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2016-04-11

関西大学准教授内部告発報復を受けた

関西大学中村和広准教授関大不正内部告発しところ、学長命令により就業停止処分を受けた。

関大院生の間で噂が広まっていたが、確認したところ事実だった。

2chスレが立っていたがここにも書いておく。

教授から送られてきたメールは以下の通り。

http://i.imgur.com/RgU2vfQ.jpg

http://i.imgur.com/jo4f8OE.jpg

https://twitter.com/kgnydik/status/718829332714532864

このような場合、私のような学生がどうこうできるものではないが、はてなの皆様の知恵を借りたい。

2016-03-19

ブラック研究室の見分け方2016

以下のうち一つでも当てはまるとブラック研究室の可能性が高いので、避けた方が無難です。

コアタイムが平日および休日の6-23時で、飲み会などで親睦を深めたり外部の人と接触したりすることを禁止されている。

・夜の1時にちゃんと仕事をしているか確認電話がかかってきて、翌朝までにこなすべき仕事を指示される。

・お前の研究には価値が無いからと言って、サンプルを目の前で廃棄される。

自分サンプルがいつの間にかES細胞とすり替わっている。

・5年や10年、飲まず食わずサイエンスサティスファイすることを要求される。

・「お前はもう研究をやめろ」と言われた研究員が、その翌日にとても綺麗なデータを出す。

教授准教授がお互いに「キチガイ」と罵りあって、取っ組み合いの喧嘩を始める。

研究員が他の研究員を刺す。翌日にはその研究員最初から存在しなかったことになっている。

・すべての教室員が教授殺意を抱いている。

・上記の項目が隠蔽されている。

研究室配属を控える学生や、これから大学院受験する学生一助となれば幸いである。

2016-03-09

http://anond.hatelabo.jp/20160309084350

自称アトピーゾンビ苦痛は、当人しかからない点が大きくて、気の毒すぎる。

大学病院皮膚科にかかったんだけど、そこの准教授ガチ天才でまたビビった。

慶応海老先生がよぎった。

2016-02-28

研究に向いてない学生には全力で就職活動をさせたほうがいいと思うよマジで

今年の卒論修論が一段落した.そこで思うのあるが,研究室学生をみていると,学部修士博士を問わず研究(者)に向いているかってのは,かなり簡単に判断できるよな.研究者として就職できるかってなるとまたコネなど色々な要素が関連してくるので一概にいえないのだが,たとえば「こいつにファースト(筆頭)で論文を書かせて査読を通せそうか」あるいはそういう人間に成長しそうかってのはけっこう早い段階で分かる.

論文の元となる調査実験のものには失敗がつきものなので,卒論修論研究が頑張った割にいいものにならないってのは,運の要素もある.しかしそこはおいといて,「そこそこ意味のある調査結果が得られた場合に,通るんじゃないかと期待を持てる論文を書けるかどうか」は,レポートプレゼン資料論文を書き上げる際の態度みたいなもので,かなり判断できるのだ.

 

その態度というのは,昔から言われている平凡な真実なのでわざわざ言うほどのことでもないんだが,結局のところ研究目的,つまり「何を明らかにしたいのか」をしっかり考えているかということに尽きる.要は「問い」がしっかりしているかどうかということだ.

俺が学生を見るとき注視しているのは,振り返ってみると,

 

  • 先行研究を調べた上で立てている「問い」であるかどうか.まだ調べてない段階であっても,調べようという意識があるかどうか.
  • そいつの心のなかで,その「問い」が切実なものであるか.つまり本当に心の底から「知りたい」「明らかにしたい」と思って言っているかどうか.

 

の2点な気がする.「問い」が明確に定義されているかどうかってのも大事なのだが,それは結局,先行研究を掘っていく中ではっきりしてくるものだと(少なくとも俺が関わっている分野では)言えるので,上記2点をみていればだいたい学生資質は分かる.まぁ,見ていればっていうか,自然に見えてくるものなので,特に頑張って見極めようとしているわけでもないんだが.これらは,「目をみれば分かる」というと文学的すぎるがそれに近いものがあって,ちょっとした会話やメールの文面なんかにも如実に現れてくる.

 

 

それで最近思ったのは,上記2つの態度は,指導してもあまり変わらないんじゃないかということだ(もちろん人は変わることがあるので,見切りを付けるのが早過ぎるのも問題だが,多くの人がイメージするよりも早い段階で,簡単に見抜けるもんですよということをいいたい).

先行研究で既に明らかにされていることは何で,いま自分が取り組もうとしているテーマは先行研究から文脈上にどう位置づけられるのかが「気になる」かどうかというのは,かなり「性格」に左右される問題なんじゃないかという実感がある.真面目な学生であれば,調べろと言えば調べるのだが,言われなくても調べるorまだ調べて無いけどこれから調べなきゃという意識自分で持っている学生と,そうでない学生の間には,大きな壁がある.

また,「問い」が切実であるかどうかというのも,結局は「本当のところどうなのかが気になって仕方がない.だから考える」「人がまだ考えていないことを俺が考えて明らかにしてやりたい」という,ほっといても調査考察が加速していくような「性格」を持っているかどうかで,ほとんど決まる.

 

勉強が好きで,「研究者」という存在になることそのものへの願望が強い学生であったり,非常に優秀で要領の良い学生であったりしても,上記2つの性格」を本当に持ちあわせていない奴はけっこういる.そういう奴には,民間企業や,役所事務官技官を問わず)への就職を勧めることにしている.

たとえば,とても「知的」でしっかり教科書などを読んでいて,「研究」という活動に憧れを抱いているんだけど,自分の頭で考えたことが何か素晴らしいものであるとの思い込みが強く,他人研究を参照する努力を怠ってしまう奴がいる.少し調べると,自分ときの思いつきなんていかにショボイものであるかとか,すでに30年前から議論されているのだというようなことがすぐにわかるのに,それをやらない.

また,めちゃめちゃ頭がよくて努力を惜しまないのだが,何か本質的なことを「明らかにしたい」という願望を強く持っていない奴がいる.そういう奴は,たとえば大手コンサル会社などに就職すると,極めて有能なビジネスマンになっていたりするのであるが,研究職には全く向いていないのだ.

 

たとえば東大学部から大学院に来た学生は,地方国立やそこらへんの私大出身学生よりも優秀なことが多いのであるが,上記1と2を持ちあわせない東大生は,結局のところ研究者としては,それらを持ち合わせる他大出身者にかなわないのだ.東大生京大生は,不向きな道に勘違いして進んでも,脳のスペックである程度まで押し切ってしまうことも多いのだが,どこかで壁に当たるというか,研究に飽きてしまうようなことも多いように思う.(しかしなんだかんだで,旧帝大出身者のほうが,上記1と2を持ち合わせる学生が多いような印象はある.頭がいいけど研究者として使い物にならない学生は,上位私大に多いかな.)

※注記しておくと,オボ何とかさんみたいなのはそれ以前・以外の問題を色々抱えていそうなので,あまり興味がない.

 

 

それで,他の大学研究室教官に言いたくなることがよくあるのは,研究者としての見込みの無いやつに,研究者としての自分のやり方みたいなものについてくることを過度に期待するのはやめたほうがいいでしょということだ.学生本人がどんだけ優秀であっても,どんだけ「研究者」にあこがれていても,向いてない奴には全力で「民間就職」へ向けて頑張らせるべきだ.大学大学院研究の場であり,研究者としての姿をみせるのが仕事だと思っている教授准教授は多いのだが,研究に向いてる学生なんてそう多くはないのだから卒論修論適当にすませておいて,就職活動をがんばるようにと早い段階で言ってやったほうがいいのだ.

あと,研究者としての見込みがないことを見極められずに,うちの研究室学生を送り込んでくる他大の先生方にも困るときがある.まぁこっちは研究室としての学生受け入れの枠はけっこうあるから,最低限の水準をみたしていれば進学はさせるし,途中で化ける奴がいないとは言わないけど,どっちみち民間就職したほうが活躍できる人材には,手前の段階でそのアドバイスをしてやったほうがいいのではないか.

 

まあ,研究に向いてなくても,修士で2年間研究に取り組んだという経験が,企業に入ってからとても役にたったというような話はよく聞くので,そういうのを無くすべきとまで思っているわけではない.こっちは研究が本職だから研究に向いてないやつに指導をして,とりあえず学位をとって卒業するためだけの論文添削をしたりするのもダルいのではあるが,そうやって民間就職組の人生の糧になるようなものを与えてやるのも,大学人としての義務の一つだとは思っている.てか,そういう義務意識のない,研究世界に閉じ込もっているような先生に限って,学生の向き不向きの見分けが付かずに「無駄な進学」や「無駄ゼミ出席」を量産してるんじゃないかという気もするが,どうなんだろうね.俺はどっちかというと,「ゼミなんか出なくていいから企業説明会にでも行ってろ,単位学位ギリギリもらえる程度に仕上げるための指導はちゃんとしてやるからな」ぐらいの意識なのだが.

 

そういえば学部3年から就職活動をするのが,勉学をおろそかにしているとかいって問題化していたと思うが,それもそんなに大問題なんだろうか.たしか大学人としては,学生には,たくさんの論文教科書を読み,データとにらめっこしながらああだこうだ悩むような学生生活を送って欲しいという思いはあるものの,結局のところ研究に向いていない学生にとっては,「そこそこ以上の待遇会社就職できるかどうか」のほうが人生上のインパクトはるかに大きいのだから,もうそっち優先でいいんじゃないのかと思う.

最近進んできたように,企業が一致して就活期間を短縮すれば,同程度に就活を優先していても勉学に割ける時間は多くなるだろうが,「最初にどこに就職するか」はかなり大きく人生を左右すると思うので,就職について考える期間が長いほうがむしろいいという気がしなくもない.

というか,周りでも「就活優先でいいんじゃない?」派の人が多いので,新聞などで早期の就活問題だと書いてあっても,そもそもそんなの問題化してたっけ?という疑問はあるのだが.

だいたい,研究職についている先生方の中にも,学部自体は遊び呆けていて院に進学する間際でなんとなく勉強し,その後なんとなく大学に残り続けているって人はけっこういるぞ.そしてそういう人が,割と尊敬に値する研究業績を挙げていたりもするのだ.そういう先生方は,本質的研究に向いていたか宿命のようなものに沿って研究者として生き残っているのであって,「就活より勉学を優先したから生き残っている」というようなことは全くない.「この人が他人講義に真面目に出席して聴いてる姿なんて想像できない」って人だってけっこういるしな.

2016-02-22

増田アカポスというものに詳しくなった

今までは大学教授とか准教授講師云々聞くと

難しいことしてるんだな、頭いいんだな、すごーい

と単純な肯定リアクションできていたのに

知ってしまったせいでできなくなってしまった

任期とか聞くと、あっ察し、て感じで

けど雇用されてつなげてれば普通に良い年収なんだよね、きっと

かつての知り合いをいろいろ思う

2016-02-20

森博嗣っていう天才、また予想的中

森博嗣が「作家の収支」で15億稼いだと言ってるけど

多分もっと稼いでるような気がする。

この人の話を聞くと「もしかしたら金持ちの道が開けるんじゃ」と思えてしまう。

いやしか勘違いをしてはいけない。森博嗣天才なんだ。

この人ほど「天才」を「天才」としてキャラクター昇華してる人も居ないと思う。

この人は、片手間で書いた小説で15億稼いで、小説より庭園鉄道製作に励んでいる。

しか工学博士を名乗るだけあって、本格的過ぎる。森博嗣 庭園 でググったら初めて見た人はビビるだろう)

一日2、3時間しか小説を書いていない。

それは研究者として10時間ほど研究していたから、本業小説家じゃ無かったときだ。

しかしこの人のペースはとにかく早い。1時間に6000字を書く。20年で280冊以上出している。

どうやらそのペースで一週間あれば文庫1冊書けるらしい。怖い。

研究職を疎かにしていたようにも見えない。修士中に賞をとり、たくさん論文をかき、それでまた賞もとっている。

別にコネも無いはずなのに30歳で旧帝大助教授名古屋大学ノーベル賞だしたとこ)。

31歳で、初めて書いた本で作家デビュー

別に本書かなくても天才だ。

学者お金を貰えないと思い込むが、一応名大准教授なのでそこそこ貰ってたはずだ。

コミケ主催をしてたという異色の経歴もある。意味が分からないよ。

すべてがFになる原作の問が、名大入試に使われたとかなんとか。そりゃあ本も考えないとついていけない。

そんな森先生、もう引退しているらしい。准教授も、作家も。

引退しているのに、今年五本も新作が出る。意味が分からない。

今は一日一時間を限度にパソコンと向き合ってるらしい。

もう趣味小説書いてるらしい……なのに2016年は5本。文庫化合わせると11冊…。

しかも締切に絶対遅れないので、予定表通り絶対発売される…。

この人の凄いところは、新刊を買うと次に発売する予定タイトルが何作も書かれていることだ…。

そういえば森先生天才なので、20年前に出した作品エッセイで言われた架空未来が、実現してたりする。

「無重力状態紙飛行機挙動」を予測毛利衛実験し的中とか、NASA問題解いてるので、その辺書いてもちんぷんかんぷんなのだが、

増田だったり、Twitterだったりも約20年前の森博嗣予言予測)のうちだ。

怖い怖い。書かれたのインターネット元年くらいだよ。

電子書籍はもちろんでマイナンバーとかも予言してる。

から今更すべてがFになる映像化しても、逆に新鮮に思えたりするのだ。

それで一昨日また、森先生の話が一つ証明されてしまった。

http://www.lifehacker.jp/2016/02/160219speed_reading.html

先生は「小説家という職業」という本で速読否定していた。大体上記記事に書いてある理由と同じ理由で、だ。

ああ、もう怖い。

この人の予言でそろそろ来そうなのは出版社が消えることかな。

先生に「予言凄いですね」って言うと「何でもは知らないよ。知っていることだけ」って言いそうだよね。あれ羽川翼物語シリーズ@西尾維新)の決め台詞だけど、もともと国枝桃子(S&Mシリーズ)の名言からね……。

先生に一つお願いしたいことがある。一回本気で書いてみてくれ。

本気出さないと勝負にならない、とかい馬鹿なことは言わない。ただ天才の本気を見てみたいだけだ。

でも無理なんだろうな……。

これ以上お金がかかる趣味を見つけない限り、執筆時間をかけることは無いと言っているし。

この人に自分がなにを言ってもなにを望んでも無駄なんだろうな…。

新刊かいまーす。

2016-02-19

犀川&萌絵が出てくる話だけ読みたい人の時系列

前に西之園萌絵が嫌いな人はシリーズをどこまで読んだのか↓というのを書いたとき

http://anond.hatelabo.jp/20160215141400

エゴサして反応を見ていたら時系列が分からない、どれから手をつければいいのか?と言ってる人多かった(流石多作森博嗣先生

結論は乱暴に言うと全部読むしかない。

ただ、気軽に森ミステリィ沼に誘うことを趣味にしている身として、ドラマアニメ化が行われている二人からキャラ読みを薦めてみたいと思う。

基本的には「S&Mはどこから読んでもいい by作者」はずなのだが、きっと誰もそんな薦め方しない。

ここでは犀川と萌絵に関わる本を、出来るだけネタバレ無しで時系列説明しながら並べていきたい。

ミステリィなので、ぐぐってネタバレは避けてほしいものだ。

最初に読むのは「すべてがFになる

アニメは大体忠実に作ってるので、原作を読みなおすかアニメを見直すかは自己判断アニメは「四季 夏」が混ざってる他、オリジナル描写も。

この時点で萌絵は大学一年しか高校時代ブランクがあるので19歳。犀川は32歳。

そこから発行順。

(とりあえずここまでが、当初予定されてたまでのシリーズ5連作だったらしい。なのでその知識を入れると、「ここまでが面白い」という偏った感想を抱くかも)

封印再度 を機に微妙に二人の関係が変わっているような気がするので、読み飛ばすにしてもこの巻は読んだほうが良い。

ここから最終巻まで、萌絵はずっと大学4年生。22歳~23歳までの話。

次の2巻は同時系列で別々の事件を取り上げている。

一緒に見たほうが良い、というトリックがあるわけでも無いけれど一部リンクする。

萌絵のパーソナリティ問題としては「夏のレプリカ」は読んだほうが良い。この話のネタバレググるな。

すべてがFになる四季とか島田文子さんとか諸々が出てきます

10作でS&Mシリーズ完結。でも犀川と萌絵の話はまだ終わらない。

この巻は完全にS&Mの続編、「萌絵 秋」なのですが。Vシリーズを読まないとわけのわからないキャラも出てきます

「あのレゴ」の意味が書いてますすべてがFになる有限と微小のパンの残った謎解き。アニメにもなってません。

四季4作は基本的にS&MシリーズとVシリーズを読んだ人向けのスピンオフ作品

ちなみに「四季 夏」にも一瞬、犀川先生出てくるよ。Vシリーズ全体のネタバレガッツリ書かれてるからお気をつけて。

  • 短編「いつ入れ替わった?」

二人の関係に大きな動きがあります。「四季 秋」の途中ぐらいの時系列

短編集「どちらかが魔女」に収録。

……正確に言うと新作は収録されてませんが、S&MシリーズとVシリーズの番外短編時系列としてまとめて再録した一冊です。

Vシリーズをなにひとつ読まなくても、S&Mシリーズとして読めますオチをちゃんと知りたければVシリーズを読むしかない。

さぁここまで来たら、Gシリーズを発行順に読んでください。Gシリーズは1巻完結ではなく連作

萌絵がD2の27歳、国枝研究室での後輩たちとの話を描いています(萌絵の内面お話がたくさん出てきます犀川先生とのラブコメも健在)。

と言いたいんですが、話が進むごとに時間がどんどん飛びまして。萌絵ちゃん別の大学助手になります

ここで時系列的にXシリーズが開始。Xシリーズでは助手萌絵が登場。こちらは独立性があるのでどれからでも読めるはず。

XシリーズはVシリーズの流れを汲み、GシリーズはS&Mシリーズといった印象。

そしてGシリーズに戻って

西之園准教授誕生です。西之園先生!この巻はS&Mシリーズ、Gシリーズ同窓会といった感じ。

しか犀川と萌絵がガッツリ出てきて、Gシリーズのメインキャラ大学卒業し……今後どうなるのか。

ちなみにこの巻で島田文子さんが再登場。

どうやら

森博嗣さん Gシリーズ最新刊『χの悲劇

>あの夏、あの島の研究所にいた島田文子さんが主人公です。5月刊行

とのこと。時系列さらに飛びそう。全12巻らしいので、あと3巻ですね。

まぁここまで行くと説明せずとも読んでる人が居ると思うのですが、読み直したいとか、もう追ってない、とか言う人用のまとめでもあるんで。

四季からの百年シリーズからのWシリーズとか(Wシリーズ評判良いっすね!)まだまだ沼は広がってるんで。

みんなでまた森沼につかろう。

(何度か投稿失敗してごめん)

2016-02-09

http://anond.hatelabo.jp/20160207224521

ブコメでも講師というポジション実態を知らない人がいるけど、

公立大を含む独法研究機関場合教授准教授講師>>助教という教員ヒエラルキーがあってほぼ准教授と同格のポジション

講師というと私大非常勤講師イメージのせいでワープアのような印象を抱いている人がいるが、

れっきとした常勤教員だよ。

2016-02-08

理系大学生研究室はどう決める?

はじめまして大学生の皆様は、ちょうどこの時期ぐらい、試験が終わって春休み!って方々が多いのではないでしょうか!?

まだの方はあと少しですね……!頑張ってください!!

今回の記事では、題字の通り、大学での配属研究室の決める際について、筆者が思うこと、感じたこと、こうしたらいいのかなーっと思ったことをつらつらと書いていこうと思います

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記事内容に筆者の主観が多く含まれておる可能性があるかもしれません。以下読み進め、参考にする場合はその点を何よりも留意してお願いいたします。

あと、筆者は学部卒で大学院には行っていないため、院志望で考えてる方は、その点も留意してお願いいたします。

最後に、普段ちゃんとした文を全く書かない人なんで、とても読みにくい文章かもしれませんが、その点もご留意ください……。

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■なぜこんな記事を?

筆者も去年まで大学生でした。いわゆる駅弁大の工学部です。その中で、勤勉で優秀な人が、研究室配属後に日々つらそうにしてたり、研究室にこれなくなったり、完全失踪したりという例をたくさんみてきました。

1つ2つじゃないです。それはそれはもう、たくさんです。(理系らしく定量的じゃなくてすみません……。あんまりこういうのも細かく書くのもアレなんで)

こういった実情を目の前にし、理系研究室選びはとても大切で慎重にせねばならないと感じました。本当に、研究室選びは大事なんです!!めっちゃ大事!!!

では、どう慎重に選ぶのか?

以下では、研究室をどう慎重に選ぶのかを、経験や見聞、持論を織り交ぜて伝えていくことができたらなと思います

■まず成績!!

研究室を決める時に外せない問題として、まず成績だと思います

大学、各学部学科ごとに研究室の決め方はいろいろと思いますが、希望が被ったり、だれも配属されない研究室が出てきた場合、おそらく持ちだされるのは成績です。

かくいう筆者も4年生に学年最低評定で進級したため、誰一人希望が集まらなかった研究室に飛ばされましたw

まずは成績がある程度ないと、どんなにうまく研究室を見極めても、それは無意味となってしまう可能性があります

高いの狙える評定は狙っておきましょう。てか無理そうな教科は完全に捨てるも勇気です(不可じゃなくてハイフン的な)。平均評定を成績としてみられる場合、この決断は非常に大事です。

■どのような基準で選べばいいのか?

結論から書くと

雰囲気はいいか?人間関係は死んでなさそうか?

教授准教授助教、先輩は的確な指導はしてくれるか

拘束時間は短いか

・現時点で自分全然興味ない(むしろやりたくない)分野の研究内容ではないか

院生はどれほどいるか

かと。

以下、説明します。

雰囲気はいいか?人間関係は死んでなさそうか?

ここがまずいと大変なことになります。もちろん、人間同士、性格の一致不一致あると思いますが、あまりにもアレな教授准教授助教、先輩がいるところにあえて飛び込む必要は無いでしょう

また、体育会系のノリが強い、オタク系のノリが強い、女性いるかいないか……そういった点も把握しておき、自分と合う雰囲気のところに配属したほうが、精神的にも大いに楽になると思います

教授准教授助教、先輩は的確な指導はしてくれるか

放置研究室ないし激務系研究室は避けよう、ということです。具体的にその2つの何がいけないかということなんですが、自分指導してくれる人がいないという点です。

人間、誰しも指導ありきで成長します。研究室に入ったばかりの学生は、前提知識はともかく、まだ研究をする人間としては赤ん坊同然。文献を読むだけでは身につかないこともたくさんあります。そもそも研究テーマとその道筋を、入ったばかりの研究生が建てられるわけがないですよね

それを指導してくれる人間がいないところは危険です。それにより闇を抱えてそうなところは避けましょう。おそらく心労が半端ないです。

拘束時間は短いか

重要です。長いと心労が半端ないです。そもそも拘束時間が長いところは、配属生みんながみんな好きでずっと研究しているかというと、そうでない可能性もあって、『全体的に配属生が課されている研究が重すぎる』『研究以外の雑務雑用、資料作成が多い』『用もない、効率も下がりまくってるのに帰れない環境がそこにある』といった理由かもしれません。上の例と組み合わせて『指導がないので具体的になにをしたらいいかわからないが、成果が出ないため、雰囲気的に帰れない』というコンボもあります。最高ですね!

最悪研究したくてたまらん!って人は、拘束時間が短いところでも勝手自主的に残ってやってたり、家で自学してたり、留学や他大学院へのロンダでどっかに行ってるでしょう。

研究室全体がずっとみんな残って、ってところはちょっと要注意かもしれません。本当に配属されてる人の全員が全員、研究をしたくてずっと研究室にいるのか?

そこのところもチェックすべき事項と思います。これは一部の分野の研究内容は避けられない問題かもしれませんが……(合成バイオ系等)

・現時点で自分全然興味ない(むしろやりたくない)分野の研究内容ではないか

文の通りです。……なんか弱くないですか!?やりたい研究ができるのは一番なのでは!?と思うかもしれません。

もちろんそうです。しかし、この辺は、もう実際研究室に入り、テーマを与えられ、着手してみないとわからない部分だと思います。いろんな研究室を回って、いろいろ調べて、興味を持っても、研究してみると、『少し違う!』ってこともあるかもしれません。

ただ、注意してほしいのが、本当の本当に、全然興味のない、むしろ嫌いな分野ではないか、ということです。

研究室環境がよくとも、内容が本当に無理すぎる!ってなった場合は厳しいです。入るまでの段階の調査では限界はありますが、ある程度、自分比較的興味のある分野から大きくかけ離れた分野の研究室を選ぶ場合はご注意ください。


院生はどれほどいるか

やはり理系なんで定量的に……ということで。その研究室院生はいるか?その院生も、配属研究室が変更されず、学部からそのまま院に進学した院生か?

統計的に見て、院生が少ないということは、その研究室学部卒志望の人間が多く集まったかロンダしたくて別の大学院にいった人間がいた、別の研究をしたくなったので別の研究室にいった人間がいた……など、様々な理由が考えられますしかしその中で、研究室やばいから別のところへ逃げたひとがいた、といった理由もあるかもしれません。あくま統計では、ですが、重要指標になるはずです。



■なにを手がかりに情報を得たらいいのか?

上記では研究室を決める際に重要と思われる指標について記述しましたが、ではその判断材料はどこから持ってくるのか?

こちらも結論から書くと、

・先輩、同期の情報から聞く

・観察による調査

研究室見学

以下、説明します。

・先輩、同期の情報から情報収集

正直これが一番大事です。一番、頼りになります。前項の研究内容以外、全部これでカバーできるかと。

まずは知り合いに聞く。先輩に聞く。学生実験TAに聞く。先輩がいない場合は同期を通じて!誰か一人でも知り合いがいればその人を通じて情報収集しましょう。聞いてるだけの身じゃ情報あんまり入ってきません。

ただ、同期であんまり共有し過ぎると、露骨希望がかたまり、成績順になります(成績がいい人はそれで問題しかも……)

普段ぼっち気味でもなんでも、ここばかりは必死になりましょう。冒頭で述べたとおり、研究室選びは大事なんです!!

・観察による調査

観察からでも得られる情報はたくさんあります

教授陣が忙しそう、休講が多い→忙しいみたいだけど、配属生の指導にはきちんと手が回っているのかな?

毎晩遅くまで研究室の明かりがついている→ちゃんと帰れてるのか?

とか。また、提出物を出しに行った時に見える研究室内の様子とか。いっぱいおるなーとか、昼なのに全然おらんなーとか、ゴミ箱レッ○ブルだらけやんけ!とか、カップ麺だらけやんけ!とか、生活用具一式揃っちゃってる!!……とか

このように、研究室の様子だけなら、外からだけでもなんとなく予想はできると思います


研究室見学

しかしたらイベントとして強制でやってるところも多いかもしれませんね。ここで研究室の全容は知ることはできないでしょうが情報をできるだけ多く得ておくことは重要です。研究内容について一番情報を得ることができるのはまぎれもなく研究室見学かと思います。ここで研究室ごとのあらかたの研究分野を知っておくのは大事です。したい研究はもちろん、前項で述べた『全然興味ない(むしろやりたくない)分野の研究内容』を見極めのに研究室見学重要です。

その際、一つ上で記述した『観察による調査』も忘れずに







以上となります。とりあえず書きだめもせずに走り書きなんで、拙い文章になっているかもしれませんがご了承ください。必要があれば適宜修正いたします。

これらのことを、理系大学生の方々が、研究室を選ぶ際に少しでも参考にしていただければと思い、書かせていただきました。

http://anond.hatelabo.jp/20160207203750

それ,本当に全部任期なし?助教講師任期きじゃない?准教授教授ももしかしたら任期あるかもよ?まさか,「特任」とか職名に付いている人がいないことは確認したよね?

任期付きか任期しかは,本人が周りに言わなきゃ,別に任期付き助教」みたいにいう名乗る必要はないからね…

2016-02-07

研究者を志して、諦めた俺と諦めなかった人の10年後の現在

俺、地帝→東大院(生物学専攻)

10年前、研究者を志し研究に励んでいた。しかし当時たまたま知り合った先輩(玉木浩貴、自称国立印刷局研究候補)が「博士課程にメリットはなく、正規研究者アカポス)になれない」などと博士課程を卑下した発言を何度も繰り返しており、だんだんと感化されるようになった。結局それなりの研究実績はあったものの、大学院を去り、就職した。

一方で、研究楽しいとそのまま大学院研究を続けた周囲の学生ポスドク人達がいた。

当時は自分選択は最良と思っていた。周りのように、今が楽しいからと厳しい現実を逃避し、なれもしないアカポスに憧れるのは哀れだと思っていた。

そしてそれから10年が経過。現在の状況は次の通り。


大学院研究を続けた周囲の学生ポスドクの今(大学大学院所属研究室で自分より±3学年)>

東北大学 教授

東北大学 准教授

東北大学 講師

東北大学 助教

東京大学 講師

東京工業大学 講師

法政大学 教授

自治医科大学 講師

名古屋大学 講師

名古屋大学 助教(2名)

京都大学 助教

神戸大学 教授

<俺の今>

・某県庁 係長多忙のため体調を崩し退職

<先輩の今>

消息不明(都合が悪くなり無責任に逃亡?)


これらはあくまで俺が大学大学院所属した研究室のみの状況。他の研究室や学会で知り合った人を入れればもっと多くなる。

先輩の当時の論調では、大学院に残った人はその後落ちぶれてゆくということになるが、現実はそんなことはなかったのだ。

かに、俺が大学院を去って最初の数年間は周囲はパーマネント職には就けず、惨めなものであった。しかし、5年経った頃(つまり5年前)にはアカポスをゲットする人が急に増えた。大御所だった教授達が大量に定年を迎え、ポストが一気に空いたからだ。

現在、俺と周囲の人ではどっちが良かったかどっちが上かは一目瞭然。その中には10年前俺よりも研究実績がなかった人も少なくない。先輩の言うことを信じて大学院を去ったことを非常に後悔している。

これから研究を志す者へ言っておこう。

「大切なのは邪念に惑わされないこと。諦めたら負けだ。」

2016-01-27

理系アカデミック研究機関についての理解

基本的

大学院っていうのは、研究室単位で動く。

教育機関ではなくて、研究機関から、『育てる』とかっていうよりは、

もう、青田買いみたいなもんで、優秀な学生を引き抜く、に近い。

  

なんだろうか。

京大とか理研とかは、研究場所実験機器提供するだけの機関

喩えると、渋谷109のビルでも、イオン専門店でもいいけど、テナントショップが、あったとすると。

店長が、教授。副店長が、准教授

そのショップ店員や、アルバイトポスドク大学院生でしょって感じですよ。

一部の優秀な店員けが、将来を保証されうる。

  

哀しいよな−。

  

  

   

2015-09-17

大学の終末っぷりが予想以上で嗤える

博士号取って企業就職5年程経ち、一年ほど前縁あって地方大学に出向することに。そこで大学の現状を知る。

まずアカハラパワハラセクハラマタハラありとあらゆるハラスメントが起きている。

される方も、する方も問題意識がないから問題にならない。

妊娠したら辞めるっていうから次は男を雇うね!」

裁量労働って何時間働せてもOKってことでしょ?」

「(育休を半年欲しいという人に対して)大学に残るには教職以外の道もある」

プロジェクトの終了という名目で1年で切ってしまおう」

 

じゃあ、こうした問題対応する部署はないのかというと、ある。あるけど実行権限はないに等しい。

人事は人事権あってないようなもので、男女参画なんちゃらは是正を促すために加害者側と打合せ。

 

 

授業は我流

下手をすると、すでに否定されている古い知識を教える。そりゃそうかン十年前の作ったスライド(OHP)のままだもんね。

教育指導できないのなら、せめて系統立てた教科書を使って、己義を構えずそのまま教えてほしい。なんなら教科書買わせて「これを熟読」だけOKだ。

 

研究我流

ただなぜか予算が付く。

面白そうだと高額な検査機器を導入するも、入れた後に課題を決める。あまつさえデータ取得後に実験計画。

そんな状態だからデータは見られたもんじゃない。でも個人情報だ、秘匿性だ、企業秘密だなんだかんだと見せない。

 

これ以外にも多種多様問題があってうんざりするほど。

ただ願うことはどうかどうかこのような荒廃がこの大学だけであらんことを!…そんなことはなかった。

大学教職研究者に残った友人に事情を聞くと、なんだかどこも同じよう。

これじゃ優秀な人は見切りを付けて待遇の良い所に行くし、機会があれば海外にいってしまうだろう(事実友人の何人かは留学後そのままや学位取得後に海外ポスドクになった。出稼ぎ)

某国立大学の教授選には300人の応募があったと聞いた、別な大学では若手が集まらないから講師以下を任期なしにしているという(つまり准教授以上は任期制の逆転)

少子化のこの時代大学が淘汰されようとしているこのときに、それでも大学に残りたい理由はなんだろう。

もちろんすべての人ではないけれど、おそらく消極的な「大学以外に行き場がない」という人もいるだろう。

ただ忘れないで欲しい。国立大学税金が投入されているのだろいうことを。

大学しか行き場がない」とある教員はいう、なんとなく納得できるが、では試した人はどれだけいるのだろうか?寡聞にして知らない。

2015-09-15

http://anond.hatelabo.jp/20150915043034

あの「感情エンジン」こそ、ただの水蒸気にマイナスイオンって名前付けて売るようなもんだと思うんですよね。

本当に創発的な何かなら論文なり何なり書いて人工知能業界に激震が走るはずで、ただのパラメータ管理処理が「感情エンジン」なら、RPGの敵キャラAIだってヘイト値溜めたりするので「感情エンジン」って言い張れますよ。

私は好きで関連書読む程度の素人ですが、専門家曰くって話なら、とある人工知能研究で有名な大学准教授ペッパーを思いっきバカにしてました。

ロボット」をメカニクスAIに分けるなら、あのメカニクス(関節)自体別に詐欺でも何でも無いと思います。見たままのものですし。

ペッパー駆動系が賞賛されてるのなら未来ドラえもん(の手足)に繋がり得ますが、頭脳・知性を賞賛するのは違うだろう、という主旨です。

2015-09-08

デザイナー一枚岩ではないから

修正エンブレム模倣ではないという主張はまだわかるんだけど、修正エンブレムヤン・チヒョルト展の模倣だろ?

近大のアン・キヨン准教授テレビでそう言ってたってことは、デザイン業界内部でも「模倣だ」という見方はあり得るってことじゃん。

それともアン准教授大衆迎合してるだけってこと?

2015-09-06

自分の半径10m以内で見た「さいきょう」感のある結婚出産

ってのを見ていると、何歳で産んだかなんて最早どうでもいい。

初産35歳以上とかだと流石に大変そうだなと思うけど、30代前半なら何とも思わない。

実際こういう人に「でも25で産んでないから卵子劣化ガー」とか言ったら言った方が負け犬の遠吠え感が出ると思う。

結局、金とキャリアだよなー。

もっと上もいるだろと言われそうだけど、あくまで半径10m以内の話なんで)

http://anond.hatelabo.jp/20150906050337

2015-08-26

ちゃんとした研究室でまともな研究生活を送るために

8月、それは大学院入試シーズン。もう合格した人、これから院試な人、落ちて路頭に迷ってる人、色々います学歴ロンダとか留学とかやってる人もいるみたいですが、配属先決定時に意外と軽視されがちな研究室生活

学部研究室志望決定で理由に上がるのが「研究テーマ」だったり「緩さ」だったり。

院の研究室志望決定で理由に上がるのが今いるからとか最終学歴良くしたいからどこでも良いとか。

本当にそんな軽い動機で決めちゃって良いんですかねえ?


"ヤバい研究室"に配属されたら人生無駄

アカハラだらけ、研究室お金がない、研究内容が全く違う、連徹・年中無休は当たり前、研究成果が出ない……

人によって何がダメなのかは価値観が違うのでなんとも言えないけど、いざ入ってから上のような事例に遭遇してしまったらご愁傷様。平穏無事にストレート卒業できれば君の勝利、卒論/修論が書けなくてor病んでしまって留年したら君の敗北。そんなクソゲー自分から覚悟して入室したのならともかく、巧妙に隠された罠を踏んでやりたくはないでしょ?学部の配属ならまだしも修士2年/博士3年もそんなことに時間を費やせますか?


良い研究室を選んで充実した研究生活を体感しよう

良い研究室を選んで充実した研究生活を送ることは、例え就職するにしろアカポスを目指すにしろ非常に重要だと思う。就活面接研究内容を聞かれたときに、この研究にはどんな意義があって、しかもこんな成果があって、を明るく決められたら人事だってイチコロですよ。アカポスだって時の運要素が強いけど、健康な心身とちゃんとした成果が無ければ非常に厳しい。そして上手くいけば趣味などに費やす時間だって作れちゃう

そんな将来、実現したくはありませんか。


ヤバい研究室の見分け方

さて、そんな理想現実にするにはヤバい研究室回避しなければなりません。

ヤバい研究室の特徴を私なりに考えてみた。

 01) ここ数年の間に科研費などの予算が途切れた期間が存在する

教授准教授講師が獲得してくる科研費などの大型予算グラント)は研究室研究遂行必要不可欠。

大学から研究室に支払われるお金なんて雀の涙で、備品消耗品を購入するだけですぐ使い切ってしまう。

まりグラントが無ければまともな研究遂行は難しく、それを途切れさせてしま研究室は何らかの問題がある可能性あり。

グラントが無ければ雀の涙を使って研究するしかないわけで、まともに必要ものを買えなかったり、居室の居住性に難が出てきたり。

NEDOプロジェクト科研費場合予算を与えていることは各機関で公表しているはずなので調べてみよう。

 02) 論文公開・国際学会参加がない空白期間存在する

グラントを獲得するためにはその研究者が有能であることを示さなければならないので、外部へ発信することが必要になる。

評価されるのは英語論文誌への投稿国際学会の参加(日本語論文誌や国内学会もある程度評価されるが)。

そんな大事活動なのに行わない期間があるなんておかしいでしょう?

空白がある場合教員テーマ選定能力指導能力研究遂行能力問題があるかも。

「大きなプロジェクトを極秘で回しているので出てないんです!」みたいなことを言う人がいるかもしれないけど、普通幾つかのプロジェクトを並行して回しているし、大きなプロジェクトならそもそも成果が出る可能性が高いんだからコンスタントに出てないのはおかしい=やっぱりテーマ選定に問題があるよね?

 03) 専攻平均と比較して、事務/技術スタッフの数が少ない

スタッフがきちんといる研究室なら、大抵の雑務事務スタッフがこなしてくれるし、実験テクニック機器トラブル対応技術スタッフにやってもらえる。

スタッフがいない場合、作業は講師助教に振られるか学生に振られてしまう。そうすると余計な時間消費が増え、指導がおろそかにされたり、研究に割ける時間が減ったり、果ては無駄に居残る必要が出たり。

いない・少ない場合権限を持っている教員がそういった非生産的な状態に無頓着であるか、スタッフを雇う予算がない=金欠研究室の可能性あり。

 04) ホームページに書いてある内容が酷い

学生達の仲が非常に良い」「元気なメンバーが揃っています」「明るく楽しい研究室」なんて文言があったら要注意。ブラック企業かな?

リンクページに明らかに教員ブックマークらしきものがあったり、日本語のページなのに英単語混じり(ルー語)だったり、デザインが謎だったりする場合、独特な教員である可能性あり。

この4つは例え他大にいても調べればわかる。ここから先は内部に繋がりがないと知るのは厳しいかも。

 05) 卒論/修論発表会で所属学生が悉く炎上する

例えば4人いて、1人炎上するくらいならそいつが悪い。けど、半分以上炎上している場合危険

基本的卒論修論の発表会は通過儀礼要素が強く、ちゃんと考えてるかを試問教員がチェックする場。

ちゃんと指導されていれば厚い研究になるし、研究室内でディスカッションが十分に行われていれば質疑応答にきちんと答えられるはず。まともな研究室なら試問前に研究室内で発表練習して臨むのである程度穴は塞がれているはず。

まり所属学生の多くが炎上している場合教員がまともに指導してくれていない可能性が高い。

学部修士の段階で単独研究遂行できる人間なんて一握り。ここでサポートがないと君に待っているのは約束された敗北の大炎上

 06) 学部生の研究室配属人数/院試後の配属人数がやたら少ない

他の研究室が6人とか7人とか配属されている状態で4人とか2人とかしか配属されていない研究室は、学部生の間で何らかの悪い噂が流れている/事実として配属されたくない場所である可能性が非常に高い。院試については就職組や外部進学組がたまたま大量に出た可能性もあるので、2〜3年追ってみて同様の状況が続いているか確認のこと。

1つだけキャンパスの外れにあるとか、そんな理由で不人気だったりする(研究室は悪くないのに)ところもあるので見極めは重要。逆に他の研究室が固まっている場所から最近になって移転して1つだけ僻地に追いやられる研究室は専攻内(教授陣達の中)で何かがある。

 07) 配属された学部生の大半が院試で他の研究室に移動(脱出)してしま

4)と同じ。学部生の配属人数は均等にするルールがある大学場合強制的に配属された人たちの吹き溜まりになってしま研究室がちらほら。そういうところはまず良くないので脱出してしまう。中には院試前はニコニコ対応で囲い込んで院試からブラックに豹変する研究室もあるらしいが……

 08) 日本人学生割合が少ない

グローバルだなんだと言ってもここは日本学部生の大半は日本人のはずで、配属される学生ほとんど日本人。それが修士博士外国人だらけになっているのは生え抜き学生がいなくなっている、即ち何かしらの闇を抱えている可能性あり。博士に進みたい人材連続して配属されなかったとか、海外で超有名な研究室からとか、そんな理由の時もあるので一概には言えないが。

ただしその場合でもコミュニケーション面や指導面でのハードル覚悟すべき。英語できないと最初大変かも。

 09) 担当授業の内容がひどい

授業にやる気がないお方や多人数への指導が得意ではない方も多数いらっしゃるのでなんとも言い難いけど、スライド形式の授業でスライドデザイン・内容展開があんまりだとか、レポート課題がやたら鬼畜だとかは考えもの

逆に授業がクッソわかりにくくても個別に聞きに行った時に丁寧に教えてくださる場合は良い研究生活が送れるかも(ただし、こちらから積極的に行動しない人には不向き)

特にスライドが酷い人のところだと、発表がいつまでたっても上手くならず学会就活などで苦労するかも。

研究室にその辺がうまい人がいれば教えを請えるのでそれほど重要じゃない。

 10) 会話やメールで話が噛み合わない/論理展開おかしい、話を小出しにしてくる、締め切りギリギリに話を振ってくる

コミュニケーションが上手く取れないと非常に苦労する。噛み合わない場合独自世界に固執しているか言語処理能力問題があるかも。また、小出しにしてくる場合、ちゃんと重要事項を把握していないかもしれない。

毎回期限ギリギリorちょっと過ぎてから話を持ってくる場合社会人(オトナ)としての最低限を持っていないかも。

 11) 約束を守ってくれない

最近大学教員事務作業などの研究活動忙殺されてスケジュール管理が難しいが、時間に大幅に遅れてきてもしれっとしているような人はちょっと困る。10)とも少し重複するけど常識が通じない人と意思疎通を図ることは非常に骨が折れる。

 12) ODオーバードクター)、博士課程単位取得退学を頻繁に出している

博士課程を3年ストレートで修了することの難易度がそれなりに高いことは確かなのだが、それでもOD単位取得退学を頻繁に出すのはちょっと問題があると思う。「とりあえず受け入れるけどあとは一人で頑張ってね」のような放置プレイをされる危険性あり。

 13) TA/RA給料研究費を不正に使用している

流石にこれは危険すぎるので巧妙に隠しているはず。ただ、研究室所属からRA費の余りから出すって」のような会話が聞こえるようなことがあったらアウト。いつ明るみになってお取り潰しになるかもしれないし、不正片棒を担ぎたくはないでしょう?

 14) 教授准教授の仲が悪い

快適な研究室生活を送りたければ以外と重要権力闘争とか面倒ごとには巻き込まれたくない。


まとめ

上の14個以外にも講師助教が死んだ目をしているとか、専攻内ではごますり星人だけど研究室ではやたら偉そうとか、他の先生をやたらこき下ろすとか、お金にならない共同研究・短期留学生受け入れを大量に抱えているとかそんなポイントもあったけど、その辺は院生として実際に所属してみないとわからないと思うのでやめておく。

上記に一部当てはまったとしても、必ずしも危険ではない。学部生に敬遠される理由としてゼミが厳しすぎる(指導自体は的確だが罵倒に近いため)という研究室は、卒業してみれば意外とありだったり(そう思える日が来るのは遠いが)。

これから研究室を選択できるチャンスがある人は是非よく吟味してほしい。

特に大学院から大学を変えようと思っているそこのキミ。その大学/研究室は本当にキミが望んだような場所なのだろうか?入ってから「前の研究室の方が良かった」と思っても手遅れなのだよ?よくリサーチした?

2015-06-04

「大栗先生超弦理論入門」 を読んだけど面白かった!

栗先生超弦理論入門 (ブルーバックス)   大栗博司

http://www.amazon.co.jp/dp/4062578271



僕は専門外だけどスラスラ読めた。

面白かった!いや、面白かった!

興奮冷めやらぬまま感想文を増田に投下。自己満足

著者は弦理論を作り上げて来た天才達のひとり。

修士在学中に東大助教卒業後すぐにシカゴ准教授

評価書には " He is a genius." とひと言だけ書かれていたとかなんとか。(噂。確認してない)

とにかく伝説的な方である

そんな弦理論第一人者の書いた一般向け啓蒙書がこちらの本。

寝る前にちょっとだけ読み進めていたのが6章あたりからまらなくなった。

とにかく熱い! 第一次/第二次ストリング革命の熱気が!感動が!時を超えて伝わってくる。

基本的お話だと思って読んでよいとおもう。たとえわからなくても熱気だけは伝わる。

すごい

例え話に逃げずに真っ正面から解説しているのがすごい。

数式を避け、簡単なことばを選んで専門用語を説明していく。

とても真摯姿勢読み手を信頼しているのだと思う。

第5章のゲージ原理解説がすごい。

リーマン幾何学みたいな図が描いてあるなと思ったら「為替相場」と「裁定機会とある。なんだこれ!

なんだこれはと思いつつ最後まで読むと理解できてしまう。ゲージ原理が!為替相場で!

ヤン=ミルズ場のゲージ変換なんてすごい。各サイト上に球面「ものさし」を置いて、局所的に回転することで視覚的に説明してしまう!

(球面だからSU(2)なのか?!)

図を見ると一目瞭然なのでぜひ見て欲しい。

大栗さんの美学哲学も伝わってくるよう。

素晴らしい一冊。


いろいろ

イラスト

なんと大栗先生直筆の物理学者の顔イラストつき。

現役の研究者も含まれる。

めっちゃ特徴を捉えていて笑えてくる。これだけでも個人的には買ってよかった。

ホログラフィー原理 (ゲージ/重力対応)

最近はてなで人気のホログラフィー原理は8章から。3章くらいから読むといいかな?

からないところは飛ばしても読める。なぜか雰囲気で読めてしまう。

ダウンロード版ではなく普通の本を買えばよかった。

これなんだっけと前のページをめくるのが辛い。

「この顔イラスト見て見て!」とかやるのにページめくるの辛い。

2015-02-19

博士は取ったけれど。

すでに、覆せない圧倒的な業績差。業界の大半は知り合い。このまま、知り合いが偉くなって業績上げて准教授教授になるのを傍目で見ながら、自分は大して業績上がらないまま、研究業界から追い出されるのか。

こっちは結婚子供も諦めたのに、Facebookに皆これでもかと自分の子供の写真を貼り付け、昇進を自慢する。恨めしいのぉ。ただただ恨めしい。

博士号など取らなければ、つまらない希望に踊らされることもなかったのに。皆、教員が何を言おうと、博士課程とか行っちゃダメだ。口車に乗ってはいけない。地獄が待っているぞ。

2015-02-17

http://anond.hatelabo.jp/20150217163313

専攻によって難しさはぜんぜん違うと思いますが、最近だと助教任期があります給与准教授の方が多いと思います

現段階での待遇給与の安定具合を考えると、一般的には准教授の方の方がよいように見えます

研究者としての活躍具合は、単純にその人が何本論文を出していて、何本国学会誌掲載されているかで一目瞭然だと思います

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