「いじめがありますか?」と聞いて、「あります」と答える学校は無いに等しいだろう。
「パワハラがありますか?」と聞いて、「あります」と答える職場は無いに等しいだろう。
日本人は本当に「いじめ」「パワハラ」を無くす気があるだろうか。
そもそも日本人は「いじめ」「パワハラ」の要因に触れたがらない。
究極的なことを言えば、学校にせよ職場にせよ、すべての人が「勉強だけしに来ている」「仕事だけしに来ている」のなら、
「いじめ」「パワハラ」は起こらない。あくまでも、個人で完結するものならば。
ただ実際は、一人の力ではどうにもならなかったり、教わったり教えたり、同じ教室や同じ職場の人とのやりとりが前提の事柄もあり、
そんな中で、「上役から現実離れした要求をされていて、現実とのギャップを埋めなければいけない」とか「自分が有利に(気持ちよく)なりたい」という私欲が介在し始めて、
対人関係のアンバランスとは、最近の言い方だと「マウント」に当たる。
「現実とのギャップを埋める」ことは指示だと捉えるのが普通だろうが、現実離れしているものは「マウント」だと私は考えている。
その「マウント」、要は「人を支配する」ことが問題で、日本では伝統的に行われてきたのに、
それを変えようとする姿勢が無い。変える姿勢が無いというより、変えられない仕組みなのである。
「マウント」には、やれ声が大きいだの、上から目線だのといった「小手先」のものから、男尊女卑、フェミニズムといった「人間学的」なものまである。
日本はこういったものに触れたがらない。放置する。そして、「男尊女卑がダメならフェミニズムもダメ」といった両立思考をしない。
「変えられることは変える努力をしましょう。変えられないことはそのまま受け入れましょう。
起きてしまったことを嘆いているよりも、これからできることを皆で一緒に考えましょう」
変えられないのなら、まずその場における「報酬(得られるもの)」と「ストレス」を比較して、どちらが上かを考えよう。
「報酬(得られるもの)」が上なら、「職場(学校)に居る時間だけは仕方ない」と考え方を変えよう。あるいは、割り切ろう。
「ストレス」が上なら、周りに確認しよう。今、自分が感じているストレスを他の人も感じているのか。
そして、これからできることとしては、職場に限った話にはなるが、
求人サイトや求人雑誌などで「応募条件」が書かれている求人を見つけて、そこに書かれている「応募条件」のスキルを身に付けること。
できればそれは「求人数の多い業界」「求人数の多い職種」以外の求人が良い。
ハッキリ言って、職場(学校)としての良し悪し(生産性なり成績なり)をヒューマンリソース(人の力)に依存しているところ、
また、何かを教えたあとで「わからなかったら、聞いてください」と言ってくるところなんて、すべてブラック。
パワハラを繰り返す職場(学校)、ブラックと関わることはやめよう。
残念ながら、今の日本では「事前にわかる仕組み」がほとんどない。
口コミサイトがあるが、掲載する側が審査するので、表現が強いものは載せない傾向がある。
「なぜいじめが起こるのか」って議論自体が的外れなんだよね はてなーなんか「いじめるのが悪いことだと思ってないんだ!」って、幼稚な世界観ばーっかり想定してるから んなわけね...