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はてなキーワード: 解決とは

2024-09-06

令和6年2月 県民局長メッセージ西播磨県民局長 渡瀬康英)

これから兵庫県は、志ある次世代若者達に選ばれ続けることが出来るでしょうか。職員達が働いていたいと思う組織であり続けられるでしょうか。いわゆるビジネス書系では、山口周さんの書籍をわりと読んでいます。著書「劣化するオッサン社会処方箋」という本の中には、“組織必然的劣化する”という仮説を人間行動学、組織論、歴史的事実などから論理的説明しようとされています組織劣化はひとえに権力者取り巻き劣化が原因である自分より優秀な者を讒言により権力者から遠ざけ、真実に蓋をし、判断を誤らせる。その組織はどんどんと腐敗し落ちぶれていく。そんな論調です。歪な人事は組織を蝕んでいきます。そして、一握りの者たちが自らの栄達と保身に明け暮れ、気がつけば、権力者の周囲には二流、三流のイエスマンが主流を占めている状況に。権力者好き嫌いで人を評価します。既に一部の者だけが居心地よい組織になってしまっていたとしたら末期ガンと同じです。余命はあと何年でしょうか。そして、そのような組織の腐敗・内部崩壊も外部にはなかなか伝わりにくく、不祥事事件の発生といった出来事でようやく世間の知るところとなるのです。いや、これ、兵庫県のことを言ってるのと違いますよ、念のため(笑)

○上に立つもの矜持(出来ているという訳ではないですよ、もちろん)

手柄は譲り、責任は取る

仕事に厳しく、人に優しく

好き嫌いで人を選別するな

人を育てる視点を失うな

信用しない人は信用されない

任せたら、待つ

過去自分と部下を比較するな

来る者拒まず、去る者追わず(頼られたら応え、軽視されても怒るな)

考え過ぎない(心配事の80%は起こらない。起きてしま20%のうち80%は解決可能。つまり、全体の4%が本当に問題

https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13337488/web.pref.hyogo.lg.jp/whk01/message/r6_2.html

愛に飢えている

20代男性 異性に愛されたい 初投稿

女性と仲良くなる機会がないわけではないが、一番にはなれない。そこから一切の発展もないし、だいたい見切り付けられる。頑張ってline交換とかしても、しばらくしたら仕事が忙しいと言って全然連絡できないし、本命じゃないような対応をされる。そもそもlineで何話せばいいかからなくてこちからもあまり連絡が取れない。対面だともっとうまくいかない。そもそも話す機会が得にくい。

ここ1年、夢に過去の異性が頻繁に登場する。その時間がとても幸せなのだが、起きてそれが夢だと気づいた瞬間つらくなる。数年前とかですらなく、小学校まで遡る。この場合特に最悪で、夢から醒めた時に今頃彼女はどこかで恋人でも作って幸せにしているんだろうな インターネット睡眠しかしていない自分はなんなんだろうと考えてしまう。

ひどいときは落ち込んで何にも手がつかなかった。今は薬もらってなんとか活動できるようになったけど、根本的な解決はできないままだ。誰か助けてほしい。そして愛が欲しい

anond:20240906053832

この夢は非常に象徴的で、深層心理の様々な要素を反映していると考えられます。以下に夢の分析を試みます

象徴的要素の解釈

山: 山は多くの場合、挑戦や成長、自己実現象徴します。この夢では、あなた内面にある課題や克服すべき問題を表している可能性があります

デーモン: デーモンは通常、抑圧された感情欲望、恐れなどの否定的な側面を象徴します。ここでは、あなた日常生活で直面している困難や内なる葛藤を表しているかもしれません。

虫: 虫は変化や変容のシンボルとして解釈できますデーモンを食らう虫は、問題解決する手段方法象徴している可能性があります

悪魔の王: これは超自我権威的な存在を表していると考えられますあなたの内なる批判者や、外部から圧力象徴しているかもしれません。

夢の展開の分析

1. デーモン掃討作戦: これは、あなた自身問題課題積極的に取り組もうとしている姿勢を示しています

2. 虫の培養: 問題解決のための新しい方法戦略模索していることを示唆しています

3. デーモンが生まれる様子: 問題が次々と発生する状況や、抑圧された感情が表面化する過程を表しているかもしれません。

4. 悪魔の王の出現: 問題解決の試みが、より大きな課題権威との対峙を引き起こす可能性を示唆しています

5. 目が覚める: 夢の最後で目が覚めるのは、この課題がまだ解決されていないことを示唆しています

総合解釈

この夢は、あなた現在直面している何らかの課題や内なる葛藤に取り組もうとしている過程を反映しているようです。

問題解決のための新しい方法を探っていますが、その過程で予期せぬ困難や権威との対立に直面する可能性があることを示唆しています

夢は無意識からメッセージであり、この夢はあなたに、問題に立ち向かう勇気を持つと同時に、より大きな力との対峙に備える必要性を伝えているのかもしれません。

この夢の分析を通じて、現実生活における課題感情との向き合い方について、新たな洞察が得られる可能性があります

anond:20180803201454

で?何を相談したいの?

「悩み」ってかいてあるけど、困りごとを羅列するだけで、それを解決したいのか多少改善したいのか、気にならないようにしたいのかとか、どうしたいのかが書いてないよね?

スペックだけ晒しているところといい、増田が叩きたい相手スペック晒してみんなに叩いてもらおうって意図を感じるんだけど

死にたい」って言ってる子を実際に殺したとして、それは救済になりえるのか

はじめに: 自分バカなので、この文章は正直かなり読みづらいと思います

XとかのSNSを見りゃあ分かることだけど、生きづらさ抱えて「死にたい」って毎日のように言っている人間は今どきめずらしくない。

「恥ずかしい失敗をした、死にたい」みたいな事を言っているやつらとはまた別の話だぞ。まぁ気になるなら死にたい.comにでも見に行けばいいと思う

自分はこういう人たちを見ると、死にたくなるほど追い詰められるまで頑張れたということにまず驚愕尊敬を抱く。

自分もかつてはこんな感じだったが、今はもう全てから逃げることでそういう感情を振り切った。本当に全てから逃げた。例えば就職からも逃げたので収入不安定だし、そこそこいい歳なのに定職とか恋人すらないことがこれまたコンプレックスになって、また違う生きづらさを抱えるハメにはなったが。

死にたいと言っている人がいるなら、自分は「お前は偉いよ」とは伝えているが、彼らがそれで救済されるわけがない。

彼らの抱えている問題解決してやるのが一番だろうが、それを全員に与えるのは不可能だろう。極論、人類全てを幸せな夢に閉じ込めれば解決する。

死にたいって思っている人を本当に殺してやったら、彼らは救われるのだろうか。彼らの多くは死にたいわけではなく、直面している問題が大きすぎるだけのはずだ。

だってそりゃあ眠るように死ねるのなら今すぐにだってそうしたいが、俺が望んだことが全て叶うのなら別に死ぬ必要はないわけだし。

anond:20240906032304

こういう匿名掲示板だと大抵解散って悪い意味で使われるというか、適当に会話の流れを切って終わらせようとする時に言われてるので、そういうものだと思ってました

かに終わった話を蒸し返されるのは迷惑ですよね。その事を全く考えていませんでした。

きっと自分他人に起きたことと自分に起きたことが区別できていないので、正直、自分のために他人問題解決しようとしているところがあったんだと思います

これ以上やってダメだったらやめることにします。友人にはプレゼントとかたまにもらってるのでソレのお返しがてら自分が代わりに送ろうと思います自分課金に失敗したら、その時こそ自分に起きた問題になるので

追記: 生きづらさに関しては諦めています。あと5年ほどしか生きないと約束したので、そういう意味では色々と諦めがついていて、ある意味では生きやすいです。

anond:20240906025315

その言い方を見るに結構不快にさせたみたいですね、ごめんなさい。

友人は多分一年前に同じことがあったからもう呆れてるんだと思うんです。でも、これで毎回課金が失敗するようなら本人も浮かばれないので俺はなんとかしてやりたいんです

それが多くの場合あなたがそうだったように他人不快にさせるのは分かっているんですが、それでも解決できるなら手伝いたいんです

2024-09-05

安易英語由来の言葉が嫌い

過熱している男女差別言葉で言えば、「ミソジニー」とか「ミサンドリー」とか。

女性蔑視」「男性蔑視」とか言えばいいのに、欧米(主にアメリカ)で使われている先進的な概念であるという使用者意図が見え隠れして、いけ好かない

更には使用者舶来信仰選民意識もうかがえる。

男女差別を根絶する云々以前に、先進的な外国語を使いこなしている自分がその他の有象無象(異性・同性問わず)よりも「区別」されるべき、優遇されて然るべきという、周囲からしたら差別的な考えから臆面もなく使われている言葉のように見える。

だいたい男女差別のようなどんな人でも関わり合う社会的問題に対して専門用語特定の人にしかからないように使う時点で、専門家以外の問題への理解を拒絶していて、本質的問題解決のもの否定している行為だろう。一部の有識者で決めたことに従わせればいい、とでも思っていそうだ。

先進国家からの輸入という考え方そのものが、二流・三流の劣等国根性に由来する「虎の威を借る狐」そのものなのだけれども、当人たちは気付いているのかいないのか。

anond:20240905030945

実際のところ、この状況で離婚要求した場合、どっちに親権がいくんだろう?

で、ワクチン接種を強行しろという意見が多いけど、仮に強行した後で、それを理由離婚だと妻側に言われた場合裁判所はどう判断するんだろう?(特に任意ワクチン場合

行政相談しながら(問題解決しようとしていた、と第三者からわかる形で)進めるしかいかなぁ

仕事も忙しいだろうけど、頑張れ!パパ

主にアビドス三章とプロジェクトKVについて

色々と情報錯綜しているプロジェクトKV関連について、内情に関する不確定な情報に関しては正直何とも言えない。

ただ一連の話の中でクリエイターは良い物さえ作ってくれれば構わない、という意見を見ることがある。これに関しては問題の内容にもよると思うのだが、出された物で評価するのであればライターの方が最後に携わった対策委員会編三章に関しても作った物であるし、アニメテキスト差し替えがあったイベント等への影響等も同様に評価するべきではないか

 

まず、対策委員会編三章に関して

ストーリーの根幹部分は本当に良かったとは思う。クジラのように息を止めていた=本音吐露できないでいたホシノ(アニメ水族館回のシロコとの会話より)が先輩に弱音を吐いた上でこれからも進んでいく覚悟をしたし、シロコ*テラーやプラナは自分たちが元いた世界では守れなかった人たちを守ることができた。最終編の続編的なストーリーとしては本当によかったと思う。

 

ただ、気になる箇所がいくつかある。これが単に尺や締切の問題ならまあ仕方ないとは思う(明らかに話数が多く、可能な限り設定にケリをつけようとしたことは分かるので)。ただ退社と新プロジェクト立ち上げの一連の流れを見ていると、その描写に関して何か含みがあるような気がしてしまう。

 

私募ファンド、ネフティスの執事さん、プレジデント対立のくだり

この辺りに関しては敵対者コロコロ変わるし執事は心変わりしたかと思うと反省してフェードアウトするし、プレジデント大人のやり方というわりに子供の癇癪めいた方法で話を反故にする。

この辺りは直近のイベント等でちゃん説明すれば協力してくれるアクアパークのオーナー反省してサオリを気遣ってくれるようになるDJ等が出てきていたのもあって、アビドス関係だけこうなの?となってしまう(エデン条約編三章〜四章のトリニティモブトラブル担当にされていたので、モブNPC性格が悪いのはライターの手癖なのかもしれないが)し、エピローグにも居たこともありコレがアビドスの生徒にとっての今後の隣人かぁ…と思うとなんとも言えない。

アニメや最終編でノノミ描写から実家問題の掘り下げを期待していたので肩透かしを喰らったのが正直なところだ。シナリオ単体だとそのくらいなのだが、退社の件と合わせて考えるとプレジデントとのやり取りは退社のきっかけとなる社内でのトラブルが元になっているのではないか…?という疑念が湧いてしまう。もちろんそんな明言はされていないし、退社の経緯に関しては知る由もないのだが。

 

シロコ*テラーがみんなの武器を捨てるシーンに関して

スチルを見た時の第一印象は捨て方が雑すぎないか…?というところで、ホシノがユメと言葉を交わして前に進む=きちんとお別れをする、大切な人を弔うというのがこの章の話であるなら、尚更砂漠に打ち捨てるのではなく、綺麗に埋めるとか溶かして別の武器にするとか、やりようはあったと思う。

果たして乱雑に打ち捨てる必要性があったのか、古巣を離れることに対する表現だとすると切り捨てられた感があるし、お話のコアになるキャラクター大事なシーンに変な文脈が乗ってくるのは正直かなり嫌な気持ちになる。

 

地下生活者に関して

今回の章での先生結論は、本当にざっくりした纏め方をすると大人として自分が今やれることをやる、というものだった。それに敵対する存在が、子供のように癇癪を起こし、無敵の空間から一方的に何の責任も負わず干渉し、チートめいた現実干渉本来あり得ない現象を起こすというのは対比がバッチリと決まっていたと思う。

だがその上で、どこまでが地下生活者仕業で、どこまでがそれぞれのキャラクターの動きなのかがハッキリ説明されておらず、よく分からない。先述の私募ファンド執事プレジデントに関して、心変わりが早すぎるのもあり、この辺りは操作されていたんじゃないか?と予想することはできる。朝霧スオウの挙動も、プレジデントを裏切って以降はホシノの強さ(キヴォトス最高の神秘としての、ゲマトリア視点のホシノの解釈しか見ていない様子で、地下生活者台詞呼応して動いているので何かしら干渉されているのは間違いない。ホシノへの精神干渉がどの程度なのかは分からない。テラー化直前かもしれないし、三章の合間に頻繁にホシノの回想が挿入されるのはこの時点で干渉を受けていて夢と現実認識曖昧になっていたのかもしれない。

しかし実際どこからどこまでがキャラクター本人の挙動なのかは明言されない。自己顕示欲の塊ゆえに全部説明してくれたベアトリーチェや暗躍しているシーンをキッチリ映している申谷カイなど、方向性の違う黒幕でもどこからどこまでが黒幕仕業でどこが本人の問題なのかはわかりやすかったのだが、単純に説明不足だ。

先生の爆破というファンコミュニティではさんざんアロナバリア無効化されてきた手段意気揚々と繰り出してきたり(よりにもよってそこで一旦シナリオ更新ストップするし)、先生の指揮の人数制限問題に関しても制約解除決戦以前からストーリー戦闘内で操作不可の味方が援護してくれる演出なんかもあったわけで、先生が打倒するにあたってのカタルシスが異様に弱かったように思う。対比構造とかモチーフにこだわるあまり動かし方が稚拙ではないだろうか。

メタ的な攻めをするわりに解釈が雑ですぐ癇癪を起こす大人なのに子供みたいなキャラクター、というとファンコミュニティでたまに見かける過激ユーザー揶揄しているようにも思える。先生への攻撃に関してもファンコミュニティでたまに発生する死ネタ・負傷ネタ風刺であるがゆえこういう手段になったのかもしれない。二次創作へのお気持ちで作られたキャラ造形、と言ってしまうのはさすがに邪推が過ぎるだろうが、ゲマトリアというメタ的な属性を与えられている立ち位置を考えればプレイヤー元ネタになるのも自然な話だし、それ自体別に良いと思う。しかユーザーの層を考えると、ある種の「チー牛」的な属性キャラを繰り出すのは不用意すぎるし、最後に関わったシナリオでそのキャラを地下へと追い返して退社というのはちょっと危険メッセージ性が生まれてこないだろうか。

ただ問題キャラクター設定よりもむしろシナリオ上での動かし方で、地下生活者が三章においてもたらしたもの説明不足なゴチャついた展開と列車砲やセトなどの扱いに困って途中で流れでサクッと処理した設定ばかりで、ホシノやシロコ*テラーの苦悩と決断など、三章の良かった部分とは関りが薄い。シロコ*テラーとプラナとは元の世界悲劇に関して因縁があるわけだし、アビドスの問題を一段落させたうえでプレナパテスの関係者メインできちんと対決するお話を用意してあげてもよかったのではないか

表現したいことがあるならそれでいいと思う。けれど実際何がしたかたかそもそもどこまでやらかしてるのかが分かりにくいし、ユーザーへの不快感の表明だけが文脈としてハッキリしてしまうのだとしたら、ちょっとさすがにどうなんだという感じだ。

 

朝霧スオウに関して

よくわからないといえば朝霧スオウだ。エピローグでの出番を見る限り確実に何か彼女彼女で設定がある筈なのだが、ホシノの台詞の通り本当に何だったのかよくわからないまま終わってしまった。最初対立関係にあると言われてたノゾミとヒカリ対策委員会との交渉時には遠ざけようとしていたり、ノノミ誘拐時には思うところがありそうだったり、なんやかんやノゾミとヒカリが助けているあたりホシノへの執着だけのキャラではないのは確かだろう。

ただ結局地下生活者がどこからどこまで操っていたのかわからないので、対策委員会編三章の動向だけでは本当によく分からないとしか言いようがない。雷帝関連が今後掘り下げられることもあり、シェマタ建造ぐらいの時期の話に関わってくるのかもしれないが……。

ただまあ思い返せばエデン条約編三章でも先の話を知らないとアツコを傷つけられて激怒するサオリのシーンなどはどの口で言っているんだ、と捉えられても仕方のない描写だったりするし、先のシナリオで裏事情を明かすキャラに関して事前には特にフォローが無い描き方をしているだけなのかもしれない。

 

セトに関して

ホシノのテラー化のついでに副産物のような形で出てきて、ホシノが復帰した後は何故か地下生活者切り札のような扱いになって、なんか凄いらしいけどそのまま倒されたのでよくわからなかった。

セトに関しては戦闘フィールド名前元ネタから明らかにアビドスに関係するボスとしてデザインされているし、新規コンテンツとして無からまれボスではなく三章実装にあたってデザインされたボスだろう。

それが新規コンテンツボスとしてはあまり歓迎された仕様ではなく、シナリオ的にもホシノの復活ついでに処理されているのは単に要素が渋滞したせいなのか、それともわざとなのだろうか。どちらにしろ無茶振り的な実装で調整不足なボスだと思う。

 

ホシノとヒナの対決に関して

スチルもアニメーションも潤沢な頂上決戦……の割には直前でホシノがシロコに一度競り負けているし、決着としても列車破壊による無効試合なので、演出は凄いのに脚本上の盛り上がりからは妙にズラされている。

ホシノの話に終始すると暗くなってしまうので派手なバトルでバランスを取ろうとしたのかもしれないが、心情的にそれどころではないタイミングで熱いバトルをされても集中できないというのが正直なところだし、その本人を巻き込んでるとなると尚更だ。

ヒナに関してはホシノのテラー化直前の台詞回しに関して、事実に即した言葉淡々提示して諭そうとしている。これは単にシナリオ上の都合の台詞ではなく、水着衣装のボイス等から推定するとヒナというキャラクターが確かな事実を礎にして動いており、不確定なものが苦手であるがゆえ、こういう台詞回しになっているわけだ。

事実真実に関する話はクライマックスでも再度言及されるわけだが、今回の章を経てホシノが辿り着いたのが真実であり、ヒナ重要視しているのは事実である。おそらくはこの対比関係を前提にした上でホシノとヒナをぶつけたかったのだろうが、戦闘時のホシノは絶賛迷走中で、ヒナゲヘナ編のシナリオがまだ来ていないので、関係煮詰まってないけどスケジュール的に不可能なのでとりあえずノルマでバトらせたようなバトルだ。正直なところ現状の描写だけではアニメで謎に往年のライバルキャラみたいな扱いをされていたシロコとアルと大差無い関係性だと思う。

頑張っていることを認めてくれると嬉しい、人助けが生きがい、確固たるものが心の拠り所……という、今は先生が適切な距離感で接しているので安定しているものの、ヒナ精神性はもともとコミュニケーション不安を覚えやすい子のそれだ。そういう部分でヒナの人柄を見て仲良くしてるキラキラ部の二人やまあ……偏愛を向けてるアコちゃんあたりの、頑張りとかが関係ない人間関係大事になってくる気がするのだが、その辺りは来たるゲヘナ編に期待したい。

 

後輩の成長に関して

ホシノを止めるために雨雲号を持ち出したり生徒会長立候補したりと、アヤネの凄さを感じさせるシーンが幾つかあったわりに、普通にそのまま撃退されたりプレジデントには発言無効にされたり結局会長職は返上したりとなんというか不憫描写が多かったように思う。

セリカに関してはあまりにも派手でスケールの大きいシナリオと相性が悪かったように思う。アニオリの水族館回でのノノミへのフォローなど、日常パートだといい立ち回りができるだけにもう少しなんとかしてあげてほしい。

今回の章で後輩メンバーたちがしっかり成長してしまうと、ホシノの未練が無くなってしまうので後輩の力で助ける・問題解決するというストーリーにしにくかったのだろうという推測はできる。だが見せ場を作った上でそれに水を差す形で否定する、という見せ方をする必要はあったのだろうか?

 

ユメに関して

ホシノの物語登場人物としては特に文句は無いのだが、プレイヤー視点としては先生として世界観測するゲームで、生徒には無限可能性があると示したのと同じ口でどうすることもできないと言うのは果たしてどうなのか。

全てを許してくれる聖母のような立ち位置先生として庇護すべき生徒を配置した上で、先生には責任がないと許してもらう(しか先生と会話したユメは本編の状況を何も知らず、先生とホシノと三人でアビドスにいるパラレル存在だ)のは些かグロテスクな構図に思える。ヒナの件も後出し列車砲の件で招集した、という描写で「先生は地下生活者と違って自分の生徒同士を将棋の駒みたくぶつけるようなことはしませんよ」と説明してるわけだが、そこを説明するより地下生活者干渉範囲ネタばらしとかもっと描写するところがあったんじゃないかと思う。

どうも三章は生徒に対する先生よりも「シャーレの先生」という立ち位置世界の命運を左右する存在としての在り方に寄った描写が多く感じた。描きたいお話と相性が悪かったんだろうか。でもまあ確かに最終編でアリスが命を賭けるシーンとかもプレイヤーとしては分かった上で生徒を送り出してるわけだし、セカイ系先生概念が相性悪いという話なのかもしれない。

ユメの死因に関してはそんなに明確に言及する必要があるか? と思うのだが、動いてないのに暑いよのミームへのカウンターとして描写したという説がどうもあるらしい。眉唾な話ではあるが仮にそういう意図だとすると三章完結後の現在、露悪要素のない二次創作に対して面白がってユメの死因をネタにしたコメントを書き込んで不謹慎大喜利をする風潮がミームの代わりに蔓延っているのだが、果たしてこれが望んだ光景だったのだろうか。結局ネタバレや不謹慎な内容を避ける流れでホシノサクサク代替としてバズったりしていたし、ミームは変わらず蔓延り、残ったのは悪ノリキャラを愚弄して面白がる空気感だけ。

しかギャグパートシリアスパートで同じ台詞がぜんぜん違う文脈になる、というのはブルーアーカイブお家芸なので何かしらの目的でわざとやってるのはそうなのかなぁとは思う。

ミームの件も合わせて考えると自分シナリオ以外で動かされるのが嫌だったから完全に死人として扱ってるんじゃないかと思わないでもない。そういう都合でキャラクターの結末が歪められたとしたら、三章の根幹部分のお話の受け取り方も変わってくる。

 

対策委員会編二章とエデン条約編の焼き増しではないか

対策委員会編に関しては正直初期のストーリーということもあるし、ホシノをメインに据えた話をするにあたってストーリーラインが似通ってしまうのは仕方ないのかもしれない。そこはおそらく三章の問題ではなく一章二章の方が未来でやる話と被ってしまった、というのが正しいのだろう。

ただ、先生の負傷による一時的退場でその間に加速する情勢、精神的に不安定な強い生徒が暴れてるけどそれとは別に対処しなきゃいけない問題がある、という構図はエデン条約編三章と四章そのままの構造だ。対策委員会編だけならまあホシノの問題は二章では何も解決していないから…と言えるのだが、これに関しては単に話のレパートリーが少ないだけではないだろうか。

本筋以外の部分はスケールが大きいが列車砲+スオウやカイザー軍勢は裏で片付けられているのもあり、ワンパターンを外そうとして派手な設定を入れ、結局扱い切れずに諦めた感もある。頻繁に挿入されてるスチルもこの後負けて即落ちするんだよな…とかカッコつけてるけど後輩の静止振り切って突っ走ってるだけなんだよな…と、シナリオを合わせて見ると微妙感想になるものが多く、手間と内容が釣り合っていない。

 

最近イベント

細部が気になるのは退社とプロジェクトの件だけが原因ではない。直近のイベントストーリーでは出来ている部分が出来ていないからだ。

ーve Alive!ではアイリ意図勘違いしながらもがむしゃらに手を伸ばすメンバーの姿が見られたが、このイベントでのアイリがいなければスイーツ部が存続する意味がない、という言葉こそ対策委員会編三章でユメの意思を継ぎアビドスの為に自分犠牲にしようとしていたホシノに対して、目的否定より何より先に掛ける言葉であったのではないか

say-bing!ではコノカ副局長の立ち回りがブルーアーカイブの根幹となるコミュニケーションであったように思う。カンナにとって大事ものを本人の意図関係なく尊重し、しかアクアパークから帰ってきたカンナが楽しそうだった理由はよく分かっていない、というのは他人はどこまでいっても他人である、だけどそれでも、という古則への回答そのものだ。

seaside outsideでは、人殺し教育しか受けてこなかったような生徒に居場所はあるのかという問いに対してアリウススクワッドのメンバーがそれぞれのやり方で他人と関わる様が見られ、彼女たちにも居場所はあるのだということが示唆されていた。栗浜アケミとそれを慕うスケバンが出てきたのが象徴的で、道を外れた生徒でも受け入れてくれる人がいるというお話を立体的に表現していたように思う。

月下夢騒に関しては続きがある以上結論は出せないし、実質的卒業済みの生徒=大人であるカイの処遇に関しては大きな不安が残る。しかし、黒幕であるカイが何を仕組んでいるかは明白であり、カグヤの暴走もキサキ門主就任仕事が手順を無視してのカイの追放だという部分を加味すると山海経の生徒がキサキ Permalink | 記事への反応(1) | 19:52

anond:20240905155619

転職がしたい

この書き出しはよい。インパクトがある。

製造業に就いて作業していて、幸いパワハラもなくサビ残もないが、業務を進めるのに不明な点が多く、その業務を知る人がおらず相談しても解決につながらず時間をかけてようやく解決にいたる。

製造業に就く」「作業していて」「パワハラもなく」「サビ残もない」を並列に書いているけど、これは並列に書くべきではないよね。全然レイヤーが違うんだよ。

書き直すと「現在製造業に勤めている。詳細は明かせないが職務内容はどちらかと言うと作業職場パワハラがなくてサビ残がないことを気に入っているんだけど、このまま続けていいのか悩んでいる。職場問題が発生したとき解決時間がかかってしかたがないんだよ。職場業務を知る人がいなくて相談できないんだ。みんな右往左往してるんだよ。」といったあたりか。

設備や加工した部品トラブルが多くそのたびに原因の追求と対応をしなければならずそれが毎日続いて本来業務遂行できず反対番に業務押し付けるような形になる。逆に反対番から業務押し付けられることもある。

これはどこの組織でもよくあることなので、ひとことで言い表せる言葉がある。「セクショナリズム」「縦割り」だな。この言葉を使うと簡潔にかける。

書き直すと「職場作業全体を見渡せる人材がないことに加えてセクショナリズムが横行してるため、トラブルのために責任押し付け合いが始まる。最終的には縦割り組織の力関係意味もなく業務押し付けられることになるんだよ。」

これによってお互いやったやってないの言い合いが発生することもしばしばある。

これは省いてよい。よくあることだから

ミスをしようものならやらかしたと責められてサンドバックのようにされてしまう。

ミスをしたら責められるのはあたりまえ。ここは理不尽なことがあることを強調したい。「いいだしっぺが責任を取らされる」と記述すると、みんなの同情を集められるよ。

トラブルが多く仕事がうまく進まない、ミスすれば周りから叩かれる、さらにはやる気なんか持たず誰かにやらせればいいという他力本願な人が多く仕事モチベーションどん底に落ちてる。

これもあたりまえ。もっと理不尽なことがあるはずなのでそれを記述するとよい。他力本願な人の解像度をあげたほうがよいのでは。管理職が職責を果たしていないのであればそれについて記述しよう。

今では出勤前になると恐ろしく気分が憂鬱で頭が重く強烈な眠気に襲われてしまう。

この記述はいいとおもう。具体的でわかりやすい。

しかしこの会社高齢者が多くあと数年で退職するような人ばかりなのに加えて今年で数名会社を見限って辞めた人が何人かいる。

見限ってやめるひとの捨て台詞などを記入するとgood。

こんな状況でも30代で無能自分はこの会社を辞めたところで先があるかどうかわからず未だに退職するのに二の足を踏み続けている。

退職の話だけでなく、転職活動について書くと解像度があがるよ。転職活動をしているのであればその内容を記述。してないのであれば、していない理由記述。どんな理由でも増田にいるみんなはわかってくれるよ。

やいところ動き出さないと。

この結語はよい。インパクトがある。

anond:20240905155619

数兆円売り上げがあるメーカー総合職採用されて15年近く勤務したけど、日本メーカーはクソなので、若いうちに転職してください。仕事量や気苦労と給料マッチしていない。

あと、あなたが勤務しているところは従業員同士がいがみ合っているブラック企業です。管理職問題解決できていないので、上部も機能不全か能力不足です。

外資系目指してください。ヨーロッパ系の。英語できなくても大丈夫なところあります外資に行くだけで、給料が最低でも1.5倍になります製造業でも何でも、とにかく外資に行って下さい。

anond:20240905173618

女ってやっぱりこういう、何の解決にもならない「相談者さんもつらいよね」の共感を求めるもんなの?

特殊能力(一芸)を持った変人活躍して問題解決するドラマ

現実にはあり得ないか放送するのやめてほしい。

世の中の大抵の変人は、本当に変人なだけで、役立つ特殊能力は持ってないんですよ。

見ててイライラする。

ちょっといまからよこになり、

STIレバー購入するかどうかについて

おもいをめぐらせよう。

どうしようかな?

どうせブレーキのききが悪い問題解決するために

いじくるんだからそのさい全とっかえのほうが

手間がはぶけてええかもしれんし・・・・・・

シフトケーブルインナーアウター)買いなおしだろなぁ

たぶん長さタランチュラ

転職がしたい

製造業に就いて作業していて、幸いパワハラもなくサビ残もないが、業務を進めるのに不明な点が多く、その業務を知る人がおらず相談しても解決につながらず時間をかけてようやく解決にいたる。

設備や加工した部品トラブルが多くそのたびに原因の追求と対応をしなければならずそれが毎日続いて本来業務遂行できず反対番に業務押し付けるような形になる。逆に反対番から業務押し付けられることもある。

これによってお互いやったやってないの言い合いが発生することもしばしばある。

ミスをしようものならやらかしたと責められてサンドバックのようにされてしまう。

トラブルが多く仕事がうまく進まない、ミスすれば周りから叩かれる、さらにはやる気なんか持たず誰かにやらせればいいという他力本願な人が多く仕事モチベーションどん底に落ちてる。

今では出勤前になると恐ろしく気分が憂鬱で頭が重く強烈な眠気に襲われてしまう。

しかしこの会社高齢者が多くあと数年で退職するような人ばかりなのに加えて今年で数名会社を見限って辞めた人が何人かいる。

こんな状況でも30代で無能自分はこの会社を辞めたところで先があるかどうかわからず未だに退職するのに二の足を踏み続けている。

やいところ動き出さないと。

ホームズ解決した事件の手柄を金で買収しようとする警察官といえば?

レッツトレード警部

anond:20240905123534

おもろいやん

風俗行け、秒で解決する問題やろ(早漏なら)

ダム死にたい

妻とのセックスレス自殺を考えてる。

たかセックスくらいで、と思うだろう。俺もそう思うんだけど、自己肯定感が恐ろしく下がっている。

妻のことが好きで、毎日一緒にいて仲良く話もするのに、指1本でも触れると拒絶される。キスハグも嫌がられる。

付き合っている頃から子供は2人ほしいね」なんて話していて、その2人目が終わったあとに急変した。はじめの話し合いでは家事もっとやってほしいとのことだったので、生活態度を改めることで一時的レスは解消したものの、「やっぱり無理」と突きつけられた。

妻が提示した解決案は「外で解消してきてもいい」とのことで、マッチングアプリ相手を探したりもした。でも、その時に気づいたのが俺は平和な家庭を求めていることだった。夫が不倫をする家庭に待つ未来はただの破滅で、そんな結末は一切望んでいない。

俺がセックス我慢したら解決することもわかってるけど、どうしてもそれができない。妻と話すたびに好きだなあって思うから。そこからセックスに結び付かない思考がわからない。そして、俺にとってのセックスは、妻に俺という存在認識してもらうためのツールになりつつある。だからセックスに誘うことは俺の存在に対する踏み絵だ。拒絶されることを前提に誘うときもあったので、今思えば自傷行為に近いものでもある。

…なぜ今こんなにも気持ちが乱れているかというと、最近夫婦関係好調で居心地がよかったので、「9月セックスしない?」と久しぶりに誘ったらOKをもらえて、デート約束もこぎつけられた。先週土曜日は本当に楽しく過ごしたんだけど、9月になった日曜日に妻が激怒した。「こんな汚い家なんて嫌だ。大嫌い。1人になりたい。あなた家事をしない。頼りなさすぎる。許せない」と。はたから見たら積もり積もった感情が爆発したとしか考えられないと思う。俺からしたら、大手を振って9月セックスを拒絶するための殺し文句しか聞こえなかった。同時に、ここ数ヶ月の穏やかな日々が唐突崩壊したショックが襲ってきた。仕事ストレスに苛まれている最中だったということもあり、この出来事は俺のメンタルを一気に突き落とした。自分っていう存在はいったいなんなんだろう、離婚をして1人で暮らすのはどうだろうか、でも子供といられなくなるのは嫌だ、仕事をやめて自由奔放に暮らすのはリスクデカすぎる、実家に帰ろうが両親が生きがいにはならない。そうやって消去法を繰り返していくと、一番気楽なのは自殺することだと結論がでた。

日中に、ダメもとで「セックスをしたい」と誘い、ふたたび踏み絵をしようと思う。これは生死の踏み絵だ。もしダメだったら、10月下旬北海道から旅行にきたおじさんがダムから飛び降りるので、ニュースがでたら「セックスレスおじさんが死んだ」と笑ってほしい。

…そういえば、序文セックスレス自殺しますと書いたけれど、もともと自己肯定感はかなり低いほうだ。ふりかえれば、自力で成し遂げたものなど皆無に等しい。学生の頃は忘れ物が多かったり、理科実験は見ているだけだったり、発達障害に近いものがあったり、軽くハブられる時期があったり、自分の顔が嫌いだったり、そもそもかに縛られるのが苦手で学校は時々サボってたし、今も会社時間を縛られてるだけでストレスを感じるし、なんか色々な生きにくさからアイデンティティ確立しておらず、セックスレス自殺のただのきっかけにしか過ぎないのかもって思ってる。今までの人生経験で、生きるための土台よりも、自殺するための土台のほうがしっかり出来上がっちゃったんだろうなあ。

そして、学生の頃は両親が存在を最大限に認めてくれていたけど、今は妻に存在を認めてほしくて、でもその妻に拒絶をされて自分迷子なっちゃってるんだと思う。

自殺をしたら、その時に改めて俺の存在に気づいてくれるかも、っていう妻に対する憎愛もあるんだよね。その時くらいは後悔してほしい。「清々した~!!これでようやくバレずに過ごしてきた不倫相手と一緒になれる」「新しいお父さんだ!やったー!」なんて会話繰り広げられたらあの世でも自殺できる自信あるからやめてね。

anond:20240904192539

差別について議論するなら、以下のような内容は「文系」的には常識なので、わざわざ「賢い僕が発見したよ!」みたいに主張されると萎える。

そもそも人間思考言語構造自体が、何かと何かを分けてグルーピングすることによってしか成立しないので、あらゆる区別差別と呼ぶなら、極論すれば(たとえばニワトリニワトリ女性女性と呼ぶことまで含めて)全ては「差別」であり、それが不当であるか否かは「程度問題である

・従って、通常は「世間的に見て『不当』と判断するもの」を「差別」と呼ぶことになっており、そのため一般的用語としての「差別」という語には、「不当なものである」という含意がある。(従って自民党の付け加えは無意味であり、逆に余計な含意をもってしまうので有害ですらある。)

・図示するとこんな感じ。( /数字/ は その語の使い分けにおける境界線を指す。たとえば⑴は「A混沌(と呼ばれるもの)」と「B区別(と呼ばれるもの)」の間の境界線意味している。)

 A混沌 /⑴/ B区別 /⑵/ Cグレー領域 /⑶/ D差別

⑴ 唯一絶対的境界線

 ただし、何者も区別しない「A混沌」については、何も思考することができない、言語以前の領域なので、思考し論じる対象にならない。

⑵ 単なる相対的境界線

 通常ここに明確な境界線があると考えている人が多いがそれは誤解である。確かに、「時代文化が変わっても、明白(に見える根拠)があり、人為が働かない(ように見える)弁別がある」違いというものはあるため、たとえば液体と固体、水と氷を分けることは明白に「B区別」であり人為が関与しないかに見えるのも事実だが、たとえば水と湯を分ける境界線日本語英語で異なり、色の弁別言語によって曖昧であるように、「認識」が関与する限りそこに見いだされた「差」は人為的なものであり、人の「価値観(すなわち偏見)」から自由になることはない。その意味で「B区別」と「Cグレー」の差も所詮「程度問題であるスポーツにおける男女分け、のように、かつては「B区別」と考えられていたものが、ジェンダー論の発展や女性地位向上など諸々の状況から、「本当に合理的区別であるか」が問い直されている、などの例は、「B区別から「Cグレー」ではないかという議論が起きている例であり、逆に、近代以前は大人と一緒くたにされていた「子ども」を取り出して教育の機会を与え、社会保護しようという風に変化したのは、「Cグレー」から「B区別」へと変化した例である

⑶ 単なる相対的境界線

 ここを明確に区分できるというのは、いわゆる「ためにする」差別議論を行う人の大きな誤解である。この境界線は決して「明確に区分定義」はできず日々揺らいでおり、またその状態もっと健全状態であるあくまで、どこで線引きをすることが社会の安定と発展のために寄与するのか、を主眼として、「D差別(明らかに行ってはならない区分け)」なのか「Cグレー(判断がつきにくい、不当に見えるが法的な規制も行き届かない)」の判断は、常に慎重に検討される必要がある。その際、社会全体主義的(全体の幸福のために少数の犠牲は許容される)なのか民主主義的(少数の意見も他の意見と同等に重視される)なのか、によっても当然判断は異なることになる。また、Cと判断されたからオッケーではない、というのも重要な点であって、その判断妥当かどうか、いま必要重要問題かどうか、判断時点からの状況変化、対象曖昧でないかどうか、など、不断議論が欠かせない。

 さて、それを踏まえて話を牛角に戻そう。

 サービス業における女性優遇キャンペーンの是非、いわゆる「レディスデー」問題は、男女という一見明確な「B区別」に依拠しているように見えても、その区分合理性自体が「程度問題」に過ぎないこと、また、「女性の受けるサービス料金は男性負担させられているのでは」という疑念が拭えないことなから、「Cグレー」である判断されるが、ではそれを「D差別(明確に是正すべき不当な行為)」と判断すべきか否かについては、行き過ぎと感じる人も多いのが現状かと思う。そのことは、牛角に限らず、多くの「レディスデー」キャンペーン実施する店舗で、逆に男性から忌避されるなどの大きな営業上の不利益が出ていないことから了解される。そもそも映画にせよ焼き肉にせよ、提供者も多いことから忌避するにしても他の選択肢があるわけで、ぶっちゃけ「大多数の人にとってはどうでもいい」問題に属する。では、なぜ「差別だ」と騒ぐ人がいるのか。

 話が変わるように感じるかもしれないが、類似の例として、一部の広告を取り上げて「女性差別だ」と騒ぐ事例を考えたい。企業営利目的でやっていることで、それ自体積極的被害引き起こし法的に規制する必要があるとまでは多くの人が認識しない(つまりDではないがC)ものだが、これについても「差別だ」と騒ぐ人がいる。これは、何も学問的に見て明確にCとDを峻別してDだと判断できる、という話をしているわけではなく(もしそう信じている人がいるとしたら、それは相当に×××)、騒ぐことそれ自体によって人々の気分を醸成し、結果として社会状況自体を変化させようという社会運動一種デモ、まさにデモンストレーションという意味で。)の一種なのだ。誤解されているが、今日フェミニズムと呼ばれているものの多くはこの「デモ」であって「学問」ではない。(※)だから、騒ぐ人たちはおおむね一般常識とは異なることを主張する(常識的なことをデモで声高に述べる意味はない)が、その人たちが声高に述べることが「正しい」と証明されているわけではないし、その人たちも積極的にそれが「正しい」ことを証明したりはしない(証明できるならデモより論文で書く)。騒ぎになることこそ、デモの狙いなのだ。つまり、これに顔を真っ赤にして反論しようとするのは無意味というよりむしろデモ側の応援をしているのと同じである。従って、意見に賛成できない場合も、デモ自体スルーして別のところで意見表明なり社会行動をするなりした方がよいと思う。


 これを踏まえて、もう少し具体的に書く。「たわわ」や「宇崎ちゃん」を批判したフェミニストの狙いは激しい批判を巻き起こすことであり、それは社会運動として一定成功した。では「牛角批判をする人は、男権主義者として失われた権利を獲得するため戦略的意図デモを行っているのだろうか、それとも、論理的に「レデイスデーはDである証明できる」と考えて証明しようとしている人なのか、あるいは単に「この件で女性相手憂さ晴らししたい」というルサンチマンに過ぎないのか。私は、そのいずれであってもこれは無意味な行動だと言いたい。

  「たわわ」も「宇崎ちゃん」も、それらが女性差別「的」かと言えばそう論じることはもちろん可能だろうが、それを「D差別だ」などと言い切れば社会的には表現規制を強め過ぎる無意味有害な主張であると思うし、それ以前に指摘し是正すべき有害で明確に「D差別」な女性差別が世の中にあふれているのだから風俗業、芸能界などにおける性的搾取などはその典型だ)運動論としても拙劣だと思っているが、それらが激しい反応を引き起こしたという一点では運動論として評価することも可能かと思うし、その結果が女性地位向上にわずかでもつながったのなら全く無意味とまでは言えないと思うが、「牛角・レディスデー」問題については、まず男権主義をこれ以上社会で伸張させることにはおそらく社会合意は得られないだろうし、論理的証明は上で述べたようにほぼ不可能であり無意味でもあるし、ルサンチマンならそのエネルギーはもう少し建設的なことに使用した方がよいと思っているので、運動論としても学問的な意味でも、また俗論としても、とるべきところのない議論だなあと思っている。

 仮に、真剣にいわゆる「弱者男性問題を憂えているのなら、男権主義の伸張という方向でそれが解決されることはもう無い(過去一時的にあった「男というだけで威張ってるオッサン」があふれる社会に戻したい、などという主張は、当の男性からのものも含めて今後社会合意を得ることはできないだろう。可能になるとすれば、そういう一派を集めてたとえばイスラム教勢力と結託し革命を起こして政権を奪取するくらいしかないだろう。)ので、機会平等社会の下で結果平等いかに実現するかを考えるしかなく、つまり一種アファーマティブアクションしか対処方法がない。なので、そのためにはまずいわゆる「弱者男性」とそのルサンチマン可視化し、それを救う方策を具体的に検討するのが近道だと思う。将来的には、たとえばVR空間へのアクセス権やアンドロイドの配布などが現実的な解かもしれない。いずれにせよ、牛角女性サービスするかどうかなんて、それらに比べればおおよそ「どうでもいい」話で、議論したところで現実弱者男性は一つも救われず、差別に関する社会認識理解など1ミリも深まらないし、一瞬の憂さ晴らしにしてはただの焼肉屋迷惑がすぎるので、さっさと辞めた方がいいと思う。


※…もう少し丁寧に言うなら、主に「社会運動」を企図した活動であって、多くの人に認められうるような論理に基づき常識解体・構築する「学問」的活動とはまた異なるところに主眼がある、ということ。後者観測対象描写分析記述するものだが、前者は積極的観測対象を変化させることを目的としている。なお、社会学者の中には、学問存在価値現実を変革し社会運動となることにこそあると主張する人もいるが、その場合も、分析記述に十分な力があるなら、それは自然社会常識解体・再構築するであろう、という意味であり、観測対象描写分析記述が"いい加減"であっても社会を変革できればいーや、という意味ではないと思う。

成人男性の悩みの中でカウンセリング解決することって存在するの?

対処療法ではなく、原因療法か時間のお薬しか我々にはなくない?

anond:20240905083854

毎朝国家権力に、シャワー室やDDT散布で消毒してもらえば解決するのにな

男女ともに清潔感を気にしない社会になってほしい

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