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はてなキーワード: センス・オブ・ワンダーとは

2024-10-29

スタートレック(全938話)史上、最も重要エピソード10選

anond:20241012181121

スタートレック現在正式名はスター・トレック)は50年の歴史があるうえに、1話完結のエピソードが多い。シリーズの入門ガイド意味もこめてやってみた。

はてな界隈スタートレック全話追っかけてる人は少ないだろうし、シリアスファンはてななんて見てないだろうから自分価値基準で好き勝手書かせてもらう。

すごく偏ってると思う人もいるだろう。私もそう思う。海外のこの手のランキングでは常連エピソードも入ってない。思うところがあれば、ぜひ書いてほしい。

なお、全938話は2024年9月末時点での話で、10月から『ローワー・デッキ』の新シーズンが始まったので話数はまた増えている。

アンドロイドのめざめ』 (The Offspring) 新スター・トレックTNG)第3シーズン16話 / 1990年

スタートレックSFドラマとして最も輝きを放つのは、銀河存在する人間以外の存在を通じて、人間とは何かを描くときだ。それはあらゆるSF作品共通の魅力でもあるが。

本作は人間に造られたアンドロイドデータが、自らの子孫を造ろうとする物語AIの子供との「ファーストコンタクト」を通じて、子供を持つということが、個人にとって、種にとってどういうことなのかが描かれる。

本作には、派手なアクションシーンもSFXもない。しかし、その物語は喜びとユーモア発見に満ち溢れ、重い悲劇として幕を閉じる。それは家族を描くキャラクター劇であり、SFであり、力強い人間ドラマだ。

最もスタートレックらしい一篇は何かと言われたらこれを推す。

ゴリラ惑星』 (The Galileo Seven) 宇宙大作戦TNG)第1シーズン13話 / 1967年

スタートレック立ち上げ最初の年に、スタートレックらしさというものを決定づけた重要な一篇。怪生物の住む惑星に不時着したクルー脱出するために取る行動を描く。

スタートレックの原型は西部劇(幌馬車劇)と言われるが、これはまさにインディアンに囲まれた幌馬車の設定を宇宙にしたもの

しかポイントは、主役がミスタースポックであるという点。感情がなく論理で動くヴァルカン人(と地球人ダブルである彼は、助かるために論理に従うか、あるいは……。

本作は異星人の視点人間感情と理性の葛藤を描き、このモチーフは以降繰り返されることとなる。また作品シャトルのセットを導入し、物語舞台を増やした一作でもある。

過去から来た新兵器』 (The Slaver Weapon) まんが宇宙大作戦TAS)第1シーズン14話 / 1973年

宇宙大作戦打ち切り後、少々品質を落としたアニメ継続となった本シリーズだが、名作はいくつかあった。しかし本エピソードちょっと違う視点で選出している。

これ、実はラリィ・ニーヴンというSF小説家が書いた『ノウン・スペース』というSF小説群のにある短編の一つを、そのまんま映像化しているのだ。出てくる異星人も借りてきたもの

ニーヴンを知る人も少なくなっただろうが、アシモフハインラインの後の世代で、ハード科学設定とエンタメとしての面白さを融合した作品を書き、SF界の潮流を作った人と言える。

本作は、スタートレック世界観が他作品をまるごと呑み込んでも成立しうる、緩く、包容力のあるものだと示した。ローワーデッキハチャメチャコメディスタイル可能になったのも、ある意味この作品のおかげ。

『恐怖のコンピューター M-5』 (The Ultimate Computer) 宇宙大作戦TOS)第2シーズン24話 / 1968年

宇宙大作戦にはTV史上初めて白人黒人とのキスシーンを描いた『キロナイドの魔力』という記念碑作品があるが、人種問題を深く描いた作品というと、こちらを推したい。

黒人天才科学者が自らの知能と感情を転写し開発した自動航行AI。それに船を委ね、演習に参加したエンタープライズだが、AIは次第に狂いだす。

本作のAIは自らの判断絶対の自信を持ち、誤りを認めようとしない。博士AI擁護し、次第に我を失っていく……と言うプロット

AIの恐怖を描いた先進性はともかく、本作が人種問題作品であることは、日本に生きる我々には少々理解が難しい。

この物語暗喩するのは、飛び抜けた能力社会から評価を受け、地位を得たマイノリティの苦しみだ。常に完璧を求められ、ひとつの失敗で社会から振り落とされてしまう、隠れた差別を描いている。

この複雑な問題1968年TVドラマに持ち込んだことこそ、評価されるべきだと思う。

『恐怖の宇宙時間連続体』(Cause And Effect) 新スタートレックTNG)第5シーズン18話 / 1992年

タイムループもの」といえば誰もが1作ぐらい頭に浮かぶだろう。映画『恋はデ・ジャ・ヴ』など様々な傑作がある。

しかし、それらの作品の多くは、「なぜ」タイムループが起きるのかを説明しない。なぜか寝て起きるとループしてたり、なぜか恋が成就するとループを抜けたり……。

スタトレ世界タイムループを描いた本作が優れているのは、その「なぜ」が明確に定義されており、それを解決することが物語目的になっている点だ。

突如として起こる反物質爆発で時空ループが生成されると、キャラ達は過去に戻される(都合よく前のループ記憶を保持したりしない)。

そこから毎回、艦のクルーたちは僅かな違和感から少しずつ状況を理解し、「なぜ」かを探り、回避するための答えに近づいていく。

ご都合主義的な「ふしぎな現象」はなく、戦うべき悪役もいない。ハードSF的な状況で、知力に頼ってロジカル物語を進めていく。しかしこれが最高に面白いのだ!

舞台は艦のセットのみ、登場人物レギュラーのみというミニマル作品だが、スタートレックSF性、センス・オブ・ワンダー代表する1作だと思う。

『終わりなきはじまり』(What You Leave Behind) スタートレックディープスペースナインDS9)第7シーズン25-26話 / 1999年

スタートレックフランチャイズ化は、TNGによるリバイバルを経て実質このDS9から始まった。いままでと違ったスタトレを作ろうという意欲に富んでおり、非常に作家性の強いシリーズだ。

未知の世界を訪れる宇宙船でなく、未知の存在が訪れる宇宙ステーションを舞台とし、全7シーズンの後半では巨大な宇宙戦争を連作として描いた。最近の『ディスカバリー』などのシリーズも、本シリーズがなければ成立しなかった。

その総決算と言うべきこのシリーズ最終話は、単体で観るとなると評価が難しいが、173話の積み重ねの末の1話としてみると、ずっしりとしたものが心に残る。

DS9シリーズで初めて黒人俳優を主役とし、戦争犯罪植民地主義のもたらす被害ストレートに描き、舞台となる異星の宗教と重ね合わせることで人間信仰心をも題材にした。

更には、「これは一人の狂った黒人の観た夢なのではないか……」というメタレベル視点すら取り入れ、多様な視点と重層的な葛藤、その先にある善とは何かを描こうとした。

シリーズに長く付き合うことでもたらさせる重い感動を体験してほしい。

『遠隔起源説』(Distant Origin) スタートレックヴォイジャーVOY)第3シーズン23話 / 1997年

ヴォイジャーハードSF的な物語よりも、キャラクターの成長やモラルに焦点を当てた傑作が多いが、敢えてSF的なセンス・オブ・ワンダーに満ちた本作を推す。

ネタバレしてしまうが、これは「恐竜人類」の物語であり、「ガリレオ・ガリレイ」の物語だ。

遥か昔に宇宙に出て進化したある種の恐竜と、銀河の反対で出会ってしまった宇宙ヴォイジャー。それを、なんと恐竜人類側の視点で描く。

故郷の星に、自分たちとは異なる知的種族がいたという事実を知った科学者の知的興奮と、その発見社会から拒絶され、迫害される恐怖。

SFの根幹である科学のもの主題にし、人間科学関係性に向き合った、ひとつの到達点。深い感動をもたらしてくれる傑作だと思う。

『命と人生』(Life, itself) スター・トレックディスカバリーDIS) 第5シーズン10話 / 2024

スタートレックエンタープライズ』以降停止したTVシリーズを、配信に適した連続フォーマットで復活させ、『ピカード』などのシリーズの端緒になった『ディスカバリー』の最終話

連続劇で見せるスタトレにはまだ課題が多く、特にディスカバリーシーズン4,5、ピカードシーズン2などは間延びして物語の行先がわかりづらいという批判があった。

しかし、それらの連続劇も、最終話に来ると、そこまで迷走していたテーマが急にシャンと鮮明になり、ああ、なるほどこういうことだったのか、という感動をもたらす。

特にエピソードディスカバリーグランドフィナーレとなるだけあって、描かれるものも壮大だ。銀河知的生命発祥の謎を求めて行われるトレック(旅)である

しかしその結末、謎は解明されることはない。その代わりに提示されるのは、「真実を求めるトレック」とは何なのか、という命題だ。

それは生きること、そのものである

『The Devourer of All Things, Part II』(日本タイトル未定) スター・トレックプロディジー(PRO)第2シーズン10話 / 2024年

スター・ウォーズマーヴェル作品ガンダムのような複数作品ひとつ歴史を形作るシリーズの楽しみは、クロスオーバー、そして「設定の穴が埋まる瞬間」だろう。

子供向けのCGIアニメシリーズとして作られた最新作であるプロディジーは、この設定の穴埋めを、他のどんな作品よりも見事にやって見せた。

新スタートレックヴォイジャーディスカバリーピカードなどの実写作品の設定を少しずつ掬い上げ、時に大胆にプロットに取り込んで、独立して楽しめる作品になっている。

その頂点がこのエピソードだ。シリーズを通じてのマクガフィンであったヴォイジャーキャラクター、チャコテイの姿が見えた時は、その絵だけで感涙してしまった。

実にオタク的な楽しみだが、フランチャイズ作品に長く付き合ってきたものけが味わえる、究極の悦楽がここにある。

プロディジー日本語版は、2024年10月時点では製作されていない。英語版だけならNetflixで子アカウントを作り、基本言語を「English」」に設定することで観られる。

両性具有ジェナイ人』(The Outcast) 新スタートレックTNG)第5シーズン17話 / 1992年

はっきり言ってシナリオの全体的な完成度は高いとは言えない。その質についても、表現手法についても注文の付く作品であるしかしどうしても外すことができない一篇がこれ。

1960年代宇宙大作戦人種性別による差別のない理想世界を描いたスタートレックは、1990年代になりその理想のほころびを正直に描くように変化した。

本作で暗喩されるのは、性的マイノリティの直面する差別であり、同時に女性の権利でもある。

物語では、両性具有種族の星に生まれた「女性」が、女性であると言うだけで罪とされ、矯正を施されようとする。

それは90年代に入るまで見過ごされてきた同性愛者への差別と、「治療」という名の暴力告発である

矯正の場へと連れていかれる彼女最後に、法廷の場で叫ぶ。「私は女だ!」と。

自らの性を自らの物として誇れない、自由に語ることもできない、あらゆる属性の、抑圧された人々の叫びが、そこに込められている。

新スタートレック日本吹き替えは名優揃いで品質が高いが、これだけは英語版で観てほしい。その叫びは、魂の演技だ。


以上。すげー長くなっちゃいました。誰も読んでくれないかな。

今回入れていないランキング定番としては、タイムトラベルの古典的傑作『危険過去への旅』(TOS)や、エミー賞ノミネートされた世界もっと儚いロケット打ち上げシーンが見られる傑作『超時空惑星カターン』(TNG)がある。

SFらしさが感じられるエピソード中心なので、人気の高いボーグのような強大な敵との対決とか、クルー同士のファミリー劇的な人情エピソードはあまり入らなくなってしまった。

また、『エンタープライズ』(ENT)、『ローワーデッキ』(LD)、『ストレンジニュー・ワールド』(SNW)の作品も入らなかったが、もちろん傑作、快作はいくつもある。

ENTバルカン人の設定を完成させた『バルカン夜明け』3部作LDアニメならではの手法連邦バルカンクリンゴン若者たち生活を描き交錯させた『wej Duj』、SNWは過去作の設定を活かしつつ現実21世紀社会情勢を24世紀の世界へと繋いで見せた第1話ストレンジニュー・ワールド』や、アースラ・ル・グイン小説『オメラスから歩み去る人々』のオマージュである『苦しみの届かなぬ高さまで』を推す。

2024-08-18

anond:20240817054617

ベタと言われるだろうけど、俺のオススメ百合SFはやっぱり、うえお久光紫色のクオリア』(電撃文庫2009年)。

これは本当にすごい。人間ロボットしか見えない少女という題材からクオリア問題を扱うほのぼの百合なのでぜひ読んでみてください(にっこり)。古今東西SFへのオマージュが詰まりまくっていて(クライマックス直前のシーンはまんまグレッグ・イーガンの『万物理論』やんけ! ってなった)、その上にこう友情以上恋人未満の絶妙百合が描かれていて最高なんですよ(語彙力)。「1/1,000,000,000のキス」、いいよね……あとできれば原作に忠実なコミック版(全3巻)も買ってゆかりから手紙も読んでほしい~~~~~~~~。

次点が、小川一水ツインスターサイクロン・ランナウェイ』(ハヤカワ文庫JA2020年~)。宇宙で泥をこねあげて漁をするというセンス・オブ・ワンダーあふれる設定から叩きつけられる体格差百合。2巻ではヤンデレな昔の女も登場してきて、ゴリゴリ異性愛主義権化みたいな作家だった小川一水がついに百合に目覚めたんだなぁという謎の感慨が湧いてくる。

あと、小説じゃなくてアニメだけど、『プリンセス・プリンシパル』(2017年~)は百合スチームパンクの傑作だから見て。壁で分断された煙の街ロンドンで繰り広げられるスパイアクションが最高なのよ。メインはスパイなんだけど、ちゃんスチームパンクもしているのでぜひ。

百合スチームパンクだと、エリザベスベア『スチーム・ガール』(創元SF文庫2017年)も面白かった。都市伝説を扱ったやつだと、宮澤伊織『裏世界ピクニック』(ハヤカワ文庫JA2017年~)も割と面白い。

2024-08-11

独身限界おじさんだが、趣味SF小説を原価割れ転売している

 非モテ独身友人付き合いなしの限界アラフィフおじさんだが、独り身なので金だけは余ってる

 とある夜ひとりでお酒を嗜んでいる際にふと、そんなことを思った

「あれ?俺って生きてる意味なくね?」

 子供は勿論のこと、振り返ると自分人生は何も残していない糞して寝るだけの物だった。

 他人に誇れるような事はSF趣味ぐらいで、学生の頃からSFを熟読してきた。

 10代で既に生粋SFオタクだった俺はセンス・オブ・ワンダー世界妄想を膨らませてきたものだ。

 自分に出来るのは、この素晴らしい世界をより広めることかもしれない。

 本来であれば酔っ払い妄言に過ぎないが、幸いにも一緒に飲みに行く友人はおらず、翌日でも妄想を覚えていた。

 実行に移すしかないとSFの神はそう俺に告げている。そう捉える事にした。

 俺は自分が好きだったSF小説、影響を受けたSF小説、名作であると思っているSF小説Amazonで次々に購入し、週末に近場で行われるフリーマーケットに申し込んだ。

 フリーマーケットを見に行ったことは当然あるものの出店側となるのは記憶に乏しい。

 緊張し、前日の夜などはドキドキしてなかなか眠れないほどだった。

 当日は幸いにも晴天で、俺は用意した思い出のSF小説たちを売りに出した。

 どの小説も一冊200円で、中には価値を知る人が見れば驚愕するような作品も混じっている。

 当然、儲けは度外視だ。そんなものはどうでもいい。

 俺は、良いSFをただ多くの人に読んでほしい、知ってほしいと思い、出店しているのだから

 思いの外よく売れた。

 自分にとって思い入れの深い作品が売れると非常に嬉しく、小学生ほどの男の子が「幼年期の終わり」を興味を示し、買っていったときには感慨深い思いになった。

 あのワクワクしている表情、子供の頃の自分を見ているような、そんな気がしたのかもしれない。

 その日の晩酌は、いつもと少し違って感じられた。気づけば自然と笑っているような。

 そんな心地の良い酩酊感があった。

 久しく忘れていた感情のような、暖かいものを感じられたんだ。

 俺はこれといって世に何かを遺すことは出来なかったかもしれないが、少しでもSFに恩返しをしたい。

 だから俺は、この活動を続けていこうと思っている。

2024-04-27

[]

周年で公開されたスターレイルジャズナイトすごかったな

HoYoFairチャンネルから外部アーティストによる公式コラボ的な感じのもんだが一本の動画として洒脱な作りで、予算…いや気合が違うわ

こんなことしてるゲーム(ホヨバ以外で)見たことないぞ

5組の中で2組日本からH ZETTRIO大橋トリオが参加してたのも偉いわね

いやーこんなこともあろうかといいイヤホン買っておいてよかった

低価格機も面白いけど性能的に一芸特化になるんだよね

価格からは低域中域高域どれも抜かりなく解像度や響きが一定水準あるようになる

最近は平面駆動流行ってたし骨伝導ユニットハイブリット流行兆しがあるけど

やっぱ1DD+4BAが鉄板の隙のなさだわ

それはさておき、このイベントページにあるカクテルレシピに添えられたフレーバーテキスト

https://act.hoyoverse.com/puzzle/hkrpg/pz_0cLNSIl80j/index.html

これわりかし考察勢にとって意味あるものなのでは?

公式が明確に黄泉雷電を結びつけたというだけでも価値がある

まあ、「はるか昔に滅びた星トワッテイ」だからおふざけとも言えるが

しか英文では"an ancient and long-forgotten planet named Tavyet"だから滅びたとは言ってない

それからレンがロビン本名だとしたら…いや明らかにロビン意匠に満ちたカクテルになってるが…初出情報だろう

あの公式SNS上でのホタル実装発表のフレーバーテキストで初出の設定が明かされたのと同じように

最近ますます各所に情報散りばめてきているのでは?

ほのめかしという意味では、原神のレムリアのオルガン建築意匠

夢による統合支配をフィーチャーした内容も明らかにピノコニーを意識させる作りだったし

しかたらこの先の展開をレムリア世界任務によって示唆している側面もあるのかもしれない

というか崩壊3rdも、千織実装に同じくして裁錦・裁断要素のあるセルマの深堀りイベをかぶせてきたり

セラペウムが図書館という夢の中に人々を「結合」させる様子を示してきたり

これはあれの示唆なのか?それともそっちなのか?全部が繋がっているのか?と

作品メディア境界を超えてセンス・オブ・ワンダーを感じさせに来てる感じがする

とにかく、レムリア世界任務水路演奏するシーンはめちゃくちゃよかった

美しすぎてなんか謎の部位が極まるようなへんな感動した

話を戻すとスタレの考察については

一介のナナシビトもとい名無増田にすぎん自分は体系立てて語れるほどの能力はないが

今日みつけたネタを元にググってたら、サンデー大好きっぽい人による鋭い考察をみつけたので貼っておく

https://note.com/ashino_open/n/n97d91b350e70

https://note.com/ashino_open/n/n499ddac2e1fa

こんだけ考えて楽しめる作りになってるシナリオ作り、どう考えてもアツすぎる

ただアレだな、ピノコニー考察はやっぱキリスト教神学齧ってる欧米人の方が絶対有利だな

シナリオが一段落したあと録画を見返すのが楽しみだ……

花火が言ってたこ初見では戯言に聞こえても核心ついてたセリフオンパレードなんだろうな……

2024-01-23

anond:20240123161225

これだから3Dオブジェクトコピペゲーをなんとも思わず消費するSteamユーザーは嫌いなんだ

ゲームってのはパン作りのように粉からこねて自分で作ってこそクリエイター思想が反映されるってもんだ

アセットひとつだって世界観構成する重要なパーツなんだ

それすらこだわる気がないのに、見栄えのするゲームを手抜きで量産していくことに、意味はあるのか!

それは最終的に、人がゲームから受けるセンス・オブ・ワンダーを損ね、薄味なゲーム文化体験を推進してしまうことになる

ゲームにおけるQoLが下がればゲームという産業それ自体パチンコのようなものに成り下がってしまうおそれがある!

事実買い切りからという紛い物の安心感のために、クリエイターたちの血と汗が数百円で安売りセールされる地獄がそこにあるだろ!

そういう環境を作ってるのはあんたらだ! そうなれば作り手もいかに手抜きしつつ一発当てるかしか考えなくなる! ソシャゲと同じだろ!!

同じ2Dスプライトドットキャラ、聞いたことあるBGMを使いまわすようなRPGツクールゲーばかりになった世の中を想像してみろ!

それはDLsiteでは現実になってるが、同人からこそ許されてるもんだろ

企業として多くの人が連携してものづくりをするなら、そんな域にとどまってコピペゲーで満足する志じゃいかん!

正しくスケールを大きくしていかないと、生き残れんぞ!バズ頼みの一発屋になるな!俺が言いたいのはそれだけだ!!

2024-01-20

anond:20240120220157

オメェいつまで古戦場に囚われてんだよ!

荒瀧一斗と虫相撲しようぜ!

お菓子ねこで宇宙ステーションを飾ろうぜ!

脱走兵が多発するその古戦場、そこで得られる体験センス・オブ・ワンダーはあるのか?!

義務感の強い苦行じみた作業しかないだろうが!

ゲームが苦行じゃいけないんだよ!

同じようなことをやってたらどうしたって人間は飽きる!

それは自然の摂理

あの手この手おもてなししてくれる、常に新鮮な遊びがある、そう感じる運営のところへと逃げるのは間違っちゃいねえ!

いか、3年だ!

どんな運営ゲームも3年続けると飽きがくるが、3年を越えてもなお新鮮さと魅力的なコンテンツが追加されつづける作品であれば、続けて良い!

しかし、全部が全部魅力的じゃない、そういうこともあるな?

魅力的じゃない苦行部分にかける時間割合が、作品から得られるセンス・オブ・ワンダーに浸っていられる時間を越えたら、辞め時だ!

これが20年間、月額ネトゲ時代からあらゆる運営ゲームをやりつづけてきた俺の、ファイナルアンサーだ!

胸に手を当てて……よく考えてみるといい!

2023-11-08

anond:20231108011643

宝石時代理論わからんでも物語としての面白みがあった。

アマルガムを言い出した頃から物語としての意外な展開とか気の利いたオチを重視しなくなった感じ。

いかワンダーな世界観提示できるかにこだわってて、SFの真髄としてはそれが正しいんだろうけど、センス・オブ・ワンダーがすべてじゃないヌル勢にはつらいと思う。

anond:20231108004144

元増田の分類で言えば③のあとに①があるやつが好き(「虐殺器官」で虐殺文法システムが明かされたあとにジョン・ポール真意が分かる瞬間とか)

でもSF摂取してて一番テンション上がるのは(①②③問わず)作者の脳内センス・オブ・ワンダー媒体特有表現に書き下してやるぜという気概が見えた瞬間なんだよな

例えば「TENET」の逆行カーチェイス、「出会って4光年で合体」の後半ずっと、「STEINS;GATE」のオペレーションスクルド、などなど

2023-07-17

君たちはどう作るか

宮崎駿の最新作『君たちはどう生きるか』を見てきたんで、ある程度ネタバレありで感想書きなぐっておこう。

ネタバレありだからね。

正直、観る前に想像してたより悪くなかった。

テンポも悪くないし、人間関係に緊張感もある。

作画が徹底的に心象風景に寄っているのも、職人芸の趣があった。

火災とか草原の描き方なんて、ゴッホともセザンヌともなんだか判らんけどとにかく印象派的に歪みまくっていて、主人公の高熱に魘された夢のような心が伝わってくる。

田舎の家も、当初は主人公の内心の萎縮ぶりを示すかのように何もかも巨大で、玄関なんてどこの古刹の大伽藍かと見紛う巨大さであり、今に残ってたら家ごと国宝になりそうだ。

もちろん、本物はせいぜい田舎豪農レベルなのだろう。

心象風景として東大寺大仏殿並の巨大建築に見えているだけである

敢えて心象風景とわかるように表現している事で、主人公が実際には父の後妻を嫌っていない事も想像がついた。

なぜならすんごく清潔感のある優し気な美女として描かれているかである。嫌っているなら心象風景でそうはならない。

初対面から一目ぼれレベル主人公は慕っていたのだろう。

でまあ、作品は途中から塔の中パートと、塔の外パートという二輪構成で進んでいくのだが、

まあ、なんだ、ここから批判が多くなる。

まず塔の中パートだが、なんというか、とにかく意味があり過ぎる。

これは褒めてない。

宮崎駿もののけ姫辺りから、やたらと意味のあるものを描こうとするようになってしまってるように思える。

1シーン毎に意味があり、多分本人に質問すれば「このシーンはこういう意味がある」と全部答えてくるだろう。

まり寓話的で哲学的記号的で、イソップ童話とか不思議の国のアリスとか、そういう感じの、「意味の塊」として作品を作ってしまっているのが塔の中パートだ。

ハウルとか千と千尋とかでも顕著だったけど。

これの何が悪いって、妄想が爆発してないのである

ムスカラピュタの雷をぶっぱなしたシーンに意味なんてないだろ。王蟲がペジテのドーム食い破ったのも意味なんてないだろ。

あいう爆発するほど格好いいシーンに意味なんてないのだ。

「どうやお前らこんな凄えの見た事ないだろ。俺も見た事ないから作ってやったぞ。見て驚け。」

という作り手の妄想の大爆発なのだ

妄想を爆発させるためにそこには当然無理がある。歪みがある。そのシーンを効果的に描くために、他のシーンで入念に爆発物を積んでいる。

その無理、その歪みが、ある人には滑り、ある人には刺さるのだ。

本人が見せたいのは爆発の部分だが、関係なく歪んだ部分が受けたりする。それが創作快感である

ところが、この作品含めて後期宮崎はその「見た事ないだろ」をやらない。庵野もだけど。

なぜなら、名前が売れて裁量が大きくなった事で、作りたいものを作れるようになったからだ。作りたいものは作ってしまい、もはや「こんなの見た事ないだろ」が無い。

庵野はその無理のなさを、その歪みの無さを、オタク知識で埋めてシン・ウルトラマンやシン・仮面ライダーを作った。

そこにはTVエヴァのような溜めに溜めた便秘解放のような妄想の爆発は無く、無い物を何とか絞り出した感のある細長いウンコしかない。

一方、宮崎駿はそれを哲学記号で埋めてこの作品の塔の中パートを作ったのだ。これは最早宮崎駿のバランス感覚のみで構成された世界から、やたらとデジャヴがある。

もののけ姫と変わらずに「鎮まりたまえ~鎮まりたまえ~」とやってるし、千と千尋と変わらずに仕事やらされたり禁忌に触れて怒られたりしている。

でてくるのもやたら思わせぶりな妖怪連中である。思わせぶりなだけで、記号であるために特に伏線とかない。どういう存在説明されてフェードアウトする。

エンタメに徹するなら、塔の中はクトゥルーばりの別の星・異星文明でも良かったはずだ。せっかく宇宙から飛来した謎物体的な設定があるんだから、一気にスターウォーズ世界になっても良かったのだ。

そこから進めて、「現代日本主人公の迷い込む異世界として描く」まで手が伸びても良かったはずだ。

ところが、そういうエンタメに走らず、やたら寓話的な見たような話で埋めてしまうのが今の宮崎駿である

ブチ切れるセンス・オブ・ワンダーではなく、賽の河原の石積みみたいなひじょーに心象的なもので埋めてしまうのが今の宮崎駿マイブームである

そういう「意味」だけで構成されたパートからストーリーなんてあって無きがごとしである。断片的な寓話職人芸でつなぎ合わせた取り留めのないタペストリーである

一方、塔の外パートは違う。庵野と同じく、オタク知識で埋めている。

人力車描写一つ、言葉遣い一つ、看板一つ、食事のお膳一つから、「当時はこうだったんだぞ」という聞いてもないのに披露されるオタク知識臭がする。

多分、キャノピー実在ナントカ式とかそういう裏打ちされた設定があるんだろう。田舎がどこの県のどこの地方かも絶対決まってるねありゃ。

っつーことで塔の中パートより終わってる感のある塔の外パートだが、そこで主人公父親が妙な存在感出してるおかげでかなり良くなっている。

というのも、この父親ある意味主人公と後妻という二人の問題元凶と言える一人であり(まあ、亡くなった実母の方がより存在感は大きいが)、更に経営者であり金持ちで何でも自分で決めてしまタイプ

というジブリ作品ちょっと見ないタイプキャラからだ。

こういうタイプは、通常は出て来ても悪役なのだが、この作品ではそれを悪役として描かない。塔の外の部外者として描く。(大叔父と血のつながりもないし)

そんなわけで、このキャラについては宮崎駿の才能の爆発が感じられるのである

経営者であり第一線でもある、という後期宮崎駿が手にした立場意図せずに作り上げた鬱屈爆薬になってこのキャラに込められているのだろう。そのせいで、後半になって妙に生き生きしている。

主人公の心象にだけフォーカスするなら、後半の塔の外パートは要らなかったはずだ。少なくとも、もっと小さくなり、警察とかが来て事務的に進むのがセオリーだったはずだ。

しかし、おそらく宮崎駿はこの父親を描くことに創作快感を感じたのではないかと思う。

なんかもう藤井聡太ばりに全く失着を犯さず最善手を打ち続ける主人公の代わりに、

この父親勝手にやらかすし勝手決断するし部外者でありながらガンガン行くしで、

前半には明らかに狂言回しだったこキャラけが、後半に「キャラ勝手に動いた」を感じさせるのである。作中で唯一、記号を感じさせないのがこの父親である

そんなわけで、ち密に意味を積み上げて作り上げたであろう全体の印象を、後半の父親がぶっ壊して変になっているが、その父親がぶっ壊した所こそが個人的には最も見ごたえがあった、という何とも評しがたい作品である

まあ、悪くなかったよ。

でもね、道徳副読本を作りたいんでもなければ、作品作る時はもっと一点の妄想・一点の美意識に全賭けしましょうや監督

2023-07-07

anond:20230706151026

SFアイデアの新奇性、センス・オブ・ワンダー重要

まさかとは思うが、先端サイエンス勉強するためにSFを読んでいるのではあるまいな

SF文学であり、書かれた当時の科学レベル社会雰囲気スナップショットされた、貴重な史料でもある

夏への扉」の日本における翻案といえなくもない、広瀬正マイナスゼロ」も読んでみてほしい(広瀬隆じゃないよ、念のため)

2023-07-06

anond:20230706151026

SFアイデアの新奇性、センス・オブ・ワンダー重要なのであって、

さらヴェルヌやウェルズを読んだところで、価値はない(ギブスンやディックも同様)。

同意しかねる。

アイデアの新奇性が重要ジャンル作品価値理解するには、先に刊行された文献への理解必要になるため、新しい作品の方が難しい。

から、たくさん読むわけではない人向けには(仕方なく)古臭い作品を勧めることになる。

「そんなことはない」と言うなら、ここ数年に出た作品で(ヴェルヌもウェルズギブスンもディックも読んでいなくても)アイデアの新奇性が理解できるものを挙げてみせて欲しい。

2022-05-27

anond:20220527074715

そうか、SFってのはセックス・フレンドの略じゃなくてセンス・オブ・ワンダーの略だったのか… (え?

anond:20220527074715

センス・オブ・ワンダー英語: sense of wonder)とは、一定対象SF作品自然等)に触れることで受ける、ある種の不思議な感動、または不思議心理的感覚表現する概念であり、それを言い表すための言葉である

2022-02-09

「夢ってなんですか?」 お菓子絵本をいっしょにつくった上岡麻美さん

上岡麻美さんが、すべてお菓子で作り込んだ世界写真に収めた「おかしおかしなおはなしえほん」が、新刊ながら「kodomoe」の昨年11月号に結構大きく掲載されて、とってもうれしかった。

私の経験上、作家にとって初の著作が、こうして絵本専門誌に紙面の写真とともに(書影だけではない!)、しか新刊タイミングで紹介されることは、あんまりない。これはとてもうれしく、興奮した。

掲載情報を全社メールするときに、「絵本新刊でkodomoe載るのは結構凄い……」と一文つけたしてしまった。

キモかったと思う、また一人で騒いでしまった、恥ずかしい。恥ずかしいけど、会社に行く私。大人から、がんばる。

kodomoe掲載誌を上岡さんにお送りしたら、すごく喜んでいた。そのとき、ふと、この企画立案当初を思い出した。

しか2019年の春なので、もう3年近く前。

中垣ゆたかさんに『ハロウィンゴーゴー!』というゆかい絵本を描いていただいたとき

そのなかには、大きなかぼちゃパンプキンパイがでてくる。そのレシピ制作上岡さんにお願いした。

絵本に出てくるお菓子を実際につくれたら素敵なので、絵本レシピをのせようということになったのだ。

上岡さんに初めてお会いした日。上岡さんがおもむろに取り出したもの

それは1冊の絵本だった。クラウドファウンディング資金を集めて自作したという絵本

その絵本開いて、私は言葉を失った。

お菓子でこんなことができるの⁉」※いや、言葉にしているじゃん。

不思議の国のアリス』の世界上岡さんなりに翻案し、すべてお菓子でつくりこみ、それを写真にとったシーンの数々が収められていた。

絶句した。

まさか、打合せでこんな絵本を見せられるとは思っていないのだから

上岡さんは照れくさそうに、でも、とてもしっかりとした目で、「こういう絵本企画って、どうですか?」と言う。

もちろん、「言葉を失う」という言葉しか出てこないいほど、わたし、今、魅了されている! 実現したいに決まっている!

……でも当時、私は自信がなかった。今ももちろん自信はない。しかし、当時はもっとひどかった。

自分が良いと思うものを信じることすらできなかったんだから

「素敵ですね! もちろんやりたいです! ……でも、社内で検討してみます!」

……そう言って、打合せが終わり、二人で喫茶店を出た。

恥ずかしかった。素晴らしいものを前に、「でも……」と口ごもる自分が。

2人してエスカレーターにのって、駅の改札に向かう。そのとき後ろから上岡さんにかけられた言葉は、今も忘れられない。

(※出版社会社である以上、そこに所属する会社である以上、社として決まっていない企画を「検討してみます」と伝えるのは当たりまえです。

 ここで私が言いたいのは、会社のみんなに納得してもらって、納得のクオリティでつくり、そしてそれを全力で世の中に届けるために奔走するのだという覚悟が、自分にその瞬間なかったということです)

黒田さんの夢ってなんですか?」

不意を打たれた。

(私の夢?)

私の夢ってなんだろう。

子どものころは、童話作家になりたかったです。

中学生のころは死なずに生きるのに必死あんまりおぼえていません。

高校生の頃はロックミュージシャンになりたかったです。バンドもやっていました。

大学生のころは、映画監督になりたかったです。

新卒で入った会社子どもとかかわる仕事をして、子どものための仕事に目がむき、児童書編プロへ。

本をつくることは、もうこうして毎日夢中になってしまっているほどに、楽しい

辛いことももちろんめちゃくちゃあったけど、編プロで本づくりを教えてもらったらもうやめられなくて、もっといろいろな本を作りたいと思って、今の職場にやってきました。

でも、そんな私の「夢」って、なんだろう。

夢って、子どもときにだけ語れるものだと思っていた。

社会人になったら夢とか言ってらんないよと思っていた。

とはいえ、聞かれたことにはなんとか答えねばと思い、「夢は……一人出版社ですかね……?」と苦し紛れに答えた

(が、特にそういった思い入れはなく、私は組織のなかで色んな人の考えや意見を知りながらもみくちゃになりながら働くのが好きっぽい……。めちゃくちゃ協調性なく迷惑をかけるけど……。)

その答えを聞いた上岡さんが、「そうなんですね!」と曇りのない笑顔で言った後、こう言った。

「私は世界活躍したいです」

シビれた。

未だに忘れない。

あのエスカレーター。振り返ったて上岡さんの目を見て、上岡さんも私をみて、そう言ったんです。

上岡さんの作品SNSでは見ていたし、さっき自作絵本まで見て言葉を失うほどの素晴らしさだったから、それはまったく無謀な夢とは思えなかった。

世界中の人々を魅了できる世界を形づくっている確信をもちながら、妥協なく表現をつきつめる。それができる人の言葉だった。

私は、「でも……」と口ごもっている場合だろうか?

上岡さんに自作絵本を手渡され、それを開いた時。これはどう見てもすごいと、私は本心で思った。

でも、「売れるか」とか「うまくバズらせられるか」とか、そういった絵本の魅力そのものではなく、周辺の、私なんかにコントロールが難しい事象にばかり考えを巡らせてしまった。

見た瞬間センス・オブ・ワンダー。心にどストレートに届く。それを大切にしなければいけないと、気が付かされた。

それから、私がやらねば誰がやる、とキャシャーン気持ちが沸き起こって、社内で企画を通すに至る。

長い時間をかけて、カメラマンの林ユバさんも加わり、じっくりつくりあげました。

たくさんの人に届けたい。

上岡さんの作品出合い絵本撮影に18回立ち会ってわかったのは、私はこういう、言葉ではうまく説明できないようなセンス・オブ・ワンダー表現をこの世界に残したいということ。自分は、だからこの仕事をやめられないんだということ。

私の夢ってなんだろう。

あの日上岡さんにかけられた言葉は、折に触れて私の心によみがえってくる。

これから編集者として生きていく私にとって、とても大切な言葉になっている。

2021-07-17

anond:20210717000606

予行演習になるような現実的科学技術で、ダイナミックな展開のない地味な物語は、SFと呼ぶにはセンス・オブ・ワンダーが足りない気がする。サイエンスフィクションではあるけれど…むしろサイエンスシミュレーションというか。

NHK特集なんかのシミュレーションドラマみたいな枠になりそう。

それか近未来パラレル歴史ものみたいな枠ならできそうだけど、実際にあるのかどうかは知らない。

2021-07-03

センス・オブ・ワンダー

モンちゃん衣装にびっくりした。あんなにハイセンス衣装を着こなしてるなんて流石だと思った。

彼女は育ちが良いので食べこぼしもないし、ちょっとコンビニへ出かけるときもおすましすることができる。

僕には無理だ。

モンちゃんはまちなかですれ違うたびに振り向かれる。彼女は紛れもなくいい女であって、僕のようなものには釣り合わない。それに、彼女名前を交換したいと思うことがある。僕の名前さくらで、彼女名前はモンだ。まるであべこべじゃあないか。僕はまるで女の子彼女男の子だ。それもとびきりキリッとしていてハンサムなんだ。彼女衣装を着替えるたびに僕の中でハッと気づくものがある。立ち姿はモデルのようだ。これじゃだめだと自責の念に駆られる。だってまるで僕は素っ裸だ。彼女に見せる衣装だってないんだから。先日も主人がくれた骨を一日中我を忘れてしゃぶってしまった。これは違うと思った。彼女と決定的な違いだ。彼女はそんなに卑しくはない。まさにセンス・オブ・わんだーなのだ

anond:20210702165607

SFアイデアの新奇性、センス・オブ・ワンダー重要なのであって、今さらヴェルヌやウェルズを読んだところで、価値はない(ギブスンやディックも同様)。

こういう主観常識みたいに語る奴がいるから面倒くさいんだよな。

一般人からしたらな、作品は触れてみてどうだったか?でいいんだよ。

時間無駄とか言うけど、そもそも毎日無駄なく生きてる奴なんていねーんだわ

駄文増田に投下して気持ちよくなれた」という観点で、夏への扉を読んだ価値はあったんじゃないかい?

anond:20210702185644

おっさんだけどセンス・オブ・ワンダーということばをさいしょにしったのはレイチェル・カーソンの本でしたわ

まあタイトルだけで読んだことはないのですけれど

当時いろいろ騒がれてましたが結局今も継続して騒がれてるのは温暖化くらいですわね

酸性雨オゾン層破壊はどこにいったんでしょうね

anond:20210702185644

鋭い指摘だ。

自分センス・オブ・ワンダー拡大解釈している。SFでなくでも良い。今まで試されていない組み合わせや、意外な文脈で現れる言葉演出、予期しない、想像しなかったものを見ることができたとき自分の中で現れる驚き・喜び・してやられたという気持ち、そうしたもの総称センス・オブ・ワンダーだと思っている。

2021-07-02

anond:20210702165607

SFアイデアの新奇性、センス・オブ・ワンダー重要なのであって、

そこが重要SF作品は、SF作品の0.27%くらいだと思うよ。

anond:20210702165607

センス・オブ・ワンダー】という表現について:増田の使っている、新奇性とは少し違う

 

アイデア以外にも、表現イメージによる「異化作用で生じる感覚」というのが、SF書評での使い方のようだhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC

 

また、時代SFに追いついたあとではトキメキが薄れる、未来予測SFもある(クラークがそんな感じ?)が

到来しなかった別の未来・別の世界を訪れることも、SF醍醐味

増田にとってのSFは、アイデアの新鮮さが重要なのだろうが、コナン・ドイル江戸川乱歩を古い!の一言で片付けるわけにもいくまい

 

探査が進んだ月や海底には、魅了される異世界は残ってないのかもしれないが

酸性雨が降りしきるサンフランシスコや、TV色した空が広がるチバ・シティには、発表後数十年経った今の読者をも魅了する、新鮮なワンダーだか何だかが待っている、はず

 

駄文を書き連ねて失礼しました、つまり、とりあえず黒丸尚にあやまれ

anond:20210702165607

SFアイデアの新奇性、センス・オブ・ワンダー重要なのであって、今さらヴェルヌやウェルズを読んだところで、価値はない(ギブスンやディックも同様)。

そういう手合いは学術論文を読んでくれ

arXivでもgoogle scholarでもよりどりみどり

英語が読めないとか数式がわからんとか泣き言言ってるヘタレに「アイデアの新奇性、センス・オブ・ワンダー」なぞいう資格はない

誰かが作ってくれたもの大人しく消費すべし

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