はてなキーワード: 電子データとは
いわゆる「勉強」は楽しくない。勉強はそのほとんどが暗記と反復練習によって構成されるからだ。
「こんなことをしてなんになるのか」と感じるのは暗記と反復練習をくたくたになるまでするからだろう。
暗記と反復練習が好きな人なんてあまりいない。ゲームのレベルあげですら面倒な人も多いのに、勉強で反復練習が楽しいわけがない。
僕は大学院生だが、自分で調べて、なるべくわかりやすいように電子データ(ワードなど)にまとめ、発表し、フィードバックをもらうのは楽しい。
深く調べて、自分なりに情報をまとめている間に知識も自然と覚えていく。
よく考えてみれば、知識は本来他人に授けるものだ。数学だって英語だって物理だって、本来は他人になにかを伝えるためのものだ。
xy座標上の円について他人と話したいなら数学という道具を使うし、英語圏出身の人と話したいなら英語を使うし、電流について厳密な話がしたいなら物理という道具を使う。
伝えること、シェアすること、世界観を共有すること、それが知識の本来の役目だ。知識は自分の頭の良さを自慢するためのものではない。
なるべく深く調べ、読みやすくわかりやすくまとめ、知識を他人に教えてあげる。これが知識の本来のありかたであって、
こういう学び方はすごく楽しい。だから、勉強がつまらなくて死にそうな学生は、「知識を調べて、他人にわかりやすく説明してあげる」ということをするといい。
聞いてくれる友達がいなければ、ネットのブログで発表してもいい。
(このときに気をつけるべきは出典をちゃんと明らかにすること。著作権の問題もあるが、他人が読んで、本当に正しいのか疑わしい知識を発見したときに、その人が出典にさかのぼって調べることができるからだ)
わざわざ本をいっぱい借りて調べなくても、教科書の内容を自分なりに友人・家族に説明して、質問を受け付け、感想を聞くだけでも楽しいし、自然と学べる。
履歴書はB4サイズがデフォで職歴書がA4なのでサイズがバラバラになるのはままあるものの、
問題は紹介状が、一つサイズを選べない事、二つ紹介状送付が原因で電子データとして送れない不具合がある。
前者は以前はB5サイズだったのをどこで調べたのか意識調査もなくいきなりA4を採用して数年が経つ。
後者はベンチャー企業などで履歴書等はPdf形式でメールして良いという会社において、紹介状だけ郵送しなければならない点。
紹介状があった所で、合否の有無をハロワに郵送し直すだけなので、実質紹介状の意味はない。
クソ真面目な会社でなければ、普通は履歴書ともどもシュレッダー行きだ。
多分ハローワークがハローワークたる所以を示せる物が紹介状だけなので、
それが無くなるとハローワークという組織団体の所在がほぼ就活サイトに取って代わられるか、
あるいは失業保険を貰うためだけに存在するハリボテのような場所に成り果ててしまうからではあるまいか。
どうやらハローワークの存在意義はA4の紹介状一枚に集約されているようで、これを企業が取りやめてしまったら
今、筆者が無駄だと感じてる事だって、実際はハローワークがハローワークであると根拠付けるツールとして機能しているに違いない。
そう考えると、ハローワークはもやは求職者に求人を紹介する事よりも紹介状を送付させる事によって、企業にハローワークの存在を
印象付けるべく日々紹介状という名の広告を送らせ続けているのではないか?
そう思えてならない。
元増田が(ブコメにもちらほら)判ってないのは、アレが外注だってトコだよ。
ああいうのと同じなの。
クリーニングの何が楽しいの?ユニクロ着てるオレには意味不明、とか言わないだろ?
まずね、お前さんも誰かとカラオケしたいなあとか思うわけだろ?
オッサンも思うんだよ。あとね、まあ、仕事帰りに飲んで帰りたいなとか思うわけだよ。
するとだ、イイ歳したオッサンとかさ、まあ若いのも居るけど、ナンパとかもうしないのね。
面倒なの。
奥さん(彼女)と待ち合わせして飲むとか無いし、若い女の子と飲みたいなとか思っても、無理なの。
つまりだな、アレは、
のうち、1と4を飛ばせるんだよ。2と3だけできるの。カネで。
例えばさ、部長が新人の受付嬢とか口説いてたら嫌だろそんな会社。
でもね、カネさえ出せば部長も(セクハラはNGだが)好みの女の子と飲めるの。
別にね、40超えたオッサンが今更恋愛もないのよ。ステップがめんどくさい。
でもね、擬似的なナニカは欲しい。
愚痴を聞いて欲しいってのもそうだな。自慢したいとか。肯定して欲しい。
彼女にグチると嫌な顔されるからなんて理由で来てる若いのも居るな。
こう、酒を飲むときはな、誰にも邪魔されず、自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ。
独りで静かで豊かで……みたいなヤツは行っちゃダメなんだよ。
家で一人でカップ酒とか寂しいなあ。
そういうね、そういう人達が、チヤホヤしてもらえる場所なの。カネで。
クリーニングに出して「オレのYシャツ汗臭くて申し訳ないなあ」とか思うのは人が良すぎる。
掃除代行サービス呼ぶのに「換気扇ちょっと掃除しとこうかなあ」とか本末転倒も良いとこ。
カラオケ行きたいなあと思ったら、指名して仲良くなってから同伴すれば良いんだよ。
仕事関係の女の子と仲良くなってカラオケ行くとかハードル高いだろ?
オカネでね、全面的に肯定してくれたり良い具合に否定してくれたり、
チヤホヤされたいのよ。癒やされたい。ネコカフェに行くのと同じなのよ。
YシャツはOKでも、羽毛布団はNGのクリーニング屋もあるの。
ピザ屋に出前頼んでも、一緒に食べてくれないだろ?
その楽しさを課金で生み出せるなら、それでいいの。
人生そんなもんよ。
ただ「新入社員だけど」とだけ書いとけばもっと賛同コメがついたと思う
それはさておき、マジレスすると公務員は個人に左右される部分が一般企業より多くて(つーか体質が昭和)
・有能な人は仕事が大量で心が死んでる
一方、
・身内と認められたら目をかけてもらえる
・長く勤められたら強固なネットワークが手に入る
・食いっぱぐれない
ので、心を図太くすることを心がけながら身近なところから親しい人を作っていくのがオススメ
それと、一般的に想像する「マニュアル」でなく、「何でもかんでも綴ってあるクソ分厚いファイル」がどこかにあるはずだから探して読め
場合によっては電子データなこともあるが、何でも紙にして残すのがお役所体質だから何かしらあるはず
あと、教え方が抽象的で役に立たない・指示が矛盾してる は日本人の七割・ジジババでいうと九割がそうだから諦めろ
諦めるのがいやなら三、四十代で話の合う人を探せ
できるだけ定時で帰ること、夜はよく寝ること、どうしても肌に合わなくて辞める時のために貯金しておくこと
私は福一原子力災害の賠償業務に携わっている。本エントリーでは賠償業務の概要と実態について書きたい。
被災した個人・法人へ『請求書冊子』が東電から送付される。被災者はその請求書冊子に必要事項を記入し、領収書や決算書を添付して東電に送り返す。
請求書冊子の返送先は大手町の東電オフィスになっているが、実際に書類が届くのは東京ビッグサイト近くに建つ『有明セントラルタワー』だ。
請求書冊子は有明セントラルタワーに届くと、開封・書類の仕分け・裁断・スキャニングされる。電子データ化するのだ。書籍の自炊を想像してもらえれば当たらずといえども遠からずといったところか。
審査業務は有明と門前仲町のヤマタネビルで行われている。専用ネットワークを通じてサーバーにアクセスし、電子化された書類をパソコンの画面で見ながら審査を行う。
審査が終わり、東電の責任者が判をつけば被災者にカネが振り込まれる。
以上が賠償の大まかな流れだ。
表向きは東電が賠償処理をやっていることになっているが、実態は異なる。
まず賠償業務は『トッパン・フォームズ(以下、TF)』という凸版印刷の関連会社に丸投げされる。ちなみに東電は『随意契約』でTFに仕事を任せている。どれだけのカネ(出どころは税金と電気料金だ)がTFに流れているかは分からない。
さらにTFはJ-SCubeとアデコとヒューマントラストとヒューマンリソシアに業務を投げている。除染作業が二次、三次に投げられるのとそっくりだ。
電子データ化済みの書類は寺田倉庫が管理する保管場所へ日通が運んでいる。システムの構築・管理はテプコシステムズと日立システムズだ。
賠償業務に関わるこれらもろもろの会社を東電では『協力会社』と呼んでいる。
賠償業務の末端で働く私でさえ、これだけの会社が関わっていることを知っているのだ。きっと、震災特需でうまい汁を吸っている企業はもっとあるだろう。
もうあまり仕事はない。震災から3年以上経っているのだから当然だ。むしろ今も賠償業務が続いていることに驚くべきだ。
実際に請求冊子に手を触れる・目を通す人間だけでも数千人規模(間接業務を含めるともっといる) しかし、大半はすることがなく遊んでいる。
工程ごとによって忙しい『曜日』は異なるのだが、最も忙しい日でも1日3~4時間程度しか働いていない。1~2時間しか手を動かさない日も多い。
どの工程も拘束時間は1日9時間で、その分の給与は支払われているのだが、暇でぼぉっとしている時間の方がずっと多い。
時給1000~1500円で働くバイトも、東電・協力会社の正社員も暇を持て余して雑談、私語で時間を潰している。
ちなみに有明セントラルタワーでは24時間体制で賠償業務をやっている。仕事がないのに『夜勤』で深夜に働いている者が多数いるのだ。
仕事を『増やす』ため、TFは意味不明な組織改変、請求書処理手順の変更を繰り返している。東電も請求書のフォーマットをころころ変え、そのたびに人・組織・システムが変わる。煩雑な作業が増えることはあっても、減ることはない。
賠償業務が長引けば長引くほどTFを始めとする企業は儲かるし、東電は賠償責任を果たしている『ポーズ』ができる。国民のカネでWin-Winの共生関係を築いているのだ。
ん? 今年の話だと思ってんのか?
http://anond.hatelabo.jp/20140705003923
本来ならばこの7に書く話だったんだよ。
8自体は昨年の、確か七月末か八月頭くらいの話だな、日付までははっきり覚えてないが
書き込んだ時は、こいつ後回しにして正解だったな、全国的にもタイムリーな話題になったし、と思ったもんだけど
そこまでは書かなかったし、タイムリーなエピソードでもあったから、今年の話だと思うのも無理はないがな
日記日記連呼してたし、素直にその日確実にあった事だけを書き綴ってくれるものだと思ったのかな、素直な子だ
あと、非常に申し訳ないんだが、大祓詞はネットから拾ってきたコピペなんだが……。
検索候補の二番目だか三番目から拾ってきただけのコピー&ペーストだ。疑うならば調べてみるといい。
流石に全文とか電子データでわざわざ管理してる神主とかいないんじゃないのか。そもそもあれ暗記するものだし。
ちなみに百巻というのも、その時用意するべき字数的(何万字)に丁度良かったからってだけだから。
まあ何だ。色々と乙だな、迷探偵さん。
Suicaの利用履歴を分析したものを商用利用するって話について、賛否両論になっているけど、私はこれは非難して当然の話だと思う。
その理由は、プライバシーとかではなく、これが集中と選択のために利用されるという点そのものだ。結論から言うと、公式なビッグデータの提供は、特定箇所での過剰競争と、利用者全体でみたときの生活の質の低下を招く。
もちろん、企業の利益を最大化するために集中と選択が重要だというのは間違っていない。だが、いくら昨今注目されている手法を使ったところで、データによる集中対象の選定というのは、分かりきった結論の補強にしかならない(プラス、一面的で近視眼的でもある)ことが多い。
それ自体はよく知られたことだが、わざわざお金を出して買う以上、それを重視した行動をとらないと損だと考えてしまうだろう。
結果、データを購入した企業は、必要以上に人口密集地や定番商品への傾倒を深めてしまう。(しかもJRそのものからの「公式」情報なのでブレがなく、各社同じ結論を出してしまう)
そうなると集中された部分で過当競争を生み、除外した部分で不足を生む。販売されるのはSuica情報なので、地域格差に特に悪影響があるだろう。
今まで人口密集地でなくても生活に問題ない程度には便利だったところが、提供サービスの減少によって困難を覚えることの多い場所になり、逆に密集地では過剰なまでのサービスの提供が行われるようになる。
利用者が単に消費者であるのならプラマイで大して問題ないと思うかもしれないが、利用者は少なくない割合で勤労者でもあるので、その場合は「公式」情報による「最新で最高の」見込み売り上げに基づく販売目標、を達成すべく重点市場をターゲットに労働することになる。
しかし、同じデータをもとに参入した競合が多数いる状況なので、当然目標は達成できない。畢竟、ストレスフルナ職場で勤務するという状況を強いられる。(その一方で赤字にならない程度の採算でまったりやっていた職場というものは姿を消すことになる)
勤労者にとってはただ迷惑な話だし、企業にとってみたって、結局ビッグデータなんていうのは、競合を出し抜かないと価値はないのだ。
では、せっかく蓄積されつつある電子データなのに秘匿しておくべきなのか、というとそれも違う。
競争と隔絶した単一者、公共セクターの活動を評価・改善するために積極利用するべきものだろう。
公共施設の料金支払いをSuicaでできるようにしたり免許証見せるようなときに任意で一緒に押してもらったりして、交通網との関連を調べたり、新規に計画を立てるときの効果予測のために活用すべきだ。
(若干バイアスがかかってしまうのが問題ではあるが、現在の公共事業の利用予測はこれ以下がないぐらいずさんなので悪化はしないだろう。)
だけどこういう系は図書館ではやらない方がいいような気がする。なんとなくだけどそう思う。
?Bコメではまとまりきらなかったのと、自分の?Dに書いてもどうせ読まれないので、増田に投げてみるテスト。
「自炊」代行、著作権使用料徴収で許諾検討 : 文化 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20130325-OYT1T01600.htm
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20130325-OYT1T01600.htm
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130327/k10013475341000.html
http://b.hatena.ne.jp/entry/www3.nhk.or.jp/news/html/20130327/k10013475341000.html
当然の参考として
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S45/S45HO048.html
「著作権料の二重取りじゃないか?」とか、これに近いブコメが数多く見られる。
完全に勘違いだと指摘しておく。
「自炊」と称しての、本に書かれた「データ(無体物)」の電子データ化と言うのは、「複製行為」に当たる。
よって、権利的には「自炊」も「複製」であるため、第二十一条のみを見た場合は違法行為に当たる
これは「著作権の制限(第三節 第五款)」と言う形で行われている。
つまり、第五款の条文に示された方法での「複製」であれば、「権利者は権利侵害として問うことは出来ない」。
これは、「本」と言う「有体物」の取引が行われたとしても、「本に記述された内容」と言う「無体物」にかかる権利(これが著作権)は、(一般的な商取引においては)移譲は行われていないという事を示す。
「著作権の権利」は「本の売買」がどれだけ行われても、「(基本的には)著作者」にあるのね。
で、「自炊」が「違法と出来ない」のは、第三十条の範囲内だから。
「複製権の権利が消費者にあるから」ではなく、「消費者の行為が複製権の権利制限内で行われているから」、違法には出来ない。
権利は著作者に残ったままなのね。
ところが、自炊「代行業者」となると話は変わってくる。
(私的使用のための複製)
第三十条 著作権の目的となつている著作物(以下この款において単に「著作物」という。)は、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(以下「私的使用」という。)を目的とするときは、次に掲げる場合を除き、その使用する者が複製することができる。
法文にはっきりと「その使用する者が複製することが出来る」と書いてある。
つまり「代行」というのは法文をどう引っ掻き回しても、許諾されない。
これについては司法判断ははっきりしている。
『複製機器(ベースステーション)に対して「放送波のアンテナ入力を行っている主体」がまねきTV社なので、「複製行為はまねきTV社が行っている」』と言う判断をしている。
これはTV放送の問題だし、裁判で争われた条文も違うけど、この手の判断方法ってのは他のにも波及するのであまり間違いないでしょ。
と言う事で、「複製を生業とする」時点で、「自炊業者」と言うのは権利制限外になるわけで、複製権の侵害の「主体」となるのね。
ちなみにここの「個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内」と言うのは今回触らないけど、こちらもかなり限定されております。
自炊業者の時点でこちらも範囲外です。
これは、ユーザーが居るかどうか=「誰かに頼まれたから」が問題では無い。
出版社と言うのは「著作者」と契約を交わして、「複製物」を作って売っている。
この場合、「複製権」を持っているのは「著作者」であって、「出版社」ではない。著作者との契約によって、「複製権の独占使用」を認めてもらっているだけ。
このように「著作権」を持っていないことは、最近「出版社に著作隣接権を」と言う話からも分かる事。そうやって「権利者の許諾を受けて、複製を行った複製物」を「頒布」する事で、出版社と言うのは成り立っている。
そこで、「自炊業者」を見てみると「権利者の許諾を受け無いで、複製を行った複製物」を「作成」している。
先に行ったとおり、消費者は「権利者」では無いので、複製権の許諾を受けることは出来ない。
それで、私が気になった「著作権料の二重取りだ」と言う話に戻ってくる。
おそらく音楽の「録音録画保証金制度」の考え方からスライドしてきたものだと考えられるけど、この指摘は権利について完全に間違えている。
「本」の場合、その費用に著作権の使用の許諾料は「誰が何に対して支払ったものか」だが、これは「出版社が著作権者に対して複製権の使用」で払ったものとなる。
そして今回、自炊「代行」業者との間で交わせとしているものは、「自炊代行業者が著作権者に対して複製権の使用」の料金だ。
『複製の主体が違う』ため、二重取りではない。
音楽の場合、例えば CD を購入し、これを PC や iPod などに移して自分が聞く場合、これは先に引用した「第三十条」の範囲内の行動になる。
この時は「複製者=使用者(消費者)」であるため第三十条の範囲となるが、無制限にデジタル複製されると問題であるため、CD-Rに「録音録画保証金」と言うものがかけられる事となっている。
細かくは「デジタルで複製する」と言う事に第三十条の引用してない条文が問題となるが、ここでは深く突っ込まない。
さて、翻って今度は音楽を配信業者から DRM 付きで購入したとする。
この場合、消費者は音楽の「自由は複製」は出来ない。したがって、そもそもの「複製権」が「権利者に完全にコントロールされている」ことになる。
この場合、消費者の「私的利用」における複製行為に対して、「料金をかける」と言うのは、「二重取りに当たるのではないか」と言う話になる。
なぜならば、第三十条で想定されている「権利者のコントロールできない、ただし個人による零細な複製」では無いから。完全に「権利者にコントロールされた複製」なので。
よって「録音録画保証金」を取るのは問題では無いかと言う話になる。
これについては、東芝のデジタル専用 DVD レコーダーの裁判で「デジタル専用 (DRM 付き) でも保証金の対象になる」と明言されちゃってるので、支払い側に傾きそうではありますが。
どーなんのかなぁ。
閑話休題。
ともかく、「自炊業者」の場合「複製主体」が「業者」であるため、「複製権の支払い」と言う意味においても「二重取り」には当たりません。
著作物αを、複製業者Aと複製業者Bが「複製させてくれ」と来た。よって、双方と契約を行い、A、B別々に著作権使用料をもらった。
こういう話になります。
したがって、消費者にとってお金を「二重に払っている」ようであったとしても、現実問題としては「複製権の使用者」が別であるため「二重取り」とは呼べません。
そして「個人による複製」は「零細」だから、この場合はお金は取られません。
本の内容の場合、権利は「無体物」にかかっているから、理解できていない人がこんなにも多いのかなぁと言う感じが。
「権利は誰にあるのか」、「誰が複製主体か」、「誰にたいして権利の使用許諾を与えるのか」と言う問題なんですよね、これ。
消費者が持てるのは「本と言う物体(有体物)の所有権」であって、「本の内容(無体物)の所有権」じゃないんですよね。
この辺りの有体物無体物の判断はゲームの中古裁判なんかが面白いところですかね。
空白改行の入れ方がよくわからんで詰まった。
読みにくくて、すんません。
原本を電子データで持つかアナログデータで持つか、って問題だよね?
デジタルデータだって電磁波兵器やら太陽風なんかで消失する可能性だってあるし、データセンターが災害でアボンとか、バックアップや移行作業の失敗で消失とか、サイバー戦争とか、リスクはあるぜ。
アナログデータにも、挙がってるように消失や劣化のリスクがある。
原本さえあれば、あとはデジタルだろうがアナログだろうが、好きなように「出版」できる。
べつにデジタル/アナログどちらか一辺倒にならなければならない宗教に加入していないのであれば、原本データはハイブリッドで持つのがいいんじゃないの?
こんなのもあるよ。
A4サイズの紙1枚に1MBのデータを印刷してバックアップできるソフト「PaperBack」を実際に使ってみました - GIGAZINE
ちなみにプラネテスの月面で生活してる人たちはオール電子書籍だったね。それは紙とか物質資源を運ぶコストのほうが高くつく、という事情があるからだけど。
2020年になって、もう一か月か。
ニュースを見ていると、遂に2chが規制されるようだ。色々と理由は並べているが、要は社会に悪影響を与えるからだそうだ。まあ随分前から色々問題となっていたから、今更特に気にしていない。それにしても、10年前から比べたら色々と規制された項目も増えたものだ。
テレビ番組では、昔流行ってた芸人いじりのバラエティ番組が、いじめを助長するという理由でめっきり見かけなくなった。何でもあるいじめによる自殺事件がバラエティ番組の真似をしたのが原因だったとかで、一気に世論が傾いたんそうだ。出川哲郎やダチョウ倶楽部の上島なんて最近の若い子は知らないんだろう。一世を風靡した有吉とか人をネタに笑いをとるタイプの芸人も軒並み姿を消してしまった。結局残ったのはコントや漫才番組ばっかだけど、それも毒のない無難なネタしかしない。あと、昔流行ってたAKBやモー娘。なんかも、未成年の性の搾取だとか言って某女性団体が強く抗議したせいで姿を消したばかりか、アイドル文化自体も完全に衰退してしまった。おバカタレントだって障害者差別だとかよく分からん抗議が来て消えてしまったし、お色気番組なんか言わずもがな。この前放映していた過去の流行語特集で、レイザーラモンHGにモザイクがかかっていたのには笑った。ニュースだって、政府が報道規制をチラつかせるものだから、テレビ局はビビって政府や特定の政党批判が出来ず、どこも政府の御用テレビみたいになっている。最近のテレビ番組は、昔のNHKみたいな毒のない番組しか出来ないようだ。
食べ物の面で言えば、餅が禁止されてからもう3年経つ。こんにゃくゼリーが禁止になったくらいだから、死亡数が断然多かった餅も禁止されて当然の流れだった。でもすぐに代替品として、こんにゃくで作られた餅もどきが出回って、今や正月の必需品となった。昔、レバ刺しが禁止になって、すぐにこんにゃくで作られたレバーもどきが出回ったみたいに。でもこんにゃくゼリーが禁止になったくらいだから、こんにゃく餅やこんにゃくレバーもそのうち禁止されるかもしれない。レバ刺しもそうだけど、生で食べられるものが随分減ったな。サルモネラ菌がいる生卵もそうだし、前から食中毒の多かった牡蠣もノロウィルスが流行ったのをきっかけに生食が禁止された。最近では、ついに生魚も問題視され始めてきたから、刺身や寿司も危うくなりそうだ。フォアグラも動物保護の観点から禁止にする店も増えてきた。昔、煙草を買う時にタスポが導入されたように、酒を買う時にもカードが必要になった。カードを貸し借りする人が出てきて意味ないのにな。昔、梅沢富美男がコンビニの年齢確認ボタンにぶち切れていたのが懐かしい。
会社では、個人情報保護やコンプライアンスに随分うるさくなった。飲み会に誘う際は、強要されてないことを示す同意書を取り付けないといけないし、プライベートに関する質問の際は一つ一つ確認を取らないといけない。アルハラになるから、お酒は自分で注ぐのが常識。上座下座もパワハラという言葉を前に死語になってしまった。そういえば、住所を明かすのに抵抗がある若者が増えて、年賀状はもっぱらメールが主流になったな。紙の名刺だって衰退して全部セキュリティー保護付きの電子データでやり取りするようになった。そっちの方が整理しやすくなったけどね。ただ、こうした仕事のやり取りを全て管理されるのは随分と息苦しい。デスクトップなんて最早死語、パソコンは皆タブレットになって、これ一つで何でもできることを良いことに、自分の仕事は全て上司に筒抜け。名刺のやり取りの頻度は全てカウントされているし、営業ルートはGPSで見られてるからサボることもできない。ネットサーフィンや私的メールなんてできるわけがない。タブレットは外に持ち運びするもんだから、起動するごとにセキュリティを何重も解除しないといけないから面倒くさいしな。自分が入社した時とは随分時代が変わったもんだ。何でも最近の就職活動では、名前で人格を判断するのは問題だっていうことで、内定が出るまで匿名で通すみたいだ。どうもキラキラネームを名付けたどっかの親が抗議したのがきっかけらしい。まあ、フタを開けると内定が出ているのは普通の名前の学生ばっかりなのが皮肉だね。
オタク対策でも、悲惨な幼女レイプ事件が発端となって、児童ポルノ禁止法改正案が通った上、更には女児のスカートや公衆の水着着用が禁止になった。アグネス大勝利。ロリコン漫画は完全に姿を消したね。また、前からずっと言われてたけど、著作権侵害問題でコミケもついに廃止となって、同人誌も販売禁止となった。とらのあなも倒産して久しいし、クリムゾンも消息不明。エロ本も、酒や煙草と同様に身分証明書が必要になって、中学生涙目。某女性団体から、性の乱れを助長するとかいう声が上がって、AVやエロ漫画でも必ずコンドームをつけるシーンが義務化された。でも、最近のゴムは随分と薄くなって0.003mm以下が主流になったもんだから、薄すぎてゴムが見えてないだけだと言い張る作家も増えてきたね。
とまあ、この10年で色々と規制、禁止されたけど、逆に規制が緩和することってないよな。日本人って規制前にはうるさく言うけど、規制後は従順になって、遵守しない人を逆に叩く性分だからしょうがないね。お上に逆らわないのは江戸時代から何も変わってない。今後もより良い世の中にするために規制する項目はどんどん増えていくんだろうな。でも本当に世の中良くなっているのかな。
「造幣局がバングラの硬貨鋳造を受注」というニュースが流れている。
要は、「電子マネー普及で鋳造量が激減してリストラ危機の造幣局が、
存在感アピール、組織防衛のために、赤字を承知でダンピング受注した」というのが真相で、
こんな姑息なことをせず、正々堂々とバングラにODAを供与して、造幣局をリストラするのが王道である。
ところで、硬貨流通量のピークは1974年で、今の7~8倍も流通していたらしい。
そのことが「造幣局の黄金時代」で、あとは凋落の一途だが、なぜ1974年がピークだったのか?
なぜ1975年以降減少したのか?
推察できる理由は2つ。
1)この頃から「現金払い」から「口座振込」へ時代が進んでいった。
1974年頃は、まだサラリーマンの給与も「現金」で支払う会社が多数だったのだ。
その分、オヤジの威厳も保たれていた訳だ。
あるいは、アパートの大家さんに家賃を払う、学校に給食代を払う、
電気や水道の公共料金を払う、そういう局面でも、結構現金払いが主流だった。
なので、「集金人」なんて職業も、成立していた。
現金払いの主役は紙幣ではあるが、端数分は硬貨が使われていたから、硬貨の流通量も増えていった訳だ。
しかし、1975年頃から、生活の中に、徐々に「口座振替」「振込」「ATM」が普及し始め、
「自動口座引き落とし」とかで、わざわざ銀行に出向く必要もなくなる便利な社会になった。
今までだとリアル紙幣・リアル硬貨の出番だったのに、銀行内のバーチャル電子データ移動で
同時にサラリーも口座に振込まれるようになった。
総務部の仕事はラクになったが、オヤジの権威の源泉は喪失された。
2)口座振替の普及とほぼ同時期に、クレジットカード、いわゆるVISA・マスター・JCBが普及した。
今までなら、デパートで買い物、レストランで食事、となると、1万円札数枚に千円札数枚、
100円玉や10円玉・・・となっていたのが、カード決済だと紙幣も硬貨もいらなくなった。
ということで、1974年をピークに、貨幣・硬貨流通が減少したのは
「第一次キャッシュレス革命」と呼べる現象じゃないか、と思っている。
徐々に「公共料金の支払いにカード使えます」「電車乗るのにカード使えます」
「病院の支払いにカード使えます」「コンビニにATM置きました」てな程度でしか進まなかったが、
2007年前後の電子マネーの普及は、一気に少額決済のキャッシュレス化をもたらした。
電子マネー普及による少額貨幣流通量激減、これを「第二次キャッシュレス革命」と呼びたい。
この革命は特に大都市圏、いわゆる「SUICA経済圏」で進行中である。
ただ、第三次キャッシュレス革命は、法律の手助けも必要かもしれない。
第三次キャッシュレス革命とは、電子マネーを法定通貨とみなし、全店舗、全個人に電子マネーと読み取り装置を配布し、
紙幣貨幣を全廃する、という「資本主義の血液の総交換作業」である。
今から見れば第三次キャッシュレス革命は「絵空事」のように見えるだろうが、
第一次キャッシュレス革命の時代(1975)から現代を眺めれば、
「SUICAで自動販売機ジュースを買えるなんて、SFの世界に見える」だろう。
それと同じで、第三次キャッシュレス革命、つまり貨幣硬貨全廃は、決して絵空事じゃない。
第三次キャッシュレス革命、つまり「オール電子マネー化」のメリットはこちら
↓
http://d.hatena.ne.jp/itarumurayama/19700215
ソフトウェア開発プロジェクト(一定規模以上)がトラブルが起こって納期までに終わりそうにない、赤字が出てでも終わらせないと困る時の別解
色々な方法があるんだけど、その中でもなぜかこういう方法をとるところが案外少ないように思われるので…。この方法はもちろん万能じゃないので、「こんな欠点がある」って突っ込みはいっぱいあるでしょうが、「いついかなる時でも使えない」話ではないレベルです。
・増員する、ただし、雑用係専用部隊を大幅に。
→業務メインをやる人が増えるとコミュニケーションコストが増大してかえって遅延する現象は散見されますので、そういうコストが相対的に起きにくい仕事になるべく人を投入するという発想です。
ただ、これは、「低時給バイトさん」「事務職」ではだめです(チームの中にそういう人を入れるのはいい場合も多々ありますが、「低時給バイトさん」「事務職」ばかりを多数入れてもソフトウェア開発では大抵困ります。つまり、PG/SEレベルの、ソフトウェア開発の一般常識のある単価の高い人を敢えて雑用や事務に投入するんです。これの一つのデメリットはSE/PGにそんな仕事をさせるとモチベーションが下がって当然なので、長期には向きません。プロジェクトが長いなら少しずつメンバーを入れ替えながらがベターかと。
例)「このデータ加工しといて」と振ってExcelベース(関数とかVBAは使えてよ)なりスクリプト言語なりで加工する人
例)コピーを頼まれたらそれに徹する人 …ここだけ見ると単価高い人をそんな仕事に、と思うかもしれませんが、変にチームに投入して遅延を拡大させるのとどっちがいいんですかって話ですよ。
議事メモではなく議事録が必要なら、録音してテープ起こしするのの草稿を別の人がやる(ここ例えメインの仕事に入ってなくともSE/PGかどうかで品質が随分違う。もっというと、草稿の草稿は音声認識ソフトにやらせる手もある 録音レベルが悪いときついけど)…これは普通のプロジェクトでやってもまずコスト的に割が合わないでしょう。あくまでここに書いているのはすべて「赤字が出てでも早く終わらせる」みたいな特殊な状況なのでやってみるといい場合があるんじゃないの、というお話です。
例)必ずしも雑用ではないが、特にキーマンには秘書をつけてしまえ。その人のスケジュール管理から色々とね。秘書検定もってるエンジニアとかいたら最高ですが(どんだけおるんや) この人に用事があるんだけど今取り込み中…みたいな時って用事がすんでからタイムリーにってなかなかいかないんですよね。秘書がいたらなんとかできませんかね?
人を横断して作業効率化を図れる書類の自動化とか可能なら専任作ってExcel VBAでもスクリプト言語でもなんでもいいので作ってしまえ。
・アメニティの充実を図る。
機材のせいでボトルネックになってませんか?PCの性能は大丈夫ですか?ディスプレイは大きいですか?プリンタやコピー機の数は足りてますか?プリンタやコピー機の速度は十分ですか?カラー印刷出来ますか?ファイル共有サーバが遅かったりしませんか? ※PCを変更すると環境移行コストはかかりますが、一時的なものです。
事務専門でも出来る所では「コピー用紙がなくなってから補充までにタイムラグとかないですよね」とか
ポットに沸かしたお湯が空っぽとかないですよね? …まぁこれはエンジニアじゃない人に任せてもいい領域。
ホワイトボードに書いたものを電子データでPCに送れるとかいまどき常識ですよね?丁寧に書いてあったらOCRも可能ですよね?
経費で、高いのでいいからうまい弁当をオフィス配達してしまえ ※税金の問題等色々あるし、自分で選んだり外食に行く方が効率上がる人もいるので全員ってわけにはいかないんですけど。希望者だけでも。
赤字覚悟で増員してるのに、人を増やしたけど「予算がないからPCにいいのが調達できなくって」って話は実在するようですが、何かおかしくないですか?
1人月60万とか100万とか何人も入れるのに。会計上の問題とか壁があるので表面的な金額では決められないんですけど、でもおかしくないですか?
あ、上記のようなことを実際にやって酷い目にあったエピソードがあったら教えてください。「うまくいかない場面」なんて当然いくらでもあると思うので。
http://anond.hatelabo.jp/20110907193725
を書いた増田だけど久しぶりに増田にログインしたらトラバがついてたんでお返事。
http://anond.hatelabo.jp/20111005112736
見てるかわかんないけど。
これはそのつもりで書いてます。ブラックリストホワイトリストという言い方ではなくて、オプトイン、オプトアウトという考え方で。元記事にも書いてあるんだけど、日本の法律ではオプトアウト方式は認められていないので、合法にやるにはオプトイン方式でないと無理だと思っています。
オプトアウト方式が認められていないのに、著作権違反はいくら大規模にやろうと親告罪であると言うゆがみがあると思っているんで、個人的にはそこは改善されるべきだと思っているけど。フェアユース導入なり、大規模著作権違反の事案は摘発が可能なようにするとかバランスを取るべきだと思う。
例えば自炊依頼のために許諾を求める業者は、その結果に責任取れるんだろうか?
その責任の所在を、自炊業者に求めるなら、法的リスクと収益で割が合わないだろうし、事故として上限免責されてしまうなら、許諾するのが馬鹿らしい。
これはそもそも自炊業者には責任は発生しないと考えます。許諾を得ていればもちろんのこと、許諾を得ていない真っ黒な現状でも。
電子書籍でもDRMフリーで販売されているものがありますが、そのDRMフリーの電子書籍が違法に流通して実害が出たとしても、DRMフリーの電子書籍を正規に許諾を受けて販売した業者は責任を問われないのと同じです。違う言い方をすればコピー機を有料で貸し出しているコンビニや、ドキュメントスキャナ、コピー機を製造している業者が違法性を問われないのと一緒です。もちろん違法流通のために特別な何かをしている場合は別だし、幇助レベルではない別の違法行為があれば違います。
実際に裁判で訴えられるとしても訴える側が自炊業者側に違法性を予見して未必の故意があった等と言う事を証明しなきゃならない事になるわけだけれど、そんなことはまず無理だと思う。
証拠(因果関係)が希薄だから自炊業者無罪なら、余計悪い方向だ。
ちなみに。
電子透かしを求めようが、何をしようが、業者が故意に行うデータ流出は防げないし、アフィリ等で流出の方が儲かる事情があれば簡単に崩壊する。
これは信頼関係を築いていくしかないと思います。と言うのはこれ電子書籍に必ずついて回る問題だし、昔は書籍についても同じ問題がついて回っていたから。と言うのは、販売量は業者しか分からないと言う事だからです。
最近の本でも伝統がある出版社の本なら奥付に「検印廃止」って書かれているのを見る事ができると思いますが、これは何かと言えば昔は出版社が作者に内緒でたくさんすって売っているのではないか(いわゆる偽版)を防ぐために、著者が検印を押した紙で確認するという事が行われていた名残です。同じ版をつかって作者に内緒で刷って裏流通させているんじゃないかと言う疑惑があったんですね。また電子書籍でもDRMがあろうがなかろうが、電子書籍販売業者が横流ししていると言う疑惑は当然ついて回ります。
もちろん、「状況が同じだからって自炊業者が問題無いわけじゃないだろ」って話は当然あって、だからベンチャーなんかがぽっと出でやるのは難しくて、信頼のある印刷業者やら取次やらが既存の自炊業者をノウハウごと買収してやるのがいいんじゃないかと言う〆にしてあるわけです。
実は元記事では触れてなかったけど、ここにある需要があって商売になるかってのが最大の問題としてある。でこれについてはなかなか難しい。
今後電子書籍は黎明期を脱してくるだろう思う。Amazonが来るぞとか言う印象論ではなく、
などが主な理由で、つまりは大手出版社が本気になりつつあるからと言う事なのだけれど、だけどこれは新刊や比較的近年に発行されたものに限ると思うんだよ。
一方今自炊したいという人の話を聞くと、だいたい2種類需要があって
と言う所なんだけど、電子書籍が普及してくると前者の需要は尻すぼみになると思う。と言うかむしろ成りつつある。わざわざ同価で販売されている電子書籍をDRMがあるからといってわざわざ自炊する人間がどれだけいるのかというとそんなにいるとは思えない。
一方後者の需要なんだが、こちらはむしろ電子書籍が普及すれば普及するほど増加してくるんじゃないか。今でも切実にスペースが足りない人は多い。たとえば私もそう。で、電子書籍の環境がだんだん使い物になるようになってくると、その欲求はどんどん膨らんでいくと思う。
また電子書籍で本を読むことが当たり前になってくると、古い蔵書を読みたいという時、紙じゃなくて電子化して読みたいという需要もどんどん増えてくると思っています。
しかし、新刊書籍については需要もあるし、DTPデータも丸ごと保存された状態から発刊と同時に業務フローの一環で電子データを作る事ができるからコストは安くすむし、どんどん電子書籍が出るだろう。
一方、古い書籍はどうだろう?DTPデータが消えてしまっている、あるいはそもそもDTPで作られていないとかで電子書籍を作るコストも新刊書籍より高い。しかも需要はニッチだから作成コストがとれない。だから全ての書籍をカバーすることなんてとうてい無理だ。ただこう言った事情から電子書籍が出ないのであって、権利問題がある訳ではなかったりするのも多いでしょう。電子化するコストは多くの人が言うほど安くはありませんし。
そこに、自炊業者と言うのは存在していけるのではないかと思うのだけれどどうだろう。確かに今の違法でありつづけることで必要なコストを払わない対価ではとても無理だが、たとえば引っ越し業者などと提携して、貴方の蔵書丸ごと電子書籍化しますといったサービスとしてはありえるのではないか、許諾があるものは自炊し、許諾がないものは既存の電子書籍がある場合はそれを案内しつつ、どうしても許諾がなく電子書籍化もできないものは返却する。(希望に応じて裁断だけ手がける)電子書籍化の要望が強いが権利者不明などの理由によってできないものは裁定制度を利用するといった電子ライブラリ構築エージェント的になれないかと思うわけです。
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1109/06/news064.html
出版社からスキャン代行業者への質問状を全文公開、潮目は変わるか
等々の反応が見られるわけだが、ここで合法的な自炊業者を作るにはどうしたらいいかと言う事を考えてみる。
なお
と言う意見は、権利者が「そんなもん許諾した覚えはねえ」と言えば終わりなのでその説はとらない。
というか件の質問状「依頼者に私的使用目的であると申告させています。」と言う言質を取って非許諾リストを送りつける前段であろうから近々破綻するだろう。また日本の著作権法はオプトアウトは不可である事も考慮が必要である。
自炊業者が合法的になるには
これは、とりあえずいろいろな法律家が頭を悩ませたがどうやら判例から言っても揺るぎそうにない。なので、私製複製の範囲をなんとかして広げてやることを考える。唯一何とかなりそうなのが
第五条の二
著作権法第三十条第一項第一号及び第百十九条第二項第二号の規定の適用については、当分の間、これらの規定に規定する自動複製機器には、専ら文書又は図画の複製に供するものを含まないものとする。
で、この著作権法第三十条第一項第一号及び第百十九条第二項第二号の規定と言うのは
第三十条 著作権の目的となつている著作物(以下この款において単に「著作物」という。)は、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(以下「私的使用」という。)を目的とするときは、次に掲げる場合を除き、その使用する者が複製することができる。
1.公衆の使用に供することを目的として設置されている自動複製機器(複製の機能を有し、これに関する装置の全部又は主要な部分が自動化されている機器をいう。)を用いて複製する場合
で、第百十九条第二項第二号はこの三十条の罰則規定になる。つまり、今のところ、図書については「公衆の使用に供することを目的として設置されている自動複製機器」でコピーする行為も私的複製の範囲に含まれるのである。
ただこの条項、文化庁のページにこんなもんが乗ってる(PDF注意)ように、書籍出版協会、雑誌協会は廃止したいみたいでロビー活動を実施中なんで下手するとどっかのどさくさに紛れて廃止されてしまう可能性もあったりするがそれはとりあえず置いておく。
するとどういう方法論が考えられるか、だが…素直に考えると、たとえば書店・新古書店の店頭に裁断機とスキャナとパソコンが用意してあって自分で読み込んで持って帰るのは合法だし、裁断済みを固定してレンタルしてるレンタルショップがあって、その店頭にスキャン装置を置くと言うのも、まま合法であると言う考え方になる。内容は全然違うが、書店の店頭にコピー機があるのと一緒だからだ。
実際には、裁断済みの書籍を、装置にセットしないと外れないクリップで束ねて貸すような業態が考えられる。
貸した書籍をばらばらにされると商売あがったりなので、クリップは特殊な構造にしておき、店頭に設置してあるスキャン装置に入れ、USBメモリなんぞを差し込んで書籍を挿入すると、後は装置が自動的にクリップを外して読み込んでデータをUSBメモリに書き込むと言う一連を商売にする。書籍は一冊数十円でレンタル、装置使用料は一回100円のような形にすればいいのではないか。コミックなんかは一冊数百円なので10回ほど回転すればいいとか考えれば全く楽な商売であるが、正直極悪、流行したら出版業界を根絶やしにするに近い事になり、出版社も対抗して儲けにならないぐらいまで価格を下げ、焦土作戦のような事を決行して日本の出版業オワタ、結局最後は焼け野原が広がり誰も幸せになりませんでしたと言う事は目に見えているので可能性としてはありだが実際にやる会社はなかなか出ないだろう。また始めた直後に訴訟を起こされて大変なのは目に見えているし、専用の装置の開発などある程度の初期投資が必要になるので、先駆になる企業はなかなか現れないだろうと思う。ただ一度合法になれば爆発的に増えるだろうが。
またこの形だと店頭に足を運ぶ必要がある。ではどうするか。
完全にオートメーションにしてしまって、自分で自動複製装置を操作して複製した、と言う建前にするのである。
自分で専用の箱に組み込んで送ると、現地ではそれがラインに投入される。ラインの中では人の手を介さずに自動的に全てが処理され、データはレシピ通りに本人の所に届く。トラブルがあった時は多少人間が関わってもいいだろう(装置のメンテナンスをしていると見なせないか?)
ただこれも一つ無理があって、宅配業者がどうしても間に入ると言う事だ。たとえ宅配業者が投入した後ラインが自動的に処理するように作られていたとしても、宅配業者が自動複製装置への投入を代行したことになってしまうのではないかという事である。なかなか厳しい。
また多種多様な本、完全なんて無理にしても、多くを自動処理なんてできるのかといえば相当金をかけても難しいと思う。
と言うわけで、この抜け道だと宅配型のサービスは不可能である。
また店頭型もやり方を誤るととんでもないしっぺ返しを食って大変なことになるだろう。
次に著作権者に許諾を取る方向を考えてみる。許諾さえとれればいくらやっても問題は無い。
まずは「そんなことが可能なのか」という話から入る。
今回の記事
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1109/06/news064.html
にもう一度注目して欲しい。賛同しているひとがずらずらと並んでいる。しかし。これは出版社や出版点数に対して、決して多くはないのではないかという印象を抱かないだろうか?
私は自炊という行為についても、きちんと紙の本を購入している限りであれば、賛同する出版社や者は多いのではないかと見ている。
そういった事を期待して、
許諾の形式を柔軟に
と言うのと
と言った形で段階を選べるようにしたり、多少たりとも権利者にバックがあるようにして、権利者は一度売った権利でまた金が得られるようにしておけば、かなり許諾はとれるのではないだろうか。
これは大変地味な作業だ。特に当初は大変である。ただ許諾を得たなら、それだけで大変な武器になるのは間違いない。まただんだん一般的になって行き「あの作家の本は自炊サービスを利用出来ない」と言った話が広まれば圧力になりらだんだん楽にはなるだろう。
また、必要であれば
http://www.bunka.go.jp/1tyosaku/c-l/index.html
著作権者不明等の場合の裁定制度
もできる限り利用していく。はじめは行政の壁があってなかなか大変だろうが、大量に出していけば行政も対応せざるを得ないだろう。少なくとも著作権法を改正させるよりはよほど現実的な対応だ。
従来は書籍名で管理すると、完全に真っ黒の商売なので変に突っ込まれることからそういった管理は限定的だったが、このようにデータベースにすれば、書籍ごとに(著作権者への権利支払い料金も含め)価格を設定することもできるかもしれない。
そしてデータベースはWebで検索できるようにしておくほか、依頼があった物は一つずつ検査をして許諾有り無しを仕分ける。
あるいはお客が領できる許諾判別サービスなどを利用して、そこでチェックしてリストを添付させるなどとすればいい。誰の家でもある日常の道具、バーコードリーダーがつながるようにしておけば照合作業も楽に出来るはずである。チェック漏れや許諾がない書籍については実費で返却と言う事にする。
価格は従来の非合法なサービスよりも高くなるのは間違いない。しかし、許諾を受けて合法であると言う錦の御旗を掲げれば、利用者もなんのひきめを感じることなく堂々と利用出来るし、また、その効力でそれ以外は非合法と言い切る事ができる様になる訳である。
ユーザとしては、すべて丸投げすることはできなくても、これで多くの書籍が一度に片付けばかなり便利なのではないか。抜けた奴は自前でスキャンするか、スキャナのレンタルサービス、自炊スペースなどを利用する方法である程度カバーできる。
やはりサービスで一番難しいのはなんと言っても著作権者の許諾である。なので結局ぽっと出のベンチャーがやるのはよほどの後ろ盾がない限り難しいだろうなと思う。
ジャンプ掲載時にチラチラ読んでいたんだけど、ちゃんと読んではいなかった。
今回、古本で一気に全巻買って読んでみた。
で、思うことをつらつら書いてみる。
たいして沢山漫画読んでないから、素人さんの意見でしかありません。
気に入ったところ
明らかに途中からバトル漫画になっちゃった、ドラゴンボールとか幽遊白書とかに比べると無理がなく続けられてるような気がする。
気に入らないところ
掲載時に読まなかったのもこれが原因だった。
ハンタなんかが理詰めで勝のに比べると、なんか物足りない。
ナミとウソップが覇気つかってもゲンナリするけど、使えなくちゃ戦闘中はやることなくなっちゃいそうだ。
こいつ何時の間に移動したの?って感じになる。
たとえば17巻で城のの海賊旗が折れたあと、地面にいるルフィが次に出てきたコマではもう塔のてっぺんにいて、海賊旗持ってる。とか。
ルフィがジャンプする小さなカットでもあれば飛んだんだなってわかるとおもうんだけど、それがないから「あれ、いつからここにいるの?」って感じになる。
ところどころそういうシーンがあって、度になんか物語かな意識が切れる。
スラムダンクとか、ドラゴンボールではそういう違和感て感じた記憶がない。
その他気になったところ(作品外)
電子書籍で探したんだけど、でてないんだよね?これ。
今、大量の単行本をどこに置くんだよコレって悩んでる。
正直言っちゃうと、全巻もってても、違法サイトに全巻分の画像が上がってたら欲しくなる。
さらに50巻以上続くとなると今後は新刊を必ず買うから、違法サイトで画像落とす権利をくださいって思う。
できれば単行本すでに持ってる巻の電子データ版をタダでくれ、と言いたい。
場所を取るの確実の長期連載漫画を一から揃えるのは本の形式をとってる限り敷居が高い。
だって置く場所ないもん。
そしたら中古で買うよりもちょっと高かろうが僕は電子書籍版を買うと思う。