はてなキーワード: 天野祐吉とは
べつにその論調とかが好きなわけじゃないけど、過去のしがらみなどイロイロあって
朝日新聞を購読してたりするんだけど、そこに週一回コラムを書いてる天野祐吉という人が
ことあるごとに、正確には数えてないけどたぶん3回に1回くらいは、
「経済成長などもう要らない」
「今の経済成長は、成長のための成長でしかなく、我々庶民の幸せに結びつかない」
「1960年代などと違って、今どき経済成長するのは無理。成長から成熟へ」
みたいなことをしつこく言い募ってくるんですよ。
自分はかつての高度成長期の恩恵を存分に享受して、幸せいっぱいの老後を迎えて余裕ブッこいて
いながら、いまの若者や子供たちには成長するなとは、なんと手前勝手でわがまま放題ないいぐさか!
成長しない(具体的には名目GDPが20年前から増えていない)ということは、世間全体で回ってる
その中で自分の手取りを増やそうとするなら、だれか別の人を蹴落とすなり足引っぱるなりして
奪い取るしかないでしょう。
そんなことだから、98年くらいからこっち、ずっと自殺者が年間3万人を超えていて、中でも
経済的な理由による自殺者が顕著に増えてるそうじゃないですか。
昔ほどの高度成長はムリだとしても、年に3〜4%ずつでも名目GDPが増えてれば、自殺した人たちの
何割かは、死なないで済んだかもしれない。個々人でバラツキはあるにせよ、全体として去年より今年、
今年より来年のほうが、手取り収入が増えてくるという社会なら、生きていく希望が持てる。
地震や台風などの災害で倒壊した建物とかに生存者がいたら、とりあえず何をおいても救助するでしょ。
コストがどうだとか、我々多くの庶民の幸せには影響ないだとか言って、救助活動やめましょとか
あり得ない。「生命は他の何よりも重い!」っていつも言うでしょ。
天野が言ってるのは、つまり、20年も続くデフレという「経済災害」の被災者を見殺しにしろってこと。