はてなキーワード: ボンベイとは
要約 有名なカクテルのマティーニやギムレットはジンを使ったカクテル。バーに行ったことがなくてジンも飲んだことが無いならバーに行く前に家でジンを飲んでジンが飲めるか確認してみるといいよ。
自分はバーに行くのが好きだ。だからバーに行ったことがなく酒の知識もまだあまり持っていないけどバーに興味があるような人にバーを行くことを後押しするような記事を書こうとした。(ここで言うバーはいわゆるオーセンティックバーのことである。オーセンティック(authentic)とは本格的なとかの意味で
淡い照明で落ち着いた雰囲気の中、白いシャツにタイをしたバーテンダーがカクテルを鮮やかな手さばきでサービスしたり、バックバーに見たこともないボトルがズラッと並んでいる(https://liqul.com/entry/1876より)
ような店を想定している。)どんなことを書こうか考えているうちにバーに行ったこともなく酒の経験も少ない人はバーに行く前にジンを試してみるといいのではないかと思ったのでまずこの記事を書く。
バーに行ったらぜひカクテルを飲んでほしいと思うのだがカクテルに使う4大スピリッツ(蒸留酒)といわれている酒の種類がある。ジン/ウォッカ/ラム/テキーラの4種類である。
この中でウォッカは主張の少ない酒であるのでウォッカを使ったカクテルは酒が飲めるなら特に問題なく飲めると思う。後の3つはそれぞれ癖があるのだけれどジンが好みかどうか事前にわかっているといいことがある。よくカクテルの王様と言われるマティーニや「ギムレットには早すぎる」というセリフで有名なギムレットはジンを使ったカクテルだがこれらはジンの味を強く感じるカクテルだ。ジンが飲めるとわかっていればこれらを安心して頼めるのである。逆にジンが好みでないなら最初からこれらは選択の対象外にできる。
名前だけ聞いたことがあるマティーニやギムレットを頼んでみたもののまったく自分の好みではない味だったら飲み干すのがつらくてバーの経験そのものが嫌なものになってしまう。それを避けるためにとりあえずジンの味が自分に合うか確認しておくことを勧めるのである。
ジンはジュニパーベリー(杜松(ねず)の木の実)等で香り付けをした蒸留酒である。バーに行く準備として飲んでみるお勧めのジンの銘柄は以下の3つである。
ゴードンズ
理由はバーでカクテルに使われることが多いということと入手しやすいこと。特にビーフィーターならコンビニやスーパーでも売ってる。しかも安価だ。物価高の今でも700mlビンが2千円でお釣りが来る。マティーニ1杯の値段がそれくらいということもある。高めに見積もって2千円として仮にジンが苦手で同じ2千円無駄にするとしてもバーで1杯のカクテルを持て余すよりも家で1本のビンを無駄にする方が精神的に楽である。
ビーフィーター、ゴードンズ、タンカレーのどれかひとつと一緒にトニックウォーターと炭酸水も買っておこう。トニックウォーターが苦手だとわかっているならトニックウォーターは買わなくて良い。あとロックアイスを買ってきても冷凍庫で氷を作っても良いから氷を用意しよう。目的はジンの味見なので細かいことにこだわらなくていい。
ちなみによく広告を見るボンベイサファイヤは銘柄を指定しない限りカクテルに使われることは上記3つより少ない気がするけど飲んでみたければそれでもいい。また名前が漢字など和風のラベルのジンも酒販店でよく見かけるがやはり銘柄を指定しない限りカクテルに使われることは少ないので今回の目的には合わない。
買ってきたジンはできれば冷凍庫に入れて冷やそう。これらのジンはキンキンに冷やして飲むとストレートでも(ジンが好きなら)美味い。でも冷凍庫が狭くて冷やせなくても今回は氷も入れるから気にしなくていい。
トニックウォーターも飲んだことがなければまずはトニックウォーター単体で少し飲んでみよう。トニックウォーターが苦手だったらトニックウォーターをとばしてジンを炭酸水で割ってほしい。
トニックウォーターが苦手でなかったら次にジンをトニックウォーターで割って飲んでみよう。グラスに氷を多めに入れてそこにジンをグラスの1/5程度まで入れる。そしてそこにジンの3倍ほどの量のトニックウォーターを注いで軽く混ぜる(この混ぜ方も下から上に氷を動かすようにとかあるけど今回は気にしないでいい)。これですでにジントニックという立派なカクテルである。濃いと思ったらトニックウォーターを増やして薄いと思ったらジンを増やせばいい。
ジントニックの次はトニックウォーターのかわりに炭酸水(ソーダ)で割ってみよう。ジントニックよりもジンの味がわかると思う。
さらに氷の入ったグラスへジンを注いだだけのジンのオンザロックやストレートでも飲むとジンの味がさらにわかる。オンザロックやストレートを試すのは少しでいい。かなりきつく感じる人が多いと思う。マティーニやギムレットはオンザロックのジンよりも飲みやすいので安心してほしい。
ここまででジンの味が苦手でなかったらバーでジンを使った(「ジンベースの」と言ったりする)カクテルを頼んでも大丈夫。興味があればマティーニやギムレットを飲んでみるといい。
ジンの味が苦手だったらバーで「ジンは苦手だからジン以外のベースのカクテルのお勧めはありますか」と聞けばいい。
「ギムレットには早すぎる」について補足
このセリフはレイモンド・チャンドラーの私立探偵フィリップ・マーロウシリーズのロング・グッドバイ(長いお別れ)の中のセリフ。自分は村上春樹の訳で読んだ。とても有名なセリフなのだけどネットで検索するとなぜかまったくもって間違っていることが書かれていることが多い。また正しいようなことが書かれていても解釈としておかしいと思われることが書かれているものもあった。このセリフを正確に解説するとネタバレそのものとなってしまうこともこの状況の一因であろうが1954年の小説である。ネタバレ覚悟で読むのなら問題ないと思うのでそこそこ正しく書いているサイトを紹介しておく。ただネタバレとして書かれている中で「何者かに殺されてしまいます」は「自殺してしまいます」が正しい。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-2284-1.html
http://zip2000.server-shared.com/mahatma-gandhi.htm
「インド南西部の大都市ボンベイで弁護士事務所を開設した彼は、さっそく法廷での弁護依頼を受けます。ところが、法廷に立ってすぐに彼にはこの仕事がむいていないことが明らかになりました。性格的に優しすぎて他人を傷つけることができない彼は、もともとあがり症も手伝って、法廷で相手を非難したり、攻撃したりすることができなかったのです。なんと彼は依頼者に代わりの弁護士を紹介してその場を逃げ出してしまいました。(イギリスで勉強中に、自分に適していないと気づく機会がなかったのでしょうか?不思議です)」
このように、ガンディーは相当な陰キャで人前で話す事が苦手だったらしい
だから子供の性格が十中八九親からの遺伝で決まり、陰キャになるのが事実だったとしても
細谷 雄一(ほそや ゆういち、1971年8月13日- )は、日本の国際政治学者。慶應義塾大学法学部教授。(法学)立教大学法学部卒 慶應義塾大学大学院法学研究科修士・博士
伊勢崎 賢治(いせざき けんじ、1957年7月6日 - )は、平和学研究者。東京外国語大学総合国際学研究院(国際社会部門・国際研究系)教授 早稲田大学理工学部建築学科卒 ボンベイ大学大学院社会科学研究科博士前期課程修了(後期中退)早稲田大学大学院理工学研究科都市計画専攻修了
https://twitter.com/isezakikenji/status/1514555737267404801
”自分たちは戦うのは怖いから 武器だけあげてウクライナの人々に戦わせて これは代理戦争じゃない 国際秩序のための聖戦だって賞賛するの なんか自爆テロ犯を送り出す悪徳聖職者みたいだな そこの学者”
https://twitter.com/Yuichi_Hosoya/status/1514567243836932098
”開戦前に、ブリンケン国務長官が直前までロシア政府に、戦争に突き進まぬよう交渉をして説得していたのにもかかわらず、アメリカの「代理戦争」という陰謀論に固執する根拠を、大学教授という学識がある専門家である以上、きちんと一次資料を示してほしい。”
”そもそも学部時代の学位が建築学で、大学院の修士号が都市計画専攻と、学部でも大学院でも一切、学問的に国際政治学や平和学を研究した経験がない方が、なぜそこまで断定的に「陰謀論」を流布しておられるのか、なかなか理解が難しいのですが。もう少し専門家の知見から謙虚に学ぶ姿勢を示すべきでは。”
”そして、やくざじゃないので、大学教授が、「なんか自爆テロ犯を送り出す悪徳聖職者みたいだな そこの学者」という相手を煽るような言葉を使うべきではないのでは。私が「そこの学者」に該当するかどうかは興味ないですが。”
”そして、「自爆テロ犯を送り出す悪徳聖職者」って、おそらくはイスラム教聖職者を差していると思いますが、大変失礼な言葉ではないでしょうか。平和構築や和解を職業とする仕事をしていた方の言葉として、とても残念です。”
https://twitter.com/isezakikenji/status/1514613172480577543
””代理戦争”がお気に召さぬなら「史上最も卑怯な代理戦争」と言い直しましょう。既にNATOとは綻びが出始めております(↓)。まだ米国は頼られているようですから武器供与の停止を人参にバイデンが「停戦」に向けて動けばいいのです。オデッサが奪われ内陸国化する前に。”
”お。なんか声届いているんだね。よかった。”
いつもふと思い立って、日記(紙のやつ)始めるんですけど、続いた試しがないんですよ。
いつも大体一週間くらいで、飽きて辞めてしまうんです。
それで、私ももう30を過ぎたし、最近思うところがあって、日記、また始めたんです。
今回は続くように、道具もちょっと良いやつ用意して。
ほぼ日のフェルトの手帳カバーと、無印の一日一ページノート、プラチナ3776の万年筆で始めたんです。
最初は良かったですよ、ウキウキでした。毎日一ページ書いていました。万年筆も良いもので、手に取るだけで嬉しくなりました。
一日の終わりに、部屋の明かりを落として、間接照明をつけて、ボンベイサファイアのジンをロックで傾けながら、プラチナの青が深く沈む万年筆で、今日の思いをしたためる。
最高でした。
でもね、私気づいたんです。
毎日、同じこと書いてるなーって。
朝起きて、会社行って、仕事が大変で、夕飯を食べて、ネットして、寝るって。
同じことを繰り返す壊れたラジオみたいな。
それに気づいたら、もう何も書く気がしなくなっちゃって。
そういう時に限って、仕事もプライベートもめんどくさい事が立て続けに起きるんですよね。
天が私のこと妨害してるのかなっていうくらいにめんどくさくてですね。
ヘトヘトになってしまったんですよ。
まあ、それも最近落ち着いてきて、普通の生活に戻っているんですけども。
案の定というか、当然の帰結というか、もう完全に日記書かなくなっちゃって。
いまは、フェルトのカバーのついた日記帳も、青くて綺麗な万年筆も、机のすみでホコリかぶってます。
大体、一ヶ月くらいですね、日記つけていたのは。
それでも一ヶ月続いたので、私としては頑張ったほうなんじゃないかと思います。
うん、まあ、ね、でも、そう、やっぱり、続かないですね、日記。
http://anond.hatelabo.jp/20160107125638
はっきり言ってしまえば、虐殺器官のトリックもハーモニーのアイディアも、SF的観点からするとさして目新しいものではない凡庸なものだ。
にも関わらず、「夭逝の天才作家」として祭り上げられる以前から○○おじさんを含むめんどくさい連中に評価されている理由は何かと考えると、ディティールの積み上げる圧倒的なリアリティにあるのだと思う。
虐殺器官に出てくる心理的マスキング処理、ハーモニーに出てくるアマゾンめいた個人評価のスター、これらは今現在からの延長線上の未来として演算される現実的なもので、一部の組織や企業内では既に現実のものとして実装されているものであろう。
彼の死から早6年、彼の最後の作品である屍者の帝国が、Project itohの最初の映像作品として公開される、それも彼が最も愛した映画という形をとってだ。
6年間、それはあまりにも長い時間でした。僕らの好きだった計劃さんは、どうしようもなくめんどくさい(そして愛すべき)はてダの映画おじさんという存在から、いつの間にかに「夭逝の天才作家」という世間を騒がすアイドルになっていてProject itohなるものが始動してしまう始末。
それでも、それでも、Projectに苦虫を噛み潰したような表情で立ちすくむ○○おじさんたちも、御大の小説が映像化されることには公開される前は素直に喜んで胸のときめきを抑えきれなかったはず、そう公開される前は。なんなんですか、いざ公開されたとなればハダリーたんのおっぱいとか階差機関に対する言及はあれども映画そのものに対しては皆口をつぐみ、挙句の果てに「地獄はここにあるんですよ」と指差す始末。
はっきり言おう、○○おじさんたちは生前の計劃さんから何も学んでいないと。
映画批評っていうのはレビューではない。もっと体系的だし、少なくともウェブに溢れる「面白い」「つまらない」といった感想程度のゴシップではない。
批評とはそんなくだらないおしゃべりではなく、もっと体系的で、ボリュームのある読みものだ。もっと厳密にいえば「〜が描写できていない」「キャラクターが弱い」「人間が描けていない」とかいった印象批評と規範批評の粗雑な合体であってはいけない。厳密な意味での「批評」は、その映画から思いもよらなかったヴィジョンをひねり出すことができる、面白い読み物だ。
だから、こいつは映画批評じゃない。まさに印象批評的で、規範批評的で、それはすべて、ぼくが紹介する映画を魅力的に見せるためにとった戦略だ。
このページでいろいろ書いていることは、結局そういうことだ。
「おかえり、フライデー」
人間は死亡すると、生前に比べて21g体重が減少することが確認されている。それが霊素の重さ、いわば魂の重さだ。我々は魂が抜けた肉体に擬似霊素をインストールすることによって死者を蘇らせる。
原作は我らが伊藤計劃、そして円城塔。といってもたった30枚の遺稿は映画化にあたってオミットされている。メディアミックスなるものは今日当たり前のものになりつつあるのに、なぜかこと映画化に関しては地雷であるという評価が当然のものになりつつある、特にマンガやアニメの原作付きのものに関しては顕著だ。本作もその類に漏れず、○○おじさん達から大変な不評を買ってしまっているが、伊藤作品の映像化という観点からすれば私は十二分に楽しむことができる傑作だと思った。
原作付き映画に何を期待するかは人によってそれぞれ違うが、原作のストーリー通りに話が展開するだとか、セリフを忠実に再現するだとか、冒頭の30枚を残すだとか、少なくとも私はそういったことには重みを置かない。小説には文字の、映画には映像の文法がそれぞれあるのだから、単に忠実に再現するだけでは翻訳として成り立たないし、少なくともメディアミックスとしての価値はない。それは原作ファンを称するクラスタに向けた言い訳に過ぎず、怠惰な姿勢だと思う。
文字とはすなわち情報であり、映像もすなわち情報である。その違いがどこにあるかというとtxtファイルとwmvファイルの容量を比べるまでもなく、圧倒的な情報量にある。つまり同じシーンを描写するにあっても、映像化のためには不足する情報を画面に徹底的に描き込まなければならない。では不足する情報をどこから補ってくるかといえばやはり原作であるのだが、単に帰納的演算に基づいて情報を付加すると、あたかもjpeg画像を拡大したように荒く違和感を感じるものになってしまう。そこで映像化にあたっては、原作を入念に読み込み世界観を理解したうえで、原作に存在しなかった情報を加えることでディティールを明確にする。一方でその情報量が過剰であるが故に、人は文字を3時間追うことができても、映像を3時間観ることは困難なのもまた事実(現実的には予算だとか尺の問題だが)。そこで行われるのは物語の圧縮である。先に述べた情報の付加と異なり、如何に情報量を減らさずに短い時間に収めるか、如何にディティールを残したまま圧縮できるかが肝になる。
こうして完成した映像作品は、個々人の頭の中に存在する「原作」とは違ったものとなっているので、ほぼ確実に違和感を与えることになる、場合によってはそれが不評の原因になるかもしれない。だが、ここであえて言わせてもらえば、その違和感こそがメディアミックスとしての醍醐味であって、映画を見る楽しみの観点であろうと。
私はかつて植民地だった地域によくある上海の租界のような場所が好きだ。それは現実の宗主国の建築物を現地にある材料で模したまがい物に過ぎないのだけれども、望郷の念からか過剰に演出されたそれらの建物は本物のフランスやイギリスの建物より本物らしく見える。例えるなら歌舞伎の女形が女性より女らしいようなものだ。
映像化された屍者の帝国に、私は原作より原作らしいもの、あるいは書かれることがなかった、この世界線には存在しない真の原作の面影を感じることができたと思う。
ボンベイにたむろする屍者の労働者、○○おじさんにも大好評だった圧倒的なディティールの階差機関、白く荒涼としたカザフスタン、目黒雅叙園に相撲の浮世絵ジャパン、映像化に際して付加された情報量についてだけでも映画として申し分ない。かつて彼が愛していた世界観型の映画のように、産業革命の時代に屍者技術なるものが存在した場合どんな世の中になるかというSF的観点なif、たったひとつの嘘による世界構築がなされている。
「あなたにもう一度逢いたかった、聞かせて欲しかった、あなたの言葉の続きを。」
原作ではフライデーが円城塔で、ワトソンが伊藤計劃にあたる。彼が残したテキストを読み足りない情報を補って、作家伊藤計劃を脳内にエミュレートして続編を書くという行為を考えれば当然の配役である。小説のエピローグで、彼岸に渡ったワトソンを思ってフライデーは自らの意思を持ち動き出す。一方、映画ではその立場が逆転して、ワトソンが円城塔でフライデーが伊藤計劃にあたり、旅の目的は伊藤計劃の復活である。映画の文法としては旅の目的の明確化だが、○○おじさんにとっての不評の元凶となる改変だ。BLだノイタミナだとdisる気持ちもわからなくはないけど、ヴィクターの書記を手に入れて伊藤計劃を復活させるという話が映像化第一弾として公開されることに意味を感じる。
冒頭にも書いたが伊藤計劃の小説は言ってしまえばそんなでもないし、同じようなものを書ける人は出てくる。けど、彼の映画批評のような愛と薀蓄に溢れた文書を書ける人はもう出てこないような気がする。それでも彼がもし生きていればこの映画をどう評論しただろうか、死んだ彼がこの映画を見たらどう評論しただろうか。
・ネタバレかつ悪口の垂れ流し、悪文
・初めの10分はCMだったんだけど、プリキュアとかガルパンとかガラスの花と壊す世界とか、フリーの過去エピとかデュラララの番外編を劇場でやります~みたいなやつばっかりで死ぬほど萎えた。屍者帝なんだから、ワトソンでウォルシンガム機関で全世界を股にかけた冒険もので夭折したSF作家の遺作なんだから、007のスペクターの予告とか流そうぜって思ってたんだけど、でも、見終わった今となっては妥当だったのかも。あの予告群で
・「まず必要なのは屍体だ」っていうのは原作の冒頭の文だった気がするし、世界観をバーンと出してる感じで良かった。ただフェードインした絵でロンドン医大の大講義室でなくワトソン君の自室なのはな? 伊藤計劃絶筆の序章くらいそのまま映像化してもよくない? ダメ?
・ロンドンの風景はきれいだった。Fate/staynightUBWのエンドを思い出した。映像美
・それでフライデー、原作では貸し出された屍体だったと思うんだけど友人なの? マジ? 友人なのになんでこんなショタいわけ?
・首に霊素注入器みたいなやつをさすところは痛そうだった
・M~~~?!?!? これヴァン・ヘルシング教授では? 原作に出て来てた気がする。屍者帝映画内でMって呼ばれてたかどうかちょっと覚えてないけど、MI6じゃなくてウォルシンガム機関なのは元々だっけ、From the Nothing, with Love.とちょっと混ざってるわごめん。そうじゃなきゃ007と混ざってるんだと思う
・いきなり博士の異常な愛情ネタぶっこんでくるのやめろ。ワトソン君の傾向はまだ対象が(故人とはいえ)人間だぞ
・ボンベイに飛ぶの速すぎワロタ。原作でもそうだったっけ。覚えてない
・ハダリーはアートワーク見た瞬間から思ってたけどファッションぶち抜きすぎじゃない? アリなの?
・バーナビーは出てきた瞬間ブルックスJrかよと思った。理不尽すまん
・アリョーシャがあんな死にかたしてたか覚えてないのでアレ。保留
・クラソートキンとフライデーの容姿の類似、意図的ならもっと対比してほしかったし、無いとは思うけど意図的じゃないなら悪手
・バーナビーの下着じゃないから恥ずかしくないもん発言は伊藤計劃のオタク趣味を内包した台詞ってことで良いんですかね
・日本パート、北斎の娘の映画観たかったけど見損ねたこと思い出した。名前忘れたけど会社でのバトルよかったし、手記が祀られてる部屋で即身仏みたいな屍者が並んでるのもよかった。ただワトソンの行動はクズすぎるし、フライデーに執着しすぎてて無理
・原作ハダリーって音波キャラだったっけ。ハダリーにせよザ・ワンにせよ、かかとでカッてやるたびに、アナ雪かよと思ってしまいつらさが募る。最近ずっと誰かが「ありのまま」っていうたびつらいんだけど、そんなの台詞で一切出てこなかったのに、屍者帝めっちゃアナ雪じゃなかった??? 最後の結晶化も同じく
・ワトソンはめっちゃエレンに見えてきてつらかった。WITStudio~~~頼む~~~
・フライデー叫び過ぎだし、ワトソンは友人の亡霊を追い求めてないで現実のフライデーくんに対処してくれ、と思っていたらどんどん取り返しのつかない状況に陥っていくドン!
・ワトフラワトがエモい。とにかくエモい。マジでこれ伊藤計劃作品なのか?
・ノーチラス号が原作に出てきたかまじで覚えていないけど出て来てたんだっけ
・Mとザ・ワンのおっさん対決にMGSみを感じて伊藤計劃みを感じた
・Mが言ってるのは御冷ミァハの言葉ではないか? と思ったし、意識の統合あるいは無意識を共有とか、なんかエヴァかなっていう。原作もそうだったかマジで覚えていない
・もう大概意地悪な気持ちになった所で突入したエンドロールの曲、ノイタミナ御用達のアーティストEGOISTさまだけど、ジャズチックなせいか椎名林檎かなにかに聞こえるしこれもうサイコパスでしょ……
・原作ではワトソンとホームズの関係はぼやかしてなかったっけ。Mに探偵の弟がいるよ程度の触れかただったよね? エンドロール後の展開、めっちゃ冒険したな??? 探偵ブームきてる? ヒュウ!!!
・フライデー→モリアーティって理解で良いの。犯罪王フライデー(犯罪をフライデーするべきでは?)死にそ~~~(死んでる)
・ハダリーがアドラーっていうのはよくわからん。原作がどうだったか覚えてない。エンドロール後で目にハイライトあったのハダリーだけだった気がするのは怖い
・上映中ずっといたたまれなかったのはキャラデザ五割、台詞三割、脚本二割ぐらい
・こういうの腐女子の皆さん好きでしょっていう振られ方も、こういうの中高生の皆さん好きでしょって振られ方も、ひしひしと感じるものがあってほんとうにいたたまれなかったし正直引いた
・進撃もだけど、あのぐるぐる目のデフォルメが苦手というか嫌いというか好きになれないので、あの絵柄でグッズが出るとわりとげんなりする。
・これは伊藤計劃の物語ではなく、書き継いだ円城塔の物語でもなく、二人の作品の大枠を取りノイタミナが好きな雰囲気にアレンジし、中高生の好きな感じのキャラデザと一部の腐女子の好きな感じのキャラ関係を仕立てたあれ
・サイコパスとかギルティクラウンとか、ノイタミナはアニメ会社とかレーベルとしての趣味をガンガン出してくるのは別にいいんだけど、原作があるものにまでそうするのはまじで勘弁してほしかったな……な……
【画像】100年前の日本の写真が発見される すげえええええええええ!!! - 哲学ニュースnwk
上記のアフィブログに、現在 229 users ものブックマークが付いている。
しかし、上記まとめブログの元スレは、まとめブログ向けの「業務」として立てられていると、板住民に揶揄されたスレッドであった。
136 チーター(やわらか銀行) 投稿日2013/07/04(木) 19:33:55.96 ID:6Hu/NYAw0
【画像】 100年前の日本の写真が発見される すげえええええええええ !!!!!!!!!!!!
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news/1372933872/
346 スコティッシュフォールド(大阪府) 投稿日2013/07/04(木) 19:57:07.46 ID:6ilh5DgOP
何これ臭過ぎワロタこんなんでいいのかよ旧速民
66 縞三毛(北海道) 2013/07/04(木) 19:48:45.47 ID:0hk6kDv8O
日本人でよかった!
352 ターキッシュアンゴラ(やわらか銀行) 投稿日2013/07/04(木) 19:57:43.83 ID:CFCBu/yX0
≫346
なごなご(*^_^*)
372 イエネコ(家) 投稿日2013/07/04(木) 19:59:03.65 ID:JpkvSuVc0
≫346
860 ボンベイ(新疆ウイグル自治区) 2013/07/04(木) 19:05:18.30 ID:52jYBWyP0
こんなんばっかで吹いたw
872 スフィンクス(新疆ウイグル自治区) 2013/07/04(木) 19:08:02.52 ID:qc4SZ1pz0
ttp://kiki.mods.jp/be/be.php?board=news
上位2名のbeは完全に仕事だろ、これ
マジ気持ち悪い
ニュース速報@2ch 日別スレ立てランキング を見ると、ひとりで 75、36、25 といった大量のアフィブログ向けスレッドを立てる「業者」が存在することがわかる。
なお、ニュース速報板でのスレ立ては有料である。日本円にして1200円程度の所持ポイントが必要。
なぜ、現在2chニュース速報板では業務としてのスレ立てが行われているのか。
2012年1月、アフィブログまとめ元として、最も人気のあったニュース速報板は、利用者自らの手によるスクリプト爆撃により壊滅に追い込まれた。
元の利用者はアフィブログ転載禁止を明記したニュース速報(嫌儲板)に移民。
おおまかな利用者人数は爆撃により 1/1000 以上の激減、ニュース速報板は廃墟と化した。
その一方で、掲示板に活気を戻そうとするアフィブロガーたちの涙ぐましい努力があった。
184 ブリティッシュショートヘア(catv?) 2013/07/03(水) 02:05:58.08 ID:N2VZpEBH0
おら、嫌儲で盛り上がってるスレを転載ロンダしたいアフィブロガー専用板に遊びに来てやったぞ
129 マンチカン(西日本) 2013/07/03(水) 01:55:05.41 ID:T9LK+rGL0
旧速に来てやったぞ
426 スミロドン(WiMAX) 2013/07/03(水) 02:50:10.92 ID:vYQIbg/30
485 シンガプーラ(愛知県) 2013/07/03(水) 03:08:25.24 ID:GxFKWLLSP
808 ターキッシュアンゴラ(新疆ウイグル自治区) 2013/07/04(木) 18:57:02.97 ID:odBAC0cs0
中韓スワップ中止で韓国崩壊wwwwwwwwとかガチでやってるとか引くわ
261 ツシマヤマネコ(茨城県) 投稿日2013/07/04(木) 19:47:49.01 ID:/sQSE2Q50 [4/4]
アフィから来た奴らと運営してる奴らがレスしてそれを転載してそれを自分たちで見てってやってんの?
永久機関じゃん
671 オセロット(栃木県) 2013/07/03(水) 08:32:15.97 ID:KuPf+RaZ0
嫌儲とここでまったく同じソース・スレタイのスレが目立つことに何の弁解もなかったね
それだけが残念
240 シンガプーラ(大阪府) [sage] 2013/07/03(水) 02:17:05.04 ID:CEJ1Qb+0P
旧速の看板にしがみついてるんならもっとプライド持ってスレ立てろや
247 スペインオオヤマネコ(京都府) 投稿日2013/07/04(木) 19:46:21.17 ID:YWg1Jaub0
実は、お前が消えた一年半でここも随分変わったんだよ
101 ライオン(和歌山県) 投稿日2013/07/04(木) 19:27:54.82 ID:gZz3s4Qm0
スレタイ一覧まんま嫌儲じゃねぇかと思ったらほんとにまんま嫌儲だった
http://anti.wkeya.com/be/ronda/?val=news&i=p&s=d&m=orig&f=201307&be=287238
http://anti.wkeya.com/be/ronda/?val=news&i=p&s=d&m=orig&f=201307&be=293231
スレタイロンダリングとは、アフィブログ転載禁止であるニュース速報(嫌儲)板のスレッドを、ニュース速報板にそのまま転載(ロンダリング)する行為である。
すなわち、レスに勢いがあり面白い「まとめに適した板」が転載禁止されているなら、スレッド自体を転載可能な板にロンダリングして、そこからアフィブログへコピーしようと考えた末の戦略である。
2chの書き込みを、2ch内部の別の板にコピーして、更にまとめブログへと転載しようとする、アフィブロガーたちの涙ぐましい努力。
この目論見は成功し、スクリプト爆撃中もまとめブログは平時と変わらず稼働したのだ。
現在、スレタイロンダリングは スレタイロンダ検出ツール(改) ver0.01β で視覚化されている。
もちろん、彼らは2chのスレ立てに執着する異常者であり、業者と見做す考えは陰謀論とする反論もある。
しかし、明らかな証拠が以下にある。
機械的なスレタイロンダは、スクリプト爆撃中にも行われていた。
2012年1月ごろ、スクリプトによる自動爆撃が行われる中、粛々とスレタイロンダが行われるニュース速報板。
これらのスレッドを覗いてみると、頻繁なスクリプト爆撃により掲示板としての機能が壊滅している。
時折散見される非スクリプトの書き込みも、ニュース速報(嫌儲)板からのレスロンダリングであり、オリジナルな人間の書き込みは存在しない。
誰もいない廃墟と化した匿名掲示板にスレッドだけが立ち続けて、オリジナルな人間の書き込みは存在せず、何事もなかったようにアフィブログへまとめられていく。
ロンダリングによらない業者個人の立てたスレッドも スレ立てBEストーカー により一覧として見ることが出来る。
ロンダリングによらない業者スレッドは、嫌韓などのアフィブログ利用者が好むスレッドの比率が高く、アフィブログ向けの煽動的でキャッチーなスレタイに特化している。
特に、政治スレのスレタイはニュースソースを捏ね繰り回して作り上げた偏向・捏造であり、スレ内にはスレタイに脊髄反射したレスが並ぶ。
そして偏向に偏向を重ねたレスを偏向的に抽出し、名無しの大衆を偽称した個人が「みんながこう言っている」と「まとめブログ」を作り上げる。
これがν速のスレタイ捏造政治スレであり、アフィブログのスレタイ捏造政治まとめであった。
一度は壊滅したニュース速報板だが、現在はアフィブロガーたちの涙ぐましい努力は功を奏して、ニュース速報板は廃墟から新たな掲示板へと復活した。
書き込み数は、壊滅前の 1/5 程度と激減したが、それでも現在は新たな住民が住み着いている。
ニュース速報板は、アフィブログ産ネトウヨの入植地として、生まれ変わったのだ。
105 サーバル(沖縄県) 2013/07/04(木) 19:41:18.39 ID:QuDue8jp0
2ちゃん覗くようになって一つだけよかったことがある。
嘘みたいだけど 本当 ってやつだ。
自ら転載禁止を標榜した旧ニュース速報板住民たち、現ニュース速報(嫌儲)板住民は、ネット上の武器たる情報拡散力を失い、その存在力を失った。
一方で、もはやアフィブログは2ちゃんねるの手からも離れて、偏向と捏造を先導しながら日銭を稼ぐネット上で最強のメディアと化している。
上記のように、2ちゃんねる上にも幾らか多様な書き込みはあるが、それらのレスはネット上の拡散装置として機能するアフィブログには抽出されない。
抽出と編集を自らの武器に用いて、2ちゃんねる内部に僅かに残る自浄作用すら濾過して作り上げた、反省なき完全な悪意だけの集合体。
相互リンクによるSEOを最大限に利用して、今日も偏向されて捏造された情報をネット上に拡散していくアフィブログ。
その偏向的編集の最たるものが以下、虚構新聞スレをあたかも事実報道としてまとめたアルファルファモザイクの捏造まとめである。
まとめサイトアルファルファモザイクが捏造 嘘ニュースでシーシェパード批判
アフィブロガーたちは偏向は何が問題なの?と思っているようだ。
2ちゃんねるまとめサイト偏向編集の瞬間を見た! : 少年犯罪データベースドア
2ちゃんねるまとめサイト偏向編集の根深さを見た! : 少年犯罪データベースドア
少年犯罪データベースドアの書かれてること自体よく分からんのだが
禁止の理由にしては軽い気がする
掲示板という双方向性すら失って、名無しの大衆を偽称する個人の意見が単方向に刷り込まれていく。
まとめサイトばかり見ていると洗脳されますよ - Hagex-day info
「まとめサイトに洗脳された大人」と「まとめサイト思想に染まる若者たち」 - BAYAREAD ─読書記録と忘備録─
日本語圏インターネットはヤフコメとアフィブログコメント欄的なるものが、最大勢力なのであり
はてブ利用者も偏向捏造アフィブログを喜んでブクマし続けるのであった。
8 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です 2013/07/04(木) 20:04:02.59 ID:DtgzIZpY0
見限ったとはいえ仮にも元住民だしな
もういっぺん更地にしたい臭さだったわ
9 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です 2013/07/04(木) 20:04:33.62 ID:OVfEyixY0
アフィブログって本当に影響力あるんだなって思う
11 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です 2013/07/04(木) 20:06:00.47 ID:1E0tfgtJ0
12 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です 2013/07/04(木) 20:07:22.97 ID:yClDSUgpO
+いけよ
13 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です 2013/07/04(木) 20:07:41.20 ID:RLowCd/t0
思考並列化して全員ネトウヨになってるとか気持ち悪すぎる
16 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です 2013/07/04(木) 20:13:41.84 ID:58U/JzVx0
17 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です 2013/07/04(木) 21:21:29.39 ID:7o0reSEn0
完全に+化してるし
もうダメだなありゃ
70 ボンベイ(チベット自治区). 2013/02/04(月) 10:04:03.02 ID:ZhE+Y0pO0
・4人集うと、盛り上がる3人+黙ってる1人の構図になる
・声が小さいために「はい?」とよく訊き返される
・親戚一同と会いたくない。てか誰とも会いたくない。町中でも遭遇したくない
・声も指も震えてしまう
・接客された程度の会話ですら変な汗をかく
・飲みにケーション的なつきあい・会合が大嫌いだ
・クリスマスは毎年一人。もしくは集団の端っこ。イルミネーションは氏ねと思う
・電話やインターホンが鳴ると基本ビクッと怯える。そして居留守
・「もしかして怒ってる?」とよく言われるが、その実言葉足らずでコミュ障なだけ
・外に出るのが嫌でヤフオク・楽天amazon等ネット通販ばかりに頼っている
・外に出るときは帽子やマスク。マスクしないと超小心者になって落ち着かない
・電車内やホームでは携帯・スマホだけをいじって人目を遮断。無いときはタヌキ寝入り
・プレゼン・面接など脳内シミュではペラペラ、本番ではあうあう。変な空気に
・痛い失敗が多いので、必然的に無口に
・痛い失敗は夜とか不意に思い出して、もうくつがえせないから、うああああとなる
木工家具の製作で得た資金を手に、24歳の時から4年間アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジアへ放浪の旅に出る。ヨーロッパからの帰路、マルセイユで数週間待たされた後、帰国の船に乗り、象牙海岸、ケープタウン、マダガスカルに立ち寄り、インド・ムンバイ(当時のボンベイ)で下船する。安藤は”何かに導かれるように”汽車に乗り、ベナレスに向かった。ガンジス川で牛が泳ぎ、死者が荼毘に付される傍らで多くの人々が沐浴するさまや、強烈な太陽の下、異様な臭気に包まれた果てしなく続く大地、生と死が渾然一体となり人間の生がむき出しにされた混沌世界に強烈な印象を受け、逃げ出したい気持ちを必死にこらえながらガンジス川の岸辺に座り込み、「生きることはどういうことか」を自問し続けた。「人生というものは所詮どちらに転んでも大した違いはない。ならば闘って、自分の目指すこと、信じることを貫き通せばいいのだ。闘いであるからには、いつか必ず敗れるときが来る。その時は、自然に淘汰されるに任せよう」と考え、ゲリラとしての生き方を決心する。1965年、安藤忠雄24歳のときである。
12月限や2月限での先物では75ドル以上を瞬間的とはいえつけているので、アブドラ国王の面子は保たれたと考えても良いのかもしれない。75ドルで必要な分だけ売り捌けさえすれば、そこから多少暴落しても先物を買った人が損をするだけで、売り手の利益は確保できる。これは、先物の本来の効用である。
というわけで、市場で値段を吊り上げていた所に、規制が入ったり、資金繰りに圧力が加わったりという展開が予想されるのであった。
先物を高値掴みしたところは、消費者に転嫁する為に価格が維持されないと損をしてしまうことになるが、その手段が難しくなるのである。
原油を輸出しなければ食べていけない国家にとって、価格を吊り上げるには供給量を減らせばよいのだが、供給しなければお金は手に入らない。供給を調整して価格を吊り上げるという手段は、抜け駆けする所がぼろ儲けをするだけとなり、あまり効果が無い。WTIの相場に資金を流し込んで買い上がるという、力ずくで値段を吊り上げるという手段は効果的であるが、目に余ると規制が入り、潰されるのである。
相場は基本的には自由であるべきだが、資金力にモノを言わせて暴れまわるような人が出てくると、規制が必要となってしまう。本来、資金力にモノを言わせて暴れまわるような人を規制するべきなのだが、名指しでの規制は犯罪者扱いになってしまうので、市場のルールを変更して規制をかけることになる。
規制やルールは、進歩を促す方向で運用し、変更していくべきなのだが、それに逆行するような変更をしなければならなくなる時に、その弊害をどのようにすれば少なく出来るのかという事を考えなければならない。
知らしむべからず依らしむべしだと、猫の目のようにくるくると変わる規制に、市場の参加者は愛想をつかして、より自由な市場へと逃げ出してしまう。規制をする時に、その背景や事情を、市場の参加者に伝える事が出来ていれば、規制の変更を納得し、規制が一時的なモノであると認識し、一休みするだけという対応を取るようになる。規制当局が、直接情報をリリースする事は出来ないが、市場で起きている事を、規制当局に代わって情報をリリースしてくれる媒体があれば良いという事になる。
つまり、大英帝国時代の情報網とインテリジェンスを使って、まともなメディアが阿吽の呼吸で適切な情報をリリースしたり、あるいは、規制当局と金融機関やファンドといった職場の間で人材の流動性が高く、情報がプライベートなルートで流れ、インナーサークルに居る限り情報に不自由しないという背景がある事が、金融センターとなる為には必要なのである。
日本の場合、取引高の大きさだけで金融センターとなってきたが、取引高の大きさだけで比べるならば、上海やボンベイ(ムンバイ)にその地位を奪われかねない状態になっているのである。