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はてなキーワード: シネとは

2016-08-29

映画感想】「後妻業の女」

後妻業の女」

http://www.gosaigyo.com/

某TOHOシネマで見てきた。

ネタバレしたくない人は注意。

大竹しのぶが主役だったけど、この女、本当に寂しい人。

金を手に入れるためになんでもやる。

昏睡状態の人の酸素マスク外す。

ほぼ人殺しもする。

公正遺言証書を用意周到に書かせる。

だが金を手にしても何もしたいことがない。

後妻業という名の通り、余命いくばくかの人たちに擦り寄り(寄り添い?)、資産相続する。

だけど、いくら金を手に入れても何も満たされない。

自らの子どもには愛情を注げない。

セックスいくらしても満たされない。

いくら金持ち口説かれても。

社会的地位のある人にも。

本当は誰かに認められたいだけだったのではないだろうか。

HPTOPに写っている15人、主要登場人物全員が自分自分イライラしている寂しい人。

みんな寂しいんだな。

■追記

忘れてた「樋井明日香」のカラダと、目は最高だった。

2016-08-28

はてなーの新海シンパがキモ過ぎて引く

テレビCMを流しまくってるし

東宝シネマで全国上映されてるんだけど?

 

想定のターゲット層が全世代なのは明らかでしょ

 

にもかかわらず

君の名は。を見てはいけない人達がいる事に気が付いたのだ」

はてな匿名に長文書き込むタイプ人間新海誠楽しめるわけないだろ」

「少なくとも「雲の向こう~」の頃からこの手の意見には「そうだね! で、それが何か問題?」って言い続けてる」

ケーキ屋に入って甘いものしかねえと文句言われても・・」

クッサ

自分で言ってて死にたくならんの?

 

信者向けの映画なら分をわきまえてちっさいシネコンで上映しとけゴミどもが

さっさと死ね

2016-08-10

ポケモンGOの今後を考察

まず、これまでやってきた経験と、課金で買えるもの買えないもの、などから考えると、ゲーム基本方針としてプレイヤー

に望んでいることは、ひたすら歩いてポケモン捕まえろ、ということだと思います

射倖心あおりつつ課金してアイテム買ってね、じゃなくて、金は払わんでいいからひたすら歩け、という方針です

課金目当てのゲーム設定なら、スーパーボールハイパーボールも買えるようにするし、下手したら卵も売るかもしれない

おこうやモジュール焚かないとレアポケモンはまず出ない、って仕様にするかもしれない

しかし、そんなことはしていないし、ポケストップ巡りは課金に優る仕様になっていることに疑いはありません

じゃあ、ナイアンテックビジネスモデルはどうなっているのか?というと、ポケストップを設置している企業からお金

もらう、というのがメインの考え方になっている気がしま

マクドが初期スポンサーだし、トーホーシネマズもここに加わったそうです

課金ゲーム流行り廃りで収入の増減があるけど、スポンサー料は変わらないので、計算は立ちやすいし、スポンサー

側は集客にもなるので、お互いに利益があります


が、ちょっと考えると疑問が出てきます

スポンサー料払ってまで、どこにでもあるポケストップを設置してもらうだけなのか?という点です

スポンサー料払うんなら、そこら中にあるポケストップと明らかに違う機能を持たせないと、出資したメリットがそこ

まで見出せないんじゃないか?って思います

新たな協力企業が増えた、被災県と協力、とか言ったって、中身はポケストップとジム新設の話しかありません

ほんとうに、ポケストップ作るだけで、そのお金企画に何か見合うものがあるのか?って思いませんか?

まあ実際、マクド収益上がったらしいので、これでもある程度問題ないのでしょうが、、、


ここから考えを進めると、ひとつの仮説が出てきます

スポンサーポケストップには、特別機能が今後出てきて、スポンサーポケストップに行きたくなる理由が発生する、

ということです

しばらく前、ガセか本当か怪しい情報だけど、ポケストッカスタマイズの説が出ていましたが、これはかなりあり

得ると思います

しかも、カスタマイズ可能なポケストップはスポンサーポケストップに限るのではないか、と思われます

もしくは、カスタマイズバリエーションが多い、という可能性も考えられます

スポンサーポケストップの特別化、かなり現実味があるでしょう



次に考える疑問です

ポケモンの交換機能実装はいずれ実現すると聞いています

これは、いつになるかわかりませんが、間違いなく実現するでしょう

しかし、ポケモン集めるしか意味を持たないゲームで、ポケモン交換しちゃっていいの?と思いませんか?

直接自分を殺しに来ている機能じゃないの?と

が、スポンサー企業への誘導をメインコンセプトと考えると、こんな説が出てきます

交換はポケストップでしか出来ないのではないか、と

交換は必ず複数人で行われます

複数人が集まってちょっと話して滞在する需要があって、そこにマクドがあるなら?入りますよね?

店の前でもいいっていうかもしれませんが、暑い日も寒い日もあるわけです

一定数が入るでしょう

これによって、交換機能持たす利点が運営側にも生じてきます

が、これにより、ポケモン集めに歩く人が減るのではないか?という懸念にはどう答えればいいでしょうか?

これにはもちろん、交換はできても、集める理由図鑑完成以外別にあればいい、ということになります

もっと簡単に導ける答えは、フリー対戦の実装です

現状、ポケモンの強化にはアメが必要です

アメは同種のポケモンを集めて初めて手に入ります

現在ジム戦に興味がない人でも、ポケモン交換できる相手がいたら、一試合くらいしていくでしょうし、

対人戦が行われるようになると強化のモチベーションが格段に上がります

強いポケモン、強い技のポケモン限界までの強化、したくなります

これを考えると、対人戦実装と交換の実装はセットであると言えます

少なくとも、交換だけ先に実装、というのは運営側に利点が薄いように思います

そして、ポケモン強化へのモチベーションと思うなら、対人戦はジムに限らずどこでも出来るようになる

のではないでしょうか

延々対戦して居座られても店は困るしね

そしてたぶん、対人戦から回復にも、元気のカケラやキズ薬が必要になってていて、対人戦何度かやっ

たら、またポケストップ巡りをしなければならなくなるのでしょう



こう思うと、わざマシン実装、わざの変更、これについては絶対ないという結論になります

強い個体値ポケモン、強いわざを持ったポケモン限界までの強化、これを最大の目的と掲げた時、

ポケモン収集しか方法はない、という状態には絶対にしておく必要があります

課金わざマシンボス戦でわざマシン、こんなことができたら、布陣が完成して、ポケモン収集

必要が無くなります

わざマシンを配るくらいなら、強い個体値と強いわざを覚えた限定ポケモンを配布する方がなんぼ

現実的なんじゃないでしょうか

しかも、強化度ゼロのやつです

いろいろ妄想は膨らみますが、今後の展開が気になるところです

今朝、前を歩く女性を追い抜きざまに

今朝、前を歩く女性を追い抜きざまに、「歩きスマホすんなボケが! バカが! 危ねーだろーがふざけんなボケが、バカが! クズが!」と罵るおっさんを目撃。

この時点ですでに10歩は女性よりも先に進んでいましたが、何回も何回も振り返っては「歩きスマホすんなボケが! バカが! 危ねーだろーがふざけんなボケが、バカが! クズが! バカか! バカが! ボケ! 何考えてやがるんだ! 田舎もんが! こっち来んな! バカが! 帰れ! シネ! バカが! 歩きながらスマホみんな! バーカ!」とずーっと罵っていて、挙げ句通りすがりビル入り口に立つ警備員に詰め寄って「税金泥棒がこのアホが! バカが!」と吐き捨てていました。

夏の休暇中といった風情の、Tシャツ+短パンキャップサングラスサンダルで、身ぎれいでどれも品のいいもので、きれいに日に焼けていて、なんつーかある日突然おかしくなってしまうのか、加齢でおかしくなってしまうのか、恐ろしいことですね。

2016-08-08

東京オリンピック開会式を真面目にシミュレーションしてみる

ここは2020年夏の東京新国立競技場では観客たちがこれから始まるスポーツの祭典に期待に胸を膨らませていた…

変態、凡人、年を取れ…シニタイヤツハシネ…シニタイヤツハシネ……」

最初に登場したのはグラミー賞など名だたる賞を総舐めにした国民バンドTheピーズだ。この突然のサプライズには会場も大歓声を上げた。スクリーンには様々な言語で映し出された「増え続ける若年層の自殺率」「止まらない少子高齢化凶悪犯罪ブラック企業テロの脅威…国の借金などの文字が映し出されては消えてゆき最後に「この国はもうお終いだ!!!!」と赤文字で大きく映し出され、会場は拍手喝采だ。それに合わせステージを取り囲むように垂らされたロープ大槻ケンヂ五十嵐隆鬼束ちひろ木下理樹等、錚々たる鬱ミュージシャン達が首を吊って次々と自殺してゆく。やがて彼らは動かなくなり、日本情念を映し出すエキゾチック演出に誰もが息を飲んだ。

演奏が終わり大木温之遺書を書きはじめると「Neko Mimi Mode」が爆音で流れ出す。七色の光線やLEDライトが目まぐるしく点滅し、新国立競技場ダンスホールと化した。なんとなく呼ばれたDJのTeddyroidは投石で死亡、会場のボルテージはマックスに達した。全方位に設置されたハイビジョン4Kスクリーンには日本が誇るサブカルチャーであるアニメが映し出される。作品は勿論『鬼父~小生意気ホットパンツ』だ。

煙幕が白い光とに照らされ、入場門から会田誠四肢を切断された千体を超える幼女たちがワラワラと這って登場、その中から遂に選手団が入場する。セーラー服少女達が会場を囲い、日本刀で自ら腹を掻っ捌き鮮血が噴き出す。内臓ボロボロ飛び出している。(この際会田は町田ひらくキングオブコメディ高橋エグゼクティブマネージャーとして招集、全国から人材を手配した)

HARAKIRI女子校生だああああああああああ!!!!!!

日本カルチャーを愛する台湾文系大学生ロンドンゴス少女が抱き合って喜びを爆発させた。台湾大学生は初めての女子との接触に勃起が止まらない!まさにCOOLJAPAN。

しばらくして対向から巨大なローラー車で騒音をまき散らしながら登場したのは山塚アイだ。国旗笑顔で振っている選手団を「ブチブチブチブチブチ!!!」と踏みつぶしていく。会場は血の海と化し、観客席は闘牛のように湧きたち、山塚は爆死した。続いて、桜井誠率いるネトウヨほなみん率いるSEALs、薄ら笑いを浮かべるアルファツイッタラー、打倒シンゴジラを掲げる増田中田考率いるアル・カイーダ、又吉直樹十字架で磔にし燃やす文学賞ワナビ、Hikikomori、ゆ虐絵師モバゲー掲示板に入り浸る派遣社員などがそれぞれプラカードを持って入場し、また我々を感動させた。最後には酒鬼薔薇聖斗氏、ネオ麦茶氏、加藤智弘氏、片山ゆうすけ氏が登場、奇跡世代が共演を果たした。彼らが手を繋ぎ国際社会世界平和の実現をアピールしたことは歴史に残る名場面となるだろう。

選手入場(九割が死亡)が終わると暗転し、スポットライトに照らされて松任谷由実が「ひこうき雲」を歌い、上空から二機の飛行機が登場。そこには手を広げた庵野秀明宮崎駿が吊るされていた。思わぬ大物ゲストに会場は大盛り上がり。しかし「空をおおお、かっけぇえええっ↑てぇっ↑↑」に合わせ二人は落下するもパラシュートが開かず地面に激突、冷笑的な雰囲気が会場を覆い駿と庵野無駄死にとなった。

開会式もとうとうクライマックス。緊張感に包まれる中、遂に最後聖火ランナー折部やすなさんが到着した。バラードキルミーのベイベー!がしっとりと流れる中、あぎりさんがガソリンを頭からかぶせ、燃え盛る炎の中「助けてソーニャちゃあぁあぁぁぁ!!!いやだあああぁぁあぁ!!!」と絶叫しのた打ち回るやすなをソーニャが斬り、生首は聖火台まで飛び見事点火、会場は感動の涙に包まれた。

小澤征爾指揮するNHK交響楽団に合わせ背後の床が開き、原寸大の福島第二原発オブジェが登場する。サビを迎え登場した、世界映画監督である北野武扮する火薬田ドンはこの日最大の割れんばかりの拍手と歓声に迎えられた。フガフガと手を振って応え、不敵な笑みを漏らしレバーを押す。原発は核爆発を起こし競技場の7割が焼け野原となり、火薬田は突如クレーン車で吊るされ触手プールに落下し一人よがり狂った。少しブラックジョークに生き残った数少ない観客は最後の盛り上がりを見せた。嬌声が響きわたる中中継は終わり、フジテレビスタジオでは肉塊となった岡村隆史が弾け飛び、大盛況のうちに開会式は終了した……

――――ちょうどその頃、精神病棟のテレビでこれを見ていたtehuくん。

車椅子から立ち上がり、「これ僕が作ったんだ!ほんとだよ!全部僕が作ったんだ!」と叫び、裸になって踊りだした。彼が言葉を発したのは3年ぶりの事だった。彼を心配し、これまで暖かく見守っていた看護師さんたちは歓声を上げながら抱き合い、喜び合った。涙を流している者もいる。他の患者もみんなニコニコと楽しそうだ。男性器がペチペチする音が病院中に響き渡った。

今日ケーキを買ってお祝いしなきゃね。だって、tehuくんの演出した開会式大成功した日なのですから

その光景を見て僕は思う

僕たち、よかったね、うれしいねって、言われたかっただけなんだ。ただそれだけなのに、何故こうも人の運命は分かれていくのだろう。何故闇に飲まれるかもしれないと分かっていながら何かを求め、苦しみ、そして死んでいくのだろう…

だけど今は、ただtehuくんの回復を喜ぼう。だってそれは、僕らが生まれてきた意味を知る数少ないチャンスなのかもしれないのだから

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました

2016-08-03

[]映画ゴジラ(1954)」

デジタルリマスターされたのがBS放送されてたの録画して見た

終戦から10年立たずに撮られたせいか(よくこんな映画取る余裕あったなあ)、各所に戦争記録映画?と思わせる描写がたくさんあった

平成ゴジラしか見たことなかった自分としては結構ショッキングなシーンも多かった

ゴジラが外洋に出現して船を沈没させる

その後孤島にくる

その後東京にきて暴れる 電車くわえたりとか

戦闘機からミサイルで海に逃げる

芹沢博士オキシジェンデストロイヤーゴジラを骨にする

でもまた水爆があれば別のゴジラはいくらもでいるんだ・・・END

避難所で怪我した人がうんうんうなってるシーンとか、避難(というより疎開)シーンは、もろに戦時中を髣髴とさせる描写の仕方だった

あとはもろに反水爆映画だなあとも

特撮ミニチュアとかオモチャ丸出し、ミサイルロケット花火丸出しだったのは愛嬌だったけど

福部さんのゴジラゴジラゴジラがやってきた♪のBGMゴジラの声が最初からこれだったんだなあと思ってちょっと感動した

オキシジェンデストロイヤーっていう言葉が、時代に似合わずめちゃくちゃ進んだSF用語に聞こえた

なんとなくゴジラデストロイアで初出のイメージだったから、初代から出てきてたのかーと驚いた

でもミニチュアのちゃちさとかに目をつぶれば(つーか時代かんがみればしょうがないよね)、映画としては80、90年台のゴジラよりも面白く見れた気がした

単純にエンタメを重視するのもいいとは思うけど、たまにはこういう市井の人々について描いてるのもいいね

あとはエヴァシンゴジのオマージュがたくさん言われてるけど、初代ゴジラで海からやってくるゴジラに対して戦車順次出動して海岸際で迎え撃つシーンとかは、エヴァ1話(序の最初)とそっくりだなあと思った

ゴジラエヴァシネヴァ→エンゴリラって感じかな

2016-07-12

深夜に黒い服着た酔っ払い道路のど真ん中で寝ててそれを轢き殺して

深夜に黒い服着た酔っ払い道路のど真ん中で寝ててそれを轢き殺して説教された気分

「よく注意して運転しろ」「車を運転するとき常識だろ」

そうだな、そうだな。なに言っても轢いちまったなら言い訳しかならんから黙ってたよ。

でも、その酔っ払いが毎回毎回どこにでも爆弾しかけまくってんだから問題はそっちだろ。

職場の隣の席にいる『酔っ払い』を先にどうにかしろよ。

そいついなきゃ事故なんて起きてねえよ。

落とし穴掘りまくってるやつは放置して俺には落とし穴見破り達人になれってか?

シネ!!!!!

さっさと転職してやる。

海外の人のKINGSGLAIVE感想レポを訳すよ

海外の人にはどう観えたんだろうな、と思っていたら見つけたので訳すよ。

タグとかあんまりからないので読みにくいと思うけどごめんなさい。

原文(https://passionstation.wordpress.com/2016/07/11/weve-watched-kingsglaive-are-excited-for-final-fantasy-xv-no-spoiler/

2016年7月11日 ERICKHANZ さんの投稿翻訳にあたってご本人の了解は得ています

↓↓引用コカラ↓↓

Kingsglaiveを観てFinal Fantasy XVが楽しみになった(ネタバレなし)

日本7月9日に上映が始まったキングスグレイブ(以下キングレ)だけど、アメリカでは一部の映画館で8月19日に公開される。

僕は昨日、東京にあるTOHOシネマズで観た。もちろん、観に行く直前にも予告編を見て気分を高めたよね。

その予告編はこちら(https://youtu.be/nGl_2gYrfM0 訳注:原文ではソニーピクチャーズによるあらすじ紹介も加えられているが、各自確認してほしい。すまんな)。

さて。まずはこの映画に関するよくある質問に答えていくよ。

オリジナル英語版。だから英語に合わせてあって、日本語で見るとリップシンク全然じゃん! って気になるかもしれない。

・これはゲームプロローグなんかじゃない。時間軸としてはゲームと同じ。だからゲームの中でノクトの目を通して映画内で起きたことを知ることになるだろうね。

・この映画ゲームの前に見るべきか、と聞かれれば答えはYESだ。ルシス、ニフルハイム、テネブラエの政治的な情勢が描かれているからね。そして、「FINALFANTASY XV」とタイトルに入れる必要がないくら映画として成立している。もちろん、観た後には映画のあと何が起こるのか、という興味が沸いて最寄りのゲームショップに駆け込んでゲームPS4を予約することになるけど。

・昨日こんな質問をされた。「なんでルーナは映画版の方が大人っぽいの?」答えはシンプルだ。制作会社が違う。そして、キングレで声優を務めたAmanda Pieryをモデルにしているからだ。でも、2人は同じ時間軸の同じ人物だよ。

では、僕の映画感想に移ろうか。

ストーリー

物語は、ルシス、ニフルハイム、テネブラエという3国の関係説明から始まる。全体に関わるネタバレになりかねないので、詳細は語れない。

前半は、プロットの基盤固めをしながら政治的な話が進んでいく。レギス国王が国を救うために何をしようとしているのか、ルーナがどのような決意をしたのか、そして「王の剣(KINGSGLAIVE」とは何なのかがわかる。

もちろん、タイトル通り映画のメインプロットはこの王の剣についてのものだ。王の剣は王家親衛隊で、その目的は王と国を守ることだ。

ストーリーの中心となるのは、王の剣の一員で「戦場英雄」として知られるニックス・ウルリックだ。

決して「敵を倒して世界を救え」というような浅いストーリーではない。観るだけでFFXV世界観たっぷり知ることができる。実際、プロットには深みがあり、本編のプロットとも関連がある。つまりゲームが良いものになるという指標だ。観た後でこの予告編を観ると、きっと腑に落ちるはずだ

映像

もうすでに予告編で観ているかもしれないけれど、映像美はすごい。細かなディテールにもこだわっていて、視覚的に圧巻だ。

シス王都インソムニアは、山ほど登場する。テネブラエも少しだけ出てくる。ニックスが町を歩き回る時に見える周囲の様子は驚くほどだ。

特に目を引かれたのが、各キャラクターの表情だった。CGという感じがしない。リアルだと思ったよ。

Advent Childrenのバトルシーンは最高だったよな、と思う人がいるとしたら、まだキングレを観てないからだね。この映画のバトルシーンは、アドベントチルドレンなんか比べものにもならない。

山ほどのエフェクトがあって、ぬるぬる動く。映画の中ではワープアタックが多用されていて(そのせいでキャラクターがどこに移動したのかを追うのが難しいけれど)かっこいい。

本編では、自分操作でこういう攻撃ができるんだ(これまでに見た動画によればね)。

音楽

キングレの音楽構成は、ちょっと本編とは違うと感じるかもしれないけど、これは映画版作曲をしたのがJohn R. Grahamで、本編は下村陽子からだよ。

メインテーマは今まで通り壮大だトレーラーで使われている「Grantia Mundi」という曲映画で耳にすることになる。

色々書いてきたけれど、最後に言えるのはこの一言だけだ。

絶対にこの映画を観てほしい。

もちろん、キングレを観なくてもゲームは楽しめるだろうけれど、観ることでニックス視点ゲームが進行する裏でインソムニアで起きたことを知ることができるんだ(本編ではノクトの視点から見ることになる)。

ゲームプレイする予定の人には強くオススメしたい。全体として非常によくできた映画からね。

それに、ゲームを始める前に政治情勢の大まかなところを把握できる。

映画はそれ自体で成立しているから、FFXVどころかファイナルファンタジーシリーズについて何も知らない人であっても楽しめる。

プロットアクション暁の女神世界……今すぐこのゲームで遊びたい気持ちにさせられるよね。

本編では、(ダスカを始めとするトレーラーを見る限り)映画のようなアクションができるんだと思う。だからFFXVが待ちきれないんだ。

キングレに関する感想や、FFXVに対する期待度なんかをコメント欄で伝えてくれると嬉しいよ!

PS: クレジット後のおまけもちゃんと観てね

↑↑引用コマデ↑↑

この記事を書いたERICKさんに伝えたいことがあったら、コメントしてくれたらできる範囲で伝えます

訳者は、PS時代以降のFFでいえば7,9,10クリアしただけで、あとは途中で挫折しているんだけど、映画を観て度肝を抜かれて、家に帰ってからこれまでのトレーラーと、

FFXV公式ページ無料公開中の「BROTHERHOOD」を一気に観て、

速攻でFFXV映画同梱版をポチった上で、PS4購入に向けて節約を開始したよね。。。

否定的意見否定するつもりはないんだけど、せめて観てから否定してほしい。

そのためだったら、映画チケット自腹を切ってプレゼントしてあげてもいい、と思うくらい。

Twitterを見ると、わざわざこの映画を観るために世界のあちこちから日本に来ている人たちもいるんだよね。

というわけで、ほかにもKINGSGLAIVE感想を見かけたら(たとえ内容が否定的ものであっても)許可してもらえる限りは訳していきたいな、と思ってます

匿名ダイアリー初めてなので、何か無作法、不調法があったらお許しください。

2016-06-30

http://anond.hatelabo.jp/20160630105055

それはお前が腐女子意識しすぎなだけやろ

俺は腐女子の話とかわからんから完全スルーしてるけど

増田に多い腐女子自分語りが中身同じで新着が汚染されてるようにしか見えない。

こんな風に感じたことないわ

俺なんかは毎度毎度面白いと思ってるクソモラシネタのほうがいらつく

量的には他のより圧倒的に多いし内容も同じだしさ

何より俺は「面白い話するセンス無い奴が1度ウケたネタを何度も繰り返してる状況」が猛烈に嫌いだからいらつくのかもな

お前も腐女子の何かについて個人的イラつく部分があるんじゃね?

もっと自分感覚と向き合ってみ

会社が求める人材と女が求める人材が同じ

あー、だから仕事できるやつは女にモテるのか

強者男性シネ

2016-06-15

はてぶにおける「わい不幸でござる」系

はてぶにおける「わい不幸でござる」系ってちっとも不幸に見えないんだよなあ。生活に困窮してる感じがしないし、苦悩の果てって感じもしない。

なんかダルーとかツマンネーとかカワリバエシネーとかモットチュウモクサレテーみたいな。

幸福や不幸を感じるセンサーバグってんじゃねえのかな。

もっと全体の中での立ち位置俯瞰とか、フラットもの見方出来たほうがいいと思うぞ? 

不幸自慢をすることによって周囲からの譲歩を引き出すプロ繊細チンピラなのなら否定はしないが。

2016-06-09

小学校の登校班で班長やってるとき入学してきた1年生が

「オイコラクソババアァァァァ!」

「ウルセーハナセババアァァァ!」

シネクソジジイィィィィィィ!」

ぐらいしか言葉を発さないびっくりモンキーだった

親共働きで祖父母が面倒見てるとは聞いてたけど、どんな家庭状況なのだろうと心配になるレベル

しかパンチとか飛び蹴りとかひっかき攻撃かもめっちゃしてくるし、モノ持ってたらそれで殴りかかってくる

性別区別もついてないのか、言い慣れてるのがババアなのか、

俺に対してもババアアアア!って叫びながら飛びかかってくることが多かった

当時、中学生ゴリラ数匹に目をつけられていて、よく下校時に木の棒で襲い掛かられたりしていた影響で、

誘導用の交通旗の芯を鉄パイプ換装していたので、「誰がババアよ!お爺様とお呼び!」とか言いながら毎日防御してた

サルは結局1年間ずっと「クソババアアァァァ!!」って感じだったけど、

それでも俺が一番サルに言うことを聞かせられる人間だったらしくて、

何回かサル同級生が泣きながら6年生の教室まで呼びにきて、1年の教室で興奮して暴れるサルを鎮静化させに行ったりもした

一度だけ担任先生現場にいたけど、若い女の先生は教壇でへたり込んで泣いてた

椅子とか筆箱とか持って泣きながらブギャアアアビギャアアシネババアアアアって叫んでるサルの部屋に入ると、

こっちを見つけたサルピタっと動きを止めて硬直するので、無言で目を見開いて見つめたまま素早く距離を詰めて、可能なら武器を奪ってから捕獲する

捕獲前に正気に戻って暴れ始めたときカバディを唱えながら距離を詰めるとよい

捕まえると最初かなりわめいて暴れるけど「ははは、何言ってるか全然わかんないわよォwww」とか言いながら受け流してたら、

所詮小1なのでしばらくすれば疲れておとなしくなってくる

弱ってきたところで両手をつないだまま「どッおーして あッなーたは あばーれたのォー?」とブレネリ交じりにスキップでぐるぐる回って目を回させて無力化すると、

大体虚ろな目になってぐったりしてるので、あとは別の子が呼びに行ってたであろう先生に引き渡してた

別に普段同級生意思疎通ができないわけではなかったみたいなので、そのまま普通学級で進級していったようだけど

友達に嫌われる理由がわからないけどなぜか一人、みたいな孤独キャラになって、

クラスではずっと腫れもの扱いされて馴染めなかったという噂を数年後に聞いた気がする

そんな彼も、もうそろそろ大学卒業するか社会人になるかぐら

どうしてんのかなー、俺のこと覚えてんのかなー?とふと思ったわけだけど

実際思い出してみると、ヤベぇ奴にもっとヤベぇ奴あてがって無力化する方法を1年の時点で思いついたやり手の同級生が誰だったのかが一番気になる

2016-05-23

どうしても言えない早口言葉

島根シネマで寝ましたしね』

こんなシンプルなことが言えないなんて。

しかし「島根」を「鳥取」に変えたら難なく言うことができた。これほどまでに島根鳥取の違いを実感したことはない。

2016-05-07

プレミアムキャバクラシネ

映画を見ながら本格的な食事を楽しめる、

ダイニング・シネマ」という仕組みがある。

海外ではそこそこ有名らしいが、

日本だと福岡キャナルシティの「プレミアムダイニング・シネマ」が有名だろう。

そこでいっそのこと「プレミアムキャバクラシネマ」とか出てきてくれたら面白いのに。

仕組みは超簡単で、映画館のシートに1席おきに女の子が座っていて、

男性はその隣にランダムフリー)もしくは指名で座って、

ただ映画を見る、というだけ。

これで、もうひとりぼっち映画を見に行かなくて済む。

レンタル彼女彼女を借りて映画を見に行く人もいるだろうが、

手っ取り早く「女の子と一緒に映画を見る」ことが出来る仕組みだ。

暗いので軽いおさわり程度はOKだといいな。

あと、映画感想を語り合うために行くアフターは追加料金で。

ちなみに毎週水曜日レディースデイなので、

その日だけ女性ではなく男性が席に座っていて、女性お金を払う、

プレミアムホストシネマ」になる。

2016-04-25

http://anond.hatelabo.jp/20160425092658

映画評論で読むに値するのが町山智浩ぐらいだなぁ。その町山さんもアメリカ映画評論を訳して喋ってるだけだろうが。

素人意見Cinemascapeにせよみんなのシネレビューにせよ、見るべきものがない

2016-04-16

立川シネマシティ

さら爆音になったMADMAX見てきた。とにかく、疲れた。音で疲れた

MADMAX最高。

2016-04-03

マスダ探査機11機の歴史

  • マスダーしょう9号

むきゅー

マスダを周回して多くのブクマを残す。トラバンダーは初めてマスダに着陸

  • 大もす計画

衛生的な着陸を目指すが失敗

初の老婆ソンジャーネを積んでいた

マスダ・オジョサーバーリベンジミッション

  • 2001マスダデッセイ

互助会うんこ度計(GUS)等を積載

角度とかミスして社会的に墜落した

  • あとぴーのぞんび

おそるべきおそるべき旅路でマスダを目指すものの周回に失敗

スパムット、ニポシネティ2機のミッション

ニポシネティ活動は今も続いている

ローバーキョウトユニバーシティミッション

人工無能アンダーコントロール

マスダヴンガク

2016-04-01

マックで『バットマン vs スーパーマン』の感想戦していたカップルの会話

<当記事は『バットマン vs スーパーマン』の重大なネタバレを含みます



男「……どうだった?」

女「……いや?」

男「……ん?」

女「だめでしょ……完全にだめでしょ……『バットマンフォーエバー』よりダメだったでしょ……映画版『DOOM』よりダメでしょ……」

男「客あんま入ってなかったね」

女「むしろ観るべきでしょ。みんな観るべき。オススメしてもいいくらい。汝が敵を知る目的のために観ろと」

男「俺ならオススメされてもいやだね。単につまんないってだけじゃない。おれこれ嫌い。大嫌い」

女「上映中寝てなかった?」

男「寝れないでしょ。だってうるさすぎだし」

女「お酒でも飲んでたらアイゼンバーグの演技もすこしは真に迫って見えたかもね」



ベン・アフレックの演技について

男「各所でいじられてるようだけど、バットマンを演じていたベン・アフレックは悪くなかったよね」

女「そうそう。ベンアフは悪くない。髪型もキマってたし、何より雰囲気がいかにもブルース・ウェインって感じだった。

  演技よりは脚本がひどかった。

  キャラクターが浅薄すぎ。登場人物全員。『マン・オブ・スティール』に出演した面々でさえそう。

  初登場のバットマンについては前からファンの注目を浴びることはわかってたはずでしょ。絶対に『ダークナイト三部作と何が同じで何が違うのか、比較されるのは避けられない。

 それが何? あっちにふらふら、こっちにふらふら。『おれは孤独だー地下にひきこもるぜー」とかなんとか基地でやってた次のカットには、パーティで社交してる。スター社長かっつーのお前は」

男「スタークのプレイボーイキャラアル中の素でやってるけど、ウェインのは演技だよね。社交用の仮面をかぶってる。だからさ、アフレックが悪いんじゃないんだってば」

女「そう、全然悪くないんだけど」



ザック・スナイダーは良い監督か?

男「そもそも俺、ザック・スナイダー作品嫌いなんだよね。『エンジェル・ウォーズ』もクソだったし。何あのメンヘラ妄想

 今回のBvSには彼の監督としての弱点がほぼ全面に駄々漏れてしまっているように思う。

 そりゃ、いいところもあるよ。ときどき素晴らしいアクションシーンを取るし、火の表現にはこだわりを感じる。観てて時々はいい映画に思えてくることもあるんだ」

女「撮影監督ラリーウォン)が良いんでしょ」

男「そう撮影監督が良い。スーパービーイング同士のバトル描写は新鮮だったし、ダークな雰囲気にもしっくりハマっていた。この暗いトーンというのがくせ者で、ノーランときはちゃんと機能してたんだよね。

 ところがワーナーノーラン以外にもノーランみたいなトーンで描くことを求めてしまった。ジョークは入れるな。笑えるようにするな、ってね。『グリーン・ランタン』はその最たる犠牲者だよ。

 ワーナーは、250億ドルもの予算を任せるにあたってスナイダーならノーラン路線を継承できるだろうと考えた。そして脚本家たちに今後シェア・ユニヴァースを展開できるように膨らみをもたせたホンを書かせようとした。

 一方で、出資者たちが求めたのはマーベル/ディズニーみたいなヒーロー映画だったのさ。そして……」

女「ちょっと待って。アベンジャーズ:AoU』も似たようなもんでしょ。AoUは『やらなきゃいけないこと』が多すぎた。ちょうど、マーベルシネマティック・ユニバースが次のフェイズに移行するための大事な試金石だったから、AoUはむりくりなプロットにならざるを得なかった」

男「そうだな、たしかに同じ問題を抱えていた。

 けど、AoUはなんとかそれを乗り切ってそれなりの支持を集めただろ。

 理由は二つある。

 一つ、AoUの監督だったジョス・ウィードンがザック・スナイダーより優れた監督だったってこと。

 二つ目、各キャラクターが均等に、特に彼らの感情が均等に仕込まれていたってこと。

 なんたって、どのキャラクターも『自分映画』でキャラを掘り下げてきたんだからね。

 ストーリーが多少薄かろうが、誰だってアイアンマンを知ってるし、ソーを知ってるし、ホークアイを、フューリー長官を知っている。

 事前に他の積み重ねてきたキャラ造型を"収穫”すれば、『アベンジャーズ』ではキャラの説明に要する時間を節約できる。ところがBvSときたら……」

女「しょうがないところもあるよ。ここ十年のマーベルとDCのシネマティック・ユニヴァースを比べてみてよ。マーベルが順当に年輪を刻んできたのに対して、DCはリブート路線変更や主役俳優の交代が相次いで、積み重ねなんかほとんど残らなかった。

 DCはBvSただ一作品だけでマーベル映画十六年分の歴史においつこうとしているのよ」

男「そうだね、マーベルは長い時間をかけて準備してきた」

女「マーベルには一つの確かなメソッドが確立されている。新キャラが紹介されて、今後どう他のキャラと絡んでくるのか、そういうのが映画全編を通しで観なくてでさえわかっちゃうセリフカメオを拾ってるだけでもね。マーベルは観客を巻きこむ術を心得ている。

 そこへきてDCは……苦労してるよね。映画づくりそのものに」



ダークな映画は「楽しい」か?

女「BvSの冒頭はすごくクールだった。

マン・オブ・スティール』のバトルシーンをウェイン目線の別アングルから再解釈する。これはすごい良いアイディアだったと思う。そこまではほんと良かったんだけど、その後がもう陳腐の極み。

 恍惚とした表情で天国に召されるブルース少年を観た瞬間、がっくりきたでしょ」

男「脚本がとにかく浅いし弱い。ファン批評家の『暗すぎるトーン批判』を批判してたけど……」

女「だって楽しくないんだもん」

男「いやそれは問題じゃなくて」

女「問題でしょ」

男「いや『バットマン・ビギンズ』も楽しくはなかったよ」

女「あれは楽しいものだったたよ。『楽しい』の定義が違うな。『ビギンズ』はいっぱいアクションシーンがあったし、エキサイティングだった。次から次へといろんなことが起きて観ていて飽きないんだ。

 そういうものが私にとっての『楽しい映画なの。

 でもBvSは『楽し』くない。キャラがお互い見つめ合ってるだけでしょ」

男「うんああまあ確かにそうだな。トロいんだよな全体的に。いらないシーンが多すぎるし、なおにプロットは穴だらけ。ワンダーウーマンが登場してからはアクション映画としてすごかったけれど」

女「それは本当に『すごい』と形容していいものかな。単にその前の部分より『マシ』だったってだけじゃない?

 アフリカの村で大量虐殺事件が起きました。それでスーパーマンはみんなを救えるわけじゃないんですってんならまだわかるけど、『おい! スーパーマンが村人を撃ったらしいぞ!」ってのはどういうこと?

 スーパーマンが銃で人を撃ったりするわけないだろが!

 なに疑ってんのあの世界の人らは。


 だいたいフィンチ議員が意味不明すぎるんだよ。なんであんなキレてるの? 彼女レックス・ルーサーに対してどういう感情を持ってるの? 結局何がやりたくて動いてるの?

 やっぱりマーベルと比べちゃうな。

 マーベル映画キャラたちはそれぞれの拠って立つところが明確なのに」

男「ストーリーも感情も描写不足。演出もそんなによくない。まあ、結局しかし脚本なんだよな」



バットマンの両親死にすぎ問題

男「一番がっかりしたのはメインイベント――つまりタイトル曰くの『バットマン vs スーパーマン』のバトルだ。

 バットマンが優勢で――スーパーマンを負かしつつあったんだけど」

女「いいことじゃんバットマンさいこー」

男「いいんだよ。いいんだけど。

 よし、このままバットマンスーパーマン野郎を吊るして処刑だ! ってなったところでさ、いきなりバトルを中断するわけ。

 スーパーマンが『マーサ』って名前を口にしたから。

 それでバットマンマーサって俺のママ名前じゃん! お前、ママを知ってるのか! じゃあ……友達ってことだな!』――仲直り!

 ……おいおいおい待てよ、と」

女「(爆笑)」

男「××すぞと思ったね。さすがにね。そして始まる例の回想シーン

女「ほんともうかんべんして欲しいよね。もういいじゃん。もう観たくないよ。だってみんな知ってるでしょ? 『バットマンのクソ両親は殺されました』って。何回それやれば気が済むのって話。バットマンには悪いけど」

男「ドゥームズデイ倒したあとさ、二つの葬式が平行して描かれるじゃん。映画の演出の方向性としては、観客にあたかもスーパーマンマジで死にましたみたいに誘導してるんだろうけどさ。

 観てるほうは『ねーよ』ってハナから白けるよな。

 スーパーマンの死で終わるスーパーマン映画がどこの世界にあるっていうんだよ。

 いいか、アメコミ世界には絶対生き返らないキャラが三人いる。

 そのうち二人はブルース・ウェインのお父さんとお母さん。

 残りの一人はスパイダーマンのベンおじさんだ」

女「その三人、ほんとうんざりするくらい死ぬよね

男「必要な死ではあるんだよ。そのヒーローオリジンの深い部分に関わる死なんだから。この三人以外の奴らは逆に死んでも生き返りまくる。スーパーマンも当然生き返る。

 だいたい『ジャスティス・リーグ』の予告見てるんだから、スーパーマンが死なないことくらいわかるだろ!!!

 それなのに十分そこいらもちんたら葬式やって悲しいですね、って何の茶番だ!1!!」

女「『ジャスティス・リーグ』の前準備としてもガタガタだよね。

 何あの十五年前のドラマみたいなしょぼいインターネット描写は」

男「おじいちゃんにとっては電子メールはいつも秘密めいてみえるんじゃないんですか」

女「ダイアナプリンスバットマンを出しぬいてハイテク機器を盗みとるじゃん。それでいて、『あら大変。これわたしじゃ解読できないわ』ってなんだそれ女子か。写真バットマンから送ってもらうために盗みを働くってどんだけ遠回りなのよ。いまどきアマゾネスでも Amaazon.com で買い物できるっつーの」

男「あー」

女「で、さあ、その機密ファイルアクアマンが出てくるじゃん。沈没船から出てきてトライデントを振りかざしてワーっなるやつ。観てて、ほんとくっだんねーと思った。

 あの場面にDC映画のひどさが凝縮してたね。脚本家の怠慢の象徴だよ。マーベルだったらクビ間違いなし。

 繰り返しになるけど、マーベルキャラはどこへ向かって収斂していくのかはっきりしているし、一方でファンが喜ぶ要素をよくリサーチしてる。だから私たちネットで話題シェアしたりリツイートしたりいいねしたりするんだよ」



スーパーヒーロードラマについて

男「もちろんマーベルだって完璧じゃない。現場上層部クリエイション方向性の相違から何度もトラブルをおこしている。エドガー・ライトウィードンが去ったのもその一端だ。それでも比較的いいものを作り続けている」

女「一番不出来なマーベル映画でさえ、一般的には『良い出来』だよね」

男「公平性を期して言うなら、DCはテレビドラマだと面白いエンタメを作れるんだよね。

 『ARROW』も『フラッシュ』もすばらしい。

 いっそ、ドラマをそのまま映画にもってくりゃあいいのに。俳優もさ。そっちのほうが断然いいものが撮れるはずだよ」

女「アメリカではテレビの俳優は映画に出演しちゃいけないって不文律が存在するっていうよね。真偽はわかんないし、都市伝説みたいなもんだけど。

 でも、もしDCがそのルールを自社の作品に適用してるんだったら……こんなにアホなことはないよ。

 DCがモタモタしてるあいだに、ここのところマーベルNetflixとのタッグを組んで『デアデビル』を筆頭にすばらしいドラマを量産しはじめた。

 マーベルならテレビ映画クロスオーバーさせるくらいのことは軽くやってのけるだろうね」

男「マーベルドラママイナーキャラも上手く扱っている印象があるね。『ジェシカ・ジョーンズ』なんか知名度のわりにはよく練られた、丁寧なドラマだよ」



レックス・ルーサージュニアとその他の面々

女「ルーサー役のジェシー・アイゼンバーグの演技はどう思う?」

男「なんであんないけ好かないガキになっちまったのかな。レックス・ルーサーじゃなくて『レックス・ルーサージュニア』に変更されたのは何か説明があってしかるべきだったんだけど、そういうのもなかったし」

女「パパに虐待されて育ったから、スーパーマンコンプ持つようになったみたいな感じだったよね」

男「アメコミの悪役っていうのは前もって完成されたキャラクターだから、実は性格俳優とあまり相性がよくない。良い役者と人気キャラの両立はむずかしいんだ。

 アイゼンバーグがどんなにがんばって悪役を演じてみても、観客は『ああ、いつものジェシー・アイゼンバーグだな』って思っちゃう

 一番の問題はロン毛のまま出しちゃったことだよな。

 まるでバットマン vs スーパーマン vs マーク・ザッカーバーグってかんじ」

女「わたしが懸念してるとこもそこ。BvSのアイゼンバーグは一人だけ別の映画で演じてるみたいだった。腰抜けぞろいの他のキャラクターと比べて明らかに浮きまくってたわよ」

男「シリコンバレーで調子こいてるIT起業家を悪役にしてみるか、程度の発想でしかないよね」

女「アメコミ映画ヴィランとしはキャラが貧相だった。ダークサイドに落ちるほどの動機もなければ、ヴィランとしてのヴィジョンも備わってない。

 いってみれば、ネット荒らし野郎と一緒ね」

男「たしか、DCのライターで……ジェフ・ジョーンズだったかな? が言ってたんだけど、

 『レックス・ルーサースーパーマンを憎む理由はこうだ。(ルーサーによれば)スーパーマンのせいで人類は自信をなくし、堕落してしまった。人類自分たちが作り出した問題の後始末をスーパーマンに任せっきりにしている。

 それこそが、ルーサーが『スーパーマンは危険だ』と主張する理由なんだ。ルーサーはスーパーマンを打倒することで人類に強さを取り戻させようとしているんだ。彼はヒューマニストなんだ』」

女「なるほど」

男「ところがこの映画では……」

女「あんまり頭もよく見えないよね。思わせぶりに暗躍しといて、バットマンスーパーマン対峙させるお膳立て以上のことはなんもやってない。どんな隠し玉が出るかと期待させといて、四十分前に観客に見せたもの以外は何も出てこない」

男「まあ、さすがにバットマンスーパーマンマザコントークでもりあがるなんてのはルーサーも僕達も予想できなかったけどね」

女「おもわずふたりともクリプトナイトで刺したくなったわ……」


男「ドゥームズデイとのバトルシーンはかっこよかった。ワンダーウーマンが登場した瞬間は『これこそ俺が見たかった映画だ!』と興奮したよ。二時間映画を観ていて初めてグッと来た瞬間だった」

女「ワンダーウーマンは余計な描写がないのがよかったよね。『ジャスティス・リーグ』が今から心配だな。DCのクリエーターたちって、自分たちがどこへ向かって何をしてんのか理解できてるのかな? 現場から上層部含めてさ」

男「最初の計画どおり、ジョージ・ミラー監督させりゃあよかったんだよ。ジョージ・ミラーの『ジャスティス・リーグ』……想像しただけでワクワクしない?」

女「するする。私としてはベン・アフレックでもよかった。でもバットマン役として参加することになったからって、監督からは降りちゃった。もったいない

男「周囲の非難を恐れたんだろうね。自分監督して自分で主演するスーパーヒーロー映画って、どうしても嘲笑を免れないだろうし」

女「気にすること無いのに。ベン・アフレックバットマンキャラメイクを繊細に達成していた。声もちゃんとバットマンやってたし、演技もすばらしかった。そういや、ジェレミー・アイアンズアルフレッドはどうだった?」

男「そこそこって感じ」

女「でも、そこそこ止まりでしょ。アルフレッドにしては暖かみに欠けていた。アイアンズがやるとアルフレッドってよりかはルシアス・フォックスっぽいよ」

男「あー、『GOTHAM』は観てる? ドラマの」

女「いや?」

男「ドラマアルフレッドやってる人はなかなかハマってたよ」

女「『ゴッサム』はねえ……観たかったんだけどさ。CMでウェインの両親が死ぬシーンをやってるのを観てさ……ちょっと耐えられなかった」

男「三十分前からお前そればっか言ってるな」

女「別に言いたくて言ってるわけじゃないっての」



『BvS』は最高の映画

男「批評家から叩かれまくってる反動か、BvSを過剰に擁護する人たちがいるね。『人生で最高の一本』だとか」

女「何言ってんだか」

男「そういう人には『君はもっと映画を観る必要があるね』としか言えないね人生で他に観た映画がこの前の『ファンタスティック・フォー』だけなのか? 『市民ケーン』を観てみなさいよと。どっかからダークスリラーの名作リスト探してきてさ、かたっぱしから鑑賞すればいいよ。そうすれば暗い世界観に相応しいキャラ造型やストーリーメイクが理解できるはずだよ

 世の中にはもっとすばらしい映画があるんだって増田にも知ってもらいたいな」




参考:

https://soundcloud.com/rottentomatoes/batman-v-superman-is-rotten

2016-03-28

新宿はテアトルとか角川とかシネマカリテ・武蔵野館とかK'sシネとかちょこちょこ行ったけど、

渋谷ミニシアター系はあんまり行ったことなくて。

ユーロスペース野火を見に行ったら周囲がホテル街でびっくりした。

http://anond.hatelabo.jp/20160327134232

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