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はてなキーワード: 少年漫画とは

2021-11-17

anond:20211117104952

少年漫画家志望者に含まれる数多の才能のある人材だって、そのまま使うことはないじゃん。育てるじゃん。まあ、そういう問題じゃなくて、商業BL場合はとかくエロを! エロを描け!! って作家のケツを叩くというか、テコ入れがなされるので。しかもそれだって単に無理にでもセックスを描かせているってだけで別にセックス描写を極めようってんでもないしさ。セックス描写ノルマ通りに入れるという、ただそれだけの為に他の全てを捨てさせる感じなので、そんなことして作家が育つ訳もなく。

少年漫画分野で例えるなら、少年ジャンプ作品キャラでは伝統的にベジータとか飛影とかみたいなクール系のキャラクターが流行から、そういうキャラクターを隙きあらば登場させて読者の気を惹けと担当編集漫画家をせっつくようなもん。

しか少年漫画家はご存知の通り優秀な人材が集まるので、

「冨岡義勇は優秀な剣士からこんな所で油を売ったりはしない」

と、ゴリゴリに筋の通った反撃で担当を打ち負かす、吾峠呼世晴みたいな人もいるってわけ。

精神科かかりつけ医に言えないこと

俺には統合失調症から発達障害に診断を変えてくれた医者がいて、今の定期的に診てもらっている。

しか医者プロだとは分かっていてもやはり変に思われるんじゃないかと言えないことが複数ある。

たとえば資格勉強をしようとしてもすぐエロ画像を探したくなってしまい集中できないということ。

頻繁にオナニーしたくなって集中力がつづかないこと。おかげで効率がすこぶる悪い。

そういうわけで性依存症について相談したいものだがどうしても恥ずかしい。

また俺は一般女性向けとされる漫画もよく読む。

漫画を読んだことがある女性について読んだことがある作品男性向け女性向けの比率を出したらその平均ぐらいの割合では俺も女性向けの漫画を多く読んでしまっているかもしれない。ハーレクインあすかDXもプリンセスも読む。

まあ俺は上記のように男としての性欲がばりばりあるから問題ないだろうが、それが無かったら俺の性自認はどうなるんだろうとは思う。

下手なたとえだが、葉緑体があって維管束が種子で増えるのならばその時点で動物ではありえない。それどころか種子で増えるという時点で大方植物だろう。

同じように俺ももちょっと女性性的な行動傾向が強かったら俺が男性を騙るのは男性定義に対する誤認に過ぎないのではなくなってしまうのではないか

男でもたくさん少女漫画を読む人はいるが、そういう人も女性向けだけを読むということはなくて、少年漫画少女漫画に劣らぬ量を普通に読んでいたりするものだ。

女性向けを女性と同じ比率で読んでいる、これは男としてかなり危ういのではないか

漫画というのは性のアイデンティーと分かちがたく結びついたものだと思う。それを証明するようにシーモアみたいな電子書籍サイトでは全ての漫画をまず男性向けか女性向けかのいずれかに分類している。

持論だが身もふたもない言い方をすれば漫画というのは多かれ少なかれそれに対して疑似恋愛やそれ以上のものを求めるためのもので、読者は意識的無意識かに関わらず漫画を疑似恋愛を楽しんだりオナニーのおかずにするために買っているのだと思う。

そういうもの女性と同じようふうに読んでいるというのはたとえば尾木ママみたいに女言葉を使うのよりもよっぽど男性性にクリティカル矛盾する要素なのではないだろうか。

から本来はいさぎよく適合手術を受け戸籍女性に変えるべきということになってしまうのではないか

現代社会では男女の選択自由という権利があるから「法的な性別を変えない権利」を行使できているに過ぎないような気がする。

男の身体をもって生まれものの、本来女とされるべき人が、ジェンダー論とかに無頓着なために、形式的には男として登録されたまま生涯を押し通すような、つまり無知による誤認に過ぎないのではないか

もし人語を騙る植物がでてきて人間行使できる自由権を交付されて、「俺は動物だ」と言えば、定義上どう矛盾してようがそれが本人の無知による誤認に過ぎなかろうが、ただ主張が尊重されるとうう権利のもとで動物として認識してあげられているみたいな感じ。

俺は権利によって男であることを保護されているだけで、女なのか?そういうことを訊きたくなる。

あとはなんでゲイは性転換手術を受けないんだろうという疑問がある。

男が好きなら女になればいいというのが素朴な考えだろう。男と交際したいなら同じゲイを集めるより女になった方が早いだろう。

トランスジェンダーではなくあえて同性愛者として生きることに何の意味があるのだろうか。

単に手術費用もったいないと思っているだけだろうか。それともアイデンティーに関わる考え方がちゃんとあってゲイとして生きているのだろうかと、気になっている。

anond:20211117104006

少年漫画商業BLじゃそもそも需要市場規模も違うからなんとも言えん

少年漫画家志望はゴロゴロいるからその中には多少才能ある奴もいるだろうけど、商業BL作家志望なんてまず見ないし

anond:20211117100921

あらゆるコンテンツがそうだというのは同意。だが、少年漫画などだったら、その中でも上澄みの部分を掬って読者に提供するものだろう。ところが、商業BLでは、話の面白さとセックス描写を天秤にかけたら必ずといっていいほど、セックス描写の方を取るんだ。面白い話を作家に書かせるのは、よほどその作家の実力実績が高くて、エロ無しでも売れるって見込みが立つ場合だけ。

それで、商業BLっていうのは一般ジャンル比較すると、あんまり面白くないの。

2021-11-16

正直男性を根絶しても問題ないのでは?

昨今の温泉むすめでぎゃいぎゃい騒いでる男どもを見ると本当にそう感じます

彼らは女性性的搾取自身の優位を維持しようとする、ゴミ溜めみたいなものです

だったらいっそ、男性を根絶してしまいましょう


例えばまだ実用には程遠いけどiPS細胞女性のみでも妊娠出産可能になる

そうでなくても必要最低限の精子さえ培養できれば、男性なしでも繁栄はできる

治安環境観点から言っても今の倍以上は美化、清潔になるだろうし

非力な分は重機自動機械を用いれば難なくこなせます

女性の方がスマート視点物事解決できるから、今よりもっと便利なグッズが出来るでしょうし

中々解決しなかった些事についてもすぐさま対応できる社会になるでしょう。

育児介護女性だけなら安心ですし、通勤日常だって断然平和になる。それだけで素晴らしいと思いませんか?


それに女性だけの方が協調性は湧きやすいし、国家として立派になれると思うんです。

レディーファースト先進国として海外からも称賛されるに違いありません。

もっともその時には海外の方が国民女性運動を完遂しているかもしれませんが!)


これを実施すればLGBT問題も気にする必要はありません。あれは男性いるからこその問題ですし。

技術革新に伴って自然と淘汰されていくでしょう。


ほら、ここまで書いて貴方も分かったでしょう?

男性がいなくても社会は回る。むしろ、より円滑に進行していくのです。

だとすれば、男性を根絶しても問題ないのでは?と思うのです。


P.S. 私は寛容なので少年漫画程度の文化は残しても良いと思います(もちろん検閲や内容の精査は必要ですけれど)

2021-11-15

anond:20211115153137

少年漫画でも腐女子がもりあがってたら女性向けカテゴリにもなるんじゃないの

ある巻は主人公ヒロインがいちゃついて、ある巻は脇役の男性イケメンキャラ同士がいちゃついてたらそういうタグの付き方になることもあるだろ

学歴とかなにいってんのかすらわからん

また価値観が二値化したやつが「世の中がおかしいぞ!」って言いに来たのか

anond:20211115105324

二次創作BLを覚えて商業に手を出す人もいる。でも、そういう人は大抵、商業BLがっかりする。二次を読み書きする人はおおかた少年漫画青年漫画好きなので、商業BL少女漫画ノリについていけない。

2021-11-13

BL雑記

 『日々、君』の小池定路先生エロゲ職人だと知る。なんとなく、BL業界から来た人という印象のある漫画だなと思ったけど、予想外の本職。なんかすごい。なんとなく他の業界から来た人という印象の作家さんは他にも多くいると思う。作風に独特な雰囲気があっていい。

 けれども、少女漫画家だったけど売れなかったかBL転向しましたみたいな感じの作家漫画ってあまり面白くない気が。とはいえ、そのようにざっくり括れるほど沢山のBL漫画を読んで来たわけではないから、ただ単に偶々面白くないなと思った作家さんが元少女漫画家なだけかもしれない。

 絵の上手い人の作る物語面白いの法則、というのが私の中にはある。これは商業BL漫画限定少年漫画だと絵は上手いとはいえないがストーリーはすごく面白いという作品はざらにあると思う。

 商業BL漫画に限っては、絵が上手い人の作る物語面白い(気がする)のか。思うに、絵が上手い人しかストーリーを描かせて貰えないのだと思う。商業BLストーリーは、セックスをする口実のようなところがある。セックスのシーンですごい絵を描ける作家さんは話の途中で一、二回しかセックスを描かなくてもいいが、下手な作家さんは1話1エロを描いて無理矢理にでも読者の気を引けということなのかもしれない。

 だとしたら、BL読者ってそうとうナメられているよなぁー、と思うのだが、ネット商業BL感想検索などすると、エロがない作品BLにあらず! という過激派からエロ必須とまでは思わないがエロはあったらうれしいというぬるい層まで、多くのBL読みはエロを欲しているので、商業BL基本的ポルノであると言わざるを得ない。

 BLを読む時は、面白ければエロとかどうでもいいというスタンスなのだけれど、いざ自分BL小説を書く時は、エロの部分はかなりノリノリで書く。けれども、ストーリーを考え出すとエロを書くタイミングを逸してしまい……それどころか、攻めと受けがキャッキャしてる所すら書いてないじゃないか! となりがち。いつも配分に悩む上、悩んだ甲斐のない作品を書き上げがち。

 二次創作をやってた時代ある意味よかった……頭をパァにして最初から最後までセックス、みたいな短編とか書いて……。その代わり、ストーリーちゃんと書けないのが、歯がゆかったけど。二次創作ストーリーを転がすと、必ず解釈違いとか原作私物化とか高尚様呼ばわりとかで他人と揉めるので。

 セックスシーンを書くこと自体は好き。だが、好きなあまりについ最近まで気付かなかったのだが、セックスシーンを書くにあたっては読者の想像力レベルに合わせることが必要だというか……あまり自分の筆のペースで飛ばすと読者の頭の中で、攻めと受けが複雑骨折するようなことになるので、控えるべきだ……ということ。文章は、絵みたいに状況がパッと見でわかるわけじゃないから……。

 エロを書いて思うのは、気持ち良さそうなエロ文章で書くのは難しく、また書けたところで解ってもらうのも難しいということ。セックス表現には暴力的ものも多いけれども、なんでそんなもんがウケるのか? といえば分かりやすいからなんじゃないかと思う。快感よりも痛みに対するリアクションの方が普通は大きいからだ。分かりやすエロを書こうとするとどうしても暴力的になるのかもしれない。そんなの私は嫌だけど。

2021-11-06

最近読んだBL

今回は短編小説1冊、単行本1冊、雑誌1冊。

夜の眼(ジョシュラニヨン)

あらすじ

 事件記者パーカーは、連続殺人犯リッキー正義感から助けたが、恩を仇で返され殺されかけた。

 再び収監されたリッキーだったが、ある日刑務所を脱走して行方不明となる。リッキーから報復を恐れ、警察に付き添われつつ逃避行したパーカーだったが、護衛に着いてくれたスッタッグ警部補に好感を持ちはじめ……。

増田感想

 すごく面白い訳じゃないけど、つまらなくもない。終盤、もしリッキー復讐に訪れたら、その時パーカーはスタッグ警部補に何をしてもらいたいと願っていたのか、その胸の内を白状するところが、人間臭くてよかった。

秋山くん』第4巻 (のばらあいこ

あらすじ

 柴からプロポーズを受けて、結婚するのもいいかなと思った、秋山くん。だが、自分と柴がふわっふわしていて地に足が着いていない有り様を仲間達に指摘され、自分がしっかりしないと、と決意したのだった。

増田感想

 進路選択を機に我に返って現実を見る、というのはあるあるだけれども、世間に歩調を合わせて妥協するのではなく、「結婚する」という目標はブレないまま、それぞれ成長していくところがよかった。

 柴と秋山くんだけでなく、柴の友人のじおんくんやちえちゃん秋山くんの悪友達も彼らなりに考えて成長し、互いに影響を与え合っている様もいい。

 そして、地方ヤンキー底辺高校生達の人生を回すスピード感リアル。彼らは都会の大卒アラサーで悩むような事に、高校在学中に悩み決断するんだよなぁ。

 BL漫画を描くような人が、こんな感じの市井の人々にスポットを当て、「ヤンキー」という形だけでなく彼らの暮らしぶりのリアル肯定的に描くのは意外な感じがした。

 第1巻の、かなり酷すぎる性的虐めからまさかの展開の時点では想像もつかなかった、大団円。よかったわねぇ、皆……と近所のおばちゃんの気分でほろりとしてしまった。

ボーイズラブアンソロジーCanna vol.80』

 記念すべき第80号。飛ぶ鳥落とす勢いの人気小説家、凪良ゆう先生作品コミカライズ! というスペシャルな感じがあるんだけど、寄稿者の人数が今月も少なく、大丈夫なの……? と一読者の私は若干心配になるのだった。朝田ねむい先生の『スリピングデッド』が2話分一挙公開! さもなければ雑誌もっと薄くなってしまったよね。私は電子派だからリアルに本の厚みに一喜一憂は出来ないのだけれども。

 ちなみに、『Canna』のテイストエロ大人しめで、青年漫画に近い感じかな。変わった作風のものが多いと思う。じっくりストーリーを楽しみたい人向け。

 ではでは作品ごとに感想を書いていくぞ。順番は掲載順。文章量があからさまに思い入れに比例してて御免。

『積み木の恋』第1話漫画 黒沢要/原作 凪良ゆう)

 昨今はあまりにも小説が売れないが、ストーリーを作れるのはやっぱり小説家、ということで、小説コミカライズがお盛ん。しか小説コミカライズを読む度に、大体原作の方が面白いなって思う。やっぱ、漫画には漫画の、小説には小説のやり方があるんじゃないかな。

 という訳で、この作品もやっぱり原作読んだ方がいいんじゃないかなという感想私自身は凪良ゆう先生作風が好きだけど、『積み木の恋』は未読。原作の方が好きになれそうと思った。

 凪良先生の良いところは感情表現ユーモアで、ユーモアの方は台詞に出がちなのでいいとして、感情表現地の文に出がち。しか行間を読ませるというよりは分析的な文章なので、漫画の余白とか空気感表現しづらいんじゃないかなと思う。

 コミカライズ担当者がまずいという訳ではない。漫画化との相性がいい原作を選んだの? と疑問に思うだけ。

 現在、他誌でも凪良ゆう先生作品漫画化されているんだけど、そちらは近々ドラマ化される『美しい彼』で、コミカル台詞回しが多く、少女漫画セオリーを綺麗に踏襲しつつたまに強烈な逸脱を見せる作風で、より漫画向きな感じがする。



『MADK』第17話(硯遼)

 すごく評判のいい作品なのだが、私はつい最近(4、5号前かな)から読み出したせいで、話がさっぱりわけわかめ最近までは悪魔Jの過去話で、現在主人公マコトちゃんがなんか生首持ってJの家に来たところ。

 まあ、よくわかんないけど、マコトとJのどろどろの愛を楽しむ漫画なの? 今回はやばやばエロ回。Canna漫画っておかし性癖エロはあまりない感じなんだけど、本作の今回は若干アブノーマルかなぁ。最中台詞を読んで、それ奴隷商人痴皇(@『幽遊白書』)が言ってた台詞のやつじゃん、とツッコミを入れたりなど。

 読後の感想としては、今回もよく分からなかったなと。


逃避行じゃあるまいし』前編(タクアン)

 ストーカー?×恋愛の美味しい所だけ味わいたいグラスハート のおっさんずラブみたいな感じ。画風がサラリーマン向け雑誌みたいだが、エロはがっつり腐女子好み。エロシーン多め。「×」というよりは「VS」が似合う関係性のようにも思ったが、受けの人は粘着されて嬉しそう。まじかよ。


『青い人の主治医』第2話(hagi)

 第1話掲載した後数回休むってすごいな! と、これまで読んできた漫画雑誌といえば有名少年漫画少女漫画雑誌くらいの私は思うのだが、Cannaにはよくあることなのかもしれない。

 別にBLでなくてもよくないか? と思った。まあ、こういうBL好きな人もいるさ。


ベルガモットサニーデイ』第5話(キタハラリイ)

 相変わらずタイトルの響きが最高だなあ、ベルガモットアンドサニーデイ! 声に出して読みたいタイトル

 働く大人女子向け漫画っぽいもだもだした恋愛もの別にBLでなくてもよくないかという気がしないでもない。


『嘘つきな愛を買う――オメガバース――』第4話(ポケラふじ子)

 オメガバースって、二次創作においては行きつく所まで行ったニッチ性癖感あるけど、オリジナルBLにおいてはネタ範疇妊娠出産も一応入る為に社会派の側面もあるよねー。ということで、これもうっすら社会派っぽい雰囲気のある作品

 とはいえ、大概のオメガバースはαとΩのやり過ぎエロとかΩの業の深さを楽しむものだとも思う。本作も社会派っぽい面はあくまでおまけかな。


スリピングデッド』第6話&第7話(朝田ねむい)

 イエーイ今回一番楽しみにしていましたイエーイ!! 2話ぶん一挙掲載にしても凄い分量がある。全部で80ページ越えだもんな。

 ネタバレをしながら書くので、ネタバレ無しで読みたい人は読み飛ばしてください。


 今年の8月末日に刊行された第一巻の続き。殺人事件に巻き込まれ理不尽な死を遂げた佐田が、マッドサイエンティスト間宮に拾われ理不尽にもゾンビにされ、これまた理不尽にも食人をして生きることになったのが、第一巻までのストーリー

 巻末辺りで、間宮が実は顔見知りだったことを佐田は思い出す、という謎めいた展開に。

 今回は、佐田記憶結構ぼこぼこに抜けがあるのが判明しつつ、視点佐田から間宮に移る。

 これまでもっぱら佐田視点物語が進み、佐田の人となりを読者は佐田自己認識という形で知ってきた。ところが! 間宮記憶に残っている佐田人物像がとても意外。いや、表向きは佐田は昔から非の打ち所のない、ほどほど善良な人物だった。それを間宮スクカー最底辺のひがみ根性から偽善者」と決めつけていたのだけれど、あることがきっかけで、佐田邪悪な一面を垣間見たのだ。

 一巻までは、クレイジー科学者間宮翻弄されるごく普通の善良なスパダリ佐田、という構図だった。けれども一皮剥けば、間宮科学的探求心に突き動かされていない時には案外まともな感性を持っているのに対し、佐田無意識ながら自身暴力性を発揮する隙を窺っているようにも見える。

 理由も無しに暴力を振るわない間宮と、理由さえあれば嬉々として暴力を振る佐田。彼らは似ているようで根の部分は真逆

 佐田仮面を剥がすと現れるのは、過去間宮を虐めた奴らと同じような気性で、間宮佐田に惹かれるのはストックホルム症候群のようなものに思える。お、これって同作者の『マイリトルインフェルノ』じゃん? 『マイリトルインフェルノ』のあとがきに、最初はいじめられっ子が悪魔の力を借りていじめっ子復讐する話だったが暗くなりそうだからやめた、と書いてあったと記憶しているが、今回はそのテーマに再挑戦するということなのだろうか?

 間宮佐田過去編にはBLなのに若干百合みを感じる。陰湿×陰湿からかな。

 感情を表情や言葉で表すのが大の苦手な間宮の、一巻までの言動伏線は全部一巻内で回収(あーこいつ実は佐田のことかなり好きだな、と。)されたものだと思っていたが、そのなかでの特に重要台詞や表情の一つ一つが、実は二人の過去しか佐田には綺麗さっぱり忘れられている)に掛かっていた、というのにはやられた。なんてすごい構成力なの……。

 ここまで見てくると、間宮佐田に対する一方的な想いが実にエモーショナルに感じられ、間宮佐田に対する言動の一つ一つが愛らしく思えてくる。間宮佐田の死顔を見、「……あまり変わってないな、キミは」と呟き佐田の頬を撫でるシーンにはちょっと涙が出てしまうな。一巻収録ぶんを未読な人には、変な人の変な行動にしか見えないかもしれないけど。いまだ紆余曲折の真っ最中にあり見た目にまで苦労の滲み出ている間宮が、昔のまま歪みなく順風満帆大人になり夢も叶えた佐田に対し、羨望と嫉妬以上の眼差しを向ける、名シーンだ。

 ところで、佐田が肝心の所をまるで覚えていなかったのは、何かの影響による障害にも読めるし、加害者被害者記憶ギャップにも読める。佐田間宮を虐めた人ではないけれど、佐田の心根にはいじめっ子的な所があるというか。間宮佐田のことで強烈に記憶している部分というのが、佐田にとっては他人に対する悪意を解放した部分である佐田本人はスカッといい気分)であるから、そりゃ覚えている訳はないか

 間宮佐田過去と二人の関係性、そして間宮佐田に対する想いは明らかとなった。だが、ゾンビ化が佐田に与えた影響という伏線はいまだ回収去れていない。これが今後どのようにストーリー関係していくのか。ゾンビものの定石として佐田人格を喪い人食いモンスター化し暴れ出すとかいう展開も予想出来る流れだし。

 次回が待ち遠し過ぎる。


BLACK BLOOD』第5話(琥狗ハヤテ

 えっ、この漫画もう第5話なの? あらまあ! 時の経つのは早いなあぁ。そういえば、私が初めてCannaを買ったとき、ちょうどこの漫画が新連載として載っていたような記憶がある。

 ハードっぽい作風と画風で、日本漫画という由りは海外の、フランスとかの漫画っぽい雰囲気なのだが、やっぱりBLBL。急速に恋が始まり、油液が飛んだ。(←何かの隠喩ではない。)ここまで一応事件はあったものの凄い急展開が起こった感はないのだけど、もう5話。一巻以降も続く感じかな。次号とかで終わったら、何だったのかよく分からない漫画になってしまうし。


『ジャルディニエの愛した毒花』第12話(椛嶋リラコ)

 娼館ものでかつ猫耳獣人ものという欲張りセット。連載が長く続いているのもあり、私にはさっぱりストーリーわけわかめ

 この間まではなんか過去の話をしていなかったか? 攻めの人がどっか遠い所に行っちゃうような話では? と、前回までの話を把握していないまま今回を読んでも理解出来るはずもなく……。絵が綺麗。しかし、何故レディコミではなくBLなのだろう? という疑問もなくはなく。まあ、こういうBL好きな人もいるさ。


シャングリラの鳥』第14話(座裏屋蘭丸

 イエーイ、これもすごく楽しみにしていましたイエーイ!! だが、ストーリーはそんなに進まなかったので、ネタバレのしようがない。

 前回までの色々が解決も進展も後退もせず。フィーは子供時代に犯した過ちがシャングリラに及ぶことを恐れて怯え続けれており、一方アポロといえば、輝く白さのホワイト労働のはずがまさか自身性質によって馴染むことが出来ずに進退を考える局面差し掛かっていた。

 アポロが試情夫として正規雇用されて依頼、なかなか接点を持てないふたりは、それぞれの悩みを一人で抱え込んだまま、ひたすら悶々とし続ける。

 精神的に詰みそうになったタイミングで、運良く二人きりになれたとこまでで次回を待て!

 なんとも言いようがない。ただ、座裏屋蘭丸先生の描く、男子達がより集まってあーだこーだ言い合うシーンは最高だなあ、ということくらい。

 絵柄がすごく綺麗なのに、背景を真っ裸で歩くフィーの超遠目に映ったおちんが白抜き修正されてしまうのが、地味に悲しい。全身クローズアップ絵では脚とかで隠し切っているのになぁ。


『つむぐ婚』第4話(黒岩チハヤ)

 別にBLでなくてもいい気がするのだが、BLじゃなかったらこのモフモフが観れなかったので、BLでよかった。

 つむぎの狐Ver.の口元のふにゃふにゃさと狐らしいお手々の感じが癒し。だが今回は人間姿でこってりエロ回。モフモフしっぽガードがよかった。


ひだまりが聴こえる――春夏秋冬――』第5話(文乃ゆき

 この作品はかなり人気があるようで、Canna代表作といえばこれ、みたいな扱いをされているけど、私はあんまりきじゃないんだよなぁ。BLなんだけど、少女漫画特有のねっちりさがあるところが、あまり好みではない。そういうのが良ければ少女漫画を読むよ。しか世間ではこれが王道綺麗めBLなのかもしれない。知らんけど。



***

 個人的に、「BLなのに百合みがある」は正直な感想でありつつ褒め言葉でもある(と言いながら、私はあまり百合は好き好んでは読まないのだが)のだけど、「BLでなくてもよくないか?」は明確にdisりとして使っている。

 せっかくの増田。何もしがらみのない場所なので、そりゃ忌憚のない感想をかくさ。

 では今日はこの辺で。

2021-11-02

anond:20211102215503

昔のアニメ少年漫画「殺すな。敵と交渉するべきだ。語り掛けるべきだ。平和的に解決できないなら仕方ない殺せ。」

最近アニメ少年漫画「敵は殺せ。敵の話はこちらを油断させるための罠だ。敵はとにかく殺すべき」

2021-10-24

anond:20211024212848

仮に非実在児童ポルノ規制するとして、どっちが保護されるべき児童なんですか? って話だよなw

2021-10-22

少女漫画少年漫画に比べて層が薄くない?

どうにもヒット作というか、無条件に面白い作家ってのが居なくなった感じがする。

 

矢沢あいに続き得る大御所!みたいな奴がいなくなった。

少年漫画では常にそういうのあるのにな。

なろうやラノベコミカライズみたいな出始め作家フィールドでも、あたり率が低い。

 

思うに、才能ある人たちがBL側に向かってしまっているのかね。

2021-10-21

ぼくたちは勉強ができない(ぼく勉)の筒井先生ジャンプ復帰に寄せて

ぼくたちは勉強ができないはいわゆるハーレムラブコメ漫画であり、週刊少年ジャンプで連載されていてアニメ化もした作品である

勉強を通して主人公美少女たちと仲を深めていくというご一般的ラブコメだが、週刊少年漫画としては史上初めてヒロイン5人分のルートを描くということで話題になったので知っている人もいるのではないかと思う。

そのぼく勉の作者である筒井先生ジャンプGIGA読み切り掲載したので、以前に増田で書かれていたぼく勉の感想を要約とともに紹介する。

作者に嫌われているキャラクターを好きになってつらい

https://anond.hatelabo.jp/20200724234926

ここで嫌われていると言われているキャラクターヒロインの1人である武元うるかである

理由としては以下の通り。

うるかの話をマルチエンドのサプライズのための前座にされて余韻を台無しにされた。

例:

単独表紙の単行本がない。(補足として、元記事が書かれた後に21巻まで出ているが、他のヒロインには単独の表紙がそれぞれ2冊ずつあるにも関わらずうるか単独の表紙は一冊もない)

(参考(日焼け褐色の子が武元うるか):https://jumpbookstore.com/item_list.html?keyword=%E3%81%BC%E3%81%8F%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AF%E5%8B%89%E5%BC%B7%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%81%84 )

ヒロイン5人の中でうるかだけナンバリングのある長編回が存在せず、その代わりと言われていた回を他のヒロインルート踏み台にされる。

・他のヒロイン最終話はそのヒロイン主人公が結ばれた後の様子を描いているにも関わらず、うるか最終話は他のヒロイン描写に大部分が割かれている。

うるか最終話でわざわざ他のヒロイン象徴する花火フォーカスを当て、煽り文でもそれを強く強調している。すなわちこいつの話は終わったから次にいこうとあえて示唆している。

解説コラムうるかの顔の上に「完了」と書き、他のヒロインルートが終わった後に「Happy end」に書き換える。

以上が連載途中に描かれたものである

作中の描写についての不満がメインだ。

追記】作者に嫌われているキャラを好きになったら特典でも冷遇されてつらい

https://anond.hatelabo.jp/20210308181806

この特典とは音声ドラマ原作ストーリーアニメ声優再現したもの)、単行本の描き下ろし、抽選で当たるプレゼント抱き枕のことを指している。

理由としては以下の通り

・他の4人のヒロインには音声ドラマが作られたのに、武元うるかだけ音声ドラマが作られていない。

うるかの音声ドラマが欲しいというファン要望を作者は軽く笑ってあしらう。

筒井先生は読者からリプライにほぼ全リプしているのに、うるかのこういった扱いが悲しいというリプライには一言も返事をしない。

うるか以外のヒロイン単行本最終回のその後の姿を描き下ろしているが、うるかだけはない。代わりにあるのが他のヒロインルートがありますよという告知であり無神経にもほどがある。

・読者プレゼント抱き枕イラストであえてうるか以外のヒロインも大きく描かれているイラストが使われている。

こちらが連載終了後に描かれたものである

作品外での扱いの不満がメインだ。

以上のことについて、元増田感想部分については争いがあるだろうが、実際の扱いについては全て事実である

ぼくたちは勉強ができないヒロインである武元うるかは、このように徹底的に、完膚なきまでに作品内外含めてありとあらゆる面で冷遇された。

こうした格差が生まれる原因がなにかまでこの増田のように断言はしないが、作者の意向に依るものであることに疑問を挟む余地はない。

から筒井先生漫画を楽しむのは最悪いいけど、好きになるのは絶対にやめろ。せめてキャラを好きにはなるな。

好きになったキャラがこんな扱いをされても笑顔でいられる人間なんていないだろう。

この増田みたいに長文は書いていなくてもTwitterで嘆いた人、怒った人はたくさんいた。悲しみでアカウントを消した人も何人もいた。

Twitterにわざわざ投稿する人やアカウントまで消してしまう人がいるのだから、黙って傷ついた人はもっと大勢いたことは容易に想像がつくだろう。

これが筒井先生漫画を好きになる人の未来から。もしもあなたキャラを大切にしたいと思っているならば絶対に好きになってはいけない。

ただまあギャンブルに勝って敗者にマウント取りたいなら好きになってもいいかもしれない。

嘆く人には同情するふりをして、恨みを吐く人はアンチ扱いして蔑むようなファンしか残らなかったから。

酷いのになるとコラでうるか遺影黒人フェラキスするような画像を量産して盛り上がっていた。気に入らない相手を貶すためならどこまでも品性を失えるという好例だろう。

あなた筒井先生の描いた新作漫画を好きになればもしかしたらそっち側になれるかもしれない。俺はどっち側にもなりたくないからゴメンだけど。

2021-10-18

anond:20211018164415

人気度で言うとその認識であっとるんやが、部数に関しては当時「公称部数」というものが認められ採って

実際に発行、販売した数とはほとんど関係がない出版社がハクをつけるために大幅に水増しした部数が公表されとったんや。

で、それが2000年代前半に問題になっていろんな出版社が「発行部数ベースで発表するようになった。

その結果、2000年代前半から中盤にかけて公称をデカく発表してた雑誌がいくつかボカン数字を落としとる。

少年漫画も「ちょっと人気が衰退した」ってレベルじゃないくら2000年代に部数を落としとる。

世界から無視される日本エンタメ

ネトフリの「イカゲーム」大ヒットでまた韓国エンタメにおいて差をつけられたなあと悲しくなった。

デスゲームの産地とも言える日本で、明らかにカイジ日本産デスゲームの影響を受けてるイカゲームが大ヒットして、日本ではそれが出来なかったことが悲しい。

今際の国のアリス」はプチヒットしたけど、構成のわかりにくさがネックだったみたいだね。

あと、日本作品について海外評でよく言われるのが「リアクションが大げさでわざとらしい」ということだ。

かに世界的に評価受けた日本映画は、わざとらしい表情や大げさなリアクションをやってない。日本人はそもそも欧米より日常リアクションは大きくないのに、なぜ映画ドラマになるとああなるのだろう。

また、国内でヒットする日本実写映画の上位がほぼアニメ漫画原作映画なことも憂慮のひとつだ。

漫画原作でもそうでなくても、コスプレ映画一定の評価を得て最近三国志をヒットさせた福田監督映画界でのヒットメーカーになっている現状。これがのちの映画文化に良いことだとは思えない。

思うに多くの日本人が支持するものが、いつの間にか『物語』ではなく『キャラクター』になってしまった故の現象だと感じる。

キャラ萌えできて消費されるものお金が回り、質の高い物語を作れる人たちは金を得られないためにパージされていく。

日本の誇るコンテンツは今では漫画アニメのみくらいになってしまっているけど、それすらも今後の地位は危うい。

webtoonの台頭で、少年漫画はともかく少女漫画好きのシェアはかなり奪われていると思える。ピッコマラインマンガ女性向け人気を見るとこれは強く感じる。

韓国とか中国が羨ましいと思うのは、国策であろうとそこに金を注げば結果を出せるとこだ。

日本クールジャパンかに国費を注ぎまくってもアニメータの環境向上は一様に変わらないままで、あれが何に貢献してるのかすらわからない。

有用投資すれば返ってくる構造で国費を使ってる韓国中国と比べて、日本クールジャパンは本当に無駄遣いでしかないと思える。

この状況から脱却するには今なにが必要なんだろうか。

2021-10-17

anond:20211016191525

剣と魔法ロボットという組み合わせがまず斬新だったし、それを少女漫画でやったんだから、逸りゃ伝説にもなりますがね。

しか主人公たちが乗る機体のコックピットが球形の透明謎空間というのがまた、面白く。

しかしあれ以降少女漫画ロボットってなんかあったっけ。『アキハバラ電脳組』はなんかちゃうかな。『天空のエスカフローネ』はテレビ放送アニメ版でこそ少女漫画テイストだったけど、原案少年向けだったためにコミカライズはがっつり少年漫画だったが。

はてブとかで話題になる、ネット少年漫画を色々と読んでみてもぜんぜん面白いとは感じない、もうオッサンからなのだろうか?

ドラゴンボールとかは、小学生の時にだからこそ、面白かったのではないか説。

ドラゴンボールリアルタイムの時、オッサンだったら読んでもぜんぜん面白くなかったのかな?

やっぱり、その歳々で読むのとは、受け取り方が違うんだろうか?

オッサン初見ドラゴンボールとか今見も面白いのだろうか?

それともも自分少年気持ちを失ってしまったのからだろうか?

なにしろ話題漫画を見たり読んだりしても、なんとも思わなくなってしまった。

何が面白いのかよく分からない。

2021-10-15

オタクによる腐女子叩きを無かった事にしてる~って言うけれど

そもそも叩いて何が悪いの?

原作キャラ勝手BLにして、それを隠そうともせずおおっぴらにしていたら嫌がられて当然だと思うし

それをさも不当な差別かのように言うのが意味不明

腐女子が嫌いなオタクなんて女オタクにも大勢いるのに、何故かいない事にされて男オタクけが腐女子を叩いてきた事にされるから納得がいかない

好きな男性キャラ性犯罪者にされて歪められた漫画イラストネット一方的に振りまかれるんだから普通少年漫画好きの女からも嫌われているんだよ腐女子

2021-10-14

anond:20211011001804

そういうBL作家って少年漫画二次創作出身の人だけだよ。

BLっていうのは少女漫画の中の一ジャンルみたいな立ち位置にあるので、基本的に女々しい恋愛ものなの。読者も男性向け漫画のような男の友情みたいなのはまり求めていないし、作家もどちらかといえば少女漫画から都落ちしてきたような人が多い。

2021-10-11

書評を書くために

書評が書けない」という投稿を読んで、いつか自分言語化したいと思っていたことだったので整理したいと思います

https://anond.hatelabo.jp/20211010201513

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得意だった方からアドバイスも有りました。

https://anond.hatelabo.jp/20211010213345

これはこれで少し躓いている人には良いアドバイスだと思うのですが、

私の「書けなかった」のはかなり深刻なので、下記のブコメに納得していたところもあります

そのため筆を執る気になったということも付記しておきます

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yabu_kyu 2021/10/11

こういうのは「得意だったタイプ」の人のアドバイスよりも、「壊滅的にできなかったけど教えてもらったらそこそこできるようになった」みたいな人のアドバイスの方が欲しい気がする。|「なんとでも書け」ないんだよ

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私も大学生の途中までレポートが全く書けませんでした。そこそこの大学に通っていたのでそれなりに学力はあったとおもうし、その後書けるようになってからは書くことが楽しくなって今ではムダにFacebookに長文を書いているぐらいなので、つまづきのポイント自分の中では明確になっています

私の場合結論から書くと、「読み手がどう思うだろうか」「読み手が気分を害さないだろうか」という配慮が働きすぎて、怖くて文章が書けない(主張ができない)というものが原因でした。

自分は少し毒のある家庭環境で育っていたので、正直に自分の考えたことを吐露すると家族に叱られる。みたいなことがよくありました。(今となっては少し社会的配慮が足りてなかった側面は否定できませんが。)

今回の「書けない」方の状況に必ずしもマッチしているかどうかわかりませんが、参考になれば幸いです。

一般的対話において過度な配慮をするような性格の持ち主は、日常的なコミュニケーションもつい遠慮がちに話したりするので聞く側もそれなりの配慮必要になるケースもあります

何れにせよ、そういう性格気質の持ち主の場合は「自由に書いていいんだよ」ということを伝えても内在する遠慮が邪魔してなかなか改善されません。

私の場合問題解決につながったことは、私の場合大学の途中でマーケティングリサーチ会社アルバイトをするようになったことがきっかけでした。

最初報告書に使う帯グラフなどをExcelでシコシコつくるような作業をしていたのですが、その後の工程でその集計結果を見てかんたんなコメントを書くようになりました。

ウマ娘プレイしている人についてみると、女性より男性20ポイント高い」みたいなコメントです。このようなほぼ事実記述する内容はほぼ怒られる心配はありません。

単純な文章ですがその作業を任されるようになって楽しくなりました。

一般的マーケティングリサーチ報告書ではそれらの単純な集計結果を統合して、「ブリーフィング(まとめ)」を書きます

これはそもそも調査目的が、いまとある商材を売っているメーカーが今後どんなプロモーションをしたらもっと売れるようになるか?みたいなケースが多く、ある種の問題意識や仮説が明確です。

その仮説を検証するためにアンケート調査設計して、結果を分析しているので概ねまとめは書きやすものが多いです。

もっともまとめはある程度シニアリサーチャーが書くので、バイトが書くものではありませんでしたが。

私はこれらの経験作業を通じて、自分意見を主張する、考えを披露するということに関する自分なりのパターンを掴みました。

整理すると下記のようになります

1)読み手共通する問題意識を持つこと、

2)読み手と「事実」を共有すること

3)その事実に対する解釈を述べること

4)解釈をまとめて、問題意識に対する自分なりの見解を書くこと。

結局、私はバイト経験したマーケティングリサーチ面白かったので、その後色々あってアンケートスクレイピングデータを用いた実証的分野の大学教員になるのですが、文章を書くときの考え方の基本は一緒です。

もっとも、実証的な研究というのは論文価値にしめる実証データ存在が大きいので、上記の考え方を当てはめやすいですが、実証という考え方が存在しない読書感想文書評のケースでは困ってしまうかもしれません。その場合の「事実」はその本に書いてある表現書き手の主張として考えてもらえると良いのですが、自分大学教員としてレポート指導していても書けない学生にはなかなか伝わらないことも理解しています

そのため、下記のような思考実験をやってみてもらえませんか?

A)自分が興味がある対象を選ぶ(漫画でも鉄道でもいわゆる趣味と呼ばれているものが良いと思います。)

B)その対象において自分選択を振り返る(例:少年漫画より少女漫画が好きだ。)

C)その理由について考えて、構造化する。(自分少女漫画が好きな理由は〇〇である。)

まず大事なことは自分の興味がある対象を選ぶことです。

世の中の読書感想文のよくある問題は、読み手が全く興味がない本でも読まされて何か意見を表明しなければならないことだと思います

すくなくとも、同好の士との対話想像して、自分がそれなりに語れる(周辺知識単語が内在している)ジャンルを選んでください。その語りの内容をテキストに落とすことを考えます

もちろん書評場合は、自分が興味のある本をA)の対象にしてください。

また、読み手の読解力に比べて記述内容が難解な本の場合はなかなか感想が出ないことも一般的だと思います

(例えば村上春樹は私にとって面白小説であるが、感想をかけと言われてもとても困る題材だったりする。そのあたりは個人によって異なる。)

Withコロナ時代になり、私もフルリモートで勤務していますが、知識労働としての適切に文章のまとめられる能力ますます重要になってきていると思います

少し書評とは異なるかもしれませんが、元増田さんの書けないが改善されることを願ってやみません。

PS

文章のお題なのに書きなぐりのテキストすみません仕事に戻らないと。

anond:20211011001223

百合女性作者も多いが

というより、「女性作者の描く百合こそ本物」って意識あるよなぁ。

女性BL作家は逆に、男性作家少年漫画とか読みながら「本当はこういうBLが描きてぇんだよなぁ……」と悔しがってたりするんだろうか。

2021-10-08

そんなの言い出したら、女だって男に求めるものセックスだよなあ

セックスの先の子供を目的とするケースもある

異性を異性として見れる範囲が男より狭い

という2点が違うだけ

女性誌男性誌よりセックスの話ばっかりだし

少女漫画少年漫画よりセックスばっかり描いてるよな

女は男よりセックス好きだよね

2021-10-04

anond:20211003125552

対談番組ボクらの時代」でお笑い芸人野田クリスタルが「俺(34歳)はかなり早くからお笑い界入りしたか楽屋では同世代が少なくて10歳以上年上のオッサンと一緒になることが多かった、ポケモンの話なんてしようものならめちゃくちゃバカにされた、いつの間にか急に『俺らがそういうことを話してもいい時代』が来ていた」と話していて粗品(28歳)がうんうんと頷いてた


既に言われてるけどさまざまな事件の影響で一番オタク差別激しいのは40代くらいのイメージ

それより上になると子ども時代ドラゴンボール北斗の拳タッチとかをリアルタイムで追ってて男女やオタク・非ヲタ関係なくクラス中が少年漫画熱狂してた世代になる

40代けがサブカル文化空白・無理解地帯になってるんじゃないか

anond:20211003195433

とどまってるよなー

ジャンプに限らず少年漫画漫画界の中で古臭い価値観支配してるガラパゴス。たぶん島耕作の方がマシ

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