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はてなキーワード: 歌謡曲とは

2017-02-15

メイドラゴンOP

「なんだこの高揚感」

これはどっかで聞いたことあるなと思ったら、

オザケンの「強い気持ち強い愛」だ。

コードもそうだしイントロシンセのバッキングもそうで、

ブリッジに至っては「ブギーなビート」とかまくし立ててるし、

なんだかんだですごく楽しい

筒美京平ディスコティックを継承しつつ、

そこにLIFE期のオザケンのような異様にファンキーリズムが流暢に刻まれBメロ

(アニソンということもあってフュージョンっぽくもあるけど)

がぶっこまれている。

それに加え、アニソンらしく大胆な転調で展開を作っていく構成で仕上げられたこの曲は、

J-pop歌謡曲様式ファンクソウルを落とし込むことに成功した「Yellow Dancer」(星野源)以降のムーブメントをある種反映しているのかもしれない。

ちなみにけものフレンズOPにも往年のJ-popの影が見え隠れしており、この手の癒し系アニメファンの年齢層の高さを垣間見た気がする。

2016-10-10

1999 年っていうのは、ぼくの興味はロックからテクノに移っていた頃。J-POP なんてのにはまったく興味持てなかったけど、居間ミュージックステーション映ってて、「うっさいなー」とか思いながらごはん食べてた。

次の出番は、宇多田ヒカルっていう子。あー、"Automatic" の子ね。タモさんとのトークもそこそこにステージへ。曲名は "First Love" 作詞作曲:ともに宇多田ヒカルだって。ふーん、初恋の歌ね。まあ、十代の子が書くポエムにありがちwでもよく言えばピュアな題材だねww

イントロ

ふむ、バラード

最後キスタバコの flavor がした

ハッ…!なんだこの歌い出しは…っ?! いきなりキス描写!つーか、なんだその妙に大人びた味表現!!演歌か?!?R&B 風情がやりたかったんじゃないのか。ビックリした!

あしたの今頃には あなたはどこにいるんだろう

わわっ。突然、あしたの話になった。そして「どこかわからない」とこの歌世界空間も一気に広げてきた。かつ、どこか「わからない」喪失状態…ッ!この宙吊り感は、あれだ…恋だ。恋の歌だわこれ。この不安とワクワク感。恋だ。

だれを思っているんだ

えっ…?!まさか失恋?! 早い!展開早い!でもしかたない!それが first love宿命からッ…!ていうかなんだこの小娘、まだ子供のはずじゃ?!?失恋のことを完全に表現している。

ダハー

やべー!!!!ここでサビかっ!すごい…なんだこれは。おれもうこの子から1秒たりとも外すことができなくなってる。

You're always gonna なんちゃら

明らかにこの歌のサビだ。だけどこれ、歌謡曲のサビじゃねえ。この一段まったりとしたというかハズした感じ… R&B 的と言ってよいかからないが、このテンポリズムと…歌唱力。そしてこの子の落ち着きはなんなんだ。そんなことよりも、メチャクチャ綺麗なメロディーだ。わわ、だめだもうこの子に夢中だ。なんだこの才能は。歌詞とかもはや、よくわからなくなってきた。

いまはまだ悲しいラブソング/あたらしい歌、歌えるまで

ああ…おれはずっと、この子があしたを不安にしていることについてばかり考えていた。ところがだ。この子自分気持ちを改めて未来のことを語り出した。なんて強いのだ。そして正しい。悲しさに溺れていてはいけないんだ。宙吊りにされてまさかその直後で学ばせられるとは。許してくれ、この子の子いって申し訳なかった。

…そしてこのあと2番がつづき、コーラス(サビ)のリフレインという構成である。いまさらながらリフレインの素晴らしさを改めて感じ取った。感動である。そして、うしろからすすり泣く声が聞こえたから見てみると、いま俺が目撃した凄まじい音楽を同じように聞いていた母親が箸を置き、もう目を真っ赤にして泣き崩れていた。このとき母親もかつては少女だったのかもしれないと初めて思った。

サザンオールスターズデビューした年にはまだ生まれてないから知らないけど、ベストテンで初めて「いとしのエリー」流れたときもこんな感動だったのかな?なんて想像をする。そしてこの感動からかれこれ 17 年経って世の中も変わったけど、さすがにこんな「衝撃」と呼んでしかるべき才能にはなかなかお目にかかれないよなって思ったのは Keep Tryin' のビデオ見てたら町あかりを思い出したからで、才能の種類としてもたぶん同類なのに町あかりは「衝撃」とは表現できない。

2016-09-19

セカイ系なんて嘘さ

セカイ系」という言葉の由来を調べると、個人ブログ記事に載った幾原邦彦発言にたどり着く

http://blog.livedoor.jp/personap21/archives/53990398.html

http://kanshari.blog.fc2.com/blog-entry-15.html

幾原 何をもって漫画というのかっていうのははっきり言えないんだけど、ひとつには、ものすごい近いところと、ものすごく遠いところしか描かないって事があげられる。最近歌謡曲って、みんなそうじゃない。彼のYシャツがどうとかという身近なところか、あとは宇宙の果てとかっていう、想像しか語れない遠いところしか歌わない。中間やばい距離の部分は絶対に歌わない。それは漫画世界だろうって思う。



セカイ系と呼ばれる二大アニメエヴァ」と「ウテナ」を作った監督たちが、まず初めにセカイ系定義を語っていたのだ

しかしその定義はもちろんセカイ系という言葉に向けて語られたのではない

その定義は「漫画」に向けて使われている

ここでいう「漫画」とは当然コミックのことを言うのではなく、そこから派生した文化であるアニメなども含めた意味だろう

もっと言えば「いわゆるオタクコンテンツ」のことで、劇画だとかアートアニメーションは含まれない。

そう、エヴァウテナ以前から漫画アニメセカイ系だったのだ

そりゃそうだ

元来漫画アニメ対象であった子供達には、ややっこしい社会の部分など分からず、

求めるのは感情移入できる魅力的なキャラクターと、画面を覆う大スペクタクルである

極端な話、東映大長編時代からこちら、アニメの大半は「子供世界を救う話」なのだ

この言葉を使ってポストエヴァゼロ年代などと批評していた連中は

「都会のカラスは黒い!」とか「女には目が二つある!」などと喚いていたようなものなのである

2016-09-15

長嶋有「愛のようだ」感想

長嶋有の「愛のようだ」を読んだ。

感想を言う相手も書く場所もないので、ここに書くことにする。



作中で言及されている通り、登場人物が"ちゃんと疲れる"ロードムービーだった。

その手口は「水曜どうでしょう」に似ている。

どこで読んだか忘れたが「水曜どうでしょう」の面白さを分析した文章で、

「あれは出演者の"疲れて何をやっても面白い状態"に視聴者を巻き込むことで成立している」

的なものを読んだことがあるが、それを思い出した。


水曜どうでしょう」ばりの徒労と混乱とハイテンションを経て、"疲れているか面白い"、ではなく、"疲れているから感じ入る"。

作中一番の盛り上がり。第四話のラスト、「愛のようだ」という詩的(俳句的)でストレートで派手なタイトル言葉を、

語り手の友人がそのまま呟くという凄い場面。

ここは語り手も読者も、道中で疲れているからこそ、「愛のようだ」と、感じ入るのだ。



ところで、この作品の帯には

"大切なものを失う悲しみを、まっすぐに描いた感動作。"

"最初最後の「泣ける」恋愛小説"

という、なかなか凄いコピーが載っていたが、なるほど作者の「感動的な恋愛小説をちゃんと書こう」という気概を感じる作品だった。


まり主人公(=語り手)に好きな人がいるけれど死んでしまって悲しい話なのだ

世界の中心で愛を叫ぶ」であり「ノルウェイの森なのだ

こうやって書くと何だか馬鹿にしているような感じになってしまうが、

何と言うか、本当に「主人公好きな人がいるけれど死んでしまって悲しい話」をちゃんと書いているのだ。


作家が「主人公好きな人がいるけれど死んでしまって悲しい話」を書くことが

どれほど恥ずかしい(照れ臭いことなのかわからないが、

その恥ずかしさから逃げることなく、と同時に読者が引いてしまわないよう配慮して、

手続きを踏んで、抑制の効いた方法で、その「悲しさ」がきちんと書かれていた。

とてもかっこいいと思う。


前述の友人が「愛のようだ」と呟く場面は、とても感動的でポジティブで素敵な場面だった。

が、そこで語り手はあくま第三者で、言ってみれば読者と似たような立ち位置だった。

友人が愛のようであることに気付く場面に(第三者的に)立ち会ったその余韻が残るエピローグで、

死んでしまった好きな人から最後メッセージを受け取る。

それは、映画の「ニュー・シネマ・パラダイス」を彷彿とさせるような、チャーミングで切ないメッセージなのだが、

そこで語り手に訪れる悲しさは、とことん「当事者になれなかった悲しさ」なんだと思う。



それと、この小説を語る上で外せないのが、全編通して大量に登場する固有名詞だ。

漫画アニメテレビCM映画、J-POP(歌謡曲? その辺の区分けがよくわからない)といった

サブカルチャーポップカルチャー(この辺の適切な総称もよくわからない)から引用べらぼうに多い。

作者は、以前からエッセイ小説内の固有名詞の使い方について論じたりしているし、

というか、そんな前情報がなくても一目見て明らかなくらい大量の固有名詞意図的意識的に使っている。


これが、例えばキン肉マンを知っている人に「ほら、キン肉マンだよ」とサービスするための符牒じゃないことは明らかで、

じゃあ何のための引用なのかと言ったら、キン肉マン自体を書きたいわけではなくて、

「会話の中ですぐに"そういうの"を引用する人(達)」を書きたかったんだと思う。(当たり前か)


世の中やら自分やらを見て把握して語るときに、ごく自然漫画登場人物ポップス歌詞

重ね合わせがちな人が(特にある世代以下には)たくさんいる。

それは、ふざけているわけでも遊んでいるわけでもなくて、その方が断然実感があるからだ。


フィーバー状態伊勢神宮に願掛けに行く、っていうふざけたような言い方なんかも、

切実な思いを実感のこもった正直な言葉で表した美しい祈りの言葉なのだ

長嶋有が描くそういう言語感覚は、読んでいて楽しいし、時にとてもぐっとくる。



最後に、この小説長嶋有にしては珍しくとてもマッチョ小説だったと思う。

「この人のこと女だと思ってたわ」作家で上位にくる長嶋有だが、

「愛のようだ」に関しては、知らない人が読んでも男の人が書いた小説だと思うんじゃなかろうか。

2016-06-30

lgbtの「見せ方」について思ったこと。

なんとなく放送大学を見てたらlgbtのなんたらいう番組をやってた。男から女になった人と女から男になった人と司会の人で、まぁ内容としてはゴリゴリ勉強するというよりも鼎談みたいな感じのことをしてて。そこらへんはよかったんですけど。

出演者女性(元男性)が、派手な和装クラブママみたいな感じの人で新宿2丁目で働いてるらしいんですけど、番組最後歌謡曲を歌いだしたんですよ。いきなり。なんか「その演出いる?」と思って。なんか、いる? それいる? ってなって。

番組目的はよく知らないんだけども、「男らしさ」とか「女らしさ」とかい固定観念lgbtの人たちの足を引っ張る枷になってる部分もあると思うんですけど、「ゲイっぽさ」みたいのも固定観念じゃん。なんでそこをわざわざ強調する(ように見えることをする)のかなと思って。

死ぬほど当たり前のことを書くけど「男」の中にも色々いるわけじゃん。男がみんな車とロボットスポーツが好きな訳じゃないじゃん。ゲイの人にも色々いるわけじゃん。mtfの人も「派手な衣装メイク盛り盛りで人前で唄ったりするのが好きな人」ばっかじゃないじゃん。絶対に。

少数派、性的マイノリティのそういう生き方ex.新宿2丁目ゲイバーで働くmtf)があると知らしめる。それがひいては偏見をなくす道である。わかる。わかるが「マイノリティの中のマイノリティ」の生き方ばかりが取りざたされて、やたら目立ってしまうのは、「マイノリティの中のマジョリティ」にとって不本意なことではなかろうか。

直近の例では、とある裁判官の人が半裸の写真ネットに云々ていう、それは全然よくて。ああこの人はそういう人なのねって感じなんですけど。なんかそれをまた別の検事だかの人が支援かいってパンイチの写真アップとかしてて。それは余計じゃねぇの。普通に支援」を表明するだけじゃダメだったのって。

そういうの見てると「ゲイのおじさんて脱ぎたがりなの?」みたいなイメージなっちゃうような気がして。マイノリティの中のサイレントマジョリティではないが、ゲイのおじさんでも「自分の裸をネットにあげたくない人」の方が多いと思うんだけど(裏は取ってない)、そういう人の声ってわざわざ出てこないじゃん。ネットで裸を見せたがる人もいれば「好きな人の前じゃないと脱げない」ていう人も恐らくいるわけじゃん。

でも脱ぎたがりな人たちのそういうのばっかが見えてくる感じだと、ふっつーの、なんかもう着飾って人前で唄ったり、裸の写真をアップしたりしない、もう極めてありふれたふっつーの暮らしがしたいと思ってる人たちからすれば「自分は違うんだけど」みたいな、どうにもモヤモヤするというか、釈然としない気持ちになってんじゃないのかな、と思ったり。

果たしてゲイらしさ(とはなんだ、という話もあるが)をあえて強調することは、当人たちにとってなんか意味のあることなんだろうか。単にアイデンティティの発露(そういうクイアな部分が当人たちの精神的支柱になっているからもはや否定できないとか)なのかもしれないが。ゲイパレード映像に出てくるドラァグの人たちとかを見るたびになんとなく思う。あるいはそういう「おもしろいところ」から大衆に受け入れてもらおうという気持ちなのかもしれないが。それは諸刃の剣であるよな、という気もして。

念のため書いておくけどドラァグとか裸体をアップする人とかに「そういうのやめろ」と言いたいのではない。あの人たちは、それぞれそういう人ってだけのことであって好きにやったらよいと思うし。気になるのはそれを個人の特性と捉えず「mtfは全部ああいう感じの人なんだー」みたく十把一絡げに考えてしまう人が多いのではないかさらにそういった「らしい」部分を無意識に強調してしまうことが当事者の中でも少なくないのではないか? という点。

「そういう人もいるけど、そうでない人もたくさんいる」ていう意識一般的である状態に持っていかないといけないのでは? それにはふっつーの暮らしをしてるlgbtの人たちがたくさんいるってことをちゃんと伝えるべきなのでは、と思う。ところで放送大学番組に出ていたftmの人は、そこらへんにいそうな感じ(失礼)の兄ちゃんだった。「男から女になる」ことの難しさも一つの要因なんだろうな。

余談ではあるが以前からlgbtに対する風当たりの強さを理不尽に感じることが多くて、放送大学のやつがきっかけでなんとなく書いてみたんだけど、しかしこのエントリもまた自分自身の「差別意識」を赤裸々にするんだろうな。それを指摘されたい、という気持ちもまたあるので、ぜひ気付かせてほしい。

2016-06-20

こないだのM捨てで

若者も絶賛!昔の歌謡曲ランキング

みたいなのやってた

一位がジュリーのあああ~あああ~~ってやつだった(タイトル失念

でもサビとかいまいちだしジュリーだったら他にもっといい曲ありそうだけどなあ・・・と思ってしまった

ビジュアルでもろプレスリーパクリっぽい人いたり、ビートルズビジュアルをもろに真似してる人いたりで、でも曲はバリバリ日本の古臭い歌謡曲って感じだったか違和感バリバリだった

ランキングの中で初めて聞いて、いいなーと思ったのは銀河鉄道999だなー

サビはいまいちだけどサビ以外すごく好き

あと関係ないけどタモリのそばに指原がずっといて目障りだった

つーか元プリプリの人がきてたけど、並んでたらどっちが若いかわかんないくらプリプリの人いまでもきれいですごかった

2016-06-11

日本音楽

※ この文章は筆者の伝聞に基づいて構成されているので偏りがあると想われる。

  観測範囲が狭い文です。

  ちなみに以下のふたつのことを教えてくれた人は音楽科の先生に教えてもらったことを

  自分に教えたようだ。


以前、自分に、日本音楽西欧音楽について、こう教えてくれた人がいた。

曰く、

日本人は表でリズムをとるが、西欧は裏でリズムをとる」

と。

自分は『裏でリズムをとる』の意味がわからなかったので、

どういうこと?と聞いてみたら、

ヨーロッパ人は、歌い始めに必ず四分休符とか八分休符をいれてから歌い出す。」

ヨーロッパ人は表でリズムがとれないらしい。

はぁ、そうなんだ。そういえば、そうかも。と納得。


その人が言ってたことで、もう一つ気になること。

曰く、

日本で売れる曲は、カラオケで歌える曲。歌いにくい曲は売れない」

と。

これはSMAP世界に一つだけの花が売れた時期に言われたことで、

音楽ほとんど興味なくて(アニメサントラばかり聞いてた)、

カラオケにもほとんど行ったことなかった自分は、

へぇ、そうなの。

と流していた。




で、最近洋楽も聞くようになったんだけど

確かに洋楽では歌える曲と歌うのには適さない、聞く専の曲も売れてる作品あるなぁ

と感じた。

要は最近アルバムリリースしたRadioheadとか。

売れてるかどうか知らないけどキングクリムゾンとか。


日本では売れたのはYMOぐらい?

歌いにくい曲がぱっと見思いつかない。


カラオケで歌うことを想定していない日本音楽もあると思うんだけど、

なかなか見えないかな、って思う。(最近話題のD.A.Nとかはどうなんだろ?)


歌詞意味重視メロディアスな曲調重視(要は歌謡曲)の日本音楽disってるわけではない。

鼻歌楽しいし。やっぱそういうのが好きっていうのが自分日本人だなあって思うし。

それに、ヨーロッパでもRadiohead歌うためにカラオケ行ってる人いるかもしれないし。


でも、

音楽は聞くもの、というヨーロッパスタンスと、

音楽は歌うもの、という日本スタンス

結構気になるのだよね。

もちろん、これに当てはまらない人も多かろうが。


歌詞意味を考えずに、

声をサウンドとして聞いてる人、創ってる人、日本にどれくらいいるんだろう?

2016-05-25

ある日、youtube自分トップ画面に政治動画が増えた。その理由

youtubeにはgoogleアカウントログインし、定期的にトップページで出てくるおすすめ動画から、興味ないゲーム実況動画ユーチューバー動画静止画ニュース動画を削除してきた。自分なりにトップページメンテナンスして、それなりに居心地良い画面にしてきたつもりだった。

ところが昨日、トップ画面を開くと「マスゾエ」「反日」「韓国の反応」「すごい日本」みたいなネトウヨ政治動画2ちゃんねるまとめブログさらコピーしたような動画が大量におすすめの中に出現していた。

そんな動画、見ることないのにおすすめされてもなあ、と思いつつ、メンテナンスを開始した。

いらない動画マウスオーバーし、出てきたハンバーガーメニュークリック

「興味なし」というポップアップクリック

動画タイルが「動画を削除しました」という白い背景のものに変わったので、その下の「理由を教えてください」をクリック

すると、理由選択肢の中に、

「次の動画に基づくおすすめには興味がない:あの素晴らしい愛をもう一度ライブ)」

というものが出てきた。なんで70年代フォークネトウヨ動画がひもづいているんだ。

別の動画で同じ処理をすると、その動画は「帰らざる日のために いずみたくシンガーズ」に関連するおすすめ動画だった。

そういえば一週間以上前に、この手の古い歌謡曲フォークをまとめて聞いた日があったんだった。

そうか、ネトウヨ動画顧客ってそういう世代だったんだな。

そう思って視聴履歴を全消去した。

2016-05-23

日本80年代歌謡曲の源流は今も生きているか

CDを買わない若者だけど

> たまにテレビで昔のヒット曲を振り返る番組とかやってるの見ると、80年代辺りはいい曲だなって思うのが多い。

> 何でああいう良さが現代に受け継がれてないんだろう。

http://anond.hatelabo.jp/20160523225722

ひとつは、生存者バイアス。長年残って今でも紹介される曲は、優れた作品だけ。

ちなみに、80年代歌謡の流れを汲むアーティストもたくさんいるし、いい曲もたくさん書かれてるけど、テレビオリコンチャートなどの表舞台に登場しない。

まり売れてない。誰もがCDを買う時代じゃなくなったので、少数派が聞く音楽が、市場価値を持たなくなっている。

アイドルとかアニメソングとか演歌とかの固定客がいる音楽のほかは、マイルドヤンキー層に好まれる、誰にでもわかる簡単な歌(EXILE西野カナみたいな)しか売れなくなってるから

逆に、今80年代ニュアンスを徹底的に研究して曲を作っている人は、ゲーム業界とかアニメ業界とかの音楽担当に多い。

あとは、K-POPとか台湾とかタイとか、アジアの各国も日本過去アイドル歌謡を徹底的に研究し尽くして、取り入れてるよね。

アイドルへの職業ヘイト理屈は要するに「女は彼氏セックス断って刺されても自業自得」って事

アイドルは疑似恋愛させてるだの、握手での接触があるからしょうがないだの

なんとも頭の悪い言説まき散らしてますねぇ

それをいうならもうリアルな「彼女」という存在は、疑似でもなく正真正銘の恋愛であり接触し放題なわけで

同意なんていらない強姦されて当然の存在であり、断ることは許されず、刺されても文句を言うなってことですよね

疑似恋愛感情なんて、それこそ女優アーティストなんてAKB以上にあるわけですけどね

広瀬すずあたりが今の旬な女優の卵なんでしょうかね

私のアイドルオタクとしての知識を引っ張り出して、かってにアイドル史を語らせてもらうと

そもそも80年代は一部の歌手以外は大概がアイドルというくくりでしたよ

チェッカーズやら松田聖子やらがそうですよ

そこから90年代に入りアイドルってダサいよねアーティストって言おうね。

歌謡曲じゃなくてJPOPって言おうぜってなったわけですよ。

そこから、ピンの女の子を売る手段がなくなった事務所が作り上げた芸能人成ルート、それが女優の卵ってやつですよ。

からさくらっ子クラブみたいな元アイドルなひとたちが女優やっててもなんら問題ないわけです。

芸能界からすれば女優アイドルも一緒なわけですから

ファンぐらいなもんですよ。おれはドルオタじゃねーって特別ぶるのは。

女優の卵とか言いつつ、演劇学校で力尽けてきましたなんていう人ほとんどいないじゃないですか

ようは女優の卵=アイドルなわけですよ

から世間やらはてなー一生懸命アイドルはだめだよねなんて言いつつ。芸能を消費しているのをみると滑稽ですよ

被差別部落が生まれた経緯は、農民の不満をちらすためにさらに下の立場をつくって

あいつらよりましと思わせるためだったとなにかで読んだ記憶があります

まぁそれが本当かどうかは別として、君らがやってることってこういうことですよね

アイドルというカテゴリーに属している人たちと、それを消費している人たちを下に見ることで

なにか自分立場を表明しているんでしょうね

2016-03-24

http://anond.hatelabo.jp/20160324010421

音楽譜面にすると囲碁みたいなものなんじゃないかと思う。

音楽に詩を乗せて歌をうたうのは歌謡曲で、文学音楽を同時に聞いてるようなものだと思う。

2016-03-03

http://anond.hatelabo.jp/20160303130556

検索能力が足りないな。

パヤパヤ昭和40年代の日本歌謡曲によく使われたフレーズで、スキャットという特に意味のない台詞

(ジャズなどで使われるシュビドゥバなどがその代表)

だが歌謡曲では、時代の風潮を反映して、「浮かれたイメージ」を表現するフレーズという印象が強かったようだ。

要するに浮ついた、頭がお花畑だというニュアンスで使ったのだろう。どんだけ古い人だよ。

2016-02-22

恋愛至上主義恋愛から解放

恋愛なんかしなくていいのです。しようとしちゃダメ

増田さんのダイアリーを読んでいて思わずそう叫んでしまった。

増田さんは恋愛をしたいのではなく、恋愛ができる人間になりたいのではないでしょうか。

本当は一人でいたいのではなりませんか?

でも恋愛しないと普通に見られないという世間から視線を過剰に気にしている。

ここのコメには、もっと頑張れ、ああしろ、こうしろそうすれば彼女なんてすぐできるなどと上から目線指導して、でも甚だいい加減な言説を振りまいて悦に入っている。さら増田さんを再び恋愛戦争に放りこもうとしている。

これは酷いいじめに遭って「もう死のう」とまで思いつめている子に、がんばれ逃げるなと無責任なこと言っていじめっ子のいる学校に押し戻そうという非道行為と一緒だ。

増田さん、恋愛をしないと半人前みたいな世間流言など真に受けてはいけません。

そもそも恋愛出来ない人は普通じゃないなんて誰が決めたの?

恋愛をしないと半人前みたいな間違ったプロパガンダなど信じてはいけません。

江戸時代中期の江戸男性の約50%は一生恋愛結婚もできなかったそうです。

そして近い将来日本もそうなるという推計があります

自由恋愛普遍真理ではありません。

自由恋愛一般化されたのはごく最近です。

最近まで結婚相手は親が決めていたのです。

80年代直前までは見合い結婚ポピュラーでした。

紹介されたらそのまま結婚まで一直線。

他の男に目移りするのはふしだらとされていた。また今みたいなイケメンブームもなかった。目の前の男性が正当に評価される環境だったので男が無慈悲に振られるケースはまれだった。

バブル崩壊前後

女の男を見る目が厳しくなった。

トレンディドラマ雑誌が「素敵な恋愛」という毒々しいライフスタイル幻想をばらまいたからです。

恋愛対象イケメン以外ありえないという間違った恋愛観が世に広まり、嘘にまみれた胸キュンドラマ映画によって胸焦がす恋愛ができないのは欠陥人生などという誤った認識一般化された。

でも、ほんの数十年前まで結婚相手は親が決めていた。

好きな相手恋愛するなんてふしだらでインモラルな逸脱行為だった。

恋愛上手な男なんて30年くらい前だったら女の尻ばかり追いかける色狂いの遊び人と批難されたの。

から恋愛することは別に当たり前じゃない。

一生童貞でもいいじゃない。

おそらく一生独身であろうルパン三世ドラゴンボール亀仙人も不幸に見えない。むしろカッコイイ。彼らが恋愛始めたらキャラ死んじゃうよ。

恋愛しなくてもかっこいい生き方しようよ

以下、コピペですが、増田さんに贈る言葉です。

愛だの恋だのと血道をあげるのはやめようぜ、ということだ。みんながみんな、死んでもいいような怒濤恋愛なんかしてるわけじゃないし、できるわけでもない。それなのにテレビドラマ歌謡曲映画ロック漫画女性誌に中年向け新聞連載小説まで、ありとあらゆるメディアが総動員されて、そういう恋愛がだれにでも可能で、それどころかそれをしないやつは人生の敗北者で、それを体験しないやつは人生をフルに生きていなくて、愛あるセックスをするとアダルトビデオみたいなすげーセックスができるかのようなプロパガンダが流されているけれど、でもそんなのウソだし、おかげでいろんな人が劣等感に悩まされて、「本当の」愛とかを探して無駄時間と労力を費やしていて有害ですらある。さらセックス結婚にまでそういう怒濤の愛が要ることになってきて、そういう才覚のない人間はひたすら孤独に生きるしかないことになる。もちろん、恋愛できる人間はどんどんしてもらって構わない。でも、できない人はそんな無理しないでもよいではないの、ということ。

山形浩生(『CUT』2001 年 5 月)より

この山形氏は昨年、資本主義に対して大きな波紋を投じ議論喚起したトマ・ピケティの「21世紀の資本」の訳者です。彼は強者けがいい思いをする今の恋愛至上主義にも疑問を持っています

現代は冷酷無情な恋愛資本主義

1%のイケメン金持ち、小賢しいチャラ男けが社会の80%の女を手に入れる。残りの99%はわずかな20%を奪い合っている。

恋愛面でいい思いをするのは一部の恋愛富裕層だけ。実に不公平恋愛至上主義社会

こんなバカげた世界いつまでもいる必要はない。

非モテはいくら頑張ってもキモいだのまだまだ努力が足りないだの非難されるばかりで

いくら頑張っても恋愛など夢のまた夢。だったら夢のままでいいじゃない。

女は月のようなもの

月面に到達してもクレーターばかりの荒涼とした景色しかない。

空で輝いているのを薄目でぼんやり愛でていればよいのです。

anond:20160220112047

2016-01-08

http://anond.hatelabo.jp/20160108100757

どうしようもない歌謡曲を無理やり合唱しろっていうんだからそうするしかないよな

2015-11-15

アイカツ!楽曲元ネタ探しをしてみよう

(思ったより反応をいただけたので少し追記しました。2015-11-16)


バンダイが展開する女児向けアーケードゲーム/アニメアイカツ!

アイカツ!はいわゆる「音ゲー」の一種で、トップスボトムスシューズアクセサリーの4種のカードを組み合わせてコーディネートし、オーディションという名のリズムゲームクリアしてお仕事をゲットしていくという仕組みだ。

当然、豊富なバリエーションオーディションステージが用意されるため、アイカツ!では年間20曲以上の楽曲が生まれている。

その楽曲の特徴は、キャラクターの声優とは別に歌唱担当が存在すること(STAR☆ANIS、AIKATSU☆STARS!など)、とにかくジャンルの幅が広いということ、そして“攻めてる”楽曲が多いということだ。

アイカツ!の立ち上げにはスーパーバイザーとしてアイドルにも造詣が深いアニメ監督水島精二氏が関わっており、音楽制作については別のエントリを参照してほしい。

アイカツ!における水島スーパーバイザーの仕事について - Togetterまとめ

そして幅広いジャンルで攻めるという場合、楽曲の発注では、そのジャンルの先達の楽曲を参考にすることが当然多くなる。

特に水島氏はそこのイメージが具体的だったようで、アイカツ!の初期の楽曲は「何を参考にしたか」が比較的分かりやすい。

そこで、今回はアイカツ!の初期の楽曲を中心に、その元ネタ探しをしてみようと思う。(あくまで推察なので的外れなものもあると思う)


アイドル活動! 作詞 - uRy / 作曲・編曲 - 田中秀和MONACA)(YouTubeリンク)

アニメ主題歌にこそなっていないものの、アイカツ!の原点ともいえる曲で、ゲームの企画段階の初期に作られたものだ。

アイドル」というテーマの基本となる王道の曲であることから、当時の最も有名なアイドルグループを参考にしただろうことは想像に難くない。

明言はされていないものの、曲を聴いたイメージからおそらくAKB48ヘビーローテーションを参考にしただろうと推察できる。

【MV】 ヘビーローテーション / AKB48 [公式]

硝子ドール 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 帆足圭吾(MONACA)(YouTubeリンク)

アイカツ!で最も人気があると思われる曲で、YouTubeでの再生数が350万を超える化け物である

いわゆる「メタル」であり、生粋のアイドルオタクである水島氏がBABYMETALを意識しただろうと考えることもできるが、

この曲はアイドルが歌うメタルというわけではなく、普通にかっこいいメタルなので、ベビメタ元ネタというには少し安易すぎる。

フルバージョンでは1分を超えるキーボードギターソロがあり、「ベビメタみたいにしてください」という発注だけではこの曲は生まれていないのではないか。

実は、この曲については元ネタが明言されている。

吸血鬼キャラを演じているユリカが歌う「硝子ドール」は特別にエッジのきいた楽曲ですが、あれも“NIGHTWISH”というオペラ風に歌いあげる女性ヴォーカルヘヴィメタルバンドを参考にしています。 」

VOL.14 監督:水島精二 インタビュー│クリエイターズ・セレクション│バンダイチャンネル

Storytimeという曲を聴けば、なるほどと納得していただけるかと思う。

NIGHTWISH - Storytime (OFFICIAL MUSIC VIDEO)

(追記:DREAM THEATERっぽいとの意見もあるが、それは作曲の帆足圭吾氏がDREAM THEATERの大ファンである影響かと思われる)

DREAM THEATER - Forsaken (Official Music Video)

Growing for a dream 作詞 - 小内喜文 / 作曲 - 今井ひろし / 編曲 - 小澤正澄(YouTubeリンク)

硝子ドールで触れたインタビューにおいて水島氏は

「最初のうちは「アヴリル・ラヴィーンのようなポップスで」とオーダーしても、どこか抑えてしまうので、「存分にお願いします」と言うのも僕の仕事になりました。 」

と発言している。つまり、アヴリルのようなポップスアイカツ!の楽曲にあるのだということになるが、自分の考える限りではこの曲が最もアヴリル・ラヴィーンに近い。

もちろん没になった可能性もある。(例として、2年目に登場するDance in the rainという曲は実際にはかなり初期に制作されていた)

Avril Lavigne - Girlfriend

Angel Snow 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 田中秀和MONACA)(YouTubeリンク)

アイカツ!アイドルテーマであることもあり、実際のアイドルイメージしたような曲がいくつか見られるのも特徴のひとつだ。

こちらの冬っぽい曲もおそらくそのひとつで、自分の考えでは広末涼子なのではないかと思う。

広末涼子の「MajiでKoiする5秒前」は、ケンタッキーのCMでいつのまにか冬のイメージになってしまった竹内まりやが作曲している。

広末涼子 『MajiでKoiする5秒前』

fashion check! 作詞 - uRy / 作曲・編曲 - 石濱翔(MONACA)(YouTubeリンク)

ピチカート・ファイヴや初期のcapsuleイメージするようなキュートな「渋谷系」っぽい曲である

そのまま渋谷系っぽいオーダーで制作されたのかな、とも考えられるが、MVを見ると元ネタはなんとなく松浦亜弥の「ね〜え?」かもしれないと思った。

小さな箱の中で踊るというイメージが「ね〜え?」のMVと似ているかである

しかも、「ね〜え?」は編曲がピチカート・ファイヴ小西康陽(作曲はつんく♂)ということもあり、渋谷系から外れてはいないのだ。

松浦亜弥 - ね〜え?

ダイヤモンドハッピー 作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 石濱翔(MONACA)(YouTubeリンク)

アニメの2番目のOPテーマで、主人公いちごとあおいと蘭の3人によるユニット「ソレイユ」の持ち歌というのもあり人気の高い曲。

疾走感のあるスカパンクです。 - 水島精二

(徳間書店アニメージュ2013年8月号より)

こちらも元ネタが明言されている。

KEMURI 「PMA (Positive Mental Attitude)」 Music Video (SKA BRAVO Version)

戸松 遥「Q&A リサイタル!」 iTunesリンク

同じ地球のしあわせに 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 高田龍一(MONACA)(YouTubeリンク)

音ゲーにしてはかなりスローな曲で、おそらくアイカツ楽曲で最も遅いのでは。

エンヤ(アイルランド出身の歌手)っぽい壮大な感じがほしいとの要望で取り組んだ曲です。 - 水島精二

(徳間書店アニメージュ2013年8月号より)

Enya - Only Time (Official Music Video)

Take Me Higher 作詞 - 只野菜摘 / 作曲・編曲 - 永谷喬夫(YouTubeリンク)

神崎美月、一ノ瀬かえで、藤堂ユリカの3人によるユニットトライスター」の持ち歌。

アニメでは、トライスターの結成にあたってメンバー選抜オーディションが行われ、物語上の重要な転換点で登場する曲である

STAR☆ANISとの雑談で「難易度の高い曲が歌いたい」って話が出て。ならばKalafinaのようなハモリが絡み合う感じがいいかなと。 - 水島精二

(徳間書店アニメージュ2013年8月号より)

Kalafina 『Magia』

prism spiral 作詞 - uRy / 作曲・編曲 - 田中秀和MONACA)(YouTubeリンク)

アイカツ!内に登場する近未来テーマブランドフューチャリングガール」をイメージした曲。

いわゆるテクノポップな感じの曲なので、Perfumeイメージなのかな?とは思うけれど、正直全くわからない。

2年目にもstranger alienというprism spiralの後継とでもいうべきテクノポップな曲が登場するが、単純にコンセプトから結果的にそうなっただけなのかもしれない。

(2015-11-19追記:prism spiralはどっちかっていうとハウスだろ、とお叱りを受けた。それは確かにそうかもしれない。stranger alienに引っ張られすぎて見失っていた。

 大変申し訳ない。そして指摘とかほかにあったらどんどんしてほしい、というかむしろ自分より音楽の詳しい人にどんどん楽曲を分析してほしい)

Perfume「ポリリズム」

wake up my music 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 岡部啓一(MONACA)(YouTubeリンク)

これに関してはちょっと楽曲からズレた話になる。

かつて一世を風靡したレジェンドアイドルユニットマスカレード」の代表曲となる1曲で、

アニメでは「懐メロライブガールオーディション」で「懐メロの曲」として、いちごとあおいがカバーすることになる。

そして、マスカレードピンクレディーモチーフにしているユニットだと思われる。

僕的にはピンクレディー。それこそ社会現象を起こしたアイドルイメージです。 - 木村隆一

徳間書店アニメージュ2014年7月号より)

僕のイメージでは、マスカレードピンクレディーなので、キャンディーズくらい人気のライバルがいたんでしょう。 - 木村隆一

徳間書店アニメージュ2014年8月号より)

けれども、曲のイメージとしてはピンクレディーっぽい感じはとくにないので、そこまでは意識してはいなかったのだろう。

その代わりに、面白い仕掛けとして、この曲のメロディーアニメの初期からBGMとして頻繁に使われており、女児にとっても「懐かしい」感じに聞こえるような工夫が為されている。

Thrilling Dream 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 石濱翔(MONACA

ドラマ「オシャレ怪盗スワロウテイル」のオーディションステージの曲。

ジャジーな曲で、怪盗がテーマなことからおそらくルパン三世を意識したところがあるのだと思われる。

スワロウテイル」はかつてマスカレードが出演していたドラマだったのを考えると、「ペッパー警部」も念頭にあったのかもしれない。

余談だが、現在放映中のルパン三世シリーズの監督はアイカツ!1年目にも深くかかわり、劇場版アイカツ!で監督も務めた矢野雄一郎さんである

「ルパン三世」オープニング映像

マジカタイム 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 高橋邦幸(MONACA)(YouTubeリンク)

これまた面白い曲で、はっきりと元ネタが存在する曲である

いわゆる「サンプリング」であり、クラシックの名曲が使われているのだ。

チャイコフスキー作曲「くるみ割り人形」より「行進曲」のメロディーが使われている。

くるみ割り人形より「行進曲」(DTM)

KIRA☆Power 作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 石濱翔(MONACAYouTubeリンク

はっきりと元ネタがあるわけではないが、「EDM」「ダブステップ」をキーワードに制作されたことが明言されている。

「KIRA☆Power」は、ダブステップという攻撃的なサウンドの音楽ジャンルを取り入れた、かなり攻めている曲です。

ダブステップのように旬なサウンドは、あとで遅れてやるとダサイので、「やれるうちにやっておこう」と思いました。 - 石濱翔

(学研「アイカツ!オフィシャルコンプリートブック」より)

輝きのエチュード 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 石濱翔(MONACA)(YouTubeリンク)

劇場版アイカツ!で、いちごが歌うことになる1曲。

映画でいちごが出会うことになるシンガーソングライター・花音がいちごのために作った曲だ。

アイドルシンガー。異なるタイプの2人が出会い、新しい何かが生まれる。そんなストーリーを描きたかった。下敷きになっているのは、1980年代アイドルの歴史の転換点です」

制作陣が、80年代と現代をつなぐイメージとして共有したのが、あの名曲「赤いスイートピー」だった。そして、当時トップアイドルへの階段を駆け上がっていた松田聖子さんが歌うこの楽曲こそ、木村さんの言う「アイドルの歴史の転換点」だった。

アニメ「アイカツ!」に隠された80年代フレーバー 〈AERA〉|dot.ドット 朝日新聞出版

さらに、花音のイメージ赤いスイートピー作曲者でもある松任谷(荒井)由実であるとも発言している。

ユーミン(松任谷由実)がイメージなので、フォークシンガーと言ってもいいかな。フォーカツ!ですね。」 - 木村隆一

(徳間書店アニメージュ2014年10月号より)

松田聖子「赤いスイートピー」iTunesリンク

チュチュ・バレリーナ 作詞 - 只野菜摘 / 作曲 - 石原理酉 / 編曲 - 成瀬裕介(onetrap)(YouTubeリンク)

アイカツ!3年目の2つ目のEDテーマであり、氷上スミレと黒沢凛が組むユニットダンシングディーヴァ」の持ち歌である

ダンシングディーヴァ」のイメージはSPEED。スミレが歌って、凛が横でダンスしている感じがカッコいいんじゃないかと思いました。 - 木村隆一

徳間書店アニメージュ2015年6月号より)

Steady (SPEED)

恋するみたいなキャラメリゼ 作詞 - 辻純更/ 作曲・編曲 - 石濱翔(MONACA)(YouTubeリンク)

コード進行などがとても渋谷系っぽい。

ではなぜ渋谷系なのか。それは、このステージが「レトロクローバー」というブランドイメージしたものであるところにヒントがありそうである

60~70年代レトロフィーチャーなテイストイメージしました。参考にしたのは、ツイッギー(英国の女優、モデル、歌手)のファッション。 - 中屋有貴(バンダイカード事業部

徳間書店アニメージュ2015年6月号より)

華奢な体形からツイッギー(小枝)の愛称で呼ばれ、(藤原みやびが履くのをためらった)「ミニスカート」で話題になったツイッギーから着想を得ている。

そして、ツイッギーといえば連想するのがピチカート・ファイヴの「トゥイギー・トゥイギー」、繋がった。(ただのこじつけ

U-MV053 - Pizzicato 5 - Twiggy Twiggy

薄紅デイトリッパー 作詞 - オノダヒロユキ / 作曲・編曲 - fu_mou(YouTubeリンク)

大和撫子ブランド「桜色花伝」をイメージした曲で、とても和風。

近年よく耳にする「和ロック」な曲であるといっていいだろう。和ロックの出自についてはよくわからないが、「凛として咲く花の如く」「千本桜」などがよく挙げられるようだ。

紅色リトマス「凛として咲く花の如く」iTunesリンク

『初音ミク』千本桜『オリジナル曲PV』

フレンド 作詞 - やまだ麻美 / 作曲 - 山崎佳祐 / 編曲 - 南田健吾(YouTubeリンク)

何を意識して作られたのかはわからないけど、この多幸感がなんかすごい「っぽいな」と思ったので貼りたくなっただけです。

岡村靖幸「だいすき from エチケット」

タルト・タタン 作詞 - 只野菜摘 / 作曲・編曲 - NARASAKI(YouTubeリンク)

氷上スミレの持ち歌で、懐かしの歌謡曲を思わせるような不思議な1曲。

Winkっぽい。音楽理論とか全く詳しくなくてほとんどイメージこじつけてるので公式ソースがあるの以外は参考程度に考えてください。

淋しい熱帯魚(M.V.) / Wink

最後に

アイカツ!にはほかにもたくさん良い曲がある。ロカビリーな曲や映画音楽のような壮大なもの、80年代ディスコ風、渋谷系テイスト……とにかく幅が広い。

自分の好みの曲が必ずひとつは見つかるだろう、というくらいいろいろやっている。

そして、ときどき思わぬ人が楽曲提供をしていてびっくりすることもある。(NARASAKI浜渦正志、ミト(クラムボン)、ナカノモリアヤコ、Kensuke ushioなど)

そんな楽曲を女児たちが聴いて成長すると思うと、音楽の未来は明るいなあと思ったりもする。

アイカツ!の○○みたいな曲ってなんていうジャンルなんだろう、と掘り下げたり、○○みたいな曲が作りたい、と作曲に手を出してみたり、

そんな楽しみ方もできるのもアイカツ!の魅力のひとつではないかなあと感じているわけである

2015-02-24

中年男性です。音楽には詳しくありません。

1980年代、僕が子供のころ歌謡曲きらきらと輝いていました。

田舎小学生だった僕にとって、歌は外の世界のものでした。

そのころ田舎にもあったローラースケート場には、光ゲンジの曲がかかっていたと記憶しています

父に連れて行ってもらったのですが、1940年代まれの父がひどく年取っているように見えました。

ここから出れば、歌詞にあるような世界に飛び込んでゆける、子供の僕はそう思いました。

1990年代、僕は青年になり普通にメガヒットを消費していました。

その時思ったことは、「もう80年代じゃない」ということでした。

そのうち歌謡曲はJpopと呼ばれるようになりました。

僕は無邪気さをやや失いましたが、それでもまだ、歌にうたわれる世界がどこかにあるような気がしていました。

2000年代はじめころ東京、深夜のコンビニの有線でヒット曲を知りました。

流行っているもの仕事帰りに立ち寄るコンビニで流れていました。

2000年代後半、僕はiPodを持ちました。

初めてブロードバンド契約をするときにオマケでついてきました。

その時のiPodはすでに天寿を全うしました。

今は初代iPodに入っていた2000年付近音楽と、2010年以降に追加されたわずかな音楽が、僕とともにあります

もう何が流行っているのか、カラオケで何を歌うべきだとか、そんなことを考えなくていいのだなと思うと、ちょっと気楽な気分になるのです。

2015-01-27

まつたけロートルなので無視してフックブックローを見よう あるいは 折笠富美子は大天才

【要点】折笠富美子天才だと思うのですが声オタの皆様はどう評価してるんでしょうか

カリスマアルファイッタラの人が過去遺物らしく過去遺物称揚しているのに群がって嬉々としてブクマするロートルどもよ。

ハッチポッチはもう終わったんです! 目を覚ましてください! いまやってるのは「フックブックロー」なんです!

フックブックロー 上を向いて歩こうアカペラ - Youtube https://www.youtube.com/watch?v=appAk_yb0B0

■■見よう■■偉大なるハッチポッチが、王様ダンス☆マンの流れをくんで過去洋楽ロック&ポップパロディであり元ネタ愛とセンスに重点を置いていたのに対し、フックブックローも同じくカバーは多めなんだけど、センスではなくて「うたごころ」をものすごく重視してる。悪く言えば歌謡曲的、良く言えば洋楽翻訳としての本来歌謡曲的な性格を持っている。これはPが元8時だョ全員集合の人からメタルヒーロー作詞の人に変わったのが大きい。のかな?■■レコーダアーもある■■

で、何が素晴らしいってザ・ニュースペーパーのお兄さんもいいんですが、ヒロイン野辺留しおり役の、折笠富美子の歌がとんでもなく素晴らしいんだなあ。

フックブックロー亜麻色の髪の乙女 - Youtube https://www.youtube.com/watch?v=xHfr2CB8cOI

▶ fookbookrow.no.5 恋はみずいろ - Youtube https://www.youtube.com/watch?v=GR2u6R62NyE

ソロも素晴らしいし、ハーモニーの中でキーとなる時も素晴らしい。突出した個性は間違いなくあるんだがコーラスの中では調和している。おにいさんと長母音が重なって倍音が揺れるところとかたまんない。言ってしまえばいわゆる「アニメ声」「声優歌唱」の典型なのだが(花澤香菜とか多大に影響受けてると思う)、このパペットに合わせられるとそれはうたのおねえさんになってしまって全く嫌味がない。

素晴らしい素晴らしい連呼主観的すぎるので、基準を出すよ。
フックブックローに出てくる猫が浦嶋りんこで、浦嶋りんこと互角に歌えるということは吉田美和と互角ということで、つまり折笠富美子は世が世ならミリオン級の大天才。以上証明終わり。

んで、いまさらながら気づいたんだが、おれはずっと折笠富美子の歌が好きだったのだ。貼る。

▶ お散歩協奏曲 ~ 苺ましまろ - Youtube https://www.youtube.com/watch?v=XaHaO3yJ9AI

さいこう。おれの中でいまだにアイドル(非プロパーラップの頂点。

たぶん、折笠富美子の何がうまいのかというと、タイムなんだな。リズムへの歌の乗せ方が段違いにうますぎる。だからラップが映える。

ていうのは、このあたりのライブを見るとよく分かる。三連も裏も自由自在なの。

Live Open Sesame Vol.1 Digest(折笠富美子+渡辺剛+坂上領+伊達弦) - Youtube https://www.youtube.com/watch?v=ER9m14Z1AF8

どんどん貼るよ。

ぱにぽにだっしゅ! OP1 黄色いバカンス - Youtube https://www.youtube.com/watch?v=R9z6l13RNbg

あたしンち カラオケ天国 full - Youtube https://www.youtube.com/watch?v=B8O2eD_SWwo

明日のナージャ - Etude - Youtube https://www.youtube.com/watch?v=14-S08IFNo0

キン肉マンII世 - Rinko, Tamaki & Keiko's Theme - Go, My Boy! - Youtube https://www.youtube.com/watch?v=lGtlRod99XM

▶ chAngE/朽木ルキア - Youtube https://www.youtube.com/watch?v=9ccbNmEAi2Y

さいこう。下の2つはあんまり好きでもないんですがなにこれ器用すぎる、という意味で。DISSるつもりはないんですが、安直バラード歌わせるより、ぜったいビートのはっきりしたブラックラテン寄りの楽曲の方が合うのに、そういうのが少なすぎる。音楽業界無能

もうお分かりでしょう。結論折笠富美子は大天才

あ、冒頭の「声オタの〜」は煽りでも何でもなく、自分が声オタじゃないのでそのへんから評価ってどうなんだろうなー、と単純に知りたかったので。ライブ映像見ても、すごく小さなカフェっぽいのしか見つからなかったし、いわゆるホールドームでやる「声優ライブ」的なシーンでは名前見たこと無いし、こんなに歌上手いんだからそれでも評価はされてんのかなー、と。

総括! ディスコグラフィ的に振り返ると、00年代後半の苺ましまろぱにぽにだっしゅの流れのころ、もっと音楽業界に見る目があれば……というのが残念でならないが、ここでNHK教育フックアップして変形うたのおねえさんとして日本中の幼児とお母さんを虜にしているので良しとしたい。ただしNHK教育フックブックローアルバムiTSで1枚だけしか出してないうえ、1曲250円売りでしか出してないことだけはゆるさねえ。

https://itunes.apple.com/jp/album/nhkfukku-bukku-ro-pa-ttopati!/id933586091

2014-12-22

http://anond.hatelabo.jp/20141222021910

歌詞の内容を吟味する以前に聞き取るのが難しい。

「ニシヘヒガシヘ」(古い)なんか「ニシヘヒガシヘ」しか聞き取れないしね。

同じような売れ線歌謡曲レミオロメンの巻き舌系の歌い方でなに歌ってるのか分からない。

桑田佳祐もよくわからんし、もしかしたら本当にみんな歌詞の内容なんかどうでもいいと思ってるのかもしれない。

あとミスチルというか桜井メロディ歌詞モーラ数を合わせるということをしないよね、ということを思い出した。

2014-06-16

最近ポップスの駄洒落みたいな歌詞なんなの?

具体的な名前は挙げないが、ポップスしろロックしろボカロしろ

うまいこと言葉を掛けてあるほどいい歌詞、みたいな風潮がある

「俺今うまいこと言っただろ?」的なドヤ感が半端ない

このドヤ感は日本歌謡曲がもともと持っていた叙情性や文学性を阻害するものだと思う

もともと日本歌謡曲には韻を踏む文化はなかったのである

mcATはヒップホップの韻を踏む文化オヤジダジャレのようで日本

Jpopにはそぐわないと考え、あえて韻を踏まなかったと語っている

だがJラップの本格的な普及によりうまく韻を踏み、言葉を掛けることがクールとされるようになり

その文化ロックポップスに輸入されてきたのではないだろうか

だが私のような古い人間には、若者たちが韻を踏んだり整いました!的なうまいこと言ってる歌詞を聞くと

酔っぱらいおやじダジャレを言ってドヤ顔しているようにしか受け取れないのである

2014-03-11

http://anond.hatelabo.jp/20140308135704

ボーカロイドってテストコードに声のせるのがいちいち発声しなくてもいいってモデルだったんじゃない?

あれで歌謡曲つくろうとかいものでもなかったんじゃないかな。

ものづくり的にだと、仮縫いが自動で出来るって機械がでたみたいなもの

その例で思いついたけど、Excelやmspaintでアートを描く人が出てきたと思ったら真似する人がたくさん現れて、あれよあれよという間に一大ジャンルになってしまった、みたいな状況に近いかもしれない。

2014-03-08

http://anond.hatelabo.jp/20140307164501

ボーカロイドってテストコードに声のせるのがいちいち発声しなくてもいいってモデルだったんじゃない?

あれで歌謡曲つくろうとかいものでもなかったんじゃないかな。

ものづくり的にだと、仮縫いが自動で出来るって機械がでたみたいなもの

仮縫い状態で商品化できるじゃん、自動製品できちゃうじゃんみたいな感じで

なんか見た目には「もうちょっと努力したらちゃんと製品化できそう」に見えるラインボカロサウンドが

「完成」として世に流れてるのが、お気に入りブランド服を仮縫い糸つきのまま着て町を歩いてる

気恥ずかしさみたいなのがあるのかなあみたいな。

服の型だけつけた布をさらして「ミュージシャン」きどりの痛い人もでてきたりとか

抜いた形を自動で服にまで整形してくれるものから、おもったことそのまま抜いて

痛い歌詞になったりとかしてるのかなあと思ったりもするかもしんないみたいな。


ディーゼルエンジンもひどい排ガス撒き散らして走るけど革命的な機械だったとおもうし

ボカロもまだひどい程度かもしれないけど、目的を「歌謡曲作成する」にさだめて

需要研究が進めば、そのうちよくなるんじゃないかなとか思ったりはするかも。

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