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はてなキーワード: 発症とは

2020-08-24

anond:20200824123957

ヴィーガンになると、攻撃的になるって何かで見たよ。

ヴィーガンがなぜ凶暴なのかは医学的に分かっています

ビタミンB12コバラミン)欠乏症といいます

・完全菜食主義者になると数年で肝臓から備蓄がなくなり発症する

・進行すると、錯乱せん妄パラノイア認知症など精神機能障害に至る

anond:20200824005206

ホルモンバランスが崩れる持病が発症

今までは大丈夫だったのに生理痛がキツくなった。

今までは大丈夫だった分、休むことはできないため仕事頑張ってる。

2020-08-23

最近いつ見ても二重句点を打ってる増田いるな

発症したのか

新型コロナウイルス発症3日目

8/21(金)から(おそらく)新型コロナウイルス発症した。

検査はまだ行えていないが、38~39℃の熱、関節痛、多少の下痢、ひどい頭痛、倦怠感、喉の痛みなどが3日間症状として出ており、ほぼ間違いない。

8/15(土), 8/16(日), 8/19(水)とそれぞれ8人ぐらいの飲み会があったから当然ではある。また、それぞれの飲み会で体調が同様に悪くなっている人が数人おり、クラスターにもなってしまっているっぽい。

しかし症状は思っていたよりつらい。

緊急事態宣言明けからいくつか飲み会のために外には出ていたため、もう既に無症状で感染していると思っていた。が、そんなことはなかった。

夜は高熱と頭痛で1時間程度しか眠れず、変な悪夢を見る。喉は痛くポカリを飲むたびに痛みがする。ロキプロフェンやイブプロフェンが入った鎮痛剤を利用したい。しかしググっても利用してよいのか分からない。葛根湯はまずい。龍角散ダイレクトは神。

こんなことなちゃん自粛しておけばよかったと思う一方、これで今後しばらくは罹らないと考えれば頑張れる。

保健所には連絡していない。重症というほどではないし、十中八九新型コロナだし、結局鼻の粘膜のPCR検査したとしても対処法はない。鼻の奥に綿棒突っ込まれるのは死ぬほど痛いし。

ただ、一応確かめるために、14,000円ぐらいの自宅で唾液PCR検査ができるやつをネットで注文した。

月曜日に届くので、それで陽性であれば保健所に一応連絡しようと思ってる。

そもそもGoToトラベルキャンペーンなんてやってるし、飲食店普通に開いているし、街の賑わいもすごい。

国は経済感染拡大防止を両立させる必要があると言っているが、正直無理だと思う。

若者の多くは重症化しない。それならば生活と娯楽のために外出は避けられない。自分もそんな一人。

とりあえず会社リモートワークで良かった。同僚に迷惑をかけるのは絶対に避けたい。

あと1週間程度はUberEats食べながらParavi見る生活が続く。逃げ恥面白い

COCOAアプリ接触通知が来た

「通知が出たけどアプリ開いたら何もない」事例ではなく本物の接触通知。

Androidリリース直後からCOCOAインストールして毎日確認ボタン押してたけど、全然接触通知が来ないのでこの数週間はほったらかしにしてたんだ。

先週末に1週間ぶりくらいでアプリ開いたらびっくりマークが表示されてかなりビビったんだけど。

接触確認ボタンを押すと1件ありと出てきて、接触日が先々週末。つまり通知の時点で1週間経ってる。

当日は都内繁華街でぶらついたり飯食ったりしてたけど、こんなにタイムラグがあるとどうリアクションしたらいいのか戸惑う。

場合によってはこっちも発症してておかしくないはずだけど自覚症状は何もなし。

アプリの案内でも無症状なら気をつけて過ごしてくださいとしか言われず検査には誘導されない。

幸い在宅勤務OKなので仕事には影響はないが、いい気分はしない。

さらに陽性者リストの取得履歴を見ると1週間くらい間が空いてる。

しかしたら接触確認ボタンを押さないと陽性者リストを取りに行かないんじゃないかと疑いを抱く。

(この陽性者がいつ登録されたかわからんけど)

現状で検査してほしいと言っても断られそうだなと思い、とりあえず厚生省の窓口にメールで問い合わせたら数日後に返事が来た。

転載NGと明記されてるので概要だけ。


なんかこう宙ぶらりんな感じ。

結局体調にはなんの変化もないまま、接触から2週間が経ったのでこれでルール的には無罪放免ということになるのか。

仮に検査が受けられていたら何か違いがあっただろうかと思うとモヤる。保健所電話してゴリ押ししたら検査してもらえたんだろうかね。

わかりにくいんで時系列な。

接触~~~~+7日~~+10日~~+14日
増田外出(無症状)通知受信、問い合わせ(無症状)問い合わせ回答(無症状)(無症状)
陽性者外出検査>陽性>登録


……と思ってたら接触通知受けたら無症状でも検査受けられるようになるっていうじゃないか。遅いよ。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.mhlw.go.jp/content/000661724.pdf

2020-08-22

場面緘黙症かもしれない私が呪い言葉から解放された話

高校生とき先生に言われた言葉をはっきり思い出せなくなった。

それは私がこれまでの人生で言われた中で、一番心に傷として残っていた言葉だった。

シチュエーションは今でも覚えている。


高3の夏休み、午前中から始まる夏期講習を前に早く登校し、私はいつも早朝から自習室勉強をしていた。

早く来すぎると昇降口が空いていないので、偶然外にいる先生を呼んでくるか、昇降口前で待つことになる。

校庭にも先生は見当たらないので、私は待つことを選んだ。

職員室は外から入れるものではなかったと記憶している)

10分、15分ほどたっただろうか、苦手な先生が開けにきた。

先生は、鍵を開けると私に対してぶつぶつ言い始めた。

まず、呼びに来ればいいのに、と。


それから、私がずっとクラスに馴染めずにいることを、靴を履き替える私を背に話し続ける。

そして、私の将来について、人格否定のようなことを言われたと記憶している。

そのあと私は、誰もいない自習室で悔しくて小さく声を上げながら号泣したのを覚えている。


あれから10年たったことに気づいた。

そりゃ10年もすれば忘れるかという思いと、10年もしないと忘れられなかったのかという思い。

あの言葉は私にとってプラスのひとかけらもなかった。


はっきりとした言葉を思い出せなくなった。

それだけで私は心が軽くなり、ツイッターにも書きなぐれないこの思いを、勢いだけではてなにしたためることにした。



私が場面緘黙症かもしれないと思ったのは、今から5年ほど前だろうか。

自分が喋れないことはずっと引っかかっていたが、学生時代は、私は人見知りだ、社会不適合者なんだと単純な言葉で片付けていた。

自分と見つめ合うことが多くなった社会人数年目で、病気じゃないんだろうかと検索した先に、やっと見つけた答えだった。

正確に診断されたわけじゃない。

しかも、今となっては周囲との人間関係の築き方が学生時代とは異なるのもあって、うまく社内でやっていけている。

私の人生は、先生の言った通りにはならなかった。


ただ、私は場面緘黙症のような症状に追加して、自己肯定感が低いという特徴もある。

自分が発する言葉は必ず誰かに否定される。自分の発した何かは周囲に受け入れられるはずがない。

自分の声が、体が嫌い。自分は周りより劣っている。自分の行動は相手にとって不快しかない。

声を発する怖さ、体を動かす怖さ、学生時代は常にこうした劣等感と恐怖感が渦巻いていた。

その症状がいつからかと聞かれると、物覚えついたときからが答えになるかもしれない。


家や兄弟相手では活発に意見し、動き回っていた。

内弁慶ともいうかもしれない。

ただ、周りがいう、人見知り、恥ずかしがり屋、そんな言葉で片付けられるレベルではなかった。

とくに幼稚園小学1,2年生のときは、先生とは首を縦か横にふるか、傾げるかのコミュニケーションしかとらなかった。

Whatで聞かれたときのみ、答えを言った。

人見知りの次元を超えていた、と思う。


小学6年生のとき担任に言われた「この中には、まだ殻を破れない人がいる」という言葉に対して、

あ、私かと思ったと同時に、殻をかぶっているつもりなんて毛頭ないのにと感じていた。


数人の友達がいることもあったが、高校までの学生時代の大半は1人で過ごしていた。

1人のほうが楽だったし、喋れない自分否定する気分にならなくてすむから

でも、症状が改善することはなかった。


先生緘黙症という言葉を知らなかったのだろう。

それを一度も言われることはなかったし、真面目、大人しいの一言で、親にも伝えられていたと思う。

ただ、緘黙症状は、兄にも弟にもあったのを私は知っている。

兄は小学生のときはいつも1人だったし、クラスでも馴染めていないのを私は知っていた。

私と帰りが同じになっても、絶対に話さないのが暗黙のルールのようだった。

弟は友達ができることもあったようだが、学校から持ち帰ってきた紙には、「なんで喋らないの?」と書かれていた(クラスのみんなから言葉をもらう何かだったと思う)。


母親が数年前に正式ADHDであることが診断されたが、うちの血筋はどうやら精神疾患になりやすいらしい。

現に兄弟のうち半分が、統合失調症発症している。

統失の話はまた別として、家庭内環境問題か、遺伝要因から緘黙症状が引き起こされたのかもしれない。

インスタグラムで、自分の子供が緘黙症であることを公表しているアカウントを見つけたが、

どうやら「普通」の家庭なようなので、もしかしたら要因はまた違うのかもしれないけれど。


幸い私は、大学生社会人と成功体験を積み、周囲に自分性格理解してもらえる機会が増えたのもあって、

普通の「人見知り」くらいになったし、コミュニケーションも以前と比較してとれるようになった。

ネットでは普通にやり取りができていたし、中学生以降はネットを通じて日々の思いを発信していたので、その影響も大きいかもしれない。


緘黙症状は人によって違うし、その人それぞれで改善方法きっかけも違うんだと思う。


子供を産む年頃になった今は、子供場面緘黙症になったらと考えることもある。

でも、親や周囲が気づけなかったことを私は気付けるかもしれない。

それだけでよしとしよう。

そう思い出し、思いながら、朝から気持ちよく洗濯物を干した。

おそらくうちのペットの犬(ダックス11歳)が脳腫瘍になってしまった

「おそらく」の通り、飼い主がそう思っているだけで、医師の診断結果は出てない。

また、2年ほど前にてんかん発作のような症状が出たときに、MRI検査も受けており、そのとき脳には特に症状がなかった。

ただ、ここ1,2ヶ月、ふらつきがひどく、よだれも増え、運動能力の低下が顕著で、一人で起き上がることもままならない状態に。症状が完全に当てはまってしまっている。


事の発端は2年ほど前、突然、斜頸を発症

混乱した犬は傾きつつ、真っすぐ歩けない様子で家の中を傾きながら、数分間さまよって、もとに戻った。

すぐに病院につれていき、そのときは症状は収まっていたため、先生からは「てんかん」と診断され、薬をもらった。

その後も1日に1回ほど、突然斜頸を発症し、5分くらい混乱しながらさまよい、もとに戻るを繰り返していたので、MRI検査実施

結果、特に脳に異常は見られなかった。


診断結果はやはり「てんかん」で、神経系で原因不明場合てんかんに分類されるようで?、原因を突き止めることができなかった。

MRI後は、複数病院で診察を受け、てんかんのいろんな薬を試し、副作用なども発症させてしまい、犬も大変つらそうだったこから、薬での治療よりも「てんかん」と付き合っていくことを決め、犬が過ごしやす環境を整えていった。

また、MRI検査リスクのある麻酔を行ったことや、酸素吸入で呼吸器系にダメージ(呼吸が苦しそうなときがある)を与えてしまって、もう犬の体に負担がかかることは避けようと考えた。


てんかん」が発症するたびに何とかならないかなと思い、鍼治療整体漢方など、犬の体に大きな負荷がかからない治療法を試し、経過観察をしていた。

そこから2年、大きな改善はなかったものの、月に何度か斜頸を発症し、5分ほどで収まるを繰り返していた。


ただ、ここ1,2ヶ月明らかに様子が違ってきた。起き上がれなくなってきたのだ。普段でもバランス感覚おかしくなっている。元気もない。

加齢とともに徐々に運動能力が低下してきたせいかと思っていたが、何か様子がおかしい。トイレもうまくできなくなってきている(というよりほぼ失敗)。よだれもひどいし、食事以外1日中寝ている。夜になると徘徊がみられる。

だがしかし病院に連れて行ってもやはり「てんかん」。筋力や反射も問題ないらしい。むしろしっかりしているとのこと。

でも立っていることがやっとだし、何より起き上がれない。「てんかん」なのか?


どうしたものかと思っていた矢先、大きな進展があった。

散歩中に昔ダックスを飼っていたという方との会話で、その方が飼っていたダックス脳腫瘍でなくなったとのことだった。

話を聞いていくと、症状がうちの犬酷似しているのだ。


ネット検索すると、複数の症状に当てはまっている

てんかん」には無かった、「元気がない」「運動能力の低下、ふらつき」「頭を擦り付ける」「性格の変化(うちは特に怖がる)」「大量のよだれ」「ずっと寝ている」といった症状が見られた。

※さいわい食欲は旺盛


今まで「てんかん」とは何か違うんだよな~と思っていたことがしっくりきてしまった。

さて、ここからどうしよう。

ただ除去手術は避けよう。つらいよなー。痛いもんね。

その前にまたMRI麻酔打たないといけないから、それも絶対嫌だよね。

副作用がある薬もやめておこう。


何とかふらつきを治してあげたいな。少しだけ改善して、普通に起き上がって自由散歩できるようにしてあげたい。

まだ11歳だろう。あと数年は自由に歩いて、たまにトイレ失敗していいから、怒らせてくれよ。そしてションボリした姿をまたみせてほしい。

最近トイレをよく失敗していて怒ってしまっていたけど、もう上手くできなくなってしまっていたのかもしれないね。ごめん。


さっき、トイレを失敗してしまい、もがいていて、よだれまみれになってしまっていた。

掃除してベッドに戻すと出たいらしく、またもがいており、立たせてあげるとフラフラ徘徊していた。

自分テーブルそばにきて、うつむいたまま立ち止まっていたから膝の上に乗せたら落ち着いて寝てくれている。


本当にどうしたものかね~。

2020-08-21

上司全然帰らなくて草

たすけてください。直属の上司が、体調が悪いのに全然帰ってくれませんでした。(知恵袋の書き出しみたいだな)

上司は2日前には38℃弱の熱が出ていて、今日にはのどの痛み、リンパの腫れを訴えていました。そのうえ喘息もちなので、それはもうコンコンコンコンコンコンコン咳き込むし、たぶん痰も吐いてました。

8月上旬アデノウイルスによるプール熱だかを発症していて、のど痛もリンパもそれによるものだとごまかし、全然帰ろうとしません。

かにあなたは独り身だし友達もいなさそうだし、自分のせいで命の危険さらして困るような相手はいいかもしれないけど、こちらには家族もいるし、友達もいる。そう、あなたと違って。

しかも私は今日、いつも楽しみにしている大事友達との定例のごはんカラオケの日だったのに。中途半端なことをするのでそれも一度断らざるを得なくなりました。早く受診して早く陰性だとわかれば、こんな思いしなくても済んだのに。これで私が働く意欲なくしたらどうすんの?あんたが代わりに私の仕事できんの???

ちょっと口が悪くなってしまいました。が、そうも言いたくなるくらい彼はきちんと病院受診することを拒みました。午前10時頃から説得して、結局帰ったのは14時頃です。

職場の数名と顔を合わせてとる昼食も、今日はひっそりと上司だけをいつもの部屋に残し、あとはみんな別室で。それだけ避けられていながら、何故すぐ帰らなかったのか???(本当は昼食前に帰ってほしかった)

第一最近では毎日検温を義務付けられていて、熱があることも知りながら何故出勤していた???

私はその上司デスクが隣同士です。職場の誰よりも近い位置にいます上司そもそも部下から尊敬されるようなタイプではありませんが、もし自分コロナ陽性者だったとしたらほぼ常に隣にいる私が危ない、と思ってくれていたなら。早々に帰って病院にかかってくれたのではないか

それが本当に悲しい。そしてやっぱりこの人は自分のことしか考えていないし、尊敬に値しないと思った。私も他人にとやかく言えるほど仕事もしないし出来た人間ではないけど、せめてそういう誠意というか姿勢を見せてくれたならなあ。

そのひとつ上の上長上長で、私やほかの職員の説得もきかないから頼ったのに。上長だってまだ若い奥さんと小さなお子さんがいるのに。結局ちゃんPCR受けろと強くは言わず挙句「あの話の流れだと受けないかもしれないね~」って、は?????

しかも、次の日曜日には職場の有志によるボランティア活動が控えていますが、そこには地域のひとも来るわけです。このままうやむやにしてそこで感染が広がったらどうするつもりなんでしょうか。だったら熱中症心配ですし早々に延期にしたらどうでしょうか。いやそもそも早く帰って早くPCR受けて結果だしてくれてたらこんな悩む必要もないんだってば。

上司ミスを平気で部下になすりつけるようなひとです。自分感染源だったとしても、うつされて体調を崩した私が最初の陽性者になったなら、きっと全責任を私に負わせるでしょう。そうなると下手したら全国ニュースものです。そういう業界なので。

まあ、これを機にやめてやってもいいけど。

先輩が私を心配してくれて、マスク二重にしたほうがいいよとマスクをくれました。コロナじゃないにしても、アデノの感染力は高いからと。その先輩は「心配なので」「悪くならないうちに」「今日やらなければいけないことは私がやるので」と、早く帰るよう促しまくり、しかブラウザを開かせて「このページを見てください」と地元コロナ症例を読ませてめちゃくちゃ脅かしていました。私も恐ろしくなるくらいにwなのに全然帰らない。

その後出勤してきた後輩(勤務形態がちがう)も「具合悪いって聞きましたが帰れます?」と退勤を促してくれましたがそれでも帰らず。普段職員がみんなでいるところで平気で昼飯を食い、別室で来客を対応し、上長とひとしきり話した後ようやく帰ることになり、その帰り際に「ちゃんと結果を連絡してくださいね」とくぎまで刺してくれました。よくもまあ2周りも違う若い子にこんなこと言わせる上司だこと…

結果、日常的にさみしい彼は「なんか心配してくれてありがとう…///」みたいな感じでこちらの意図なんて全然汲んでくれませんでしたとさ。

別に彼のことは人間として好きでもないし、上司としても特段いいなとも思わないというのが大前提ですが。

例えば、今日中にやらなければならない仕事があったとしても、職場人間特に私)の命に関わるかもしれないことを差し置いて、それ以上に大切なことってあるんだろうか。私は役職ではないけど、個人情報を取り扱う立場にはある。彼の仕事を代わりにできなくもない立場にいる。なんなら、上長だって午前の出張を終えて帰ってきて午後はずっといる。何故そこに頼らないのか。普段常識はずれな頼みごとをしてくるくせに、何故こういうときに「じゃあ帰るからこれやっておいてくれる?」と言えないのか。

それって、シンプルに、私や、ほかの職員に対して信頼がないってこと。

そして、職場人間特に私)の命を危険さらし続けているのだから私たちの命なんてどうでもいいって思っているということ。

コロナや、それだけじゃなく誰かにうつ可能性のある感染症にかかることは、決して悪いことではないとわかっています。たとえ隠れて県外へ行ったりキャバクラに行ったりしてそこでうつされたとしても、それに関して文句は言うまい。(私も県外には行ったから。)

だけど、そこから先。体調が悪いことをわかっていながら対応しないのは、あなた自身はそれでいいかもしれないけど、あなたの隣にいる私、私の家族、私の友達家族職場友達家族友達職場友達友達友達友達職場職場に来たお客さん。…――引いてはそうやって、私と関係は遠くても、私にも顔が浮かぶような相手にまで、迷惑がかかる可能性がある。

そういう想像力のない、もしくは想像していてもどうでもいいと思う、世間の目ばかりを気にして、内側のことはまったくの蔑ろにする上司

たすけてください。私はこんなひとの下でもう働きたくありません。

anond:20200821163645

発症~診断がついて送り出すまでの諸々が面倒なので……

2020-08-19

障害者の方が生きるのが楽な気がする

学生時代に鬱を発症して、数年の引きこもり養生活のあと、職業訓練を経て特例子会社就職した。

職場雰囲気は良いし、病気への理解もあって通院や病欠休みも取りやすい。

仕事内容はかなり軽く設定されてる。

現在非正規だけど2年経てば自動的正社員になるようになってる。

給料フルタイムアルバイトと同じ程度だけど、障害年金が入ってくるので新卒くらいの手取りはもらえる。

健常者で俺よりキツイ仕事で、俺と同じくらいの給料の人を知っているので、なんだか申し訳ない気もする。

anond:20200819170057

検査もしてないんか、梅毒とかも発症してからわかったりするし、気をつけてな

生でやらせてくれる女ってのは他の男とも生でしてる可能性が高いし、抗HIV薬も進化したとはいえ寿命が縮んで生活制限されることは変わらんしな

anond:20200819165207

最近いつ検査した?

HIV日和見感染症発症なんかで発覚することも多いらしいけど、早くても2~3年、遅ければ10年くらい潜伏してるんだよ。

クラスターが発生した病院で働いているんだが…

SNSには書くな、と上層部が言っているので、増田に書いてみる。書きなぐり。

1〜2ヶ月前から入院してる患者最初感染者。高齢認知症と基礎疾患があって、かなりスタッフの介助が必要ポータブルトイレへの移乗も手伝いがないといけない状態

当然、かかわったスタッフも多く、陽性者がどんどんでる。

スタッフが陽性になると、別の部屋の患者からも陽性者がでる。

気がついたら5人越えててクラスター判定(保健所は5人以上をクラスターとして扱う)。

最初患者さんの家族は陰性。最初感染者と思っていたけど、その前に退院した別の患者さんが退院後に発症してコロナ陽性だったのが後で判明したので、そこが発端かもしれないけど、入院中は無症状だったし、入院していた患者さんで最初の人とは接触がなかった。

結局の所、どこから持ち込まれたのかわからなかった。無症状のスタッフからかもしれないし、患者さんからスタッフスタッフから患者さんかもしれない。

スタッフは当然休む(入院してたかどうかは知らない)ので院内はいないし、入院患者さんで陽性の人達は、コロナ対応病院に転院していく。結果、院内に陽性者は0。新規発症がでるかどうかわからないので、病院営業はほぼ停止。新患外来中止、再来は電話で再診できる人達電話再診(新型コロナウイルス対応で、今だけ電話で処方ができる)。新規入院受け入れ停止。リハビリ停止(リハビリスタッフが伝播するリスクが高いから)。

新規感染者がでなくなり、10〜14日経過して、やっと保健所の指示で通常営業が再開できた。

かなりの赤字になると思われ、病院ぶれるかもしらんね。

保健所がしてくれるPCR以外にも病院負担PCRせざるを得ず、こちらは病院負担で、かなりの負担

やってみた感じかなりの無理ゲーなので、通常の予防してても多分どうしようもなくて(常時フル装備は現実的には無理)、医療機関クラスターが発生した場合は、他のクラスターと同じには考えないで欲しい。

クラスターが発生するかどうかは正直、運だと思う。たすけて

はてなの人って水中毒に過剰に反応するけど

そんな症例多いの? 余程のことじゃない限り発症しないように思えるんだが。

2020-08-16

anond:20200815213544

朝起きて発症って感じからいって頭位発作めまい症やろなあ

めまい体操してな

2020-08-15

推しは、推せるときに推せ」、明日何があるかは分からいから。

私は、ただのしがない地方在住オタクだ。

30過ぎても、推し舞台ファンイベのために、チケット代より高い交通費を払って上京する。

…いや、していた。

 

新型コロナ、というもの中国流行り始めた、日本に入ってくるのも時間問題だ、という程度のぼんやりとした情報しかなかった頃、推し舞台に行けなくなったTwitterフォロワーさんからチケットを買い取り、追い観劇などしていた。

あと2公演見られるぞ、次はオペラグラス推しだけを追うか、などと考えていたところ、

 

その公演は千秋楽を迎えることなく中断、そのまま打ち切られた。

東京における、新型コロナ第1波だった。

 

私の手元には、2枚のチケットが残り、そして所定の手続きを踏んで払い戻した。

クレカポチッチケットが、現金になった。

複雑な気持ちだった。

 

推しは、次の舞台も決まっていた。

しっかり確保してあったそのチケットも、すぐに現金になった。

 

ぼんやりしているうちに、推しリモートイベント映像配信などをやり始めた。

それにももちろん参加した。自分用に、バカみたいにスクショした。顔がいい。

 

けれどなんだろう。このぽっかりと心に空いた穴は。

 

イケメン人狼の直前、少しずつ、対策をしながら舞台を再開する動きが出てきていた。政府の、イベントの人数も緩和されたし。

でもそれも、某イケメン人狼の件でぐちゃぐちゃになった。シアターモリエールは完全に巻き込まれ事故だったと思う。いや、詳しいこと知らんけど。

 

私は、7月から始まる次の舞台に行く気満々だった。FC先行で取っていたチケットは一度払い戻しになり、客席の数を絞って、ほぼ倍値になったチケットを、もう一度抽選かけて一枚確保していた。

やっと舞台が見られる。

劇場直行直帰、余計な寄り道はしない。都内食事もしない、など、思いつく限りの自衛をして行くつもりだった。

 

しかし、日に日に東京で増えていく感染者。認めたくないが、第2波としか言いようがない。さすがの私も怯んできた。

 

そして、トドメ公式から刺された。

 

「事前登録制」になったのだ。

誰か、いつ、どの席で観たか控えられるのだ。

それまで私が想定していた『自分感染するかしないか』の2択が、『カンパニースタッフ、そして同じ日に観劇した客と一蓮托生になる』ことが確定した。発症者が出れば、濃厚接触者としてリストアップされて保健所情報が行く。

地方遠征組の私にとって、「社会的な死」(大げさに表現したが、このご時世に東京に遊びに行った、なんて田舎で知られたらどんなことになるか…)を迎えるリスクが光の速さで上がりやがった。これはもう無理だ。はい詰みー。

 

ちなみに、公式としては素晴らしいリスクマネジメントだと思う。今回は、主催大手なので、そこまで手を打ったのだろう。

ここまですることは、大変だろうに。

 

もう、しばらく生で推しを見ることは叶わないんだな、と半ば諦めのように思う。

もし私が23区住みなら、行っただろうか。いや、働いてたらやっぱり劇場には行けない。

Twitterオタク仲間たちと、「早くまた現場でお会いしたいですね」などと言っていた。いつか、ワクチンとか薬が実用化されれば。それまでの辛抱だと思った。

推しちゃんごはん食べてますかねww」なんて言いながら。

 

そしたら、三浦春馬が亡くなった。

 

「…は?」

しか出なかった。意味がわからない。え、ドラマやるっしょ?NHKレギュラーもあるっしょ?え、キンキーブーツ再演あるなら観たかったんだけど。

 

彼が「推し」だった人たちの気持ちは計り知れない。

本当に、その人たちには、とにかく生きろ、としか言えない。

 

男女問わずアイドル推してると大体引退したり結婚したり干されたりたまに逮捕されたりする。

刹那的であれ、「推しは推せるときに推せ」だ。

我々もまた、ライフステージによっては、推しより優先しなければならないものを抱える可能性もある。現場に行けない時期だってある。それでも、ファンである気持ちは変わらない。推しがいるだけで、人生は明るくなる。

どんなときも、「推しは推せる範囲でいいから推せ」だ。

 

でも、推し存在が失われるなんてことがあるなんて。

仮定してもいなかった。

 

私たちオタクが、推しに生かされていることは、奇跡なのかもしれない。

推しだって心がある。キラキラした面だけでなく、一人の人間であることに変わりはない。

そもそも明日、私が交通事故死ぬことだってある。(パソコンHDごと叩き壊してください。グッズは、Twitterフォロワー形見分けしてくださいよろしくお願いします)

 

明日は何があるか分からない。

推しは推せるときに推せ」。

今はこの言葉が、尊く、そして、重い。

 

乱文失礼しました。

日中戦争従軍した祖父

過去記憶を頼りに書いているため、情報の正確性を保証できません。それを了承の上でお読みください。

前置きを飛ばしたい場合引用ブロック部分へ

今は亡き私の祖父は、日本軍兵士として末期の日中戦争従軍した。

10年前、祖父は私にその時の詳細を一度だけ語った。

第二次世界大戦が終わって75年、その話を自分記憶がこれ以上劣化しないうちに書き留めておく。

祖父1920年12月まれ1944年頃〜1945年従軍体験を語った当時90歳(認知機能正常)

・私 …1990年まれ、話を聞いた当時21歳

私は幼い頃から祖父中国戦争に行ったことを知っていた。

しかしそれ以上のことは何も知らないままだった。

大学2年のGW、私は両親、妹と共に父方の祖父母宅へ遊びに行った。

祖母と母が台所食事の片付けをし、祖父、父、妹、私が居間で団欒していたその時だった。

祖父が何の前置きもなく、そして極めて淡々と、幼少期から戦争体験を語り出した。


祖父淡路島の山深い農村で生まれた(長男ではない)。

高等小学校卒業後、街の酒屋で奉公した。

将来なりたい職業兵隊だった。

こんな田舎の子供でも「兵隊になる」と思わせる学校教育がなされていた。

奉公が終わった祖父本州民間企業就職した。

そして、徴集がかかった(徴兵検査1921年春?)。

戦地へ赴くよう命令されるまでは、日本国内で訓練を受ける。

兵隊には任期があり、その任期を過ぎると、戦場へ行かなくても良くなる。

任期陸軍・常備兵役現役の2年間?)

祖父任期満了の直前に「中国・石家荘」への出兵命令を受けた。

祖父の話しぶりからは、小学生頃は兵士に本気でなりたいと思っていたが、

いざ徴集される段階になってからは、出兵せずの任期満了を願っていたように感じられた。

ちなみに祖父JR国鉄と呼ぶノリで、中国全体を「満洲」と呼んでいた。

そのため私は石家荘を旧満洲国の都市勘違いしていた。


祖父日本から中国沿岸部まで船で移動し、その後陸路にて石家荘に到着した。

石家荘で祖父はある鉄道の警備を任された。

この鉄道を走る汽車日本軍の物資を運んでおり、これを中国側に妨害される恐れがある。

そのため駅だけではなく途中の線路も警備する必要があり、

祖父担当箇所は山あい農村に近い線路であった。

日本軍は農村占拠し、逃げ遅れたり抵抗した現地の民間人捕虜として捕らえ、使役していた。

しか日本軍に捕まっていない現地人もいて、

彼らが日本軍を襲ってくることがあった。

祖父は彼らに応戦し、山中を駆けずり回った。

当然ながら地の利日本軍より現地人にある。

それに山は樹木で覆われ視界が悪く、敵の姿が見えず、どこから襲ってくるかがわかりにくい。

彼らは銃を含む武器を持っており、しか自分たちの生活基盤を取り戻すべく必死こちらに向かってくる。

木と木の間からは、壮大な万里の長城が見えた。

祖父が戦ったのは民間人のみだったのか、民間人擬態した軍人だったのか、それとも両者混ざっていたのか」

という、かなり重要情報が私の記憶から抜け落ちてしまっている。


ある日、祖父は仲間達と共に銃の撃ち合いをしていた。

もちろん敵から銃弾自分達に向かって飛んでくる(祖父は「プププププッ」という効果音と共に

親指と人差し指でつまむようなポーズをとり、右から左に水平に移動させることで弾道を表現した)。

その時、横にいた年上の兵隊に弾が命中し、彼は息絶えた。

そしてその後、祖父の片脚にも弾が当たった。

祖父は山の中を担架で野戦病院へと運ばれた。

運んだのは、中国人の捕虜達だった。

銃創のでき方によっては、当時の医療技術では脚を切断しなければならなかった。

しか祖父場合銃弾は膝上を貫通しており、脚の切断は免れた。

ただ、祖父の傷の縫合は無麻酔で行われ、激痛が伴った。

祖父野戦病院入院している間、祖父のいた部隊中国側の総攻撃に遭った。

結果、部隊の多くの兵士犠牲となった。

祖父は小柄で屈強ではないため、戦友会では「あの時入院していなかったらお前も死んでいただろう」とよく言われたという。

祖父はその後、1945年8月15日太平洋戦争終戦」を現地で迎えた。

一ヶ月後に日中戦争終結したが、他の任務があったらしく、

祖父帰国は1945〜1946年の冬頃となった。

この部分を聞いた時、私は色々なショックを受けた。

戦争リアル、穏やかでニコニコしている「おじいちゃん」の抱える痛み、そして父や自分誕生紙一重だったということ。

私は祖父の膝上・その裏の傷跡をこの時初めて認識した。


祖父による戦争体験の話には後日談がある。

実は、祖父は膝上の銃弾貫通と同時に片足の小指を失っていた。

このことは、祖父葬儀喪主の伯父(祖父長男)が挨拶の場で初めて語った。

喪主挨拶では他にも、祖父が夜中に大声を出して飛び起きていた(のを幼き日の伯父が目撃した)ことが明かされた。

祖父戦地体験を引き金としたPTSD発症していた可能性がある。

これらの話を祖父がすることはなかったし、裸足の祖父を何度も見ているはずなのに、指が無いことに全く気がつかなかった。

銃弾効果音まぬけさといい、「自分中国人を撃った」経験を話さなかったことといい、

祖父の語りは孫娘用にかなりマイルドになされていたに違いない。

祖父がなぜあのタイミング戦争体験を孫に話したのか、その意図を聞くことはもうできない。

話に圧倒されてしまい、また深堀りを戸惑ってしまい、曖昧情報確認や疑問の解決ほとんどできなかった。

90歳で突如戦争体験を語った3年後、祖父は93歳で他界した。

2020-08-14

GO TO トラベルのお陰で

お盆休み中、スーパー家族連れで押しかけてきて、親は顎マスク子供マスク無しで店内を奇声をあげながら走り回って桃に指型をつけてる元ヤンキー家族、みたいのが目に見えて少なくなってホッとしている。

連中が好きなのは

テレビで紹介された道の駅メロンパン

郊外アウトレット

ディズニーランド

湘南の海

沖縄

から、多分今頃そのどこかにいるんだろう。

地方の人には申し訳ないけど向こうで発症して2週間隔離されて帰って来ないで欲しい。

2020-08-12

コロナかもしれない

先週の月曜日から37℃中盤の熱が続いている。

主な症状は咳、喉の痛み、鼻水、全身の倦怠感、関節が熱を持ったような痛みだ。

味覚と嗅覚に関しては機能しているとは思うが何だか鈍い、最近食事を美味しいと思えなくなっている、夏の暑さのせいもあるかもしれない。

そんな症状が続いているけれど病院には行かない、いや行けないのだ。

弊社は接客を主とする営業職で、社員数の多さのわりに未だに一人としてコロナ発症者が出ていないのである

そんな中で「発症しました」と声を挙げようものなら、たちまち村八分では済まされず、ここ数週間の行動を洗い出され、何かと難癖を付けてクビを切られてしまうかもしれない。

今はグレーだが、病院に行くと黒になってしまうかもしれない。

グレーで黙っているのは「無症状だったので気がつきませんでした」言い逃れできるかもしれないが、黒では何の言い訳もできない。

先日、熱があることは言わずに同僚に上記のような話題を話したら、彼も全く同じことを考えていた。

「一人目になる訳にはいかない」だれもがそう考えているようだった。

今日意識朦朧としてフラフラしながら働いていたところ、バイト若い子が「この前遊んだ友達コロナに罹ってたみたいなんですが、出社しない方が良いですかね」と電話してきた。

上司は顔を真っ青にして、しばらく出社しなくていいか直ちに検査をするよう伝えていた。

もし彼女罹患していれば、僕もやっと「一緒に働いていて不安だったので病院行ってきました」と心置きなく言えるんだけれど。

救世主よ来たれ。

2020-08-11

anond:20200811112156

日本アビガン含めてそれどころじゃないんですけど。莫大な金注ぎ込んでるのにね

さすが不正研究で名指しされ著名な学術誌や国際学会では口にできないようなことを

国内TV機関誌に撒き散らしているだけある

 

ワクチンはおそらくできるけど(じゃなきゃなんでスパイが暴れてると思ってるんだ)、

子宮頸がんワクチンと同様に問題になるのは副反応

副作用のない薬が無いように副反応の無いワクチンも無い

[ナショジオ] MERSワクチン、開発が進まない理由

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/9272/?ST=m_news


コロンビア大学メイルマン公衆衛生大学院、ジョン・スノウ教授同大学院感染症免疫学センターディレクターを務めるW・イアン・リプキン(W. Ian Lipkin)氏は、

「もし世界中の全ての人にワクチンを接種するとしたら、ある人がワクチンに対して副作用を起こす可能性は、MERS発症する可能性よりも高いだろう」と話す。


◆予防の鍵はラクダ


 SARSときにはウイルス媒介する動物駆除制圧を早めたように、MERSさらなる感染拡大を止めることが何より望まれるという点では誰もが一致している。


 リプキン氏は、最も有効なのがラクダだと期待する。MERSの予防ワクチンを人に接種するのではなく、感染拡大の鍵を握っているらしいラクダへの接種に焦点を移した方がよい。「宿主としてのラクダを根絶すれば、MERSを抑え込む合理的な一撃になるだろう」とリプキン氏。


 ラクダワクチンの開発であれば、人間ワクチンの開発よりも安く、早く、容易に実現するだろうし、人間場合に比べて安全性懸念も小さいとリプキン氏は話す。

 

副反応のほかの問題は、全世界供給する量はないこと

2020-08-10

新型コロナウイルス感染症について

今までコロナウイルスについて考えをまとめるために記す。匿名ダイアリーを用いるのは、所属する組織に何らかの影響を与えることを懸念して(別に過激思想ではないと思うけれども)。

中堅小児科医。専門医取得済み。いわゆる第一波の時は院内に小児患者はいなかった。東京でも都立総合に3,4人程度、いずれも家庭内感染だったそうだ。成人の救急先生重症患者にECMOを回し忙しそうにしているのを横目に眺め、ガラガラ外来病棟で暇を持て余していた。全国のPICUネットワークでも、重症患者はおらず、基礎疾患のある児が関西地方入院しているのみと聞いた。山梨大学乳児CPAの例ではコロナウイルスPCR検査が陽性とのことだったが、続報がなく、個人的には偽陽性であったのではないかと考えている。事前確率が低ければ、検査陽性でも陽性適中率が低くなるからだ。

第二波では、小児の患者も何人か。いずれも症状はほとんどなく、あっても鼻汁程度。成人のCOVIDでは鼻汁やくしゃみは少ないという話ではあったが。家族が陽性→保健所から要請PCR検査を行い、二類感染症として入院という流れ。入院中もほとんど診察はせず、full PPEの看護師さんがバイタルをチェックし、両親に様子を伺い、退院していく。医者がやることは電子カルテ上のオーダーくらい。ホテルもすでに準備され、軽症者は順次ホテルに移っていくだろう。

第一波の時は未知のウイルスであり、 影響が測りきれない部分もあった。緊急事態宣言は、小児医療に関わるものとしては、適切なタイミング・適切な程度で出されたのではないかと考えている。

今回、患者数が再び増え、医療経済とのバランスの中で、どのように今後の方針を決めていくかについて、様々な意見があると感じている。小児科医として、何点か述べたい。

・成人を守るために、子供権利侵害していないか

緊急事態宣言後、公園遊具ロープで縛られ、動物園水族館テーマパークなども軒並み休業した。学校休校となり、大学などは現在でもオンライン授業が続いていると聞く。甲子園も開催されなくなった。スポーツ大会などでは、開催されないことで将来が大きく変化する児童も多くいることだろう。子供の1年、若者の1年の重みは、成人の1年とは異なる。小児がコロナウイルス感染に対して、vulnerableと考えるのであれば、学校休校スポーツ大会の休止は子供を守るためにやむを得ないが、重症化のリスクが低いと見積もれるのであれば、果たして必要措置なのだろうか。重症リスクが高い層を守るのが目的であれば、外出自粛すべきなのは子供大学生ではなく、高齢者になるのではないか。そういった意味では、「旅行は良いが、里帰りは控える」といった経済担当相の発言は、色々叩かれているが、一つの真理を含有している気がする。なお、自粛により家庭に閉じ込められた小児に対して、家庭内暴力や望まない妊娠が増えていることは世界的な事実であることを付け加えておく。

・適切な免疫を獲得する機会を奪っていないのか

静岡厚生病院小児科田中医師がidatenメーリングリストで述べていたことの受け売りではあるが。小児は感染を繰り返しながら、免疫を獲得していく。手足口病や伝染性単核症などは、両親や同世代の間で不顕感染や軽症状を経て、獲得免疫形成される。vaccine preventableでないこれらの疾患は成人発症場合重症化する可能性が高い。「新しい生活様式」を真面目に守れば守るほど、将来プール熱りんご病で思いも寄らない合併症に苦しむ患者を産む結果につながらないのだろうか。

感染症、特にウイルス感染症は「100%絶対にかからないこと」を目標としてはならない。インフルエンザワクチン効果についても然り。接種することで、重篤合併症が防げれば、それは見えづらいが大きな成果である感染 = 悪というデジタル二元論ではなく、ウイルスがそこにある状態で、どうやって生活していくのかを考える必要がある。

新型コロナウイルス感染症については、そもそも感染しても、あるいはワクチンができてそれを接種したとしても、終生免疫が獲得されるのかどうか、という問題もあるが。

議論が恐怖でなく、根拠に基づいて行われているのか

昨年、RSウイルスが大流行した。小児で心肺停止に至る症例もあった。集約施設では毎日のようにハイフローネーザルカニューレが必要症例入院してきたし、気管挿管例も多くいた。

また、インフルエンザによる脳症で、後遺症を残す例も毎年いる。米国では毎年それこそ数万人といった単位インフルエンザによる死亡が見られる。ウイルス感染症は一定確率重篤後遺症を残しうるし、成人でも命を失う方はたくさんいる。このことは、自分の知りうる限り大きくは報道されていないし、「乳児へのRSウイルス感染を防ぐためにマスクの着用を」「インフルエンザ流行しているから外出を控え自粛しましょう」という議論にはならなかった。

RSウイルス感染症は、現時点で有効ワクチン存在せず(パリビズマブはワクチンではなく、適応はいくつか条件がある)、治療薬も存在しない。乳児では重症化のリスクも高いにも関わらず、成人では重症化しないという点で、放置された訳だ。

インフルエンザ治療薬もあり、新型コロナウイルスとは違う」という発言も頻繁に目にするが、オセルタミビルですらWHO必須薬ではない。本邦での使用が大半だと考えられるラニナミビルについては、欧米での治験が中止されるくらい、有効性についてのエビデンスは乏しい。ノイラミニダーゼ阻害薬について、エビデンスがあるのは、一部の薬において、発熱期間を有意に短縮するという点のみだ。

ワクチン接種云々によらず、ウイルス感染症で重症化した患者に対して、できることはとても少ない。抗ウイルス薬を投与した場合でも、重症肺炎脳炎髄膜炎などは、急激に回復が望めるわけではない。それこそ今新型コロナウイルス感染症に対して現在行われているように、ステロイド免疫グロブリン投与など、感染に対して過剰に活発化した免疫を抑えるよりほかない。

恐怖を煽りRSウイルスインフルエンザ対応しろと言っているのではない。新型コロナウイルスはただの風邪とも言わない。新型コロナウイルスについて、「何もわからない」状態から少しずつ情報が集まりデータに基づいた議論可能になりつつある。軽症や無症状も多く含まれ感染者数を毎日発表しつづけることは、果たして有意義なことなのか、発表が徒に恐怖を煽っているだけではないのか、現時点でも封じ込みを目的としてPCR検査を行い、二類感染症として隔離入院を続けるべきなのか。立ち止まって考える時期ではないか

子供権利の話ともつながるが、新型コロナウイルスに関して、「自分死ぬかもしれない中高齢者」の恐怖が、議論を歪め、RSウイルスインフルエンザ感染症などその他ウイルス感染症への対応と比べた時、歪な方針となっていないか

PCR検査について

一般臨床医にとって、ウイルス検査とはあくまで実臨床上補助となるものしかない。発熱咽頭痛、眼球結膜充血を主訴に来院し、周囲で咽頭結膜熱の流行があり、飲水ができず入院必要そう。その場合あくまで診断の裏付けとしてアデノウイルス迅速検査を提出する。出さなくても方針には変わりない。インフルエンザ迅速検査しろ、迅速が陰性であっても病歴から事前確率が十分に高いと判断できれば、ノイラミニダーゼ阻害薬の使用考慮する(必ず投与するわけではない)。医者インフルエンザと診断し、病名をつければ、その患者インフルエンザなのだ

PCR検査陽性の場合、ただ一つ正しい言明とは、「咽頭ウイルス存在する」ことのみだ。インフルエンザ迅速検査陽性で、発熱があっても、咽頭発赤がまったくなく、結果として尿路感染症であった小児などいくらでもいる。主訴がまずあり、病歴・身体所見に矛盾しない。そのうえで検査が陽性である場合治療が正しいものである可能性が高くなる。

検査結果が出るのに月単位時間がかかる感染症もある。例えば猫ひっかき病の原因であるBartonella henselaeは国外しか検査を行えず、結果が帰ってくるまでに患者の症状が消失していることも多い。それでも、臨床的に病名をつけて、治療を行うしかない場面も多々ある。逆に、検査結果がすぐ出て、感染証明されても、何も行わない場面もある。アデノウイルス感染症もそうだが、対症療法しかない感染症もいくらでもある。症状の強弱はあれど、世の中治せる病気ばかりではない。自然に治っていくものの方が多い。

無症状の接触者に対しても積極的PCR検査を行い、診断・隔離を行うという政策(これはもはや医療ではなく、「政策」であろう)は、臨床医として、完全に間違っていると考えている。一部の県では軽症者が増えすぎ、ベッド数が逼迫しており、無症状のものには検査を行わないことにしたそうだ。今後、広がっていくことだろう。

報道のあり方

ティッシュペーパーの買い占め、マスク転売赤の他人自粛強要する一般市民。これらの事象において、報道の影響は看過できない不安や恐怖を煽り、一体何がしたいのだろうか。最低だと思っていた機関の、より最低な姿を見せつけられ、もはや残念とすら思えない。


コロナウイルスの完全な消失、あるいは治療薬・ワクチンの完成を望んでいるとしたら、おそらくそれを実現するのには途方も無い時間を要するだろう。経済活動、あるいはこどもの権利(もちろん病気で亡くならない権利も含めて)を守るためには、ウイルス根絶を目指すのではなく、我々自身の考え方を変えるよりほかない。

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