コミサイトが少なく、気になったら、実際に関わってみるしかない。

2022-06-22

anond:20220622123156

まあ、ぶっちゃけ20代が束になって投票したところで60代には勝てない。

https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20200706-00186658

俺くらいの年代だとまだ束になったら勝てるから選挙に行ってる。

まあ、ぶっちゃけ老人 vs 子育て世代投資額アンバランスさ (今、13:1くらいだっけ?) は誰のために政治をしたほうが票をもらえるかに依存しているんだと思う。

せめて、参議院ぐらい一人一票じゃなくて、人口による逆傾斜配分とかしてくれないかな。

年齢における人口が多いと一票の効果が薄まり、年齢における人口が少ないと一票の効果高まるみたいな。

2022-06-15

The yellow monkeyの変化

というより吉井和哉の変化かもしれないが、ソロ再結成にかけて声の荒々しさが失われてしまったように思う。今更こんな話をしても乗ってくるファンほとんど生き残ってないかもしれないが。

イエモンの魅力って(グラム)ロック歌謡曲の間で揺れてることにあったと思うんだよね。初期のグラムロックからチャート意識したポップな方向性への舵を切り始めるも捨てられない洋楽コンプレックス。この苦悩が生み出す人間臭さとアンバランス叫びイエモンの魅力で、楽器わからん俺みたいなアホにもそれが最も伝わってくるのが吉井和哉の歌い方だった。それが無くなっちゃった気がする。

から今のイエモンはなんていうか老後というか、余生というか、いまいち魅力を感じられない。吉井が死んだら改めて聞きたい。

2022-05-25

anond:20220524141031

喜んでるのはいいけど安い服を何年もずっと着てるような人が高級な傘持っててもアンバランスじゃね

来年は同じくらいの価格帯でワンピースでもプレゼントしてやれよ

流行りとかあるから妹に相談しつつ、傘に合うデザインのやつな

来年は靴かバッグで

2022-05-10

anond:20220510110125

こっちも並べ替えよう!


ブギーポップは笑わない

夜明けのブギーポップ

ブギーポップアンチテーゼ オルタナティヴエゴの乱逆

ブギーポップオーバードライブ 歪曲王

ブギーポップダウトフル 不可抗力ラビット・ラン

ブギーポップ・ダークリー 化け猫めまいスキャット

ブギーポップパラドックス ハートレスレッド

ブギーポップリターンズ VSイマジネーター PART 1

ブギーポップリターンズ VSイマジネーター PART 2

ブギーポップアンバランス ホーリィ&ゴースト

ブギーポップスタッカート ジンクスショップへようこそ

ブギーポップチェンジリング 溶暗のデカダント・ブラック

ブギーポップ・イン・ザ・ミラー パンドラ

ブギーポップバウンディング ロスト・メビウス

ブギーポップウィズイン さびまみれのバビロン

ブギーポップイントレランス オルフェの方舟

ブギーポップクエスチョン 沈黙ピラミッド

ブギーポップウィキッド エンブリオ炎生

ブギーポップカウントダウン エンブリオ浸蝕

ブギーポップ・ビューティフル パニックキュート帝王学

ブギーポップミッシング ペパーミント魔術師

ブギーポップアンノウン 壊れかけのムーンライト

ブギーポップオールマイティ ディジーがリジーを想うとき

2022-04-29

anond:20220429233710

誰も巻き込んだとは言ってないよ

ハトクロが自爆たかハトクロ炎上って書いたわけだし

でも燃え上がったハトクロの件と燃え上がった国連の件はどう考えてもアンバランスなので、ハトクロ炎上一時的しか機能しないよって言ってるだけ

別扱いであれば別扱いで良いんだよ、別扱いならば国連の件はどうなるんだろうね?という疑問が更に大きくなるだけだから

話の規模をデカくしすぎたので正直どこまで被害を縮小するかがフェミ側が取れる行為だと思うよ

ハトクロ炎上の件はタイミング的に国連の件のカウンターとして働いてる?

別なら別で良いんだけど、国連の件のカウンターとしてハトクロ炎上の件を利用している人が居るなら無茶な話だ
私企業国連じゃ平衡がまったく取れないだろうし国連の件に進展があると絶対にまた国連の件のほうが重く判断されてしま

進展あった際にハトクロを持ち出してもアンバランスからどう考えても封殺されてしまうのでハトクロは一時的スケープゴートしかならないと思うよ
国連の件と平衡が取れるもっと他の事象を探しておかないとハトクロは単なるジェンダークレーマー被害者として記録されるだけじゃないか

別なら別で良いんだけど、国連の件を別扱いするとそれこそ重くのしかかってくるんじゃないかな?

2022-04-28

anond:20220428113042

まあ例によって動作性は100くらいしか無かったから、アンバランスさで周囲を苛つかせてるのはあるんだろうなって思う。

2022-04-21

anond:20220421175345

吉野家親子丼は、吉野家牛丼のタレの味に寄せ過ぎているんですよ。

吉野家牛丼が好きなヒトにウケるようにした結果、鶏肉本来の味を引き出せていない。

妙に濃いタレの味と薄味の鶏肉アンバランスになってしまっている。

一方、なか卯親子丼は、親子丼としての完成度を極めていて、

鶏肉の選定も素晴らしいが、卵のほうも、火の通った卵と、半生の卵を同時に食べさせる

調理が美味しさを引きたてている。

高級親子丼専門店には叶わないけど、安いのに美味いを体現したような親子丼に思える。

2022-04-20

圧倒的慢性的人員リソース不足をおまえら能力が低いからだ!としか言わないのもどうかと思いますし、

まりにそれぞれ属人化しているので、そちらに人のリソースを割いたらこっちが倒れるというアンバランスで、いい加減にして欲しいところです。

自分の思い通りにならなく自分の思って期待しているスピード理解力が無いと罵倒されます

罵倒するのはめぐみんだけにして欲しいです。

ドキュメントを読み込んで理解するスピードは人それぞれだと思いますし、

自分の専門分野で得意なことはみなできて当たり前な状況を理解していないところも痛いです。

挙げ句の果てにおまえらのやってることは仕事じゃないからな!って自分が一番仕事できている体裁になっていることも不思議です。

まったく滑稽ですね、端から見たら。

今日もいくつか増田を書きましたが、トラバブクマがつきませんでした。

少しでも口答えでもしようものなら雇用関係のことをちらつかせるとか、何人もそう言われてやめていく人を見ました。しばらく我慢しているのが一番です。

今日はもう帰ります

また明日よろしくお願いします。

2022-04-15

最近読んだBLではない本と、関連BL本・関連するがBLではない本。(ネタバレあり)

 けっこういい感じに分厚かったけど、半日没頭して読んでしまった。

流浪の月』(凪良ゆう)

 来月辺りに広瀬すず松坂桃李の主演の映画が公開されるし、TSUTAYAに行けば売れ筋ナンバーワンとしていっぱい平積みされているので、わざわざ私が紹介しなくてもいい気がするが……。

 著者の凪良ゆう先生BL小説家としてデビューした人気作家。数年前からBLレーベル外の小説も書くようになった。『美しい彼』『わたしの美しい庭』『滅びの前のシャングリラ』など著書多数。

あらすじ

 主人公の更紗(さらさ)は、風変わりな両親に愛され、自由奔放で健やかに育っていた。だが、平和な日々は突然瓦解してしまう。天涯孤独となった更紗は伯母の家に預けられたものの、普通の家庭に馴染むことが出来ない。居場所のない彼女放課後、独りきりで公園に行き、ベンチに腰掛け読書をして時間を潰すようになる。

 公園には更紗以外にもう一人、ベンチの常連がいた。更紗の学校の友人達からは「ロリコン」と呼ばれる、痩身の若い男。彼は毎日、暗い目で女児達の姿を追っていた。

 更紗が伯母の家での暮らし限界を感じた夕方、これまで更紗に対して無関心を貫いていた「ロリコン」が彼女に近づいてきて……。


増田感想ネタバレあり)

 ざっくりと言えば、かつてTwitterとかでフルボッコにされた伝説の『幸色のワンルーム』(はくり)みたいなストーリー。傍目には、猥褻目的誘拐犯に性犯罪被害者が懐いてしまストックホルム症候群しか見えないけれど、実は訳ありのお兄さんが虐待を受けている女の子を救い、それをきっかけに強い絆で結ばれ、唯一無二の関係性を築いた二人の物語

 なんか物議を醸しそうな筋書きだけど、今のところ『幸色のワンルーム』のようなボコられ方はされていなさそうだし、これからもそうはならないかもしれない。

 ただ、レビューを見てみると、猫も杓子も作者が読んで欲しいように読んでいるというか、「事実真実とは違うということがわかりました。わたし無理解から他人を傷つけないように気をつけてようと思いました」と多くの人々が判を押したように書いていて、道徳時間小学生じみていて、うすら怖い。一体どうした、みんな真面目か。

 まあそれは置いといて。『幸色―』よりは好意的に受け入れられているっぽいのはたぶん、そもそも挿し絵無しの小説なので、女児可愛い言動性犯罪被害を描いてもそれを「性的消費」目的で書かれたとは思われ難いというのがあるのかなと思う。それに、物語全体のうち、被害者女児誘拐犯の暮らしが書かれた部分はそんなに多くない。それより、更紗が事件以来、15年の歳月をどのように生きてきて、現在はどんな風に暮らしているのかに多くのページが割かれている。そして、更紗が性的虐待を受けている場面や、彼女にとってはしんどいだけの性行為の場面は、心情はリアルに書かれても行為のものは生々しく描写されはしないので、虐待描写オカズ化は防がれている。そういう意味では安心

 未成年略取という犯罪に夢見すぎという批判はあると思う。だがそれも罪を犯した文(ふみ)の内心が吐露される章で緩和されるのかな、たぶん。

 現実にも起こりうる、子供被害に遭う犯罪とその冤罪当事者しか真実は知らないはずなのに憶測が飛び交い、被害者加害者ともにオーバーキルとなるほど晒し者にされ平穏日常生活を奪われ追い詰められること。そういうことを物語ネタとして取り上げることの良し悪し。それについて私自身がどう思うのかといえば、良しとも悪しとも言えないなぁという歯切れの悪いことを言うしかない。

 個人的好き嫌いのことをいえば、センシティブネタほど「逃げの一手」を打たない方が好き。例えば近親相姦もので実は血が繋がっていなかったのでセーフでしたとか、小児性愛者が未成年略取の罪を犯したと思ったら実はそいつ小児性愛者ではなかったのでセーフでしたとかいうのは、何がセーフじゃ甘えんな! もっと業に正面から向き合えと思う。

 『流浪の月』はどうだったかといえば、文は実は小児性愛者ではなかったので、そういうとこは私のあまりきじゃないものの類なんだけれど。だってたぶん多くの読者が「更紗と文にはこれからは静かなところで幸せ暮らして欲しい」とレビューに書いているのって、文が「安全な人」だとわかったからで、もしもまじもんの小児性愛者だったら同じ感想が出るか? っていう。なんていうのか、結局は罪を軽減して世間並に受け入れられるレベルまで物語引き下ろした感が出てしまうというか。それで事実真実は違うよねーと言われてもなって感じがする。

 だが、文がなぜ自らを偽ってまで小児性愛者のふりをしてきたのか、その事情と心情があまりにも切々と書かれていて胸を打たれたので、私の個人的好き嫌いとかどうでもいいかもう、と思い直した。

 事実真実は違う。人それぞれに抱えているものがあって、それを他人が何も知らない癖に常識だのなんだのを笠に着て叩くことが許されようか? 本作のテーマはそんな感じだが、幼い頃の更紗を育んだ家庭や、大人になった更紗に関わる人々などを、更紗が許容するもの・拒絶するものに、そうは言ってもな……とちょっと疑問が残るようになっているところが良いと思った。

 たとえば、母親が無理をせずに幸せであることは大切だとして、更紗は彼女自身母親や、同僚の子持ち女性自由奔放ぶりを許容する。ところが更紗の母親と同僚女性は娘の物分りのよさに甘え、自分恋愛にかまけて娘を放置するという全く同じ行動をする。だが、その結果は大きく異なる。更紗は母親に遺棄されたせいで理不尽辛酸なめることになったが、同僚女性の娘は放置されたものの完全には棄てられず、それが切っ掛けで更紗と文という年の離れた友人に出会い精神的に救われることとなる。同僚女性は更紗と文という協力者を得たお陰で、娘を遺棄せずに自分人生も大切にできたとも言えるかもしれない。同じ事が起きても結果は違う。これを人それぞれと言うか、そんなんただの運だから最初からちゃんとしているに越した事はないと思うか。現実としては、周囲から親にかけられるプレッシャーのお陰で子供が守られているという事も、往々にしてあるが……? などと、ちょっと考え込んでしま余地が読者には与えられている。

 一方で、更紗はDV気質のある恋人の亮のことは、交り合うところが一つもないと拒絶し切り捨ててしまう。亮がなぜDVを止められなくなってしまったのか、その理由を知っていながら、理解共感彼女拒否するのだ。母親が我が子を遺棄することには同情すら示すというのに、DV男はどんな事情があれどもダメであるというアンバランスDV男は許してはならない、そんな奴からは早急に逃げるべきだというのは正しい。ここを違えたら今時の読者には受入れられないのは想像に難くないが、世間へのご機嫌取りとも思えない、あえての偏った描写なのだろうか。と、ここにも悶々と考えさせられる余地がある。

 また、他人無理解によって苦しめられてきた更紗もまた無謬の人という訳でもなく、無邪気な思い込みで発した一言で文を深く傷つけたのに長い間気づかず、文の真実を知らないままであった。それは、読者が安易に更紗と自己を同一視して気分を良くするだけにとどまるのを阻んでいる。更紗が文の真実を知った時、それまで更紗と一緒に被害者意識を持って、解っていない人々を糾弾出来る立場にいたはずの我々は、自分達が解っていない人々と同じ穴の狢であることに気付かされ、ショックを受けるのだ。

 後半、読者目線では余裕で予想できる破滅的な結末に向けて、更紗と文が善意ちょっとした人としての良識を発揮したせいで転がり落ちてゆくところは、はらはらしてつい目が離せなかった。それはダメだ、善意でもやったらいけないやつだと、更紗達を批判することを、圧巻の心理描写妨害してくる。簡単に教訓を得ていい気分になって読み終えることを許してはくれない。それがこの小説のすごい所なのかなと思う。

 にも関わらず、レビュー者が判を押したように教訓を得た事ばかりを書くのは、この小説安易共感を読者に許さない、熟考を強いてくるからなのかもと私は思った。そう易々とは自分意見を書くことが出来ないから、かえってテンプレみたいな感想を書いてお茶を濁すことになるのだ。


さて、以下は凪良ゆう先生BL作品の紹介と、『流浪の月』とテーマが似ていると思う作品とかの紹介。

『美しい彼』(凪良ゆう)※BL小説

 主人公平良吃音を持っているせいで上手く喋ることができず、学校生活の中ではスクールカースト底辺に追いやられていた。両親に心配をかけることを畏れた平良は、イジメターゲットにならないように極力目立たぬよう、息をひそめて暮らしている。

 そんな平良は、高校二年の新学期、同じクラスになった清居(きよい)に一目惚れをしてしまう。清居はスクールカーストの頂点に君臨し、陽キャの面々に一目置かれながらも孤高にマイペースを貫く、まさに王者である。そんな清居とそのしもべ達から奴隷のようにこき遣われる平良だったが、清居が気まぐれに差し伸べる暴力的な救いの手や、逆境ものともしない凛とした姿勢に心酔する。やがて平良は、清居の一兵卒から立派なストーカーへと進化していくのだった……。

 凪良ゆう先生BL小説のなかでたぶん最も人気のあるシリーズであるイジメ被害者加害者カップリング主人公平良と、平良に惚れられた清居、それぞれの視点によって相手人間性共通体験についての見方ががらりと変わる。事実真実は違うとはまさにこのこと。

『にいちゃん』(はらだ)※BL漫画

 幼い頃、近所に住む「にいちゃん」に遊んでもらっていた、ゆい。彼はにいちゃんのことが大好きだった。ところがある日、にいちゃんが奇妙な遊びに誘ってきた。怖くなったゆいは、にいちゃんの部屋から逃げ出した。そこへゆいの母親鉢合わせたことにより、にいちゃん逮捕されてしまう。

 数年後。高校生になっても、ゆいはにいちゃんのことが忘れられず、親には内緒でにいちゃん行方を探していた。そして遂ににいちゃんと再会を果たしたゆいだったが、にいちゃんはゆいを怨んでいた。にいちゃんはゆいを拘束して動画を取り、それを脅迫材料として、ゆいを呼び出し、苛烈性的虐待を加えるのだった。


 ほんもの小児性愛者でしか性犯罪者の大人と、ストックホルム症候群高校生のカップリング虐待描写があまりにも凄惨で心を折ってくるので、性描写ゴリゴリにあるが抜けないエロ本みたいなことになっている。ヤバい奴に雁字搦めにされてしまった状況での愛は偽りなのかもしれないが、渦中にある本人にとっては本物に見える。その様を綺麗事なしに描写した怪作である


『私の男』桜庭一樹

 腐野花(くさりの はな)は、恋人との結婚をもって養父の腐野淳吾の手を離れることになった。花は幼いうちからまだ年若い養父性的関係を持ち、そしてもう一つ、誰にも言えない秘密を淳吾と共有していた。

 そんな花と淳吾の暮らしを、時の流れとは逆順に、章ごとに語り手を変えつつ描いた物語最後には花と淳吾の真の関係性が明かされる。

 はたからみれば養父から性的虐待を受ける女児物語だが、やはりこれも事実真実は違う系。ところが真実事実よりもどろどろとしていて、なのに純心であり耽美でもあるが、物凄い業の深さでもある。

 第1章が花と淳吾の別れの話で、それから章ごとに時を遡っていき、最終章家族を亡くして孤児になった花が淳吾と出会い養子になるところで終わる。

 私は初読の時に、まるでハッピーエンドのように終わるなぁと思ったのだが、再読したら別にハッピーエンドには思えなかったのは何故なんだ。もう一度読めってことかな、ハハッ。

 映画にもなっているのだが、映画版はまるで小さな悪女・花に淳吾が狂わされ搾り滓にされたみたいなラストだったから、あまりきじゃないな。


『つみびと』(山田詠美

 酷暑真夏若い母親は幼い子供達を部屋に置き去りにし、餓死させた。懲役30年の実刑判決を受けた母親を、世間の人々は好き勝手糾弾する。一体、母親は何故、愛していたはずの子供達を死に追いやってしまったのか? 母親自身の生い立ち、彼女祖母の代から続く凄絶な負の連鎖とは……。

 小説しか描けない現実があるとして、実際に起こった事件モチーフに書かれたフィクション小説である

 児童虐待と、世間の人々が助けたいとは思わないタイプ社会的弱者物語。著者の山田詠美先生自由女性恋愛小説を書く一方で、昔から社会の最下層にひっそりと生きる人々の事も書いてきた。中でもこれはすごい作品

 山田先生作品にしては珍しく、リベラル無責任で冷酷な一面が批判的に描写されている。

2022-04-09

結局、広告だけじゃなくて作品の中身まで使って批判したいんか

単行本1巻収録の「アイちゃん」のシリーズで何度も描かれるのは、電車内で女子高生男性会社員に胸を押し付ける場面。男性会社員は、この女子高生と会える通勤時間を「もはや憂鬱月曜日の朝に無くてはならない癒し」と捉えている。

全面広告で描かれた女子高生について、作中で男性会社員はこんな視線を向ける。

「いけないとは思いつつも 誰もが一度は目を奪われるーー

たわわに実った二つの膨らみが 少女らしく華奢な体をアンバランスに飾り立てる

男好きする設定が 制服を着て歩いているような少女

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_624f8d37e4b066ecde03f5b7

これ、広告の何処にも書かれてないし、冒頭に書いてる通り単行本の中身から拾ってるんだが、この論法広告単体の表現では無く、作品のもの政治的に正しく無ければ公共性の高い全国紙広告を出すべきでは無い)で批判するなら全国紙どころか地方紙まで使って全国に全面広告出したFGOなんて原作はR18だけどいいんか?別作品から関係ない?んなわけねーだろさっさと批判しろよ叩けよ。



政治的に正しくないR18作品原作であるFGO広告掲載した新聞一覧:

全国紙:読売新聞

東京都:東京新聞

神奈川県:神奈川新聞

千葉県:千葉日報

埼玉県:埼玉新聞

群馬県:上毛新聞

栃木県:下野新聞

茨城県:茨城新聞

静岡県:静岡新聞

山梨県:山梨日日新聞

長野県:信濃毎日新聞

新潟県:新潟日報

愛知県:中日新聞

岐阜県:岐阜新聞

福井県:福井新聞

富山県:北日本新聞

石川県:北國新聞

福岡県:西日本新聞

佐賀県:佐賀新聞

長崎県:長崎新聞

熊本県:熊本日日新聞

大分県:大分合同新聞

宮崎県:宮崎日日新聞

鹿児島県:南日本新聞

沖縄県:沖縄タイムス琉球新報

北海道:北海道新聞

青森県:東奥日報デーリー東北

秋田県:秋田魁新報

岩手県:岩手日報

山形県:山形新聞

宮城県:河北新報

福島県:福島民報

岡山県:山陽新聞

広島県:中国新聞

鳥取県:日本海新聞

島根県:山陰中央新報

山口県:山口新聞

香川県:四国新聞

徳島県:徳島新聞

愛媛県:愛媛新聞

高知県:高知新聞

大阪府:朝日新聞産経新聞

三重県:中日新聞

京都府:京都新聞(京都府内版)

滋賀県:京都新聞(滋賀県民版)

奈良県:奈良新聞

和歌山県:朝日新聞産経新聞(和歌山県版)

兵庫県:神戸新聞

2022-03-14

anond:20220313143855

エクレアは凍らせるな

なぜなら皮にはほとんど水分がないのであまり凍らずカスタードだけ凍るから

レンジ解凍させると熱い皮と溶けないカスタードアンバランスになって苦しいしチョコが溶ける

自然解凍時間がかかって大変だ

運用が面倒だからオススメしない

anond:20220314160112

その施策によってアンバランスになった男女比の解消のために、一夫多妻制を導入すべきだと思う。

武家社会イスラム教などの例を出すまでもなく、パートナーのいない女性を救うためにも必要施策

おそらく少子化問題も一気に解消するのではないだろうか。

その後の世代に渡っても。

2022-03-12

すごくロリっぽい女子と知り合った

ロリ風じゃないガチ中学生くらいに見える成人女性

脚も腕もほっそいし顔も幼い

最初はクオーターだからかなと思ったけど

どうやら思春期精神を病んで成長が止まったっぽいんだよね

両親の身長聞いたら期待値162cmなのに今151cmらしいし

ちょうど女子身長の推移と病んだ時期が一致するし

成長止まってアンバランスになる人は数多いると思うけど

理想的バランスで止まる人もいるんだなと感心した

本人はもっとでかくなりたかったらしいけど

まあ精神の方も成長止まったのか知らないけどちょっと特殊な感じになってて哀れだけど

2022-03-09

なぜ俺たちは育休後退職女にブチ切れずにいられないのか

多くのブクマカが「育休後復帰が前提だから退職おかしい、給付金を返せ」という本音ブコメで炸裂させていますが、なぜ彼らはそんなにも「ズルい女」にブチ切れずにいられないのでしょうか?

そこには、生活保護叩きのように、単に他人が楽しているのが許せないという感情を超えたものがあると思われます

最も大きいのは、「育休後復帰の枠を空けているせいで自分仕事が増える/人員補充がされない」という、よくある苦労話との結びつきでしょう。これは即座に類似事象である時短子供の突発的ケア職場を空ける女性へのいらだち」にリンクし、彼らの怒りを増幅させます

これに対してよくコメントで書かれるのが「個人が悪いんじゃない、会社が悪い」というものです。確かに、育休で空いた穴に即座に人員を埋めてくれない経営者職場を空けがちな女性カバーする他の社員の負荷を認識できない上司はまったくもって無能であり唾棄すべき存在でしょう。

……本当でしょうか?

hamachanこと濱口桂一郎氏の「新しい労働社会」および彼の類書では、日本企業特有メンバーシップ雇用システム本質を「空白の石版としての雇用契約」であることだと説明しています。やや端折った説明をすると、「空白」とはあらゆる制約が書き込まれていないことを指します。つまり職務内容、勤務地、そして労働時間でさえ無制約なのです。昭和モーレツサラリーマンにとって「ワークライフバランス」の「ライフ」とは「生活」ではなく「生命」を指していました。メンバーシップ雇用システムの中で全員が管理職候補社長候補とハッパをかけられ、命を落とすギリギリまで働くのが美徳とされていたわけです。

とはいえ、この「労働時間の無制約性」は、2018年法律罰則のある上限規制が設けられついに法的にも規制されることになったわけです(それまでの月80時間過労死要件あくまでも裁判になったときに使われるもので、行政労働基準監督署の指導根拠ではありませんでした)。この労働時間の法的規制ができた今となっては、経営者従業員に無制限残業を命じて育休の穴を埋めさせることはできないはずです。しかし、実際には部署のデキるメンバー管理職が分担して肩代わりすることで、補充なしで職場を回している現実があります

ふたたび、濱口氏の説明引用します。多くの従業員が恒常的に残業しなくても済むような状態、家庭では父母としての役目を果たせる状態、これを「第1次ワーク・ライフバランス」と定義します。

https://toyokeizai.net/articles/-/163073?page=3

濱口氏の説明によれば、日本では「第1次ワークライフバランス」を確保するための規制制度が薄すぎる、あるいはこれを実現しようという労使双方の意識なすぎることが問題です。労働時間が無制約だった時代が長すぎ、残業することが経営者にとっても従業員にとってもデフォルトになっているため、これを根こそぎ変えるには相当な苦労が必要です。

一方で、「育休」や「時短」、「子供看護で早退」は「第2次ワークライフバランス」と定義できます。この2つの違いは、第1次が一般的従業員に対して受動的に与えられるシステムであるのに対し、、第2次はそれでは不足している労働者がみずからフレキシブル労働時間を短くできるシステムであるということです。日本特有アンバランスさは、この第2次ワークライフバランスへの規制比較的強く(1年の育児休業を男女ともに法的に保障しているのは先進国でも日本くらいです)、それに比して第1次ワークライフバランスへの規制意識が弱い点にあります

この第1次ワークライフバランスへの規制意識が労使ともに弱いことが、経営者の付け入る隙を与えています。育休で抜けた穴に一時的人員を配置するのが容易なジョブ雇用制度とは異なり、メンバーシップ雇用制度では、「育休で1人2人が一時的に抜けたくらいなら既存社員残業でがんばらせる」ほうが意思決定として合理的なのです。

結論です。

俺たちが育休後退職女にブチ切れずにいられないのは、企業無能でも悪意があるせいでも、ましてや「フェミニスト」が女性優遇システムを作ろうとしているからでもなく、日本社会全体に「第1次ワークライフバランスへの規制意識」が不足していることが問題です。これを解決するためには、労働組合を中心にインターバル規制や「残業オプトアウト化」を行っていく必要があります。そのために一人一人が声を上げていきましょう。

https://career.y-aoyama.jp/article/childcare-leave-retirement

2022-02-24

ワイ、意識低く生きてるマン

この世には不幸な人っているんだけど。不幸な人の本当の不幸の理由は才能がないことじゃなくて。

才能はないけど野心だけはある事なんだよね。そのアンバランスさが不幸を呼んでいる。

もっと適当に生きたらいいと思うんよな。ワイみたいに。

2022-02-22

anond:20220222072305

そうだよな。

衛宮士郎場合は、桜は一歩引いてくれてるから衝突しないけど、凛とはけっこう衝突する。アーチャーとは殺し愛になるし、セイバーはもはや飼い犬。家庭としてはアンバランスだ。桜みたいなのが理想なんだろうけどヘイトためすぎて外で暴れてるし。

シンジ場合は、あれだけ役に立っても愛されない。

家事有能男子理想形ですらこの始末だ。

2022-02-13

大人の発達障害最近ドヤ顔大手振りだが子供発達障害の方が100倍悲惨だろ

幼児期 → 成熟が遅いのかガチ病気なのか分からず親が発狂

小学校 → アスペへの理解度皆無のガキ共にボコられワンチャン登校拒否。運が悪いとヒマワリ学級行きで教育レベル大幅低下。

中学校 → 思春期不安定アスペアンバランスが大幅加速。精神の均衡が崩壊性犯罪者として仕上がる奴らも産まれやすい時期。

高校  → 対人関係ストレスによる学習能力低下が加速。引きこもって勉強に明け暮れたせいで人間としての成熟未完成になるものも。

大学  → 周りと上手く付き合えずにあらゆる面で不利に。自主自立という言葉の元で突き放されがちなのでここで完全にドロップアウトするアスペ多し。

就活  → 普通に就活を始めたら詰み。普通じゃない就活を始めようとしても方法が分からなければ詰み。違和感無視して大手公務員に転がり込むのが実は正解。

大人  → 金という最強の手札を自力で生み出せるようになっているので意外と何とかなることも。ここまで来れた時点でもう割となんとかなんだよぶっちゃけ

2022-02-12

連載期間が長いのに、作中で時間が経たないマンガ

って、何が有名?

 

昨日、かわぐちかいじの「ジパング」を読み直したんだけど、全42巻(連載9年間)のうち最後の1/3は、作中時間における約12時間を描いたものだった。

 

こんな風に連載期間と作中時間が極端にアンバランスマンガが有ったら教えてください。シリーズ通してでも、1つのエピソードでも。

 

 

※「ジパング」の最終42巻は、エピローグ的に作中時間の60年を一気に描いてるから最後の1/3ってのは極端な言い方だけど

 

■2/14 14:00追記

バズってた。たくさんの情報ありがとうm(_ _)m

しか人力検索より増田の方が情報が集まる時代が来るとは…。

2022-02-07

オタクの願望がなぜキモい

オタクって自分の身なりには気を使わないくせに、美少女を求めるのがキモい

身なりのいい女が好きなら自分の身なりにも気を使いましょう。

自分はやらないけど他人には求める。

そういうアンバランスさがキモいんです。

2022-01-29

どうにもアンバランスである

従業員会社不利益をもたらす(ミス悪口横領など)とほぼ確実に何らかの処分が下されるが、会社従業員不利益パワハラサービス残業など)をもたらしてもほぼ確実に何のお咎めもなく、従業員側が一方的泣き寝入りを強いられて終わる。

2022-01-15

ぼんやり良かった記憶がある少女漫画

読んだの結構前なので、割と忘れてる。

ぼんやり良かった記憶がある奴をピックアップした。

キャラ名とか覚えられないので、特徴で書いてるけど許して。

フルーツバスケット

連載時に母と妹がハマっていたので、自分も読んでいた。こういう陰のある話は好きなので、普通に楽しく読んでた。設定とかストーリー面白いなと思ったけど、キャラあんまり好きにならなかった。特に透についてはマジで好きでも嫌いでもなく印象という印象が無くて、逆に怖い。(ユキやキョウもあんまり印象にない)

透の友人のヤンキー電波とか牛くんのほうが思い入れがあるレベル

別にフルバに限らないけど、少女漫画は行動とか心情とかに自分の考えと距離感があってそれが引っかかる事が多い。

ガラスの仮面

父がハマっていたので自分も読んでた。これは普通にほかの男性にもおススメしやすいと思う。基本的にスポコンだし、シュールギャグ的な感じもあって飽きなかった。

色んなアニメ漫画パロディにされてる作品でもあるので、そういう意味でも読んでて面白い特に月影先生ライクなキャラはそこそこ見かけるし。

ガラスの仮面に限らず、ある程度(少年青年漫画含む)古いスポコ漫画価値観イカれてんな~って感じる。

高杉さん家のお弁当

最終話まわりとメガネの女が絡む所以外は面白かった。お弁当を通じた社会性みたいなのはテーマとして読んでて感心したし、主人公メガネと無口の女の子が一緒に暮らしていく中で距離が近づいていくのは良かった。それが良かったからこそ最終話周りはクソなんですけど。

悪かった所で言えば、メガネ女と、主人公メガネに対する周りの態度に作者の影がチラチラ見えた感じがして気持ち悪かった。

良かった所は凄い良かったし、悪かった所は本当に悪いアンバランス漫画

おはようとかおやすみとか

これは割と最近アプリで読んで面白かったか単行本買って読んだ。

ものすごく特別な事が起きてるわけじゃないんだけど、小さなことの繰り返しで四人が家族になって行ってるのは凄い良いな~と思いながら読んでた。

物語が大きく動く前に終わってしまって惜しかったとも思う。ただ、最悪な展開にならずに終わってくれてよかったと思う気持ちちょっとある。(高杉さん家と若干被ってる感じがしたのでそのせい)

物語

強くて優しい男は男も好き。主人公ゴリラは好きだったけど、ヒロイン女の子別に好きでも嫌いでも無かった。イケメンは作中で一番好き。

基本的ギャグ調で進んでいって感傷的になりすぎることが無いので読みやすかった。

良い意味中高生向けっぽい感じがした。(そういう意味では最終話あたりでセックスしたっぽい描写があったのは驚いた。少女漫画だとその辺の敷居が低いっぽいのは感じてるのでメイン層には問題ないのかも)

ぱっと思いついたのはこのくらい。

少女漫画あんまり読まないのもな~と思って一時期ちょっと読んでたけど、結局読まなくなったし、積極的に読む気もないな。

少女漫画特有フォーマットコードが正直、あんまり合わないなと思った。そのコードが入ってるんだろうなぁと思うと今後もあんまり手に取る気にならない。

ぶっちゃけ少女漫画って少年漫画の対じゃないんだよね。感覚的にはなろう漫画とかジャンプ漫画って感じ。なろう漫画ジャンプ漫画特有コードフォーマットがあるので、それがあるのが少女漫画って感じがする。

(「魔法使いの嫁」がおススメの少女漫画として挙げられてたけど、少女マンガじゃないと思って外したし。)

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