はてなキーワード: 背中とは
ヤクザだけどクッキー焼いたよ!の元ネタがわかる世代で、年収700万くらい。都内賃貸住まい。第一子が生まれたばかり。
夫婦合算で1000万円ちょいあるけど、妻が一回り以上若くかつ昇給しづらい職種なので、自分の現収入かつボーナスに頼らずに買える範囲内でマンションを買うことにした。予算は3500万円に設定。
そうすると、SUUMO眺めて15分くらいで「新築だけ検索してても埒があかないな?」ということに気づく。その後適当に神奈川埼玉千葉あたりの中古物件をポチポチ、問い合わせから内見の流れに。
内見初日にすげーびっくりしたんだけど、居住中の人がお出迎えしてくれる。あと、現地に着くまでに仲介会社の人が「今の部屋を手放す理由」を教えてくれたりする。
仲介会社の人と合流した直後「今日見学するマンションの居住者は離婚されたようで」と一言。見るからに幸の薄そうな(偏見)男の人が、ボサボサ髪でお出迎え。子供部屋だったであろうスペースには、学習机を撤去した跡地に古いオモチャが散在しており、物悲しさが漂っていた。どんよりした気持ちで「わー広いベランダ」とはしゃぐふりをしてみるも、眼前には広大な墓地。なるほどこの眺望ありきの価格かと察した直後、仲介会社が「せっかくだから居住者の方に質問ありますか?」と空気を一ミリも読まないキラーパス。思わず「あ、大丈夫っス」というこいつ絶対買う気ゼロの台詞が飛び出してしまい、内見終了。
コロナ禍だからなのか、仲介会社の営業は大抵使い捨てスリッパとアルコールを持ち歩いており、それをお借りすることが多かった。居住者にしてみても安心だろう。そんな使い捨てスリッパだから、こちらとしては「できるだけスリッパを脱がずに見学しよう」と思うが、居住者にしてみたらカーペットや畳にスリッパで入って欲しくない気持ちが当然ある。そのため「あ、今ここにスリッパで踏み込んじゃったけど、居住者の人が明らかに嫌な顔したな」という事案が発生してしまった。ごめんなさいと素直に口に出せず、悶々としたまま内見終了。
購入契約を締結した瞬間に海外転勤が決まり、泣く泣くいったん賃貸に出しつつ機を伺っていたものの、コロナ禍のあれこれで帰国の目処も立たず、また収入も減少して結局手放すことになったお部屋を見学。居住者はいないし、賃貸後ハウスクリーニング済なので物一つない綺麗な空間。最初はうきうきしていたが、間を持たせようとした仲介会社の営業が「いやー大企業に勤めていても何があるかわかりませんね」「なるべく高く売ってくれとお願いされてます(笑)」など調子に乗り出したところでテンションが下がり内見終了。
「次のお部屋は、実家の都合でどうしても引っ越さざるを得なくなってしまったご家庭で。同じマンション同じ面積のお部屋よりも数百万高いですが、永住するつもりでだいぶ仕様をグレードアップされてるんですよ」という話を聞きながら入室した築3年のマンション。確かに壁紙やら照明やら棚やら、お金をかけた感はものすごく伝わってくる。ただそれ以上に、出迎えてくれた奥様の気合の入り方がエグい。普段買ってるトイプードルは「嫌がる方もいるから」との理由でペットホテルへ出し、お父さんと子供は近所の公園で待機。隅から隅までホコリひとつないくらい掃除済の部屋で「この仕切りは子供が掴まりやすいように」「このリネン棚は私の家事がしやすいように」とマシンガントーク。めまいがしてきたので内見終了。仲介会社の営業に「すみません、安い方の部屋を本命にします」と伝える。
見出しで言い切ってしまった。いろいろ丁寧に説明してくれていた居住者の奥様(上白石萌歌似)が、ほんわかニコニコ立ち続けていた壁がビリッビリに破れていることに気づいたのは内見終了1分前。こちらが「あ」と気づいた瞬間のバツの悪い表情は、演技派女優でも再現できないほど。前述のお部屋は極端だけど、中古売買なので売主側としては「良く見せたい」「悪いところは伏せたい」という気持ちが当然ある。それは重々理解するけど、やっぱり上白石萌歌に裏切られるのは辛い。
事故物件の定義は詳しく知らないけれど、仲介会社から「本来は告知事項ではないんですが」との前置きがあったお部屋が2つあった。1つは部屋で自然死。ここまでは「許容範囲かな?」という購入者も多いらしい。ただ本物件は孤独死で、長期間放置されたため、腐敗で床が抜けてしまったお部屋。フルリフォーム済なのに超安い価格で掲載されているので問い合わせも多いが、ここまで聞くと「うっ」となる購入者が大半とのこと。戦国時代まで遡れば全部事故物件論者なので個人的には気にならなかったが、一人の買い物ではないので深追いせず。
もう一つは「隣の部屋で自殺があった」部屋。売り出されてる部屋自体はピカピカなんだけど、こういう事情も事前に伝えるものらしい。さらに、「前向きに検討されるならもう少し細かい事情をお伝えします」とのこと。聞いてみたいという好奇心はなくも無いけど、聞いてから購入する可能性はゼロだなと察したので、深追いせず。
社会人2年目。やっと仕事にも慣れてきて、取引先にも顔と名前を覚えてもらえて、個人宛に仕事も回してもらえるようになった。
さあこれからどうやって頑張ろうか、なんて計画を立ててたところにようこそクソコロナ。
当時企画してたそこそこ大規模なイベントが中止になった。最近は取引先が遂に堪えきなくなり、バタバタと死んでいる。
何をやっても上手く行かなくなり、会社に行ってもネットで該当する助成金・補助金を探しては、申請書類をひたすらに書く日々。
プライベートでも飲み会が総潰れ。旅行も出来ず、帰省も叶わず、フォロワーとのオフ会もなくなった。
リモート飲みも最初は良かったものの、2回、3回となってくるとウルトラつまらん。
全員ペットの自慢しかしねえ(ペットは犬も猫も鳥もトカゲも総じてマジで永遠に可愛かったが、奇声を上げて可愛がる酔っ払いがキショくなってきてつらい)
そんなクソタイミングで畜生クレームのお知らせ。こちらに明らか非はないが、謝罪で丸く納まってくれるなら……ということで
最寄駅から電車に乗ると快速急行。目的地には止まりません。地獄か?
先方に謝罪が遅れる謝罪の電話を入れ(この世はクソ)この時点でだいぶ限界だったのでテトリスして気持ちを誤魔化した。
電車で戻っていると大変時間が掛かるので、駅前でタクシーを捕まえて先方まで直行することにした。
会社から先方までより流石に短い距離ではあるが、まあまあの運賃がかかった。
ちなみにレシートを何処かに落としてきたので経費で落ちませんでした。ウケる。
そんなこんなでメンタル終人(おわりんちゅ)、無事先方に到着!
知らんジジイに見に覚えのない罪でしこたま怒られ、挙句には「マスクが気に入らない!」とまで言われる。何?
この度は大変申し訳ございませんでしたー、と最後に追加で謝罪を述べ、開放してもらった。
どっと疲れがくる。ここは都会。自粛ムードなんてとっくに廃れてしまったのかと思うほどの人混み。
頭のてっぺんから爪先まで、高級ブランドで揃えたカップルとすれ違う。
一方の私は、3年着古した安物のコートにパンツまで全部GU。恋人なんかもう何年もいない。
私は知らんジジイに罵倒される一方で、彼ら彼女らはシャネルだか何だかの紙袋片手にお揃いのマスクでデートする。
年齢は私とそう違わない筈なのに、何がこんなにも違うのだろうか。
私だって頑張ってるのに、そう思ったら腹立たしくて虚しくて悔しくて涙が出てきた。
クソー!ふざけんなよ!といつもならこのまま安居酒屋に駆け込み、トイレと座席を往復しながら飲み散らかす。
が、コロナ禍。緊急事態宣言。飲食店はチェーンでさえ、午後8時に営業終了する。虚しい。
下唇が千切れるぐらい歯を食いしばって涙を堪え、ズカズカ歩く。
負けてたまるかよォ〜!と思った矢先、パンプスの底がベロベロに剥がれました。
しかも両足。あまりにも酷い仕打ちに私の心は終わりになり、ちょっと入った路地の植木に倒れ込むようにして座りました。
もう嫌〜!こっから電車で帰るってマジ?てか駅までまだ10分歩くってマジ!?都会、何!?
全部が無理になって、もうこのままトチ狂ってクソデカ車線の真ん中に踊り出るか!?とえぐえぐめそめそ。
そんなところに現れた、救済。女性の優しい声。
目の前にわざわざ座り込んで私に視線を合わせ、心底心配そうにこちらを伺う男女2人組。
「体調悪い?水とか買ってこようか?」と男性はタメ口だが確かに優しさのある、決して不快ではない声かけ。
いや道端で泣いてる見ず知らずの人間にいきなり触るか?とも思ったけど、今はとにかくその優しさが染みた。
話聞くよ、と言われたがあまり話したくはなかったので、ちょっと今日一日大変で……とぼかして話す。
それだけでもその男女2人組はうんうんと大袈裟な相槌を打ち、慰めの言葉をかけてくれる。
都会にもこんなに良い人がいるなんて……と感動し、お礼をメチャクチャ述べた。
それからちょっとした雑談に移る。男女は社会人サークルの仲間らしい。年も私と変わらないぐらいだ。
社会人になってから友達とも疎遠になるし、コロナ禍で人との出会いが少ないのが寂しくて〜、と女性が言う。
近辺のカフェを数人で巡っており、お勧めのカフェを聞かれたので、無難なところを答えた。
そこ、良かったら今度一緒にどうですか?と女性が差し出したのは彼女のLINEのQRコード。
カフェ巡りを趣味のひとつとしていた私は、喜んで連絡先を交換した。
それで彼らとは別れ、少し元気を取り戻しベロベロのパンプスで駅まで歩いた。
本当に良い人達だったなあ〜、良いカフェ探しとかないと。何人ぐらいで行くんだろう。友達増えるかな〜。
と電車の中でウキウキしながら、誰かに伝えたくて幼馴染に連絡した。
『それアムウェイじゃね?』
『うちのねーちゃんそんな感じで勧誘されてズブズブなうです!ウザすぎ(笑)』
だが一度メッセージが送られてきた。
『美味しかったー!また今度、一緒に行こうね!』
これはアムウェイじゃなくて本当にカフェ巡りサークルなのでは?と思ったが
幼馴染から送られてきた内容を思い出し、返信をグッと堪えた。
お礼をきちんと言えなかったのが非常に残念ではある。
それぐらいなら返信しても良かったのかもしれない、と今でも少し思うが
でもあの男女には本当に感謝している。
あそこで声をかけてもらっていなければ、あのまま帰れなかったかもしれない。
コロナ禍、ボロ布みたいな私を助けてくれたのは、間違いなくあの2人だ。
ずっと在宅で久しぶりに出社してテンションあがったから、スタバでラテを買ったのね。グランデサイズ。(賢い人がスタバではグランデが1番コスパが良いみたいな本を書いてたから)
デスクに座ってたらお腹がぎゅるるるるってなったけどトイレに立つの面倒くさくてギリギリまで我慢してた。
そしたら仕事に集中できないぐらいの波が突然来て、立たざるを得なくなった。廊下を早足でトイレに向かってお気に入りの個室(他よりちょっと広い)に入ったのね。
用を足そうとしたら意外と便秘というかカチカチで肛門が痛くなりそうで不安になったけど踏ん張ったら、カチカチうんちが蓋みたいになっててゆるゆるうんちが便器内で爆発した。
ちょっと前に高速道路で車が故障して、うんち漏らしそうになってレスキュー隊に来てもらい、無事に事務所のトイレでうんち爆発させた増田を思い出した。
ちゃんと便座の裏拭いてたなと思って、私もやろうと思い便座あげたら汚くてげんなりした。
そして思ってたより便座の上の方まで爆発してたからもしや…?と思って自分のセーターの背中みたらちょっと飛び散ったうんちついてた。
はぁ〜仕事やる気なくなっちゃったよ。このセーター洗濯したばっかりだったのに。
帰りたい。
パソコンの整理をしていたら、おそらく4年程前に書きかけていたUSJのレポートが出てきた。
なかなかの文字数で頑張って書いていたみたいなのでここに残したくてユーザー登録をしてみた。
原文ままで載せる。アトラクションの多少のネタバレありなので注意。
***
五月の某日曜日にユニバーサルスタジオジャパン(USJ)に行ったんだけど、それがあまりに幸せで楽しくて感動したのでレポを残そうと思う。忘れないうちに。
結構な長さになる予定であり、ほぼすべてのアトラクションのネタバレ、少しオカルトな話も混ざってくると思うので、苦手な人は読まない方がいいと思う。
USJに行くと決めたのは多分一週間ほど前。理由は夫の誕生日パーティーだ。
私たち夫婦は、過去に一度だけ年間パスを購入したことがある程度のUSJファン。(これでファンと言うのはおこがましいと思ってる)
今まで行った回数は多分…覚えてないな。10回以上は行ったと思う。行く度に感動している。楽しくなかった事なんて一度もない。
まさに西の夢の国だと思う。東の方はほぼ行った事がないからわからないから比べるような話はできない。しなくていいと思うけど。
一週間前に決まったので天気予報はもう出ていた。曇りだ。五月も後半になってくるともう真夏日が多い。そんな中での曇りだ。太陽光降り注ぐ青空の元で楽しむのが一番だと思うけど、
チリチリ太陽の下で長時間アトラクションを待つのはかなり辛いものがある。経験者だからわかる。楽しさも少し減少する。(もちろん西の夢の国が暑さぐらいで楽しさ半減するわけがない。
1ミリ程度の減少。)やっぱり行くからには最高の気候、コンディションで行きたいので、曇りの予報は私としては最高だった。
開園時間は9時らしい。開園時間より少し早めに行く方が、最初のうちは待ち時間少なめでアトラクションを楽しめる。
そして今回は、今CMで流れている「ユニバーサル・スペクタクル・ナイトパレード~ベストオブハリウッド~」にも参加しなくてはいけない。
これはナイトパレードなので、20時スタートだ。となると約12時間以上外で活動する事になる。
オーバー30の私たちにそんな体力はあるだろうか。ある。なぜなら行き先がUSJだから。だけど少しでも身体に負担がかからないよう、動きやすい服装、少ない荷物で自分のコンディションも
最適にしなければいけない。
歩いているうちにだんだん靴の中で脱げてくるくるぶしソックスなんてもってのほかだ。
身体をしめつけるスキニージーンズなども控える方が良い。荷物もでかいカメラはいらない。iPhoneのカメラで充分だ。それに写真は…まぁまた後で触れよう。
緩めのジーンズ、Tシャツに、ゴムの緩くない靴下を履き、体温調節できるよう薄手のカーディガンを身に着け、両手が常に空くよう、それぞれショルダーバッグ、リュックを持った。
靴はもちろん歩きやすいスニーカーだ。朝の7時に家を出る。夢の国へ向かうので、楽な服装も手伝って足取りが軽い。日課のポケモンをゲットする指もスムーズだ。
30分前に到着予定なので、待ちながら朝ごはんを食べられるよう、コンビニでおにぎりを買った。「三種の昆布 かつおだしごはん」と「わさびアボカド巻(うろ覚え)」だ。
どちらも最高に美味しそうな名前だと思う。さすがセブンイレブンだ。コンビニ界の夢の国である。
JRに乗り、高槻を過ぎたので外を真剣に見る。見えた!でっかい板チョコ看板!!阪急から見るより近くてでかい!!まさに夢の国にありそうなサイズだ。
道中のすべてのものが気分を盛り上げてくれる。環状線に乗る。USJに向かうであろう同志が目立つ。みんなウキウキしているのであろう。「ユニバ」という単語もちらちら聞こえる。
ついに到着である。着いて早々帰りの事を考えるなんて寂しすぎるが、念のため帰りの切符を買っておく。
常に自分の気分を害さないため、未来の自分のために小さな事でも行動しておくのが大切だ。
予定通り30分前。思ったより人が少ない。もう入場して「フライングダイナソー」で絶叫している人もいる。きっと何かの特典で30分早く入れる人がいるんだろう。ちくしょう。待ってろよ。
くるくる回る地球を見ながら、用意しておいたおにぎりを食べ、お茶を飲む。チケットはWEBで購入してあるので余裕がある。
私たちはクラブユニバーサルの会員なので、誕生日月は500円引きでチケットを購入できる。これはお得なのでこれから行く人は入会する事をおすすめする。年会費は無料だし。
さて。おにぎりを食べ終わったので列に並ぶ。尿意を感じたので、ダッシュでトイレを往復した。これも未来の自分のためだ。少しのストレスも抱えてはいけない。今日は非日常なのだから。
いよいよ入場である。まずは何に乗ろう。USJのアプリをダウンロードしている私は、iPhoneで待ち時間を確認できる。
一番待ち時間が少ないのは「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド 4K3D」みたいだ。ニューヨークエリアへ向かう。
まだ早い時間なので、列がぐんぐん進む。スパイダーマンはもちろん何度も乗っている。一番の見どころはスパイダーマンに3Dメガネを褒められるところだ。(自分調べ)
危険なところに迷い込んだ私たちを注意しつつも、安心させるためなのか、去り際に「いいサングラスだね」と言ってくれる。正直ときめく。変な全身タイツなのに。
今回ももちろんときめいた。そしてかなりパワーアップしている気がする。早い。激しい。途中で撮ってもらった写真を確認したが、かなり必死につかまって縮こまっている自分がいた。
楽しかった。語彙力が乏しいのはこれからも続く。今回もドクターオクトパス一派から守ってくれてありがとう。スパイダーマン。大好きです。
さて次に行く。
アプリで確認すると、「ザ・フライングダイナソー」がまさかの40分待ちと出た。これは行かねば。だが実際行ってみると110分待ちだった。よくわからないけどこういう事もある。
曇りのはずが、太陽の姿がある。屋根のないところでの110分待ちは辛いが、私たちは達人だ。スマホがあれば割と無敵である。ゲームに夢中の夫に「最近のいらっとした話」や
「最近の嬉しかった話」などを聞いてもらう事もできる。列に並んでる同志を観察するのも楽しい。順番が来た。まさかの最前列だった。
これは、翼竜に背中を捕まれ巣に連れていかれて食べられる設定のアトラクションなのだけど、とにかく早い。回る。ひねる。上がる。下がる。ひっくり返る。
早い乗り物に乗るときは、少しでも死の確立を減らすため私はいつも歯を食いしばる。これにより、衝撃で舌を噛んで出血多量で死ぬ確率は無くなる。
なので常に無言なのである。夫には気絶していると思われていたようだ。実際少し魂は抜けていたと思う。瞬間瞬間で。
展望台 圧巻 海を渡る 幽体離脱 幽体離脱を体験できない諸君は8000円出せばUSJで疑似体験できる上にすべてのアトラクションに乗れる
おみやげを買う
お姉さんが手を振ってくれる
モッピーが手を振ってくれる
牛かつうまい
***
途中から、次に書く予定のアトラクションを箇条書きにしている。
多分全力で楽しみすぎて力尽きたんだと思う。
数年前、日曜日のおやつ時にマ○クで1人ぼんやりと外を眺めながらフルーリーを食べていると、隣に座った優しそうなおばあさんに、「それはどっちで買えるの?」と尋ねられた。
そこはカフェが併設されてる店舗で、普通のハンバーガーなどを買うレジとは別のカウンターがあって、ケーキやカフェラテなんかはそっちで買えるようになっていた。
「これはハンバーガーとか買う方のレジで買えますよ」とお伝えすれば、「そうなの。今度買ってみたいわ」とふんわり微笑まれた。
「数年前に独りになってから、週に一度ここでご飯を食べるのが楽しみなの」とおばあさんが微笑まれたので、「そうなんですね」と相槌を打った。
それで会話は終わってしまい、私はフルーリーを食べきって店を出た。丸まった背中でハンバーガーを食べるおばあさんの姿が忘れられない。
あれは60年後の私の姿だ。
そしておそらく私はあのおばあさんよりももっと寂しいだろう。
「数年前に独りになった」という言葉から推測するに、あのおばあさんには旦那さんがいたのだろう。
私は多分結婚しない。相手がいないし、できるとも思っていない。それは別にいい。結婚したいとも思ってないので。
ただ、あのおばあさんのように1人で生きて、週に一度のファストフードを食べる事を楽しみに生きていたいと思えない。
歳の差や平均寿命、病歴を考えると、父が先に他界するだろう。(考えたくもないけど)
広い家で1人過ごす母の姿を想像するだけで泣きそうになる。
母方の祖母の様子とか、基本的に馬が合わない(嫌いではない。喧嘩しやすいだけである。)彼女と私の性格を考えると、一緒に暮らすのもしんどそうな気はするが、それでも母を独りにするのは嫌だ。
だからまあ、独りでハンバーガーを食べる母の姿は想像しなくて済みそうだけれど、そうなると私はますます結婚なんて出来ないだろうなと思う。
田舎は結婚するのが早いので、独り身の30代40代なんて滅多にいないだろうし、いたらいたで何らかの問題がある人だ。(盛大なブーメランであることは自覚している)
だからまあ、生涯独身のまま、生を終えるのだろうなと思っている。
そうなると、私はあのおばあさんのように独りで生きていけるだろうか。
田舎なのでファストフードのお店に行こうと思うと車で15分ほど走らねばならない。無理だ。
年金がもらえる保証も無いし、今の仕事で貯金が出来るような余裕もない(これは私が趣味にお金をかけすぎているのもある。反省している)
仕事辞めて生きていけるだろうか。ていうかそこまでして生きていたくない。
私が今生きているのは産んでくれた両親より先に死ぬのは申し訳ないし…というのが結構大きい。
その次に趣味とか友人とか、生きてて楽しい事があるから生きている。
上にも書いてある通り、結婚願望がない。恋愛への興味もない。家族がいれば、その人たちの為に生きたいと思うのかもしれないけど、今の私にはその人が両親で、多分両親以外のそんな人はこれからも現れない。
なので両親を看取ったら、頑張ってまで生きなくても良いんじゃないかと思っている。
でも別に自殺したい訳じゃない。痛いのも苦しいのも嫌だし。自殺したら姉家族に迷惑掛けそうだし。
多分私が60になる頃には、親はもう他界しているだろう。そうしたら1・2年仕事頑張ってお金貯めて、ちょっとだけやりたい事やって、色々準備をして、安楽死できる国に行きたい。
日本も安楽死できるようになったらいいのに。税金無駄遣いしなくて良いし、メリットでは?
追加
思ったより反応があってびっくりしました。
同じような感覚の方もいてちょっとホッとしました。気になったやつにだけちょっと返信します。
→たしかにおばあさんは可愛かった。日々の中で楽しみを見つけ出してるのすごく素敵。ただ私があのおばさんの立場になったらそう考えられず毎日寂しいんだろうな、と思って辛くなった。
→他人を安楽死させるつもりは毛頭ないよ。両親には長生きしてほしいよ。自分で自分の事をやれる間に全部身の回り片付けてしにたい。「私が」しぬときの選択肢に安楽死がほしい。
欲しがってるのは単なる自殺
→まあ死にたいと言っているのでそうなるんだろうな。自殺したいわけじゃないと書いたけど、今すぐ死にたいという意味での「自殺したい」ではなく、「生きるために生きていたくない」と言えばいいのか。説明が難しいな。元気でわがままで若い人に押し付けがましいこと言って生きていける年寄りになりたくないからそんな人になる前にしにたいんだよ。
あと今ですら歩いて15分のところにあるファストフード店に行こうと思わないのに、わざわざ無料のバスに乗ってまでファストフード食べるのを週一の楽しみに出来るような70.80になってると思えないの。
家族に話してみたら
→2人流産したのにそれでも頑張って妊活してやっとの思いで生んで、好きなことができるようにとお金を貯めてお金をかけて育てた子どもに「あなたたちを看取ったら結婚もせず死にます」って言われたら絶望しません…?恥ずかしいというより申し訳なくてそんな話は出来ないかなあ。親を看取ったあと殺してくれる人がいないから安楽死を選びたい。
→ 未来のコンテンツ(隣の席でフルーリー食べてる人)を見るまでそんな食べ物があると知らなかったコミュ障の私が、隣の席の若い人に「それはどこで買えますか」って聞けるだけのコミュ力と、フルーリーを楽しめるだけの金銭的、身体的余裕を持てると思えないから、楽しめる余裕があるうちにしにたい。
コメント見てて気付いたのは、
父方、母方両方の祖父母が(少なくとも1年以上)看護(or介護)されながら亡くなったを見ているので、「死ぬ間際まで健康体でいる自分」が想像出来ないというのも早いうちに死にたい願望の原因の一つかなと思いました。
ベッドの上で何にも興味を持つことなく、ただ最期まで生きるために生きてるのを見て「私はそこまでして生きたいと思えないな」と思っていたので。多分祖父母には子供がいて、孫がいたから「生きる理由」があったんだろうけど、誰かと結婚するどころか恋愛する気も今のところない私にとって、自分の事を他人にやってもらってまで生きたいと思える理由は無いので、人生を楽しんでる内にしにたいなという話です。
長くなってしまった。最後まで読んでくれている人がいたらありがとうございます。
下品だったり攻撃的だったりするエロの話じゃなくて、これは真面目に人生のQoLに関わる真剣な話として。
いきなりクリや乳首を触られても気持ちよくないばかりか、クリに至っては痛い。
かといって、指や背中や太ももを延々と撫でられてても別に気持ちよくなるわけじゃない。
オナニーのときのオカズにはセックスが出てくるようなものは使わない。
こういう話って多分個人差が大きくて、他人の話を聞いても信じ難いかもしれない。
セックスが好きな女性からしたら「気持ちいいセックスを知らないだけ」と思うのかもしれないし、オナニーもしたことない女性からしたら「女性でもオナニーできるの?スカトロで興奮する人なんて実在するの?」って思うんだと思う。
セックスに興奮しないことと、セックスしたくないことは別で、セックスしたいとは思う。
ハイキューを読んでいると、万年文化部でスポーツが嫌いな自分でもスポーツを楽しめるのかな、楽しめたらいいな、なんて思う。
カップラーメンのネギの浮いたスープを見て、ネギが好きになってこのスープをおいしく飲み干せたら幸せだったろうな、と思う。
一緒にセックスを楽しんであげられたらいいのにな、と思う。
膣トレとか、オナニーをしてみるなんていうのは最初からやってる。
気持ちいいときに声を出すといい、なんていうのは本当に悪い風習で、それで気持ちよくなれるわけがない。
私はそれを真に受けて散々頑張った挙げ句、この方法は引っ込みがつかなくなってイったフリをする結果に終わるだけだと学んだ。
正常位で腰の下にクッションを挟む、とかの、実践tips系もダメだった。
なぜなら、挿入に至るまでに盛り上がれないことが問題なのであって、無の境地からいきなりクッションを挟んだら大興奮なんてことはない。
セックスの実践的なテクニックについて語っている人は、誰も彼もセックスがある程度好きで、楽しむのがうまい人達だ。
その人達の語る、すでに盛り上がっているところから最高潮にアガるためのテクニックは、私の求めているものではないのである。
女医が教える本当に気持ちいいセックスも読んだけど、こっちサイドで、全然参考にならなかった。
結局の所、自分がオナニーのときになにをしているのか、事細かに伝えるべきだったんだ、と気付いたのはつい最近。
オナニーのときに気持ちいいポイントと、セックスで気持ちいいポイントは違うと無意識に思っていた。
かたたたきされて「もうちょっと右」を言う人よろしく、ずっと、相手のしてきたアクションの微修正ばかりやっていた。
そうじゃなくて、根本的に、ゼロから、なにをどうしてほしいか伝えるべきだった。
唇の左右の丘に、それぞれ人差し指と中指を、沿わせるように押し当てて、指先で膣口の横あたりを、クックッと押し込んでもらう。
そのまま、手全体を小刻みに左右に動かしてもらう。
これが気持ちいい。
クリにも膣口にも触れてないので、パートナーも「???俺はなにを触っているの??」と言ってた。
受け身に、されたことを微修正する姿勢で、この回答が見つかるわけがない。
気持ちよくなってきたら、指の幅を少しずつ狭めて、唇に近づけていく。
最後にはぴったり指の隙間を閉じて、日本の指でクリから膣口にかけてすっぽり覆って、左右に揺らしたり、指先で膣口周辺を押したりする。
男性器の挿入のときだけでなく、指の挿入のときも、潤滑液をつけてもらう。
指であっても、膣が濡れていても、乾いたものが入るのは痛いし、一度それで傷つくと、セックスしてる間ずっと痛くて、気持ちよくなれない。
指を挿入したときも、手のひらは丘に沿わせて、性器周辺全体を、ほんのり揉むようにする。
ここまでやってれば、後は挿入は、ローションさえつけてれば、雑にやってもそれなりに気持ちいい。
こうしたら気持ちいいなんてインターネットのどこにも書いてなかった。
私の体質が特殊なのか、私のようなタイプはセックスについて語らない人が多いだけで一定数こういうタイプはいるのか。
今のパートナーは、ある程度女性経験はある方だけど、このテクニックは知らなかった。
今更かもしれないけど、さっき詩の意味に気がついたわ
死んだから歳を取らないし、時計の役目は終わったし、ハエが周りを飛んでたのか。と。
ほんと今更なんだが、さっき詩をよくよく見て気がついたわ
彼の方は自分が死んでることに鏡を見て気がついて、
何気なーく歌ったりしてたけどそういう意味やったんかー!って
そんだけ!!
配信者と繋がってた。最初はそういう人だって知らなかったけどたまたまゲームしてたら知り合って、意気投合して。
仲良くなってからそのことは知った。
なんやかんやあって付き合うことになったんだけど、私は恋人なんてものが初めてだったもんで非常に舞い上がっていた。
できることはなんでもするのがいい恋人だ!と思っていたために、どんな頼みでも聞いた。
配信中は音入ったらまずいから別の部屋にいて。俺以外の奴と連絡取らないで。ちゃんと恋人いるアピールSNSでしてね。
でも自分はキャラ的にそういうのまずいから何も言わないよ。写真も流出したら嫌だから撮らないで。
そうだよね。しょうがないよね。有名だもんね。その方が合理的だよね。私も納得はしてた。最初のうちは「迷惑かけてごめんね」って言ってくれてたっけ。
忙しいだろうから私が身の回りのことやるね。はじめは「ありがとう」って言ってくれてたけど、気がついたらその言葉も無くなってた。
久しぶりに会ったのに配信外でも私をほっぽって他の子とゲームして、楽しそうに喋ってる背中を見て「なんで付き合ってるんだろう?」って、思ってしまった。
私はただの身の回りの世話をしてくれる便利な奴隷なのでは?一度考えたら止められなくて、そのまま別れを告げた。
私と付き合ってる間も、別れてからも、元恋人のSNSは何も変わらない。私のいた痕跡はどこにもない。
何もないような顔をして、ひっそりと次の子を作ってるんだろうな。
地獄に落ちろ。
「あなたにも理解のある彼くんが出来るはず」「彼氏を作れば治るんだから」と弱者女性の背中を押すことのほうが残酷だと思います。
こんなこと言ってる奴いる?
あくまで傾向の話、程度の話でしょ?
わたしは中学生の頃に家庭環境のストレスから拒食症と強迫性障害を発症し、何度も精神科への入退院を繰り返してきました。幼少期からの虚弱体質に加えて、精神的にも不安定で弱い人間です。高校は通信制、大学は行っておらず、今は姉の仕事の手伝いで細々と暮らしています。
このような弱者女性当事者として、いわゆるメンヘラを狙う男性の殆どは、支配欲や性欲から近づいているというのは、事実だと思います。信じられないのならば、弱者女性という設定でTwitterアカウントを作ってみて頂ければわかると思います。ヤリモクの男性のアカウントからDMが届きますし、他の弱者女性なマッチングアプリで出会った彼氏にDVされて悲しくてODした、のようなツイートをしょっちゅうしているのを目にできます。
ただ、メンヘラと気づかずに近づいた男性の中には、情に駆られて「理解ある彼くん」になることもあります。相当重度でない限り、女性の場合見た目から障害がわかりにくいです。また、レアケースですが人間とは不思議なもので、交際中はメンヘラ女を虐げ浮気三昧だった男性も、デキ婚を期にすっかり付き物が落ち「理解ある彼くん」になることもあります。
ただ、これらは全て運が良かったケースです。運が悪ければ、、、最悪の場合、自殺願望のある女性をTwitterで探して殺したような男性の被害者になります。自殺オフでの強姦が多いのはご存知でしょうか?悪い人間はいつも弱みにつけこみ搾取しようとするものです。
わたしの知る限り、「理解ある彼くん」のいる弱者女性は圧倒的少数派です。そもそも身近な人の精神疾患に理解を示せる人自体が、体感2割程度ですし、初めから障害者とわかって付き合おうとする人は少ないです。傷のあるりんごと、ないりんご、どちらもあるなら後者を選ぶのが人間です。
「障害者の女だから」という理由で近づく人は、絶対とは言えませんが、何か心に歪みのある場合が殆どです。俗に言うイネイブラーもいますし、コントロールしやすい女性を好む男性もいます。そのような男性の存在が、弱者女性にとって良い影響を与える事もありますが、悪い影響を与えることも多いです。精神障害を持つ人間にとって、対人関係のトラブルは病気にダイレクトに深刻な被害を及ぼします。これは断言できますが、そのような悪影響はほぼ100%、自殺・自傷・再発・悪化に繋がります。弱者にとって、恋愛のリスクはとても大きいです。
リスクを乗り越え、宝くじに当たり、「理解ある彼くん」を手に入れた女性の未来も、必ずしも明るいものではありません。恋は一過性のものです。恋の盲目の効果は次第に切れていきます。次第に「理解ある彼くん」は疲弊していきます。そうして弱者女性は振られることも多いですし、付き合い続けたとしても、共倒れしてしまうことも多いです。初めは皆、理解を示そうとするものですが、それが続く事はとても少ないです。恋人は精神障害を治す魔法の薬ではありません。
「理解のある彼くん」の話をしていた人が、後になって別れている事はよくあります。さらに、いわゆるメンヘラのわたしたちは、恋人ができた時、過剰に美化し、熱烈に愛し、依存してしまうことが多いです。優しい普通の人が、初めに示すほんの少しの努力を針小棒大に話すこともあります。それは、家族や周囲から優しくされた経験が少なく、まいがあってしまうためです。見栄の嘘ではありません。
障害者が、理解のある恋人を得てサポートを受け続けるのが難しい事はわかってもらえたと思います。ですが、逆に交際後、結婚後精神疾患を持つようになった女性はそこそこいるようです。しかし、彼女らはもともとは強者です。鬱などになる前までは、学歴やキャリアを普通に積んできた人間です。そういう意味で、わたしのような弱者よりはずっと上の存在だと思います。学校や就職に耐えられる程度の健康さは待ち合わせていた側なのです。
最後にわたしの話をします。わたしは摂食障害を抱えていたため、脱ぐと皮膚がかなり弛んでいます。肌も以前よりはマシですが年齢+7歳は老けて見えます。長年の不摂生がたたって、ホルモンバランスも崩れていますし、体つきも直線的で女性らしくありません。また、極度の虚弱体質とメニエール病のため、性行為は失神すると思います。こんなわたしも20代前半の頃に、2人とのお付き合いの経験があります。あまりいい思い出ではありません。1人目は10も年上で、支配欲の強い人でした。2人目は、いいところも悪いところもある普通の人でしたが、わたしの身勝手な態度で振り回し、疲弊させてしまいました。結果、彼のキャリアに穴けさせ、お互いにとって最悪な関係で終わりを迎えました。恋人ができる事自体、男性の弱者にとっては羨ましい事なのかもしれません。ですが、私にとっては羨ましがられるような幸せな経験ではありませんでした。
わたしは、件のブコメを差別や侮辱だとは思いません。端的な事実であるからです。むしろ、そのようなリスクを隠し、「あなたにも理解のある彼くんが出来るはず」「彼氏を作れば治るんだから」と弱者女性の背中を押すことのほうが残酷だと思います。
献身することも、献身されることも難しいことです。犠牲が伴います。だから、国からは嫌がられることかもしれませんが、公助に頼って欲しいです。長くなりましたが、わたしの言いたい事は以上です。
SNSで見かけるうさぎは大体ネザーランドドワーフっていう丸っこいお人形みたいなうさぎか、長毛ないし短毛のロップイヤーとか、そういう血統のしっかりしていそうな子が多い。
うちのは雑種。ネザーの血も入ってるらしいけど、あんまり丸さがなくてキリッとしてて、野うさぎをテレビで見るたびうちの子に似てるな…と思う。ピーターラビットに近い感じだ。
うちのうさぎに限った話じゃないかもしれないが、あまり小動物っぽくない。
どっしりしていて気が強い。動物園のカンガルーとか見ている気分だ。
広いケージにドカッと座り込んで、目を開けたまま眠っている。草食動物らしく警戒心が強いのかと思いきや、雷や花火の音も大して気にかけず眠りこけている。
耳を立てて目を開けて首を据わらせた“うさぎスタイル”の寝方を必死で保とうとして、でも抗いきれずにピクピクしている。ぐらぐら船を漕いでる。電車の中で寝落ちかけてるサラリーマンみたいだ。
ひとしきり抗って、ガクッと体勢を崩すと「おっといかんいかん…」みたいに座り直すが、割とすぐに諦めてズシャッと寝転んでいる。最初からそうすればいいのに。
うちのうさぎは撫でられたがりだ。
撫でないとキレる。ケージの中で暴れているときは大概撫でが足りていないときだ。
あと目が合うと撫でてもらえるのだと確信した顔をする。
ケージの扉を開けて、手のにおいを嗅がせてやると、首を床におろして「撫でてよし」のポーズをとる。
撫でさせていただく。
こちらの気が済んだからケージの扉を閉めようとするが、うさぎの気が済むまではどっしりと撫でポーズを崩さないので閉められない。
撫でられるのは好きだがその他の接触はめちゃめちゃに嫌う。
グルーミングはせざるを得ないから頭を撫でてる間にこっそり背中にブラシをかけている。
世の中のうさぎ、当たり前のように膝に乗ったり抱っこを要求していたりして別の生き物みたいだ。
バズるうさぎみたいなきゅるんとした顔もほぼしない、基本的に人を睨みつけているような吊り目で野性味ある顔つきのうさぎだが、しっかり親バカなものでこれが一番かわいい。
鼻先を撫でているとき、手足の小ささに気付くとき、たまにふと「あっこれ小動物だ」と実感する瞬間がある。
普段は存在感が大きすぎて、同居しているもうひとりの人間くらいの認識をしているが、不意に小さきものとして見えることもあり、普段とのギャップにやられる。
態度がでかいのに、ツンとしてるのに、部屋に放していると飼い主の脚についてきたり、そばにいると別の部屋にいるときよりもリラックスした様子を見せたり、なんだかんだと甘えてもくる。