はてなキーワード: 信徒とは
統一教会と自民党の関係について簡単にまとめてたけど、先行増田(ありがとう!)があったから近年のリンク付き小ネタを貼ってくよ。(あんまりリンク張って怒られたからほとんどリンク削っちゃった、アドレスバーに貼るといけるとおもうよ。)
2018年までの状況をきちんとまとめたものについては藤田庄市氏の「日本における統一教会の活動とその問題点」
http://www.rirc.or.jp/20th/Rirc20th_inbound8_Fujita.pdf
あとはおなじみ「やや日刊カルト新聞」だね。ちなみに統一教会は歴史的に日本共産党関係の人が強く批難してるけど、やや日は日本共産党も準カルト判定(カルト候補ぜんぶ載せのポイント算出基準)してるのでその辺は公平なんじゃないかな。
基本的にリンクで見てへぇーって思えるやつしか置いてないから、あれがないなって思うかもだけどごめんね。
あとみんなやや日の記事になってるからそこを見てもらうのが一番いいと思うよ、上前はねてるみたいで申し訳ないし。やや日が継続してWeb媒体で取り上げてくれてるから、たいていソースはやや日になっちゃうんだ。)
・私は安倍さんとか勝共連合繋がりの人らが統一教会を宗教として信仰してるとは思ってないし、追求してる人らもそこは問題にもしてないよ。
・でも統一教会の集団としての勢力(集票力とか所有メディアとか)を利用するってことは霊感商法の被害金や信者の搾取による資金を利用するってことだから悪いよ。統一教会は財産を捧げる「万物復帰」とか日本の経済力を教団の目的のために使うべきと考えている「エバ国家の役割」とか、つまり教義の部分でお金が(特に日本人信者から)出て行くようになってるよ。
wikipediaの世界基督教統一神霊協会の関連用語が見やすいよ。
・何度も追求されても関係を絶ってないし、政治家の支持基盤となることで批判や規制がしにくくなっているから問題だよ。統一教会は様々なフロント団体を使って正体隠しをしてるけど、政治家がフロント団体と知ってて協力することでフロント団体が問題ない団体かのように見せてしまうよ。
・統一教会そのものはお金のこと以外にも合同結婚式で結婚して渡航した人のその後とか親が信者の宗教2世の問題とかがあるよ。統一教会系と自民党は家庭を「重視」する方向が一致してるけど、問題ある家庭に縛られる方向に進まないか心配だね。
統一教会の2世の人はほかの2世の人と同じようにネットで当事者として発信、交流してるよ。今回様々な考えや気持ちを表明してるけど、彼らが傷つかないよう、追加で傷つけられることがないよう配慮されるべきだと思うよ。
安倍さんのお爺さん岸信介さんは文鮮明の反共産主義団体勝共連合と連携したと言われているよ。(創立期の経緯は確認できなかった、ごめんね)詳しくはWikipediaの「国際勝共連合」を見てね。
岸さんの考えはこのスピーチにあらわれてるね。
twitter.com/B4Btv/status/1545558775717072896
勝共連合と岸信介さん、お父さんの安倍晋太郎さんの関わりが記述されてる記事を紹介するよ。
www.ifvoc.org/news/shiso-np180415/
保守の人らと統一教会はずっと反共産主義という点で繋がってるよ。この時代は日本でもアメリカでも冷戦構造を前提とした政治的な要素が強いよ。
でも統一教会が天皇役の人を立てて文鮮明に忠誠を誓うという儀式をやってることが問題になってちょっと距離感が発生したよ。
統一教会は霊感商法とかで荒稼ぎして大きくなって、政治家が大きい行事に祝電を送ったりする程度の付き合いはあったよ。安倍さんが官房長官の時の2006年に、官房長官名で祝電を打ってたことが問題になって、私人として対応すべきだったので担当者を注意したということだよ。なお2005年にも送ってたよ。
霊感商法対策弁護士連絡会から抗議されたりしたけど特に対応はなかったよ。
世間がざわついた2021年大会でのビデオメッセージは形式的じゃなくてちゃんと教団の価値観を踏まえて賛同するスピーチだったよ。ただこれは安倍さんが信仰してるとかじゃなくて、付き合いが長いのと統一教会を問題だと思ってないから丁寧な対応をしたんだろうなと私は思ってるよ。問題だと思ってほしいんだけどね。中身に触れてる記事を貼っとくよ。
www.excite.co.jp/news/article/Litera_litera_12006/
ちなみにこの回でトランプ元大統領もメッセージ送ってるからほんとただの付き合いだよみたいに言う人がいるけど、トランプ氏も統一教会(ムーニーって言われてるよ。文=ムン=moon)を利用してるよ。でもこの人も別に信じてはないと思うよ。
世界日報や勝共UNITEのメディアに登場してるナザレンコさんは
『国を良い方向に変えるために支持し投票してくれている有権者団体にメッセージを送るだけ』と言ってるから、支持基盤として感謝してたのかな?
twitter.com/nippon_ukuraina/status/1545631433959837697
この辺は詳しくないからわかんないな。新潮は2017年に当初大統領選に勝つと思われてなかったトランプ氏との会談を急遽セッティングしたのは勝共連合経由のコンタクトだよと書いてる。あと、この参院選に出てる井上義行氏は安倍氏が首相の頃の元首相秘書官で、統一教会の会合に出席して幹部から既に信徒になりましたと紹介されてる。冗談かな?どうだろうね。選挙に出るから近づいたのではなく前から近かったら、他にもそういう人脈の秘書とかがいたのかもしれないね。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/508513
統一教会は信者から集めたお金でメディアを持ってるよ。世界日報、ワシントンタイムズ、ViewPointとかだね。世界日報はみんな知っての通り安倍さんの政策、例えば伝統的家族観の復活とか憲法改正を強く支持してきたね。安倍さん周辺の政治家やブレーンの人々は世界日報系メディアで執筆したり世日クラブで講演したりしてるよ。機関紙世界思想は安倍さんの政治主張に賛同する記事を書くとき表紙に写真を使ったりしてるね。統一教会と、教会と親密な周囲の人々の片思いだったのかな?どうだろうね。
各サイトを見に行ってくれたら雰囲気はわかるよ。外国のニュースは(ワシントン ニューヨーク)×(タイムズ ポスト)の組み合わせに注意ね。
2021年に安倍さんがビデオメッセージを送ったやつは正確には宗教団体としての統一教会じゃなくて、UPF(天宙平和連合)っていう真の父母様が作った団体だよ。このUPFはIAPP(世界平和国会議員連合)ってのを作っていろんな国の議員さんにアプローチしてるよ。
日本ではこんな感じだよ。
twitter.com/cult_and_fraud/status/1404845921205035011
残念ながら、平和、家庭、日韓友好あたりのワードは統一教会とフロント団体がよく使うワードなんだ。こうやってお付き合いが発生してしまうようだね。自転車イベントピースロードは実行委員会側にも自民議員さんがいるよ。
dailycult.blogspot.com/2021/08/peace-road.html?m=1
ちょいちょいあるんだけど、安倍さんの祝電が問題になった2006年はいっぱいいてすごいよ。
https://kamayan.hatenablog.com/entry/20060609/1149822704
あと2018年の日本宣教60周年の大会には6人の議員さんが出席してて、うち5人が自民党の人だよ。やや日刊カルト新聞のこの記事の関連記事にも似たような事例が載ってるよ。
dailycult.blogspot.com/2018/07/26.html?m=1
福田赳夫さんのスピーチ「アジアに偉大なる指導者あらわる、その名は文鮮明ということである。私はこのことを伺いまして久しいのでありますが……」
youtu.be/hleFmkOMdNg
中曽根さんも国会答弁で霊感商法の背後にある団体と手を切れと言われたときにきっぱり拒否してるね。壺売ってて問題になってたころだね。
twitter.com/nakano0316/status/1545570895330426880
神戸市の自民党市議さんは自民党は皆付き合いがあると言ってるね。みんながどの範囲かは知らないけど、神戸市の自民の人はそうなのかな?
twitter.com/okada_tarumi/status/1545538261375782912
2010年参院選で統一教会は自民党の山谷えり子さんを当選させよう、そして有田芳生さんを落選させようという運動をしてたと有田芳生さんは主張してるよ。(旧ブログの記事だからまた上げ直してくれないかなあ)
archive.ph/g6ses
山谷えり子さんはこの後国家公安委員長になったよ。その後で2001年に世界日報に出てたこととか2010年のこととかが問題視されたんだね。
www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154061#
2014年には萩生田光一さん、中川雅治さんが「祝福原理大復興会」に出席したことが報道されたよ。
dot.asahi.com/wa/2014112600030.html?page=1
2017年にはヒゲの隊長佐藤正久さんが統一教会の関連会社の株主総会で講演したことがあるんだって、でも社長である叔父さんが信者ってつながりでの講演だったら、票田目当てとかとちょっと違うって思っちゃうな。この記事はむしろNPOが問題視されてるね。
dot.asahi.com/wa/2017042100009.html
2018年の勝共連合の50周年大会には何人も議員さんが参加してて、やや日の人の確認では8人はわかったんだって。
dailycult.blogspot.com/2018/10/blog-post_29.html?m=1
2017年に山本朋広さんが宮島喜文さんと一緒に「孝情文化フェスティバルin Tokyo」に参加してるんだって。山本さんの挨拶では自民党に協力してくれてありがとうって言ってるね。
『日頃より世界平和統一家庭連合の徳野会長、また世界平和連合の太田会長を始め本当に皆様には我々自民党に対して大変大きなお力をいただいていますことを改めて感謝を申し上げたいと思います。おかげさまで安倍政権も5年目を迎えまして『長期安定政権』そのように評価をいただいているところでございます。政治の安定は平和への一歩であります、そういった意味合いからも皆様には引き続き我々に大きなお力を賜りたいと思います。(拍手)』
dailycult.blogspot.com/2017/06/blog-post_28.html?m=1
音声もあるよ。
youtu.be/XMvVdmT2ihU
山本朋広さんはその後も世界平和国会議員連合の総会に参加したり、統一教会系セミナーで講演したりしてるよ。
dailycult.blogspot.com/2018/12/blog-post_14.html?m=1
2015年の統一教会→家庭連合の名称変更に関しては、2006年の赤旗報道で教団は変更したがってるけど文化庁が許可を出してないと書いてるよ。
www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-06-28/20060628faq12_01_0.html
だから名称変更を認めないなんてありえるのか、という点については、どうも少なくとも9年くらいは変更したかったけどできてない状態だったみたいだよ。
そんで下村さんが文科相だった時に変更できたんだけど、週刊誌とかでは関与が疑われてたみたい。
dot.asahi.com/amp/wa/2015101400053.html
下村さんについてきちんとしたソースがある話だと、世界日報社から献金6万円(少ないのにちゃんと記録しててえらいね)を受け取ったこと、変更時期に関係メディアに短期間に複数回登場したこと、とかかな。
dailycult.blogspot.com/2017/11/6.html?m=1
この話はちゃんとした人のちゃんとした書き物を信頼するのがいいと思うな。
指摘されてもやめてないよね。2021年はしっかり考え方に踏み込んだスピーチしてるよね。「神統一韓国のためのTHINK TANK2022希望前進大会」って名前のイベントでも祝電くださいって言われたらOKなんだ?2006年のメンバーリストに自民多すぎない?ナザレンコさんは支持団体へのメッセージって言ってるけど?
そうだね、信者じゃないと思うよ。でも信じるのは信教の自由で、問題は彼らの勢力を支えてるのは問題のあるお金ってことなんだ。今でもすごい金額が国内で毟られてるんだよ。被害者支援団体は政治家はお墨付きを与えるなって何十年も言ってきたんだよ。
1つの事例だけ見てこう言う人が多いように思うんだけど、この通りいっぱい事例があるね。あと神戸の自民系市議の人がみんな付き合いがあるって言ってるから神戸の人は聞いてみるといいんじゃないかな。
そうだね、カルトは政治家や著名人を利用したがるよね。でもずっと警告されてきたんだけど、国会答弁レベルでも問題ないと言ってきたんだよね。もし、統一教会は問題だね、と考えてくれさえすれば、これほどの一般人の被害や政治家の利用が継続しなくて済んだんじゃないのかなあ。
Qアノン界隈はまた別の方向でつきあいがあるよ。九州のトランプ支持デモの主催が九州のサンクチュアリ教会の人だったね。その辺はQアノンに詳しい人の説明を待ちたいね。
覚えておいてほしいのは、信仰が悪とかじゃないんだよ。真の父母様を信じることで心が救われるならそれでもいいと思うんだ。問題はお金、そして正体隠しをすること。みんなが幸せな宗教ライフを送るために、宗教団体は社会とうまくやっていくべきじゃないかな。
まず、安倍晋三元総理が統一教会と関係があったという情報は事実。
そして、統一教会は、マインド・コントロールや合同結婚式、霊感商法の様な犯罪を行なうカルト宗教団体だと認識されている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%8A%E6%84%9F%E5%95%86%E6%B3%95
マインド・コントロールの恐怖 (ノンフィクションブックス)(Amazon.co.jp)
ただし、安倍元総理が統一教会とのつながりで犯罪行為を働いていたわけではない。
主に国内の共産主義&左翼勢力を抑え込むため、米国や自民党政治家による日本統治のために、いままで統一教会は有用なツールで有り続けたし、利用し続けたということだ。
2022年7月8日、安倍晋三元総理が海上自衛隊で勤務経験のある山上徹也41歳に自作銃で射殺された。
安倍元総理の背後の空間に警官が配置されていなかったり、一発目が発射された後に誰も対応しなかった(警備がガバガバだった)ことは周知されている通りだ。
問題は、この事件は与野党の党首や著名人が主張するような「テロ行為による民主主義へ挑戦」ではなく、「カルト宗教団体による社会汚染」の問題だということだ。
具体的には、山上徹也の母親は統一教会による入信勧誘の餌食となり、またマインド・コントロールされ、霊感商法の被害を受けている。1999年に祖父の家を売却、3年後の2002年に破産。数年間で数千万から数億の大金を失ったのは、統一教会にマインド・コントロールされていて、ほぼ全額を巻き上げられたからだと考えられる。
統一教会というのは信者の全財産を没収する宗教団体です。(Yahoo!知恵袋)
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13264525303
母親が霊感商法の餌食となった影響で家庭が破壊され、「統一教会やその幹部を恨んでいた」と山上徹也容疑者は供述している。
また、統一教会に対して、文鮮明の息子が反旗を翻して分派した団体に「サンクチュアリ教会」というカルト宗教団体があるが、山上徹也が所属しているのはこの団体だと考えられている。
なぜならば、サンクチュアリ教会の教義が「銃は神から与えられた神の啓示であり、信徒は銃で武装しなければならない」という特徴的なものであるからだ。
カルト宗教マニアの良い子たちが「安倍銃撃容疑者の所属では?」と指摘しているサンクチュアリ教会は文鮮明の息子が反旗を翻して起こした宗教団体で、最大の特色は「銃は神から与えられた鉄の杖(=神の啓示)であり信徒は銃で武装しなければならない」というすごい教義があります。(ノザキハコネ on Twitter)
母親が霊感商法の餌食になっていた時期に山上徹也も洗脳済である可能性がある上、山上には海上自衛隊で銃を扱う機会があった。
更に、山上が統一教会に反発して入信した分派のサンクチュアリ教会では「信徒は銃で武装しなければならない」と教えている。
本来は統一教会の幹部を殺害したかったが、統一教会の中身は武器や麻薬を扱う犯罪組織なので幹部のガードが固く、政治絡みで統一教会とつながりのある安倍元総理が、平和ボケした手薄警備という環境下、衆人監視のもとで殺害されたというわけだ。
まとめると下記のようになる。
このように国際社会から注目されるような衝撃的な暗殺事件があったのに、日本政府が国内に存在する宗教団体を調査して「その中身が犯罪組織そのものであるカルト宗教団体」を取り締まらないとしたら、それは日本政府そのものがカルト宗教団体に汚染されているということを意味するのだろうし、とても残念なことだと感じる。
【参考】
「子育て支援」というのは本来、シスヘテロ対人性愛出生主義者の特権構造なので、平等の観点からすると認められるはずがないのだが、「社会全体にリターンがあるんだから、(シスヘテロ対人性愛出生主義者以外のマイノリティも含めた)社会全体にとって得だよね」という論理を認めないことには、子育て支援そのものがいずれ無くなるんじゃないかなぁ。
「政教分離があっても、文化的価値のある寺社を税金で守ることは、信仰とは無関係にすべての市民にとって得だよね」という話をしているのに、「信仰の自由は人権なんだから、俺たちの信仰を税金で守れ!」と叫んだところで、税金で守ってもらえないマイナー宗教の信徒としては面白くないよね。
まあ、「家庭の特権を解体して、子供の人権を第一として、行政や地域が育児に積極的に介入すべき。結果として、家庭内の育児負担も減るだろう」という方針を私は支持したいけど。
https://twitter.com/kokeshi_kitami/status/1523800122303578113?cxt=HHwWgoDQ6eiI0KUqAAAA
私も宗教熱心に育った。
個人崇拝推し進めて僧侶に盾突いて扇動してたら破門されるのは当然なんだよなぁ。
僧侶は信仰の内容を500年後1000年後に伝えていくのが使命だし、その為の仏教って概念に対する人身御供な所あるし。
在家の一個人がどれだけ教学に秀でてても、僧侶より偉いんだなんてやり始めたら、信仰が歪められちゃうからね。
以下wiki
大石寺第67世日顕の代、2000年4月に着工し、2002年10月に完成し落慶法要が行われた。 この場所には、かつては創価学会の寄進(御供養)により建設された正本堂(1972年完成)が建っていたが、
創価学会が破門(1991年)されたことを契機として、同会員が日蓮正宗の信徒資格を喪失(1997年)した翌年の1998年に、本門戒壇之大御本尊を奉安殿に遷座した上で正本堂を解体し、跡地に建設した建物である。
※ネタバレあり。
アニメ制作はここまで完了していて、続きはまだ制作中なのかな? とりまアマプラでは12話で一旦最終回っぽい。
物語の舞台は古代中国っぽい感じ。世界は上中下の三つの世界に別れている。最上階が神々の国、中間が人間界、最下層が鬼の世界。
主人公のシェ・リェンは元は人間界生まれの王子様で、だから「太子殿下」というあだ名で呼ばれている。太子殿下は二度天界に上がり神官となったものの、諸般の事情で二度とも追放され、人間界に落とされた。祖国はすでに滅びていたので、太子殿下は廃品回収をして糊口をしのぐことになった。
そして800年後、彼は三度目の飛翔をし神官に返り咲いたが、神官としての名声は地に落ちきっており信徒もいない。しかも飛翔をしたときの衝撃でうっかり器物損壊をしてしまったため、多額の賠償金を払わなければならなくなった。
そこで太子殿下はまた人間界に戻り、人々の抱えている問題を解決して徳(いいことをすると貰えるポイントのようなものらしい)を稼ぎ、賠償金を払うことに。そして自分を祀るお堂を建てて信徒を増やして神官としてのレベルUPをはかることになった。
……というあらすじらしい。間違ってたらごめん。
原作はBLなのだけど、主人公の太子殿下が受けで、攻めは後に家出少年の三郎(サンラン)として登場しレギュラー入りするが、実は1話の終わり辺りで既に登場している。
中国ではBLは規制対象のため、このアニメ『天官賜福』も非BL作品として造られているが、規制の網の目を潜ってちょくちょく萌をぶっこんでくる。
まず、第1話でギャグの体で主人公太子殿下が花嫁衣装を着、攻めが婚礼衣装のような真っ赤な服(たぶん普段着だが)を着て合流、太子殿下をエスコートして事実上の結婚式を挙げてしまう。
その数話あとから攻めは家出少年三郎(サンラン)に扮し、太子殿下が自分のお堂を作るのをお手伝いをしてそのまま居候になる。事実上の新婚生活の開始である。
ヤベェ、中国思った以上にフリーダム。日本だったらBL作品という時点でスポンサーが着かなくてアニメ化自体が成功しないのにね。
中国では一般の人々も老若男女問わずに知ってるくらい人気のアニメなのだそう。人気があれば原作がどスケベだろうが別に構わないのだろうか。まあ、私は原作読んだことないからどスケベなのかどうかは知らないけど。でも同作者の『魔道祖師』は読んだが、今時の日本ではなかなか見ないタイプのどスケベ小説だったょ……。
異文化の国からやって来たアニメなので、設定がよくわからんのはある程度仕方ないと思うのだけど、それにしたってよくわからない。
とくに砂漠の中にある半月国に行ってからというもの、本編が実質14分くらいしかなくて、前回までのあらすじと本編後の中国無形文化遺産の紹介に尺を食われまくっていたのは、一体なんなのだろう?
本国版からして既に制作スケジュールの問題か何かでグダグダになっていたのか、それともアマプラ配信用に強引に尺を詰めたらああなったのか。そこら辺の事情を私は全く知らないんだけど、なんかもっとこう……なんとかならなかったのかな! ストーリー訳わからなさすぎて、萌えを楽しむどころの話ではなかった。
それでもTwitterを見ると「今回は泣いた」とか感想を述べている人々がおり、あれでよく感動できたな、それとも私がおかしいのか? と首を傾げてしまった。
最終回の12話のエンディングは映像がきれいで良かったが、もっぱら既出場面の再編集であるので、すごいとは言えない感じだったな……。
ちなみに、中国の規制は日本よりも厳しげというイメージを漠然と持っていたけど、そんなことはなさそう。原作では首吊り死体として登場する人物が丸太にくくりつけられた状態での登場に改変されていたり、キョンシーの群れを屠ってお肉の塊にする場面は暗転して、肉塊は見えない所に片付けられていたけど。一方、普通の人間が殺される場面はわりと普通に流血して死んだ。
魔道祖師もだったけど、ストーリーに支配者階級の政権争いや政治腐敗が絡んできて、それを社会のはみ出者の主人公が暴露いていく物語だったりするので、中国でそういうのがセーフ扱いされているのが意外だった。
ただし、『天官賜福』では支配者階級は「神々」で人間は下界で人間の国を成しているし、『魔道祖師』も人々の上に立つのは政治家ではなく仙道を修行する修士達なんだけど。
ともあれ、原作小説の日本語訳が早く出版されるといいな。面白そうだから。
私は神奈川県内で自営業を営む、しがないIT屋である。過去にはオウム真理教(現アレフ)の事件を追う無名のフリーライターとして糊口をしのいでいた時期もある。
以下は、今年7月に私の身に起こった出来事の記録と、国家権力の象徴である警視庁と公安調査庁の手により、かつて未曽有の化学テロを起こしたカルト宗教団体オウム真理教の後継団体として公安調査庁の監視対象となっている宗教団体「ひかりの輪」に罪なき一般市民である私の個人情報がリークされた問題に関する告発である。
オウム真理教は麻原彰晃(松本智津夫)によって設立された新興宗教団体である。設立当初はヨガを中心とした修行による神秘体験の会得を目標とする比較的穏当な宗教団体であったが、1989年に教団施設内で発生した信者殺害事件とその隠ぺい工作をきっかけに急速に犯罪傾向を強め、以後、坂本堤弁護士一家殺害事件をはじめとする凶悪事件に手を染めていく。
1990年には真理党を結党して衆議院議員総選挙に出馬するが全員落選、教団はこれを国家による陰謀と考え、無差別テロに傾倒していく。上九一色村の教団施設であるサティアン群は毒ガス工場に改造され、サリン・VXガスなどの化学兵器の製造のための研究が進められた。ちなみにサリン製造プラントの初代責任者は上祐史浩である。
教団は95年の地下鉄サリン事件後、教団の拠点である上九一色村のサティアン群に警視庁による強制捜査が行われ、教祖である麻原彰晃(松本智津夫)を始めとする教団幹部の逮捕によって壊滅した。その後2000年には後継団体アレフ(現Aleph)が発足するも、麻原への帰依を続ける主流派と旧オウム真理教からの脱却を図る代表派の対立が勃発し、上祐史浩率いる後者(代表派)はアレフを脱退し、新団体「ひかりの輪」を結成した。
今なお信徒数約1,650人、拠点施設32か所、資産約12億9,100万円(2019年(令和元年)10月末時点)*1の勢力を誇るアレフに対し、上祐史浩代表率いるひかりの輪は信徒数約150人、拠点9か所、資産約700万円*2と非常に貧弱であり、表面上は国家や市民への脅威は全くないように思える。しかし「旧オウム真理教のシヴァ信仰から完全に脱却する」という上祐史浩代表の宣言とは裏腹に、今なお「オウム真理教の修行体系の最も本質的な部分を継承」*3している団体として、団体規制法に基づく公安調査庁の観察処分対象となっている。
今年7月某日、私はひかりの輪が拠点を構える世田谷区南烏山のマンションのエントランス前に立っていた。アレフ信者13人がこのマンションの2階に続々と入居し、事実上の拠点としたのは2000年12月のことである。以降、2007年の教団の分裂騒動以後は上祐史浩代表率いる「ひかりの輪」の拠点としてオウム真理教の残党はマンションの2階に居座り続け、3階より上の住人や烏山地区の近隣住民から強い警戒心をもって監視されている。
彼らの突然の入居から20年余り、近隣住民によって結成された対策協議会*4による戦いもむなしく追放に至っていないオウム真理教後継団体「ひかりの輪」の現状はどうなっているのか、かつて匿名でネット上に記事を書き散らしていた私の血は密かにたぎり、その足は知らず知らず私の体をこの地にいざなったのだ。
建物の前は、いくつかの鋼鉄製の小さなバリケードと警察の詰所があること以外はただの砂利敷きの駐車場と変わらない。どんよりと曇った平日の昼下がり、監視小屋に人の気配はなく、しかし敷地に足を踏み入れると砂利がかすかに音を立てて緊張感が走る。
エントランスのガラス窓には「関係者以外立入禁止」という、どのマンションにもある注意書きが貼ってある。これを無視してエントランス内に一歩でも立ち入れば、住居侵入罪として罪に問うことができるというものである。実際オウム真理教の信者や左翼団体のメンバーなどがこの微罪で逮捕された例は枚挙にいとまがない。じゃあ不動産屋やらピザ屋の広告のポスティングはどうなのかという疑問は持ってはいけないらしい。
私は開け放たれているドアを通ってエントランス内に足を踏み入れた。マンション内では多くの猫が放し飼いにされているようで、集合ポストの下にはエサ皿が置かれ、猫の尿のにおいが鼻を突く。集合ポストの最上段には、「201 上祐・水野 ひかりの輪」と書かれたボックスがあり、確かにここが「ひかりの輪」の本拠地であることがわかる。2階の他の部屋のボックスは「空室」と書かれたガムテープでふさがれていた。
集合ポストの写真を撮り、長居は無用ときびすを返しかけたその時、黒いシャツを着た短髪の男がエントランスにやってくるのがちらりと見えた。男は無線機のようなものを所持しており、一目で私服の警察官であることが分かった。このマンションの住人でもひかりの輪のメンバーでもない私を訝しんで職務質問をしようと接近してきたのは明白であった。
このとき私はたまたまダイソー千歳烏山クレア店にて500円で購入した水鉄砲「アクアレーザー」(未開封)を所持しており*5、そのことが警察官との喜劇的ひと悶着に発展していく。
商品番号:4549131780017
https://jp.daisonet.com/collections/party0105/products/4549131780017
「何の用ですか?ここの住人じゃないですよね?」
どうしたものかと考えるより早く私服の警察官は話しかけてきた。とりあえずお約束の「任意ですか?」という挨拶をしてみたものの相手が引き下がる気配はみじんもない。「いやその」「とりあえず身分証見せて」「はい」変に事を荒立てても仕方がないと思い、素直に財布から運転免許証を取り出して男に手渡す。男は無線に向かって免許証に書かれた名前を読み上げ、やがて近くの交番からやってきたと思しき警察官たちが集まってくる。これは困ったことになった、今日はこれから仕事の打ち合わせがあるのに、と困惑しつつもなぜか冷静になりあたりを見回してみる。既にパトカーまでやってきており、さながら何か大きな事件の現場の様相を呈しているが、GSハイムの一般住戸はおろか向かいの戸建てからも野次馬の気配は全くない。つまりここではこの程度のことは日常茶飯事なのだと合点しながら警察官からの質問に答える。そのうち彼は私のぶら下げているダイソーのレジ袋に気付いた。
「その袋の中身を見せてください」
しぶしぶ袋の中に入っていた未開封の水鉄砲(500円)を取り出して警察官に見せると、彼の目つきが一変した。「これを何に使うつもりだったの?」「いえ何にも」「そんなわけがないでしょう」「いや本当に何でもないんです」といった不毛な押し問答が始まった。折しも水戸で聖火ランナーに水鉄砲を発射した女性が逮捕された事件があったばかりだ、警察官のテンションが上がるのも無理はないだろう。そのうち「こんなところで水鉄砲持ってて何にも使わないわけがないでしょう!」と、いくらか統を失したような状態になっている警察官を私が必死でなだめるような展開になっていった。
そのうち雨が降り始め、一人の警察官が詰所からビニール傘を持ってきて、職務質問に当たっている警察官に手渡した。私を都会の酸性雨から守ってくれるというのである。素直にしている限り警察官というのは案外親切なものだと思った。やがて聴取の算段が付いたらしく、私は促されてパトカーの後部座席に乗り込んだ。
警察署に着くまでの間が、この事件における私にとって最も苦痛に満ちた時間となった。同乗した警察官にとっては私が他人の住居に侵入を図ったことよりもダイソーの水鉄砲(500円)を所持していたことの方が重大だったらしく、いつまでも「その水鉄砲でひかりの輪を襲撃するつもりだったんだろう」と因縁をつけられ続けた。当然私にそんな意図は露ほどもなく、ただダイソーで見かけた500円のポンプアクション水鉄砲に感心し(トイザらスなら同等品が3000円は下らないはずだ)、自宅に帰ってからその威力を試してみたかっただけだったのだ。頼むから信じてくれ。しかし、降り際に言われた「刑事には嘘をつくんじゃないぞ。嘘はあとで全部わかるからね」という一言は、この難局を切り抜けるための示唆を多く含んでいた。
成城警察署4階の取調室に着いた私は、徹底的に所持品の検査を受けることになった。カバンの中身は言うまでもなくポケットの中身(尻ポケットを裏返せとまで言われた。構造的に無理である)やズボンの裾の裏までひっくり返させつつ、「こちらもケガはしたくないからね」などと物騒なことを言う。靴を脱ぎながら「中敷きがあるので調べてください」と言ってみたが、そこは調べられなかった。くそっ、俺の足の臭いを警察官に嗅がせるチャンスだったのに、と思いながらも無言で靴を履き直して促されるまま椅子に腰掛けた。
やってきた刑事は眼光鋭く「どうしてこんなことをしたんだ」と切り出してきた。そんなことを言われても単に興味本位だったとしか答えようがないのでその通りに答えるが全く納得してくれる気配はない。次第に調子に乗って「我々は地域住民に委任されて地域の平和を守る義務があるんだ、外部の者が不穏を与えることは許さない、わかるか」などということを演説し始める。(テロ組織の残党と20年以上も慣れ合ってきてその体たらくは何だ)と喉元まで出そうになるがぐっとこらえつつ、話せることだけ話してあとは黙り込む。後になって気付いたが、彼らは私のことを極左テロ集団と関係のある何者かと思っていたらしい。こちらには検挙歴も何もないものだから彼らが私について知っていることは当然何もなく、必死になって思想的背景を聞き出そうとしていたのだ。
やがて私が極左でもオウム真理教関係者でも何でもなく、ただ興味本位でGSハイムを覗きに来たことが明らかになってくると、急に刑事たちのテンションが下がってくるのを感じた。取り調べの前に預けた所持品の返却願いを次々と書かされ、左の人差し指で拇印を押し、返却された品々をカバンやポケットに詰め込むと、まるで放り出されるように成城警察署を後にした。
事件後しばらくして、オウム真理教ウォッチャーの友人のもとにひかりの輪広報のツイッターアカウントからダイレクトメッセージが届いた。そのメッセージには、上述の侵入事件に対する不満とともに、警察署での事情聴取の際に明かした私の本名が、名字だけではあったが記されていた。
これは一体どういうことだ。
当然、私はGSハイムに立ち入ることを誰にも予告していないし、事件後にも一切そのことは話さなかった。それにこの事件に関して私は厳重注意を受けただけで、逮捕もされていないし、この事件があったこと自体マスコミに公表されてもいない。にもかかわらずひかりの輪の広報が私の名前を知っているというのだ。
私がGSハイムのエントランスに立ち入ったことを知っているのは、成城警察署の警察官や刑事、それにそこから連絡が行っているであろう公安調査庁だけだ。
つまり、「犯罪を犯したわけでもない一般人である私の氏名(もしかしたら住所も)を、警察がひかりの輪にリークした」以外の可能性が考えられないのである。
上述の通り、宗教団体「ひかりの輪」は、かつて一般人に対する殺人やテロ行為を繰り返してきたオウム真理教の元幹部である上祐史浩を代表とする、「テロ組織オウム真理教の後継団体」である。その規模はかつての全盛期に比べれば見る影もないとはいえ、その強い反社会性を懸念して公安調査庁の監視対象ともなっているわけである。
かつてオウム真理教は、TBSテレビ「3時にあいましょう」のスタッフから「オウム真理教被害者の会」の代表を務めていた坂本堤弁護士に関する情報を提供され、同弁護士を家族もろとも殺害し山中に埋めた*6前科を持つ。今回のリーク事件に関して、そのような組織の後継団体に教団に批判的な行動を行った一個人の個人情報を与えることがどのような危険をもたらすかを、警察は全く理解していないと言わざるを得ない。
もし、現在でもひかりの輪に殺人などの実行部隊が存在し、彼らが私を拉致し、あるいは殺害して山中に埋めるようなことがあったとして、日本国警察は一体どうやってその責任が取れるというのだろうか。そういったことが皆無であると、彼らを長年監視してきた警察は断言することができるのだろうか。
警察と公安のひかりの輪への監視活動も近年はマンネリ化し、ひかりの輪スタッフと警察官の間での立ち話も見られるという。そういったたるんだ状況の中、「警察によるテロ組織の後継団体への個人情報のリーク」という一大不祥事が発生した。警察には事態の重大さを認識するとともに猛省を促したい。
*1 国際テロリズム要覧2020 http://www.moj.go.jp/psia/ITH/organizations/ES_E-asia_oce/aum.html
*2 日本経済新聞2019年2月28日付 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41879540Y9A220C1CR8000/
*3 産経新聞2021年5月19日付 https://www.sankei.com/affairs/news/210519/afr2105190020-n1.html
*4 烏山地域オウム真理教対策住民協議会 http://www.kyogikai.jp/
*5 この事件の少し前に聖火ランナー水鉄砲襲撃事件が発生していることとは全く無関係である。
*6 TBSビデオ問題 https://ja.wikipedia.org/wiki/TBS%E3%83%93%E3%83%87%E3%82%AA%E5%95%8F%E9%A1%8C