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2021-10-14

10/16追記埼玉県ワクチン接種センターで働いていたのに労働者ではないと言われた話

現在埼玉県ワクチン接種センター看護師として働いている。

今までで一番クソなワクチンバイトだったので、長くてごめんだけど誰かに聞いてほしい。

(長くなりすぎたので追記は一番下にまとめた)

  

まずざっくり言うと、はじめに聞いていた内容と違う仕事をやらされたり突然出勤調整をされたりしたが、そもそも看護師は県の認識では【労働者ではない】とのこと。要するに何かを訴える権利すらないと伝えられたのである

 

7月募集がかかり、勤務期間は8月から11月末だった。

県の看護協会を通じて募集があり、その後は埼玉県と直接のやりとりをしていた。

 

条件についてはメールで下記が記載されていた。

従事場所

・期間(供給状況で前後する場合あり・施設メンテナンスのため休みになる場合あり)

業務内容

従事時間

・時給(交通費込み・謝金のため社会保険がないこと)

 

なのでてっきり県との直接雇用的な感じだと思っていた。

(肝心なところが抜けていたが、今回は謝金の扱い。しかしこれについてはそもそも謝金の定義から外れていると思ったので後述する)

   

ところが、

 

契約書がなかった。この時点で怪しいと感じて確認するべきだった。

 

一旦当初の内容と違う!の話に戻る。愚痴が止まらず長くなったので流し読みしてほしい。嘘、ほんとは長いけど読んでほしい。し誰かに詳しく教えてほしい。

8月頭はワクチン供給が遅れたことで実際には開始が半月後ろ倒しとなった。それもムカつくけどそれはともかくよ。

 

〈勤務時間について〉

当初メールの文面では、【8:30~19:30で休憩1時間(実働10時間)】となっていた。

今までのバイト先では早く終わったとしても、「早く終わったのは全員がスムーズに動いたかである。偉い。」という考えだったので、事前に言い渡された拘束時間分の給料が支払われていた。

 

てっきり埼玉県もそのようになると思っていたが、早く終わったら1分でも早く帰ってくれとのことであった。

一般的ワクチン充填→ワクチン接種→接種後の観察の順に仕事が終わるが早く終わったところから一刻も早く帰るようにとのことだった。

もちろん税金で働いているので言い分は理解できる。

しかこちらはローテーションというか午前午後で動いており、午後の仕事ワクチン充填だった場合には、みんなと同じ量の仕事ちゃんとこなしたにも関わらず運悪く早く帰らされることになる。

このあたりはフリーで働いている看護師生活に直結するので初日からピリついた。

それなら募集時に伝えておくべきだろう。

そうでなければ最低限の補償は欲しいところである

 

〈接種枠の拡大〉

当初1日の接種数は看護師10人で900人程度/日とのことだった。

ところが蓋を開けたら850人/日だったのは最初の1週間程度で、その後予告なく増加し増員無しで1010人/日の接種を強いられ、最終的には1280人/日枠へと拡大した。

 

まだ会場に慣れておらず、初めましての人たちでスムーズではない時期に1.2倍にするというのは相当イカれている。(中にはワクチン業務経験者もいた)

会場運営側も慣れておらず案内がモタつく上、こちらは時間的にも余裕がなく接種と接種の間に息つく暇もない。喉はカラカラ。接種が追いつかず昼休みが1時間取れないこともあった。

これがせめて全員経験であるとか、看護師の人数に余裕があるとかで余裕を持って業務にあたれるのであれば文句はない。

 

休みなく接種することで集中が切れミスが起こる可能性があり危険である

・予約人数を元に戻すか増員してほしい。

と県の担当者に訴えた。

 

1250人は10人であたるにはさすがに無理があるため、追加勤務を募集すると言い出した。追加採用かと思われたがまさかの出勤を増やせとのことだった。

人によって接種スピードや充填スピードが違うので、どこの会場でも誰かが誰かの負担をする必要がある。これは仕方ないが、異常に遅い人がいると疲弊する。ただでさえ長時間労働で本当は追加勤務できる体力など残っていない。

しかしこうして埼玉県は、誰かが出ないとその日出勤する他の人が苦しむという状況を作りだした。

「私が出ないと人手が足りなくて休憩も取れなくなってしまう…2連勤で疲れてるけどかわいそうだから行かなきゃ…」みたいな善意搾取最低。

そもそも1250人への拡大を想定していたなら最初から多く採用するべき。

しかも私達の訴えには全く耳を貸さず、キャンセルを見越して更に1280人の予約枠に拡大したと言い放った。はて、私達も人間なのだが。

  

長時間労働に追加勤務を強いるのはますます危険なのでやめて欲しい。

12人/日だと余裕がなく、経過観察ブースで何かが起こったとき対応しきれないため、追加採用と13人/日の運用へ切替えて欲しい。

と改めて訴えたものの、県からは下記の回答であった。

「追加採用は現時点で検討していない。また、保険賠償保険的なもの)の都合で看護師は1日12しか雇えないのでこれ以上は増やせない。」

「国からどんどん打つように言われているので予約枠は減らせない。」

   

この1250人接種についてはマジで危険だったし、何か事故が起こる前に対応しろと言い続けたことでようやく10から3名の追加採用が叶った。(しかし1日の上限は12人/日のままである

 

めんまだある!

ワクチンについて〉

当初モデルナの接種会場とあったが、突然「来週アストラゼネカの接種があるのでお願いします。資料読んでおいてください。」ときた。おっと聞いてない。

アストラゼネカmRNAワクチンではなくウイルスベクターワクチンであるため、扱い方が変わってくる。

オランウータンだかチンパンジーだかのアデノウイルスベクターワクチン。一滴でも溢そうものなら次亜塩素酸で拭かなくてはならない。

しかこちらは不織布ガウンを身に纏い、マスクフェイスシールドの完全防備で細心の注意を払って充填、接種作業をするのだ。

モデルナとは勝手が違うのである

もちろん誰もアストラゼネカワクチンを打ったこともなければ接種していない。

 

モデルナやファイザー注射液が白濁しているが、アストラゼネカ無色透明のため入っているのかどうかがパッと見分かりづらい。

ドタバタの中進んでいたため、中身が入っていると勘違いして空のシリンジを打つということも起こった。(筋肉に微量の空気が入ること自体問題なのではない)

本来あり得ないことが起こるくらい、余裕がなかったのだ。

こんな大事イベント、一週間前よりもっとから分かっていたはずなのに一言「来週お願いします」で済まされた。

 

コメントにあったのでついでに異物混入について触れる。

埼玉県場合は事前に薬剤師がチェックしてくれていたので異物混入バイアルについては接種会場には届いていない。該当ロット以外にも弾かれたものはあったのでよくあることで、隠していたというより報告するまでもないという認識だったのでは。知らんけど。

 

〈見通しの甘さ〉

9月に入り全国的に接種が進み、接種率は日毎に上がっていたこと。

また会場自体11月までなので、10月で1回目の接種が終了する。10から一般未成年への接種や当日受付が始まることも予め分かっていたこと。(まだ打ってない方はぜひ)

このことから9月の頭の時点で今後の接種数が減少することは予測できたはずだが、発表された10月のシフトは今まで通り週4日入れられていた。

そのため別の仕事を入れることはせずにいた。

 

しか9月末になって突然「別の会場ががら空きなのでこちらも勤務調整して週3日にする。」と通達された。なぜ今言う…わかっとったやろ…

今更そんな事を言われても直前に代わりの仕事が見つかるはずもない。

追加採用された3名に至っては、勤務調整されることすら私達が伝えるまで説明されていなかった。曜日抑えてきてるのにただの休みになるって…

完全に県の見通しが甘すぎただけなので、シフトが出ていた10月の収入が単純計算で3/4になるのは1ミリも納得いかないし何らかの補償しろと十数人で訴えた。

 

結局県からは「見通しが甘くてすみません。でも初めてのことだったので分かりませんでした。」「税金なので補償は出ません。みんな削っているので我慢してください。」的なことのみに留まった。

→改めて個別に話し合いが行われたもの

補償はやはりできない。納得してはもらえないと思うけどこれ以上は絶対に減らさないと約束します。」とのことで進展はなし。

 

税金税金言うけど、税金湯水の如く使って医療廃棄物どっさり捨ててるのはどこだよ。その医療廃棄物の回収代金は私達の県民税でもあるんですよ…

医療関係の方なら分かると思いますが、注射器を捨てるゴミ箱や消毒に使ったアルコール綿などは専門の業者お金を払って回収してもらっているもの

大きいペールだと回収に数万円かかるといたことがある。(詳しくは不明ですすみません…)本来ケチってケチってぎりぎり閉まるくらいまで使わないと怒られる高価なゴミ箱。それを半分にも満たないくらいで毎日交換することを平気でしているくせに、税金税金言われたくない。

 

長らく愚痴を書き綴ってすみません

労働者ではない】問題について

4ヶ月あるし民間とは違って面倒くさそう…なんらかの契約書的なものがあるのだろうと思っていたが、募集時のメールの文面と同じようなこと(期間、時給、勤務時間)が書かれた紙ペラ1枚が配られただけであった。

 

職員の態度を見るに、どうせ使い捨ての駒なので相談すると言いつつ11月までスルーで良いだろう感が出ていたが、あれこれ納得がいかないので各自で色んな所に相談をしていた。

 

 

なんでこれを書くまでに至ったかと言うと、ごめんなさいを言うのは現場に来ている担当者のみで、上の人が一切出てこないから。

初期対応もっと誠実に対応してもらえたらそこで少しは収まっていたと思います

そうでなかったためにこうして書きました。

接種率や供給量、予約数によって期間が変更になることも理解しており、これ以上どうにもシフトが増やせないことも分かっている。

 

ストライキしたいけれど、やはり全員でストライキキメるというのは現実的に難しいというのと、フリーター的にお金がもらえなくなるのは生活に直結するので困る…という狭間ストライキまで辿り着かない。

 

とりあえず下記の何箇所かに相談した。

埼玉県労働相談センター

直前の勤務調整と、せめてもう少し事前に伝えられていたら仕事にありつけたのにという機会の損失について相談

労働条件の切り下げにあたる。本来稼げた分が稼げなかったので補償対象となるだろう。紙ペラ労働条件通知書にあたるかは見てみないとわからないが違うかも。労働者に通知することは必須なので、通知せずに仕事をさせているという普通ありえないことが起こっている。まずはどういう契約なのかを再度確認してみてとのこと。

医療人材部や人事委員会が良いかもと紹介される。

 

埼玉県医療人材部〉

こことはワクチン業務関係ないとのことでワクチンセンター本部へ回される。

 

埼玉県保健医療部ワクチン接種センター本部

意訳でごめんだけど

Q.契約書らしき契約書がなかったが、県と看護師はどのような関係なのか。

契約はしていない。労働条件通知書も出していない。業務委託でもない。単純に報酬

Q.では契約していないし勝手に来て働いただけで労働者ではないということか。

労働者ではない。だから社会保険もない。

との説明だった。こちとら謝金やが源泉徴収クソほど引かれとんねんだし社会保険がなくても労働はするだろ…

呼ばれてるから勝手に来たわけではないけどさ、看護師じゃないとできない仕事をさせておいてその言い方?と声を荒らげそうになったが大人なので耐えた。

埒が明かないので、この話はやめて簡素すぎる給料明細に移った。(合計勤務時間源泉徴収・支払額しか載っておらずどう計算しているのか分からない。昼休み削られた分が正しく計算されているのかこれでは分からないため全体に説明してほしいと伝えた。)

クソムカつくので終話。

 

埼玉県労働局〉

ここでも労働相談センターと同じ質問をしてみるが、やはり契約がないということがあり得ないとのことだった。

から契約書なし、ただの報酬労働者ではないと言われたと伝えると、県がそんなことするんだねとのこと。

でも曜日時間の拘束があり、接種や観察など資格を持つ看護師からできることをしているし実態としては完全に労働者と考えられるとのこと。契約もせず仕事をさせているのは良くないので県の人事委員会相談してみてとのこと。たらい回しがすごい。

 

埼玉県人事委員会

Q1.保健医療部に労働者ではないと言われたが、労働局には実態としては完全に労働者と言われたが、では私達は何なのか。

Q2.労働相談センター労働局と同じ内容

すると、詳しく聞きたいとのことで審査相談担当へ回される。

が、

労働からこちらに回ってきているということは問題である判断したのだと思うけど、人事委員会は県の職員を守る場所契約がない以上県の職員ではないので担当者にこのような問題が上がっていると伝えることしかできずこちらは動けない。質問や不満については県の担当者から返答させる。終了。

 

とりあえず県の機関相談しても進まないので国に相談するべきか

  

ここからは、どなたか詳しい方に教えていただきたいです。

労働条件通知書などの契約書は一切交わしていませんが、では今私達は何の対価になるのでしょうか。働いたからではないのでしょうか。では労働って何?

 

保証は出せないというが他自治体ワクチン接種バイトだと、日程を抑えた分で自治体都合のキャンセル場合には出しているところもあるとのこと。

 

短期から契約は交わさない。労働者ではないとなると、どこに相談しても解決に繋がらない=声を上げることはできない。これが県の仕事でまかり通るならば、一般企業だって同じことをしていいことになるのでは?

契約せず働かせて、例え文句が出ても「お前は労働者じゃないか補償は出ない」「組合も作れないか泣き寝入りオンリー」で許されてしまうなら、すべての会社ブラック企業化してしまうのでは…

  

今回の県の対応看護師の誰も経験したことのない酷さだったので誰かに読んでほしくて全て書きました。進展あれば追記するかもしれません。

 

引っ越して出ていっても埼玉県一生ふるさと納税しない。

  

 

追記10/15

思ったよりも多くの反応をいただいた。

  

・時給について

記載しておらず申し訳ない。個人的には公表しても構わない。

しかし県の接種センター11月まで続くこと、私以外にも多くの人が働いていてこの訴えが全員の総意ではないし、公表しないでと思っている人もいるだろうから一旦そうさせてほしい。

募集が出た7月は接種率がクソ低かったのと、職域も進み全国的に人手が足りていなかった時期。県内の接種率&国家資格から出来る仕事&急務だったことを考えると個人的には妥当金額だったと思う。

普通看護師バイトよりワクチン接種は割がいいのも、短期間でお金が欲しかったのも事実。3回目があるなら働きたいのも本音!(「看護師 ワクチン 求人」で何となく出てくる)

私は何よりもお金が欲しくて働いている。

また、頼まれ仕事はしているし「時給が高いのだからそれくらい我慢しろ!」はおかしいはず。時給は関係なく条件は守られるべきだ。

また、これは埼玉県の接種会場の話で、市町村対応が異なるためどこの会場でもこうなっているわけではない。他でも働いたが派遣を挟んでいる自治体は私の感覚ではまともだった。

労基へとの声もありましたが、相談した人によると労働者として契約していないため相談を聞くだけだったとのこと。

同じように労働組合を作ろうにも、労働者じゃないと言われてからはどうにもできないため、コメントで頂いたようなところに相談をしようと思う。

 

・謝金について

謝金扱いだから労働契約がないとのことだったが、時間や勤務場所が拘束されていること・この仕事しろと指示されていることなから、「使用従属関係」が発生するのではないか

また、謝金の場合100万円以下は源泉徴収率が10.21%と見たのですが普通に乙で引かれているので8月給与20%引かれている。県が実際どう認識しているのかは不明

  

追記10/16

県に個別メールを送った人は、それぞれ面談をした。

また、県と看護師関係についてはメールで統括参事という方から回答が返ってきた。誰ェ。

文章になると更にムカつくので読んでみて欲しい。

  

"看護師の皆様への依頼は、保政第569-1号通知に基づく業務応援(つまり雇用関係になく、スポット応援を依頼している)という業務形態です。

そのため、労働基準法は適用されないこと、及び、休業補償は行われないことについて、何卒ご理解くださるようお願いいたします。"

  

なぜこれを最初にしっかり説明しなかったのだろうか。どういう関係かも明示されず働かせて、声を上げたらこれって。民間よりよっぽどブラックだ。

労働関係にないならこれ以上声を上げたって無意味じゃないか

資格がある人にしかできない仕事応援やらせたの?あんなに追加勤務強いられてたのにあれって応援依頼だったの?応援しなかったら接種進まなかったのに?ハァ〜〜???

  

埼玉県ワクチン担当の偉い人みんな風邪引け。

2021-08-11

和訳コロナワクチンでADEが問題にならなかった理由(MedPage Today)

和訳コロナワクチンでADEが問題にならなかった理由(MedPage Today)

〜新種のワクチンであっても、抗体依存性増強が問題となる可能性は低い〜

by Veronica Hackethal, MD, MSc, Enterprise & Investigative Writer, MedPage Today

2021年3月16日

(原文記事

Why ADE Hasn't Been a Problem With COVID Vaccines(MedPage Today)

https://www.medpagetoday.com/special-reports/exclusives/91648

パンデミックの初期に、科学者たちはCOVID-19ワクチン有効性と安全性を確保するための最良の構築方法について、さまざまな議論を行いました。その中には、他のウイルス感染症やワクチンで見られる、死に至る可能性のある免疫現象である抗体依存免疫増強(ADE)」に関する議論もありました。

これまでのところ、COVID-19ワクチンによるADEの報告はありません。しかし、COVID-19ワクチンのADEに関する懸念は、ウイルスの亜種が緊急に発生したことで再び浮上してきました。ADEとは一体何でしょうか?過去経験から何がわかっているのでしょうか?また、なぜ専門家COVID-19ワクチンでは問題ないと言っているのでしょうか?

◇ADEの特徴

ADEはさまざまな経路で発生しますが、おそらく最もよく知られているのは、いわゆる「トロイの木馬」経路です。これは、過去感染ワクチン接種によって生じた非中和抗体が、再び病原体さらされたときに、その病原体シャットダウンできない場合に起こります

トロイの木馬」経路とは、過去感染ワクチン接種によって生じた非中和抗体が、再感染時に病原体シャットダウンできず、かえってウイルス侵入を許し、通常は侵入できない細胞一般的にはマクロファージなどの免疫細胞)で増殖してしまうというものです。ハーバード大学T.H.チャン公衆衛生大学院バリーブルーム医学博士は、MedPage Today取材に対して次のように述べています

「ADEの原因は、ウイルスに対する抗体中和されないことです。ウイルスに対する抗体中和されず、抗体受容体を持つ細胞ウイルスが取り込まれしまうことにあります。これが、通常は感染しないような細胞ウイルスを取り込む方法です」とブルーム氏は言う。

ADEは、中和抗体ウイルスと結合して感染を阻止する抗体)の存在量が十分に少なく、感染を防ぐことができない場合にも起こります中和抗体は、ウイルス粒子と免疫複合体を形成するため、かえって病気悪化させることがあります

過去経験はADEについて何を教えてくれるのか?

トロイの木馬型ADEの典型的な例は、デング熱です。デング熱には4種類のウイルス存在します。それぞれのウイルスには違いがあり、過去に1つのウイルス感染たからといって、別のウイルスから守るのに十分な抗体ができるとは限りません。

ADEはデング熱ワクチン接種後にも発生しています。例えば、2016年に4つの血清型すべてを防御するデングワクチンが開発され、フィリピンで80万人の子どもたちに接種されました。ワクチンを接種し、その後、野生型デングにさらされた子どものうち、14人が死亡しましたが、これはより重症化したためと考えられます。それ以来、このワクチンは、すでにデング熱感染したことのある9歳以上の子どもにのみ推奨されています

もう一つの典型的な例は、米国で行われた呼吸器合胞体ウイルス(RSV)の不活化ワクチン臨床試験中にADEが発生したことです。1967年臨床試験に参加してワクチンを接種した子どもたちが、その後、社会ウイルスに遭遇した際に、より重篤なRSV疾患を発症しました。2人の幼児が死亡しました。このワクチンは、肺閉塞や呼吸器疾患を引き起こす免疫複合体形成と関連しており、RSVワクチンの開発はかなり停滞しました。

同様に、1960年代米国で開発されていた不活化麻疹ワクチンでもADEの事例が発生しました。ワクチンを接種した子ども重症化したため、ワクチンは中止されました。現在米国使用されている弱毒化した麻疹生ワクチンでは、ADEは発生していません。

COVID-19コロナワクチンではADEは問題にならない

科学者たちは、COVID-19ワクチンではADEはほとんど問題にならないと言っていますが、これは何を根拠にしているのでしょうか?

COVID-19ワクチン開発の初期段階から科学者たちはADEを引き起こす可能性が最も低いSARS-CoV-2のタンパク質ターゲットにすることを目指していた。例えば、SARS-CoV-2の核タンパク質を標的にすると、ADEを引き起こす可能性があることがわかったとき、彼らはすぐにそのアプローチをやめた。最も安全方法スパイクタンパクS2ブユニットを標的とすることであると考え、それを実行したと、Derek Lowe博士はScience Translational Medicineのブログ「In the Pipeline」で書いています

科学者たちは、ADEを探すために動物実験計画しました。そして、緊急使用許可を得たCOVID-19ワクチンの実世界でのデータでもADEを探しています。今のところ、その兆候は見られません。実際には、その逆のことが起こっているとLowe氏は指摘しています

「疑いの余地がないと思われるのは、ワクチンを接種した被験者から重篤コロナウイルス感染者が出ず、入院もしていないということです。これは、ADEが起こっている場合に予期されることとは正反対現象です」と彼は書いている。

さらに、ADEは緊急の問題であり、非常に劇的なものになりますトロントにあるマクマスター大学病理学・分子医学准教授であるブライアン・リヒティ博士は、「もしこれらのワクチン問題があるとしたら、今頃は発見されているでしょう」。

「(ADEが発生したら)すぐに死んでしまますよ。私が知っているADEは、すべてのケースで、それは急性で、ほとんどがサイトカインに起因する事象です」と彼はMedPage Todayに語っています

唯一の例外は、中国で開発された不活性化された全細胞ワクチン、つまり「殺した」ワクチンかもしれません。このワクチンには、1960年代にADEの原因となった麻疹ワクチンやRSVワクチン使用されたのと同じアジュバントであるミョウバン使用されていますブルーム氏によると、中国の不活化全細胞ワクチンは、これらの古いワクチンと同様にADEを引き起こす可能性が「考えられる」とのことです。

「このワクチン米国で日の目を見ることはないでしょうし、言及する価値もないかもしれません。中国製の全球殺虫ワクチンで実際にADEが発生した例はありませんし、あったとしても報告されていません」と述べています

バリアント(変異株)については?

現在COVID-19ワクチンは、世界的に流行したSARS-CoV-2の原型を防ぐために開発されたものである。亜種(変異株)が増えるにつれ、科学者たちは、これらの亜種の1つがADEを引き起こすほどの違いを持つようになるのではないかという疑問を提起してきた。Lichty氏によると、今のところ、この懸念は仮説に過ぎないようです。

「これまでのところ、COVID-19ワクチンでADEが発生したという証拠はありません。すべて理論的なものです」と述べています。「これまでのところ、ADEは既存ワクチンウイルス変異体では問題にならないという証拠があると思います」。

その理由の1つは、SARS-CoV-2が、ADEを引き起こすような形でマクロファージに影響を与えていないだけかもしれないが、科学者たちはまだ詳細を調べているところである。ADEは、HIVエボラ出血熱コクサッキーウイルスSARSMERSなどのコロナウイルスなど、他のウイルス自然感染した場合にも報告されている。

「今回のパンデミックを通じて、科学者たちはSARS-CoV-2に関連するADEを探してきましたが、これまでのところ、その事例は見つかっていません」、とLichty氏は指摘します。

「このコロナウイルスは、すでに人間に十分に適応しているので、中和しない抗体との相互作用マクロファージ侵入したとしても、マクロファージが明らかな病態を引き起こすのに十分なサイトカインを産生できないのかもしれません」と述べています

◇新しいワクチンはより安全

mRNAワクチンアデノウイルスベクターワクチン比較的新しいワクチンであるため、躊躇してしまうかもしれませんが、ブルーム氏によれば、これらのワクチンは、ADEの観点から見ると、古いタイプワクチンよりも安全性プロファイルが優れています

「肝心なのは、新しい技術は新しいウイルスパンデミックへの対応が早いだけでなく、より安全で、より明確に科学的に設計されているということです」と彼は言います。「Sタンパク質ワクチンは、よりクリーンで、より慎重に定義されており、より低リスクです。Sタンパク質ワクチンは、よりクリーンで、より慎重に定義されています。そのため、ADEの可能性は、以前のウイルスワクチン製造方法よりもはるかに低いのです」と述べています

最終更新日2021年3月18日

Veronica HackethalはMedPage TodayEnterprise and Investigative journalismチームのレポート担当しています

2021-08-04

コロナ風邪

どうして風邪じゃないという人がいるのかわからん

風邪症候群は鼻腔から咽頭喉頭までの気道である上気道に急性の炎症が起こる疾患を総称して呼ぶ

風邪症候群の原因となる病原体は80~90%がウイルスと言われている。主なウイルスとして、ライノウイルスコロナウイルスが多く挙げられ、続いてRSウイルス、パラインフルエンザウイルスアデノウイルスが続く。

2021-06-12

anond:20210612140226

アルコール消毒が効かないという点では、

ライノウイルス以外にも、アデノウイルス風邪症状になるので、どのウイルス感染してるかまでは断言はできないです。

石鹸での手洗いを徹底したり、熱湯消毒の頻度を高くすると良いかもしれません。

2021-06-09

中国シノファームワクチン有効性「78.1%」がハッタリだった可能

アマゾンで売られてるゴミ品質を知ってる日本人からすれば、

「まあそうだよね」って感じで驚きはないなw

中国が発表する「数字」は信用できない

朝香

経済評論家

シノファームワクチンへの疑念

インド洋に浮かぶ島国セーシェルでは、人口の7割以上がワクチン接種を終えているというのに、コロナ感染者数が大幅に増加している。セーシェル政府によると、5月第1週に感染確認された人のうち1/3以上がワクチン接種を終えていたが、その大半が中国のシノファーム製のワクチンを打っていたという。

モルジブバーレン、チリウルグアイなどのワクチン接種率も5割を超えているが、やはり同様の現象が起こっている。特にモルジブバーレンでは、人口10万人あたりの死者数がインドを上回る状況となっている。そして、これらの国々でも、ワクチン接種を終えた人たちの中でシノファーム製のワクチンの利用率が高いことがわかっている。

Gettyimages

中国でも当然ながら、シノファーム製を中心としたワクチン接種が進んでいる。人口がおよそ1億人の広東省は、ワクチン接種が5000万回を超え、中国全土の中でもワクチン接種率はかなり高い方だ。だが皮肉にも、この広東省でも感染が拡大している。

深圳市では感染リスク低減のため、工場労働者に週末も工場内の宿泊施設にとどまるよう指示が出された。広州市中心部では再びロックダウン措置が発動された。

ここで興味深いのは、広州市で、ロックダウンと同時に、なぜかワクチン接種が停止になったことだ。公式には、人々の間でワクチン接種人気が非常に高まっていることから過密になる事態を避ける必要があることと、医療資源PCR検査に集中させるためだとしているが、これを頭から信じることはできない。

一方で、同じ中国企業のカンシノバイオ社製のアデノウイルスベクターワクチン広州市に運び込まれたことが報じられた。上記理由ワクチン接種の停止を決めたならば、新しいワクチンをわざわざ運び込むというのもおかしな話である

この状況を整合性を考えて判断すると、シノファーム製のワクチンでは感染防止効果が期待できなくなり、こちらの利用を一旦停止させながら、今後は新たにカンシノバイオのものに置き換える方針なのではないだろうか。

果たして本当のデータなのか

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/83995

2021-02-21

アストラゼネカ アデノウイルス

ファイザー RNA

モデルナ RNA

RNA型は不安定なため、移送や保存に極低温フリーザー必要アデノウイルス型は冷蔵

・どのワクチンも筋注

・接種後の痛みはRNA型ではほとんどで起こるが、アデノウイルス型は約半数でしか起こらない

アストラゼネカ製造拠点を増やすことができる

2020-08-21

上司全然帰らなくて草

たすけてください。直属の上司が、体調が悪いのに全然帰ってくれませんでした。(知恵袋の書き出しみたいだな)

上司は2日前には38℃弱の熱が出ていて、今日にはのどの痛み、リンパの腫れを訴えていました。そのうえ喘息もちなので、それはもうコンコンコンコンコンコンコン咳き込むし、たぶん痰も吐いてました。

8月上旬アデノウイルスによるプール熱だかを発症していて、のど痛もリンパもそれによるものだとごまかし、全然帰ろうとしません。

かにあなたは独り身だし友達もいなさそうだし、自分のせいで命の危険さらして困るような相手はいいかもしれないけど、こちらには家族もいるし、友達もいる。そう、あなたと違って。

しかも私は今日、いつも楽しみにしている大事友達との定例のごはんカラオケの日だったのに。中途半端なことをするのでそれも一度断らざるを得なくなりました。早く受診して早く陰性だとわかれば、こんな思いしなくても済んだのに。これで私が働く意欲なくしたらどうすんの?あんたが代わりに私の仕事できんの???

ちょっと口が悪くなってしまいました。が、そうも言いたくなるくらい彼はきちんと病院受診することを拒みました。午前10時頃から説得して、結局帰ったのは14時頃です。

職場の数名と顔を合わせてとる昼食も、今日はひっそりと上司だけをいつもの部屋に残し、あとはみんな別室で。それだけ避けられていながら、何故すぐ帰らなかったのか???(本当は昼食前に帰ってほしかった)

第一最近では毎日検温を義務付けられていて、熱があることも知りながら何故出勤していた???

私はその上司デスクが隣同士です。職場の誰よりも近い位置にいます上司そもそも部下から尊敬されるようなタイプではありませんが、もし自分コロナ陽性者だったとしたらほぼ常に隣にいる私が危ない、と思ってくれていたなら。早々に帰って病院にかかってくれたのではないか

それが本当に悲しい。そしてやっぱりこの人は自分のことしか考えていないし、尊敬に値しないと思った。私も他人にとやかく言えるほど仕事もしないし出来た人間ではないけど、せめてそういう誠意というか姿勢を見せてくれたならなあ。

そのひとつ上の上長上長で、私やほかの職員の説得もきかないから頼ったのに。上長だってまだ若い奥さんと小さなお子さんがいるのに。結局ちゃんPCR受けろと強くは言わず挙句「あの話の流れだと受けないかもしれないね~」って、は?????

しかも、次の日曜日には職場の有志によるボランティア活動が控えていますが、そこには地域のひとも来るわけです。このままうやむやにしてそこで感染が広がったらどうするつもりなんでしょうか。だったら熱中症心配ですし早々に延期にしたらどうでしょうか。いやそもそも早く帰って早くPCR受けて結果だしてくれてたらこんな悩む必要もないんだってば。

上司ミスを平気で部下になすりつけるようなひとです。自分感染源だったとしても、うつされて体調を崩した私が最初の陽性者になったなら、きっと全責任を私に負わせるでしょう。そうなると下手したら全国ニュースものです。そういう業界なので。

まあ、これを機にやめてやってもいいけど。

先輩が私を心配してくれて、マスク二重にしたほうがいいよとマスクをくれました。コロナじゃないにしても、アデノの感染力は高いからと。その先輩は「心配なので」「悪くならないうちに」「今日やらなければいけないことは私がやるので」と、早く帰るよう促しまくり、しかブラウザを開かせて「このページを見てください」と地元コロナ症例を読ませてめちゃくちゃ脅かしていました。私も恐ろしくなるくらいにwなのに全然帰らない。

その後出勤してきた後輩(勤務形態がちがう)も「具合悪いって聞きましたが帰れます?」と退勤を促してくれましたがそれでも帰らず。普段職員がみんなでいるところで平気で昼飯を食い、別室で来客を対応し、上長とひとしきり話した後ようやく帰ることになり、その帰り際に「ちゃんと結果を連絡してくださいね」とくぎまで刺してくれました。よくもまあ2周りも違う若い子にこんなこと言わせる上司だこと…

結果、日常的にさみしい彼は「なんか心配してくれてありがとう…///」みたいな感じでこちらの意図なんて全然汲んでくれませんでしたとさ。

別に彼のことは人間として好きでもないし、上司としても特段いいなとも思わないというのが大前提ですが。

例えば、今日中にやらなければならない仕事があったとしても、職場人間特に私)の命に関わるかもしれないことを差し置いて、それ以上に大切なことってあるんだろうか。私は役職ではないけど、個人情報を取り扱う立場にはある。彼の仕事を代わりにできなくもない立場にいる。なんなら、上長だって午前の出張を終えて帰ってきて午後はずっといる。何故そこに頼らないのか。普段常識はずれな頼みごとをしてくるくせに、何故こういうときに「じゃあ帰るからこれやっておいてくれる?」と言えないのか。

それって、シンプルに、私や、ほかの職員に対して信頼がないってこと。

そして、職場人間特に私)の命を危険さらし続けているのだから私たちの命なんてどうでもいいって思っているということ。

コロナや、それだけじゃなく誰かにうつ可能性のある感染症にかかることは、決して悪いことではないとわかっています。たとえ隠れて県外へ行ったりキャバクラに行ったりしてそこでうつされたとしても、それに関して文句は言うまい。(私も県外には行ったから。)

だけど、そこから先。体調が悪いことをわかっていながら対応しないのは、あなた自身はそれでいいかもしれないけど、あなたの隣にいる私、私の家族、私の友達家族職場友達家族友達職場友達友達友達友達職場職場に来たお客さん。…――引いてはそうやって、私と関係は遠くても、私にも顔が浮かぶような相手にまで、迷惑がかかる可能性がある。

そういう想像力のない、もしくは想像していてもどうでもいいと思う、世間の目ばかりを気にして、内側のことはまったくの蔑ろにする上司

たすけてください。私はこんなひとの下でもう働きたくありません。

2020-08-10

新型コロナウイルス感染症について

今までコロナウイルスについて考えをまとめるために記す。匿名ダイアリーを用いるのは、所属する組織に何らかの影響を与えることを懸念して(別に過激思想ではないと思うけれども)。

中堅小児科医。専門医取得済み。いわゆる第一波の時は院内に小児患者はいなかった。東京でも都立総合に3,4人程度、いずれも家庭内感染だったそうだ。成人の救急先生重症患者にECMOを回し忙しそうにしているのを横目に眺め、ガラガラ外来病棟で暇を持て余していた。全国のPICUネットワークでも、重症患者はおらず、基礎疾患のある児が関西地方入院しているのみと聞いた。山梨大学乳児CPAの例ではコロナウイルスPCR検査が陽性とのことだったが、続報がなく、個人的には偽陽性であったのではないかと考えている。事前確率が低ければ、検査陽性でも陽性適中率が低くなるからだ。

第二波では、小児の患者も何人か。いずれも症状はほとんどなく、あっても鼻汁程度。成人のCOVIDでは鼻汁やくしゃみは少ないという話ではあったが。家族が陽性→保健所から要請PCR検査を行い、二類感染症として入院という流れ。入院中もほとんど診察はせず、full PPEの看護師さんがバイタルをチェックし、両親に様子を伺い、退院していく。医者がやることは電子カルテ上のオーダーくらい。ホテルもすでに準備され、軽症者は順次ホテルに移っていくだろう。

第一波の時は未知のウイルスであり、 影響が測りきれない部分もあった。緊急事態宣言は、小児医療に関わるものとしては、適切なタイミング・適切な程度で出されたのではないかと考えている。

今回、患者数が再び増え、医療経済とのバランスの中で、どのように今後の方針を決めていくかについて、様々な意見があると感じている。小児科医として、何点か述べたい。

・成人を守るために、子供権利侵害していないか

緊急事態宣言後、公園遊具ロープで縛られ、動物園水族館テーマパークなども軒並み休業した。学校休校となり、大学などは現在でもオンライン授業が続いていると聞く。甲子園も開催されなくなった。スポーツ大会などでは、開催されないことで将来が大きく変化する児童も多くいることだろう。子供の1年、若者の1年の重みは、成人の1年とは異なる。小児がコロナウイルス感染に対して、vulnerableと考えるのであれば、学校休校スポーツ大会の休止は子供を守るためにやむを得ないが、重症化のリスクが低いと見積もれるのであれば、果たして必要措置なのだろうか。重症リスクが高い層を守るのが目的であれば、外出自粛すべきなのは子供大学生ではなく、高齢者になるのではないか。そういった意味では、「旅行は良いが、里帰りは控える」といった経済担当相の発言は、色々叩かれているが、一つの真理を含有している気がする。なお、自粛により家庭に閉じ込められた小児に対して、家庭内暴力や望まない妊娠が増えていることは世界的な事実であることを付け加えておく。

・適切な免疫を獲得する機会を奪っていないのか

静岡厚生病院小児科田中医師がidatenメーリングリストで述べていたことの受け売りではあるが。小児は感染を繰り返しながら、免疫を獲得していく。手足口病や伝染性単核症などは、両親や同世代の間で不顕感染や軽症状を経て、獲得免疫形成される。vaccine preventableでないこれらの疾患は成人発症場合重症化する可能性が高い。「新しい生活様式」を真面目に守れば守るほど、将来プール熱りんご病で思いも寄らない合併症に苦しむ患者を産む結果につながらないのだろうか。

感染症、特にウイルス感染症は「100%絶対にかからないこと」を目標としてはならない。インフルエンザワクチン効果についても然り。接種することで、重篤合併症が防げれば、それは見えづらいが大きな成果である感染 = 悪というデジタル二元論ではなく、ウイルスがそこにある状態で、どうやって生活していくのかを考える必要がある。

新型コロナウイルス感染症については、そもそも感染しても、あるいはワクチンができてそれを接種したとしても、終生免疫が獲得されるのかどうか、という問題もあるが。

議論が恐怖でなく、根拠に基づいて行われているのか

昨年、RSウイルスが大流行した。小児で心肺停止に至る症例もあった。集約施設では毎日のようにハイフローネーザルカニューレが必要症例入院してきたし、気管挿管例も多くいた。

また、インフルエンザによる脳症で、後遺症を残す例も毎年いる。米国では毎年それこそ数万人といった単位インフルエンザによる死亡が見られる。ウイルス感染症は一定確率重篤後遺症を残しうるし、成人でも命を失う方はたくさんいる。このことは、自分の知りうる限り大きくは報道されていないし、「乳児へのRSウイルス感染を防ぐためにマスクの着用を」「インフルエンザ流行しているから外出を控え自粛しましょう」という議論にはならなかった。

RSウイルス感染症は、現時点で有効ワクチン存在せず(パリビズマブはワクチンではなく、適応はいくつか条件がある)、治療薬も存在しない。乳児では重症化のリスクも高いにも関わらず、成人では重症化しないという点で、放置された訳だ。

インフルエンザ治療薬もあり、新型コロナウイルスとは違う」という発言も頻繁に目にするが、オセルタミビルですらWHO必須薬ではない。本邦での使用が大半だと考えられるラニナミビルについては、欧米での治験が中止されるくらい、有効性についてのエビデンスは乏しい。ノイラミニダーゼ阻害薬について、エビデンスがあるのは、一部の薬において、発熱期間を有意に短縮するという点のみだ。

ワクチン接種云々によらず、ウイルス感染症で重症化した患者に対して、できることはとても少ない。抗ウイルス薬を投与した場合でも、重症肺炎脳炎髄膜炎などは、急激に回復が望めるわけではない。それこそ今新型コロナウイルス感染症に対して現在行われているように、ステロイド免疫グロブリン投与など、感染に対して過剰に活発化した免疫を抑えるよりほかない。

恐怖を煽りRSウイルスインフルエンザ対応しろと言っているのではない。新型コロナウイルスはただの風邪とも言わない。新型コロナウイルスについて、「何もわからない」状態から少しずつ情報が集まりデータに基づいた議論可能になりつつある。軽症や無症状も多く含まれ感染者数を毎日発表しつづけることは、果たして有意義なことなのか、発表が徒に恐怖を煽っているだけではないのか、現時点でも封じ込みを目的としてPCR検査を行い、二類感染症として隔離入院を続けるべきなのか。立ち止まって考える時期ではないか

子供権利の話ともつながるが、新型コロナウイルスに関して、「自分死ぬかもしれない中高齢者」の恐怖が、議論を歪め、RSウイルスインフルエンザ感染症などその他ウイルス感染症への対応と比べた時、歪な方針となっていないか

PCR検査について

一般臨床医にとって、ウイルス検査とはあくまで実臨床上補助となるものしかない。発熱咽頭痛、眼球結膜充血を主訴に来院し、周囲で咽頭結膜熱の流行があり、飲水ができず入院必要そう。その場合あくまで診断の裏付けとしてアデノウイルス迅速検査を提出する。出さなくても方針には変わりない。インフルエンザ迅速検査しろ、迅速が陰性であっても病歴から事前確率が十分に高いと判断できれば、ノイラミニダーゼ阻害薬の使用考慮する(必ず投与するわけではない)。医者インフルエンザと診断し、病名をつければ、その患者インフルエンザなのだ

PCR検査陽性の場合、ただ一つ正しい言明とは、「咽頭ウイルス存在する」ことのみだ。インフルエンザ迅速検査陽性で、発熱があっても、咽頭発赤がまったくなく、結果として尿路感染症であった小児などいくらでもいる。主訴がまずあり、病歴・身体所見に矛盾しない。そのうえで検査が陽性である場合治療が正しいものである可能性が高くなる。

検査結果が出るのに月単位時間がかかる感染症もある。例えば猫ひっかき病の原因であるBartonella henselaeは国外しか検査を行えず、結果が帰ってくるまでに患者の症状が消失していることも多い。それでも、臨床的に病名をつけて、治療を行うしかない場面も多々ある。逆に、検査結果がすぐ出て、感染証明されても、何も行わない場面もある。アデノウイルス感染症もそうだが、対症療法しかない感染症もいくらでもある。症状の強弱はあれど、世の中治せる病気ばかりではない。自然に治っていくものの方が多い。

無症状の接触者に対しても積極的PCR検査を行い、診断・隔離を行うという政策(これはもはや医療ではなく、「政策」であろう)は、臨床医として、完全に間違っていると考えている。一部の県では軽症者が増えすぎ、ベッド数が逼迫しており、無症状のものには検査を行わないことにしたそうだ。今後、広がっていくことだろう。

報道のあり方

ティッシュペーパーの買い占め、マスク転売赤の他人自粛強要する一般市民。これらの事象において、報道の影響は看過できない不安や恐怖を煽り、一体何がしたいのだろうか。最低だと思っていた機関の、より最低な姿を見せつけられ、もはや残念とすら思えない。


コロナウイルスの完全な消失、あるいは治療薬・ワクチンの完成を望んでいるとしたら、おそらくそれを実現するのには途方も無い時間を要するだろう。経済活動、あるいはこどもの権利(もちろん病気で亡くならない権利も含めて)を守るためには、ウイルス根絶を目指すのではなく、我々自身の考え方を変えるよりほかない。

2020-05-04

anond:20200504093828

ワイもあがったりやで。

あんまり知られとらんけどワイはアデノウイルスなんやで。

アデノ→アテノ→ワテノ→ワイノ→ワイやで

2020-04-10

anond:20200410210422

風邪を起こす比較的無害なコロナだって4種は確定しているし、

それ以外のライノウイルス、てRSウイルス、パラインフルエンザウイルスアデノウイルス

だってだいたいわかってるんよ。

個別ちゃんワクチンを作ればほぼ完全に対処できるはずだよ。

ただ、インフルエンザだけでも、毎年変異に合わせてワクチンを作り替えないといけないのが面倒。

ただそれだけのこと。

2020-02-25

中国新型コロナウイルス治療ガイドライン進化概要

中国では新型冠状病毒肺炎诊疗方案(试行第六版)つまり新型コロナウイルス肺炎の診断と治療計画短期間の間に6回バージョンアップして公開しています

最新は2月19日リリースされました。

全文翻訳しませんが、5から6でどのような修正があったのかをまとめた資料がありますので、それを日本語にしてみました。

急いで翻訳したので、日本語おかしいところもあるかと思いますがご容赦ください。





新型コロナウイルス肺炎の診断と治療計画Version 6)

2020年2月19日に、中国国家保健衛生委員会は「新型コロナウイルス肺炎の診断と治療計画Version 6)」(以下「Ver.6」と呼びます)を発行しました。

I.感染

感染経路が「咳やくしゃみなどの飛沫感染接触感染が主な感染経路」から飛沫感染と密着接触感染が主な感染経路」に変更されました。「接触」の前に「密着」という言葉が追加されました。

また、「比較的閉鎖された環境高濃度エアロゾルに長時間さらされると、エアロゾル感染する可能性」を追加しました。

II.臨床症状

重症患者では、「急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、敗血症性ショック、治療が困難な代謝性アシドーシス、凝固機能不全に急速に進行する」ことに加えて、「多臓器不全」も発生します。

臨床検査では、「核酸検出の陽性率を高めるために、できるだけ患者気管挿管を行って下気道分泌物を採取し、採取後できるだけ早く検査に送ることが推奨される」と強調しました。

III.診断基準

Ver.6は、湖北省湖北省外の他の州との区別排除しました。新しく「疑わしい症例」と「確認された症例」の2つのカテゴリに分類されます

「疑わしい症例」には2つあります。 1つ目は、「疫学歴のいずれか1つを持ち、臨床症状のいずれか2つを満たす(発熱および/または呼吸器症状;

上記肺炎画像特性を有する;疾患の初期段階の白血球の総数は正常または減少し、リンパ球数が減少する)。

2つ目は「明確な疫学歴がなく、3つの臨床症状に適合している(発熱および/または呼吸器症状;肺炎の前述の画像特性を伴う;疾患の初期段階における白血球の総数は正常または減少、リンパ球数減少)。

Ⅳ. 臨床分類

依然として「軽度、中等度、重症重篤」に分類され、動脈酸素分圧(PaO2)/酸素濃度(FiO2)≤300mmHg(1mmHg = 0.133kPa)および肺の画像で病変が2448時間以内に50%以上進行している場合重症になります

高度1000メートル以上の場所では PaO2 / FiO2は、次の式に従って修正してください。:PaO2 / FiO2 [[大気圧(mmHg)/ 760] "。]

Ⅴ. 識別診断

軽度感染症と新型コロナウイルス肺炎識別必要です。

まり新型コロナウイルス感染症の軽度の症状は、他のウイルスによって引き起こされる他の呼吸器感染症と区別する必要があります。新しいコロナウイルス肺炎は、主にインフルエンザウイルスアデノウイルス、呼吸器合胞体ウイルスおよびマイコプラズマ肺炎感染症などの他の既知のウイルス肺炎区別される必要があり疑わしい症例は、可能な限り、一般的な呼吸器病原体を検出するための迅速な抗原検出やマルチプレックスPCR核酸検出などの方法テストする必要があります

Ⅵ. 症例報告

湖北省における臨床診断症例処遇要請について”を削除します。

“疑似症例基準は削除し、疑い例の隔離解除の基準は“隔離解除基準”と一致させました。

Ⅶ. 治療方法

1. 病状により治療場所を決定する。“疑い例と確定症例”を前バージョンから削除し、“適切な隔離条件と保護条件を備えた指定病院隔離治療を行うべきであり、確定した症例は多くの人が同じ病室で治療することができる。”に変更しました。

2. 抗ウイルス療法:薬剤を試験的に削除。“現在有効な抗新型コロナウイルス治療法は確認されていない。”と、するとともに、追加でリン酸ロロキン(成人500mg,1日2回)とアビドール(成人200mg,1日3回)”を追加しました。

リバビリンインターフェロンまたはロピナビル/リトナビルとの併用が推奨される。治験薬の投与期間はいずれも10日以内である。臨床応用において現在試用している薬物の治療効果を更に評価することを提案する。

3種類以上の抗ウイルス薬を同時に使用することは推奨されず、重篤な毒性、副作用が現れた場合使用を中止すべきである

3. 重症重篤病例の治療。“回復血漿療法”を追加し、進行の速い患者重症患者、および重症患者に推奨する。用法用量については《回復血漿療法(初版)》を参照すること。

4. その他の治療措置:高炎症反応の危篤患者に対し、“条件付きで体外血液浄化技術の利用が考えられる。”を“血漿交換、吸着、灌流、血液/血漿濾過などの体外血液浄化技術使用が条件的に考えられる。”に修正した。

5. 漢方医治療について。患者に対する治療観察を通じ、全国各地の漢方医診療方案をまとめて分析し、各地の漢方医治療経験を整理し、有効な処方を選択した上で、すでに印刷・配布した《新型コロナウイルス感染肺炎に対する中西医結合医療の推奨“清肺排毒湯”の使用に関するお知らせ》、《新型コロナウイルス肺炎重症重症病例の診療方針(第二版)》と《新型コロナウイルス肺炎の軽度、普通型の病例管理規則》などを総合し、《新型コロナウイルス肺炎治療計画(Ver.5)》に対して調整と補充を行った。前の版に引き続き疾病の全過程を分け、漢方医治療医学観察期と臨床治療期(確定症例)に分け、臨床治療期を軽度、中等度、重症重篤回復期に分けた。漢方製剤は医学的観察期間に推奨される。臨床治療期に普遍的処方“清肺排毒湯”を推薦し、そしてそれぞれ軽度、中等度、重症重篤回復期に臨床表現、推薦処方及び投与量、服用方法の三つの方面から説明を行った。同時に、計画重症重篤症例向け中成薬(漢方注射剤を含む)に適用する具体的な用法追記する。各地は病状、現地の気候特徴および異なる体質などの情況により、推薦した計画を参照し、弁証論治を行う。

Ⅷ. 隔離解除と退院後の注意事項

隔離解除の基準は以下の4つの条件を満たす必要がある:

1.平熱に戻って3日以上;

2.呼吸器症状が明らかに好転;

3.肺部画像が急性滲出性病変が明らかに好転したことを示す;

4.連続二回の気道標核酸検査で陰性(少なくとも間1日は空けて);


追加で“退院後の注意事項”を増やす

1.指定病院患者居住地の基層医療機関との連絡をしっかり行い、カルテ資料を共有し、速やかに退院患者情報患者管轄区或いは居住地住民委員会と基層医療衛生機関に送る。

2.患者退院した後、回復期には機体の免疫機能が低下し、その他の病原体感染するリスクがあるため、14日間の自己健康状況の監視測定を続けることを提案し、マスクを着用し、条件が整った風通しの良い個室に居住し、家族との近距離の密接な接触を減少し、食事を分け、手を衛生的に保ち、外出活動を避ける。

3.退院後2週目、4週目のフォローアップ、再診を勧める。

2007-08-22

http://anond.hatelabo.jp/20070822165448

それ、アデノウイルス風邪じゃない?

長引くし連発する性質の悪い風邪

確かに今年は多かった。

 
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