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2017-07-26

Re:(元)料理人サイゼリヤメニューについて雑に感想を述べる

https://anond.hatelabo.jp/20170726103544

当方、元サイゼリヤ某店調理長。ただし約15~20年前。なので約15年前の情報プラス、その後のウォッチャーとして。

パン

焼き物系は基本ジェットオーブンを通しているので、パン類というかフォッカチオはちゃんと焼いている。ミニフィセルは知らない。

おつまみ

エスカルゴ、昔は880円だった。でも全然出なくて、在庫減らすのと回転速くするために値段399円にしたらバカみたいに出るようになった。なのであれであれは破格。値段おかしい。

ムール貝」はごめん、おっしゃるとおりパーナ貝。でもおれは好き。

イタリアの味

というかプロシュートサラミバッファローモッツァレラもっと評価して。プロシュートあんまり出ないから安めの値段設定になってるのに。超お得。サラミも。

パスタ

はいパスタというか麺はいただけない。そのとおり。何度か変わってるけれどダメペペロンチーノは580円だった頃はニンニクもちゃんとオリーブオイルで仕込んでたのに、いまはソースごまかしてる。

でもイカスミなんちゃってじゃなくてマジイカスミから、それで許して。

ドリアグラタン

ベシャメルおいしい。工場で仕込んで店で合わせてる。でも社員ミラノ風ドリアはあまり食べない。毎日食べると飽きる。シーフードグラタンおいしい。でも毎日食べない。

ピザ

ピザは、うーん、どう?

米料理

米料理も、うーん、どう?

肉料理

ハンバーグもうーん……。

リブステーキはいい肉使ってる。ただ、誰が作ってもある程度安定するサイゼリヤにしては珍しくリブステーキは焼く人の腕による

■デザート

安いのが増えたね。どれもちょっと甘め。

追記。中の人としてはたしかに約15年前の情報だけど、それ以降は月数回はサイゼに通ってるウォッチャーとしての内容だよ。

(元)料理人サイゼリヤメニューについて雑に感想を述べる

自分は、客単¥5,000~¥10,000程度の中級店にて10年ほどフレンチ中心にイタリアンちょっと経験した(元)料理人

サイゼメニューについて「雑に」「適当に」感想を述べてみる。

(元)「料理人であるからして基本的には自分の好みではなく、料理としてどうなのかという点から感想を述べてみたい。

(自分の好みによるコメントも含まれるがあくまでも「基本的自分の好みではなく」な。)

もちろん、あの値段・業態なのだからそれらを無視して評価することはナンセンスと思っている。

(パスタはアルデンテであるべき!とかステーキの焼き方を聞くべき!とか、そういうのおかしいでしょ。)

分類名はサイゼ公式サイトメニューに準ずる。


サラダ

サラダは総じて悪くない。お好みで(自由に使える)粉チーズ黒胡椒をかけても楽しめる。ドレッシングもよい。

やわらかチキンは本当にやわらかく臭みもなくうま味も残っている。個人的おすすめシェフサラダ。クルミを使う等がワンランク上っぽいね


スープ

コーンクリームパンプキン共に悪くない。いずれも滑らかで素材の味を十分に表現できている。

食べたことないんで評価できないが、ミネストローネは期待できない気がしてしまう。

後述もされるが、サイゼ含め廉価店ではトマト系は総じて火の入れ加減が甘く、トマト嫌いが嫌がる香り・味を残した状態のまま提供されることが多いので。

(トマトはクーリのようにフレッシュ状態を残すか、しっかり煮込んだソースのどちらかがよいと思っている。

中途半端な火の入れ方のソース(料理)を食べた結果トマト嫌いが増えると経験上思っている。)


パン

パン類は総じて悪くない。

ちゃんとオーブン(パントリートースターがあるのかな?)で焼いてくるところは評価できる。


おつまみ

野菜ソースは玉ねぎ硫黄化合物系の臭いが残り、残念ながらサイゼでは最も評価できないものと思っているが、

グリルソーセージは秀逸。古典的ソーセージの味に近い。このソーセージ好きな人はシャルキュトリを楽しめる人だ。

野菜ソースやめて更には芋もいらないから、ディジョンマスタードを添えてくれないだろうか。

エスカルゴもよい。フォカッチャよりむしろミニフィセルを合わせることをお勧めする。

以前の自分スペシャリテでもエスカルゴはバジリックソースを合わせた。

ペルノでフランベして生クリームも使ってくれればそれに近づくが、サイゼではまぁ無理だな。

ほうれん草ソテーは、れん草が西洋種(苦みがある)と思われるので、若干ポーションを減らしてでも

東洋種(甘味が強い)を使ってもらえたらもっとよくなると思う。

残念だが評価できない筆頭はムール貝そもそもムール貝ではなくパーナ貝だし。

パーナ貝は食感が固くうまみ自体も乏しいので(しか野菜ソース使用)、メニューから外してしまってもよいくらいだと思ってしまう。


イタリアの味

おおむね悪くない。特にコメントもないが本当に悪くない。


パスタ

残念だが、これは全体的にいただけない。

食感は業態を考えれば致し方がないことなので評価対象としていないが、ソースがどれもだめ。

トマトの扱いについて前述しているが、どのソースも煮詰めが甘い。高級な素材を使用するのではなく、単にもっと煮詰めるだけでおいしくなる。

ただ煮詰めた分歩留まり悪化するので、ギリギリバランス提供していることは分かるが。

特にペペロンチーノ評価できない。

火を通したニンニクの良い香りはせず、人工香料に見られるような悪しき臭いのみが鼻につく。


ドリアグラタン

ドリアグラタン系は総じて悪くない。この値段にしてベシャメルはかなり頑張っていると思う。

低価格なベシャメルだと香料の粗悪な臭い(粉乳系のあれな)が鼻につくことが多いがサイゼではそのようなことがない。

このベシャメルが実現できるのにパスタソースの出来が悪いので残念に思う。


ピザ

ピザ系は総じて良い。生地についてはなんとも言えんが、業態を考えれば大変よくできている。

個人的感想申し訳ないが、コロコロ(ルーレット)いらない。ナイフフォークの方が食べやすい。(大人数で食べるならしかたないが。)

でもああいうところでコストダウンしてるから、あの値段で提供できるんだよね。


米料理

ごめん。食べことないので評価できない。どうなんですかね?増田諸君


肉料理

これらは妥当というしかいね。値段を(考えてはいけないんだけど)考えれば非常によく出ている。

前述しているが、野菜ソースサイゼで最も残念なものなので(素材の悪いところしか出ていない)

それを使ったメニューについてはお好みならどうぞという他ない。

どうでもいい話だが醤油ベースソースガルソースと名付けた意図はなんなのか。

ガルムとは古代ローマ時代から使われた魚醤(ナンプラーとかしょっつるとか)のことだが(ブオナッシージによる)、

こんなマニアック名称を使うのなら、サラダはインサラータと言ってほしかったし、ミネストローネもミネストラと言ってほしかったし(ry


■デザート

ごめん。ほとんど食べことないので評価できない。おそらくいずれも妥当と思われる。


■(おまけ)酒類

サイゼワインについては言わずもがなだが、グラッパ(少々癖がある)も悪くない。

興味がある人は一度食事(飲み)の最後に飲んでみることをお勧めする。

メニューには「ぶどう焼酎」などと書いてあるが、普段日本焼酎を好む人が好むものではなく、

ワインブランデーブドウ由来の酒をたしなむ人は気に入る可能性があると思う。


■(おまけ)その他

テーブル備え付けの荒く刻んだ唐辛子はよい。

オーリオピカンテではテーブルをベトベトにされてしまうだろうし、タバスコでは酢が立ってしまい辛味のみの提供とならない。

タバスコテーブルに置かなかった、しかし用意はされているのは大変に賢明であったと思う。

自分の好みだがベシャメル系の料理に卓上でタバスコをかけて食べるのが好きなので。

ちなみに、ベシャメルは古典的には塩とカイエンペッパーで調味するものであり白胡椒は使われなかった。(ベシャメルに限らず白いソースはほぼそうであった)

タバスコをかけることとは全く違うけどね。


以上

異論突っ込みはたくさんあるでしょう。

2017-07-25

 ベルセルク

ブルセルクって打ってしまった、とたんの下ネタ

作っては捨ててを繰り返してる底辺スマホゲーム

セルランにも上がってこない、一週間後には終わってるかもしれない新作ゲーム課金するアホは居ない

あ、SINoALICEに課金してるアホは大勢居たな

2017-07-24

けものフレンズが二期決定だそうだが

二期は一体何を主題にするのだろうか。

けものフレンズのメインテーマひとつかばんの成長にあったと個人的には思っているけれど

うそれはすでに描ききってしまっただろうし、

残された謎であるフレンズセルリアンについてのいろいろや人類がどうなったかなどを描き始めると

途端に薄暗い物語になってしまうのでメインテーマとして据えるとみんなからコレジャナイと思われてしまうだろうし、

薄暗い要素はチラ見させる程度でよいというのはたつき監督をはじめとするスタッフも分かっているだろうし…

 

無難かばんとサーバルが行く先々でのフレンズとのふれあいや悩みの解決をしていくのも全然悪くないとは思うけどね。

2017-07-23

散々既出だろうが思いついたので書いておく

ヒロアカの常時ワンフォーオールにして制御するって、セル編のスーパーサイヤ人になりっぱなしで気を抑えるに似てる

2017-07-19

https://anond.hatelabo.jp/20170719144551

いや、たとえばドキュメントの途中に章を挿入することになって、以降の章番号を振り直すことになって、それで午前中がつぶれるとか。

自動でやったら一瞬だよね。

方眼Excelだと、行は自分で区切って次の行にするから用語の変更とかで一括置換すると行の長さがガタガタになったりして揃えるのにまた何時間もかかるとか。

紙に印刷して、それを正だとする現場だと、レビューセルで切れてる文字がないかとか目で確認とか。

方眼Excelのせいでない部分もあるけど、基本的に方眼Excelを使っているところは徹底的に手作業で書式を整えるって発想だから、書式を簡略化して自動化すれば3割どころじゃない工数の削減が可能だね。

まあ7割は、適当にふかした数字なのはそのとおりだけど。

2017-07-14

Excel方眼紙にはたとえ消極的であっても肯定できる理由などない

Wordなど他のソフトが使いづらい/コストが高いという理由Excel方眼紙擁護しているブコメがある。

http://b.hatena.ne.jp/entry/341713451/comment/clapon

Wordだとレイアウト勝手に変わってムキーっとなるからExcel方眼紙を使わざるを得ない。印刷がずれる問題コピペ問題があるけど。

http://b.hatena.ne.jp/entry/341713451/comment/fusionstar

Word は Enter 押すと行挿入になってすぐレイアウト壊れるしなぁ。 罫線主体様式なら Excel のほうが十倍速く作れるのはまちがいない。

http://b.hatena.ne.jp/entry/341713451/comment/shields-pikes

Wordで作るよりはマシ。データ連携演算目的じゃなくて、入力箇所と表示位置指定できて、全PC標準装備のソフトで誰でも編集印刷できるフォーマットが作りたかったんだろ。目的によって必要品質は変わる。

http://b.hatena.ne.jp/entry/341713451/comment/kitakokomo

本来ならイラレInDesignあたりですべき仕事なのだが、そんなものOfficeには入ってないし正規で買うとアホみたいに高いしaiファイルなんて送られても普通の人は開けない。Excelで書くしかないんだよなあ

http://b.hatena.ne.jp/entry/341713451/comment/shozzy

あえて書く。1セル1文字入力しづいから論外だが、セル結合してあれば普通に入力できるし参照もできるから問題ないのでは?レイアウト自由にできるという利点も。他に追加コスト無しで同様に使えるソフトある?


別に問題ないというブコメ散見される。

http://b.hatena.ne.jp/entry/341713451/comment/yum1271

いつもExcelが叩かれるけど個人的には問題ないと思ってる。具体的に何が悪いんだっけ?ITレベルが低いから叩く?フォーマットを作ることは効率化になると思うんだけど。このために数百万の専用ソフト買う?

http://b.hatena.ne.jp/entry/341713451/comment/muu2000

エクセル方眼紙ってだけでみんな好き勝手叩いてるけど、エクセル方眼紙にもメリットデメリットあるだろ。データとして活用しにくくなるとは思うが、そんな叩くことか?なんか問題あるのか?

http://b.hatena.ne.jp/entry/341713451/comment/tnishimu

一度渡して終わりなファイルならこれでいいんだよ、作った当人にとって効率的ならそれで十分だ。 それよりマシな程度でエクセル知識自慢の方が非生産的

http://b.hatena.ne.jp/entry/341713451/comment/hyoutenka20

統計表をセル結合しまくったEXCEL方眼紙で作ってるなら問題だけど、今回はそこまで問題は感じない EXCEL方眼紙IT詳しい系の人たちの上から目線ネタになってる感


これらの人々は重要なことを忘れている。

あるいは気づいていても目を背けている。

それは, この程度の文書レイアウトに凝る必然性など1ミリもない ,ということだ。

大事なのは中に書かれている情報であり,それが伝わるのであれば1セル分ずれようが10セル分ずれようが問題は全くない。

普通にプレイテキストでタブを使って書けばいいだけの情報であり,こんな細かいセル位置合わせするのはムダでしかない。

こういうブコメを書くような人々が,PowerPointで改行と全角半角空白を駆使して位置合わせをしたり,HTML
を使って位置合わせをしたり,Webデザイナーに「この文字を0.5ピクセル左へ」と言ったりしてるのだろう。

残念ながら日常作っている文書Webサイトはごく一部を除いて芸術ではない。実用品だ。

見た目にしか努力できない人々にとっては不都合かもしれないが,それが真実である

実用である以上,かけるコストに対して得られる効果を常に考慮すべきだ。

ゆえに(繰り返すが)情報が伝わりさえすれば問題ないものに,方眼で位置決めして「手作業によるぬくもりのある美しいExcel文書」を作るのが正当化されることは決してない。

見た目にコストをかけるのなんて控えめに言ってムダなのだ

そこにあるのは 自己満足だけ であることから,目を背けてはならない。

2017-07-13

このエクセルファイルが本物とは信じたくない

https://togetter.com/li/1129182

画像を見ると何かの案内なんだろうけど、

なぜこんなにセルを細かくする必要があるのか?!

釣りだといってほしい。


と思ったら弊社のおっさんが似たようなファイル

を作っていた。

--------------------------------------------

なんて書いてみたものの、実際エクセル方眼紙

作るのは大変じゃない。

togetterコメにどれだけの労力が……と書いて

いる人がいるか、このレイアウトを作るのに正直

10分もかからない。

エクセル操作に慣れていればの話だけど…

https://anond.hatelabo.jp/20170713134423

エクセルの表は行ごと列ごとでセルの大きさ決まっちゃうから、大きいセル作るときいちいち結合したり解除したりしなきゃいけないからあとから変えるのがめんどくさい。

独立した表をいくつも作れるワードのほうが楽なんだよねえ

エクセル方眼紙について ~教育現場から

https://togetter.com/li/1129182

私たち仕事柄罫線をよく引きます。解答用紙の作成なんかがそうです。

wordの罫線機能は終わってます。引きたいところに自由に引けません。縦書きにもうまく対応できません。

がんばって引いても,今度は書きたいところに文字が書けません。やたらと設定が必要です。

一方エクセル方眼紙は素晴らしいです。自在に罫線が引けます

皆さんが忌み嫌うセル結合を駆使すれば文字自由に配置でき,どのような解答用紙でも自由に作れます

そもそも関数を使ってないので,再現性なんて気にする必要ありません。

エクセル表計算ソフトであり,これが本来の使い方とはかけ離れていることは承知しています

ですから代替案を示してください。いままでこれ以上に使いやすソフト出会ったことがありません。

エクセル方眼紙並に自由に罫線が引け,文字入力縦横自在に出来る文書作成ソフトがあるのでしょうか。

一太郎は罫線は確かに引きやすいです。ただ,セルの書式設定という概念がないため,(1)(2)・・・という入力がめんどうです。

エクセルならセルの書式設定で(@)ってやって1,2,3・・・って入力すれば良いですから

フォントの大きさも「縮小して全てを表示」があれば簡単に設定ができますが,一太郎にはそれがありません。

Illustratorも同様の理由却下です。そもそも仕事で使うツール月980円も自腹切るのは変です。

IT系仕事に就いている方の多いはてな民の皆さんにとって,エクセル方眼紙目眩のする使い方でつい馬鹿にしたくなるのでしょうが現場にはこのような需要があることをご理解ください。

セル幅の自由変更,セルの結合という機能MS提供している以上,それを使って何をするのも使い手の自由のはずです。

でも,この使い方を続けていくのも嫌です。

から重ねて申し上げますエクセル方眼紙に変わるソフトを教えてください。代替案を示してください。

2017-07-09

仕事パソコンを使うのはもうやめにしよう

全国の介護士のみなさん、今日資料作りに残業していませんか?

もう、やめましょう。

仕事で「Word」や「Excel」を使うのは、もうやめにしましょう。

パソコンで行うから効率がいいという勘違いにはもううんざりです。

パソコンでやるから効率が悪いんです。

いやいや、正確に言うと、正しい使い方も知らないのにパソコン魔法の道具だと思ってしまっているのがダメなんです。

その資料、本当にパソコンじゃないとだめなんですか?

Word」や「Excel」を使わないとだめなんですか?

パソコンを使うからこそ効率よく管理ができる?そもそも管理する必要があるようなことをやっているんですか?

いっそ、全部手書きにして、アナログ管理した方が早いんじゃないですか?

手書きじゃ綺麗に作れない、時間もかかるし手も疲れるというんなら、それこそタイプライターでも使ってみてはどうですか?

タイプライターなら、「Word」もないし「Excel」もない。

まり余計な機能がない。

確かにパソコンを使えば様々な機能があり、それらの機能はとても便利そうに見えるし、使いこなすことによって効率よく仕事ができるような気がするでしょう。

でもそれが勘違いなんですよ。

より便利に、より効率的に、なんて考えてる暇があるならさっさと文字入力したらいいんですよ。

より完璧ファイル管理方法模索している暇があるんなら、タイプライターででも文字入力して、印刷された紙を所定のファイルにでも綴じておいてください。

修正必要

それなら、その紙に直接修正書きしてください。

修正箇所が多すぎる?

それならその紙は別のファイルにでも綴じて、新しい紙を作ってください。

それでもまだ多少の修正があるなら、それはやっぱり手書きで書きこんでおけばいいんです。

そうしておけば、より便利な「Excel」の機能を調べたり設定したりする必要もなくなります

そうしておけば、より便利になった「Excel」のワークシートを見て、どのセルがどのシートのどのセルを参照していて今どうしてエラーが出ているのかを考える手間もなくなりますよ。

文字を書くにしても、「Excel」で作られた下品な枠組みが必要ですか?

そんなもん自作してる暇があるならね、市販の用紙を買ってくださいね

とにかくね、介護士のみなさん、いや、そのボスのみなさん、パソコン魔法の道具じゃないんです。

遊びで使うんならともかくね、仕事パソコン使うには、あなた方ではノウハウが足りなさすぎるんですよ。

きっぱり諦めて、アナログ世界に戻りましょうよ。

どうしてもパソコン使いたいっていうならね、もう「Word」も「Excel」も手放してください。

それでね、信頼できるソフトウェア会社なんかを探してね、こういう資料をこういう人たちが作るためのアプリケーションをこれくらいの値段で作ってもらって定期的に使用感についてのフィードバックも得てバージョンアップしていってほしいんですけど的なことを頼んで、しっかりと制作環境を整えていかないといけないわけ。

そこまでしたくない?

それならさ、ほんと、もっとアナログにいこうよ。

めんどくさいからさ。

2017-07-08

けものフレンズ面白さの本質

けものフレンズ』の面白さの本質は、ガイナックス的なアニメ価値観から抜け出しているところにある。

少し補足すると「抜け出している」という意味は、ある価値観に反発したり、故意に避けたり、過剰に抑圧したりすることではない。一例を挙げると「あんなクズな父親のような人間には絶対にならない!」と考えることはすでに父親の重力に捉えられている、ということだ。

もうひとつの「ガイナックス的なアニメ価値観」は少し複雑だ。細部へのフェティッシュなこだわり、現場いぶし銀技術者ひとつの生物のように有機的に躍動する集団、学校文化と官僚システム/軍組織への熱い礼賛、マスメディアやと民主主義への蔑視……古い世代のアニメオタクの王道ど真ん中の価値観。この価値観の根底には「責任のとらなさ」がある。これについては後述したい。



私自身、『けものフレンズ』は話題になっているのをtwitterで見て、5話くらいから興味を持った後追い組のひとりだ。徐々にハマり、最後にはとても感動した。けれども、しばらくたってもその面白さをまったく言葉にできないことに気づいた。まるで「解」だけが前触れなく控えめに差し出されたようだった。この困惑について、福原慶匡プロデューサーインタビューで語っている。


「皆さんも、なぜ魅力を感じるのか、はっきりとは言語化できてないと思うんです。食べ物でも、なぜかクセになっちゃうみたいなものってあるじゃないですか(中略)というのも、僕が5年前にその感覚を経験しているんですよね(笑)http://a.excite.co.jp/News/reviewmov/20170327/E1490547358865.html

放送終了後、ネット上でいくつか探してみたが「大ヒットの理由」や「エヴァとの共通点」などIQの下がる批評しか見当たらなかった。その清新さや核心について書かれているものは無かった。自分で分析してみてもやはりわからない。一見すると『けものフレンズ』は、パワプロで喩えるなら「オールBでよくわからない特殊能力がたくさん付いている外野手」だ。ツッコミどころがあるようで、よくよく見ていくと隙がない。(あくまでも「一見すると」であり、構成についてはほんとに素晴らしい。監督自身は「怪我の功名」と謙遜するアライさんパートは発明と言っていいぐらいだ)

たつき監督の過去作を見ていくと、クオリティをまんべんなく上げた作品を作るというスタイルは昔から共通しているようだ。『けものフレンズ』では登場キャラクターの紹介とストーリー展開を均等に進め、両者が高いレベルで一体になることを目指したという。インタビュー記事最終話放送直前! アニメを作るのが得意なフレンズたつき監督に『けものフレンズ』の“すごーい!”ところを聞いてみた!!」(以下、「最終話直前インタビュー」)ではこう話している。

「「キャラ先論」「話先論」があると思うんです。そこをまったく同じパーセンテージか、行き来をすごく増やして、キャラ優先なのか、お話優先なのか、わからないレベルでその2つが有機接合できるといいなと考えていました」http://news.livedoor.com/lite/article_detail/12855680/

ところで、仕事でも3Dアニメを作り、休みの日も3Dアニメを作っているというたつき監督だが自主制作アニメ『眼鏡』発表後の2010年に行われたインタビューでは興味深いことを語っている。ここに一部抜粋したい。

―― アニメはお好きなんですか。

たつき 大学時代に「アニメ作りたいわー!」とか思い出したころからちょいちょい見だしたんですよね。

―― 「すごいアニメ好き」みたいな感じじゃないんですね。そもそもアニメをあんまり見てなかったのに、なぜアニメを作ろうと?

たつき アートアニメみたいなものは学校で見させられていたんですけど、もっと俗っぽいほうがいいなと思って「眼鏡」を作りましたhttp://ascii.jp/elem/000/000/532/532388/index-3.html

本人の発言を鵜呑みにするわけにもいかないが、そう質問せざるを得ないなにかを質問者も感じたのだろう。確かに『けものフレンズ』は熱心なアニオタが作ったアニメという感じはしない。1話の出会いシーンと休憩のシーンが例外に思えるほど性を表現すること行わない。その他ではペンギンの脚やカワウソのケツぐらいだ。もちろん全年齢向けというコンセプトもあるだろうし、動物と人間という認識の違いに厳密に取り組んでいることもある。だが、繰り返し見てもそこに「ほんとはエロくしたいけど抑えよう」や、「萌えを感じさせよう」などという作為が感じられない。肩の力が抜けているというか、監督の視線が別のところを見ているような奇妙な感覚があるのだ。

話題にもなったペンギンの脚については「最終話直前インタビュー」で、こだわったポイントは肉づきであり、それは未だ言語化できていないパラメーターと語っている。やはり焦点が別のところに当てられているようだ。このたつき監督独特の感覚について、チームの中では「ガラパゴス的」「ほどよく鎖国している」「天然」(「最終話直前インタビュー」)と表現されている。

たつき監督の制作に対するスタイルがかすかに見えてきたが、根本的なところ、なぜ面白いのか、なにが新しいのか、どこが違うのかが一向にわからない。繰り返し観ても「サーバルちゃんかわいい」「言われるも!」以外にこの作品を語る言葉は見つからなかった。

そんな時『シン・ゴジラ』についてのツイートたまたま視界に入ってきた。ああ、あの作品は私にとって全然ダメだったな、なぜってあれはオタクのウェーイだったから。だから受け入れられなかった……だからけものフレンズ』は良かったのか。本来なら過去や同時期に放送された作品に触れ、その違いを論じることで導き出すのが正統な論証だろう。だがここでは『シン・ゴジラ』を補助線に引くことでショトカしたい。

シン・ゴジラ』はあの庵野秀明監督による作品だ。詳細は割愛しよう。宮台真司の批判とか概ね同意だ。私がアレルギー反応のような拒否反応をおこしてしまったのは別の部分になる。同作でも、指揮命令系統のフェティッシュともいえる再現、圧縮された膨大な情報量、巨大な生物のようにフル回転する官僚機構がたっぷりと描かれる。ああ庵野秀明だ、ああガイナックスだと感じた人も多いだろう。ただ、結構な面積が焼き払われ、放射能に汚染され、東京の中心で彫像のように固まったゴジラが実写として映し出されるとシニカルな感想も浮かぶ。「想定外の天災」とはいえ主要な登場人物はなんの責任も取らないだろうな、“庵野秀明から”。

ガイナックス庵野秀明に代表される彼らが、凝縮し、エッセンスを取り出し、世に提示してきた価値観。古い世代のオタクの王道ど真ん中の価値観。そこには、新兵器があるなら使おう、ボタンがあるなら押そう、ロケットがあるなら飛ばそう、人類補完計画があるなら発動させよう……後は野となれ山となれだ、という姿勢がその根本にある。責任の取らなさ。それが露出してしまうと、フェティッシュに埋め尽くされた119分はオタクが「ウェーイ!」とはしゃいでいるようにしか見えなくなる。

新しい爆弾が作れるなら作りたい、作ったなら使ってみたい。そういう欲望はギーク価値観として近代には普遍的にあるものだろう。それは責任とセットになっていなければ極めて危うい。『ジュラシックパーク』(1作目)に出てくるでぶが度し難いように。『シン・ゴジラ』の官僚たちは誰一人弾劾されず、断罪されずスムーズに復興へ移っていくだろう。彼らの合理性なら、半減期が2週間なら翌月から暮らすことができるだろう。三権が一体化した効率の良い行政システムを築くだろう。責任を切り捨てたからこそ、フェティッシュの興奮に耽溺できたのだ。棄てられた責任野ざらしにされ担う者はいない。

2000年代2010年代アニメにおいてもガイナックス的な価値観は揺るいでいない。おそらくこんな声が聞こえるだろう。「『ハルヒ』は?『らき☆すた』は?『けいおん』は?『まどマギ』は?『化物語』は?日常系を無視するなとんでもない!“大きな物語”をまだ求めるのか?!」このあたりはもっとその分野に詳しい人の評論を待ちたいと思う。私の見立てでは、それらは(主に女性の)キャラクターについてのフェティッシュを深めたにすぎず、逸脱はしていない。フェティッシュに注力すればするほど与えられた価値観の中での反復行為となり、自らをその価値観の内部に限定させるという結果を生む。そして、目を背けた価値観のもの形骸化しながらもしっかりと保存され、視聴者を貴族的な愉しみという隘路に導く。

もし汲々とした再生産のサイクルの中にどっぷり浸かった人なら、そこから抜け出すには並々ならぬ苦闘と意志が必要だ。たつき監督にはそうした努力は必要なかっただろう。『けものフレンズ』は最初から“できている”。

これは自由の味だ。

ジャパリパークではフレンズたちは当たり前のように責任を持ち、細部へのこだわりは新しい領域に向けられているがそれ自体に耽溺していない。古い価値観を超えるものを作ろうとして頑張った結果やっとできた、ということではなく、初めからそうした問題意識のものが存在していないかのように新しい価値観を持っている。それほどあまりに自然に表現された作品として我々の前に現れた。

可能にしたのは主に3つの要素からなる。「3DCG作画」、「バランス感覚」、「アニメばかりを見ていないアニメ監督」。この3つは密接に関係している。「手書きには温もりがある」という言説は否定できないが、大勢が1枚1枚セルに色を塗るという時代ではなく、1人である程度は全部作れる3DCGという環境がたつき監督にとって不可欠なものだったことは想像難くない(実際はirodori時代から分業していたことはブログからも伺えるが、作業量や機材を比較して)。Wikipedia情報によると、彼はサンライズ作品のCGを担当することで商業的なキャリアスタートさせ、以降手がけた仕事は一貫してCG関係だ。これがもし手書きスタッフとしての参加なら、今の形の『けものフレンズ』は存在しなかったし、たつき監督もおそらく従来の価値観に染まっていただろう。

3DCG上で現在主流の2Dの表現をそのまま再現することは難しい。「不気味の谷現象」ではないが、3DCGから2Dアニメに寄せようとすれば違和感が増え、それを克服するためには新しいアプローチ必要になる。たつき監督はレイアウト(構図というよりも画角)の段階からキャラクターの正面を巧みに演出し、同時に正面ばかりで飽きさせないように一話一話を構成することでこの問題に挑んでいる。技術的な分野における刷新、さらに強く言えば断絶。これにより従来のアニメ表現から自然と距離をとることができたことは『けものフレンズ』にとって幸運なことだった。

次にバランス感覚が挙げられる。たつき監督のスタイルにも作品の全てをコントロールしたいという欲望が見える。映像作家としてこうした欲望は一般的ものだ。ただ、「監督、コンテ、演出、シリーズ構成脚本たつき」と商業アニメで網羅しているのは尋常ではない脚本についてはWikipediaの項目を参考にした)。福原Pは、その秘訣はレイアウトからビデオコンテ、セリフ、声の仮当て、声優への細かな演技指導、修正、差し替え、調整という全ての作業をやりつつも「作業のカロリー計算ができる」ことだと語っている。

「そこらへんはプレスコで作ってきた『てさぐれ!部活もの』の経験が活きていると思いますたつき君はその場のグルーヴ感で「これはやったほうがいい」と思ったら作業しちゃうんです。その後のカロリー計算も、しっかりできる人」

http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1488452395

「北風がバイキングを作った」ではないが、繁忙期は1ヵ月ほぼ泊まり込みだったという『てさぐれ!』における過酷な進行がたつき監督を鍛え上げたことは間違いない。余談だが、ファンによるスタッフロールの解析やたつき監督のTwitterでの発言から、『てさぐれ!』2期からirodoriメンバー関西から呼び寄せたようだ。一部で話題になった出来事もこのあたりに遠因があるのかもしれない。閑話休題

福原Pの言うカロリー計算とは、「作業量」と「かかる時間」と「納期まで時間」を正しく見積もることができるという意味だ。結果、各話を見ても全体を通して見てもまったく破綻していないばかりか、各話のバランス、全体のバランスがとても良い。ほとんどの工程にアクセスし、手を入れ、なおかつどこか一場面に片寄っていないということは特筆すべき能力だ。このバランス感覚ミクロの視点とマクロの視点、ミクロの作業とマクロの作業の両セットを備えていないと成り立たないものだろう。シナリオ含め、一貫してたつき監督の思想が反映された『けものフレンズ』。そこでは、「美少女の細部にひたすら耽溺したい」というような偏ったフレームは分解され、ごく抑制の効いたボリューム/表現としてバランスが整った形で配置されることになる。

最後は、アニメばかりを見ていないアニメ監督。これは富野由悠季が公言し宮﨑駿も暗に語る「アニオタが作るアニメはつまらない」という言葉の裏返しであるたつき監督がケニア育ちだったから、というわけではないが本人の発言ではアニメを「ちょいちょい」見るようになったのは大学で「アニメを作りたい」と思った頃からだという。この時点で「東浩紀は『セーラムーン』をリアルタイムで観ていなかったニワカ」とディスられたレベルでのガチのアニオタではないとも言えるが、ここではirodori制作の短編を元に検証してみたい。

1作目『眼鏡』にあるのはメガネ萌え主人公エヴァギミックNARUTOアクションジョジョネタ(格闘ゲーム版)、東方という、既視感のあるオタネタだ。テンポの良さやオチの付け方など評価できるポイントはあるが、お約束というメタ設定(いくら殴られても負傷しない、カエルが空を飛ぶ、怒りで異形化、いくらでも撃てる弾薬など)のあしらい方はごく普通オタク価値観を共有している人向けに作った短編という印象だ。

続く『たれまゆ』では全体的にパステルカラーキャラクターの柔らかい描写に取り組んだことが見て取れる。手描きによる2Dアニメで制作され、架空の田舎の超常的儀式を通して小さな世界が描かれる。しかし、作業コストが高かったのか、合わなかったのかこの後は2D手書き手法は行われていない。

第三弾『ケムリクサ』では再びソリッドな3DCGに戻る。NARUTO風のアクションレベルアップし、設定も作り込まれている。リナちゃんズと呼ばれる5人の可愛らしさと非ー人間ぽさには独特の魅力がある。『眼鏡』のようにネタをそのままネタとして扱うことはなくなり、説明は最低限。たつき監督の作家性の輪郭がはっきり見えだした時期だろう。30分弱の作品にかかわらず、構成やカット割りに無駄がなくかなり洗練されている。しかし、完成度の高さと裏腹に、注目を集めた『眼鏡』よりも再生数や評価は低調だった。ニコニコ動画の過去のコメントを見ると『眼鏡』の軽いパロディのノリを期待する声が多く、制作側としては不本意な結果だったのではないだろうか。ここでは、1作目でふんだんに盛り込んだパロディで注目を集め、2作目では手描きアニメに挑戦。結果、手描きからは撤退し3作目では3DCGでストイックな作品に挑戦したという流れを指摘するに留めたい。

4作目となる『らすとおんみょう』は福原Pと出会うきっかけとなった作品と言われているが、1話を作ったのみで未完となっている。女性のキャラクターの表情はまた一段レベルアップしており、3DCGの中で2Dアニメ表現に歩み寄りたいという制作者の努力が見て取れる。何がこの作品を放棄させたのかは推測でしか語れない。多忙となったためや、異国の魔女と「適当だけど超強い男子中学生っぽい陰陽師(の下請け?)」が子作りするという設定に着地が見出だせなかったのではないかと思われる。現在残された多くの断片からは具体的な落としどころは示されていない。同作はいわゆるハーレムものの構造を取っており、一方でたつき監督の描く萌えはごく控えめだからだ。

5作目となる『のための』はirodoriとして最後の自主制作作品となった駅長さんシリーズ。できあがった時期は前出の『てさぐれ!』の激動を超え、プロフェッショナルとして確立した後になる。正確には『らすとおんみょう』より前に断片的な映像が出ていたが途中に長い中断があり、実質的に『てさぐれ』後に作られたものとみなすことができる。時系列で書くと2012年に2年がかりで『ケムリクサ』が完成。2013年前半に『らすとおんみょう』(1話)。2013年後半から2015年まで『てさぐれ!』シリーズ2016年8月末に『のための』が『駅長さん フル版』(以下、『駅長さん』と便宜的に表記する)として完成した。この作品は5分という短い時間ながらプロの仕事というべきものだ。目が描かれていない駅長さんの動く姿には、これまでに向上した技術が昇華されシンプルな姿で完成している。

ここで「アニオタの作るアニメ」(以下、オタアニメ)の定義について考えてみよう。もちろん厳密な定義などできようもないが、本文章が求める要件は「特定の層だけをまなざしている作品」であり、具体的には「アニオタ視聴者を満足させることを目的とした作品」であるたつき監督は『眼鏡』では明白にオタアニメを目指し、続く『たれまゆ』では本格的に手描き2Dを試み、より迫ろうとした。ここで最初の転機が訪れる。手描きという手法があまりにハイカロリーだったからか、ここでこの方向は放棄された。なろうと思っていたがなれなかったのだ。以降、アニオタ視聴者をメインの観客に据えることはなくなり、アニメばかりを見ていないアニメ監督として本来の姿、幅広い層へアプローチする道を歩むことになる。

ケムリクサ』の段階で3DCGによる手法に迷いはなくなり、削られたカットからも抑制の効いた演出を志向していることが見て取れる。この作品から作風が変わったようにみえるのはテーマシリアスからだ、という批判も予測されるが「ストーリーシリアスになる=オタクに媚びていない」という短絡は採用しない。実際、表向きはオタク向けの作品ではないと装いながら水面下で「今回はこういう感じで行くのでひとつよろしく、へへへ」と、メタ構造(オタアニメにおけるお約束の構造)やメタ構造を逆手に取った仕掛けを差し出すという交渉を行う作品は実に多い。同時に「まったくオタクに媚びてませんよ」という宣言は、冒頭に挙げた父親の比喩と等しく、オタアニメの枠組みから実は一歩も踏み出していない。『ケムリクサ』では前2作であえて“なろう”とした努力が消えている。木の枝が河に落ちるように自然に、観客と交わす密約もなく、反発もなく、媚びていない。ピンポイントに評価される層よりも広い範囲をまなざしている。『眼鏡』よりクオリティは高いにも関わらず受け入れられなかったことは間接的な傍証になるだろう。

『らすとおんみょう』ではその揺り戻しといえる現象が起こっている。ギャグテーマTwitterで発言しているが、いかにもオタアニメという構造(そのままアフタヌーンあたりで掲載されても不思議はない)にチャレンジするも1話を完成させた後に頓挫。理由は色々考えられるが、これまで見てきた通りハーレムものの企画自体がたつき監督に合わなかったと考えるのが妥当だろう。この時期が2度目の転機になる。ある程度スタイルが固まったのだ。それは『ケムリクサ』で表現されたスタイルの延長にありジャパリパークへ続く道だ。キャラクターに瞳を描くことさえ取り止めた『駅長さん』は『らすとおんみょう』の続きは作らないという静かな意思表明とも受け取ることができる。


再び繰り返しておきたいのは「3DCG作画」、「バランス感覚」、「アニメばかりを見ていないアニメ監督」この3つはどれかひとつが先立つものではなく、お互いに深く関連しており不可分なものだ。『けものフレンズ』ではこの全ての要素が花開いている。この作品に超絶的な技巧が込められた作画や、ぴちぴちとした美少女あるいは美男子を求めることはできない。あるのはサバンナに向けて開かれたような、開け放たれた窓だ。振り返ると、室内にはエヴァ以降20年にわたる作品がある。時代を代表する色褪せない傑作もあるだろう。でも、もう昔の作品だ。新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込み、清々しい朝日に貫かれた後では、戸惑いつつも思い知らされるのだ。どれだけ偏狭な価値観に縛られていたか。こんなにもこだわっていたものは汲々としていたか。自由とはこういうことだったのかと。

自由の味。開放されるということは、決定的に変わってしまうということでもある。一度開放されたことを理解してしまうと、重さの無いなにかが失われてしまい、二度と戻ってはこない。それを無視して、例えば「エヴァけもフレ」というように馴染みのある文脈に引きずりこみ安心することもできる。「ローエンドなCGでもいいものは作れるんですよ」と心の平穏を装うこともできる。でも、そういうことはもうやめにしよう。『けものフレンズ』はこの20年間潜在的に待ち望まれていたアニメばかりを見ていない監督によって作られたアニメなのだ。その面白さの本質は、ガイナックス的なアニメ価値観とは別の場所に立っていることによるのだ。私はたつき監督の成果に最大限の賛辞を贈りたい。素晴らしい作品をありがとう

ただ、アニメを見る目がこれまでとは違ったものになったことは少し寂しく感じてしまう。世に次々と出てくる新しい作品がどれだけ面白くても、それらが“過去の遺跡の新作”ならばそれだけで手放しで楽しめなくなったからだ。つまり、ちょっとした困難をかかえこんでしまったことになる。でもそんな心配はあまり気にする必要はないのかもしれない。なぜなら、すでに誰かが言っていたようなのだ。困難は群れで分け合えと。

2017-07-07

https://anond.hatelabo.jp/20170707150020

お、がんばってるな。

残念だけど、納品前に「全社員でチェックして直してほしい部分まとめたから見て」でその細かい文字の大きさやセル内の文字寄せは戻るかもっとからないようになるぞ☆

https://anond.hatelabo.jp/20170707010809

グラフィックデザインがメインの会社で社内でたったひとりのWebデザイナーなんだけど、今やってるWeb制作案件がちょうどこんな感じ。

ホームページビルダー更新できるように、レスポンシブで、記事なんかを色々と書きたいということで静的サイト50ページほどを作成

明らかにWordpressなり使ったほうがお互いラクだと思うんだけど、それは断固拒否された。ホームページ・ビルダーでできないからだそうだ。

サイトマップリンクの導線も全部ド素人クライアントから完全指定迷路みたいなサイトで、作っている自分でもどこにどのページがあるのか未だに覚えられない。

そして今9割ほど出来てるんだけど、とにかく修正が多い。修正というより変更。



Tableタグ内で、このセルのみ左揃えにして欲しい。やっぱり右。やっぱりフォント少しだけ小さく。だとか

あっ ここのサイトっぽくしてください。ここのサイトとここのサイト混ぜたような感じで。だとか

その参考サイト全部WordPress使ってますけど...



普通Webサイトセオリーデザインセオリーを全て無視したクライアント意見尊重しないといけないので、インターネット上に漂うゴミをひたすら捏ねている気分。

デザインの4大原則? もう跡形もない。 分かりやすい導線? 作ってる自分でさえテキストエディタのツリー見てURL入力しないと各ページにたどり着けない。

そもそも悪いのはこんな案件安易に受けてきた営業さん。CMSナシで記事をどんどんホームページ・ビルダー更新してかつレスポンシブ?

静的サイトでどうやって? アーカイブとか過去記事とか全部手入力するの? Jekyllとかの静的サイトジェネレーターの使い方でもクライアントに教える? それならWordPressの方がずっとマシだ。

今までクライアントから届いた修正PDFの量は100をとうに越えている。1つのPDFにつき5ページくらいだから500ページ分?

かい文言の変更、ウィンドウサイズは人それぞれなのでである程度は仕方ないと伝えているのに改行がおかしいだとか。グラフィックデザイン勘違いしていらっしゃる

何が悲しいかってこんなことがもう半年続いているということと、くだらない修正をしても何のスキル向上にもならないということ。

社内に他にweb系がいないので理解者はなし。

ヘイトがすごい溜まっている。

2017-07-04

コピペって地味に改変されていることあるよね

2chで良く見かけるコピペ、内容が増補されることあるよね。

俺がはっきり自信もって言えるのは「エルマ族のケムチャ」

こんばんは。

エルマ族のケムチャといいます

エルマ族の中でも優秀なハスーイの末裔ですよ。

この前友達のクレセロとジャッフンーの大会に出たんですよ。

優勝商品がラダヌシャとポールモーコーで若干気合いが入りましたw

それで決勝まで行ったんですけど、凄い面白い事が起きたんですよ。

最終のババウのときに、クレセロがケウェーウをシャイツwww

しか相手チームもハジャエをロッキンスマールしてたしwww

セルニャじゃないんだからwwwww

まじうけるwwwww

ナハユwwwwwハユイwwwwwケスwwww

やべwwww母国語でちゃったwwwバスwwww


これの

優勝商品がラダヌシャとポールモーコーで若干気合いが入りましたw

は後世に挿入されたものだ。一体だれが。僅かばかりの顕示欲があったのだろうか。

いつ誰とも知らず挿入された。ちょっとだけそれに想いを馳せている。

2017-06-26

地獄の社内SE

社内SEになった。

仕事を辞めて主夫業に勤しんでいたら、知り合いから声がかかった。

1人で社内システムを作ってきたおじいさんがあと数年で定年になるから

引き継げないかとのこと。

メインのシステムベンダー委託してて、そのおじいさんが作っているのは、

メインシステムデータを加工して2次利用しているものほとんどとのことだった。

社内SEはなんとなく楽そうなイメージがあったので、就職した。

言語エクセルVBAとVB.NET 1.0。

中身を見るとどちらもかなりやばい

VBA編

ウォッチウインドウを知らないのか、変数はすべてセルに入れてる。

 変数名はすべてRANGE("A1").valueみたいな感じで全く意味が分からない。

・処理遷移がおかしい。

 セルに1を入れる。そのセルchangeイベントで処理が動くとか。

 SHIFT+F2が無力化されてる。

・なるべくワークシート関数で処理してる

 データベースからとってきたデータを丸ごとワークシートにコピーして

 if,vlookup,match関数を駆使して帳票にしたり、CSVにしてる。

 データ100件制限があったり、1関数を直すときは100行コピーしないといけない。

 画面中に埋め尽くされたワークシート関数をみて途方に暮れる。

・format関数を知らない。

 8桁の日付をとりたいときyear、month、day関数がワークシートにあり、

 その下の行で月の二けた判定、日の二けた判定のif関数で頭の0をつけ

 3行目でconcatenateしている

タイマー起動

 毎朝100本ぐらいのマクロが動いてる。

 タイマー起動なので、毎日セットしないといけない。(タスクスケジューラーを知らない)

 がんがんエラーが発生するので、マクロ設定をエラー処理対象外エラーで中断にしないと動かない。

・遅い

 textboxのchangeイベントでDBからデータ取得処理を入れているので、データが多くなると1文字打つごとに数分待つ状態

 exitイベントを知らないらしい

 DBの更新処理でもテーブル全件とってきて、ループしながらキーが一致するのを探して更新

そんなつっこみどころしかないEXCELマクロが200本以上ある。

VB編

・.NET1.0

 windows7や8に無理やり.netframework1.0を入れて動かしてる。

 顧客PCにも入れてる

オブジェクト名は代えない

 変えられることを知らないのかもしれない

 textbox100とか存在してる。

 EXCEL同様変数は隠しtextboxに入れてる。

設定ファイルおかし

 1.0なのでconfigがないのはしょうがないが、設定ファイルは固定パステキスト

 行数で管理

・WAITがいっぱいある

 試しに取ったら動かない

・DBを最後まで回すとき

 例外が発生するまでまわす。

変数関数スコープ管理

 ない。基本グローバル

クラス

 ない。

ネスト

 ない。

おじいさんが20年にわたって深夜残業休日出勤を厭わず作ってきた、地獄の社内システム担当になったらしい。

2017-06-21

ドラゴボの孫悟飯セル戦後ニートになるのが自然

バトルアンドバトルの生活から真面目な学生へ戻れるとかウソだろ

と当時思っていたがドラゴボチョで就職したものの嫁実家の財力に寄生していたのでもう許した

2017-06-18

日本語ラップ界は面白い

https://anond.hatelabo.jp/20170616211934

MステMonster Visionが、キツイと思うのはフリースタイルダンジョン見てないとわからない内輪ネタラップたからだろ

でも、日本人ラッパーには色々な人がいて、面白いんだと思うだけどな

あのMステ見てるだけでも、肝心の最後のキメ顔してる時、漢がアレのハンドサインしてたり、般若関ジャニ∞と戯れてたりさ

DOTAMAはこれからどうなるんだとかさ

そもそもフリースタイルダンジョンは、来週晋平太と漢がバトルするけどどうなるんだとかさ

こういう楽しみ方を増やしている今の日本語ラップ界はエンターテイメントとして面白いと思う

今あげたのも楽しみ方の一つに過ぎないんだけど、そうやって楽しみ方の裾野を広げてくれればいいと思ってる

あの出演してた8人以外にもラッパーはめちゃくちゃいるんだし、今のバトルブームセルアウト的な売り方が嫌いなラッパーもたくさんいる

自分なりの楽しみ方を見つけて自分で楽しめればいいんじゃない

少なくとも、Mステ出演は日本語ラップ界の底上げとして盛り上がってくれればいい

で、自分が好きなラッパーが泥水すすってるんじゃなくて、もっといいパフォーマンスできるといいなと思う

2017-06-06

セルの扱いの悪さ

フリーザは復活映画が作られたり、よく強敵として名前が挙がる。ドラゴンボール代表する悪役で間違いないだろう。

ブウは仲間になっちゃったので地味に出番がある。

そらに比べてセル名前すら出てこない。鳥山明セルのことを忘れちゃったのかな。

2017-06-03

Excel

Excelワープロ代わりにするクソ

用紙の幅なんて気にしないで適当入力した行にある程度入力したら

下のセルから続きを入力しかもご丁寧に行頭に空白を入れて

当然、印刷プレビューなんてしないんだぜ

印刷しないんならそれでも良いけどさ、お前は紙で配布なんだろ?

データ打ち込んだだけで何やりきった感だしてんの

かい調整は全部私なんだよ

それでいて手柄も独り占め

アホ課

2017-05-31

http://anond.hatelabo.jp/20170530135453

って感じではじめてみてはどうだろうか?

料金設定で競合になるのは

って感じか?

隙間を狙うにはサイゼミニフィセル(パン)みたいなの付けて600円台後半~800円程度でどうだろう

2017-05-29

政治に夢を持つのはやめろ 政治を見るな 投票に行くな

未だに理解できてない人もいるのが驚きだけど

日本の政治自民党という与党と最大野党であった公明党が連立した時点で

政権交代可能性も立ち消えたし与党是正できる実務能力のある野党も立ち消えたか政党応援するだけ無駄

ベジータカカロットポタラでくっついてる状態ヤムチャクリリンで勝てるわけがない

仮に元気玉を送って奇跡的にヤムチャ勝利したとしてもヤムチャじゃセル魔人ブウ時間稼ぎすらできないことが露呈したか

この先100年はベジット政治約束されてる

政治的思想対立しないといけない同士が連立して平気な国民性が異常なんだけど

実は裏の政治的思想対立してなくて「老人の票を獲得する」という宗教意気投合してるから成り立ってる

完全に自分らのオマンマのための勝ち戦を開始したのが日本の政治

これに対して野党は下手に政権取ったら実務能力ないせいで失策して経歴に傷がつくのを民主党勉強たか

まともな反論や対案をせずに形だけ有権者アピールする方向に切り替わった

言ったら責任取らされるから核心を付いた言及はしない

から馬鹿に見えるけどあれはわざとやってるだけ

わざとIQを下げてキン肉マンを読んでるのと同じで、建設的な議論にもっていかないようにしてるだけ

政治をしてるようで何年も前から誰も政治をしてない

国会中継はどうやったら投票数稼げるか安寧とオマンマ食えるかのゲームを見ているだけ

 

その土壌を根底から覆してしまう唯一が投票率の低下なので

己のオマンマのためにベジットが勝つのが決まってる天下一武道会に見に来いという

2017-05-25

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=63042607

「砂がたくさんある」とかスケキヨとか本編で使われた要素を必然性も無いところに流用するのってなんなんだろう

セルフパロディとは違うがちゃんとした言い方はあるんだろうか)

個人的にはただの盗用、オリジナリティの欠如にしか見えなくて凄まじく萎えるんだが、ブクマで褒めてる奴らは平気なのか?

ついでにいうと親しくなる理由生命危険をもちこんでるところも安っぽい

本編1話でもセルリアンとの戦闘は発生しているが、あれは世界設定や、人を助けようとするサーバル性格、機転をきかせるかばんを見せるためのエピソードであって、二人の仲を深めるためのものじゃないんだよなあ

吊橋効果みたいなのに頼らないと成立しない仲のよさなんて大したもんじゃない

そんな理由友達になった二人なんて嫌だ

そういうのは例えばH×Hナックルシュートみたいに、本来なら相性が悪くてまず友達にはなれない奴らをくっつけるときにだけ使うものなんだよ

そのへんの機微をわかってほしかった

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