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はてなキーワード: 広告業界とは

2019-12-04

ヤバいやつに会った話

話は3週間前に遡る。

Fastgrowとかいサイト主催で、ベンチャー界隈で活躍しているビジネスパーソンを招いてパネルディスカッションをしてくれるイベントがあった。

テーマが「事業開発、BizDev組織のあり方」みたいな内容だったので、現業に通づるところもあるだろうと思い参加してみた。

イベント1部はラ○スル、シ○テル、キャ○ィというBtoBプラットフォーマーの3社のCxOと、それら企業のBizDev部門の長が話をしてくれて、期待通りの内容だった。

2部は軽食が出されてCxOと1対1で話が出来るとのことで、私はラクスルCOOと話すべく並んでいた。

その時、ヤツが後ろに並んでいた。

ヤツ(以後Aと呼ぶ)は、脱税徳井CMでお馴染み、某家計簿ルーツの経費精算のSaas企業に勤めていた。

その場は名刺交換をして当たり障りのない会話をしただけだった。

ラ○スルCOOと話した後、シ○テルのCEOとも話がしたかったので並んでた際、他の数名とも名刺交換をした。その中にBがいた。

Bは、特許簡単審査できる、的な内容でベンチャーを立ち上げていて、よくわかんねぇけど面白そうで、

特許という古い慣習が残っていそうな業界課題解決してくれるようなベンチャーだった。

グイグイ系でコミュニケーションを取ってくるので、ヤベェ奴なのかなと思ったが、話が面白かったのでその日は閉場するまでBと話し込んでいた。

翌日BからFacebook申請が来た。

面白そうな事業をやっているとはいえ、惰性で名刺交換をしていた中の1人だったので、3日くらい放置していたのだが、

他の通知処理をしてる際、うっかり承認すると、いきなりメセージが来た。

「せっかくああいう場で知り合ったし、今度飯でも食いながら話しようよ!」

積極的だなぁと思いつつ、まぁこういうイベントでは良くある、

ベンチャーとしてネットワーク作りたい系のやつか、もしくはリクルートの一環か、そんな程度に思った。

全然いいですよ!ぜひ!」

まぁ暇なときに飯奢ってもらうかと、適当に2日おきくらいでメッセージをやり取りして日程を決めたのだが、

祖母が亡くなって帰省しなければならなかったこともあり、リスケされ、ようやく飯を食いに行けたのが今日だった。

この間のメッセージも全力のタメ語で、おや?と思うところも多々あったが、初対面からグイグイ系だったBのキャラも相まって特に気にしていなかった。



待ち合わせは大崎

ほとんど降りたことの無い駅に降り、南改札前で待った。

18時45分。早い。

Bが来た。

お久しぶりです」

「お待たせ!飯行こっか!定食でいい?大戸屋行こっか!」

???

あー、ほんとに飯なのか、飲みじゃ無いのか、まぁそんな事もあるか、大戸屋とか久しぶりだなぁと、ゲートシティ大戸屋へ向かった。

事業調子はどうですか?この前の特許の話面白かったんで飯屋ついたらもっと教えてください!」

「え?なんのこと?俺マ○ーフォ○ードだよ」

???

不覚。Aだった。

かにマ○フォの人とも名刺交換した記憶が微かにある。ただ、マ○フォの人とはそんなに話してないぞ。

まぁしょうがいか、マ○フォも拡大路線からリクルーティングされる感じかなー、だりぃなぁー、と思っていたら大戸屋に着いた。

着いてからは飯を食いながら、私のいる広告業界の話や海外どこ行ったことあるかという話、サウナの話、と他愛の無い話をした。

着いてから30分、飯を食い終わるまであまり生産性の無い会話しかしてなかったので、こんな話で良いのかなと思っていた。

この人は何が目的で俺を飯に誘ったのだろう?

友達いないのかな? 変な人だし、いなさそうだな。。。

広告業界に憧れてる系の人なのかな?


ここで帰っても良かったのだが、どうせリクルーティングするつもりだろうと、

どんな感じでリクルーティングするのかも興味があったので、こちからキャリアの話を持ちかけてみた。

最近キャリアとか悩んでるんですよねぇ」

(大して悩んでないし、そもそも初対面の人にそんな話しない)

『カチッ』

Aのスイッチが入る音が聞こえた。

増田くんは人生で成し遂げたい目標とかある?キャリアを考えるなら目標から考えなきゃ」

特に無いですねぇ、強いて言うなら馬主ですかねぇ、JRA馬主資格を取るには最低でも年収1700万を2年続けなきゃいけないんで、まずはそこが目標っすかね….」

「それってサラリーマンじゃ無理だよね? もっと何がしたいとか、世界にこんなインパクトを与えたいとか、そういう目標は無いの?」

「まぁ馬主冗談っすけどねw 特に無いっすねーw」

Aのスイッチが更に入ったのを感じた。

自分人生の夢とか目標を言うとき冗談を言うのは良くないよ。

人生における目標をしっかり立てる、そこに向かってしっかりと計画を立てる、計画通りに行くために弛まぬ努力をする、それが大事なんだよ。」

何だこいつ、初対面なのにうぜぇ。怯んでいる間にAは続ける。

「なんとなく増田くんが変わりたいって思っているのはすごく感じる。

どこの業界でどんな仕事をしたいとか、転職したいとか、そういうのは無いの?」

「今の部署はすごく成長できる部署だと思っているので、あと2年位勉強して、その間に考える感じですかねー。

業界変えて同じく事業開発的なことをやるのもありかなーと考えてますね。」

旅行に行く時を考えてみてよ。JALに乗るかANAに乗るかを先に決めないよね?

まずどこに行くかを決めるのが重要だよね? それと同じでまずは自分人生で本当に成し遂げたいかを考えてみようよ。

一緒に考えてあげるからさ。」

「そ、そっすねー ^^」

何だこいつ、初対面なのにこんな説教たれてくるとかおかしいだろ、頭沸いてるだろ、

マ○フォ今後絶対使わねぇ、マネーツリーにする!とか考えてたらAの自分語りが始まった。

「俺も25歳のとき悩んでて。当時ヤ○ハに勤めてて浜松に居てさ。

その時ちょうど出張東京に来ることがあって、友達と飲んだんだけど。

その時、その友達がすごく面白い先輩がいるから是非一緒に飲もうっていうもんだから一緒に飲んだんだよね。

そしたらその先輩がすごくて。会社辞めて自分事業を3つもやっていて。

フリーコンサルやってたり、ベンチャーアドバイザーとして入ってたりしてるらしくて。その時その先輩にすごく感化されちゃってさ。」

へぇ。」

ダルかったのでスマホをいじり始めたが、構わずAは続ける。

「その時、その先輩と一緒に初めて自分人生目標を考えたんだよ。

そしたら人生が一気に開けた感じがしたんだよね。

そこから目標必要なことを一つづつこなしてる。

今3社目だけど、全部目標必要スキルを身につけるためにあえて在籍してるんだよね。」

「そ、そうですか。」

ピュアな子なのかな?

良いこと言ってるのは分かるし、正しいこと言っているとも思うが、初対面の人にする話では無いだろ。

わずAは続ける。

自分人生真剣になれる人は実はごく少ない。

目標を立てられる人もごく少ない。

目標を立てられても努力できる人はもっと少ない。

努力できても結果を出せる人は更に少ないんだよ、増田くん。」

「そ、そうですね。」

少なくともお前はまだ結果出してないし、サラリーマンだろうがww

増田くん本とか読むの?」

「読みますよ。マーケティングとかファイナスとかアカウンティングとか事業戦略とか仕事関係の類が多いっすね。」

若いなー。俺も25歳にその先輩と出会う前はエクセルとかパワポを使いこなす本ばっか読み漁ってたよ。」

エクセルパワポの本って読み漁るほど読む必要無いだろ…

わずAは続ける。

「その先輩から教えてもらった3冊の本で俺は人生が変わったんだよね。(無言)」

そこは勝手に喋ってくれよ…

こっちが聞くの待つんじゃねぇよ…

「なんの本ですか?」

「知りたい(‾◡◝)?」

(゚Д゚)ウゼェェェ

もはや苛立ちを隠せていなかったと思うが、

この3冊を聞いたら速攻帰ろうと心に誓い、相手をしてやる。

「知りたいです。」

しょうがないなぁ。1冊目は3冊の中でも本当に僕の人生の中で一番変えてくれた本なんだ。

金持ち父さん貧乏父さん』って知ってる?」

キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!

キヨサキは悪くない。キヨサキは良いこと言ってる。

キヨサキに感化される量産型のお前が悪い。

キヨサキは人にすすめる本じゃない、たいていみんな一回はどこかで通ってるよ…

笑いをこらえるのに必死だった。が、なんとか持ちこたえて答える。

「ふっ。もちろん知ってますよ。キヨサキっすよね。大学時代に読みました。本棚のどっかにあると思いますわ。」

わずAは続ける。

「そうなんだ、読んだことあるなんてスゴイね。

まぁ日本で400万部くらい売れたらしいからね。読んでるよねー。

2冊目もすごくいい本なんだけど、『キャッシュフロークワドラント』って本。

お金が稼げるか稼げないか自由を得られるか得られないかは、職種によってすでに決まってるって内容なんだけど、

これを読んで俺はビジネスオーナーにならないとだめだな、って思ったんだよね。」

キャッシュフローマネジメント

キャッシュフロー経営的な、経営学の実務本かな?

自己啓発系の本かと思ったら、意外とまともな本出してきたな、ググるか。

キャッシュフロー、、、何でしたっけ?」

クワドラントだよ」

ポチポチポチ、、、、



Amazonキャッシュフロークワドラント 著:ロバート・キヨサキ


キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!


2回目のキヨサキ卑怯ww

3冊出すのに2冊同じ著者は卑怯www

キヨサキ連発は卑怯だよwwww

もはや完全にツボに嵌り、笑いを必死に堪えていたので、3

冊目も熱心に話してくれていたが記憶に残っていない…




ここまでトータル1時間半、苦行のような晩飯が終わった。

見ず知らずの人に説教をされ、

ロバート・キヨサキの2頭出しという素晴らしい持ちネタ披露され、

帰り際にはウワサの先輩との3人でのメシも誘われるなど、

波乱万丈・奇々怪々・奇想天外・びっくり仰天なディナーが終わろうとしている。

ようやくレジにて、お会計

「別々で!」

\\\\٩(๑`^´๑)۶//// オゴレヤ ━━━━!!

以上、執筆時間2時間。。。


ここで皆さんに質問なのですが、彼は一体何者なんでしょうか?

①キヨサキに感化された量産型

②次回マルチ勧誘してくるヤバイやつ

 (もちろん会うつもりはまったくない)

③今後世界を救ってくれる神が作った救世主

==

②かなと思って「アムウェイ キヨサキ」でググったらめちゃヒットしました。マルチ安心した。

2019-11-18

anond:20191118103436

お前は現実を知らなさ過ぎる

本当にそうなら広告業界がここまで大きくなってねえよ

2019-11-11

anond:20191111130110

掛かる看板入り口が変わったら、当然その分の販路宣伝が難しくなる。

自分からアクセスする人間だけなら広告業界がこんなに大きくなってないだろ。

  

理論データのない(間違っている)排除差別のものであり、認められないという話でも有る。

2019-11-10

anond:20191110042231

18禁漫画とレーディングされてるもの性器描写基準なるみたいだけれこれを適用させると広告業界がめちゃくちゃになるのでは


全年齢で見れる広告は全年齢なので、18禁漫画関係ないよ。

そりゃ18禁表現を全年齢の広告に載せるとめちゃくちゃになるかもだけど、今回は関係いか安心して。

レーティングを比べるなら全年齢漫画とか全年齢アニメとか全年齢小説とか全年齢映画とか全年齢ドラマとか全年齢イラストとかだよ。

あと、全年齢の女性向けと思われる駅の広告とか雑誌とか本とかいろいろ見ればわかるけど、

宇崎ちゃん特別きわどい表現のように言ってるけど事実じゃなくて、

宇崎ちゃんを認めてない世界が実現すると逆にめちゃくちゃ厳しい規制になって、今ある街中のほとんどの広告は消えることになるよ。

それこそ、これを適用させると広告業界がめちゃくちゃになるかな。

お気持ち何が悪いのかわからない

表題の通りなんだけれどお気持ち何が悪いのかわからない

最近だと宇崎ちゃん問題

私は宇崎ちゃんの大きな胸を強調した構図はやはり性的意味を含んでると感じるしそれを感じる人感じない人の目に触れる場に貼るポスターに起用するのはやっぱりおかしいと思う

そしてそれに反対をしている人達に対しては屁理屈を展開してるなぁって感じ

(胸を大きい人がエロな訳でもないし宇崎ちゃんを悪く言いたいわけじゃなく胸に視線誘導させる構図じゃなくて1巻の絵の方が該当のポスターには適切じゃないかな)

この考えが「お気持ち」と言われてしまうのは性的基準が定められていなく個人的基準で測っているから、ってことなんでしょうかね

18禁漫画とレーディングされてるもの性器描写基準なるみたいだけれこれを適用させると広告業界がめちゃくちゃになるのでは

ここ詳しく言語化してくださる人がいたらよろしくお願いしま

個人基準って生きてきたまたは勉強してきた環境上下ある物だけれどそこで培ってきたもの物事判断するのはお気持ちなんじゃないかなってお気持ちです

2019-11-06

anond:20191106003138

ジャンプラブコメにそんなイケイ俺俺グイグイ系の男出てくるかね?

これって広告業界とか金融系とか体育会系とか独特のヤバい文化なんじゃないの?

ジャンプが無い外国でもそういうのあるっていうよ

2019-10-25

anond:20191025105257

からキズナアイしろ宇崎にしろ広告手配したやつ(電通博報堂かしらんけど)が

世間温度感を見誤って女キャラをありえないほど安っぽくポンと出してそのまま使ってるから女様も腹を立ててるのであってな

考えることがあからさまに女性としての社会経験のない広告業界のおっさん世間に隠れひそむオタクを頭数だけ釣りたいだけの使い方やないか

アニメイトとらのあなでやったら女も文句は言わねえのに

まんまと頭空っぽのままつられて擁護にまわってみせる一部オタクどもw

ランサーズで金でももらえるのかよw

2019-10-24

露出巨乳は超キャッチー広告手法

献血のアレ

もうね、分かってるだろうけど水着巨乳男性めっちゃ釣れるの。裸もオッパイも嫌いな男性だっているかも知れないけど、広告業界からすれば切り捨てて良い人数。そういう人向けの時はそういう人向けに作る

誰かが言ってたけど、男性に対しての水着巨乳みたいなのが女性には無い。あるけど注文が多いし多岐にわたる。だから女性向け同人世界は広大なんだと思う。男性向けはまさにクリムゾンみたいな流行りがパコればOKくらい単純

から今回で水着巨乳が使えなくなると非常にキツい。マジで水着巨乳以外男は見ない。AKBみたいなブスが服着てたらで町中で目が止まるか?水着から止まるんだよ。顔はその次。止めてもらわなきゃ駄目、頭の中を一瞬でも広告内容で埋めなきゃ駄目。なのに水着巨乳も駄目だと超きつい。女性向けの手間が男性にも来て手間ダブル。それならみんなYoutubeの無理やり広告に移行するけど、あっちも規制入りそう

お願いだから水着巨乳は使わせてくれよ。劣等感の塊みたいなフェミ共は孤島に籠もって出家でもしてくれよ。たぶんあんたら向けの広告は何処にもないよ

2019-10-01

anond:20191001033255

開封の儀とかやるやつが出るからだよ

ちなみにアメリカ社会保障番号カードってのがずいぶんまえから使われてるんだけど

実在の女のカードをお高い財布の商品見本写真さしこんでうつしてばら撒いた広告業界バカのせいで

その人の税金とかがめちゃくちゃになって政府があやまって新しいのを発行したという事件がある

世界一有名な社会保障番号とかでググればその記事でるよ

 

追記 あったわこれ

https://www.newsweekjapan.jp/pakkun/2015/10/44.php

有名なのは1938年出来事。ある財布メーカーが、新作財布のカード入れにダミーのSocial Security Cardを入れて販売することにしたのが発端だ。そのカードに載っていた番号は社長秘書ヒルダさんのSSN。つまり、本物だった!

2019-09-20

anond:20190920020542

オタク人口が増えてオタク関連が産業として認知されてきただけ。

広告業界広告主になったから、マスメディア好意的に取り上げる。

ネガティブ文脈ではこき下ろすが、そういう論調ニュースバラエティではオタク向けCMはあまり流れていないはず。

ネットメディアが発達する前は世間の印象はマスメディアによって形成されていたが、その名残がまだ残っている。

それ自体生産的でない趣味に傾倒できる人々が多くいる日本社会は、それなりに豊かで平和だということです。

2019-08-24

anond:20190824180013

CMゴミからそう思うわけだよね。

広告業界にはそういうセンスとかなくなって久しい。

2019-08-20

そっちのクリエイティブでいいのっていう

https://dentsu-ho.com/articles/6727

今回発表したのは、バイオテクノロジー分野のスタートアップ企業「GRA&GREEN」による“異科接木”の技術で、僕たちはその展示をプロデュースしました。

学生時代ディレクターを務めていたTodai To Texasというプロジェクトを通じて、GRA&GREENメンバーと知り合いました。

学生時代から工学分野を学んできて、ものづくり領域にも、広告業界が得意とするクリエティブの力が必要だと感じていました。


これって、GRA&GREENの接木のアイディアクリエティブでしょ?

展示をプロデュースするのってクリエティブなのかもしれないけど、あっそうって感じで。

なんか広告クリエティブってピントずれてるんだよな。そっちのクリエティブでいいんだ。みたいな。

2019-07-30

anond:20190730123021

元増田の言い分は分からなくもないが、高い給料を払って優秀な記者を雇い、きちんと裏をとった取材をしたうえで複数人のチェックを得て記事を作り上げるという既存マスコミの枠組みが、ネット社会安易スピード重視に負けてしまって良いのだろうか?

現状の新聞記事がそれほどレベル高いとは思っていないが、それなりの頭脳の持ち主に記事を書かせてきちんと裏をとり、誤りがないよう校正もする…という仕組みは従来の新聞社のやり方を踏襲しないと維持できないと思う。

今どき紙に刷って自転車バイク配達するのが前近代的だと言われればそれまでだけど、紙の新聞がなくなると印刷業界とか販売店、広告業界に与えるダメージも大きいと思う。

きちんと取材しているのか怪しいネット媒体に頼るのがどれだけ危ういことか。紙媒体に頼らず、新聞社データ配信して金を取るのがこれからの正しい姿かも知れないが、紙を全廃するのはいかがなものかと思う。

2019-07-25

アニメの作り手=ドラッグディーラー

大きなお友達向け」娯楽を生産するものドラッグディーラーと同じであり、ヤク中を拡大するならいつか刺される覚悟もするべき、なのか?

件の書き込みが訴えているのは、要はその一点だと思う。

アニメ制作会社ドラッグディーラーなら

当然マンガやラノべの出版社

ゲーム関連エンターテイメント企業

キャラクター商品で名をはせる会社

すべてドラッグディーラーだ。

さらに言えば、歴史的に見て「若者カルチャー」と目されてきたジャンル

ロックポップスアイドル芸能もここに含めて)

先端ファッション

モダンアート

ジャンクフード広告業界

これらは全て、「若者」のみならず「いい年をした大人」にまで「終わらない夢」「永遠のアドレッセンス幻想」を提供することで利益を得ている。それらはいずれも「いま」を消費することで成り立っており、「未来」に何も残さない、砂の城だ。


では、これらの担い手もまた全てドラッグディーラーだということになるのだろうか?

それは、「文化」あるいは「娯楽」は悉くドラッグであるという主張と、どれほど違うだろうか?

もちろん、科学技術、知、歴史のように、「いま」を消費するだけでない、「未来」に向けて営々と何かを積み上げていく「文化ももちろんあるだろう。だが、それ「しか」ない世界が豊かな世界だとは私には思えない。極論だが、ドラッグのものなかに「悪なるもの」が存在するのではない。私たちドラッグと誤った関わり方をするとき、そこに「悪」が生まれるのだ。

からアニメ制作会社ドラッグディーラーだという論は、それが全く間違いだとも言わないが、その主張が何か有効視点たり得るとも私にはあまり思えないのである

2019-07-13

未来のミライ面白かったな!(≠いい映画だったな)

はじめに 細田守映画には2種類ある

細田守を知らないほうが楽しめる映画

 デジモンサマーウォーズ

細田守を知っているほうが楽しめる映画

 バケモノの子未来のミライ

つの細田守らしさ

描きたい内容を単純化しつつわかりやすい折り目をつけ、誰でもついていきやすい速度でありながら明確な変化を持って描かれる最大公約数的なストーリーテリング。画面を広く使いつつ視点を大きく動かさないようにする雄大カメラワーク日常幻想の間に半透明の敷居を置き両者をはっきり区別しながら横へと並べる非連続的な非日常性。これがいい意味での細田守らしさ。

ショタコンにしてケモナー自意識過剰キャラクター。誰もが承認欲求に飢えているという断定の元に進む構ってちゃんストーリー。全てを自分の口で説明してしまう自信のなさ。ヒステリックさと寛容さの両極端。これが悪い意味での細田守らしさ。

悪い意味での細田守らしさを楽しめるか?

未来のミライ面白かったと言えるかの全ては、細田守の悪癖、性癖嗜癖理解した上で、その発露を作家性として消費することが出来るかにかかっている。逆に、そういったものに対して一切無頓着に、ただ何も考えずに綺麗な映像流れる時間パラパラ漫画だと思って鑑賞するかだ。

未来のミライには細田守内面”だけ”が描かれている。”だけ”である。この映画は主成分が細田守なのではなく、すべての成分が細田守なのだ。全スタッフの労力、作業製作過程で全て細田守分として返還されてしまう。そこに慈悲はない。この映画は全力で細田守であり、それ以外のものが含まれることは認められていない。実際、この映画制作にあたってスタッフ細田家のホームビデオが見せられたというエピソードすらある。スタッフが「家庭」というものに描くイメージを、「細田家の家庭」というイメージで塗りつぶし、他の家庭から異物を混入されることを防ぐ徹底した管理体制である

登場キャラクター全員が細田守である

くんちゃん

甘えん坊でわがまま自分を認めてもらいたくてたまらない子供は当然細田守であり、彼の成長を通して鑑賞者から贈られる称賛を求めているのも細田守自身なのだ。彼が作中では徹底して直接その苦しみを認められることがないのは、そういうふうに世界を見る細田守細田守の中に居るからである電車好きである点などは細田守の実子がモデルとなっている。彼にとってこの映画自分の子供が成長する姿を通して「かつて自分子供だった頃に成長したこと客観的に見ることになった」という事実を描いたものでもあるのだ。ケモナー成分を取り込んだりハチゲームクネクネしていたりと(ショタコンケモナー向け)サービスシーンも多く、彼が主人公であるということは、細田守にとってはケモナーショタコンであることが自己同一性の核であることを示す。

ミライ

客寄せパンダとして使われまくったのに、出てくるシーンは意外と少ない。未来という名前赤ん坊であること、婚期を逃すことを気にする発言、最終的にくんちゃんに血縁上のつながりを思い出させる役目、これらの要素から「男女の関係によって子孫を残すこと」のメタファー、ひいては「(ショタコンではなく)普通人間として生きること」のメタファーであることが伺える。同時に「世間で受け入れられ、未来に繋がる作品」のメタファーでもある。最初キャッチコピーとして登場し、最後クライマックスにおいてただの細田守回顧録であった映画一般向けの娯楽映画へと引き戻す役目を追っていることからもこれが分かる。

父・母

仕事人間であり、子供の親でもある細田守一般役割に対して性別が反転しているのはジェンダーフリーというよりも、それぞれに細田守に繋がる要素をもたせることで、どちらもを細田守にするためである。時折ヒステリックなのも妙に余裕ぶってみせるのも、自分たちが変わってきたと殊更に言うのも、全て細田守独り言なのだ

ゆっこ

オスケモ。王子だったという発言は、細田守の中で最も大事ものケモナー性癖だったことの暴露である。それにかつてという言葉をつけるのは、今の自分はそれを卒業したという自負である

曽祖父

ホモホモしい外見、言動であるのだがそれがハッキリと語られることはない。ここまで赤裸々にショタコンケモナー自己開示してきて、それをあえて語らないのは、細田守の中において自分ホモセクシャルへの興味がまだ疑問の残るものであるからである。逆に言えば「それすらも」赤裸々にスクリーンに映し出したのだ。

ストーリー解説

ミライが生まれる=『普通家族感』に侵食される

上で述べたようにミライは『普通の家庭』や『世間一般価値観』のメタファーであり、それが細田ハウスに持ち込まれるのは、ショタに興奮だけしていればよかった世界の終わりを意味している。ミライファースト生活否定する姿は、一般向け要素を散りばめた映画を作らされてきた細田守の姿である。その中で雑な反逆に出ては怒られる。悪い意味細田守らしい映画を作ってきたことへの反省と、それに対する怒りが描かれる。『自由ショタでケモいアニメだけやらせてくれ』、くんちゃんが繰り返すミライ否定発言はつまる所こういうことなのだ・

雛人形を戻す=結婚して家庭をもつ

雛人形を毎年1日ずつ出し続けていたら1年ずつ婚期が伸びる』という会話は、ずっと結婚できないということを意味している。それを片付けてミライちゃん未来結婚できるようになった。これは、細田守自分の中で幼少期から積み上げてきた結婚感を今一度棚卸しして、普通恋愛をして普通結婚をする人生を受け入れたことを意味している。作中に置いて、未来ちゃん過去にやってくるのは、細田守の中で過去細田守と共に今の細田守気持ちの整理をつけた経験を描いているのだ。そこに犬が加わっている理由は、それが彼の性癖に置いて重要意味を持つからである普通に見ていると何がしたいのかわかりにくいシーンも、このように整理していくと理解できる。これが未来のミライ面白さだ。

父や母と喧嘩したり和解したりする

これもうそのまま細田守自分の親に対して「心の中で」やっていたことです。自分が親になって子供を持つ身となってそれで子供の頃の両親の大変さとか知って感謝してーっていうアレです。そのままかよ!そしてその中で全部セリフにしちゃうのかよ!このシンプルさ!観客への信頼の無さ!そして自分表現への自信の無さ!これもまた細田守なんですわー。自分ちゃんと愛されているか不安だとそのまま口にするのは、自分映画ちゃんと観客に伝わっているのか不安だっていう宣言でもあったりするわけで。メタいぜー。

曽祖父自転車練習

ホモホモしいアンちゃんとの初体験。遠くを見据えろと語られるが、そのさきに見えるのは廃墟。この道の先に未来はない。細田守も分かっている。ショタコン一本では子孫は残せない。アニメだって歴史に残らない。分かっている。分かっているけど、そうして進んだ先で結果を出したのが今の細田守だろ?そんな叫びが聞こえてくる。補助輪無しで突き進むには、遠くに廃墟を見据えなきゃいけなかったんだ。そうしてバケモノの子が生まれしまったんだ……。

迷子ホーム

自分を見失ったとき、戻ってくるためには家族名前を呼ぶ必要がある。自分流れる血の繋がりを思い出す必要がある。そして、そのためにはミライを認める必要がある。ミライは「普通の家庭」「普通価値観」のメタファーであり、自分がそれと深くつながっていることを認めることが、自分を取り戻すためには必要だと、最後最後で認めることになる。途中からひたすらショタキャラメインで妙な話ばかりしていた映画が、ここで突然なんとも一般受けしそうなキャラと共にさもストーリーがしっかりとある映画であるかのような物語へと戻っていく。細田守の敗北宣言だ。人間としての細田守がここにいるには、彼の父親祖父ショタコン一本で通さなかったかである映画監督としての細田守がここにいるのは、デジモンサマーウォーズといった一般向けに迎合した作品を作ってきたかである自分が今ここにいるなかで、ケモナーであったことや、同性愛的な面を抱えていたことはたしかにあったが、それでも『普通』を受け入れてきたからだ。そう認めることで、見失っていた自分は取り戻される。そして、和解は結ばれた。ケモノショタへと一度は預けられた細田守界の王位継承権は、最後には『普通未来』へと託された。

これは、細田守が『普通』と和解するまでの物語だったのだ。

凄まじい映画だった。「作家性の塊」と呼ばれる映画はいくらでもあるが、純度99%作家性の劇物はそうそうはないだろう。アニメ映画というと娯楽作品ばかりで、文学性や哲学性を謳っておきながら結局は娯楽作品に片足と重心は置きっぱなしにした作品ばかりな中で異彩を放っている。そんな世界にこんなものが現れたらそりゃ受け入れられないだろうな。ましてそれを作った人間の最大のウリ文句サマーウォーズ時をかける少女なんていう痛快娯楽一般層向け作品なら。サマーウォーズ時かけ期待してこれ見に行ったら羊頭狗肉も良いところだって怒りたくもなるだろうな。

この作品には作家性以外を求めちゃ駄目なんだよ。日本広告業界映画業界はそれを頑なに伝えようとしなかった。そこは紛れもなくEVILだね。

ミライちゃんがただの客寄せパンダであり、その使われ方も「はいはいこのへんでパンダ投入すれば良いんだろ?」っていう態度で行われることに、細田守の中に渦巻いた鬱憤を感じ取ろうっていう気概最初から持って見る分にはね、いい映画なんですよ。

そこは分かってあげて欲しい。

でも娯楽映画としては本当に駄目だけどな。俺はこれを娯楽として楽しむことは出来たけど、それは正しい意味での娯楽じゃなくて単に俺の見方が捻くれてて性格が悪いから娯楽に出来ただけだわ。素直な心の持ち主が素直に楽しめる娯楽映画を作った方が最大多数の最大幸福だよ。新海誠君の名はと、細田守未来のミライ。このコントラストある意味美しいけどね。

2019-06-26

anond:20190626211307

「あたし女性の権利については心を砕いてますけど、男性尊重したくって。でもみなさんが煙たがってるその辺の野蛮な女から見ると、あたしってゆるふわみたいなんです。なんでかな?疲れちゃいました」チラッチラッ

女性主体メディアに移っても理想名誉男性として日夜精進する向上心が流石広告業界上がりである

2019-04-21

高学歴でキレ者のド不細工が重役になる事例が激減してる気がする

早慶あたりの程々の学歴生来的にカースト上位タイプだったであろうオッサンばかりが役員になるようになってる。

有名人で例えると夏野剛みたいな感じのオッサン

ここ10年ほど。

気のせいじゃない。

東大卒で上昇志向強いキレ者の不細工とかはことごとく次長あたりで頭打ち

広告業界からかなあ?よその業界はどうなんだろ。

2019-03-28

anond:20190327031418

精神科患者の言う「困り」がある=自己不全感だよね。

容姿自己不全感に応えるのが美容整形外科

主に能力自己不全感に応えるのが精神科

そういうのを追求して「困り」が出てくるのは当然だし、障害者福祉だと言ったところで、一生解決されることはないから。

一時的自己不全感でおかしくなる年頃があるのはむしろ健全に発育していると言えることだけど

一生その精神状態なのは、「知能の低さ」や「自己愛の問題(抑圧の高さ)」ゆえだよね。一部例外を除いて。

知的障害じゃない人格障害じゃない、発達だサヴァンだって定番の返しには

韓国人顔に整形したブラジル人と、欧米人顔に整形する東洋人と同じ問題なんだと返しておきます

広告業界医療福祉業界を潤わせてくれてありがとう

物の売れない時代でもあるし、政治のせいだ親のせいだってキレられても困るから物語を信じさせるのが大人の知恵というものなんだよ。

子どもは作らないでね。

2019-03-27

anond:20190327110159

やっと広告業界が敵であることについて合意してくれましたか

ここまでにずいぶんかかりましたね

coinhive無罪になったら

はてなーは「何をしてもいい」と考えるんだろうな~

合意形成を得ずに無計画に仕込むのがIT界隈のトレンドなら広告業界と同列の敵になるの分かんないか

2019-03-25

デパ地下散歩安心する。病んでるのかな。

最近デパ地下洋菓子和菓子)やデパートでの芸術品催し展などを観て回ると時間を忘れる。世の中ってこんなに綺麗な食べ物文化に溢れてたんだ…と視野が広がるというという次元ではなくて、世間を知った感じ。

今まで受験勉強大学受験、限られた進路を歩むばかりで、友人達流行を追う事もせず。嫌な言い方をすると、「小市民がハマるモノ」を生み出す広告業界商売人が作り出した文化小馬鹿にしていた。

時間が空いてしまい、時間つぶしにデパ地下に行ったら綺麗な洋菓子上品和菓子に、とても目の保養になった。高い文化資本を求めて購入する客層も、今までの私とは絶対に接点の無い、時間を持て余した小金持ちなマダムと御老人で溢れかえっていた。ゆったりと、ウィンドウショッピングする時間が、私にとって心地よかった。

競争から離脱した負け組な私は、小金持ちのマダムやご老人達に埋没して、時間を見つけてはデパ地下散歩をしている。何を買う訳でもない。

時には、芸術品催し展をブラブラしたり、食器フロアでは各界の名だたる陶芸品を眺めては恍惚とした眼差しをしながら「徘徊」している。やはり、何を買う訳でもない。

私、何のために脇目も振らずに頑張って来たんだっけ?世の中にはこういう世界もあったんだ、と感じた。でもそれは、あくまで私が「チヤホヤ接客してくれる対象に過ぎないだけで、食品陶芸品・デパート業界に興味を持っている訳では無いんだよね。そう。上品デパート店員に、非日常空間チヤホヤされたりする事が快感なだけなんだ。

多分アレ。ビジネスマンが経費でビジネスシートやラウンジを使い始めて、調子に乗っちゃうアレ。優越感というか自分が偉い人だと勘違いしてしま選民意識

私の場合世間文化が新鮮で、それらがあふれかえっているデパートが、聖地なんだ。

因みに、御洒落に疎かったので、駅ビルの中に入っているファッションフロア雑貨フロアも好きだ。「綺麗なお姉さんは、こういう生地の質を好んでいるのか…」とか「この配色素敵だな、体のラインが綺麗に見えるなあ」とか。QOLの高い女性・人々の生活モデルをザっと観れる感じが、今更ながら世間での流行を吸収している様が、満たされていく感じだ。

病んでいるのかな。

私の適職って、何だろう。

2019-03-18

高木浩光が乗り出してる田舎警察解体

貼られてる資料を見る限り、なんというんだろう、あ、これは獲れるなという感覚がある。この程度の資料、この程度のアピールでやっていた業界は、生き残らないよね。警察法律で設置されている治安組織から広告業界代替するっていうのはしっくりこないけど…

2019-02-26

今回のTwitter関連の騒動Twitterジャパンがどういう風に運営するかは知らんけど、十中八九二次エロ界隈はロリロリ関係なく範囲攻撃されるよね。

でも狙いはゾーニングとかそんなんじゃなくて、広告リッコしないであろう層の排除であって国連云々はあくま方便だと思う。

どうせ絵で凝ってる陰キャキモータとか金ないし金ないから股開くナオンもいないしだから結婚もしないかマンションや家も買わない→広告業界からしたらいらん層なんだよな。

つーか広告リッコしないくせに文章連投してる奴とか内部の人からしたらトラヒック逼迫させるだけのゴミからね。

ブコメとかツイの界隈見てると「アズレンはどうなるんだ!」とか学生時代から久々にキモータシバけてウキウキしてる人たちも見るけど、

多分アズレンアイマスFGOとかは広告ジャンジャン出してる以上例外的保護されるんじゃねえかなーと予想。

でもそれ以外のオタ界隈の人はみんな消える。BL百合なんかも上記理由でキルリストの二行目三行目には載ってるんだろうし。多分名目同性愛搾取とかそんなん

まぁ理由なんてクソと同じで何にでもつけられるしね。

劇画エロ漫画みたいなのも同様かな。アングラサブカルは金になんねえからな…

同様の理由ドールフィギュア界隈も消える。そのあおり模型界隈も機械的に。よって模型会社公式が凍結みたいなのは今年中にありそう。

あとツイッター社にみかじめ料払ってないのに自分の垢で宣伝してる漫画家とか店も消えるんじゃないかな。これはどうだろ。流石にいきすぎか。

結局のところ、こういうウェブサービス会社からしたら広告クリックしてくれない属性の人は利益最大化するまでポイポイしていったほうが合理的なんだよな。

から良い悪いという話じゃなくて、あー俺キモータじゃないからセーフとかやってないでBプランは考えといたほうがいいって話。

つーかマジでミニブログサービスってロクにないんだな。特に国産

plurk歓迎ムードじゃないしど~すっかな~~~マジで~~~

2019-02-12

立憲民主党を支持する経営者団体がほしい

自民党の強さって組織票の強さだと思うけど、具体的には経営者教育宗教なんかの団体が、がっちり自民と結びついてて離れないのだと思う。その組織に属して自民応援しているかぎり安泰が保証されるのであれば、そりゃ離れたくない気持ちもよく分かる。もしも自分がこれらの組織の中にいて、自民党のおかげで日々の生活保証されているのだとしたら、きっと他の政党を支持するなんて考えもしないに違いない。たまたま自分はその好循環には入り込めず外側から眺めているから、他の政党を支持しているだけだ。

もうすこし言うと、いまの日本社会は、自民党を支持する経営者たちにとって有利にできている。その代表格がパソナ竹中平蔵だったり、広告業界なら電通だったりする訳だけど、これらの会社は実力があるからシェアを握っているのだとは思えない。自民党政権との結びつきが強いだけでしかない。言い換えれば、その他の実力ある無数の会社が、活躍できていない可能性がある。実力はあるのに仕事がなかなか取れない会社は、もちろん営業がただ弱い場合もあるけれど、それを自己責任と切り捨ててしまうと、世の中は要領が良い人ばかりが蔓延って社会全体の生産性は落ちていく。

そこでいま必要なのは経営者たちが野党支持を表明することと、政権交代によって起こりうる社会の変化を語り合うことではないかと思う。もちろん経営者にかぎらず教育者や宗教者、サラリーマン学生たちでもよいのだけど、もっとも影響力があるのは経営者かなと思う。

たとえば立憲民主党政権の座についたなら、とりあえずパソナのような不当に厚遇された企業市場から淘汰され、かわりに今まで抑圧されていた優良企業が伸びてくる(かもしれない)。本当に実力のある会社はどんどん業績をあげるかわりに、実力ないけど要領だけが良い会社はつぶれる。ただし、会社がつぶれても人々が路頭に迷うことはなく、社会保障でしっかりと生活は支えられる。……というのが立憲の政策として掲げられているかどうかは知らないけど、草の根民主主義っていうんだから、こういう社会にしてくれと経営者のほうから党に意見していく。

適当に考えた名前だけど「立憲経済連」みたいな団体を作って、国の経済政策にどんどん意見をいう仕組みがほしい。ただし経団連とか経済同友会とか連合みたいな巨大な組織だと、けっきょくは俺みたいな零細企業経営者は弾かれてしまうので、そこはまあ上手いことやってほしい。

自分零細企業を立ち上げてみて痛感するのだけど、いまの世の中は競争原理が働いていなくて、ダメものがずっと残り続けている。そこに違和感を持ったり苛立っている経営者たちが本当は多いはずだと思う。その思いを政治へ吸い上げる仕組みがほしい。

いまの世の中がずっと続いていくのだと思うと、せっかく優秀な俺が会社を立ち上げたというのに俺はいつかやる気をなくして会社をたたみ、旧態依然としたダメ会社けが残ってしまう、それは社会にとって大きな損失である。……というのは大言壮語かもしれないけれど、とりあえず、平等社会にはしてもらいたい。本当に。

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