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はてなキーワード: ゼロサムゲームとは

2015-05-26

弱者男性を作り上げたのってフェミニズムじゃなくて新自由主義だろ。

 もちろんフェミニズム新自由主義という思想は非常に親和性が高く、互いが互いの考えに片足ずつ突っ込んでるという感じで切っても切り離せないのは周知の事実ではある。

しかし、決定的に相容れない部分があるのもまた事実新自由主義というのを単純化して少々乱暴にいえば弱肉強食理論なわけで、性差別撤廃や男女同権をかかげるフェミニズムとは目指すべき世界観理想郷根本で違っている。

 新自由主義者たちが推し進めた既得権益の打破、抜本的改革岩盤規制破壊構造改革民営化規制緩和国家戦略特区道州制小泉フィーバー自民党をぶっ壊す、これらの政策フェミニズムは利用された。女性社会進出、男性社会破壊。確かにフェミニストの掲げる目標の一部分は達成したのかもしれない。

でも結局、蓋を開ければ正社員非正規にしただけである

みんなで貧乏になれば平等という話だ。世の中のイケメンを全員抹殺すれば相対的顔面偏差値が上がってハーレムなのにと、妄言を吐くもてない男の与太話と大差ないが、それがまかり通るのが平成である

あの竹中先生もおっしゃっていた。日本の最大の既得権益正規労働者だと。彼ら正社員非正規から搾取している悪人だと、だから全員非正規にすればみんなハッピーで世の中うまくいくとかなんとか。

真の狙いは不明だが、もしかしたら1%の金持ち批判がいかないように正社員非正規の対立を煽っているのかもしれない? もしそうだとしたらとんでもない策士であり。陰謀であるパソナ陰謀しかない。

そんな巨悪があるかないか知ったことではないが、俺としては日本中の俺より幸せ人間が不幸になることを止める理由がないので、構造改革規制緩和もどんどんすすめてくれてかまわない。みんなで不幸になろう。この日本という泥舟にのって、夜の国道を無灯火で爆走し、赤信号をわたりまくるのだ。

 

 しかし、弱者男性とか言うゾンビよりも厄介で醜い死んでるのか生きてるのかわからない、燃えるゴミ燃えないゴミの間に生まれたような人間たちがフェミニスト連中を攻撃しているのは喜劇しかいえない。

しかフェミニストと聞くと三角めがねをかけて語尾がざます田島なんたらみたいなのを想像しまいがちではあり、あのような人間なら傷口に塩を練りこんで、永眠する呪いのをかけたくなる気持ち理解できなくもない。

が、それは罠だ。だれが仕掛けたかはしらん。しかし間違いなく弱者男性フェミニストが対立しているのを見て爆笑しているやつがいる。弱者を生み出した黒幕が囁いているのだ。女を叩けと公務員を叩けと正社員を叩けと若者年寄りを、地方を叩けと。

そんな黒幕が本当にいるのかは知らん。しか弱者を生み出したのはフェミニズムなんていう軟弱で被害者面した奴らの思想ではない。弱者を追い詰めるのはいだって強者理論に決まっている。

 

 そもそもこの新自由主義政策を行ってきた政党保守政党を名乗る自民党だということを考えてくれ。

ネオリベ保守と手を組みフェミニズムとも手を組み、巧みに姿かたちを変え、鵺のような立ち振る舞いであらゆる人間あらゆるす思想を取り込み吸収していく、よく乾いたスポンジのように。どんな考えを取り入れても新自由主義は歪まない、曲がらない、へこまない。矛盾を起こさない。きっちり辻褄を合わせてみせる、合わせたように振舞える。どんな角度から批判されても、するりとかわしてみせる、それはしなやかな柳をを連想させる。柔軟である。どんな相容れない存在も許容し、あるいはこちら側の色に染めるのだ。

そんな詐欺師のような理論世界中であらゆる政治的な場面で大活躍だ。八面六臂とはこのことか。

 

 まさに最強の理論弱肉強食理論こそが、この複雑な世界もっとシンプルで、なんの矛盾も間違いもなく見渡せるのだ。誰だって弱肉強食否定できない。

多面的なあらゆる関係性のなかに生きている俺らが一番最初に気づく真理がこれだ。

これに一枚かまない理由はない。俺もこの理不尽ゼロサムゲームに勝ちのころるために、弱者どもを言葉巧みに操り、被害者のふりをしながら一人ひとり地獄へ突き落としてやろう、そうしよう。

強者に媚びへつらい寄生弱者から搾取する。現実をとことんネガティブに捉えれば所詮こんなもんなのだ。開き直って詐欺師にでもなったほうが美味しい飯を食いながら人の不幸でおかわり三杯はいけるだろう。

右翼左翼も利用して、男と女を対立させ、若者年寄りを対立させ、日本人外国人を対立させ、不毛な殴り合いを遥か高みから見下ろすのだ。膝に猫を抱えながら。

そしてどの勢力にも関わり、裏から扇動し、洗脳する。しかしどいつも俺らを批判できない。なぜならどいつもこいつも新自由主義に片足、いや両足つっこんでいるのだから

 

 フェミニスト新自由主義者が目指す理想郷はまったくの別世界であるが、これからフェミニズムは利用され。新自由主義ピエロ、もしくはパンダとして消費されるだろう。

安部首相のいう女性活用かい政策はまさにフェミニスト新自由主義者ねじれが引き起こした暗黒面だ。女も男も幸せにならないのだろう。いい気味である

2015-05-01

http://anond.hatelabo.jp/20150430005356

これは同意

株をゼロサムゲームの一種と勘違いしてる奴が結構居るけど、株とは「企業オーナーになる権利」を株分けしたものであり、企業から利益を吸い上げているのだから儲かって当たり前。

企業は儲けやがって」とか言いつつ「株は儲からない」と信じている事が信じられない。

更に言うなら、株には「企業に指図する権利」が付随している。

これはすなわち庶民意見を反映させるツールとして使える可能性も秘めているという事。

勿論数を揃えなければその他大勢株主に押し負けるが、デモ等で圧力を加えるよりは余程効く。

2015-01-01

倍額ツッコミパラドックス

プレイヤーは好きな掛け金の額を宣言する。ディーラーは、1/3の確率プレイヤーが宣言した額のお金を支払い、2/3の確率プレイヤーが宣言した額のお金没収する。

例えば、プレイヤーが「100円!」と宣言すると、プレイヤーは1/3の確率で100円を得て、2/3の確率で100円を失う。

このゲームは、プレイヤーが気が済むまで何度でも続けることができる。また、お金の清算は、ゲームを行うごとに1回1回ではなくプレイヤーゲーム終了を決めたときに行われる。

このゲームを行うために、多くのプレイヤーが順番待ちをしており、ゲームをしているプレイヤーゲーム終了を決めると、お金を清算して去っていき、次のプレイヤーゲームを行う。

このゲームには必勝法がある。

例えばあなたが「1万円!」と宣言する。勝てばそこでゲーム終了を決め、負ければ、倍額の「2万円!」と宣言する。

ここで勝てば、ゲーム終了を決める。そうすると1万円の損失と2万円の利益で、差し引き1万円の利益だ。また負ければ、さらに倍額の「4万円!」と宣言する。

ここで勝てば、1万+2万=3万円の損失と4万円の利益で、差し引き1万円の利益だ。また負ければ、さらに倍額の「8万円!」……

というのを繰り返せば、いずれは勝つことができ、また、そのとき最初の宣言金額と同じだけの利益が得られる。

さて。ここでひとつ、大きな疑問が発生する。

全てのプレイヤーは、このゲームで必ず利益を上げることができる。

一方で、このゲーム期待値

「 -掛け金 * 1/3 」

であり、このゲームを何度も行っているディーラーも、大きな利益を上げることができるはずである

しかしながら、このゲームは明らかにゼロサムゲームであり、双方が利益を上げるということはありえない。

一体全体、どうなっているのだろうか。

2014-11-23

http://anond.hatelabo.jp/20141123100347

素人には投資は無理。

どこもかしこゼロ配当ばかりだし、そうでなくても理論的には、インカムゲイン銀行金利と同じに落ち着くはず。

利益を出すならキャピタルゲイン狙いオンリー

つーことは投資ゼロサムゲーム

世界には絶対に専業で投資する奴がいて、素人は単にエサになるだけ。

エサにならないだけの情報を集めるのもコスト高。他の仕事趣味もずっこんばっこんヤりたいのに。

情報も集めずにとにかく投資するってんなら、そりゃただのギャンブル。有り金全部溶かした俺の顔でも見たいか?顔芸なら得意だぜ?ω←これは俺のおいなりさんな。

2014-08-21

FXはなぜ大半の人が負けるのか。

まりにも拙い記事が目につくので書いてみる。

あと為替ゼロサムゲームといった間違った認識についても書いてみる。


まず、結論から書く。

重要なことは手数料で負けるわけではない。

勝ち残るのに必要なのはポジションサイズである


100万円もっているとする。

勝率50%

そのとき勝つと50万円、負けると50万円を失う。

このとき2回連続で負ける確率は25%で、速攻破産である


それでは25万円のときはどうだろう。

4回連続負ければ破産だ。

これは6.25%で破産する。


次に10万のときはどうだろう。

0.97%の確率破産である


これらは極端な例だがこの確率は何を示しているかというと

100人が上記の条件でFXをやって、一勝もできずに破産する人達の数と

考えるとわかりやすい。


当然、試行回数をnとして期待値excel計算してやれば

破産するかしないかはすぐにわかる。上記の3つの方法では

回数を重ねると破産することになる。


上記したように一回のリスクが高ければ高いほど

破産する確率は高くなる(当たり前だw)。

だいたいこれのリスク許容金額というのはわかっていて

一回のトレードの損失は全資産1%以下が望ましいといわれている。


初心者が生き残れない大きな理由

大きく張りすぎて、それを取り返すために

さらに大きく張って爆死するといったパターン

上記内容が理解できないならFXや株はやめておいたほうがいいだろう。


もし、さらに突っ込んだ話を知りたいならバルサラの破産確率

ついて調べればいいと思う。


FXゼロサムゲームではない?


為替ゼロサムゲームといった話をよくみかけるが

これは間違いである。

なぜなら、買い切り売りきりの実需の取引があるから

生活をする限りはいろいろなものを輸入したり

輸出するわけで、為替の高い低いにかかわらず

これらの取引は行われる。

このため、全員損をしたり全員得することは起こりうる。


311までは円高でそこから次第に円安に推移してきた。

確かにアベノミクスの影響はあっただろうが

主たる原因は貿易赤字の定着である

2014-08-07

http://anond.hatelabo.jp/20140807011037

あれだけやめてと言ったFXもまだやっていた。

本人は「社会情勢がわかる」と意識高い感じで言っていたが、

私の目には単なるギャンブラーしか見えなかった。

それは正しい。FXゼロサムゲームなのでギャンブルしかない。

社会情勢がわかる」とか寝言。お前はその「社会情勢」とやらをどう本業いかすつもりなのか?

2014-06-09

年利10%元本保証資産運用

40歳男。

ECサイト経営しています

昔は儲かってましたが、いまは当時ほどの勢いはありません。

利益は株や債権投資してきました。

ネットバブルライブドアショック

リーマン・ショックそしてアベノミクス

いい思いも痛い目にもあってきました。

リーマン・ショック以降は全世界投資するタイプETFをメインに

投資しています。具体的に書くとVT

現在金融資産は3億円

銀行預金2,000万(当座の生活費となにかあった時のためのお金)

残りの2.8億は株式

そのうちの6,000万ほどが含み益です。

日経営者仲間のオフ会がありました。

小規模でもECアフィリエイトで稼いでいる人たちの集まりです。

そのうちの30歳の一人が言い出しました。

「先日、すごい人がうちの会社に来てさ、

香港ファンドは年利10%保証でまわせるらしいんだ。

でも一口500万からから

あんたらは投資するのも難しいだろうけど

俺は5000万分投資したぜ!」

どう考えてもあぶない話です。

あのいわくつきの「いつかはゆかし」でさえ

年利10%は保証していませんでした。

あぶない話だと指摘しようとしましたがやめました。

自分が株やETF資産運用している事を明かしたくなかったのと

注意したところで彼に「儲けようとしている俺の邪魔をするオッサン」

扱いされると思ったからです。

金額の多寡に関わらず投資をしている人は多いと思います

投資していることを安易に身近な人に話さないほうがいいです。

・いくら投資しているんだ?

・それで、儲かっているのか?

所詮ギャンブルゼロサムゲームだろ

・お前に感化されて投資したけど損した

・金貸してくれ

嫉妬

いい事無いです。

自己責任資産運用するのは個人的に素晴らしいと思います

現状、身近な人に話すのはメリット皆無でデメリットだらけです。

株をギャンブルにするのも資産運用にするのもあなた次第です。

難しいと思う人はとりあえず敗者のゲーム山崎元さんの本あたりから

読んでみるといいです。

2014-05-19

スポーツを「良いこと」とする風潮が解せない

スポーツの楽しさの本質は「他人を見下す」ことにある。

勝てないスポーツは楽しくない。

彼らスポーツ選手は、許されるなら薬を使いドーピングを行ってまでも勝ちたいと思ってる。

それほど勝ちにこだわっている。

勝ちにこだわるとはつまり「他人を見下したい!」という思いが強いということである

そんな下劣な願望を持った人間を我々は崇めたてているのである

またスポーツの発展が科学の発展のように人類全体に何か益をもたらすわけでもない。

スポーツは見下しあいであるから、全体に利益はないゼロサムゲームである

からスポーツ選手を崇めたてる合理的理由など本来は何一つない。

スポーツ番組を見て楽しめるという向きもあるが、それは見下しあいの闘争を見て楽しむ下種な趣向である

そんなものは本来あってはならないのだ。

「株はギャンブル」というが、スポーツは株以上に性質が悪いギャンブルだ。

から受け継いだ遺伝子というギャンブル要素に強く影響されるにもかかわらず、獲得した結果は本人の努力の結果とみなされる。

こんな悪質なギャンブルまがいのことを「良いこと」として推奨する風潮に嫌気がさすのは、私だけだろうか?

2014-02-11

世代間における努力意味共通点

違いがあるなら共通点もあるかもしれない。

たとえば、環境を自らの手で構築すること。

 

逆に言えば、与えられた環境既存の蓄えられたノウハウにすがって努力放棄することは、どの世代でもできることだ。

老害だろうがゆとりだろうが、どちらも努力放棄は可能である。逆も然り。

元に戻せば、変化する環境適応を試みる、という意味での努力世代間に変わりはない。

 

変化があるとすれば、過去現在において、環境が違う、という場合も考えられる。

元増田の言わんとする所は、環境が違うのだから、じーさんにとっての努力と、俺らにとっての努力意味が違う、ということだろうか。

元増田の言うとおり、する必要のない努力はする必要はない。そのほうが豊かだ。

 

しかし問題になるだろうな、と思うのは次の場合である

努力経験がない者は、現在環境が変化した時、生き残れるのか。

まぁ、きっと努力せざるを得なくなるのだろうけれど。

 

若いうちに体育会系ハードワーク、あるいは努力)して経験知稼いでおいたほうが、

老人とのゼロサムゲームスキーマで論じるよりも、生産的ではないだろうか?

失敗しても、自分よりもあとの世代は失敗事例として学んでくれるわけだし。

 

些か一般論が過ぎたかもしれない。

http://anond.hatelabo.jp/20140209140426

2014-02-10

恋愛ゼロサムゲーム

普通の人にとって恋愛は0か1しかない。

付き合うか付き合わないか。

付き合う前に男女は果てしなく1に近づくわけだけど、その状態は長くは続かない。

0.99になった時、男女どちらかは0か1にするか悩まなきゃいけない。

異性の友達は作りづらい。

2014-01-02

http://anond.hatelabo.jp/20140102203044

そもそもゼロサムゲームで99%が破産してるという事実はあるの?

50%や90%や99.99%ではないの?

ゼロサムゲームで99%が破産する理由

強者情報操作などにより一気に利益を吸い上げるから。また、強者ゲーム自体自分コントロールできるから。(テクニック云々ではなく、その金なり影響力によって)

ゼロサムゲーム(株とかが正確にゼロサムゲームとは言わないが)なので、所詮利益他者損益しかない。

したがって強者が多くの利益を吸い上げる以上、他の一般参加者は破産する。



同じ条件の参加者として参加しているように見えて、

実はギャンブルの胴元みたいな立場からゲームを動かしてるんだから、そりゃ他者が勝てるわけがない。

単純な確率だけの問題なら状況は全く違う。

http://anond.hatelabo.jp/20140102201825

ゼロサムゲームで99%が破産する理由

 たとえば、「80%で資産2倍 20%で資産ゼロ」 という勝負があったとする。やるだろうか?一見して得に思われる。

 少し考えればわかるのだが、

「1回やって生き残るのは80人」

「2回やって生き残るのは64人」

「3回やって生き残るのは52人」

とやっていくと

「20回やって生き残るのは1人」

となる。

長く続ければ続けるほど死亡率が上がっていく。

  

期待値プラスでも勝てない

 ギャンブルなどをやったことがある人は、『期待値プラスならば長い目で見れば稼げる』という言葉を聞いたことがあるだろう。

  

 先ほどの「80%勝ゲーム」で考える場合最初10万円持っているとすると。

場合 10万円×80%=8万円 負ける場合 -10万円×20%=-2万円

この2つの合計が、 8万円-2万円=+6万円 となるが、こういう風に、「確率をかけたもの同士を足したもの期待値)がプラスならばその勝負は得だ」という理屈である

 これがプラスならば、長い目で見れば勝てるとほとんどのギャンブラーは考えている。

  

 だが、あからさまなんだけど、こういう期待値プラスからと言っても、『長く続ければ99%が破産する』というのは数学的な事実である

  

期待値プラスで勝つには?

 先ほどは、10万円あるうちの全部を投資したのだけれど、こんどは、1000円だけ投資することにしてみよう。

  

 「80%の確率で1000円が2倍 20%の確率で1000円が0円」

 これならば、延々続けていけば資産は増えていくだろうなというのは想像できると思う。

  

 つまり期待値プラスを本当に利益に変えるためには、「勝率にたいして資産のどれくらいの量を賭ければいいのか?」というのが大事になる。

  

「だから資産の2%~1%までしかプロは賭けないんでしょ?そんな数学的な理屈なんて知らなくっても、相場を多少勉強したことあるなら知ってるよ」

 そう、だからこそ、相場の本では『資産マックス2%まで、1%でもよい』という賭け方を推奨している。

  

 だが、ここにも実は落とし穴がある。

 「80%の勝率」なんてそうそう無いけど、「55%の勝率」はそこそこある。

 だから、「80%の勝率」を待つのが嫌だから、皆、資金の1%を「55%の勝率」に使おうとする。 だけど、55%の勝率にたいして1%の資金をかける勝負は実はギリギリである

  

 でも勝てるんでしょ?と思うかもしれないが、残念ながら穴がある。

  

頻度差に殺される

 1週間の相場の中で、「80%の勝率」なんてのは1回あるかないかだ。 「70%の勝率」でも5回だろうか。 「60%の勝率」は20回くらいはある。 「55%の勝率」なら100回くらいはある。

  

 ここで問題になるのが、「資金の1%を55%以上の勝率でかける人」がいた場合、彼は1週間に 126回取引をすることになるのだが、彼ははたして「80%の勝負のうまみ」をゲットできているだろうか?

 126回中100回は55%の勝負をしているので、彼は実質「55%の勝負だけをしているのとほぼ変わらない資産増加率」しかできない。当然ながら破産率も55%勝率の勝負に引っ張られていく。

  

 他の人で、「資金の2%を勝率70%以上の勝率でかける」人というのは、1週間に6回しか勝負ができないが、安定的資産が増えていく。

  

 結局、後者の方が破産率は少ないのだけれど、人というのはどうしても待てないし、『目の前に期待値プラスの勝負があるのにこれを逃すなんてありえない!』となってしまう。

  

プロはどこでお金を稼ぐのか?

 「相場大勢がはってる方に相場が動くのならば、プロ素人も同じじゃん?」と思う人がいるかもしれない。

 だけど、プロ相場の動く方向にはるだけでなく、「同じ方向に張ってるんだけど資金管理ミスっている人(期待値プラスだけどやればやるほど破産率が上がる人)」たちから利益を得ている。

 なぜなら、プロ資産の1%しか賭けていないかドンドン増えていくけど。 資産の5%とか賭けている人は長く続けるほど破産するからだ。

 長く勝負を続けて、プロは『同じ方向に張っている人たちから金をかすめ取る』ことができる。(具体的には損切りできるできないの差=損切りでの資産リスクを1%なりに抑えられる投資にする)

  

 よく、『相場平均の上昇より稼げてないなら雑魚じゃん』みたいなことを言う人がいるが、これは間違っている。平均が上がる理由は、『破産率をかけまくって期待値ばかり得ている雑魚がいるから』であり、プロは上昇より少ない額しか稼げないのは当たり前なのだ

  

なぜ景気が悪くなると負けるのか?

 景気が悪い時というのは、「相場が動きにくくなる」ので、「勝率80%が消えてしまう」ことになる。そして、「勝率60%の勝負」が飛躍的に増える。

 そうなるとどうなるのか? 破産率が段違いに上がってしまう。 プロも賭ける資金量を相当下げないと危なくなってしまう。

  

ゼロサムゲーム破産しないということ

 はっきりいって、「相場が上がるとか下がるとか」がわかるだけでは勝てない。

 大事なのは

①「適切な額の資金を賭ける」

②「期待値でなく、勝率ものすごくある時に賭ける」

③「損切りの時に資産の1~2%だけしか損しないようにする(5%なんて損してたらほぼ破産すると思って間違いない)」

  

なんでこんなことを書いたのか

 才能のある人は、若者ギャンブラーになる人が多いのだけど。

 彼らはたいてい、「期待値プラスで長期的に勝」とのたまう。

 だけど、それで勝てるのは『本当に雑魚な人相手』の時だけであり、それより↑の勝負になって彼らが行き詰るのは目に見えているからだ。

 ここに書いた理屈は、あまり公にはなっていないんだけど、覚悟したほうがいい。

 ここに示したような数学数学的には理解できても、「ギャンブル適用する」となると明確には語れない部分だからだ。

 明確に数字手法テクニック還元できず、かなり感覚や才能によって決まってしまう部分なので、半端なやり方では身につかない。身に着ける方法トレーニング現在確立されていない。

  

ギャンブルは理性では勝てない

 現状、ギャンブル必勝法ほとんどが、『期待値』なり『機械化』なんだけど。

 それでも数学的にさらに先がある。未知の部分のほうが多い。

 ここで示した破産率(サンクトペテルブルグパラドックス)以外にも、

 『強者はそもそもが勝負に参加するとき期待値が回りより高いのだから、勝負の最初の方はほかの人たちよりリスクを多くとるべき(後半逆転する可能性が高いので、最初のほうでナッシュ均衡手法を取るべきでない)』

 とか、ほんと色々ある。しかもたいていは数学的なことは語れても、手法では適用しにくいものばかりだ。こういうことを言うとおかしいと思うかもしれないが、『才能、適正』が相当レベルものをいうのがギャンブルになっている。

 必勝法など存在しないんですよ。本当に。

 そういうことを理解してギャンブルをするのならいいのですが、理解せずにプロになろうとする若者が多すぎる。

  

追記

ファンダメンタルだけでは勝てないから、テクニカルで勝という流れにもう何十年も前からなっている」

現在相場は、テクニカルオッズをはじき出してやるのが勝ち組と言われている」

 

2013-12-27

http://anond.hatelabo.jp/20131227165211

他国から言われる筋合いがあるかないかとかどうでもいいよ

靖国参拝という行為が正しいのかどうなのかということより、靖国参拝をすることが日本にとって得なのか損なのか考えたら?理系なら

その点で見れば書いてる人が誰であれWSJの記事は一理あるし、WSJ以外の英字紙の記事の中身見ても同じようなことが書いてあるわけで、

靖国参拝」という行為に対する国際的な評価(あえて中韓の評価はここでは除いたとして)は明白だよね


外交駆け引きなんて一種のゼロサムゲームみたいなもので、失点は何かを譲歩することによってでしか取り戻せない

小泉首相との頃とでは国際環境のおける日本相対的立ち位置は大きく変わってるわけで失点をカバーするための労力も増えてるわけ

それを踏まえた上で精神的なオナニーを満足させるというリターンを得るために支払うコストとして靖国参拝パフォーマンスはどうなのか?

後は理系お得意の計算で考えればいいんじゃない

まぁ自分理系だけどw

2013-10-09

成長否定論者の天野とか早くゴールしてお逃げ切りあそばせばいいのに

べつにその論調とかが好きなわけじゃないけど、過去のしがらみなどイロイロあって

朝日新聞を購読してたりするんだけど、そこに週一回コラムを書いてる天野祐吉という人が

とあるごとに、正確には数えてないけどたぶん3回に1回くらいは、

経済成長などもう要らない」

「今の経済成長は、成長のための成長でしかなく、我々庶民幸せに結びつかない」

1960年代などと違って、今どき経済成長するのは無理。成長から成熟へ」

みたいなことをしつこく言い募ってくるんですよ。

 

自分はかつての高度成長期恩恵を存分に享受して、幸せいっぱいの老後を迎えて余裕ブッこいて

いながら、いまの若者子供たちには成長するなとは、なんと手前勝手わがまま放題ないいぐさか!

 

成長しない(具体的には名目GDP20年前から増えていない)ということは、世間全体で回ってる

お金が増えない、すなわちゼロサムゲームってことですよね。

その中で自分手取りを増やそうとするなら、だれか別の人を蹴落とすなり足引っぱるなりして

奪い取るしかないでしょう。

そんなことだから、98年くらいからこっち、ずっと自殺者が年間3万人を超えていて、中でも

経済的な理由による自殺者が顕著に増えてるそうじゃないですか。

 

昔ほどの高度成長はムリだとしても、年に3〜4%ずつでも名目GDPが増えてれば、自殺した人たちの

何割かは、死なないで済んだかもしれない。個々人でバラツキはあるにせよ、全体として去年より今年、

今年より来年のほうが、手取り収入が増えてくるという社会なら、生きていく希望が持てる。

 

地震台風などの災害で倒壊した建物とかに生存者がいたら、とりあえず何をおいても救助するでしょ。

コストがどうだとか、我々多くの庶民幸せには影響ないだとか言って、救助活動やめましょとか

あり得ない。「生命は他の何よりも重い!」っていつも言うでしょ。

天野が言ってるのは、つまり20年も続くデフレという「経済災害」の被災者を見殺しにしろってこと。

 

こんな非道老害たちが、早くゴールを駆け抜けてお逃げ切りあそばされますように。合掌。

2013-10-01

俺がインデックス投資をしない理由

投資の優劣を決めるアセットアロケーションが各投資家依存する

 →個別投資となんらかわらない

自分投資で積み立てた資金を使うとき円転してしまうため、パフォーマンスがその時の為替相場依存してしま

・多くの投資対象に分散投資しているため、結局は倒産の被害による損失でパフォーマンスがわるくなっている

 →個別投資した企業倒産してなければ個別投資のほうがだんぜん優位

インデックス投資自体が市場のゆがみをつくりだしており、それを利用してもうけているひととは

 ゼロサムゲームのため、個別投資に比べパフォーマンスが悪い

低価格になったとはいえ、信託報酬がかかる

簡単にいうと、手数料投資自身歪みのため、全財産を一銘柄につぎ込んだほうが投資期待値は上なんだよね。

それをわかったうえで投資するならインデックス投資有効だ。

でも、手段が目的とはき違えている投資家が多いんだよね。

インデックス投資している俺って最高! ってね。

もうちょっと頭ひやしたほうがいいんでない。

2013-07-09

兄・兄カノありがとう

ずーっと疎遠だった兄の家に居候して、兄すいませんとここに書いてから早4ヶ月。やりました、やっとこさ内定ゲット。途中うまく行かなくて嫌になりそうだったけど、やっぱり最後も兄のおかげで就職活動を終わることができた。

どうやっても面接に慣れないと嘆くわたしに、「面接って自分を売り込む機会だから、それ相応のやり方をすれば多分受かる」とボソリ。面接官が何を見て評価しているかからないと悩むいうわたしに、「考えるプロセスでしょ、学生社会での実績なんて求められるとは思えないし」とポツリ。面接での質問って何すればいいか迷う自分に「友達会社も、選ばれるためにってだけじゃなく、こっちだって選んでるんだよ、そう考えりゃ質問ひとつやふたつ…ねぇ」とチクリ。いつも答えに飛びつこうとするわたし向けに、答えではなく、優しいヒントをくれた。

兄は自分のことを語ろうとしないから、兄が家を出てからの全てを兄カノに聞いた、もう全部。学生ビザだけ取って、母から手切れ金を手にし一人渡米した兄は、怪しいバイトをしながら向こうで大学卒業大学24時間オープン図書館には、いつも深夜までいたそうな。大学を出て現地で就職祖国日本に「転勤」に。これまで壮絶なんて言葉で片付けられないものだったと思う。50万円だけ持って渡米、仕事がバレたら最悪は強制送還という環境の中で学費を稼ぎ、並行して学業を修める。3年で卒業し、現地人を押しのけ出世ですか。これもまた、ひとつアメリカンドリームなのかも。

兄がまだ家にいた頃、あからさまにおかずが少なかったり、むりやり家に近い公立高校に入れさせられたり、血の繋がらない母に酷い仕打ちを受けてきた兄。こういうことは兄カノも知らなかった。当然、兄カノ爆泣。「これで彼の兄くんの性格や言動、どこかでその生い立ちは想像したけど、これで全てが繋がった」と。「すごくエゴな言い方だけど、私が彼を幸せにすることは、私のライフワークなの」と言い切る薄茶色の眼は本気そのもの。兄の昔を話す過程で、兄カノが兄に寄せる想いは恋愛とかそういうのを超えたものを感じた。兄カノとはそうやって、日本で育った兄と米国で生き抜いた兄の歴史をつなぎ合わせた。目眩がしそうなくらいの洋書に囲まれた兄の書斎、綺麗に片付いた机の上の"Stay Faced"という木彫りの置物。常に現実直視せよ、と解釈してる。多分、兄はこれまでそうせざるを得なかったんだろう、と今やっと理解。

全てを把握したところに帰宅する兄。私も兄カノも目がボンッボンに腫れてて直視できない。板チョコみたいな腹筋をボリボリ掻きながら「さて夕飯でもいただきましょうかねぇ」とお風呂から出てくる兄。畏怖の念さえ覚えてうつむく二人を気にすることもなく、「今日おみやげは…じゃーん、スイス帰りの部下にもらったチーズワインいきますか兄カノさん、ワイン」と。

わたしはもう我慢の限界。「兄カノちゃんから全部聞いたよ、わたしも兄カノちゃんに全部言った」と。「ん?何を?」と兄。「だから、全部」とわたし。少しため息と沈黙の後、兄。「大体何話したか想像つくけどさ…どれも過去の話でしょ、後にも先も生きられないんだからとりあえずいま妹の内定祝いってことで飲もうよ」

「いや、でも、嫌かもしれないけど、お金のことも聞いたし」「それもまた過去」「じゃあ過去の話としてさ、兄はどう思ってんの?」「昔の話だし、どうとも思ってないよ」「母のことも?普通あの扱いはひどいんじゃない?」そんなやりとり。

少しの溜息のしぐさだけして、兄は言い放ちましたよ。「じゃあさ、もし、昔がひどいとか可哀想とか、いまさら何かできる?可哀想といま思われちゃっても、『ああ酷かった辛かった』って言って今が楽しくなる?まぁこの際だからちょっと言うけど、当の本人としては、どうしようもないことをウジウジ思い悩む暇も余力もなかなかないわけよ、そもそも自分は可哀想じゃないとどこかで思ってるから人が可哀想と思えるんでしょ、自分一人だとそういう考えないんだよね、もうね、すぐそこに対処というか対峙しなきゃいけない現実があるんだな、だから、俺が気にしていない、もしくは気にできないことを他の誰かが気にするとかさぁ…とまぁ当の本人は言ってますよ… ハイ昔話おわり、喉かわいた、さ、ワイングラス」

これが唯一過去に関して兄の過去に関しての見解が聞けた機会。触れてほしくないと思わせる言い方というより、兄の中で完全に区切りがついているということだけはわかったので、もうこの話にはならなかった。兄もいつもどおり無口に戻った。

この人は本当に強いと思った。飄々としてるけど、ブレない何かを持ってる。だからこそ、言葉がずっしり重い。寡黙が故にたまの発言が注目を引くからでもなく、大きな身体から発せられる野太い声だからでもないんだ。この人の魅力は上のような経験に裏打ちされた深みから来ている、不思議な引力みたいなものなんだと思う。

もし、人生ゼロサムゲームなのであれば、この兄にしてこの初見ドン引きするくらい美しく、聡明で、慈愛に満ちたカノジョは当然の果報だ。お金にしてもそう。最初成金だと心の中ではちょっと軽蔑していたけど、彼の不遇の時期を考えれば、表参道の家も、3台の車も、3人なのになぜか15万の食事も、すべて兄自身で獲得した富だ。ましてやあんな母に対しても、娘の学費・結婚費用と、その豊かさを分配している。

わたしは、この気持ちに嘘が付けなくなる前に、いまはひっそりと田舎に帰ろうと思う。兄、兄カノありがとう

2013-06-04

今日、昇進内示を貰った

から、くりかえし脳裏に響く言葉。「殿下、本気でこの地に王道楽土を築くつもりですか」

3年で辞めるつもりだった職場に、もう15年以上も勤めている。僕はもちろん皇族ではないし、クロトワみたいな参謀はいないけど、いつしか職場管理を任され、自分部隊を持つようになった。

大好きな言葉。「速力が武器だ」

これは騎兵に限ったことじゃない。商品力もなければ、知名度もないような青二才集団で、勝つのは容易ではない。口に出しては言わないけど、我々にも武器はあるよと、こころの拠り所にして戦ってきた。

だんだん大きな組織を任されて、プレーイングマネージャ卒業した。中隊規模の指揮官は、前線で指揮を執るべきではないと、いろいろな本に書いてある。確かにそうだろう。強みを磨き、士気を高め、全体最適になるよう調整する。人事とか雑用みたいな仕事が多いけど、そんなもんだろう

昔、ソンジャーネのとある記事を読んで、この記事のB君みたいにベラベラ話したりしないけど、s/有名企業/無名企業/g とすれば、正に僕のことだと思った。若くして成長機会を貰い、上を追い抜き、運にも恵まれ、成長と昇進を繰り返してきた。

そして、有名企業じゃないけど、今度は本当に、役員なるみたいだ。

年代非正規雇用者も大勢一緒に働いて貰っているので、この地位が多くの理不尽犠牲の上に成り立っているのは良く分かってる。ノブレス・オブリージュWikipediaには「特権はそれを持たない人々への義務によって釣り合いが保たれるべき」ともある。

他社だと老害もいっぱいいるような職位だけど、若くして老害になっていいわけがない。

僕は、世の中を変えるような「青き衣の者」にはなれないと思うけど、本気でこの地に楽園を築くために、今の職場キャリアが終わるようなリスクを背負ってでも、また新たな戦いを挑みたい。もっといい職場を。もっと多くの雇用を。ゼロサムゲームの争奪戦ではない、新たな需要を生み出すようなビジネスを。

あと、いつかトルメキアの白い魔女みたいに、また陣頭にも出て戦いたいな。

参考文献:http://www.amazon.co.jp/dp/419210010X

余談だけどこれも好き:http://www.geocities.jp/toz_ensaw/others/cavalry.html

さらに余談:

さびさに、匿名ブログ書くところがあって良かったと思った。前回はこんなん書いた。「将来ある人だから、私にはもったいない」という言葉も、いまだに、ときどき思い出すなぁ

http://anond.hatelabo.jp/20081006034350

2013-05-21

「誰かが得をしてるということは、誰かが損をしてるということ」なの

アベノミクス批判してる人の中には、しっかりした傾聴すべき意見も勿論多いが、一方であまりにも経済というものを理解してないものも散見されるような気がする。

理系高学歴の人であっても、そういうのは学ぶ機会が無いからなあ…

例えば、

「誰かが得をしてるということは、誰かが損をしてるということなのです」

という言葉をよく聞く。

質量保存の法則のように、社会の富(価値)は一定であり、所詮経済なんてゼロサムゲームである筈だ、という前提による世界観なんだけど、基本的にこれは正しくない。

なぜなら、(人間にとっての)「価値あるもの」は人間の活動(労働)によって作り出すことが可能だからだ。

そして、人間による価値創造活動を促すのが、経済(お金)の役割であり、経済活動がうまく回れば、社会全体が持つ全体価値は増えていくのだ。

「景気が良い」というのは、基本的に、全ての人間が得をする状態なのである

それでも「それは日本国内(円経済圏)だけが得をするという意味だろう?」と考えて「日本の好況は世界迷惑」だと思いこんでるような左翼も稀にいるようだがそれも違う。

何度も言うが全体としては、経済エンジン人類労働によって価値あるものを生み出していくのだから、いずれその価値は国から湧き出でて、世界恩恵をもたらすのである

他には、「こんなのはバブルに過ぎない」と否定する向きもある。

バブルというのは、実体経済マネーゲームによる経済乖離した状態を指す。

これは確かに警戒せねばならない。マネーゲーム生産活動を促さない。まさに資本主義の罠である(必要悪なんだけど)。

そこで、市場に余ったカネがマネーゲームに流れすぎないようにするにはどうすればいいか

実体(実労働)を要求する「仕事」を作り上げることで、そこに重要引き起こし、「実体経済お金必要」な状況を作り出してやるのである

そのためには、その「仕事」は、大量の材料労働力技術革新を要求し、さらに続く需要への連鎖性が高いものでなければならない。

よって経済対策を目的とした財政出動の対象は、そういった需要連鎖性"だけ"を選定基準にするべきである

「そんなことより今必要なのは弱者救済だ」とかい意見は、話をごっちゃにしている。

福祉に予算必要なのは勿論だが、それは経済対策とはあくまで別の次元で考えるべき問題なのである

2012-12-18

利便性はゼロサムゲーム

みんな今でもそれなりに一生懸命働いてるからなあ

介護士不足解消にしろ、保育環境拡充にしろ、それをやるには誰かを連れてきて働かせる必要がある。

財源だけなら借金なり増税なりで絞り出せるけど、それについてくる実体があるのかについて、リベラル政党がちゃんとした根拠をもってないと思う。

介護士なんて移民連れてくればいいとでも思ってるのだろうか。

2012-12-05

http://anond.hatelabo.jp/20121205121057

こうやって貧乏左翼奴隷奴隷って連呼するけどさ

ぶっちゃけそれってブラック企業しか採用されないような学歴自分が悪いだけだよね。

酷い会社しか入れないからそういう会社世界の全てと勘違いする。視野が狭い。

資本主義ゼロサムゲーム勘違いしてぎゃーぎゃーわめく

2012-06-04

http://anond.hatelabo.jp/20120604103956

んだな。

ゴミクズやニセモノが沢山あって豊か」な社会なんて期待してないな。

しかし金ホシイ人はゴミでもバッタモンでも、はたまた毒でも、いかにもよさげに見せつけ吹聴して売り込むわけだろ。

>お互いに努力し...

方向性が、必ずしも互いを益する方向に向くとは限らない。

悪意がなくったって、各々境遇立ち位置利害関係が違う。

ゼロサムゲームも沢山ある。

安く仕入れて高く売るのは商売の基本。

原価をなるたけ抑えようとする行為のものが、まず生産者側に益しない。

本来人間必要(適量)以上、腹いっぱいになったらそれ以上食おうとは思わないわけで、

そのタガが外れたせいでいろいろな現代病・文明病が出てきたんだし。

もっともっと」が好きな人たちに無理してついていくことはないよ。

2012-04-30

http://anond.hatelabo.jp/20080726155322

<彼女ができないやつの10の鎧 >

本当は忙しいんだが、我慢できないから長文を書く。

  #より子  『それでいいのですか?』

  #http://www.nicovideo.jp/watch/sm1336679

  #http://www.youtube.com/watch?v=Css-AEw1-ys

  #曲が良いだけに歌詞がムカつき過ぎる

元増田は、人が鎧をまとうには、それだけの理由と経緯があることを

考えたことがあるのか。

元増田は、義務教育の時代に、

  女達「オメェ、それって体育祭の写真?」

  オレ「……うん」

  と答えるや否や手から封筒をバシッともぎ取られ、

  女達「いたいた!  イケメン君が写ってる!」と勝手に写真を切り取られ、

  オレ「あの、ちょっと待って欲しいんだけど」

  女達「ルッセェーんだよ!  誰もテメーに話しかけてねーんだよ!」

  オレ「それ、オレが焼き増しした……」

  女達「あー、ウッセーなぁ、いらねーよ!  この汚ねぇ写真!」

と、自分とイケメンツーショット写真の自分の部分だけ、

しかビリビリに破かれて紙ふぶきみたいに投げ返されたことがあるか。

……思えば、『スケバン刑事』と横浜銀蝿の全盛期だった。

女子は全員ズベ公だった。

(こう書くと偏見と決め付ける増田がいるだろうが、詳細は後述する。)

元増田はこんな経験があるか。

  学生時代、どんな男の子も一度は"大学デビュー"とやらを夢見る時期に、

  オレも人並みに恋に落ちた。

  自分の立ち位置プライドトラウマ女性観も何もかもかなぐり捨てて、

  サークルで意中の同級生告白したら、

    女「最近失恋したばっかりで、[今は]そんな気持ちになれないの」

    オレ「そうか……じゃ、気長に待つよ。いつでも待ってるよ」

  その後だ。そろそろ良いかな?  と映画に誘えば、

    女「ゴメン、ちょっと面倒くさいや」

  同じ趣味があると分かってその交友関係に誘えば、

    女「なんかイヤ!  理由?  んー、イヤだから」

  ここまでは、まあ分かる。

  さすがに引き際かと思い、接触を減らそうとすると、

    女「えー! ○○展に行ったの!?  誘ってくれたら一緒に行ったのにー!」

  オレがバンド活動の難しさと楽しさをコンパで話せば、横から

    女「ね!  私がコーラスやってた時は、5度のハモりが好きでねー」

  ときた。

  ならばと、何かイベントとかにお誘いしても、最初の拒絶に戻ってまた繰り返し。

  こんな感じで付かず離れず、離れず付かずで結論の出ないまま、大学生活4年を

  オレは棒に振った。

  サークル卒業コンパで、「実はオレ、彼女のことが好きやってん」と

  カミングアウトしたら、まわりから

  「実は俺も」「俺もだ」「なんと!  俺もだ」

  の声が多数。

  周りに男たちを等距離にはべらせてチヤホヤさせてたのね。

  ……ちなみに、世間ではアッシー君、メッシー君、ミツグ君、そして[キープ君]

  なんて言葉が流行り始めていた。

  サークルクラッシャーなんて便利な言葉が出てくるのは後の時代。

  酒井順子がオンナのライフハックとして"自分の崇拝者をキープしておけ"と

  言ったのは、もっと後の時代だ。

その後、社会人になって、オレが見てきた女たち。

・同僚、上長にはバリキャリ兼お母さんみたいに面倒見良く振舞う

  女先輩が、後輩のオレには職場の不満を解消するかのように

  箸の上げ下ろしまで毎秒々々ダメ出したかと思えば、

  「もー、ブーブーちゅわん(オレのことだ)ってば、

    好き好き大好きー!」

  とヌイグルミ扱い。普段は発散できない幼児性が爆発

・失脚してリストラ含みで物流オペレータをやらされてる四十男。

  妻子のためにと歯を食いしばって耐えるその男性に、

  「えっとぉ、FAX送信とかはぁ、アタシたち優先にして欲しいんですよねー。

    ハッキリいって使えない人がぁ、色々占有されると迷惑なんですよねー」

  と、上司の尻馬に乗ってなぶるなぶる

スカウトされて転職、マネージャーになって3日ほど。現場の女子達からの

  ヒアリングを総合すると、

  「えっとぉ、課長さんの仕事って、要はアタシたちの要求は全部上に通してぇ、

    あたしたちが嫌に感じる要求はぁ、全部アンタが板ばさみになって

    握りつぶしてくれることなんですよねー。

    平たく言えば傀儡。もしそれが嫌だったりー、アタシ達からみて

    使えねーと思ったらー、役員に泣きついて追い出してもらいますから。

    現場にぎってるのはアタシたちだし。ということでヨロシクぅ」

  そりゃ、前任者も辞めるわけだよ。

などなどなど。

オレは思ったね。

「ああ、こいつら自分たちが愉快に過ごすために、小社会操作する

  ことしか機能が無い昆虫オートマトン(自動機械)と同じだ」

実際、マネジメントは降ろしてもらって、自分の専門性を活かした

チェック部門の門番というか見張り番に就いたとたん、

「私たちって、良い同僚関係よね?  よね!?」

「あ、同じ趣味なんですね!?  こんどディスカッションしましょーよ!」

とまあ、好意的に接してネ!  という秋波のドぎつい事といったら。

上に書いたリストラ男の件も含めて、

「ああ、しっぺ返しや不利益が無ければ、誰に対してもどこまでも残酷に。

  なにか損得が絡んでくると、どこまでもフレンドリーに」

なのだなぁと。

物心ついてからのオレの経験によれば、男の中には少なからず、

  ・自分の利益or不利益にとらわれずに人の気持ちに共感する

  ・自分のご機嫌or不機嫌とは別に、善とか公とか、つまり

    仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌のどれか1つでもいいから

    行動原理に加えている

まりは大雑把な意味でのヒューマニズムを持ってる奴がいたもんだが、

女性の場合には、そんな人間は片手でおさまるくらいだったよ。

いつだって馴れ合いのオトモダチ関係と派閥。派閥の中でも株が微妙に上がった、

下がった。それだけ。地頭の良さと判断の手際のよさは認めないでもないが、

それを上に書いたような関係性のゲームしか使わない。

話を男女関係に戻す。

何でオレは女と付き合えないんだ?  自問してみた。

> 8. 「女は信用できねえ!」

> そう思ってると顔に出ます。あなたの目が「お前なんて信用できねえ」って目になります。

> そりゃ、そんな人信用できませんって。

まったくその通りだ、実際に信用できないんだからしょうがない。

じゃ、なぜ信用できないんだ?  女という女が全部が全部、オレの知ってる通りの

存在だったら、今頃とっくに社会崩壊しているはずだ。おかしい。

しばらく考えて、結論が出た。

悪いのは、自分自身だ。

オレの欠点をサクっと書いておく。

キモオタくさくて芝居がかった気持ち悪いコミュニケーションしかできない。

  やたらスノッブ(=表面的に教養っぽい馴れ合いが好き。本当の知性とは無縁)な

  家庭に育ち、オタ系人間とばかり付き合ってきた影響なのか。

  なので、自分の立ち位置は"ギャグメイカーでトリックスター役"で、それで良いんだ、

  と自分を納得させていて、それで過去友達がいなかったわけではないが、後から、

  「オマエさぁ、言動がイタくて笑えるから仲間に入れてやってんだよね。

    気が付かなかった?」

  と言われる事もしばしば。

  おまけに、家庭でのプチ虐待のせいでオドオドした臆病者だった。

先天的に要領が悪い、脇が甘い。

  発達障害の一種だと思うのだが、予定やToDoをキッチリ、カッチリ自己管理していくことが

  壊滅的にできない。

  待ち合わせはいつも遅刻、学生時代社会人時代とも、イベントプロジェクトや自主制作は

  いつも自分の分担だけ頓挫または炎上。

  だから人に当てにされない。

  さらに、人からダメ出しされないような穴のない立ち振る舞いが、どーしても出来ない。

  そして無用心。

  擬友人の一人が言うには、

  「オマエさあ、周りがダメ出しした内容が矛盾してると、

      (たとえば、

        A氏「こういう場所フォーマルだろ、ちょっとは考えろよ!」

        B氏「堅苦しい席じゃないだろ?  なんでカジュアルで来ないんだよ?」)

    すぐにパニック起こすじゃん?  あれ、俺たちがローテーションを組んで、

    わざとやってたの知ってた?

    あと、「オマエのためを思って」とかいって色々アドバイスしてたの、

    実はウソを混ぜ込んでたんだ(笑)。

    感心して聞いてるのを見て、影で笑ってたんだぜ」

・妙に頭は良い

  人間関係知性(かわいがられる能力、人を魅了する能力)が病的に低いのに対して

  抽象的な論理思考能力だけは病的に高い。

  必然、世の中が不愉快しょうがない。

  具体的に言うと、事実よりも発言力で通る意見が決まる、とか、

  なにか不都合やトラブルがあったら、原因究明よりも、

  「誰も味方のいないアイツ(=オレ)の凡ミスってことにしておけ。誰も困らないから」とか。

  これじゃ、人間関係がすべての出発点である女子たちとソリが合うわけが無い

・デブで運動音痴

  これは、まあ自己責任と言えなくも無いね

……結果として、

  ・人望無し、味方につけても実利無し

  ・そばにいて生理的・感覚的な気持ちよさは皆無

  ・生活力とか将来性を想起させるもの皆無

という異性関係上では驚異的なロースコアの持ち主だったんだ。オレは。

オレの特徴が、女子の不愉快な部分を引き出していたんだね。

だから、もしオレの出身学校や勤務先に元増田が在籍して、その"偏見の無い目"で、

女子たちを見れば、多分彼女たちは、

"善人も悪人もいる、それぞれ違った普通人間の集まり"

ということになるんだろう。

それは、元増田が、平均的な"価値"というか影響力のある人間だからで、

同じ女子たちが、たとえばオレみたいに侮辱しても怒らせても何にも心配の無い

男子の前では、大部分が『肉体の門』に出てきた焼け跡のパンパンみたいな

ズベ公になるんだよ。同じ人間なのにね。

> みんな密かに自分を磨いている現実にも目を向けてもいいかも。

磨けば光る部分なんて欠点じゃないよ。

どう改善しようとも残る本質的マイナスの特徴を、欠点って言うんだ。

自分自身の定義の一部といってもいい。

さて、状況は整理できた。(増田諸氏が同意しようとしまいと、オレ的には)

それならそれで、進むべき道はある。

モテとか非モテとかに影響されない人間を目指すんだ。

"護身完成"(『刃牙』が元ネタだけど、この場合は『電波男』(本田透)から孫引き)

を目指すんだ。そう思った。

孤独な道だったよ。ネットが普及するまでは、

世間にはアベックがあふれ、同期は家庭と子供をもうけ、飲み会に行けば、

  女子達「(オレ)さん、Aさんって、やっぱり、D・Tだとおもう?」

    オレ「ちがうんじゃね?  どっちにせよ、他人のことだろ?」

  女子達「だとしても、S・D・Tでしょ~、やっぱ(笑)」

    オレ「君達、そうやってオレのことも話題にするわけ?」

なんてやり取りが普通

だから、喪男板とか、その周辺のブログとかを見て、自分が一人で歩いているわけ

じゃないことを始めて知ったときは、少し救われたね。

でも、ネットのおかげで、元増田みたいな発言に触れる機会も増えた。

話が飛ぶが、元増田も含めた、「ホントは悔しいんでしょ?」系の発言って

オレが仕えた一部の上司に少し似ている。

新入社員当時、同期がそろいもそろって無気力新人類だったのが

歯がゆかった。

「え~、やんなきゃダメですか~?」「ちょっとぉ、残業は都合がつかなくて~」

何を言ってるんだ、新人のスキルなんてハッスルすることくらいしかないだろう!

そう思ってたら、上司に呼ばれた。

「どうだ仕事は?  聞いたぞ、クリエイティブ部署が希望だったんだってな。

  じゃ、B君とかC君が制作やってるの見て悔しいのか?  ん~?  悔しいんだろう?

  だったら部署違いでも企画とかバンバン書いて提案してみればいいんだよ。

  読んでやるから」

オレは書いたね、何本も何十本も企画を。そうしたら、その企画はそのまま

召し上げられて何本か採用されて、それっきり。

オレの処遇に変化はなし。

何のことはない、めぼしい企画が尽きた統括部長が、アピールしたがりの

1年生を挑発して、アイディアを只で引き出しただけだったんだね。

唐沢俊一が似たようなことを書いていた。

  駆け出しのころ、原稿を発注するともしないとも明言されずに

  喫茶店で長々と喋らされ、何のことはない、ベテラン編集者

  サブカル系の新鮮なトレンドを収集するのにタダで使われてただけだったそうな)

同じような経験を何度もして、結局のところ分かったことは、

「いじけるなよ!  食い付いて来いよ!  もっと熱くなれよ!」

みたいな挑発には、乗らないのが最善。ハッスルしても徒労に終わるだけなので。

じつは、上に書いた無気力新人類路線が、最善の戦略だったんだね。

彼らは、積極的に意図的に無気力でダンマリで低体温をやってたんだよ。

少しだけ話を戻すけど、元増田の発言って、ジョギングサイクリング

しつこく勧めてくる人間にも似ている。

色々と利点を並べた上で、「ま、無理にとは言わないよ、そうやってウジウジと

やらない理由を並べてればいいんじゃない?  せいぜい笑ってやるからさ」

みたいな。

ところで、もしジョギングを勧めている、その相手が車椅子に乗ってる人間だったら、

どうする?

足が動かない人間には、動かない人間なりの自己実現の道がある。

そんな車椅子人間ジョギングを勧めるほど悪趣味人間は多くは無いけど、

モテ/非モテゲームに参加しない人間は同じくらい悪趣味な挑発をいつも

浴びせられる。

理由は簡単で、負け組みにいっぱい参入して欲しいんだよ。

元増田がそこまで考えてエントリーを書いたとは思わないけど)

野球で考えてごらん?  セ・リーグでもパ・リーグでも

「うちのチームは万年Bクラスなんで、意味が無いから解散します」って言ったら、

翌シーズンからは3チームでAクラスBクラスを分けることになるんだぜ?

カップル結婚⇒家庭ってのは別として、その前段階のモテ/非モテってのは、

言ってみれば、自己承認の感覚っていう限られたパイを奪い合うゼロサムゲームだ。

(上に書いたサークルクラッシャーの例を参照されたし)

弱っちくて不案内な初心者を定期的に勧誘しないと、自分たちが良いポジション

立てないじゃないか。

> 2と似たようなものですが、世の中の裏に恋愛至上主義という巨大なモンスターが棲んでいるという陰謀論系。

べつに、電通光文社ゲルショッカーや黒十字軍コミンテルンみたいに策謀をめぐらしてる

わけじゃない。当たり前だ。

でもね、津々浦々の小社会では、みんな自分の株の上がり下がりに神経を尖らせていて

そんな集合無意識が、結果として世相全体のレベルでは巨大なモンスターになって、オレやオレの同類達の

なけなしのプライド自己承認を根こそぎにしようと襲い掛かって来ているんだ。実際。

でも仕方が無い、自分が選んだ道だ。

だけど、楽な道じゃないんだぜ。

モテのゲームを抜けようとした人間しか見えてこない、まるで暴走族の足抜けに対するリンチや、

女子グループの抜け駆けに対する制裁みたいな、えげつない、しつこい、悪趣味

同調圧力があって、それに拮抗できるように、ゲームを降りる胆力、ゲームを降りる意志力、

ゲームを降りる知力を血の出る思いで研鑽してるんだ、こう見えても。

だから、

> 5. 「俺のことなんかほっといてくれ」

> 非モテ全般をいじってるエントリに対してわざわざ「俺のことかー!放っといてくれよ」って言っちゃう系。

こういう風に挑発に乗るのは、それは研鑽が足りないからとしか言いようが無いが、

それは少なくとも挑発してくる人間に言われたくはない。

さんざん挑発しておきながら、不愉快だから「不愉快だ」とリアクションしたら、

「未練たらたらですねー(笑)、酸っぱいブドウですか~?」って、そりゃなんだよ?

今の自分は幸いにして適職を見つけ、少数だが信頼の置ける友人たち(なんと女性もいる!  人妻だけど(笑))を

グループか確保して、職場では"枯れたオッチャン"のポジションを得て、そこそこ確実に楽しくやっている。

このエントリーは、元増田が書いたエントリに、(本当はそんな筋合いは無いにもかかわらず)グサっと

きてしまった後進たちのために書いた。

書くことも尽きたので、元エントリに逐語的に反応して終わる。

1. 「だって俺だけベリーハード設定なんだもん。残機も回復アイテムもないし敵は鬼のように強いし、やってられないよ」

    自分にとって楽しくないゲームは、いかに周囲が賞賛しようとクソゲーです。

    MMORPGギルドマスターから「出勤するからログアウトしたい?  甘ったれんな!」とか言われたら、誰だって

    そいつが異常だと思うでしょ?  間違った自己修養精神は何の果実ももたらしません。

    あなたにだけベリーハード設定に思えるゲームは、まちがいなくあなたにとってベリーハードゲームなのです。

    ご心配なく、ベリーハードに感じている人は他にもたくさんいます。

2. 「女と付き合う(結婚する)ことでかかるコストはこんだけ、対して見返りはこんだけ。割に合わなすぎる!」

    女と付き合う(結婚する)ことによるコスト/リターンは人によって変わってきます。

    「一般的な人なら儲かる」と吹き込まれたとしても、自分が恒久的に赤字となる見通しなら、

        1)自分が悪いんだと考えて、反省と修正を加えながら石にかじりついても事業を継続する。

        2)さっさと撤退して他の事業を探す

    と、2つの道がありえますよね?  私なら後者を選びます。

3. 「恋愛至上主義社会に組み込まれたが最後、俺たちは搾取され捨てられるだけなんだ。そんな社会に参加したくない」

    恋愛至上主義なんて幻想に過ぎません。幻想に過ぎませんが、口裂け女のように反応が反応を呼び、

    ほかの○○至上主義とは比較にならないくらい現実化して実際にあなた搾取します。

    素養と運があれば搾取する側に回れます。

    折り合いはつけられません。乗るか降りるか、2つに1つです。どちらもあなたの自由です。

    自分の素養と相談して決めてください。

4. 「でもイケメンじゃないし」「でも結局イケメンじゃないから相手にされないし」

> いい加減自分が選ばれないのは「外見が醜いから」じゃなく「内面も醜いから」である事に気付いてもいいかも。

    人間は多面的な生き物です。彼女-彼氏という関係では外面も内面も醜いあなたに良い経験は出来ませんが、

    他の人間関係では美しいあなたと美しいパートナー(達)が良い関係を持つことが出来ます。

    彼氏-彼女関係において美しくあるために研鑽を積むか、他の人間関係に活路を見出すかは、あなたの自由です。

5. 「俺のことなんかほっといてくれ」

    「ほっといてくれ」というエントリ不要なら、いじってくるエントリを書かないで下さい。

    もしも、いじるのはそっちの勝手だというなら、リアクションするのもこちらの勝手です。

> そこで「俺のことも構ってよ!俺も寂しいんだよ!」って言えない無駄プライドが全てです。

    そこで、「誰かを見下していないと不安なんだよ」といえない無駄プライドが全てです。

6. 「結局○○ですね、わかります

曲解系。

    無駄な修飾を省いて、シンプルな真意を確認することを曲解と呼びますか。

    (例:彼女持ちor彼女無しっていう価値観から自由になろうとすると、

          [臆病者の防衛機制]とレッテルを貼ってくるんですね、わかります。)

7. 「○○や△△の良さが判らないような人種なんて・・・

    家柄や年収や美醜のように、パートナーの条件に何を設定するかなんて、それぞれの勝手じゃないですか?

    折り合いが付くか付かないかは同人同士の問題であって。

    条件が折り合って付き合うことになるも、折り合う相手がいないから一生、誰とも付き合わないも

    当人の自由では?

8. 「女は信用できねえ!」

    実際、信用できなくなる経験を腐るほどしてる人がたくさんいます。

    信用できないと思ってたら信用されないとして、ニワトリ-卵の水掛け論になるくらいなら、

    相互に不信感を持っているほうが、無理やり信頼しようとするより健全では?

    どこかで信用するにたる女性(女性にとっては男性)を見つけるかもしれませんし。

    そうしたら、はじめて信用することを始めれば良いかと。

9. 「女は怖い生き物だ、嘘つきだし○○だし△△だし□□だし・・・

> じゃ、逆にあなたがどれくらい高等な生き物なのか説明してください。

    「嘘つき」というのが良いたとえですが、どちらかというと、女性が男性より

    はるかに高等だから怖いのではないでしょうか?  それも、情報戦、人心操作

    といった社会的闘争能力において。

    また、倫理や観念や建前のせいで複雑で脆弱になりがちな男性の精神に対して、

    「自分がご機嫌になることを勝ち取る」という一点からゴールがブレない

    精神の強靭さも恐怖の対象です。

10. 「スイーツ(笑)

    オタクというのは没頭するものの対象が千差万別なので、何オタクなのかについて無理解と理解の違いがありえますが、

    「スイーツ(笑)」の対象とは、ネイルアートにせよエステにせよ旅行にせよ、はては美術館めぐりやゴルフに至るまで

    「羨む層から羨まれる層へとちょっとだけ自分のライフスタイルクラスを上げる」という一点に要約できるので、

    具体的には(ネイルエステ旅行美術館ゴルフ等々)何をしていても、サザビーを組むのとキュベレイを組むのくらいの

    違いしかありません。

11. 結局「その鎧、悪い事言わないから、1回脱いでみたら?」っていう。

      別に最初から鎧を着ていたわけじゃありません。

      大小多数、なんども苦い経験をして、自分自身のことを多少は理解して、自分の元々のポテンシャル努力

      補填するほど彼女が欲しくないことが分かったので、「モテ能力を磨く努力」と「モテ抜きで生活を充実させる努力

      のうちで後者を選んだだけで、言いかえれば

      「自分の素養では多大な労力を投下しないと素敵な彼女なんて回ってこない。だから、

        彼女なんて作らずに別の方法で幸せになろう」

      という実にシンプルで経済原理にそった選択をしただけのこと。

      いうなれば、眉を整えたりメールをマメに出したりする労力を払う代わりに、自分の心の中に

      「彼女欲しいよー!  ラブラブ生活が送りたいよー!」という欲求があふれ出さないように城壁を

      築いているだけです。どちらも等価です。

> 変わりたくないなら訳の判らない中間地点でクネクネするのは単に見苦しいだけだしやめたら?って思うし。

    人間は迷いながら結論を出していくものです。見苦しかろうと。

    中には終生パートナーが途切れることが無い、という最初から結論が出ている人もいますが。

    私自身、大学デビュー社会人デビューと何度もクネクネしてきました。

    相互に満足できるパートナーが見つかる可能性があるのに早々に鎧を着込んでしまうのももったいないし、

    そもそも女性全般にソリが合わないのに強引に婚活に飛び込むのも後々禍根を残します。

    それをハタからみて見苦しいの一言で止めろというのは、横暴なのでは?

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