というより吉井和哉の変化かもしれないが、ソロ~再結成にかけて声の荒々しさが失われてしまったように思う。今更こんな話をしても乗ってくるファンはほとんど生き残ってないかもしれないが。
イエモンの魅力って(グラム)ロックと歌謡曲の間で揺れてることにあったと思うんだよね。初期のグラムロックからチャートを意識したポップな方向性への舵を切り始めるも捨てられない洋楽コンプレックス。この苦悩が生み出す人間臭さとアンバランスな叫びがイエモンの魅力で、楽器のわからん俺みたいなアホにもそれが最も伝わってくるのが吉井和哉の歌い方だった。それが無くなっちゃった気がする。
だから今のイエモンはなんていうか老後というか、余生というか、いまいち魅力を感じられない。吉井が死んだら改めて聞きたい。
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