はてなキーワード: ムードとは
ムードとかあんま関係なく突然セックスしたくなるようで、全く濡れてない時は唾つけて突っ込まれる。
されてるうちに気持ち良くなる時もあるけど、大抵痛い。
しかも彼氏は騎乗位でしかイケないので、すぐその体勢にされて私は必死にスクワット。痛いのに。
まーそれでも大抵いけないから抜いてフェラしてから彼氏がオナニーするのをてつだって、精液飲む。
今までの彼女の時は前戯してたけど私は濡れやすいエッチな身体だから大丈夫らしい(彼氏談)
いつも彼氏は「俺が入れただけでイッてくれる子になってほしい」と謎のプレッシャーをかけてくる
まー一応私も彼も二人とも気持ちいいセックスできたらいいなって思ってるからいろいろ試してみたくて
私が自分でオナニー(5分くらい)してイってからだと気持ちいいことに気づいたので、
「興奮しちゃったから入れる前にイっていい?」
って言ったけど彼氏はその5分くらいの間に萎えたようで「疲れた」と言って寝た。
なんやねん
別れたろか?ア?
彼氏と付き合うまで処女だったから、もしかしたらこのセックスが普通なのか??っていう恐怖がある
ただの人には言えない愚痴でした
そして話を現代に戻そう。
ある日、弟が帰ってくるや否や手紙を見せてきた。
「あの学童所が引っ越すんだって。名前も『ハテナ学童』から、なんかよく分かんないのに変えるとか」
むしろ、あのボロい住処でつい最近まではやっていたことに驚きだ。
それにしても、引っ越すだけではなく名前も変えるのか。
「で、引っ越す時に手伝って欲しいって。ボランティアで」
「ボランティアねえ……」
恐らく、タダ働きってことだろう。
「で、兄貴は行くの?」
「まさか。俺たちはあの施設に金を払って、不本意にも預けられていただけだぞ。引越しの手伝いなんてする義理はない。経済回すためにも業者に頼めってんだ」
「大した理屈だけど……兄貴にだって、義理はなくても人情はあるでしょ。形がどうあれ、それでも世話になったと言えなくもないんだし」
署名活動の時やたらと泣き喚いていた弟が、随分と健気なことを言ってくる。
俺よりもロクな思い出がなかった場所だろうに。
「他の子もくるだろうし、皆で久しぶりに何かやるのもいいんじゃない。少しでも思い入れがあるならさ」
「にゃー」
膝に乗っていたキトゥンが、弟と呼応するように鳴き声をあげた。
そういえば、キトゥンと出会ったのも学童時代の出来事が遠因か。
いや、キトゥンだけじゃない。
ウサク、タイナイ、カン先輩、今でもよろしくやっている友人もいる。
その点では無下にもしにくい、思い出の場所といえた。
まあ、それでも俺の意志は揺らがないが。
「いずれにしろ、その日の俺はバイトだ。ボランティアと比ぶべくもないな」
実際のところ、都合悪くバイトの予定はない。
建前上、そう断っただけだ。
「はあ、分かったよ。じゃあ俺は、父さんと母さんにも聞いてくるよ」
弟がそう言って部屋から出ようとした時、俺は慌てて扉を遮った。
「待て弟よ。分かった、俺も行く」
「え、急にどうしたんだよ」
もし両親が手伝いにいけば、他の保護者や学童の子とも話すに違いない。
ティーンエイジャーにとって、そんな状況は想像するだけでキツかった。
親というフィルターにかけられた子供の話ほど聞くに堪えないものはない。
「俺が行く以上、人手は足りている。だからこの件は他言無用だ。もし聞かれたら『学童の子だけでやることだから』と答えろ」
「思い出の場所に別れを告げるんだ。バイトとは比ぶべくもない」
まあ、なんだかんだで“思うところ”もある。
建物は当時からボロかったが、久々に見たら更に酷くなっている。
「おう、マスダ。来てくれたのか」
久々に会ったハリセンも“ザ・中年”みたいな見た目になっていた。
「きてくれて悪いが、もうほぼ片付いているんだ」
確かに俺たちがやることは残ってなさそうだ。
それ以外はほとんどダンボールに入れられ、ほとんど車に押し込まれていた。
面倒な仕事は避けたくて遅めに来たものの、意外にも多くの人が手伝いに来ていたらしい。
「せっかく来たんだし、中でみんなと話したらどうだ」
手持ち無沙汰な俺たちに、ハリセンは気を利かしてそう言った。
促されて家の中を覗くと、元学童らしき人たちが談笑しているのが見える。
しかし、その中に俺たちの知っている人は少ない。
俺たちは踵を返して外に出る。
「……俺と弟は外で待つよ。まだやることがあったら呼んでくれ」
知り合いもいるにはいたが、今では疎遠になってしまっている相手。
話せることも話したいことも特になく、同窓会ってムードじゃない。
俺たちには、あの空間は居心地が悪い。
シリーズ十周年くらいの息の長いジャンルに急にハマって、半年くらい前に専用アカウントを作った。
以降、今まで何を描いても2ケタ未満だったふぁぼりつが今いるジャンルだとグングン伸びる。
言語分からない日本語の、更にたまにしか絵を上げない私みたいなアカウントをフォローしてくれて申し訳ない気分。
最初得体が知れない場所に自分の絵が出回って怖かったけど、そういうものかなって思ったら慣れた。
今まで感想なんて全然貰った事なかったのに、描く度に感想貰えるから嬉しい。励みになる。
ファン同士の結びつきがとても強い感じ。
新規で入って来る人が少ないのか、新参への歓迎ムードがすごい。
関わり合いが濃いから疲れる時があるけど、それを差し引いてもポジティブなムードがあっていい。
ジャンル自体も好きだけど環境がとてもいいなと感じるので、長く付き合っていけたらいいなぁ。
夜にアップしていた絵がとても伸びたので、ふと思った事を書いた。
みんなありがとう。
とでも書いていたと思う。
でもどうせ批判するなら、「想像力のある、賢く優しい人」の罪悪感を刺激するばかりで「想像力のない、愚かで無神経な人」にはまるで届かない戦術は避けたいとも思う。
結局満員電車がなにもかも悪いんだよ。だけど、これに関しては日本全体が諦めムードなんだよね。私はやってみなきゃわからないと思うけど。政治は一人の力じゃ動かせないし。まあ、満員電車を解消するつもりがないとすれば、「男性専用車両の導入」は次点の案としては呑み込めないこともない。そんなの導入されたところでセクシャルマイノリティーの居場所はどんどん狭くなるばかりだし、私のように男性の痴漢被害者が救われることなんてないんですけどね。ここは何も考えず、「極度に密着してしまうプライバシーのない空間」をお風呂やトイレのように男女別とするのは(マジョリティにとっては)合理的なのだろうと思うよ。別にそれくらいいいよ。でも全車両はやめてね。今時お風呂やトイレだってマイノリティに配慮してる時代なんだから。
1. 敵機を撃墜したときにお通夜ムードになる。あんな反応だったら撃墜した人が不味かったのか不安な気持ちになるから有り得ない。イエーイとかヒャッハーとか歓声が上がっていないとおかしい
2. 視聴者は神の視点で軍艦の中と政府の内部とマスコミとコンビニの中を神の視点で見れる立場なのに、左翼や平和団体の人らが公安警察や自衛隊の憲兵隊の転び工房で次つぎに別件逮捕されて拷問される場面が描かれていない
3. 2まで行かずとも戦争反対や、軍拡反対を主張する日本人が政府の雇った右翼やそのまま警察に弾圧される場面がないのはおかしい。場面設定が日本のはずだけど民主的だから日本じゃない。つまり場所が日本じゃないからあの軍団は日本以外の所属の軍団だから自衛隊ではない
4. 敵パイロットが奪った拳銃で自決しないのがおかしい。日本にやってきたほうの北朝鮮の不審船の乗組員(北朝鮮の兵隊)は史実(日本政府の発表)では当人らの意思で自爆して自決したはず
5. 国民の敵だと怒鳴られて空自幹部に銃殺されて死ぬ野党議員がいない
6. 法律がない時点でもドローンを基地上空に飛ばした一般国民を取り締まろうとするのが自衛隊のはず。衛星電話で無許可通信した男女の記者がスパイ罪で尋問されないのは不自然だ
8. 常任理事国が介入して救ってくれることはあり得ない
10. 記者らのカメラが奪われたり映してはならない場面を規制されたりデータを没収されていない 報道の自由がない日本しかも艦内ではありえない
アメリカのラストシップを見た時も思ったけどあまりにきれいごとに描かれすぎていて
自分が痴漢願望全くない男だから痴漢のことを深く考えたことがなかったけど、最近ブコメで「性欲じゃないらしい」っていう一部のやりとりを見て、そういえばなるほどなと思った。
自分も性欲で考えていたから、少なくとも性欲で言ったら痴漢なんて少しもやりたいと思えない。2人きりの所でそれなりのムードで裸や下着で女性と抱き合ったりするのは最高に好きだけど、ただ触るのだけだとなんも感じられないというか。どこを触っても何の欲望もわかない。
むしろ性欲オフで人の身体に触ると筋肉を探ってマッサージしたくなる。これは実家にいた頃母や姉の肩もんでたせいなのかどうなのかわからん(我が家は全員かなりの凝り症)。
だから痴漢て自分とは何の関係もないかと思ってたけど、性欲じゃなくて例えばなんかタブーを踏み越えること自体への衝動とか、破滅願望とか、スリル中毒とか、そういうラインで改めて検討したらそれならあるのかも知れない。
性的な精神病の人ばっかり出てくる漫画で痴漢中毒の人間も「あの女は痴漢が出来ると気付いたからやる」みたいなことを言ってて、性欲が高まったからやってしまうっていうのと違う感じだった。
ソシャゲ中毒みたいな、タスク処理みたいな変な回路が脳に出来てしまうと抗えないっていうのはあるのかも知れない。
これが本当に理解してるのかもわからないし、もしソシャゲ中毒みたいなもので正解でもソシャゲ中毒もなおしかたがないから解決しないしね。
あ、ぼくは(自分が主導権握ってると)ねっとりしたエッチしかしないからやって事ないですよ?
ただ、いかにもそういうのが好きそうな事を言う人がいたから冗談半分で
「首絞めセックスとか好きでしょ?」
って言ったら、
「好きには好きなんだけど…男が大変みたい」
って言われた。
大変だという理由は2つで
・手が塞がるから大変
とのことでした。
これの感想書く前にぼくがなんでこういうのをやってこなかったのかって話をしといたほうがいいか。
ぶっちゃけですね…自分の好みのエッチがどんなものなのかを探求するほどエッチしてないし、それに付き合ってくれるほど言いなりな相手も…まあいらっしゃらないわけです。
皆さん、性癖性癖って色々おっしゃるんですけど…ぼくに言わせれば、そもそも論として
「え?みんなそんなに色々試してるの?」
って思う次第です。
あ、自分の中でこういうのがカワイイとか、こうなってくれると面白いみたいなのはありますよ?
ただ、それって、別にAV男優顔負けのすげープレイをしなくても、前戯の段階とか、ホテル行く前の段階で
「あー面白いほど話が噛み合う」
とか、
ってところで、割と満たされちゃうんです。
強いて言うなら、フェラはしてほしいです。
目が合うとエモいし、イカずに気持ちいい状態が続くし、最高です。
あとは、体触るの好きですねぇ…。
おっぱいとかお×んこもそうなんだけど…髪の毛とか手からしてもう質感違うから…触ってるとホルモンバランス整うから好きです。
あ、そういう意味でいうと、めっちゃおっぱい星人っぽくなるし、手マンすきですね。(手マンっていうかあのへんの肉触ってんの好きですね)
ずっと触ってられるじゃないですか!
…というわけで別にハードなことしなくてもけっこう満足しちゃうんです。
自分が普段味わうことのない感触が満たされることが気持ちいいので…別にハードにする必要ないんです。
だから、アクロバティックに腰を振りまくる系のAVとか見ると…私あんまりキュンと来ないんです。
AVをなんのために見てるかって言ったら、大半は笑いと、人体実験と、自分でやろうとすると大変そうなやつ(ほとんど虐待みたいなハード系とか、人数が多すぎる乱交系)とかああいうのなんで…まあね。
うーん…女の子のリアクションが見たいって言うのって、行き過ぎると人体実験ですからね。
ぼくはいいムードで甘え声出した後に、敏感なところを触った時に吐息を漏らすあの感覚で十分楽しいんですけど…もっともっとエクスタシーにイっちゃってる状態を見ようと思ったら、
・痛いのが大丈夫で、
みたいなことが条件になってくるんですよね。
嫌な子はフェラや手マンも嫌な子いるし、そもそも恥ずかしい状態が嫌って子もいるけど…首絞めやスパンキングまで来ると愛情でやってる状態かどうかに矛盾が出てくるから…割り切れるぐらい大人な子であったり、求めてくるぐらいエッチと親和性がいい子じゃないと…まあ難しいわね。
そうなってくるとどうなるかって言うと…多少痛くても上手い下手の問題で済んで後々大きく揉めることのないねっとりしたエッチに行き着く。
妥協ってわけじゃなくて、よく好みがわかんない時にエッチしても「この辺ぐらいなら、その場で気まずくなるほど引くようなことはないだろうな」ってラインぐらいにしとかないと、いいリアクションをしてもらえないからね。
いや、痛かろうが、息止められようがむしろそのぐらいのほうが気持ちいいって人もいるにはいるんだろうけど、その辺ネットに毒されてるから
「あんまり過激なことして気持ちよくなかった日には、あとでリベンジポルノ的に晒されたり、ネタにされたりしない?」
っておもっちゃうわけ。
だから、お試しセットじゃないんだけど、まずは「普通の子がキチッと拾ってくれそうなエッチ」をするわけです。
それでも下手な時とか、信頼関係ができてないと何回目かでやりたくないって話になったりするんですが…自分が見たいものが見られて、相手の負担が少なく(ある程度気持ちいい?)エッチを基本は模索するわけです。
…まあ、普通じゃない人も多いから、それが正解なのかはよーわからんのですが。
性について上達してくると
「自分の好み通りのエッチしようとすると、男に負担や腕を求める」
ってことが女の人もわかってくるんだなぁ〜って思いました。
女の人ってある程度モテる人や異常性癖の人を相手にしない限りでは極論マグロでリアクションしていれば成り立つんです。
だから、あんまり関心がない人や、けがらわしいと思っている人は、「男が悪い」以上にならないんですよね…。
自己肯定感低い女性が自己肯定感高い男にいいように命令されちゃう傾向をよしとするのは…そういう方向もあるんですよね。
おっぱいやオ×ンコ触れて楽しいとかって言う次元の男じゃなくて、
ってぐらいの人のほうがすごい人と錯覚するんでしょうね。(やってもらって当たり前系の男は…モテすぎてる人と、ただのわがままなガキと両方いますが…)
男の場合は、じぶんからある程度動かないとエッチが成立しないからマグロってわけにも行かない。…あ、お店とか相手が手慣れててすごく早くいろいろ動いてくれる場合は別よ?
男の方が痛いことは少ないし、手をつけないと成り立たないから…痛いとか辛いとはまた別の意味の大変さも結構あるんです。
元気じゃないといけないとか、要領を心得てないといけないとかね。
腰を振りながら両手をクビにかけて、締めすぎないように力加減するとなると…そうだよね。
エッチにブランクがあると…変なところ筋肉痛になることがあるだけに…アクロバティックなエッチできる人や要望に答えられる人はそれはそれですげーと思います。
話戻すけど…AMとか、Twitterで男の悪口書いているぐらいの人って、大したやつじゃないんだと思います。
(経験少ない人に)キチッとどこをどうしたらいいのかやんわりと説明できなかったり、
(ちょっと体制や倫理観考えればわかるような)難しいプレイを求めてたり、
なんかしら自分でも失敗しているところってあると思うんです。
そういうのを自分の好みの問題と相手の技量と相談して言える人ってすげーって思うんです。
ちょっとやってみたいと思う半面、技量とお互いの許容をうまーく相談できる相手との話になるから、けっこう難しいと思いました。
イギリスで25年以上かけられた鉄道模型が徹底的に破壊、犯人に極刑を求める声「釈放されていいわけねぇ」「銃殺刑にすべき」「死刑でも生ぬるい」「シベリア送りの拷問も相応しい」 - Togetter https://togetter.com/li/1357802
くわしいことは忘れたし、探すほどのものではないので、軽く概要だけ、さもなくば全創作ということでもいいよ。
広く浅く多趣味と自負する増田が友達がずっとソシャゲをやっていることに「まだやってるの?好きだね」といったらすごく険悪なムードになった。これって私が悪いの?という増田。ちょっとバズりましたよね。
あれみて思ったけど、広く浅く多趣味を自認する人種って、その実、なにも熱中してない、入り込めていないんだよな。だからこそ、なにかひとつの道を極めるために猛烈な集中力や執着を持つことができない。
だから、反動で、それをしてるひとに対して「まだやってるの?好きだね」と思う。それはそれで率直な感想だろうが、これ、実のところ、ちょっと羨ましいのではなかろうかと思うのだ。
なにごとにおいても夢中に一途に追い求められる人種にたいしてないものねだりというか隣の芝生は青いじゃないが羨ましいや嫉妬という気持ちが芽生える。
それを自覚してるひともいるかもしれないし、無自覚なひともいるかもしれなしい、本当になんとも思っていないのかもしれない。
でもそう思ってみると多趣味ってその実ただ「浅い」だけではあるなと。各分野で極めてる多趣味なひともそりゃあいるかもしれない。ただ希少も希少だろう。多数は本当に入り口にとどまったもの、1回2回サークルに顔を出しただけというのもあるだろう。
それが悪いってこともない。
浅いだとか極めることが絶対的に上位なわけでもない。
「いつか報われるから、今は頑張ってくれ」
自分にそう語りかけたことが、今までの人生で何度あったのだろう。
そのいつかはいつまでも訪れることなく、報われもしないのに限界を超えて頑張り続けた俺達は特区の昔に限界が来ていた。
ツケだ。
ツケの催促だ。
無利子、無担保、無期限、自分相手のローンなんてかんたんに踏み倒せる。
気持ちの問題と言い張ってメンタルのハイパーインフレを起こして、精神的な国家財政破綻宣言をあげれば終わりだ。
そんな甘さで積み上げてきた精神的なツケ、それが育ちすぎた。
頑張れば報われることを信じている俺はもうだいぶ少数派になり、心の王国には諦めムードの浮浪者(不労者)が屯(たむろ)している。
希望、失ってみると分かるが、何だかんだ多少はこの手に収まっていたのだ。
その投資を見事に失敗した。
もう頑張れない。
ムチを打っても、人参をチラつけても、もう動く気になれない。
永遠に寝ていたい
6일
6日目
結局のところ、横にはなったが深く眠ることはできず、1時間ほどウトウトしただけだった。
6日間を通してゆっくり眠れたのは、3日目、光州の夜くらいだったか。
それでも動き回れたのは、緊張だったのか、興奮だったのか。
身体の反応の原因はハッキリとしないが、気持ちとしては概ね楽しく、興味深いことが多かった旅行だった。
4:30
東横INNをチェックアウトして、フロントでタクシーを待たせてもらう。
5:00に配車される予定だった。
4:35
早いなオイ。
まあいいや、チェックイン、出国手続き、税金の還付、再両替など、やることは結構ある。
スーツケースを引いてくれるおじさんの後についていきながら、計3泊お世話になった東横INNを後にした。
「ありがとうございました!」
ホテル越しに行き先はもう知っているようだったが、言葉を理解して反応しているのとは違う印象。
いきなり日本語で朝の挨拶をして来たから油断していたが、おじさんは日本語はできないらしかった。
夜の街をタクシーが滑り出す。
そういえば、今回の旅程に光州を組み込んだのも、映画「タクシー運転手」がきっかけだった。
映画の中でも、運転手を演じたソン・ガンホは満面の笑みでジャーナリストを迎え入れた。
もちろん自分はジャーナリストではないし、映画のように、流血の巷に向かうわけでもない。
ただ、「知りたい」という気持ちでこの国に来たのは同じだ。
光州と釜山の街と人々。
釜山はちょっと汚いがエネルギッシュで、人々は朴訥で享楽的、そしてお節介だ。
それぞれの街に歴史と政治を思い出させるものがあり、日々の生活と人々の交流がある。
「親なんちゃら」とかではなくて、ここでは「政治的」と呼ぼう、韓国の人々は、5.18記念公園やチャガルチ市場を見て過ごしながら、政治的な話と日々の生活との間で揺れながら毎日を送るのだろう。
毎度毎度、似たような結論になってしまうのだが「この国を訪れて良かった」
政治や歴史などの「大きな話」を人の口から聞いたのでは、分からないことがある。
たとえ旅行で表面を撫でただけでも、その地の空気を吸って「感じる」事があるのだ。
「オルマエヨ?」
おじさんがちょっとだけ驚いた顔をした。
おじさんが丁寧に下ろしてくれたスーツケースを受け取って、謝辞を述べた。
「カムサハムニダ!」
4일
4日目
チェックインした当日に見つけられなかったアメニティは、不注意で見落としていただけで、実は室内の革のバッグに収納されていた。
芸術の都らしく、こういったところもオシャレだ。
遅めに起きたが、チェックアウトが12:00なのでまだ余裕がある。
散歩と軽い朝食ついでにロッテマートでお土産のインスタント麺を買う。
広いとは言えない韓国は地域の対立意識が強く、特にこの光州の人達は他の地域の人々から嫌われているらしい。
曰く「手先が器用で芸術の才能がある。日本人に似ており、社交的でソツがないが、計算高く、最後には裏切る」
近世の新羅・百済・高麗の対立からともいわれているし、朴正煕時代の選挙戦の影響とも言われている。
観光でちょっと撫でただけ、その上言葉も不自由なので、深いところは全く分からないが、顔つきは日本人に似ている人が多いし、ソフトムードの人が多いなとは感じた。
韓国社会に深くコミットすれば、違う印象も持つのかもしれないし、逆にそれが偏見だと感じるのかもしれない。
男同士で楽しそうに談笑していたが、やがてオバちゃんの一団が乗り込んでくると、座っていた一人が席を譲る。
青年は非常に自然に席を譲ったが、オバちゃんは日本だったらまだ席を譲られるほどの歳ではない。
光州を出発したバスは東に向かい、窓の外の景色は再び緑豊かな山道となった。
バスの車内では、民主化運動に参加し、5.18の時には予備で拘束されたという現職の文大統領について調べる。
5.18民主化運動の地を訪れた後、テキストを読んで感じることは、韓国社会には「強者の韓国」と「弱者の韓国」の2つがあり、彼のアイデンティティが一貫して「弱者の味方」であるということだ。
日本・韓国双方の財閥や日韓間の慰安婦合意に否定的なのも、「弱者の韓国」にとっては日本や旧日本統治時代の流れをくむ財閥は「開発独裁主義で弱者を顧みなかった強者」であり、そこで立ち上がってくる彼の願いが「強者に虐げられた弱者を救う」事だからだろう。
大統領の権力集中にも否定的で、権限の縮小や任期の変更も主張しているというし、地域対立の解消も目指しているという。
上手くいけば、韓国行政の積弊である大統領の悲劇的な破滅の歴史に終止符がうたれ、光州の人達への差別意識も和らぐかも知れない。
うまくいかなければ、諸外国に振り回され、経済を停滞させ、反動で韓国社会の分断をさらに進めるかも知れない。
果たして彼を待っているのは、改革の英雄の未来か、理想主義者の蹉跌か。
実際に地域を訪れて、テキストの背景の感覚が色彩を帯びて見えてくることもある。
日本人にとってメジャーな観光地とは言えない光州だが、是非訪れて見たほうがいいと思う。
釜山へ
3時間半の乗車ののち、バスは最終目的地に到着したようだった。
乗客がどんどん降りていく。
「しまった、周りの動きに合わせて降りてしまったが、実は釜山に着く前に降りちゃったかな?」
さっぱり分からないので、チケットカウンターに行って、お姉さんに状況を説明した。
「I'm going go to Busan, but I had mistakes. I had put down bus.
Do you mind teach me How to go to Busan?」
お姉さんはキョトンとして下を指差して答えた。
「Busan.」
西部バスターミナルとのあまりの違いに驚いたが、自分が降りたのは釜山北部郊外の総合バスターミナルらしい。
比較的街中にあって小綺麗な西部バスターミナルと違って、総合バスターミナルは山間にあり、設備も古め。
ともあれ、釜山市内であれば地下鉄で市の中心部にアクセスできる。
東横インは日本語が通じるので、ホテルの免税の手順や、空港の早朝便に間に合うようなタクシーの手配など複雑なコミニュケーションを取ることができた。
これで不安はかなり減った。
夕食を食べに行こう。
地下鉄に揺られ、西面駅で降りる。
地上に出るとすごい活気だ、夜の西面は若者でごった返している。
そうか、そう言えば今日は金曜の夜だ。
対戦筐体を見ると、鉄拳では対戦が繰り広げられていた。
日本では下火になりつつあるゲーセンだが、韓国では若者の娯楽として健在だった。
西面のメインストリートの反対側、飲食店街を歩くと「ソンジョン3代クッパ」は見つかった。
韓国語で聞いてくるオバちゃんに「テジクッパ ジュセヨ」と伝えると、すぐにお盆に乗せられた一式がやって来た。
豚肉入りのスープご飯。小皿の薬味を混ぜて、自由に取れるキムチをつまみながら食う。
名店の名物だけに間違いなく美味かった。
美味くて一気に食ったために、詳細な味の分析は忘れた。
やっぱアレは特別辛かった。
一気に食い終わって、会計を済ますと、レジのおじさんがアメちゃんを勧めてくれた。
釜山は韓国の大阪と言われるらしいが、こんなところもなんだか似ている。
22:00を過ぎた西面はまだ若者でごった返している。
黒いマスクをした10代の若者から、ワンレン肩パットのお姉さん(マジでいる。しかも結構いる)、恋人たち、果ては迷彩服の青年兵まで、ありとあらゆる若者のエネルギーで通りは充満している。
日本で10代の特に少女に韓国カルチャーが人気な訳が少しわかった。
韓国社会では、まだ若者の存在感が大きく、ユースカルチャーを駆動しているエネルギーの絶対量が多い。
そのさきにあるものを少し思いながら西面の街を歩く。
メインストリートの入り口では、2人組デュオがストリートライブをしていた。
2人とも上手いのだが、太っているほうがより歌が上手かった。
2일
2日目
疲れて深夜のチェックインになってもいつも通り眠りは浅かった。
チェックインしたばかりの釜山東横INN2だが、10:00にはチェックアウト予定。
初日の釜山には1泊だけして、西部バスターミナルから、光州に向かうことになっていた。
「近代化している韓国だからなんとかなるだろう」と、ちょっと緊張感が薄いまま成田を発ったが、初日の予定外でやはり外国である事を思い出した。
今日はまず昨日手に入れることができなかったT-moneyカードを入手しないといけないし、西部バスターミナルに向かう前に、西面の両替所で両替しなくてはいけない。
ついでに西面でうどん風混ぜ麺、カルグクスで昼食をとろうと思ったが、予定通りに食事が取れるとも限らないので、いつもはスルーしがちなホテルの朝食をしっかりいただくことにした。
どこでも一緒の東横INNの朝食でもキムチがあるあたり、やはりここは韓国だ。
チェックアウトして釜山駅へ。
「近代化している韓国」ではあるんのだが、朝9:30の釜山駅前には路上にゴザを引いて人参やナムルを売っているクルクルパーマのオバちゃんがいる。
昨日は気づかなかったが大気汚染もまあまあだし、そこかしこが工事中で、全体的な印象としては1980年代後半から90年代前半の日本という感じがした。
ネット環境やK-popなど、一部は日本より先をいっている部分もあるものの、90年までは軍事政権だった国でもある。
絶賛工事中の釜山駅のコンビニに入って、クルクルパーマのオバちゃんに声をかけると、昨日とは違いあっさりt-moneyカードを購入できた。
これで移動が便利になって一安心だ。
釜山駅で一休みした後、レートが良いと評判の西面、ナヨン両替所へ。
西面で降り、繁華街の路地裏にある両替所に向かうと、行列の奥ではクルクルパーマのオバちゃんと作業服っぽいなりのオジちゃんの老夫婦が古びた紙幣カウンターと缶々を前に次々と客を捌いている。
路地裏の20㎡ないんじゃないかという店の夫婦2人が近代的な大銀行の向こうを張って大行列を作っている様はなかなか格好いい。
両替も済んだので、モウモウと湯気を上げている混ぜ麺の店、「キジャンソン カルグクス」で昼食。
カルグクスは刀削麺的な汁そばで、青菜、ニンニク、ゴマがトッピングされた麺が赤いスープに浮いている。
見た目ほど辛くはなく、塩味も薄め。
味の強い印象のある韓国料理も多くは辛味や酸味で、塩味は強くない。
良く韓国人が日本料理を「しょっぱい」というが、あれは多分本音だ。
韓国人がという問題ではなく、日本料理はアジア圏ではやはりかなりしょっぱい。
昼時ともあって客は引きを切らず、赤い麺は次々とサーブされ、店内では老若男女が麺をかっ込んでいた。
腹も満たされたので店内を出て西面の路地を歩くと、路地にはおでんの屋台が軒を連ね、おでんを煮るクルクルパーマのオバちゃんの前で、お姉さんがおでんを食っていた。
「屋台で出されたものを屋台の前ですぐ立ち食いする」という光景は其処彼処で見られ、それが小綺麗なお姉さんだったり、中高生だったりするのは面白い光景。
「社会を平すと1980-90年代あたりの日本」という印象はここでも感じるところで、「日本から見る韓国って、なんかある意味、変に期待値が高すぎるんじゃないかなぁ」と思った。
西面駅から地下鉄に乗って沙上駅で降り、最寄りの釜山西部バスターミナルで光州行きのチケットを買い求める。
メモを見せて買い求めると、指示されたバスの出発は10分後だった。
異国の地だというのに時間の余裕がなくて焦るが、なんとか乗車。
バスは直ぐに発進した。
窓の外に連なる緑の山々を見ながら、度々遭遇するオバちゃんのクルクルパーマや韓国女子のファッションについて考える。
若い子たちは男も女も洗練はされているのだが、どうもテイストが一緒で、オバちゃんの高いクルクルパーマ率にしても、どうも社会の均質性が高いように感じられる。
よく聞くのは熾烈な受験戦争や、男がひたすらに目指し、自慢するという高スペック。
この社会で、勝てる奴やハマれる奴は過ごしやすいのだろうが、そうでない奴にとって、韓国社会はキツそうだなぁ。
光州へ
3時間の乗車の後、バスは光州 バスターミナル U・SQUAREに到着した。
熱気と緊張感あふれる釜山と違って、降りた瞬間になんとなくユッタリとしたムードを感じる。
韓国第4の都市とは言っても、街の様子も釜山とはまあまあ差があるようで、バスターミナル最寄りの農城駅からホテルのある尚武駅まで地下鉄で向かうと、地下鉄も空いていて、街行く人もまばらなノンビリした地方都市という感じだ。
すれ違う人のファッションも違いがあり、釜山よりはリラックスしていて、素朴だが小綺麗なナリをしている。
「自分のしたい格好を勝手にしているという意味ではこっちの方がオシャレなんじゃないかなぁ」と感じる。
そしておそらくは、だが、光州、全羅南道の人は、きっと釜山と血の意味で、人種がちょっと違う。
かつて日本にやってきた渡来人は、この地方の朝鮮人だという話を聞いたことがある。
日本ではあまり有名とは言えないこの地は、実際はより日本に近縁なのかもしれない。
ラブホと見まごうばかりにオシャレなデザイナーズホテル hotel stay 53にチェックイン。
部屋もベッドも広くて清潔で、「この値段でいいのか」と思うほどリーズナブルだったが、オシャレすぎてアメニティがみつからなかったので、最寄りのロッテマートで買い出しに行き、ついでに市内散策。
地下鉄で数駅移動して見て気づいたのだが、光州は夜が早く、大方の店は22:00には閉まってしまう。
夕食にあてにしていた店もラストオーダーに間に合いそうもなかった。
予定を変更し、バスターミナルのあった農城駅に引き返して徒歩15分ほどの場所にあるらしい24時間営業の食べ放題の店に向かう。
地図を頼りに歩くが、沿道の小規模な店舗は尽く閉店しており、ほとんど人とすれ違わない。
「本当にここであってるのかな」と思った矢先に、ガソリンスタンド脇にその店があった。
どうも殆どタクシー運ちゃんや地元の人しか来ないような店らしい。
席に座ると、自動的にオバちゃんがご飯とスープとデジカルビを持ってきてくれる。
ビュッフェといういうにも素朴すぎるスタイルだし、店内もオッさんとオバちゃんしかいない学食といった雰囲気だが、食の都、光州の惣菜はどれも美味しく、食べ放題の白飯が進んだ。
初めて訪れた街の夕食としては上出来だろう、会計を済ませて、レジのオジさんに覚えたての韓国語で感想を伝えた。
「マシッソッダ(美味しかった)」
長過ぎて読まれない。
でも、まあ自分の記憶整理の側面もあるんで、いっかな、って感じ。
長い旅行記は後でアップするんですが、長過ぎて読まれないので、一応、ヘッドライン的に気づいたポイントを先にアップします。
近いから一回行ってみたほうが良いと思うよ。
ちなみに韓国の整理は自分の中でついたし、出逢う人はおおむね親切(おせっかい)だったし、良い旅行だったけど、なにか強烈に特別な韓国ファンになった訳でもまたない。
次はどこいこっかな。