「ムード」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ムードとは

2021-07-19

anond:20110719154444

きれいな空気という程、東京近郊ってきれいじゃないだろ。

そういう、ムードを味わえると言うだけで。

子供の情操教育や、自分趣味で言えば都心に住むメリット無限大じゃん。

郊外住まいだけど、子供の進学考えると周囲の進学率・高学歴率やら低すぎて話にならん。

子供のためにも自分のためにも都内美術館/博物館やらに行きやすいし、最高だろ。

ルックバック壁打ち

ルックバック 藤本タツキ

https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496401369355

先が気になって一気読み。

読み終わった後にページ数を知ってすごいなと思った。

面白かった。作者ありがとう

チェンソーマンも好きだったけど、やっぱすごいよ。

からこそ、ネットの反応に違和感

自分的には、この漫画は作中でも言葉が出てくるように「佳作」ぐらいだなと思った。

正直、作者の評判を上げるか下げるか微妙ラインで、

からこそ前後編とか連載とかにしないで一気に出して評価を決める必要があったんじゃないかな、ぐらい。

連載だったら、明らかに作者の評価落ちると思う。

それぐらいのパワーの作品

勝手な推測だけど、作者も編集客観的にそう評価して打ち出したんじゃないだろうか。

位置づけ的には、

・作者がとにかく描きたかたこ

編集部的には功労賞的に発表させてあげたかたこ

ぐらい。

まり商業作品的には成分無調整で、オマケコンテンツ的な読み切り

全部私の妄想だけど。

じゃあなんでお前は増田なんかに来て何を書こうとしてんだよ、というと

Twitter上の漫画家やら絵描きやらが

天才すぎる」「自信を失った」「共感しすぎて言葉にできない」などなど

とりあえず今日はこれ褒めとけモードになってる雰囲気を感じてイライラたから。

作者は間違いなく才能あふれる実力者だけど、

この作品チェンソーマンを超えてるかと言うとそうじゃないでしょ。

わりと目に見えて伸びきらない点があって

「才能ある人たちが影響を与え合ってひたすら努力したら、トントン拍子で成功した」

不条理なことで片方の未来一切が奪われた」

という話の筋は

共感できる人が非常に少ない」

でしょ。

事実こういう展開は誰かの人生にはあるのかもしれないけど、

とはいえ私小説的というか、

ぶっ叩かれる言い方すれば自己満足的というかで、

エンタメとしてはもうちょっと「作らないと」

テーマを書きたい気持ちが先行しすぎて、エンタメの完成度としてはあと一歩」

ってジャンプ編集者がいつも言うアレのままでしょ。圧倒的佳作感。

作者も、編集から絶対言われたよね。

絵やシーンの表現力はものいから、

それをもってB級C級のプロットA級作品に到達させてるのはそりゃすごいけど、

とはいえ漫画表現力だけじゃないし、

絵に観点の薄い人なら「そこそこ面白かった。なんか感動した」ぐらいで止まる。

じゃあクリエイティブな読者ならみんなに刺さるかというと

ここまでトントン拍子だと逆に刺さらない。

正直この作者さんの力なら、もっともっとすごいの描けると思うけどな。

あと、チェンソーマンではなくてこれが相手なら、

匹敵する(そして話題にならず消えていく)作品は昔からかなりあるような。

そういう意味でこれ単品で

「一切の隙が無い作品」「才能に打ちのめされた」「共感しすぎて言葉にならない」みたいな盛り上がりは、

言ってる人たちはここ十年か二十年はあまり他者作品摂取してきてないのかな?

ただの読者ならともかく、

いっぱしの作者がそういうこと言ってるとただの不勉強告白というか現在のシーンが見えてないというか、

そんな感じに思った。

共感しすぎて言葉にならない、は嘘でしょ。

創作家でも、ここまでのストイックさも成功も不幸もないでしょ。

この主人公たちと二次創作絵描いてる絵師じゃ挑戦してる世界違いすぎるし。

ルックバック、すごく面白かったし素敵な作品だったけど、

ロートル入りかけてる人たち主導で、

一切の隙が無い完璧作品だと褒めなくちゃいけないムード作られるの、嫌だな。

ハサウェイ観たときもそんな感じだったけど。

最近SNS辛いんだよな。離れ時なんだろうな。

トヨタオリンピックCM見送り開会式も不参加

オリンピック反対のムードを盛り上げてた新聞社テレビが真っ先にやるべきなんじゃね。

日曜の朝の関口宏番組とか、前半は識者が総力でオリンピックをけなしていながら、後半のスポーツコーナーになったら急に「オリンピックのしみです!」とか言って、せっそうなさすぎだわ。

2021-07-18

五輪ムード普通に盛り上がってきたな

見られないはてなーかわいそう

エンジニアコミュニティでもネットリンチの一端を見てげんなりしてる

ここ1年ぐらいどのSNS見てもげんなりすることが多いのでほとんど見ないことにしている。

ただ、それだとエンジニアコミュニティの動向は追いづらいし知人間生存報告も無くなってしまうのは悲しいので、いくつかのSlackワークスペースだけはウォッチし続けていたんだけど…特定企業特定サービスに対する「叩き」とそれが当然みたいな空気感が見えてげんなりしちゃった。

流れはこんな感じ。

先日にとあるネット企業があるサービスリリースし、そのニュースSlackワークスペースにも流れてきた。もともとネットでのレピュテーションが高くない企業ではあっただけに、そのプレスリリースに対するコメントがおおむね批判的で、「自分はつかわないな」程度の感想から反社」だとか「詐欺」だとか「そろそろ潰れるな」といった実態以上の強い言葉が並んでいた。

まぁそれぐらいの言葉プライベートでうっかり発しちゃうことはあってもいいですよ…。けどさぁ、そのSlackワークスペースは誰でも入れるし、チラシの裏じゃないんですよ。叩かれてる会社エンジニアも入ってるし、その会社に知人がいる自分みたいなやつもいるんですよ。(そのエンジニア発言もしてなかったし見てるのかどうかわからなかったけど)

エンジニアコミュニティSlackプライベート空間と勘違いしてたのか知らんけど、「この企業サービスいくら叩いても構わない」ってラベリング、それいじめとかネットリンチの一端じゃね?って思ってしまった。

100日間生きたワニとか

https://bizspa.jp/post-483552/

みずほ銀行とか

https://ja.kohsuke.org/software/mizuho-outage/

自分とは関係ないし殴り返してくることもないから何でも言っていい、ってやつ。

特定技術にせよ生活にせよ、なんらかの話題をちょうどよい流速とちょうどよい距離感で消費できる心地よさがそのコミュニティにはあったのだけど、この件でとてもげんなりしてしまって、デバイスからそのSlackワークスペースを削除した。

嫌ならその場で言えよ、ってのはもっともだし、もしかしたら自分意見サイレントマジョリティだったのかもしれんけど、醸成された空気感を覆すぐらいのパワーをそのコミュニティに使いたいとはもう思えなかった。

↑に貼った100日間生きたワニの記事ブコメが真理だなと身を持って味わってしまって暗い気持ち

"「これは叩いてもいい」という空気が一度できてしまうと、ほめたくても叩かれるのが怖くて口をつぐんでしまムードになってしまい、悪評だけが残るという残念な結果に。健全ではない"

2021-07-15

アニソンコメが伸びてたシティポップって

個人的には7thコードを多用したオサレな曲ドルテンポで落ち着いててリバーブは深めってイメージだったんだけど

集合知たるwikipedia記載ですら

洋楽特にアメリカ音楽)の日本独自アレンジという側面を持つが、決まったスタイルサウンドは無く、「明確な定義は無い」「定義曖昧」「ジャンルよりもムードを指す」とされることもある。

すんげーふわふわしてるのな…


例えばフュージョンってシティポップなんだろうか。

NHKアニメモンタナ・ジョーンズ挿入歌 おかえりなさい

https://www.youtube.com/watch?v=p43O5MWAfaU

17歳井上喜久子さんが30歳の時に出した曲。

2021-07-13

コロナ禍明けないでくれ頼む

飲み屋で楽しく談笑してる自分と同世代グループを見るのがつらい。

コロナのおかげでしばらく視界に入らずに済んでたのがこのところもうこりゃ待ってられませんわムード蔓延し元の世界に戻りつつあるのを感じる。

そんな楽しそうにジョッキを傾けないでくれ、こんな暑い日に軒先で楽しそうにしないでくれ、どうやったらそこに入れるのか教えてくれ


あの赤提灯の軒先にいるグループはどこからきてどこで出会ったんだろうか

横を通るたびに「関係性と出会ったきっかけが頭上に出るAIメガネ早く出せ」と思いながら凝視してしまう、不審者ですまん

なんか、仕事関係にしてはあまりに朗らかだし、かといって社会人サークルみたいにちょっと気合が入った感じでもない、もちろんナンパのようながっついた感じにも見えない、なんだろう、年季のようななにか、利害のない空気感というか。

なまじこれまで人並みには人間関係を構築できてきたからか、出会きっかけさえ掴めればそこに自分も入れるんじゃないかと思ってしまう、でもそのきっかけがまるで見つからない

まあつまり学生時代環境という下駄履いてただけだったんだろうけど

いっそメンサリア充(死語)バージョンよろしく選ばれし空気感を持つ者だけが入れるコミュニティみたいなもんがあるんならまだ諦めもつくんだが、いやつかないな

社会人になってから友達作りといえば社会人サークルがよく例に挙がるが上京してすぐに「20代中心☆友達作り飲み会」なるものに申し込みはしてみたものの、会場に着くとどう見ても40代オーバーの男女が2人だけぽつん所在なさげに座っており、受付に確認すると「20代"中心"ですので…」と説明され律儀に参加費だけ支払い、逃げ帰ってからその存在を信用できていない

あとアプリで同性の友達探してみたけど2人中2人マルチだったので諦めた。

SNSmixiが廃れてから自分も廃れた。

足跡何回かつけあってメッセージでどこに興味を持ったか伝えて満を持してマイミク申請をするあのめんどくささが好きだった。

Twitterってタイミングゲーというか大縄跳びのときトラウマを思い出させる。

特に趣味もこれといってない、ミーハーなので広く薄く(浅くにさえ到達しない程度)知識はあるが、その界隈に興味ない人<自分<<<<<<<<ちゃん趣味な人って感じの立ち位置しかない。

多分コミュニティに属せてないと熱が続かないんだろうと思う。でもそのコミュニティに入れるほどの熱量が(このあとループ

仕事が早めに終わっても金夜が来ても特に予定もやりたいこともない自分にぞっとする

これがあとうん十年かよ

誰か助けてくれ

コロナに対する日本評価理解できない

俺は日本コロナ対策が素晴らしいとは思えない。しかドイツフランスアメリカイギリス対応と比べれば、相対的に「かなり優秀」「素晴らしい」としか言えない出来だと思う。

オリンピック無観客に対する各国の反応見ればわかるだろ?一年前は偉そうに「日本危機管理が無い」「オリンピック感染を拡大させる」とか言っていたが

既に外国よりかなり低い値で感染者だけでなく死者や重症者も推移してる。「こっちは脱コロナムードなのになにこのストイックさは」みたいに困惑してるだろう

日本外国に比べて神経質になり過ぎ。アホだ

こういう批判はまぁわかるんだ。事実に根差しいるか

日本外国に比べ命を大切にしていない・対策が遅れている

こういう批判が大多数を占めているのが本当に理解できない。事実とは全く異なっている

こいつらは一体何を見てるんだろうか?コロナ陰謀説唱えてる人の方が相対的に頭が良くなってる


要はさ、こういう人たちは「情報を集めて批判する」という科学的なアプローチじゃなくて「批判の為に情報を集める」みたいな事を繰り返している訳だよね

日本は遅れている」「政府は屑」という認知バイアスを強固にするために情報摂取している

こういう層がこの日本の基幹を担ってると思うと、あゝこりゃ衰退するわって思うんだよな。こんな国でイノベーション自由も生まれるわけないじゃんって

2021-07-12

政治の話すんなジャップはやはり脳みそが幼稚だとしか思えない

ジャップ社会には、政治の話をしない方がいい

政治の話をしたがる人間キチガイキモいというムードがある

かに人間、いろいろな立場があるから政治的な立場や求めるものが違うのは仕方がない

それは当然あると思う

しか政治的に意見が合わないからといって、それは決してお互いの人格否定する物でもないだろう

だが、ジャップノンポリという立場も含めて政治的な指向、考え方が合わないというだけで

人格否定してしまう人が非常に多い

基本的ジャップ脳みそが幼稚なので、意見の不一致を人格否定存在否定として捉えてしまうのだ

頭が悪い、考えが幼稚としか言いようがない

マリッジハイオカンとばあちゃんを泣かせてしまった

先日入籍した。家族婚をすることになった。

こんなご時世なので人数は最小限で、ということで自分たち兄弟、親、祖父母のみを呼ぶことになった。鬼籍に入っている祖父母もいるので総勢10人にも満たない招待客リストである

幸い全員近距離なのもあり、トントン拍子で参加の返事をもらうことが出来た。そして残すところは母方の祖父母のみとなった。

母方の祖父母からも当然のように参加の返事をもらえると思いながら自分の母と祖父母宅へ行き、招待したい旨を伝えた。

返事は「不参加」だった。

理由を聞いても「勘弁してくれ」「そんな気分じゃない」「無理なものは無理」とひたすら突っぱねるばかり。「コロナ心配なのか」と聞いてもそれは違う(祖父母ともワクチン2回接種済み)とのことで理由すらも分からなかった。

傲慢なのは百も承知だが、小さい頃から可愛がってくれていた祖父母には当然喜んでもらえると思っていたし、当然結婚式にも参加してもらえるとばかり思っていたので、お祝いムードもなく険しい顔で首を横に振る祖父母と話しているうちに悲しくなって泣いてしまった。私と同じくらい結婚式を楽しみにしている母の目も潤んで真っ赤になっていた。

しくしく泣く私と母を見て悲しくなったのか、祖母も「堪忍な、堪忍な」と言って泣き始めた。親子3代がすすり泣く異様な光景を作ってしまった。

結局その日はいい返事をもらえないまま祖父母宅を後にした。

数日して母から連絡があった。もう式に出たくないのは分かったから、せめて理由くらい言ってと祖父母に強めに聞いてみたとのことだった。すると祖父がようやく理由を話し始めたらしい。

母の弟の娘、つまり私の従兄弟最近流産たからだ、とのことだった。従兄弟は同い年だが私は陰キャで従兄弟DQN寄りという性格の不一致がありあまり仲が良くないため(というより私がキモ過ぎるから正月の集まりなどで話しかけてもほぼシカトされるくらいには一方的に嫌われていた)、妊娠していたことはもちろん結婚していたことも知らなかった。ちなみにどこに住んでてどんな仕事をしているのかも知らない。

その従兄弟がいつ、何ヶ月で流産したのか知らないがそういう悲しい出来事があったので、外孫の慶事を祝うより内孫の弔事を悼むことにしたらしい。

早めに理由を言ってくれていればごねることも無かったし母や祖母を困らせて泣かせてしまうこともなかったのに、とも思うが何にせよ重い口を開かせてしまった。祝ってもらって当たり前とグイグイ行った私が悪かったのだ。

その話を聞いた後、母経由で欠席を受け付けたから無理せずゆっくり過ごして欲しいと伝えた。存命のはずの祖父母人生で1回しかないイベントでどちらも欠席というのは本当に辛いが、内孫の方が大切だろうから仕方がない。でも、辛い。

2021-07-09

愚痴レベル相談をしてくるのはだいたい独身女性

私は女性の多い職場中間管理職をやっている男性である

部下から相談ごとは多く、煩雑ではあるもの上下コミュニケーションがうまくいっている証として歓迎している。

ただまあ、実務的な相談以外に「それは愚痴だよね」「さすがにそういう悩みは自力解決してほしいなぁ」といった相談もちょいちょい混じってきたりする。もちろんそういう相談にもできるだけ親身に乗ってやるようにはしている。

そういうどちらかという愚痴に近い相談をしてくる人としてこない人の違いに、最近ふと気づいてしまった。私の職場に限った話かもしれないが、タイトルに書いたとおり、してくるのは独身女性にほぼ限られ、既婚女性ほとんどしてこないのである

既婚女性ダンナ愚痴をこぼすことでガスを抜いているが、独身女性たちは誰かが(この場合私が)ダンナの代わりに愚痴を聞いてやる必要があるのかなあ、などとぼんやり考えている。私個人としては家では嫁から愚痴を聞かされ職場では部下から愚痴を聞かされる状況に多少のしんどさはある。

けど、ともあれ、愚痴を言えるというのはある程度の信頼関係が成り立っている証拠とも解釈できるし、それを聞いてやって部下の「働く気分」を整えてやるのもお仕事のうちと思って聞いている。

実感として、実務だろうが愚痴だろうがいつでも相談できるムード作り(どうやって作るか聞かれてもわからん)とか、相談されたら傾聴し共感する、みたいな姿勢?が大事っぽい。

オリンピック楽しみと言ってはいけない雰囲気をどうにか払拭してほし

わるいよね。ムードが。雰囲気が。

もっと楽しげなお祭り感を出してほしいのよね。

選手もいちいちお通夜みたいな顔しない!

オリンピック(・∀・)キター!!!

マジデメダル(*´ω`*)ネラッテマス!!!

オレノカツヤク٩(๑´3`๑)۶ミノガスナ!!!

これくらいのノリでいいよね。

2021-07-05

anond:20210705203345

テレビ勢と新聞勢は分けて欲しいで

新聞勢は朝日毎日自民党が50議席取りそうって前日まで悲観ムードしとったで

なお結果は

2021-07-04

ツール・ド・フランスの楽しさ【本日無料放送

ツール・ド・フランスに関する増田を書いたところ興味を示された方が少しおられましたので、私が考えるツール・ド・フランスの楽しさを少しずつご紹介できればと思います。うまく伝わるとよいのですが。

なお、私なんかの雑な解説よりもはるかにキチンと書かれた解説文献がネット上にはごろごろあります。内容が少し古いのですが JSPORTS の「ツール・ド・フランスを知るための100の入り口:Vive le Tour!」などがオススメです。

https://www.jsports.co.jp/cycle/tour/tour_100/

どんなレース

100年以上の歴史を持つ、世界最大の自転車ロードレースです。町から町、村から村へと移動しながら3週間かけてフランスを一周するというコンセプトの催しです。tour は英語ツアーではなくフランス語の「一周」。定冠詞をつけて le Tour と言えばフランスではツール・ド・フランスを指します。たぶん。

お祭りであり、競技でもある

だんじり祭りのようなもの」という対比が腑に落ちると支持を集めていましたが、さりとて完全に形式的行事というわけでもなく、UCI(国際自転車競技連合)では最上位の格式を与えられたれっきとした国際競技です。勝者には多くのポイントが与えられ、テニススキーのようにランキングされます

お祭りムードなのはツールの規模や歴史がそうさせているのであって、観客にとってはお祭りだけれど選手たちにとっては重要な(そして最も栄誉のある)国際試合です。

バーチャルフランス観光

世界配信されるツールの中継は観光立国フランス観光案内の側面も持ちます

選手たちの熱戦のあいあいまに風光明媚フランス国土景観雄大アルプスピレネー大自然中世のたたずまいをそのまま残す町並み、古い城塞寺院等の生映像がこれでもかと挿入されますレースの流れはいまいちわからないという人でも、数機の空撮ヘリを駆使して送られてくるそうした風景を眺めているだけでもまったく飽きさせることがありません。

ステージレースのしくみ

自転車ロードレースには、一日で終了する単発の「ワンデーレース」と、数日かけて開催される「ステージレース」があります

ツール・ド・フランス代表されるステージレースは一日一日のレース独立したひとつレースで、その都度優勝者がひとりいます(これをステージ優勝といいます)。が、それとは別に、すべてのステージを通して通算ゴールタイムが最も短かった人が総合優勝となり、基本的にはこの総合優勝がそのレースもっと名誉のある成績となります

ツール・ド・フランスステージレースの中でも最長のもので、途中で2度の休養日を挟みつつ全21ステージを戦います

同時進行する複数レース

勘のいい方なら、ステージ優勝と総合優勝はそれぞれ個別に狙うことができることにお気づきでしょう。

その通り、総合優勝を狙うほどの実力がない選手でもステージ優勝は狙えるし、逆に、大会最後まで通算トップタイムを維持できれば、必ずしもステージ優勝を獲らなくても総合優勝することができます

このように、同じひとつレースを走っているように見えても「ステージ優勝したい選手」と「総合優勝したい選手」とが入り混じって走っていて、それぞれの思惑、それぞれの戦略、それぞれに警戒すべき競争相手がいるという重層構造ステージレースにはあるのです。

各賞がさらレースを熱くする

総合優勝ステージ優勝のほかにツール・ド・フランスには「ポイント賞」や「山岳賞」といった名誉も同時進行します。

毎日コースにはそれぞれチェックポイントが設定されていて、そこを上位で通過すると通過順に応じた点数が与えられます

ポイント賞はスプリンター(短距離を全力疾走する力にすぐれた人)のための賞で、ステージ中間の平地や、平坦なステージのゴール地点に点数が設定されています

山岳賞はその名の通りクライマー山登りが得意な人)向けの賞で、上りのしんどさに応じて点数が設定されています

これらの各賞争いのゆくえもレースの進行に奥行きを与える要素となっています

個人戦のように見えて実はチーム戦

ツール・ド・フランスには総勢184名の選手エントリーしていますが、マラソンなどのように「個人参加が184名」ではなく、「8名チームが23組」です。

23のチームは

「ウチはめっちゃ強い選手がひとりおるけん、こいつを総合優勝させたるんや」

「ウチは総合優勝を狙えるような選手はおらんけど、ステージ優勝をいくつかカッさらうつもりやで」

といったように、それぞれに異なる思惑を持って大会に参加しています。こうした目的意識の違いから、あるステージでは空気のようにおとなしくしていたチームが別のステージでは突然はりきりだす、といったことがあります

エースアシスト

このように、どのチームも「ある選手を勝たせる」ことを目標としてチームを作り、作戦を練っています。8人で参加していても、ステージ優勝も総合優勝もワクはどっちみち1人なので、たった1つのそのワクをチーム員8人に互いに競争させて争わせるよりも、かつぐ1人を決めて残りの7人でその選手バックアップしたほうが勝率は上がりますよね。

かつぐ選手エースといい、バックアップする選手たちをアシストと言います

エース格の選手はふだんはアシストたちから様々なサポートを受けながら自分ポジションを守り、ここぞと言う時にその実力でライバル勝負します。

アシスト格の選手自分の体力やタイムと引き換えに(いわば捨て駒として)エースサポートしつつ、出番がなければ体力を温存したり、エースの出番がないステージならステージ優勝を狙って名前を売ったり、というスタンスレースに参加しています

空気抵抗集団走行

マラソンなどと違い、自転車ロードレース集団走行します。これは空気抵抗と大きな関係があります

前面投影面積の自乗に比例とかそういう難しい話は省略しますが、とにかく平均時速40km/h以上という自転車レーシングスピードにおいて、もっとも大きな走行抵抗は「空気抵抗」です。

そしてこの空気抵抗は誰かの真後ろを走ることで劇的に軽減することができます。これをスリップストリームとかドラフティングといいます

時間距離となる自転車ロードレースでは、誰かが風よけとなって先頭を走り、みんなでその後ろをついていく省エネ走行します。たまに風よけ役となる選手を交代しながら、身を寄せ合うようにして走ります

集団の人数が多ければ多いほど、すなわち風よけ役となる交代要員の数が多ければ多いほど集団走行メリットは大きくなるので、敵対関係にあるチーム同士でも「今は一緒に走ってたほうがトクだよね」と利害が一致することになり、敵同士なのでまるで味方同士のように全員で仲良く集団走行をすることになります

レースの中でもっとも大きな集団をメイン集団とかプロトンと呼びます

(7/6:今日読み返して間違いに気づきましたが「前面投影面積の自乗に比例」ではなく空気抵抗は「速度の自乗に比例」です)

典型的レース展開《平坦ステージ

平坦基調コースでは、多くの場合「ゴールスプリント」がステージ優勝を決めることになります。瞬発力と最高速度に優れたスプリンターたちがゴール前の数百メートルをお互いに肩をぶつけながら猛ダッシュして着順を争う、とてもエキサイティング勝負の場面です。

なので、有力なスプリンターを擁するチームの目標は「我がチームのスプリンターをゴール前まで無事に・いい位置で連れて行くこと」になります

しかゴールライン200km先です。スプリンターをゴール前まで無事に連れて行くことが目標のチームばかりだと、レースは終盤近くまで非常にのんびりと穏やかな集団走行になってしまます

そこで、抜け駆けを狙う選手が出てきます。長距離比較ハイペースで走ることに秀でた選手たちがステージ優勝を狙って一発「逃げ」を打つのです。

たいていの場合逃げ集団は数名から20名ほどの小集団で、「逃げたい」という思惑の一致した色んなチームの選手から構成されます敵対関係にあるはずの選手同士ですが、「メイン集団から逃げる」という利害関係が一致している間はお互いに協力し合って、メイン集団を突き放そうとします。

一方、メイン集団スプリンターを勝たせたい人たちの集まりですから、彼らをまんまと逃げおおせさせるわけにはいきません。ただ、上でも書いたとおり集団は大きければ大きいほど有利です。なので、逃げ集団をいつでも捕まえられる位置に泳がせておいてほどよく追いかける、という展開になります

なぜ逃げを許さずに早々に捕まえてしまわないかと言うと、捕まえてしまって集団ひとつにまとまってしまうと、またそこから逃げを打とうとする選手が出てきて、そのたびに追いかけたりなんだりの悶着があってペースが乱高下し、大事スプリンターを消耗させてしまうからです。

逃げ集団は多くの場合ゴール寸前でメイン集団にとっ捕まってしまます。これはレース力学しかたのないことなのですが、それでもなお逃げ屋が逃げを打つのはなぜかというと、「絶対にとっ捕まるとは限らないから」です。風向きの変化など様々な要因によってメイン集団が思うように逃げ集団との差を詰められないことがたまにあり、「確率は低いものの狙ってみる価値はある」くらいの勝機があるのです。

典型的レース展開《山岳ステージ

今日放送時間が迫ってしまいました。とりあえずここまでで一旦投稿します。後ほど続きを書き足していきます

==

山岳ステージは峠道の上り坂をコースのメインに組み込んだステージです。1つのステージでの標高差(垂直方向への移動)が2000mから3000m以上にもなりますツール・ド・フランスではアルプスピレネーのふたつの山岳地帯が必ず日程に組み込まれていて、大会ハイライトとなります

当然ながら山岳賞争いが展開しますが、同時に総合優勝候補同士のぶつかり合いになるのが山岳ステージの見どころです。

まず山岳賞を狙うクライマーたちが集団を抜け出してヒルクライム競争します。一方、メイン集団では総合優勝を狙う選手同士がガチンコ直接対決をし始めます。先頭と後方でふたつの戦いが同時進行するような感じです。

ヒルクライム走行速度が低くて空気抵抗があまり問題とならないため、アシストを動員した集団走行メリットが少なく、チーム力よりも個人の登攀力が勝負の鍵になります山登りの得意な、あるいは調子のいい総合優勝候補にとって、そうでないライバルをふるい落とすチャンスなのです。

集団の中で体力を温存する(ある意味サボる)ことができない山岳ステージでは選手ひとりひとりのコンディションの良し悪しが表面化するというのもひとつの見どころかと思います

閑話休題(7/6)

書いたのはおとといなんだけど今ごろになってブクマがつき始めたぞ?

しばらくブクマトラバもまったくなかったので投げ出しちゃったんですよね。寄せられたコメントを見る限り、現時点でも読んでくださっているのはすでにサイクルロードレースをよくご覧になっている方々ばかりのようなので、紹介記事という体裁ではありますのんびりと書き足していきます

マイヨ・ジョーヌのゆくえ

しくみの項で述べたとおり、ステージレースの最終目標総合優勝です。各ステージのゴールタイムの合計がいちばん短かった人。

総合タイムは毎ステージ加算されていきますので、第1ステージから先は常に「今のところ持ちタイムいちばん短い暫定首位」が一人いて、この選手は真っ黄色ジャージを着て走ることになっています。いつでもどこでも、あの選手が暫定トップなのね、ということが一目瞭然です。この黄色ジャージマイヨ・ジョーヌといい、ツール・ド・フランスはこの黄色ジャージ争奪戦解釈することもできますね。

緒戦第1ステージをいいタイムステージ優勝すればまずはリーダージャージを着られるので、序盤のうちは総合優勝など全然狙っていない選手が着用するなどリーダージャージのゆくえは流動的です。

ですが、レースも中盤に差しかかってくると各チームの本命選手たちが総合タイムの上位を占めるようになり、ジャージ争奪戦様相が濃くなっていきます

2位以下の選手トップ選手から突き放されないように、トップ選手ライバルに出し抜かれないように、互いが互いをマークしながらレースを進めることになります

リーダージャージを着てしまえば、あとはずっと2位の選手にぴったりくっついて走ることできればタイム差は縮まらないのでそのまま総合優勝できてしまいそうな気がしますが、これは半分正しくて半分正しくありません。

リーダージャージ防衛の基本戦略はたしかにそれなのですが、必ずしもそう簡単に事は運びません。アシストに守られながら集団のままゴールできるステージばかりではありません。大会中1~2回設定されるタイムトライアルのステージは一人ずつ走るので駆け引き余地がありませんし、山岳ステージではアシストを使い果たした本命同士の一騎打ち複数チームが包囲網を敷いてリーダーに波状攻撃をかけたりと、リーダージャージを奪い取るチャンスは時おり訪れます

==

中継が始まったので今日はここまで

緊急承認!!!実績数ヶ月!!!新規メカニズムワクチン!!!

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20210704-00246283/

様々な事が例外的な状況の中で医療従事者がワクチン様子見するだけで「辞めろ」だの「晒し上げにしろ」だの...

コロナ禍初期は医療従事感謝ムードがしっかりあったけど1年も経てば医療従事者へ寄り添う姿勢も薄れるものなんだね

色々あるけどさ、分断を煽るようなことは辞めよう

2021-07-03

anond:20210702194550

アルテイシアは、あん非モテ旦那結婚して幸せになった

今までの苦労が報われた。みたいな文章書いてたのに

結局、しばらくしたら結婚して幸せみたいなムード文章無くなって

男ディスし続けるだけで、結局お前にも問題あったんちゃうんか。という印象しかなくなったな。

2021-06-29

anond:20210629142201

そのころはそもそも自粛ムードなんてなかったからね

しろ志村の死でようやく「あれこれもしかしてヤバい?」ってみんな思い始めた

2021-06-28

anond:20210628211918

コロナがなかった世界オリンピック夢想してしまう。

3か月くらい前に聖火リレーが始まり、毎朝ニュースで「今日は○○県に聖火が来ています!」と流れ、ご当地名物地元学生の催し物が中継される。

早々に現地入りした各国の代表取材され、地域交流会がテレビ流れる

いたことのないマイナー競技密着取材したドキュメンタリーが作られていたりする。

  

開催1か月を前にした今頃は、朝から晩までオリンピック特集

テレビだけでなくネット記事オリンピックだらけになる。職場学校での話題五輪が席巻。

ちゃん増田では世間の盛り上がりに嫌気がさして吉野家コピペ五輪ver.に改変するやつが出てきたりする。

  

とはいえ日本中がなんだかんだオリンピックムードになり、最高潮期待感の中、開会式の日が来る。

きっと、こんな感じだったんだろうな。

コロナ禍での五輪って意味あるのかな?

世界陸連とかと変わらないんだったらやる意味ないよね。せめてサッカーW杯ラグビーW杯くらい盛り上がってくれないと。

anond:20210510133514

バングラデシュ続報。

本日6月28日新規感染者数が一気に8千人を超え、陽性率も24%と過去高水準となった。

こうしたなか、首都ダッカでは行動規制を強化。

スリガルバングラデシュ)AFP時事】バングラデシュは、隣国インド由来のデルタ株の猛威で新型コロナウイルス感染者が増えているため、28日からロックダウン都市封鎖)を強化し、住民の外出を禁止する。これを受け、首都ダッカからは27日、労働者数万人が大挙して脱出。すし詰めの船に乗って故郷の村へ向かった。 警察高官は「定員オーバーの乗船はやめてほしい。しかし、誰も聞いてくれない」と嘆いた。ダッカ近郊スリガルの船着き場で乗船を待っていた女性(60)は「仕事ができなければ、どう家賃を払うのか。村に帰るしかない」と話した。

労働者、大挙し首都脱出 デルタ株猛威、封鎖強化―バングラ:時事ドットコム

人口1憶六千万人のバングラデシュ

https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/countries-and-territories/bangladesh/

によれば、これまでの感染者数は89万人弱。死者数1万4千人あまり、と、超人密度の高い首都もつ発展途上国というハンデのなか、

相当に善戦してきたといえると思う。

前回3~4月の第2波を乗り切ったあと、ラマダン、そしてラマダン明けの祝祭ムードを迎えるなか、

じわりじわりと感染上昇がつづいていたのはウォッチしてきたが、当時はまだ南アフリカ株が中心といわれていた。

ここにきてデルタ株が主流になったのだろうか。デルタ株恐るべし。

現在は、感染者のほとんどが首都ダッカか、チッタゴンだ。

しかし、報道されているような、尋常ではない形でのひとの流動が(乗車率500%みたいな光景バングラデシュでは普通なのかもしれないが)

地方部での感染拡大の引き金にならないか心配だ。


それにしても日本は開かれたインド太平洋とか標ぼうして、中国と張り合うそぶりをみせているくせに、

肝心の南アジアニュースって本当に少ない。

そして政府の水際対策は、まるでナマケモノのようにスローペースだ。

ちょうど2週間前の6月14日南アジアから帰国者入国者隔離10日間をなぜかバングラデシュだけ6日間へ短縮。

感染上昇中の最中、なぜ???と思っていたが、どうしても経済活動を再開したいらしい。アパレルを中心にいろいろあるのだろう。

しかし、ここにきて感染者数のエンジンフルスロットルに入ってきた。

明日にでも隔離期間を戻したほうがいいと思う。

anond:20210628170430

払ってくれない

だいたいの場合警察が来るまでに犯人が「金払えばええんやろ」って言いだして

警察からも「被害届しますか?面倒になりますよ」ってなだめムードに入るから

「じゃあ金払ってくれるんなら今回は見逃します」ってなって警察犯人厳重注意して終わり

 

被害届出した場合はその場で連行されてその日、後日と何回か事情聴取をうけることになる

お金ももらえない

ただ、だいたいこの辺で犯人示談にしたいって言ってくるので示談を受けて被害届取り下げて終わり

その時点でお金がもらえる

 

示談にしたいって言ってこなかったことがないので、それ以降の話は分からん

割と応援しているVTuberが辞める辞める詐欺?していてもにょる

他のVTuberがなかなかやらないニッチゲームをやったり、

変な企画配信をやったり何かと面白かったVTuberがいる。

そのVTuber3D配信でもVTuber外面としての振る舞いと内面ギャップについてのストーリーを展開していたが、

1か月ほど前からストーリーを発展させて「視聴者VTuberの設定を含めた振る舞いを求めているのか、内面(この場合VTuberを演じている演者)は求められていないのか」

についてのストーリー配信を行い、視聴者の「選択」によって絶望し、現在休止のような扱いとされほぼ表舞台に出ていない。

 

VTuberとして、設定を絡めたストーリーを展開することは珍しい。

だいたいは「戦場トラウマをもった元軍人」とか「転移してきた魔法使い」とかいう設定がついていても、

「設定ってなんだっけ?」みたいに普通に配信などを行ってしまう。

そういったことを売りにしていたVTuberもいたが、なかなか通常の配信ストーリーを絡めるのは厳しそうな雰囲気だった。

 

ところで、このVTuberは元々はゲーム配信者でVTuber配信者を並行してやっていたが、

今回の「VTuberの中身についてのストーリー」を大々的に流すことで配信者側に人を流すことを計画しているらしかった。

まぁVTuber事務所の取り分だったり、定期的に企業から来る案件もやらないと行けなかったり、事務所内の人間関係トラブルなど

いろいろとあったのかもしれないが、ストーリー的にはもう辞めそうかなみたいな感じだった。

 

現在はこのVTuber過去配信ハイライトを切り抜きした動画が2日に1回くらいのペースで1か月くらい継続してアップロードされている。

また、街頭ビジョンでこのVTuberが姿を現し、何かしらの表明を行ったらしい。

 

まぁこのまま走馬灯のような葬式ムードで終わるのかなー

と思っていたら、VTuberTwitterのサブ垢にこんなことが書いてあった(本垢システムツイートしている感を出している)

 

「みんな辞めてほしくないと言ってるけど、着地点はどうすればいいの(意訳)」

 

こんだけ盛大に御膳立てしておいていまさら辞めない選択肢をとるのかと驚いてしまった。

というかサブ垢は普通に書いてるとか興ざめになってしまう。

 

お願いだからそこまで盛り立てたならちゃん風呂敷を畳んでくれ。

ストーリーに乗っかってる視聴者バカみたいじゃないか

2021-06-26

祭りの日に兄弟ボコられる

酔った勢いでフルチンになってボコられ大恥をかいた話を前に書いたけど、似たようなことを地元祭りの日にもあった。間違いなく俺の人生の「痛い記憶ベスト5」には入るな。

たぶん二十歳になったばかりのころで、トイレでの集団いじめきっかけで中退した二年後だからふつう地元工場過酷な勤務を続けていたころだ。

ほとんど親しく話せる年配者や年少者がいないにもかかわらず、祭りだけは強制参加だった(そんな了解がむかしからあった)。

でも最後まで誰とも親しくせずにフンドシですごすのはさすがに酷なんだ。

なんというか虚しさが先行する。どこにいても居場所がない。居場所がないのは慣れてて、いつものことなんだけど。祭りはなにしろいから。

それに非力だから地味に重い神輿がきつい。肩もいかれる。ほかの兄弟休日からいいけど、俺にはよくじつ肉体労働があるんよ。睡眠不足にもなるし!きつい

孤独時間をまぎらわすため、俺は二十歳になって覚えたばかりの酒ばかりをハイペースで飲んでいたな。

主としてキリンビールだったけど。

酔いが回るのが超絶早かったな。

俺は悪いところだけは親父と似ていて、飲んでいるうちに何もかもにムカついて喧嘩腰になるなんだな。喧嘩が弱いくせに喧嘩をふっかけ逆にボコられるケースはこれまでに何度もあった。

祭りの後半、十一時過ぎ、神輿をかつぐ連中もだらけてきたあたりの時間だったけど、当時19歳頃の弟や当時22歳頃の兄貴が女をつれてことあるごとにイチャイチャしていた。

俺はそのころようやく出会い系で知り合った女に金だけ絞られ罵られ捨てられたばかりだったんだよ。職場でもろくなことないし。

からむしょうにムカムカしてきたのを覚えている。それに基本的に男ばかりの祭り空間に女がチャラチャラ入り込んでいることにも不満だった。あの和気藹々のムードをぶちこわしてやろうと思った。

失うものが何もない底辺一匹狼ならではの発想の発想

(俺をゲジゲジのように毛嫌いする妹によれば)これぞ人間のクズ

(俺が話しかけても全て無視する弟によれば)キング・オブ・腐れチンポ

酔いの勢いも借りて、兄貴カップルと弟カップルが仲良くしている場に乱入し大声で怒鳴ってやった。この場をなんだと思ってるんだ、いますぐ女は帰れ、みたいなことを口汚く叫んだ気がする。

想像通り、すぐに返り討ちにあったんだな。ミゾオチ兄貴の一発をくらい死ぬほどの痛みにもがいたね。一瞬目の前が真っ暗になるあれ。

兄貴もかなり飲んでいたのでメチャクチャ手荒くて、腹蹴り股間蹴りを何回も何回も繰り返してきて、地面に倒れこんだよね。その時点でK・Oだった。K・Oしてる俺の足をつかんで兄貴はかなり派手に引きずりやがった(その地面がコンクリートから背中残酷なくらいに剥けて、その日のシャワーはもう地獄悲鳴あげた)。

しかその引きずられた直後のタイミングでめちゃくちゃ吐いたと思う。腹ボコボコにされてタマ蹴りもモロで食らってたから。それにやたら息苦しかった。

祭り自体メチャクチャかましいのでこういうリンチはたいして目立たなかった。だからだんだんエスカレートしたんだと思う。

それに俺が盛大にボコられるのを祭り参加者は毎回見てる(一番無意味ボコってくるのは親父なんだけど)。

兄貴は一度怒ると誰にも止められないんだよ。特に俺への怒りはすさまじいものがあったな。

地面に崩れ落ちていた俺からフンドシを力ずくで外して、グロッキーになったフルチンの俺を羽交い絞めにして、弟やその不良系の同級生どもに「おいお前ら、やりたいだけやれ」とか面白そうに叫んで、俺はかなり長いあいだ弟達のサンドバッグ状態だった。

羽交い絞めのフルチン男を五、六人の男が交代で殴るなんてありか?

尋常ではない痛みと恥ずかしさのせいで意識も遠ざかっていたな。だからかいことは覚えていないなー。

だって殴る奴ら全員本気だし普段からガチの格闘系の喧嘩やってる連中だったから。顔は腫れあがって怪物みたいにパンパン、腹もボコボコ、足の関節も集中して蹴られたのでおかしかくなった。野球の軟式ボールを本気で投げたのも当てられるし、弟の得意技タマ蹴りは見事に直撃して気絶しかけるし(だってルチンですから)、石や空き缶の的にもなるし、ちん毛ファイヤーはされるし(軽い火傷もした)、プロレス関節技実験にもされるし、顔も踏みつけられまくるし、殺虫剤はかけられるし、唾や痰は吐かれるし、もう酔いに任せた集団リンチ

ところで俺、そこまで悪いことした?←素朴

ただ、兄貴と弟の女なんかももかなり酒が入っているので、楽しそうにキャッキャッキャッキャッ騒いでいたのは記憶してる。何人かは携帯カメラとかも向けてたし。

もっとやれ、ぶちのめせ、キンタマ蹴り上げろ、その不潔な腐れチンポ攻撃しろキモイだけの嫉妬野郎は退治しろ、なんてことを女どももガキどもも叫んでいた。集団リンチは怖いことを知ったな。

死ねばいいのに。いや誰か止めろよ(真剣

しょうじき殴られてるのは俺じゃなかったら絶対に誰かが止めてるはずだけどね。やっぱりボコられるのは俺で決まりという空気。それを身に染みて感じた。ふだんから嫌われてて暗くて生意気友達ナッシングからしかもとびきりの不細工。周囲の評判もめちゃくちゃ悪い。

そういや弟はボクシング大好き人間でいつもシャドーボクシングみたいなことやってたので、いつも兄弟喧嘩があるとこんな展開になってたな(兄弟喧嘩といってもけっきょく俺が一方的ボコられるだけだが)。

ボコボコにされて痛くて気持ち悪くて立ち上がれないでいた俺はさいごに飲みかけのビールを頭から盛大にかけられて、いつの間にか集まってきた人垣の帰れコール、笑われながらチンポをかくして着替え場所のある公民館に命からがら帰りましたとさ(というのもフンドシは捨てられて見当たらなかったから)。

その日は帰って若槻千夏ちゃん写真集でマスかいて寝ようとしたが、腹部と背中中央部が痛すぎて全然寝られなかった(調子にのったガキが軟式ボールをがちで当てやがったから。しかも皮がめくれてた)。というか腹を殴られ過ぎて気持ち悪く何度も吐き戻した。そもそも殺してやりたいくらい兄と弟にムカつていた。というかあの場にいた奴ら全員をめちゃくちゃ呪っていたね。その後数か月は歩くたびに足に膝に激痛を感じて仕事にも支障出たよ。医者にみてもらったのは当然だが。あのころメンタルはがちでやばかった。

まれから身も心もいつも安定してボロボロだけど、その頃はいつも以上にボロボロだったな

翌朝親父がその件を聞いて、俺はまた猛烈なビンタと腹蹴り(これはたいていセットだった)を食らい、兄貴と弟に対して土下座させられる羽目になった(親父はとにかく謝罪感情土下座表現させたがった。ほとんど俺だけになんだけど。俺が土下座ナンパになんの抵抗もないのはその経験のおかげなのかな。ある意味親父のおかげなのか?)。

おしまい。なんのタメにもならないクズエピソード、読んでくれてくれてありがと。

俺みたいになるなよ、みんな。

2021-06-22

オリンピック」「楽しみ」でツイート検索すると

皮肉にまじって本当に楽しみにしてる人がいる。

それはいい。好きな人は好きだよな。

それよりも「中止にならないならせめて全力で楽しまなきゃ★」みたいなツイート散見されてまじやばい

全力で楽しむか全力で自粛の二択しかないわけ?

家に引き籠もってテレビ見るぞぐらいにしておけ。

外に出るな。

外で飲むな。集まるな。

パブリックビューイングすんな。誘致すな。呼ぶな。運営能力無いのに手あげんな。暑さ対策出来てないだろ。

たかスポーツの祭典だぞ。4年に一回やるんだぞ?80年生きるとして20回は見れるんだぞ。そのうちの1回やらないぐらいがなんなのさ。

こっちは100年だか何百年に一度か知らんがパンデミック中なんだよ。どう考えてもこっちのが大事だろ。

踏ん張り時だろ。

さっさと頑張って早くコロナ禍抜けたほうがいいじゃん。島国だぞ?ちゃん隔離すれば抑え込めるかもしれないだろ。

がんばって全力で自粛ムード出してくんだよ。

つーか小さいイベント散々オリンピックに潰されて市民は頑張ってるのにまじなんなの?政府バカなの?経済効果?そんなもんコロナ禍抜けたらみんなじゃんじゃんお金使うでしょ

旅行行きたいよ。実家の猫に会いたいよ。老猫だよ。

子供が生まれたのに両親に見せられてないよ。遠方だから

ふつう外食したいよ。買い物もしたいよ。趣味本屋巡りもしてないよ。スーパーで買うものだけ買って帰ってるよ。

子供と出かけてるのも近所の公園ぐらいだよ。

親のエゴだけど動物園とか行ってみたいよ。

ほんとばかみたいだよ。

五輪反対派はいちいち飲食店を引き合いに出すなよ

飲食店五輪に向けて順調に自粛ムードが解除されてきてるの普通に喜んでるから

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん