はてなキーワード: idとは
いつもお名前.comをご利用いただきまことにありがとうございます。
─────────────────────────
お持ちのドメイン[ n件 ]は
─────────────────────────
推奨しております。
未然に防ぐことが可能です。
ご利用いただいているドメイン[ n件 ]に
お早めに制御設定をお済ませください。
▼▼ 設定はこちら
https://www.onamae.com/domain/navi/domain.html?link=domain/navi/domainprotect/input
より明確にすることができます。
---------------------------
ドメイン管理におけるセキュリティ強化が非常に重要視されています。
ドメインプロテクション設定をお済ませいただくことをお奨めいたします。
▼▼ 設定はこちら
https://www.onamae.com/domain/navi/domain.html?link=domain/navi/domainprotect/input
▽ サービス詳細
https://www.onamae.com/service/protectoption
───────────────────────────────────
───────────────────────────────────
※ドメインプロテクションは有料サービスです。別途消費税を申し受けます。
※コンビニ支払いを選択されたお客様はコンビニ支払手数料が発生します。
※お申込み時の制限項目の初期設定は全て「OFF(無効)」の状態です。
別途設定をお願いいたします。
───────────────────────────────────
───────────────────────
http://b.hatena.ne.jp/entry/4663896363178868321/comment/scopedog
http://b.hatena.ne.jp/entry/4663896957494999777/comment/scopedog
>これ「南北共同連絡事務所で使う石油精製品について、韓国が...輸出の届け出を見送っていた」とあるので、南北共同事務所のストーブ用の灯油を韓国が持ち込んだことを違反扱いしている程度じゃないのかなぁ…
一階で書いたら即座に嘘を暴かれるか梯子を外されるかするからって
copy@id:nao_cw2
nao_cw2 日韓ともに決定的な証拠はなーんにも無かったという話。着地点も定めず先に大騒ぎした日本の政治責任のほうが大きい思うけど国士さんたちは聞く耳持たないだろう/STIRを最後まで明言できなかった理由を教えろ
2019/01/30
synopses id:nao_cw2 『対立国相手なら即反撃してもOKな確度』でSTIRと判断できているが、"友好国なので"何かの間違いと考え、データを出し合って突合しようとしたら拒否され、仕方なく明言した/防衛省発表に全部書いてある
2019/01/30
id:synopses さん
韓国国防部の会見では、「日本の持ってる情報の一部を教えるから、韓国艦のレーダー全情報をすべて公開しろという取引」なので
日本が何の情報を持ってるかも隠したまま韓国艦のレーダー情報を全部見せろというのは飲めない条件とのこと。
つまりこの部分の報道の相違は相互に話半分で信用出来ないので、私の中ではSTIRを最後まで明言しなかった根拠にはなりえないです。
よくありますよね、力関係に依存して交換条件と称して相手が飲めない条件を提示する手法。今回はそれに相当するのか保留してますけど。
えーと、何か勘違いされているようなのですが…
nao_cw2さんのご発言「私の中ではSTIRを最後まで明言しなかった…」という記述から推察するに、日本側は今もSTIRと明言していないというご認識ですよね。
by nao_cw2 2019/01/31 8:28:25 from web 返信
MWは使ったけどSTIRは使ってないよって、誤解があるんじゃないですか?
って発表してるから。
ご存知でしたか。でしたら、最後まで明言しなかった事について、何が問題だと思われているのですか?
by synopses 2019/01/31 8:38:49 from web
おっとすみません、追加発言を読み込む前に返信してしまいました。
>MWは使ったけどSTIRは使ってないよって、誤解があるんじゃないですか?
>って発表してるから。
その後に周波数特性等を上げてSTIRを使っていると認識しています、という発表をしているじゃないですか。
もう一度聞きたいのですが、何が問題だと思われているのですか?
synopses >その後に周波数特性等を上げてSTIRを使っていると認識
お手数ですが記事を教えてください。
重ねてすみません、「周波数特性等」は正確な言葉ではありませんでした。以下の説明を指したつもりです。
>回転しながらレーダー波を出して、周囲の目標を捜索・発見するための捜索レーダーとは、波形などのデータに明確な違いがあります。
------
おっとすみません、追加発言を読み込む前に返信してしまいました。
>MWは使ったけどSTIRは使ってないよって、誤解があるんじゃないですか?
>って発表してるから。
その後に周波数特性等を上げてSTIRを使っていると認識しています、という発表をしているじゃないですか。
もう一度聞きたいのですが、何が問題だと思われているのですか?
その事を言ってるのなら...
by nao_cw2 2019/01/31 8:58:58 from web 返信
明言してませんね。以上
これ以上無理ですのでお好きにどうぞ。
日本側は当初からSTIRを示唆する発表をしていて、最終的に断言もしました。問題ないのであれば、理由もクソもないですね。
by synopses 2019/01/31 9:08:34 from web 返信
私も事実以外は何も言っていません。
面倒だけど言っておきます。
少なくとも私は事実以外何も言ってません。
はあ、「事実を捏造している」って捨て台詞を吐かれてトンズラされたよ。捏造って失礼だな。何様ですか。
防衛省発表を読めば分かることを「STIRを最後まで明言できなかった理由を教えろ」って、陰謀脳じゃないですかね。判断を慎重にされる姿勢は尊重いたしますが、明言しているのは事実です。
少なくとも私は事実以外何も言ってません。
先週投稿した「ハム太郎アンチのその後」が思いのほか見て頂けたようだったので、さらにその後の目立った動き・追った私感を雑に書いてみる。前投稿を見ていない人はそっちからどうぞ。
ハム太郎アンチ氏の書き込んでいるスレはワッチョイ表示スレのため木曜日を基準として1週間は強制コテハンが割り振られるが、逆に1週間経ってしまうと当然ながらコテハンはリセットされてしまう。
そのため、「個人の目線から見たハム太郎アンチ氏である可能性が高い人」を複数人追っていることに理解頂きたい。
◆ ◆ ◆
リルリルフェアリル ~魔法のペンデュラム~ 12(https://rosie.5ch.net/test/read.cgi/anime/1530634569)
◆ ◆ ◆
前回記事投稿日の翌日木曜日、コテハンがリセットされるも朝一番でフェアリル叩きからのサンリオ叩き。(やや早朝の同時刻帯に2つのIDで行なっているため、どちらもハム太郎アンチである可能性が高い)
887風の谷の名無しさん@実況は実況板で (ワッチョイ 81d7-FfZb)2019/01/24(木) 06:05:40.40ID:1EgPGB9P0
>>882
確かに全部見たわけではないが、どうせ高が知れてるから残りの回を見たとしても感想は変わらん。
具体的な「何話のどこが悪い」の次元を超えているんだよ、フェアリルの失敗は。
888風の谷の名無しさん@実況は実況板で (アウアウカー Sa69-Nzzd)2019/01/24(木) 06:39:27.85ID:QhMxT3VXa
百万歩譲って、フェアリルのアニメ内容はそこまでボロクソに言うほど酷くないものとしよう。
だが、仮に内容が良かったとしても、ジュエルペットから引き続き作品を見てもらえるようなキャラ運営ができなかったのは、問題点なんだよな。
まだ玩具が上位に入ってたジュエルペットを唐突なタイミングで切ったのだから、それ相応にハードルが上がるだろうし、
例え>>884に挙がってる作品以上にフェアリルの中身が良かったとしても、作品を切り替えるときの後始末を怠ったら誰からも見てもらえない。
ジュエルペット最終回2週間前に初告知は、さすがにユーザーをなめてるとしか思えないし、バンダイやタカラトミーはそんなこと一切しない。
たまごっち→ここたま
「全部見たわけでは無いが」と作品を視聴していない事をわざわざアピールしている点は面白い。
◆ ◆ ◆
作品のファンがリルリルフェアリルに「童話のエッセンスを取り入れつつユニークな魅力がある点」を伝えても、「童話の模倣」→「大元のキャラクターに魅力が無い」→「キャラクターを頑張らなかったサンリオが悪い」と続けるハム太郎アンチ。
904風の谷の名無しさん@実況は実況板で (ワントンキン MM92-0BLB)2019/01/26(土) 02:42:55.94ID:4xmlzBfeM>>908
>>899
フェアリル1期2期では、複数のバディ(カップル)が結成され、人間×人間に変身した妖精、変身しない妖精×変身しない妖精 といったバディの友情やカップルの恋愛がそれぞれに発展していったけど、これらは
・妖精側から人間に恋することがあり、恋愛が成就したり悲恋に終わったりする
という 本作特有のユニークな設定があるからこそ、発想でき発展させていけたストーリー と思う
ある程度は童話の人魚姫や親指姫からモチーフを借りてはいるが、上記の3点の組み合わせがユニーク
908風の谷の名無しさん@実況は実況板で (アウアウカー Sa69-Nzzd)2019/01/26(土) 16:31:09.12ID:pwOv0uSaa
>>904
909風の谷の名無しさん@実況は実況板で (アウアウカー Sa69-Nzzd)2019/01/26(土) 17:32:55.12ID:pwOv0uSaa
キャラクターへの魅力の感じ方は人それぞれなのでそこに意見するようなことは無いのだが、「作品は見ない・レスも見ない・サンリオを叩くためにフェアリルを叩く」という一貫した流れには(おなじみの)狂気を感じさせる。
◆ ◆ ◆
狂気を振りまく様は遠目に見ている分には面白いが、困ったことに嘘も振りまいている。
キャプチャ画像を例に取り、それらしい語り口で作品の解像度がいかに悪いかを書き込んでいる。
(以下レスの解像度に関する内容は嘘であり、スタジオ関連の話も無根拠です)
923風の谷の名無しさん@実況は実況板で (ワッチョイ 81d7-FfZb)2019/01/27(日) 19:55:44.35ID:+aB3ahOy0>>926
>>918
最近の子供向けアニメは映像美もクオリティが高いことを知らないな。
一時期、放送枠が連続していた妖怪ウォッチと比較してもかなりスタジオ規模の差を感じるレベル。
http://s.kota2.net/1548586102.png
例えばこのシーンのひまわりの輪郭線。最もこのシーンだけじゃないが、
フェアリルの絵は基本的に今時なラスタ形式のペイントソフトで作画してるので、
キャラの輪郭線も、ジャギー(ドットの粗)が目立って目に余るし、
フルハイビジョンで画面を大きくすればするほど粗が目立つ。
このレスを皮切りに複数IDから畳み掛けるような「作品の質」叩きも行われる。
ところがそれを見た識者が上記レスの嘘を看破する内容の返答をしている。
・・・なお、当のアンチはこの返答をされたことにはスルーをしつつ、大量の風説でレスを埋めている。
その最たる例が以下の書き込み。
936風の谷の名無しさん@実況は実況板で (ワッチョイ e59b-HHjK)2019/01/28(月) 09:45:35.73ID:i8mlv0v70>>938
マイメロの時も同様で予算が減らされてすっきりは15分になったとか
3~4年目から予算を削っていくのがサンリオの常套手段みたいなので
フェアリルもそうだったのかも
◆ ◆ ◆
上記以外にもまだまだ突っ込みたいレスはあるのだが、あまり量が多いと見るのも書くのも大変なのでこのくらいで。
「ハム太郎アンチ」とツイッター上で検索をかけると、いわゆる各所にまとめられているような「作品に一通り目を通し、その上で事実を述べ批判するアンチの鑑」のような代名詞として使われている。
スレ違いなどお構いなし。
嘘も使って叩き、バレるや否や大量のたわ言で覆い隠す。
ご覧の有様。
・・・元も子もない事を言ってしまえば「アンチなんてこんなもん」という話なんですが。
しかし個人的に、自分自身を「ハム太郎アンチ」であると公言しておいてのこの所業なのがどうにも納得行かず、こうして観察・報告しているという(自分でもよく分からない行動に出ている)訳ですね。
というわけで、もしこれからあなたが会話やつぶやき・普段の思考の中でふと「ハム太郎アンチ」の名前を思い出したときに、認識を「昔のハム太郎アンチ」と改めてもらえたなら、これ以上の報いは無いなあという心境です。おわり。
19 : 代打名無し@実況は実況板で: 2006/07/13(木) 22:08:18 ID:N+NWju69O
坊さんが経あげてるあいだ、フラワーロックンロールが経に合わせてウネウネしてた。
みんな俯いて、肩震るわせてたなぁW
20 : 代打名無し@実況は実況板で: 2006/07/13(木) 22:11:40 ID:KtpYAnP70
しまっとけよそんなのw
正しい時には 人気コメントで
カーソルあてて 見てみたら
星のかけらに 顔が浮かぶ
確認するたびに 形は変わらず
同じ人ばかり いるようで
指摘されるまで たたずんでいた
ああ 僕は どうして増田になるんだろう
ああ 僕は いつごろ増田になるんだろう
気づいた時は 白の世界
妙に寂しくて 青も混ざってる
そうか僕は 言うことがあって
書くことがあって インしてたのか
頭の中では 思いの丈を
自由に描いて いたのだけれど
ああ 僕は どうして増田になるんだろう
ああ 僕は いつごろ増田になるんだろう
ブコメが図らずも橋本治レファレンスの様相となっているが、自分にとって意外なIDが影響を受けている。さすがにファンの裾野も広いのだなと思う一方で、お前は影響を受けてその仕上がりなのかという驚きもある。もちろん大きなお世話ではあるが。
ブコメ界のミソジニーの王子様ことKoshianX、橋本治に影響を受けてアレだとしたら、もし少量でも読んでいなかったら王子様どころか非モテミソジニーの暗黒帝王になっていてもおかしくないだろうと戦慄する。読んでくれてよかった。橋本治も山ほど文章を書いた甲斐があろう。いやしかし、橋本治を読んで影響を受けてアレってある種すごい強固だ。影響を受けたと言いたいだけで影響受けてないんなら別に良いのだが、いや俺は確実に影響を受けたのだというのなら編み物編んで出直してほしいところではある。
あとはtokage3だ、私にとってのtokage3は、過剰な嫌中韓、マイルドな極右、自称現実派その実態は脇が甘いキュートなナイスガイという印象なのだが、橋本治を若い頃に摂取して今の仕上がりというのはなかなか興味深い。どこをどう読んで今の仕上がりになっているのか一度じっくり話がしてみたい気もする。
下:暴言
ああこれこれ。これが僕の知ってる明石。
「次の市長選に、3選をめざして立候補する意向を昨年12月に表明していた」その後、http://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1312505 がまとめられ、市長を大絶賛するブコメが並ぶ。選挙工作かしら?
財源のひねり出し方が気になる。なぜやめるといった事業が続けられているのか考えたらとても不健全な状態。まさか本当にお金が余ってるなんて思ってないよなこいつ
そうそうこれこれ。この間明石市の施策がいいのはトップがいいからとか言ってた人は認識を改めて欲しい。直接民主制で選ばれた首長って一皮むけばどいつもこんなものとはいえ、これは酷いよねぇ。
この泉市長は良い話ばかりというわけでもないので、仕事は是々非々で評価してしっかりやっていただきたい、と地元民として希望する
なお4月の市長選挙は、3選を目指す現市長(この人)と前市長の県議との一騎打ちの構図で、二人とも同じ地区を地盤としている。という背景あり
手のひら返すブクマカなんておらんかったんや!
党派性の塊みたいな連中がいつも言っている事でしょ>取り上げているID付きコメント
b:id:ikatama111 嘘松じゃねーの?同じ目に遭ったやついるのか?
それに、同じ目にあうって、同じ奴に聞かないとダメだから無理な事言ってるじゃん。
馬鹿なのかな。
rn っ っ / ̄・ヽ っ ・、_ ノ / ̄ヽ (__)⊂ヽ/ ,-、 ) (___)_人_ノ " " いぢめる? `ー――v―-´ っ __ っ っ Gニ ・ ヽ. ´ ̄\ Gニ ・ ノ ( へ ヽ/ 三; ̄ヽ \_人__(___ヽ_ノ ゛ ゛ http://heno2.com/aa-can/select2.cgi?a_id=65&id=30176 よりお借りしました
https://anond.hatelabo.jp/20180207165151 の増田だ。見覚えあるエントリがタイムラインに現れ、なんで今拡散されているんだと驚いた。
色々ブコメやらツイートやらの反応があったので興味深いと思った反応に対する意見とかを落書きがてら書こうと思う。このエントリも書ききれなかったことを何度か加筆していることは許してほしい。
ブコメよりもTwitterでの反応が多いようで、以下の内容はエゴサした中から拾ってる物が多い。(https://twitter.com/search?f=tweets&vertical=default&q=MMD%E3%81%AF%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE3DCG%E3%82%92%E7%A0%B4%E5%A3%8A%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%A3%E3%81%9F&src=typd)
全体的にはTwitterにMMDerが多く、ブコメにOSS系の開発者が多いように感じた。
また、記事を読まずにタイトルだけでMMD自体への批判であると条件反射している人も多かったようだ。
明らかに煽るタイトルにしたのは増田のせいなので仕方ないのだが、MMDについて全否定しているつもりは全く無いので前のエントリを最後まで読んでほしい。いっそ記事名を「ガラパゴス化した」に書き換えるべきかもしれないがもう遅いか。
逆に、あのような煽るようなタイトルの中で冷静に読んでくれてブコメなりTwitterなりで意見を書いてくれた人には本当に感謝している。
なお、ここに書いていない反応に対しても賛否問わず理解を示したものもある。
これは申し訳ないとしか言いようがない。1年前は一過性のブームだろと思ってたがVR ChatもVTuberも一大ジャンルになった。それにも関わらず自分はVRC界隈の情報を追ってないのでその辺で認識が不足しているのは言い訳できない。
VR Chat周りのモデルに関する雰囲気は自分でも調べてみるが、気が向いた人がいたら教えてほしい。
同じような反応が多数あったが、それには同意する。そもそも先のエントリでもそれは否定はしていない。
ただし、下がった敷居から入った人がMMDから別ツールに移った瞬間に見向きもされなくなるのが3DCG動画・画像のコミュニティにとって問題だと思っている。
Blenderを使えばもっと凄い作品が作れるような動画投稿者でも、再生数を集めるには「MikuMikuDance」というタグに縋るしかない。
MMDの視聴者は「制約が多いMMDで作ることが凄い」「MMDでここまで作れて凄い」というメガデモに近い発想を持っているので、BlednerとAfterEffectsで美麗な映像を作ったところで「MMDじゃない」として一蹴されるだろう。
実際、アイマスの動画でPMXデータをBlenderか何かに読み込ませた動画において「でもこれMMDじゃないじゃん」といったコメントを何度か見かけた。もちろんそれが全てのユーザのスタンスではないのは承知しているが、一定数そういった声がある時点で投稿者の障壁になるだろうと思う。
3DCGとMMDが分断してしまっているこの状況を「MMDが3DCGを破壊した」と書いたつもりである。
これもVRCの活発化で状況が変わるといいんだが、どうなるかわからない。いや、もしかしたら既に変わっている可能性がある中、昔の認識でこのようなことを思っている可能性があるのでそうであれば申し訳ない。
まさにその通りで、ちゃんと読んでくれて嬉しい。
増田もこの人みたいに整然とした文章がきちんと書ければよかったなという反省があるし、書けていれば炎上はしなかったんだろうなと思う。
まさにそうで、MMDがマジョリティである時点で一人がどう動こうと変わらないのが現状。
同意。確かに負けは負けだしBlender等が勝っているとかは思わない。
日本企業でWindows XPやIEが使われ続けるのと似たようなもので、劣っているものでもそれじゃないと満たせないニーズがあるんだなと思う。
昔のニコ動もそうだが、最近はアマとプロの境目が曖昧じゃないか?
アマチュアが作成したデータをプロが使うこともあるし、アマチュア投稿者が商業案件を請けてプロになる機会も増えているだろう。
「文句を言うなら作れ」って子供かよ。仮にMMDがOSSになればコミットするつもりはあるが、それでは不十分か?
樋口が秘匿している仕様を解析してフルスクラッチするスキルがないとMMD界隈に疑問を呈することもできないのだろうか。
開発が4年前に停止したことを宣言されたOSSにコミットするのは難しいだろう。そもそも、サードパーティのOSS開発が停止してしまう状況自体に苦言を呈している。いや、元のエントリではそう書いてなかったから後出しするのは卑怯だな、すまない。まあとにかくそういう風に考えている。
本家がOSSに動かない限り、「MMD」のOSS化は進まないと思っている。
そんな革新的なツールがあったのは知らなかった。偉そうなエントリ書いたわりにリサーチ不足なのは申し訳なく思っている。
しかし、MMD固有のサードパーティツールを知っているかどうかとOSS分野に詳しいかは全く別ではないだろうか。議論のすり替えだろう。
増田は確かにMMDやBlender関連のOSSにコミットしたことはないが、某Web系フレームワークのコミッタである。もちろん匿名なのでこれも嘘と思われても仕方がないのだが。
そのフレームワークに限らず、Issueで提案した改善点を議論の末にwont fixにされた経験もあるので打出の小槌のようには捉えていない。特にコミッタの人数が数百に上るようなコミュニティではIssueやPull Requestの多くがwont fixになるのは知っているつもりである。
これもOSS自体に馴染みがない人には分かりづらいかもしれないので補足しておきたいが、「オープンソースにしてほしい」という話は他力本願で「アップデートしろよ」というスタンスになるのではなく、「自分も開発に関わらせてほしい」という意思である。
スキルやドメイン知識の問題でコードに落とし込めない部分があってもIssueで議論に加わることはできるし、それがオープンソースの強みである。
これは私のような文句を言いたがるタイプの人間だけでなく、純粋なMMDのファンである動画作成者たちが抱いている不満やバグ報告も反映されやすいことを意味している。
現時点でMMDerの方々もMMDが完璧なツールだとは考えていないだろうし、OSS化されるとユーザにもメリットが増えると思うのだが何故これを否定するのかがわからない。
もちろん、開発者である樋口氏が「OSSにしたくない」と意見を表明するのであれば分かるのだが、何故MMDのユーザまでOSS化を否定するのだろうか。
コミュニティのためにならないことであっても盲目的に肯定するのは敬意ではないと思う。
まず増田がMMDやPMX Editorの利用者だったことが伝わっていないせいもあるだろう。利用した上での弱点を述べているのだが、それは感謝が足りないということになるのだろうか。
「不備や弱点を指摘することはそのソフトウェアが好きだから行う」というのはOSS特有の文化なのか?よくわかっていない。
モデルのライセンスが曖昧なのはこれが一番大きい理由なんじゃないかと思っている。CCライセンスなんかで二次創作モデルを配布すれば大問題だろう。
ただ、モデルではなくMMDのソフトウェア自体はオープンにしても問題ないんじゃないかとは思う。
前の記事でも上にも書いている通り、自分が主に問題だと思っているのは「MMD」と「3DCG」が分断された点である。
これは個人的な話になるが、自分自身が動画を作ったときはモデルデータをすべて自力で作成していたので潤沢なリソースがあることに魅力は感じていなかった。
もちろんリソースを魅力に感じている人も居ると思うので「妬ましいんじゃないかな」という指摘自体は否定できないが、増田が指摘している内容とはズレているのでちゃんと読んでほしかったと思う。
記事冒頭に貼ったTwitter検索のリンクを見てもらえれば分かるが、このツイート以外でもMMDerからは「羨ましいんだろう」という反応がかなり多かった。少なくともこのエントリはそういう意図ではないのだが、どうしてそう解釈されたのかはわからない。
おそらくエントリの中身を読んでいないと思うからもう一度書くが、先のエントリではモデリングソフト〜PMX Editor〜MMDのワークフローが面倒であるということを書いている。弄ったことないのに知っていたらそれはそれですごい。
増田は数は少ないがニコニコに動画、BowlRollにPMXデータはいくつか上げたことがある。その上で思った事が先のエントリである。匿名の日記だしIDを晒すつもりはないので「嘘乙w」と言われたら反論しようがないのだが。
実際、この経験からボーン入れ・リギングが大変面倒なことを痛感し、キャラクタモデリング・キャラクタアニメーションをやっている人には頭が上がらないなと思うようになった。
だからモデラーやMMD自体を貶めるつもりはないし、むしろ尊敬している。あくまで先のエントリはコミュニティの雰囲気とMMDそのものが孕む問題についての指摘である。
CGがわからないくせに文句を言うなと言いたいのかもしれないが、素晴らしい作品を出しながらコミュニティのあり方について文句を言うのは気が狂っていると思う。それただのマウンティングゴリラだろ。
BlenderやMayaで作成し、レンダリングした画像を添付しながら「MMDはオープンソース化すべき」と主張する人間が来た場合、自分だったらキレてしまうと思う。
現にこの記事でも「勝手に羨んでて良いから、こっち来んな」という反応を受けているし、以前はVR系の開発者がPMXを読めるようにしただけでMMDerがブチ切れている。(https://togetter.com/li/984614)
そんなコミュニティに対して「頑張ればいい」って無理だろう。北センチネル島の先住民に会いに行くような真似は誰もしたくないし、したところで何も変わらない。
すごく的を得ていると思う。
もちろん「趣味なんだから自転車に乗りたければ乗れば良いじゃん」「お前は車でも飛行機でも使ってりゃいいだろ」っていう話は分かるのだが、前述のVRの件のように自転車乗りが車道を塞ぐような事は避けてほしいとは思う。
増田がドヤ顔で誤用をやってしまったのかと思って焦ってググったのだが、どっちでもいいらしい。(https://twitter.com/IIMA_Hiroaki/status/412139873101807616)
彼(彼女)には申し訳ないのだが、のじゃおじ氏はむしろ好きではない方だ。彼が批判されたことに怒りを覚えてエントリを書いたわけではない。
b:id:daybeforeyesterdayのアイコンはトリノミアス三世だと思ってた
http://b.hatena.ne.jp/entry/4663050428521942817/comment/rag_en
b:id:rag_en いよいよ気が九六(くる)っちゃったのかな?お大事に。
今さらセカイ系(笑)の出来損ないみたいな90年代ラノベ引っ張りだしたところで、ガキが食いつくわけもないと分かりきってるのがクソ。どうせ昔のファンも大半はとっくに趣味変わってるだろ。
無意味に時間が行ったり来たりするのがクソ。カッコイイとでも思ってんのか?分かりにくいだけだわアホ。
キャラデザ全員モブ過ぎて誰が誰だか分からないのがクソ。ブギーポップは分からない(爆笑)
ラノベ業界もそろそろ弾切れで苦しいのは分かるけどさあ、さすがにこんなもん引っ張り出してくるぐらいなら、他にもっといい原作あるだろ。たとえば……お留守バンシーとか!
そこまで打ち込んだところで〝増田〟は確認画面に進み、実際に表示される際の見え方をチェックする。特に問題のないことを確認して「この内容を登録する」ボタンをクリックした。
大きく息を吐き、しばし目を閉じて時間が過ぎるのを待つ。ヘッドホンからは、路地裏の秘密クラブについて女性ボーカルが歌うハスキーな声が流れているが、別に〝増田〟の趣味ではない。無音よりは多少の「雑音」があった方が集中しやすいという程度の理由で、適当にまとめて違法ダウンロードしたファイルをランダム再生しているだけだ。
曲が終わったのを合図に目を開き、さきほど投稿した「記事」のページをリロードした。夜の10時過ぎというお誂え向きの時間だけあり、セルクマなどという姑息な真似をせずともブックマークが既に30ほど集まり始めている。トラックバックも、上から目線の傲慢な評価への反発が7割、同意が2割、元記事とほとんど無関係の独りよがりのつまらないネタが少々という予想通りの傾向で、活発に反応してくれている。
たった今書き込んだ記事で扱ったアニメにも、その原作のライトノベルにも、〝増田〟は特に興味がなかった。ただ、SNSなどでの他人の発言を眺めていて、こういうことを書けば「バズる」だろうなというイメージが、なんとなく頭に浮かんだのだ。あとは、このアニメを叩きたい人間の「設定」に自分を重ねるだけで、溢れるように文章が湧き出してくるのだった。
「……」
自分がそれを書いたという証が何一つない文章が、回線の向こうで人々の注目を集めるさまを、〝増田〟は静かに見つめた。
自己主張が少なく控えめな性格、という程度の話ではない。何が好きで何が嫌いなのか、何が得意で何が苦手なのか、人に聞かれるたびに例外なく言葉に詰まった。単にそれを表現するのが下手というだけではなく、自分がどんな人間なのか〝増田〟自身どうしてもよく分からないのだった。
そのため、自己紹介ではいつもひどく苦労させられた。胸の内を語ることのない秘密主義の人間と見なされ、親しい友人を作ることも難しく、いつも孤独に過ごすこととなったが、それが嫌なのかどうかすら〝増田〟には判断ができなかった。
その感覚は、対面での音声によるコミュニケーションだけではなく、ネットでの文字を介したやり取りでも特に変わりがなかった。たとえ単なる記号の羅列に過ぎないとしても、自分を表すIDが表示された状態で、何か意味のあることを言おうという気にはどうしてもなれなかった。
そんな〝増田〟がある時、一つの匿名ブログサービスと出会った。
良識のある人間ならば眉をひそめるであろう、その醜悪な売り文句に、増田はなぜか強く引きつけられた。
そこに書き込まれる、誰とも知れぬ人間の手による、真偽のさだかならぬ無責任な言葉たち。数日の間、寝食を忘れてむさぼるように大量の匿名日記を読みふけった後、それらのやり方を真似ることで、〝増田〟は生まれて初めて自発的に文章を書き出したのだった。
特に書きたい内容があったわけではない。ただ、睡眠不足と空腹でからっぽになった頭を満たす、得体の知れない衝動に従いキーボードを叩いた。
出来上がったその文章は、保育園への子供の入園申し込みをしていたが落選してしまった母親、という「設定」で、政治批判もまじえつつ全体としてはどうにもならない怒りを乱暴な口調で八つ当たり気味にぶつける、といった感じの記事になった。
実際には、保育園への申し込みどころか、当時から現在に至るまで〝増田〟は結婚すらしてはいないのだが。
これを軽い気持ちで匿名ブログに投稿したところ、予想外の爆発的な大反響を呼んだ。ブクマは2000以上付き、「記事への反応」は100を超え、ニュースサイトどころか国会で取り上げられる事態にさえ発展した。
遂には記事タイトルがその年の流行語大賞のトップテンにまで入ってしまったこの一連の動きに、もちろん驚きはあった。だがそれ以上に、自分の指を通して生まれ落ちた自分のものではない言葉、という捩れた存在自体に、〝増田〟は震えるような感動を覚えたのだった。
その確信を得てからは、坂を転がり落ちるように、この匿名ブログへとのめり込んでいった。
様々な立場の人間になったつもりで書いた記事を投稿し続けるうちに、〝増田〟は奇妙な現象に気がつく。ひとたび題材を決めて書き始めてしまえば、それまで全く知識も関心も無かったどんな分野についても、どういうわけか淀みなく言葉が湧き出すのだ。
ある時は、新人賞を受賞してデビューしたものの限界を悟って引退を決意した兼業作家だったり。
〝増田〟は、記事を書くたびにありとあらゆる種類の人間に「なった」。そしてそれらの「設定」の元に、このwebサービスの読者たちに、感動や、怒りや、笑いを提供してきた。〝増田〟にとって、読者から引き出す感情の種類はなんでもかまわない。自分の書いた言葉が、多くの人間に読まれることだけが重要なのだ。
実際、〝増田〟の書いた記事には、著名人気ブロガーですら不可能なほどの高確率で100を超えるブクマが次々と付いた。SNSでも拡散され、ネット上の話題を取り上げる(といえば聞こえは良いが他人の褌で相撲を取るしか能がない)ニュースサイトの元ネタにもなり、つまり――「バズって」いた。
本格的に活動を始めてから、〝増田〟は毎日多数の記事を投稿し続けている。〝増田〟以外の利用者は誰一人気づいていないが、今ではこの匿名ブログサービスにおける人気記事の、実に九割以上が〝増田〟一人の手によるものなのだった。もはやここは〝増田〟のしろしめす王国なのである。
そして、〝増田〟の支配は電脳空間にとどまらずより大きく広がろうとしている。〝増田〟の記事が読者から引き出す強い感情。これを利用し、流されやすい一部の読者の行動を誘導することで、〝増田〟は既に現実でも大小さまざまな事件を引き起こす「実験」を成功させていた。だが、それぞれの事件自体に関連性は全くなく、膨大な投稿量を多数のIDに分散しているため、運営会社ですら事件の背後にいる〝増田〟の存在には手が届いていなかった。
この影響力の、深く静かな拡大。これが順調に進めば、いずれはサービスの運営会社の中枢に食い込むことすら時間の問題だった。
匿名ブログ支配の過程で〝増田〟の掴んだ情報によれば、この運営会社はただのIT企業ではない。その実態は、途方もなく巨大なシステムの下部組織なのだ。そこを足がかりに、「世界」にまで手が届くほどの――
「……っ……っ」
果てのない野望の行く先に思いを馳せ、〝増田〟は声もなく笑った。
そこに、
――♪
「……?」
ランダム再生にしていたメディアプレイヤーから、奇妙な曲が流れ始めた。
口笛である。
音楽に興味のない〝増田〟でさえ聴き覚えがあるほど有名なクラシック曲を、どういうわけかわざわざ口笛で演奏しているのだった。それは、アップテンポで明るく力強い原曲を巧みに再現してはいたものの、しかしやはり口笛としての限界で、どこか寂寥感のある調べとなっていた。
「……」
これのタイトルはなんだっただろうかと〝増田〟にしては珍しく気にかかり、プレイヤーの最小化を解除して現在再生中の曲名を表示した。そこにはこうあった。
「!!」
その事実に気づいた〝増田〟はヘッドホンを頭からむしり取り、音の出どころを探った。
「――♪」
耳を澄ますまでもなかった。口笛は、明らかに〝増田〟の背後から聴こえてきている。それも、ごく至近距離で。
「……!」
背筋を貫く寒気を振り払うように、〝増田〟は回転式のデスクチェアごと素早く振り返った。
片付いているというより極端に物の少ない部屋の中央。そこに、それは立っていた。
金属製の丸い飾りがいくつか付いた、筒のような黒い帽子。全身を覆う黒いマント。男とも女ともつかない白い顔に浮かぶ唇までが、黒いルージュで塗られている。
まったく見覚えのない顔であり、衣装だった。
普通に考えれば、異常な格好をした不法侵入者ということになる。今すぐに警察に通報するべきだ。だが〝増田〟は、そんな常識的な思考をこの黒帽子に適用することが、なぜかできなかった。
部屋のドアには鍵を掛けておいたはずだが、こじ開けられた様子もなくきれいに閉じている。いくらヘッドホンから音楽が流れていたとはいえ、人間がドアを開け閉めして部屋に侵入した物音に全く気づかないということがあるだろうか?
カーテンを閉め切り照明の消えた部屋の中、ディスプレイの微かな灯りに照らし出された黒帽子の姿は、床から突然黒い柱が生えてきたようにも見えた。
〝増田〟の当惑をよそに、黒帽子は口笛を止めて言葉を発した。黒い唇からこぼれる声は澄んだボーイソプラノで、やはり性別を特定することはできなかった。
「人には、自分にとって切実な何かを伝えるために、敢えて何者でもない立場をいっとき必要とすることもある。だが、『匿名』こそが本質であり立ち返るべき『自分』を持たない存在――それは『自分』という限界に縛られないが故に、無目的にただ領土だけを広げ続け、遠からず世界を埋め尽くすことだろう。その新世界では、根拠となる体験を欠いた空虚な感情だけがやり取りされ、真の意味での交流は永遠に失われる……間違いなく、世界の敵だな」
人と世界について語りながらその声はどこまでも他人事のようだったが、最後の断定には一点の迷いも無かった。
世界の敵、という言葉が指す意味の本当のところは分からない。だがこいつは、〝増田〟こそが「それ」だと言っているのだった。
なぜ初対面の異常者にそんな決めつけをされるのか。そもそもこいつは一体何者なのか。
そんな疑問を込めて、〝増田〟は目の前の怪人物を睨み付けた。黒帽子にはそれだけで意図が伝わったらしい。
〝増田〟の耳にその言葉は、それができるものなら、という挑発を含んで聞こえた。
できないわけがない。変質者に名前を教えるのは危険だが、自宅に押し込まれている時点で大差ないだろう。
〝増田〟は椅子から立ち上がって息を吸い込み、自分の名前を告げようとした。
しかし、
「…………!」
声が出なかった。いくら喉に力を込めても、最初の一音すら形にならずに、ただかすれた吐息が漏れるばかりだ。
そう言った黒帽子が肩ほどの高さに上げた右手を、ついっと振った。その指先から細い光の線が伸びてきて、空気を切るような鋭い音がしたかと思うと、〝増田〟の首の周りに熱い感触が走った。
「?」
次の瞬間には、〝増田〟の視界はゆっくりと下降――いや、落下し始めていた。
途中で回転した視界の中で〝増田〟が目にしたのは、頭部を失ったまま直立する、肥満した成人男性の身体だった。
「……っ!?」
直前までまとっていた「自称アマチュアアニメ批評家」の「設定」が霧散したことで、〝増田〟は意識を取り戻した。思わず首の周りに手をやるが、傷一つ付いてはいない。
「なるほど。君の能力にはそういう働きもあるわけだ」
感心したように言って、黒帽子は宙空をかき混ぜるように右手の指を動かした。そこにまとわりつくように、光の線が見え隠れする。目を凝らして見れば、それは極細のワイヤーだった。
〝増田〟の首に巻き付けたあれを素早く引くことで、瞬時に切断を行なったのだと、遅れて事態を把握する。
「……」
いま首を斬られたのは、あくまで〝増田〟の「設定」に過ぎない。だが、味わった「死」の感覚は本物だった。それを実行した黒帽子は、今も平然とした顔をしている。
目の前の怪人が何者であろうと、もはやこれだけは間違いがない。こいつは〝増田〟を殺しに来たのだ。無慈悲に、容赦なく。
「……!」
黒帽子と向き合ったまま〝増田〟は、後ろ手に恐るべき速度でキーボードを叩いた。わずか数秒で4000字超の記事を書き上げると、そのまま確認もせず匿名ブログに投稿する。
記事はすぐさま炎上気味に100オーバーのブクマが付き、新たな「設定」が〝増田〟の全身を覆った。そこに立っている姿は既に、制服を着た男性警察官そのものだった。
実のところ〝増田〟にとっても、匿名ブログのこのような使い方は初めてのことだった。だがその事実を意識することすらなく、〝増田〟はこの応用をごく自然に行っていた。まるでこれが本来の用法だったかのように。
警察官の〝増田〟は、いかにも手慣れた動きで腰のホルスターから素早く拳銃を引き抜いて安全装置を外すと、黒帽子の頭に狙いをつける。この距離なら外すことはないだろうし、さすがに銃弾を正面から受けても平気ということはあるまい。
しかし弾丸が発射されるより早く、引き金にかけた〝増田〟の指をめがけて光が走った。
「そんな危ないものは下ろした方がいい」
切断された指がぽろぽろと床に転がり、〝増田〟は拳銃を取り落とした。重い金属が床に叩きつけられる、ごとん、という音が響く。
「!」
失った指の痛みにのたうち回る間もなく、再び飛び来たワイヤーが〝増田〟の首に絡みついた。鋼糸はそのまま、いともたやすく肉に食い込み――
「……!」
一瞬のブラックアウトの後、警察官の「設定」もあえなく消え去ったことを〝増田〟は悟る。
〝増田〟は、次の「設定」を求めて、慌ててキーボードを叩き始めた。殺されないためにはそうするしかない。
黒帽子がワイヤーを一振りするたびに、現在の〝増田〟の「設定」が消滅する。〝増田〟は超スピードで匿名ダイアリーに記事を書き込み、新たな「設定」を得る。その繰り返しが続いた。
格闘家、ヤクザ、猟師、力士、刃渡り50センチの牛刀で前足を切り落として熊を倒した撮り鉄、1200万ドルの機械義手を身につけ「捕らわれざる邪悪」の二つ名を持つ元アメリカ特殊部隊員……
考えうる限りの、個人戦闘能力の高い人間の立場で書かれた記事を投稿し、その「設定」を使って制圧を試みる。だが、いずれの力をもってしても、〝増田〟は黒帽子の体に触れることさえできなかった。
「……」
異常なまでの適性ゆえに普段は意識せずに済んでいたが、この匿名ブログサービスは本来、少しでも油断すると「あれ?増田さん、この話前にもしませんでしたっけ?」と指摘を受ける、投稿者に厳しい場だ。いかに〝増田〟の記事とはいえ、短時間に似たようなネタを続けて投稿したのでは、ブクマやPVを稼ぐことなどできない。「設定」を定着させるためには、読者からのそういった「承認」を得なくてはならないのだ。
少なくとも同じ職業をネタにすることは避ける必要があった。とすれば、「設定」を潰されるたびに書ける記事の選択肢は少しずつ限られていく。
〝増田〟は、徐々に追い詰められつつあった。
その焦りが引き金となったのか。
「!!」
――字数制限。