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はてなキーワード: 理不尽とは

2021-06-01

anond:20210601120856

ギャアギャア言ったことはないけど、

モノにあたってる人を見ると、同時に理不尽理由で怒鳴られたらモノを投げられたりした記憶が蘇って心が凍る。

例えそれが思うようにプレイできなくて悔しいからって分かってても、条件反射ビビってしまう。

2021-05-31

10年来のTwitter永久凍結した

ちょっと聞いてほしい

去年の暮れにTwitterが凍結した。

学生の頃から10年以上使っていた、オリジナルイラストアカウントだ。

その顛末を聞いてほしい。

最初ノートシャーペンで描いた絵をケータイで撮ってアップしていた。今となってはとてもじゃないが見れたもんじゃない。けど、描いたノートをただ閉じて机にしまう日々から一歩踏み出せたようで、嬉しかった。

交流はしてみたかったが、ハッシュタグはなんだか恐くて使えないままだった。

アップした画像が50枚を越えたあたりで、「あ、コレはこのまま孤独死できるな」と思い知った。

いい絵を描く人は少しずつフォローし、タイムラインは賑やかになっていった。が、かたや僕はハッシュタグ日常ツイートも飯画像もなく、二次創作でわいわいすることもない。

ひたすらオリジナルの下手な絵をアップしていくだけのアカウントであるフォロワーが増えるはずもない。

当時の僕は、ド底辺絵師なんて生易しいものじゃなくて「この世にほぼ存在していない」アカウントだった。

ごくたまーーに見かける、絵をアップさえしていられればそれだけで自己肯定し続けられる〝最強の人〟でもなかったのだ。自分にもド下手なりに承認欲求があり、限界を迎えつつあったそれをマネジメントする必要があった。

ワンドロを知ったのはその頃である

one drow、1時間以内で特定のお題の絵を仕上げて見せ合おうというユルい交流の一つだ。定期的な開催日時が決まっており、リアルタイムでお題の発表や作品ツイートを行う。

画力が乏しくても許してくれそうな場所を探し、おそるおそる参加してみた。

ここがとても優しく丁寧な運営であったことで、僕の世界は少しずつ広がっていった。

ワンドロのハッシュタグを辿って、同じ時間内で作品を仕上げた同志とそっと実力を見せ合う。

1時間ってすげー短いんだぜ?

最初全然終わらなくて恥ずかしかったけど、徐々に時間配分に慣れてまともな絵を上げられるようになっていった。相変わらず下手なままだったが、中学の頃から憧れてたコピックなんかも使っちゃって毎週参加していた。

しかった。

ワンドロ仲間を中心に、月に1人くらいフォロワーが増えるようになっていった。

そして、ひょんなことからiPadを買った僕は、思いのほか身軽にフルアナログからフルデジタルに移行した。

フォロワーの伸びが変わったのはここからだ。数年がかりで、デジタルであることがある程度の共通言語として成り立っていたのだと知った。

フォロワー100人を越えた。

泣いて喜んだ。

ワンドロには欠かさず参加し、10イイネ以上をもらえた絵はそっとスクショしていた。

どんな形であれ性癖晒すのが重要なんだなぁと学び、iPad用のクリスタを導入して漫画も描いてみた。

コミティアに出したら3冊売れて、飛び上がるくらい嬉しかった。

一度だけバズったことがある。

気合を入れて描いたとある絵が、どれかのタグを辿ってフォローしている人の目に留まったらしい。

リツイートしてもらえたことで人生初のプチバズに繋がった。

いつもは閑古鳥の通知欄に「20+」の数字を見た時、こんな世界があるのか…と呆然としてしまたことを覚えている。

この時のツイートの、右下の♡の数は、一生忘れられない3ケタになった。

そのブーストもあり、フォロワー200人を越えた。

もっと絵がうまくなりたい、どんどん描きたいと夢中だった。


そんなある時、ふとヘッダーを変えようと思い立った。

現時点で最高の出来になった絵を使って、その目元をトリミングした画像を設定した。

翌日。

仕事の休憩中、メールボックスに見慣れない2通の通知が来ていた。

1件目は「アカウントロック」、2件目は「凍結のお知らせ」。

明らかに昨日のヘッダーが原因だ。

凍結の理由は「センシティブな内容の抵触」。トリミングした画像キャラの、ほっぺがピンク色だったからだろうか。

運営エロ絵には敏感だと聞いていたので、細心の注意を払ったつもりだった。

甘かった。

そして僕のアカウントは凍結された。

通常であればまずは理由通達した上でのアカウントロック、そこで改善が見られなければ永久凍結である

だが僕の場合ロック通達からわずか1分後に凍結の通知が届いていた。

実質的な一発退場だった。

ロックにさえ気付けていれば、事の重大さを思い知って即画像差し替えができただろう。

が、平日の仕事中、60秒間で全て対処するのは到底不可能だった。

迂闊な画像を使ったのは他でもない自分だ。が、やはり経緯にどうしても納得がいかない。

たくさん調べ、似たような体験談を探し(ぶっちゃけロック→即凍結のケースは見当たらなかったが)、なんとかTwitter運営に異議申し立てを送った。

じりじりと待ち続けて3日、1週間、2週間、1ヶ月、3ヶ月、半年

申し立ては定期的に行っていたが、結局、定型文以外の返事が返ってくることはなかった。

つい先日、Twitterから1通の返信が届いた。

あなたアカウントTwitterルール違反したため、復旧はできません。」

死刑宣告だった。

突然の凍結から、ずいぶんと時間が経っていた。待ちに待った返信は、その一言で終わった。


今僕の手元に残っているのは、フォローフォロワーが0になったアカウントだけ。10年間、この数字が一つ増えたり減ったりするたびに一喜一憂していたのだ。

合計400枚以上アップしていたメディア欄も空っぽ

長年使っていた馴染みのプロフィール画像けがぼんやり残っている。

これがもしインフルエンサーとかだったら、Twitter本社突撃して解除しました!みたいな体験談になるのだろう。

ただ、僕にはそんな実力も気力も体力もない。

まり理不尽さにふつふつと怒りが込み上げるが、近頃は悲しさの方が上回るようになった。

たかTwitter

でも、友達もろくにいない僕が、めいっぱい好きに動ける場所だった。

「凍結されちゃいました☆」とのたまって新しいアカウントを作ることは出来るかもしれない。

とっとと電話番号を変えてしまえばいいんだろう。

けれど、いま僕の目の前にあるのは、一つの大切な拠り所を失ったという事実のみ。


もう…ちょっと立ち直れそうにないや。

でも、誰かに知ってほしかった。

最後まで聞いてくれてありがとう

anond:20210531135110

そうやで。法律がどれだけ理不尽だろうと、司法関係者(裁判官弁護士等)は法律に従うしかないんや。文句あんなら立法権を持って(議員になって)法律を変えるしかない

普段ブラック企業だとかを批判してるくせに大坂なおみの行動に「金出してるのはスポンサーなんだから仕方ない」とかい意見賛同する皆さん。

住宅ローンを組んだ途端に転勤させられたり理不尽な扱い受けた人間にも「金出してるのは会社なんだから仕方ない」って言ってやれよ。

anond:20210530233058

仕事として割り切ってやるSMプレイこそ正しいって空気に割とムカついてたか

このぐらい理不尽なマジモンのSの話見れてなんか落ち着いたわ

anond:20210530091718

同意をとる、という行為は今存在している意思疎通できる人間に対して行うもの

まりこれからまれてくる子供にはそれが物理的にできない

同意を取れない、のではなくそ行為を行うことが不可能である、という事

不可能であることをやれ、というのは単純に理不尽ではないだろうか

2021-05-30

背丈から足のサイズまで女性平均値ほとんど同じ身からすると、そもそもほとんど全ての競技レギュレーションで男女別に競技がわけられていることそのもの理不尽さを感じています。それを性自認でわけると変わっていっている現状にはそれ以上の相当の理不尽さを感じます

まれもった特性のそれぞれの競技に対する不均衡への是正措置としてのレギュレーションであるはずのそれを、何も関係がない性自認へ摩り替えるのは正直に言って全く道理が合わないと思いますスポーツ性自認関係なんて一切ない。客観的な測定値、例えば身長体重、またはより詳細にテストステロン値等でクラス別にわければいいだけの話です。

個人としては性自認なんてものはこの世にそもそも存在しないので、性の同一性という概念は有り得ないと考えています自己認識する自己へのラベルという概念自分でこしらえた檻でしかなく、そんなものはある方がおかしい。性自認なんてもの国家宗教への帰属意識と同様にして生きる上で全くもって不必要なのでいらない。いらない概念存在しない。性自認なんて無視して個々は男装していいし女装していい、だれとでも性行為をしていい。だれとでも結婚していい。さらには何をしてもいい。そんなものは当たり前の話で、その自由性自認なんて訳の分からない中間物は必要ない。酒飲み話で男とか女とか言う分にはいいけれどオフィシャル場所でそんな未定義語を使う意味がない。ここまでは自明しかない。

私は女装が好きで、レディースしか着ていません。今も髪が長いですし大抵レディースの服しか着ていません。でも女であるつもりはないです。しかし、わざわざ男である気もありません。

自分が何者であるかは自分世界へ起こす、または起こした行動によって定義されるべきであって、個々の人間自分をどう認識するかなんてどうでもいいとしか言いようがありません。個人の脳の中でだけ起きていることなんて、世界で起きていることではないのでそんなもの実在しない。男女とは他者便宜上貼り付けるラベルであり、自己へ敢えて貼る必要断じてない。

性別という概念が公の維持のためにある一定程度必要だと言うのならそうなのだろう。そもそも他者へのラベルとしてのそれを私は否定しない。しかし、どちらにせよスポーツレギュレーション性自認を入れるべき道理はない。より現実的レギュレーションを追い求める義務がある。自分性別なんてもの幻想なんです。性別があるのは他者だけです。自分には性別なんてものはありません。

anond:20210530115423

まぁ頭の整理がてらだらだら書いたってのもあるし目に留まったとこだけでいいよ。

仕事内容で理不尽や頭ごなしに怒る人とかはいない環境なので世間的にはぬるま湯だとは思ってる。

2021-05-29

anond:20210529112557

これはクレーム対応ベストプラクティスかもしれないですね。

相手理不尽要求をそのまま受け入れては公平性を保てない。

しかし、無関係第三者権利を譲ることで公平性を維持しつつ、クレーマー要求を満たせる。

そして、クレーマーに罪悪感というペナルティを与えることができる。

権利を譲った第三者は周囲からの賛辞と達成感を味わえる。

とても参考になりました。

現代若者の「反抗」が、完全に老人により制御されている件について

「うっせぇわ」という曲が流行った。社会に反抗するその音楽は老若男女にウケ、偉い人も偉くない人も、社会理不尽さに怒りを感じる事を表していた(勿論皮肉である)

その内容も、まとめれば「社会理不尽に対し、陰で口臭いとかうっせえわと言って溜飲を下げる」という内容である

現代若者には大麻流行ってるらしい。主にヒップホップに憧れる高大生が吸ったり売ったりしてるそうだ。

大麻を吸う事の一種の側面に、「意味の無いルール」に対する反抗も含まれているらしい。


正直、終わったな、と思った。大麻がまん延する高大生を憂いているわけでは無い。

意味の無いルール」に対して「無意味に反抗する」現代若者に対しての言葉だ。


大麻は酒やタバコより害が少ない。吸ってもぼんやりとするだけで、暴力事件が起こるわけでもない。

故にアメリカ大学生パーティーとかでスパスパ吸ってる。それと同じことをして何故反抗になってると思うのか。


今の若者は知らないと思うが、今の50代~60代は、高校生のうちからタバコを吸ったり酒を飲んだりして暴れていた。

普通の真面目な高校生が、ちょっとした部活打ち上げで酒を飲んで、先生が「だめじゃないか~」なんて言ってる時代なのだ

そんな奴らが大麻を吸ってる大学生を見たらどう思うか。

「今の大学生平和だなぁ」である

大麻を吸うことは反抗ではない。ただリラックスしてるだけだ。


現代若者は老人に制御されている。一億総権力者現代、平均年齢は50代。

平均年齢が20代30代だった時代の「反抗」は「反抗」として機能したが、現代の反抗はただの子供のお遊びだ。

皆に受け入れられる反抗何て反抗じゃない。マイノリティは潰されるだけ。

恋愛でも結婚でも、自分では出来ないことを相手に求めるのは理不尽な気がするけど自分には出来ないことだからこそ求めたくなる、というジレンマ

anond:20210528202620

なんだかんだ努力してそうなので

なんだかんだ君は大丈夫でしょう

でも強制出社始まったら日本社会理不尽に耐えられなさそう

はてな匿名ダイアリー性差別は、ある

はてなブックマークばかり眺めていたので知らなかった。

令和三年にもなって未だにこんなことを言ってる人がいようとは。

レズビアンの筆者に向かって、

異性との気持ちいいセックス経験しないとみんなが不幸になる

anond:20210528142031

長い、長い… ため息が出た。

ホモセクシャル存在しない。彼らには男女の交友が足りてないだけだ」式の典型的古典的な、博物館に展示してありそうな

The・性差別

ワザワザ他人の性に首を突っ込んでまでひとこと物申したくなる彼らの動機は、自分男性性を否定されたように感じるから、だと知られている。同性愛存在するだけで異性愛否定されたのように感じるのは、実はそれだけジェンダー規範への圧力が強かったということだ。理不尽同調圧力アイデンティティ押し付けられたとき、人はそれを正当化する理屈自分の中で作り出してしまう。そうすれば「本当は勇気を出して戦うべきなんじゃないか?」って悩みから解放されるから。この現象を “規範内面化” という。差別者さん、あなた社会に対して腹をたてるべきだったんですよ。彼らに迎合して LGBT を殴るのはやめてください。未来価値観アップデートできたとしても、加害したって記憶はずっと残る。歯茎に刺さる抜けない魚のホネになる。でも被害を受ける方は——想像もつかないだろうけど——もっとずっとくるしいんだよ。

2021-05-28

カタカナファンタジーが苦手である

 昔から個人的に、日本語カタカナ英語で「ファンタジー」という言葉を当てられてカテゴリ分類される作品(小説映画漫画など)の大半が苦手である。良い悪い、正しい正しくないではなく、あくま個人的な好みの話である。もしも、これらを好きな人が気を悪くされたら、先に謝りますすみません

 日本語で言う時に「ファンタジー」よりも「幻想」という硬めの言葉を当てられる作品は嫌いではない。国内作家で例を挙げれば、山尾悠子とか。

 海外SF周辺の作家作品だと、クリストファー・プリーストの『魔法』や『奇術師』は好きであるものすごく古いが、子供の頃に読んだH.G.ウエルズの短編魔法を売る店』も好きであるSF作家視点から魔法(のような技術体系)が存在する世界」を描いたような作品、例えばハインラインの『魔法株式会社』や、霊魂テクノロジーが実現した未来世界を描いたロバートシェクリー『不死販売株式会社』のような佳作も好きだ。ここまで読めばお分かりのように、どちらかと言えば私はSF寄りの人間である

 日本を含めて世界的に『ハリー・ポッターシリーズや『指輪物語(LoTR)』シリーズ劇場映画としてヒットした頃に「食わず嫌いも良くないな」と思い、これらの映画を観に行ったり原作に挑戦したりした。結果を言えば、結局だめだった。私は、これらを少しも楽しめなかった。『ナルニア国物語』も駄目だった。SF映画ジャンルに含められるが実質的には「剣と魔法世界」のようなものと言ってもよい『スター・ウォーズシリーズも、旧EP4以外のシリーズ作品は全く楽しめなかった。こんな感じだから当然ではあるが、家庭用ゲームの『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』などにも手を出していない。

 「剣と魔法系統の娯楽作品の全てを無条件に嫌いかと言えば、そういう訳でもない。子供の頃にテレビビデオで観た『アルゴ探検隊冒険』や『タイタンの戦い(オリジナル版)』といったレイ・ハリーハウゼン作品は、昔も今も大好きである

 『ハリー・ポッター』などが苦手に感じるのには、別の理由も有る。たとえば、ドラえもんの「うつつマクラ」で、余りにも都合が良すぎる夢(文武両道の大天才モテモテで、教師にも親にも級友にもチヤホヤされる世界)に、のび太が興醒めしていたようなものだと言えば、理解してもらえるだろうか?学期末の成績を発表する場で、校長が「勝ったのは…スリリン!……じゃありません!大逆転でグリフィンドールの勝ち!」とか言って、バラエティ番組の「結果発表ー!」みたいな真似をしてスリリンの生徒たちを糠喜びさせたのは非道い。校長あんな依怙贔屓をするような人間からスリリンの生徒たちも性格が歪んでしまったのではないだろうか。あの校長は、教育者として失格だと思う。スリリンの生徒たちは、腐ったミカンなんかじゃない!こんなハリー・ポッターがヒットしたということは「なろう系作品」を好む人間が、日本と同様に海外でも少なくないということなのだろう。どうも私は「なろう系作品」が苦手だ。そういえば、上で挙げた『アルゴ探検隊の大冒険』や『タイタンの戦い』は、ハリウッド作品としてアレンジされているとはいえギリシア神話英雄譚がベースであり、依怙贔屓どころか、むしろ主人公理不尽な試練が課せられる物語なので、その点がツボなのかもしれない。

 LoTRが苦手なのは正義の側のキャラクター白人ベースの美しい造形または愛嬌の有る造形ばかりで、悪の側は醜悪な造形ばかりというのが、どうしても興醒めしダメだった。ルッキズム。それに、LoTRの悪の側の造形は、白人から見た有色人種イメージが入り込んでいる気がする。ルッキズム。それはそれとして、第一部で地下に消えたガンダルフが、続編で生きていたと判明し、杖一本を手に巨大な怪物相手にガキーン!ガキーン!と肉弾戦をしていたところは、正直に言うと大爆笑した。

 こんな感じでカタカナファンタジー作品の大半が私は苦手であるが、例外的に楽しめて大好きだった作品が、先ごろ惜しくも亡くなられた三浦建太郎の『ベルセルクである

 外形的には、人知を超越する異形の存在怪物魔法などが存在する世界舞台にした物語という意味で、同じカタカナ英語ファンタジーという単語が当てられていた作品ではある。しかし、私個人にとっては、ハリー・ポッターLoTRと天と地の違いが有るように思えた。もちろん、私にとっては『ベルセルク』の方が「天」であるハリー・ポッターLoTRファンの人には、重ね重ねすみません。繰り返しますが、個人の好みの話です。

 ゴットハンド名前(スラン、ユービックヴォークト)や、黄金時代篇の敵の武将名前(ボスコーン)からは、作者の原体験SF作品が有ったことは想像に難くない。だからベルセルク物語世界では「魔法のような人知を超えた事象存在する/起きるならば、その根源となるエネルギーは何処から齎されるのか」「その代償に払う犠牲は何か」といった理(ことわり、ロジック)を、作者は考えていたと思う。上でも書いたように、SF作家SF視点から魔法存在する世界舞台にした物語」を書くケースはしばしばあったので、SF好きの三浦建太郎もそれらの影響を受けていたことと推測される。ゴッドハンドの1人として転生する直前、深淵に降ったグリフィスが「ヒトの作りし神」に出会って対話を交わす場面(※単行本未収録)は、あれも「この物語世界がどのような理(ロジック)で動いているか」を読者に示すものだったと言える。

 少し脱線するが、理(ことわり、ロジック)と言えば、ハリー・ポッターのような作品を読んだり見たりしていると「あんな大きな学校が有って、そこから大勢卒業生たちが魔法使いになって世に送り出されて、就職先は確保できるのだろうか?」とか「石を投げれば魔法使いに当たるぐらい、たくさんの魔法使いがいる世界では、そもそも魔法使いの存在価値は有るのだろうか?」とか考えてしまう。モンティ・パイソンコントスーパーマンだらけの世界で大活躍するスーパーヒーロー!我らが『自転車修理マン』!」みたいになったりしないのだろうか?捻くれたSF好きである私は、おそらく「物語のような『不思議世界』が存在していて、それが自分のいる現実世界と地続きであって欲しい」という願望が強いのだろう。だから不思議世界を成り立たせるロジックを求めてしまうのだと思う。ちなみに、驚異の世界を成り立たせるような、もっともらしい理屈を付けてくれるハードSFは大好きである

 話を戻すと、『ベルセルク』の物語魔法や異形のモノが存在する世界で展開されるが、主人公ガッツ自身は、魔法による恩恵を受けていない時期の方が長かった(パックの翅の鱗粉で傷を治癒する描写とか有ったけれど)。ベヘリットによりゴッドハンド召喚され、鷹の団メンバーたちが使徒たちへの贄として捧げられた悲劇を考えれば、ベルセルク物語における魔法人知を超えた異形の怪物ほとんどは、主人公に困難を与える原因として存在したと言っても過言ではない。そんな中でガッツは、鍛錬で身につけた能力人間の業で作れる武器だけを頼りに、使徒という異形の怪物たちを相手に、文字通り満身創痍になって半死半生になりながら、ギリギリで死線を掻い潜る闘いを繰り広げていた。リッケルト、鍛冶のゴドー養女エリカの親子、パックなど少数の例外を除けば、長い間ガッツの闘いは孤立無援だった。これでは読者も、応援したくなるというものである

 それとは対照的に、地下牢で長期間に渡る拷問を受けたものの、ベヘリットを使ってゴッドハンド召喚し、彼らの1人フェムトとなり、受肉して自分王国ファルコニアも手に入れた新生グリフィスは、謂わば「うつつマクラドリーム状態を実現した、ハンサム野比のび太である。まさに、なろう系の究極形。しかも、ノスフェラトゥ・ゾッドを筆頭に使徒たちを配下に従えているのだから主人公との戦力差は圧倒的であり、まさに天と地の差である

 こういう丁寧な前フリがあればこそ、近年の主人公を取り巻く状況に変化(イシドロファルネーゼセルピコなどの新たな仲間の誕生、髑髏の騎士魔女による魔法サポート)を生じさせたことにも、説得力が生まれた。最初からガッツに心強い仲間がいて、魔法によるサポートも受けられるような状態物語が始まっていたとしたら、私のようなカタカナファンタジーの大半が苦手な人間は「ハイハイ、どうせ魔法でチョチョイのチョイと助かるんでしょ」と興醒めして終わっただろうし、多くの熱狂的なファンも生まれなかったことだろう。

 長い長い時を経てキャスカ正気を取り戻したことは、主人公ガッツにとっても読者にとっても喜ばしいことだった。しかし、それでグリフィスに対するガッツの闘いに終止符が打たれた訳ではなかった。新たな仲間や魔法的なサポートを得たとはいえ、これから先もガッツは、強大なグリフィスに対して、苦しく不利な闘いを挑むことになるのは確実だった。そういう骨太物語を、作者は描いてくれる。長期間休載は読者としては辛いけれど、長く待つだけの甲斐が有る作品を描いてくれる。これまでと同様に、これから先も、そうであろう。そう思っていた。鷹の団メンバーが、グリフィスの夢の実現を信じていたように。

 私を含めたファンの願望は、もう叶わない。三浦建太郎自身ペンによる物語の続きを、我々が読むことが出来る機会は、永遠に喪われてしまった。

 このまま未完で終わらせるのか。構想のメモなどを元に、誰か脚本家作画者を代筆に立てて遺志を継ぐのか。今後どうなるのかは、未定だという。どちらが良いのか、私には分からない。

 人は誰しも、別れを告げる時には詩人になるのだと、誰かが言った。しかし、ご覧のとおり私には詩才は無い。こんなに心乱れたままで、長々と駄文を書き連ねた挙げ句、偉大なる作家が彼の代表作の中に残した印象的なフレーズ引用するぐらいしか出来ない。

 「風が、旅の終わりを告げていた」と。

2021-05-27

anond:20210527231624

しろ最近こうも怠惰日本人がそれでも途上国よりは良い暮らしをしていることがまず理不尽な気がするわ。

もっと勤勉な民族いくらでもおるやろ。

チョコレートアンダーグラウンド感想に対するツッコミ

 「何故チョコレートに対してそこまでむきになるのか?」という疑問で喧嘩腰になっているが、その人達共通点イギリス風土言及しないこと。

 留学経験がある人ほど「下手に語ればジャップがどう曲解するかわかったもんじゃない」と警戒しているでしょうね。

 

 イギリス料理が不味いのはもはや常識。むしろイギリス人にとっての食事事情日本人にとっての校則と同じぐらい深淵と考えた方がいい。

 むしろ日本舞台にしたこんなディストピア想像しましたよ。

イギリス独善健康なのに日本独善性犯罪取り締まりなんだから恥ずかしい!!」

日本のクソガキはたか制服でガタガタ言い過ぎだ! チョコレートアンダーグラウンドを読め! 下セカは日本の恥だ!!」

宗田理は改心した! 校則より外国人人権!!」

 偏見を開き直って書かせたもらいますと、ぼくらの七日間戦争露骨もとい堂々とした理不尽校則によって誕生したのに対し、チョコレートアンダーグラウンドイギリスの貧しい食事事情によって誕生したのです。

 

 っていうかさぁ 【ぼくらのチョコレート戦争】 という副題の方が日本の恥じゃないの? それとも「これがジャップランドの学級委員女性です」と紹介したいの? よくフェミニストに叱られないよね。

anond:20210527034931

増田宗教が空飛ぶスパゲッティモンスター教とかジェダイ教とかで特に他人迷惑かけてないなら気にしなくて良くね

増田宗教がどっか遠い国でテロ行為を働いてても日本のちっちぇえ社会でなにもしてないならそんなに日常生活をしてて嫌われる筋合いはないと思う

でも増田宗教が人の迷惑お構いなしにピンポンピンポンして布教してきたり、友達から遊びに誘われたと思って会いに行ったらこ政党投票しろとしつこく要求して人の時間無駄にしたり、年老い祖母に高額な壺を買わせようとしてたり、信濃町で降りただけで黒いスーツに付き纏われたり、そういう日常的に社会迷惑をかける不快な奴として振る舞ってる集団なら、集団として嫌われることは諦めろ

それは理不尽差別じゃなくて迷惑から嫌われてるだけだから

2021-05-26

理不尽

人に期待せずに生きてるのに時々人助けみたいな顔してうんこ投げてくるやつなんなの?不幸になれ。

その後の話。(誕生日彼女が元高級ソープ嬢だと泣きながらカミングアウトした話)

https://anond.hatelabo.jp/20210519133531

↑元記事。あれからのことを書く。

 

彼女はなぜ高級ソープ嬢になったのか

これについては尋ねていないし彼女からも言ってきていないので、現状、わからない。なぜ尋ねていないかというと、彼女に「元風俗嬢」というタグ付けをして接したくないかである。その辺にいるごくごく普通人間でありながら、私にとって特別人間として接していたい。

 

例えば、元コンビニ店員だという彼女に「なんでコンビニ店員なんてやろうと思ったのか」「不特定多数のお客さんに対して接客する時にどのような気持ちだったのか」「どのような手付きで商品スキャンしていたのか」などを根掘り葉掘りねちねちとは聞かないだろう。それと同じだと個人的には考えている。特に彼女にとってトラウマという感じではなさそうなので、そのうち何かの機会があれば聞いてみるかもしれない。

 

ちなみに、その業務におけるおもしろエピソードみたいなものは幾つか聞いた。曰く、ペニスの小さい男性というのは刺激に極めて弱いらしい。つまり早漏である傾向が明確だ、と彼女は言っていた。でも、男性としてはすぐに射精してしまったらおもしろくなく、時間いっぱい楽しみたいという欲求がある。従って、嬢にペニスちょっと刺激してもらい、案の定すぐ射精しそうになるので「待って待って待って、いっちゃうからやめてやめて」とクールダウンし、しばらくするとまた刺激してもらい「待って待って待って、いっちゃうからやめてやめて」とクールダウンし、しばらくするとまた刺激してもらい、というのを4回くらい繰り返されて、「なんだこいつ」と思った、と彼女は言った。

 

余談だが、まだ彼女がまだ高級ソープ嬢であるカミングアウトする前、彼女は私のペニスを「かなり大きい」と評価した。私は他の同性とそれを比較したことが全くないし、彼女にどれだけの男性経験があるのかも知らなかったので、あまり真に受けなかった。それについて過日、上記早漏エピソードが出た際に改めて聞いてみると「上位2割、いや1割に入るレベルではないか」と彼女見解を述べた。これは不特定多数ペニスを取り扱ってきた経験から算出された、いわば統計である。これから私は「俺はお◯ん◯んが大きい!」という卓越した自信を持って逞しく生きていこうと思った。

 

私の家庭環境について

私の家庭環境について記事内で具体的に書いてないので、余計に気になった、というコメントが幾つかあった。

 

かつて増田で何度か別記事で私の家庭環境について書いたことがあったが、それほど関心は持たれなかった。だから、そんなに激烈なことではなく、具体的に書いてもおもしろくないと思われるので割愛させて頂きたい。

 

方向性としては、物理的な暴力ではない。抑圧であり、精神ダメージである

 

セックスレスについて

最も興味関心のあるところだと思われる。コメントで「レスについてはきちんと話し合ったほうがいい」という意見をたくさん頂いたので、話し合った。

 

記事では「彼女セックスに関心がないためにレスである」と、彼女一方的に悪いみたいな書き方をしていたのだが、よくよく話を聞いてみるとそれは誤解だったようだ。下記では、なぜ私が誤解するに至り、レスになったのかについて経緯を記述していく。

 

付き合いたての頃

我々がまだ付き合う前、私は彼女を家に上げても全く手出しをしなかった、と元記事で述べた。だから、求めてきたのは彼女の方からであった。付き合った当初はレスではなかった。求めてきた際の彼女心理状態、付き合った当初のセックス彼女はどういう気持ちでしていたのかについては、私には全くわからない。

 

カップルがお互い情熱的でいられるのはおよそ最初の3ヶ月であり、我々も例に漏れなかった。それまで毎日のように家に来ていた彼女は次第に自分時間を大切にするようになり、それに伴ってセックスの機会も減った。ネガティブには考えなかった。毎日毎日大量に酒を飲んで夜遅くまで騒ぎ、お互い寝不足仕事に行く、という生活は不健康であり、長く続けるものではなかった。私はどちらかというと一人で静かに過ごすのが好きなので、一緒にいる時間の中で彼女がそれを読み取って遠慮したという可能性もある。

 

拒否の始まり理由

それでもたまに彼女が遊びに来たり、泊まりに来たり、逆に私が泊まりに行ったりする中で、セックス拒否される機会が明確に増えたのを感じた。「昼間で明るいから嫌」「毛の処理を怠っているから嫌」「体臭が気になるから嫌」「眠いから嫌」「なんかそういうコンディションではないから嫌」とありとあらゆる理由を並べて拒否するのであり、彼女そもそもセックスをしたくなく、その弁解をするために様々な理由を並べているのだと私は解釈した。

 

恋愛セックスは必ずしも必要ではない」という彼女意見は聞いていたので、尚更、彼女そもそもセックスをしたくないのだと思ったし、付き合いたての頃は普通にしていたのに突然になぜ立て続けに拒否されるのか理解ができなかった。こんなにも様々な理由を並べてセックス拒否される相手彼女が初めてだったので非常に困惑し、怒りさえこみ上げつつあるのを感じていた。

 

ついでに言うと、その時私は彼女お金を貸しており(猫の手術代)、もちろん、お金を貸すこととセックス要求に応えることは、全く関係のないことでなければならないのは理解しているが、決して少なくない額のお金を無利子で貸しているのに「なんかそういうコンディションではないから嫌」とこちらにとってさっぱりわけのわからない拒否をされることに理不尽を感じた。これついては彼女がそのスタンスを貫いてくれて良かった、と今は思う。パワーバランスが崩れた歪な関係を私は望まない。

 

話し合い

で、話し合い。

 

彼女が並べた様々な理由セックス拒否する建前ではなく、全て本当の理由であったことが判明した。どうやら彼女には今日セックスをしてもいいかどうかのチェックリストみたいなものがあり(昼間ではないか無駄毛は剃っているかシャワーは浴びたか体臭は気にならないか、など私にはわからない細かい点も含まれる)その全てをクリアしていないとセックスはできない、という人間だったみたいである。なぜなら、恥ずかしいから、と彼女は言った。

 

から、我々においては、なんかいちゃいちゃしていたらそういう気分になっちゃって勢いでセックスしちゃった、とか、映画を見ていたらそういうシーンが出てきて気分が高まって勢いでセックスしちゃった、とか、何でもない時にすごく愛おしく思ったので勢いでセックスしちゃった、とか、そのような本能的・野性的セックスはもはや望めないことがわかった。望んでいたので残念であった。彼女が望んでいないことを私はしたくないので仕方のないことだ。

 

セックスを全くしたくないのか。それともしてもいい時もあるのか」と尋ねてみたところ、後者であるとの答えがあった。私は彼女は「全くセックスをしたくない」のだと思い込んでいたので、それは聞けて良かった。誤解であったとわかったことが大いなる前進だと思った。

 

私の落ち度

久しぶりセックスの際、彼女が非常に痛がる、ということがあった。なぜなら、俺はお◯ん◯んが大きいかである最初の頃も痛かったのを我慢していたのかもしれない。従って、拒否する理由の中に「痛いから嫌」というのも含まれていた。

 

その上、先程の早漏理論で考えれば、お◯ん◯んが大きい男性は遅漏ということとなり、彼女曰く、その傾向はこの場合も正しいみたいだ。

 

長い時間をかけてしたほうがいいのかと思っていたし、すぐに射精してしまったらおもしろくないのでそうしていたのだが、彼女にとってはネガティブな印象だったようだ。従って「疲れるから嫌」というのも含まれていた。

 

これは私の落ち度に分類されるものであると思うので、私が協力するということで我々は合意した。

 

話し合いのついで

話し合いのついでに、私はフェラチオ要求した。彼女は「いいよ」と二つ返事をした。私の欲求を満たすためだけ、ただそれだけの労働であるフェラチオ要請について「いいよ」と二つ返事が返ってくることは久しぶりであった。その日はチェックリストが満たされていなかったのでセックスは不可であった。

 

上述の通り、私は極めて迅速な射精を心がけた。

 

終わった後、彼女は満足気、上機嫌だった。かつて、セックスをしようとしたがお互いにうまくいかず、気まずい雰囲気になったことがあった。お互いにそれをそれぞれネガティブな事案として認識し、それ以降、性に関する話題は我々から消えた。

 

からこういう機会があって良かった、と彼女は言った。私もそのように思った。

2021-05-25

ミスしたわけでもないのに繁忙期だからってお前が怒鳴り散らしてきたことを俺は絶対に忘れないよ。頭ごなしに怒鳴られた瞬間、いつか退職代行に依頼して嫌がらせのようなタイミングで辞めてやるって決めたからな。「ごめんよ、許しておくれ」って気持ち悪い声出しやがって、謝ろうと何しようと、理不尽に怒鳴られた記憶とお前への恨みは絶対に消えやしないからな?ていうか平気で会食行くのやめろよ、職場での様子からしてどうせマスクまともに付けてねえだろ。土日に「上司の〇〇に39度の発熱がある為、週明けは出勤せず自宅待機です」って連絡が来るのを楽しみにしてるんだけどいつになりますか?

2021-05-24

anond:20210524220403

日本車を壊す時代があったからでしょ

ジャパンバッシング

1970年代アメリカ合衆国経済が、インフレーション景気後退に苦しむ傍ら、日本世界第2位のGDPを誇るまで経済成長を続け、対米貿易10年間以上も黒字を続けていた。一般的にこの時期の円は実力以上に安かったと考えられており、ここから米国内の対日感情悪化する。

世界への輸出を伸ばし続ける日本に対し、米側では貿易関係者通商産業省を「ノトーリアス・ミティ(Notorious MITI、悪名高き通産省)」と表現したり『ジャパン・アズ・ナンバーワン』という書籍ベストセラーになるなど「驚嘆すべき成功を続ける日本経済」への関心が一般市民の間でも好悪両面で高まる

1980年に、アメリカ合衆国大統領がカーターからレーガンに交代しても、前半は米大手自動車メーカーゼネラルモーターズ生産規模を大幅に減らしリストラを行うなど[1]米国経済の迅速な改善はなく、失業率は一時10%に迫った。

対米貿易で莫大な黒字を拡大し続ける日本は好況に湧き、1960年から日赤字を続けるアメリカ不況に沈み、米国自動車メーカーは、1970年代終わりから1980年代にかけて壊滅的な打撃を受ける。この対比は米国人の対日感情悪化させ、米国では日本市場特殊性を閉鎖性とみなし、極端な円安問題視して「ずるい日本」とみなす議論に支持が集まるようになる。反日感情高まるなか、1982年には中国系アメリカ人技術者ビンセント・チンが日本人と誤解されて、3人の白人に撲殺される事件も起きた[2]。

不況反日世論の高まり、各業界から突き上げを背景に、アメリカ合衆国連邦政府は日本国政府に市場開放、輸入拡大を強く迫り、米国の輸出を妨害するものとして日本側の為替レートや業界慣行、関税を次々と遡上にあげることになる。日本側はこれに対して、1970年代に続いて輸出の自主規制約束したり、農産品の輸入拡大を約束したり、関税の引き下げを約束するなど、繰り返し協力的な姿勢を示そうとするが、市場シェア日本製品に奪われている米業界団体は、相次いで日本ダンピング等の法令違反提訴し、対日感情改善しなかった。

米国経常収支赤字になると、日本が不公正な貿易障壁を築いているとの批判が、1984年にも再び強力になり、日本アメリカ対日感情悪化を緩和しつつ、自国産業も保護したいなか、円安是正や輸入の拡大を約束し、市場開放のための規制緩和約束するが、大きな効果はなかった。1985年には先進国首脳会議の蔵相・中央銀行総裁会合で、為替ドル安に誘導するプラザ合意実施され、ドル円の為替レートは大幅なドル安に転じたものの、これによっても米側の対日輸出は期待したように伸びなかった。

アメリカの対日赤字は拡大を続け、米国内ではますます日本貿易障壁への批判が強まった。米国日本金融関税など税制ソフトウェアなど多くの分野で数多くの障壁を築いているとして強硬に迫り、日本側はそのたびに米側に妥協案を示すが米側は形だけの不十分な譲歩と見て日米の認識の溝は埋まらなかった。

この時期の米国からの「日本自由貿易を掲げる経済大国であるにも関わらず実際には保護主義的に振るまい自国市場へのアクセス制限している」という二枚舌批判本音と建前を使い分けるという批判について、日本側も納得していたわけではなく、メイドインUSAが選ばれないのは日本側の発展によって日本製品がアメリカ製品の質を全体として上回るようになり、消費者にとって粗悪なアメリカ製を選ぶ理由がないためだとする見方が強かった。日本側では米側の要求については、生産性の低い米国産業の問題を棚に上げて国力の差を背景に日本ねじこみをかけていると理解しており、理不尽押し売りであると見ていたが、内需拡大を繰り返し約束した。

1985年になると米国の景気も目に見えて改善していたが、日本好景気はそれ以上に目覚ましく(バブル経済米国では20年間にわたって莫大な対日赤字が続く上にGDP比の経常収支赤字過去最高を記録し、対日本心理に目立って和らぐ部分はなかった。この時期はハリウッド映画でも日本側が日本叩きと受け取る描写が珍しくはなく、1985年から製作が始まったワーナー映画でも登場人物日本製の電子機器を悪く言うセリフが見られる。1987年4月には、アメリカ政府は日本ダンピング理由日本製のパーソナルコンピュータカラーテレビなどに異例の100%の制裁関税賦課した[3][4]。

2021-05-23

反抗期とか言う親は頭が悪い

そもそも反抗期という言葉自体が親の都合

頭の悪い親の理不尽に気付くタイミングのことだろ?

親だからって無条件に尊敬されるとでも思ってるのか?

anond:20210523054126

わかるよ〜。えらいよ〜。前半の振る舞いは個人問題だとしても、後半の性別によって態度が変わる話は本当に嫌だよね。不動産屋や各種業者さん、女性からか、威圧的だったり詳細を教えてくれなかったり最初から小馬鹿にしたような説明されたり、理不尽な目に何度となく会う。性別対応変える社会は変わってほしいね

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