5月より、専門性の高いコーチが着任し週2日の活動が始まっております。ヒップホップダンスに特化した練習及び多様なダンスに対応できる基礎基本の練習を実施しております。
この「ヒップホップダンスに特化した練習及び多様なダンスに対応できる基礎基本の練習を実施しております」は、その練習の内訳が0:100じゃない限り嘘ではないが読者はヒップホップを重視しているように読んでくれる、ごくありふれた完了作文だ。さすが教育委員会畑で評価されてきた校長よ。
たとえば週4時間の練習時間のうち10分だけを「ヒップホップダンスに特化した練習」にしても、上記の説明は嘘ではないことになる。
2②を読めばわかるとおり、従来は小チームごと別々のダンスを練習していたのを、大会向けに部員全員で踊るダンスを練習することとし、そこにヒップホップ系の動きを部分的に取り入れるというのが今年度の方針だ。
部分的なヒップホップの取り入れなんて、4小節ばかり裏拍でダウンしてれば名乗れる程度のものだ。ラップパートのあるアイドルソングを「ヒップホップ要素のある音楽」と呼ぶレベルの話だ。
3の読み方も全く間違っていて、校長は着任するや中体連系の全員一斉創作ダンス系の教員を顧問に据え、今年度その計画をもう1段進めたのだ。
「ヒップホップの指導経験がある専門性の高いコーチ」は、「ヒップホップの専門性が高いコーチ」ではない。そのような場合は「学生への指導経験があるヒップホップの専門性が高いコーチ」と書く。したがって校長の文章は、中体連向けダンスの専門性が高く、その一環としてヒップホップも教えていたコーチと読む。
だいたいそのコーチだって年度当初は居らず、したがって年度当初にはヒップホップの指導経験の無い創作ダンス系教員だけの構成にし、苦情を受けて5月(何日?)に追加したに過ぎない。
まあ、わかってて書いてるんだろうな そもそも書き慣れてる感じがあるやん