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2015-01-02

ワナビに向けたラノベ創作技術論の整理と俯瞰4

ワナビに向けたラノベ創作技術論の整理と俯瞰1

※本稿は上記を始めとして分割投稿されたものである

原稿

原稿の段階においてはこれまでより表面的な文章それ自体に関する事柄が重要となる。冲方はこの段階を「肉書き」「皮書き」の2段階に分けるが、原稿執筆推敲をそれぞれ意味しているに過ぎない。本稿では表現上の混乱を招くだけであるため、特に冲方の分類には従わない。

さて、西谷のように本一冊を使ってこれを解説したているもの存在するが、その内容は全て基礎的な日本語文法の復習であり、独自の知見は少なく、例えばうなぎ文などを交えた日本語文法それ自体に関する細やかな議論があるわけではなく、また修辞技法に関する詳細な分類と効果について言及しているわけでもない。会話文の閉じカッコの前に句点は付けない、中黒ではなく三点リーダ偶数個使う、といった些末な作法をめぐるこれらの内容について本稿では特に言及しない。

文法、作法上の間違いではないが避けた方が好ましい表現についても、断片的ながらそれぞれの作家ごとに主張されている。例えば水島の「同じ語尾を連続して使わない」「台詞以外で「である」「なのだ」という語尾を使わない」「三点リーダ感嘆符の多用を避ける」、榎本の「三行以上にわたる一文は避ける」「会話の順番を固定し、誰がしゃべっているのかフォローの文なしでも理解できる方が良い」、西谷の「物事が起こった順番に書く」などである

はいえこれらは絶対に避けねばならないものではない。例えば同じ語尾を重ねることは畳語法として効果的に機能しうる一つの技術である。会話の順番を固定する、というのも、例えば5人の登場人物の会話順が完全に固定されて順に発言しているような状態が自然な会話文として望ましいとは思えない。それぞれ場合によって使い分けられるべきであろう。

よって本項では各作家によって提案されたいくつかの修辞技法についてを断片的ながら俯瞰するにとどめる。

水島の「ラノベ文体」と榎本の「ガイド

水島は「明るい文」「ラノベ文体」として、「難しい表現を使わず、何が起こったのか一目でわかる」こと、「読者がハイスピードかつリズミカルに読める」ことが望ましいとする。

具体例として次の例を挙げている。

「すごい美少女だ!」

俺は驚き、つい声を上げた。と、同時に……、

――ドカーン

背後で、謎の爆発が!

なぜ難しい表現を避けるのかといえば、「読者は気合いを入れて読んではくれない」「メインターゲットとなる読者である中高生学校の登下校、勉強の合間などに読むので、集中して読んでくれない」からだとする。「ラノベは読み飛ばされるのが宿命」だと水島は言う。これに近しい意図を持つ指摘としては、榎本による「ガイド」の提案がある。ガイドとは榎本独特の表現であるが、「シーン冒頭に「これがどういうシーンなのか」がわかる描写を書き込む」もので、つまりそのあとの文を読み飛ばされても何が起きたのかざっくりとは理解してもらえる、という効果が期待されているものである

何が起こったのかわからないような文章を避けるべきなのは当然だろうし、テンポ悪くだらだらと薀蓄を書き連ねたようなものは(それをウリにしている作家もいることは事実だが)大体の場合避けるべき、というのはさほど違和感のない話である

はい学校の登下校、勉強の合間などに遊ぶテレビゲーム携帯ゲームは集中されないのか、といえばそうではないだろう。読者が集中してくれないのではなく、読者の集中を誘うだけの内容が無いからではないのか。

読者はバカからバカでもわかるように書きましょう、というのは、逆に言えば中身の無さ、文才の無さを読者に責任転嫁しているに過ぎないとも考えられる。筒井は様々な実験小説を書いてきたが、それは「読者の理解力に対する理解があってこそであった」と自分の読者ならわかってくれるという確固たる自負が見て取れる。もちろんそれは既に作家としての名声を確立した後だからこそ、という面は否定できないが、作家から読者をバカにしていく、という水島姿勢はいささか理解に苦しむところである

第一文と冒頭からの3ページ

クーンツ作家に与えられたチャンスは最初の3ページだという。第一文から始まる3ページで面白いと思わなければ読者はそこで読むのをやめる。そして読者を3ページで魅了するための技術として、過激なアクションに始まること、ユーモアを含ませ、一度冷静に状況説明をしてから再度緊迫した場面展開に話を戻す、という手順を紹介している。

一方で西谷は望ましい書き出しについて、いくつかのラノベの冒頭を並べてその傾向を述べており、主人公描写自己紹介、考え方から始まるタイプと、主人公の目に映るもの描写する書き出すタイプの2通りのいずれかが望ましいとしている。

また忌避すべき典型例として「壮大な書き出し」を挙げている。例えば人類の9割が滅んだ世界であることを厳かに説明するような文章は避けるべきと言い、それくらいなら他愛もない会話からはじめ、その途中で人類の9割が滅んだことを明かす方が望ましいとしている。

人類の9割が滅んだ、とは物語背景となる情報であり、重大だが具体的な動作を連想させる情報ではない。それに比べると会話文は動作とひもづくものであり、その意味ではクーンツの「アクションに始まる」という内容と大きく矛盾するものではない。

しかしながら、これも絶対的忌避されるべきかといえば難しい。

例えば名作と名高い「猫の地球儀」は

あれから七百年と半分が過ぎた。

朧はもちろん猫で、牡で、おいぼれで、最後スカイウォーカーだった。

と、まさしく壮大な書き出しで始まる。「同じ語尾を連続して使わない」に余裕で違反する3連続接続助詞「で」に加え、何の説明もなく独自専門用語を第二文目で出すなど言語道断である

しかし筆者は、上述の水島のドカーンはるか凌駕する圧倒的な魅力をこの書き出しに感じる(もちろんそうは思わない人もいるだろうし、それを否定する意図はない)。

作家に与えられたチャンスは最初の3ページだ、というクーンツの主張には、一読者としての経験則的に筆者も同意できるところではある。しかしではどういった書き出しが望ましいのか、といえば一概にこうでなければダメだ、というのは難しいように思われ、筒井による「いい書き出しかどうかは結局のところ作品全体の出来に左右される」という指摘がもっと妥当であるように思われる。

従って、アクションから入ろうが主人公身の回りから入ろうが壮大な書き出しで始まろうが、3ページで読者を作品世界に没頭させる内容が実現できればそれで問題は無いと言えるだろう。

情景描写臨場感

頭に浮かんだ順に適当に書いていくと散漫な記述になりがちであるとして、西谷は「自分が描こうとする場面を実際に図に書いて、どういう順番で描写するかを決める」のが効果的だとする。この主張はその場に存在する様々なものを具体的に詳細に想定しているかどうかの事前確認という意味合いが強い。

また、「目に見えるものだけを書いていると、リアリティーのない文章になってしまう」として五感への意識を促す。嗅覚については言及されることが少ないが、特に音については場所、方向、登場人物存在を示す役割を果たす効果的なものだとする。また西谷独特の主張として、足下の変化は触覚という点で効果であると主張する。

こうした西谷の指摘に加えて榎本による「静止したものだけでなく動作する物を混ぜる」という指摘を考慮すると、情景描写臨場感とはその情景における時間経過ではないか、と筆者は考えている。

止まった絵ではなく、音や匂いを含めた一定時間の流れを含めた「図」が望ましいという意味では、作家西谷の言うような「図」ではなく「絵コンテ」を書くべきだと言ってもいいだろう。

仮に作家自分想像を完全に文章化でき、そこから読者が作家想像通りに完全に場面を想像できるとした場合、静止画が再生されるよりも動画再生された方が臨場感が高いのは言うまでもないし、そこにに音や匂い付与されているのであれば、臨場感さらに高くなるだろう。

絵コンテという考え方はまたカメラワークへも影響すると考えられるが、映像作品におけるカメラワークセオリーとこうした娯楽小説における情景描写の順序や方法類似点、相違点については十分な調査検討必要と思われ、本項では今後の検討課題として割愛したい。

場面の切り替え

より良い場面の切り替えについて、クーンツによる指摘に触れておきたい。クーンツは「ひとつの場面が終わったら、すぐさま読者を次の場面へ案内しなければならない」こと、そして簡潔さを重視する。例えば主人公は一人自室でテスト勉強をしている場面Aと、学校テストを受けている場面Bを連結させるとする。この間にはもちろんさまざまな出来事、例えば寝て起きて朝ごはんを食べて家を出て電車に乗って学校に到着する、といった過程があるはずだが、それらをだらだら書くべきではなく、場面Aが終わった次の文ではテスト中の主人公を描くべき、という。

これは場面の切り替えにやっつけ仕事めいた過程を描く必要は無い、という単純な指摘に留まらず、各場面はプロット必要不可欠な要素であるべきで、必要のない場面を含めるべきではない、とも理解できる。例えば場面Aのあと電車ヒロインと遭遇させる必要があるのであればそれを場面Cとして独立させ、プロット上場面AとBの間に配置すべきである

会話文

クーンツは会話は全体の20~30パーセント必要だとする。一方で30ページ以上続く会話文も問題であるとしており、当然であるバランス必要である

その場に登場人物が2人しかいないときに、いちいちどちらの発言か説明しないと読者が理解できないようならその会話が悪い、という指摘や、「「言った」という動詞が連発しないよう、表現を工夫する、などというのは過ちである」というのはなかなか面白い指摘と言えるだろう。クーンツ発言内容が重要なのであれば、それ以外の「言った」という表現を「尋ねた」「口を開いた」「聞いた」など必死に工夫する価値はないとする。一方でアクションシーンでは動詞の選択は重要だとしており、その場で強調すべき要素とそうでない要素を区別することを要求している。英語日本語の違いはあれど、これは文章のメリハリを付ける上では面白い指摘と言いうるだろう。

ヒックスは会話の機能として、「ストーリー前進させること」と「登場人物を明らかにすること」を挙げるが、特に後者については人物の性格を読者に理解させる重要な要素だ、と換言できるだろう。

このようにクーンツヒックスはともに会話文を重要な位置づけにあるとみなすが、一方でラノベ作家からの指摘として、榎本は「キャラクターの会話ばかりで「そのシーンはどういう状況なのか」「今どうなっているのか」が全く書かれていない作品」を批判する。

この点については筒井が「描写や展開が面倒なのですべて会話で片付けようとする」ことを批判しており、何のために会話文を書いているのか、という目的意識に違いがあるように考えられる。すなわち情景描写が苦手だから、間が持たないから、といった問題を正面から解決するのではなく、会話文で埋めることでごまかすようなことが榎本筒井批判するところと言いうるだろう。

人称の効果と神の視点

説明するまでもないが、小説では一人称体、もしくは三人称体が多く用いられる。この人称に関しては、どの創作技術本でもありがちなミスとして、一人称体にも関わらず語り手の知り得ない情報記述してしまう、という点がよく指摘されるところである

一方で三人称体は登場人物の知りえない情報記述することができるという利点があるが、一人称体がその語り手が同化する先の人物への感情移入を惹起しやすいのに対し、三人称体はその点で劣ると言えるだろう。

このことから水島は、「楽しさ重視のコメディ一人称」が望ましく、「複雑なストーリー三人称が向いている」としている。では一人称体と三人称体を組み合わせて書けばいいのではないか、という意見については、それは読者の理解の混乱を招く手法として否定し、また三人称体においても実質的には「主人公が今どうなっているか」を中心に描くことが望ましいとしている。

一方で飯田三人称体をとるメリットは「キャラクターそれぞれの内面が描ける」点にあるとしている。実際「インフィニット・ストラトス」を例に、飯田一人称体と三人称体の混濁を否定せず、それどころか「主人公一人称視点と、ヒロイン寄りの三人称視点を使い分けて全ヒロインからの愛され感をもたらしている」と高く評価している。

はい三人称体として振る舞いつつ登場人物それぞれの視点に入ったり、といった視点を「神の視点」と表現し、これは避けるべきものだとする論調は少なくない。

一切言及されていないが、現実には三人称体に一人称表現が入り込む技法自由間接話法と呼ばれて存在し、主人公の知る由もない情報を描けるという三人称メリットと、感情移入を容易にする一人称メリットを同時に享受できる極めて強力な技法である

なぜ言及がないのかといえば、これを多用する作家はさほど多くなく、むしろ全く使わない作家の方が多いことから、おそらくはプロ作家自身、これを人に説明できるほどうまく扱える自信が無い、ということが原因ではないかと思われる。

他方、これと似て非なる技法に「神の視点」があり、これについて触れたものとして、クーンツは「ストーリーの途中で作家登場人物批評したり意見を述べるのは19世紀時代遅れ手法」としており、もはや使うべきではない技法だとしている。

端的に言えば「あぁ、神よこの男を憐れみたまえ」といった大仰なそれに対する指摘であるが、例えばH.P.ラヴクラフトなどは意図的かつ効果的にこの神の視点を用いていたように筆者は考えているし、町田康の有名な「あかんではないか」などは見事にこれを活用した好例と言いうるだろう。

筒井はこれを「劇化された語り手」であるとしているが、これについてはまた詳細かつ精密な議論必要であることから本稿では割愛する。

過去の回想/夢

水島は夢や過去の回想について、これらは今誰が何をしているのかがわかりにくくなる、述べており、またこの点についてはヒックスも同様の指摘をしている。「バック・ストーリー情報提示するのに最も効率が悪く気の効かない方法が、フラッシュバックである」と、フラッシュバックドラマの勢いを失わせるものだと注意を促している。

一方で、筒井による「遅延・妨害」に関する記述ある意味でこのフラッシュバック効果を逆用したものとも言いうるだろう。具体的内容としては、「読者の疑問を宙づりにしたまま進行させる」ものである特にクライマックスの直前など、いよいよ事態が緊迫し抜き差しならない状況であることを描いたところで、突如穏やかな場面に切り替えて「あれはどうなっているんだ」と読者の不満をあえて買い、じらした上で緊迫した事態の展開に再度移る、ということでより大きな満足感を読者に与える効果があるとする。

クーンツもその冒頭において、過激なアクションの次に一度冷静な場面を挟み、再度戻る、という手法を提案しているが、効果としては似たようなものだろう。

推敲

推敲重要性を否定するものは一つとしてない。しかしどう推敲するか、という点について具体的に述べているものはそれほど多くは無い。例えばキングによる6週間空け、そして1割削減する。ワナビにとっては6週間も余裕がないことの方が多いだろうが、一定時間を空けて自分自身で読み直すことの効果は少なくないだろう。

冲方推敲の要点として、「冒頭とラストインパクトと引きを作る」「事件とはあまり関係のない人間の登場を減らす」「専門用語は前半は少なく、後半は多くする」という推敲の指針を挙げる。最初の2点はプロットレベルでの書き直しが要求される内容でもあるだろうし、そもそも事件物語)に関係ない人物を登場させる意味はなにか、という疑問もあるが、専門用語の配分などは参考になるだろう。

最後に、推敲は一度で終わるものではない。アイディアプロット原稿まで順に進めるとこれまで述べてきたが、推敲によって再度プロットへ、またはアイディアまで戻ることはいずれの説においても当然のこととして主張される。

投稿文字数上限により、下記へ続く

ワナビに向けたラノベ創作技術論の整理と俯瞰5

2014-11-04

http://anond.hatelabo.jp/20141104231252

テスト勉強できない奴みたいなのが出てきたし、いわゆるクレヨンしんちゃんの、みさえみたいなもんだろ?

ググってもみさえがいるなーくらいのイメージだが。。。

2014-08-06

全然テスト勉強とかしてなくって~」←勉強してる

「今は彼氏より萌えがあればいいかなっていうか」←彼氏いる

2014-07-09

学生時代禁欲生活

テスト期間だったのでつい思い出して書いてみる。

共学ならみんな知ってるし、経験あると思うのだが、女子はなぜかテスト前になると、セックス禁止令、を突然打ち出してくる。

その日もテスト勉強という口実で彼女の部屋に上がりこんでいた。もちろん勉強なんてするはずがなく、いつものように制服を着たまま後ろからおっぱいとか揉み始めたんだ。

ちょっとぉ、だめだよぉ。」と言いながらセックスに流れ込むのがいつもの流れなんだがその日は違った。

びしっと一言


ダメ!」


「○○ぜんぜん勉強してないでしょー。きょうからテスト終わるまでエッチなこと禁止。」


「いいじゃんかよー。」と言っても冷たく、「勉強しないなら帰って。」と言い放たれた。


当然性欲の塊だったおれは、「ふざけんなよ、ばーか。」と捨て台詞を吐いて、彼女の家から出て行った。


むかつくわー、と思いながらもしょうがないので家に帰って勉強に励んだ。そして決めた。「よし、それならオナニーも禁止しよう!」

その日からおれは彼女のことを忘れ塾の自習室に入り浸り、勉学に励んだ。でも、同じ塾の他の女子高の女の子と仲良くなってしまった。

「オレくん、彼女かいるのー?」「いないよー、いたらこんなとこで勉強してないし。」「うそー。」「△△ちゃんは?」「わたし受験生からー。」「うそ。。。じゃあデートとかできないっすね。」「オレくんならいいよー。」「うそー。」「ほんと、ほんと。」

とまあそんな冗談を言いながらぼくはテストが始まるまで自習室に通いつめ、△△と仲良くなった。

でまあテスト最終日。なんだかんだ言って、テストまでずーっと彼女に会うたびに、「テスト終わったらHさせてくれるんだろ?」「いま、オナニーも我慢してるんだぜ。」とか馬鹿なことを言って彼女を苦笑させていた。

そしていよいよ全教科終了。彼女がおれの机の方に近づいてきた。

「帰ろ。」とぼくの小指と薬指をぎゅっと握ってきた。

はいスイッチ入りました。

「おい、○○、カラオケ行くけどどーする?」「ちょっと用あるからからいくよー、場所は?」

彼女はまだぼくの小指と薬指を握ったままでした。

ぼくは携帯を取り出し、「図書室の下の体育用具庫に行ってて。」

目の前で彼女携帯がなります

名残惜しそうに二本の指を離し、彼女かばんをもって教室を出て行きました。

図書室の下は高飛びのマットレスが置いてあり、そのほかにもいろいろ体育用具が所狭しとおいてありました。おれはそこを秘密基地のようにして使っていたのです。この用具庫というのは、よくある二階建ての家で二階は部屋、一階は丸見えの駐車場のようなつくりになっているのでマットレスは外から丸見えです。でも、その奥に小さな雨などに濡れてはいけない用具をしまっておく部屋がありました。もちろん鍵はかかっているのですが、上下に風を通すための小さな引き戸があり、その引き戸を上下にがちゃがちゃ動かすとかぎが外れそこから中に入れることは、おれらの間では周知の事実でした。で、たまーに、そこでセックスをしていたのです。中に入ればツッカエ棒のようなもので外からの侵入を防ぐこともできるようになっていました。その前に、ハードルを置いておくと、中に人がいるよ、セックスしてるかもよ、というのがおれらの共通サインでもありました。とはいえ、おれが見つけた場所なので普通の生徒たちは知るべくもありません。数人の友達に教えた程度でした。

体育用具庫に行くと彼女がいたので、いきなり抱きつき、高飛びマットレスの上に押し倒しました。

「だれかきたらどーすんの。ふぁん。」とすでに喘ぎ始めています。僕は自然と手をスカートの中に入れました。すると、そこにはぐちょぐちょになったおまんまんがあったのです。

「すけべだなあ。もうこんなに濡らしてるの?」

2014-06-30

海の思い出

小学生低学年の頃に幼稚園で一緒だった友達家族ぐるみキャンプに行った。

1泊2日の帰りに海によって遊んできた。

日が暮れる前に海から離れた。帰りの車の中で後部座席に俺と友達とその弟で座っていたのだけど、気が付いたら眠ってたらしく、起きたら自宅のベットにいた。

遊び疲れて眠り落ちるというのを経験したのはこれが唯一だと思う。眠り落ちるというところと家族ぐるみというところがとても幼少期の思い出に向いてる。

中学生の頃とても仲の良かった友達がいてそいつしか遊んだ記憶がない。

ある日俺とそいつどちらからともなく海に行こうということを言った。

正確には街と海の間にある林を抜けようと言っていた気がする。林の中に人が通れるようになってる道があってそこを抜ければ海に出るのかという真偽を確かめようとした。

40分程かけて林の向こう側に出た。林の中で散歩してるおっさんとか見えないクモの巣とかゴミ不法投棄禁止の張り紙があったのが印象深い。

結局海を見れたのかどうか覚えていない。でも現代のガキにしてはずいぶんと自然的というか活動的というか一昔前の子供みたいな遊び方をよくしてた。

高校生になってテスト期間中学校は午前で終わった。

高校の近くで飯を食べて、特に遊ぶこともなく電車で家に帰った。

午後1時か2時くらいに地元の駅に着いて改札を抜けるととても新鮮な感じがした。自転車の帰り道もどこかしらいつもと違っていた。

午前で終わることに高揚感があったのかもしれないし、昼間の学生が少ないのも一因かもしれない。

家に帰ってもテスト勉強なんかするわけないし、テレビだって平日の昼間だから面白くない。

地元友達高校が違うからテストの時期も違う。昼間からパソコンネットをするのもなんだかはばかられる。

自転車に乗って海に行こうと思った。

林の中ではなくきちんと整備された道を行った。その道は人が歩いてることはまずなく、いてもランナーくらいだし、田舎からランニング趣味の奴も少ない。

車通りも少なく少しくらい大きな声で歌っていたって誰も聞いてる人なんかいない。

海について自転車を停めて防波堤に寝転んでみた。誰もいないと思ったけど、砂浜で絵を描いてるおじさん、バイク車でツーリングドライブしてる人、大学生とおぼしきカップルがいた。

帽子を顔に乗せて陽をさえぎりイヤホンをつけて音楽を聞きながら季節の過ぎた海で寝ていた。今こうやってロマンチックなことしてる高校生なんて俺だけだろうなと思った。

すごく楽しくてその状況に酔っていたけど、こんなことをしてる俺ってマジキモイとも思っていた。

今が上手くいってないとどうしても過去の思い出ばかりに目が向いてしまう。

もう夏だし夏の思い出ばかり思い出す。遠くから聞こえてくる太鼓の練習の音や野球をやってるガキの声、自転車にのりながら意味不明な会話をしている小学生の声が聞こえてくると胸が痛む。

俺の人生どうなるのかという思いと、感受性豊かな人がもってるセンチメンタルな切なさがこみ上げてくる。

はいつも今日こそ俺の人生好転する日だと信じている。信じたいと思う。

2014-05-07

試験前に食事断る感覚理解出来ない

地方国立文系大学生なんだけど、友達試験期間にご飯誘ったら普段即答でOKしてくれる子でも断ってくる事が多い。

なんでかわかんないんだよね。

お酒とか遊びならわかる。集中力とか睡眠に影響出るし。でもご飯は違うんじゃないの?長くても3h取られるだけだし食事は普通にしていいでしょ。

文系から単位取るだけのテスト勉強なら20時間いかないくらいで十分だし10日前からやってれば別に毎日外食しても問題ないけどなぁ。

試験期間でバイト入れてないからお金が、とか試験期間は絶対生リズム崩したくないからって理由ならわかるけど、試験勉強で忙しいって理由は私にはどうしても勉強してないorメンタル弱いアピールにしか見えないんだよな。

2014-04-29

[] はじめます 4/運動しながら・健康的に食べて・太る。

http://anond.hatelabo.jp/20140428210318(前回)

基本方針は、運動しながら・健康的に食べて・太る。

・具体的なやり方としては、まずとにかく食べる量を増やすジャンクフードばかり食べて太るのではなく、栄養バランスのとれた食事を3食きちんととって少し間食もして、毎日摂取カロリーを今までと比べて400くらいプラスに持っていく。そうすれば理論上は月に2~3kg体重の増加がある算段。(http://www.futoritai.com/mt/archives/2005/09/post_8.html)このサイトを見てから、いままで食べる量なんて毎日無意識しかも食べ疲れるため、毎食がんばっている(人並みに食べている)つもりになっていただけちゃうんかと気付きました。カラダにつく脂肪なんて基本的には消費カロリーより摂取カロリーの収支をプラスに持っていけばどうしたって増えるはず。食べても太れないと思い込んで、この簡単な方程式を見失っていました。

というわけで毎日の食事のカロリー計算をすることに。

カロリー計算なんて面倒で続かないように思えるかもしれないけれど、目標もなく漫然と食べ続けるよりは俄然やる気が出ます。あくまで自分には合っている。それに今回の場合は厳密さは求めていないので、自分の食べた料理名で「カロリー + ○○○」とかで検索すると、親切な人が先に調べてくれているだいたいの食べ物の大まかなカロリーがわかるのでそんなに難しくありません。既に商品として売られているものならパッケージに書かれていたり、メーカーホームページで公開していたりする場合もあります

自分基礎代謝と1日の仕事から割り出される毎日必要カロリーhttp://www.futoritai.com/mt/archives/2006/02/post_134.html)と、今までの食生活における平均カロリーを振り返って照らし合わせた結果、恐らく2100kcalくらいを日々摂取すれば太れる!のではないかと思って実践することにしました。1ヶ月くらい続けて変化がなければさら上方修正の予定。

それに目標数値さえ決めておけば、食事の苦痛トレーニングの達成感とすり替わってけっこう食べられるようになります筋トレでもテスト勉強でも逆ダイエットでも、単純なる数字上下コントロールすると思えばスイッチが入るんですよね。あと余裕があるときとないときで数値の融通をきかせることも可能。出来れば2100kcal以上食べておきたいけれど今日はあまり調子が良くないから2000kcalくらいでもいいかー、昨日はクロワッサンが美味しくて食べ過ぎて2300kcalくらい摂取できたしなー、などなど。

2014-04-16

笑顔が大切って本当なのか?

俺には同じ年の友達が居た。

俺んちの斜め前の家に住んでいた女の子だ。

俺が2歳のころから付きあいがあるから

もう20年以上の付き合いになる


家が近くに住んでるからって

ドラマのように友人以上の関係になる事はなかっけど

それでもやはり近くの家にすんでる同級生ってことで

さいこからしょっちゅう遊んでた。


はいっても思春期を迎える小学校高学年から

遊ぶ機会はそんなになかったんだけど。

しばらく一緒にすごす機会がなかったんだが

高校一年生のときに一緒のクラスになって

一緒にテスト勉強をするようになって

また一緒にすごす時間が増えた。


冬に勉強すると、コタツに入って勉強するわけだけど

そのとき足先とかが偶然あたる。

思春期の俺にはそれがとっても恥ずかしくて、ちょっぴり嬉しかった。

とは言っても別に恋愛感情はなかったと思う。

幼馴染ってやっぱり恋愛には発展しにくい。

彼女も同じ気持ちだったんじゃないかな。



ちょっと気になった事は笑い方が変わった事

昔はすごく豪快に笑う子だったんだけど

そのころはやさしく笑う感じになってた。


あと子供のころは時々けんかもしたんだけど

高校になってから喧嘩もすることもなくなった。

時々俺が高校で嫌なことがあってムスーっとしてると

「またムスーッとしてる、人生はね。どんなとき笑顔大事なんだよー」

って微笑みながら言ってた。


大学は俺が名古屋大学に行き、彼女九州大学にいった。

もうおそらく会う事はないだろうなと思ってたが

就職してから取引先の担当者の一人として偶然再開する事になる。


社会人になった彼女はよりおしとやかになっていた。

よく一緒に来る営業の男の横で、指示された書類を取り出したりして

進んで自分意見を言うこともなく、俺や営業に聞かれた質問に答えるだけ

おしとやかと言うより、人付き合いが下手な感じか。


営業担当は二人居るんだけど、一人が40台で部長

もう一人が20台で係長20台の係長ちょっと頼りないけど優しい感じ

でも、もう一人の部長は嫌なやつで俺の前だとヘコヘコしてるんだけど

彼女若い係長に対してはくだらないミスでもすぐ怒鳴ってた。

「そんなに怒鳴らなくてもいいんじゃないですか。」って俺が言うと

「そうですねー」ってへらへら言いながら怒鳴るのをやめてた。





嫌なやつだなこいつの下でやっていくのは大変だなって思ってたら

彼女が死んだ。最初は悲しみよりも驚きだった。

再開して1年もたってなかったか意味がわからなかった。


係長にきいたらやはり自殺だったらしい。遺書も何もないから

真相はわからないが例の部長からパワハラセクハラを受けていたらしい。

彼女は他の女子社員のようにうまくかわせずターゲットにされていたようだ。

女子社員の中で一人だけ遅くまで残業をさせられたり。

飲み会では部長の相手を無理やりさせられてたらしい。


もちろん注意する人も居たらしいがよく分からない人事で他支店にとばされたり

部長から逆に恫喝されたりしてそれ以上は言えなかったようだ。

そんなつらい状況でも彼女係長が大変なとき

「また、眉間にしわ寄せて、人生はね。笑顔大事なんだよー」って

励ましてくれたらしい。


彼女が死んでから1週間が経って彼女が死んだって事を理解した。

今まで涙が溜まってたんだろう。堰を切ったように流れ出した。

そして彼女の事を考えた。


おそらくあいつの事だから部長からなにされても笑って耐えてたんだろう。

今思い出したけどガキの頃の

あいつの笑顔はそんな可愛い笑顔じゃなかった。

普段の可愛い顔に反して笑うと馬鹿みたいな顔になって

ちょっと不細工だったからそんなに好きじゃなかった。


おまえはどんな時も笑顔大事だって言うけど

どんな時も笑っている人間なんて奴隷じゃないか。

怒ってよかったんだよ。何で怒らなかったんだよ。


笑顔なんて本当に大事なのか?

お互い問題を直視せずに愛想笑いで問題を先延ばししたり、

相手のくだらない冗談面白い振りをしたり。

そんな事ばっかりしてても幸せになれないだろ。

相手に気を使ってばっかりで疲れて

自分人生を切り売りするだけじゃないか


くだらない自己啓発本のくだらない思想なんて守り続けてないで

どうして幸せになるためのコミュニケーションを考えなかった。


高校とき、おまえからもらった自己啓発本、くだらないなと思ってたけど

取ってあったんだ。大事友達から貰った本だったから。

でも明日捨てる事にする。

2014-01-01

旧友と会って


久々に実家帰省して、約5年ぶりぐらいの地元での年越しだ。

今日は二人の級友と再会して、昼食をとり、のんびりとお茶をした。

二人とも大きくは変わっておらず、両親に会って覚える安心感とはまた違った

心地よさがあった。

学生時代に、「学業も大変だから、月に一度楽しいことを行おう」という思いつきからまり

卒業まで約1年のあいだ、わたしたちは行動をともにすることが多くなっていた。

決して長くはない期間だけど、自分人生における数少ない素晴らしい青春の1ページだ。

夏休みにわざわざ学校に来てテスト勉強したり、動物園行ったり、花火したり、誕生日パーティをしたり・・・

ほとんどはありきたりなものだ。

わたしは細かい部分に関して、かなり忘れているところがあったけど、

今思うと些細だけどとても大事で、他の二人と違って忘れてしまっている自分が少し悲しかったし、申し訳なかった。

まり変わっていないと表現したけど、2人はなんだか少しだけアクティブだった。

ただ、今年からまた、学生ときに行っていた活動を再開させることが決まった。

住んでいる場所はバラバラだから、毎月なんて無理でも、帰省の際にちょっとアウトドアぽいことをすることが決まった。

あと、タイムカプセルの回収・開封も今年行う。

そして、少しだけアグレッシブにもなっていた。

結婚したい相手が見つかったら、その二人の審査マストらしい。

二人が友達になれそうな人と結婚すべきとか主張している。

わたしはそんなの無理だろうとか思っていたけど、

恋愛に関してはこの前大きな失敗をしたので、少しは言うことを聞いた方が良いのかも。

やっぱり自分友達恋人が仲良くしてるって確かに素敵で素晴らしい。

自分を含め3人それぞれ秘密主義というか、オープン性格じゃないから、

大人になって、話せる範囲が増えてきたのも嬉しいし、楽しい

なんだかしばらく連絡しなくても、話せば安心できる人たち。

親友と呼んでいいのかわからないし、互いに恥ずかしがって親友なんて言葉使わないけど、

親友みたいなものだと思っている。

大事します。今年もよろしくお願いします。

2013-12-01

ここまできたら言葉狩り狩りだろ

http://d.hatena.ne.jp/takeda25/20131201/1385863661

こういう「正しさに縛られない俺かっこいい」みたいなのは高校卒業してくれよ。

なぜ正しい日本語を使おうとしている奴が、誤用している奴に「知ったか」扱いされて馬鹿にされなきゃいけないんだよ。

真面目にテスト勉強する学生いじめヤンキーメンタリティかよ。

てか100年前の本を出して「ほーらこの頃から使われてたんだよー」とか言い出すほうがよっぽど知ったかぶりだと思うが自分で恥ずかしく思わないのかよ。

そりゃさ、正しい日本語を絶対に使えってのもおかしいけど、敢えて積極的誤用しにいきますってのも同じくらいおかしいだろ。

どうして「通じることを優先するが誤用もなるべくしない」くらいのスタンスでいられないの馬鹿なの死ぬの。

元記事の方で書かれてるのも

辞書で調べたところ、「間、髪をいれず」と区切るようです。

ってだけで、この記述自体は完璧に正しいだろ。

「綺羅、星の如く」や「五里霧、中」と同じで、意味的にそこで区切るものだよ。

発音するときに「間」のあとに一拍置けとかって言ってるわけじゃないだろ。

ちゃんと文章読めてんのか馬鹿

2013-10-10

しあわせについて

とある男の子が小さかった頃、従兄弟のお兄さん達が家に遊びに来ていた時のおはなしです。

男の子ファミコンをしていたら、お兄さん達が言い合いをはじめたのです。

「お前はいいよな。勉強が出来たからイイ大学入ってよ。そんでイイ会社入ってよ、綺麗奥さんつかまえて子供まで出来ちゃってよ・・・文句なしじゃねーか」

と髪の長い方のお兄さんが言いました。

このお兄さんは何してる人なのかわからないけど、しょっちゅう旅行に行ったりして、お土産を買ってきてくれたり面白い外国の話をきかせてくれるから

男の子は好きでした。

「お前のほうが羨ましいよ!好き勝手に行きたいとこいけるし、嫁の愚痴を聞かされる事もないし、子供の将来とか・・なにより何にもしばられてないじゃないか

メガネをしているいつもキチッとした恰好のお兄さんが言いました。

このお兄さんはお母さんがゆうには『おカタイ仕事』をしてるらしいです。男の子にはよくわからないけど、家に来た時に宿題を教えてくれたり、

むずかしいことを優しく教えてくれるから好きでした。お小遣いもくれたりしたそうです。

「いやいや何言ってんだよ!俺だって将来の事とかどーしよーか悩んでんだよ。いつもいい仕事あるわけじゃねーし金がなきゃ旅もできねーし生活だってギリギリだぞ!

嫁さんだってほしいしよ・・・お前は幸せだよな。俺には無いもんばっかり持っててよ。」

と髪の長いお兄さんが言い返しました。

「お前こそ何言ってるんだよ!嫁がほしいって正気か?自由恋愛バンザイとか言ってたくせに。だいたいしょっちゅう恋人が変わってるじゃないか

外国に行くたびに素敵な女性と仲良くしてるようだが、なぜお前は女性モテるんだ?お前より幸せな男はいないだろう。」

メガネのお兄さんが言い返します。ちょっと怒ってるみたいです。

「いや俺は生涯の伴侶を求めて旅をしているのさ。お前にはもう見つかってるじゃないか!お前が幸せだろう!

あと今度マイホームとやらを購入するらしいな?なんてブルジョアなんだお前は。」

ブルジョアだと?ふざけるな!何年のローンがあると思っているんだ!?そのためにお前のように何ヶ月もの海外旅行など出来ないんだぞ。

あと何が生涯の伴侶だ!お前にその気などないだろう。次はいったい何処の国で自由恋愛とやらをするつもりだ!」

二人のお兄さん達はだんだん声が大きくなっていきました。喧嘩になってしまいそうな雰囲気です。

それからもしばらく二人は言い合いを続けていましたが、男の子にはよくわかりませんでした。大人の話だったからです。

「ある国では日本と違い、国民に対してウンタラカンタ・・・

「今度会社の体制が変わり上司がいうにはウンタラカンタ・・・貿易におけるウンタラカンタラ」

「お前みたいに勉強が出来て会社づとめしてりゃ今頃おれも人並みな生活が・・」

大学勉強ばかりで就職もすぐに決めてしまった。あの時のお前のように他の選択肢・・・

などとお兄さん達はしばらく言い合いをしていましたが、疲れてしまったのか急に静かになりました。

そして二人同時につぶやいたのです。

  

「あーあ お前が羨ましいよ」

「あぁ・・・お前が羨ましい」

  

男の子ファミコンをしながらなんとなく聞いていました。そしてこんな事を考えていました。

『髪の長いお兄さんは、お金がないとか文句を言っている時は不機嫌な顔をしてるけど、お金が出来て旅に行く前とか、

帰ってきた時はすごいニコニコしている。おみやげをくれる時とか外国の話を教えてくれる時はとても楽しそうだ。

なんだかちょっと威張って話す時があるけど、幸せなんじゃないかな?』

メガネのお兄さんは一人の時いつも難しい顔をしているけど、奥さんや子供と一緒にいる時はニコニコしている。とても優しそうに見えるし、

奥さんのいいところを話す時とかデレデレしちゃって、子供の話とか何回も自慢するし(パパって呼んでくれたとか)めんどくさい時もあるけど、幸せなんじゃないかな?』

『そしたらボクはどうなんだろう。ファミコンをしてると楽しいし、いつもはお兄さん達から、お前は子供からとか、子供にはわかんないよとか言って

相手にしてくれないけど、ファミコンの事になるとボクのほうがくわしいんだ。お兄さんが知らない隠れキャラの事も知ってるし、僕のほうが先の面までクリアできるし、

シューティングゲームだってボクが一番高得点をだせるんだ。お兄さんたちもスゲーとかお前うまいなーとか言ってくれる。』

ファミコンをしてる時ボクは得意なきもちになれる。世界を救える事だってヒーローにもなれる。お兄さん達にはできないんだ。ボクが教えてあげたりもする。

新しいカセットを買ってもらえる時なんて最高だ!そうゆう時とても楽しいニコニコするし、だからボクはしあわせなんだとおもう。』

『でも学校の行ってる時のボクはどうかな。給食の嫌いなもの残せないし、勉強も難しいし、テストもあるし、宿題だって毎日やらなきゃいけな・・・

とここまで考えて男の子は重大な事に気づいてしまいました。

「あっ!」

男の子は大きな声をだしました。

二人のお兄さんはびっくりして男の子の方に目を向けます

「どうしたんだ急に?」

メガネのお兄さんが聞いてきました。

「な なんでもないよっ。ちょっとワンナップ取れなかったか・・・

男の子はモゾモゾと答えました。

「ほんとにお前はゲームが好きなんだなぁ」

髪の長いお兄さんはニコニコしながらそう言いました。

男の子はそんなふうに答えましたが実は重大な事を思い出してしまったのです。

『ど どうしよう・・・明日宿題全然やってないや。どうしよう昨日だって宿題しなかったか先生に怒られたのに・・・算数ドリルから大丈夫かな。

すぐ終わるかな。・・・ドリルかぁヤだなぁ・・さんすう嫌いだなぁ・・・

『ん?・・・あれ?そういえば算数テストって明日じゃなかったけ??・・・どうしよう大変だ。宿題よりもテストもあったの忘れてた!

この前のテストでお母さんに怒られたばっかりなのに・・・どうしよう。どうしよう。』

男の子だんだんお腹が痛くなってきました。でもファミコンをやめようとはしません。

その時でした。

町内会に行っていたお母さんが、お友達のおばさんを連れて家に遊びに来たのです。

男の子ゲームも気になるし、何よりテスト宿題のことで頭がいっぱいになりながらも、ゲームポーズにしておばさんに挨拶しました。

こんにちは

男の子が頭だけを向けてペコっ挨拶しました。

それを見たおばさんが開口一番こう言いました。

こんにちわ。あら?またゲームをしているの?好きなのねぇ・・・なんで子供ゲームばっかりしてるのかしら?ゲームっていったらウチの息子もなのよ。

本当にどうやったらやめさせられるのかしら?ウチの主人に言ってもなんにも言ってくれないし。そうそ町内会のあの奥さんのところの坊やもそうなんですって。

ほんとにねぇ~どうなのかしら。そうだアナタ町内会といえばお隣のゴミの問題どうするの?いやねえ~なんで私達が当番なのかしら。

ほんとにもう色々やらなきゃいけない事があって大変!そのてん子供は良いわね~ほんとに。幸せよねぇ~。羨ましいわ。私達も子供に戻りたいわよねぇ」

まるでマシンガンです。

男の子はびっくりしてしまいました。

お母さんとお兄さん達は、ちょっと困った顔をしながらも、にこにこ話を聞いていました。

まだおばさんの話は続いていましたが、男の子には聞こえていませんでした。

なぜなら男の子は怒っていたからです。おこりながらこんな事を考えていました。

子供がうらやましいだって?なんておかしな事をいうんだ!おばさんにはテスト宿題もないじゃないか毎日眠くても学校いかなきゃいけないのに!

学校掃除当番だってあるんだぞ。給食だって大変なのに。それなのに子供がうらやましいだって全然おばさんはわかってないよ。

それにボクは知ってるんだ。おばさんなんかいつもテレビ見ておせんべい食べてるだけじゃないか。お昼にゴロゴロしてるって言ってたの聞いたことあるんだ。

それにおばさんの飼ってる猫とお昼寝してるとこだって見たことあるんだ。そうだ!うらやましいといえば猫だよ!

アイツなんか一日中ゴロゴロしてるじゃないかゴロゴロしてるくせにボクにはお腹を触らせてくれないんだ!』

男の子は口には出しませんでした。口にすると止まらなくなるし、何よりお母さんが怒るからです。

男の子はだまっておこりながらまたファミコンをはじめました。

でもそろそろやめようかとも考えています

なぜなら宿題テストの事を思い出した時からお腹が痛くなっていたからです。

トイレに行こうかどうしようか迷っていたのでした。

それともう一つファミコンをやめようと思った原因は、お母さんがそろそろあの言葉を言う予感があったからです。

「ねー?宿題はもうやったのー?」

あんのじょう台所からお母さんの声がしました。

なぜかおばさんまで宿題大事よーとか言ってケラケラ笑っています

「うん・・今やろうとおもってたんだよ」

男の子はモゾモゾと答えました。

ここですぐにファミコンをやめないとヒドイ事になるのを男の子はわかっていました。

お母さんは怒るとこわいのです。

言うことを聞かないとファミコンの命が危なくなることもありました。アダプターを捨てられたりしてしまうのです!

ファミコンのためにもお母さんに逆らってはいけないのです。

ファミコンの電源を切りながら男の子は考えていました。

『あーあ。ボクはぜんぜんしあわせなんかじゃなかったんだ。お腹も痛いしファミコンもできないし、宿題テスト勉強までしなきゃいけない。不公平だよ。

猫はゴロゴロしてても怒られないのに!どうしよう宿題テスト勉強の両方なんてできっこないよ!

どっちかしかできなかったら結局お母さんに怒られちゃうじゃないか

『ボクも猫に生まれたらよかったのに。・・・でもファミコンできなくなっちゃうかな。それは嫌だな。だったら人間のほうがいいかな。』

『そういえば猫って何十年も生きてたら化け猫になるんだっけ・・・テレビで見たかも。そしたら人間に化けられるんじゃないかな?

ネコ娘だっけ?あれみたいになれるかな?そしたらファミコンもできるじゃないか!すごいぞ!』

男の子自分の考えに夢中になって、ボーっとしていたみたいです。

「ほらぁ~グズグズしてないで早く宿題やっちゃいなさーい」

またお母さんの声が台所から聞こえてきました。

「はぁーい」

男の子は返事をしながらファミコンを片付けはじめました。

その様子をお兄さん達がニコニコながら見ています

お母さんもおばさんもニコニコ微笑んでいます。  

  

ファミコンを片付け終わった男の子はまだ考えています

    『いいなぁ猫はしあわせそうで』

2013-06-04

テスト勉強でいう頭のよさって結局要領のよさのことだと思う

元神童・現クスブリみたいなのが多いはてな

頭がとても悪いです

こんなんが話題になってて、漠然と頭がいいってことについて語られてることについてムズムズしたので自分の考えを書く。

天才とかの例外は覗いて、一般人レベルの話。

テストとかに対する頭のよさって意味で言えば、頭のよしあしなんて最初からなくて、要領がいいかどうかに尽きるんだよ。

オマケで生まれ持った記憶力か。

高校生くらいまで要領よく勉強できてたけど、大学で引きこもってぼっちになって勉強の要領が悪くなって成績を落とした自分経験則

小中学生まで

クラスの中で「頭がいい」といわれるポジションにいた。

なんで周りができないのかがよくわからなかった。

自分がやっていたのは特別なことじゃないと思ってたから。

小中学生ときテスト勉強ってことで構えて家で自主的に勉強なんてしたことなかった。

小学生ときは授業を真面目に聞いて宿題をやりさえすればそこそこの点数はとれたし、中学生も同じだったから。

義務教育カリキュラムはやっぱりそれなりに筋が通ったものだったんだなあと今では思う。

初めてテスト勉強をしてると意識したのが、高校受験のための勉強

高校生

そんで県立高校で普通よりちょい上の進学校に行った。

最初テストで、高校最初からと思って最初定期テストときちょっと勉強をしたら学年3位。

ちょっと勉強したら3位ならがっつりやったら1位いけるだろと思って、その次から卒業まで全部のテストテスト勉強をがっつりやったら、ほぼ毎回定期テストトップだった。たまに2位とか?

ただ、進研模試とかだったら成績は人並みだった。

結局それは定期テストで高得点をとるためのコツを習得してただけで、頭がいいわけじゃなかったことの証拠。

定期テストで、この先生だったらここを出すとか、これを覚えたら確実に何点は確保できるとか。

ノウハウって言ったら近いかな。

授業を真面目に聞いてノートとって宿題もして。それくらいで全部カバーできた。

から、周りも自分みたいになると相対的に自分が特別頭がいいといわれることもなくなると思って恐れてもいた。

だって自分がやっていたのは特別なことじゃなかったから。

自分と同じようにしたら誰でもテストで高得点、高順位になってしまうと思って内心ビクビクしてた。

大学生

なんだかんだで高校の貯金で旧帝に滑り込んだけど、大学だとひきこもっちゃったから、

本来大学テストノウハウである、先輩から過去問をもらうとかサークル過去問を回してもらうとかが一切できなかった。

から、高校よりも絶望的に増えたテスト範囲に対して丸腰で挑むような形になって、一人じゃ到底カバーできないようなテスト範囲に対して挫折した。

ノウハウを習得できなかった。

なんとか丸腰勉強滑り込みストレート卒業はできたけど。

あえて言うなら、あとは記憶力かな。

頭がいい=記憶力がいいっていうのも正しいかもしれない。

だとすると、自分記憶力が他人よりちょっとよかったんだんだろうな。

でもそれは頭がいいってことじゃなかった。

ただそれだけ。

2013-06-03

http://anond.hatelabo.jp/20130603135316

俺は逆に、中学まではぼんやり聞いててもテストは9割超だったな。予習復習テスト勉強はしたことなかった。

しかし、高校ではさすがにそうはいかなかったが、たぶん高校でも同じようになにもしないでテスト9割超ってのはいるんだろうな。

ただ、この場合、実力より低い偏差値の方に行ったか、逆にすごすぎて進学校でも手がつけられないかのどちらかになりそうだが。

2013-03-09

単位を落としやす大学新入生にアドバイス

http://anond.hatelabo.jp/20130309133408

そろそろ桜の季節。春から大学に入る単位を落としやすい新入生にいくつかアドバイスを送る。

  • 3食きちんと食べる。睡眠をしっかり取る。生活の基本だけど、忙しいので疎かにしがち。(オレは大学雰囲気にうかれすぎて、食事をちゃんと食べないで、試験期間中に体調を崩した覚えがある)。運動も週2~3程度でいいので適度にやること。
  • 授業ノートをつけて、授業を振り返ること。単位を落としたとしても、記録をつける事により、後の交渉がしやすくなる。






  • あとは、個人的には、期末テストなり、レポートを全部提出したあと、単位を落としたなって確信したなら成績発表前に行動することかなぁ。レポートのやり直し、テストのやり直し。どちらも先生の何回目の授業のココを聞いておけば良かったみたいな解説をつけて、それを持って再テストなり、再課題なりいただく。「単位をください」よりも「ご一考おねがいします」みたいなオブラートに包んで。

2012-01-13

非リアがリア充になることはあるか

私は学部までは非リア充だったような気がする。

サークルバイトもやっていたし、勉強一生懸命やっていたけど、友達があんまりいなかった。

いっとき仲良く一緒に過ごす子はできるんだけど、なぜかいつも最後には関係がぎくしゃくしてしまって、最後には疎遠になってしまう。

土日はバイトサークル試合

それがない日は特に予定も入らない。

内輪の飲み会みたいなのもなかった。

サークルにいても、あんまり周りの子と話すことはなかったし、いつも一人でいた。

バイト先でもうまく馴染めない。

授業も一緒に出る子はいなくて一人で受ける。

過去問なんかはなんとか手に入れてたけど、レポートを一緒にやったりテスト勉強を一緒にやったりする子はいなかった。

昼食も一人でとっていた。

だけど、大学院生になってから友達が増えた。みんな信頼できるいい人たち。

最近は毎週のように誰かと遊んでいる。

一緒にスポーツやろうぜっていって定期的にやっている。

個人的な旅行も行ったりしてる。

友達の家でお泊まりとかもしている。

飲み会に誘われることも、お茶やご飯に誘われることも増えた。

合コンもたくさんしている。

ファッションにも目覚めて、かわいいと言われることが増えた。

から相談をうけることも多くなった。

学部の頃は非リアだったと思うけど、今はリア充だと思う。

あいかわらずあんまりモテはしないけど。

だけど、本質的には非リアなんだろうか。

それとも、人間には実は非リアな時期とリア充な時期があるんだろうか。

後者だと信じたい。

2011-07-17

大学時代線形代数テスト

http://anond.hatelabo.jp/20110717152546

元増田の話で、思い出したんだけど、

大学時代線形代数テストの話。

 

テスト勉強してて、全然からからなくて、

友達と一緒に勉強してても、お互い分かっていない同士だから

あんまり効果なくて、「試験ヤバいな」と思っていたの。

 

で、テスト当日、数学の出来る奴と雑談してて、

そいつが「ハミルトン四元数」とか、

「射影」の意味とか、使いどころとか、(検索してて思い出した「準同型定理」)

果ては「ブルバキ原論」の話とかしだして、

そんな感じで30分ほど雑談レクチャーを受けたの。

 

それで、試験ですよ。

なんかさ、テスト問題がすげー簡単に見えたの。

「この問題、さっき話に出てたハミルトン四元数じゃん」とか。

たった30分の雑談が、独学の試験勉強10時間分以上の効果が

あったんじゃないかと思う。

 

講義中、先生はさ、教え方が良くないというか、

わかりにくかった。

ただ、俺にレクチャーしてくれたやつは

「え?すげー面白かったじゃん」とかいってたから、

数学得意な奴にはかなり良い授業だったんだろう。

 

まりさ、

文化コミュニケーションと一緒でさ、

その文化コードを知っていないと、

会話が成立しない(講義意味がわからない)みたいなもんで、

数学も、そういう概念を知っているのといないのとでは

理解度が全く違うと思うんだよね。

から、ある程度数学史とまではいかなくても、

「どうしてこれをやるか?」

「どういうことを知っておくべきなのか?」

そういうメタ情報っていうのかな、

そこの部分は「暗記」といっていいのかわからないけど、

記憶してないといけないと思うんだよね。

 

数学なんかはさ、

論理的思考力原理主義みたいなのが発生しやすいから、

数学は暗記なんて言ってたらダメだ!」

っていう教え方する人いるよね。

まあこれは

「解法を暗記するようなやり方は本来的じゃないぞ」

って言いたいんだと思うけど、

さすがに元増田が書いたように

論理的思考力原理主義みたいなのは困っちゃうよね。

いやいや、ちゃんと知ってもらうべきところ、

暗記してもらうべきところってあるんじゃない?

と思うのよね。

 

そのあと、大人になってからコーチング理論とか知ったけど、

「どうしてこれをやるか?」

「どういうことを知っておくべきなのか?」

を知るというのも

実際に問題が解けるかどうかと

同じぐらいフォーカスするべきものなんだよね。

 

なんかさ、論理的思考原理主義でいったら、

デカルトが座標を発明する以前の、

純粋幾何学いつまでも続けるのか?

とか思っちゃう。

当時の天才たちが、千年かけて考え抜いたことを

凡人もやらなきゃいけないの?って思う。

そうじゃないでしょ?と。

つーか、その先生

インストラクショナルデザインとか、

たぶん、聞いたこともないんだろうね。

 

そんなこんなで、愚痴になってきたので、ここでやめるわw。

2011-01-29

はー。就活欝。就活欝だよ。

大学MARCHちょい下だけど全く就職できる気がしないよ。  

最近2ちゃん就職板と増田ばっかり見てる。終わってる。大学受験の時と同じ流れ。

増田最近覚えたけど楽しいね。でもかなり年齢層が高いんだろうな。

就活王とかアドバイス系の話はよく見るけど、リアル就職活動してる話はあまり聞かない。

    

今は食品メーカー総合職のWebES締め切りラッシュ。手書き郵送のとこはもうちょっと遅い。

それなりにいいのが書けてるかな?って感じ。社会人に見せてもそれなりにウケはいい。

少なくともみん就のなんぞに落ちてる出来損ないの志望動機よりは上手く書けてる。

  

まあ大体は何パターンか前もって作っておいたテンプレを文字数に合わせて切り貼りするだけなんだが

20社ぐらいは出したけどどれだけ残ってくれることやら。

    

これ終わったら鉄道とかインフラ系の会社の説明会行き始めるかな。

大学職員なんかもいいと思ってる。甘い世界じゃないのは重々承知なんだが

  

あとは金融業界の就活やるかどうか迷ってる。でも絶対俺には向かないかやらないかな

    

そんなだ。就活生っていないのか?

就活生って今何してんの?ヒマしてんの?テスト勉強

しか学園祭実行委員やってた時に比べて時間が余りまくって困る。

大学生はヒマだって言われてもいまいちピンとこなかったけど今ならわかる。超暇じゃん。

お前らなにしてんだ。ニコニコしてる場合じゃねーよ。

2011-01-26

先日、5年ほど付き合った彼女と別れることになった。

原因は些細なすれ違いから始まったことだったが、

振り返ってみれば、ぼくの心の中に彼女がいた痕跡なんてほとんどないような、

まるで映画でも見ていたような感覚しかない。


今まで付き合った女性彼女を含めて3人だが、全て同じような終わり方になった。

結果としての愛情不足、結論としての不一致。

あなたが見ていたのは、結局私じゃなかった……」

最初彼女に振られた時は、まさかこんなドラマたいセリフを言う奴がいて、

実際に聞かされることになるとは……。

と少し耳を疑うくらいだったが、次第に彼女たちが言っていた意味を理解するようになってきた。


始まりは中学の頃だった。

小学校からずっと一緒だった女の子を好きになった。

もともとかなり奥手だったのもあってか、結局かろうじて告白しい告白したのは、

高校生活も終盤に差し掛かってからだ。

これも今にして思えばだが、四六時中と言っていいほど一緒にいて、

お互いの家でテスト勉強したり、時々二人で映画に行ったり、

ぼくたちはもうそんな、なんとなくな中で、お互いを想いあっていたのかもしれない。とすら思う。

結局その後は大学受験で離ればなれになった。


入学式からしばらくは記憶にない。それくらいショックがあった。

それでも一応真面目に単位を取り続け、半年くらいし合コンに誘われた。

それが最初彼女

次の彼女浮気相手というかセフレに近かった。

結果的に彼氏がいる女性を寝取ってしまった訳だが、いざ付き合うと凄く冷めた気持ちになった。

それでも会おうだのデートに行こうだのとうざかったので、次第に避けるようになった。

その後、出会い系サイト人妻と寝たりもして、

背徳感が自分性癖だと知って少し吐き気した時期もあったけど、

将来的なリスク結婚まで考えて見切りをつけ、付き合うことになったのがつい先の彼女だった。

多分相手もそうだったのだと思う。

とても尽くしてくれる女性だった。

仕事愚痴を言ったりしても嫌な顔をせず、いつもぼくが帰宅するまで一緒にご飯を待っていてくれたり、

ぼく自身も凄く惹かれていったのが、よくわかった。

もともと教育熱心だった親の期待に応えられず、次第に希薄な関係になっていったぼくにとっては、

俗にいう母のような女性と言えたのかもしれない。

だけど、それでもぼくの心は満たされなかった。

どれだけ言葉を交わし、幾度身体を重ね、愛を紡いだつもりでいたけど、

それは合わないもともと合わないパズルピースのようだった。

愛情が重かったわけではない。価値観はぼくが生きてきた中で出会ったどんな女性よりも近かった。

そう、ただ違ったのだ。

いつだったか彼女は泣きながら言った。

「たくさんメールをして、お喋りとかもしてきたけど、あなたのことが何もわからない」

多少は感情的になっていた部分もあるとは思う。何も……という訳ではなさそうだけど。

そんな場違いな分析を頭の中ではしながら聞いていたのだけはよく覚えている。

今日会社をサボった。

サボってツタヤから借りてきた映画を見ていた。

そしてふと昔知人に借りた懐かしいタイトルをおもむろに取り、

今しがた見終わったところだ。


秒速5センチメートル


多分、二度と見ないだろう。

2011-01-18

社会科をまとめるのが理系なのか?

http://b.hatena.ne.jp/articles/201101/2253

テスト動画コメントで「社会をまとめる辺りが理系」というコメントがあったんだけど、そうなんだろうか。というか現代社会ってなんだ?と古い記憶を辿ってみたのでここに書き記しておく。

私と高校のスペック

・1学年1000人くらいの大きさの私立高校

・稀に東大合格する生徒がいるレベル

学科商業工業、体育など色々ある

普通科には文系理系のコースがある

・私は普通科文系だった

・2年から地理コースを専攻した

私が通っていた高校の社会科は、2年生から世界史日本史地理の中からひとつだけ選択し、それを元にクラス分けを行っていた。

世界史地理はそのまま2年間継続するが、現代社会日本史を選択した場合に3年の途中から突然現れる仕組みで、日本史だけだと思っていたやつは3年で腰を抜かすことになる。

文系では、数学など理系の授業は2年の1学期までで完了する。さらに理系の授業時間もかなり少なく、数Iで言うと教科書の30%程度しか習わない。もちろん数IIなんて存在しない。

その代わり国語などは芥川龍之介夏目漱石句読点の打ち方や漢字とかなの比率など文章構造を解析して、当時の心理状況を推測するなど興味深い授業もあった。また、2万字~3万字の書き取りの宿題が出される度に徹夜していたことも懐かしい。時々この話をすると、ネタだろ?とか夏休み宿題か?と言われるが、これは一晩の宿題だ。

みなさんの通っていた高校と比べてどうだろうか。

そんなわけで何が言いたいのかというと、

理系がこんなに文系の授業やってるの?

社会科が4つもあったらテスト勉強大変じゃね?

ということ。

追記など

分かりにくくてゴメン。

書き取りは漢字の書き取りで、年数回行われる全校一斉漢字テストの対策です

ついに謎が解けた!

5年ほど前の未履修問題ですね、もはや他人事なのですっかり忘れてました

2011-01-07

脱オタ

自分中学2年の時、初めてテスト勉強が深夜になっても終わらなくて、ふと休憩にテレビをつけたのが二次元趣味に走るきっかけだった。

それから6年間、金銭的に低燃費ライト隠れオタを細々と続けてきて、漫画とかアニメとかゲームとかラノベとか、自分の一部だと信じていて、

このまま、ただ出てきた物を貪っているだけで、それなりに楽しく文化的な生活が送れるものかと思っていた。

現実が気を病むレベルで満たされていない分、ファンタジーでも恋愛でも、サスペンスでもミステリーでもSFでも物語が好きだった。

登場する人物というかキャラクターが好きだった。

それこそ、最初のころは一日中空想に想いを馳せ、向こう側に行くことを夢にしてしまうくらいに。

3日前、とあるノベルゲーをやっていた。

一つ目のルートクリアした

話の出来は悪くなかったはずだし、感動したはずだった。

二つ目ルートを翌日にクリアした

ハッピーエンドだ、悪くない。そもそも物語に点数はあまりつけない方だし、大抵は楽しめる。

話が終わった時に自分が置いていかれるような、自分が置いていくような、寂寥感みたいなものはいつでもあった、それが今度は無くならない。

それとは別に、気持ちがついてこなくなって、話が終わってからメシを食えば、トイレに行けば、歯を磨けば、風呂に入れば、それだけで空想から現実に一発で戻ってしまう。

二次元に対する情熱最初ほど大きくはなくても、6年間で根付いていたはずだった。

それでもそのまま、空想と現実が離れていってしまった。大切にしていた数少ない漫画ラノベ画集いまは薄汚れたダンボールの中。

6年もずっと続いていたものが、こうも急に無くなるとは思わなかった。

今日からしいアニメが始まるというのに、もう録画する気にはならない。

勉強して、働いて、人と関わって。現実に生きようと思ます

そのうち誰かが夢見る機械を作ってくれることを祈りながら。

2010-12-03

http://anond.hatelabo.jp/20101203163623

俺の高校は3年の最後学年末までしっかりテストがあったんだが

受験が終わった後の最後テスト物理だか数学だかが100点だったんだよね。テスト勉強なんか全くしなかったけど。

受験勉強やってたかテスト勉強とかやってないわー」とか言って酷い点を取ってたその他大勢を馬鹿だなこいつらとか思いながら見てた。

そんなことを思い出した

2009-12-01

日記を書いてる彼女が無神経なんよ

http://anond.hatelabo.jp/20091201153310

テスト勉強がつらい、早く大学生になりたい」

「がんばりたいのにがんばれない。怠惰自分がいやになる」

世の中にはさ。進学したくても親が金出してくんないとか、努力しているのに成績が上がらないとか、いろいろつらい思いをしている人達がいるわけよ。がんばりたくても心理的にがんばれない人だって居るわけよ。そういう人達の気持ちを逆撫でする愚痴だよね。

愚痴りたいのはわかるけどさ。自分より大変な人がいない環境愚痴りなよ。不特定多数に公開しておいて「共感してくんない」なんて甘えというより、人の心があるの? と問いたいレベル

2009-08-23

http://anond.hatelabo.jp/20090823132422

マニアックとかw

デコメ送る相手いない人?マジかわいそう

てかテスト勉強どうしてんの?普通PCないと不便じゃない?

2009-08-08

http://anond.hatelabo.jp/20090808130623

会社に寮ないの?寮ないならまぁそんなもんだわなぁ。

学生の時は貧乏してたけど、家賃が安くで済むようにルームシェアしたりやたら安いところに住んでたりした。

食費も1万程度におさめ、教科書類は図書館でできるだけ借りてノートに写したりしていた。

すべてこみで生活費大学時代は8万位、大学院時代は10万位。場所は都心奨学金などはなし。

大学時代睡眠時間を削ってレポート書いたりテスト勉強したりしてたけど予習復習はしてなかったな。実験の予習くらいはするけど。学費納付は遅いので夏休みに短期バイトと塾講とかてきょ大学院では会社で働いてたけど)でがっつり稼いで学費+生活費を稼いでいた感じ。

交通費がかさむのがいやなので大学そばの非常にぼろいアパートにすみ、ぼろい自転車で都内はどこでも行っていた。

平日もほぼ全部バイト。塾講もかてきょも夜に仕事なので、1日4,5時間働いて、帰ってきて飯作って風呂入ってレポートとか課題とかやって寝るのは三時、起きるのは8時、8時半から講義で昼まで。昼から実験。みたいな。

週2~4万くらいかせいでたから、月だと8~16万くらいか。テスト期間はさすがにあまり働けなかったので精神的にもいろいろときつかったけど。

でもまぁ別に楽しかったし、貯金もできたし、ノーパソも買えちゃったし、友達もできたしよかったかなと思っている。研究はたいしてできる子ではなかったけど、楽しかったしそれでいいかみたいな。修論の時も普通に働いてたけど、もともとこつこつ仕上げていくタイプだから泊まり込みとか徹夜とかもせずに乗り切ってしまったし。周りの人はしてたけど正直あぁいうのって単なる自己満足だと思う。

今は手取り18万くらいだけど、寮に住んでるからそんなに貧乏でもないしなぁ。

2009-07-22

選挙 != テスト勉強 != 新卒リクルート活動

私は選挙権は持っているが、正直そんなに真剣政治政治家について考えたことはない。

というのも、誰に入れればいいのか、誰に入れればいいのか判断するための情報をどのように集めたらいいのか、わからないからだ。

ただ、選挙対策に躍起になる政治家たちを見ていて激しく思うことがある。

それは

テスト期間になってから突然知識を詰め込みだす高校生

あるいは

テスト直前に過去問の答えだけ完璧に覚える大学生

あるいは

就職活動のために自分に対するキャラクターを作り上げる新卒

政治家は同じだ。ということ。

医学部では使わない物理数学の知識の良し悪しで行ける大学が決まったり

ただ単位を取るためだけの講義の良し悪しで大学生の優秀さが決定されたり、

大学での活動に関係なく、面接での口のうまさで内定が出たり

そんなのと同じように、

選挙での知名度や口約束の内容で当選が決まったりする。

果たしてそんなことでいいのか。

あるいは、初出馬政治家に関してはそれでいいかもしれない。

実績もなければ、当選してから活動していくなかで更に成長していく可能性を十二分に秘めているわけだし。

しかし、それ以外の政治家は違う。

彼らは経験者として、企業で言う、いわゆる中途採用枠による選考がおこなわれるべきではないか。

彼らが政治家として何をなしてきたか、その一点こそ最も重要とされるべき点だ。

結果を出せない政治家は必要無いのだから。

私は政治に関して全くの無知であるから、かなり考えの無いことを言っているんだろうことは予想出来るが、

「彼らが政治家として何をなしてきたか」を知る方法、選挙において最も考慮するべき点、情報収集方法等

政治事情に詳しい人は自分流の方法論をぜひ暴露してほしいなぁと思う。

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